JP2004346499A - 構造体の構面補強装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の構造物を充分な強度を持って補強できるとともに、外観を損なわずに取付けることができ、かつ良好な居住性を維持でき、容易に取付けることができる構造体の構面補強装置を提供する。
【解決手段】構造体1の略四角形の構面2A、2Bを補強する構造体の構面補強装置10は、構面2A、2Bの略対角線上に張設されるとともに両端のねじ部とその間の平行部とを有するブレース20を備える。ブレース20は、平行部がねじ部に先だって破断するようにねじ部の強度が平行部の強度より大きくなった例えば高強度PC鋼棒が使用される。ブレース20は一対の固定手段11を介して張設され、固定手段11は、構面2A、2Bの対角線上に相対向して配設され、構面2A、2Bの被取付け部を挟み込んで固定する一対の挟持部材を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、構造体の構面補強装置に係り、詳しくは、既存の鉄筋コンクリート構造や鉄骨構造、木構造等の建築構造物、あるいは土木構造物等をブレースにより補強する構造体の構面補強装置に関する。
【0002】
【背景技術】
従来、ビルや住宅等の建築構造物の強度は、建築基準法等の法律によって所定の基準が設定されている。そして、建築基準法等の法律は、時代や周囲の環境の変化等に応じて適宜変更されている。
従って、旧基準に基づいて設計された建築構造物の安全性について、新基準で決められた安全性にそぐわない場合も生じる。この場合、既存の建築構造物が耐用年数を超えるようなものであれば、取り壊すことも考えられるが、取り壊さなくてもよいものであれば、建築構造物を何らかの方法で補強することで安全性を維持して残した方が、経済的な面を考慮しても好ましい。
さらに、新基準で設計された建築構造物であっても、より高い安全基準を満たすために、既存の建築構造物を補強することが好ましい。
【0003】
ところで、ビルや住宅等の建築構造物において、地震力や風圧力等による変形を防ぐための補強として、ブレースを備えた構面補強装置が知られている(例えば、特許文献1)。
ブレースは、柱や梁等で構成された略長方形の構面の対角線に設けられた斜材である。この構面補強装置は、建築構造物に地震力や風圧力によって構面が変形しようとする外力が加わった場合、構面の変形に対してブレースの引張応力および圧縮応力によって抵抗するようになっている。
【0004】
以上の構面補強装置として使用されるブレースとしては、(A)例えばH形鋼やL形鋼、丸パイプや角パイプ等の鉄骨ブレースを使用したブレース構造、あるいは、(B)プレキャストRC部材またはプレキャストPC部材をブレースとして用いたブレース構造等が利用される。また、ブレースを使用しないで補強する場合としては、(C)開口部をつぶして、例えばRC耐震壁を増設する補強構造、あるいは、(D)新たに製作したラーメンフレームを、既存RC建物の外側に増設する補強構造等が考えられる。
【0005】
そして、以上のような構面補強装置を使用して、既存の建築構造物を補強することが可能である。
例えば木造家屋等の柱梁が軸組みされた在来工法の建築構造物を補強する場合、木製のブレースを直接柱や梁に釘打ちにより固定したり、柱や梁に取付け固定した金具に金属棒状のブレースの両端部を引っ掛け、あるいはブレースの両端部をナット止めする等して行われる。
【0006】
また、構面補強装置を、例えば鉄筋コンクリート構造の既存の建築構造物に利用する場合には、柱・梁を構成する鉄筋とともにブレースを同時に配筋してコンクリートを打設したり、コンクリートに埋設させたブレース取付用の金具にブレースを取付ける等して行われる。
さらに、補強装置を、例えば鉄骨構造の建築構造物に利用する場合には、柱や梁に直接溶接したブレース取付用の金具にブレースを取付ける等して行われる。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−220919号公報。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記(A)、(B)の補強構造では、いずれも部材の断面積が大きいため、既存の建築構造物の構面に取付けた際、他の部材とのバランスがとれなくなったりして、外観が悪くなるという問題がある。一方、この外観が悪いという問題を解消するために断面積の小さな部材を使用すれば、今度は構面の充分な補強がなされないという問題が生じる。
