JP2007189522A - 演算増幅回路、駆動回路、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

演算増幅回路、駆動回路、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】簡素な構成でAB級動作が可能な演算増幅回路、これを用いた駆動回路、電気光学装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】演算増幅回路100は、差動信号の差分値を増幅する差動増幅器110と、差動増幅器110の出力ノードの電圧に基づいてそのゲート電極が制御される第1導電型の第1の駆動トランジスタと、第1の駆動トランジスタと直列に設けられる第2導電型の第2の駆動トランジスタと、第1の駆動トランジスタのゲート電極と第2の駆動トランジスタのゲート電極とを容量結合するキャパシタCCPと、第1の駆動トランジスタのゲート電極の電圧変化に応じて第2の駆動トランジスタのゲート電極の電圧が変化するように、第1の駆動トランジスタのゲート電極の電圧変化を第2の駆動トランジスタのゲート電極の電圧変化として伝達するための電圧変化調整回路130とを含む。
【選択図】図7

Description

本発明は、演算増幅回路、駆動回路、電気光学装置及び電子機器に関する。
従来より、携帯電話機などの電子機器に用いられる液晶パネル(電気光学装置)として、単純マトリクス方式の液晶パネルと、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、TFTと略す)などのスイッチング素子を用いたアクティブマトリクス方式の液晶パネルとが知られている。
単純マトリクス方式は、アクティブマトリクス方式に比べて低消費電力化が容易であるという利点がある反面、多色化や動画表示が難しいという不利点がある。一方、アクティブマトリクス方式は、多色化や動画表示に適しているという利点がある反面、低消費電力化が難しいという不利点がある。
そして、近年、携帯電話機などの携帯型電子機器では、高品質な画像の提供のために、多色化、動画表示への要望が強まっている。このため、これまで用いられてきた単純マトリクス方式の液晶パネルに代えて、アクティブマトリクス方式の液晶パネルが用いられるようになってきた。
さて、アクティブマトリクス方式の液晶パネルでは、表示パネルのデータ線を駆動するデータ線駆動回路の中に、出力バッファとして機能する演算増幅回路(オペアンプ)を設けることが望ましい。そして、従来は、このような演算増幅回路として、AB級(プッシュプル方式)の演算増幅回路が用いられてきた。
このようなAB級の演算増幅回路は、一般的に、差動信号の差分値を増幅する差動部と、差動部からの出力の電圧レベルを変換するレベルシフタと、該レベルシフタによって電圧レベルが変換された信号に基づいて演算増幅回路の出力を駆動する出力部とを含んで構成される。
特開2003−229725号公報
しかしながら、演算増幅回路にレベルシフタを設けることによって、回路内の信号の位相が回り、演算増幅回路の入力と出力とに遅延差が生ずる。そこで、この遅延差を無くすために、演算増幅回路にN型及びP型の差動増幅回路を2個設けて、位相差の発生を抑えながら出力部を制御することが行われる。ところが、このような構成を採用すると、演算増幅回路の回路規模を増大させる。特に、電気光学装置のデータ線を駆動するデータ線駆動回路に演算増幅回路を適用した場合、データ線駆動回路の規模を増大させ、その分だけ消費電力の増大を招いてしまう。
本発明は以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡素な構成でAB級動作が可能な演算増幅回路、これを用いた駆動回路、電気光学装置及び電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、
差動信号の差分値を増幅する差動増幅器と、
第1の電源側に設けられ前記差動増幅器の出力ノードの電圧に基づいてそのゲート電極が制御される第1導電型の第1の駆動トランジスタと、
前記第1の駆動トランジスタと直列に第2の電源側に設けられる第2導電型の第2の駆動トランジスタと、
前記第1の駆動トランジスタのゲート電極と前記第2の駆動トランジスタのゲート電極とを容量結合するためのキャパシタと、
