JP4826383B2 - 電源回路、表示ドライバ、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

電源回路、表示ドライバ、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、電源回路、表示ドライバ、電気光学装置及び電子機器に関する。
携帯型の電子機器には、より一層の低消費電力化が求められる。このような電子機器に搭載される表示装置として、液晶装置が用いられることが多い。この液晶装置を駆動するためには、高い電圧や負の電圧等の複数の電源を必要とする。この場合、液晶装置を駆動する液晶駆動装置は、複数の電源を生成する電源回路を内蔵することがコストの観点からも望ましい。
このような電源回路は、昇圧回路を含む。この昇圧回路として、いわゆるチャージポンプ動作により昇圧した電圧を生成するチャージポンプ回路が採用されることが多い。チャージポンプ回路は、電荷を蓄積したコンデンサの一端を、スイッチ素子(例えば金属酸化膜半導体(Metal Oxide Semiconductor:MOS)トランジスタ)により各種電圧に接続していくことで、該コンデンサに蓄積された電荷に対応した電圧を昇圧していく。このようなチャージポンプ回路を用いることで、低消費化を図ることができる。
ところで、チャージポンプ回路による昇圧効率を上げるためには、電荷の損失をできるだけ少なくする必要がある。そのため、チャージポンプ回路を構成するスイッチ素子のオン抵抗ができるだけ低くなるように構成される。ところが、チャージポンプ回路の動作を立ち上げる直前では、コンデンサに電荷が蓄積されていない状態となっているため、立ち上げ直後に、大きな電流(突入電流)が流れてしまうという問題がある。
そこで、立ち上げ直後に、いわゆるソフトスタート回路により昇圧動作を行わせることが行われている。このようなソフトスタート回路は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2005−57860号公報
チャージポンプ回路を1次昇圧回路として用いる場合、2次昇圧回路、3次昇圧回路、レギュレータ等(広義には電源生成回路)は、1次昇圧回路で生成した昇圧電圧を電源電圧として動作する。このような2次昇圧回路等は、1次昇圧回路の立ち上げタイミングより後に立ち上げられることが多い。これは、2次昇圧回路等が、1次昇圧回路で昇圧電圧を安定して利用することを目的としたり、2次昇圧回路等の立ち上げ直後に発生する大電流に起因するラッチアップを防止することを目的としたりするからである。
ところが、2次昇圧回路等も、チャージポンプ動作のためのフライングコンデンサや出力安定化用のコンデンサが接続される。そのため、できるだけ効率よく電荷を蓄積させるために、2次昇圧回路等を構成する例えば電源出力段のスイッチ素子(トランジスタ)のオン抵抗が小さくなるように構成されることなる。このような場合に、特許文献1に開示された技術であっても、1次昇圧回路の立ち上げ(オン)時の突入電流を防止できるものの、2次昇圧回路等の立ち上げ時の突入電流を防止できないという問題がある。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、タイミングをずらして電源を生成する場合にも突入電流を防止できる電源回路、表示ドライバ、電気光学装置及び電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、
所与の電圧を昇圧して1又は複数の電源電圧を生成するための電源回路であって、
チャージポンプ動作によりフライングコンデンサに蓄積された電荷を用いて昇圧電圧を生成するためのスイッチ素子を含むチャージポンプ制御回路と、
前記フライングコンデンサへの突入電流を防止するためのソフトスタート回路と、
安定化用コンデンサが接続され、前記昇圧電圧を電源として電源電圧を生成する電源生成回路とを含み、
前記チャージポンプ制御回路によるチャージポンプ動作により前記昇圧電圧が生成された状態で前記電源生成回路をオンした後には、前記スイッチ素子をオフ状態にすると共に、前記ソフトスタート回路によりチャージポンプ動作を行って前記昇圧電圧を生成する電源回路に関係する。
本発明によれば、安定化用コンデンサが接続され、チャージポンプ動作により昇圧された昇圧電圧を電源として電源電圧を生成する電源生成回路を含む場合に、チャージポンプ制御回路によるチャージポンプ動作により昇圧電圧が生成された状態で電源生成回路がオンとなる(立ち上げられる、起動される)。このとき、チャージポンプ制御回路のスイッチ素子をオフ状態にすると共に、ソフトスタート回路によりチャージポンプ動作を行って昇圧電圧を生成する。こうすることで、チャージポンプ制御回路に代わってチャージポンプ動作を行うソフトスタート回路によって、フライングコンデンサ及び安定化用コンデンサに大電流が流れないように制御される。その結果、電源回路(1次昇圧回路)の入力電圧の電圧レベルが変動することがなくなる。
また本発明に係る電源回路では、
前記電源回路をオンした直後に、前記ソフトスタート回路によりチャージポンプ動作を行って前記昇圧電圧を生成し、その後前記チャージポンプ制御回路によるチャージポンプ動作により前記昇圧電圧を生成することができる。
本発明によれば、上記の効果に加えて、電源回路をオンした(立ち上げた、起動した)直後にもソフトスタート回路により突入電流が低く抑えられるので、電源回路(1次昇圧回路)の入力電圧の電圧レベルが変動することがなくなる。
また本発明に係る電源回路では、
前記ソフトスタート回路が、
前記チャージポンプ制御回路のスイッチ素子と並列に設けられ、そのオン抵抗が前記チャージポンプ制御回路のスイッチ素子より高いスイッチ素子を含むことができる。
本発明によれば、簡素な構成で、ソフトスタート回路を構成することができる。
また本発明に係る電源回路では、
前記電源回路をオンした後、前記チャージポンプ制御回路のスイッチ素子のスイッチ制御をするかしないかにかかわらず、前記ソフトスタート回路のスイッチ素子のスイッチ制御を行うことができる。
本発明によれば、チャージポンプ制御回路及びソフトスタート回路のスイッチ素子のスイッチ制御を簡素化できると共に、ソフトスタート回路によるチャージポンプ動作を少しでも補助する役割を担わせることができる。
また本発明は、
所与の電圧を昇圧して1又は複数の電源電圧を生成するための電源回路であって、
チャージポンプ動作によりフライングコンデンサに蓄積された電荷を用いて昇圧電圧を生成するためのスイッチ素子を含むチャージポンプ制御回路と、
前記フライングコンデンサへの突入電流を防止するためのソフトスタート回路と、
