JP2004350723A - 調理用加熱プレート - Google Patents

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Abstract

【課題】複数枚の交換プレートを有する調理用加熱プレートにおいて、各プレートを傷付けることなく縦置き状態での収納を可能とする。
【解決手段】調理プレートと、該調理プレートが載置される加熱台と、該加熱台の内側に配設され、上記調理プレートの底面に接触して上記調理プレートを加熱する電熱ヒータとを備え、上記調理プレートを、上記加熱台に対してセットされる枠プレートと、該枠プレート底部の開口部を介し調理用途に応じて任意にセットされる複数枚の交換プレートとにより形成してなる調理用加熱プレートであって、収納時、上記複数枚の交換プレートは、その重合状態において、それらの上下両面が上下一対のカバー部材により覆われた状態で、上記枠プレートと蓋との間に収納されるように構成した。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、複数枚の交換プレートを有する調理用加熱プレートの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近では、ホットプレート等調理用加熱プレートの多くのものが、例えば1台の加熱台に対して、調理の用途(調理すべき料理の種類)に応じた複数の種類の調理プレート(加熱皿)を備え、その内の何れか最適なものを選んで加熱台にセットして使用できるように構成された多機能型のものとなってきている。
【0003】
そして、このような多機能型調理用プレートの中には、単に外枠およびプレート部が一体となった1枚物の単独の調理プレートを用途に応じて取り換えるようにしたものだけでなく、例えば同1枚物の単独の調理プレートと同一の大きさおよび形状をなす調理プレートを、底部が開口した枠プレートと該枠プレートの当該底部側開口部の大きさと形状に対応し、同開口部に対して任意に嵌合セットされる調理用途に応じた複数の種類の交換プレートとの2種のプレート部材とから構成し、加熱台側に直接セットした上記枠プレートの上記開口部に対して複数種の何れか所望の交換プレートを選んで間接的に嵌合セットすることにより、例えば焼き肉、たこ焼き、その他の各種の調理用途に対応できるようにしたものがある(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
【0004】
このような複数枚の交換プレートを有する調理用加熱プレートの場合、上述のように枠プレートを各交換プレートに兼用できることから、前述した単独1枚物構造の調理プレートを個別に複数枚準備するのに比べて、遥かに低コストで済む。また、使用したプレートの洗浄も容易で、その収納状態もコンパクトなものになる。
【0005】
そして、同収納は、例えば加熱台本体側に先ず枠プレートを嵌合セットし、その後、該枠プレートに対してたこ焼プレート等の凸部を有する構造の交換プレートを嵌合し、さらに、その上に焼肉プレート等のフラットな構造の交換プレートを重ねて上方から蓋を被せ、加熱台と蓋の外周をバインディング部材でバインディングするか、又は蓋と加熱台本体の各両端部分間に係脱可能なロックレバーを設けて相互にロックすることにより一体化して、例えば収納棚の空きスペース等に縦置き収納する収納方法が採用されていた。
【0006】
また、このように縦置き収納するに際して、上記のようなバインディング又はロックレバー手段を使わずに、専用の収納スタンドを準備しておき、該収納スタンドを使用して縦置き収納する収納方法も採用されていた(例えば特許文献3参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−291621号(第1−4頁、図1−8)
【特許文献2】
特開2003−52548号(第1−4頁、図5−6)
【特許文献3】
特開平8−252181号公報(第1−3頁、図1−4)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、以上のような構成の場合、その何れの収納方法であっても、交換プレート同士はもちろん、枠プレートや蓋に対して交換プレートが或る程度の隙間を有して直接接触しており、その当接面同士がガタツキや衝撃等によって傷付きやすい欠点を持っている。
