JP2007114559A - 対向電極電圧生成回路、電源回路、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

対向電極電圧生成回路、電源回路、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】低消費電力で対向電極を駆動するための対向電極電圧生成回路、電源回路、電気光学装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】対向電極電圧生成回路56は、対向電極電圧VCOMの高電位側電圧VCOMHを出力するための第1の演算増幅器OP1と、対向電極電圧VCOMの低電位側電圧VCOMLを出力するための第2の演算増幅器OP2と、電気光学物質に印加される電圧の極性を反転させる極性反転タイミングに応じて、高電位側電圧VCOMH及び低電位側電圧VCOMLの1つを対向電極電圧VCOMとして出力する切替回路SELとを含む。高電位側電圧VCOMHを出力するときには、第2の演算増幅器OP2の動作電流を停止又は制限する制御が行われ、低電位側電圧VCOMLを出力するときには、第1の演算増幅器OP1の動作電流を停止又は制限する制御が行われる。
【選択図】図9

Description

本発明は、対向電極電圧生成回路、電源回路、電気光学装置及び電子機器に関する。
従来より、電子機器に用いられる液晶パネル(広義には表示パネル、更に広義には電気光学装置)として、単純マトリクス方式の液晶パネルと、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下TFTと略す。)等のスイッチング素子を用いたアクティブマトリクス方式の液晶パネルとが知られている。
単純マトリクス方式は、アクティブマトリクス方式に比べて低消費電力化が容易である反面、多色化や動画表示が困難である。一方、アクティブマトリクス方式は、多色化や動画表示に適している反面、低消費電力化が難しい。
近年、携帯電話機等の携帯型電子機器では、高品質な画像の提供のために、多色化、動画表示への要望を強まっている。このため、これまで用いられてきた単純マトリクス方式の液晶パネルに代えて、アクティブマトリクス方式の液晶パネルが用いられるようになってきている。
そして携帯型電子機器に用いられるアクティブマトリクス方式の液晶パネルでは、液晶の交流駆動や電源の低電圧化の要望から、画素電極と該画素電極に対向する対向電極(共通電極、コモン電極)との間に封入された液晶素子の印加電圧を例えば走査期間ごとに反転させている。この場合、例えば特許文献1に開示されるように、対向電極電圧の高電位側電圧と低電位側電圧とをそれぞれ演算増幅器により出力し、極性反転タイミングに応じて、高電位側電圧又は低電位側電圧を対向電極に印加する。
特開2002−366114号公報
一般的に、演算増幅器は、動作電流を流すことで、高い電流駆動能力により対向電極のような容量の大きな電極に、高速に電荷を充電させる。その一方で、演算増幅器による対向電極の駆動は、消費電流が多くなるという問題がある。
この点、特許文献1に開示された技術では、極性反転タイミングにかかわらず、対向電極の高電位側電圧及び低電位側電圧を出力する演算増幅器のそれぞれには常に動作電流を流すため、より一層の消費電流の増大を招く。従って、携帯型電子機器への搭載を考慮すると、より低い消費電力で、大容量の対向電極を駆動できることが望ましい。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、低消費電力で対向電極を駆動するための対向電極電圧生成回路、電源回路、電気光学装置及び電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、
電気光学装置の画素電極と電気光学物質を挟んで対向する対向電極に印加される対向電極電圧を生成するための対向電極電圧生成回路であって、
前記対向電極電圧の高電位側電圧を出力するための第1の演算増幅器と、
前記対向電極電圧の低電位側電圧を出力するための第2の演算増幅器と、
前記電気光学物質に印加される電圧の極性を反転させる極性反転タイミングに応じて、前記高電位側電圧及び前記低電位側電圧の1つを前記対向電極電圧として出力する切替回路とを含み、
前記高電位側電圧を前記対向電極電圧として出力するときには、前記第2の演算増幅器の動作電流を停止又は制限する制御を行い、
前記低電位側電圧を前記対向電極電圧として出力するときには、前記第1の演算増幅器の動作電流を停止又は制限する制御を行う対向電極電圧生成回路に関係する。
本発明によれば、対向電極電圧の高電位側電圧及び低電位側電圧の一方を対向電極に印加するとき、高電位側電圧及び低電位側電圧の他方を出力する演算増幅器の動作電流を停止又は制限することができるので、対向電極電圧の生成に不要な消費電流を削減できるようになる。
また本発明に係る対向電極電圧生成回路では、
オンオフ制御されるスイッチ素子を介して前記画素電極がデータ線に電気的に接続される場合に、
所与の第1の走査期間において、前記データ線の駆動開始タイミングより前に、前記第1の演算増幅器の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御を解除して前記第1の演算増幅器が前記高電位側電圧の出力を開始することができる。
また本発明に係る対向電極電圧生成回路では、
オンオフ制御されるスイッチ素子を介して前記画素電極がデータ線に電気的に接続される場合に、
所与の第2の走査期間において、前記データ線の駆動開始タイミングより前に、前記第2の演算増幅器の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御を解除して前記第2の演算増幅器が前記低電位側電圧の出力を開始することができる。
また本発明に係る対向電極電圧生成回路では、
オンオフ制御されるスイッチ素子を介して前記画素電極がデータ線に電気的に接続される場合に、
所与の第1の走査期間において、前記データ線の駆動終了タイミングより後に、前記第1の演算増幅器の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御が行われてもよい。
また本発明に係る対向電極電圧生成回路では、
オンオフ制御されるスイッチ素子を介して前記画素電極がデータ線に電気的に接続される場合に、
所与の第2の走査期間において、前記データ線の駆動終了タイミングより後に、前記第2の演算増幅器の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御が行われてもよい。
上記のいずれかの発明において、画質は、データ線に印加された電圧がスイッチ素子を介して書き込まれる画素電極と対向電極との電圧により定まる。そのため、上記のいずれかの発明によれば、データ線の駆動期間において対向電極の電圧を変動させることがなくなるので、画質を劣化させることなく、より低い消費電力で、大容量の対向電極を駆動できるようになる。
また本発明に係る対向電極電圧生成回路では、
オンオフ制御されるスイッチ素子を介して前記画素電極がデータ線に電気的に接続される場合に、
