JP2004351242A - 準好気性埋立処分場および埋立処分方法 - Google Patents

準好気性埋立処分場および埋立処分方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004351242A
JP2004351242A JP2003148450A JP2003148450A JP2004351242A JP 2004351242 A JP2004351242 A JP 2004351242A JP 2003148450 A JP2003148450 A JP 2003148450A JP 2003148450 A JP2003148450 A JP 2003148450A JP 2004351242 A JP2004351242 A JP 2004351242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aerobic
landfill
leachate
waste layer
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003148450A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Hanashima
正孝 花嶋
Sotaro Higuchi
壯太郎 樋口
Yasuhiro Yoshizaki
耕大 吉崎
Shigeyuki Mori
茂之 森
Masahiko Shioyama
昌彦 塩山
Yasushi Terao
康 寺尾
Yuichi Furuya
祐一 古矢
Yasuo Horii
安雄 堀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2003148450A priority Critical patent/JP2004351242A/ja
Publication of JP2004351242A publication Critical patent/JP2004351242A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

【課題】埋立廃棄物層中に積極的に空気を供給して埋立廃棄物層内に好気的領域を形成し、かつ空気が固定的な経路を集中して流れることを防止する準好気性埋立処分場および埋立処分方法を提供する。
【解決手段】埋立廃棄物層底部に浸出水集排水管15を敷設する埋立処分場10において、浸出水集排水管15に設定する複数箇所の全て、もしくは前記複数箇所の中で任意の特定箇所に空気を供給する空気供給手段20、21、22を設け、埋立処分場内に滞水する浸出の内部貯留水位を変更する水位調整手段19を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は準好気性埋立処分場および埋立処分方法に関し、埋立処分場に埋立てた埋立廃棄物層に空気を通気して埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境を形成する技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、廃棄物の埋立処分工法として採用事例の多い準好気性埋立工法は、埋立地の底部に浸出水集排水管を設け、浸出水をできるだけ速やかに埋立地の系外へ排除し、埋立廃棄物層に浸出水を滞水させないものである。この準好気性埋立工法では、廃棄物の微生物分解によって発生した熱で埋立地内の温度が上昇して内部温度と外気温度との差により熱対流が生じ、この熱対流で空気(酸素)が集排水管を通って埋立廃棄物層内へ導入され、空気を取り込むことによって埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境を形成するので、空気の吸気排気に機械的動力を要しない。
【0003】
準好気性埋立処分場としては例えば図7に示すものがある。この準好気性埋立処分場は埋立地の埋立基礎地盤1に遮水工2を施工し、遮水工2の上方に廃棄物を埋め立てる領域を形成し、この領域に埋立廃棄物層3を形成するものであり、遮水工2は粘土層や遮水シート等からなるもので、降水等に由来する浸出水が埋立地基礎地盤1へ浸透することを防止するものである。この廃棄物を埋め立てる埋立領域と非埋立領域の境には双方の領域を隔てる堰堤4を設けており、さらに埋立領域は区画堤(図示省略)によって域内を複数に区画する場合もある。
【0004】
遮水工2の上部には集排水管5を配設しており、集排水管5は下流端が堰堤4に形成した集排水ピット6に連通している。集排水管5は浸出水を排出するためのものであり、その構造は種々のものがあるが、ここでは有孔管7の周囲を栗石8で覆った構造をなす。集排水ピット6には排水ポンプ9を設けており、集排水ピット6に流入した浸出水を排水ポンプ9で浸出水処理施設へ送水する。
【0005】
この種の埋立処分方法に係る先行技術文献としては特許文献1〜3がある。
【0006】
【特許文献1】
特開昭63−142111号公報
【0007】
【特許文献2】
特公昭58−37447号公報
【0008】
【特許文献3】