前記(C)の場合、開口部がなくなるため室内が暗くなり、その結果、居住性が悪くなるという問題と、大掛かりな工事となり、それに伴ってコストも高くなるという問題とがある。
また、前記(D)の場合、ラーメンフレームの製作が大変であり、取付け工事も多くの手間や人手がかかるという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、既存の構造物を充分な強度で補強できるとともに、外観を損なわずに取付けることができ、かつ良好な居住性を維持でき、容易に取付けることができる構造体の構面補強装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の構造体の構面補強装置は、構造体の略四角形の構面を補強する補強装置であって、前記構面の略対角線上に張設されるとともに両端のねじ部とその間の直線部とを有するブレースを備え、このブレースは、前記直線部がねじ部に先だって破断するように前記ねじ部の強度が直線部の強度より大きくなった高強度鋼棒で形成されていることを特徴とするものである。
【0011】
この発明によれば、ブレースが高強度鋼棒で形成されているので、例えば、鉄骨ブレース等を使用したブレース構造と略同じ強度を得るのに、小さな断面積のものを使用することができる。その結果、既存の構造体の補強に使用しても、充分な強度を持って補強できるとともに、他の部材とのバランスもとれて、外観を損なわずに取付けることができる。
また、開口部をつぶさなくても、その左側、右側、あるいは上側、下側に高強度鋼棒のブレースを張設できるので、開口部を残したまま構面を補強でき、また、室内に明かりを採り込むことができて良好な居住性を維持できる。
さらに、構面に高強度鋼棒のブレースを張設するだけで補強を行えるので、新たにラーメンフレームを取付けたりせずにすみ、容易に取付けることができる。また、ラーメンフレーム製作やその取付けの手間等に比べて、補強装置の製作や手間が少なくてすむ。
【0012】
以上の本発明で、高強度鋼棒としては、例えば高強度PC鋼棒を用いることが好ましいが、高強度PC鋼棒と同じような特性を有するものであれば、他の材料のものを使用することが可能である。また、構面の略対角線上とは、略四角形の構面の角隅部同士を結ぶ線上のものに限らず、角隅部を結ぶ線を挟んでいずれかの方向に離れた位置同士を結ぶ線上、および一つの角隅部と上記いずれかの方向に離れた位置とを結ぶ線上も含むものである。
また、構造体は、RC建物や、鉄骨構造の建築構造物、および木造家屋等の在来工法の建築構造物を含むものである。
【0013】
本発明の請求項2の構造体の構面補強装置は、請求項1に記載の構造体の構面補強装置において、前記ブレースを張設可能な少なくとも一対の固定手段を備えて構成され、これらの固定手段は、前記構面の対角線上に相対向して配設されるとともに、それぞれの位置で、前記構面の被取付け部を挟み込んで固定する一対の挟持部材を備えていることを特徴とするものである。
【0014】
この発明によれば、ブレースは固定手段に張設されており、この固定手段を、一対の挟持部材で構面の被取付け部を挟み込んで取付けることができるので、既存の構造体の構面に構面補強装置を容易に取付けることができ、構面の補強が容易となる。
【0015】
本発明の請求項3の構造体の構面補強装置は、請求項2に記載の構造体の構面補強装置において、前記一対の挟持部材は、前記被取付け部の表面と当接する表面部材と被取付け部の裏面と当接する裏面部材とを含み構成され、前記表面部材には前記ブレースを取付ける円筒状のブレース取付部材が設けられ、このブレース取付部材には前記構面の対角線角度に対応する位置に前記ブレースのねじ部が挿通される挿通孔があけられていることを特徴とするものである。
【0016】
この発明によれば、ブレース取付部材が円筒状に形成されているので、ブレースを任意の位置に、任意の角度で取付けることができる。従って、所定のブレース取付け角度に合わせてブレースを取付ければよいので、建築構造物の階高やプロポーションの違いによってブレースの取付け角度が異なる場合でも、異なる角度毎にその角度に対応するブレース取付け部材を設けなくてもよく、一種類の固定手段で対応することができる。その結果、部材の種類が少なくてすみ、また、製作の手間等を少なくすることができる。
【0017】
