JP2004347085A - ドラムブレーキ装置 - Google Patents

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Toshifumi Maehara
利史 前原
Katsuhiro Miyata
勝弘 宮田
Yukimasa Mitsuide
幸征 三ッ出
Takayuki Mukasa
貴行 向佐
Takeshi Noda
武志 野田
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Abstract

【課題】シュー操作入力を発生する操作力発生手段の消費液量が低減できると同時に、コンパクト化やブレーキ動作の応答性向上等が実現できるデュオサーボ式のドラムブレーキ装置を得る。
【解決手段】シュー駆動機構として装備されるカム機構7は、アンカピン10に回転可能に支持された第1カム板21と、アンカピン10から操作力発生手段6側に離間した位置に装備された支持ピン23に回転自在に支持された第2カム板25と、第1カム板21に対して支持ピン23周りに一定量の相対回転が可能に第2カム板25を連結する相対回転規制手段27とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブレーキシューのドラムへの押圧力をブレーキ力に応じて制御して、ブレーキの高い効きと安定性を確保することができるドラムブレーキ装置に関するもので、詳しくは、操作力発生手段の出力変位の低減によって、操作力発生手段のコンパクト化やブレーキ動作の応答性向上等を実現するための改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の走行を制動するために種々の形式のドラムブレーキ装置が用いられているが、これらのドラムブレーキ装置は、略円筒状のドラムの内周面に押圧されるブレーキシューの配置によって、リーディングトレーリング式やツーリーディング式、若しくはデュオサーボ式等に分類される。
【0003】
デュオサーボ式のドラムブレーキ装置は、一般に、円筒状のドラム内に、互いに対向して配置されたプライマリ・シューとセカンダリ・シューの一対のブレーキシューを備える。
プライマリ・シューは、ドラムの前進回転方向入口側が入力部とされると共に、ドラムの前進回転方向出口側は例えばアジャスタを介してセカンダリ・シューの入口側に連結される。一方、セカンダリ・シューの出口側はバッキングプレート上に装備されたアンカ部に当接させられ、プライマリ・シュー及びセカンダリ・シューに作用するブレーキ力(制動トルク)をアンカ部で受け止めるようになっている。
【0004】
これにより、プライマリ・シュー及びセカンダリ・シューを拡開させてドラムの内周面に押し付けると、プライマリ・シューに作用するブレーキ力がセカンダリ・シューの入口側に入力してセカンダリ・シューをドラム内周面に押し付けるように作用するため、プライマリ・シューとセカンダリ・シューの双方に自己サーボ作用が働き、非常にゲインの高い制動力を得ることができる。
【0005】
前述したデュオサーボ式ドラムブレーキ装置は、リーディングトレーリング式やツーリーディング式のドラムブレーキ装置と比較して、極めて高い制動力を得ることができるばかりでなく、小型化し易く、かつパーキングブレーキの組み込みも容易である等の多くの長所を有している。
ところが、このようなデュオサーボ式ドラムブレーキ装置は、ブレーキシューのライニングの摩擦係数の変化に敏感であるため、制動力を安定させにくい傾向にあり、制動力を安定化させる工夫が要求されている。
【0006】
また、最近の車両用のブレーキ装置は、アンチロックブレーキシステムを始めとするブレーキ機能のインテリジェント化や、環境汚染の軽減等に適した電気自動車(EV車)等への対応のため、ブレーキ装置の電動化も重要課題とされている。
【0007】
このような背景から、本願出願人は、制動時に一対のブレーキシューを拡開するシュー駆動機構として、サービスブレーキ時に操作力発生手段から入力受け部に伝達されるシュー操作入力に応じて一対のブレーキシューを拡開してドラムに押圧する一方、制動時にアンカピンに作用するブレーキ力が前記シュー操作入力に対して所定倍率に達するとシュー操作入力の作用を減ずる方向の制動制限力を入力受け部に作用させるカム機構を、既に提案している(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−333044号公報
【0009】