前記第1の駆動トランジスタのゲート電極の電圧変化に応じて前記第2の駆動トランジスタのゲート電極の電圧が変化するように、前記第1の駆動トランジスタのゲート電極の電圧変化を前記第2の駆動トランジスタのゲート電極の電圧変化として伝達するための電圧変化調整回路とを含む演算増幅回路に関係する。
また本発明に係る演算増幅回路では、
前記電圧変化調整回路が、
前記第2の駆動トランジスタのゲート電極の電圧変化が、前記第1の駆動トランジスタのゲート電極の電圧変化より遅くなるように調整することができる。
また本発明に係る演算増幅回路では、
前記電圧変化調整回路が、
そのドレインに電流が供給されダイオード接続された電流源トランジスタと、
その一端に前記電流源トランジスタのゲート電極が接続され、その他端に前記キャパシタの一端及び前記第2の駆動トランジスタのゲート電極が接続される抵抗回路とを含むことができる。
また本発明に係る演算増幅回路では、
前記電流源トランジスタのドレインに接続され、定電流を発生させる電流源を含むことができる。
上記のいずれかの発明によれば、差動増幅器の出力ノードの電圧に基づいて、第1及び第2の駆動トランジスタを動作させて、演算増幅器の出力電圧を第1の電源側にも第2の電源側にも変化させることができる。そのため、AB級動作を実現する演算増幅器の構成を簡素化できる。
また本発明は、
複数の走査線と、複数のデータ線と、各画素が前記複数の走査線の各走査線及び前記複数のデータ線の各データ線により特定される複数の画素とを有する電気光学装置を駆動するための駆動回路であって、
各データ線ごとに設けられ、上記のいずれか記載の演算増幅回路と、
各データ線ごとに設けられ、前記演算増幅回路によりインピーダンス変換されるデータ電圧を生成するデータ電圧生成回路とを含み、
前記演算増幅回路は、
前記第1及び第2の駆動トランジスタの接続ノードの電圧を各データ線に供給し、
前記差動信号の一方を前記接続ノードの電圧とする駆動回路に関係する。
本発明によれば、データ線ごとに演算増幅回路が設けられる電気光学装置の駆動回路であっても、簡素な構成でAB級動作が可能な演算増幅回路を含んで構成できるので、駆動回路の低コスト化及び低消費電力化を図ることができる。
また本発明は、
複数の走査線と、
複数のデータ線と、
各画素が前記複数の走査線の各走査線及び前記複数のデータ線の各データ線により特定される複数の画素と、
前記複数のデータ線を駆動するための上記のいずれか記載の駆動回路とを含む電気光学装置に関係する。
本発明によれば、AB級動作が可能な演算増幅回路を含む電気光学装置の低コスト化及び低消費電力化を図ることができる。
また本発明は、上記のいずれか記載の演算増幅回路を含む電子機器に関係する。
また本発明は、上記記載の駆動回路を含む電子機器に関係する。
また本発明は、上記記載の電気光学装置を含む電子機器に関係する。
上記のいずれかの発明によれば、AB級動作が可能な演算増幅回路を含む電子機器の低コスト化及び低消費電力化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 液晶装置
図1に、本実施形態の演算増幅回路を適用した液晶装置のブロック図の例を示す。
この液晶装置510(広義には表示装置)は、表示パネル512(狭義にはLCD(Liquid Crystal Display)パネル)、データ線駆動回路520(広義には駆動回路、狭義にはソースドライバ)、走査線駆動回路530(狭義にはゲートドライバ)、コントローラ540、電源回路542を含む。なお、液晶装置510にこれらのすべての回路ブロックを含める必要はなく、その一部の回路ブロックを省略する構成にしてもよい。
ここで表示パネル512(広義には電気光学装置)は、複数の走査線(狭義にはゲート線)と、複数のデータ線(狭義にはソース線と)と、走査線及びデータ線により特定される画素(画素電極)を含む。この場合、データ線に薄膜トランジスタTFT(Thin Film Transistor、広義にはスイッチング素子)を接続し、このTFTに画素電極を接続することで画素を構成でき、アクティブマトリクス型の液晶装置を構成できる。
より具体的には、表示パネル512はアクティブマトリクス基板(例えばガラス基板)に形成される。このアクティブマトリクス基板には、図1のY方向に複数配列されそれぞれX方向に伸びる走査線G〜G(Mは2以上の自然数)と、X方向に複数配列されそれぞれY方向に伸びるデータ線S〜S(Nは2以上の自然数)とが配置されている。また、走査線G(1≦K≦M、Kは自然数)とデータ線S(1≦L≦N、Lは自然数)との交差点に対応する位置に、薄膜トランジスタTFTKL(広義にはスイッチング素子)が設けられている。