本発明の請求項4の構造体の構面補強装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の構造体の構面補強装置において、前記構造体の構面は、少なくとも一対の柱と梁とを備えて構成され、前記固定手段は、前記一対の梁のそれぞれ異なる方向の端部側に設けられていることを特徴とするものである。
【0018】
この発明によれば、固定手段が一対の梁のそれぞれ異なる方向の端部側に設けられているので、構面の補強を行う際、梁の被取付け部近傍だけの取付け工事を行えばよく、柱等が邪魔とならず、構面の補強を容易に行える。
【0019】
本発明の請求項5の構造体の構面補強装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の構造体の構面補強装置において、前記構造体の構面は、少なくとも一対の柱と梁とを備えて構成され、前記一対の固定手段のうち少なくとも一つは、前記柱と梁との接合部に設けられていることを特徴とするものである。
【0020】
この発明によれば、固定手段の少なくとも一つが柱と梁との接合部に設けられているので、ブレースを、構面の略四隅を結んだ形状に近いものとすることができ、その結果、構面のより一層の強度を得ることができる。
【0021】
本発明の請求項6の構造体の構面補強装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の構造体の構面補強装置において、前記構造体の構面は、少なくとも一対の柱と梁とを備えて構成され、前記一対の固定手段のうち少なくとも一つは、前記柱に設けられていることを特徴とするものである。
【0022】
この発明によれば、固定手段のうち少なくとも一つ柱に設けられているので、構面の補強を行う際、柱の被取付け部近傍だけの取付け工事を行えばよく、梁や床等が邪魔とならず、構面の補強を容易に行える。また、柱への取付け位置を調整することで、小さな開口部ならそのままの状態で、開口部の上下、あるいは左右を補強できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、第1実施形態の構造体の構面補強装置(以下、単に補強装置という)10を、構造体である建築構造物1の構面2に設けた例が示されている。
【0024】
建築構造物1は、例えば鉄筋コンクリート製の柱3および梁4等の骨組み部材で軸組み構成されるRC建物であり、この建築構造物1は、柱3および梁4等で略長方形に形成された構面2を備えて構成されている。この構面2は、例えば、3本の柱3と梁4の上梁4Aおよび中間梁4Bとで構成される2つの上部構面2Aと、3本の柱3と中間梁4Bおよび下梁4Cとで構成される2つの下部構面2Bとの合計4つある。
この実施形態では、補強装置10が、上下2つの構面2A,2Bをそれぞれ構成する上梁4A、中間梁4Bおよび下梁4Cの互いに異なる方向の端部側に取付けられている。
【0025】
補強装置10は、一対の固定手段11と高強度鋼棒としての、例えば高強度PC鋼棒で形成されたブレース20とを備えて構成されている。
固定手段11は、ブレース20が2本設けられるタイプの固定手段11A、11C、およびブレース20が1本設けられるタイプの固定手段11B、11D、11E、11Fの各種類があり、固定手段11Aと11B、固定手段11Cと11D、固定手段11Aと11E、固定手段11Cと11Fとで、それぞれ一対となっている。
【0026】
そして、このような補強装置10の各固定手段11A〜11Fが、図1に示すように配置されている。
すなわち、中間梁4Bの中央の柱3側端部の第1位置Aと、上梁4Aの左の柱3側端部の第2位置Bとに、前記固定手段11Aと固定手段11Bとがそれぞれ配置され、中間梁4Bの左の柱3側端部の第3位置Cと、上梁4Aの中央の柱3側端部の第4位置Dとに、前記固定手段11Cと固定手段11Dとがそれぞれ配置されている。
また、前記第1位置Aの固定手段11Aと構面2B側で対向する下梁4Cの左の柱3側端部の第5位置Eに前記固定手段11Eが配置され、前記第3位置Cの固定手段11Cと構面2B側で対向する下梁4Cの中央の柱3側端部の第6位置Fに前記固定手段11Fが配置されている。
【0027】
図1の右側の構面2A、2Bについては、中間梁4Bの右の柱3側端部の第7位置Gと、上梁4Aの中央の柱3側端部の第8位置Hとに、前記固定手段11Aと固定手段11Bとがそれぞれ配置され、中間梁4Bの中央の柱3側端部の第9位置Iと、上梁4Aの右の柱3側端部の第10位置Jとに、前記固定手段11Cと固定手段11Dとがそれぞれ配置されている。
