JP2004347995A - 保護チューブ - Google Patents
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Abstract
【課題】安価に製造する。光ケーブルの布設の作業性を低下させない。光ケーブルへ容易に外装できるようにする。
【解決手段】球体形の軸部1と、軸部1に対応した球面溝21が設けられた受座部2とを備え、光ケーブルCが挿通される挿通孔4が軸部1、受座部2の中心を結ぶ線を中心として軸部1、受座部2に貫通され、光ケーブルCを挿通孔4に通過させるスリット5が軸部1、受座部2に切込まれ、挿通孔4の受座部2での端口42が大きく開口されてなる。
【選択図】 図1
【解決手段】球体形の軸部1と、軸部1に対応した球面溝21が設けられた受座部2とを備え、光ケーブルCが挿通される挿通孔4が軸部1、受座部2の中心を結ぶ線を中心として軸部1、受座部2に貫通され、光ケーブルCを挿通孔4に通過させるスリット5が軸部1、受座部2に切込まれ、挿通孔4の受座部2での端口42が大きく開口されてなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、宅内引込み用のインドアケーブル等からなる比較的小径の光ケーブルに外装される保護チューブに係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】光ケーブルは、光ファイバ(素線)に合成樹脂材等が被覆された光ファイバ心線を複数本束ねてさらに合成樹脂材等で被覆した多層の被覆構造を備えている。この被覆構造は、脆弱な強度特性の光ファイバを補強し保護している。然しながら、比較的小径の光ケーブルの宅内引込みでは、かなり制約された空間に複雑に湾曲して布設しなければならないため、前述の被覆構造のみでは光ファイバを充分に保護することができない。このため、宅内引込みされた比較的小径の光ケーブルに必要箇所で保護チューブを外装して布設することが行われるようになってきている。
【0003】
従来、光ケーブルに外装される保護チューブとしては、例えば、以下に記載のものが知られている。
【0004】
【特許文献1】特開2001−221938号公報。
【0005】
特許文献1には、円筒形の本体部の内側に線材を螺旋状に巻回した螺旋体を積層してなる保護チューブが記載されている。
【0006】
特許文献1に係る保護チューブは、本体部によって被覆構造をさらに積層するとともに、螺旋体によって光ケーブルの複雑に湾曲した布線を可能にするフレキシブル性を備えるものである。なお、特許文献1に係る保護チューブでは、光ケーブルの布設の必要箇所に必要長を使用できるように、長尺に形成されて提供され布設の作業現場で切断加工することが行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特許文献1に係る保護チューブでは、本体部、螺旋体からなる異質構造が積層一体化されて製造されるため、製造コストが高くなるという問題点がある。また、必要長を得るための切断加工で螺旋体の切断端末が本体部から離脱してバリのように突出してしまうため、テープ類で切断端末を被覆する等の切断端末処理が必要になって、光ケーブルの布設の作業性が低くなるという問題点がある。また、光ケーブルを軸方向から挿通することでのみ外装されるため、布設の作業現場の空間等の関係で光ケーブルへの外装が困難になることがあるという問題点がある。
【0008】
さらに、光ケーブルを屋内に引き込む際、引き込み口や敷設の際の湾曲部に対して、一定の曲げ半径を形成・維持させることは、本体部、螺旋体による構造上、困難であるという問題点を有する。即ち、光ケーブルを伝達する情報の伝達損失の関係から算出される最小曲げ半径よりも小さく(曲がりがきつく)形成されて配設される可能性を有する。
【0009】
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、安価に製造することができ、光ケーブルの布設の作業性を低下させることがなく、光ケーブルへ容易に外装することのできる保護チューブを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するため、本発明に係る保護チューブは、次のような手段を採用する。
【0011】
即ち、請求項1では、球体形の軸部と、軸部に対応した球面溝が設けられた受座部とを備え、光ケーブルが挿通される挿通孔が軸部、受座部の中心を結ぶ線を中心として軸部、受座部に貫通され、光ケーブルを挿通孔に通過させるスリットが軸部、受座部に切込まれ、挿通孔の受座部での端口が大きく開口されてなる。
【0012】
