JP2004344842A - 熱交換構造及びそれを利用した触媒式ガス酸化分解装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外筒11と、中筒12と、少なくとも加熱部3を内蔵する内筒13から成る3層パイプ構造を有し、外筒11と中筒12で形成される第1の流路に対象ガスが送り込まれ、折り返されて中筒12と内筒13で形成される第2の流路に送り込まれ、この第2の流路内で折り返されて内筒13内に送り込まれる。そして、加熱部3で加熱された出力ガスの熱により内筒13の壁部を介して第2の流路内のガスG4を予備加熱する。また、内筒13には、加熱部3で加熱されたガスを触媒酸化分解するための触媒4が設けられ、この触媒4の出力ガスの熱で第2の流路内のガスG4を予備加熱する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
本発明は、熱交換構造及びそれを利用した触媒式ガス酸化分解装置に関し、例えば、排気ガス熱の再利用した効率的な熱交換を可能とする熱交換構造及びそれを利用した触媒式ガス酸化分解装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
環境保護及び排気ガス抑制の強い要望に伴い、工場からの排気ガスやレストランの厨房からの悪臭や大気汚染の原因となる揮発性有害物質を酸化分解して無臭、無害化する貴金属を用いた触媒燃焼法が広く採用されている。有機系ガスは、通常、約700℃以上に加熱すれば酸化分解して無臭、無害化されるが、700℃以上での高温加熱は、加熱のために多くの熱エネルギーを必要とするばかりでなく、周辺装置の熱劣化を引き起こしたりする等の種々問題を含んでいる。そこで、より低温での酸化分解を促進するため、プラチナやパラジウムなどの貴金属触媒を酸化燃焼時に使用して300℃以下の温度でガス燃焼で直接燃焼同様の酸化分解を可能とする貴金属触媒燃焼法が、ランニングコスト面やコンパクト化面の有効性を考慮して広く実用化されている。
【0003】
図3には、この種の貴金属触媒燃焼法を用いた揮発性有害物質の加熱酸化分解装置の構成図が示されている。
【0004】
図3を参照すると、脱臭浄化対象ガスを取り込み、ファン101により所定の風圧、ガス速度でフィルタ102に送り込む。フィルタ102は、送り込まれたガスの塵埃を除去する。塵埃が除去されたガスは、加熱器103で貴金属触媒酸化燃焼に必要な温度まで加熱される。こうして加熱されたガスは貴金属触媒104を通って酸化燃焼されて無害化、無臭化されたガスが排出される。
【0005】
上述のように、貴金属触媒燃焼法を用いた揮発性有害物質の加熱酸化分解装置では、脱臭浄化対象ガスをファン及びフィルタで塵埃を除去した後、加熱器で所定の温度まで加熱して貴金属触媒において酸化燃焼処理を経て無害化、無臭化している。
【0006】
貴金属触媒による酸化燃焼処理では、燃焼温度が直接燃焼方式と比較して低いものの300℃程度と依然高熱である。このような高熱への加熱は熱源として例えば電気ヒータを用いる場合を考えると、熱源コストが高くなり経済的でない。
【0007】
そこで、貴金属触媒による酸化燃焼処理後の出力ガス熱を予熱処理に再利用するシステムが開発されている。この種のシステムでは、酸化燃焼処理後の出力ガスの高熱を利用すべく、出力ガスを配管パイプで加熱器に誘導して熱交換器により脱臭浄化対象ガスを予備過熱する。
【0008】
図4には、かかる貴金属触媒による酸化燃焼処理後の出力ガス熱を予熱処理に再利用するシステム構成図が示されている。
【0009】
図4において、図3と同一符号が付与されている構成部は同様な構成、作用をする構成部を示す。ファン101とフィルタ102により塵埃が除去された脱臭浄化対象ガスは、熱交換器105を通って予備加熱される。熱交換器105は、貴金属触媒104を通って酸化燃焼され、フィードバックされた出力ガスの熱を利用して、フィルタ102から送り込まれた脱臭浄化対象ガスを予備加熱する。
予備加熱された脱臭浄化対象ガスは、加熱器103で貴金属触媒酸化燃焼に必要な温度まで加熱されて貴金属触媒104を通って酸化燃焼される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の出力ガス熱の再利用システムでは、熱交換器で、貴金属触媒を通って酸化燃焼されたフィードバックされた後、高熱出力ガスの熱を再利用して、脱臭浄化対象ガスを予備加熱している。
【0011】
しかしながら、かかるシステムでは、出力ガスを、熱交換器を前段に含む加熱器に誘導するための配管パイプが必要で、しかもその配管パイプは比較的長いパイプとせざるを得ず、そのためのコストアップ、専有部分の増大及び長いパイプを高熱出力ガスが通ることによる熱ロスの問題がある。
