JP2004343894A - 昇圧回路の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電流を増加させることなく昇圧能力を向上させることを可能とする昇圧回路の制御方法等を提供する。
【解決手段】昇圧クロック803は、一定周期のクロックではなく、電流出力直後の所定の期間(クロック発生期間805)に集中してクロック(信号の立ち上がりあるいは立ち下がり)を発生させる。また、昇圧クロック803におけるクロック発生期間805は、電流出力直後の所定の期間に限られ、他の期間ではクロックを発生しない。従って、電流、電荷の出力により電圧降下が生じた場合、迅速に昇圧電圧を回復することができ、また、クロック発生回数を減ずることができるので、消費電力を抑制することができる。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンデンサを使用するチャージポンプ方式の昇圧回路の制御方法等に関する。より詳細には、チャージポンプ式昇圧回路における制御信号等に関する。
【従来の技術】
従来、液晶表示パネルを構成する液晶を駆動する場合、画素(液晶表示素子)毎に電圧を印加することによりオンオフ制御等を行う。この場合、高圧電源が必要となるので、DC−DC昇圧を行う昇圧回路を備える電源回路が用いられたりする。昇圧回路としては、スイッチング素子、交互に放充電を行うコンデンサ等を備えるチャージポンプ式昇圧回路等が用いられる。
【0002】
図10は、従来のチャージポンプ式昇圧回路の動作に係るタイミングチャートを示す。
図11は、図10の拡大図である。
尚、図10及び図11に示すタイミングチャートは、1フレーム4ラインのマトリクス駆動における、駆動電圧、電流、昇圧電圧、昇圧クロックのタイミングを示す。
【0003】
駆動電圧1001、1101は、1の画素(液晶表示素子)に印加する駆動電圧の波形を示す。
電流1002、1102は、1の画素(液晶表示素子)における電流の波形を示す。
電流1003、1103は、昇圧回路から出力される電流の波形を示す。
昇圧電圧1004、1104は、昇圧回路により昇圧され、昇圧回路から出力される電圧(昇圧電圧VOUT)の波形を示す。
昇圧クロック1005、1105は、昇圧回路の動作を制御する制御信号(クロック信号CLn)の波形を示す。
【0004】
電圧回復時間1106は、電圧降下後から元の昇圧電圧まで回復するまでの時間を示す。
クロック発生間隔1107は、信号の立ち上がり及び立ち下がり間の期間、あるいは、信号の立ち下がり及び立ち上がり間の期間を示す。
【0005】
画素は、容量を有しある程度の電荷を保持することができるので、主として電圧印加開始直後に電流が生じる。従って、1の画素における電流1002、1102は、駆動電圧1001、1101のタイミングに同期したピークを有する波形となる。
尚、選択期間の開始直後のピーク1011、1111は、他のピーク1012、1112と比較して、ピーク値が大きい。ここで、選択期間は、画素が位置するライン(コモン電極)が選択される期間である。
【0006】
他の画素における駆動電圧(図示しない)及び電流の波形(図示しない)は、上記の駆動電圧1001、1101及び電流1002、1112と同様であるが、選択ラインがシフトするので、画素が位置するライン毎に、波形のタイミングもシフトしたものとなる。従って、液晶表示パネル全体の画素を考慮すると、昇圧回路が出力する電流は、電流1003、1103に示すように、タイミングは電流1002、1102と同様であるが、全般に渡ってほぼ同程度のピーク値を有する。
【0007】
チャージポンプ式昇圧回路は、コンデンサに充電される電荷を転送することにより電流を発生させる。従って、画素に電圧を印加する際、昇圧回路から電流が出力されると、昇圧回路における昇圧電圧は、急激に降下する。そこで、昇圧回路は、昇圧クロック(制御信号)に基づいてチャージポンプ動作を繰り返し、次の選択期間が開始するまでに昇圧電圧を回復する。
【0008】
昇圧回路における昇圧電圧は、昇圧電圧1004、1104に示すように、選択ラインのシフトタイミングに応じて、電圧降下、電圧回復を繰り返す。
