JP2004350162A - 画像符号化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単一の入力画像から複数の符号化データを出力する際に、メモリとのデータ転送量や回路規模、処理時間が増大しない画像符号化装置を提供する。
【解決手段】単一の画像データから2種の異なる符号化データを生成する際に、入力画像データ等を蓄積するメモリ100と、1つの動き検出器118、第1の符号化器110、及び第2の符号化器120とから構成し、該第2の符号化器120は、第1の符号化器110の中にある、DCT112からの出力を基に、量子化、可変長符号化、発生符号量制御を上記第1の符号化器110とは異なる設定で行い、第1の符号化器110から生成される第1の符号化データとは異なる第2の符号化データを生成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像信号や音声信号をデジタル記録して再生するビデオテープレコーダーやビデオディスクレコーダー等のデジタル信号記録再生装置、及び映像信号や音声信号をデジタル化して配信するための放送機器に備えられる画像符号化装置に関し、特に、単一の入力画像から複数の符号化データを生成する画像符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
映像信号や音声信号をデジタル記録して再生するデジタル信号記録再生装置、あるいは上記映像信号や音声信号をデジタル化して配信する放送機器においては、その装置の小型化を図るため、当該装置において処理されるデジタル映像信号の膨大な情報量を圧縮(符号化)する必要がある。そして、上記デジタル映像信号を圧縮(符号化)する方法には、動き補償予測、直交変換、特に、離散コサイン変換(Discrete Cosine Transform :DCT)、帯域分割による方法等に加えて、量子化によるサンプリング、さらにハフマン符号化のような可変長符号化(Variable Length Coding :VLC)、算術符号化等がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このように、上記デジタル信号記録再生装置や放送機器等の装置に入力された単一のデジタル映像信号を、該装置内の画像符号化装置において圧縮(符号化)して符号化データにする際に、複数の符号化データを生成して出力する場合があり、また、その生成される複数の符号化データの符号量、あるいはそのフォーマット等が、上記生成された符号化データを受信してデコードする復号化装置の性能等に応じて異なる場合がある。
【0004】
以下、図6を用いて、入力された単一のデジタル映像信号を、異なる符号量を有する2つの符号化データに符号化して出力する画像符号化装置の構成について説明する。図6は、従来における、単一の画像入力から2つの異なる符号量を有する符号化データを出力する画像符号化装置の構成を示す図である。
【0005】
図6において、従来の画像符号化装置50は、入力された画像データS50の動きベクトルを求める第1,第2の動き検出器518,528と、該第1,第2の動き検出器518,528で求められた動きベクトルを用いて、入力された画像データの符号化を行い、第1,第2の符号化データS51,S52を出力する第1,第2の符号化器510,520と、上記入力された画像データS50、及び上記第1,第2の符号化器510,520においてリコンストラクトされる第1,第2のローカル再生画像データS514,S524を蓄積するメモリ500とを備えている。そして、上記第1の符号化器510は、上記第1の動き検出器518からの動きベクトルを用いて差分データS511を生成する動き補償処理を行う第1の動き補償器511と、該第1の動き補償器511から出力される差分データS511をDCT演算する第1のDCT512と、該DCT演算された差分データS512を量子化係数で除算してその余りを丸める量子化処理を行う第1の量子化器513と、該量子化されたデータを符号化する第1の可変長符号化器516と、上記量子化されたデータを逆量子化処理する第1の逆量子化器514と、上記逆量子化処理されたデータをIDCT演算して、上記第1のDCT512においてDCT処理がなされる前の元のデータS515に戻す第1の逆直交変換器(以下、第1のIDCTと称す。)515と、上記第1の可変長符号化器516において符号化された符号化データ量に基づいて、上記第1の量子化器513の量子化係数を制御して当該画像符号化装置50から出力される符号化データ量を制御する第1の発生符号量制御器517とで構成されている。なお、第2の符号化器520の構成は、上述した第1の符号化器510と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0006】
以下、上記構成を有する画像符号化装置50の動作について説明する。
まず外部より当該画像符号化装置50に画像データS50が入力されると、メモリ500に蓄積される。そしてメモリ500に蓄積された画像データは、上記第1,第2の動き検出器518,528にそれぞれ入力され、動きベクトルを求める演算が行われる。そして、上記第1,第2の動き補償器511,521は、上記第1,第2の動き検出器518,528において検出された動きベクトルを用いて、上記メモリ500に蓄積されている第1,第2のローカル再生画像データS514,S524を参照して、それぞれ第1,第2の予測画像データS513,S523を生成して各符号化器510,520内の加算器に対して出力し、さらに、該第1,第2の予測画像データS513,S523と上記入力画像データS50との差分をとり、第1,第2の差分データS511,S521としてそれぞれ第1,第2のDCT512,522に出力する。
【0007】
そして、上記第1,第2の動き補償器511,521において得られた第1,第2の差分データS511,S521は、第1,第2のDCT512,522において、それぞれDCT処理され、第1,第2の量子化器513,523において、それぞれ第1,第2の量子化係数で除算され余りを丸める量子化処理が行われた後、第1,第2の可変長符号化器516,526において、第1,第2の符号化データS51,S52に符号化される。また同時に、上記第1,第2の可変長符号化器516,526において符号化された第1,第2の符号化データS51,S52は、第1,第2の発生符号量制御器517,527にも入力され、該第1,第2の発生符号量制御器517,527において、該第1,第2の符号化データS51,S52の符号量に基づいて、第1,第2の量子化器513,523の第1,第2の量子化係数等を制御し、該第1,第2の符号化データS51,S52の発生符号量を規定値に近づけるように制御する。
【0008】
さらに、上記第1,第2の量子化器513,523で量子化されたデータは、第1,第2の逆量子化器514,524、及び第1,第2のIDCT515,525において、第1,第2の量子化器513,523、及び上記第1,第2のDCT512,522と逆の処理がなされ、上記量子化されたデータを、上述したDCT処理がなされる前の元の第1,第2の差分データS515,S525に戻す。そして、各符号化器510,520内の加算器において、上記第1,第2のIDCT515,525から出力された第1,第2の差分データS515,S525と、上記第1,第2の動き補償器511,521において生成された第1,第2の予測画像データS513,S523とにより、上記第1,第2の符号化データS51,S52を受信した復号化装置において得られる画像データである、第1,第2のローカル再生画像データS514,S524をリコンストラクトして、メモリ500に蓄積するものである。
【0009】
このように、従来においては、画像符号化装置50において、単一画像入力から複数の符号化データを得る場合、動き検出器及び符号化器を、当該画像符号化装置50内に該画像符号化装置50から出力される符号化データの数だけ備え、それぞれの動き検出器、及び符号化器において、該符号化器と対になる復号化器の性能等に応じて、異なる複数の符号化データを、上記画像符号化装置50に入力される単一の画像データから生成するようにしていた。
【0010】
【特許文献1】
特開平10−108199号公報(第4−6頁、第1図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、一般的に、上記画像符号化装置50に設けられた動きベクトルを求める第1,第2の動き検出器518,528は、該画像符号化装置50に設けられたデータを符号化する第1,第2の符号化器510,520と比べて、数倍〜10倍程度の回路規模を有する。また、メモリ500から転送されるデータ転送量についても、上記第1,第2の動き検出器518,528は、上記第1,第2の符号化器510,520に比べると数倍〜10倍程度であり、さらに、その演算能力に関しては、該第1,第2の符号化器510,520に比べると約100倍程度の処理能力が必要になる。