【0009】
本願発明は、以上のような事情に基いてなされたもので、複数枚の交換プレートの上下両面をカバーする上下一対のカバー部材を設け、該カバー部材でカバーした状態において本体側枠プレートと蓋部材との間に安定した状態に収納セットすることにより、各プレートを傷付けることなく縦置き状態での収納を可能とした調理プレートを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
【0011】
(1) 第1の課題解決手段
この発明の第1の課題解決手段は、調理プレートと、該調理プレートが載置される加熱台と、該加熱台の内側に配設され、上記調理プレートの底面に接触して上記調理プレートを加熱する電熱ヒータとを備え、上記調理プレートを、上記加熱台に対してセットされる枠プレートと、該枠プレート底部の開口部を介し調理用途に応じて任意にセットされる複数枚の交換プレートとにより形成してなる調理用加熱プレートであって、収納時、上記複数枚の交換プレートは、その重合状態において、それらの上下両面が上下一対のカバー部材により覆われた状態で、上記枠プレートと蓋との間に収納されるように構成されていることを特徴としている。
【0012】
このような構成では、先ず複数枚の交換プレートが上下一対のカバー部材の間にガタ付きなく安定した状態で収納され、相互の摺動による傷の発生が防止される。
【0013】
しかも、同複数枚の交換プレートは、上記上下一対のカバー部材間に収納された状態で、上記加熱台本体側にセットされた枠プレートと蓋との間にガタ付きなく安定して収納固定される。
【0014】
したがって、同状態では、それらの全体を安定した状態で縦置き収納することが可能となり、その場合にも従来のような問題は確実に解消される。
【0015】
(2) 第2の課題解決手段
この発明の第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、複数枚の交換プレートが、たこ焼プレートを含んで構成されているとともに、上下一対のカバー部材の一方が、該たこ焼プレートの下面側の凸部を嵌合して位置決め固定する嵌合部を有して構成されていることを特徴としている。
【0016】
このような構成の場合、一方側嵌合部を有するカバー部材により、下面側に凸部を有するたこ焼プレートが確実に位置決め固定されて保持され、同状態において枠プレートと蓋との間に安定して収納される。
【0017】
したがって、下面側に多数の凸部があるたこ焼プレートを有するような場合にも、安定した収納が可能となる。
【0018】
(3) 第3の課題解決手段
この発明の第3の課題解決手段は、上記第1又は第2の課題解決手段の構成において、嵌合部は、当該カバー部材を補強する補強用リブを格子構造に組み合わせて構成されていることを特徴としている。
【0019】
たこ焼プレートの凸部を嵌合する嵌合部が、当該カバー部材を補強する補強用リブを格子構造に組み合わせて構成されていると、カバー部材平面部の補強機能とたこ焼プレートの凸部の嵌合並びに位置決め固定機能との両方の機能を同時に簡単な構造で実現することができる。
【0020】
(4) 第4の課題解決手段
この発明の第4の課題解決手段は、上記第1,第2又は第3の課題解決手段の構成において、上下一対のカバー部材の上部側カバー部材は、蓋の裏面側に少し突出して形成された把手取付部に当接して押圧固定されるように構成されていることを特徴としている。
【0021】
このように上部側カバー部材の蓋との当接部が、例えば例えば蓋の両端側に設けられている極部的に少し突出した把手取付部の裏面側である場合、同凸状の把手取付部によって前後方向への移動をも阻止して確実にカバー部材を押圧支持することができ、収納状態が安定する。
【0022】
(5) 第5の課題解決手段
この発明の第5の課題解決手段は、上記第1,第2,第3又は第4の課題解決手段の構成において、上下一対のカバー部材の下部側カバー部材は、加熱台側にセットされた枠プレートの交換プレート嵌合用の開口部に嵌合して固定されていることを特徴としている。