また、前記第7位置Gの固定手段11Aと構面2B側で対向する下梁4Cの中央の柱3側端部の第11位置Kに前記固定手段11Eが配置され、前記第9位置Iの固定手段11Cと構面2B側で対向する下梁4Cの右の柱3側端部の第12位置Lに前記固定手段11Fが配置されている。
以上に説明したように、4つの構面2A、2Aおよび2B、2Bは、それぞれ2組の補強装置10で補強されている。
【0028】
補強装置10を構成する固定手段11A〜11Fは、ブレース20の取付け数および取付け角が異なるのみで、構成はまったく同じなので、以下には、第1位置Aと第2位置Bとにわたって配置される補強装置10の固定手段11Aと固定手段11Bとを代表として詳しく説明する。
【0029】
まず、固定手段11Aは、図2〜図6に示すように、一対の挟持部材12と、これらの挟持部材12に設けられた円筒状のブレース取付部材15とを含んで構成される。
固定手段11Aの前記挟持部材12は、構面2の被取付け部である梁4の奥行き方向の表面と裏面とを挟み込んで固定するもので、梁4の表面側に配置される表面部材13と、裏面側に配置される裏面部材14とを含み構成されている。
【0030】
表面部材13は、所定径、例えば外径が550mm程度の板材で形成され、その裏面が梁4の表面に当接されて配設されるようになっている。ただし、この表面部材13の外径は、上記大きさに限定されない。
この表面部材13の表面には、ブレース取付部材15が溶接等によって取付けられており、このブレース取付部材15は、梁4から外方に突出して他の部材に干渉しないような所定高さ、例えば150mm程度の高さ寸法に形成されており、かつ表面部材13の外径より小さな外径寸法に形成されている。
【0031】
表面部材13の外周寄りには、図2における水平な中心線C1を挟んで上下方向に等間隔で、かつ、垂直な中心線C2を挟んで両側に等間隔でそれぞれ1個づつ、合計4個の筒部材16が取付けられている。これらの筒部材16は、肉厚の例えば丸パイプで形成され、側面一部が円弧状に削られてその部分が前記ブレース取付部材15の外周に当接した状態で一体的に取付けられている。そして、各筒部材16の内径部には固定用ボルト17が挿通されるようになっている。
なお、表面部材13と筒部材16との上面は同一高さ面となっている。
【0032】
前記裏面部材14は、前述のように、表面部材13とともに梁4の所定の部位を挟み込むものであり、前記筒部材16の内径部に対応する挿通穴があけられている。従って、表面部材13と裏面部材14とで梁4の所定の部位を挟み込んだ後、筒部材16の内径部から固定用ボルト17を通し、そのボルト17を裏面部材14の挿通穴を挿通させた後、裏面部材14側のナット18を締めるとともに、筒部材16側のワッシャおよびナット19を締め付けることで、固定手段11を梁4の所定の部位に固定することができる。
なお、梁4には、構面2に補強装置10を取付けることが決定した段階で、挟持部材12で梁4を挟み込み、ボルト17を締め付けて固定するために、予め、ボルト挿通穴4A(図4参照)があけられている。
【0033】
ブレース取付部材15の側面には、図2に示すように、ブレース取付け用の横穴15A,15Bがあけられている。これらの横穴15A,15Bのうち、図2において中心線C1の上側の横穴15Aは、中心線C1に対してθ1°、例えば40°の角度位置にあけられ、中心線C1の下側の横穴15Bは、中心線C1に対してθ2°、例えば60°の角度位置にあけられている。
【0034】
また、横穴15A,15Bは、補強装置10を所定の構面2に取付ける前に、その構面2の対角線の角度に合わせて予め工場であけられている。
ここで、構面2Aの対角線の角度がθ2°、例えば60°である場合、図2に仮想線で示すように横穴をその角度60°に合わせてあけ、構面2Bの対角線の角度がθ1°、例えば40°である場合、横穴をその角度60°に合わせてあけ、それぞれの横穴にブレース20を挿通させて設ければよい。
【0035】
前記ブレース20は、両端のねじ部20Aと、それらのねじ部20Aの間の直線部20Bとを有して形成されており、ねじ部20Aをブレース取付部材15の横穴15Aまたは横穴15Bに外側から挿通し、そのねじ部20Aに内側から丸皿部21Aを有するナット21を螺合させることにより固定するようになっている。ここで、横穴15Aまたは横穴15Bの内側は、丸皿部21Aと当接するうような凹部に形成されている。
【0036】