【0012】
従って、単一の画像入力から複数の符号化データを得るために、図6に示す従来の画像符号化装置50のように、生成する複数の符号化データの数と同じ数だけ、上記動き検出器及び符号化器をそれぞれ設ける構成にすると、画像符号化装置50の装置規模が、単一の符号化データを得る場合に比べてかなり増大するという問題が生じる。
【0013】
そこで、このような従来の画像符号化装置の装置規模が増大する問題を防ぐ方法として、当該画像符号化装置内に設ける動き検出器、及び符号化器を1つにし、同じ回路資源を用いて、単一の画像データから複数の符号化データを生成することも考えられる。しかしこのように構成した場合、複数の符号化データの作成を、それぞれ1つずつしかない動き検出器、及び符号化器にて行う必要があるため、該動き検出器、及び符号化器の処理能力を、単一の画像データから1つの符号化データを生成する場合に比べて、その単一の画像から生成する複数の符号化データの数に比例して増大させる必要がでてくる。また、複数の符号化データの作成を、それぞれ1つずつしかない動き検出器、及び符号化器にて行うので、処理時間の増大をまねくという問題も生じる。さらに、上記動き検出器、及び符号化器に対する、メモリからのデータ転送量についても、当該装置50において生成する符号化データの数に比例して増大するので、その転送能力を増やすために、画像符号化装置50内のメモリインターフェース幅の拡張や、もしくはデータ転送レートを向上させる必要があり、この結果、画像符号化装置のシステムコストが増大するという問題も生じる。
【0014】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、単一の画像入力から複数の符号化データを生成する画像符号化装置を、単一の符号化データを出力する画像符号化装置の場合と比べて、装置規模や符号化にかかる処理時間をほとんど増大させず、またそのシステムコストも削減することのできる画像符号化装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の画像符号化装置は、単一の入力画像から、異なる複数の符号化データを出力する画像符号化装置において、上記入力画像の動きベクトルを求める動き検出器と、該動き検出器からの動きベクトルを用いて上記入力画像を動き補償し、該動き補償により得られるデータを直交変換したデータを量子化し、可変長符号化して、第1の符号化データを生成する第1の符号化器と、上記第1の符号化器において直交変換されたデータを入力とし、該データを量子化し、可変長符号化して、符号化データを生成する、n(n≧1の整数)個の符号化器と、を備えるものである。
【0016】
また、本発明の請求項2に記載の画像符号化装置は、請求項1に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化器は、上記動きベクトルを用いた上記入力画像の動き補償を行う動き補償器と、該動き補償されたデータを直交変換する直交変換器と、該直交変換されたデータを量子化する第1の量子化器と、該量子化されたデータを逆量子化する逆量子化器と、該逆量子化されたデータを逆直交変換する逆直交変換器と、上記量子化されたデータを可変長符号化して第1の符号化データを生成する第1の可変長符号化器と、上記第1の可変長符号化器において生成された上記第1の符号化データの符号量に基づいて上記第1の量子化器を制御する発生符号量制御器と、を備え、上記n個の符号化器は、上記第1の符号化器において直交変換されたデータを量子化する量子化器と、該量子化されたデータを可変長符号化して符号化データを生成する可変長符号化器と、該可変長符号化器において生成された上記符号化データの符号量に基づいて上記量子化器を制御する発生符号量制御器と、を備えるものである。
【0017】
また、本発明の請求項3に記載の画像符号化装置は、請求項2に記載の画像符号化装置において、上記n個の符号化器は、上記第1の符号化データの発生符号量より少なくなるように、n個の符号化データの符号化を行うものである。
【0018】
また、本発明の請求項4に記載の画像符号化装置は、請求項3に記載の画像符号化装置において、上記n個の符号化器は、上記入力画像の符号化データのうち、フレーム内符号化画像及び、フレーム間順方向予測符号化画像は、上記第1の符号化データの符号量と同一の発生符号量になるよう、n個の符号化データの符号化を行い、フレーム間双方向予測符号化画像は、上記第1の符号化データの符号量より少ない発生符号量になるよう、上記n個の符号化データの符号化を行うものである。
【0019】
また、本発明の請求項5に記載の画像符号化装置は、請求項2に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化器、及び上記n個の符号化器から出力される、上記第1の画像データ、及び上記n個の符号化データのそれぞれは、同一フォーマット形式で異なる発生符号量の符号化データであるものである。
【0020】
また、本発明の請求項6に記載の画像符号化装置は、請求項2に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化器、及び上記n個の符号化器から出力される、上記第1の符号化データ、及びn個の上記符号化データのそれぞれは、異なるフォーマット形式の符号化データであるものである。
【0021】
また、本発明の請求項7に記載の画像符号化装置は、請求項2に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化器、及び上記n個の符号化器から出力される、上記第1の画像データ、及びn個の上記符号化データのそれぞれは、同一のフォーマット形式でストリームの異なる符号化データであるものである。
【0022】
また、本発明の請求項8に記載の画像符号化装置は、単一の入力画像から、2種類の異なる符号化データを出力する画像符号化装置において、上記入力画像の動きベクトルを求める動き検出器と、上記動き検出器からの動きベクトルを用いて上記入力画像を動き補償し、該動き補償により得られるデータを直交変換したデータを量子化し、可変長符号化して、第1の符号化データを生成する第1の符号化器と、上記第1の符号化器において直交変換されたデータを入力とし、該データを量子化し、可変長符号化して、第2の符号化データを生成する第2の符号化器と、を備えるものである。
【0023】
また、本発明の請求項9に記載の画像符号化装置において、請求項8に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化器は、上記動きベクトルを用いた上記入力画像の動き補償を行う動き補償器と、該動き補償されたデータを直交変換する直交変換器と、該直交変換されたデータを量子化する第1の量子化器と、該量子化されたデータを逆量子化する逆量子化器と、該逆量子化されたデータを逆直交変換する逆直交変換器と、上記量子化されたデータを可変長符号化して第1の符号化データを生成する第1の可変長符号化器と、上記第1の可変長符号化器において生成された上記第1の符号化データの符号量に基づいて上記第1の量子化器を制御する発生符号量制御器と、を備え、上記第2の符号化器は、上記第1の符号化器において直交変換されたデータを量子化する第2の量子化器と、該量子化されたデータを可変長符号化して第2の符号化データを生成する第2の可変長符号化器と、該第2の可変長符号化器において生成された上記第2の符号化データの符号量に基づいて上記第2の量子化器を制御する第2の発生符号量制御器と、を備えるものである。
【0024】
また、本発明の請求項10に記載の画像符号化装置は、請求項9に記載の画像符号化装置において、上記第1の発生符号量制御器、及び上記第2の発生符号量制御器のうちの一方で、発生符号量を可変制御し、もう片方で固定制御するものである。
【0025】
また、本発明の請求項11に記載の画像符号化装置は、請求項10に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化データの発生符号量と上記第2の符号化データの発生符号量とを比較し、該比較結果に基づいて、該第1の符号化データと、該第2の符号化データの出力を切り替える切替器を備え、上記第1の符号化データの符号量が上記第2の符号化データの符号量より多い場合は、該第1の符号化データを第1の符号化データとして、該第2の符号化データを第2の符号化データとして出力し、上記第1の符号化データの符号量が、上記第2の符号化データの符号量以下である場合は、該第2の符号化データを第1の符号化データとして、該第1の符号化データを第2の符号化データとして出力するものである。
