JP2004350636A - 真空解凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉と解凍室のフランジ部との間に介在するシール部材を最適な圧縮状態にすることができて、解凍室の気密状態を充分に保つことができる真空解凍装置を提供する。
【解決手段】フランジ6にフランジ孔6aを形成すると共に、このフランジ孔6aの裏側周辺に、平面27a、傾斜面27b、及び停止面27cを有するロック部材27を取り付ける。また、このロック部材27に係合し、扉3に取付けられたハンドル23と連動するフック26に長短なかぎ部26c、26cを形成し、このハンドル23を回動させることに基づいて前記かぎ部26c、26cを傾斜面27bに乗り上げさせ停止面27cに至らせ、扉3をフランジ6への近接方向へと移動させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、真空状態で加熱手段により食品等の被解凍物を解凍する構成の真空解凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、真空解凍装置としては、扉の裏面に当該裏面を周回すようにゴム製のシール部材を設けたものがある。この構成の場合、解凍室の開口部を扉にて閉塞するにあたって、扉の基端部をヒンジを介して回動させ、このヒンジとは反対側の自由端部を解凍室のフランジ部に近接させ、当該扉の自由端部に取付けられたハンドルを操作して当該ハンドルと連動する係止片を前記フランジ部に取付けられた被係止部材に引っ掛けることに基づいて前記扉の裏面のシール部材をフランジ部に対して圧縮状態とし、解凍室を気密状態にするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このものでは、扉をフランジ部に近接させて前記ハンドルの係止片とフランジ部の被係止部材とを係止させたとしても、例えば扉、ハンドル、係止片、被係止部材の製作誤差、及び組立誤差等のばらつきにより、扉のシール部材を最適な圧縮状態にすることができない場合が生じ、解凍室内を充分な気密状態に保つことできなくなる。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、扉と解凍室のフランジ部との間に介在するシール部材を最適な圧縮状態にすることができて、解凍室の気密状態を充分に保つことができる真空解凍装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の真空解凍装置は、フランジ部を有し、被解凍物を収容する解凍室と、前記被解凍物を加熱する加熱手段と、前記解凍室内を減圧する真空ポンプと、前記解凍室の開口部を開閉するために基端部が前記フランジ部にヒンジにより枢設された扉とを備え、前記解凍室を減圧して加熱するようにした真空解凍装置において、前記解凍室のフランジ部と扉との間に位置して、この解凍室の真空を保つためのシール部材と、前記扉の自由端部に設けられた当該扉の開閉のための操作部材と、この操作部材と連動するように設けられたフックと、このフックと係合する傾斜面を有するロック部材とを具備し、前記操作部材の開方向への操作に基づいてフックがロック部材の傾斜面に係合することにより前記シール部材がフランジ部と扉との間で圧縮状態とされるように構成され、前記シール部材の圧縮状態において前記フックにより動作される扉スイッチを設けたところに特徴を有する(請求項1の発明)。
【0006】
この構成によれば、操作部材を閉方向へ操作して当該操作部材と連動するフックがロック部材の傾斜面に係合されることに基づいて、扉の自由端部にはフランジ部への近接方向(解凍室の奥行き方向)の力が作用し、フランジ部と扉との間に介在するシール部材が最適な圧縮状態とされ、解凍室内を充分な気密状態に保つことができる。そして、扉スイッチの動作に基づいて、安全性を確認して運転を開始できる。
【0007】
また、この場合、前記操作部材は前記解凍室のフランジ部に対して前記シール部材よりも外側に設けられると良い(請求項2の発明)。