この手段では、全体形状を軸部、受座部を主要部とした塊形とすることで、合成樹脂材による一体成形等の簡単な製造手段を選択することを可能にする。また、1つの単位の軸部を他の単位の受座部に嵌合することで2つの単位が接続され長さが延長される。また、スリットを利用して光ケーブルに外装することができる。
【0013】
また、請求項2では、請求項1の保護チューブにおいて、前記線上に軸中心を一致させて軸部、受座部を連結した円柱形の首部を備え、首部は挿通孔が貫通されるとともにスリットが切込まれ、挿通孔の受座部での端口が首部の径よりも大きく開口されていることを特徴とする。
【0014】
この手段では、軸部、受座部の間に首部が設けられ、接続される軸部、受座部各々2つの軸線に角度を設けることができる。
【0015】
また、請求項3では、請求項1または2の保護チューブにおいて、軸部、受座部は1つの単位の軸部と他の単位の受座部との嵌合で接続された2つの単位の挿通孔を中心とした少なくとも90度の回動で係合されて接続位置が固定される係合構造が設けられていることを特徴とする。
【0016】
この手段では、接続された2つの単位のスリットが少なくとも90度を介した状態で固定される。
【0017】
また、請求項4では、球体形の軸部と、軸部に対応した球面溝が設けられた受座部とを備え、軸部、受座部が軸部、受座部の中心を結ぶ線を含む面で2つ割の分割構造体に形成され、光ケーブルが挿通される挿通孔が前記線を中心として分割構造体の分割半部にそれぞれ断面が半円形に貫通され、挿通孔の受座部での端口が大きく開口されてなる。
【0018】
この手段では、全体形状を軸部、受座部を主要部とした塊形とすることで、合成樹脂材による一体成形等の簡単な製造手段を選択することを可能にする。また、1つの単位の軸部を他の単位の受座部に嵌合することで2つの単位が接続され長さが延長される。また、2つ割の分解状態として光ケーブルに外装することができる。
【0019】
また、請求項5では、請求項4の保護チューブにおいて、前記線上に軸中心を一致させて軸部、受座部を連結した円柱形の首部を備え、首部は分割構造体に形成されるとともに挿通孔が貫通され、挿通孔の受座部での端口が首部の径よりも大きく開口されていることを特徴とする。
【0020】
この手段では、軸部、受座部の間に首部が設けられ、接続される軸部、受座部各々2つの軸線に角度を設けることができる。
【0021】
また、請求項6では、請求項4または5の保護チューブにおいて、分割構造体は分割半部の組付けを保持する保持構造が設けられていることを特徴とする。
【0022】
この手段では、保持構造によって分割構造体の分割半部の組付けが保持される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る保護チューブの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
図1〜図10は、本発明に係る保護チューブの実施の形態(1)を示すものである。
【0025】
この実施の形態は、軸部1、受座部2、首部3、挿通孔4、スリット5、係合構造6を1つの単位として構成されている。
【0026】
軸部1は、球体形に形成されてなる。軸部1の大きさについては、例えば、直径が5〜6mmに設定される。
【0027】
受座部2は、内部に軸部1の表面の一部に対応した球面溝21が設けられた変形の球体形に形成されている。即ち、図3、図6、図7に示されるように、球体形が平行な2つの面で切除され、切除口22方向からの他の単位の軸部1の嵌合着脱を可能にした形状になっている。受座部2の大きさについては、例えば、直径が7〜8mmに設定される。
【0028】
首部3は、軸部1、受座部2を連結した円柱形に形成されている。首部3の軸中心は、軸部1、受座部2の中心を通る線上に位置している。首部3の大きさについては、例えば、軸長が1mmで直径aが3mm程度に設定される。
【0029】
挿通孔4は、軸部1、受座部2の中心を通る線を中心として軸部1、受座部2、首部3に貫通されている。挿通孔4の径は、図2に示すように、軸部1での端口41から首部3まで同一に連続され、受座部2で球面溝21に吸収一体化され、受座部2での端口42で拡大されている。受座部2での端口42の径bは、図5に示すように、首部2の直径aよりも大きくなっている。
【0030】
スリット5は、軸部1、受座部2、首部3に細溝形に切込まれて挿通孔4に連通されている。スリット5の幅は、挿通孔4の径(直径)よりも小さくなっている。
【0031】
係合構造6は、軸部1の表面のスリット5と相対する側に突出して設けられた半球小体形の係合突起61と、受座部2の球面溝21のスリット5と90度介した位置に周方向へ延びた係合溝62とからなる。
【0032】
