JP3166501B2 - 画像再圧縮方法及び画像再圧縮装置 - Google Patents

画像再圧縮方法及び画像再圧縮装置

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JP3166501B2 JP21863294A JP21863294A JP3166501B2 JP 3166501 B2 JP3166501 B2 JP 3166501B2 JP 21863294 A JP21863294 A JP 21863294A JP 21863294 A JP21863294 A JP 21863294A JP 3166501 B2 JP3166501 B2 JP 3166501B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮符号化されたデジ
タル画像データを再圧縮して伝送もしくは記録する画像
再圧縮方法及び画像再圧縮装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル動画像を効率よく伝送・記録す
るためには圧縮符号化が必要である。動画像の圧縮方法
には、フレーム内符号化とフレーム間予測符号化とがあ
る。フレーム内符号化は、一枚の画像の圧縮処理が一フ
レームで完結するのに対し、フレーム間符号化は隣接す
るフレームから動き補償予測をして高能率圧縮を実現す
る。応用によって、フレーム内符号化とフレーム間符号
化とを組み合わせて圧縮を行なうこともある。一連の動
画像を全てフレーム内符号化を行なう場合や、一枚目の
画像をフレーム内符号化して、残りの画像を全てフレー
ム間符号化を行なう場合がある。また、フレーム内符号
化を周期的に行ない、フレーム内符号化された二つの画
像の間にある画像に対しフレーム間予測符号化を行なう
場合もある。
【0003】フレーム内符号化は空間内の冗長性を除去
するものである。そのための手段として、離散コサイン
変換(以下、DCTと記す)で代表される直交変換法
や、周波数帯域に分割するウェーブレット変換またはサ
ブバンド法が用いられる。直交変換した係数や周波数帯
域に分割された係数を、所望の伝送もしくは蓄積量まで
量子化して可変長符号化する。再生側で復号化できるよ
うに、量子化幅も符号化しなければならない。なお、D
CTを行なう場合、画像を適切な大きさのブロックに分
割してから変換を施す。
【0004】一方、フレーム間予測符号化は時間方向の
冗長性を除去するものである。一フレームの画像を隣接
する複数のブロックに分割し、各ブロックに対して、過
去もしくは未来のフレームを参照し、所定の評価関数の
もとで動きベクトルを求める。得られた動きベクトルを
用いて、オフセットした位置にある参照ブロックを予測
信号とする。対象ブロックとこの予測信号ブロックとの
差分(以下、予測誤差と記す)をとり、上述したフレー
ム内符号化の方法でさらに空間内の冗長性を除去する。
予測信号として、再生画が用いられる場合が多く、一度
符号化された画像を復号再生しなければならない。な
お、過去や未来の予測信号の他に、動き補償した過去と
未来の信号の平均、もしくは重みつき平均で予測信号を
作る場合もある。また差分信号を求めないで、フレーム
内符号化と同じように符号化するブロックもあり得る。
すなわち、フレーム間符号化された画像では、複数の符
号化モードが存在する。したがって、差分信号以外に動
きベクトルや符号化モードの情報なども符号化しなけれ
ばならない。なお、ウェーブレットやサブバンドの場
合、周波数帯域に分割してからブロック化し動き補償す
ることによって、時間方向の冗長性を除去することもあ
る。
【0005】このように、デジタル動画像を圧縮符号化
する際には、量子化された変換係数(または周波数帯域
に分割された係数)、量子化幅、符号化の方法(フレー
ム内/フレーム間)、符号化ブロックのモード、動きベ
クトルなどの情報を符号化する。この一連の符号化され
たデータの流れをビットストリームを呼ぶ。再生側で
は、このビットストリームを読み込んで復号して画像を
伸長再生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、応用によって、
圧縮符号化した画像をより低いビットレート(すなわ
ち、より高い圧縮率)に再圧縮することがある。例え
ば、放送局や映画製作会社では、原画像を高いビットレ
ートで高画質の画像に圧縮符号化して保存しておき、必
要に応じて(例えば、伝送路のバンド幅や記録媒体の容
量制限)より低いビットレートに再圧縮する。また、一
つの記録媒体(例えば、VTRのテープ)に標準記録よ
り多くの画像を記録したいという要求もある。例えば、
現行の家庭用アナログVTRのように、標準と長時間録
画モードを設けて、テープ速度をたとえば3倍落すこと
によって、3倍の時間の録画を可能にし、長時間記録を
実現する。ビットストリームの場合、テープ速度を落し
て記録すると、ビットストリーム内のデータの一部が記
録できなくなるため、画像を再圧縮しなければならな
い。
【0007】圧縮符号化された画像を再圧縮するには以
下の方法がある。その一つはトランスコーディングの方
法である。すなわち、復号化装置と符号化装置両方を用
意し、圧縮符号化された画像のビットストリームを復号
化装置で復号化し画像を再生したのちに、符号化装置で
