JP2004351239A - 反応液循環式準好気性埋立処分方法 - Google Patents
反応液循環式準好気性埋立処分方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004351239A JP2004351239A JP2003148447A JP2003148447A JP2004351239A JP 2004351239 A JP2004351239 A JP 2004351239A JP 2003148447 A JP2003148447 A JP 2003148447A JP 2003148447 A JP2003148447 A JP 2003148447A JP 2004351239 A JP2004351239 A JP 2004351239A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leachate
- landfill
- waste layer
- landfill waste
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
【課題】浸出水を還流する埋立廃棄物層において有害物質を変化させるとともに、内部貯留の有無に関係なく埋立廃棄物層の全体を浄化することができる反応液循環式準好気性埋立処分方法を提供する。
【解決手段】埋立廃棄物層3の浸出水を集排水管5で集水し、集排水管5から排出する浸出水を浸出水調整槽13に貯留し、浸出水調整槽13に貯留する浸出水を散水手段の供給ポンプ14、送水管15、散水口16で埋立廃棄物層3に還流し、浸出水調整槽13に薬剤として酸化剤、塩基、微生物培地を形成する養分、溶媒、キレート剤の少なくとも何れかを供給し、埋立廃棄物層3に還流する浸出水に伴って前記薬剤を埋立廃棄物層3に供給する。
【選択図】 図1
【解決手段】埋立廃棄物層3の浸出水を集排水管5で集水し、集排水管5から排出する浸出水を浸出水調整槽13に貯留し、浸出水調整槽13に貯留する浸出水を散水手段の供給ポンプ14、送水管15、散水口16で埋立廃棄物層3に還流し、浸出水調整槽13に薬剤として酸化剤、塩基、微生物培地を形成する養分、溶媒、キレート剤の少なくとも何れかを供給し、埋立廃棄物層3に還流する浸出水に伴って前記薬剤を埋立廃棄物層3に供給する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は反応液循環式準好気性埋立処分方法に関し、準好気性埋立処分場の埋立廃棄物層において汚染物を分解して早期に安定化する技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、廃棄物の埋立処分工法として採用事例の多い準好気性埋立処分場としては例えば図3に示すものがある。この準好気性埋立処分場は埋立地の埋立基礎地盤1に遮水工2を施工し、遮水工2の上方に廃棄物を埋め立てる領域を形成し、この領域に埋立廃棄物層3を形成するものであり、遮水工2は粘土層や遮水シート等からなるもので、降水等に由来する浸出水が埋立地基礎地盤1へ浸透することを防止するものである。この廃棄物を埋め立てる埋立領域と非埋立領域の境には双方の領域を隔てる堰堤4を設けており、さらに埋立領域は区画堤(図示省略)によって域内を複数に区画する場合もある。
【0003】
遮水工2の上部には集排水管5を配設しており、集排水管5は下流端が堰堤4に形成した集排水ピット6に連通している。集排水管5は浸出水を排出するためのものであり、その構造は種々のものがあるが、ここでは有孔管7の周囲を栗石8で覆った構造をなす。埋立廃棄物層3の所定位置には埋立廃棄物層3で発生するガスを外部へ排出するためにガス抜管(空気竪渠)9もしくは栗石10を内部に積み上げた蛇かご11を配置している。
【0004】
集排水ピット6には排水ポンプ12を設けており、集排水ピット6に流入した浸出水を排水ポンプ12で浸出水処理施設の浸出水調整槽13に送水する。浸出水調整槽13に貯留する浸出水は浸出水調整槽13に配置した供給ポンプ14で埋立廃棄物層3に還流させ、一部を浸出水処理施設に供給して処理する。
【0005】
この構造では集排水管5によって浸出水をできるだけ速やかに埋立地の系外へ排除する。また、廃棄物の微生物分解によって発生した熱で埋立地内の温度が上昇して内部温度と外気温度との差により熱対流が生じ、この熱対流で空気(酸素)が集排水管5を通って埋立廃棄物層3へ導入され、空気を取り込むことによって埋立廃棄物層3の中に好気性の微生物環境を形成する。また、集排水管5に接続するガス抜管9または蛇かご11によって空気を埋立廃棄物層3へ導入して好気性領域を増加させる。さらに、浸出水を埋立廃棄物層3に還流させることによって微生物の集積を図り、埋立廃棄物層3の浄化機能を増進して微生物の活性を高めて埋立地の早期安定化を促進する。
【0006】
この種の埋立処分方法に係る先行技術文献としては特許文献1および2がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−57439号公報
【0008】
【特許文献2】