この実施の形態によると、全体形状が軸部1、受座部2、首部3を主要部とした塊形であるため、合成樹脂材による一体成形等の簡単な製造手段を選択することができる。従って、安価に製造することができる。なお、合成樹脂材による一体成形を選択する場合に、材質としては例えばポリエチレンが考えられる。
【0033】
この実施の形態の使用に際しては、図1、図4に示すように、1つの単位の軸部1と他の単位の受座部2とを嵌合させることで、2つの単位を接続することができる。即ち、図5に示すように、1つの単位の長さcに対して他の単位の長さcの一部の長さdを延長することができる。従って、1つの単位を接続するごとに長さdずつ延長することができ、簡単に必要長を得ることができる。この結果、特許文献1に係る保護チューブのような必要長を得るための切断加工に伴う切断端末処理が不要になり、光ケーブルCの布設の作業性が低下しなくなる。
【0034】
また、光ケーブルCへの外装に際しては、図5に示すように、複数の単位を接続した後に、各単位のスリット5を直線状に配置しておき、スリット5から光ケーブルCを通過させて挿通孔4に挿通させることができる。勿論、特許文献1に係る保護チューブのように、光ケーブルCを挿通孔4の軸方向から挿通することもできる。従って、布設の作業現場の空間等に対応して外装方法を選択することができるため、光ケーブルCへの外装が容易になる。
【0035】
さらに、この実施の形態では、図6、図7に示すように、光ケーブルCを挿通孔4に挿通した後に、接続された2つの単位を挿通孔4を中心として90度回動させることで、係合構造6の係合突起61、係合溝62を係合させることができる。この結果、小さな力が作用しても接続された2つの単位の回動が阻止されることになる。この係合構造6による接続位置の固定は、図7に示すように、軸部1にあるスリット5を受座部2の球面溝21に対面させて閉鎖するため、光ケーブルCの抜止めがなされる。
【0036】
また、軸部1、受座部2がピボット軸受構造となっているため、図8、図9に示すように、接続された2つの単位の軸線L、Lに角度θを設けることができる。従って、湾曲した光ケーブルCの布設に対応することができる。この角度θを介した状態は、図9に示すように、挿通孔4の受座部2での端口42が首部3に係止されて確実に保持され、弾性変形を伴わないため不測に復元することはなく、また、光ケーブルCに外装されて布設された状態では、表面が曲面、球面からなるため、布設の周囲を傷付けて損傷することがない。
【0037】
図10は、図9において接続された2つの単位の軸線L、Lに角度θを設けた状態での複数連結状態を示す図である。このように複数連結される軸部1、受座部2は、光ケーブルCを屋内に引き込む際の引き込み口や敷設の際の湾曲部に対して、一定の曲げ半径Rを形成することが可能となる。この曲げ半径Rは、首部2の直径aと受座部2の端口42の径bとの寸法差(挿通孔4の受座部2での端口42が首部3に係止されるまでの距離)を調整して形成することにより、任意の曲げ半径を形成することが可能となる。例えば、光ケーブルCを伝達する情報の伝達損失の関係から算出される最小曲げ半径Rに対し、最小曲げ半径R以上の曲げ半径を形成するように、首部2の直径aと受座部2の端口42の径bを設計することで、挿通孔4の受座部2での端口42が首部3に係止されて確実に保持され、復元することはなく(弾性変形により角度θが変化することがなく)、光ケーブルCの曲げ半径を最小曲げ半径R以上に形成・維持することが可能となる。
【0038】
図11〜図14は、本発明に係る保護チューブの実施の形態(2)を示すものである。
【0039】
この実施の形態では、前述の実施の形態(1)の受座部2を完全な球体形(球面溝21が軸部の表面の善に対応した中空の)としてスリット5を省略し、軸部1、受座部2、首部3を軸部1、受座部2の中心を結ぶ線を含む面で2つ割の分割構造体に形成している。挿通孔4は、前記線を中心として分割構造体の分割半部A、Bにそれぞれ断面が半円形に貫通されている。
【0040】
さらに、この実施の形態では、分割半部A、Bに保持突起71、保持溝72からなる保持構造7が設けられ、分割半部A、Bを接合した組付けを保持することができるようになっている。
【0041】
この実施の形態によると、全体形状が分割構造体であるものの軸部1、受座部2、首部3を主要部とした塊形であるため、合成樹脂材による一体成形等の簡単な製造手段を選択することができる。従って、安価に製造することができる。なお、合成樹脂材による一体成形を選択する場合に、材質としては例えばポリエチレンが考えられる。また、保持構造7の保持突起71については、金属材等の異材質を打込み取付けするようにしても、それほど製造が面倒になることはない。
【0042】