その再生画像を所望のビットレートまで圧縮符号化する
方法である。この方法では、復号化装置と符号化装置両
方を必要としており高価になる上に、復号化してから再
び符号化するので遅延が倍になる。家庭用VTRとして
は実用的ではない。
【0008】画像を完全に復号再生せずに、再圧縮する
方法もある。従来の技術のところで説明したフレーム間
予測DCTの符号化方法で圧縮符号化した画像を例にし
て、図8と図9を用いて説明する。図8は従来の画像再
圧縮方法のフローチャートを示す。まず圧縮符号化され
た画像のビットストリームを入力する(ステップ1
0)。ビットストリームの中から、量子化されたDCT
の係数a[i]と第一の量子化幅q[i]とを抽出する。ここ
に、i=1,・・・,Nで、N は対象となるブロックのDCT
係数の個数である。N の値は対象ブロックによって異な
る。次に係数a[i]にq[i]をかけて逆量子化する(ステッ
プ12)。逆量子化して得られた逆量子化係数b[i]を第
二の量子化幅qN[i]で割算して再量子化係数c[i]を生成
し(ステップ14)、出力する(ステップ16)。普
通、再圧縮して得られる画像のビットストリームが入力
ビットストリームよりデータ量が少なくなるようにq
N[i]を制御する。
【0009】図9は従来の画像再圧縮装置(COMP)
300のブロック図を示す。圧縮符号化された画像のビ
ットストリームを入力端子100から入力する。可変長
復号化器(VLD)110ではビットストリームを分析
しながら、量子化幅q[i]と量子化されたDCT係数a[i]
を選びだし復号化する。その結果をライン1010を経
由して逆量子化器(IQ)130に送る。q[i]とa[i]以
外のデータをライン1000を経由してマルチプレクサ
160に送る。逆量子化器130では図8ステップ12
のように逆量子化操作を行ない、b[i]を生成し、ライン
1020を経由して量子化器(QN)140に送る。量
子化器140では図8ステップ14のようにqN[i]でb
[i]を量子化し、c[i]を生成する。c[i]とqN[i]をライン
1030を経由して可変長符号化器(VLC)150に
送り、可変長符号に変換しライン1040を経由してマ
ルチプレクサ(MUX)160に送る。マルチプレクサ
160では、ライン1000と1040を経由して送ら
れてきたデータを多重化して出力する。なお、所望のビ
ットレートに圧縮するためにレート制御器120にて、
可変長符号化器150の出力のビットを計数しながらqN
[i]を決定する。
【0010】上述の方法と装置で再圧縮すると、画像を
再生して符号化する必要がないため、符号化装置を簡略
化でき遅延時間も短縮できる。再圧縮時の圧縮率が低け
れば有効である。しかし、フレーム間予測の方式に対
し、高圧縮率で再圧縮を行なうと画質の劣化が生じる。
フレーム間予測方式では、従来の技術のところで述べた
ように、圧縮の順序において過去の画像を予測信号とし
て用いるが、過去の画像にも再圧縮が施されるため、予
測信号が変化しより多くの量子化雑音(再量子化によ
る)を含めるようになる。再圧縮によって導入された量
子化雑音は次々へと伝搬していき、画質の劣化を引きお
こしてしまう。
【0011】なお、再量子化の代わりにDCT係数の中
から所定の個数の係数(主に高周波成分)を捨てること
により再圧縮する方法もある。この場合でも同様に再圧
縮による誤差の伝搬が生じる。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は次のようにして、過去の画像を再圧縮す
ることにより生じた誤差信号で現在の画像の予測誤差を
補正してから再圧縮する。第一の量子化パラメータで量
子化し圧縮した画像データを、第一の量子化パラメータ
で逆量子化し、第一の逆量子化画像データを生成する。
第一の逆量子化画像データから、過去の画像データによ
って生成した補正信号を減算してから第二の量子化パラ
メータで量子化し出力するとともに、第二の量子化パラ
メータで逆量子化し、第二の逆量子化画像データを生成
する。第二の逆量子化画像データと第一の逆量子化画像
データとから差分信号を生成し、この差分信号を次の画
像データの補正信号として用いる。好ましくは、第二の
逆量子化画像データに、過去の画像データによって生成
した補正信号を加算してから、第一の逆量子化画像デー
タとから差分信号を生成する。
【0013】また、直交変換し圧縮した画像データの中
に含まれる第一の変換係数ブロックから、過去の画像デ
ータによって生成した補正係数を減算し、第二の変換係
数ブロックを生成する。第二の変換係数ブロックの中か
ら、所定の個数の係数を抽出し、第三の変換係数ブロッ
クを形成して出力するとともに、第三の変換係数ブロッ
クと第一の変換係数ブロックとから差分係数ブロックを
生成する。この差分係数ブロックを次の画像データの補
正係数として用いる。好ましくは、第三の変換係数ブロ
ックに、過去の画像データによって生成した補正係数を
加算してから、第一の変換係数ブロックとから差分係数
ブロックを生成する。
【0014】さらに、次のような再圧縮装置で再量子化
による誤差の伝搬を防ぐ。可変長復号化器と、第一の逆
量子化器と、第一の加算器と、量子化器と、可変長符号
化器と、マルチプレクサと、第二の逆量子化器と、第二
と第三の加算器と、差分係数メモリとを設ける。符号化
された画像データを入力し、可変長復号化器で第一の量