【0026】
また、本発明の請求項12に記載の画像符号化装置は、請求項9に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化器から出力される上記第1の符号化データが有線用のフォーマットの符号化データであり、上記第2の符号化器から出力される上記第2の符号化データが無線用のフォーマットの符号化データであるものである。
【0027】
また、本発明の請求項13に記載の画像符号化装置は、請求項9に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化器から出力される上記第1の符号化データが蓄積媒体用のフォーマットの符号化データであり、上記第2の符号化器から出力される上記第2の符号化データが通信回線用のフォーマットの符号化データであるものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1の画像符号化装置について、図1を用いて説明する。
本実施の形態1においては、単一の入力画像データから複数の符号化データを生成する画像符号化装置において、従来のように、その生成する複数の符号化データの数だけ、上記動き検出器及び符号化器を設けるのではなく、上記複数の符号化データのうちの1つの符号化データ(第1の符号化データ)に対してのみ、従来の構成を備えた動き検出器、及び符号化器を設け、そのほかの符号化データに対しては、上記動き検出器を設けず、且つ上記符号化器内の構成も簡略化するようにしたものである。
【0029】
まず、図1を用いて、本実施の形態1にかかる画像符号化装置の構成について説明する。図1は、本実施の形態1にかかる画像符号化装置の構成を示す図である。なお、本実施の形態1においては、画像符号化装置10において、発生符号量が異なる同じフォーマットの符号化データを2種類生成する場合を例に挙げて説明する。
【0030】
図1において、本実施の形態1の画像符号化装置10は、入力された画像データS10の動きベクトルを検出する動き検出器118と、該動き検出器118において検出された動きベクトルを用いて入力画像データS10の符号化を行い、第1,第2の符号化データS11,S12を出力する第1,第2の符号化器110,120と、上記入力された画像データS10、及び上記第1の符号化器110においてリコンストラクトされたローカル再生画像データS114を蓄積するメモリ100とを備えるものである。そして、上記第1の符号化器110は、上述した従来の画像符号化装置50の符号化器の構成と同様、その内部に、動き補償器111と、DCT112と、第1の量子化器113と、第1の可変長符号化器116と、第1の発生符号量制御器117と、逆量子化器114と、IDCT115とを備えた構成となっており、一方、上記第2の符号化器120は、第2の量子化器123と、第2の可変長符号化器126と、第2の発生符号量制御器127とを備え、上述した従来の画像符号化装置50において設けられていた、第2の動き検出器と、第2の符号化器120内の動き補償器、加算器、DCT、逆量子化器、及びIDCTとが削除された構成となっている。
【0031】
次に、上述した構成を有する本実施の形態1の画像符号化装置10の動作について説明する。
まず、外部より本画像符号化装置10に画像データS10が入力されると、メモリ100に蓄積される。そして、メモリ100に蓄積された画像データは、上記動き検出器118に入力され、動きベクトルを求める演算が行われる。そして、該動き検出器118において検出された動きベクトルを用いて、上記メモリ100に蓄積されているローカル再生画像データS114を参照して、予測画像データS113を生成して第1の符号化器110内の加算器に対して出力し、該予測画像データS113と上記入力画像データS10の差分をとり、差分データS111としてDCT112に出力する。
【0032】
上記動き補償器111で得られた差分データS111は、DCT112においてDCT処理され、該DCT処理後の差分データS112は、上記第1の量子化器113と、上記第2の符号化器120内の第2の量子化器123とに入力される。そして、上記第1,第2の量子化器113,123に入力されたDCT処理後の差分データS112は、該第1,第2の量子化器113,123において、それぞれ第1,第2の量子化係数で除算され余りを丸める量子化処理が行われた後、第1,第2の可変長符号化器116,126において、第1,第2の符号化データS11,S12に符号化される。また同時に、上記第1,第2の可変長符号化器116,126において生成された第1,第2の符号化データS11,S12は、第1,第2の発生符号量制御器117,127にも入力され、該第1,第2の発生符号量制御器117,127において、該第1,第2の符号化データS11,S12の符号量に基づいて、第1,第2の量子化器113,123の第1,第2の量子化係数等を制御し、上記第1,第2の符号化データS11,S12の発生符号量を規定値に近づけるように制御する。
【0033】
そして、上記第1の量子化器113で量子化されたデータは、逆量子化器114、及びIDCT115において、上記DCT112、及び第1の量子化器113と逆の処理がなされ、上記量子化されたデータを、上述したDCT処理がなされる前の元の差分データS115に戻す。そして、第1の符号化器110内の加算器において、上記IDCT115から出力された差分データS115と、上記動き補償器111において生成された予測画像データS113とにより、上記第1の符号化データS11を受信した復号化装置において得られる画像データであるローカル再生画像データS114をリコンストラクトして、メモリ100に蓄積するものである。
【0034】
このように、本実施の形態1における画像符号化装置10では、上記第2の符号化器120において生成される第2の符号化データS12は、第1の符号化器110においてリコンストラクトされたローカル再生画像データS114から差分データS111を生成し、該差分データをDCT処理したDCT処理後の差分データS112を、第2の量子化器123において第2の量子化係数で量子化処理し、第2の可変長符号化器126において符号化することで得るようにしているため、本画像符号化装置10の動き検出器を1つにし、且つ上記第2の符号化器120内の逆量子化器、IDCT、加算器、動き補償器を削除することができる。
【0035】
そして、上述したように、上記第2の符号化器120内には、逆量子化器、及びIDCTが設けられていないため、第2の符号化器120内において、上記第2の符号化データS12が、第2の量子化器123及び上記DCT112と逆の処理がなされて、DCT処理がなされる前の元の差分データに戻されることがなく、また、第2の符号化器120には動き補償器、及び加算器も設けられていないため、上記第2の符号化データS12を受信した復号化装置において得られる画像データであるローカル再生画像データがリコンストラクトされてメモリ100に蓄積されることがないことから、本画像符号化装置10において、単一入力画像S10から2種類の異なる発生符号量で同じフォーマットの符号化データS11,S12を生成する際に、上記メモリ100がデータ転送する対象を、単一の入力画像データから1つの符号化データを生成する場合と同様、上記動き検出器118、及び第1の符号化器110のみとすることができ、且つ、上記2種類の異なる発生符号量で同じフォーマットの符号化データS11,S12を生成する際にかかる処理時間を、従来の画像符号化装置50で単一入力画像から2種類の異なる符号化データを生成する際とほぼ同じ処理時間で実現することができる。
【0036】
さらに、本画像符号化装置において上記2種類の符号化データS11,S12を生成する際には、上記メモリ100に転送されるデータ量を、単一の画像データから1つの符号化データを生成する場合と同じデータ量で実現することができ、当該画像符号化装置10内のメモリ100の転送能力を増やしたり、メモリインターフェース幅の拡張や、もしくはデータ転送レートを向上させる必要をなくして、本画像符号化装置10のシステムコストも削減することができる。
【0037】
以上のように、本実施の形態1の画像符号化装置10によれば、動き検出器を1つにし、且つ、第2の符号化器120内の動き補償器、加算器、DCT、逆量子化器、IDCTを削除する構成にし、また、第2の符号化器120は、上記第1の符号化器110内の動き補償器111から出力された差分データS111をDCT112においてDCT処理し、該DCT処理後の差分データS112を、第2の量子化器123において量子化処理して、第2の可変長符号化器126で符号化して、第2の符号化データS12を生成するようにしたので、第2の符号化データS12の生成フローから、第2の量子化器123において量子化されたデータを逆量子化処理し、IDCT処理して、元の差分データに戻し、該戻された差分データと動き補償器から出力される予測参照画像データとからローカル再生画像データをリコンストラクトする処理を削除することができ、この結果、単一データから複数の符号化データを生成する本画像符号化装置10の装置規模を大幅に削減でき、且つ、単一入力画像S10から複数の符号化データS11,S12を生成する処理時間も、従来の画像符号化装置においてかかる処理時間をほとんど増大させないようにすることができる。