この構成によれば、操作部材と連動するフックと係合させるロック部材を解凍室内に形成する必要がないので、当該解凍室内の容量が減少したり、或いは当該解凍室内の構造が複雑化したりして、被加熱物の出し入れにおける使用勝手や被解凍物の大きさ等を必要以上に制限することがない。
【0008】
更に、前記ヒンジは、前記フランジ部に取付けられ、扉の基端部側に位置して解凍室の奥行き方向に延びる長孔と、これよりも扉の自由端部側に位置する丸孔とを有するヒンジ板と、中間板と、扉の基端部に支持され、前記中間板を挿通して前記ヒンジ板の長孔に嵌め込まれたヒンジ軸と、前記中間板に支持され、前記ヒンジ板の丸孔に嵌め込まれた中間軸とから構成されるようにすると良い(請求項3の発明)。
この構成によれば、解凍室内が減圧されて扉にフランジ部方向への吸引力が作用した場合において、扉の基端部は、中間軸を支点としてフランジ部方向に回動されるようになり、従って、扉全体としてシール部材を略均一に圧縮するようになる。そして、ヒンジ軸はヒンジ板の長孔によりフランジ部方向への移動(即ち、扉の基端部のフランジ部方向への移動)が制限されるので、扉により過剰にシール部材を圧縮することはない。
【0009】
なお、この場合、前記ヒンジ板は解凍室の奥行き方向に位置調節が可能となるような構成とすると良い(請求項4の発明)。
この構成によれば、ヒンジ板を移動させるだけで、解凍室と扉との距離、換言すれば解凍室のフランジ部と対向する扉の基端部との距離が自在に調節できるので、当該解凍室と扉との間に介在するシール部材への圧縮具合が容易に変更できる。このため、前記シール部材の痛み具合や解凍室内の負圧の具合等によって当該シール部材の圧縮状態を適宜変更できると共に、例えば組み立て工程においてシール部材を介在したときの解凍室に対する扉の傾き具合、或いは前記扉をフックによって閉塞したときの当該扉の自由端部と基端部との閉まり具合の調節等を簡単に行うことができる。
更に、これら作業はヒンジ板を移動させるだけであるので各部品を分解したり、或いは交換したりする手間を省きながら、簡単に所望の状態を得ることができる。
【0010】
また、本発明の真空解凍装置においては、加熱手段はマグネトロンにより構成され、扉の裏面には当該扉の外周部を周回するようにチョーク部材を取付けた(請求項5の発明)と共に、このチョーク部材の外周に位置して当該扉の裏面を周回する電磁波吸収体を設けた(請求項6の発明)ことを特徴とする。
上記構成によれば、チョーク部材は溶接にて扉の裏面に取付けられているので、当該扉とチョーク部材との互いの部材は構造的な強度を有すると共に、ねじやボルト等の付属部品が不要となるので外観的な見栄えが向上する。
また、例えば被解凍物をマグネトロンからのマイクロ波等によって加熱する場合、当該マイクロ波の大部分は前記扉のチョーク部材によって吸収されると共に、このチョーク部材によって吸収し切れなかった微量のマイクロ波は、電磁波吸収体によって吸収される。このため、真空解凍装置の外部へマイクロ波が漏洩することがないので、使用者に対して安全が確保されると共に、マイクロ波による他の部材への悪影響が防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面を参照にしながら説明する。
キャビネット1は、図2に示すように垂直箱状をなすものであり、このキャビネット1の底板(図示せず)には複数個のキャスタ(図示せず)が固定され、移動可能な構成をなす。キャビネット1内の下方には機械部品、及び電気部品を収納する空間状の収納部2が形成され、この収容部2の上方には扉3によって開閉される解凍室としてのチャンバ4、そしてキャビネット1の前記扉3の閉塞状態における当該扉3の上方に位置させてパネルスイッチ1aが配設されている。
【0012】