【0023】
このように、下部側カバー部材が加熱台側にセットされている枠プレートの交換プレート嵌合用の開口部に臨んで嵌合固定されるようになっていると、同カバー部材が同開口部によって確実に位置決め固定され、極めて安定した状態で収納される。
【0024】
【発明の効果】
以上の結果、本願発明によると、複数枚の交換プレートの収納状態が安定し、交換プレート同士および枠プレートと交換プレート相互の傷の発生を防止し、安定した縦置き収納をも可能とすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1〜図14は、本願発明の実施の形態に係る調理用加熱プレートの具体的な構成を示している。
【0026】
先ず図1〜図3は、平プレート、枠プレート、たこ焼プレート、焼肉プレート等スタック時の全体的な構成を示す図、図4は、たこ焼プレート使用時と焼肉プレート使用時の構成を左右に対比して示す図、図5及び図6は、蓋の構成を示す図、図7は、縦置き状態の図、図9は、交換プレート収納カバー内にたこ焼プレートおよび焼肉プレートを収納して加熱台側枠プレートにセットした状態を示す図、図10は、交換プレート収納カバーの閉成状態を示す図、図10〜図12は、交換プレート収納カバーの開状態の全体構成を示す図、図13および図14は、交換プレート収納カバーのロック状態を示す図である。
【0027】
(調理用加熱プレート本体の構成)
この調理用加熱プレートは、先ず図1〜図3に示されるように、加熱台10と、該加熱台10に直接載置される平プレート11および枠プレート7と、該枠プレート7に嵌合されるたこ焼プレート7Aおよび焼肉プレート7Bと、加熱台10の上方に被せられる蓋12とから構成されている。
【0028】
先ず加熱台10は、最外部に位置し、底部裏面側に脚部1a,1a・・・を、また上部外周側に断面逆U字状のカバー部(外周部)1b,1b(短片側)、1c,1c(長手方向側)を、それぞれ有する合成樹脂製の本体ケース1と、該本体ケース1の上部凹溝面側(内部底面側)に断熱支持部材2,2・・を介して支持された油受皿(水入皿)3と、該油受皿3の上部凹溝面側中央(内部底面側中央)の凹部面3a上に載置された金属製の遮熱板4と、上記油受皿3の上記遮熱板4を囲む段部面3bの上部に設けられた断熱性の複数の電熱ヒータ支持部材5,5・・・と、該電熱ヒータ支持部材5,5・・・を介して、上記油受皿3および遮熱板4の上部に位置して、略平面Y字形状に配設された電熱ヒータ6とから構成されている。
【0029】
また枠プレート7は、上記電熱ヒータ6の配設面上方部に載置され、外周部の前後両端側に把手15,15を備えるとともに、その底部プレート77b中央側に調理用途の異なる各種交換プレート嵌合用の開口部71を有し、かつ所定の高さ上方に延びた上端側開口部外周に所定幅の外枠部(外周縁部)77aを備えている。そして、該枠プレート7の底部プレート面77b側の開口部71に対して、例えば図4のように、たこ焼プレート7A(図4の右側上半分に図示)および焼き肉プレート7B(図4の左側上半分に図示)が任意に嵌合されるようになる。
【0030】
なお、上記電熱ヒータ6は、例えば図4のように電源ボックス側から上記加熱台10の本体ケース1内部を後端側に延び、同後端側でユーターンして前端側電源ボックスの所定距離手前に戻り、同電源ボックスの手前で再びユーターンして再度後端側に延び、同後端側で再度ユーターンして前端側電源ボックス内に戻ることにより、全体として略平面Y字形に配設され、所定のポイント位置で、上記複数の電熱ヒータ支持部材5,5・・・により支持されて、その上部側に載置される上記平プレート11、枠プレート7の一部、たこ焼プレート7A、焼き肉プレート7B等のプレート部全体を均一に加熱するようになっている。
【0031】
