JP2004344994A - 段差形成方法、レンズ成形用金型、およびレンズ - Google Patents

段差形成方法、レンズ成形用金型、およびレンズ Download PDF

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Abstract

【課題】回折格子を構成する段差をレンズ表面に付すのに適した段差形成方法、この段差形成方法を用いて製作したレンズ成形用金型、およびレンズを提供すること。
【解決手段】レンズ屈折面の内周側および外周側に、同心円上の段差によって回折格子が形成された対物レンズを製造するための金型2を製作する際、平坦な刃先41の両端に曲率半径が0.1μm未満の角42、43をもつ平バイト4を用い、この平バイト4に対して金型素材20を回転送りしながら、平バイト4の刃先41の角42を金型素材20の表面に対して押し付けて、所定高さの成形用段差33a、34aを備えた屈折面成形面3を形成する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屈折面に回折格子が形成されたレンズを製造するにあたって、回折格子を構成する段差を形成するための段差形成方法、この段差形成方法を用いて製作したレンズ成形用金型、およびレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
屈折面に同心円状の微細な段差からなる回折格子を形成したレンズは、異なる2つの波長のレーザ光と回折格子による回折を利用して、記録面を覆う透明保護層の厚さや記録密度が異なるCDおよびDVD上に高効率で収差が抑えられた焦点を結ぶことができるので、CDおよびDVDの再生、記録を行う光ヘッド装置への使用が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このようなレンズを成形するにあたっては、レンズ成形用金型の素材に切削加工を施して、多数の段差を備えた回折格子形成部分を形成するが、従来は、図6に示すように、円弧形状の刃先91の片側の角92を尖らせたバイト9、いわゆる特殊Rバイトが用いられている。ここで、特殊Rバイトは、刃先91に角92を持つが、角92の曲率半径は0.5μm程度であるため、1μm程度の段差高さのとき、段差の半分程度が丸まってしまう。また、高勾配で狭ピッチの段差を形成するとき、段差の丸みの影響が非常に大きくなる。このため、レンズの中心側屈折面領域に形成される中心側回折格子については段差の高さを1〜1.5μm程度にする一方、中心側回折格子に比べ幅が狭く、段差の傾きが急になる外周側屈折面領域に形成される外周側回折格子では、段差ピッチを長くするために、高次回折光を利用して段差を高くして2μm以上にしている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−81566号公報(第4−6頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、レンズの成形の際、外周側回折格子の段差を高くすると、この部分が金型から抜け難くなり、成形されたレンズに欠け、傷、変形、汚れを発生し、歩留まりが低下するという問題点がある。
【0006】
また、中心側回折格子については段差の高さを1〜1.5μm程度にする一方、外周側回折格子で段差を高くすると、中心側回折格子による1次回折光を用いることができるが、外周側回折格子では1次回折光よりも効率が低くなる可能性がある2次以上の回折光を使用することになる。ここで、回折光の効率は、幾何光学的には1次回折光を使っても、2次以上の高次回折光を使っても理論値は100パーセントである。しかし、実際には、高次回折光を使うほど不要回折光が発生しやすいため、外周側回折格子において2次以上の回折光を使うと、回折光の効率は1次回折光を使うよりも低下する可能性がある。また、外周側回折格子ではピッチが長くなるため、格子の本数が少なくなり、効率低下の原因となる。このため、外周側回折格子による回折光の効率が低下するという問題点がある。
【0007】