このカム機構を使用することで、デュオサーボ式ドラムブレーキ装置における制動力の安定化が図れ、更に、上記の操作力発生手段として、従来の液圧式のホイールシリンダの代わりに、電動モータ等を利用した電動式の操作力発生手段を採用するだけで、ブレーキ装置の電動化も容易に実現することができた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述したシュー駆動機構としての従来のカム機構は、バッキングプレートに固定された本アンカピンに回動自在に装備したカムプレート上に、操作力発生手段からシュー操作入力を受ける入力ピンと、各ブレーキシューの端部に当接するプライマリアンカピン及びセカンダリアンカピンのそれぞれを装備し、シュー操作入力に応じたカムプレートの本アンカピン周りの回動によってブレーキシューを拡開するもので、入力ピンから本アンカピンまでの距離が、本アンカピンからプライマリアンカピンまでの距離や本アンカピンからセカンダリアンカピンまでの距離と比較して大きい。
【0011】
このようなカムプレート上のレバー比の設定のために、操作力発生手段がカムプレートに伝達した変位は縮減されて各ブレーキシューに伝達されることになり、操作力発生手段としては、大きな変位を出力できることが要求され、例えば、操作力発生手段として液圧ピストン等を使用した場合には、制動初期における使用液量の増大によって、操作力発生手段の大型化や、ブレーキ動作の応答性の低下といった問題を招く虞があった。
【0012】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ブレーキ力に応じて制動力を制御可能で、ブレーキの安定した効きを確保できると同時に、制動初期に操作力発生手段から入力される変位を増倍して出力することができるドラムブレーキ装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るドラムブレーキ装置は、請求項1に記載したように、ドラム内に対向配置した一対のブレーキシューを操作力発生手段の発生するシュー操作入力に応じて拡開して制動力を発生させると共に、制動時に前記ブレーキシューから作用するブレーキ力を利用して前記制動力を制御するカム機構を備えたドラムブレーキ装置であって、
前記カム機構が、前記ブレーキシューの一方の対向端側においてバッキングプレートに立設したアンカピンに回転可能に支持された第1カム板と、前記アンカピンから前記操作力発生手段側に離間した位置に装備された支持ピンに回転自在に支持された第2カム板と、前記第1カム板に対して前記支持ピン周りに一定量の相対回転が可能に前記第2カム板を連結する相対回転規制手段とを備え、
前記第1カム板には、前記アンカピンから径方向外方に離れた位置で一方のブレーキシューの端部に当接する第1シュー受け部と、前記アンカピンから径方向内方に離れた位置で他方のブレーキシューの端部に当接する第2シュー受け部とを設け、
前記第2カム板には、前記操作力発生手段からシュー操作入力を受ける入力受け部と、前記第1カム板に対して制動方向に回動した状態になると、前記第1シュー受け部に代わって一方のブレーキシューの端部に当接する第3シュー受け部とを設けたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項2に記載のドラムブレーキ装置は、請求項1に記載のドラムブレーキ装置において、更に、前記支持ピンが前記第1カム板上に立設されたことを特徴とするものである。
【0015】
また、請求項3に記載のドラムブレーキ装置は、請求項1に記載のドラムブレーキ装置において、更に、前記他方のブレーキシューの端部に装備されたシューピンが回転可能に当接する切り欠きを前記第2シュー受け部に装備すると共に、該シューピンに回転自在に支持された連節板に前記支持ピンが装備されたことを特徴とするものである。
【0016】
以上のように構成されたドラムブレーキ装置においては、制動操作が開始されて、操作力発生手段から第2カム板の入力受け部にシュー操作入力が入力されると、そのシュー操作入力によって第2カム板が回動を始めることで、制動動作が始まる。
第2カム板は相対回転規制手段によって第1カム板に対して一定量の相対回転が可能なため、制動開始初期には、第2カム板のみが第1カム板上の支持ピン周りに先行回動する。このときの第2カム板と第1カム板との相対回動によって、第3シュー受け部が一方のブレーキシューの端部を押圧すると共に、第2シュー受け部が他方のブレーキシューを押圧し、これらのシュー受け部からの押圧力によって、一対のブレーキシューが拡開される。
【0017】
第2カム板と第1カム板との相対回転量は、例えば、各ブレーキシューが非制動時の待機位置からドラム内面に接触する位置までの移動量に対応して設定される。
そして、第2カム板と第1カム板との相対回転量が一定量に達すると、相対回転規制手段によって相対回転が規制されることになって、第2カム板と第1カム板とは一体になって、アンカピンを回転中心として、シュー操作入力に応じた回動をするようになり、その際に、第3シュー受け部と第2シュー受け部からの押圧力によって、各ブレーキシュー3,4が拡開されて、制動力が発生する。