この実施の形態の使用に際しては、図11に示すように、分割構造体である分割半部A、Bを分割しておいて、1つの単位の軸部1と他の単位の受座部2とを嵌合させ、その後分割半部A、Bを組付けることで、2つの単位を接続することができる。この接続で必要長が簡単に得られる点等については、前述の実施の形態(1)と同様である。従って、光ケーブルCの布設の作業性が低下しなくなる。
【0043】
また、光ケーブルCへの外装に際しては、図11に示すように、複数の単位を接続する際に、光ケーブルCを挟込むようにして挿通孔4に挿通させることができる。勿論、特許文献1に係る保護チューブのように、光ケーブルCを挿通孔4の軸方向から挿通することもできる。従って、布設の作業現場の空間等に対応して外装方法を選択することができるため、光ケーブルCへの外装が容易になる。
【0044】
以上、図示した実施の形態の外に、首部3を省略する構成とすることも可能である。
【0045】
さらに、実施の形態(2)の分割半部A、Bを薄肉ヒンジ等で開閉可能に連結することも可能である。
【0046】
(実施例1)
一般的に、光ケーブルCを伝達する情報の伝達損失の関係から屋内に引き込む際の引き込み口や敷設等における光ケーブルCの湾曲部の最小曲げ半径の値として、R=約30mmが知られている。そこで、図5において、首部2の直径a=約5mm、受座部2の端口42の径b=約5.8mmに形成することで、複数連結状態での光ケーブルCの曲げ半径R=約85mmが形成され、かつ、維持されることが確認できた。この実施例1で確認された曲げ半径R=約85mmは、使用環境(長さ、設置場所)により、複数連結状態における全体の撓みを許容するように設計された値である。
【0047】
したがって、光ケーブルの最小曲げ半径以上の曲げ半径が形成されるように、首部の直径aと受座部の端口の径bを設計することで、挿通孔の受座部での端口が首部に係止されて確実に保持され、復元することはなく最小曲げ半径以上の任意の曲げ半径が形成・維持されることが確認できた。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る保護チューブは、全体形状を軸部、受座部を主要部とした塊形とすることで、合成樹脂材による一体成形等の簡単な製造手段を選択することを可能にしたため、安価に製造することができる効果がある。
【0049】
さらに、1つの単位の軸部を他の単位の受座部に嵌合することで2つの単位が接続され長さが延長されるため、簡単に必要長を得ることができて、光ケーブルの布設の作業性が低下しない効果がある。
【0050】
さらには、複数連結される軸部、受座部は、光ケーブルを屋内に引き込む際の引き込み口や敷設の際の湾曲部に対して、一定の曲げ半径を形成することが可能となり、光ケーブルを伝達する情報の伝達損失の関係から算出される最小曲げ半径以上の曲げ半径が形成されるように、首部の直径と受座部の端口の径を設計することで、挿通孔の受座部での端口が首部に係止されて確実に保持され、復元することはなく最小曲げ半径以上の任意の曲げ半径を形成・維持することが可能となる。
【0051】
さらに、スリットまたは2つ割構造を利用して光ケーブルに外装することができるため、布設の作業現場の空間等の制約が少なくなって、光ケーブルへ容易に外装することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る保護チューブの実施の形態(1)を示す斜視図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図1の使用例を示す図である。
【図5】図4の縦断面図である。
【図6】図5のX−X線断面図である。
【図7】図6の動作図である。
【図8】図7の縦断面図である。
【図9】図8の動作図である。
【図10】図9において複数連結状態を示す図である。
【図11】発明に係る保護チューブの実施の形態(2)を示す分解状態の斜視図である。
【図12】図11の組立、連結状態の縦断面図である。
【図13】図12のY−Y線断面図である。
【図14】図12の使用状態図である。
【符号の説明】
1 軸部
2 受座部
3 首部
4 挿通孔
42 端口(受座部での)
5 スリット
6 係合構造
7 保持構造
C 光ケーブル
【発明の属する技術分野】本発明は、宅内引込み用のインドアケーブル等からなる比較的小径の光ケーブルに外装される保護チューブに係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】光ケーブルは、光ファイバ(素線)に合成樹脂材等が被覆された光ファイバ心線を複数本束ねてさらに合成樹脂材等で被覆した多層の被覆構造を備えている。この被覆構造は、脆弱な強度特性の光ファイバを補強し保護している。然しながら、比較的小径の光ケーブルの宅内引込みでは、かなり制約された空間に複雑に湾曲して布設しなければならないため、前述の被覆構造のみでは光ファイバを充分に保護することができない。このため、宅内引込みされた比較的小径の光ケーブルに必要箇所で保護チューブを外装して布設することが行われるようになってきている。