特開平8−57439号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した構成において、埋立廃棄物層内は表層部と下層部が好気性の微生物環境をなす好気的領域となり、中層部が嫌気性の微生物環境をなす嫌気的領域となる。中層部の嫌気的領域の層厚は表層部と下層部の好気的領域の層厚に左右され、埋立廃棄物層厚が大きくなるにつれて広くなり、各領域は明確に区分されるわけではなく、連続的に遷移し経時的に変化する。
【0010】
このため、集排水管5の周囲の近傍領域は好気性の微生物環境となるが、埋立廃棄物層3の内部は嫌気性の微生物環境となる。一般に、埋立廃棄物層3の内部が好気的であると浸出水中の汚濁成分濃度は早期に低下して同時にメタンや硫化水素等の有害ガスの発生量も低下して安定化する。逆に、埋立廃棄物層3の内部が嫌気的であるとメタンや硫化水素などのガスの発生や浸出水質の悪化を招き、廃棄物の分解に伴い有機酸が生じて微生物の生育は抑制され、埋立地の安定化を妨げる。
【0011】
埋立廃棄物層3の内部が嫌気的となる要因は種々あり、例えば浸出水が多い場合に集排水管5が水没して空気が浸入せず、埋立廃棄物層3の内部が嫌気的となる。また、廃棄物埋立層3が深くなる場合に下層部が圧縮されて集排水管5から空気が流入し難くなる。
【0012】
特許文献1に開示するものは、埋立処分場底部の浸出水集排水管に接続するように排気ダクトを設け、排気ダクト上部の排気扇を作動させて排気ダクト内および浸出水集排水管内を負圧として埋立廃棄物層内のガスおよび浸出水を浸出水集排水管に収集するものである。
【0013】
しかし、浸出水集排水管内を負圧とすることで埋立廃棄物層中に空気を取り込む場合に、埋立廃棄物層を流れる空気の透過性が埋立廃棄物層の密度や締め固め具合に大きく影響される。このため、空気が透過性の良い部位に集中し、空気が集中的に流れる短絡経路が自然発生して埋立廃棄物層中に形成される好気的領域が偏在し、埋立地全体の早期の安定化を図る上で問題があった。
【0014】
特許文献2に開示するものは、通気シートおよび通気性構造体で埋立廃棄物層を多層に区切って埋め立て、通気シートを通して埋立廃棄物層内の通気性を確保するものである。しかし、通気性シートおよび通気性構造体の敷設コストは高く、廃棄物の処分費が増加する。
【0015】
特許文献3に開示するものは、埋立処分場内に送気管と排気管を設け、ガスと空気の圧力差を利用することで動力を使わずに吸気と排気を同時に行うものである。しかし、埋立廃棄物層に浸出水が滞水して内部貯留が生じると、吸気した空気は内部貯留の水面より上方にしか浸入せず、内部貯留の水面下が嫌気的領域となる。また、埋立廃棄物層を流れる空気の透過性が埋立廃棄物層の密度や締め固め具合に大きく影響される。このため、空気が透過性の良い部位に集中し、空気が集中的に流れる短絡経路が自然発生して埋立廃棄物層中に形成される好気的領域が偏在し、埋立地全体の早期の安定化を図る上で問題がある。
【0016】
本発明は上記した課題を解決するものであり、埋立廃棄物層中に積極的に空気を供給して埋立廃棄物層内に好気的領域を形成し、かつ空気が固定的な経路を集中して流れることを防止する準好気性埋立処分場および埋立処分方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明の準好気性埋立処分場は、埋立廃棄物層底部に浸出水集排水管を敷設する埋立処分場において、浸出水集排水管に設定する複数箇所の全て、もしくは前記複数箇所の中で任意の特定箇所に空気を供給する空気供給手段を設け、埋立処分場内に滞水する浸出水の内部貯留水位を変更する水位調整手段を設けたものである。
【0018】
上記した構成により、自然の降水や人工の散水によって生じる浸出水を埋立廃棄物層に滞水させない通常状態、もしくは浸出水を内部貯留して水位調整手段により内部貯留水位を所定下方水位に維持する第1強制送気状態で、空気供給手段から空気を浸出水集排水管の任意の特定箇所もしくは所定の複数箇所の全箇所に供給する。
【0019】
通常状態では、浸出水集排水管を経由して外部から空気が受動的に供給され、さらに空気供給手段で浸出水集排水管内に空気を能動的(強制的)に供給し、浸出水集排水管内の空気が有孔管等からなる浸出水集排水管の管壁の透水孔を通して埋立廃棄物層中に浸入して拡散することで、埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境をなす好気的領域を形成する。
【0020】
この通常状態では浸出水集排水管内の酸素分圧を空気中の酸素分圧に近づけることを目的として空気供給手段により空気を供給するので、少量の空気の連続した供給、所定量の空気の間欠的供給で良く、さらに空気の無供給状態とすることも可能である。
【0021】
第1強制送気状態では、浸出水集排水管内の浸出水中に供給した空気は、有孔管等からなる浸出水集排水管の管壁の透水孔を通して、内部貯留の水面下にある埋立廃棄物層中に浸入して内部貯留の浸出水中を上昇しながら拡散し、内部貯留の水面下の埋立廃棄物層から水面上の埋立廃棄物層中に浸入して拡散する。このことで、水面下および水面上の埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境をなす好気的領域を形成する。通常状態と第1送気状態は定期的に、あるいは不定期に交互に繰り返す。
【0022】
ところで、水面下の埋立廃棄物層中においては浸出水に空気(酸素)が溶解し、内部貯留の浸出水が流動することで、広範囲に好気的領域を形成することができる。しかし、水面上の埋立廃棄物層においては、埋立廃棄物層を流れる空気の透過性が埋立廃棄物層の密度や締め固め具合等の埋立層性状に大きく影響され、空気が透過性の良い部位に集中し、空気が集中的に流れる短絡経路が自然発生し、その経路が固定された状態が継続すると埋立廃棄物層中に形成する好気的領域が広がりの乏しい偏在したものとなり、埋立地全体の早期の安定化を阻害する。