フレーム反転駆動が行われる走査期間のうち所与の第1の垂直走査期間において、当該垂直走査期間の最初の走査ラインのデータ線の駆動開始タイミングより前に、前記第1の演算増幅器の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御を解除して前記第1の演算増幅器が前記高電位側電圧の出力を開始することができる。
また本発明に係る対向電極電圧生成回路では、
オンオフ制御されるスイッチ素子を介して前記画素電極がデータ線に電気的に接続される場合に、
フレーム反転駆動が行われる走査期間のうち所与の第2の垂直走査期間において、当該垂直走査期間の最初の走査ラインのデータ線の駆動開始タイミングより前に、前記第2の演算増幅器の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御を解除して前記第2の演算増幅器が前記低電位側電圧の出力を開始することができる。
また本発明に係る対向電極電圧生成回路では、
オンオフ制御されるスイッチ素子を介して前記画素電極がデータ線に電気的に接続される場合に、
フレーム反転駆動が行われる走査期間のうち所与の第1の垂直走査期間において、当該垂直走査期間の最後の走査ラインのデータ線の駆動終了タイミングより後に、前記第1の演算増幅器の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御が行われてもよい。
また本発明に係る対向電極電圧生成回路では、
オンオフ制御されるスイッチ素子を介して前記画素電極がデータ線に電気的に接続される場合に、
フレーム反転駆動が行われる走査期間のうち所与の第2の垂直走査期間において、当該垂直走査期間の最後の走査ラインのデータ線の駆動終了タイミングより後に、前記第2の演算増幅器の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御が行われてもよい。
上記のいずれかの発明において、画質は、データ線に印加された電圧がスイッチ素子を介して書き込まれる画素電極と対向電極との電圧により定まる。そのため、フレーム反転駆動を行う場合でも、データ線の駆動期間において対向電極の電圧を変動させることがなくなるので、画質を劣化させることなく、より低い消費電力で、大容量の対向電極を駆動できるようになる。
また本発明は、
上記のいずれか記載の対向電極電圧生成回路を含む電源回路に関係する。
本発明によれば、低消費電力で対向電極を駆動するための対向電極電圧生成回路を含む電源回路を提供できる。
また本発明は、
複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線及び前記データ線により特定される複数の画素電極と、前記画素電極と対向する対向電極を含む電気光学装置を駆動するための表示ドライバであって、
上記記載の電源回路と、
表示データに基づいて、前記データ線を駆動するデータ線駆動回路を含む表示ドライバに関係する。
本発明によれば、低消費電力で対向電極を駆動できる表示ドライバを提供できる。
また本発明は、
複数の走査線と、
複数のデータ線と、
前記走査線及び前記データ線により特定される複数の画素電極と、
前記画素電極と対向する対向電極と、
前記対向電極に前記対向電極電圧を出力する上記のいずれか記載の対向電極電圧生成回路と、
前記走査線を走査する走査線駆動回路と、
表示データに基づいて、前記データ線を駆動するデータ線駆動回路とを含む電気光学装置に関係する。
本発明によれば、低消費電力で対向電極を駆動できる電気光学装置を提供できる。
また本発明は、
上記記載の電源回路を含む電子機器に関係する。
また本発明は、
上記記載の表示ドライバと、
前記表示ドライバによって駆動される電気光学装置とを含む電子機器に関係する。
また本発明は、
上記記載の電気光学装置を含む電子機器に関係する。
本発明によれば、低消費電力の電子機器を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 液晶装置
図1に、本実施形態の液晶装置のブロック図の例を示す。
液晶装置10(液晶表示装置。広義には表示装置)は、表示パネル12(狭義にはLCD(Liquid Crystal Display)パネル)、データ線駆動回路20(狭義にはソースドライバ)、走査線駆動回路30(狭義にはゲートドライバ)、表示コントローラ40、電源回路50を含む。なお、液晶装置10にこれらのすべての回路ブロックを含める必要はなく、その一部の回路ブロックを省略する構成にしてもよい。
ここで表示パネル12(広義には電気光学装置)は、複数の走査線(狭義にはゲート線)と、複数のデータ線(狭義にはソース線と)と、走査線及びデータ線により特定される画素電極を含む。この場合、データ線に薄膜トランジスタTFT(Thin Film Transistor、広義にはスイッチング素子)を接続し、このTFTに画素電極を接続することで、アクティブマトリクス型の液晶装置を構成できる。
より具体的には、表示パネル12はアクティブマトリクス基板(例えばガラス基板)に形成される。このアクティブマトリクス基板には、図1のY方向に複数配列されそれぞれX方向に伸びる走査線G〜G(Mは2以上の自然数)と、X方向に複数配列されそれぞれY方向に伸びるデータ線S〜S(Nは2以上の自然数)とが配置されている。また、走査線G(1≦K≦M、Kは自然数)とデータ線S(1≦L≦N、Lは自然数)との交差点に対応する位置に、薄膜トランジスタTFTKL(広義にはスイッチング素子)が設けられている。
TFTKLのゲート電極は走査線Gに接続され、TFTKLのソース電極はデータ線Sに接続され、TFTKLのドレイン電極は画素電極PEKLに接続されている。この画素電極PEKLと、画素電極PEKLと液晶(広義には電気光学物質)を挟んで対向する対向電極CE(共通電極、コモン電極)との間には、液晶容量CLKL(液晶素子)及び補助容量CSKLが形成されている。そして、TFTKL、画素電極PEKL等が形成されるアクティブマトリクス基板と対向電極CEが形成される対向基板との間に液晶が封入されるように形成され、画素電極PEKLと対向電極CEとの間の印加電圧に応じて画素の透過率が変化するようになっている。
なお、対向電極CEに与えられる対向電極電圧VCOMの電圧レベル(高電位側電圧VCOMH、低電位側電圧VCOML)は、電源回路50に含まれる対向電極電圧生成回路より生成される。また、対向電極CEを対向基板上に一面に形成せずに、各走査線に対応するように帯状に形成してもよい。
データ線駆動回路20は、表示データに基づいて表示パネル12のデータ線S〜Sを駆動する。一方、走査線駆動回路30は、表示パネル12の走査線G〜Gを走査(順次駆動)する。
表示コントローラ40は、図示しない中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU)等のホストにより設定された内容に従って、データ線駆動回路20、走査線駆動回路30及び電源回路50を制御する。より具体的には、表示コントローラ40は、データ線駆動回路20及び走査線駆動回路30に対しては、例えば動作モードの設定や内部で生成した垂直同期信号や水平同期信号の供給を行い、電源回路50に対しては、対向電極CEに印加する対向電極電圧VCOMの電圧レベルの極性反転タイミングの制御を行う。
電源回路50は、外部から供給される基準電圧に基づいて、表示パネル12の駆動に必要な各種の電圧レベル(階調電圧)や、対向電極CEの対向電極電圧VCOMの電圧レベルを生成する。