【0038】
また、本実施の形態1にかかる画像符号化装置10によれば、上記単一入力画像データS10から複数の符号化データS11,S12を生成する場合であっても、上記動き検出器118、及び動き補償器111に対するメモリ100のデータ転送量を、単一入力画像から1つの符号化データを生成する場合と同量にすることができ、当該画像符号化装置10のシステムコストも削減することができる効果がある。
【0039】
なお、上記説明においては、本画像符号化装置10が単一の入力画像データS10から、同じフォーマットで発生符号量が異なる2種類の符号化データS11,S12を生成する場合を例に挙げたが、上記単一入力画像から、2種類以上の同じフォーマットで発生符号量が異なる符号化データを生成する場合は、図2に示される画像符号化装置10aのように構成し、第1の符号化器110において生成された差分データS111をDCT処理後、該DCT処理された差分データを、それぞれ第1〜第nの量子化器に入力し、該第1〜第nの量子化器において量子化し、第1〜第nの可変長符号化器において符号化して、第1〜第nの符号化データを得ればよい。
【0040】
また、単一の入力画像から、同じフォーマットで発生符号量が異なる複数の符号化データを生成するだけでなく、例えば、図1に示される本画像符号化装置10の第1,第2の可変長符号化器116,126の後段に、特定の符号化への変換回路、あるいは符号の特徴などのデータを付加するデータ付加回路(図示せず)を設けるようにすれば、単一の入力画像から、例えばMPEG2のプログラムストリーム(PS)と、トランスポートストリーム(TS)等のような、同じフォーマットで異なるストリームを有する複数の符号化データを出力させることが可能となり、また、例えば、本画像符号化装置10の上記第1,第2の符号化器110,120、第1,第2の量子化器113,123、第1,第2の可変長符号化器116,126、及び第1,第2の発生符号量制御器117,127を異なる構成を有するものにすれば、単一の画像から、例えばMPEG1、MPEG2、あるいはMPEG4等のような、異なるフォーマットを有する複数の符号化データを出力させることも可能となる。
【0041】
さらに、上述した構成を組み合わせて、単一の入力画像から、無線用の符号化データと、有線用の符号化データを出力したり、また、上記第1,第2の発生符号量制御器117,127において、符号発生量を一方では可変制御し、他方では固定制御をするようにして、単一入力画像から、通信回線用の符号化データと、蓄積媒体用の符号化データを出力するなど、異なる符号発生量制御方式、フォーマット、ストリームの中から最適なものを組み合わせて、複数の異なる符号化データを出力することも可能となる。
【0042】
(実施の形態2)
以下、本実施の形態2の画像符号化装置について、図1を用いて説明する。
本実施の形態2においては、本画像符号化装置において、第1,第2の発生符号量制御器により、第1の符号化データの発生符号量を第2の符号化データの発生符号量より多くなるよう制御するものである。
【0043】
なお、本実施の形態2にかかる画像符号化装置10の構成は、上記実施の形態1において説明した画像符号化装置10の構成と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0044】
上記実施の形態1で詳述したように、本画像符号化装置10では、動き検出器を1つにし、且つ第2の符号化器120内に、動き補償器、加算器、DCT、逆量子化器、IDCTを備えない構成にし、上記第2の符号化器120における第2の符号化データS12の生成フローから、動き検出処理、及びローカル再生画像データのリコンストラクト処理を削除し、上記第2の符号化器120において、上記第1の符号化器110において生成されたローカル再生画像データS114と、入力画像データS10との差分データS111をDCT処理したDCT処理後の差分データS112を受け取り、該DCT処理後の差分データS112を第2の量子化器123、第2の可変長符号化器126において量子化、符号化することで第2の符号化データS12を生成している。このように、上述した構成からなる本画像符号化装置10では、第2の符号化データS12の生成フローから、第2の符号化データS12に基づいたローカル再生画像データをリコンストラクトする処理を削除しているため、単一の画像入力から単一の符号化データを出力する画像符号化装置にくらべてその装置規模や符号化にかかる処理時間をほとんど増大させず、またそのシステムコストも削減することができるが、上記第2の符号化データS12に基づいたローカル再生画像データではなく、第1の符号化器110においてリコンストラクトされたローカル再生画像データと入力画像データS10との差分データS112から生成される上記第2の符号化データS12を受信して復号化する復号化装置側では、該第2の符号化データを復号する際に誤差が蓄積していき、良好な画像が得られない。
【0045】
以下、この誤差について詳述すると、まず、第1の符号化器110は、上述したように、動き検出器118において検出された動きベクトルを用いて動き補償器111において差分データS111を生成し、該差分データS111をDCT112においてDCT処理し、該DCT処理後の差分データS112を第1の量子化器112において第1の量子化係数で量子化処理し、該量子化処理されたデータを、第1の可変長符号化器116に入力して第1の符号化データS11を生成する。そして、上記量子化処理されたデータを、逆量子化器114にも入力して逆量子化処理し、IDC処理することで、DCT処理前の元の差分データS115に戻す。そして、該差分データS115と動き補償器111からの予測画像データS113とを加算して、第1の符号化データS111を受信する復号化装置において得られる画像データであるローカル再生画像データS114をリコンストラクトして、メモリ100に記録している。
【0046】
ここで、上記逆量子化器114、IDCT115において、逆量子化器処理、IDCT処理がなされた後の差分データS115と、上記動き補償器111から出力される差分データS111とは、逆量子化器114、及びIDCT115において、上記DCT112、及び第1の量子化器113と逆の処理が行われているといっても、全く同じにはなりえず、誤差(以下、第1の誤差と称す。)が生じる。しかし、この第1の誤差は、第1の符号化データS11を生成する際に生じたものであるため、該第1の符号化データS11を受信し、上記第1の符号化器110の各構成と逆の処理をして、上記第1の符号化データS11を復号化する復号化装置(図示せず)においては、上記第1の誤差は蓄積しない。
【0047】
一方、第2の符号化器120においては、上述したように、第2の符号化データS12に基づいたローカル再生画像データをリコンストラクトせず、第1の符号化器110において生成された上記第1の誤差を含んだ差分データS115と、予測画像データS113とによってリコンストラクトしたローカル再生画像データS114を用いて、入力画像データS10との差分データS111を生成し、該差分データS111をDCT処理したDCT処理後の差分データS112を第1の符号化器110から受信して、第2の符号化器120において、量子化、符号化して、第2の符号化データS12を生成している。従って、上記第2の符号化データS12を生成する際には、第1の符号化器110において生成された、上記第1の誤差を含むローカル再生画像データS114を用いて第2の符号化データS12を生成することによる誤差(以下、第2の誤差と称す。)が生じる。そして、この第2の誤差には、上述したように第1の誤差が含まれていることから、上記第1の符号化データS12を受信し、上記第2の符号化器120の各構成と逆の処理をして、上記第2の符号化データS12を復号化する復号化装置(図示せず)においては、打ち消すことができず、上記第2の誤差は蓄積してしまう。
【0048】
そこで、本実施の形態2の画像符号化装置においては、上記第1の符号化データS11の発生符号量を、第2の符号化データS12の発生符号量より多くなるように、第1,第2の発生符号量制御器117,127において制御して、第1の量子化器113において量子化されたデータを、逆量子化し、IDCT処理して元に戻した差分データS115と、上記動き補償器111からの差分データS111との間に生じる第1の誤差をできるだけ少なくなるようにし、これに伴って、該第1の誤差が含まれる第2の誤差も少なくなるようにする。このようにすれば、上記第2の符号化データS12を受信して復号化する復号化装置側において、上記第2の誤差を少なくすることができ、この結果、上記第2の符号化データS12を復号化した際の画像を良好なものとすることができる。