【0023】
このため、定期的に、あるいは任意の時に、水位調整手段によって維持する内部貯留の水位を所定上方水位に維持する第2強制送気状態に変更して、自然の降水を貯留することにより、あるいは人工の散水を施すことによって内部貯留する浸出水量を増加させ、水面下に没する埋立廃棄物層厚を増加させるとともに、内部貯留の水面上にあった埋立廃棄物層厚を減少させて、空気が集中的に流れる短絡経路を含む埋立廃棄物層を浸出水中に浸漬する。
【0024】
この状態で、浸出水集排水管の管壁の透水孔を通して内部貯留の水面下にある埋立廃棄物層中に浸入した空気が内部貯留の浸出水中を上昇しながら拡散することで、浸出水中の埋立廃棄物層の各箇所において密度や締め具合等の埋立層性状が変化し、空気が集中的に流れる短絡経路を解消する。
【0025】
また、内部貯留の水面下の埋立廃棄物層では浸出水を媒介して空気(酸素)が埋立廃棄物層中に広範囲に行き渡って好気的領域が拡大するので、内部貯留の水面下に没する埋立廃棄物層として、通常状態、第1強制送気状態における好気性の微生物環境をなす下層部の好気的領域のみならず、嫌気性の微生物環境をなす中層部の嫌気的領域の一部を含むことで、嫌気的領域の一部が好気的領域に転換して好気的領域の層厚が拡大するとともに嫌気的領域の層厚が減少し、さらに内部貯留の水面下の埋立廃棄物層から水面上の埋立廃棄物層へ空気が浸入して拡散することで、水面上付近の埋立廃棄物層が嫌気的領域から好気的領域に転換して好気的領域を広範囲に形成する。
【0026】
この第2強制送気状態を所定期間継続した後に、水位調整手段によって内部貯留のない通常状態に戻して内部貯留の浸出水を埋立地の外部へ排出し、水面下に没していた埋立廃棄物層から浸出水を抜き去って水面下の埋立廃棄物層厚をなくすとともに、水面上の埋立廃棄物層厚を増加させる。
【0027】
第2強制送気状態は通常状態の後に行っても良く、通常状態、第2強制送気状態、第1強制送気状態の順序で変化させることも可能である。
第2強制送気状態を経た後の通常状態もしくは第1強制送気状態では、浸出水集排水管から埋立廃棄物層中に浸入する空気、水面下の埋立廃棄物層から水面上の埋立廃棄物層へ浸入する空気は、第2強制送気状態で水面下に没する以前に埋立廃棄物層中にあった空気の集中する短絡経路が埋立廃棄物層の含水率、密度や締め固め具合等の埋立層性状の変化によって解消していることで、水面上の埋立廃棄物層中に広範囲に拡散して好気的領域を形成し、埋立地の早期安定化を促進する。
【0028】
また、空気供給手段により浸出水集排水管の所定の複数箇所の中から任意選択する特定箇所に空気を供給し、特定箇所を適宜に変更して埋立廃棄物層中に形成する好気的領域を水平方向に移動させることで、埋立廃棄物層中の空気の流れを変化させて空気が集中的に流れる短絡経路を解消する。
【0029】
また、空気供給手段で供給する空気量を調整して好気的領域の水平方向の広がりを抑制し、好気的領域と好気的領域の間、もしくは好気的領域と嫌気的領域の間に好気状態、完全嫌気状態の何れでもない無酸素状態の微生物環境をなす無酸素領域を形成し、嫌気的領域の絶対嫌気性菌の生物作用により生じる有機酸などを炭素源として、好気的領域の好気性菌の生物作用および無酸素領域の通性嫌気性菌の生物作用により硝化脱窒を行い、浸出水の水質を向上させることができる。
【0030】
また、空気供給手段で供給する空気量を調整して、埋立廃棄物層の好気的領域において好気状態と無酸素状態を時系列で交互に形成することで、嫌気的領域の絶対嫌気性菌の生物作用により生じる有機酸などを炭素源として、好気的領域において好気性菌、通性嫌気性菌の生物作用により硝化脱窒を行い、浸出水の水質を向上させることができる。
【0031】
請求項2に係る本発明の準好気性埋立処分方法は、埋立廃棄物層底部に浸出水集排水管を敷設する埋立処分場において、水位調整手段により埋立廃棄物層に滞水する浸出水の内部貯留水位を所定下方水位に維持する第1強制送気状態で、浸出水集排水管に設定する複数箇所の全て、もしくは前記複数箇所の中で任意の特定箇所に空気供給手段により空気を供給し、浸出水集排水管内の浸出水中に供給した空気が浸出水集排水管の透水孔を通して内部貯留の水面下にある埋立廃棄物層中に浸入して拡散することで埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境をなす好気的領域を形成し、適宜の時機に水位調整手段により埋立廃棄物層に滞水する浸出水の内部貯留水位を所定上方水位に維持する第2強制送気状態に変更し、空気が集中的に流れる短絡経路が形成された埋立廃棄物層を浸出水中に浸漬し、埋立層性状を変化させて短絡経路を解消するものである。
【0032】
請求項3に係る本発明の準好気性埋立処分方法は、埋立廃棄物層底部に浸出水集排水管を敷設する埋立処分場において、水位調整手段により埋立廃棄物層に滞水する浸出水の内部貯留水位を所定下方水位に維持し、浸出水集排水管に設定する複数箇所の中で任意の特定箇所に空気供給手段により空気を供給し、浸出水集排水管内の浸出水中に供給した空気が浸出水集排水管の透水孔を通して内部貯留の水面下にある埋立廃棄物層中に浸入して拡散することで埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境をなす好気的領域を形成し、空気供給手段から空気を供給する特定箇所を適宜に変更して埋立廃棄物層中に形成する好気的領域を水平方向に移動させ、埋立廃棄物層中の空気の流れを変化させて空気が集中的に流れる短絡経路を解消する。