さらに、外周側回折格子のピッチが長いために格子本数が少なくなると、トラッキングサーボによるレンズシフトの時、外周側回折格子の格子本数にかたよりが生じ、コマ収差強度分布が発生する。すると、フォーカスサーボが外れやすくなるという問題点がある。特に、ディスクに指紋が付いたフィンガープリントディスクの再生に対して所望の性能が得られなくなる。
【0008】
そこで、外周側回折格子の格子本数を多くして中心側回折格子の格子本数を減らすと、CD側の開口数(NA)を大きくできないため、中心側回折格子による回折光をCDの再生に使用できても、記録用には使用できないという問題点もある。
【0009】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、回折格子を構成する段差をレンズ表面に付すのに適した段差形成方法、この段差形成方法を用いて製作したレンズ成形用金型、およびレンズを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る段差形成方法では、レンズを製造するために素材をバイトにより切削加工して同心円状の多数の段差を備えた曲面を形成するにあたって、前記バイトとして、平坦な刃先の両端に曲率半径が0.1μm未満の角をもつ平バイトを用い、前記平バイトと前記素材とを相対的に回転送りしながら前記平バイトの刃先を前記素材表面に対して押し付けて所望形状に切削加工する際に、前記平バイトの刃先平坦部でレンズ面の曲面を直線補完した形状に切削し、かつ、前記平バイトの前記刃先の角で前記段差を形成していくことを特徴とする。
【0011】
本発明では、段差を形成するためのバイトとして、平坦な刃先の両端に角をもつ平バイトを用い、このような平バイトであれば、従来の回折付き曲面の加工に使われてきた特殊Rバイトと違って、角の曲率半径が0.1μm未満のものを製造できる。このため、狭いピッチで段差を形成する場合でも、角が尖った段差を形成することができるので、レンズの外周側領域などにおいて段差の高さを必要以上に高くする必要がない。従って、+1次回折光あるいは−1次回折光を用いることができ、1次回折光よりも効率の低い2次以上の回折光を使用する必要がない。それ故、回折光の利用効率を向上することができる。また、本発明によれば、段差を必要以上に高くする必要がないので、本発明に係る段差形成方法で回折格子形成部分を形成した金型でレンズを成形した場合、金型からレンズが抜け難いということがない。それ故、レンズに欠け、傷、変形、汚れが発生せず、収差が安定しやすく、歩留まりが向上する。
【0012】
本発明に係る段差形成方法は、レンズ形成面に前記多数の段差が形成されてなるレンズ成形用金型を製作するのに用いられる。この場合、前記素材としてレンズ成形用金型素材を用い、前記多数の段差は、レンズの屈折面に回折格子を形成するための回折格子形成部分である。
【0013】
また、本発明に係る段差方法は、前記段差をレンズに直接、形成する場合にも用いることができる。この場合、前記素材としてレンズ素材を用い、前記多数の段差によって、屈折面に回折格子が形成される。
【0014】
本発明に係るレンズにおいては、屈折面が少なくとも中心側屈折面領域と外周側屈折面領域とに同心円状に分割されているとともに、前記中心側屈折面領域および前記外周側屈折面領域の各々は非球面係数および光路差関数は異なるが、前記多数の段差がすべて同じ高さの中心側回折格子、および外周側回折格子を備えていることが好ましい。ここで、屈折面については3以上の領域に分割されてもよいが、2分割であれば、設計などが容易である。
【0015】
本発明に係るレンズを、第1のレーザ光を第1の光記録媒体の記録面に対して集光させ、かつ、前記第1のレーザ光と波長の異なる第2のレーザ光を、記録面を覆う透明保護層の厚さが前記第1の光記録媒体と相違する第2の光記録媒体の記録面に対して集光させる共通の対物レンズとして用いた光ヘッド装置では、前記第1のレーザ光源を用いて行う前記第1の光記録媒体の記録再生には、前記中心側屈折面領域を介して得られる回折光束が用いられ、前記第2のレーザ光源を用いて行う前記第2の光記録媒体の記録再生には、前記中心側屈折面領域を介して得られる回折光束と、前記外周側屈折面領域を介して得られる回折光束とが用いられる。
