JP2004345672A - 立体動物細工物が作製可能な封筒及び立体動物細工物 - Google Patents

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Abstract

【課題】切取線に沿って所要形状に切り抜いて立体動物細工物を作製できる封筒であって、頭部が立体形状を有し、外観に違和感のない立体動物細工物を作製することができるものを提供する。
【解決手段】封筒E1の表面1と裏面2には、ウサギを誇張して簡易的に表現した絵柄3が、切り取る基準となる切取線4によって表されている。絵柄3は、頭部30、首部31、胴部32、前足部33、後足部34により構成されており、各部はつながっている。絵柄3は、封筒E1の一方側の長手方向の折り辺部5を基準とする線対称形状となるよう表されている。頭部30は、封筒E1の角部Cが鼻部302を形成するように表してある。後足部34は、封筒E1の幅方向の全体を利用して形成してあり、封筒E1を幅方向に輪状に切り取るようになっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は立体動物細工物が作製可能な封筒及び立体動物細工物に関するものである。更に詳しくは、封筒等の角部形状を利用して、特に動物の頭部を立体的に表現できる立体動物細工物に関する。また、このような立体動物細工物を簡単に作製することができる封筒に関する。
【0002】
【従来技術】
手紙や書類等を収容または送付するための収容体として封筒が使用されている。このような封筒は、使用後は廃棄されて処分されるのが一般的である。しかしながら、封筒を構成する紙の原料となる木材は貴重な資源であり、封筒のような紙製品を安易に廃棄することは、省資源の観点から好ましくない。
このような理由から、使用済みの封筒を廃棄する前に何らかの形で再利用できるようにする試みが、従来より提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−334740号公報
【0004】
上記特許文献1記載のものは、簡易封筒の長手方向の一辺部を利用して表裏側に胴体の左右側を印刷により表し、胴体とは別に表側と裏側に頭部(顔部)と尻尾を表して、それらを切り抜いて糊で接着することにより立体動物を作製できるものである。
これによれば、使用済みの封筒を廃棄する前に、子供の遊び用や知育用として、あるいは高齢者や障害者のリハビリ用等として再利用できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した特許文献1記載の簡易封筒には次のような課題があった。
すなわち、できあがった立体動物は、胴体は立体的でも、頭部は面のように平面的であり、立体動物としての外観に違和感がある。
また、立体動物を作製するにあたっては、封筒から切り抜くためのハサミの他に、接着のための糊も必要であり、もし糊が手元にないと作製することができない。更に、立体動物を自立させるための足部は、それぞれが紙シート一枚で形成されており、一般的な封筒の紙シートの厚さでは強度が弱いため、自立させにくい。
【0006】
(本発明の目的)
本発明の目的は、封筒を切り抜いて作製できる立体動物細工物であって、頭部に立体形状を付与することにより、外観に違和感のない立体動物細工物を提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、切取線に沿って所要形状に切り抜いて立体動物細工物を作製できる封筒であって、頭部が立体形状を有し、外観に違和感のない立体動物細工物を作製することができる封筒を提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、封筒から立体動物細工物を作製するにあたって、切り抜くためのハサミがあればよく、接着のための糊などを使用することなく立体動物細工物を作製することができる封筒を提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、一般的な封筒の紙シートの厚さでも、立体動物細工物を自立させるのに十分な強度を付与できる立体動物細工物を作製することができる封筒を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために講じた本発明の手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
封筒の表面に、封止されている角部または封止が想定または予定される角部を鼻部とするように、少なくとも動物の頭部が切取線で表されていることを特徴とする、