子化パラメータ及び第一の被量子化係数を復号化し第一
の逆量子化器に送り、その他のデータをマルチプレクサ
に送る。第一逆量子化器では第一の量子化パラメータで
第一の被量子化係数を逆量子化し、第一の逆量子化係数
を生成する。第一加算器では、第一の逆量子化係数か
ら、差分係数メモリに格納されている過去の画像データ
によって生成した補正係数を減算してから、量子化器に
入力する。そこで第二の量子化パラメータで量子化し、
第二の被量子化係数を生成する。第二の量子化パラメー
タと第二の被量子化係数を可変長符号化器で可変長符号
に変換し、マルチプレクサに送り、その他のデータと多
重化して出力する。一方、第二の逆量子化器では、第二
の量子化パラメータで第二の被量子化係数を逆量子化
し、第二の逆量子化係数を生成する。第二の加算器で
は、第二の逆量子化係数に、過去の画像データによって
生成した補正係数を加算したのち、第三の加算器で第一
の逆量子化係数とから差分係数を生成し、差分係数メモ
リに格納する。この差分係数を次の画像データの補正係
数として用いる。
【0015】また、次のような再圧縮装置で再量子化に
よる誤差の伝搬を防ぐ。可変長復号化器と、第一の逆量
子化器と、第一の逆直交変換器、第一の加算器と、直交
変換器と、量子化器と、可変長符号化器と、マルチプレ
クサと、第二の逆量子化器と、第二の逆直交変換器と、
第二と第三の加算器と、差分信号メモリとを設ける。符
号化された画像データを入力し、可変長復号化器で第一
の量子化パラメータおよび第一の被量子化係数を復号化
し第一の逆量子化器に送り、その他のデータをマルチプ
レクサに送る。第一の逆量子化器では、第一の量子化パ
ラメータで第一の被量子化係数を逆量子化し、第一の逆
量子化係数を生成する。第一の逆直交変換器では、第一
の逆量子化係数を第一の空間信号に変換する。第一の加
算器では第一の空間信号から、差分信号メモリに格納さ
れている過去の画像データによって生成した補正信号を
減算する。その結果を直交変換器で直交変換する。得ら
れた係数を量子化器に入力し、第二の量子化パラメータ
で量子化し、第二の被量子化係数を生成する。第二の量
子化パラメータと第二の被量子化係数を可変長符号化器
に入力し、可変長符号に変換し、マルチプレクサに送
り、その他のデータと多重化して出力する。一方、第二
の逆量子化器では第二の量子化パラメータで第二の被量
子化係数を逆量子化し、第二の逆量子化係数を生成す
る。第二の逆直交変換器では第二の逆量子化係数を第二
の空間信号に変換する。次に第二の加算器にて、第二の
空間信号に過去の画像データによって生成した補正信号
を加算したのち、第三の加算器にて、第一の空間信号と
から差分信号を生成し、差分信号メモリに格納する。こ
の差分信号を次の画像データの補正信号として用いる。
【0016】また、次のような再圧縮装置で変換係数を
切り捨てることによる誤差の伝搬を防ぐ。可変長復号化
器と、第一の加算器と、係数選択器と、可変長符号化器
と、マルチプレクサと、第二と第三の加算器と、差分係
数メモリとを設ける。符号化された画像データを入力
し、可変長復号化器にて第一の変換係数ブロックを復号
化し第一の加算器に送る。その他のデータをマルチプレ
クサーに送る。第一の加算器では第一の変換係数ブロッ
クから、差分係数メモリに格納されている過去の画像デ
ータによって生成した補正係数を減算し、第二の変換係
数ブロックを生成する。次に係数選択器にて、第二の変
換係数ブロックの中から、所定の個数の係数を抽出し、
第三の変換係数ブロックを形成する。第三の変換係数ブ
ロックを可変長符号化器で可変長符号に変換し、マルチ
プレクサに送り、その他のデータと多重化して出力する
とともに第二の加算器に送る。第二の加算器にて、第三
の変換係数ブロックに、過去の画像データによって生成
した補正係数を加算したのち、第三の加算器にて、第一
の変換係数ブロックとから差分係数を生成し、差分係数
メモリに格納する。この差分係数を次の画像データの補
正係数として用いる。
【0017】
【作用】本発明の画像再圧縮方法及び画像再圧縮装置を
用いると、ビットストリームを完全に解いて画像を再生
する必要なく、入力ビットストリームを他のビットレー
トに再圧縮することができる。そのために遅延が殆んど
生じることはない。さらに、過去の画像を再圧縮するこ
とにより生じた誤差信号で現在の画像の予測誤差を補正
してから再圧縮するので、再圧縮による誤差の伝搬を防
ぐことができ、画質の劣化を軽減することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に図面を用い
て説明する。これらの実施例では、従来の技術のところ
で説明したフレーム間予測DCTの符号化方法で圧縮符
号化して得られたビットストリームを例として用いる
が、本発明の再圧縮方法及び再圧縮装置はこの方式に限
るものではなく、フレーム間予測を用いた他の圧縮符号
化方式(例えば、サブバンドやウェブレット変換)や、
画素もしくはデータ間予測を用いた圧縮符号化方法(例
えば、差分パルス符号化、DPCMと略す)、に対して
同様に適用できる。
【0019】(第一実施例)図1を用いて本発明の第一
実施例を説明する。図1は本発明の画像再圧縮方法の第
一実施例を説明するためのフローチャートである。ま
ず、ステップ40で圧縮符号化された画像のビットスト