そして、制動時には、各ブレーキシューからこれらの各シュー受け部に作用するブレーキ力が、第2カム板と第1カム板との間に生じている相対回転量を減ずる方向に作用して、制動力が所定倍率を越えないように制御する。
【0018】
また、以上のような制動動作において、例えば制動開始初期には、第2カム板が、アンカピンよりも操作力発生手段に接近した位置の支持ピン周りに回動するため、第2カム板と第1カム板とがアンカピン周りに一体回動する従来装置と比較すると、一方のブレーキシューを押圧する第3シュー受け部の回転半径が大きくなり、第2カム板の僅かな回動に対して、第3シュー受け部が大きく変位することになる。
言い換えると、制動初期には、第2カム板の支持ピン周りの回動によって操作力発生手段から入力される変位を増倍して出力することができるため、操作力発生手段が第2カム板の入力受け部に与える変位量が小さくても、第3シュー受け部には変位を確保できて、一対のブレーキシューを速やかに拡開することができる。
【0019】
また、請求項4に記載のドラムブレーキ装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載のドラムブレーキ装置において、更に、各ブレーキシューを戻し方向に付勢するシューリターンスプリングが、前記ブレーキシューの端部をそれぞれ対応する前記シュー受け部の中心に引っ張るように装備すると共に、前記第2カム板を戻し方向に付勢するカム戻しスプリングを装備したことを特徴とするものである。
【0020】
また、請求項5に記載のドラムブレーキ装置は、請求項4に記載のドラムブレーキ装置において、更に、前記アンカピンに固定された支持板に、前記シューリターンスプリング及びカム戻しスプリングの係止部を設けたことを特徴とするものである。
【0021】
一般に、操作力発生手段から入力される変位を第1カム板及び第2カム板の支点から作用点までの距離比に応じたレバー比により増大させて各ブレーキシューに伝達するようにしたカム機構では、操作力発生手段から入力する変位を小さく抑えると同時に、制動時の応答性を向上させることができるが、逆に、制動解除時等における戻り動作が緩慢になったり、或いは、戻り不良によってブレーキシューの引き摺り等の不都合を招く虞がある。
しかし、第1カム板及び第2カム板を戻し方向に付勢するカム戻しスプリングが装備してあれば、制動解除時には、シューリターンスプリングの戻し力にカム戻しスプリングの戻し力が加わって、カム機構におけるレバー比等に拘わらず、安定した戻し力を作用させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の好適な実施の形態に係るドラムブレーキ装置を詳細に説明する。
図1は、本発明に係るドラムブレーキ装置の第1の実施の形態の正面図である。
この第1の実施の形態のドラムブレーキ装置1は、所謂、デュオサーボ式ドラムブレーキ装置で、略円筒形の図示せぬドラム内の空間に対向配備されるプライマリ・シュー3及びセカンダリ・シュー4の一対のブレーキシュー3,4と、これらのブレーキシュー3,4の一方の対向端側に配設されてサービスブレーキの操作時に各ブレーキシュー3,4をドラムに押圧するためのシュー操作入力を発生する操作力発生手段6と、この操作力発生手段6の発生する操作力を各ブレーキシュー3,4に伝達するシュー駆動機構であるカム機構7と、各ブレーキシュー3,4の他方の対向端間に配設されてプライマリ・シュー3の出力をセカンダリ・シュー4に入力するリンク機能を兼ねたアジャスタユニット8と、これらの構成部材を支持するバッキングプレート上において一対のブレーキシュー3,4の一方の対向端側に立設されたアンカピン10とを備えている。
【0023】
なお、図1では、バッキングプレートやドラムの図示は省略している。また、各ブレーキシュー3,4の端部相互を互いに接近する方向に付勢するシューリターンスプリングや、アジャスタユニット8を駆動する機構等も、図示を省略している。
なお、図示せぬドラムは、バッキングプレートと同心で、車両の前進時には図1の矢印R方向に回転する。
【0024】
また、ブレーキシュー3,4は、ドラムの内周に向かって移動可能に、図示せぬシューホールドダウン装置によりバッキングプレートに取り付けられている。
そして、各ブレーキシュー3,4の操作力発生手段6側の端部は、図示せぬシューリターンスプリングを介して、それぞれのシューの端部が互いに接近する方向(即ち、ドラムから離間する方向)に付勢されている。
また、各ブレーキシュー3,4のアジャスタユニット8側の端部相互も、図示せぬシュートゥシュースプリングの付勢力によって、アジャスタユニット8の端部に当接した状態が維持されるように付勢されている。