特開平10−76236号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記した循環式準好気性埋立処分場においては、集排水管5に接続するガス抜管9または蛇かご11によって空気を埋立廃棄物層3へ導入して好気性領域を増加させており、特許文献1では、埋立処分場内に竪方向に送気管と排気管を設け、ガスと空気の圧力差を利用することで動力を使わずに吸気と排気を同時に行い、酸化性ガスまたは塩基性ガスを吹き込むことで廃棄物層に含まれる物質を変化させている。
【0010】
しかし、埋立廃棄物層3に浸出水の内部貯留がある場合には、吸気した空気は内部貯留の水面より上方にしか浸入せず、内部貯留の水面下が嫌気的領域となる。また、埋立廃棄物層3は基本的に不均質な構造であり、一般的に廃棄物の種類は単一でなく、単一である場合でも廃棄物の粒度、粒径、粒形、含水率、硬さに分布が存在し、不均一な性状である。このため、空気の流れに短絡経路ができ、空気が行き渡らない領域ができる。
【0011】
また、上記した構成では、浸出水の還流によって微生物の集積を図るとともに、埋立廃棄物層3の廃棄物を洗い出す効果を得ることで、処分場の早期安定化を図っている。特許文献2においても回収した浸出水を廃棄物層の上部から散水している。
【0012】
しかし、浸出水散水によってある程度の洗い出し効果は期待できるが、廃棄物層に含まれる物質は変化せず、水溶性の低い物質は洗い出されない。また、上記したように、埋立廃棄物層3は基本的に不均質な構造であり、還流した浸出水や雨水の浸透水は特定の経路(水みち)しか流れず、浸透水に晒されない領域ができる。
【0013】
本発明は上記した課題を解決するものであり、浸出水を還流する埋立廃棄物層において有害物質を変化させるとともに、内部貯留の有無に関係なく埋立廃棄物層の全体を浄化することができる反応液循環式準好気性埋立処分方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明の反応液循環式準好気性埋立処分方法は、埋立廃棄物層の浸出水を浸出水集排水管で集水し、浸出水集排水管から排出する浸出水を浸出水調整槽に貯留し、浸出水調整槽に貯留する浸出水を散水手段で埋立廃棄物層に還流する循環式準好気性埋立処分方法において、浸出水調整槽に薬剤として酸化剤、塩基、微生物培地を形成する養分、溶媒、キレート剤の少なくとも何れかを供給し、埋立廃棄物層に還流する浸出水に伴って前記薬剤を埋立廃棄物層中に供給するものである。
【0015】
上記した構成により、酸化剤、塩基、微生物培地を形成する養分、溶媒、キレート剤等が埋立廃棄物層に還流する浸出水に伴って埋立廃棄物層中に浸透することで、従来の浸出水のみでは困難であった廃棄物層に含まれる物質が変化するものであり、埋立廃棄物層に酸化剤、塩基が浸透して有害物質の分解を促進し、可燃性ガス、硫化水素等のガスの発生を抑制し、埋立廃棄物層に微生物培地を形成する糖類等の養分が浸透して微生物の蓄積を促進して埋立廃棄物層の浄化作用を向上させ、埋立廃棄物層に溶媒としてエタノール等の有機溶媒が浸透して廃棄物から有害物質を抽出して浸出水とともに層外へ排出し、埋立廃棄物層にキレート剤が浸透して廃棄物の重金属を固定化し、埋立処分地の早期安定化を図ることができる。
【0016】
また、埋立廃棄物層に内部貯留が存在する場合でも、浸出水とともに埋立廃棄物層に浸透する薬剤が内部貯留の浸出水中で拡散することで、内部貯留の有無にかかわらず薬剤による埋立処分地全体の早期安定化を図ることができる。
【0017】
請求項2に係る本発明の反応液循環式準好気性埋立処分方法は、移動可能な構造をなす散水手段を用いて浸出水の散水位置を変更するものである。
上記した構成により、埋立廃棄物層の各領域に散水手段を移動させ、この領域の廃棄物の性質、性状、浄化の進行度に応じた適正な薬剤を伴う浸出水を散水することで、埋立処分地の早期安定化を図ることができる。
【0018】
請求項3に係る本発明の反応液循環式準好気性埋立処分方法は、浸出水集排水管を通して埋立廃棄物層から浸出水を排出するとともに、浸出水集排水管を通して埋立廃棄物層へ空気を供給する非内部貯留状態と、埋立廃棄物層に浸出水を所定水位に滞水させる内部貯留状態とを繰り返すものである。
【0019】
上記した構成により、非内部貯留状態において、浸出水集排水管によって浸出水を速やかに埋立地の系外へ排除するとともに、空気を浸出水集排水管によって埋立廃棄物層へ導入して埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境を形成しつつ、薬剤が埋立廃棄物層中に浸透することで埋立処分地の早期安定化を図る。内部貯留状態において薬剤を伴った浸出水中に廃棄物を浸漬することで、有害物質と薬剤との接触を促進するとともに、有害物質の溶出・反応時間を長く確保することができ、さらに浸出水に浸漬することで埋立層性状を変化させて、非内部貯留状態で埋立廃棄物層中に形成された空気の短絡経路や浸出水の短絡経路を解消させる。非内部貯留状態と内部貯留状態の変更を定期的に、あるいは任意の時に繰り返すことで、埋立処分地全体の早期安定化を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。先に図3において説明したものと同様のものには同符号を付して説明を省略する。図1〜2において、反応液循環式準好気性埋立処分場では、埋立廃棄物層3から出る浸出水を集排水管5で集水し、集排水管5から集排水ピット6に流入した浸出水を排水ポンプ12で浸出水処理施設の浸出水調整槽13に送水する。浸出水調整槽13に貯留する浸出水は浸出水調整槽13に配置した散水手段の一部をなす供給ポンプ14で埋立廃棄物層3に還流させ、一部を浸出水処理施設に供給して処理する。