立体動物細工物が作製可能な封筒である。
【0011】
第2の発明にあっては、
封筒の表面に、封止されている角部または封止が想定または予定される角部を鼻部とするように、少なくとも動物の頭部が、動物を表す他の構成部と共に切取線で表されていることを特徴とする、
立体動物細工物が作製可能な封筒である。
【0012】
第3の発明にあっては、
切取線は、頭部と動物を表す他の構成部とが互いにつながるように表してあることを特徴とする、
第2の発明に係る立体動物細工物が作製可能な封筒である。
【0013】
第4の発明にあっては、
立体動物細工物の作製に際し折り曲げる部分に折曲線が表してあることを特徴とする、
第1、第2または第3の発明に係る立体動物細工物が作製可能な封筒である。
【0014】
第5の発明にあっては、
自立用の台部または足部として封筒を幅方向に輪状に切り取るための切取線が表してあることを特徴とする、
第1、第2、第3または第4の発明に係る立体動物細工物が作製可能な封筒である。
【0015】
第6の発明にあっては、
宛名表記欄または差出人表記欄が設けてあることを特徴とする、
第1、第2、第3、第4または第5の発明に係る立体動物細工物が作製可能な封筒である。
【0016】
第7の発明にあっては、
封筒の封止されている角部を膨らませて鼻部を形成したことを特徴とする、
立体動物細工物である。
【0017】
本明細書にいう「封筒」の用語は、手紙や書類を収容するための封筒の他、封筒と同様の構造のもの、すなわちシート状物で形成され、一端部または両端部が封止された筒状体、または二枚のシート状物を合わせて周縁部の一部または全部が封止された袋体を含む意味で使用している。
【0018】
対象となる封筒の種類としては、例えば角形封筒、長形封筒、洋封筒、窓付き封筒等であるが、これらに限定するものではない。また、上記封筒の貼り方の種類としては、センター貼り、サイド貼り、カマス貼り、インボイス貼り、箱貼り、ガゼット貼り等が採用できるが、これらに限定するものではない。
【0019】
封筒は、通常は角部(すみぶ)が一般的な長方形の封筒のように90°であるものが採用されるが、これに限定するものではない。例えば、三角形や五角形等、長方形(四角形)以外の多角形状を有する封筒等も採用できる。その場合は、角部の角度が鋭角または鈍角である場合がある。更には、角部はとがったものに限定されるものではなく、円弧状または丸めて形成されているものも採用できる。
また、本明細書にいう「封止されている角部または封止が想定または予定される角部」とは、製造段階においてあらかじめ封止されている角部の他、使用時に封止するようになっており、製造地にはまだ封止されていない角部を含む意味である。
【0020】
封筒表面に表される動物の種類は特に限定するものではなく、例えばサル、イヌ、ネコ、リス、タヌキ、サイ、カバ、ワニ、トラ等である。また、動物は、通常は作製しやすいように誇張または簡略化して表されるが、これに限定するものではなく、やや写実的に表してもよい。
【0021】
本明細書にいう「切取線」と「折曲線」は、ハサミ等で切り取ったり折り曲げる際の目安となるように設けてあり、一般的な筋状の線の他、色やコントラストまたは模様が異なる面の境界部で表される線を含むものである。また、切取線では、ハサミ等の道具を使用しないで手で切り取ることができるように、ミシン目等の脆弱線とすることもできる。
切取線と折曲線は、特に郵便用の封筒の場合では、宛名書き等の文字の判読に支障がないように、薄い色または地色との関係で目立たない色で、更には、より細い線で表すのが好ましいが、限定するものではない。
また、切取線と折曲線は、判別がつくように、互いに異なる色、異なる太さ、または異なる線種(点線と実線等)で表すのが好ましいが、限定するものではない。
【0022】
(作用)
本発明に係る立体動物細工物は、封筒の封止されている角部を膨らませて鼻部を形成したものであり、鼻部がほぼ錐形状に形成できるので、実際の動物の鼻の形状に似せることができる。これにより、従来の封筒から切り取って作製した立体動物細工物では平面状であった頭部(特に鼻部)を立体的に形成でき、外観にも違和感がない。
【0023】
本発明に係る立体動物細工物が作製可能な封筒によれば、動物を表す頭部及び他の構成部(例えば胴部、足部、尻尾等)を切取線で切り取り、封筒の封止されている角部を膨らませて鼻部を形成する等、各部を立体的に変形させることにより、立体動物細工物を作製することができる。作製した立体動物細工物は、上記したものと同様に頭部(特に鼻部)を立体的に形成できるので、外観にも違和感がない。