ブレース20は、前述のようにPC鋼棒で形成されており、このPC鋼棒としては、「特公平5−53905号;変形能のすぐれたプレストレストコンクリート用鋼棒の製造方法」のPC鋼材が使用されている。このPC鋼材は、上記特許に示される製造方法により製造され、ブレース20の直線部がねじ部に先だって破断されるように、ねじ部の強度が直線部の強度より大きくなった高強度を有するものとなっている。
本実施形態のブレース20は、前述のように、高強度PC鋼材を使用したもので、直線部20Bがねじ部20Aに先だって破断されるように、ねじ部20Aの強度が直線部20Bの強度より大きくなっている。
【0037】
ブレース20の長さは、所定の構面の対角線の長さに対応でき、対向して設けられた固定手段11のブレース取付部材15の横穴15A等に挿通させ、ナット21をねじ部20Aに螺合させたとき、ナット21がねじ部20Aに対して所定の範囲で移動でき、所定範囲で調整可能となる長さに形成されていることが好ましい。
【0038】
第2位置Bに配置される前記固定手段11Bは、図5にも示すように、前記第1位置Aに配置される固定手段11Aの構面2Aの対角線上に配置され、固定手段11Aからのブレース20が挿通されるように、ブレース20の取付け角度に対応して、ブレース取付部材15に、中心線C1に対する角度θ1°が40°で横穴15Aがあけられている。
そして、これら固定手段11A、11Bとブレース20を含んで前記補強装置10が構成されている。
【0039】
次に、前記固定手段11C〜11Fを説明する。
第3位置Cに配置される前記固定手段11Cは、前記固定手段11Aと勝手違いに製作されており、つまり、固定手段11Aの横穴15A,15Bが、図2において垂直な中心線C2を挟んで反対側にあけられた形状となっている。
また、第4位置Dに配置される前記固定手段11Dは、前記第2固定手段11Bの勝手違いに形成され、図5において、中心線C2を挟んで反対側にブレース20が取付けられた形状と同じとなっている。
第5位置Eに配置される前記固定手段11Eは、図2の構面2A側において、仮想線で示すθ2°のブレース20が、中心線C2を挟んで反対側の位置に設けられた形状である。
第6位置Fに配置される前記固定手段11Fは、上記固定手段11Eと勝手違いに製作された形状である。
【0040】
以上のように構成された補強装置10による建築構造物1の構面2の補強方法を説明する。
予め、構面2の対角線の角度に対応させて、それぞれの固定手段11A〜11Fのブレース取付部材15に工場で横穴15A等をあけておき、各固定手段11A〜11Fを、梁4の所定位置、つまり、第1位置A〜第12位置Lに取付ける。
【0041】
この際、表面部材13と裏面部材14とで梁4を挟み込むとともに、表面部材13側から固定ボルト17を筒部材16の内径部に差し込み、そのボルト17を梁4にあけられたボルト挿通穴4Aに挿通させるとともに、裏面部材14の挿通穴に挿通させてナット18を螺合させ、ボルト17の筒部材16側端部にもナット19を螺合させて仮締めし、同じように、4個の筒部材16内に固定ボルト17を取付け、仮締めする。
【0042】
次いで、それぞれの固定手段11A〜11Fのブレース取付部材15にあけられている横穴15A等にブレース20の端部ねじ部20Aを挿通させるとともに、対角線に沿わせてブレース20を配設し、ナット21をブレース20の端部のねじ部20Aに螺合させて仮締めする。
固定手段11A〜11Fにブレース20が配設されたら、固定手段11A〜11Fの固定ボルト17を強固に締め付けるとともに、ブレース20も、ナット21を所定の締め付け力で締め付けて所定の張力を維持させる。
【0043】
以上のような本第1実施形態によれば次のような効果がある。
(1) ブレース20が高強度PC鋼棒で形成されているので、例えば、鉄骨ブレース等を使用したブレース構造と略同じ強度を得るのに、小さな断面積のものを使用することができる。その結果、既存の建築構造物1の構面2A、2Bの補強に使用しても、充分な強度で補強できるとともに、他の部材とのバランスもとれて、外観を損なわずに取付けることができる。
【0044】
(2) 高強度PC鋼棒のブレース20を利用して建築構造物1の構面2A、2Bの補強を行えるので、開口部をつぶしたりしなくても、その左側、右側、あるいは上側、下側にブレース20を張設できるので、開口部を残したまま構面の強度を補強できる。そのため、室内に明かりを採り込むことができて良好な居住性を維持できる。
【0045】
(3) 建築構造物1の構面2A、2Bに高強度PC鋼棒のブレース20を張設するだけで補強を行えるので、新たにラーメンフレームを取付けたりせずにすみ、構面2A、2Bの補強を容易にできる。また、ラーメンフレーム製作やその取付けの手間等に比べて、補強装置10の製作や手間が少なくてすむ。