また上記蓋12は、例えば鋼板製で、上述の枠プレート7又は平プレート11とほぼ同じ平面形状の部材となっており、その外周端部には補強用等の機能を有するカール部12cが形成されている。また、その全体の断面形状は、中央部が緩やかに盛り上がった円弧状に形成されていて、各短辺側の上面には裏面側に凸で、表面側に凹のフラットな段部構造の把手取付部12a,12aが設けられ、該把手取付部12a,12aに対して、それぞれ同じ形状の蓋取手12b,12bがビスにより一体的に取り付けられている。
【0032】
該蓋取手12b,12bは、蓋12側に固定された肉厚の把手本体部Aと、該把手本体部Aから外方に一体に延設される肉薄の握り部Bとからなっている。そして、該握り部Bは把手本体部Aよりも一段低く形成され、それらの境界には上方から見ると円弧状の段部面Cが形成されている。
【0033】
また、該蓋12の外周端に形成されているカール部12cは、上述した枠プレート7の上方側外枠部77a上に載置される。
【0034】
(各プレート収納時の構成)
以上のように大きさ、機能の異なる複数枚の交換プレートを備えて構成されている本実施の形態の調理用加熱プレートは、それら各プレートを上記加熱台10に対して直接的に、また間接的に一体化した、例えば2種の収納方法が可能となっている。
【0035】
(1) 第1の収納方法(スタック状態)
該収納は、例えば図1〜図3のように、加熱台10の上部に先ず平プレート11を載せ、その上に枠プレート7を載せる。次に、該枠プレート7の開口部71に、先ずたこ焼プレート7Aを嵌合させ、さらに、その上に焼肉プレート7Bを載せ、最後に上記枠プレート7の上に蓋12を被せる。この状態では、上記平プレート11、枠プレート7の把手11a,11a、15,15とたこ焼プレート7Aの把手74,74、焼肉プレート7Bの把手74,74も、それぞれ重合状態となる。
【0036】
そして、該状態において、上記加熱台10の長手方向両端側(左右両端側)に弧回動可能に設けられているロックレバー20,20の先端側係合部20aを上記積層状態における上端側蓋把手12b,12bの握り部Bの上部に図1、図2のように係合させることによって蓋12を加熱台10に対して固定し、加熱台10と蓋12との間に、上記平プレート11、枠プレート7、たこ焼プレート7A、焼肉プレート7Bの各々を、図1〜図3に示すような一応安定した状態に保持する。
【0037】
そして、同保持状態においては、必要に応じて、例えば図7のような縦置き状態で設置することも可能であり、このようにすると、収納棚等の狭いスペースを有効に利用して効率良く収納することができる。
【0038】
ところが、上記本実施の形態の調理用加熱プレートは、例えば図7の構成からも明らかなように、縦置き状態では、左右方向の中心部から見て加熱台10側(図示右側)の重量に比べて蓋12側の重量の方が相当に大きく、重心が蓋12寄りにある。
【0039】
したがって、加熱台10の長手方向の側壁部(上記外カバー1c部分)がフラットである場合には蓋12側に倒れる可能性があり、収納場所Pの両サイドに物がないフリーな状態での縦置きは困難である。
【0040】
そこで、本実施の形態では、図7中に示すように、上記長手方向の側壁部(上記外カバー1c部分)の上端側肩部面位置に所定寸法外方に突出した凸部13を設け、その全体を所定の角度加熱台10側(図示右側)に傾けて立てるようにし、重心が中央にくるように構成している。
【0041】
なお、Oは収納場所Pのスペース面から鉛直方向に延びる直線である。
【0042】
(2) 第2の収納方法(収納カバー)
以上のように、各プレート11,7,7A,7Bをそのまま積層し、ロックレバー20,20でロックするスタック状態での収納方法は、収納作業が容易で、非使用時の一時的な保管には便利である。
【0043】
ところが、上記構成の場合、同収納状態では、例えば図2に拡大して示しているように、ちょうど上下に対向する位置関係にある上記枠プレート7に嵌合された焼肉プレート7Bの両端側の把手74,74と上記蓋12の把手取付部12a,12aとの間には、上下寸法Hの割合に大きな隙間があり、平置き状態では余り問題がないが、特に上述の図7のように、縦置き状態に収納すると、ガタ付きやズレを生じ、また相互のプレートが摺動し合って、表面に傷を生じる問題がある。
【0044】
これらの問題は、引越し時等の輸送作業時等には、より深刻である。
【0045】