昇圧回路の動作を制御する昇圧クロックは、昇圧クロック1005、1105に示すように、一定周期のクロックであり、同一時間間隔で立ち上がり及び立ち下がりを繰り返す矩形波である。昇圧回路は、この昇圧クロックの立ち上がり時あるいは立ち下がり時において、チャージポンプ動作を行って昇圧を行う。
【0009】
ここで、チャージポンプ式昇圧回路は、直流的なロス電流を流す必要がなく、ロスは回路を構成するスイッチング素子(CMOSトランジスタ等)の寄生容量に係る僅少な充放電電流に限られるので高効率であるが、上述したように、コンデンサに充電される電荷を転送することにより電流を発生させるので、電流値の大きさによっては出力電圧が低下してしまうという問題点がある。
【0010】
そこで、消費電力の低減を図る昇圧回路がいくつか提案されており、所定の期間中、スイッチング素子間の制御端子を短絡させることにより、消費電力の低減を図る昇圧回路が提案されている(例えば、[特許文献1]参照。)。
また、所定の期間中、スイッチング素子をオンオフ制御する制御信号の電圧振幅を変換することにより、消費電力の低減を図る昇圧回路が記載されている(例えば、[特許文献2]参照。)。
また、昇圧回路が発生する昇圧電圧と所定の電圧との比較結果に基づいて、昇圧回路が用いるクロック信号を調整あるいは固定することにより、消費電力の低減を図る昇圧回路が記載されている(例えば、[特許文献3]参照。)。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−333444号公報
【特許文献2】
特開2000−330085号公報
【特許文献3】
特開2001−211635号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、従来の昇圧回路は、定常固定的な昇圧クロックにより動作制御されるので、液晶表示パネルへの電荷供給に伴って昇圧電圧が降下すると、昇圧クロックの立ち上がりあるいは立ち下がりまで昇圧動作が行われず、また、立ち上がり−立ち下がり間隔を小さくすると、その分、昇圧回路におけるチャージポンプ動作回数、クロック発生回路における動作回数が増大し、消費電流が増大するという問題点がある。
【0013】
近年、液晶表示パネルの表示容量が増大するに伴い、液晶駆動用のドライバICにおける消費電流が増加する傾向にある。しかしながら、表示容量が大きくなっても消費電力の増加は許容されず、逆にさらなる低消費電力化が要求される状況である。この低消費電力化の要求は、特に、携帯電話、携帯情報端末等の携帯機器において顕著である。
【0014】
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、消費電流を増加させることなく昇圧能力を向上させることを可能とする昇圧回路の制御方法等を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために第1の発明は、制御信号に基づいてチャージポンプ動作を行い、入力電圧を昇圧する昇圧回路の制御方法であって、所定期間における前記制御信号のクロック発生間隔は、前記所定期間以外の期間における前記クロック発生間隔より小さいことを特徴とする昇圧回路の制御方法である。
【0016】
第1の発明では、制御信号により昇圧回路のチャージポンプ動作を制御する場合、所定期間においては当該所定期間以外より制御信号のクロック発生間隔を小さくする。
【0017】
昇圧回路は、チャージポンプ式昇圧回路であり、制御信号により制御されるスイッチング素子、充放電を行う昇圧用コンデンサ、平滑用コンデンサ等を備える。
クロックは、信号の立ち上がりあるいは信号の立ち下がり等を示す。
また、所定期間は、昇圧電圧回復用クロックの発生期間であり、例えば、電荷消費直後の一定期間、液晶表示素子のマトリクス駆動における選択ラインのシフト直後の一定期間等である。
尚、所定期間以外では、クロックを発生させないようにしてもよい。
【0018】
第1の発明では、昇圧回路の動作を制御する制御信号(昇圧クロック)として、従来のように一定周期のクロックを常時発生させるのではなく、クロック発生間隔を小さくすると共に、電流出力直後の所定の期間に集中してクロックを発生させることにより、電流、電荷の出力により電圧降下が生じた場合、迅速に昇圧電圧を回復することができる。また、クロック発生回数を減ずることができるので、消費電力を抑制することができる。