【0046】
(4) 一対の挟持部材12で構面2A、2Bのブレース20と平行な被取付け部を挟み込んで一対の固定手段11を取付けることができる。ブレース20は固定手段11に張設されているので、既存の建築構造物1における構面2A、2Bに容易に一対の固定手段11、言い換えれば補強装置10を容易に取付けることができ、構面2A、2Bの補強が容易となる。
【0047】
(5) ブレース20を取付けるブレース取付部材15が円筒状に形成されているので、ブレース20を任意の位置に、任意の角度で取付けることができる。従って、所定のブレース取付け角度に合わせてブレース20を取付ければよいので、建築構造物1の階高やプロポーションの違いによってブレース20の取付け角度が異なる場合でも、異なる角度毎にブレース取付け部材を設けなくてもよく、一種類の固定手段11で柔軟に対応することができ、製作や管理の手間等を少なくすることができる。
【0048】
(6) 表面部材13に取付けられたブレース取付部材15の側面には、ブレース20が引っ張られる側に、筒部材16が側面一部を当接させた状態で一体的に設けられ、ブレース取付部材15が補強された状態となっているので、ブレース20を強く張っても、円筒状のブレース取付部材15が変形することがない。
【0049】
(7) 補強装置10は、一対の固定手段11A、11B等を、構面2A等を構成する上梁4Aと中間梁4Bとの互いに異なる方向の端部に、両者11A、11Bが相対向するように配置し、固定手段11A、11B間にブレース20を張設してあるので、構面2A等の補強を行う際、梁4A、4Bの被取付け部近傍だけの取付け工事を行えばよく、柱等が邪魔とならず、構面2A等の補強を容易に行える。
【0050】
次に、図7に基づいて本発明の第2実施形態を説明する。
本実施形態は、前記補強装置10とほぼ同じ構成の補強装置30を、建築構造物の柱3と梁4との接合部に取付け、柱3と梁4とで構成された上下2つずつの4つの構面2A,2Bを補強するものである。
本実施形態の補強装置30は、4本のブレース20を放射状に取付け可能な固定手段31を備えている。この固定手段31は、ブレース20の取付け位置が第1実施形態と異なるだけで構成は第1実施形態の固定手段11A等と同じなので、固定手段11A等と同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0051】
固定手段31のブレース取付部材15には、垂直な中心線C2を挟んで左右に、構面2A側に中心線C1に対して取付け角度θ1°が40°となったブレース20が取付けられるとともに、構面2B側に中心線C1に対して取付け角度θ1°が60°となったブレース20が取付けられている。つまり、固定手段31のブレース取付部材15には4本のブレース20が取付けられ、上下2つずつの4つの構面2A,2Bを補強している。
【0052】
4本のブレース20の延長上には、図示しないが柱と梁との接合部に固定手段がそれぞれ配置され、これらの固定手段のブレース取付部材には、それぞれ上記ブレース20を取付ける横穴があけられ、それぞれの横穴にブレース20が挿通されて取付けられるようになっている。この場合、裏面部材は、柱の幅を越える寸法に形成された1枚で形成され、その裏面部材に4本の固定ボルトが挿通できるように形成されている。
なお、4本のブレース20の延長上の固定手段は、前記第1実施形態と同じように、梁の端部に設けてもよい。
【0053】
このような第2実施形態においても、前記第1実施形態と同様の作用、および(1) 〜(6) と同様の効果を得ることができる他、
(8) 固定手段31が柱3と梁4との接合部に設けられているので、ブレース20を、構面2A、2Bの略四隅を結んだ形状に近いものとすることができ、その結果、構面2A、2Bのより一層の強度を得ることができる、という効果が得られる。
【0054】
次に、図8に基づいて本発明の第3実施形態を説明する。
本実施形態は、前記補強装置10とほぼ同じ構成の補強装置40を、建築構造物の柱3に取付け、柱3と梁4とで構成された2つの構面2A,2Aを補強するものである。
本実施形態では、2本のブレース20を左右斜め上方に向けて取付け可能な固定手段41を備えている。この固定手段41は、ブレース20の取付け位置が第1実施形態と異なるだけで構成は第1実施形態の固定手段11A等と同じなので、固定手段11A等と同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0055】