チャンバ4は前面に開口部5、及び前記チャンバ4と一体成形されたフランジ部としてのフランジ6とを有する耐圧性の容器からなるものであり、その内部には、支軸7によって回動可能で、且つ着脱可能な円形皿状の回転板8が配設されている。この回転板8を支持する支軸7は、図3に示すように、チャンバ4の底板9を気密状態に貫通しており、この底板9の下方に配設された減速機付きの駆動モータ10の出力軸11に連結されている。なお、符号12は支軸7を回転可能に支持する軸受である。
【0013】
チャンバ4の後板には加熱手段に相当するマグネトロン13、真空ポンプ14、放電検出センサ15が機械的に接続されている。また、チャンバ4の上板には大気開放弁16、調圧弁17、真空圧力センサ18が機械的に接続されている。
マグネトロン13は、導波管19を介してチャンバ4の後板に固定されたものであり、チャンバ4内に導波管19、及び窓20を通してマイクロ波を照射する。また、真空ポンプ14はポンプ駆動モータ21を駆動源とするものであり、チャンバ4の後板に形成された孔(図示せず)からチャンバ4内の空気を排出することに基づいてチャンバ4内を減圧する。放電検出センサ15は、チャンバ4内の放電の有無を検知するもので、放電光の有無を検出する光センサを主体に構成されている。
【0014】
一方、大気開放弁16は、バルブ開放状態、及びバルブ閉鎖状態に切換わるソレノイドバルブからなるものであり、バルブ閉鎖状態からバルブ開放状態に切換わることに基いてチャンバ4内を外部に連通させ、減圧状態にあるチャンバ4内を大気圧に戻す。調圧弁17は、モータを駆動源とする開度調節機構を内蔵するものであり、開度調節機構はモータの回転量に応じて調圧弁17の開放度を調整する。真空圧力センサ18は、チャンバ4の内圧を検出するものであり、検出圧力に応じたレベルの電気信号を出力する。
【0015】
前記チャンバ4を開閉する扉3は、図2のA−A断面を示す図4のように、平板をなす扉板3aと、後面に開口部を有する容器状の扉前板3bとからなり、扉前板3bの開口部に扉板3aを被せ、当該扉板3aを通して前記扉前板3bに複数のねじ3cを締込むことに基いて構成されている。また、この扉板3aと扉前板3bとで形成された扉3内部の空間には、扉3の裏面(扉板3aの後面)を示す図5のように、補強板3dが取付けられている。この補強板3dは、金属製の長尺な平板を十字状に交差させて当該平板の幅方向にて立たせた状態で前記扉3の内部に設けられている。
【0016】
扉板3aの後面には、図4に示すように、強磁性材製のチョーク部材3eがレーザー溶接、例えばYAGレーザーによる溶接にて固定されている。このチョーク部材3eは扉3の閉塞状態でマイクロ波を電磁シールし、前記フランジ6、及び扉板3aとの間の合せ目からマイクロ波が漏洩することを防止するものである。
【0017】
チョーク部材3eは扉板3aの外周部を周回するものであり、チョーク溝3f、及び切欠部3gを有する、断面が略コ字状をなし、全体としては矩形枠状のものである。このチョーク部材3eは、扉3の閉塞状態でチャンバ4内の開口部5に挿入され、チャンバ4の内周面に隙間を介して対向する。なお、前記チョーク溝3fとは、チョーク部材3eと扉板3aとの間に形成された空間部を称するものである。
また、扉板3aには凹状の溝部3hが形成されている。この溝部3hは扉板3aを周回する枠状をなすものであり、溝部3h内にはシール部材としてのパッキン22が嵌合されることに基づいて固定されている。なお、パッキン22は溝部3h内に接着するようにしてもよい。
【0018】
このパッキン22は、扉板3aの裏面を周回する枠状をなすと共に、チャンバ4の幅方向において、内方向側のチョークパッキン22aと外方向側の真空パッキン22bとから構成されており、前記チョークパッキン22aは、チャンバ4の奥行き方向に長く延びる形状をなし、チョーク部材3eと嵌合して当該チョーク部材3eを気密状態に保持するものである。一方、真空パッキン22bは、凸形状をなし、扉3の閉塞状態においてチャンバ4のフランジ6と接触して圧縮状態となり、当該チャンバ4内の気密状態を保持するものである。
【0019】