【0019】
また、昇圧電圧回復用クロックの発生期間(所定期間)以外の期間では、クロックを発生させなくともよいし、あるいは、電流補償用クロックを発生させるようにしてもよい。電流補償用クロックは、昇圧電圧回復用クロックと比較して、単位時間あたりのクロック発生回数を少なくし、あるいは、クロック発生間隔を長くしたりする。
【0020】
この場合、昇圧回路は、昇圧電圧回復後の期間においても、必要最小限のチャージポンプ動作を行うので、平滑用コンデンサ等から電流を補うことができる。従って、迅速に昇圧電圧を回復し、消費電力を抑制すると共に、液晶駆動回路、液晶表示パネル等に対して安定した電圧印加、電流供給、電荷供給を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る昇圧回路の制御方法等の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
【0022】
最初に、図1を参照しながら、液晶表示装置の概略構成を説明する。
図1は、液晶駆動ICを基板上に備える液晶表示装置100の概略構成図である。
液晶表示装置100は、液晶基板101上に液晶表示パネル102、液晶駆動IC103等が設けられて構成される。
【0023】
液晶基板101は、ガラス基板、フィルム基板等の基材である。
液晶表示パネル102は、表示装置であり、例えば、画素(液晶表示素子)がマトリクス上に配列されて構成されるLCDディスプレイ等である。
この場合、格子状に配列された画素に対して、縦方向の電極(セグメント電極、信号電極)、横方向の電極(コモン電極、走査電極)が配される。液晶駆動装置(液晶駆動回路)により電極を選択して電圧を印加し、縦横の電極が共に選択され所定の電圧が印加されると、対応する画素が駆動する。
【0024】
液晶駆動IC103は、液晶表示パネル102の液晶表示素子を駆動し、ビットマップ表示を行うIC等のデバイスである。液晶駆動IC103は、電源回路、表示RAM、セグメント駆動回路、コモン駆動回路、CPU(CentralProcessing Unit)インタフェース回路等が組み込まれる。
【0025】
液晶駆動IC103の端子104(セグメント駆動出力端子、コモン駆動出力端子等)と液晶表示パネル102の電極(セグメント電極、コモン電極)とは、液晶基板101上にパターン形成される透明配線105により接続される。
【0026】
また、液晶駆動IC103に昇圧回路を有する電源回路を設ける場合、端子104(コンデンサ接続端子等)とコンデンサ基板108上に設けられる昇圧用あるいは平滑用の外部コンデンサとは、液晶基板101上にパターン形成される透明配線106、配線テープ107等を介して接続される。
【0027】
透明配線105、透明配線106は、ITO(Indium Tin Oxide)配線等である。
配線テープ107は、TAB(Tape Automated Bonding)配線等である。
【0028】
次に、図2を参照しながら、液晶駆動ICの概略構成を説明する。
図2は、液晶駆動IC103の概略構成図である。
液晶駆動IC103は、電源回路201、セグメント駆動回路202、コモン駆動回路203、RAM204、発振回路205、CPUインタフェース206等を有する。
【0029】
電源回路201は、セグメント駆動回路202及びコモン駆動回路203に駆動電圧を供給する。電源回路201は、昇圧回路211、電圧レギュレータ回路212、電圧フォロア回路213等から構成される。
【0030】
昇圧回路211は、電源電圧VDDを昇圧して昇圧電圧VOUTを出力する。昇圧回路については、図4等において後述する。
電圧レギュレータ回路212は、昇圧電圧VOUTが入力されると、液晶駆動電圧V0を出力する。
電圧フォロア回路213は、液晶駆動電圧V0を分圧、バッファし、セグメント駆動回路202、コモン駆動回路203に入力する。
【0031】