【0021】
散水手段は供給ポンプ14に接続した送水管15および送水管15の適当な複数箇所に配置した散水口16を有しており、散水手段は浸出水の散水位置を変更するために送水管15をホース等のフレキシブルな部材で形成して散水口16を移動可能な構造をなしている。
【0022】
浸出水調整槽13には薬剤として酸化剤、塩基、微生物培地を形成する養分、溶媒、キレート剤の少なくとも何れかを供給する。
上記した構成により、浸出水調整槽13に供給する酸化剤、塩基、微生物培地を形成する養分、溶媒、キレート剤等が、埋立廃棄物層3に還流する浸出水に伴って埋立廃棄物層3に浸透し、従来の浸出水のみでは困難であった廃棄物層に含まれる物質を変化させる。例えば、埋立廃棄物層3に酸化剤、塩基が浸透すると有害物質の分解を促進し、可燃性ガス、硫化水素等のガスの発生を抑制する。埋立廃棄物層3に微生物培地を形成する糖類等の養分が浸透すると微生物の蓄積を促進して埋立廃棄物層3の浄化作用を向上させる。埋立廃棄物層3に溶媒としてエタノール等の有機溶媒が浸透すると廃棄物から有害物質を抽出して浸出水とともに層外へ排出することができる。埋立廃棄物層3にキレート剤が浸透すると廃棄物の重金属を固定化し、埋立処分地の早期安定化を図ることができる。
【0023】
薬剤を含む浸出水は従来のような酸化性ガスや塩基性ガス等の気体と異なり、液体であるので埋立廃棄物層3の内部貯留の浸出水中にも浸透して拡散し、内部貯留の有無にかかわらず薬剤による埋立処分地全体の早期安定化を図ることができる。
【0024】
また、埋立廃棄物層の各領域の廃棄物は、出所や時期が異なることで、その性質、性状、浄化の進行度が異なる。このため、埋立廃棄物層3の各領域に送水管15の散水口16を移動させ、その領域の廃棄物の性質、性状、浄化の進行度に応じた適正な薬剤を伴う浸出水を散水することで、埋立処分地の早期安定化を図ることができる。
【0025】
図1に示すような、非内部貯留状態では、集排水管5を通して埋立廃棄物層3から浸出水を排出するとともに、集排水管5を通して埋立廃棄物層3へ空気を供給して、埋立廃棄物層3に好気性の微生物環境を形成しつつ、薬剤が埋立廃棄物層中に浸透することで埋立処分地の早期安定化を図る。
【0026】
そして、定期的にあるいは任意の時に、図2に示すように、埋立廃棄物層3に浸出水を所定水位に滞水させる内部貯留状態とする。この内部貯留状態では、薬剤を伴った浸出水中に廃棄物を浸漬することで、有害物質と薬剤との接触を促進するとともに、有害物質の溶出・反応時間を長く確保する。さらに浸出水に浸漬することで埋立層性状を変化させて、非内部貯留状態で埋立廃棄物層3に形成された空気の短絡経路や浸出水の短絡経路を解消させる。
【0027】
このように、非内部貯留状態と内部貯留状態の変更を定期的に、あるいは任意の時に繰り返すことで、埋立処分地全体の早期安定化を図ることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、酸化剤、塩基、微生物培地を形成する養分、溶媒、キレート剤等を浸出水に伴って埋立廃棄物層中に浸透させることで、有害物質の分解を促進し、可燃性ガス、硫化水素等のガスの発生を抑制し、微生物の蓄積を促進して埋立廃棄物層の浄化作用を向上させ、有害物質を抽出して層外へ排出し、重金属を固定化して埋立処分地の早期安定化を図ることができる。散水手段の移動によって各領域の廃棄物の性質、性状、浄化の進行度に応じた適正な薬剤を伴う浸出水を散水することで、埋立処分地の早期安定化を図ることができる。非内部貯留状態において埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境を形成しつつ、薬剤の浸透により埋立処分地の早期安定化を図り、内部貯留状態において有害物質の溶出・反応時間を長く確保するとともに、非内部貯留状態で形成された空気の短絡経路や浸出水の短絡経路を解消させ、非内部貯留状態と内部貯留状態の繰り返しによって埋立処分地全体の早期安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における反応液循環式準好気性埋立処分方法を示す模式図である。
【図2】同反応液循環式準好気性埋立処分方法における内部貯留状態を示す模式図である。
【図3】従来の循環式準好気性埋立処分方法を示す模式図である。
【符号の説明】
1 埋立基礎地盤
2 遮水工
3 埋立廃棄物層
4 堰堤
5 集排水管
6 集排水ピット
7 有孔管
8 栗石
9 ガス抜管(空気竪渠)
10 栗石
11 蛇かご
12 排水ポンプ
13 浸出水調整槽
14 供給ポンプ
15 送水管
16 散水口
【発明の属する技術分野】