このような構成の液晶装置10は、表示コントローラ40の制御の下、外部から供給される表示データに基づいて、データ線駆動回路20、走査線駆動回路30及び電源回路50が協調して表示パネル12を駆動する。
なお、図1では、液晶装置10が表示コントローラ40を含む構成になっているが、表示コントローラ40を液晶装置10の外部に設けてもよい。或いは、表示コントローラ40と共にホストを液晶装置10に含めるようにしてもよい。また、データ線駆動回路20、走査線駆動回路30、表示コントローラ40、電源回路50の一部又は全部を表示パネル12上に形成してもよい。
また図1において、データ線駆動回路20、走査線駆動回路30及び電源回路50を集積化して、半導体装置(集積回路、IC)として表示ドライバ60を構成してもよい。
図2に、本実施形態における液晶装置の他の構成例のブロック図を示す。
図2では、表示パネル12上(パネル基板上)に、データ線駆動回路20、走査線駆動回路30及び電源回路50を含む表示ドライバ60が形成されている。このように表示パネル12は、複数の走査線と、複数のデータ線と、複数の走査線の各走査線及び複数のデータ線の各データ線とに接続された複数の画素と、複数のデータ線を駆動するデータ線駆動回路と、複数の走査線を走査する走査線駆動回路とを含むように構成することができる。表示パネル12の画素形成領域44に、複数の画素が形成されている。各画素は、ソースにデータ線が接続されゲートに走査線が接続されたTFTと、該TFTのドレインに接続された画素電極とを含むことができる。
なお図2では、表示パネル12上において走査線駆動回路30及び電源回路50のうち少なくとも1つが省略された構成であってもよい。
また図1又は図2において、表示ドライバ60が、表示コントローラ40を内蔵してもよい。或いは図1又は図2において、表示ドライバ60が、データ線駆動回路20及び走査線駆動回路30のいずれか一方と、電源回路50とを集積化した半導体装置であってもよい。
2. データ線駆動回路
図3に、図1又は図2のデータ線駆動回路20の構成例のブロック図を示す。
データ線駆動回路20は、シフトレジスタ22、ラインラッチ24、26、DAC28(Digital-to-Analog Converter)(広義にはデータ電圧生成回路)、出力バッファ29を含む。
シフトレジスタ22は、各データ線に対応して設けられ、順次接続された複数のフリップフロップを含む。このシフトレジスタ22は、クロック信号CLKに同期してイネーブル入出力信号EIOを保持すると、順次クロック信号CLKに同期して隣接するフリップフロップにイネーブル入出力信号EIOをシフトする。
ラインラッチ24には、表示コントローラ40から例えば18ビット(6ビット(階調データ)×3(RGB各色))単位で表示データ(DIO)が入力される。ラインラッチ24は、この表示データ(DIO)を、シフトレジスタ22の各フリップフロップで順次シフトされたイネーブル入出力信号EIOに同期してラッチする。
ラインラッチ26は、表示コントローラ40から供給される水平同期信号LPに同期して、ラインラッチ24でラッチされた1水平走査単位の表示データをラッチする。
基準電圧発生回路27は、64種類の基準電圧を生成する。基準電圧発生回路27によって生成された64種類の基準電圧は、DAC28に供給される。
DAC(データ電圧生成回路)28は、各データ線に供給すべきアナログのデータ電圧を生成する。具体的にはDAC28は、ラインラッチ26からのデジタルの表示データに基づいて、基準電圧発生回路27からの基準電圧のいずれかを選択し、デジタルの表示データに対応するアナログのデータ電圧を出力する。
出力バッファ29は、DAC28からのデータ電圧をバッファリングしてデータ線に出力し、データ線を駆動する。具体的には、出力バッファ29は、各データ線毎に設けられたボルテージフォロワ接続の演算増幅回路OPCを含み、これらの各演算増幅回路OPCが、DAC28からのデータ電圧をインピーダンス変換して、各データ線に出力する。
なお、図3では、デジタルの表示データをデジタル・アナログ変換して、出力バッファ29を介してデータ線に出力する構成を採用しているが、アナログの映像信号をサンプル・ホールドして、出力バッファ29を介してデータ線に出力する構成を採用することもできる。
図4に、図3の基準電圧発生回路27、DAC28及び出力バッファ29の構成例を示す。図4において、表示データが6ビットのデータD0〜D5であり、各ビットのデータの反転データをXD0〜XD5と示している。また図4において、図3と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
基準電圧発生回路27は、両端の電圧VDDH、VSSHを抵抗分割して64種類の基準電圧を生成する。各基準電圧は、6ビットの表示データにより表される各階調値に対応している。各基準電圧は、データ線S〜Sの各データ線に共通に供給される。
DAC28は、データ線毎に設けられたデコーダを含み、各デコーダは、表示データに対応した基準電圧を演算増幅回路OPCに出力する。
3. 走査線駆動回路
図5に、図1又は図2の走査線駆動回路30の構成例を示す。
走査線駆動回路30は、シフトレジスタ32、レベルシフタ34、出力バッファ36を含む。
シフトレジスタ32は、各走査線に対応して設けられ、順次接続された複数のフリップフロップを含む。このシフトレジスタ32は、クロック信号CLKに同期してイネーブル入出力信号EIOをフリップフロップに保持すると、順次クロック信号CLKに同期して隣接するフリップフロップにイネーブル入出力信号EIOをシフトする。ここで入力されるイネーブル入出力信号EIOは、表示コントローラ40から供給される垂直同期信号である。
レベルシフタ34は、シフトレジスタ32からの電圧レベルを、表示パネル12の液晶素子とTFTのトランジスタ能力とに応じた電圧レベルにシフトする。この電圧レベルとしては、高い電圧レベルが必要とされるため、他のロジック回路部とは異なる高耐圧プロセスが用いられる。
出力バッファ36は、レベルシフタ34によってシフトされた走査電圧をバッファリングして走査線に出力し、走査線を駆動する。
4. 電源回路
図6に、図1又は図2の電源回路50の構成例を示す。
電源回路50は、正方向2倍昇圧回路52、走査電圧生成回路54、対向電極電圧生成回路56を含む。この電源回路50には、システム接地電源電圧VSS及びシステム電源電圧VDDが供給される。
正方向2倍昇圧回路52には、システム接地電源電圧VSS及びシステム電源電圧VDDが供給される。そして正方向2倍昇圧回路52は、システム接地電源電圧VSSを基準に、システム電源電圧VDDを正方向に2倍に昇圧した電源電圧VOUTを生成する。即ち正方向2倍昇圧回路52は、システム接地電源電圧VSSとシステム電源電圧VDDとの間の電圧差を2倍に昇圧する。このような正方向2倍昇圧回路52は、公知のチャージポンプ回路により構成できる。電源電圧VOUTは、データ線駆動回路20、走査電圧生成回路54や対向電極電圧生成回路56に供給される。なお正方向2倍昇圧回路52は、2倍以上の昇圧倍率で昇圧後にレギュレータで電圧レベルを調整して、システム電源電圧VDDを正方向に2倍に昇圧した電源電圧VOUTを出力することが望ましい。