安定化用コンデンサが接続され、前記昇圧電圧を電源として電源電圧を生成する電源生成回路とを含み、
前記電源回路をオンした後、前記スイッチ素子をオフ状態に設定した状態で、前記電源生成回路をオンし、前記ソフトスタート回路によりチャージポンプ動作を行って前記昇圧電圧を生成し、
その後、前記スイッチ素子のスイッチ制御により前記チャージポンプ動作を行って前記昇圧電圧を生成する電源回路に関係する。
本発明によれば、電源回路をオンした(立ち上げた)後、電源生成回路が立ち上げられた場合であっても、フライングコンデンサ及び安定化用コンデンサへの突入電流を低く抑えることができ、電源回路(1次昇圧回路)の入力電圧の電圧レベルの変動をなくすことができる。
また本発明は、
電気光学装置を駆動するための表示ドライバであって、
前記電気光学装置のソース線を駆動するソースドライバと、
前記ソースドライバの電源を生成する上記のいずれか記載の電源回路とを含む表示ドライバに関係する。
本発明によれば、タイミングをずらして電源を生成する場合にも突入電流を防止できる電源回路を含む表示ドライバを提供できる。
また本発明は、
複数のゲート線と
複数のソース線と、
複数の画素電極と、
前記複数のゲート線を走査するゲートドライバと、
階調データに基づいて前記複数のソース線を駆動するソースドライバと、
前記ゲートドライバ及び前記ソースドライバの少なくとも一方の電源を生成する上記のいずれか記載の電源回路とを含む電気光学装置に関係する。
本発明によれば、タイミングをずらして電源を生成する場合にも突入電流を防止できる電源回路を含む電気光学装置を提供できる。
また本発明は、
上記のいずれか記載の電源回路を含む電子機器に関係する。
また本発明は、
上記記載の電気光学装置を含む電子機器に関係する。
上記のいずれかの発明によれば、タイミングをずらして電源を生成する場合にも突入電流を防止できる電源回路を含む電子機器を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 電源回路
図1に、本実施形態における電源回路の構成の概要を示す。
電源回路100は、システム電源電圧AVDDとシステム接地電源電圧VSSとの間の電圧を昇圧して1又は複数の電源電圧を生成する。この電源回路100は、昇圧回路110を含む。昇圧回路110は、フライングコンデンサに蓄積された電荷を用いて昇圧電圧を生成するチャージポンプ動作を行う。更に、電源回路100は、電源生成回路としてレギュレータ120、130を含み、レギュレータ120、130が、昇圧回路110により生成された昇圧電圧を電源電圧として動作する。
より具体的には、昇圧回路110は、システム電源電圧AVDDとシステム接地電源電圧VSSとの間の電圧を、システム接地電源電圧VSSを基準に正方向に2倍に昇圧した昇圧電圧を生成する。電源回路100は、この昇圧電圧を、電源電圧VOUTとして出力する。レギュレータ120は、電源電圧VOUTを高電位側電源電圧として動作し、その出力を電源電圧VDDHSとして出力する。レギュレータ130は、電源電圧VOUTを高電位側電源電圧として動作し、その出力を電源電圧VCOMHとして出力する。
昇圧回路110には、2倍昇圧のチャージポンプ動作を行うために、端子TM1、TM2を介してフライングコンデンサFCが接続される。また、昇圧回路110により生成された昇圧電圧が出力される電源線には、端子TM3を介して電源回路100の外部に設けられた安定化用コンデンサSC1の一端が接続される。レギュレータ120の出力電源線には、端子TM4を介して電源回路100の外部に設けられた安定化用コンデンサSC2の一端が接続される。レギュレータ130の出力電源線には、端子TM5を介して電源回路100の外部に設けられた安定化用コンデンサSC3の一端が接続される。安定化用コンデンサSC1、SC2、SC3のそれぞれの他端には、例えばシステム接地電源電圧VSSが供給される。
安定化用コンデンサSC1の容量を、昇圧回路110の出力ノードの負荷容量に比べて大きい容量とすることで、例えば外的な要因により昇圧回路110の出力先の電圧レベルが変動しても、該出力ノードの電位変動を抑えることができ、昇圧回路110の駆動能力を絞っても安定化させる働きを備えさせることができる。安定化用コンデンサSC2、SC3の容量を、レギュレータ120、130の出力ノードの負荷容量に比べて大きい容量とすることで、例えば外的な要因によりレギュレータ120、130の出力先の電圧レベルが変動しても、該出力ノードの電位変動を抑えることができ、レギュレータ120、130の駆動能力を絞っても安定化させる働きを備えさせることができる。
なお図1では、昇圧回路110は、1次昇圧回路として昇圧倍率を2倍としたが、昇圧倍率に本実施形態が限定されるものではない。また、図1では、電源生成回路としてレギュレータ120、130が設けられるものとして説明したが、電源生成回路の数に限定されるものではなく1種類や3種類以上であってもよい。また、図1では、電源生成回路としてレギュレータが設けられるものとして説明したが、本実施形態がレギュレータに限定されるものではなく、昇圧回路(チャージポンプ回路)であってもよい。
図2に、図1の昇圧回路110の構成例の回路図を示す。
図2において、図1と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
昇圧回路110は、チャージポンプ(Charge Pump:以下、CP)制御回路112、ソフトスタート回路114を含む。CP制御回路112は、フライングコンデンサFCへの電荷の充放電を行うチャージポンプ動作を行う。ソフトスタート回路114は、フライングコンデンサへの突入電流を防止する制御を行う。
CP制御回路112は、チャージポンプ動作によりフライングコンデンサFCに蓄積された電荷を用いて昇圧電圧を生成するためのスイッチ素子を含む。より具体的には、CP制御回路112は、昇圧電圧が出力される出力電源線とシステム電源電圧AVDDが供給される電源線との間に直列に挿入されるP型(広義には第1導電型)MOSトランジスタ(以下、単にトランジスタ)PT1、PT2を含む。また、CP制御回路112は、システム電源電圧AVDDが供給される電源線とシステム接地電源電圧VSSが供給される電源線との間に直列に挿入されるP型MOSトランジスタPT3、N型(広義には第2導電型)MOSトランジスタ(以下、単にトランジスタ)NT1を含む。
トランジスタPT1のゲートには、チャージクロックCK1Pが供給される。トランジスタPT2のゲートには、チャージクロックCK2Pが供給される。トランジスタPT3のゲートには、チャージクロックCK3Pが供給される。トランジスタNT1のゲートには、チャージクロックCK1Nが供給される。