本発明は反応液循環式準好気性埋立処分方法に関し、準好気性埋立処分場の埋立廃棄物層において汚染物を分解して早期に安定化する技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、廃棄物の埋立処分工法として採用事例の多い準好気性埋立処分場としては例えば図3に示すものがある。この準好気性埋立処分場は埋立地の埋立基礎地盤1に遮水工2を施工し、遮水工2の上方に廃棄物を埋め立てる領域を形成し、この領域に埋立廃棄物層3を形成するものであり、遮水工2は粘土層や遮水シート等からなるもので、降水等に由来する浸出水が埋立地基礎地盤1へ浸透することを防止するものである。この廃棄物を埋め立てる埋立領域と非埋立領域の境には双方の領域を隔てる堰堤4を設けており、さらに埋立領域は区画堤(図示省略)によって域内を複数に区画する場合もある。
【0003】
遮水工2の上部には集排水管5を配設しており、集排水管5は下流端が堰堤4に形成した集排水ピット6に連通している。集排水管5は浸出水を排出するためのものであり、その構造は種々のものがあるが、ここでは有孔管7の周囲を栗石8で覆った構造をなす。埋立廃棄物層3の所定位置には埋立廃棄物層3で発生するガスを外部へ排出するためにガス抜管(空気竪渠)9もしくは栗石10を内部に積み上げた蛇かご11を配置している。
【0004】
集排水ピット6には排水ポンプ12を設けており、集排水ピット6に流入した浸出水を排水ポンプ12で浸出水処理施設の浸出水調整槽13に送水する。浸出水調整槽13に貯留する浸出水は浸出水調整槽13に配置した供給ポンプ14で埋立廃棄物層3に還流させ、一部を浸出水処理施設に供給して処理する。
【0005】
この構造では集排水管5によって浸出水をできるだけ速やかに埋立地の系外へ排除する。また、廃棄物の微生物分解によって発生した熱で埋立地内の温度が上昇して内部温度と外気温度との差により熱対流が生じ、この熱対流で空気(酸素)が集排水管5を通って埋立廃棄物層3へ導入され、空気を取り込むことによって埋立廃棄物層3の中に好気性の微生物環境を形成する。また、集排水管5に接続するガス抜管9または蛇かご11によって空気を埋立廃棄物層3へ導入して好気性領域を増加させる。さらに、浸出水を埋立廃棄物層3に還流させることによって微生物の集積を図り、埋立廃棄物層3の浄化機能を増進して微生物の活性を高めて埋立地の早期安定化を促進する。
【0006】
この種の埋立処分方法に係る先行技術文献としては特許文献1および2がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−57439号公報
【0008】
【特許文献2】
特開平10−76236号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記した循環式準好気性埋立処分場においては、集排水管5に接続するガス抜管9または蛇かご11によって空気を埋立廃棄物層3へ導入して好気性領域を増加させており、特許文献1では、埋立処分場内に竪方向に送気管と排気管を設け、ガスと空気の圧力差を利用することで動力を使わずに吸気と排気を同時に行い、酸化性ガスまたは塩基性ガスを吹き込むことで廃棄物層に含まれる物質を変化させている。
【0010】
しかし、埋立廃棄物層3に浸出水の内部貯留がある場合には、吸気した空気は内部貯留の水面より上方にしか浸入せず、内部貯留の水面下が嫌気的領域となる。また、埋立廃棄物層3は基本的に不均質な構造であり、一般的に廃棄物の種類は単一でなく、単一である場合でも廃棄物の粒度、粒径、粒形、含水率、硬さに分布が存在し、不均一な性状である。このため、空気の流れに短絡経路ができ、空気が行き渡らない領域ができる。
【0011】
また、上記した構成では、浸出水の還流によって微生物の集積を図るとともに、埋立廃棄物層3の廃棄物を洗い出す効果を得ることで、処分場の早期安定化を図っている。特許文献2においても回収した浸出水を廃棄物層の上部から散水している。
【0012】
しかし、浸出水散水によってある程度の洗い出し効果は期待できるが、廃棄物層に含まれる物質は変化せず、水溶性の低い物質は洗い出されない。また、上記したように、埋立廃棄物層3は基本的に不均質な構造であり、還流した浸出水や雨水の浸透水は特定の経路(水みち)しか流れず、浸透水に晒されない領域ができる。
【0013】
本発明は上記した課題を解決するものであり、浸出水を還流する埋立廃棄物層において有害物質を変化させるとともに、内部貯留の有無に関係なく埋立廃棄物層の全体を浄化することができる反応液循環式準好気性埋立処分方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明の反応液循環式準好気性埋立処分方法は、埋立廃棄物層の浸出水を浸出水集排水管で集水し、浸出水集排水管から排出する浸出水を浸出水調整槽に貯留し、浸出水調整槽に貯留する浸出水を散水手段で埋立廃棄物層に還流する循環式準好気性埋立処分方法において、浸出水調整槽に薬剤として酸化剤、塩基、微生物培地を形成する養分、溶媒、キレート剤の少なくとも何れかを供給し、埋立廃棄物層に還流する浸出水に伴って前記薬剤を埋立廃棄物層中に供給するものである。
【0015】