リームを入力する。ビットストリームの中から、量子化
されたDCTの係数a[i]と第一の量子化幅q[i]とを抽出
する。ここに、i=1,・・・,Nで、Nは対象となるブロックの
DCT係数の個数である。N の値は対象ブロックによっ
て異なる。従来の技術のところで説明したように、a[i]
は原画像もしくは予測誤差をDCTしq[i]で量子化した
係数である。また、第一の量子化幅は、i≠jに対し、q
[i]=q[j]であってもよい。次に、係数a[i]にq[i]をかけ
て逆量子化する(ステップ42)。そして逆量子化して
得られた逆量子化係数b[i]から補正係数z[i]を引き算す
る(ステップ43)。この補正係数z[i]は過去の画像デ
ータを再圧縮することにより生じた再圧縮誤差である
(その求め方はステップ48で行なう)。このようにし
て補正した係数b'[i]をステップ44で第二の量子化幅q
N[i]で量子化する。i≠jに対し、qN[i]=qN[j]であって
もよい。普通、再圧縮して得られた画像のビットストリ
ームは、入力画像のビットストリームよりデータ量が少
なくなるようにqN[i]を制御する。このようにして得ら
れた係数c[i]とqN[i]をステップ50で出力する。
【0020】次に補正係数の求め方について説明する。
この補正係数は、第二の量子化幅qN[i]で量子化するこ
とにより生じた量子化誤差である。この誤差を求めるた
めに、まずステップ45で逆量子化を行なう。すなわ
ち、c[i]にqN[i]をかけて逆量子化係数d[i]を生成す
る。補正係数z[i]はステップ43でb[i]から引き算した
ので、ステップ46でd[i]にz[i]を加え、e[i]を生成す
る。e[i]はb[i]を再量子化し復元した係数である。e[i]
とb[i]との差を求めれば、qN[i]で再量子化によって生
じた量子化誤差が得られる。それがステップ48で求め
るz'[i]である。z'[i]は次の画像の再圧縮のための補正
信号になるので、一時的に格納しておく(ステップ5
0)。以上の処理を現在の画像の全てのブロックについ
て繰り返し、各々のブロックに対応する補正係数z'[i]
を格納しておく。次の画像の再圧縮を行なう前に各ブロ
ックのz'[i]をz[i]に代入してから処理を行なう。な
お、フレーム内符号化ブロックについて、過去の画像を
参照しないで符号化されたので、ステップ43とステッ
プ46は行なわない。また、上述の処理はDCT領域内
で行なったが、DCT係数を逆変換し空間領域で行なっ
てもよい。
【0021】なお、ステップ42のように逆量子化を行
わなくてもよい。この場合では、ステップ42はb[i]=a
[i]になり、q[i]にqN[i]をかける。ステップ50ではqN
[i]の代わりにq[i]を出力する。
【0022】(第二実施例)図2を用いて本発明の第二
実施例を説明する。図2は本発明の画像再圧縮方法の第
二実施例を説明するためのフローチャートである。ま
ず、ステップ70で圧縮符号化された画像のビットスト
リームを入力する。ビットストリームの中から、量子化
されたDCTの係数a[i]を抽出する。ここに、i=1,・・・,
Nで、N は対象となるブロックのDCT係数の個数であ
る。N の値は対象ブロックによって異なる。a[i]は原画
像もしくは予測誤差をDCTし量子化した係数である。
次に、ステップ72で係数a[i]から補正係数z[i]を引き
算する。この補正係数z[i]は過去の画像データを再圧縮
することにより生じた再圧縮誤差である(その求め方は
ステップ78で行なう)。このようにして補正した係数
a'[i]の中からK個を残しそれ以外の係数を切り捨てる
(ステップ74)。K≦Nである。したがって、係数を切
り捨てることにより画像をさらに圧縮することになる。
また、Kの値はブロックによって異なり、再圧縮して得
られる画像のビットストリームが入力画像のビットスト
リームよりデータ量が少なくなるように制御される。こ
のようにして得られた係数u[i]をステップ80で出力す
る。
【0023】次に補正係数の求め方について説明する。
この補正係数はa'[i]を切り捨てることにより生じた誤
差である。この誤差を求めるために、まずステップ76
でu[i]にz[i]を加えw[i]を生成する。w[i]は補正したa
[i]を切捨てることにより残った係数である。w[i]とa
[i]との差を求めれば、切捨てによって生じた誤差が得
られる。それがステップ78で求めるz'[i]である。z'
[i]は次の画像の再圧縮のための補正信号になるので、
一時的に格納しておく(ステップ80)。以上の処理を
現在の画像の全てのブロックについて繰り返し、各々の
ブロックに対応する補正係数z'[i]を格納しておく。次
の画像の再圧縮を行なう前に各ブロックのz'[i]をz[i]
に代入してから処理を行なう。なお、フレーム内符号化
ブロックについて、過去の画像を参照しないで符号化さ
れたので、ステップ72とステップ76は行なわない。
【0024】(第三実施例)図3を用いて本発明の第三
実施例を説明する。図3は本発明の第三実施例を説明す
るための画像再圧縮装置300のブロック図を示す。可
変長復号化器110、レート制御器120、第一の逆量
子化器130、第一の加算器210、量子化器140、
可変長符号化器150、マルチプレクサ160、第二の
逆量子化器170、第二の加算器220、第三の加算器
230と差分係数メモリ180を具備している。