【0049】
以上のように、本実施の形態2の画像符号化装置10によれば、第1の符号化データS11の発生符号量を、第2の符号化データS12の発生符号量より多くなるように制御するようにしたので、本画像符号化装置10において第1の符号化データS11を生成する際に生じる第1の誤差を少なくでき、それに伴って、第2の符号化データS12を生成する際に生じる第2の誤差も少なくすることが可能となり、これにより、上記第2の符号化データS12を受信して復号化する復号化装置において、良好な画像を得ることができる。
【0050】
また、上述のように上記第1の符号化データの発生符号量を、第2の符号化データの発生符号量より多くなるように制御する際、上記第2の発生符号量制御器127において、上記フレーム内符号化画像(Iピクチャ)、及びフレーム間順方向予測符号化画像(Pピクチャ)は、上記第1の発生符号量制御器117と同一の発生符号量が発生するように同一の制御を行い、フレーム間双方向予測符号化画像(Bピクチャ)のみ、上記第1の発生符号量制御器117と異なる発生符号量が発生する、例えば、第1の発生符号量より第2の発生符号量が少なくなるように異なる制御を行うようにすれば、上記第1の誤差をより少なくすることでき、これに伴い、上記第2の誤差もより少なくすることができるため、上記第2の符号化データS12を受信して復号化する復号化装置側において、さらに良好な画質を得ることができる。
【0051】
なお、本実施の形態2においては、符号量が異なる同じフォーマットの符号化データを2種類生成する場合を例に挙げて説明したが、上記実施の形態1において説明したように、画像符号化装置を図2に示すように構成し、発生符号量制御器において、第1の符号化データの符号量が、その他の第2〜第nの符号化データの符号量より多くなるように制御するようにすれば、各符号化データを受信して復号化する復号化装置で良好な画像が得ることができる。
【0052】
また、上記実施の形態1において述べたように、例えば、本画像符号化装置10の第1,第2の可変長符号化器116,126の後段に、特定の符号化への変換回路、あるいは符号の特徴などのデータを付加するデータ付加回路(図示せず)を設けるようにすれば、単一の入力画像から、例えばMPEG2のプログラムストリーム(PS)と、トランスポートストリーム(TS)等のような、同じフォーマットで異なるストリームを有する複数の符号化データを出力させることができ、また、例えば、本画像符号化装置10の上記第1,第2の符号化器、第1,第2の量子化器、第1,第2の可変長符号化器、及び第1,第2の発生符号量制御器を、それぞれ異なる構成を有するものにすれば、単一の入力画像から、例えばMPEG1、MPEG2、あるいはMPEG4等のような、異なるフォーマットを有する複数の符号化データを出力させることが可能となる。
【0053】
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3の画像符号化装置について、図3から図5を用いて説明する。
本実施の形態3においては、単一の入力画像データから、同じフォーマットの2種類の発生符号量の異なる複数の符号化データを生成する場合に、上述した実施の形態1の画像符号化装置10に切替器を設け、第1の符号化器110において生成される符号化データの発生符号量を、第2の符号化器120において生成される符号化データの発生符号量より常に多くするよう制御するものである。
【0054】
まず、図3、及び図4を用いて、本実施の形態3にかかる画像符号化装置20の構成について説明する。図3は、本実施の形態3にかかる画像符号化装置の構成を示す図であり、図4は、本実施の形態3にかかる画像符号化装置の切替器の詳細な構成を示す図である。
【0055】
図3において、本実施の形態3の画像符号化装置20は、上述した実施の形態1の画像符号化装置10に、第1,第2の発生符号量に基づいて、第1の可変長符号化器216から出力される符号化データと、第2の可変長符号化器226から出力される符号化データを切替えて出力する切替器230を備えたものである。そして図4に示すように、上記切替器230は、第1〜第4のセレクタ231〜234と、上記第1,第2の発生符号量を比較する比較器235とを備えるものである。
【0056】
次に、上述した構成を有する本実施の形態3の画像符号化装置20の動作について説明する。
まず、外部より本画像符号化装置20に画像データS20が入力されると、メモリ200に蓄積される。そして、メモリ200に蓄積された画像データは、上記動き検出器218に入力され、動きベクトルを求める演算が行われる。そして、該動き検出器218において検出された動きベクトルを用いて、上記メモリ200に蓄積されているローカル再生画像データS214を参照して、予測画像データS213を生成して第1の符号化器210内の加算器に対して出力し、さらに該予測画像データS213と上記入力画像データS20の差をとり、差分データS211としてDCT212に出力する。
【0057】
上記動き補償器211で得られた差分データS211は、DCT212においてDCT処理され、該DCT処理後の差分データS212は、上記第1の量子化器213と、上記第2の符号化器220内の第2の量子化器223とに入力される。そして、上記第1,第2の量子化器213,223に入力されたDCT処理後の差分データS212は、該第1,第2の量子化器213,223において、それぞれ第1,第2の量子化係数で除算され余りを丸める量子化処理が行われた後、第1,第2の可変長符号化器216,226においてそれぞれ符号化データS216,S226に符号化される。そして、上記第1,第2の可変長符号化器216,226において符号化された符号化データS216,S226は、切替器230に入力される。また同時に、上記第1,第2の可変長符号化器216,226において符号化された符号化データS216,S226は、第1,第2の発生符号量制御器217,227にも入力され、該第1,第2の発生符号量制御器217,227では、上記第1,第2の可変長符号化器216,226で符号化される符号化データS216,S226の第1,第2の発生符号量を検出し、上記切替器230に出力する。
【0058】
切替器230においては、まず、第1,第2の発生符号量を比較器235で、また、第1の可変長符号化器216からの符号化データS216を第1のセレクタ231で、また、第2の可変長符号化器226からの符号化データS226を第2のセレクタ233で受信する。そして、上記比較器235において、第1の発生符号量と、第2の発生符号量とを比較し、その比較結果に基づいた制御信号S235を各セレクタ231〜234に出力する。
【0059】
例えば、比較器235において、第1の発生符号量が第2の発生符号量より大きいと判断された場合は、比較器235から各セレクタ231〜234に、“a”を選択するよう指示する制御信号S235が出力され、該制御信号S235を受信した各セレクタ231〜234は、第1の符号化データS21として第1の可変長符号化器216からの符号化データS216を、また、第2の符号化データS22として第2の可変長符号化器226からの符号化データS226を出力し、且つ、第1の発生符号量制御器217には第1の符号化発生量を、第2の発生符号量制御器227には第2の符号化発生量を出力する。一方、上記比較器235において、第1の発生符号量が第2の発生符号量以下であると判断された場合は、比較器235から各セレクタ231〜234に、“b”を選択するように指示する制御信号S235が出力され、該制御信号S235を受信した各セレクタ231〜234は、第1の符号化データS21として第2の可変長符号化器226からの符号化データS226を、また、第2の符号化データS22として第1の可変長符号化器216からの符号化データS216を出力し、且つ、第1の発生符号量制御器217には第2の符号化発生量を、第2の発生符号量制御器227には第1の符号化発生量を出力する。
【0060】
以下、図5を用いて具体的に述べる。図5は、符号発生量制御器において、符号量を可変制御した場合(図5(a))と、固定制御した場合(図5(b))を示す図である。
【0061】