【0033】
請求項4に係る本発明の準好気性埋立処分方法は、埋立廃棄物層底部に浸出水集排水管を敷設する埋立処分場において、水位調整手段により埋立廃棄物層に滞水する浸出水の内部貯留水位を所定下方水位に維持し、浸出水集排水管に設定する複数箇所の全て、もしくは前記複数箇所の中で任意の特定箇所に空気供給手段により空気を供給し、浸出水集排水管内の浸出水中に供給した空気が浸出水集排水管の透水孔を通して内部貯留の水面下にある埋立廃棄物層中に浸入して拡散することで埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境をなす好気的領域を形成し、空気供給手段で供給する空気量を調整して好気的領域の水平方向の広がりを抑制し、好気的領域と好気的領域の間、もしくは好気的領域と嫌気的領域の間に好気状態、完全嫌気状態の何れでもない無酸素状態の微生物環境をなす無酸素領域を形成し、嫌気的領域の絶対嫌気性菌の生物作用により生じる有機酸など生物作用生成物を炭素源として、好気的領域の好気性菌の生物作用および無酸素領域の通性嫌気性菌の生物作用により硝化脱窒を行うものである。
【0034】
請求項5に係る本発明の準好気性埋立処分方法は、埋立廃棄物層底部に浸出水集排水管を敷設する埋立処分場において、水位調整手段により埋立廃棄物層に滞水する浸出水の内部貯留水位を所定下方水位に維持し、浸出水集排水管に設定する複数箇所の全て、もしくは前記複数箇所の中で任意の特定箇所に空気供給手段により空気を供給し、浸出水集排水管内の浸出水中に供給した空気が浸出水集排水管の透水孔を通して内部貯留の水面下にある埋立廃棄物層中に浸入して拡散することで埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境をなす好気的領域を形成し、空気供給手段で供給する空気量を調整して、好気的領域の微生物環境を好気状態、完全嫌気状態の何れでもない無酸素状態となして無酸素領域を形成し、埋立廃棄物層の好気的領域において好気状態と無酸素状態とを時系列で交互に形成することで、嫌気的領域の絶対嫌気性菌の生物作用により生じる有機酸など生物作用生成物を炭素源として、好気的領域の好気性菌、無酸素領域の通性嫌気性菌の生物作用により硝化脱窒を行うものである。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図5において、準好気性埋立処分場10は、埋立地の埋立基礎地盤11に遮水工12を施工し、遮水工12の上方に廃棄物を埋め立てる領域を形成したもので、この領域に埋立廃棄物層13を形成する。遮水工12は粘土層や遮水シート等からなるもので、降水等に由来する浸出水が埋立地基礎地盤11へ浸透することを防止する。廃棄物を埋め立てる埋立領域と非埋立領域の境には双方の領域を隔てる堰堤14を設けており、さらに埋立領域は必要に応じて区画堤(図示省略)によって域内を複数に区画している。
【0036】
遮水工12の上部には集排水管(浸出水集排水管)15を配設しており、集排水管15は本管15aの下流端が堰堤14に形成した集排水ピット16に連通し、本管15aから複数の枝管15bが分岐している。集排水管15は浸出水を排出するためのものであり、その構造は種々のものがあるが、ここでは有孔管17の周囲を栗石18で覆った構造をなす。集排水ピット16には水位調整手段をなす排水ポンプ19および水位計(図示省略)を設けており、排水ポンプ19は集排水ピット16に流入した浸出水を浸出水処理施設(図示省略)へ送水もしくは放流し、水位計(図示省略)に設定する水位に応じて起動・停止する。
【0037】
空気供給手段は、複数のブロア20と、各ブロア20から埋立廃棄物層13を通って、あるいは集排水ピット16を通して集排水管15に設定する複数箇所のそれぞれに達する空気供給管21と、各空気供給管21に設けたバルブ22とからなり、各ブロア20の起動・停止操作およびバルブ22の開閉操作は手動制御することも可能であり、別途に設けるコントローラ(図示省略)で自動制御することも可能である。
【0038】
空気供給手段は、全てのブロア20を起動して各空気供給管21のバルブ22を開栓し、集排水管15に設定する複数箇所の全てに空気を同時に供給することが可能であり、もしくは任意に選択するブロア20のみを起動し、このブロア20に連通する空気供給管21のバルブ22のみを開栓して集排水管15に設定する複数箇所の中で任意の特定箇所にのみ空気を供給することも可能である。
【0039】
空気供給手段、水位調整手段は、必要に応じて区画堤(図示省略)によって区画した埋立領域ごとに設ける。
以下、上記した構成における作用を説明する。図2に示すように、通常状態では自然の降水や人工の散水によって生じる浸出水を集排水ピット16の排水ポンプ19で排出し、埋立廃棄物層に滞水させない。
【0040】
また、図3に示すように、第1強制送気状態では、自然の降水や人工の散水によって生じる浸出水を埋立廃棄物層13に滞水させて内部貯留する。散水の水源は、埋立処分地とは別途に設ける貯水池(図示省略)に貯留する浸出水もしくは浸出水処理水でも良く、あるは埋立処分地の埋立領域に区画した他の区画領域を貯水池として利用することも可能である。