【0025】符号化された画像ビットストリームを端子
100から入力する。可変長復号化器110では、ビッ
トストリームの中から、量子化パラメータq[i]及び量子
化DCT係数a[i]を抽出し符号から数値に復号化する。
ここに、i=1,・・・,Nで、N は対象となるブロックのDC
T係数の個数である。N の値は対象ブロックによって異
なる。可変長復号化器110の出力をライン2010を
経由して逆量子化器130に送る。その他のデータをラ
イン2000を経由してマルチプレクサ160に送る。
逆量子化器130ではq[i]でa[i]を逆量子化し、逆量子
化係数b[i]を生成する。b[i]はライン2020を経由し
て第一の加算器210に送られ、そこでb[i]から、差分
係数メモリ180に格納されている過去の画像データに
よって生成した補正係数z[i]を引き算して、b'[i]を生
成する。b'[i]をライン2022を経由して量子化器1
40に入力し、新しい量子化パラメータqN[i]で量子化
して量子化係数c[i]を生成する。c[i]とqN[i]とをライ
ン2030を経由して可変長符号化器150に送り、可
変長符号に変換し、マルチプレクサ160に送る。マル
チプレクサ160では、ライン2040を経由して送ら
れてくるc[i]とqN[i]の符号と、ライン2000を経由
して送られてくるその他のデータと多重化して出力す
る。このようにして入力ビットストリームは再圧縮され
る。普通、レート制御器120を用い、可変長符号化器
の出力のビット数を計数しながら所望のビットレートに
なるように量子化幅qN[i]を決定する。なお、逆量子化
器130を省略してもよい。すわわち、ライン2020
の信号b[i]はa[i]と等しい。この場合、q[i]にqN[i]を
かけた結果を、qN[i]の代わりに、ライン2040を経
由してマルチプレクサ160に送る。
【0026】一方、qN[i]とc[i]をライン2032を経
由して逆量子化器170送る。そこでqN[i]でc[i]を逆
量子化し、逆量子化係数d[i]を生成する。第二の加算器
220にて、d[i]に過去の画像データによって生成した
補正係数z[i]を足し算する。その結果を第三の加算器2
30に送り、ライン2024を経由して送られてくるb
[i]とから差分係数z'[i]を生成し、差分係数メモリ18
0に格納する。この差分係数を次の画像データの補正係
数として用いる。
【0027】次に、差分係数メモリ180の好ましい実
施例を説明する。図4は差分係数メモリ180のブロッ
ク図を示す。逆直交変換器182、フレームメモリ18
4、直交変換器186を具備している。端子181から
入力される差分係数z'[i]はDCT領域の係数である。
まず、それを逆直交変換器182で逆変換し、空間領域
の差分信号に戻す。この結果をフレームメモリ184に
格納し、次の画像を再圧縮するときに用いる。
【0028】さて、次の画像を再圧縮する場合を考え
る。従来の技術で説明したように、予測信号は動き補償
して得られるので、フレームメモリ184から空間領域
の差分信号を得るには動き補償する必要がある。この動
き情報は可変長復号化器110からライン2080を経
由して送られてくる。それに基づき、対象ブロックの差
分信号をフレームメモリ184から得、ライン2094
を経由して直交変換器186に送る。そこで、空間領域
の差分信号を変換領域に変換して差分係数を生成する。
この差分係数はライン2070を経由して加算器210
に送られ、補正係数として用いられる。なお、半画素か
それ以上の精度で動き補償する場合には、フレームメモ
リ184に格納される差分信号を補間し、アップサンプ
リングしてから動き補償する。なお、DCT領域の係数
であるz'[i]をそのままフレームメモリ184に格納
し、DCT領域で動き補償し補正係数を生成することも
できる。この場合、逆直交変換器182と直交変換器1
86とを省略する。
【0029】この実施例では、フレーム間予測符号化に
ついて述べたが、画素間もしくは他のデータ間の予測符
号化(DPCM)の場合であってもよい。この場合、変
換領域の信号ではないので、図4の逆直交変換器182
と直交変換器186とを省略する。
【0030】(第四実施例)図5を用いて本発明の第四
実施例を説明する。図5は本発明の第四実施例を説明す
るための画像再圧縮装置300のブロック図を示す。可
変長復号化器110、レート制御器120、第一の逆量
子化器130、第一の逆直交変換器240、第一の加算
器210、直交変換器250、量子化器140、可変長
符号化器150、マルチプレクサ160、第二の逆量子
化器170、第二の逆直交変換器260、第二の加算器
220、第三の加算器230と差分信号メモリ270を
具備している。
【0031】符号化された画像ビットストリームを端子
100から入力する。可変長復号化器110では、ビッ
トストリームの中から、量子化パラメータq[i]及び量子
化DCT係数a[i]を抽出し符号から数値に復号化する。
ここに、i=1,・・・,Nで、Nは対象となるブロックのDCT
係数の個数である。N の値は対象ブロックによって異な
る。可変長復号化器110の出力をライン3010を経
由して逆量子化器130に送る。その他のデータをライ
ン3000を経由してマルチプレクサ160に送る。逆
量子化器130ではq[i]でa[i]を逆量子化し、逆量子化