TFTKLのゲート電極は走査線Gに接続され、TFTKLのソース電極はデータ線Sに接続され、TFTKLのドレイン電極は画素電極PEKLに接続されている。この画素電極PEKLと、画素電極PEKLと液晶素子(広義には電気光学物質)を挟んで対向する対向電極VCOM(コモン電極)との間には、液晶容量CLKL(液晶素子)及び補助容量CSKLが形成されている。そして、TFTKL、画素電極PEKL等が形成されるアクティブマトリクス基板と、対向電極VCOMが形成される対向基板との間に液晶が封入され、画素電極PEKLと対向電極VCOMの間の印加電圧に応じて液晶素子の透過率が変化するようになっている。
なお、対向電極VCOMに与えられる電圧は、電源回路542により生成される。また、対向電極VCOMを対向基板上にベタに形成せずに、各走査線に対応するように帯状に形成してもよい。
データ線駆動回路520は、画像データに基づいて表示パネル512のデータ線S〜Sを駆動する。一方、走査線駆動回路530は、表示パネル512の走査線G〜Gを順次走査駆動する。
コントローラ540は、図示しない中央処理装置(Central Processing Unit:以下、CPUと略す)等のホストにより設定された内容に従って、データ線駆動回路520、走査線駆動回路530及び電源回路542を制御する。
より具体的には、コントローラ540は、データ線駆動回路520及び走査線駆動回路530に対しては、例えば動作モードの設定や内部で生成した垂直同期信号や水平同期信号の供給を行い、電源回路542に対しては、対向電極VCOMの電圧の極性反転タイミングの制御を行う。
電源回路542は、外部から供給される基準電圧に基づいて、表示パネル512の駆動に必要な各種の電圧(階調電圧)や、対向電極VCOMの電圧を生成する。
なお、図1では、液晶装置510がコントローラ540を含む構成になっているが、コントローラ540を液晶装置510の外部に設けてもよい。或いは、コントローラ540と共にホストを液晶装置510に含めるようにしてもよい。また、データ線駆動回路520、走査線駆動回路530、コントローラ540、電源回路542の一部又は全部を表示パネル512上に形成してもよい。例えば図2では、表示パネル512上に、データ線駆動回路520及び走査線駆動回路530が形成されている。このように表示パネル512は、複数のデータ線と、複数の走査線と、各画素が複数の走査線の各走査線及び複数のデータ線の各データ線により特定される複数の画素と、複数のデータ線を駆動するデータ線駆動回路520又は複数の走査線を走査する走査線駆動回路530とを含むように構成することができる。表示パネル512の画素形成領域580に、複数の画素が形成されている。
1.1 データ線駆動回路
図3に、本実施形態のデータ線駆動回路の構成例のブロック図を示す。
データ線駆動回路520は、シフトレジスタ522、ラインラッチ524、526、DAC528(デジタル・アナログ変換回路。広義にはデータ電圧生成回路)、出力バッファ529(演算増幅回路)を含む。
シフトレジスタ522は、各データ線に対応して設けられ、順次接続された複数のフリップフロップを含む。このシフトレジスタ522は、クロック信号CLKに同期してイネーブル入出力信号EIOを保持すると、順次クロック信号CLKに同期して隣接するフリップフロップにイネーブル入出力信号EIOをシフトする。
ラインラッチ524には、コントローラ540から例えば18ビット(6ビット(階調データ)×3(RGB各色))単位で画像データ(DIO)が入力される。ラインラッチ524は、この画像データ(DIO)を、シフトレジスタ522の各フリップフロップで順次シフトされたイネーブル入出力信号EIOに同期してラッチする。
ラインラッチ526は、コントローラ540から供給される水平同期信号LPに同期して、ラインラッチ524でラッチされた1水平走査単位の画像データをラッチする。
DAC528は、各データ線に供給すべきアナログのデータ電圧を生成する。具体的にはDAC528は、ラインラッチ526からのデジタルの画像データに基づいて、図1又は図2の電源回路542からの階調電圧のいずれかを選択し、デジタルの画像データに対応するアナログのデータ電圧を出力する。