例えば、可変長符号化器において発生する発生符号データの発生符号量を、第1の発生符号量制御器217では固定制御し(図5(b)参照)、第2の発生符号量制御器227では可変制御しているとする(図5(a)参照)。このような場合、上述した実施の形態の画像符号化装置10の構成では、t1,t3期間は、第1の符号化データS11の方が第2の符号化データS12よりその発生符号量が多くなるが、t2,t4期間は、第2の符号化データS12の方が第1の符号化データS11よりその発生符号量が多くなる。このような状況を回避して、常に第1の符号化データの符号量の方が、第2の符号化データの符号量より多くなるようにするために、上記切替器230において、まず比較器235で第1,第2の符号量を受信して比較し、第1の符号化データの符号量が第2の符号化データの符号量より多い期間(図5のt1,t3期間)は、上記比較器235からの制御信号S235により、各セレクタ231〜234において“a”を選択させて、第1の符号化データS21として第1の可変長符号化器216からの符号化データS216を、また第2の符号化データS22として第2の可変長符号化器226からの符号化データS226を出力し、一方、第1の符号化データの符号量が第2の符号化データの符号量以下である期間(図5のt2,t4期間)は、上記比較器235からの制御信号S235により、各セレクタ231〜234において“b”を選択させて、第1の符号化データS21として第2の可変長符号化器226からの符号化データS226を、また第2の符号化データS22として第1の可変長符号化器216からの符号化データS216を出力するようにする。
【0062】
このように上記切替器230において、第1,第2の発生符号量制御器217,227で検出した第1,第2の発生符号量を比較して、発生符号量の多いほうを、常に第1の符号化データS21として出力するよう切り替えるようにすれば、第1の符号化データS21の発生符号量を、第2の符号化データS22の発生符号量より常に多くなるようにすることができ、加えて上記切替器230から第1,第2の発生符号量制御器217,227へ出力する発生符号量の情報も同様に切り替えて、発生符号量の多い方を上記第1の発生符号量制御器217に常に出力するようにすれば、上記第1,第2の発生符号量制御器217,227において、第1,第2の符号化データS21,S22の符号量に基づいて、第1,第2の量子化器213,223の第1,第2の量子化係数等を制御する際に、第1の発生符号量が第2の発生符号量より常に多くなるよう制御することが可能となる。
【0063】
以上のように、本実施の形態3の画像符号化装置20によれば、切替器230を備えるようし、該切替器230内の比較器235において、第1,第2の可変長符号化器216,226で符号化される各符号化データの符号量を比較し、当該画像符号化装置20から出力される第1,第2の符号化データS21,S22を、第1の符号化データS21の発生符号量が、第2の符号化データS22の発生符号量より常に大きくなるよう制御することが可能となり、これにより、本画像符号化装置20において、第1の符号化データS21を生成する際に生じる第1の誤差を常に少なくするように制御することができる。そしてこれに伴って、上記第2の符号化データS22を生成する際に生じる第2の誤差も少なくすることが可能となり、この結果、上記第2の符号化データS22を受信して復号化する復号化装置側において、さらに良好な画質を得ることができる。
【0064】
そして、上述したような構成にすれば、発生符号量の多い方の符号化データを伝送帯域の広いネットワーク(有線用)へ、少ない方を伝送帯域の狭いネットワーク(無線用)へ、適時切り替えることも実現できる。
【0065】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1にかかる画像符号化装置によれば、単一の入力画像から、異なる複数の符号化データを出力する画像符号化装置において、上記入力画像の動きベクトルを求める動き検出器と、該動き検出器からの動きベクトルを用いて上記入力画像を動き補償し、該動き補償により得られるデータを直交変換したデータを量子化し、可変長符号化して、第1の符号化データを生成する第1の符号化器と、上記第1の符号化器において直交変換されたデータを入力とし、該データを量子化し、可変長符号化して、符号化データを生成する、n(n≧1の整数)個の符号化器と、を備えるようにしたので、上記単一入力画像データから複数の符号化データを生成する本画像符号化装置の装置規模を大幅に削減することができ、且つ当該装置における単一入力画像データから複数の符号化データを生成する処理時間も単一入力画像データから単一の符号化データを生成する場合と比べてほとんど増大させないようにすることができる。また、上記単一入力画像データから複数の符号化データを生成する際の当該装置内のデータ転送量も、単一入力画像データから1つの符号化データを生成する場合と同量にすることができ、システムコストも削減することができる。
【0066】
また、本発明の請求項2にかかる画像符号化装置によれば、請求項1に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化器は、上記動きベクトルを用いた上記入力画像の動き補償を行う動き補償器と、該動き補償されたデータを直交変換する直交変換器と、該直交変換されたデータを量子化する第1の量子化器と、該量子化されたデータを逆量子化する逆量子化器と、該逆量子化されたデータを逆直交変換する逆直交変換器と、上記量子化されたデータを可変長符号化して第1の符号化データを生成する第1の可変長符号化器と、上記第1の可変長符号化器において生成された上記第1の符号化データの符号量に基づいて上記第1の量子化器を制御する発生符号量制御器と、を備え、上記n個の符号化器は、上記第1の符号化器において直交変換されたデータを量子化する量子化器と、該量子化されたデータを可変長符号化して符号化データを生成する可変長符号化器と、該可変長符号化器において生成された上記符号化データの符号量に基づいて上記量子化器を制御する発生符号量制御器と、を備えるようにしたので、上記単一入力画像データから複数の符号化データを生成する本画像符号化装置の装置規模を大幅に削減することができ、且つ当該装置における単一入力画像データから複数の符号化データを生成する処理時間も単一入力画像データから単一の符号化データを生成する場合と比べてほとんど増大させないようにすることができる。また、上記単一入力画像データから複数の符号化データを生成する際の当該装置内のデータ転送量も、単一入力画像データから1つの符号化データを生成する場合と同量にすることができ、システムコストも削減することができる。
【0067】
また、本発明の請求項3にかかる画像符号化装置によれば、請求項2に記載の画像符号化装置において、上記n個の符号化器は、上記第1の符号化データの発生符号量より少なくなるように、n個の符号化データの符号化を行うようにしたので、上記第1の符号化データを生成する際に生じる誤差を小さくすることが可能となり、これに伴い、上記第2の符号化データを生成する際に生じる、該第1の誤差を含む第2の誤差も小さくすることができ、この結果、上記第2の符号化データを受信して復号化する復号化装置側で、良好な画質を得ることができる。
【0068】
また、本発明の請求項4にかかる画像符号化装置によれば、請求項3に記載の画像符号化装置において、上記n個の符号化器は、上記入力画像の符号化データのうち、フレーム内符号化画像及び、フレーム間順方向予測符号化画像は、上記第1の符号化データの符号量と同一の発生符号量になるよう、n個の符号化データの符号化を行い、フレーム間双方向予測符号化画像は、上記第1の符号化データの符号量より少ない発生符号量になるよう、上記n個の符号化データの符号化を行うようにしたので、符号化する際に参照画像とはならない、上記フレーム間双方向予測符号化画像を生成するときのみ、発生符号量を異なるよう制御することができ、上記第1の符号化データを生成する際に生じる第1の誤差を更に少なくすることができ、またこれに伴って、第2の符号化データを生成する際に生じる、上記第1の誤差を含む第2の誤差も更に少なくすることができ、この結果、上記第2の符号化データを受信して復号化する復号化装置側で、さらに良好な画質を得ることができる。
【0069】
また、本発明の請求項5にかかる画像符号化装置によれば、請求項2に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化器、及び上記n個の符号化器から出力される、上記第1の画像データ、及び上記n個の符号化データのそれぞれは、同一フォーマット形式で異なる発生符号量の符号化データであるようにしたので、上記第1の符号化データ、及び上記n個の符号化データを受信して復号化する各復号化装置の性能に応じたデータを、上記第1の符号化器、及びn個の符号化器から出力することができる。
【0070】