そこで、本実施の形態では、さらに第2の収納方法として、例えば図8〜図14に示すような交換プレート収納カバー30を使用した収納構造を採用している。
【0046】
該収納カバー30は、例えば図8〜図14に示すように下部側に位置して上述のたこ焼プレート7A、焼肉プレート7Bを順次積層状態で収納する下部側カバー部材31と、上部側に位置して上記積層されたたこ焼プレート7A、焼肉プレート7Bの上部を覆う上部側カバー部材32との一対のカバー部材31,32を相互に開閉可能に(折り曲げ可能に)蝶着部33を介して合成樹脂により一体成型して構成されている。
【0047】
これら各カバー部材31,32は、それぞれ所定の深さを有する長方形状の皿型構造をなし、上記蝶着部33を境として相互に対向する方向に折り曲げられて(閉成されて)相互に嵌合した状態では、上記たこ焼プレート7Aおよび焼肉プレート7Bの2枚のプレートを重合状態でガタ付きなく収納するのに適した図9のような交換プレート収納ボックスを形成するようになっている。
【0048】
先ず下部側カバー部材31は、例えば図10および図11に示すように、そのカバー面に、所定の幅の補強用リブ34,34・・・が格子状に設けられており、これら各格子間の方形空間31d,31d・・・部分は、上記収納されるたこ焼プレート7Aの下面側のドーム状の凸部70,70・・・に対応する部分がスルーホール構造に形成され、同たこ焼プレート7Aの凸部70,70・・・が正確に嵌合されて、確実に位置決め固定されるようになっている。また、同下部側カバー部材31の長手方向両端部の中央には、上記収納される各プレート7A,7B各々の長手方向両端側の把手部74,74、74,74部分に対応した把手カバー部31a,31aが対応する寸法量だけ突出して設けられている。
【0049】
また、その長手方向の非蝶着部側側壁部には、前後方向に所定の間隔を置いて一対のロック片31b,31bが設けられている。
【0050】
そして、このように構成された同下部側カバー部材31の外面側(下面側)には、その外周部全体に亘って所定の幅の段部31Cが形成されており、上述した枠プレート7の開口部71に嵌合されるのに適した寸法と形状のものとなっている。
【0051】
また、一方上部側カバー部材32は、そのカバー面は全体に亘って盲部に形成され、その外周囲寄りには内に凹、外に凸の環状部35が、長手方向両端側中央の下部側カバー部材31の場合と同様の把手カバー部32a,32aと連続する状態で設けられている。
【0052】
また、同上部側カバー部材32の長手方向の非蝶着部側側壁部には、前後方向に所定の間隔を置いて上記下部側カバー部材31側の一対のロック片31b,31bが係合されるロック片係合溝32b,32bが設けられている。
【0053】
そして、これら下部側カバー部材31および上部側カバー部材32は、上記それらの中間の蝶着部33を回動支点として図12の矢印のように開閉可能であり、例えば図10〜図12のように開放展開された状態から、図9、図14、図15のように閉成ロックされた収納ボックス状態に任意に開閉することが可能である。
【0054】
なお、図14〜図15は、交換プレート収納カバー30閉成後のロック片31b,31bのロック片係合溝32b,32bへの係合操作を示している。
【0055】
したがって、以上の構成では、先ず図10〜図12の開状態において、上記下部側カバー部材31内に「たこ焼プレート」7Aを入れて、その下面側凸部70,70・・・を補強用リブ34,34・・・によって構成された上記方形の格子空間31d,31d・・・内に確実に嵌合して位置決め固定する。
【0056】
そして、その後、その上に焼肉プレート7Bを載置重合する。この状態では、それら各プレート7A,7Bの左右両端側の各把手74,74、74,74も各々重合状態で把手カバー部31a,31a部分に嵌合された状態となる。
【0057】
そこで、次に上記上部側カバー部材32を上記下部側カバー部材31側に閉成し、図13から図14のように、ロック片31b,31bをロック片係合溝32b,32bに係合すると、例えば図9のような収納ボックス構造の交換プレート収納カバー30内に、上記たこ焼プレート7A、焼肉プレート7Bが、ガタ付きなく、極めて安定した状態で収納されることになる。