出力バッファ529は、DAC528からのデータ電圧をバッファリングしてデータ線に出力し、データ線を駆動する。具体的には、出力バッファ529は、各データ線毎に設けられたボルテージフォロワ接続の演算増幅回路OPC〜OPCを含み、これらの各演算増幅回路OPC〜OPCが、DAC528からのデータ電圧をインピーダンス変換して、各データ線に出力する。
なお、図3では、デジタルの画像データをデジタル・アナログ変換して、出力バッファ529を介してデータ線に出力する構成にしているが、アナログの映像信号をサンプル・ホールドして、出力バッファ529を介してデータ線に出力する構成にしてもよい。
1.2 走査線駆動回路
図4に、図1又は図2の走査線駆動回路530の構成例を示す。
走査線駆動回路530は、シフトレジスタ532、レベルシフタ534、出力バッファ536を含む。
シフトレジスタ532は、各走査線に対応して設けられ、順次接続された複数のフリップフロップを含む。このシフトレジスタ532は、クロック信号CLKに同期してイネーブル入出力信号EIOをフリップフロップに保持すると、順次クロック信号CLKに同期して隣接するフリップフロップにイネーブル入出力信号EIOをシフトする。ここで入力されるイネーブル入出力信号EIOは、コントローラ540から供給される垂直同期信号である。
レベルシフタ534は、シフトレジスタ532からの電圧のレベルを、表示パネル512の液晶素子とTFTのトランジスタ能力とに応じた電圧のレベルにシフトする。この電圧レベルとしては、例えば20V〜50Vの高い電圧レベルが必要になる。
出力バッファ536は、レベルシフタ534によってシフトされた走査電圧をバッファリングして走査線に出力し、走査線を駆動する。
2. 演算増幅回路
図5(A)、図5(B)に、演算増幅回路の説明図を示す。
演算増幅回路OPCは、入力信号として入力電圧VINPが供給される正転入力端子(+)と、入力信号として入力電圧VINMが供給される反転入力端子(−)とを有する。入力電圧VINP、VINMは、差動信号を構成する。そして演算増幅回路OPCは、差動信号である入力電圧VINP、VINMの差分値を増幅した信号に基づいて、出力電圧VOUTを出力する。
本実施形態における演算増幅回路は、図3の出力バッファ529の各演算増幅回路OPC〜OPCに適用される。出力バッファ529の演算増幅回路OPC〜OPCの各演算増幅回路は、図5(B)に示すように図5(A)の演算増幅回路OPCがボルテージフォロワ接続された構成を有している。即ち、演算増幅回路OPCの出力電圧VOUTが出力される出力ノードが、該演算増幅回路OPCの反転入力端子に電気的に接続される。
ところで、このような演算増幅回路が適用されるデータ線駆動回路では、液晶の劣化を防止する目的で、公知の極性反転駆動を実現することが望ましい。そして、極性反転駆動を行う場合であっても、表示パネルの駆動に必要な電圧を低減する目的で、更に対向電極VCOMの電圧を極性反転タイミングで変化させることが望ましい(例えば走査ライン反転駆動)。こうすることで、データ線駆動回路の耐圧を低くでき、データ線駆動回路の製造プロセスの簡素化、低コスト化を図ることができる。
ところが、対向電極VCOMの電圧の極性を反転させるたびに、データ線の電位を高速に高電位側又は低電位側に変化させる必要がある。従って、データ線駆動回路には、データ線を駆動する能力の観点から、いわゆるAB級動作をすることが望まれる。
このようなAB級の演算増幅回路は、一般的に、差動信号の差分値を増幅する差動部と、差動部からの出力の電圧レベルを変換するレベルシフタと、該レベルシフタによって電圧レベルが変換された信号に基づいて演算増幅回路の出力を駆動する出力部とを含んで構成される。
図6に、本実施形態の比較例としてのAB級の演算増幅回路の構成例の回路図を示す。
図6のAB級の演算増幅回路は、差動部610とレベルシフタ620と出力部630を含む。
ここで差動部610は、差動信号(VIN、OUT)の差分値を増幅する。レベルシフタ620は、差動部610の出力ノードNQ1の電圧をレベルシフトして、ノードN1に出力する。出力部630は、ノードN1がそのゲート電極に接続されるP型駆動トランジスタPT55と、ノードNQ1がそのゲート電極に接続されるN型駆動トランジスタNT55と、位相補償用の容量素子CCを含む。