走査電圧生成回路54には、システム接地電源電圧VSS及び電源電圧VOUTが供給される。そして走査電圧生成回路54は、走査電圧を生成する。走査電圧は、走査線駆動回路30によって駆動される走査線に印加される電圧である。この走査電圧の高電位側電圧はVDDHGであり、低電位側電圧はVEEである。
対向電極電圧生成回路56は、対向電極電圧VCOMを生成する。対向電極電圧生成回路56は、極性反転信号POLに基づいて、高電位側電圧VCOMH又は低電位側電圧VCOMLを、対向電極電圧VCOMとして出力する。極性反転信号POLは、極性反転タイミングに合わせて表示コントローラ40によって生成される。
図7に、図1又は図2の表示パネル12の駆動波形の一例を示す。
データ線には、表示データの階調値に応じた階調電圧DLVが印加される。図7では、システム接地電源電圧VSS(=0V)を基準に、5Vの振幅の階調電圧DLVが印加されている。
走査線には、非選択時において低電位側電圧VEE(=−10V)、選択時において高電位側電圧VDDHG(=15V)の走査電圧GLVが印加される。
対向電極電極CEには、高電位側電圧VCOMH(=3V)、低電位側電圧VCOML(=−2V)の対向電極電圧VCOMが印加される。そして所与の電圧を基準とした対向電極電圧VCOMの電圧レベルの極性が、極性反転タイミングに合わせて反転している。図7では、いわゆる走査ライン反転駆動時の対向電極電圧VCOMの波形を示している。この極性反転タイミングに合わせて、データ線の階調電圧DLVもまた、所与の電圧を基準に、その極性が反転している。
ところで液晶素子は、直流電圧を長時間印加すると劣化するという性質がある。このため、液晶素子に印加する電圧の極性を所定期間毎に反転させる駆動方式が必要になる。このような駆動方式としては、フレーム反転駆動、走査(ゲート)ライン反転駆動、データ(ソース)ライン反転駆動、ドット反転駆動等がある。
このうち、フレーム反転駆動は、消費電力は低いが、画質がそれほど良くないという不利点がある。また、データライン反転駆動、ドット反転駆動は、画質は良いが、表示パネルの駆動に高い電圧が必要になるという不利点がある。
本実施形態では、例えば走査ライン反転駆動を採用している。この走査ライン反転駆動では、液晶素子に印加される電圧が走査期間毎(走査線毎)に極性反転される。例えば、第1の走査期間(走査線)では正極性の電圧が液晶素子に印加され、第2の走査期間では負極性の電圧が印加され、第3の走査期間では正極性の電圧が印加される。一方、次のフレームにおいては、今度は、第1の走査期間では負極性の電圧が液晶素子に印加され、第2の走査期間では正極性の電圧が印加され、第3の走査期間では負極性の電圧が印加されるようになる。
そして、この走査ライン反転駆動では、対向電極CEの対向電極電圧VCOMの電圧レベルが走査期間毎に極性反転される。
より具体的には図8に示すように、正極の期間T1(第1の期間)では対向電極電圧VCOMの電圧レベルは低電位側電圧VCOMLになり、負極の期間T2(第2の期間)では高電位側電圧VCOMHになる。そして、このタイミングに合わせてデータ線に印加される階調電圧も、その極性が反転する。なお、低電位側電圧VCOMLは、所与の電圧レベルを基準として高電位側電圧VCOMHの極性を反転した電圧レベルである。
ここで、正極の期間T1は、データ線の階調電圧が供給された画素電極の電圧レベルが対向電極CEの電圧レベルよりも高くなる期間である。この期間T1では液晶素子に正極性の電圧が印加されることになる。一方、負極の期間T2は、データ線の階調電圧が供給された画素電極の電圧レベルが対向電極CEの電圧レベルよりも低くなる期間である。この期間T2では液晶素子に負極性の電圧が印加されることになる。
このように対向電極電圧VCOMを極性反転することで、表示パネルの駆動に必要な電圧を低くすることができる。これにより、駆動回路の耐圧を低くでき、駆動回路の製造プロセスの簡素化、低コスト化を図ることができる。
5. 対向電極電圧生成回路
このような極性反転駆動を目的として上述のような対向電極電圧VCOMが印加される対向電極CEは、例えば対向基板上に一面に形成される1つの電極である。対向電極CEを駆動する場合の負荷容量が大きい上に、所定の期間内で電圧レベルを変化させる必要があるため、対向電極CEは、駆動能力の大きな演算増幅器によって駆動されることが一般的である。例えば対向電極電圧VCOMの高電位側電圧VCOMH、低電位側電圧VCOMLを生成する2つの演算増幅器の出力を、極性反転タイミングに応じて選択出力することが行われる。
図9に、図6の対向電極電圧生成回路56の構成例の図を示す。
対向電極電圧生成回路56は、表示パネル(電気光学装置)12の画素電極と液晶素子(電気光学物質)を挟んで対向する対向電極CEに印加される対向電極電圧VCOMを生成する。この対向電極電圧生成回路56は、ボルテージフォロワ接続された演算増幅器である第1及び第2の演算増幅器OP1、OP2と、切替回路SELとを含む。第1の演算増幅器OP1は、対向電極電圧VCOMの高電位側電圧VCOMHを出力する。第2の演算増幅器OP2は、対向電極電圧VCOMの低電位側電圧VCOMLを出力する。切替回路SELは、液晶素子(電気光学物質)に印加される電圧の極性を反転させる極性反転タイミングに応じて、高電位側電圧VCOMH及び低電位側電圧VCOMLの1つを対向電極電圧VCOMとして出力する。なお第1及び第2の演算増幅器OP1、OP2を、レギュレータとして動作させてもよい。
切替回路SELは、P型(第1導電型)の金属酸化膜半導体(Metal Oxide Semiconductor:MOS)トランジスタ(以下、単にトランジスタ)PTrと、N型(第2導電型)のトランジスタNTrとを含むことができる。トランジスタPTrのソースは、第1の演算増幅器OP1の出力に接続される。トランジスタPTrのドレインは、対向電極CEに電気的に接続される。トランジスタPTrのゲートには、極性反転タイミングを規定する極性反転信号POLの反転信号が供給される。トランジスタNTrのソースは、第2の演算増幅器OP2の出力に接続される。トランジスタNTrのドレインは、対向電極CEに電気的に接続される。トランジスタNTrのゲートには、極性反転信号POLの反転信号が供給される。
このような対向電極電圧生成回路56は、VCOMH生成回路(対向電極高電位側電圧生成回路)62と、VCOML生成回路(対向電極低電位側電圧生成回路)64とを含むことができる。VCOMH生成回路62は、例えばシステム接地電源電圧VSSと電源電圧VOUTとに基づいて、公知のチャージポンプ動作により電圧VCOMH0を生成することができるようになっている。電圧VCOMH0は、第1の演算増幅器OPC1の入力に供給される。VCOML生成回路64は、例えばシステム接地電源電圧VSSと電源電圧VOUTとに基づいて、公知のチャージポンプ動作により電圧VCOML0を生成することができるようになっている。電圧VCOML0は、第2の演算増幅器OPC2の入力に供給される。
そして、対向電極電圧生成回路56は、切替回路SELにより高電位側電圧VCOMHを対向電極電圧VCOMとして出力するときには、制御信号XSLP2により第2の演算増幅器OP2の動作電流を停止又は制限する制御を行う。また対向電極電圧生成回路56は、切替回路SELにより低電位側電圧VCOMLを対向電極電圧VCOMとして出力するときには、制御信号XSLP1により第1の演算増幅器OP1の動作電流を停止又は制限する制御を行う。