トランジスタPT1のソースに、昇圧電圧が出力される電源線が接続される。トランジスタPT1、PT2の接続ノードに、端子TM2を介してフライングコンデンサFCの一端が接続される。トランジスタPT3、NT1の接続ノードに、端末TM1を介してフライングコンデンサFCの他端が接続される。
図3に、図2のチャージクロックCK1P、CK2P、CK3P、CK1Nのタイミングを模式的に示す。
チャージクロックCK1PがLレベルのとき、チャージクロックCK2PがHレベル、チャージクロックCK3P、CK1NがLレベルとなる(期間PH1)。また、チャージクロックCK1PがHレベルのとき、チャージクロックCK2PがHレベル、チャージクロックCK3P、CK1NがHレベルとなる(期間PH2)。
期間PH1では、トランジスタPT1がオン、トランジスタPT2がオフとなり、端子TM2を介して接続されるフライングコンデンサFCの一端の電圧が、端子TM3を介して出力電源線に出力される。このとき、トランジスタPT3がオン、トランジスタNT1がオフとなり、端子TM1を介して接続されるフライングコンデンサFCに他端には、システム源電圧AVDDが供給される。
期間PH2では、トランジスタPT1がオフ、トランジスタPT2がオンとなり、端子TM2を介して接続されるフライングコンデンサFCの一端には、システム源電圧AVDDが供給される。このとき、トランジスタPT3がオフ、トランジスタNT1がオンとなるため、端子TM1を介して接続されるフライングコンデンサFCの他端には、システム接地電源電圧VSSが供給される。従って、期間PH2では、フライングコンデンサFCには、システム源電圧AVDDとシステム接地電源電圧VSSとの間の電圧に対応した電荷が蓄積される。
そして、再び、期間PH1では、上述のように出力電源線に、フライングコンデンサFCの一端の電圧が出力される。このとき、端子TM1に接続されるフライングコンデンサFC他端の電圧がシステム源電圧AVDDとなるため、出力電源線の電圧は、システム源電圧AVDDとシステム接地電源電圧VSSとの間の電圧の2倍の電圧となる。安定化用コンデンサSC1は、出力電源線の電圧に対応した電荷を蓄積するため、その後、期間PH2では安定化用コンデンサSC1に蓄積された電荷に対応した電圧を昇圧電圧として出力し、期間PH1では上述したように電荷が蓄積される。
なお、トランジスタPT1、PT2が同時にオンとならないように、チャージクロックCK1P、CK2Pを変化させることが望ましい。また、トランジスタPT2、PT3が同時にオンとならないように、チャージクロックCK2P、CK3Pを変化させることが望ましい。更に、トランジスタPT3、NT1が同時にオンとならないように、チャージクロックCK3P、CK1Nを変化させることが望ましい。
ところで、昇圧回路110の昇圧効率を上げるためには、電荷の損失をできるだけ少なくすることが望ましい。そのため、CP制御回路112のトランジスタPT1〜PT3、NT1のオン抵抗ができるだけ小さくなるように構成される。従って、立ち上げ(オン)直後では、フライングコンデンサFCや安定化用コンデンサSC1には電荷が蓄積されておらず、非常に大きな電流が流れてしまう。
図4(A)、図4(B)に、突入電流の説明図を示す。
例えば安定化用コンデンサSC1の容量は、出力電源線の安定化を目的とするため、上述のように大きい方が望ましく、安定化用コンデンサSC1の容量Cは1μFである。このとき、CP制御回路112の出力時のオン抵抗と配線抵抗との合成抵抗Rを5オームとすると、図4(A)に示す回路構成となり、例えば100ミリアンペアを超える電流が流れてしまうこともある。図4(B)は横軸に時間、縦軸に電流とすると、丸印PKの部分で突入電流が発生する。この突入電流は、ラッチアップを発生させたり、システム電源電圧AVDDのレベルを変動させたりする。
そこで、図2のソフトスタート回路114が、上述の突入電流を防止する制御を行う。電源回路100(昇圧回路110)をオンした(立ち上げた、起動した)直後に、ソフトスタート回路114によりチャージポンプ動作を行って昇圧電圧を生成し、その後チャージポンプ制御回路112によるチャージポンプ動作により昇圧電圧を生成する。ソフトスタート回路114は、各スイッチ素子が、CP制御回路112の各スイッチ素子と並列に設けられ、そのオン抵抗がCP制御回路112のスイッチ素子より高いスイッチ素子を含む。そして、ソフトスタート回路114は、その動作時にはCP制御回路112と同一タイミングで動作するようになっている。
より具体的には、ソフトスタート回路114は、昇圧電圧が出力される出力電源線とシステム電源電圧AVDDが供給される電源線との間に直列に挿入されるP型MOSトランジスタ(以下、単にトランジスタ)SPT1、SPT2を含む。また、ソフトスタート回路114は、システム電源電圧AVDDが供給される電源線とシステム接地電源電圧VSSが供給される電源線との間に直列に挿入されるP型MOSトランジスタSPT3、N型(広義には第2導電型)MOSトランジスタ(以下、単にトランジスタ)SNT1を含む。
トランジスタSPT1がオンしたときのソース・ドレイン間抵抗(オン抵抗)は、トランジスタPT1がオンしたときのソース・ドレイン間抵抗(オン抵抗)より高い。トランジスタSPT2がオンしたときのソース・ドレイン間抵抗(オン抵抗)は、トランジスタPT2がオンしたときのソース・ドレイン間抵抗(オン抵抗)より高い。トランジスタSPT3がオンしたときのソース・ドレイン間抵抗(オン抵抗)は、トランジスタPT3がオンしたときのソース・ドレイン間抵抗(オン抵抗)より高い。トランジスタSNT1がオンしたときのソース・ドレイン間抵抗(オン抵抗)は、トランジスタNT1がオンしたときのソース・ドレイン間抵抗(オン抵抗)より高い。
トランジスタSPT1のゲートには、チャージクロックSK1Pが供給される。ランジスタSPT2のゲートには、チャージクロックSK2Pが供給される。トランジスタSPT3のゲートには、チャージクロックSK3Pが供給される。トランジスタSNT1のゲートには、チャージクロックSK1Nが供給される。
トランジスタSPT1のソースに、昇圧電圧が出力される電源線が接続される。トランジスタSPT1、SPT2の接続ノードに、端子TM2を介してフライングコンデンサFCの一端が接続される。トランジスタSPT3、SNT1の接続ノードに、端末TM1を介してフライングコンデンサFCの他端が接続される。
ソフトスタート回路114は、以上のように構成されるため、チャージクロックSK1P〜SK3P、SK1NをチャージクロックCK1P〜CK3P、CK1Nと同じタイミングで動作させると、CP制御回路112によるチャージポンプ動作時に比べて昇圧効率が低下するが、フライングコンデンサFCや安定化用コンデンサSC1への突入電流を抑えることができるようになる。