固定手段41のブレース取付部材15には、垂直な中心線C2を挟んで左右に、水平な中心線C1に対して取付け角度θ1°が、例えば40°でブレース20が取付けられており、つまり2本のブレース20が配置され、前記2つの構面2A,2Aを補強している。
【0056】
ここで、本実施形態では、補強装置40が、建築構造物1の柱3に取付けられるため、柱3を挟み込む挟持部材42を構成する裏面部材44の形状が、第1,2実施形態の裏面部材14とはわずかに異なっている。
すなわち、第1,2実施形態では、表面部材13と2枚の裏面部材14とで梁4を挟み込めるものであったが、本実施形態では、筒部材16が柱3の幅方向外側にはみ出しているため、上記第1実施形態の表面部材13と2枚の裏面部材14とでは柱3を挟み込むことができない。そこで、本実施形態では、裏面部材44を、柱3の幅寸法を超える寸法の1枚の部材で形成し、筒部材16との間で柱3を挟み込めるように形成されている。
【0057】
2本のブレース20の延長上には、柱3の隣に配置された図示しない柱の上端部に固定手段がそれぞれ配置され、これらの固定手段のブレース取付部材には、それぞれ上記ブレース20を取付ける横穴があけられ、それぞれ1本のブレース20が挿通されて取付けられるようになっている。この場合、裏面部材は、前記裏面部材44と同じような形状に形成されている。
なお、2本のブレース20の延長上の固定手段は、前記第1実施形態と同じように、梁の端部に設けてもよい。
【0058】
このような第2実施形態においても、前記第1実施形態と同様の作用、および(1) 〜(6) と同様の効果を得ることができる他、
(9) 柱3に被取付け部近傍だけの取付け工事を行えばよく、梁4や床等が邪魔とならず、構面2A、2Bの補強を容易に行える。
(10) 柱3への取付け位置を調整することで、小さな開口部なら開口部を残したままの状態で、開口部の左側、右側、あるいは上側、下側を補強できるので、室内に明かりを採り込むことができて良好な居住性を維持できる、という効果が得られる。
【0059】
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、補強装置10,30,40は既存の建築構造物1、つまりRC建物の構面2を補強するために利用されているが、これに限らず、柱、梁が鉄骨からなる鉄骨構造の建築構造物や、いわゆる在来工法の木造建物、工業化住宅等に適用してもよい。
【0060】
また、前記各実施形態では、所定外径寸法の表面部材13にブレース取付部材15を設け、このブレース取付部材15に筒部材16を同一高さに設け、筒部材16から固定ボルト17を通して固定するようになっているが、これに限らず、例えば四角形状の表面部材として、板厚を厚くして、所定位置にボルト穴をあけ、その表面部材と裏面部材とで直接梁4等を挟み込んで、ボルトで固定するようにしてもよい。このようにすれば、製作が容易であるとともに、筒部材16が不要となるので、省部材化を図れる。
【0061】
さらに、前記各実施形態では、ブレース取付部材15を、円筒状の筒部材16で形成したが、これに限らず、楕円形および五角形や六角形等の環状部材で形成してもよい。
【0062】
さらに、前記各実施形態では、構面2A,2Bの対角線上に固定手段11A,11B等を配置し、それぞれのブレース取付部材15にブレース20を取付け、ブレース20の両端のねじ部20Aにナット21を螺合させ、ねじ部20Aとナット21との螺合で張力を調整しているが、これに限らず、ブレース20の途中にターンバックルを設け、このターンバックルでも張力を調整できるようにしてもよい。このようにすれば、ブレース20の端部のブレース取付部材15内において狭い場所でスパナ等を使用してナット21を締め付けて張力を調整しなくても、広い場所での調整が可能となるので、ブレース20の張力の調整が容易であるという効果が得られる。
【0063】
また、前記各実施形態では、ブレース20の取付け角度は、40°、60°で設定されているが、これに限らず、40°、60°以外の取付け角度としてもよく、本実施形態の補強装置10は、建築構造物1の階高やプロポーションの違いに対応して、ブレース20の取付け角度を任意に変えることができるものである。
【0064】
また、前記各実施形態では、ブレース20を形成する高強度鋼棒として、例えば高強度PC鋼棒が用いられているが、これに限らず、高強度PC鋼棒と同じような特性を有するものであれば、他の材料を使用することが可能である。