【0058】
そして、この収納ボックス状態の交換プレート収納カバー30が、さらに例えば図8に示されるように、加熱台10の上部側に平プレート11を介して載置されている枠プレート7の開口部71に嵌合される。
【0059】
そして、この嵌合状態では、上記下部側カバー部材31の外周面側段部31cの内方側凸状部が隙間なく落し込まれ、位置ズレの生じない安定した状態で支持される(なお図8中では、加熱台10は図示を省略している)。
【0060】
他方、次に同図8の状態において、さらに上記枠プレート7の上部に、上述した図5および図6の構造の蓋12が被せられ、上記加熱台10側のロックレバー20によって、上述のように加熱台10および蓋12間がロックされると、上記交換プレート収納ボックス構造の上部側カバー部材32の長手方向両端側凸状の把手カバー部32a,32a部分が、上述した蓋12の裏面の所定寸法下方に突出した把手取付部12aのフラット面によって確実に押圧固定され、先に述べた隙間H(図2参照)による問題は解消されて、確実に固定される。
【0061】
これらの結果、例えば図7のように縦置き収納した場合にも、各プレートを傷付ける問題が解決される。
【0062】
以上のように、この出願の発明の調理用加熱プレートは、調理プレートと、該調理プレートが載置される加熱台と、該加熱台の内側に配設され、上記調理プレートの底面に接触して上記調理プレートを加熱する電熱ヒータとを備え、上記調理プレートを、上記加熱台に対してセットされる枠プレートと、該枠プレート底部の開口部を介し調理用途に応じて任意にセットされる複数枚の交換プレートとにより形成してなる調理用加熱プレートであって、収納時、上記複数枚の交換プレートは、その重合状態において、それらの上下両面が上下一対のカバー部材により覆われた状態で、上記枠プレートと蓋との間に収納されるように構成されている。
【0063】
このような構成では、先ず複数枚の交換プレートが上下一対のカバー部材の間にガタ付きなく安定した状態で収納され、相互の摺動による傷の発生が防止される。
【0064】
しかも、同複数枚の交換プレートは、上記上下一対のカバー部材間に収納された状態で、上記加熱台本体側にセットされた枠プレートと蓋との間にガタ付きなく安定して収納固定される。
【0065】
したがって、同状態では、それらの全体を安定した状態で縦置き収納することが可能となり、その場合にも従来のような問題は確実に解消される。
【0066】
また、その場合において、上記複数枚の交換プレートは、たこ焼プレートを含んで構成されているとともに、上記上下一対のカバー部材の一方が、当該たこ焼プレートの下面側の凸部を嵌合して位置決め固定する嵌合部を有して構成されている。
【0067】
このような構成の場合、一方側嵌合部を有するカバー部材により、下面側に凸部を有するたこ焼プレートが確実に位置決め固定されて保持され、同状態において枠プレートと蓋との間に安定して収納される。
【0068】
したがって、下面側に多数の凸部があるたこ焼プレートを有するような場合にも、安定した収納が可能となる。
【0069】
しかも、同嵌合部は、当該カバー部材を補強する補強用リブを格子構造に組み合わせて構成されている。
【0070】
このように、たこ焼プレートの凸部を嵌合する嵌合部が、当該カバー部材を補強する補強用リブを格子構造に組み合わせて構成されていると、カバー部材平面部の補強機能とたこ焼プレートの凸部の嵌合並びに位置決め固定機能との両方の機能を同時に簡単な構造で実現することができる。
【0071】
さらに、同構成では、上記上下一対のカバー部材の上部側カバー部材は、蓋の裏面側に少し突出してフラット面に形成された把手取付部に当接して押圧固定されるように構成されている。
【0072】
このように上部側カバー部材の蓋との当接部が、例えば例えば蓋の両端側に設けられている把手の取付部裏面側の極部的に少し突出したフラット面である場合、同凸状のフラット面によって前後方向への移動をも阻止して確実にカバー部材を押圧支持することができ、収納状態が安定する。
【0073】