【0003】
従来、光ケーブルに外装される保護チューブとしては、例えば、以下に記載のものが知られている。
【0004】
【特許文献1】特開2001−221938号公報。
【0005】
特許文献1には、円筒形の本体部の内側に線材を螺旋状に巻回した螺旋体を積層してなる保護チューブが記載されている。
【0006】
特許文献1に係る保護チューブは、本体部によって被覆構造をさらに積層するとともに、螺旋体によって光ケーブルの複雑に湾曲した布線を可能にするフレキシブル性を備えるものである。なお、特許文献1に係る保護チューブでは、光ケーブルの布設の必要箇所に必要長を使用できるように、長尺に形成されて提供され布設の作業現場で切断加工することが行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特許文献1に係る保護チューブでは、本体部、螺旋体からなる異質構造が積層一体化されて製造されるため、製造コストが高くなるという問題点がある。また、必要長を得るための切断加工で螺旋体の切断端末が本体部から離脱してバリのように突出してしまうため、テープ類で切断端末を被覆する等の切断端末処理が必要になって、光ケーブルの布設の作業性が低くなるという問題点がある。また、光ケーブルを軸方向から挿通することでのみ外装されるため、布設の作業現場の空間等の関係で光ケーブルへの外装が困難になることがあるという問題点がある。
【0008】
さらに、光ケーブルを屋内に引き込む際、引き込み口や敷設の際の湾曲部に対して、一定の曲げ半径を形成・維持させることは、本体部、螺旋体による構造上、困難であるという問題点を有する。即ち、光ケーブルを伝達する情報の伝達損失の関係から算出される最小曲げ半径よりも小さく(曲がりがきつく)形成されて配設される可能性を有する。
【0009】
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、安価に製造することができ、光ケーブルの布設の作業性を低下させることがなく、光ケーブルへ容易に外装することのできる保護チューブを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するため、本発明に係る保護チューブは、次のような手段を採用する。
【0011】
即ち、請求項1では、球体形の軸部と、軸部に対応した球面溝が設けられた受座部とを備え、光ケーブルが挿通される挿通孔が軸部、受座部の中心を結ぶ線を中心として軸部、受座部に貫通され、光ケーブルを挿通孔に通過させるスリットが軸部、受座部に切込まれ、挿通孔の受座部での端口が大きく開口されてなる。
【0012】
この手段では、全体形状を軸部、受座部を主要部とした塊形とすることで、合成樹脂材による一体成形等の簡単な製造手段を選択することを可能にする。また、1つの単位の軸部を他の単位の受座部に嵌合することで2つの単位が接続され長さが延長される。また、スリットを利用して光ケーブルに外装することができる。
【0013】
また、請求項2では、請求項1の保護チューブにおいて、前記線上に軸中心を一致させて軸部、受座部を連結した円柱形の首部を備え、首部は挿通孔が貫通されるとともにスリットが切込まれ、挿通孔の受座部での端口が首部の径よりも大きく開口されていることを特徴とする。
【0014】
この手段では、軸部、受座部の間に首部が設けられ、接続される軸部、受座部各々2つの軸線に角度を設けることができる。
【0015】
また、請求項3では、請求項1または2の保護チューブにおいて、軸部、受座部は1つの単位の軸部と他の単位の受座部との嵌合で接続された2つの単位の挿通孔を中心とした少なくとも90度の回動で係合されて接続位置が固定される係合構造が設けられていることを特徴とする。
【0016】
この手段では、接続された2つの単位のスリットが少なくとも90度を介した状態で固定される。
【0017】
また、請求項4では、球体形の軸部と、軸部に対応した球面溝が設けられた受座部とを備え、軸部、受座部が軸部、受座部の中心を結ぶ線を含む面で2つ割の分割構造体に形成され、光ケーブルが挿通される挿通孔が前記線を中心として分割構造体の分割半部にそれぞれ断面が半円形に貫通され、挿通孔の受座部での端口が大きく開口されてなる。
【0018】
この手段では、全体形状を軸部、受座部を主要部とした塊形とすることで、合成樹脂材による一体成形等の簡単な製造手段を選択することを可能にする。また、1つの単位の軸部を他の単位の受座部に嵌合することで2つの単位が接続され長さが延長される。また、2つ割の分解状態として光ケーブルに外装することができる。