【0024】
切取線が、頭部と動物を表す他の構成部とが互いにつながるように表してある封筒は、立体動物細工物を構成する基本的な部分(例えば胴部、足部、尻尾等)がつながっているので、糊等は使用しないで一体的に作製できる。これによれば、封筒から立体動物細工物を作製するにあたって、切り抜くためのハサミがあればよく、他に接着のための糊などを用意する面倒がない。
【0025】
立体動物細工物の作製に際し折り曲げる部分に折曲線が表してある封筒は、立体動物細工物の作製が容易にできるだけでなく、設計通りの形状に均一に作製できる。
【0026】
自立用の台部または足部として封筒を幅方向に輪状に切り取るための切取線が表してある封筒は、切れ目のない連続した輪部は切れ目がある形状のものより強度が強くなるので、輪部を設置面に置くようにすれば、立体動物細工物を自立させるときの安定性が向上する。
【0027】
宛名表記欄または差出人表記欄が設けてある封筒は、専用の欄が設けられていることにより、文字が判読しにくい等の不都合は生じにくくなり、例えば郵便用の封筒としても支障なく使用できる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明を図面に示した実施の形態に基づき更に詳細に説明する。
図1は本発明に係る立体動物細工物が作製可能な封筒の一実施の形態を示し、表面側を表した説明図、
図2は裏面側を表した説明図である。
【0029】
封筒E1は、角形でセンター貼りの封筒である。図に示すように表面1に郵便番号欄(符号省略)を設ければ、郵便用封筒として使用できる。
封筒E1の表面1と裏面2には、ウサギを誇張して簡易的に表現した絵柄3が、切り取る目安(基準)となる切取線4によって表されている。切取線4は、図では説明の便宜上、実線ではっきりと表しているが、実際のものは、例えばグレー等の薄い色(封筒E1の地色の中で、やや目立つ程度)で表されている。これにより、宛名書き等の文字を判別するのに支障はない。
【0030】
絵柄3は、頭部30、首部31、胴部32、前足部33、後足部34により構成されており、各部はつながっている。絵柄3は、封筒E1の一方側の長手方向の折り辺部5を基準とする線対称形状となるよう表されている。
頭部30は、封筒E1の角部C(底部の一方側)が鼻部302を形成するように表してある。また、封筒E1の角部C近傍には、底部側の幅方向の折り辺部6から切り込むことができる鼻孔部切取線4a、口部切取線4bが設けてある。
【0031】
口部切取線4bの先端部から折り辺部5にかけて、折り辺部6と平行に折曲線35が点線で表してある。頭部30と首部31の境界部には、同じく折曲線36が表してあり、首部31と胴部32の境界部には、同じく折曲線38が表してある。頭部30に設けてある耳301の基部にも折曲線37が表してある。胴部32の一端側(図1では上端側)寄りには、折り辺部5から尻尾部切取線4cが表してある。尻尾部切取線4cで表した部分は尻尾340となり、尻尾部切取線4cの基部にも折曲線39が表してある。
なお、後足部34は、封筒E1の幅方向の全体を利用して形成してあり、封筒E1を幅方向に輪状に切り取るようになっている。
【0032】
(作 用)
図3は図1、図2に示す封筒を切取線で切って不要部分を切り取った整形体の斜視図、
図4は図3に示す整形体から作製した立体動物細工物の斜視図である。
図1ないし図4を参照して、本実施の形態に係る立体動物細工物が作製可能な封筒の作用を説明する。
【0033】
封筒E1の各切取線4、4a、4b、4cにハサミを入れて切断することにより、図3に示すような整形体300をつくることができる。鼻孔部切取線4aで切り取った部分には、鼻孔41が形成され、口部切取線4bで切り取った部分には口部42が形成される。なお、尻尾部切取線4cには切り込みが入れてある。
そして、整形体300を曲げたり折ったりして変形させることにより、図4に示すようなウサギの立体動物細工物A1をつくることができる。具体的な手順は次のとおりである。
【0034】
(1)まず、整形体300の頭部30の鼻部302を膨らませるように変形させる。次に、鼻部302を折曲線35で上反りとなるように曲げて口部42を開くようにし、頭部30全体も開くように膨らませて立体感を持たせる。
(2)後足部34を輪状となるように変形させ、尻尾340を折曲線39で外側へ折り曲げ、更に尻尾340の山折りを保つように補正して立体感を持たせる。
【0035】
(3)首部31を折曲線36、38またはその中間部の適当な箇所で曲げて、頭部の高さや向きを決め、耳301を折曲線37で曲げて適当な向きに整える。