前記チョークパッキン22aの内周面には、第1の突部22cが一体形成されており、この第1の突部22cはチョーク部材3dの前記チョーク溝3fに嵌合される構成をなしている。このように、第1の突部22cは前記チョーク溝3f、つまりチョーク部材3eと扉板3aとの間との間に嵌合、圧縮されることに基いて弾性復元力を発揮し、この弾性復元力によってチョーク部材3e内を気密状態に保持している。
【0020】
更に、チョークパッキン22aの内周面には、前記第1の突部22cの上方に位置させて第2の突部22dが複数一体形成されており、各第2の突部22dは、図4に示すように、チョーク部材3eの前記切欠部3fに嵌合される構成をなしている。このように、第2の突部22dは、前記切欠部29内に嵌合、圧縮されることに基いて弾性復元力を発揮し、この弾性復元力にて互いに密着してチョーク部材3e内を気密状態に保持している。
なお、真空パッキン22bは、自然状態ではチャンバ4の奥行き方向へ突出する凸形状をなしているが、図4では、扉3がチャンバ4内を閉塞状態とし当該真空パッキン22bが圧縮状態となっている態様を示している。
【0021】
前記扉3の裏面において、チョーク部材3eの更に外周には、前記扉3の裏面を周回するように電磁波吸収体(マイクロ波吸収体)3iが設けられている。この電磁波吸収体3iは、その厚さが1.3(mm)程度の平板からなるもので、主にフッ素ゴムから形成されている。
また、図6に示すように、扉3の自由端部において、扉前板3bには、孔3jが形成され、扉板3aには、前記孔3jと対応する孔3kが形成されており、扉板3aには、孔3j、及び3kに対応する孔3mを有するハンドル取付板3nが取付けられている。
【0022】
支持部材24は、段付き円筒状をなすもので、その径小部外周には雄ねじ部24aが形成されている。そして、この支持部材24は、径小部が前記孔3j、及び3mに挿通され、且つ前記雄ねじ部24aにナット25を螺合することにより、扉前板3bを挟み込むようにしてハンドル取付板3nに取付けられている。 ハンドル23は、先端部(上方部)が段付きの円筒状をなすと共に、当該先端部内に雌ねじ穴23aを有する全体としてはL字状をなすものであり、図6のように、前記先端部における径大部が保持部材24に当接しながら、径小部が前記保持部材24に挿入されている。
【0023】
また、フック26は、内部にボルト止め板26aを有する円筒状に形成され、一端部に長さの異なる一対のかぎ部26c、26cを有し、他端部に覆い板26dを有するものである。そして、このフック26は、その内部に挿入されたボルト27を前記ハンドル23の雌ねじ穴23aに螺合することにより当該ハンドル23に固定されている。なお、フック26の覆い板26dは、前記扉板3aの孔3kを当該扉板3aの裏面から覆うようになっており、また、前記フック26の円筒状の孔26bは扉3の裏面側からフック蓋26eによって閉塞されている。
【0024】
前記チャンバ4のフランジ6には、扉3の自由端部側に位置させて、図2に示すように、前記フック26のかぎ部26c、26cを挿入するための当該かぎ部26c、26cと略同形状のフランジ孔6aが形成されている。このフランジ孔6aの裏側周辺には、図7に示すような、前記かぎ部26c、26cと係合するロック部材27、及びこのロック部材27に併設された扉スイッチ28が配設されている。ロック部材27は、円筒状をなすものであり、その一端面はフランジ6に固定されており、フランジ6とは反対側の他端面には、前記かぎ部26c、26cが係合する2つの平面27a、27a、及び前記かぎ部が乗り上げる2つの傾斜面27b、27b、並びにこの傾斜面27b、27bを乗り上げた後に停止する停止面27c、27cが形成されている。
【0025】
扉スイッチ28は、前記ロック部材27に接続板29を介して当該ロック部材27の上方に併設されており、この扉スイッチ28は、当該扉スイッチ28の中央部周辺から前記ロック部材27周辺にまで延びる前記接触片28aと、当該接触片28aに押圧されることによって連動するボタン28bとを具備すると共に、上端部には一対の接続線28cが配設されている。
【0026】