セグメント駆動回路202は、RAM204から入力される表示データ、発振回路205から入力される制御信号等に基づいて、セグメント端子(SEG0、SEG1、…)にセグメント電極への印加電圧を出力する。
コモン駆動回路203は、発振回路205から入力される制御信号等に基づいて、コモン端子(COM0、COM1、…)にコモン電極への印加電圧を出力する。
【0032】
RAM204は、CPUインタフェース206を介して入力された画素毎の表示データを一時的に保持する。
発振回路205は、セグメント駆動回路202、コモン駆動回路203、昇圧回路211等を制御するための制御信号を出力する。
CPUインタフェース206は、CPU(図示しない)と液晶駆動IC103との間の通信を媒介し、各種回路の動作制御を行う。
【0033】
次に、図3〜図5を参照しながら、チャージポンプ式の昇圧回路の概略構成及び概略動作について説明する。
図3は、昇圧倍率が6倍の昇圧回路300(昇圧回路211)の概略構成図である。
【0034】
昇圧回路300には、高電位側の電源電圧VDDを入力する電源電圧端子VDD、低電位側の基準電圧VSSを入力する基準電圧端子VSSが設けられる。基準電圧端子VSSは、接地されたりする。
【0035】
端子VDDと端子VSSとの間には、PチャネルトランジスタQ1PとNチャネルトランジスタQ1Nが直列に接続され、これと平行して、PチャネルトランジスタQ2PとNチャネルトランジスタQ2Nが直列に接続される。
【0036】
トランジスタQ1PとトランジスタQ1Nとの間には、外部コンデンサ(昇圧用コンデンサ)接続用のコンデンサ接続端子CAP1−が設けられる。
トランジスタQ2PとトランジスタQ2Nとの間には、外部コンデンサ(昇圧用コンデンサ)接続用のコンデンサ接続端子CAP2−が設けられる。
【0037】
また、端子VDDには、PチャネルトランジスタQ、Q、Q、Q、Q、Qが直列に接続され、各トランジスタ間には、外部コンデンサ(昇圧用コンデンサ)接続用のコンデンサ接続端子CAP1+、CAP2+、CAP3+、CAP4+、CAP5+が設けられる。
また、トランジスタQのソースには、昇圧電圧VOUTを出力し、平滑用コンデンサ接続端子である、昇圧電圧出力端子VOUTが設けられる。
【0038】
端子CAP1−と、端子CAP1+、端子CAP3+、端子CAP5+との間には、それぞれ、昇圧用のコンデンサC1、C3、C5が接続される。
端子CAP2−と、端子CAP2+、端子CAP4+との間には、それぞれ、昇圧用のコンデンサC2、C4が接続される。
端子VOUTと端子VDDとの間には、平滑用のコンデンサCが接続される。
【0039】
尚、端子CAP1+、端子CAP2+、端子CAP3+、端子CAP4+、端子CAP5+には、コンデンサの正極が接続され、端子CAP1−、端子CAP2−には、コンデンサの負極が接続される。
【0040】
トランジスタQ1P、Q1N、Q2P、Q2N、Q、Q、Q、Q、Q、Qは、スイッチング素子として機能し、それぞれ、クロック信号(制御信号)CL1P、CL1N、CL2P、CL2N、CL、CL、CL、CL、CL、CLによりオンオフ制御される。
【0041】
図4は、昇圧回路300に入力されるクロック信号(制御信号)の波形を示す図である。
【0042】
クロック信号401は、トランジスタQ1P、Q1Nのゲートに入力されるクロック信号CL1P、CL1Nの波形を示す。
クロック信号402は、トランジスタQ2P、Q2Nのゲートに入力されるクロック信号CL2P、CL2Nの波形を示す。
尚、クロック信号401と、クロック信号402とは、逆相である。また、クロック信号401、クロック信号402は、電源電圧VDDと基準電圧VSSとの間で遷移する。
【0043】
クロック信号403は、トランジスタQ、Q、Qのゲートに入力されるクロック信号CL、CL、CLの波形を示す。
クロック信号404は、トランジスタQ、Q、Qのゲートに入力されるクロック信号CL、CL、CLの波形を示す。
尚、クロック信号403と、クロック信号404とは、逆相である。また、クロック信号403、クロック信号404は、電源電圧VOUTと基準電圧VSSとの間で遷移する。
【0044】