こうすることで、対向電極電圧VCOMの高電位側電圧VCOMH及び低電位側電圧VCOMLの一方を対向電極CEに印加するとき、高電位側電圧VCOMH及び低電位側電圧VCOMLの他方を出力する演算増幅器の動作電流を停止又は制限することができるので、対向電極電圧VCOMの生成に不要な消費電流を削減できるようになる。
図10に、図9の第1の演算増幅器OP1の構成例の回路図を示す。
第1の演算増幅器OP1は、いわゆるAB級の増幅動作を行う。このような第1の演算増幅器OP1は、差動部DIF1と駆動部DRV1とを含む。差動部DIF1は、P型差動部PDIF1と、N型差動部NDIF1とを含む。
P型差動部PDIF1は、P型トランジスタM7、M8、P型電流源トランジスタPCS1、P型電流制御用トランジスタPIS1、カレントミラー回路PCM1とを含む。カレントミラー回路PCM1は、P型トランジスタM5、M6を含む。P型トランジスタM5、M6は、P型トランジスタM7、M8及び低電位側電圧VSの間にそれぞれ設けられる。P型電流源トランジスタPCS1のゲートには、定電圧Vrefpが供給され、P型トランジスタM7、M8のドレイン電流の和である電流I(動作電流)を発生させる。P型電流源トランジスタPCS1のソースと高電位側電圧VHとの間に、P型電流制御用トランジスタPIS1が設けられる。P型電流制御用トランジスタPIS1のゲートには、制御信号XSLP1の反転信号が供給される。P型トランジスタM7のゲートには、VCOMH生成回路62により生成された電圧VCOMH0が供給される。
N型差動部NDIF1は、N型トランジスタM3、M4、N型電流源トランジスタNCS1、N型電流制御用トランジスタNIS1、カレントミラー回路NCM1とを含む。カレントミラー回路NCM1は、N型トランジスタM1、M2を含む。N型トランジスタM1、M2は、N型トランジスタM3、M4及び高電位側電圧VHの間にそれぞれ設けられる。N型電流源トランジスタNCS1のゲートには、定電圧Vrefnが供給され、N型トランジスタM3、M4のドレイン電流の和である電流I(動作電流)を発生させる。N型電流源トランジスタNCS1のソースと低電位側電圧VSとの間に、N型電流制御用トランジスタNIS1が設けられる。N型電流制御用トランジスタNIS1のゲートには、制御信号XSLP1が供給される。N型トランジスタM3のゲートには、VCOMH生成回路62により生成された電圧VCOMH0が供給される。
駆動部DRV1は、ソースに高電位側電圧VHが供給されたP型駆動トランジスタM9と、ソースに低電位側電圧VSが供給されたN型駆動トランジスタM10とを含む。P型トランジスタM9のゲート電圧が、N型差動部NDIF1の出力により制御される。N型トランジスタM10のゲート電圧が、P型差動部PDIF1の出力により制御される。P型トランジスタM9のドレインとN型トランジスタM10のドレインとが接続される。P型トランジスタM9のドレイン及びN型トランジスタM10のドレインは、P型トランジスタM8のゲートとN型トランジスタM4のゲートとに接続される。そして、P型トランジスタM9のドレイン及びN型トランジスタM10のドレインの電圧が対向電極電圧VCOMの高電位側電圧VCOMHとなる。
第1の演算増幅器OP1のN型差動部NDIF1に着目して、入力電圧VCOMH0が出力電圧VCOMHより高い場合を考える。この場合、N型トランジスタM4のインピーダンスがN型トランジスタM3より大きくなるため、P型トランジスタM2、M1のゲート電圧が上昇し、P型トランジスタM1のインピーダンスが大きくなる。そのため、P型駆動トランジスタM9のゲート電圧が下降し、P型駆動トランジスタM9はオンする方向に向かう。
第1の演算増幅器OP1のP型差動部PDIF1に着目して、入力電圧VCOMH0が出力電圧VCOMHより高い場合を考える。この場合、P型トランジスタM8のインピーダンスがP型トランジスタM7のインピーダンスより小さくなるため、N型トランジスタM5、M6のゲート電圧が上昇し、N型トランジスタM5のインピーダンスが小さくなる。そのため、N型駆動トランジスタM10のゲート電圧が下降し、N型駆動トランジスタM10がオフする方向に向かう。
このように、入力電圧VCOMH0が出力電圧VCOMHより高い場合は、出力電圧VCOMHが高くなる方向にP型駆動トランジスタM9、N型駆動トランジスタM10が動作する。
なお、入力電圧VCOMH0が出力電圧VCOMHより低い場合は、上述と逆の動作を行う。以上のような動作の結果、第1の演算増幅器OP1では、入力電圧VCOMH0と出力電圧VCOMHとがほぼ等しくなる平衡状態に移行していく。
ところで、第1の演算増幅器OP1において、制御信号XSLP1をHレベルにすることで、P型電流制御用トランジスタPIS1及びN型電流制御用トランジスタNIS1をそれぞれオンにすることができる。この場合、P型差動部PDIF1及びN型差動部NDIF1の動作電流である第1の演算増幅器OP1の動作電流を流すことができる。
一方、第1の演算増幅器OP1において、制御信号XSLP1をLレベルにすることで、P型電流制御用トランジスタPIS1及びN型電流制御用トランジスタNIS1をそれぞれオフにすることができる。この場合、P型差動部PDIF1及びN型差動部NDIF1の動作電流である第1の演算増幅器OP1の動作電流を停止させることができる。
なお図10では、制御信号XSLP1によりP型電流制御用トランジスタPIS1及びN型電流制御用トランジスタNIS1をオンオフ制御しているが、これに限定されるものではない。例えば制御信号XSLP1と該制御信号XSLP1に対応した制御信号SLP1により、P型電流制御用トランジスタPIS1及びN型電流制御用トランジスタNIS1のゲート電圧を制御し、P型差動部PDIF1及びN型差動部NDIF1の動作電流である第1の演算増幅器OP1の動作電流を0ではなく、微少な電流に制限させてもよい。こうすることで、第1の演算増幅器OP1の消費電流を削減できるようになる。
なお、図9の第2の演算増幅器OP2も、図10と同様に構成できる。従って、同様に、第2の演算増幅器OP2では、入力電圧VCOML0と出力電圧VCOMLとがほぼ等しくなる平衡状態に移行していく。そして、同様に第2の演算増幅器OP2の動作電流を発生、停止又は制限することができる。
図11に、本実施形態の対向電極電圧生成回路の動作例のタイミング図を示す。
ここでは、水平同期信号LPにより規定される1水平走査期間毎に、液晶素子の印加電圧の極性が反転される走査ライン反転駆動の場合のタイミングの一例を示す。ここでは、水平同期信号LPに同期して極性反転信号POLが変化し、該極性反転信号POLにより対向電極電圧VCOMの電圧レベルの変化が開始される。
対向電極電圧VCOMが電圧VCOMHのとき、いわゆる負極の期間(第1の走査期間)となる。この期間では、対向電極電圧VCOMの低電位側電圧VCOMLを出力する必要がなくなるため、制御信号XSLP2により第2の演算増幅器OP2の動作電流を停止又は制限する。
画質は、データ線に印加された電圧がTFT(オンオフ制御されるスイッチ素子)を介して書き込まれる画素電極と対向電極CEとの電圧により定まる。そのため、負極の期間では、データ線駆動回路20よるデータ線の駆動開始タイミングTG1より前のタイミングTG2に、制御信号XSLP1をHレベルにして第1の演算増幅器OP1の動作電流を停止又は制限する制御を解除して第1の演算増幅器OP1が高電位側電圧VCOMHの出力を開始することが望ましい。即ち、図11においてΔT1>0であることが望ましい。