【0012】
これら問題は、上述のような貴金属を用いた出力ガス熱の再利用システムに限らず、他の任意のガスの加熱が必要で、出力熱を再利用するシステムにおいても同様に生ずる。
【0013】
そこで、本発明の目的は、コンパクトで熱交換効率が高く、低コストの熱交換構造及びそれを利用した触媒式ガス酸化分解装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明による熱交換構造及びそれを利用した触媒式ガス酸化分解装置は、次のような特徴的な構成を採用している。
【0015】
(1)両側が開放されている外筒、一端側が開放され他端側が閉鎖された中筒及び両端側が開放された内筒から成る3重パイプ構造を有し、前記内筒は前記外筒の内周壁面に固定され、且つ少なくとも加熱部を内蔵し、
入力側からの流入ガスが前記中筒の閉鎖部を通り、前記外筒と中筒の周壁間の第1の流路に流入し、前記第1の流路のガスは前記外筒の内周と前記外筒間に形成された閉鎖部で折り返され、この折り返されたガスは前記中筒と内筒周壁間の第2の流路に流入し、前記第1の流路のガスとは反対方向のガスとして流れ、前記中筒の閉鎖部で折り返され、前記内筒の内部の前記加熱部に送り込まれ、
前記加熱部から出力される出力ガスの熱により前記内筒壁部を介して前記第2の流路内のガスを予熱する熱交換構造。
【0016】
(2)外筒と、中筒と、少なくとも加熱部を内蔵する内筒から成る3層パイプ構造を有し、前記外筒と中筒で形成される第1の流路に対象ガスが送り込まれ、折り返されて前記中筒と内筒で形成される第2の流路に送り込まれ、前記第2の流路内で折り返されて前記内筒面内に送り込まれ、
前記加熱部で加熱された出力ガスの熱により前記内筒の壁部を介して前記第2の流路内のガスを予備加熱する熱交換構造。
【0017】
(3)前記内筒には、前記加熱部で加熱されたガスを触媒酸化分解するための触媒が設けられ、前記触媒の出力ガスの熱で前記第2の流路内のガスを予備加熱する上記(1)又は(2)の熱交換構造を利用した触媒式ガス酸化分解装置。
【0018】
(4)前記触媒は、貴金属触媒である上記(3)の熱交換構造を利用した触媒式ガス酸化分解装置。
【0019】
(5)前記触媒は、メタルハニカム型触媒である上記(3)又は(4)の熱交換構造を利用した触媒式ガス酸化分解装置。
【0020】
(6)前記加熱部は、電熱ヒータである上記(1)乃至(5)のいずれかの熱交換構造を利用した触媒式ガス酸化分解装置。
【0021】
(7)前記第2の流路断面積は、前記第1の流路断面積よりも小さい上記(1)乃至(6)のいずれかの熱交換構造を利用した触媒式ガス酸化分解装置。
【0022】
(8)前記触媒の処理ガス風量に対する空間速度が60,000l/Hr以下、好ましくは30,000l/Hr以下である上記(3)乃至(5)のいずれかの熱交換構造を利用した触媒式ガス酸化分解装置。
【0023】
(9)前記酸化分解する対象ガスである揮発性有機物の沸点が250℃以下である上記(3)乃至(5)のいずれか熱交換構造を利用した触媒式ガス酸化分解装置。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による熱交換構造及びそれを利用した触媒式ガス酸化分解装置の好適実施形態例について添付図を参照して詳細に説明する。本発明は、工場や厨房からのダクト排気や生ゴミ処理機からの排気などに適用可能であるが、これらに限定することなく適用範囲は広い。
【0025】
図1は本発明を脱臭浄化装置への適用例を示す実施形態の簡略化された断面図である。本装置1は、両側が開放されている外筒としての第1筒11、一端側が開放され他端側が閉鎖された中筒としての第2筒12及び両端側が開放された内筒としての第3筒13から成る筒状構造(3重パイプ構造)を有する。第3筒13は第1筒11の内周壁面Sに固定されている。第3筒13の内部には、加熱部3と貴金属触媒4が設けられている。本装置は、全体をユニットとして所望の場所、位置に設置される。ユニットとしての使用性は、運送や設置等の面で有益であり、各種サイズ、機能のユニットを工場で事前に製造しておけば、ユーザ側の要望に応じて適正なユニットを持ち込んで設置するだけで工事は完了するので、汎用性が非常に高くなる。このユニットには、配管パイプ等の設置場所に取り付けるための取付部を予め設けておけば、より工事、設置作業が容易となる。
【0026】
図1において、本装置1の入力側10から入力された脱臭浄化対象ガスは、例えば、従来のように、ファンとフィルタ(図示せず)によりガス圧が付与され、塵埃が除去された入力ガスである。本装置の入力側10に面した第2筒12の底部分1Aは閉鎖されており、且つその表面形状は円錐状となっており、入力ガスの流れが底部分により阻害されないように、スムーズな流れを確保する形状とされている。