ところで、扉3は、図8、及び図9に示すように、ヒンジ板30によってフランジ6に回動可能に取り付けられている。このヒンジ板30には、調節孔30aを有する屈折部30bと、チャンバ4側に位置すると共に前記扉3の基端部側に位置して径大な丸孔30cと、これよりも扉3の自由端部側に位置する丸孔30dと、扉3側に位置すると共に前記扉3の基端部側に位置してチャンバ4の奥行き方向へ延びる長孔30eと、これよりも扉3の自由端部側に位置する丸孔30fとが形成されている。
【0027】
このヒンジ板30のチャンバ4側に形成された丸孔30dと径大な丸孔30cとは同一直線上に形成されると共に、扉3側に形成された丸孔30fと長孔30eとも同一直線上に形成され、これらの直線と扉3とは互いに平行である。また、前記チャンバ4側の径大な丸孔30cと扉3側の丸孔30fとはチャンバ4の奥行き方向において同一直線上ではなく、互いがずれた位置に形成されるものである。
【0028】
一方、フランジ6にはヒンジ取付板31が溶接にて一体に取付けられており、このヒンジ取付板31には調節孔31aを有する屈折部31bが取付けられていると共に、前記ヒンジ板30のチャンバ4側の丸孔30d、径大な丸孔30cと合致する取付板孔31c、31c(一方のみ図示)が形成されている。このヒンジ取付板31に前記ヒンジ板30は、屈折部31bの調節孔31aに挿通されて屈折部30bの調節孔30aに螺挿された調節ボルト32と、前記丸孔30dに挿通されて取付板孔31cに螺挿されたボルト33と、前記径大な丸孔30cに挿通されて取付板孔31cに螺挿された緩急ボルト34とによって固定されている。
【0029】
また、ヒンジ板30と扉3とは、図9、或いは図8のB−B断面を示す図10のように、中間板35を介して扉3の基端部に支持されたヒンジ軸36、及び当該中間板35に支持された中間軸37とによって回動可能に取付けられている。
【0030】
ヒンジ軸36の長さ方向における下方の一端は、図10に示すように、前記扉3基端部に嵌め込まれており、上方の一端はヒンジ板30の長孔30eを貫通するように嵌め込まれ、前記長さ方向の略中間部において中間板35と嵌合している。また、中間軸37の長さ方向における下方の一端は、中間板35に嵌め込まれると共に、上方の一端はヒンジ板30の丸孔30dを貫通するように嵌め込まれている。以上のように、ヒンジ38が構成されている。
【0031】
次に、上記構成のものの作用を述べる。
上記構成のもので、被解凍物を解凍するには、まず、扉3を開け、チャンバ4内の回転板8上に被解凍物を載置することにより該被解凍物をチャンバ4が収容する状態として、その後に扉3を閉じる。そして、パネルスイッチ1aを操作することにより、解凍運転を開始させる。
【0032】
すると、例えばパネルスイッチ1aの裏側に具えた制御装置(図示せず)が、大気開放弁16と調圧弁17とを閉鎖させた状態で、真空ポンプ14を駆動させ、駆動された真空ポンプ14はチャンバ4内の空気を吸引し、当該チャンバ4内の減圧をする。このチャンバ4内の減圧は、チャンバ4内の気圧が減圧平衡域に達するまで行われるもので、この減圧行程により、被解凍物の予備解凍が行われる。なお、チャンバ4内の気圧が減圧平衡域に達したか否かの判断は、制御装置が真空圧力センサ18からの圧力検知信号に基づき演算して行う。
【0033】
その後、制御装置は、真空ポンプ14を停止させた状態で、調圧弁17を所定の開度で開放させる。これにより、チャンバ4内の気圧は、上述の減圧平衡域から上昇し復されるもので、チャンバ4内の気圧が復圧上限値に達するまで、この復圧行程を実行する。チャンバ4内の気圧が上記復圧上限値に達したか否かの判断も、制御装置が真空圧力センサ18からの圧力検知信号に基づき演算して行う。
【0034】
又、この復圧行程におけるチャンバ4内の気圧が一般的に真空放電を起こさない下限値を越えた後の時点からは、マグネトロン13にマイクロ波を発生させるものであり、この発生されたマイクロ波は、導波管19、及び窓20を通じてチャンバ4内に照射され、前記被解凍物の加熱解凍に供する。
