JP2004350824A - 電気かみそりの外刃および電気かみそり - Google Patents

電気かみそりの外刃および電気かみそり Download PDF

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Abstract

【課題】スリット孔に毛が効率よく導入される電気かみそりの外刃および電気かみそりを提供する。
【解決手段】電気かみそり10に断面略逆U字状に取り付けられ、毛導入孔としてスリット孔20が穿設された電気かみそりの外刃18において、スリット孔20の長手方向の一方または両方の端部20aに、剃り面34側が凹んだ凹部26,60が隣接して設けられ、スリット孔20の端部20aが毛を誘い込む導入口40として形成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気かみそりに断面略逆U字状に取り付けられ、毛導入孔としてスリット孔が穿接された電気かみそりの外刃および電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来の往復動式の電気かみそりの外刃の一例を示す平面図である(特許文献1参照)。
図7に示す往復動式の電気かみそりの外刃100は、薄い略矩形状の金属板の中央側に円形孔108が多数設けられ、両端側にスリット孔104が多数設けられて形成されているものである。
この外刃100は、上記のように異なる形状の毛導入孔を配列することにより、それぞれの毛導入孔の特性を合わせて効率よく毛を導入しようとするものである。すなわち、円形孔108は、円形孔108に容易に入る程度の長さの毛をさらに短くする深剃り用として設けられており、スリット孔104は、円形孔108には導入されにくいような長く伸びた毛をスリット孔104の長手方向に沿って導入し切断する粗剃り用として設けられている。
【0003】
上記円形孔108は深剃り用として設けられているものであるから、薄く形成された金属板に穿設されていることが好ましい。これに対し、スリット孔104は、ある程度厚く設けられた金属板に穿設されていないと、スリット孔104から肌が入り込み、内刃により肌が傷つけられてしまう(いわゆるヒリツキ)おそれがある。
このため、外刃100のスリット孔104が穿設された領域は、ヒリツキが生じない所定の厚さ(肉厚領域102)に設けられ、円形孔108が穿設された領域は、肉厚領域102よりも肉薄(肉薄領域106)に設けられている。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第3564715号明細書(第1図および第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように構成されている外刃100は、外刃100を使用して長い毛を剃る場合、均一な厚さに設けられた肉厚領域102に穿設されているスリット孔104に長い毛が導入されにくいという問題がある。すなわち、外刃100の剃り面110を肌に当てて移動させた際、図8に示すように、スリット孔104の長手方向と平行な毛112は、スリット孔104内に導入されやすいが、スリット孔104の長手方向に対して斜めにクロスする方向に傾いている毛114は、毛114がスリット孔104と交差するようになるから、うまくスリット孔104に導入されずに剃り残ってしまうという問題がある。
【0006】
そこで、本発明においては、この課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、スリット孔に毛が効率よく導入される電気かみそりの外刃および電気かみそりを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、電気かみそりに断面略逆U字状に取り付けられ、毛導入孔としてスリット孔が穿設された電気かみそりの外刃において、スリット孔の長手方向の一方または両方の端部に、剃り面側が凹んだ凹部が隣接して設けられ、前記スリット孔の前記端部が毛を誘い込む導入口として形成されていることを特徴とする。なお、スリット孔の端部に凹部が隣接しているというのは、スリット孔の端部の輪郭に沿って凹部が設けられている状態を表すものである。また、スリット孔が設けられている外刃とは、スリット孔のみが設けられている外刃に限定するものではなく、一つ以上のスリット孔が設けられていることをいうものである。さらに、スリット孔の端部に凹部が隣接して設けられているとの記載は、外刃に設けられた全てのスリット孔に凹部が隣接して設けられていることを意味するものではなく、少なくとも一つのスリット孔に凹部が隣接して設けられていることを意味するものである。
また、電気かみそりに断面略逆U字状に取り付けられ、毛導入孔としてスリット孔が穿設されて肉厚に形成された肉厚領域と、該肉厚領域よりも薄く形成され、毛導入孔として多角形状または円形状の孔が穿設された肉薄領域とが設けられた電気かみそりの外刃において、前記スリット孔の長手方向の一方または両方の端部に、前記肉薄領域が隣接して設けられ、前記スリット孔の前記端部が毛を誘い込む導入口として形成されていることを特徴とする。