【0025】
本実施の形態の場合、操作力発生手段6は、サービスブレーキ用のブレーキペダル等のブレーキ操作に応じて出力ロッドが矢印(イ)方向に進出して、シュー操作入力W(図5参照)となる押圧力を出力する油圧式のホイールシリンダである。
【0026】
アジャスタユニット8は、本来は、各ブレーキシュー3,4のライニングの摩耗の進行に応じて、これらのブレーキシュー3,4の端部間の間隔を調整するもので、制動時のブレーキシュー3,4の変位量に応じて回動するアジャスタレバーの回動動作で調整用歯車8aを回転操作して、ブレーキシュー3,4の端部間の間隔を自動調整するように構成される。
【0027】
本実施の形態のカム機構7は、操作力発生手段6の発生するシュー操作入力に応じて各ブレーキシュー3,4を拡開して制動力を発生させると共に、制動時にブレーキシューから作用するブレーキ力を利用して制動力を制御するもので、その構成を図2乃至図5に基づいて説明する。
【0028】
カム機構7は、アンカピン10に回転可能に支持された第1カム板21と、アンカピン10から操作力発生手段6側に離間した位置に装備された支持ピン23に回転自在に支持された第2カム板25と、第1カム板21に対して支持ピン23周りに一定量の相対回転が可能に第2カム板25を連結する相対回転規制手段27とを備えている。
なお、本実施の形態の場合、第2カム板25は、図2に示すように、2枚が間隔をあけて対向配置されていて、これらの2枚の第2カム板25間の空隙に、第1カム板21が収容されている。
また、支持ピン23は、第1カム板21上に立設されている。
【0029】
第1カム板21には、図1及び図5に示すように、アンカピン10から径方向外方に離れた位置で一方のブレーキシュー3の端部に当接して一方のブレーキシュー3からのブレーキ力を受ける第1シュー受け部31と、アンカピン10から径方向内方に離れた位置で他方のブレーキシュー4の端部に当接して他方のブレーキシュー4からのブレーキ力を受ける第2シュー受け部33とを設けている。
第1シュー受け部31及び第2シュー受け部33は、各ブレーキシュー3,4の端部の円弧状凹部に当接する凸曲面に仕上げられている。
【0030】
第2カム板25には、図1及び図2に示すように、操作力発生手段6からシュー操作入力を受ける入力受け部35と、第1カム板21に対して制動方向に相対回動した状態になると、第1シュー受け部31に代わって一方のブレーキシュー3の端部に当接して一方のブレーキシュー3からのブレーキ力を受ける第3シュー受け部37を設けている。
【0031】
入力受け部35は、対向配置された一対の第2カム板25間に橋渡しされたローラ軸35aと、該ローラ軸35aに回転自在に支持されて操作力発生手段6の出力ロッドの先端に当接するローラ本体35bとを備えて構成され、シュー操作入力を受けたときに抉り等の発生を防止している。
【0032】
第3シュー受け部37は、対向配置された一対の第2カム板25間に橋渡しされた丸棒状のピンで、非制動時に第2カム板25が初期位置に戻った際には、図1及び図5に示すように、第1シュー受け部31に形成された切り欠き溝31aに収容され、第1シュー受け部31と共に一方のブレーキシュー3の端部に外接するようになっている。
図3に示すように、一対の第2カム板25には、第3シュー受け部37の端部を嵌合支持するピン嵌合孔25aが貫通形成されている。このピン嵌合孔25aは、ブレーキシュー3の拡開動作時に、ブレーキシュー3の端部が半径方向に変位することを許容するために、半径方向に沿って長い長孔になっている。
【0033】
本実施の形態の場合、相対回転規制手段27は、図5に示すように、一対の第2カム板25間に橋渡ししたストッパピン27aを、第1カム板21に形成したガイド孔27bに遊嵌させた構造である。
ストッパピン27aとガイド孔27bとの間の隙間S1が、相対回転を許容する範囲となる。なお、図3に示すように、第2カム板25にはアンカピン10が挿通するアンカ挿通孔25bが装備されているが、アンカ挿通孔25bが相対回転規制手段27による相対回転許容を阻害することのないように、アンカ挿通孔25bはアンカピン10の外径よりも十分に大きな内径が設定されている。
【0034】
以上のように構成されたドラムブレーキ装置1においては、制動操作が開始されて、図5に示すように、操作力発生手段6から第2カム板25の入力受け部35にシュー操作入力Wが入力されると、そのシュー操作入力Wによって第2カム板25が回動を始めることで、制動動作が始まる。