【0016】
このような場合には、従来は、例えば、中心側屈折面領域において中心側回折格子を構成する段差は、第1のレーザ光の位相の2πに相当する高さと第2のレーザ光の位相の2πに相当する高さの間とし、外周側屈折面領域において外周側回折格子を構成する段差は、第2のレーザ光の位相の2πに相当する高さに設定された。ここでは、中心側屈折面領域における中心側回折格子を構成する段差と外周側回折格子の段差はすべて等しく、第1のレーザ光の波長の位相2πに相当する高さと、第2のレーザ光の波長の位相2πに相当する高さの間の高さ、さらに好ましくは、第1のレーザ光の波長の位相2πに相当する高さと、第2のレーザ光の波長の位相2πに相当する高さの間のうち、第2のレーザ光の波長の位相2πに相当する高さに近い高さとすることが好ましい。このようにすると、中心側回折格子と外周側回折格子では、従来、段差高さが異なっていたため、中心側と外周側で位相ずれが発生し、収差が発生したが、同じ段差高さとすることにより、中心側と外周側で位相ずれが無く、収差が抑制される。
【0017】
本発明において、屈折面が少なくとも中心側屈折面領域と外周側屈折面領域とに同心円状に分割されているとともに、前記中心側屈折面領域および前記外周側屈折面領域の各々に対して、前記段差形状の向きが逆で極性が異なる回折光を出射する中心側回折格子、および外周側回折格子を備えていることが好ましい。このように構成すると、温度変化によって、レンズを構成する材料に屈折率変化や線膨張が発生しても、また、レーザ光に温度変化に起因する波長変動が発生しても、中心側回折格子と外周側回折格子とでは、このような温度変化による位相ずれの影響を抑えることができる。このため、光ヘッド装置において、中心側回折格子の回折光および外周側回折格子の回折光を用いる光記録媒体の記録再生を行う際、周囲温度の変化による収差増加、効率低下を抑えることができるので、良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0018】
本発明に係るレンズにおいて、前記段差は、いずれの高さも2μm以下であることが好ましい。また、本発明に係るレンズにおいて、出射される回折光は、+1次回折光あるいは−1次回折光であることが好ましい。このように構成すると、±2次回折光を用いる場合と比較して光の利用効率を向上することができる。
【0019】
また、レンズの中心側屈折面領域と外周側屈折面領域との境界位置は、第1のレーザ光の開口数に相当する位置であることが好ましい。このように構成すると、中心側屈折面領域については、第1のレーザ光および第2のレーザ光の双方において収差が小さく、外周側屈折面領域については、第2のレーザ光において収差が小さくなるように構成し、第1のレーザ光が外周側屈折面領域を通っても、第1のレーザ光が中心側屈折面領域によって結ぶ焦点位置に集光しないように構成できる。従って、中心側屈折面領域あるいは外周側屈折面領域に第1のレーザ光の開口数に相当する位置が含まれる場合と比べると、中心側回折格子と外周側回折格子の設計が容易である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、屈折面に回折格子が形成されたレンズ、およびこの回折格子を構成する段差を形成するための段差形成方法を説明する。
【0021】
[実施の形態1]
(対物レンズの構成)
図1(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、本発明が適用される対物レンズを示す平面図、断面図、光軸を中心とする中心側屈折面領域の部分拡大断面図、およびこの中心側屈折面領域を取り囲む外周側屈折面領域の部分拡大断面図である。
【0022】