そこで、本実施形態では、まず、電源回路100をオンした直後に、ソフトスタート回路114によりチャージポンプ動作を行って昇圧電圧を生成する。更に、本実施形態では、CP制御回路112によるチャージポンプ動作により昇圧電圧が生成された状態でレギュレータ120、130(電源生成回路)を立ち上げた(オンした、起動した)後には、CP制御回路112のトランジスタPT1〜PT3、NT1をオフ状態にすると共に、ソフトスタート回路114によりチャージポンプ動作を行って昇圧電圧を生成する。
図5に、チャージクロックCK1P〜CK3P、CK1N、SK1P〜SK3P、SK1Nのタイミングの一例を示す。
電源回路100を立ち上げると、まず昇圧回路110が立ち上げられる。その後、電源生成回路としてのレギュレータ120、130がオンとなる。昇圧回路110を立ち上げた後に、ソフトスタート期間が開始される。ソフトスタート期間では、チャージクロックCK1P〜CK3P、CK1NによりトランジスタPT1〜PT3、NT1をオフ状態に設定したまま、チャージクロックSK1P〜SK3P、SK1Nを動作させる。即ち、ソフトスタート期間では、チャージクロックSK1P〜SK3P、SK1Nを図3と同様のタイミングで動作させる。この結果、ソフトスタート期間では、ソフトスタート回路114によりチャージポンプ動作が行われ、突入電流を防止した状態で、昇圧電圧が生成される。
ソフトスタート期間が終了すると、チャージクロックCK1P〜CK3P、SK1Nを動作させる。このとき、電流は、オン抵抗の小さい経路に流れるため、チャージクロックSK1P〜SK3P、SK1Nは、ソフトスタート期間と同様に継続して動作させてもよい。即ち、昇圧回路110(電源回路100)をオンした後、CP制御回路のスイッチ素子のスイッチ制御をするかしないかにかかわらず、ソフトスタート回路114のスイッチ素子のスイッチ制御を行う。こうすることで、チャージクロックCK1P〜CK3P、CK1N、SK1P〜SK3P、SK1Nの動作制御を簡素化できると共に、ソフトスタート期間後におけるチャージポンプ動作を少しでも補助する役割を担わせることができる。この結果、ソフトスタート期間後では、CP制御回路112によりチャージポンプ動作が行われる。このとき、既にフライングコンデンサFCや安定化用コンデンサSC1には電荷が蓄積されているため、突入電流が発生することがない。しかも、トランジスタPT1〜PT3、NT1によりチャージポンプ動作が行われるため、昇圧効率を高めることができる。
次に、レギュレータ120、130のうちレギュレータ120が立ち上げられる。このとき、ソフトスタート期間と同様に、チャージクロックCK1P〜CK3P、CK1NによりトランジスタPT1〜PT3、NT1をオフ状態に設定したまま、チャージクロックSK1P〜SK3P、SK1Nを動作させる。即ち、チャージクロックSK1P〜SK3P、SK1Nを図3と同様のタイミングで動作させる。この結果、ソフトスタート回路114によりチャージポンプ動作が行われ、突入電流を防止した状態で、昇圧電圧が生成される。これにより、レギュレータ120の出力に接続される安定化用コンデンサSC2への突入電流を防止することができる。
その後、レギュレータ120を立ち上げた後、所与の期間が経過すると、チャージクロックCK1P〜CK3P、SK1Nを動作させる。このとき、電流は、オン抵抗の小さい経路に流れるため、チャージクロックSK1P〜SK3P、SK1Nは、ソフトスタート期間と同様に継続して動作させてもよい。
そして、次にレギュレータ130が立ち上げられると、ソフトスタート期間と同様に、チャージクロックCK1P〜CK3P、CK1NによりトランジスタPT1〜PT3、NT1をオフ状態に設定したまま、チャージクロックSK1P〜SK3P、SK1Nを動作させる。
このように、昇圧回路110の立ち上げ後、該昇圧回路110により生成される昇圧電圧を電源電圧とする電源生成回路を立ち上げるたびに、CP制御回路112の動作を停止させてソフトスタート回路114により昇圧電圧を生成させることで、各電源生成回路に接続される安定化用コンデンサ(或いはフライングコンデンサも同様)への突入電流を低く抑えることができるようになる。
以上のようなチャージクロックCK1P〜CK3P、CK1N、SK1P〜SK3P、SK1Nは、電源回路100の内部又は外部に設けられた図示しない制御回路において生成される。
図6(A)、図6(B)に、本実施形態の効果の説明図を示す。
図6(A)は、図5のソフトスタート期間のみCP制御回路112の動作を停止させた場合のシステム電源電圧AVDDの電圧変動を模式的に示す。
昇圧回路110(電源回路100)がオンにされてソフトスタート期間が開始されると、ソフトスタート回路114により昇圧電圧が生成される。その後、タイミングTG1にレギュレータ120が立ち上げられると、安定化用コンデンサSC2への突入電流が発生し、昇圧回路110の出力電源線の電位が変動する。この変動は、昇圧回路110の出力電源線を介してシステム電源電圧AVDDが供給される電源線にも伝わる。そのため、システム電源電圧AVDDの電圧レベルの変動は、システム電源電圧AVDDが供給される他の回路の誤動作を招く。
また、その後、タイミングTG2にレギュレータ130が立ち上げられると、今度は、安定化用コンデンサSC3への突入電流が発生し、昇圧回路110の出力電源線の電位が再び変動する。この変動もまた、昇圧回路110の出力電源線を介してシステム電源電圧AVDDが供給される電源線にも伝わる。
図6(B)は、図5に示すように、レギュレータ120、130が立ち上げられるたびに、CP制御回路112の動作を停止させた場合のシステム電源電圧AVDDの電圧変動を模式的に示す。
昇圧回路110がオンにされてソフトスタート期間が開始されると、ソフトスタート回路114により昇圧電圧が生成される。その後、タイミングTG1にレギュレータ120が立ち上げられると、図6(B)の場合にはソフトスタート回路114のみが動作し、安定化用コンデンサSC2への突入電流を低く抑えることができる。従って、昇圧回路110の出力電源線の電位の変動を抑えることができる。これにより、システム電源電圧AVDDの電圧レベルの変動が伝達されることがなくなり、システム電源電圧AVDDが供給される他の回路の誤動作を招く事態がなくなる。
また、その後、タイミングTG2にレギュレータ130が立ち上げられると、同様に、安定化用コンデンサSC3への突入電流を低く抑えることができる。従って、昇圧回路110の出力電源線の電位の変動を抑えることができ、システム電源電圧AVDDが供給される他の回路の誤動作を招く事態がなくなる。