第2カム板25は相対回転規制手段27によって第1カム板21に対して一定量の相対回転が可能なため、制動開始初期には、第2カム板25のみが第1カム板21上の支持ピン23周りに先行回動する。このときの第2カム板25と第1カム板21との相対回動によって、第3シュー受け部37が一方のブレーキシュー3の端部を押圧すると共に、第2シュー受け部33が他方のブレーキシュー4を押圧し、これらの第3シュー受け部37と第2シュー受け部33からの押圧力によって、一対のブレーキシュー3,4が拡開される。
【0035】
第2カム板25と第1カム板21との相対回転量は、例えば、各ブレーキシュー3,4が非制動時の待機位置からドラム内面に接触する位置までの移動量に対応して設定されている。
そして、第2カム板25と第1カム板21との相対回転量が一定量に達すると、相対回転規制手段27を構成しているストッパピン27aが、図5に二点鎖線で示すようにガイド孔27bの縁に当接して、当該相対回転規制手段27によって相対回転が規制されることになる。この後は、第2カム板25と第1カム板21とは一体になって、アンカピン10を回転中心として、シュー操作入力Wに応じた回動をするようになり、その際に、これらの第3シュー受け部37と第2シュー受け部33からの押圧力によって、各ブレーキシュー3,4が拡開されて、制動力が発生する。
【0036】
そして、制動時には、各ブレーキシュー3,4からこれらの各シュー受け部37,33に作用するブレーキ力が、第2カム板25と第1カム板21との間に生じている相対回転量を減ずる方向に作用して、制動力が所定倍率を越えないように制御する。そのため、ブレーキ力に応じて制動力を制御可能で、安定したブレーキの効きを確保することができる。
【0037】
そして、以上のカム機構7は、操作力発生手段6と各ブレーキシュー3,4との間に配置されて制動力の制御をメカ的に行うため、操作力発生手段6としては、従来の油圧式ホイールシリンダ等の液圧式のアクチュエータだけでなく、電動モータ等の電動式のアクチュエータを使用することができ、ブレーキ機能のインテリジェント化や車両のハイブリッド化等のための電動化も容易にできる。
【0038】
また、以上のような制動動作において、制動開始初期には、第2カム板25が、アンカピン10よりも操作力発生手段6に接近した位置の支持ピン23周りに回動するため、第2カム板25と第1カム板21とがアンカピン10周りに一体回動する従来装置と比較すると、一方のブレーキシュー3を押圧する第3シュー受け部37の回転半径が大きくなり、第2カム板25の僅かな回動に対して、第3シュー受け部37が大きく変位することになる。
言い換えると、制動初期には、第2カム板25の支持ピン23周りの回動によって操作力発生手段6から入力される変位を増倍して出力することができるため、操作力発生手段6が第2カム板25の入力受け部35に与える変位量が小さくても、第3シュー受け部37には変位を確保できて、一対のブレーキシュー3,4を速やかに拡開することができる。
【0039】
従って、操作力発生手段6の出力変位の低減によって、操作力発生手段6のコンパクト化やブレーキ動作の応答性向上等を実現することができる。また、操作力発生手段6に油圧式ホイールシリンダ等の液圧式のアクチュエータを使用する場合には、制動初期における使用液量を低減させて、操作力発生手段6のコンパクト化と、ブレーキ動作の応答性を向上を図ることができる。
【0040】
なお、相対回転規制手段27の具体的な構成は、上記実施の形態に限らない。
図6乃至図9は、本発明に係るドラムブレーキ装置の第2の実施の形態におけるカム機構71を示したものである。
このカム機構71は、第1実施の形態に示したカム機構7における相対回転規制手段27の構成を改良したもので、それ以外の構成は、第1の実施の形態のカム機構7と共通である。共通の構成については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すことにより説明を簡略化あるいは省略する。
【0041】
この第2実施の形態のカム機構71における相対回転規制手段73は、図6及び図7に示すように、一対の第2カム板25にストッパ片73aを切り起こし形成し、第1カム板21にはストッパ片73aが当接する位置規制用段差73bを形成したもので、初期状態の時のストッパ片73aと位置規制用段差73bとの間の隙間S1が、相対回転を許容する範囲となる。
このような構成の相対回転規制手段73は、ストッパ片73aが第2カム板25に一体形成であるため、別部材のストッパピン27aを使用した第1の実施の形態の場合と比較すると、構成部品の削減によるコストの低減等を図ることができる。
【0042】
図10は、本発明に係るドラムブレーキ装置の第3の実施の形態の正面図である。
この第3の実施の形態のドラムブレーキ装置77は、第1の実施の形態のカム機構7の代わりにカム機構79を装備したもので、カム機構79以外の構成は第1の実施の形態と同様であり、同様の構成については同番号を付して説明を省略する。
【0043】