【0041】
埋立廃棄物層13に内部貯留する浸出水の水位は集排水ピット16における水位であるので、水位調整手段の水位計で計測する水位を指標として排水ポンプ19の起動・停止を制御し、余剰な浸出水を排水ポンプ19で排出し、内部貯留水位Wを所定下方水位に維持する。
【0042】
通常状態および第1強制送気状態では、図2および図3に示すように、全てのブロア20を起動して各空気供給管21のバルブ22を開栓し、集排水管15に設定する複数箇所の全てに空気を同時に供給する。あるいは図5に示すように、任意に選択するブロア20のみを起動し、このブロア20に連通する空気供給管21のバルブ22のみを開栓し、停止したブロア20に連通する空気供給管21のバルブ22を閉栓して空気漏れを防止し、集排水管15に設定する複数箇所の中で任意の特定箇所にのみ空気を供給する。
【0043】
通常状態では、集排水管15を経由して外部から空気が受動的に供給され、さらにブロア20で集排水管15の内部に空気を能動的(強制的)に供給し、集排水管15の内部の空気が有孔管17に形成した透水孔および栗石18の間隙を通して埋立廃棄物層13に浸入して拡散することで、埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境をなす好気的領域を形成する。
【0044】
通常状態では浸出水集排水管内の酸素分圧を空気中の酸素分圧に近づけることを目的としてブロア20により空気を供給するので、少量の空気の連続した供給、所定量の空気の間欠的供給で良く、ブロア20の動力を最小とでき、運転費を節約できる。また、空気の無供給状態とすることも可能である。
【0045】
第1強制送気状態では、集排水管15の浸出水中に供給した空気は、集排水管15の有孔管17に形成した透水孔および栗石18の間隙を通して内部貯留の水面下にある埋立廃棄物層13aに浸入し、内部貯留の浸出水中を上昇しながら拡散し、内部貯留の水面下の埋立廃棄物層13aから水面上の埋立廃棄物層13bに浸入して拡散する。
【0046】
このことで、水面下および水面上の埋立廃棄物層13a、13bに好気性の微生物環境をなす好気的領域を形成する。通常状態と第1送気状態は定期的に、あるいは不定期に交互に繰り返す。
【0047】
ところで、水面下の埋立廃棄物層13aにおいては浸出水に空気(酸素)が溶解し、内部貯留の浸出水が空気の吹き込みや浸出水の流入・排出に伴って流動することで、広範囲に好気的領域を形成することができる。しかし、水面上の埋立廃棄物層13bにおいては、埋立廃棄物層13bを流れる空気の透過性が埋立廃棄物層13bの密度や締め固め具合等の埋立層性状に大きく影響され、空気が透過性の良い部位に集中し、空気が集中的に流れる短絡経路が自然発生する。その経路が固定された状態が継続すると埋立廃棄物層13bに形成する好気的領域が広がりの乏しい偏在したものとなり、埋立地全体の早期の安定化を阻害する。
【0048】
このため、図4あるいは図6に示すように、定期的に、あるいは任意の時に、水位調整手段の水位計に設定する水位を設定変更し、内部貯留の水位を所定上方水位に維持する第2強制送気状態に変更する。
【0049】
この第2強制送気状態では、自然の降水を貯留することにより、あるいは人工の散水を施すことによって内部貯留する浸出水量を増加させ、水面下に没する埋立廃棄物層13aの層厚を増加させるとともに、内部貯留の水面上にあった埋立廃棄物層13bの層厚を減少させて、埋立廃棄物層13bの空気が集中的に流れる短絡経路を含む部位を浸出水中に浸漬する。
【0050】
この状態で、集排水管15の管壁の透水孔を通して内部貯留の水面下にある埋立廃棄物13aに浸入した空気が内部貯留の浸出水中を上昇しながら拡散することで、浸出水中の埋立廃棄物層13aの各箇所において密度や締め具合等の埋立層性状が変化して空気が集中的に流れる短絡経路が解消される。
【0051】
また、内部貯留の水面下の埋立廃棄物層13aでは浸出水を媒介して空気(酸素)が埋立廃棄物層13aに広範囲に行き渡って好気的領域が拡大するので、内部貯留の水面下に没する埋立廃棄物層13aとして、通常状態および第1強制送気状態において好気性の微生物環境をなす下層部の好気的領域のみならず、嫌気性の微生物環境をなす中層部の嫌気的領域の一部を含むことで、嫌気的領域の一部が好気的領域に転換して好気的領域の層厚が拡大するとともに嫌気的領域の層厚が減少する。さらに、内部貯留の水面下の埋立廃棄物層13aから水面上の埋立廃棄物層13bへ空気が浸入して拡散することで、水面上付近の埋立廃棄物層13bが嫌気的領域から好気的領域に転換して好気的領域を広範囲に形成する。
【0052】
この第2強制送気状態を所定期間継続した後に、水位調整手段の水位計の水位を設定変更し、排水ポンプ19で余剰な浸出水を排出して内部貯留のない通常状態に戻す。この操作により、水面下に没していた埋立廃棄物層13aから浸出水を抜き去って水面下の埋立廃棄物層13の層厚をなくし、水面上の埋立廃棄物層13bの層厚を増加させる。
【0053】
第2強制送気状態は通常状態の後に行っても良く、通常状態、第2強制送気状態、第1強制送気状態の順序で変化させることも可能である。