また、本発明の請求項6にかかる画像符号化装置によれば、請求項2に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化器、及び上記n個の符号化器から出力される、上記第1の符号化データ、及びn個の上記符号化データのそれぞれは、異なるフォーマット形式の符号化データであるようにしたので、例えば、第1の符号化データ、及びn個の符号化データを、それぞれ、MPEG1、MPEG2、MPEG4等にすることが可能となり、上記第1の符号化データ、及び上記n個の符号化データを受信して復号化する各復号化装置の性能に応じたデータを、上記第1の符号化器、及び上記n個の符号化器から出力することができる。
【0071】
また、本発明の請求項7にかかる画像符号化装置によれば、請求項2に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化器、及び上記n個の符号化器から出力される、上記第1の画像データ、及びn個の上記符号化データのそれぞれは、同一のフォーマット形式でストリームの異なる符号化データであるようにしたので、例えば、第1の符号化データ、及び上記n個の符号化データを、それぞれMPEG2のPSとTS等にすることが可能となり、上記第1の符号化データ、及び上記n個の符号化データを受信して復号化する各復号化装置の性能に応じたデータを、上記第1の符号化器、及び上記n個の符号化器から出力することができる。
【0072】
また、本発明の請求項8にかかる画像符号化装置によれば、単一の入力画像から、2種類の異なる符号化データを出力する画像符号化装置において、上記入力画像の動きベクトルを求める動き検出器と、上記動き検出器からの動きベクトルを用いて上記入力画像を動き補償し、該動き補償により得られるデータを直交変換したデータを量子化し、可変長符号化して、第1の符号化データを生成する第1の符号化器と、上記第1の符号化器において直交変換されたデータを入力とし、該データを量子化し、可変長符号化して、第2の符号化データを生成する第2の符号化器と、を備えるようにしたので、上記単一入力画像データから、第1,第2の符号化データを生成する本画像符号化装置の装置規模を大幅に削減することができ、且つ当該装置における単一入力画像データから第1,第2の符号化データを生成する処理時間も単一入力画像データから単一の符号化データを生成する場合と比べてほとんど増大させないようにすることができる。また、上記単一入力画像データから第1,第2の符号化データを生成する際の当該装置内のデータ転送量も、単一入力画像データから1つの符号化データを生成する場合と同量にすることができ、システムコストも削減することができる。
【0073】
また、本発明の請求項6にかかる画像符号化装置によれば、請求項5に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化器、及び第2の符号化器のうちの一方で、符号発生量可変制御を行ない、もう片方で符号発生量固定制御を行うようにしたので、単一入力画像データから第1,第2の符号化データを生成する際に、上記第1,第2の符号化器において生成する該第1,第2の符号化データの発生符号量を、一方を可変制御で、またもう一方を固定制御で制御することが可能となる。
【0074】
また、本発明の請求項9にかかる画像符号化装置によれば、請求項8に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化器は、上記動きベクトルを用いた上記入力画像の動き補償を行う動き補償器と、該動き補償されたデータを直交変換する直交変換器と、該直交変換されたデータを量子化する第1の量子化器と、該量子化されたデータを逆量子化する逆量子化器と、該逆量子化されたデータを逆直交変換する逆直交変換器と、上記量子化されたデータを可変長符号化して第1の符号化データを生成する第1の可変長符号化器と、上記第1の可変長符号化器において生成された上記第1の符号化データの符号量に基づいて上記第1の量子化器を制御する発生符号量制御器と、を備え、上記第2の符号化器は、上記第1の符号化器において直交変換されたデータを量子化する第2の量子化器と、該量子化されたデータを可変長符号化して第2の符号化データを生成する第2の可変長符号化器と、該第2の可変長符号化器において生成された上記第2の符号化データの符号量に基づいて上記第2の量子化器を制御する第2の発生符号量制御器と、を備えるようにしたので、上記単一入力画像データから、第1,第2の符号化データを生成する本画像符号化装置の装置規模を大幅に削減することができ、且つ当該装置における単一入力画像データから第1,第2の符号化データを生成する処理時間も単一入力画像データから単一の符号化データを生成する場合と比べてほとんど増大させないようにすることができる。また、上記単一入力画像データから第1,第2の符号化データを生成する際の当該装置内のデータ転送量も、単一入力画像データから1つの符号化データを生成する場合と同量にすることができ、システムコストも削減することができる。
【0075】
また、本発明の請求項10にかかる画像符号化装置によれば、請求項9に記載の画像符号化装置において、上記第1の発生符号量制御器、及び上記第2の発生符号量制御器のうちの一方で、発生符号量を可変制御し、もう片方で固定制御するようにしたので、上記単一の入力画像データから上記第1,第2の符号化データを生成する際に、該第1,第2の符号化データの発生符号量を、一方を可変制御し、もう一方を固定制御することが容易に可能となる。
【0076】
また、本発明の請求項11にかかる画像符号化装置によれば、請求項6に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化データの発生符号量と上記第2の符号化データの発生符号量とを比較し、該比較結果に基づいて、該第1の符号化データと、該第2の符号化データの出力を切り替える切替器を備え、上記第1の符号化データの符号量が上記第2の符号化データの符号量より多い場合は、該第1の符号化データを第1の符号化データとして、該第2の符号化データを第2の符号化データとして出力し、上記第1の符号化データの符号量が、上記第2の符号化データの符号量以下である場合は、該第2の符号化データを第1の符号化データとして、該第1の符号化データを第2の符号化データとして出力するようにしたので、本画像符号化装置において単一入力画像データから第1,第2の符号化データを生成する際、常に第1の符号化データの発生符号量を第2の符号化データの発生符号量より多くすることが可能となり、この結果、上記第2の符号化データを受信して復号化する復号化装置側で、さらに良好な画質を得ることができる。
【0077】
また、本発明の請求項12にかかる画像符号化装置によれば、請求項9に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化器から出力される上記第1の符号化データが有線用のフォーマットの符号化データであり、上記第2の符号化器から出力される上記第2の符号化データ無線用のフォーマットの符号化データであるものとしたので、符号量の多い第1の符号化データを有線用フォーマットで生成して、伝送帯域の広いネットワークへ出力し、また、符号量の少ない第2の符号化データを無線用フォーマットで生成して、伝送帯域の狭いネットワーク出力することができる。
【0078】
また、本発明の請求項13にかかる画像符号化装置によれば、請求項9に記載の画像符号化装置において、上記第1の符号化器から出力される上記第1の符号化データが蓄積媒体用のフォーマットの符号化データであり、上記第2の符号化器から出力される上記第2の符号化データが通信回線用のフォーマットの符号化データであるものとしたので、符号量の多い第1の符号化データを蓄積媒体用として、また、符号量の少ない第2の符号化データは通信回線用として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる画像符号化装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1にかかる画像符号化装置において3つ以上の符号化データを出力する際の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態2にかかる画像符号化装置の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態2にかかる画像符号化装置の切替器の詳細な構成を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2にかかる画像符号化装置において、発生符号量を固定制御、あるいは発生符号量を可変制御した場合の発生符号量の変化を示した図である。
【図6】本発明の従来の技術にかかる画像符号化装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