【0019】
また、請求項5では、請求項4の保護チューブにおいて、前記線上に軸中心を一致させて軸部、受座部を連結した円柱形の首部を備え、首部は分割構造体に形成されるとともに挿通孔が貫通され、挿通孔の受座部での端口が首部の径よりも大きく開口されていることを特徴とする。
【0020】
この手段では、軸部、受座部の間に首部が設けられ、接続される軸部、受座部各々2つの軸線に角度を設けることができる。
【0021】
また、請求項6では、請求項4または5の保護チューブにおいて、分割構造体は分割半部の組付けを保持する保持構造が設けられていることを特徴とする。
【0022】
この手段では、保持構造によって分割構造体の分割半部の組付けが保持される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る保護チューブの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
図1〜図10は、本発明に係る保護チューブの実施の形態(1)を示すものである。
【0025】
この実施の形態は、軸部1、受座部2、首部3、挿通孔4、スリット5、係合構造6を1つの単位として構成されている。
【0026】
軸部1は、球体形に形成されてなる。軸部1の大きさについては、例えば、直径が5〜6mmに設定される。
【0027】
受座部2は、内部に軸部1の表面の一部に対応した球面溝21が設けられた変形の球体形に形成されている。即ち、図3、図6、図7に示されるように、球体形が平行な2つの面で切除され、切除口22方向からの他の単位の軸部1の嵌合着脱を可能にした形状になっている。受座部2の大きさについては、例えば、直径が7〜8mmに設定される。
【0028】
首部3は、軸部1、受座部2を連結した円柱形に形成されている。首部3の軸中心は、軸部1、受座部2の中心を通る線上に位置している。首部3の大きさについては、例えば、軸長が1mmで直径aが3mm程度に設定される。
【0029】
挿通孔4は、軸部1、受座部2の中心を通る線を中心として軸部1、受座部2、首部3に貫通されている。挿通孔4の径は、図2に示すように、軸部1での端口41から首部3まで同一に連続され、受座部2で球面溝21に吸収一体化され、受座部2での端口42で拡大されている。受座部2での端口42の径bは、図5に示すように、首部2の直径aよりも大きくなっている。
【0030】
スリット5は、軸部1、受座部2、首部3に細溝形に切込まれて挿通孔4に連通されている。スリット5の幅は、挿通孔4の径(直径)よりも小さくなっている。
【0031】
係合構造6は、軸部1の表面のスリット5と相対する側に突出して設けられた半球小体形の係合突起61と、受座部2の球面溝21のスリット5と90度介した位置に周方向へ延びた係合溝62とからなる。
【0032】
この実施の形態によると、全体形状が軸部1、受座部2、首部3を主要部とした塊形であるため、合成樹脂材による一体成形等の簡単な製造手段を選択することができる。従って、安価に製造することができる。なお、合成樹脂材による一体成形を選択する場合に、材質としては例えばポリエチレンが考えられる。
【0033】
この実施の形態の使用に際しては、図1、図4に示すように、1つの単位の軸部1と他の単位の受座部2とを嵌合させることで、2つの単位を接続することができる。即ち、図5に示すように、1つの単位の長さcに対して他の単位の長さcの一部の長さdを延長することができる。従って、1つの単位を接続するごとに長さdずつ延長することができ、簡単に必要長を得ることができる。この結果、特許文献1に係る保護チューブのような必要長を得るための切断加工に伴う切断端末処理が不要になり、光ケーブルCの布設の作業性が低下しなくなる。
【0034】
また、光ケーブルCへの外装に際しては、図5に示すように、複数の単位を接続した後に、各単位のスリット5を直線状に配置しておき、スリット5から光ケーブルCを通過させて挿通孔4に挿通させることができる。勿論、特許文献1に係る保護チューブのように、光ケーブルCを挿通孔4の軸方向から挿通することもできる。従って、布設の作業現場の空間等に対応して外装方法を選択することができるため、光ケーブルCへの外装が容易になる。
【0035】
さらに、この実施の形態では、図6、図7に示すように、光ケーブルCを挿通孔4に挿通した後に、接続された2つの単位を挿通孔4を中心として90度回動させることで、係合構造6の係合突起61、係合溝62を係合させることができる。この結果、小さな力が作用しても接続された2つの単位の回動が阻止されることになる。この係合構造6による接続位置の固定は、図7に示すように、軸部1にあるスリット5を受座部2の球面溝21に対面させて閉鎖するため、光ケーブルCの抜止めがなされる。