この後、制御装置は、調圧弁17を閉鎖させた状態で、再び真空ポンプ14を駆動させることにより、減圧行程を実行する。そして、それにより、チャンバ4内の気圧が上述の一般的に真空放電を起こさない下限値に達する手前の時点まで、上記マグネトロン13からチャンバ4内へのマイクロ波の照射を継続する。
【0035】
更にその後、制御装置は、チャンバ4内の気圧が減圧平衡域に達した後、上述同様の復圧行程、減圧行程を、上述同様のマイクロ波の照射を伴って繰返し実行する。すると、被解凍物の温度が上昇するのに伴い、チャンバ4内の飽和蒸気圧が上昇するので、減圧平衡域における減圧値は漸次上昇し、この減圧平衡域の減圧値が所定の値に達したと判断されたときに、大気開放弁16を開放させて解凍運転を終了する。
【0036】
なお、上述の解凍運転中、チャンバ4内に放電が発生すれば、その放電光が放電センサ15に達することにより、放電センサ15がチャンバ4内における放電を検知し、放電検知信号を出力する。よって、それに基づき、制御装置は、マイクロ波の照射を停止し、もしくは解凍運転を全面的に停止する。
【0037】
このように、本実施例の真空解凍装置は、被解凍物をチャンバ4内で真空状態、いわゆる減圧状態に曝しながらマイクロ波を照射することに基づいて当該被解凍物を加熱する。このように、チャンバ4内が減圧されると扉3、つまり扉板3a、及び扉前板3bには前記チャンバ4方向へ撓ませる力が作用するが、上記実施例によれば、扉3の内部には補強版3dが形成されているので、前述したようなチャンバ4方向への力が扉3に作用しても当該扉3が曲がったり、或いは凹んだりすることがない。
【0038】
また、フランジ孔6aの裏側周辺にロック部材27を設けたと共に、当該ロック部材27にフック26のかぎ部26c、26cと係合する傾斜面部27bを設けた。従って、解凍運転に先立って、ハンドル23を閉方向(図11において時計方向)に回動操作すると、傾斜面27bに乗り上げたかぎ部26cはチャンバ4の奥行き方向、つまりフランジ6との近接方向へと当該傾斜面27bに沿って導かれ、このかぎ部26c、26cに連動して扉3も同方向へ移動するので、真空パッキン22bがより最適に圧縮状態とされ、チャンバ4内の気密状態を充分に保持することができる。
【0039】
また、前記ロック部材27と併設させて前記ロック部材27のかぎ部26c、26cと接触する接触片28a、及び当該接触片28aに押圧されるボタン28bとを有する扉スイッチ28を設けた。このため、フック26のかぎ部26c、26cがロック部材27の傾斜面27bに乗り上げて、更に停止面27c達した状態、つまり扉3がフランジ6に確実に固定された状態で、かぎ部26c、26cが接触片28aと接触してボタン28bを押圧することに基づいて、扉スイッチ28が動作するようになり、この扉スイッチ28の動作によりチャンバ4内にマイクロ波が照射される、即ち回答運転が開始されるので、例えば扉3が半開き状態であるのにマイクロ波が照射されることに起因する事故等が確実に防止できる。
【0040】
また、扉3を回動可能にさせるヒンジ板30にチャンバ4の奥行き方向に延びる長孔30eを形成した。このため、チャンバ4内が減圧されることに基づいて大気圧にて扉3が当該チャンバ4側に押圧されても当該扉3は全体として長孔30eの分だけ前記チャンバ4の奥行き方向へ、略平行移動することができるので、前記大気圧の力を受け流すことができ、必要以上の部品の破損や疲労等を起させることがなく、且つ扉3の裏面に形成された真空パッキン22bをより強くフランジ6に押し付けることができるので、チャンバ4内の気密状態をより確実に保持することができる。
【0041】
また、長孔30eの規制によって、扉3が必要以上にフランジ6に押し付けられることがないので、真空パッキン22bを過剰に疲労させたり、傷つけたりすることが少ない。
【0042】