100,200,500 メモリ
110,210,510 第1の符号化器
111,211 動き補償器
112,212 DCT
113,213,513 第1の量子化器
114,214 逆量子化器
115,215 IDCT
116,216,516 第1の可変長符号化器
117,217,517 第1の発生符号量制御器
118,218 動き検出器
120,220,520 第2の符号化器
123,213,513 第2の量子化器
126,226,526 第2の可変長符号化器
127,227,527 第2の発生符号量制御器
230 切替器
231〜234 セレクタ
235 比較器
511 第1の動き補償器
512 第1のDCT
514 第1の逆量子化器
515 第1のIDCT
518 第1の動き検出器
521 第2の動き補償器
522 第2のDCT
524 第2の逆量子化器
525 第2のIDCT
528 第2の動き検出器

Claims (13)

  1. 単一の入力画像から、異なる複数の符号化データを出力する画像符号化装置において、
    上記入力画像の動きベクトルを求める動き検出器と、
    該動き検出器からの動きベクトルを用いて上記入力画像を動き補償し、該動き補償により得られるデータを直交変換したデータを量子化し、可変長符号化して、第1の符号化データを生成する第1の符号化器と、
    上記第1の符号化器において直交変換されたデータを入力とし、該データを量子化し、可変長符号化して、符号化データを生成する、n(n≧1の整数)個の符号化器と、を備える、
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  2. 請求項1に記載の画像符号化装置において、
    上記第1の符号化器は、上記動きベクトルを用いた上記入力画像の動き補償を行う動き補償器と、該動き補償されたデータを直交変換する直交変換器と、該直交変換されたデータを量子化する第1の量子化器と、該量子化されたデータを逆量子化する逆量子化器と、該逆量子化されたデータを逆直交変換する逆直交変換器と、上記量子化されたデータを可変長符号化して第1の符号化データを生成する第1の可変長符号化器と、上記第1の可変長符号化器において生成された上記第1の符号化データの符号量に基づいて上記第1の量子化器を制御する発生符号量制御器と、を備え、
    上記n個の符号化器は、上記第1の符号化器において直交変換されたデータを量子化する量子化器と、該量子化されたデータを可変長符号化して符号化データを生成する可変長符号化器と、該可変長符号化器において生成された上記符号化データの符号量に基づいて上記量子化器を制御する発生符号量制御器と、を備える、
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  3. 請求項2に記載の画像符号化装置において、
    上記n個の符号化器は、上記第1の符号化データの発生符号量より少なくなるように、n個の符号化データの符号化を行う、
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  4. 請求項3に記載の画像符号化装置において、
    上記n個の符号化器は、
    上記入力画像の符号化のうち、フレーム内符号化画像及び、フレーム間順方向予測符号化画像は、上記第1の符号化データの符号量と同一の発生符号量になるよう、n個の符号化データの符号化を行い、
    フレーム間双方向予測符号化画像は、上記第1の符号化データの符号量より少ない発生符号量になるよう、上記n個の符号化データの符号化を行う、
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  5. 請求項2に記載の画像符号化装置において、
    上記第1の符号化器、及び上記n個の符号化器から出力される、上記第1の画像データ、及び上記n個の符号化データのそれぞれは、同一フォーマット形式で異なる発生符号量の符号化データである、
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  6. 請求項2に記載の画像符号化装置において、
    上記第1の符号化器、及び上記n個の符号化器から出力される、上記第1の符号化データ、及びn個の上記符号化データのそれぞれは、異なるフォーマット形式の符号化データである、
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  7. 請求項2に記載の画像符号化装置において、
    上記第1の符号化器、及び上記n個の符号化器から出力される、上記第1の画像データ、及びn個の上記符号化データのそれぞれは、同一のフォーマット形式でストリームの異なる符号化データである、
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  8. 単一の入力画像から、2種類の異なる符号化データを出力する画像符号化装置において、
    上記入力画像の動きベクトルを求める動き検出器と、
    上記動き検出器からの動きベクトルを用いて上記入力画像を動き補償し、該動き補償により得られるデータを直交変換したデータを量子化し、可変長符号化して、第1の符号化データを生成する第1の符号化器と、
    上記第1の符号化器において直交変換されたデータを入力とし、該データを量子化し、可変長符号化して、第2の符号化データを生成する第2の符号化器と、を備える、
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  9. 請求項8に記載の画像符号化装置において、
    上記第1の符号化器は、上記動きベクトルを用いた上記入力画像の動き補償を行う動き補償器と、該動き補償されたデータを直交変換する直交変換器と、該直交変換されたデータを量子化する第1の量子化器と、該量子化されたデータを逆量子化する逆量子化器と、該逆量子化されたデータを逆直交変換する逆直交変換器と、上記量子化されたデータを可変長符号化して第1の符号化データを生成する第1の可変長符号化器と、上記第1の可変長符号化器において生成された上記第1の符号化データの符号量に基づいて上記第1の量子化器を制御する発生符号量制御器と、を備え、
    上記第2の符号化器は、上記第1の符号化器において直交変換されたデータを量子化する第2の量子化器と、該量子化されたデータを可変長符号化して第2の符号化データを生成する第2の可変長符号化器と、該第2の可変長符号化器において生成された上記第2の符号化データの符号量に基づいて上記第2の量子化器を制御する第2の発生符号量制御器と、を備える、
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  10. 請求項9に記載の画像符号化装置において、
    上記第1の発生符号量制御器、及び上記第2の発生符号量制御器のうちの一方で、発生符号量を可変制御し、もう片方で固定制御する、
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  11. 請求項10に記載の画像符号化装置において、
    上記第1の符号化データの発生符号量と上記第2の符号化データの発生符号量とを比較し、該比較結果に基づいて、該第1の符号化データと、該第2の符号化データの出力を切り替える切替器を備え、
    上記第1の符号化データの符号量が上記第2の符号化データの符号量より多い場合は、該第1の符号化データを第1の符号化データとして、該第2の符号化データを第2の符号化データとして出力し、
    上記第1の符号化データの符号量が、上記第2の符号化データの符号量以下である場合は、該第2の符号化データを第1の符号化データとして、該第1の符号化データを第2の符号化データとして出力する、
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  12. 請求項9に記載の画像符号化装置において、
    上記第1の符号化器から出力される上記第1の符号化データが有線用のフォーマットの符号化データであり、上記第2の符号化器から出力される上記第2の符号化データが無線用のフォーマットの符号化データである、
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  13. 請求項9に記載の画像符号化装置において、
    上記第1の符号化器から出力される上記第1の符号化データが蓄積媒体用のフォーマットの符号化データであり、上記第2の符号化器から出力される上記第2の符号化データが通信回線用のフォーマットの符号化データである、
    ことを特徴とする画像符号化装置。
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