【0008】
また、前記肉厚領域と前記肉薄領域との境界が直線状に設けられ、前記スリット孔は、スリット孔の前記端部が前記境界上に位置し、前記肉薄領域に隣接して設けられていることを特徴とする。なお、上記境界が直線状に設けられているというのは、外刃が電気かみそりに取り付ける前の平板状の状態において、境界部が直線状に設けられていることを示している。また、境界が直線状になっているというのは、境界の一端から他端までが完全に直線状に設けられていることを意味するものではなく、境界部が略直線状であれば良いものである。すなわち、例えば一端側が若干湾曲した形状であっても、境界の大部分が直線状に形成されていればよいことを意味するものである。
また、前記肉厚領域と前記肉薄領域との境界が波形に形成されていることを特徴とする。なお、この場合においても、電気かみそりに取り付ける前の平板状の外刃において、境界の一端から他端までの主要部が波形に形成されていることを示している。
また、前記スリット孔は、スリット孔の長手方向が前記境界に直交して複数設けられていることを特徴とする。これにより、スリット孔の導入口から入り込む毛がスリット孔の側壁面に沿ってスリット孔内に導入されやすい。
【0009】
また、電気かみそりに断面略逆U字状に取り付けられた際の前記外刃の頂部が、前記肉薄領域に設けられていることを特徴とする。
また、前記肉厚領域と前記肉薄領域との境界が、前記外刃の頂辺と略平行に設けられていることを特徴とする。なお、上記境界が外刃の頂辺と略平行ということは、境界が直線状に設けられていることに限定されるものではなく、境界が波形に設けられているものであってもよい。すなわち、境界の概形が頂辺と略平行であることを意味するものである。
また、前記スリット孔は、長さが2mm以上且つ幅が0.3mm以下に形成されていることを特徴とする。
また、前記電気かみそりの外刃と、該外刃の内面に摺接する内刃とを備えた電気かみそり。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる電気かみそりの外刃の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる電気かみそりの外刃の一実施形態の構成を示す平面図および断面図である。また、図2は、図1に示す外刃が取り付けられた電気かみそりの全体構成を示す概略図である。
【0011】
図2に示すように、本実施形態の電気かみそり10は、上端に内刃12が取り付けられ、内刃12を往復動させる駆動部が内蔵された本体ハウジング14と、本体ハウジング14の上部に着脱自在に装着され、内刃12と摺接する外刃18が取り付けられている刃ヘッド部16とを備える往復動式の電気かみそりである。
この刃ヘッド部16の外刃18は、毛導入孔が複数穿設され略長方形状に形成された薄い金属板からなり、外刃18の短辺側を湾曲させて刃ヘッド部16に断面略逆U字状に取り付けられている。
【0012】
本実施形態の外刃18は、図1(a)に示すように、粗剃り用の毛導入孔としてスリット孔20が多数設けられ肉厚に形成された肉厚領域30と、深剃り用の毛導入孔として円形孔22が多数設けられ、肉厚領域30よりも肉薄に形成された肉薄領域32とに区分されて形成されている。
この肉厚領域30と肉薄領域32とからなる外刃18は、金属板の厚さの違いによって剃り面34側が凹凸面に形成され、内刃12が摺接する内面側が平坦面に形成されている。
【0013】
本実施形態においては、肉厚領域30および肉薄領域32は金属板の長手方向に延びる帯状に形成され、肉厚領域30,30は金属板の短手方向の両端側、円形孔22は金属板の中央側に設けられいる。この構成により、図2に示すように、外刃18を刃ヘッド部16に断面略逆U字状に取り付けた際に、外刃18の頂部37が肉薄領域32となるように外刃18が取り付けられる。これにより、肌に接する頻度の高い外刃の頂部37によって深剃りができるとともに、あごの下側等の電気かみそりで剃りにくく剃り残しが発生しやすい部分を、電気かみそりを傾けて肉厚領域30を当てることによって、剃り残されて長くなっている毛を好適に切断することができる。また、薄く設けられ撓み性を有する肉薄領域32が湾曲する頂部37に位置し、厚く設けられ剛性を有する肉厚領域30が側部に位置することから電気かみそり10の刃ヘッド部16に取り付けられやすいという利点もある。
【0014】
ここで、本発明における電気かみそりの外刃においては、スリット孔内に毛が導入されやすいように形成していることを特徴とするものである。すなわち、スリット孔の端部が、剃り面側が凹んだ凹部に隣接するようにスリット孔が穿設されていることにより、スリット孔の端部が開口して導入口に形成され、この導入口から毛が誘い込まれるように設けられている。