図1に示す対物レンズ1は、光ヘッド装置に用いられるものであり、記録面を保護する透明保護層の厚さや記録密度が異なる光記録媒体であるCD−RおよびDVDの記録面に対してレーザ光をそれぞれ収束させるのに用いられる。ここで、レーザ光は、CD−R再生・記録用の波長が785nmの第1のレーザ光と、DVD再生用の波長655nmの第2のレーザ光L2とが用いられる。
【0023】
対物レンズ1は、第1および第2のレーザ光L1、L2が入射する正のパワーを備えた入射側屈折面11と、光記録媒体に向けてレーザ光束を出射する出射側屈折面12を備えた凸レンズである。入射側屈折面11は、光軸Lを中心にして同心円状に光軸Lを含む円形の中心側屈折面領域13と、この中心側屈折面領域13の外周を環状に囲んでいる外周側屈折面領域14とに同心円状に2分割されており、中心側屈折面領域13と外周側屈折面領域14との境界部分は、CD−R(第1のレーザ光L1)の開口数NA=0.45〜0.55に相当する位置である。また、中心側屈折面領域13および外周側屈折面領域14は、各々の非球面係数および光路差関数が異なっている。
【0024】
中心側屈折面領域13の全域に亘っては、同心円状の複数の微細な段差15aによって中心側回折格子15が形成されている。また、外周側屈折面領域14にも、この領域全体に亘って同心円状の微細な段差16aからなる外周側回折格子16が形成されている。
【0025】
この対物レンズ1は、中心側屈折面領域13に形成された中心側回折格子15により、当該領域を通過する第1のレーザ光L1の回折光によるビームスポットをCDの記録面上に形成する回折特性を備えている。また、中心側屈折面領域13に形成された中心側回折格子15は、当該領域を通過する第2のレーザ光L2の回折光によるビームスポットをDVDの記録面上に形成する回折特性を備えている。
【0026】
これに対して、外周側屈折面領域14に形成された外周側回折格子16は、当該領域を通過する第2のレーザ光L2の回折光によるビームスポットをDVDの記録面上に形成する回折特性を備えている。
【0027】
なお、第1のレーザ光L1のうち、外周側屈折面領域14を通る光束成分は、記録あるいは再生に寄与しない不要光成分であり、本例では、当該外周側屈折面領域14に形成されている外周側回折格子16による回折作用を受けて、CDの記録面上におけるビームスポット形成位置に集光しないように回折される。
【0028】
このような対物レンズ1を備えた光ヘッド装置では、CDの情報再生時には、第1のレーザ光L1における対物レンズ1の中心側屈折面領域13を通過した光成分のうち、中心側回折格子15により生成された回折光成分によってビームスポットがCDの記録面上に形成される。この際、中心側屈折面領域13を通過した光成分の90%以上は1次回折光としてCDの記録面上に集光する。
【0029】
これに対して、DVDの情報再生時には、第2のレーザ光L2における対物レンズ1の中心側屈折面領域13を通過する光成分のうち、そこに形成されている中心側回折格子15によって回折されて発生した回折光成分と、第2のレーザ光L2における対物レンズ1の外周側屈折面領域14を通過する光成分のうち、そこに形成されている外周側回折格子16によって回折されて発生した回折光成分とによって、DVDの記録面上にビームスポットが形成される。この際、CDの情報再生時と同様に、中心側屈折面領域13および外周側屈折面領域14ともに通過した光成分の90%以上は1次回折光としてDVDの記録面に集光する。
【0030】
このように構成した対物レンズ1において、本形態では、中心側回折格子15を構成する段差15a、および外周側回折格子16を構成する段差16aはいずれも、同じ向きに傾いた鋸歯形状の断面形状を有している。
【0031】
また、中心側回折格子15を構成する段差15aは、DVD再生用の第2のレーザ光L2の波長の位相2πに相当する高さと、CD−R再生記録用の第1のレーザ光L1の波長の位相2πに相当する高さとの間の高さであり、ここから出射される回折光は、−1次回折光である。すなわち、中心側回折格子15の段差15aの高さ、中心側屈折面領域における屈折率(例えば、1.53)、第1のレーザ光L1の波長(785nm)、および第2のレーザ光L2の波長(655nm)をそれぞれ、Ha、n、λ、およびλとしたとき、中心側回折格子15の段差の高さHaは、下式