【0065】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の構造体の構面補強装置によれば、ブレースが高強度鋼棒で形成されているので、例えば、鉄骨ブレース等を使用したブレース構造と略同じ強度を得るのに、小さな断面積のものを使用することができる。その結果、既存の構造体の補強に使用しても、充分な強度を持って補強できるとともに、他の部材とのバランスもとれて、外観を損なわずに取付けることができる。
また、開口部をつぶさなくても、その左側、右側、あるいは上側、下側に高強度鋼棒のブレースを張設できるので、開口部を残したまま構面を補強でき、また、室内に明かりを採り込むことができて良好な居住性を維持できる。
さらに、構面に高強度鋼棒のブレースを張設するだけで補強を行えるので、新たにラーメンフレームを取付けたりせずにすみ、容易に取付けることができる。また、ラーメンフレーム製作やその取付けの手間等に比べて、補強装置の製作や手間が少なくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構造体の構面補強装置が使用された建築構造物を示す概略全体図である。
【図2】前記実施形態の構面補強装置の要部を示す正面図である。
【図3】前記実施形態の構面補強装置の取付け状態を示す側断面図である。
【図4】図2におけるIV矢視図である。
【図5】図2におけるV−V線に沿った断面図である。
【図6】前記実施形態の構面補強装置の要部を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示す正面図である。
【図8】本発明の第3実施形態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 構造体である建築構造物
2 構面
3 柱
4 梁
10 構造体の構面補強装置
11 固定手段
11A〜11F 第1〜第6固定手段
12 一対の挟持部材
13 表面部材
14 裏面部材
15 ブレース取付部材
20 ブレース
20A ねじ部
20B 直線部

Claims (6)

  1. 構造体の略四角形の構面を補強する補強装置であって、
    前記構面の略対角線上に張設されるとともに端部のねじ部とこのねじ部に一体形成される直線部とを有するブレースを備え、このブレースは、前記直線部がねじ部に先だって破断するように前記ねじ部の強度が直線部の強度より大きくなった高強度鋼棒で形成されていることを特徴とする構造体の構面補強装置。
  2. 請求項1に記載の構造体の構面補強装置において、
    前記ブレースはその両端部にねじ部を有し、前記ブレースを張設可能な少なくとも一対の固定手段を備えて構成され、これらの固定手段は、前記構面の対角線上に相対向して配設されるとともに、それぞれの位置で、前記構面の被取付け部を挟み込んで固定する一対の挟持部材を備えていることを特徴とする構造体の構面補強装置。
  3. 請求項2に記載の構造体の構面補強装置において、
    前記一対の挟持部材は、前記被取付け部の表面と当接する表面部材と被取付け部の裏面と当接する裏面部材とを含み構成され、前記表面部材には前記ブレースを取付ける円筒状のブレース取付部材が設けられ、このブレース取付部材には前記構面の対角線角度に対応する位置に前記ブレースのねじ部が挿通される挿通孔があけられていることを特徴とする構造体の構面補強装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の構造体の構面補強装置において、
    前記構造体の構面は、少なくとも一対の柱と梁とを備えて構成され、前記一対の固定手段は、前記一対の梁のそれぞれ異なる方向の端部側に設けられていることを特徴とする構造体の構面補強装置。
  5. 請求項2または請求項3に記載の構造体の構面補強装置において、
    前記構造体の構面は、少なくとも一対の柱と梁とを備えて構成され、前記一対の固定手段のうち少なくとも一つは、前記柱と梁との接合部に設けられていることを特徴とする構造体の構面補強装置。
  6. 請求項2または請求項3に記載の構造体の構面補強装置において、
    前記構造体の構面は、少なくとも一対の柱と梁とを備えて構成され、前記一対の固定手段のうち少なくとも一つは、前記柱に設けられていることを特徴とする構造体の構面補強装置。
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