本実施形態においては、肉厚領域30に設けられたスリット孔20が、端部20aが肉厚領域30よりも凹んだ凹部としての肉薄領域32に隣接するように穿設されている。以下に、本実施形態の外刃18の構成について詳しく説明する。
【0015】
本実施形態の外刃18においては、図1に示すように、肉厚領域30と肉薄領域32との境界36が直線状に形成され、境界36の剃り面34側が厚さの異なりにより段差部38に形成されている。そして、肉厚領域30に設けられたスリット孔のうち境界36に沿って設けられたスリット孔20・・は、端部20aが境界36上に位置し、端部20aが肉薄領域32に隣接するように穿設されている。
【0016】
図3に示すように、境界36上に端部20aが位置するように設けられたスリット孔20は、肉薄領域32に端部20aが隣接することで端部20aが開口した状態に設けられる。これにより、スリット孔20の開口した端部20aが毛を誘い込む導入口40として作用する。すなわち、導入口40は、スリット孔20を形成する側壁面20bと肉薄領域32とを連通する形状に形成されていることから、肉薄領域32の剃り面に接触して肉厚領域30側に移動する毛を、段差部38を乗り越えさせることなく、導入口40を通ってスリット孔20内に誘い込むことができる。これにより、スリット孔20の端部20aから効率よく毛を導入することが可能となる。
【0017】
肉厚領域30と肉薄領域32との境界36は、スリット孔20の長手と直交する直線状に設けられ、境界36の段差部38とスリット孔20の側壁面20bとは直交した状態に設けられている。このように設けられていることにより、スリット孔20の長手とクロスする方向に傾斜した毛は、導入口40に毛の根元部分が入ると、段差部38および側壁面20bによりガイドされて、スリット孔20の長手方向に傾斜向きを変えながらスリット孔20内に誘い込まれる。これにより、スリット孔20の長手とクロスする毛であっても好適にスリット孔20内に導入することができる。
【0018】
また、本実施形態の外刃18は、直線状の境界36に沿って所定間隔おきにスリット孔20が設けられているものである。これにより、境界36は、段差部38と導入口40とが交互に設けられたくし刃状に形成されている。このため、多数の導入口40・・により長く伸びた毛をスリット孔20に効率よく導入できると共に、スリット孔20に導入されない場合でも、くし刃状のスリット孔20により毛の傾斜方向を整えることができることから、電気かみそりを何度が往復させることで毛を導入しやすくなる。
【0019】
図2に示すように、本実施形態の外刃18の境界36は、外刃18を刃ヘッド部16に取り付けた際の頂辺39(断面略逆U字状に外刃18が取り付けられた際の頂点を結んだ線)と略平行な直線状に形成されている。電気かみそりを使用する際には、通常、先ず外刃18の頂部37を肌に当て、それから肌に外刃18の傾斜面が当たるように移動させていくものである。このため、電気かみそり10に移動方向に向かってスリット孔20の導入口40が開口するように設けられていることから、毛を導入口40からスリット孔20内に効率よく導入することができる。
【0020】
次に、本実施形態の電気かみそり10の作用について説明する。
図4は、本実施形態の電気かみそり10の外刃18に設けられたスリット孔20に毛が導入され切断される状態を経時的に示す説明図である。なお、図4は、外刃18の剃り面34を肌44に接触させ、毛42が肉薄領域32から境界36に近づく方向(図4に示す矢印D方向)に電気かみそりを移動させている状態を示している。
図4(a)に示すように、電気かみそり10を矢印D方向に移動させると、スリット孔20の長手方向とクロスする方向に傾斜した毛42は、肉薄領域32の剃り面に接触した状態で境界36に近づく。そして、図4(b)に示すように、段差部38の導入口40に毛42の根元部分が入ると、境界36の段差部38およびスリット孔20の側壁面20bにガイドされて、毛42はスリット孔20の長手方向に傾斜向きを変えながらスリット孔20内へと誘い込まれる。
そして、導入されている毛42は、スリット孔20内に先端部まで入り込むと、毛42は剃り面と直交する方向に起立することによって、図4(c)に示すように、外刃18の内面に摺接する内刃により切断される。
【0021】
なお、本実施形態においては、境界36がスリット孔20の長手と直交する直線状に設けられているものであるが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、境界36が波形等に設けられていることであっても良い。この場合においても、波形の境界に設けられる段差部とスリット孔の側壁面によって、傾斜した毛をガイドしてスリット孔内に誘い込むことができる。
【0022】
図5は、スリット孔20の端部20a近傍を拡大した拡大図である。図示するように、スリット孔20は、平行な長辺20d、20dと、長辺の端部20e,20eから外方に突出する方向に湾曲したアール曲線20cとから形成されている。