また、ヒンジ板30に調節孔31a、ヒンジ取付板31に調節孔31aを形成し、これらの孔に調節ボルト32を挿通すると共に、ヒンジ板30に径大な丸孔30cを形成し、この径大な丸孔30cに緩急ボルト34を挿通した。このため、緩急ボルト34を多少緩めた状態で、前記調節ボルト32を回動させるとこによりヒンジ板30をチャンバ4の奥行き方向における前後に移動させることができ、緩急ボルト34は径大な丸孔30cに挿通されているので当該緩急ボルト34がヒンジ板30の移動を妨げたりしない。なお、このとき、ボルト33をも多少緩めておくと、更によい。ヒンジ板30を所望距離移動させたら、緩急ボルト34、及びボルト33を締め直してヒンジ板30をヒンジ取付板31に固定する。
【0043】
ヒンジ板30の位置がチャンバ4の奥行き方向における前後に移動可能となると、扉3をチャンバ4方向、或いは逆方向に移動させる際に略平行が可能となる。つまり、扉3は基端部にヒンジ軸36を有しており、このヒンジ軸36は中間板35を介してヒンジ板30の長孔30eに嵌め込まれており、また、前記ヒンジ板30には中間軸37が嵌め込まれると共に、この中間軸37は中間板35に嵌め込まれているので、例えば前記調節ボルト32の回動によりヒンジ板30がチャンバ4側に移動すると、中間軸37も同方向へ移動する。このとき、中間軸37は中間板35に嵌め込まれている共に、この中間板35にはヒンジ軸36も嵌め込まれているので、長孔30eに嵌め込まれているヒンジ軸36、更に当該ヒンジ軸36が嵌め込まれている扉3も同方向へ移動可能となる。
【0044】
このように、中間軸37の移動に引き摺られるようにヒンジ軸36が移動することに基づいて扉3が移動するわけだが、扉3の移動は中間軸37の移動に沿った平行移動、換言すれば略直線移動であり、曲線移動ではないので、ヒンジ板30の移動により扉3が左右に大きくぶれる移動をしないので、扉3の自由端部側のフック等を痛めないと共に、パッキン22にねじれ等の不必要なストレスを与えない。
【0045】
また、ヒンジ板30を移動させることにより、例えば真空解凍装置の出荷の際における扉3とフランジ6間の傾きの微調整をしたり、或いは真空解凍装置を使用しないときにパッキン22の圧縮状態に起因するストレスを開放させて当該パッキン22の耐久性を長めたりすることが可能となる。
【0046】
また、扉3の裏面にチョーク部材3e、及び電磁波吸収体3iを取付けた。このため、チャンバ4内の被解凍物にマイクロ波が照射されても当該マイクロ波が、例えば扉3とフランジ6との間から漏洩したりすることがなく、真空解凍装置として安全性が確保される。
【0047】
なお、本発明の真空解凍装置は上記し、且つ図面に示すもの限定されるものではなく、以下のように変更、或いは拡張しても構わない。
ヒンジ板30に形成した長孔30eはチャンバ4の奥行き方向に長くしたが、これに限定されるものではなく、例えば同心円で径を大きくした孔を形成してもよい。
【0048】
また、ヒンジ板30と扉3との間には中間板35を介在させたが、これに限定されるものではなく、当該中間板35は介在させなくてもよい。
【0049】
また、フック26に長短の長さの異なったかぎ部26c、26cを一対形成したが、これに限定されるものではなく、例えば長尺なかぎ部26cだけ形成してもよく、この場合、ロック部材27の傾斜面27bは1つでよく、更にフランジ6に形成するフランジ孔6aも当該かぎ部26cの形状に合わせればよい。
また、フック26を操作するハンドル23をL字状の長尺な棒状とたが、これに限定されるものではなく、例えば真円状、楕円状等にしてもよく、また、ハンドル23操作も回動方向だけでなく、例えば左右、上下等にスライドさせる方向で行うように構成してもよい。
【0050】
また、ハンドル23をフック26とボルト27によって固定したが、これに限定されるものではなく、初めから一体成形させてもよい。この場合、保持部材24、及び扉板3aの孔3k、扉前板3bの孔3j、及びハンドル取付板3nの孔3mのそれぞれの形状を変化させるとよい。
また、ロック部材27と扉スイッチ28とを接続板29を介して併設させたが、これに限定されるものではなく、例えば扉スイッチ28もフランジ6に直接固定させたり、或いは扉スイッチ28をフランジ6に固定させて当該扉スイッチ28にロック部材27を併設させるようにしてもよい。