更に、負極の期間では、データ線駆動回路20によるデータ線の駆動終了タイミングTG3より後のタイミングTG4に、制御信号XSLP1をLレベルにして第1の演算増幅器OP1の動作電流を停止又は制限する制御が行われることが望ましい。即ち、図11においてΔT2>0であることが望ましい。
また対向電極電圧VCOMが電圧VCOMLのとき、いわゆる正極の期間(第2の走査期間)となる。この期間では、対向電極電圧VCOMの高電位側電圧VCOMHを出力する必要がなくなるため、制御信号XSLP1により第1の演算増幅器OP1の動作電流を停止又は制限する。
この場合も、正極の期間では、データ線駆動回路20よるデータ線の駆動開始タイミングTG5より前のタイミングTG6に、制御信号XSLP2をHレベルにして第2の演算増幅器OP2の動作電流を停止又は制限する制御を解除して第2の演算増幅器OP2が低電位側電圧VCOMLの出力を開始することが望ましい。即ち、図11においてΔT3>0であることが望ましい。
更に、正極の期間では、データ線駆動回路20によるデータ線の駆動終了タイミングTG7より後のタイミングTG8に、制御信号XSLP2をLレベルにして第2の演算増幅器OP2の動作電流を停止又は制限する制御が行われることが望ましい。即ち、図11においてΔT4>0であることが望ましい。
以上のように対向電極電圧生成回路56を制御することで、画質を劣化させることなく、より低い消費電力で、大容量の対向電極CEを駆動できるようになる。
このような制御を実現する制御信号XSLP1、XSPL2は、表示ドライバ60の図示しない制御回路によって生成される。
図12に、表示ドライバ60の図示しない制御回路の構成の要部を示す。
図12において、制御回路は、制御レジスタ部100、タイミング生成部130を含む。制御レジスタ部100は、複数の制御レジスタを含み、各制御レジスタの設定値はホスト又は表示コントローラ40によって設定される。なお図1又は図2において水平同期信号LP、垂直同期信号YDは、表示コントローラ40から供給されるものとして説明したが、図12では、表示ドライバ60が水平同期信号LP、垂直同期信号YDを生成するものとする。
タイミング生成部130は、極性反転信号POLにより規定される液晶素子の印加電圧の極性に応じて、制御レジスタ部100の各レジスタに設定された設定値に対応した基準クロックOSCのクロック数に基づいて制御信号XSLP1、XSLP2、水平同期信号LP、垂直同期信号YD、データ線駆動タイミング制御信号Scnt、走査線駆動タイミング制御信号Gcntを出力する。なお基準クロックOSCは、表示ドライバ60内の図示しない発振回路において生成される。
図13に、図12の制御レジスタ部100の構成の概要を示す。
制御レジスタ部100は、垂直走査期間設定レジスタ102、水平走査期間設定レジスタ104、データ線オンタイミング設定レジスタ106、データ線オフタイミング設定レジスタ108、走査線出力イネーブルタイミング設定レジスタ110、走査線出力ディセーブルタイミング設定レジスタ112、第1の演算増幅器オンタイミング設定レジスタ114、第1の演算増幅器オフタイミング設定レジスタ116、第2の演算増幅器オンタイミング設定レジスタ118、第2の演算増幅器オフタイミング設定レジスタ120を含む。
タイミング生成部130は、垂直走査期間設定レジスタ102の設定値に対応した基準クロックOSCのクロック数を周期とした垂直同期信号YDを生成する。タイミング生成部130は、水平走査期間設定レジスタ104の設定値に対応した基準クロックOSCのクロック数を周期とした水平同期信号LPを生成する。
データ線オンタイミング設定レジスタ106には、水平走査期間(広義には走査期間)の開始タイミングを基準にデータ線の駆動開始タイミングに対応した基準クロックOSCのクロック数Sonが設定される。データ線オフタイミング設定レジスタ108には、水平走査期間(広義には走査期間)の開始タイミングを基準にデータ線の駆動終了タイミングに対応した基準クロックOSCのクロック数Soffが設定される。タイミング生成部130は、クロック数Son、Soffに基づいてデータ線駆動タイミング制御信号Scntを生成する。
走査線出力イネーブルタイミング設定レジスタ110には、水平走査期間(広義には走査期間)の開始タイミングを基準に走査線の駆動開始タイミングに対応した基準クロックOSCのクロック数Gonが設定される。走査線出力ディセーブルタイミング設定レジスタ112には、水平走査期間(広義には走査期間)の開始タイミングを基準に走査線の駆動終了タイミングに対応した基準クロックOSCのクロック数Goffが設定される。タイミング生成部130は、クロック数Gon、Goffに基づいて走査線駆動タイミング制御信号Gcntを生成する。
図14に、データ線駆動タイミング制御信号Scnt及び走査線駆動タイミング制御信号Gcntの説明図を示す。
タイミング生成部130は、たとえば水平同期信号LPにより規定される水平走査期間の開始タイミングHSTMを基準に、基準クロックOSCのクロック数Sonが経過したときにHレベルとなり、基準クロックOSCのクロック数Soffが経過したときにLレベルとなるデータ線駆動タイミング制御信号Scntを生成する。このようなデータ線駆動タイミング制御信号Scntに基づいて、データ線駆動回路20はデータ線を駆動する。
またタイミング生成部130は、たとえば水平同期信号LPにより規定される水平走査期間の開始タイミングHSTMを基準に、基準クロックOSCのクロック数Gonが経過したときにHレベルとなり、基準クロックOSCのクロック数Goffが経過したときにLレベルとなる走査線駆動タイミング制御信号Gcntを生成する。このような走査線駆動タイミング制御信号Gcntに基づいて、走査線駆動回路30は走査線に選択パルスを出力する。
また図13において、第1の演算増幅器オンタイミング設定レジスタ114には、水平走査期間(広義には走査期間)の開始タイミングを基準に第1の演算増幅器OP1の動作電流の停止又は制限の解除タイミングに対応した基準クロックOSCのクロック数OP1onが設定される。第1の演算増幅器オフタイミング設定レジスタ116には、水平走査期間(広義には走査期間)の開始タイミングを基準に第1の演算増幅器OP1の動作電流の停止又は制限の開始タイミングに対応した基準クロックOSCのクロック数OP1offが設定される。タイミング生成部130は、クロック数OP1on、OP1offに基づいて制御信号XSLP1を生成する。
第2の演算増幅器オンタイミング設定レジスタ118には、水平走査期間(広義には走査期間)の開始タイミングを基準に第2の演算増幅器OP2の動作電流の停止又は制限の解除タイミングに対応した基準クロックOSCのクロック数OP2onが設定される。第2の演算増幅器オフタイミング設定レジスタ120には、水平走査期間(広義には走査期間)の開始タイミングを基準に第2の演算増幅器OP2の動作電流の停止又は制限の開始タイミングに対応した基準クロックOSCのクロック数OP2offが設定される。タイミング生成部130は、クロック数OP2on、OP2offに基づいて制御信号XSLP2を生成する。
図15に、制御信号XSLP1の説明図を示す。