本発明において、スリット孔20の端部20aとは、アール曲線20c近傍の長辺20d部分から、境界36がアール曲線20cに対して2点で交わりスリット孔20に導入口が設けられる部分までを意味する。
本実施形態においては、境界36が長辺の端部20eを通過するようにスリット孔20を穿設し、導入口40をスリット孔20の幅寸法と同じ幅に開口させて毛をスリット孔20内に効率よく導入できるように設けている。
なお、肉厚領域30に穿設されているスリット孔20は、円形孔22では剃れないような長い毛を導入するものであることから、スリット孔20の長さは2mm以上に形成されていることが好ましい。また、スリット孔20の幅は、ヒリツキを防止するため、0.3mm以下に形成されていることが好ましい。
【0023】
次に、本発明にかかる電気かみそりの外刃における他の実施形態の構成について説明する。
図6は、本発明にかかる第2の電気かみそりの外刃の構成を示す部分平面図である。この図に示す外刃50は、図1に示す外刃18のように、肉厚領域30と肉薄領域32との厚さの違いによりスリット孔20の端部20aを開口させているものではなく、肉厚領域52に設けられたスリット孔54の端部54aに、剃り面側が凹んだ凹部60を隣接して設け、スリット孔54の端部54aを開口させているものである。以下に、凹部60の構成について説明する。
なお、外刃50に設ける凹部60は、様々な形状に形成することが可能である。そこで、図6に凹部60の形状例を複数示す。
【0024】
図6(a)に示す外刃50は、スリット孔54が設けられた肉厚領域52と、円形孔58が設けられた肉薄領域56とからなる。そして、この外刃50の肉厚領域52には、肉厚領域52に設けられたスリット孔54の端部54aに隣接し、剃り面側が凹んだ凹部60が設けられている。この凹部60によりスリット孔54の端部54aは、開口して毛を誘い込む導入口59に形成されている。
60aは凹部の一例である。この凹部60aは、スリット孔54の端部54aが対向するスリット孔54,54間において、スリット孔54の幅寸法で、対向する端部54a間を連続して凹んだ形状に形成したものである。このように設けることによって、スリット孔54の端部54aには導入口59が形成され、導入口59から毛を誘い込むことができる。
【0025】
凹部60の他の例を説明する。60bは、ひとつひとつのスリット孔54の端部54aに、端部54aを覆う円弧状に凹部が形成されているものである。また、60cは、スリット孔54の端部54aが対向するスリット孔54間において、スリット孔54の長手方向と直交する方向に延びて複数のスリット孔54,54の端部54a,54aに隣接するように凹部が溝状に形成されているものである。さらに、60dのように、肉厚領域52と肉薄領域56との境界62を跨いだ状態に凹部が設けられていたり、60eのように、肉厚領域52に設けられたスリット孔54の端部54aから境界62まで凹部が延出して設けられていても良い。
また、肉薄領域56内において、スリット孔54の端部54aに隣接し、肉薄領域よりも薄く形成された凹部60fが設けられていることでも良い。このとき、凹部60fの厚さが肉薄領域56の厚さよりも薄く設けられていることによって、図1に示す導入口40よりもスリット孔54の導入口が大きく開口することから、毛を誘い込みやすくなるという利点がある。
なお、図6においては、凹部60がスリット孔54の一方側の端部54aにのみに隣接している場合について説明しているが、スリット孔54の両方の端部54a,54aに隣接して設けられていることであっても良い。
また、本発明においては、スリット孔と円形孔とが穿設された外刃に限定されるものではなく、均一な肉厚の金属板にスリット孔が設けられている外刃において、スリット孔の端部に凹部が隣接して設けられているものであっても良い。
【0026】
なお、本発明にかかる外刃においては、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲において改変することでも良い。
例えば、本実施形態においてスリット孔は、境界部に対して直交する方向に設けられているものであるが、これに限定されるものではなく、境界部に対して傾斜して設けられているものであっても良い。また、本実施形態においては、外刃の短手方向に3等分に区分し、肉厚領域と肉薄領域とを交互に形成しているものであるが、2つ或いは4つ以上に分割された縞状に形成されているものであってもよい。また、区分する領域も、本実施形態では内刃12の駆動方向に直交する方向に設けているが、例えば内刃12の駆動方向と直交する方向に区分しても良い。
【0027】
また、本実施形態においては、図2に示すように外刃が一枚のみ取り付けられた単列式の電気かみそりについて記載してるが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、外刃が並列に取り付けられた多列式のものでもあっても良い。なお、従来においては、多列式に設けられた外刃の中に、スリット孔のみが穿設された粗剃り用の外刃が別途取り付けられているものがあるが、本発明の外刃においては、外刃に設けられたスリット孔が効率よく長い毛を導入して切断するものであるから、粗剃り用の外刃を別途取り付けなくても、好適に髭を剃ることが可能となる。