また、加熱手段としては、マグネトロンだけでなく、例えば電気ヒータ等を用いてもよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかなように、操作部材の操作だけで扉をフランジ部への近接方向へ移動させることができ、扉とフランジ部との間に介在するシール部材を最適な圧縮状態にすることができると共に、ヒンジ板の移動により扉の基端部の移動も可能にしたので、当該扉のシール部材によって解凍室の気密状態を充分に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、扉がロック状態でのかぎ部とロック部材、及び扉スイッチとの関係を示す斜視図
【図2】真空解凍装置の扉の開放状態における斜視図
【図3】キャビネットの内部構成を示す図
【図4】図2のA−A断面に沿う断面図
【図5】扉の裏面の正面図
【図6】操作部材の内部構成を示す断面図
【図7】ロック部材、及び扉スイッチの正面図
【図8】ヒンジ板周辺の平面図
【図9】ヒンジ板周辺の断面図
【図10】図8のB−B断面に沿う断面図
【図11】扉が非ロック状態での図1相当図
【符号の説明】
図中、3は扉、4はチャンバ(解凍室)、5は開口部、6はフランジ(フランジ部)、13はマグネトロン(加熱手段)、14は真空ポンプ、22はパッキン(シール部材)、23はハンドル(操作部材)、26はフック、27はロック部材、28は扉スイッチ、38はヒンジである。

Claims (6)

  1. フランジ部を有し、被解凍物を収容する解凍室と、
    前記被解凍物を加熱する加熱手段と、
    前記解凍室内を減圧する真空ポンプと、
    前記解凍室の開口部を開閉するために基端部が前記フランジ部にヒンジにより枢設された扉とを備え、
    前記解凍室を減圧して加熱するようにした真空解凍装置において、
    前記解凍室のフランジ部と扉との間に位置して、この解凍室の真空を保つためのシール部材と、
    前記扉の自由端部に設けられた当該扉の開閉のための操作部材と、
    この操作部材と連動するように設けられたフックと、
    このフックと係合する傾斜面を有するロック部材とを具備し、
    前記操作部材の開方向への操作に基づいてフックがロック部材の傾斜面に係合することにより前記シール部材がフランジ部と扉との間で圧縮状態とされるように構成され、
    前記シール部材の圧縮状態において前記フックにより動作される扉スイッチを設けたことを特徴とする真空解凍装置。
  2. 前記操作部材は前記解凍室のフランジ部に対して前記シール部材よりも外側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の真空解凍装置。
  3. 前記ヒンジは、
    前記フランジ部に取付けられ、扉の基端部側に位置して解凍室の奥行き方向に延びる長孔と、これよりも扉の自由端部側に位置する丸孔とを有するヒンジ板と、
    中間板と、
    扉の基端部に支持され、前記中間板を挿通して前記ヒンジ板の長孔に嵌め込まれたヒンジ軸と、
    前記中間板に支持され、前記ヒンジ板の丸孔に嵌め込まれた中間軸とから構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載に真空解凍装置。
  4. 前記ヒンジ板は解凍室の奥行き方向に位置調節が可能であることを特徴とする請求項3記載の真空解凍装置。
  5. 加熱手段はマグネトロンにより構成され、扉の裏面には当該扉の外周部を周回するようにチョーク部材がレーザー溶接により取付けられたことを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の真空解凍装置。
  6. 前記扉の裏面に前記チョーク部材の外周に位置して当該扉の裏面を周回する電磁波吸収体を設けたことを特徴とする請求項5記載の真空解凍装置。
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