このカム機構79は、アンカピン10に回転可能に支持された第1カム板21と、アンカピン10から操作力発生手段6側に離間した位置に装備された支持ピン23に回転自在に支持された第2カム板25と、第1カム板21に対して支持ピン23周りに一定量の相対回転が可能に第2カム板25を連結する相対回転規制手段27とを備えている。
なお、本実施の形態の場合も、第2カム板25は、2枚が間隔をあけて対向配置されていて、これらの2枚の第2カム板25間の空隙に、第1カム板21が収容されている。
【0044】
第1カム板21には、図10及び図11に示すように、アンカピン10から径方向外方に離れた位置で一方のブレーキシュー3の端部に当接して一方のブレーキシュー3からのブレーキ力を受ける第1シュー受け部31と、アンカピン10から径方向内方に離れた位置で他方のブレーキシュー4の端部に当接して他方のブレーキシュー4からのブレーキ力を受ける第2シュー受け部33とを設けている。
第1シュー受け部31及び第2シュー受け部33は、各ブレーキシュー3,4の端部の円弧状凹部に当接する凸曲面に仕上げられている。
【0045】
第2カム板25には、図10及び図11に示すように、操作力発生手段6からシュー操作入力を受ける入力受け部35と、第1カム板21に対して制動方向に相対回動した状態になると、第1シュー受け部31に代わって一方のブレーキシュー3の端部に当接して一方のブレーキシュー3からのブレーキ力を受ける第3シュー受け部37を設けている。
【0046】
入力受け部35や第3シュー受け部37の構成は、第1の実施の形態と共通であるので、説明は省略する。
本実施の形態の場合、他方のブレーキシュー4の端部に装備されたシューピン81が回転可能に当接する切り欠き33aを、第2シュー受け部33に装備している。また、該シューピン81に回転自在に支持された連節板83に支持ピン23が装備されている。
第2カム板25には、シューピン81が遊嵌するピン挿通孔85が装備されていて、このシューピン81とピン挿通孔85との間の隙間S1に起因した連節板83の可動範囲が、第1カム板21に対する第2カム板25の相対回動を可能にする。
即ち、本実施の形態では、相対回転規制手段27は、一端がシューピン81に回転可能に嵌合すると共に他端に支持ピン23を有した連節板83と、シューピン81が遊嵌する第2カム板25上のピン挿通孔85とで構成されている。
【0047】
以上のドラムブレーキ装置77の場合、ドラムが図10の矢印R方向に回転する前進走行時に制動操作がなされて、図11に示すように、操作力発生手段6からシュー操作入力Wが入力受け部35に入力されると、シューピン81とピン挿通孔85との間の隙間S1に相当する分だけ、支持ピン23を回転中心として、第2カム板25が先行回転し、ブレーキシュー3,4を拡開する。
そして、シューピン81とピン挿通孔85との間の隙間S1に相当する分の第2カム板25の回動が終わると、第2カム板25と第1カム板21とが一体回転することで、ブレーキシュー3,4を拡開する。
【0048】
また、ドラムが図10の矢印R方向とは反対側に回転する後進走行時に制動操作がなされて、図14に示すように、操作力発生手段6からシュー操作入力Wが入力受け部35に入力されると、シューピン81を回転中心として第2カム板25が先行回転して、ブレーキシュー3,4を拡開する。
【0049】
以上の第3の実施の形態においても、制動初期の第2カム板25の回動は、アンカピン10よりも操作力発生手段6側に近寄った支持ピン23又はシューピン81を回転中心となるため、操作力発生手段6からの入力変位を増幅して出力することができ、操作力発生手段6からの入力変位が小さくても、ブレーキシュー3,4には変位を伝達して、速やかに制動を開始することができ、第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0050】
図15乃至図17は、本発明に係るドラムブレーキ装置の第4実施の形態を示したものである。
この第4実施の形態のドラムブレーキ装置91は、所謂、デュオサーボ式ドラムブレーキ装置で、ドラム内に対向配置される一対のブレーキシュー3,4と、これらのブレーキシュー3,4の一方の対向端側においてバッキングプレート9に立設されたアンカピン10と、ドラム内に装備されて制動操作に応じたシュー操作入力Wを発生する操作力発生手段6と、操作力発生手段6の発生するシュー操作入力Wに応じて各ブレーキシュー3,4を拡開して制動力を発生させると共に、制動時にブレーキシューから作用するブレーキ力を利用して制動力を制御するカム機構7とを備えており、基本的な構成は、第1の実施の形態のものと共通である。
また、カム機構7の構成も、第1の実施の形態のものと同じ構成で良い。
【0051】