【0028】
なお、上記各実施の形態においては、肉薄領域に円形状の毛導入孔が穿設された例を示しているが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、多角形状や円形状等であっても良い。
また、本実施形態においては、外刃を形成する金属板の厚さを肉厚領域と肉薄領域の2段階に分けて形成しているものであるが、例えば肉薄領域の厚さよりもさらに薄い領域が設けられ、厚さが違う領域が3段階に設けられているものであっても良い。
また、本実施形態においては、断面略逆U字状に取り付けられた外刃の内面に、往復動する内刃が摺接する往復動式の電気かみそりについて説明したが、これに限定されるものではなく、断面略逆U字状の外刃の内面に、螺旋状に設けられ回転する内刃が摺接する回転式の電気かみそりであっても良い。
【0029】
【発明の効果】
本発明による電気かみそりの外刃によれば、上述したように、スリット孔の端部に、剃り面側が凹んだ凹部を隣接させて設けることによって、スリット孔の端部が導入口に形成され、毛を効率よくスリット孔内に誘い込ませることができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電気かみそりの外刃の一実施形態の構成を示す平面図および断面図である。
【図2】本発明にかかる電気かみそりの全体構成を示す概略図である。
【図3】図1に示す外刃が電気かみそりの刃ヘッド部に取り付けられた状態を示す部分斜視図である。
【図4】本実施形態の外刃における毛の切断過程を示す説明図である。
【図5】本実施形態の外刃に設けられたスリット孔の端部近傍を拡大した拡大図である。
【図6】本発明にかかる外刃の第2の実施形態の構成を示す部分平面図および部分断面図である。
【図7】従来の電気かみそりの外刃の形態を示す平面図および断面図である。
【図8】図7に示す外刃が電気かみそりの刃ヘッド部に取り付けられた状態を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
18 外刃
20 スリット孔
20a 端部
22 円形孔
30 肉厚領域
32 肉薄領域
34 剃り面
36 境界
38 段差部
40 導入口
60 凹部

Claims (9)

  1. 電気かみそりに断面略逆U字状に取り付けられ、毛導入孔としてスリット孔が穿設された電気かみそりの外刃において、
    スリット孔の長手方向の一方または両方の端部に、剃り面側が凹んだ凹部が隣接して設けられ、前記スリット孔の前記端部が毛を誘い込む導入口として形成されていることを特徴とする電気かみそりの外刃。
  2. 電気かみそりに断面略逆U字状に取り付けられ、毛導入孔としてスリット孔が穿設されて肉厚に形成された肉厚領域と、該肉厚領域よりも薄く形成され、毛導入孔として多角形状または円形状の孔が穿設された肉薄領域とが設けられた電気かみそりの外刃において、
    前記スリット孔の長手方向の一方または両方の端部に、前記肉薄領域が隣接して設けられ、前記スリット孔の前記端部が毛を誘い込む導入口として形成されていることを特徴とする電気かみそりの外刃。
  3. 前記肉厚領域と前記肉薄領域との境界が直線状に設けられ、
    前記スリット孔は、スリット孔の前記端部が前記境界上に位置し、前記肉薄領域に隣接して設けられていることを特徴とする請求項2記載の電気かみそりの外刃。
  4. 前記肉厚領域と前記肉薄領域との境界が波形に形成されていることを特徴とする請求項2記載の電気かみそりの外刃。
  5. 前記スリット孔は、スリット孔の長手方向が前記境界に直交して複数設けられていることを特徴とする請求項4記載の電気かみそりの外刃。
  6. 電気かみそりに断面略逆U字状に取り付けられた際の前記外刃の頂部が、前記肉薄領域に設けられていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項記載の電気かみそりの外刃。
  7. 前記肉厚領域と前記肉薄領域との境界が、前記外刃の頂辺と略平行に設けられていることを特徴とする請求項6記載の電気かみそりの外刃。
  8. 前記スリット孔は、長さが2mm以上且つ幅が0.3mm以下に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の電気かみそりの外刃。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項記載の電気かみそりの外刃と、該外刃の内面に摺接する内刃とを備えた電気かみそり。
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