【0027】
入力側10から流入された入力ガスG1は、第2筒12の底部分1Aを通り、第1筒11と第2筒12周壁間のスペースに流入してガス流G2となる。第1筒11と第2筒12周壁間のスペースへの流入ガスG2は、第1筒11の内周と第3筒13間に形成された閉鎖部1Bで反射され、折り返されてガス流G3となる。このガス流G3は、第2筒12と第3筒13周壁間のスペースに流入して、ガス流G2とは反対方向のガス流G4として流れる。更に、このガス流G4は、第2筒12の底部1Aの裏表面で反射、折り返されたガス流(G5)として第3筒13の内部に送り込まれ、ガス流G6として加熱部3に流入する。
【0028】
加熱部3は、ガス流G6を加熱、例えば約300℃程度まで加熱する。こうして約300℃程度に加熱された脱臭浄化対象ガス(ガス流G7)は、貴金属触媒4で酸化燃焼されて無害化、無臭化されたガスが処理ガス(ガス流G8)として排出される。加熱部3としては、例えば、電気ヒータや燃焼バーナー等の任意の加熱手段が用い得る。
【0029】
貴金属触媒4は、例えば、ウオッシュコートと称される100m2/gを超える高表面積のセラミックス成分の表面に100Å程度の貴金属成分を微粒子として分散させたもので、Fe/Cr/Al合金SUS材で製造されるメタルハニカム構造体の上にウオッシュコートを施して、貴金属微粒子を分散加担させたメタルハニカム触媒である。
【0030】
かかる構造のメタルハニカム触媒は、空間速度を高く触媒体積を小さくでき、圧力損失が低く装置のコンパクト化が可能となる。また、非常に高い表面担持型触媒で触媒貴金属が触媒表面に多量にあるため高活性な浄化率性能が得られる。
更に、ステンレス基体であるため熱伝導性が高く熱容量が低いため触媒作動温度までの立ち上がりが非常に早く、振動、加重、衝撃、サーマルショックに強く、高い耐熱性を有する。また、ステンレス薄板を使用すれば角型、丸型など自由な寸法と形状設計が容易であるという特徴を有する。
【0031】
さて、本実施形態においては、構造上、熱利用効率が従来構造と比較して格段に改善される。すなわち、本実施形態では、図1に示すように、第2筒12の内面と第3筒13の外面で形成されたスペースを脱臭浄化対象ガスである流れるガス流G3とG4が、第2筒12を介して、加熱部3で高温に加熱された、貴金属触媒4に流入するガス流G7と出力ガス流G8(処理ガス)の熱によって予備加熱される。この予備加熱は、出力ガス熱を用いた熱交換機能に基づいて行われる。図1において、第2筒12の軸方向領域Xでは第2筒12の壁を介して高熱のガス流G7とG8の高熱が、熱交換作用により加熱部3に流入するガス流G3とG4を予備加熱する。
【0032】
上記熱交換作用を可能な限り高効率化するためには、領域Xの長さを長くするほど上記熱交換効率が上がり、コスト削減効果が得られる。また、第2筒12の領域X部の表面積を最大化する工夫が効果的で、例えば、フィン構造を採用することができる。
【0033】
第1筒11、第2筒12及び第3筒13で形成されるスペースの流路断面積は最も内側が最も外側のそれよりも小さいことが望ましい。また、貴金属触媒の処理ガス風量に対する空間速度が60,000〔1/Hr〕以下、好ましくは30,000〔1/Hr〕とすることが望ましいことが実験的に確認された。
【0034】
上述実施形態のように構成された触媒式酸化分解装置の具体的実施例を以下いくつか説明する。
【0035】
《実施例1》
メタルハニカム触媒:50μmSUS材上にアルミナコーティングを施した300cpsi開孔状態の白金(Pt)系酸化触媒(Pt担持量:2g/l触媒)、cpsi=cell/inch2
以上の構成を有する本発明による装置を用いて処理ガスの酸化分解実験したところ、本装置出口では、BuOH、IPA、酢酸、その他の炭化水素は98%以上が酸化分解されたことを実験的に確認した。
【0036】
《実施例2》
本発明の実施形態の触媒式酸化分解装置を用いてエチレンオキサイドガスの浄化性能を確認した。
【0037】
《実施例3》
本発明の実施形態の触媒式酸化分解装置の最外筒サイズを変更して、熱交換効率の変化を検討して図2に示すような結果を得た。実験のための基準ガスは、トルエン:650ppm、風量1.5Nm3/分処理することで確認した。
図2から本装置では、最も内側の処理ガス流路断面積が最も外側の流路断面積に比較して小さいほうが排気ガスの熱交換効率が高いことが分かった。
【0038】
《実施例4》
実施例1で製造した触媒式酸化分解機器内の触媒体積を増減して、揮発性有機物の当該触媒による酸化分解効率について650ppmトルエンガスを用いて実験した。
その結果、SV値(処理ガス風量m3/Hr÷触媒体積m3)が60,000[1/Hr]を越えると、処理ガスの浄化効率が90%以下となり、30,000[1/Hr]以下となると、浄化率はほぼ100%となった。一方、多量の触媒を必要とした。