トランジスタQ〜Qは、クロック信号CL〜CLに応じてオンオフ動作を行う。トランジスタQ〜Qのオンオフ動作に伴って昇圧用のコンデンサにおいて充電及び放電が繰り返され、電源電圧VDD(基準電圧VSS)が昇圧電圧VOUTに昇圧される。
【0045】
図5は、昇圧回路300に入力されるクロック信号(制御信号)の波形を示す図である。
図4に示すクロック信号は、周期一定の固定定常的な昇圧クロックである。一方、図5に示すクロック信号は、周期一定であるが、高レベル(VDDあるいはVOUT)期間と低レベル(VSS)期間は、必ずしも同一ではない。
【0046】
クロック信号501は、トランジスタQ1Pのゲートに入力されるクロック信号CL1Pの波形を示す。
クロック信号502は、トランジスタQ1Nのゲートに入力されるクロック信号CL1Nの波形を示す。
クロック信号503は、トランジスタQ2Pのゲートに入力されるクロック信号CL2Pの波形を示す。
クロック信号504は、トランジスタQ2Nのゲートに入力されるクロック信号CL2Nの波形を示す。
【0047】
尚、クロック信号501、502、503、504は、電源電圧VDDと基準電圧VSSとの間で遷移する。
また、クロック信号501の高レベル(VDD)期間及びクロック信号504の低レベル(VSS)期間は、クロック信号502の高レベル(VDD)期間及びクロック信号503の低レベル(VSS)期間より、長い。
また、クロック信号501の低レベル(VSS)期間及びクロック信号504の高レベル(VDD)期間は、クロック信号502の低レベル(VSS)期間及びクロック信号503の高レベル(VDD)期間より、短い。
【0048】
クロック信号505は、トランジスタQ、Q、Qのゲートに入力されるクロック信号CL、CL、CLの波形を示す。
クロック信号506は、トランジスタQ、Q、Qのゲートに入力されるクロック信号CL、CL、CLの波形を示す。
【0049】
尚、クロック信号505、506は、昇圧電圧VOUTと基準電圧VSSとの間で遷移する。
また、クロック信号505の高レベル(VOUT)期間は、クロック信号506の低レベル(VSS)期間より、長い。
また、クロック信号505の低レベル(VSS)期間は、クロック信号506の高レベル(VOUT)期間より、短い。
【0050】
クロック信号501〜506に示す制御信号により昇圧回路を制御する場合、第1スイッチング素子群(Q1N、Q2P、Q、Q、Q、…)及び第2スイッチング素子群(Q1P、Q2N、Q、Q、Q、…)は、両スイッチング素子群が共にオフとなる期間を経て、交互にオンオフ動作を行う。
従って、貫通電流のみならず、スイッチング素子の過渡特性に係る過渡電流を軽減することができ、消費電力を抑制することができる。
【0051】
次に、図6及び図7を参照しながら、クロック信号の生成に用いられるレベルシフト回路について説明する。
図6は、レベルシフト回路601を示す図である。
図7は、図4に示すクロック信号に係るレベルシフト回路701を示す図である。
【0052】
図6に示すように、レベルシフト回路601は、複数のスイッチング素子により構成される。
図6に示すレベルシフト回路601は、信号I及びそのインバータ信号^Iが入力されると、電圧V及び電圧V間で遷移する信号O及びそのインバータ信号^Oを出力する。
【0053】
図7に示すように、例えば、図4に示すクロック信号に関して、表示タイミング制御用の発振回路等を経て、信号I及びインバータ信号^Iとしてクロック信号401及びクロック信号402が入力されると、レベルシフト回路701は、、電圧VOUT及び電圧VSS間で遷移する信号O及びインバータ信号^Oとしてクロック信号404及びクロック信号403を出力する。
また、図5に示すクロック信号に関しては、複数のレベルシフト回路を用いることにより、制御信号出力を得ることができる。
【0054】
レベルシフト回路は、複数のスイッチング素子により構成される。従って、クロック信号発生時にレベルシフト回路を動作させると、その分、スイッチング素子に係る過渡電流、寄生容量等の影響により、電力が消費される。
【0055】
次に、図8、図10、図11等を参照しながら、本発明の実施の形態に係る昇圧回路の制御方法について説明する。
図8は、本発明の実施の形態に係るチャージポンプ式昇圧回路の動作に係るタイミングチャートを示す。