上記した構成により、酸化剤、塩基、微生物培地を形成する養分、溶媒、キレート剤等が埋立廃棄物層に還流する浸出水に伴って埋立廃棄物層中に浸透することで、従来の浸出水のみでは困難であった廃棄物層に含まれる物質が変化するものであり、埋立廃棄物層に酸化剤、塩基が浸透して有害物質の分解を促進し、可燃性ガス、硫化水素等のガスの発生を抑制し、埋立廃棄物層に微生物培地を形成する糖類等の養分が浸透して微生物の蓄積を促進して埋立廃棄物層の浄化作用を向上させ、埋立廃棄物層に溶媒としてエタノール等の有機溶媒が浸透して廃棄物から有害物質を抽出して浸出水とともに層外へ排出し、埋立廃棄物層にキレート剤が浸透して廃棄物の重金属を固定化し、埋立処分地の早期安定化を図ることができる。
【0016】
また、埋立廃棄物層に内部貯留が存在する場合でも、浸出水とともに埋立廃棄物層に浸透する薬剤が内部貯留の浸出水中で拡散することで、内部貯留の有無にかかわらず薬剤による埋立処分地全体の早期安定化を図ることができる。
【0017】
請求項2に係る本発明の反応液循環式準好気性埋立処分方法は、移動可能な構造をなす散水手段を用いて浸出水の散水位置を変更するものである。
上記した構成により、埋立廃棄物層の各領域に散水手段を移動させ、この領域の廃棄物の性質、性状、浄化の進行度に応じた適正な薬剤を伴う浸出水を散水することで、埋立処分地の早期安定化を図ることができる。
【0018】
請求項3に係る本発明の反応液循環式準好気性埋立処分方法は、浸出水集排水管を通して埋立廃棄物層から浸出水を排出するとともに、浸出水集排水管を通して埋立廃棄物層へ空気を供給する非内部貯留状態と、埋立廃棄物層に浸出水を所定水位に滞水させる内部貯留状態とを繰り返すものである。
【0019】
上記した構成により、非内部貯留状態において、浸出水集排水管によって浸出水を速やかに埋立地の系外へ排除するとともに、空気を浸出水集排水管によって埋立廃棄物層へ導入して埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境を形成しつつ、薬剤が埋立廃棄物層中に浸透することで埋立処分地の早期安定化を図る。内部貯留状態において薬剤を伴った浸出水中に廃棄物を浸漬することで、有害物質と薬剤との接触を促進するとともに、有害物質の溶出・反応時間を長く確保することができ、さらに浸出水に浸漬することで埋立層性状を変化させて、非内部貯留状態で埋立廃棄物層中に形成された空気の短絡経路や浸出水の短絡経路を解消させる。非内部貯留状態と内部貯留状態の変更を定期的に、あるいは任意の時に繰り返すことで、埋立処分地全体の早期安定化を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。先に図3において説明したものと同様のものには同符号を付して説明を省略する。図1〜2において、反応液循環式準好気性埋立処分場では、埋立廃棄物層3から出る浸出水を集排水管5で集水し、集排水管5から集排水ピット6に流入した浸出水を排水ポンプ12で浸出水処理施設の浸出水調整槽13に送水する。浸出水調整槽13に貯留する浸出水は浸出水調整槽13に配置した散水手段の一部をなす供給ポンプ14で埋立廃棄物層3に還流させ、一部を浸出水処理施設に供給して処理する。
【0021】
散水手段は供給ポンプ14に接続した送水管15および送水管15の適当な複数箇所に配置した散水口16を有しており、散水手段は浸出水の散水位置を変更するために送水管15をホース等のフレキシブルな部材で形成して散水口16を移動可能な構造をなしている。
【0022】
浸出水調整槽13には薬剤として酸化剤、塩基、微生物培地を形成する養分、溶媒、キレート剤の少なくとも何れかを供給する。
上記した構成により、浸出水調整槽13に供給する酸化剤、塩基、微生物培地を形成する養分、溶媒、キレート剤等が、埋立廃棄物層3に還流する浸出水に伴って埋立廃棄物層3に浸透し、従来の浸出水のみでは困難であった廃棄物層に含まれる物質を変化させる。例えば、埋立廃棄物層3に酸化剤、塩基が浸透すると有害物質の分解を促進し、可燃性ガス、硫化水素等のガスの発生を抑制する。埋立廃棄物層3に微生物培地を形成する糖類等の養分が浸透すると微生物の蓄積を促進して埋立廃棄物層3の浄化作用を向上させる。埋立廃棄物層3に溶媒としてエタノール等の有機溶媒が浸透すると廃棄物から有害物質を抽出して浸出水とともに層外へ排出することができる。埋立廃棄物層3にキレート剤が浸透すると廃棄物の重金属を固定化し、埋立処分地の早期安定化を図ることができる。
【0023】
薬剤を含む浸出水は従来のような酸化性ガスや塩基性ガス等の気体と異なり、液体であるので埋立廃棄物層3の内部貯留の浸出水中にも浸透して拡散し、内部貯留の有無にかかわらず薬剤による埋立処分地全体の早期安定化を図ることができる。
【0024】
また、埋立廃棄物層の各領域の廃棄物は、出所や時期が異なることで、その性質、性状、浄化の進行度が異なる。このため、埋立廃棄物層3の各領域に送水管15の散水口16を移動させ、その領域の廃棄物の性質、性状、浄化の進行度に応じた適正な薬剤を伴う浸出水を散水することで、埋立処分地の早期安定化を図ることができる。
【0025】