【0039】
《実施例5》
実験を継続していく過程で、酸化分解処理を行う揮発性有機物が熱交換パイプ表面に付着して、タール状態となり電熱効果を妨げることが判った。従って、本発明の触媒式酸化分解装置においては、処理ガスの触媒出口温度以上の沸点を有する揮発性有機物の処理は好ましくない。通常触媒出口温度は250℃〜400℃となるので、揮発性有機物の沸点は250℃以下が好ましい。
【0040】
以上、本発明の熱交換構造及びそれを利用した触媒式ガス酸化分解装置の好適実施形態例を説明したが、これは単なる例示にすぎず、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることは勿論である。
【0041】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の熱交換構造及びそれを利用した触媒式ガス酸化分解装置によれば、簡単な構造で且つコンパクト化が可能となるだけでなく、排ガス熱を効率的に再利用でき、コスト面でもきわめて顕著な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を脱臭浄化装置への適用例を示す実施形態の簡略化された断面図である。
【図2】本発明の具体的実施例の結果を示す図である。
【図3】従来の貴金属を用いた触媒式酸化分解装置の構成図である。
【図4】従来の他の貴金属を用いた触媒式酸化分解装置の構成図である。
【符号の説明】
1 触媒式酸化分解装置
3 加熱部
4 貴金属触媒
10 入力側
11、12、13 筒
20 出力側
101 ファン
102 フィルタ
103 加熱器
104 貴金属触媒
105 熱交換器
Claims (9)
- 両側が開放されている外筒、一端側が開放され他端側が閉鎖された中筒及び両端側が開放された内筒から成る3重パイプ構造を有し、前記内筒は前記外筒の内周壁面に固定され、且つ少なくとも加熱部を内蔵し、
入力側からの流入ガスが前記中筒の閉鎖部を通り、前記外筒と中筒の周壁間の第1の流路に流入し、前記第1の流路のガスは前記外筒の内周と前記外筒間に形成された閉鎖部で折り返され、この折り返されたガスは前記中筒と内筒周壁間の第2の流路に流入し、前記第1の流路のガスとは反対方向のガスとして流れ、前記中筒の閉鎖部で折り返され、前記内筒の内部の前記加熱部に送り込まれ、
前記加熱部から出力される出力ガスの熱により前記内筒壁部を介して前記第2の流路内のガスを予熱することを特徴とする熱交換構造。 - 外筒と、中筒と、少なくとも加熱部を内蔵する内筒から成る3層パイプ構造を有し、前記外筒と中筒で形成される第1の流路に対象ガスが送り込まれ、折り返されて前記中筒と内筒で形成される第2の流路に送り込まれ、前記第2の流路内で折り返されて前記内筒面内に送り込まれ、
前記加熱部で加熱された出力ガスの熱により前記内筒の壁部を介して前記第2の流路内のガスを予備加熱することを特徴とする熱交換構造。 - 前記内筒には、前記加熱部で加熱されたガスを触媒酸化分解するための触媒が設けられ、前記触媒の出力ガスの熱で前記第2の流路内のガスを予備加熱することを特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換構造を利用した触媒式ガス酸化分解装置。
- 前記触媒は、貴金属触媒であることを特徴とする請求項3に記載の熱交換構造を利用した触媒式ガス酸化分解装置。
- 前記触媒は、メタルハニカム型触媒であることを特徴とする請求項3又は4に記載の熱交換構造を利用した触媒式ガス酸化分解装置。
- 前記加熱部は、電熱ヒータであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の熱交換構造を利用した触媒式ガス酸化分解装置。
- 前記第2の流路断面積は、前記第1の流路断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の熱交換構造を利用した触媒式ガス酸化分解装置。
- 前記触媒の処理ガス風量に対する空間速度が60,000l/Hr以下、好ましくは30,000l/Hr以下であることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の熱交換構造を利用した触媒式ガス酸化分解装置。
- 前記酸化分解する対象ガスである揮発性有機物の沸点が250℃以下であることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の熱交換構造を利用した触媒式ガス酸化分解装置。
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