係数b[i]を生成する。b[i]はライン3012を経由して
第一の逆直交変換器240に送られる。第一の逆直交変
換器240では、DCT領域の係数b[i]を空間領域に変
換し第一の空間信号s[i]に変換する。s[i]はライン30
20を経由して第一の加算器210に送られ、そこでs
[i]から、差分信号メモリ270に格納されている過去
の画像データによって生成した補正信号z[i]を引き算し
て、s'[i]を生成する。s'[i]をライン3022を経由し
て直交変換器250に入力し、s'[i]をDCT領域の係
数b'[i]に変換する。b'[i]をライン3024を経由して
量子化器140に入力し、新しい量子化パラメータq
N[i]で量子化して量子化係数c[i]を生成する。c[i]とqN
[i]とをライン3030を経由して可変長符号化器15
0に送り、可変長符号に変換し、マルチプレクサ160
に送る。マルチプレクサ160では、ライン3040を
経由して送られてくるc[i]とqN[i]の符号と、ライン3
000を経由して送られてくるその他のデータと多重化
して出力する。このようにして入力ビットストリームは
再圧縮される。普通、レート制御器120を用い、可変
長符号化器の出力のビット数を計数しながら、所望のビ
ットレートになるように量子化幅qN[i]を決定する。
【0032】一方、qN[i]とc[i]をライン3032を経
由して第二の逆量子化器170に送る。そこでqN[i]でc
[i]を逆量子化し、逆量子化係数d[i]を生成する。次
に、d[i]を第二の逆直交変換器260に送り、DCT領
域の係数d[i]を空間領域信号s"[i]に変換する。第二の
加算器220にて、s"[i]に過去の画像データによって
生成した補正信号z[i]を足し算する。その結果は第三の
加算器230に送られ、s[i]とから差分信号z'[i]を生
成し、差分信号メモリ270に格納する。この差分信号
を次の画像データの補正信号として用いる。次の画像を
再圧縮する場合、可変長復号化器110からライン30
80を経由して送られてくる動き情報に基づき、対象ブ
ロックの差分信号を差分信号メモリ270から取り出
し、ライン3070を経由して第一の加算器210に送
り、補正信号として用いる。なお、半画素かそれ以上の
精度で動き補償する場合、差分信号メモリ270に格納
される差分信号を補間し、アップサンプリングしてから
動き補償する。
【0033】(第五実施例)図6を用いて本発明の第五
実施例を説明する。図6は本発明の第五実施例を説明す
るための画像再圧縮装置300のブロック図を示す。可
変長復号化器110、レート制御器120、第一の加算
器210、係数選択器280、可変長符号化器150、
マルチプレクサ160、第二の加算器220、第三の加
算器230と、差分係数メモリ180を具備している。
【0034】符号化された画像ビットストリームを端子
100から入力する。可変長復号化器110では、ビッ
トストリームの中から、量子化されたDCT係数a[i]を
抽出し符号から数値に復号化する。ここに、i=1,・・・,N
で、Nは対象となるブロックのDCT係数の個数であ
る。N の値は対象ブロックによって異なる。可変長復号
化器110の出力をライン4010を経由して第一の加
算器210に送る。その他のデータをライン4000を
経由してマルチプレクサ160に送る。第一の加算器2
10では、a[i]から、差分係数メモリ180に格納され
ている過去の画像データによって生成した補正係数z[i]
を引き算して、a'[i]を生成する。N個のa'[i], i=1,・
・・,N を含むブロックのデータをライン4020を経
由して係数選択器280に送る。そこで、N個のa'[i]の
中からK個を残しそれ以外の係数を切り捨て、u[i]から
なるブロック形成する。但し、K≦Nである。このように
係数を切り捨てることにより、画像をさらに圧縮するこ
とになる。次に、u[i]とをライン4030を経由して可
変長符号化器150に送り、可変長符号に変換し、マル
チプレクサ160に送る。マルチプレクサ160では、
ライン4040を経由して送られてくるu[i]の符号と、
ライン4000を経由して送られてくるその他のデータ
と多重化して出力する。なお、Kの値はブロックによっ
て異なり、普通レート制御器120を用い、可変長符号
化器の出力のビット数を計数しながら所望のビットレー
トになるようにKの値を決定する。
【0035】一方、u[i]はライン4032を経由して第
二の加算器220に送られる。そこで、u[i]に過去の画
像データによって生成した補正係数z[i]を足し算し、w
[i]を生成する。次に、第三の加算器230にて、w[i]
とa[i]とから差分係数z'[i]を生成し、差分係数メモリ
180に格納する。この差分係数を次の画像データの補
正係数として用いる。差分係数メモリ180は図4に示
したブロック図が好ましい。第三実施例のところで述べ
たものと同様である。
【0036】(第六実施例)図7を用いて本発明の第六
実施例を説明する。図7は本発明の第六実施例を説明す
るための画像記録装置である。外部入力端子330、切
替えスイッチ350、360、画像再圧縮装置300
と、記録器340を具備している。画像再圧縮装置30
0としては、図3、図5、図6のいずれを用いてもよ
い。
【0037】まず、ビットストリームは入力端子330
から入力される。ノーマルモードで記録するときに切替