図1に示すような、非内部貯留状態では、集排水管5を通して埋立廃棄物層3から浸出水を排出するとともに、集排水管5を通して埋立廃棄物層3へ空気を供給して、埋立廃棄物層3に好気性の微生物環境を形成しつつ、薬剤が埋立廃棄物層中に浸透することで埋立処分地の早期安定化を図る。
【0026】
そして、定期的にあるいは任意の時に、図2に示すように、埋立廃棄物層3に浸出水を所定水位に滞水させる内部貯留状態とする。この内部貯留状態では、薬剤を伴った浸出水中に廃棄物を浸漬することで、有害物質と薬剤との接触を促進するとともに、有害物質の溶出・反応時間を長く確保する。さらに浸出水に浸漬することで埋立層性状を変化させて、非内部貯留状態で埋立廃棄物層3に形成された空気の短絡経路や浸出水の短絡経路を解消させる。
【0027】
このように、非内部貯留状態と内部貯留状態の変更を定期的に、あるいは任意の時に繰り返すことで、埋立処分地全体の早期安定化を図ることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、酸化剤、塩基、微生物培地を形成する養分、溶媒、キレート剤等を浸出水に伴って埋立廃棄物層中に浸透させることで、有害物質の分解を促進し、可燃性ガス、硫化水素等のガスの発生を抑制し、微生物の蓄積を促進して埋立廃棄物層の浄化作用を向上させ、有害物質を抽出して層外へ排出し、重金属を固定化して埋立処分地の早期安定化を図ることができる。散水手段の移動によって各領域の廃棄物の性質、性状、浄化の進行度に応じた適正な薬剤を伴う浸出水を散水することで、埋立処分地の早期安定化を図ることができる。非内部貯留状態において埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境を形成しつつ、薬剤の浸透により埋立処分地の早期安定化を図り、内部貯留状態において有害物質の溶出・反応時間を長く確保するとともに、非内部貯留状態で形成された空気の短絡経路や浸出水の短絡経路を解消させ、非内部貯留状態と内部貯留状態の繰り返しによって埋立処分地全体の早期安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における反応液循環式準好気性埋立処分方法を示す模式図である。
【図2】同反応液循環式準好気性埋立処分方法における内部貯留状態を示す模式図である。
【図3】従来の循環式準好気性埋立処分方法を示す模式図である。
【符号の説明】
1 埋立基礎地盤
2 遮水工
3 埋立廃棄物層
4 堰堤
5 集排水管
6 集排水ピット
7 有孔管
8 栗石
9 ガス抜管(空気竪渠)
10 栗石
11 蛇かご
12 排水ポンプ
13 浸出水調整槽
14 供給ポンプ
15 送水管
16 散水口
Claims (3)
- 請求項1に係る本発明の反応液循環式準好気性埋立処分方法は、埋立廃棄物層の浸出水を浸出水集排水管で集水し、浸出水集排水管から排出する浸出水を浸出水調整槽に貯留し、浸出水調整槽に貯留する浸出水を散水手段で埋立廃棄物層に還流する循環式準好気性埋立処分方法において、浸出水調整槽に薬剤として酸化剤、塩基、微生物培地を形成する養分、溶媒、キレート剤の少なくとも何れかを供給し、埋立廃棄物層に還流する浸出水に伴って前記薬剤を埋立廃棄物層中に供給することを特徴とする反応液循環式準好気性埋立処分方法。
- 移動可能な構造をなす散水手段を用いて浸出水の散水位置を変更することを特徴とする請求項1に記載の反応液循環式準好気性埋立処分方法。
- 浸出水集排水管を通して埋立廃棄物層から浸出水を排出するとともに、浸出水集排水管を通して埋立廃棄物層へ空気を供給する非内部貯留状態と、埋立廃棄物層に浸出水を所定水位に滞水させる内部貯留状態とを繰り返すことを特徴とする請求項1又は2に記載の反応液循環式準好気性埋立処分方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003148447A JP2004351239A (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | 反応液循環式準好気性埋立処分方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003148447A JP2004351239A (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | 反応液循環式準好気性埋立処分方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004351239A true JP2004351239A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=34044804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003148447A Withdrawn JP2004351239A (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | 反応液循環式準好気性埋立処分方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004351239A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006334521A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Univ Fukuoka | 廃棄物の埋立処分方法、及び廃棄物埋立構造 |