第2強制送気状態を経た後の通常状態もしくは第1強制送気状態では、集排水管15から埋立廃棄物層13bに浸入する空気、水面下の埋立廃棄物層13aから水面上の埋立廃棄物層13bへ浸入する空気は、第2強制送気状態で水面下に没する以前に埋立廃棄物層13bにあった空気の集中する短絡経路が埋立廃棄物層13bの含水率、密度や締め固め具合等の埋立層性状の変化によって解消していることで、水面上の埋立廃棄物層13bに広範囲に拡散して好気的領域を形成し、埋立地の早期安定化を促進する。
【0054】
また、図5に示すように、任意に選択するブロア20のみを起動し、このブロア20に連通する空気供給管21のバルブ22のみを開栓して集排水管15に設定する複数箇所の中で任意の特定箇所にのみ空気を供給する場合には、起動するブロア20を変更し、起動したブロア20に連通する空気供給管21のバルブ22のみを開栓し、停止したブロア20に連通する空気供給管21のバルブ22を閉栓することで、空気を供給する特定箇所を適宜に変更する。この操作で埋立廃棄物層13に形成する好気的領域を水平方向に移動させることで、埋立廃棄物層13の空気の流れを変化させて空気が集中的に流れる短絡経路を解消する。
【0055】
また、図2、図3又は図5に示す状態において、空気供給手段の各ブロア20で供給する空気量を調整して好気的領域の水平方向の広がりを抑制し、好気的領域と好気的領域の間、もしくは好気的領域と嫌気的領域の間に好気状態、完全嫌気状態の何れでもない無酸素状態の微生物環境をなす無酸素領域を形成することで、嫌気的領域に生息する絶対嫌気性菌の生物作用により生じる有機酸などの生物作用生成物を炭素源として、好気的領域の好気性菌(硝化菌)の生物作用によるアンモニア性窒素の硝化、および無酸素領域の通性嫌気性菌(脱窒菌)の生物作用による脱窒を行い、浸出水の水質を向上させる。
【0056】
また、図2、図3又は図5に示す状態において、空気供給手段の各ブロア20で供給する空気量を調整して、埋立廃棄物層13の好気的領域の同一部位において好気状態と無酸素状態を時系列で交互に形成することで、嫌気的領域の絶対嫌気性菌の生物作用により生じる有機酸などを炭素源として、好気的領域の好気性菌(硝化菌)の生物作用によるアンモニア性窒素の硝化、および無酸素領域の通性嫌気性菌(脱窒菌)の生物作用による脱窒を行い、浸出水の水質を向上させる。
【0057】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、浸出水を埋立廃棄物層に所定水位で内部貯留する状態で、空気供給手段により空気を浸出水集排水管の任意の特定箇所もしくは所定の複数箇所の全箇所に供給することで、水面下および水面上の埋立廃棄物層中に好気的領域を形成し、水位調整手段によって内部貯留の水位を変更して空気が集中的に流れる短絡経路を含む埋立廃棄物層を浸出水中に浸漬することで、埋立廃棄物層の埋立層性状を変化させて空気が集中的に流れる短絡経路を解消でき、埋立地の早期安定化を促進できる。また、空気供給手段により空気を供給する特定箇所を適宜に変更して埋立廃棄物層中に形成する好気的領域を水平方向に移動させることで、埋立廃棄物層中の空気の流れを変化させて空気が集中的に流れる短絡経路を解消できる。また、空気量を調整して無酸素領域を形成することで、嫌気的領域で生じる有機酸などを炭素源として、好気的領域の好気性菌の生物作用および無酸素領域の通性嫌気性菌の生物作用により硝化脱窒を行い、浸出水の水質を向上させることができる。また、空気量を調整して埋立廃棄物層の好気的領域で好気状態と無酸素状態を時系列で交互に形成することで、嫌気的領域で生じる有機酸などを炭素源として、好気的領域の好気性菌、無酸素領域の通性嫌気性菌の生物作用により硝化脱窒を行い、浸出水の水質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における準好気性埋立処分場の構造を示す模式図である。
【図2】同実施の形態における準好気性埋立処分場の通常状態で複数箇所に空気を供給する場合を示す模式図である。
【図3】同実施の形態における準好気性埋立処分場の第1強制送気状態で複数箇所に空気を供給する場合を示す模式図である。
【図4】同実施の形態における準好気性埋立処分場の第2強制送気状態を示す模式図である。
【図5】同実施の形態における準好気性埋立処分場の第1強制送気状態で特定箇所に空気を供給する場合を示す模式図である。
【図6】同実施の形態における準好気性埋立処分場の第2強制送気状態を示す模式図である。
【図7】従来の準好気性埋立処分場を示す模式図である。
【符号の説明】
10 準好気性埋立処分場
11 埋立基礎地盤
12 遮水工
13 埋立廃棄物層
14 堰堤
15 集排水管(浸出水集排水管)
15a 本管
15b 枝管
16 集排水ピット
17 有孔管
18 栗石
19 排水ポンプ
20 ブロア
21 空気供給管
22 バルブ

Claims (5)

  1. 埋立廃棄物層底部に浸出水集排水管を敷設する埋立処分場において、浸出水集排水管に設定する複数箇所の全て、もしくは前記複数箇所の中で任意の特定箇所に空気を供給する空気供給手段を設け、埋立処分場内に滞水する浸出水の内部貯留水位を変更する水位調整手段を設けたことを特徴とする準好気性埋立処分場。