えスイッチ350を端子310に、切替えスイッチ36
0を端子320に接続する。この場合、ビットストリー
ムは処理されずに、そのまま記録器340に送られ、記
録媒体(磁気テープ、光ディスクなど)に記録する。一
方、長時間記録モードの場合には、切替えスイッチ35
0を端子100に、切替えスイッチ360を端子200
に接続する。このように接続した場合、第三から第五実
施例で説明した装置と実質的に同じ構成になり、画像再
圧縮装置300によって再圧縮したビットストリームを
記録器340で記録する。このようスイッチを切替える
ことによって、ビットストリームを標準記録または長時
間記録することが可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の画像再圧縮方法及び画像再圧縮装置によれば、ビット
ストリームを完全に解いて画像を再生する必要なく、入
力ビットストリームを他のビットレートに再圧縮するこ
とが可能となる。そのため遅延が殆んど生じることはな
い。さらに、過去の画像を再圧縮することにより生じた
誤差信号で現在の画像の予測誤差を補正してから再圧縮
するので、再圧縮による誤差の伝搬を防ぐことができ、
画質の劣化を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像再圧縮方法の第一実施例を説明す
るためのフローチャート
【図2】本発明の画像再圧縮方法の第二実施例を説明す
るためのフローチャート
【図3】本発明の第三実施例を説明するための画像再圧
縮装置のブロック図
【図4】図3における差分係数メモリのブロック図
【図5】本発明の第四実施例を説明するための画像再圧
縮装置のブロック図
【図6】本発明の第五実施例を説明するための画像再圧
縮装置のブロック図
【図7】本発明の第六実施例を説明するための画像記録
装置の説明図
【図8】従来の画像再圧縮方法を説明するためのフロー
チャート
【図9】従来の画像再圧縮装置のブロック図
【符号の説明】
110 可変長復号化器 130 第一の逆量子化器 140 量子化器 150 可変長符号化器 160 マルチプレクサ 170 第二の逆量子化器 180 差分係数メモリ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の量子化パラメータで量子化し圧縮
    した画像データを、前記第一の量子化パラメータで逆量
    子化し、第一の逆量子化画像データを生成し、 前記第一の逆量子化画像データから、過去の画像データ
    によって生成した補正信号を減算し、第二の量子化パラ
    メータで量子化し出力するとともに、前記第二の量子化
    パラメータで逆量子化して、第二の逆量子化画像データ
    を生成し、 前記第二の逆量子化画像データと前記補正信号とを加算
    し、前記加算信号と前記第一の逆量子化画像データとか
    ら差分信号を生成し、前記差分信号を次の画像データの
    補正信号として用いることを特徴とする画像再圧縮方
    法。
  2. 【請求項2】 直交変換し圧縮した画像データの中に含
    まれる第一の変換係数ブロックから、過去の画像データ
    によって生成した補正係数を減算して、第二の変換係数
    ブロックを生成し、 前記第二の変換係数ブロックの中から、所定の個数の係
    数を抽出して、第三の変換係数ブロックを形成し出力す
    るとともに、 前記第三の変換係数ブロックと前記補正係数とを加算
    し、前記加算信号と前記第一の変換係数ブロックとから
    差分係数ブロックを生成し、前記差分係数ブロックを次
    の画像データの補正係数として用いることを特徴とする
    画像再圧縮方法。
  3. 【請求項3】 可変長復号化器と、第一の逆量子化器
    と、第一の加算器と、量子化器と、可変長符号化器と、
    マルチプレクサと、第二の逆量子化器と、第二と第三の
    加算器と、差分係数メモリとを具備し、 符号化された画像データを入力し、前記可変長復号化器
    にて第一の量子化パラメータおよび第一の被量子化係数
    を復号化し前記第一の逆量子化器に送り、 前記第一の量子化パラメータおよび第一の被量子化係数
    以外のその他のデータを前記マルチプレクサに送り、 前記第一の逆量子化器にて、前記第一の量子化パラメー
    タで前記第一の被量子化係数を逆量子化して第一の逆量
    子化係数を生成し、 前記第一の加算器にて、前記第一の逆量子化係数から、
    前記差分係数メモリに格納されている過去の画像データ
    によって生成した補正係数を減算して、前記量子化器に
    入力し、第二の量子化パラメータで量子化して、第二の
    被量子化係数を生成し、 前記第二の量子化パラメータと前記第二の被量子化係数
    を前記可変長符号化器に入力し、可変長符号に変換し
    て、前記マルチプレクサに送り、前記その他のデータと
    多重化して出力するとともに、前記第二の逆量子化器に
    て、前記第二の量子化パラメータで前記第二の被量子化
    係数を逆量子化して、第二の逆量子化係数を生成し、 前記第二の加算器にて、前記第二の逆量子化係数に、前
    記過去の画像データによって生成した補正係数を加算し
    たのち、前記第三の加算器にて、前記第一の逆量子化係