図6に示すAB級の演算増幅回路では、出力部630が、P型の駆動トランジスタPT55とN型の駆動トランジスタNT55の両方を有する。従って、極性反転タイミングでデータ線の電位を低電位側に変化させる場合には、N型駆動トランジスタNT55が働くことで、データ線の電圧を低電位側に速やかに引き下げることが可能になる。一方、極性反転タイミングでデータ線の電位を高電位側に変化させる場合には、P型駆動トランジスタPT55が働くことで、データ線Sの電圧を高電位側に速やかに引き上げることが可能になる。従って、例えば走査ライン反転駆動により対向電極VCOMの電圧を極性反転させる液晶装置では、データ線駆動回路の出力バッファが含む演算増幅回路として、図6の構成のAB級の演算増幅回路が用いられることが多い。
しかしながら、図6のAB級の演算増幅回路では、レベルシフタ620が設けられるため、演算増幅回路内の信号の位相が回り、演算増幅回路の入力と出力とに遅延差が生じてしまう。そのため、遅延差を無くすために、演算増幅回路に、N型及びP型の差動増幅回路を2個設けて、位相差の発生を抑えながら出力部を制御することが行われる。これは、演算増幅回路の回路規模を増大させることを意味する。
電気光学装置のデータ線を駆動するデータ線駆動回路に演算増幅回路を適用した場合、図3に示すように各データ線に対応して多数設けられている。このため、各演算増幅回路の消費電力が増えると、液晶装置の消費電力は、演算増幅回路の個数の分だけ増えてしまい、低消費電力化の大きな妨げになるという課題があった。
そこで本実施形態では、このような課題を解決するために、以下に説明するような構成の演算増幅回路を採用している。
図7に、本実施形態における演算増幅回路の構成の概要を示す。
演算増幅回路100は、差動増幅器110と、出力回路120と、キャパシタCCPと、電圧変化調整回路130とを含む。差動増幅器110は、差動信号の差分値を増幅する。出力回路120は、高電位側電源電圧VDDを供給する第1の電源側に設けられ差動増幅器110の出力ノードNDDの電圧に基づいてそのゲート電極が制御されるP型駆動トランジスタ(第1導電型の第1の駆動トランジスタ)PTR1と、P型駆動トランジスタPTR1と直列に低電位側電源電圧VSSを供給する第2の電源側に設けられるN型駆動トランジスタ(第2導電型の第2の駆動トランジスタ)NTR1とを含む。キャパシタCCPは、P型駆動トランジスタPTR1のゲート電極とN型駆動トランジスタNTR1のゲート電極とを容量結合するように設けられる。
電圧変化調整回路130は、P型駆動トランジスタPTR1のゲート電極の電圧変化に応じてN型駆動トランジスタNTR1のゲート電極の電圧が変化するように、P型駆動トランジスタPTR1のゲート電極の電圧変化をN型駆動トランジスタNTR1のゲート電極の電圧変化として伝達する。より具体的には、電圧変化調整回路130が、N型駆動トランジスタのゲート電極の電圧変化が、P型駆動トランジスタのゲート電極の電圧変化より遅くなるように調整する。ここで、一方の電圧変化が他方の電圧変化より遅いということは、一方の電圧変化の所定の単位時間当たりの傾きが、他方の電圧変化の該単位時間当たりの傾きより小さいことを意味する。
こうすることで、差動増幅器110の出力ノードNDDの電圧に基づいて、P駆動トランジスタPTR1及びN駆動トランジスタNTR1を動作させて、演算増幅回路100の出力電圧VOUTを高電位側にも低電位側にも変化させることができる。そのため、AB級動作を実現する演算増幅回路100の構成を簡素化できる。
図8に、図7の演算増幅回路100の構成例の回路図を示す。
ただし、図8において図7と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
差動増幅器110は、カレントミラー回路CM1と、差動対DIF1と、電流源CS1とを含む。カレントミラー回路CM1は、そのソースに高電位側電源電圧VDDが供給されるP型トランジスタPTR10、PTR11を含む。P型トランジスタPTR10のゲート電極とP型トランジスタPTR11のゲート電極とが接続される。P型トランジスタPTR11は、そのゲート電極とドレインとが接続されている。
差動対DIF1は、N型トランジスタNTR10、NTR11を含む。N型トランジスタNTR10のソースとN型トランジスタNTR11のソースとが接続される。N型トランジスタNTR10のドレインは、P型トランジスタPTR10のドレインに接続される。N型トランジスタNTR11のドレインは、P型トランジスタPTR11のドレインに接続される。電流源CS1の一端には低電位側電源電圧VSSが供給され、電流源CS1の他端はN型トランジスタNTR10、NTR11のソースに接続される。