タイミング生成部130は、たとえば水平同期信号LPにより規定される水平走査期間の開始タイミングHSTMを基準に、基準クロックOSCのクロック数OP1onが経過したときにHレベルとなり、基準クロックOSCのクロック数OP1offが経過したときにLレベルとなる制御信号XSLP1を生成する。
なお制御信号XSLP2も、図15と同様に生成される。即ち、タイミング生成部130は、たとえば水平同期信号LPにより規定される水平走査期間の開始タイミングHSTMを基準に、基準クロックOSCのクロック数OP2onが経過したときにHレベルとなり、基準クロックOSCのクロック数OP2offが経過したときにLレベルとなる制御信号XSLP2を生成する。
図16に、タイミング生成部130において制御信号XSLP1を生成する回路の一例を示す。
タイミング生成部130は、カウンタ132、コンパレータ134、136、セットリセットフリップフロップ138を含む。
カウンタ132は、極性反転信号POLの変化点を基準に、基準クロックOSCに同期してカウントアップを行う。コンパレータ134は、カウンタ132のカウント値と、第1の演算増幅器オンタイミング設定レジスタ114の設定値であるクロック数OP1onとを比較し、一致したときパルスを出力する。コンパレータ136は、カウンタ132のカウント値と、第1の演算増幅器オフタイミング設定レジスタ120の設定値であるクロック数OP1offとを比較し、一致したときパルスを出力する。セットリセットフリップフロップ138は、コンパレータ134からのパルスによりセットされ、コンパレータ136からのパルスによりリセットされる制御信号XSLP1を生成する。
なお、図16では制御信号XSLP1について説明したが、制御信号XSLP2、データ線駆動タイミング制御信号Scnt、走査線駆動タイミング制御信号Gcntも同様に生成できる。
本実施形態では、走査ライン反転駆動について説明したが、これに限定されるものではなく、フレーム反転駆動にも適用できる。
図17に、フレーム反転駆動時の対向電極電圧生成回路のタイミングの一例を示す。なお図17において、図11と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
この場合、フレーム反転駆動の負極の期間(第1の垂直走査期間)において、当該垂直走査期間の最初の走査ラインのデータ線の駆動開始タイミング(図17のTG1)より前に、第1の演算増幅器OP1の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御を解除して第1の演算増幅器OP1が高電位側電圧VCOMHの出力を開始することが望ましい。
またフレーム反転駆動の負極の期間(第1の垂直走査期間)において、当該垂直走査期間の最後の走査ラインのデータ線の駆動終了タイミング(図17のTG3)より後に、第1の演算増幅器OP1の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御が行われることが望ましい。
またフレーム反転駆動の正極の期間(第2の垂直走査期間)において、当該垂直走査期間の最初の走査ラインのデータ線の駆動開始タイミング(図17のTG5)より前に、第2の演算増幅器OP2の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御を解除して第2の演算増幅器OP2が低電位側電圧VCOMLの出力を開始することが望ましい。
またフレーム反転駆動の正極の期間(第2の垂直走査期間)において、当該垂直走査期間の最後の走査ラインのデータ線の駆動終了タイミング(図17のTG7)より後に、第2の演算増幅器OP2の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御が行われることが望ましい。
6. 電子機器
図18に、本実施形態における電子機器の構成例のブロック図を示す。ここでは、電子機器として、携帯電話機の構成例のブロック図を示す。
携帯電話機900は、カメラモジュール910を含む。カメラモジュール910は、CCDカメラを含み、CCDカメラで撮像した画像のデータを、YUVフォーマットで表示コントローラ540に供給する。表示コントローラ540は、図1又は図2の表示コントローラ40の機能を有する。
携帯電話機900は、表示パネル512を含む。表示パネル512は、ソースドライバ520及びゲートドライバ530によって駆動される。表示パネル512は、複数のゲート線、複数のソース線、複数の画素を含む。表示パネル512は、図1又は図2の表示パネル12の機能を有する。
表示コントローラ540は、ソースドライバ520及びゲートドライバ530に接続され、ソースドライバ520に対してRGBフォーマットの階調データを供給する。
電源回路542は、ソースドライバ520及びゲートドライバ530に接続され、各ドライバに対して、駆動用の電源電圧を供給する。電源回路542は、図1又は図2の電源回路50の機能を有する。表示ドライバ544としてソースドライバ520、ゲートドライバ530及び電源回路542を含み、該表示ドライバ544が表示パネル512を駆動できる。
ホスト940は、表示コントローラ540に接続される。ホスト940は、表示コントローラ540を制御する。またホスト940は、アンテナ960を介して受信された階調データを、変復調部950で復調した後、表示コントローラ540に供給できる。表示コントローラ540は、この階調データに基づき、ソースドライバ520及びゲートドライバ530により表示パネル512に表示させる。ソースドライバ520は、図1又は図2のデータ線駆動回路20の機能を有する。ゲートドライバ530は、図1又は図2の走査線駆動回路30の機能を有する。
ホスト940は、カメラモジュール910で生成された階調データを変復調部950で変調した後、アンテナ960を介して他の通信装置への送信を指示できる。
ホスト940は、操作入力部970からの操作情報に基づいて階調データの送受信処理、カメラモジュール910の撮像、表示パネル512の表示処理を行う。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、本発明は上述の液晶表示パネルの駆動に適用されるものに限らず、エレクトロクミネッセンス、プラズマディスプレイ装置の駆動に適用可能である。
また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
本実施形態の液晶装置の構成例のブロック図。 本実施形態の液晶装置の他の構成例のブロック図。 図1又は図2のデータ線駆動回路の構成例のブロック図。 図3の基準電圧発生回路、DAC及び出力バッファの構成例を示す図。 図1又は図2の走査線駆動回路の構成例を示す図。 図1又は図2の電源回路の構成例を示す図。 図1又は図2の表示パネルの駆動波形の一例を示す図。 極性反転駆動の説明図。 図6の対向電極電圧生成回路の構成例の図。 図9の第1の演算増幅器の構成例の回路図。 本実施形態の対向電極電圧生成回路の動作例のタイミング図。 表示ドライバの図示しない制御回路の構成の要部を示す図。 図12の制御レジスタ部の構成の概要を示す図。 データ線駆動タイミング制御信号及び走査線駆動タイミング制御信号の説明図。 制御信号XSLP1の説明図。 タイミング生成部において制御信号XSLP1を生成する回路の一例を示す図。 フレーム反転駆動時の対向電極電圧生成回路のタイミングの一例を示す図。 本実施形態における電子機器の構成例のブロック図。