    数とから差分係数を生成して、前記差分係数メモリに格
    納し、 前記差分係数を次の画像データの補正係数として用いる
    ことを特徴とする画像再圧縮装置。
  4. 【請求項4】 差分係数メモリは、逆直交変換器、メモ
    リ、直交変換器を具備し、前記差分係数を前記逆直交変
    換器に入力して逆直交変換して、前記メモリに格納し、
    前記可変長復号化器より入力した動き情報に基づき、前
    記メモリから差分係数を取り出し、前記直交変換器に
    て、前記差分係数を直交変換して前記第一の加算器に送
    出することを特徴とする請求項記載の画像再圧縮装
    置。
  5. 【請求項5】 可変長復号化器と、第一の逆量子化器
    と、第一の逆直交変換器、第一の加算器と、直交変換
    器、量子化器と、可変長符号化器と、マルチプレクサ
    と、第二の逆量子化器と、第二の逆直交変換器と、第二
    と第三の加算器と、差分信号メモリとを具備し、 符号化された画像データを入力し、前記可変長復号化器
    にて第一の量子化パラメータおよび第一の被量子化係数
    を復号化し前記第一の逆量子化器に送り、前記第一の量
    子化パラメータおよび第一の被量子化係数以外のその他
    のデータを前記マルチプレクサに送り、 前記第一の逆量子化器にて、前記第一の量子化パラメー
    タで前記第一の被量子化係数を逆量子化して第一の逆量
    子化係数を生成し、 前記第一の逆直交変換器にて、前記第一の逆量子化係数
    を第一の空間信号に変換し、 前記第一の加算器にて、前記第一の空間信号から、前記
    差分信号メモリに格納されている過去の画像データによ
    って生成した補正信号を減算し、前記直交変換器で直交
    変換したのち前記量子化器に入力し、第二の量子化パラ
    メータで量子化して第二の被量子化係数を生成し、 前記第二の量子化パラメータと前記第二の被量子化係数
    を前記可変長符号化器に入力し、可変長符号に変換して
    前記マルチプレクサに送り、前記その他のデータと多重
    化して出力するとともに、前記第二の逆量子化器にて、
    前記第二の量子化パラメータで前記第二の被量子化係数
    を逆量子化して第二の逆量子化係数を生成し、 前記第二の逆直交変換器にて、前記第二の逆量子化係数
    を第二の空間信号に変換し、 前記第二の加算器にて、前記第二の空間信号に、前記過
    去の画像データによって生成した補正信号を加算したの
    ち、前記第三の加算器にて、前記第一の空間信号とから
    差分信号を生成して、前記差分信号メモリに格納し、 前記差分信号を次の画像データの補正信号として用いる
    ことを特徴とする画像再圧縮装置。
  6. 【請求項6】 可変長復号化器と、第一の加算器と、係
    数選択器と、可変長符号化器と、マルチプレクサと、第
    二と第三の加算器と、差分係数メモリとを具備し、 符号化された画像データを入力し、前記可変長復号化器
    にて第一の変換係数ブロックを復号化し前記第一の加算
    器に送り、第一の変換係数ブロック以外のその他のデー
    タを前記マルチプレクサーに送り、 前記第一の加算器にて、前記第一の変換係数ブロックか
    ら、前記差分係数メモリに格納されている過去の画像デ
    ータによって生成した補正係数を減算して、第二の変換
    係数ブロックを生成し、 前記係数選択器にて、前記第二の変換係数ブロックの中
    から、所定の個数の係数を抽出して、第三の変換係数ブ
    ロックを形成し、 前記可変長符号化器にて、前記第三の変換係数ブロック
    を可変長符号に変換し、前記マルチプレクサに送り、前
    記その他のデータと多重化して出力するとともに、前記
    第二の加算器に送り、 前記第二の加算器にて、前記第三の変換係数ブロック
    に、前記過去の画像データによって生成した補正係数を
    加算したのち、前記第三の加算器にて、前記第一の変換
    係数ブロックとから差分係数を生成して、前記差分係数
    メモリに格納し、 前記差分係数を次の画像データの補正係数として用いる
    ことを特徴とする画像再圧縮装置。
  7. 【請求項7】 差分係数メモリは、逆直交変換器、メモ
    リ、直交変換器とを具備し、 前記差分係数を前記逆直交変換器に入力し、逆直交変換
    して、前記メモリに格納し、 前記可変長復号化器より入力した動き情報に基づき、前
    記メモリから差分係数を取り出し、 前記直交変換器にて、前記差分係数を直交変換して前記
    第一の加算器に送出することを特徴とする請求項記載
    の画像再圧縮装置。
  8. 【請求項8】 外部入力端子と、請求項3から請求項7
    のいずれかに記載の画像再圧縮装置と、記録器とを具備
    し、 符号化された画像データを前記外部入力端子より入力
    し、 ノーマル記録モードの時には、前記符号化された画像デ
    ータをそのまま前記記録器に入力し記録し、 長時間記録モードの時には、前記符号化された画像デー
    タを前記画像再圧縮装置に入力し、再圧縮したのち前記
    記録器に記録することを特徴とする画像記録装置。
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