以上のように、本実施形態では、安定化用コンデンサ等のコンデンサが接続される電源生成回路が、昇圧回路110においてチャージポンプ方式で昇圧された昇圧電圧を電源電圧として動作する場合に、昇圧回路110をオンした後に電源生成回路がオンされるたびに、ソフトスタート回路114によりチャージポンプ動作を行わせている。こうすることで、昇圧回路110の立ち上げ時のみならず、電源生成回路が立ち上げられるたびに発生する突入電流を低く抑えることができるようになる。
1.1 変形例
本実施形態では、ソフトスタート期間後に電源生成回路を立ち上げ、その際に上述のようにソフトスタート回路114のみを動作させるようにしていたが、これに限定されるものではない。
本実施形態の変形例における電源回路の構成は、本実施形態と同様である。本変形例における電源回路が、本実施形態の電源回路と異なる点は、電源生成回路の立ち上げタイミング(オンタイミング、起動タイミング)とチャージクロックCK1P〜CK3P、CK1Nの与え方である。
図7に、本変形例におけるチャージクロックCK1P〜CK3P、CK1N、SK1P〜SK3P、SK1Nのタイミングの一例を示す。
図7において、図5と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。本変形例では、昇圧回路110をオンした後に開始されるソフトスタート期間において、電源生成回路を順次立ち上げるようにしている。従って、ソフトスタート期間では、オン抵抗の高いトランジスタによりチャージポンプ動作が行われるため、安定化用コンデンサSC1〜SC3のすべてに流れる突入電流を低く抑えることができるようになる。
その後、チャージクロックCK1P〜CK3P、CK1N、SK1P〜SK3P、SK1Nを図3に示すように動作させる。こうすることで、ソフトスタート期間後では、オン抵抗の低いトランジスタPT1〜PT3、NT1によりチャージポンプ動作が行われる。
以上のように本変形例によれば、昇圧回路110をオンした後、電源生成回路が立ち上げられた場合であっても、安定化用コンデンサSC1〜SC3への突入電流を低く抑えることができ、システム電源電圧AVDDへの変動をなくすことができるようになる。
2. 液晶装置
次に、本実施形態又は本変形例における電源回路が適用される表示ドライバ、これを含む液晶装置、電気光学装置及び電子機器について説明する。
図8に、本実施形態の電源回路を含む液晶装置のブロック図の例を示す。
この液晶装置10(広義には表示装置)は、表示パネル12(狭義にはLCD(Liquid
Crystal Display)パネル)、ソースドライバ20(広義にはデータ線駆動回路)、ゲートドライバ30(広義には走査線駆動回路)、表示コントローラ40、電源回路50を含む。なお、液晶装置10にこれらのすべての回路ブロックを含める必要はなく、その一部の回路ブロックを省略する構成にしてもよい。
ここで表示パネル12(広義には電気光学装置)は、複数のゲート線(広義には走査線)と、複数のソース線(広義にはデータ線)と、ゲート線及びソース線により特定される画素電極を含む。この場合、ソース線に薄膜トランジスタTFT(Thin Film Transistor、広義にはスイッチング素子)を接続し、このTFTに画素電極を接続することで、アクティブマトリクス型の液晶装置を構成できる。
より具体的には、表示パネル12はアクティブマトリクス基板(例えばガラス基板)に形成される。このアクティブマトリクス基板には、図1のY方向に複数配列されそれぞれX方向に伸びるゲート線G〜G(Mは2以上の自然数)と、X方向に複数配列されそれぞれY方向に伸びるソース線S〜S(Nは2以上の自然数)とが配置されている。また、ゲート線G(1≦K≦M、Kは自然数)とソース線S(1≦L≦N、Lは自然数)との交差点に対応する位置に、薄膜トランジスタTFTKL(広義にはスイッチング素子)が設けられている。
TFTKLのゲート電極はゲート線Gに接続され、TFTKLのソース電極はソース線Sに接続され、TFTKLのドレイン電極は画素電極PEKLに接続されている。この画素電極PEKLと、画素電極PEKLと液晶(広義には電気光学物質)を挟んで対向するコモン電極CE(共通電極、対向電極)との間には、液晶容量CLKL(液晶素子)及び補助容量CSKLが形成されている。そして、TFTKL、画素電極PEKL等が形成されるアクティブマトリクス基板とコモン電極CEが形成される対向基板との間に液晶が封入されるように形成され、画素電極PEKLとコモン電極CEとの間の印加電圧に応じて画素の透過率が変化するようになっている。
なお、コモン電極CEに与えられるコモン電圧VCOMの電圧レベル(高電位側電圧VCOMH、低電位側電圧VCOML)は、電源回路50に含まれるコモン電圧生成回路より生成される。また、コモン電極CEを対向基板上に一面に形成せずに、各ゲート線に対応するように帯状に形成してもよい。
ソースドライバ20は、階調データに基づいて表示パネル12のソース線S〜Sを駆動する。一方、ゲートドライバ30は、表示パネル12のゲート線G〜Gを走査(順次駆動)する。
表示コントローラ40は、図示しない中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)等のホストにより設定された内容に従って、ソースドライバ20、ゲートドライバ30及び電源回路50を制御する。より具体的には、表示コントローラ40は、ソースドライバ20及びゲートドライバ30に対しては、例えば動作モードの設定や内部で生成した垂直同期信号や水平同期信号の供給を行い、電源回路50に対しては、コモン電極CEに印加するコモン電圧VCOMの電圧レベルの極性反転タイミングの制御、チャージクロックCK1P〜CK3P、CK1N、SK1P〜SK3P、SK3Nの停止制御、ソフトスタート期間の設定等の制御を行う。
電源回路50は、外部から供給される基準電圧に基づいて、表示パネル12の駆動に必要な各種の電圧レベル(階調電圧)や、コモン電極CEのコモン電圧VCOMの電圧レベルを生成する。電源回路50は、本実施形態又は本変形例における電源回路の機能を有する。なお、電源回路50は、ゲートドライバ30及びソースドライバ20の少なくとも一方の電源を生成するものであってもよい。
このような構成の液晶装置10は、表示コントローラ40の制御の下、外部から供給される階調データに基づいて、ソースドライバ20、ゲートドライバ30及び電源回路50が協調して表示パネル12を駆動する。