  2. 埋立廃棄物層底部に浸出水集排水管を敷設する埋立処分場において、水位調整手段により埋立廃棄物層に滞水する浸出水の内部貯留水位を所定下方水位に維持する第1強制送気状態で、浸出水集排水管に設定する複数箇所の全て、もしくは前記複数箇所の中で任意の特定箇所に空気供給手段により空気を供給し、浸出水集排水管内の浸出水中に供給した空気が浸出水集排水管の透水孔を通して内部貯留の水面下にある埋立廃棄物層中に浸入して拡散することで埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境をなす好気的領域を形成し、適宜の時機に水位調整手段により埋立廃棄物層に滞水する浸出水の内部貯留水位を所定上方水位に維持する第2強制送気状態に変更して、空気が集中的に流れる短絡経路が形成された埋立廃棄物層を浸出水中に浸漬し、埋立層性状を変化させて短絡経路を解消することを特徴とする準好気性埋立処分方法。
  3. 埋立廃棄物層底部に浸出水集排水管を敷設する埋立処分場において、水位調整手段により埋立廃棄物層に滞水する浸出水の内部貯留水位を所定下方水位に維持し、浸出水集排水管に設定する複数箇所の中で任意の特定箇所に空気供給手段により空気を供給し、浸出水集排水管内の浸出水中に供給した空気が浸出水集排水管の透水孔を通して内部貯留の水面下にある埋立廃棄物層中に浸入して拡散することで埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境をなす好気的領域を形成し、空気供給手段から空気を供給する特定箇所を適宜に変更して埋立廃棄物層中に形成する好気的領域を水平方向に移動させ、埋立廃棄物層中の空気の流れを変化させて空気が集中的に流れる短絡経路を解消することを特徴とする準好気性埋立処分方法。
  4. 埋立廃棄物層底部に浸出水集排水管を敷設する埋立処分場において、水位調整手段により埋立廃棄物層に滞水する浸出水の内部貯留水位を所定下方水位に維持し、浸出水集排水管に設定する複数箇所の全て、もしくは前記複数箇所の中で任意の特定箇所に空気供給手段により空気を供給し、浸出水集排水管内の浸出水中に供給した空気が浸出水集排水管の透水孔を通して内部貯留の水面下にある埋立廃棄物層中に浸入して拡散することで埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境をなす好気的領域を形成し、空気供給手段で供給する空気量を調整して好気的領域の水平方向の広がりを抑制し、好気的領域と好気的領域の間、もしくは好気的領域と嫌気的領域の間に好気状態、完全嫌気状態の何れでもない無酸素状態の微生物環境をなす無酸素領域を形成し、嫌気的領域の絶対嫌気性菌の生物作用により生じる有機酸など生物作用生成物を炭素源として、好気的領域の好気性菌の生物作用および無酸素領域の通性嫌気性菌の生物作用により硝化脱窒を行うことを特徴とする準好気性埋立処分方法。
  5. 埋立廃棄物層底部に浸出水集排水管を敷設する埋立処分場において、水位調整手段により埋立廃棄物層に滞水する浸出水の内部貯留水位を所定下方水位に維持し、浸出水集排水管に設定する複数箇所の全て、もしくは前記複数箇所の中で任意の特定箇所に空気供給手段により空気を供給し、浸出水集排水管内の浸出水中に供給した空気が浸出水集排水管の透水孔を通して内部貯留の水面下にある埋立廃棄物層中に浸入して拡散することで埋立廃棄物層中に好気性の微生物環境をなす好気的領域を形成し、空気供給手段で供給する空気量を調整して、好気的領域の微生物環境を好気状態、完全嫌気状態の何れでもない無酸素状態となして無酸素領域を形成し、埋立廃棄物層の好気的領域において好気状態と無酸素状態とを時系列で交互に形成することで、嫌気的領域の絶対嫌気性菌の生物作用により生じる有機酸など生物作用生成物を炭素源として、好気的領域の好気性菌、無酸素状態の通性嫌気性菌の生物作用により硝化脱窒を行うことを特徴とする準好気性埋立処分方法。
JP2003148450A 2003-05-27 2003-05-27 準好気性埋立処分場および埋立処分方法 Withdrawn JP2004351242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003148450A JP2004351242A (ja) 2003-05-27 2003-05-27 準好気性埋立処分場および埋立処分方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003148450A JP2004351242A (ja) 2003-05-27 2003-05-27 準好気性埋立処分場および埋立処分方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004351242A true JP2004351242A (ja) 2004-12-16

Family

ID=34044807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003148450A Withdrawn JP2004351242A (ja) 2003-05-27 2003-05-27 準好気性埋立処分場および埋立処分方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004351242A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007021310A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Taisei Corp 廃棄物処分場
KR101057165B1 (ko) * 2011-02-23 2011-08-17 (주) 경화엔지니어링 최종 복토층의 가스포집층을 활용하여 침출수를 재순환하는 바이오 리액터형 매립지