このような差動増幅器110では、N型トランジスタNTR10のゲート電極に入力電圧VINPが供給され、N型トランジスタNTR11のゲート電極に入力電圧VINMが供給される。入力電圧VINP、VINMが、差動対を構成する差動信号となる。そして、P型トランジスタPTR10のドレインとN型トランジスタNTR10のドレインとが接続される接続ノードが、差動増幅器110の出力ノードNDDとなる。この出力ノードが、出力回路120のP型駆動トランジスタPTR1のゲート電極に接続される。
電圧変化調整回路130は、そのドレインに電流が供給されダイオード接続された電流源トランジスタCTRと、その一端に電流源トランジスタCTRのゲート電極が接続され、その他端にキャパシタCCPの一端及びN型駆動トランジスタNTR1のゲート電極が接続される抵抗回路RPとを含む。電圧変化調整回路130は、更に、電流源トランジスタCTRのドレインに接続され、定電流を発生させる電流源CS2を含むことができる。
キャパシタCCPを介したP型駆動トランジスタPTR1のゲート電極の電圧の変化に応じて、N型駆動トランジスタNTR1のゲート電極の電圧も変化する。電圧変化調整回路130では、電流源トランジスタCTRによりそのゲート電極に電荷を蓄積しつつ、キャパシタCCPの容量値と抵抗回路RPの抵抗値との積で定まる時定数に対応した時間だけ、P型駆動トランジスタPTR1のゲート電極の電圧の変化を遅らせてN型駆動トランジスタNTR1のゲート電極の電圧を変化させる。より具体的には、電圧変化調整回路130は、P型駆動トランジスタPTR1のゲート電極の電圧の単位時間当たりの傾きが、N型駆動トランジスタNTR1のゲート電極の電圧の単位時間当たりの傾きより大きくなるように調整する。
このような構成の演算増幅回路100の差動増幅器110において、入力電圧VINPが入力電圧VINMより高い場合を考える。この場合、N型トランジスタNTR10の(ソース・ドレイン間の)インピーダンスが小さくなるため、出力ノードNDDの電圧が下がり、N型トランジスタNTR11のドレインの電圧が高くなる。この結果、P型駆動トランジスタPTR1のゲート電極の電圧が下がり、P型駆動トランジスタPTR1はオンする方向に向かう。
ここで、P型駆動トランジスタPTR1のゲート電極の電圧が下がると、N型駆動トランジスタNTR1のゲート電極の電圧も下がる。このとき、電圧変化調整回路130において抵抗回路RPが設けられているため、P型駆動トランジスタPTR1のゲート電極の電圧変化が、電流源トランジスタCTRによって直ぐに所定の電圧に固定されることなく、N型駆動トランジスタNTR1のゲート電極の電圧も下げることができる。従って、P型駆動トランジスタPTR1はオンする方向に制御される一方、N型駆動トランジスタNTR1はオフする方向に制御される。
一方、差動増幅器110において、入力電圧VINPが入力電圧VINMより低い場合を考える。この場合、N型トランジスタNTR10のインピーダンスが大きくなるため、出力ノードNDDの電圧が上がり、N型トランジスタNTR11のドレインの電圧が低くなる。この結果、P型駆動トランジスタPTR1のゲート電極の電圧が上がり、P型駆動トランジスタPTR1はオフする方向に向かう。
ここで、P型駆動トランジスタPTR1のゲート電極の電圧が上がると、N型駆動トランジスタNTR1のゲート電極の電圧も上がる。このとき、電圧変化調整回路130において抵抗回路RPが設けられているため、P型駆動トランジスタPTR1のゲート電極の電圧変化が、電流源トランジスタCTRによって直ぐに所定の電圧に固定されることなく、N型駆動トランジスタNTR1のゲート電極の電圧も上げることができる。従って、P型駆動トランジスタPTR1はオフする方向に制御される一方、N型駆動トランジスタNTR1はオンする方向に制御される。
図9に、図8の演算増幅回路の動作例の波形図を示す。
図9では、入力電圧VINPの立ち上がり時の波形図を示している。また図9では、入力電圧VINP、差動増幅器110の出力ノードNDDの電圧VND1、N型駆動トランジスタNTR1のゲート電極のノードNDNの電圧VND2、演算増幅回路100の出力電圧VOUTの波形を示している。なお、入力電圧VINMの図示を省略している。