CN101879516A (zh) * | 2009-05-06 | 2010-11-10 | 中国环境科学研究院 | 改进的城市生活垃圾填埋结构体和填埋处理方法 |
CN102612883A (zh) * | 2012-04-19 | 2012-08-01 | 福建省景观园林建筑发展有限公司 | 一种盐碱地排盐降碱用暗管装置 |
CN103195103A (zh) * | 2013-04-10 | 2013-07-10 | 中广核工程有限公司 | 固体废物处置场排水系统 |
CN103357642A (zh) * | 2013-05-08 | 2013-10-23 | 武汉致衡环境安全工程技术有限公司 | 一种生活垃圾填埋场原址原位强化好氧稳定方法 |
KR101422764B1 (ko) | 2012-06-19 | 2014-08-13 | 임남웅 | 가축 매몰지 침출수를 사용한 비료의 제조방법 및 그 비료 |
CN103981875A (zh) * | 2013-12-05 | 2014-08-13 | 青岛理工大学 | 一种可以同步稳定化铬渣及生活垃圾的填埋方法 |
CN104475445A (zh) * | 2014-12-10 | 2015-04-01 | 江苏盖亚环境工程有限公司 | 一种准好氧式污染土壤修复反应系统 |
CN105668769A (zh) * | 2016-01-18 | 2016-06-15 | 同济大学 | 一种综合型垃圾填埋场准好氧稳定集成系统及其应用 |
CN105908786A (zh) * | 2016-05-17 | 2016-08-31 | 上海胜创环保科技有限责任公司 | 一种聚乙烯管件及其在防渗结构中的应用 |
JP2016159273A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 史郎 宇美 | 廃棄物処理設備及び廃棄物処理方法 |
JP5997403B1 (ja) * | 2016-03-29 | 2016-09-28 | 公信 山▲崎▼ | 汚染土壌を浄化する土壌浄化施設のための雨水処理方法 |
JP5997402B1 (ja) * | 2016-03-24 | 2016-09-28 | 公信 山▲崎▼ | 汚染土壌を浄化する土壌浄化施設のための雨水処理方法 |
CN106424075A (zh) * | 2016-12-08 | 2017-02-22 | 深圳市中兰环保科技股份有限公司 | 一种填埋场好氧修复填埋气原位处理的新型覆盖系统 |
CN107199239A (zh) * | 2017-06-20 | 2017-09-26 | 上海老港废弃物处置有限公司 | 一种利用高级氧化技术的农药污染土壤处理装置 |
-
2003
- 2003-05-27 JP JP2003148447A patent/JP2004351239A/ja not_active Withdrawn
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4649657B2 (ja) * | 2005-06-02 | 2011-03-16 | 学校法人福岡大学 | 廃棄物の埋立処分方法、及び廃棄物埋立構造 |
JP2006334521A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Univ Fukuoka | 廃棄物の埋立処分方法、及び廃棄物埋立構造 |
CN101879516A (zh) * | 2009-05-06 | 2010-11-10 | 中国环境科学研究院 | 改进的城市生活垃圾填埋结构体和填埋处理方法 |
CN102612883A (zh) * | 2012-04-19 | 2012-08-01 | 福建省景观园林建筑发展有限公司 | 一种盐碱地排盐降碱用暗管装置 |
KR101422764B1 (ko) | 2012-06-19 | 2014-08-13 | 임남웅 | 가축 매몰지 침출수를 사용한 비료의 제조방법 및 그 비료 |
CN103195103B (zh) * | 2013-04-10 | 2015-07-22 | 中广核工程有限公司 | 固体废物处置场排水系统 |
CN103195103A (zh) * | 2013-04-10 | 2013-07-10 | 中广核工程有限公司 | 固体废物处置场排水系统 |
CN103357642A (zh) * | 2013-05-08 | 2013-10-23 | 武汉致衡环境安全工程技术有限公司 | 一种生活垃圾填埋场原址原位强化好氧稳定方法 |
CN103981875B (zh) * | 2013-12-05 | 2016-01-20 | 青岛理工大学 | 一种可以同步稳定化铬渣及生活垃圾的填埋方法 |
CN103981875A (zh) * | 2013-12-05 | 2014-08-13 | 青岛理工大学 | 一种可以同步稳定化铬渣及生活垃圾的填埋方法 |