【0036】
また、軸部1、受座部2がピボット軸受構造となっているため、図8、図9に示すように、接続された2つの単位の軸線L、Lに角度θを設けることができる。従って、湾曲した光ケーブルCの布設に対応することができる。この角度θを介した状態は、図9に示すように、挿通孔4の受座部2での端口42が首部3に係止されて確実に保持され、弾性変形を伴わないため不測に復元することはなく、また、光ケーブルCに外装されて布設された状態では、表面が曲面、球面からなるため、布設の周囲を傷付けて損傷することがない。
【0037】
図10は、図9において接続された2つの単位の軸線L、Lに角度θを設けた状態での複数連結状態を示す図である。このように複数連結される軸部1、受座部2は、光ケーブルCを屋内に引き込む際の引き込み口や敷設の際の湾曲部に対して、一定の曲げ半径Rを形成することが可能となる。この曲げ半径Rは、首部2の直径aと受座部2の端口42の径bとの寸法差(挿通孔4の受座部2での端口42が首部3に係止されるまでの距離)を調整して形成することにより、任意の曲げ半径を形成することが可能となる。例えば、光ケーブルCを伝達する情報の伝達損失の関係から算出される最小曲げ半径Rに対し、最小曲げ半径R以上の曲げ半径を形成するように、首部2の直径aと受座部2の端口42の径bを設計することで、挿通孔4の受座部2での端口42が首部3に係止されて確実に保持され、復元することはなく(弾性変形により角度θが変化することがなく)、光ケーブルCの曲げ半径を最小曲げ半径R以上に形成・維持することが可能となる。
【0038】
図11〜図14は、本発明に係る保護チューブの実施の形態(2)を示すものである。
【0039】
この実施の形態では、前述の実施の形態(1)の受座部2を完全な球体形(球面溝21が軸部の表面の善に対応した中空の)としてスリット5を省略し、軸部1、受座部2、首部3を軸部1、受座部2の中心を結ぶ線を含む面で2つ割の分割構造体に形成している。挿通孔4は、前記線を中心として分割構造体の分割半部A、Bにそれぞれ断面が半円形に貫通されている。
【0040】
さらに、この実施の形態では、分割半部A、Bに保持突起71、保持溝72からなる保持構造7が設けられ、分割半部A、Bを接合した組付けを保持することができるようになっている。
【0041】
この実施の形態によると、全体形状が分割構造体であるものの軸部1、受座部2、首部3を主要部とした塊形であるため、合成樹脂材による一体成形等の簡単な製造手段を選択することができる。従って、安価に製造することができる。なお、合成樹脂材による一体成形を選択する場合に、材質としては例えばポリエチレンが考えられる。また、保持構造7の保持突起71については、金属材等の異材質を打込み取付けするようにしても、それほど製造が面倒になることはない。
【0042】
この実施の形態の使用に際しては、図11に示すように、分割構造体である分割半部A、Bを分割しておいて、1つの単位の軸部1と他の単位の受座部2とを嵌合させ、その後分割半部A、Bを組付けることで、2つの単位を接続することができる。この接続で必要長が簡単に得られる点等については、前述の実施の形態(1)と同様である。従って、光ケーブルCの布設の作業性が低下しなくなる。
【0043】
また、光ケーブルCへの外装に際しては、図11に示すように、複数の単位を接続する際に、光ケーブルCを挟込むようにして挿通孔4に挿通させることができる。勿論、特許文献1に係る保護チューブのように、光ケーブルCを挿通孔4の軸方向から挿通することもできる。従って、布設の作業現場の空間等に対応して外装方法を選択することができるため、光ケーブルCへの外装が容易になる。
【0044】
以上、図示した実施の形態の外に、首部3を省略する構成とすることも可能である。
【0045】
さらに、実施の形態(2)の分割半部A、Bを薄肉ヒンジ等で開閉可能に連結することも可能である。
【0046】
(実施例1)
一般的に、光ケーブルCを伝達する情報の伝達損失の関係から屋内に引き込む際の引き込み口や敷設等における光ケーブルCの湾曲部の最小曲げ半径の値として、R=約30mmが知られている。そこで、図5において、首部2の直径a=約5mm、受座部2の端口42の径b=約5.8mmに形成することで、複数連結状態での光ケーブルCの曲げ半径R=約85mmが形成され、かつ、維持されることが確認できた。この実施例1で確認された曲げ半径R=約85mmは、使用環境(長さ、設置場所)により、複数連結状態における全体の撓みを許容するように設計された値である。
【0047】