符号の説明
10 液晶装置、 12 表示パネル、 20 データ線駆動回路、
30 走査線駆動回路、 40 表示コントローラ、 50 電源回路、
56 対向電極電圧生成回路、 60 表示ドライバ、 62 VCOMH生成回路、
64 VCOML生成回路、 OP1 第1の演算増幅器、
OP2 第2の演算増幅器、 POL 極性反転信号、 SEL 切替回路、
VCOM 対向電極電圧、 VCOMH 高電位側電圧、 VCOML 低電位側電圧、
XSLP1、XSLP2 制御信号

Claims (15)

  1. 電気光学装置の画素電極と電気光学物質を挟んで対向する対向電極に印加される対向電極電圧を生成するための対向電極電圧生成回路であって、
    前記対向電極電圧の高電位側電圧を出力するための第1の演算増幅器と、
    前記対向電極電圧の低電位側電圧を出力するための第2の演算増幅器と、
    前記電気光学物質に印加される電圧の極性を反転させる極性反転タイミングに応じて、前記高電位側電圧及び前記低電位側電圧の1つを前記対向電極電圧として出力する切替回路とを含み、
    前記高電位側電圧を前記対向電極電圧として出力するときには、前記第2の演算増幅器の動作電流を停止又は制限する制御を行い、
    前記低電位側電圧を前記対向電極電圧として出力するときには、前記第1の演算増幅器の動作電流を停止又は制限する制御を行うことを特徴とする対向電極電圧生成回路。
  2. 請求項1において、
    オンオフ制御されるスイッチ素子を介して前記画素電極がデータ線に電気的に接続される場合に、
    所与の第1の走査期間において、前記データ線の駆動開始タイミングより前に、前記第1の演算増幅器の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御を解除して前記第1の演算増幅器が前記高電位側電圧の出力を開始することを特徴とする対向電極電圧生成回路。
  3. 請求項1又は2において、
    オンオフ制御されるスイッチ素子を介して前記画素電極がデータ線に電気的に接続される場合に、
    所与の第2の走査期間において、前記データ線の駆動開始タイミングより前に、前記第2の演算増幅器の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御を解除して前記第2の演算増幅器が前記低電位側電圧の出力を開始することを特徴とする対向電極電圧生成回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    オンオフ制御されるスイッチ素子を介して前記画素電極がデータ線に電気的に接続される場合に、
    所与の第1の走査期間において、前記データ線の駆動終了タイミングより後に、前記第1の演算増幅器の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御が行われることを特徴とする対向電極電圧生成回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    オンオフ制御されるスイッチ素子を介して前記画素電極がデータ線に電気的に接続される場合に、
    所与の第2の走査期間において、前記データ線の駆動終了タイミングより後に、前記第2の演算増幅器の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御が行われることを特徴とする対向電極電圧生成回路。
  6. 請求項1において、
    オンオフ制御されるスイッチ素子を介して前記画素電極がデータ線に電気的に接続される場合に、
    フレーム反転駆動が行われる走査期間のうち所与の第1の垂直走査期間において、当該垂直走査期間の最初の走査ラインのデータ線の駆動開始タイミングより前に、前記第1の演算増幅器の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御を解除して前記第1の演算増幅器が前記高電位側電圧の出力を開始することを特徴とする対向電極電圧生成回路。
  7. 請求項1又は6において、
    オンオフ制御されるスイッチ素子を介して前記画素電極がデータ線に電気的に接続される場合に、
    フレーム反転駆動が行われる走査期間のうち所与の第2の垂直走査期間において、当該垂直走査期間の最初の走査ラインのデータ線の駆動開始タイミングより前に、前記第2の演算増幅器の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御を解除して前記第2の演算増幅器が前記低電位側電圧の出力を開始することを特徴とする対向電極電圧生成回路。
  8. 請求項1、6又は7のいずれかにおいて、
    オンオフ制御されるスイッチ素子を介して前記画素電極がデータ線に電気的に接続される場合に、
    フレーム反転駆動が行われる走査期間のうち所与の第1の垂直走査期間において、当該垂直走査期間の最後の走査ラインのデータ線の駆動終了タイミングより後に、前記第1の演算増幅器の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御が行われることを特徴とする対向電極電圧生成回路。
  9. 請求項1、6乃至8のいずれかにおいて、
    オンオフ制御されるスイッチ素子を介して前記画素電極がデータ線に電気的に接続される場合に、
    フレーム反転駆動が行われる走査期間のうち所与の第2の垂直走査期間において、当該垂直走査期間の最後の走査ラインのデータ線の駆動終了タイミングより後に、前記第2の演算増幅器の動作電流の動作電流を停止又は制限する制御が行われることを特徴とする対向電極電圧生成回路。
  10. 請求項1乃至9のいずれか記載の対向電極電圧生成回路を含むことを特徴とする電源回路。
  11. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線及び前記データ線により特定される複数の画素電極と、前記画素電極と対向する対向電極を含む電気光学装置を駆動するための表示ドライバであって、
    請求項10記載の電源回路と、
    表示データに基づいて、前記データ線を駆動するデータ線駆動回路を含むことを特徴とする表示ドライバ。
  12. 複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記走査線及び前記データ線により特定される複数の画素電極と、
    前記画素電極と対向する対向電極と、
    前記対向電極に前記対向電極電圧を出力する請求項1乃至9のいずれか記載の対向電極電圧生成回路と、
    前記走査線を走査する走査線駆動回路と、
    表示データに基づいて、前記データ線を駆動するデータ線駆動回路とを含むことを特徴とする電気光学装置。
  13. 請求項10記載の電源回路を含むことを特徴とする電子機器。
  14. 請求項11記載の表示ドライバと、
    前記表示ドライバによって駆動される電気光学装置とを含むことを特徴とする電子機器。
  15. 請求項12記載の電気光学装置を含むことを特徴とする電子機器。
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