CN104475445A (zh) * | 2014-12-10 | 2015-04-01 | 江苏盖亚环境工程有限公司 | 一种准好氧式污染土壤修复反应系统 |
JP2016159273A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 史郎 宇美 | 廃棄物処理設備及び廃棄物処理方法 |
CN105668769A (zh) * | 2016-01-18 | 2016-06-15 | 同济大学 | 一种综合型垃圾填埋场准好氧稳定集成系统及其应用 |
CN105668769B (zh) * | 2016-01-18 | 2018-10-26 | 同济大学 | 一种综合型垃圾填埋场准好氧稳定集成系统及其应用 |
JP5997402B1 (ja) * | 2016-03-24 | 2016-09-28 | 公信 山▲崎▼ | 汚染土壌を浄化する土壌浄化施設のための雨水処理方法 |
JP5997403B1 (ja) * | 2016-03-29 | 2016-09-28 | 公信 山▲崎▼ | 汚染土壌を浄化する土壌浄化施設のための雨水処理方法 |
CN105908786A (zh) * | 2016-05-17 | 2016-08-31 | 上海胜创环保科技有限责任公司 | 一种聚乙烯管件及其在防渗结构中的应用 |
CN106424075A (zh) * | 2016-12-08 | 2017-02-22 | 深圳市中兰环保科技股份有限公司 | 一种填埋场好氧修复填埋气原位处理的新型覆盖系统 |
CN106424075B (zh) * | 2016-12-08 | 2022-09-30 | 中兰环保科技股份有限公司 | 一种填埋场好氧修复填埋气原位处理的新型覆盖系统 |
CN107199239A (zh) * | 2017-06-20 | 2017-09-26 | 上海老港废弃物处置有限公司 | 一种利用高级氧化技术的农药污染土壤处理装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004351239A (ja) | 反応液循環式準好気性埋立処分方法 | |
US7168888B2 (en) | Aerobic and anaerobic waste management systems and methods for landfills | |
KR100793115B1 (ko) | 폐기물 처리 장치 | |
KR100860077B1 (ko) | 무기 및 유기 악취 탈취장치 | |
US7422393B2 (en) | Aerobic and anaerobic waste management systems and methods for landfills | |
CN207347366U (zh) | 一种可移动式小型河道除黑除臭系统 | |
JP2008100161A (ja) | カルシウムスケールの除去方法並びにそのための集排水管構造及び集排水管 | |
JP2006219853A (ja) | 浄化装置を備えたトンネル及びトンネル内の汚染ガスの浄化方法 | |
JP2009045558A (ja) | 汚染地下水の原位置浄化方法 | |
KR101723863B1 (ko) | 고효율 탈취 장치 | |
JPH11216440A (ja) | 廃棄物の埋立処分工法 | |
JP4811979B2 (ja) | 汚染土壌の水循環式生物浄化方法及び装置 | |
CN106006908B (zh) | 一种车载式地下水四氯化碳处理装备及其净水方法 | |
JP2001145872A (ja) | 汚染地盤や廃棄物埋立地盤の浄化方法およびその浄化装置 | |
CN210825511U (zh) | VOCs污染土壤与废水的联合处理装置 | |
KR100487006B1 (ko) | 공기 주입과 유해가스 추출용 수평-수직지관이 마련된매립시설 및 오염토양 안정화 시스템 및 방법 | |
JP2007038168A (ja) | 酸素富化水の製造方法および製造装置、廃棄物処分場における廃棄物の早期安定化方法および早期安定化システム | |
CN100553808C (zh) | 从被污染的地下水中除去污染物的方法 | |
JP2005224674A (ja) | 最終処分場埋立地の廃止時期短縮方法 | |
KR200220403Y1 (ko) | 반송습지법을 이용한 오수처리장치 | |
KR100552349B1 (ko) | 유류오염 토양 복원용 조립식 바이오 파일 | |
KR101619124B1 (ko) | 고효율 탈취 장치 | |
JP2005305311A (ja) | 不適正処分場の早期安定化方法 | |
JP2004351242A (ja) | 準好気性埋立処分場および埋立処分方法 | |
KR100450172B1 (ko) | 호소 정화 시스템 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060322 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070727 |