尚、図8に示すタイミングチャートは、昇圧回路における、電流、昇圧電圧、昇圧クロックのタイミングを示す。
【0056】
電流801は、昇圧回路から出力される電流の波形を示す。
昇圧電圧802は、昇圧回路により昇圧され、昇圧回路から出力される電圧(昇圧電圧VOUT)の波形を示す。
昇圧クロック803は、昇圧回路の動作を制御する制御信号(クロック信号CLn)の波形を示す。
【0057】
電圧回復時間804は、電圧降下後から元の昇圧電圧まで回復するまでの時間を示す。
クロック発生期間805は、クロック(信号の立ち上がりあるいは立ち下がり)を発生させる期間である。
クロック発生間隔806は、クロックの発生間隔(信号の立ち上がりから立ち下がり間の期間、あるいは、信号の立ち下がりから立ち上がり間の期間)を示す。
【0058】
チャージポンプ式昇圧回路は、コンデンサに充電される電荷を転送することにより電流を発生させる。従って、画素に電圧を印加する際、昇圧回路から電流が出力されると、昇圧回路における昇圧電圧は、急激に降下する。そこで、昇圧回路は、昇圧クロック(制御信号)に基づいてチャージポンプ動作を繰り返し、次の選択期間が開始するまでに昇圧電圧を回復する。
【0059】
昇圧電圧802は、選択ラインのシフトタイミングに応じて、電圧降下、電圧回復を繰り返す。
昇圧クロック803は、一定周期のクロックではなく、電流出力直後の所定の期間(クロック発生期間805)に集中してクロック(信号の立ち上がりあるいは立ち下がり)を発生させる。
【0060】
ここで、図8に示す本発明の実施の形態に係る昇圧クロック803と図11に示す従来の昇圧クロック1105とを比較する。
【0061】
昇圧クロック803におけるクロック発生間隔806は、従来の昇圧クロック1105におけるクロック発生間隔1107よりも小さい。
従って、電圧回復時間804は、従来の昇圧回路における電圧回復時間1106よりも短縮される。
【0062】
また、昇圧クロック803におけるクロック発生期間805は、電流出力直後の所定の期間に限られ、他の期間ではクロックを発生しない。一方、従来の昇圧クロック1105では、常時クロックを発生する。
従って、昇圧クロック803におけるクロック発生回数は、従来の昇圧クロック1105よりも減ずることができ、あるいは、少なくとも増加させることはない。
【0063】
このように、昇圧クロックとして、従来のように一定周期のクロックを常時発生させるのではなく、クロック発生間隔を小さくすると共に、電流出力直後の所定の期間に集中してクロックを発生させることにより、電流、電荷の出力により電圧降下が生じた場合、迅速に昇圧電圧を回復することができる。また、クロック発生回数を減ずることができるので、消費電力を抑制することができる。
【0064】
尚、クロック発生期間の長さ及びタイミング、クロック発生間隔等は、要求される電圧回復時間、選択ラインのシフトタイミング等に応じて設定することができる。
例えば、クロック発生期間のタイミングについては、駆動制御回路に入力される選択ラインのシフト制御用の信号に基づいて、クロック発生期間を決定したり、昇圧クロックを発生させることができる。
【0065】
次に、図9等を参照しながら、本発明の他の実施の形態に係る昇圧回路の制御方法について説明する。
【0066】
図9は、本発明の他の実施の形態に係るチャージポンプ式昇圧回路の動作に係るタイミングチャートを示す。
尚、図9に示すタイミングチャートは、昇圧回路における、電流、昇圧電圧、昇圧クロックのタイミングを示す。
【0067】
電流901は、昇圧回路から出力される電流の波形を示す。
昇圧電圧902は、昇圧回路により昇圧され、昇圧回路から出力される電圧(昇圧電圧VOUT)の波形を示す。
昇圧クロック903は、昇圧回路の動作を制御する制御信号(クロック信号CLn)の波形を示す。
【0068】
昇圧クロック903は、電流出力直後の所定の期間に集中して昇圧電圧回復用クロック904を発生させると共に、当該期間以外においても電流補償用クロック905を発生させる。
【0069】
昇圧電圧回復用クロック904は、図8に示した昇圧クロック803と同様のものである。