但し、本実施の形態のドラムブレーキ装置91は、図17にも示すように、各ブレーキシュー3,4を戻し方向に付勢するシューリターンスプリング93,94を、各ブレーキシュー3,4の端部をカム機構7上のそれぞれ対応するシュー受け部31,33の中心に引っ張るように装備すると共に、第2カム板25を戻し方向に付勢するカム戻しスプリング96を装備したことを特徴としている。
【0052】
更に詳述すると、カム機構7の第1カム板21を回転自在に支持したアンカピン10に支持板98が固定されており、この支持板98に、シューリターンスプリング93,94及びカム戻しスプリング96の端部を係止するアーム状の係止部98a,98b,98cを設けている。
【0053】
一般に、操作力発生手段6から入力される変位を第1カム板21及び第2カム板25の支点から作用点までの距離比に応じたレバー比により増大させて各ブレーキシューに伝達するようにしたカム機構7では、操作力発生手段6から入力する変位を小さく抑えると同時に、制動時の応答性を向上させることができるが、逆に、制動解除時等における戻り動作が緩慢になったり、或いは、戻り不良によってブレーキシューの引き摺り等の不都合を招く虞がある。
しかし上記のように、第1カム板21及び第2カム板25を戻し方向に付勢するカム戻しスプリング96を装備していれば、制動解除時には、シューリターンスプリング93,94の戻し力にカム戻しスプリング96の戻し力が加わって、カム機構7におけるレバー比等に拘わらず、安定した戻し力を作用させることができて、制動解除時等における各ブレーキシュー3,4や各カム板21,25及び操作力発生手段6の戻り動作を円滑にすることができ、戻り不良に起因したブレーキシュー3,4の引き摺り等の発生を防止することもできる。
【0054】
なお、ドラムブレーキ装置91に装備したカム機構7は、上記第2の実施の形態又は第3の実施の形態の構成に変更しても良く、更に、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改良した更に別の構成としても良い。
【0055】
【発明の効果】
請求項1乃至3に記載の本発明のドラムブレーキ装置によれば、制動開始初期には、第2カム板のみが第1カム板上の支持ピン周りに先行回動する。このときの第2カム板と第1カム板との相対回動によって、第3シュー受け部が一方のブレーキシューの端部を押圧すると共に、第2シュー受け部が他方のブレーキシューを押圧し、これらの第3シュー受け部と第2シュー受け部からの押圧力によって、一対のブレーキシューが拡開される。
そして、第2カム板と第1カム板との相対回転量が一定量に達すると、相対回転規制手段によって相対回転が規制されることになって、第2カム板と第1カム板とは一体になって、アンカピンを回転中心として、シュー操作入力に応じた回動をするようになり、その際に、これらの第3シュー受け部と第2シュー受け部からの押圧力によって、各ブレーキシュー3,4が拡開されて、制動力が発生する。
そして、制動時には、各ブレーキシューからこれらの各シュー受け部に作用するブレーキ力が、第2カム板と第1カム板との間に生じている相対回転量を減ずる方向に作用して、制動力が所定倍率を越えないように制御する。そのため、ブレーキ力に応じて制動力を制御可能で、安定したブレーキの効きを確保することができる。
【0056】
そして、以上のシュー駆動機構であるカム機構は、操作力発生手段と各ブレーキシューとの間に配置されて制動力の制御をメカ的に行うため、操作力発生手段としては、従来の油圧式ホイールシリンダ等の液圧式のアクチュエータだけでなく、電動モータ等の電動式のアクチュエータを使用することができ、ブレーキ機能のインテリジェント化や車両のハイブリッド化等のための電動化も容易にできる。
【0057】
また、制動初期には、第2カム板の支持ピン周りの回動によって第3シュー受け部の回転半径が大きくなるため、操作力発生手段から入力される変位を増倍して出力することができ、操作力発生手段が第2カム板の入力受け部に与える変位量が小さくても、第3シュー受け部には変位を確保できて、一対のブレーキシューを速やかに拡開することができる。
従って、操作力発生手段の出力変位の低減によって、操作力発生手段のコンパクト化やブレーキ動作の応答性向上等を実現することができる。また、操作力発生手段に油圧式ホイールシリンダ等の液圧式のアクチュエータを使用する場合には、制動初期における使用液量を低減させて、操作力発生手段のコンパクト化と、ブレーキ動作の応答性を向上を図ることができる。
【0058】
