JP2004344097A - 栽培装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】強風等でも倒れず、水遣りが自動的に行われる樹木の栽培装置を提供する。
【解決手段】1対の外枠部材10は、連結部材30により連結されている。樹木W1を植えたコンテナ50は、底面に傾斜面を有し、常時は両側を給水ポットで挟まれている。カバー20は、雨水を受ける面24を有し、雨水は穴26を通って給水ポットへ溜められる。台風等の際には、カバー20と片側の給水ポットと、連結部材30を取り外し、コンテナ50を傾斜面が設置するように傾倒させて強風を避ける給水ポットとコンテナはパイプで連結されている。
【選択図】 図2
【解決手段】1対の外枠部材10は、連結部材30により連結されている。樹木W1を植えたコンテナ50は、底面に傾斜面を有し、常時は両側を給水ポットで挟まれている。カバー20は、雨水を受ける面24を有し、雨水は穴26を通って給水ポットへ溜められる。台風等の際には、カバー20と片側の給水ポットと、連結部材30を取り外し、コンテナ50を傾斜面が設置するように傾倒させて強風を避ける給水ポットとコンテナはパイプで連結されている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、果樹等の栽培に使用する栽培装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
果樹等の樹木を鉢に植えて栽培する際に、強風により鉢ごと倒れることが問題となる。
下記の特許文献1には、樹木の傾倒を防止するアンカーが開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−184248号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
樹木を鉢等の容器に植えて栽培する際には、強風による傾倒を防止することや、適度の給水等を確保することが重要である。
また、樹木を剪定したり、果実の摘み取り作業等を容易にすることも望まれる。
本発明は、上述した要件を満足する栽培装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の栽培装置は、基本的手段として、樹木を植える箱形のコンテナと、コンテナの両側に配設される給水ポットと、コンテナ及び給水ポットを保持する1対の外枠と、外枠を連結する連結部材と、コンテナ及び給水ポットを覆うカバーを備える。そして、コンテナの底面は、傾斜面を有し、傾斜面を利用してコンテナは傾倒可能であり、コンテナと給水ポットを連結するパイプを備える。
【0006】
また、カバーは、雨水を受ける受水部と、受水部の水を給水ポットへ送る細穴を備え、連結部材は、外枠に対して着脱自在に取り付けられる2本の部材を備える。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1、図2は、本発明の栽培装置の概要を示す説明図、図3から図7は、栽培装置の構成部材を示す説明図である。
全体を符号1で示す栽培装置は、コンクリートブロック等の重量のある材料でつくられる1対の外枠部材10を有する。
【0008】
図3は、外枠部材10の組立状態を示す説明図である。
外枠部材10は、コンクリートブロック等でつくられ、脚部12と、通風用の開口部14を有する。また、この外枠部材10には、それぞれ2つのT字形の溝16が設けてあり、この溝16に連結部材30を挿入して、2つの外枠部材10を連結する構造を採用している。
【0009】
図4は、連結部材30の外観を示し、金属等でつくられる連結部材30は、両端に外枠部材のT字形溝16に係合するT字形の突起32を有する。
栽培装置1の上部は、1対のカバー20で覆われる。1対のカバー20は、中央に開口部23を形成し、栽培する樹木W1が貫通する。
【0010】
図5は、カバー20の詳細を示す。カバー20は周囲を壁22で囲まれた盆状のもので底面24で雨水等を受ける。底面24には、穴26が設けてあり、溜まった雨水等を下方に配設する給水ポット40へ供給する。
また、外壁の一部に凹部25を設けてあり、大雨等の際にオーバーフローした水が外側へこぼれ、樹木W1に過分の水が入らないようにしている。
【0011】
図6は、栽培装置1のカバー20を外した状態を示す説明図である。
この栽培装置には、3個の容器が用いられる。
中央に配置されるコンテナ50には、培養土とともに栽培する樹木が収容される。
両側に配置される2個の給水ポット40は、水遣り用の雨水等が貯水される。
【0012】
図7は、コンテナ50と給水ポット40の関係を示す。
コンテナ50は箱形のもので、底面51の両側は傾斜面52に形成されている。底面51には、水抜き穴55が設けてある。また、底部には脚部54が設けてあり、風通しを良くしている。
給水ポット40には穴42が設けてあり、コンテナ50の穴56の間をパイプ60で連結してある。
コンテナ50は、底部に傾斜面52を有するので、コンテナ50単体を傾斜面が設置する姿勢に傾倒させることができる。
【0013】
本発明の栽培装置は以上のように構成してあるので、樹木を植えたコンテナ50は、両側を連結部材30により保持されており、傾倒するおそれはない。
しかしながら、台風等の強風が予想される場合には、栽培装置1全体が傾倒することもおこる。この場合には、一方のカバー20を外し、連結部材30を外枠部材10から取り外す。そして、給水ポット40を取り除くと、コンテナ50を傾斜面が地面G等に接する姿勢に傾倒させることができる。
【0014】
この姿勢にあっては、樹木W1は強風に対しても充分に耐えることができる。
また、この姿勢にあっては、樹木W1の剪定や果実等のつみ取り等の作業を容易に行うことができる。