したがって、光ケーブルの最小曲げ半径以上の曲げ半径が形成されるように、首部の直径aと受座部の端口の径bを設計することで、挿通孔の受座部での端口が首部に係止されて確実に保持され、復元することはなく最小曲げ半径以上の任意の曲げ半径が形成・維持されることが確認できた。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る保護チューブは、全体形状を軸部、受座部を主要部とした塊形とすることで、合成樹脂材による一体成形等の簡単な製造手段を選択することを可能にしたため、安価に製造することができる効果がある。
【0049】
さらに、1つの単位の軸部を他の単位の受座部に嵌合することで2つの単位が接続され長さが延長されるため、簡単に必要長を得ることができて、光ケーブルの布設の作業性が低下しない効果がある。
【0050】
さらには、複数連結される軸部、受座部は、光ケーブルを屋内に引き込む際の引き込み口や敷設の際の湾曲部に対して、一定の曲げ半径を形成することが可能となり、光ケーブルを伝達する情報の伝達損失の関係から算出される最小曲げ半径以上の曲げ半径が形成されるように、首部の直径と受座部の端口の径を設計することで、挿通孔の受座部での端口が首部に係止されて確実に保持され、復元することはなく最小曲げ半径以上の任意の曲げ半径を形成・維持することが可能となる。
【0051】
さらに、スリットまたは2つ割構造を利用して光ケーブルに外装することができるため、布設の作業現場の空間等の制約が少なくなって、光ケーブルへ容易に外装することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る保護チューブの実施の形態(1)を示す斜視図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図1の使用例を示す図である。
【図5】図4の縦断面図である。
【図6】図5のX−X線断面図である。
【図7】図6の動作図である。
【図8】図7の縦断面図である。
【図9】図8の動作図である。
【図10】図9において複数連結状態を示す図である。
【図11】発明に係る保護チューブの実施の形態(2)を示す分解状態の斜視図である。
【図12】図11の組立、連結状態の縦断面図である。
【図13】図12のY−Y線断面図である。
【図14】図12の使用状態図である。
【符号の説明】
1 軸部
2 受座部
3 首部
4 挿通孔
42 端口(受座部での)
5 スリット
6 係合構造
7 保持構造
C 光ケーブル
Claims (6)
- 球体形の軸部と、軸部に対応した球面溝が設けられた受座部とを備え、光ケーブルが挿通される挿通孔が軸部、受座部の中心を結ぶ線を中心として軸部、受座部に貫通され、光ケーブルを挿通孔に通過させるスリットが軸部、受座部に切込まれ、挿通孔の受座部での端口が大きく開口されてなる保護チューブ。
- 請求項1の保護チューブにおいて、前記線上に軸中心を一致させて軸部、受座部を連結した円柱形の首部を備え、首部は挿通孔が貫通されるとともにスリットが切込まれ、挿通孔の受座部での端口が首部の径よりも大きく開口されていることを特徴とする保護チューブ。
- 請求項1または2の保護チューブにおいて、軸部、受座部は1つの単位の軸部と他の単位の受座部との嵌合で接続された2つの単位の挿通孔を中心とした少なくとも90度の回動で係合されて接続位置が固定される係合構造が設けられていることを特徴とする保護チューブ。
- 球体形の軸部と、軸部に対応した球面溝が設けられた受座部とを備え、軸部、受座部が軸部、受座部の中心を結ぶ線を含む面で2つ割の分割構造体に形成され、光ケーブルが挿通される挿通孔が前記線を中心として分割構造体の分割半部にそれぞれ断面が半円形に貫通され、挿通孔の受座部での端口が大きく開口されてなる保護チューブ。
- 請求項4の保護チューブにおいて、前記線上に軸中心を一致させて軸部、受座部を連結した円柱形の首部を備え、首部は分割構造体に形成されるとともに挿通孔が貫通され、挿通孔の受座部での端口が首部の径よりも大きく開口されていることを特徴とする保護チューブ。
- 請求項4または5の保護チューブにおいて、分割構造体は分割半部の組付けを保持する保持構造が設けられていることを特徴とする保護チューブ。
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JP2003146799A JP2004347995A (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 保護チューブ |
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- 2003-05-23 JP JP2003146799A patent/JP2004347995A/ja not_active Withdrawn
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