なお、図8では、液晶装置10が表示コントローラ40を含む構成になっているが、表示コントローラ40を液晶装置10の外部に設けてもよい。或いは、表示コントローラ40と共にホストを液晶装置10に含めるようにしてもよい。また、ソースドライバ20、ゲートドライバ30、表示コントローラ40、電源回路50の一部又は全部を表示パネル12上に形成してもよい。
また図8において、ソースドライバ20、ゲートドライバ30及び電源回路50を集積化して、半導体装置(集積回路、IC)として表示ドライバ60を構成してもよい。また表示ドライバ60が、表示コントローラ40を内蔵してもよい。或いは図8において、表示ドライバ60が、ソースドライバ20及びゲートドライバ30のいずれか一方と、電源回路50とを集積化した半導体装置であってもよい。
2.1 ソースドライバ
図9に、図8のソースドライバ20の構成例を示す。
ソースドライバ20は、シフトレジスタ22、ラインラッチ24、26、DAC28(Digital-to-Analog Converter)(広義にはデータ電圧生成回路)、出力バッファ29を含む。
シフトレジスタ22は、各ソース線に対応して設けられ、順次接続された複数のフリップフロップを含む。このシフトレジスタ22は、クロック信号CLKに同期してイネーブル入出力信号EIOを保持すると、順次クロック信号CLKに同期して隣接するフリップフロップにイネーブル入出力信号EIOをシフトする。
ラインラッチ24には、表示コントローラ40から例えば18ビット(6ビット(階調データ)×3(RGB各色))単位で階調データ(DIO)が入力される。ラインラッチ24は、この階調データ(DIO)を、シフトレジスタ22の各フリップフロップで順次シフトされたイネーブル入出力信号EIOに同期してラッチする。
ラインラッチ26は、表示コントローラ40から供給される水平同期信号LPに同期して、ラインラッチ24でラッチされた1水平走査単位の階調データをラッチする。
DAC28は、各ソース線に供給すべきアナログのデータ電圧を生成する。具体的にはDAC28は、ラインラッチ26からのデジタルの階調データに基づいて、図8の電源回路50からの階調電圧のいずれかを選択し、デジタルの階調データに対応するアナログのデータ電圧を出力する。
出力バッファ29は、DAC28からのデータ電圧をバッファリングしてソース線に出力し、ソース線を駆動する。具体的には、出力バッファ29は、各ソース線毎に設けられたボルテージフォロワ接続の演算増幅回路OPCを含み、これらの各演算増幅回路OPCが、DAC28からのデータ電圧をインピーダンス変換して、各ソース線に出力する。
なお、図9では、デジタルの階調データをデジタル・アナログ変換して、出力バッファ29を介してソース線に出力する構成を採用しているが、アナログの映像信号をサンプル・ホールドして、出力バッファ29を介してソース線に出力する構成を採用することもできる。
2.2 ゲートドライバ
図10に、図8のゲートドライバ30の構成例を示す。
ゲートドライバ30は、シフトレジスタ32、レベルシフタ34、出力バッファ36を含む。
シフトレジスタ32は、各ゲート線に対応して設けられ、順次接続された複数のフリップフロップを含む。このシフトレジスタ32は、クロック信号CLKに同期してイネーブル入出力信号EIOをフリップフロップに保持すると、順次クロック信号CLKに同期して隣接するフリップフロップにイネーブル入出力信号EIOをシフトする。ここで入力されるイネーブル入出力信号EIOは、表示コントローラ40から供給される垂直同期信号である。
レベルシフタ34は、シフトレジスタ32からの電圧レベルを、表示パネル12の液晶素子とTFTのトランジスタ能力とに応じた電圧レベルにシフトする。この電圧レベルとしては、例えば20V〜50Vの高い電圧レベルが必要とされるため、他のロジック回路部とは異なる高耐圧プロセスが用いられる。
出力バッファ36は、レベルシフタ34によってシフトされた走査電圧をバッファリングしてゲート線に出力し、ゲート線を駆動する。
2.3 電源回路
図11に、図8の電源回路50の構成例を示す。
電源回路50は、正方向2倍昇圧回路52、走査電圧生成回路54、コモン電圧生成回路56を含む。この電源回路50には、システム接地電源電圧VSS(第1の電源電圧)及びシステム電源電圧AVDDが供給される。
正方向2倍昇圧回路52には、システム接地電源電圧VSS及びシステム電源電圧AVDDが供給される。そして正方向2倍昇圧回路52は、システム接地電源電圧VSSを基準に、システム電源電圧AVDDを正方向に2倍に昇圧した電源電圧VOUT(第2の電源電圧)を生成する。即ち正方向2倍昇圧回路52は、システム接地電源電圧VSSとシステム電源電圧AVDDとの間の電圧差を2倍に昇圧する。このような正方向2倍昇圧回路52は、公知のチャージポンプ回路により構成できる。電源電圧VOUTは、ソースドライバ20、ゲートドライバ30やコモン電圧生成回路56に供給される。なお正方向2倍昇圧回路52は、2倍以上の昇圧倍率で昇圧後にレギュレータで電圧レベルを調整して、システム電源電圧AVDDを正方向に2倍に昇圧した電源電圧VOUTを出力することが望ましい。レギュレータ120は、電源電圧VOUTをレギュレートし、ソースドライバ20に供給される。
走査電圧生成回路54には、システム接地電源電圧VSS及び電源電圧VOUTが供給される。そして走査電圧生成回路54は、走査電圧を生成する。走査電圧は、ゲートドライバ30によって駆動されるゲート線に印加される電圧である。この走査電圧の高電位側電圧はVDDHGであり、低電位側電圧はVEEである。本実施形態では、走査電圧の高電位側電圧VDDHG、低電位側電圧VEEがコモン電圧生成回路56にも供給されるようになっている。
コモン電圧生成回路56は、コモン電圧VCOMを生成する。コモン電圧生成回路56は、極性反転信号POLに基づいて、高電位側電圧VCOMH又は低電位側電圧VCOMLのいずれかの電圧を、コモン電圧VCOMとして出力する。極性反転信号POLは、極性反転タイミングに合わせて表示コントローラ40によって生成される。
図12に、図11の走査電圧生成回路54の構成例を示す。
走査電圧生成回路54は、正方向5倍昇圧回路58、負方向2倍昇圧回路59を含む。
正方向5倍昇圧回路58は、システム接地電源電圧VSSを基準に、電源電圧VONREGを正方向に3倍に昇圧した走査電圧の高電位側電圧VDDHGを生成する。電源電圧VONREGは、電源電圧VOUTをレギュレータで調整した電圧である。正方向5倍昇圧回路58は、システム接地電源電圧VSSと電源電圧VONREGとの間の電圧差を5倍に昇圧する。このような正方向5倍昇圧回路58は、公知のチャージポンプ回路により構成できる。