Figure 2004344994
を満たすように、例えば、1.23μm〜1.48μmに設定されている。
【0032】
ここで、中心側回折格子15の段差の高さHaは、DVD用の第2のレーザ光L2を優先して、
< Ha < (h+h)/2
を満たすように、例えば、1.23μm〜1.36μm設定することが好ましい。
【0033】
一方、外周側回折格子16を構成する段差16aも中心側屈折面領域13に形成された中心側回折格子15と同じ段差高さであり、ここから出射される回折光は、−1次回折光である。すなわち、外周側回折格子16の段差16aの高さHbは、下式
Hb=Ha
を満たすように、例えば、1.23〜1.36μmに設定されている。
【0034】
(レンズの成形用金型の製作方法)
図2ないし図4を参照して、図1を参照して説明した対物レンズ1を成形するための金型を説明する。
【0035】
図2(a)〜(c)はそれぞれ、図1に示す対物レンズの成形用金型におけるレンズ面成形面を示す部分平面図、その部分断面図、およびその拡大部分断面図である。図3(a)、(b)は、図2に示す金型を製作する際、切削加工で微細な成形用段差を形成するのに用いたバイトの刃先形状を示す説明図、およびこのバイトを用いて非球面形状および段差を形成する切削加工動作(非球面形成および段差形成動作)を示す説明図である。図4(a)、(b)、(c)は、図2に示すバイトで金型素材に段差を形成する様子を拡大して示す説明図である。
【0036】
図2(a)、(b)、(c)に示す金型2は、型本体21と、この型本体21の上面22の中央に形成された屈折面成形面3によって規定されるキャビティとを備えており、この屈折面形成面3によって対物レンズ1の入射側屈折面11が形成される。この屈折面形成面3は、対物レンズ1の光軸に一致する中心軸Lを含む中心側領域31とその外側の外周側領域32に分割されている。
【0037】
中心側領域31には、対物レンズ1における中心側回折格子15を構成する段差15aを形成するために、後述する切削加工方法(段差形成方法)で形成された同心円状の微細な成形用段差33aからなる中心側回折格子形成部33が形成されている。また、外周側領域32は、対物レンズ1における外周側回折格子16を構成する段差16aを形成するために、後述する切削加工で形成された同心円状の微細な成形用段差34aからなる外周側回折格子形成部34が形成されている。
【0038】
このような構成の金型2を製作するために、その中心側領域31、および外周側領域32に対して成形用段差33a、34aを形成して、中心側回折格子形成部33、および外周側回折格子形成部34を形成する工程として、本形態では、図3(a)に示すように、バイトすくい面40の側から見た場合の刃先41の形状が、両端に角42、43を持つ平坦形状となっている平バイト4を用いる。この平バイト4は、バイト切り込み方向44に直交する方向に直線状に延びる一定幅の主切れ刃45と、この主切れ刃45の両端から左右に同一角度θで傾斜して延びる左右の副切れ刃46、47とを備えている。本例における角42、43の角度θは90度から120度までの範囲内の値とされている。また、平バイト4において、刃先41の幅Wは、2μm〜20μmであり、レンズ形状の曲率半径から選択される。幅Wが広い場合、より短時間で加工できる利点があり、狭い場合、より滑らかな曲線が形成される利点がある。
【0039】
このような平バイト4は、Rバイトと違って、角42、43を鋭く尖った形状とすることができ、その曲率半径は、0.1μm未満である。
【0040】
図3(a)に示す平バイト4を用いた切削加工としては旋盤加工により行う。すなわち、図3(b)に示すように、不図示の旋盤に、加工対象の金型素材20と平バイト4を取り付け、回転軸にチャッキングした金型素材20をその中心軸線L0を中心に回転させながら、平バイト4の切り込み、および送り動作を行って金型素材20の表面に切削加工を施し、成形用段差33a、34aを同心円状に形成していく。
【0041】