これにより、図4に示すような、頭部30が立体形状を有するユーモラスで愛らしいウサギの立体動物細工物A1を簡単に作製することができる。
【0036】
図5は本発明に係る立体動物細工物が作製可能な封筒の第2の実施形態を示す斜視図、
図6は図5に示す封筒から形成した整形体で作製した立体動物細工物の斜視図である。
【0037】
封筒E2は、上記封筒E1とは同じ角形封筒を使用しており、表面に表してある絵柄が異なるだけである。絵柄の基本的な構成及び絵柄を設けるにあたり封筒の角部等、各部の利用の仕方は同様である。
なお、図5、6においては、上記封筒E1と同一または同等箇所には同一または同等の符号を付して示し、構造について重複する説明は省略する。
【0038】
封筒E2では、クマを誇張して簡易的に表現した絵柄3aが切取線4によって表されている。絵柄3aは、頭部30、首部31、胴部32、前足部33、後足部34により構成されている。
絵柄3aでは、上記絵柄3とは相違して、前足部33は、封筒E2の幅方向の全体を利用して形成してあり、封筒E2を幅方向に輪状に切り取るようになっている。
【0039】
図6に示すようなクマの立体動物細工物A2は、上記ウサギの立体動物細工物A1とほぼ同様の手順で作製することができる。
立体動物細工物A2では、後足部34だけでなく前足部33も輪状となっており、前足33を合わせたように見えるようにしている。
【0040】
図7は本発明に係る立体動物細工物が作製可能な封筒の第3の実施形態を示す斜視図、
図8は図7に示す封筒から形成した整形体で作製した立体動物細工物の斜視図である。
【0041】
封筒E3は、上記封筒E1とは同じ角形封筒を使用しており、表面に表してある絵柄が異なるだけである。絵柄の基本的な構成及び絵柄を設けるにあたり封筒の角部等、各部の利用の仕方は同様である。
なお、図7、8においては、上記封筒E1と同一または同等箇所には同一または同等の符号を付して示し、構造について重複する説明は省略する。
【0042】
封筒E3では、ネズミを誇張して簡易的に表現した絵柄3bが切取線4によって表されている。絵柄3aは、頭部30、首部31、胴部32、前足部33、後足部34により構成されている。
絵柄3bでは、上記絵柄3とは相違して、胴部32の方向が封筒の長手方向ではなく、幅方向となっている。また、胴部32に続いて設けてある尻尾320は、封筒の長手方向の折り辺部5aを利用して表してある。
【0043】
前足部33は、胴部32から底部側の幅方向の折り辺部6にかけて形成してあり、折り辺部6には爪部切取線4dが二箇所に設けてある。
また、後足部34も胴部32から底部側の幅方向の折り辺部6にかけて形成してあり、折り辺部5aには縁部から若干内に入るように平行に切取線4eが尻尾320の基部まで設けてある。
【0044】
また、封筒E3の表面1側には、長方形状の枠で表した宛名表記欄7が設けてあり、図示は省略したが、裏面2側には、差出人表記欄も設けられている。
封筒E3には宛名表記欄7または差出人表記欄が設けてあるので、文字が判読しにくい等の不都合は生じにくくなり、郵便用の封筒としても支障なく使用できる。
【0045】
図8に示すようなネズミの立体動物細工物A3は、尻尾と後足部を除けば、上記ウサギの立体動物細工物A1とほぼ同様の手順で作製することができる。
後足部34は、切取線4eを切断することによって、輪状に形成できる。また、立体動物細工物A3では、上記立体動物細工物A2と同様、後足部34だけでなく前足部33も輪状となっており、爪部切取線4dを切断することにより爪間孔330が設けられ、前足33を合わせたように見えるようにしている。
【0046】
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまで説明上のものであって限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示されている実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
【0047】
【発明の効果】
本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本発明に係る立体動物細工物は、封筒の封止されている角部を膨らませて鼻部を形成したものであり、鼻部がほぼ錐形状に形成できるので、実際の動物の鼻の形状に似せることができる。これにより、従来の封筒から切り取って作製した立体動物細工物では平面状であった頭部(特に鼻部)を立体的に形成でき、外観にも違和感がない。