負方向2倍昇圧回路59は、システム接地電源電圧VSSを基準に、電源電圧VOUTを負方向に2倍に昇圧した走査電圧の低電位側電圧VEEを生成する。即ち負方向2倍昇圧回路59は、システム接地電源電圧VSSと電源電圧VOUTとの間の電圧差を(−2)倍に昇圧する。このような負方向2倍昇圧回路59は、公知のチャージポンプ回路により構成できる。
なお正方向5倍昇圧回路58、負方向2倍昇圧回路59は、それぞれ所定以上の昇圧倍率で昇圧後にレギュレータで電圧レベルを調整して、調整後の電圧を出力してもよい。
図11におけるコモン電圧生成回路56が走査電圧生成回路54のように高耐圧プロセスを用いて形成された場合、コモン電圧生成回路56を構成する金属酸化膜半導体(Metal Oxide Semiconductor:MOS)トランジスタのゲート電圧の振幅が、走査電圧生成回路54によって生成された高電位側電圧VDDHG及び低電位側電圧VEEの間の振幅であることが望ましい。この場合、各MOSトランジスタが導通状態になったときに、インピーダンスを十分に下げることができる。
図13に、図11の電源回路50のハードウェア構成例を示す。
但し、図13において図1と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。図13において、1次昇圧回路80が図1の昇圧回路110の機能を実現する。2次昇圧回路82は、システム電源電圧AVDDとシステム接地電源電圧VSSとの間の電圧を、システム接地電源電圧VSSを基準に負方向に昇圧する。2次昇圧回路82によって生成された電源電圧を低電位側の電源電圧とし、1次昇圧回路80によって生成された電源電圧を高電位側の電源電圧として、レギュレータ84は、コモン電圧VCOMの低電位側電圧VCOMLを生成する。レギュレータ84の出力もまた、端子TM6を介して安定化用コンデンサSC4の一端に接続される。
また、レギュレータ86は、1次昇圧回路80による昇圧電圧を電源電圧として動作し、電源電圧VONREGを出力する。3次昇圧回路88は、電源電圧VONREGとシステム接地電源電圧VSSとの間の電圧を正方向に5倍に昇圧した電源電圧VDDHGを出力する。3次昇圧回路88は、図12の正方向5倍昇圧回路58の機能を実現する。
更に4次昇圧回路90は、電源電圧VOUTとシステム接地電源電圧VSSとの間の電圧を負方向に2倍に昇圧した電源電圧VEEを出力する。4次昇圧回路90は、図12の負方向2倍昇圧回路59の機能を実現する。
図14に、図8の表示パネル12の駆動波形の一例を示す。
ソース線には、階調データの階調値に応じた階調電圧DLVが印加される。図14では、システム接地電源電圧VSS(=0V)を基準に、5Vの振幅の階調電圧DLVが印加されている。
ゲート線には、非選択時において低電位側電圧VEE(=−10V)、選択時において高電位側電圧VDDHG(=15V)の走査電圧GLVが印加される。
コモン電極CEには、高電位側電圧VCOMH(=3V)、低電位側電圧VCOML(=−2V)のコモン電圧VCOMが印加される。そして所与の電圧を基準としたコモン電圧VCOMの電圧レベルの極性が、極性反転タイミングに合わせて反転している。図14では、いわゆる走査ライン反転駆動時のコモン電圧VCOMの波形を示している。この極性反転タイミングに合わせて、ソース線の階調電圧DLVもまた、所与の電圧を基準に、その極性が反転している。
2.4 極性反転駆動
ところで液晶素子は、直流電圧を長時間印加すると劣化するという性質がある。このため、液晶素子に印加する電圧の極性を所定期間毎に反転させる駆動方式が必要になる。このような駆動方式としては、フレーム反転駆動、走査(ゲート)ライン反転駆動、データ(ソース)ライン反転駆動、ドット反転駆動等がある。
このうち、フレーム反転駆動は、消費電力は低いが、画質がそれほど良くないという不利点がある。また、データライン反転駆動、ドット反転駆動は、画質は良いが、表示パネルの駆動に高い電圧が必要になるという不利点がある。
そこで本実施形態では、走査ライン反転駆動を採用している。この走査ライン反転駆動では、液晶素子に印加される電圧が走査期間毎(ゲート線毎)に極性反転される。例えば、第1の走査期間(ゲート線)では正極性の電圧が液晶素子に印加され、第2の走査期間では負極性の電圧が印加され、第3の走査期間では正極性の電圧が印加される。一方、次のフレームにおいては、今度は、第1の走査期間では負極性の電圧が液晶素子に印加され、第2の走査期間では正極性の電圧が印加され、第3の走査期間では負極性の電圧が印加されるようになる。
そして、この走査ライン反転駆動では、コモン電極CEのコモン電圧VCOMの電圧レベルが走査期間毎に極性反転される。
より具体的には図15に示すように、正極の期間T1(第1の期間)ではコモン電圧VCOMの電圧レベルは低電位側電圧VCOMLになり、負極の期間T2(第2の期間)では高電位側電圧VCOMHになる。そして、このタイミングに合わせてソース線に印加される階調電圧も、その極性が反転する。なお、低電位側電圧VCOMLは、所与の電圧レベルを基準として高電位側電圧VCOMHの極性を反転した電圧レベルである。
ここで、正極の期間T1は、ソース線の階調電圧が供給された画素電極の電圧レベルがコモン電極CEの電圧レベルよりも高くなる期間である。この期間T1では液晶素子に正極性の電圧が印加されることになる。一方、負極の期間T2は、ソース線の階調電圧が供給された画素電極の電圧レベルがコモン電極CEの電圧レベルよりも低くなる期間である。この期間T2では液晶素子に負極性の電圧が印加されることになる。
このようにコモン電圧VCOMを極性反転することで、表示パネルの駆動に必要な電圧を低くすることができる。これにより、駆動回路の耐圧を低くでき、駆動回路の製造プロセスの簡素化、低コスト化を図ることができる。
3. 電子機器
図16に、図12の表示ドライバ60が適用される電子機器の構成例のブロック図を示す。ここでは、電子機器として、携帯電話機の構成例のブロック図を示す。
携帯電話機900は、カメラモジュール910を含む。カメラモジュール910は、CCDカメラを含み、CCDカメラで撮像した画像のデータを、YUVフォーマットで表示コントローラ540に供給する。表示コントローラ540は、図8の表示コントローラ40の機能を有する。
携帯電話機900は、表示パネル512を含む。表示パネル512は、ソースドライバ520及びゲートドライバ530によって駆動される。表示パネル512は、複数のゲート線、複数のソース線、複数の画素を含む。表示パネル512は、図8の表示パネル12の機能を有する。
表示コントローラ540は、ソースドライバ520及びゲートドライバ530に接続され、ソースドライバ520に対してRGBフォーマットの階調データを供給する。