それには、図4(a)に示すように、平バイト4を所定の姿勢に傾けた後、この姿勢を保持したままで、バイト4の刃先41の主切れ刃45を金型素材20の表面に押し付け、金属素材20に対して切り込みを行う。ここで、金型素材20はその中心軸線L0を中心に回転しているので、平バイト4の刃先40は円周方向に送られていることになるため、1回の切り込み動作によって、刃先40の幅Wと同一幅の1本の輪帯状切削加工面32(N)が形成される。結果的に、段差部分では、一方の角42あるいは角43で切削された角が曲率半径0.1μm以内で形成される。図示の例では、屈折面成形面3における最も外周側の部分から切削を開始している。
【0042】
そして、1本の輪帯状切削加工面32(N)を形成した後は、バイト4の刃先41を金型素材20の表面から一旦離し、当該切削加工面32(N)に対して、平バイト4のすくい面40の垂線に直交する方向(本例では半径方向の内側)に向けて、刃先41の幅Wよりも少ない距離だけ平バイト4を移動させる。その後は、バイト刃先40の角42を金型素材20の表面に押し付けて、金型素材20を切り込んで非球面形状あるいは輪帯状切削加工面32(N+1)を隣接部分に形成する。
【0043】
かかる切削動作を繰り返すことにより、図2に示すような成形用段差33a、34aが同心状に形成された屈折面成形面3が形成される。ここで、成形用段差33a、34aは、平面部分35の両端のうち、金型素材20を加工する時のワークの回転軸となる中心軸線L0に対して内側の端部36が立ち上がっている。すなわち、バイト4における主切れ刃45により平面部分35が切削され、副切れ刃46により、端部36が切削され、平面部分35と端部36との角は、バイト4の角42により切削される。
【0044】
その際、本形態では、角42の曲率半径が0.1μm未満の平バイト4を用いたため、狭いピッチで成形用段差33a、34aを形成する場合でも、成形用段差33a、34aを尖った形状に形成することができるので、外周側の成形用段差34aについても、段差の高さを必要以上に高くする必要がない。従って、本形態の金型2を用いて、図1を参照して説明した対物レンズ1を容易に成形でき、この対物レンズ1では、中心側回折格子15、および外周側回折格子16から出射される光は、いずれも−1次回折光である。従って、本形態の対物レンズ1を用いた光ヘッド装置では、不要回折光が発生しやすく、効率が低くなりやすい2次以上の回折光を使用する必要がないので、回折光の効率を向上することができる。
【0045】
また、本発明によれば、外周側の成形用段差34aにおいても、段差の高さを必要以上に高くする必要がないので、金型2で対物レンズ1を成形した場合、金型2から対物レンズ1が抜け難いということもがない。それ故、対物レンズ1に欠け、傷、変形、汚れが発生せず、歩留まりが向上する。
【0046】
[実施の形態2]
実施の形態1では、バイト4の刃先40の角42で成形用段差33a、34aを形成したが、図4(b)に示すように、平バイト4の刃先40の角43で成形用段差33a、34aを形成してもよい。この場合には、平面部分35の両端のうち、金型素材20を加工する時のワークの回転軸となる中心軸線L0に対して外側の端部37が立ち上がっている。従って、このような構成の金型2を用いて対物レンズ1を成形した場合には、中心側回折格子15、および外周側回折格子16から出射される光は、いずれも+1次回折光である。
【0047】
この形態の場合、図3および図4のような加工方法で形成された段差33a、34aは、平面部分35の両端のうち、中心軸線L0に対して外側から立ち上がる端部37を中心軸線L0とほぼ平行に切削することができる利点がある。すなわち、図4(c)にその様子を示すように、平バイト4を金型素材20から離す際に端部37を削る。このようにして、端部37を中心軸線L0(光軸)と平行に形成した金型2を用いて対物レンズ1を成形した場合は、中心側回折格子15を構成する段差15aおよび外周側回折格子16を構成する段差16aは光軸と平行に立ち上がる段差になるので、中心側回折格子15および外周側回折格子16から出射される回折光については、より効率を上げることができる。