JP2013000634A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Taisei Corp 最終処分場の構造
KR20190038024A (ko) * 2017-09-29 2019-04-08 안양대학교 산학협력단 폐기물 매립지에서의 하이브리드 메탄 산화 시스템
JP2019166504A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 五洋建設株式会社 既設管理型廃棄物処分場の安定化方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007021310A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Taisei Corp 廃棄物処分場
JP4688595B2 (ja) * 2005-07-13 2011-05-25 大成建設株式会社 廃棄物処分場
KR101057165B1 (ko) * 2011-02-23 2011-08-17 (주) 경화엔지니어링 최종 복토층의 가스포집층을 활용하여 침출수를 재순환하는 바이오 리액터형 매립지
JP2013000634A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Taisei Corp 最終処分場の構造
KR20190038024A (ko) * 2017-09-29 2019-04-08 안양대학교 산학협력단 폐기물 매립지에서의 하이브리드 메탄 산화 시스템
KR102000586B1 (ko) 2017-09-29 2019-07-16 안양대학교 산학협력단 폐기물 매립지에서의 하이브리드 메탄 산화 시스템
JP2019166504A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 五洋建設株式会社 既設管理型廃棄物処分場の安定化方法
JP7064359B2 (ja) 2018-03-26 2022-05-10 五洋建設株式会社 既設管理型廃棄物処分場の安定化方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6742962B2 (en) Infiltration and gas recovery systems for landfill bioreactors
US7168888B2 (en) Aerobic and anaerobic waste management systems and methods for landfills
US7422393B2 (en) Aerobic and anaerobic waste management systems and methods for landfills
US20050201831A1 (en) Landfill structure using concept of multi-layered reactors and method for operating the same
KR100691565B1 (ko) 퇴비를 얻기 위한 하수슬러지의 안정화조
JP2004351242A (ja) 準好気性埋立処分場および埋立処分方法
JP2006334521A (ja) 廃棄物の埋立処分方法、及び廃棄物埋立構造
JPH11216440A (ja) 廃棄物の埋立処分工法
CN109437393A (zh) 一种高负荷生态地滤污水处理方法
KR20100022947A (ko) 수평형 수분 주입 및 매립가스 포집 시스템
JP6234204B2 (ja) 有機性廃棄物の埋立処理方法及び前処理設備
JP3076024B2 (ja) 傾斜土槽を用いた水質浄化装置及びそれを用いた水質浄化法
KR20190038024A (ko) 폐기물 매립지에서의 하이브리드 메탄 산화 시스템
JP4299700B2 (ja) 廃棄物最終処分場の最終覆土工法
JP2007038168A (ja) 酸素富化水の製造方法および製造装置、廃棄物処分場における廃棄物の早期安定化方法および早期安定化システム
KR100341609B1 (ko) 폐기물 매립지의 최종복토 방법 및 그 최종복토 내에서의매립가스 재순환 시스템
GB2423766A (en) Waste treatment
JP2002177917A (ja) 廃棄物処分場
KR100352654B1 (ko) 자연바람을 공급하는 공기공급장치 및 이를 이용한 침출수 무방류 호기성 매립방법
JP3438200B2 (ja) 排水処理槽と排水処理装置と排水処理方法
CN109368933A (zh) 可调型人工湿地系统
JP2004351240A (ja) 埋立廃棄物層構造
JP2004073908A (ja) 廃棄物処分場における雨水浸透調節方法
JP2007196089A (ja) 廃棄物最終処分場の施工方法
JPH05123659A (ja) 廃棄物処理方法及びガス抜き遮水シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060322

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070727