また、水遣りに関しては、給水ポット40から必要な水が自動的に供給される。
【0015】
コンテナ50には、4個の給水穴56が設けてあるので、パイプ60で給水ポット40に連結される給水穴の個数を選択することで、4段階の水量調節を行うことができる。使用しない給水穴56は栓で塞いでおく。
【0016】
また、パイプ60の内部にガーゼを挿入することにより、毛細管現象を利用し、必要最少限の水を与えることができる。
さらに、外枠部材10にプレート80を取り付けて、所有者の情報や広告に使用することもできる。
【0017】
【発明の効果】
本発明の栽培装置は以上のように、樹木を植えたコンテナを安定して起立させておくことができる。そして、台風等の強風時には、コンテナを傾倒させることができるので、強風時の対策が容易となる。また、樹木の剪定等の手入れや、果実等の収穫も容易となる。
【0018】
樹木の栽培に必要な水は、雨水等を給水ポットに溜め、この水をパイプを介して樹木を植えたコンテナに供給するので、水利のない地域でも栽培を行うことができる。
さらに、必要最少限の水遣りを行うことで、最適な栽培を達成するので、環境汚染を防止し、自然に影響を受けない栽培が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の栽培装置の外観を示す説明図。
【図2】本発明の栽培装置の作用を示す説明図。
【図3】本発明の栽培装置の要部を示す説明図。
【図4】連結部材の説明図。
【図5】カバーの説明図。
【図6】本発明の栽培装置の要部を示す説明図。
【図7】コンテナと給水ポットの説明図。
【符号の説明】
1 栽培装置
10 外枠部材
20 カバー
30 連結部材
40 給水ポット
50 コンテナ
【発明の属する技術分野】
本発明は、果樹等の栽培に使用する栽培装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
果樹等の樹木を鉢に植えて栽培する際に、強風により鉢ごと倒れることが問題となる。
下記の特許文献1には、樹木の傾倒を防止するアンカーが開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−184248号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
樹木を鉢等の容器に植えて栽培する際には、強風による傾倒を防止することや、適度の給水等を確保することが重要である。
また、樹木を剪定したり、果実の摘み取り作業等を容易にすることも望まれる。
本発明は、上述した要件を満足する栽培装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の栽培装置は、基本的手段として、樹木を植える箱形のコンテナと、コンテナの両側に配設される給水ポットと、コンテナ及び給水ポットを保持する1対の外枠と、外枠を連結する連結部材と、コンテナ及び給水ポットを覆うカバーを備える。そして、コンテナの底面は、傾斜面を有し、傾斜面を利用してコンテナは傾倒可能であり、コンテナと給水ポットを連結するパイプを備える。
【0006】
また、カバーは、雨水を受ける受水部と、受水部の水を給水ポットへ送る細穴を備え、連結部材は、外枠に対して着脱自在に取り付けられる2本の部材を備える。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1、図2は、本発明の栽培装置の概要を示す説明図、図3から図7は、栽培装置の構成部材を示す説明図である。
全体を符号1で示す栽培装置は、コンクリートブロック等の重量のある材料でつくられる1対の外枠部材10を有する。
【0008】
図3は、外枠部材10の組立状態を示す説明図である。
外枠部材10は、コンクリートブロック等でつくられ、脚部12と、通風用の開口部14を有する。また、この外枠部材10には、それぞれ2つのT字形の溝16が設けてあり、この溝16に連結部材30を挿入して、2つの外枠部材10を連結する構造を採用している。
【0009】
図4は、連結部材30の外観を示し、金属等でつくられる連結部材30は、両端に外枠部材のT字形溝16に係合するT字形の突起32を有する。
栽培装置1の上部は、1対のカバー20で覆われる。1対のカバー20は、中央に開口部23を形成し、栽培する樹木W1が貫通する。
【0010】
図5は、カバー20の詳細を示す。カバー20は周囲を壁22で囲まれた盆状のもので底面24で雨水等を受ける。底面24には、穴26が設けてあり、溜まった雨水等を下方に配設する給水ポット40へ供給する。
また、外壁の一部に凹部25を設けてあり、大雨等の際にオーバーフローした水が外側へこぼれ、樹木W1に過分の水が入らないようにしている。
【0011】
図6は、栽培装置1のカバー20を外した状態を示す説明図である。
この栽培装置には、3個の容器が用いられる。
中央に配置されるコンテナ50には、培養土とともに栽培する樹木が収容される。
両側に配置される2個の給水ポット40は、水遣り用の雨水等が貯水される。
【0012】
図7は、コンテナ50と給水ポット40の関係を示す。
コンテナ50は箱形のもので、底面51の両側は傾斜面52に形成されている。底面51には、水抜き穴55が設けてある。また、底部には脚部54が設けてあり、風通しを良くしている。
給水ポット40には穴42が設けてあり、コンテナ50の穴56の間をパイプ60で連結してある。
コンテナ50は、底部に傾斜面52を有するので、コンテナ50単体を傾斜面が設置する姿勢に傾倒させることができる。
【0013】
本発明の栽培装置は以上のように構成してあるので、樹木を植えたコンテナ50は、両側を連結部材30により保持されており、傾倒するおそれはない。