【0048】
なお、実施の形態1のように、平面部分35の両端のうち、中心軸線L0に対して内側から立ち上がる端部36は、図4(c)に示すような切削によって中心軸線L0と平行にすることができない。特に、中心軸線L0から離れて平面部分35の傾斜が大きくなった場合には、端部36は中心軸線L0と平行にならない。これに対して、端部37は、中心軸線L0と平行にすることができる。
【0049】
[実施の形態3]
本発明では、金型2を製作する際、2つの角42、43をもつ平バイト4で成形用段差33a、34aを形成する。従って、図4(a)に示すように、平バイト4の刃先40の角42で成形用段差33aを形成し、図4(b)に示すように、平バイト4の刃先40の角43で成形用段差34aを形成してもよい。
【0050】
このような構成の金型2を用いて対物レンズ1を成形した場合には、図5(a)〜(d)に示す対物レンズ1Aを製造することができる。ここで、対物レンズ1Aは、基本的な構成が、実施の形態1に係る対物レンズ1と共通しているので、共通する部分の説明を省略するが、中心側回折格子15を構成する段差15aと、外周側回折格子16を構成する段差16aとでは段差の向きが逆である。このため、中心側回折格子15からは−1次回折光が出射され、外周側回折格子16からは+1次回折光が出射される。
【0051】
従って、このような対物レンズ1Aであれば、温度変化によって、対物レンズ1Aを構成する材料に屈折率変化や線膨張が発生しても、また、第2のレーザ光L2に温度変化に起因する波長変動が発生しても、中心側回折格子15と外周側回折格子16とでは、このような温度変化による収差発生を抑制することができる。このため、光ヘッド装置において、中心側回折格子15の回折光、および外周側回折格子16の回折光を用いるDVDの記録再生を行う際、周囲温度の変化による収差の増加を抑えることができるので、良好なピックアップ特性を得ることができる。
【0052】
また、このような対物レンズ1Aを製造する場合でも、2つの角42、43をもつ平バイト4で成形用段差33a、34aを形成するため、2つの角42、43を使い分ければよい。従って、成形用段差33aを形成する工程と、成形用段差34aを形成する工程でバイトを付け替える必要がないので、作業効率が高いという利点がある。
【0053】
[その他の実施の形態]
なお、上記の各例は、対物レンズ1、1Aを成形する金型2に段差を形成する例を示すものである。しかしながら、本発明は、平バイト4で対物レンズ1、1Aを構成するレンズ素材のレンズ面を直接に切削加工して段差を形成する場合にも適用可能である。また、対物レンズ以外のレンズ、例えば、コリメートレンズやセンサーレンズに同心円状の段差を形成するのに本発明を適用してもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、段差を形成するためのバイトとして、平坦な刃先の両端に角をもつ平バイトを用い、このような平バイトであれば、従来の回折付き曲面の加工に使われてきた特殊Rバイトと違って、角の曲率半径が0.1μm未満のものを製造できる。このため、狭いピッチで段差を形成する場合でも、角が尖った段差を形成することができるので、レンズの外周側領域などにおいて段差の高さを必要以上に高くする必要がない。従って、+1次回折光あるいは−1次回折光を用いることができ、1次回折光よりも効率の低い2次以上の回折光を使用する必要がないので、回折光の効率を向上することができる。また、本発明によれば、段差を必要以上に高くする必要がないので、本発明に係る段差形成方法で回折格子形成部分を形成した金型でレンズを成形した場合、金型からレンズが抜け難いということもがない。それ故、レンズに欠け、傷、変形、汚れが発生せず、収差が安定しやすく、歩留まりが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、本発明に係る段差加工方法を適用して形成される対物レンズを示す平面図、断面図、光軸を中心とする中心側屈折面領域の部分拡大断面図、およびこの中心側屈折面領域を取り囲む外周側屈折面領域の部分拡大断面図である。