他方、上記上下一対のカバー部材の下部側カバー部材は、加熱台側にセットされた枠プレートの交換プレート嵌合用の開口部に嵌合して固定されている。
【0074】
このように、下部側カバー部材が加熱台側にセットされている枠プレートの交換プレート嵌合用の開口部に臨んで嵌合固定されるようになっていると、同カバー部材が同開口部によって確実に位置決め固定され、極めて安定した状態で収納される。
【0075】
これらの結果、この出願の発明によると、上記たこ焼プレートを含む複数枚の交換プレートの収納状態が安定し、交換プレート同士および枠プレートと交換プレート、蓋相互の傷の発生を防止し、安
定した縦置き収納をも可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係る調理用加熱プレートの全体構造を示す各プレートスタック状態の前後方向の断面図である。
【図2】図1の要部の拡大断面図である。
【図3】同調理用加熱プレートの全体構造を示す各プレートスタック状態の左右方向の断面図である。
【図4】同調理用加熱プレートのたこ焼プレートおよび焼肉プレート使用時の一部切欠平面図である。
【図5】同調理用加熱プレートの蓋の裏面図である。
【図6】図5の蓋の要部の拡大断面図である。
【図7】同調理用加熱プレートの縦置き状態を示す断面図である。
【図8】同調理用加熱プレートの交換プレート収納カバーを使用した収納状態を示す前後方向の断面図である。
【図9】図8中の交換プレート収納カバーの閉成状態の前後方向の断面図である。
【図10】同交換プレート収納カバーの開状態の上面図である。
【図11】同交換プレート収納カバーの開状態の裏面図である。
【図12】同交換プレート収納カバーの開状態の縦断面図である。
【図13】同交換プレートの閉操作時におけるロック片係合前の状態の一部断面図である。
【図14】同交換プレートの閉操作時におけるロック片係合後の状態の一部断面図である。
【符号の説明】
1は本体ケース、6は電熱ヒータ、7は枠プレート、7Aはたこ焼プレート、7Bは焼肉プレート、12は蓋、12aは把手取付部、30は交換プレート収納カバー、31は下部側カバー部材、31aは把手カバー部、31bはロック片、32は上部側カバー部材、32aは把手カバー部、32bはロック片係合溝、71は枠プレートの底部プレートの開口部である。

Claims (5)

  1. 調理プレートと、該調理プレートが載置される加熱台と、該加熱台の内側に配設され、上記調理プレートの底面に接触して上記調理プレートを加熱する電熱ヒータとを備え、上記調理プレートを、上記加熱台に対してセットされる枠プレートと、該枠プレート底部の開口部を介し調理用途に応じて任意にセットされる複数枚の交換プレートとにより形成してなる調理用加熱プレートであって、収納時、上記複数枚の交換プレートは、その重合状態において、それらの上下両面が上下一対のカバー部材により覆われた状態で、上記枠プレートと蓋との間に収納されるように構成されていることを特徴とする調理用加熱プレート。
  2. 複数枚の交換プレートが、たこ焼プレートを含んで構成されているとともに、上下一対のカバー部材の一方が、該たこ焼プレートの下面側の凸部を嵌合して位置決め固定する嵌合部を有して構成されていることを特徴とする請求項1記載の調理用加熱プレート。
  3. 嵌合部は、当該カバー部材を補強する補強用リブを格子構造に組み合わせて構成されていることを特徴とする請求項2記載の調理用加熱プレート。
  4. 上下一対のカバー部材の上部側カバー部材は、蓋の裏面側に少し突出して形成された把手取付部に当接して押圧固定されるように構成されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の調理用加熱プレート。
  5. 上下一対のカバー部材の下部側カバー部材は、加熱台側にセットされた枠プレートの交換プレート嵌合用の開口部に嵌合して固定されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の調理用加熱プレート。
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