しかしながら、台風等の強風が予想される場合には、栽培装置1全体が傾倒することもおこる。この場合には、一方のカバー20を外し、連結部材30を外枠部材10から取り外す。そして、給水ポット40を取り除くと、コンテナ50を傾斜面が地面G等に接する姿勢に傾倒させることができる。
【0014】
この姿勢にあっては、樹木W1は強風に対しても充分に耐えることができる。
また、この姿勢にあっては、樹木W1の剪定や果実等のつみ取り等の作業を容易に行うことができる。
また、水遣りに関しては、給水ポット40から必要な水が自動的に供給される。
【0015】
コンテナ50には、4個の給水穴56が設けてあるので、パイプ60で給水ポット40に連結される給水穴の個数を選択することで、4段階の水量調節を行うことができる。使用しない給水穴56は栓で塞いでおく。
【0016】
また、パイプ60の内部にガーゼを挿入することにより、毛細管現象を利用し、必要最少限の水を与えることができる。
さらに、外枠部材10にプレート80を取り付けて、所有者の情報や広告に使用することもできる。
【0017】
【発明の効果】
本発明の栽培装置は以上のように、樹木を植えたコンテナを安定して起立させておくことができる。そして、台風等の強風時には、コンテナを傾倒させることができるので、強風時の対策が容易となる。また、樹木の剪定等の手入れや、果実等の収穫も容易となる。
【0018】
樹木の栽培に必要な水は、雨水等を給水ポットに溜め、この水をパイプを介して樹木を植えたコンテナに供給するので、水利のない地域でも栽培を行うことができる。
さらに、必要最少限の水遣りを行うことで、最適な栽培を達成するので、環境汚染を防止し、自然に影響を受けない栽培が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の栽培装置の外観を示す説明図。
【図2】本発明の栽培装置の作用を示す説明図。
【図3】本発明の栽培装置の要部を示す説明図。
【図4】連結部材の説明図。
【図5】カバーの説明図。
【図6】本発明の栽培装置の要部を示す説明図。
【図7】コンテナと給水ポットの説明図。
【符号の説明】
1 栽培装置
10 外枠部材
20 カバー
30 連結部材
40 給水ポット
50 コンテナ
Claims (5)
- 樹木を植える箱形のコンテナと、コンテナの両側に配設される給水ポットと、コンテナ及び給水ポットを保持する1対の外枠と、外枠を連結する連結部材と、コンテナ及び給水ポットを覆うカバーを備える栽培装置。
- コンテナの底面は、傾斜面を有し、傾斜面を利用してコンテナは傾倒可能である請求項1記載の栽培装置。
- コンテナと給水ポットを連結するパイプを備える請求項1記載の栽培装置。
- カバーは、雨水を受ける受水部と、受水部の水を給水ポットへ送る細穴を備える請求項1記載の栽培装置。
- 連結部材は、外枠に対して着脱自在に取り付けられる2本の部材を備える請求項1記載の栽培装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003146267A JP2004344097A (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 栽培装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003146267A JP2004344097A (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 栽培装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004344097A true JP2004344097A (ja) | 2004-12-09 |
Family
ID=33533176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003146267A Pending JP2004344097A (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 栽培装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004344097A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012063612A1 (ja) * | 2010-11-09 | 2012-05-18 | シャープ株式会社 | 太陽電池モジュール及びその製造方法 |
CN113924916A (zh) * | 2021-10-22 | 2022-01-14 | 米林冰钱柳农业科技发展有限公司 | 一种藏蜜青钱柳的原生苗催芽装置及方法 |
-
2003
- 2003-05-23 JP JP2003146267A patent/JP2004344097A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012063612A1 (ja) * | 2010-11-09 | 2012-05-18 | シャープ株式会社 | 太陽電池モジュール及びその製造方法 |
JP2012104601A (ja) * | 2010-11-09 | 2012-05-31 | Sharp Corp | 太陽電池モジュール及びその製造方法 |
CN103201852A (zh) * | 2010-11-09 | 2013-07-10 | 夏普株式会社 | 太阳能电池模块及其制造方法 |
CN113924916A (zh) * | 2021-10-22 | 2022-01-14 | 米林冰钱柳农业科技发展有限公司 | 一种藏蜜青钱柳的原生苗催芽装置及方法 |
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