電流補償用クロック905は、昇圧電圧回復用クロック904と比較して、単位時間あたりのクロック発生回数を少なくし、あるいは、クロック発生間隔を長くしたものである。
【0070】
この場合、昇圧回路は、昇圧電圧回復後の期間においても、必要最小限のチャージポンプ動作を行うので、平滑用コンデンサ等から電流を補うことができる。従って、迅速に昇圧電圧を回復し、消費電力を抑制すると共に、液晶駆動回路、液晶表示パネル等に対して安定した電圧印加、電流供給、電荷供給を行うことができる。
【0071】
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかる昇圧回路の制御方法等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0072】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明によれば、消費電流を増加させることなく昇圧能力を向上させることを可能とする昇圧回路の制御方法等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶駆動ICを基板上に備える液晶表示装置100の概略構成図
【図2】液晶駆動IC103の概略構成図
【図3】昇圧倍率が6倍の昇圧回路300(昇圧回路211)の概略構成図
【図4】昇圧回路300に入力されるクロック信号(制御信号)の波形を示す図
【図5】昇圧回路300に入力されるクロック信号(制御信号)の波形を示す図
【図6】レベルシフト回路601を示す図
【図7】図4に示すクロック信号に係るレベルシフト回路701を示す図
【図8】本発明の実施の形態に係るチャージポンプ式昇圧回路の動作に係るタイミングチャート
【図9】本発明の他の実施の形態に係るチャージポンプ式昇圧回路の動作に係るタイミングチャート
【図10】従来のチャージポンプ式昇圧回路の動作に係るタイミングチャート
【図11】図10の拡大図
【符号の説明】
100………液晶表示装置
101………液晶基板
102………液晶表示パネル
103………液晶駆動IC
201………電源回路
211………昇圧回路
300………昇圧回路
401、402、403、404………クロック信号
501、502、503、504、505、506………クロック信号
601、701………レベルシフト回路
801、901………電流
802、902………昇圧電圧(VOUT
803、903………昇圧クロック(CLn)
804………電圧回復時間
805………クロック発生期間
806………クロック発生間隔
904………昇圧電圧回復用クロック
905………電流補償用クロック

Claims (5)

  1. 制御信号に基づいてチャージポンプ動作を行い、入力電圧を昇圧する昇圧回路の制御方法であって、
    所定期間における前記制御信号のクロック発生間隔は、前記所定期間以外の期間における前記クロック発生間隔より小さいことを特徴とする昇圧回路の制御方法。
  2. 前記所定期間は、電荷消費直後の一定期間であることを特徴とする請求項1に記載の昇圧回路の制御方法。
  3. 前記所定期間は、液晶表示素子のマトリクス駆動における選択ラインのシフト直後の一定期間であることを特徴とする請求項1に記載の昇圧回路の制御方法。
  4. 前記所定期間以外の期間は、クロックを発生させないことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の昇圧回路の制御方法。
  5. 前記昇圧回路は、前記制御信号により制御されるスイッチング素子及び充放電を行うコンデンサを有することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の昇圧回路の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015126595A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 新日本無線株式会社 チャージポンプ回路

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