【図2】図1に示す対物レンズの成形用金型におけるレンズ面成形面を示す部分平面図、その部分断面図、およびその拡大部分断面図である。
【図3】(a)、(b)は、図2に示す金型を製作する際、切削加工で微細な成形用段差を切削加工により形成するのに用いたバイトの刃先形状を示す説明図、およびこのバイトを用いて非球面形状および段差を形成する切削加工動作(非球面および段差形成動作)を示す説明図である。
【図4】(a)、(b)、(c)は、図2に示すバイトで金型素材に段差を形成する様子を拡大して示す説明図である。
【図5】(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、本発明に係る段差加工方法を適用して形成される別の対物レンズを示す平面図、断面図、光軸を中心とする中心側屈折面領域の部分拡大断面図、およびこの中心側屈折面領域を取り囲む外周側屈折面領域の部分拡大断面図である。
【図6】円弧形状の刃先の片側の角を尖らせたバイトの説明図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ
2 金型
3 屈折面成形面
4 平バイト
11 入射側屈折面
13 中心側屈折面領域
14 外周側屈折面領域
15 中心側回折格子
15a 段差
16 外周側回折格子
16a 段差
20 金型素材
21 型本体
31 中心側領域
32 外周側領域
33 中心側回折格子形成部
33a 成形用段差
34 外周側回折格子形成部
34a 成形用段差
41 刃先
42、43 角

Claims (8)

  1. レンズを製造するために素材をバイトにより切削加工して同心円状の多数の段差を備えた曲面を形成するにあたって、
    前記バイトとして、平坦な刃先の両端に曲率半径が0.1μm未満の角をもつ平バイトを用い、
    前記平バイトと前記素材とを相対的に回転送りしながら前記平バイトの刃先を前記素材表面に対して押し付けて所望形状に切削加工する際に、前記平バイトの刃先平坦部でレンズ面の曲面を直線補完した形状に切削し、かつ、前記平バイトの前記刃先の角で前記段差を形成していくことを特徴とする段差形成方法。
  2. 請求項1に規定する段差形成方法を用いてレンズ形成面に前記多数の段差が形成されてなるレンズ成形用金型であって、
    前記素材としてレンズ成形用金型素材を用い、
    前記多数の段差は、レンズの屈折面に回折格子を形成するための回折格子形成部分であることを特徴とするレンズ成形用金型。
  3. 請求項2に規定するレンズ成形用金型を用いて成形してなることを特徴とするレンズ。
  4. 請求項1に規定する段差形成方法を用いて製造されたレンズであって、
    前記素材としてレンズ素材を用い、
    前記多数の段差によって、屈折面に回折格子が形成されていることを特徴とするレンズ。
  5. 請求項3または4において、屈折面が少なくとも中心側屈折面領域と外周側屈折面領域とに同心円状に分割されているとともに、前記中心側屈折面領域および前記外周側屈折面領域の各々は非球面係数および光路差関数は異なるが、前記多数の段差がすべて同じ高さに形成された中心側回折格子、および外周側回折格子を備えていることを特徴とするレンズ。
  6. 請求項3ないし5のいずれかにおいて、屈折面が少なくとも中心側屈折面領域と外周側屈折面領域とに同心円状に分割されているとともに、前記中心側屈折面領域および前記外周側屈折面領域の各々に対して、前記多数の段差が異なる向きに形成されて回折次数の極性が異なる回折光が出射される中心側回折格子、および外周側回折格子を備えていることを特徴とするレンズ。
  7. 請求項3ないし6のいずれかにおいて、前記段差は、いずれの高さも2μm以下であることを特徴とするレンズ。
  8. 請求項3ないし7のいずれかにおいて、出射される回折光は、+1次回折光あるいは−1次回折光であることを特徴とするレンズ。
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