【0048】
(b)本発明に係る立体動物細工物が作製可能な封筒によれば、動物を表す頭部及び他の構成部(例えば胴部、足部、尻尾等)を切取線で切り取り、封筒の封止されている角部を膨らませて鼻部を形成する等、各部を立体的に変形させることにより、立体動物細工物を作製することができる。作製した立体動物細工物は、上記したものと同様に頭部(特に鼻部)を立体的に形成できるので、外観にも違和感がない。
【0049】
(c)切取線が、頭部と動物を表す他の構成部とが互いにつながるように表してある封筒は、立体動物細工物を構成する基本的な部分がつながっているので、糊等は使用しないで一体的に作製できる。これによれば、封筒から立体動物細工物を作製するにあたって、例えば切り抜くためのハサミがあればよく、他に接着のための糊などを用意する面倒がなく、便利である。
【0050】
(d)立体動物細工物の作製に際し折り曲げる部分には折曲線が表してある封筒は、立体動物細工物の作製が容易にできるだけでなく、設計通りの形状に均一に作製できる。
【0051】
(e)自立用の台部または足部として封筒を幅方向に輪状に切り取るための切取線が表してある封筒は、切れ目のない連続した輪部は切れ目がある形状のものより強度が強くなるので、輪部を設置面に置くようにすれば、立体動物細工物を自立させるときの安定性が向上する。
【0052】
(f)宛名表記欄または差出人表記欄が設けてある封筒は、専用の欄が設けられていることにより、文字が判読しにくい等の不都合は生じにくくなり、例えば郵便用の封筒としても支障なく使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立体動物細工物が作製可能な封筒の一実施の形態を示し、表面側を表した説明図。
【図2】裏面側を表した説明図。
【図3】図1、図2に示す封筒を切取線で切って不要部分を切り取った整形体の斜視図。
【図4】図3に示す整形体から作製した立体動物細工物の斜視図。
【図5】本発明に係る立体動物細工物が作製可能な封筒の第2の実施形態を示す斜視図。
【図6】図5に示す封筒から形成した整形体で作製した立体動物細工物の斜視図。
【図7】本発明に係る立体動物細工物が作製可能な封筒の第3の実施形態を示す斜視図。
【図8】図7に示す封筒から形成した整形体で作製した立体動物細工物の斜視図。
【符号の説明】
E1 封筒
1 表面
2 裏面
3 絵柄
4 切取線
30 頭部
31 首部
32 胴部
33 前足部
34 後足部
301 耳
302 鼻部
5、6 折り辺部
C 角部
4a 鼻孔部切取線
41 鼻孔部
4b 口部切取線
42 口部
4c 尻尾部切取線
340 尻尾
35、36、37、38、39 折曲線
300 整形体
A1 立体動物細工物
E2 封筒
3a 絵柄
E3 封筒
3b 絵柄
4d 爪部切取線
4e 切取線
320 尻尾
330 爪間孔
5a 折り辺部
7 宛名表記欄

Claims (7)

  1. 封筒の表面に、封止されている角部(C)または封止が想定または予定される角部を鼻部(302)とするように、少なくとも動物の頭部(30)が切取線(4)で表されていることを特徴とする、
    立体動物細工物が作製可能な封筒。
  2. 封筒の表面に、封止されている角部(C)または封止が想定または予定される角部を鼻部(302)とするように、少なくとも動物の頭部(30)が、動物を表す他の構成部と共に切取線(4)で表されていることを特徴とする、
    立体動物細工物が作製可能な封筒。
  3. 切取線(4)は、頭部(30)と動物を表す他の構成部とが互いにつながるように表してあることを特徴とする、
    請求項2記載の立体動物細工物が作製可能な封筒。
  4. 立体動物細工物の作製に際し折り曲げる部分に折曲線(35,36,37,38,39)が表してあることを特徴とする、
    請求項1、2または3記載の立体動物細工物が作製可能な封筒。
  5. 自立用の台部または足部(34)として封筒を幅方向に輪状に切り取るための切取線(4,4e)が表してあることを特徴とする、
    請求項1、2、3または4記載の立体動物細工物が作製可能な封筒。
  6. 宛名表記欄(7)または差出人表記欄が設けてあることを特徴とする、
    請求項1、2、3、4または5記載の立体動物細工物が作製可能な封筒。
  7. 封筒の封止されている角部(C)を膨らませて鼻部(302)を形成したことを特徴とする、
    立体動物細工物。
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