電源回路542は、ソースドライバ520及びゲートドライバ530に接続され、各ドライバに対して、駆動用の電源電圧を供給する。電源回路542は、図8の電源回路50の機能を有する。表示ドライバ544としてソースドライバ520、ゲートドライバ530及び電源回路542を含み、該表示ドライバ544が表示パネル512を駆動できる。
ホスト940は、表示コントローラ540に接続される。ホスト940は、表示コントローラ540を制御する。またホスト940は、アンテナ960を介して受信された階調データを、変復調部950で復調した後、表示コントローラ540に供給できる。表示コントローラ540は、この階調データに基づき、ソースドライバ520及びゲートドライバ530により表示パネル512に表示させる。ソースドライバ520は、図8のソースドライバ20の機能を有する。ゲートドライバ530は、図8のゲートドライバ30の機能を有する。
ホスト940は、カメラモジュール910で生成された階調データを変復調部950で変調した後、アンテナ960を介して他の通信装置への送信を指示できる。
ホスト940は、操作入力部970からの操作情報に基づいて階調データの送受信処理、カメラモジュール910の撮像、表示パネル512の表示処理を行う。
以上のような構成により、複数種類の電源電圧を生成するために電源生成回路を順次立ち上げた場合であっても、突入電流が発生せず、システム電源電圧AVDDの電圧レベルの変動に起因する誤動作を生じない電子機器を提供できる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、本発明は上述の液晶パネルの駆動に適用されるものに限らず、エレクトロクミネッセンス、プラズマディスプレイ装置の駆動に適用可能である。
また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
本実施形態における電源回路の構成の概要を示す図。 図1の昇圧回路の構成例の回路図。 図2のチャージクロックのタイミングを模式的に示す図。 図4(A)、図4(B)は、突入電流の説明図。 チャージクロックのタイミングの一例を示す図。 図6(A)、図6(B)は、本実施形態の効果の説明図。 本変形例におけるチャージクロックのタイミングの一例を示す図。 本実施形態の電源回路を含む液晶装置のブロック図。 図8のソースドライバの構成例のブロック図。 図8のゲートドライバの構成例のブロック図。 図8の電源回路の構成例のブロック図。 図11の走査電圧生成回路の構成例のブロック図。 図11の電源回路のハードウェア構成例を示す図。 図8の表示パネルの駆動波形の一例を示す図。 本実施形態の対向電極の極性反転駆動の説明図。 本実施形態における電子機器の構成例のブロック図。
符号の説明
100 電源回路、 110 昇圧回路、 120、130 レギュレータ、
AVDD システム電源電圧、
CK1P〜CK3P、CK1N、SK1P〜SK3P、SK1N チャージクロック、
FC フライングコンデンサ、 NT1、SNT1 N型MOSトランジスタ
PT1〜PT3、SPT1〜SPT3 P型MOSトランジスタ、
SC1〜SC3 安定化用コンデンサ TM1〜TM5 端子、
VSS システム接地電源電圧

Claims (9)

  1. 所与の電圧を昇圧して1又は複数の電源電圧を生成するための電源回路であって、
    チャージポンプ動作によりフライングコンデンサに蓄積された電荷を用いて昇圧電圧を生成するためのスイッチ素子を含むチャージポンプ制御回路と、
    前記フライングコンデンサへの突入電流を防止するためのソフトスタート回路と、
    安定化用コンデンサが接続され、前記昇圧電圧を電源として電源電圧を生成する電源生成回路とを含み、
    前記チャージポンプ制御回路によるチャージポンプ動作により前記昇圧電圧が生成された状態で前記電源生成回路をオンした後には、前記スイッチ素子をオフ状態にすると共に、前記ソフトスタート回路によりチャージポンプ動作を行って前記昇圧電圧を生成することを特徴とする電源回路。
  2. 請求項1において、
    前記電源回路をオンした直後に、前記ソフトスタート回路によりチャージポンプ動作を行って前記昇圧電圧を生成し、その後前記チャージポンプ制御回路によるチャージポンプ動作により前記昇圧電圧を生成することを特徴とする電源回路。
  3. 請求項1又は2において、
    前記ソフトスタート回路が、
    前記チャージポンプ制御回路のスイッチ素子と並列に設けられ、そのオン抵抗が前記チャージポンプ制御回路のスイッチ素子より高いスイッチ素子を含むことを特徴とする電源回路。
  4. 請求項3において、
    前記電源回路をオンした後、前記チャージポンプ制御回路のスイッチ素子のスイッチ制御をするかしないかにかかわらず、前記ソフトスタート回路のスイッチ素子のスイッチ制御を行うことを特徴とする電源回路。
  5. 所与の電圧を昇圧して1又は複数の電源電圧を生成するための電源回路であって、
    チャージポンプ動作によりフライングコンデンサに蓄積された電荷を用いて昇圧電圧を生成するためのスイッチ素子を含むチャージポンプ制御回路と、
    前記フライングコンデンサへの突入電流を防止するためのソフトスタート回路と、
    安定化用コンデンサが接続され、前記昇圧電圧を電源として電源電圧を生成する電源生成回路とを含み、
    前記電源回路をオンした後、前記スイッチ素子をオフ状態に設定した状態で、前記電源生成回路をオンし、前記ソフトスタート回路によりチャージポンプ動作を行って前記昇圧電圧を生成し、
    その後、前記スイッチ素子のスイッチ制御により前記チャージポンプ動作を行って前記昇圧電圧を生成することを特徴とする電源回路。
  6. 電気光学装置を駆動するための表示ドライバであって、
    前記電気光学装置のソース線を駆動するソースドライバと、
    前記ソースドライバの電源を生成する請求項1乃至5のいずれか記載の電源回路とを含むことを特徴とする表示ドライバ。
  7. 複数のゲート線と
    複数のソース線と、
    複数の画素電極と、
    前記複数のゲート線を走査するゲートドライバと、
    階調データに基づいて前記複数のソース線を駆動するソースドライバと、
    前記ゲートドライバ及び前記ソースドライバの少なくとも一方の電源を生成する請求項1乃至5のいずれか記載の電源回路とを含むことを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項1乃至5のいずれか記載の電源回路を含むことを特徴とする電子機器。
  9. 請求項7記載の電気光学装置を含むことを特徴とする電子機器。
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