また、請求項4または5に記載の構成のドラムブレーキ装置では、第1カム板及び第2カム板を戻し方向に付勢するカム戻しスプリングを装備しているため、制動解除時には、シューリターンスプリングの戻し力にカム戻しスプリングの戻し力が加わって、カム機構におけるレバー比等に拘わらず、安定した戻し力を作用させることができて、制動解除時等における各ブレーキシューや各カム板及び操作力発生手段の戻り動作を円滑にすることができ、戻り不良に起因したブレーキシューの引き摺り等の発生を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドラムブレーキ装置の第1の実施の形態の概略構成を示す正面図である。
【図2】図1に示したドラムブレーキ装置のカム機構の斜視図である。
【図3】図2に示したカム機構における第2カム板の正面図である。
【図4】図3のA矢視図である。
【図5】図1に示したカム機構の動作説明図である。
【図6】本発明に係るドラムブレーキ装置の第2の実施の形態のカム機構周辺の構成を示す要部正面図である。
【図7】図6に示したカム機構の第2カム板の正面図である。
【図8】図7のB矢視図である。
【図9】図6に示したカム機構の斜視図である。
【図10】本発明に係るドラムブレーキ装置の第3の実施の形態の概略構成を示す正面図である。
【図11】図10に示したドラムブレーキ装置の前進制動時の動作の説明図である。
【図12】図10に示したカム機構の第2カム板の正面図である。
【図13】図10に示したカム機構に使用される連節板の正面図である。
【図14】図10に示したドラムブレーキ装置の後進制動時の動作の説明図である。
【図15】本発明に係るドラムブレーキ装置の第4の実施の形態の斜視図である。
【図16】図15に示したドラムブレーキ装置の正面図である。
【図17】図15に示したドラムブレーキ装置におけるシューリターンスプリングとカム戻しスプリングの配置を示した拡大図である。
【符号の説明】
1 ドラムブレーキ装置
3,4 ブレーキシュー
6 操作力発生手段
7 カム機構
10 アンカピン
21 第1カム板
23 支持ピン
25 第2カム板
27 相対回転規制手段
31 第1シュー受け部
31a 切り欠き溝
33 第2シュー受け部
35 入力受け部
35a ローラ軸
35b ローラ本体
37 第3シュー受け部
71 カム機構
73 相対回転規制手段
73a ストッパ片
73b 位置規制用段差
77 ドラムブレーキ装置
79 カム機構
81 シューピン
83 連節板
85 ピン挿通孔
91 ドラムブレーキ装置
93,94 シューリターンスプリング
96 カム戻しスプリング
98 支持板
98a,98b,98c 係止部

Claims (5)

  1. ドラム内に対向配置した一対のブレーキシューを操作力発生手段の発生するシュー操作入力に応じて拡開して制動力を発生させると共に、制動時に前記ブレーキシューから作用するブレーキ力を利用して前記制動力を制御するカム機構を備えたドラムブレーキ装置であって、
    前記カム機構が、前記ブレーキシューの一方の対向端側においてバッキングプレートに立設したアンカピンに回転可能に支持された第1カム板と、前記アンカピンから前記操作力発生手段側に離間した位置に装備された支持ピンに回転自在に支持された第2カム板と、前記第1カム板に対して前記支持ピン周りに一定量の相対回転が可能に前記第2カム板を連結する相対回転規制手段とを備え、
    前記第1カム板には、前記アンカピンから径方向外方に離れた位置で一方のブレーキシューの端部に当接する第1シュー受け部と、前記アンカピンから径方向内方に離れた位置で他方のブレーキシューの端部に当接する第2シュー受け部とを設け、
    前記第2カム板には、前記操作力発生手段からシュー操作入力を受ける入力受け部と、前記第1カム板に対して制動方向に回動した状態になると、前記第1シュー受け部に代わって一方のブレーキシューの端部に当接する第3シュー受け部とを設けたことを特徴とするドラムブレーキ装置。
  2. 前記支持ピンが前記第1カム板上に立設されたことを特徴とする請求項1に記載のドラムブレーキ装置。
  3. 前記他方のブレーキシューの端部に装備されたシューピンが回転可能に当接する切り欠きを前記第2シュー受け部に装備すると共に、該シューピンに回転自在に支持された連節板に前記支持ピンが装備されたことを特徴とする請求項1に記載のドラムブレーキ装置。
  4. 各ブレーキシューを戻し方向に付勢するシューリターンスプリングが、前記ブレーキシューの端部をそれぞれ対応する前記シュー受け部の中心に引っ張るように装備すると共に、前記第2カム板を戻し方向に付勢するカム戻しスプリングを装備したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のドラムブレーキ装置。
  5. 前記アンカピンに固定された支持板に、前記シューリターンスプリング及びカム戻しスプリングの係止部を設けたことを特徴とする請求項4に記載のドラムブレーキ装置。
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