入力電圧VINPが立ち上がるとき、N型トランジスタNTR10のソース・ドレイン間のインピーダンスが低くなり、N型トランジスタNTR11のソース・ドレイン間のインピーダンスが高くなる。従って、図9では、入力電圧VINPが立ち上がるとき、電圧VND1の電圧が下がり、キャパシタCCPを介して、電圧VND2の電圧も下がる。ここで、キャパシタCCPの容量値と抵抗回路RPの抵抗値との積で決まる時定数に対応した時間が経過すると、電流源トランジスタCTRにより電圧VND2の電圧が元に戻るように設定され、出力電圧VOUTが固定される。このように、P型駆動トランジスタPTR1がオンする方向に制御され、N型駆動トランジスタNTR1がオフする方向に制御される。その結果、出力電圧VOUTが、入力電圧VINPと同電位に到達する。
図10に、図8の演算増幅回路の他の動作例の波形図を示す。
図10では、入力電圧VINPの立ち下がり時の波形図を示している。また図10では、入力電圧VINP、差動増幅器110の出力ノードNDDの電圧VND1、N型駆動トランジスタNTR1のゲート電極のノードNDNの電圧VND2、演算増幅回路100の出力電圧VOUTの波形を示している。なお、入力電圧VINMの図示を省略している。
入力電圧VINPが立ち下がるとき、N型トランジスタNTR10のソース・ドレイン間のインピーダンスが高くなり、N型トランジスタNTR11のソース・ドレイン間のインピーダンスが低くなる。従って、図10では、入力電圧VINPが立ち下がるとき、電圧VND1の電圧が上がり、キャパシタCCPを介して、電圧VND2の電圧も上がる。ここで、キャパシタCCPの容量値と抵抗回路RPの抵抗値との積で決まる時定数に対応した時間が経過すると、出力電圧VOUTが固定される。このように、P型駆動トランジスタPTR1がオフする方向に制御され、N型駆動トランジスタNTR1がオンする方向に制御される。その結果、出力電圧VOUTが、入力電圧VINPと同電位に到達する。
以上説明したような演算増幅回路を、本実施形態におけるデータ線駆動回路520の出力バッファ529の演算増幅回路OPC〜OPCに適用する場合、次のように構成できる。即ち、データ線駆動回路520は、各データ線ごとに設けられる本実施形態における演算増幅回路と、各データ線ごとに設けられ、上記の演算増幅回路によりインピーダンス変換されるデータ電圧を生成するDAC(データ電圧生成回路)528とを含むことができる。そして、演算増幅回路は、P型駆動トランジスタPTR1及びN型駆動トランジスタNTR1の接続ノードの出力電圧VOUTを各データ線に供給する。そして、差動信号の一方を該接続ノードの電圧とする。
ここで、本実施形態における演算増幅回路を、本実施形態におけるデータ線駆動回路520の出力バッファ529の演算増幅回路OPCに適用した場合について説明する。
図11に、本実施形態における演算増幅回路をボルテージフォロワ接続で構成した場合の構成例の回路図を示す。ただし、図11において図8と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。図11は、演算増幅回路OPCの構成例の回路図を示すが、演算増幅回路OPC〜OPCも同様に構成できる。
図11では、差動増幅器110のN型トランジスタNTR11のゲート電極に、出力回路120のP型駆動トランジスタPTR1のドレイン及びN型駆動トランジスタNTR1のドレインが接続された接続ノードが、電気的に接続される。即ち、N型駆動トランジスタNTR11のゲート電極に印加される入力電圧VINMとして、演算増幅回路100の出力電圧VOUTが供給される。
図11において差動増幅器110の電流源CS1は、N型トランジスタNTR30により構成される。また演算増幅回路OPCは、そのドレインに電流IREF1が供給されダイオード接続されたN型トランジスタNTR31を有し、N型トランジスタNTR30のゲート電極とN型トランジスタNTR31のゲート電極とが接続される。即ち、N型トランジスタNTR30、NTR31は、カレントミラー構造を構成し、電流源CS1として、電流IREF1に対応した電流を発生させることができる。また、電流源トランジスタCTRのドレインには、電流IREF2が供給される。
このような演算増幅回路OPCでは、入力電圧VINPが出力電圧VOUTより高い場合、上述のように差動増幅器110の出力ノードNDDの電圧が下がるので、P型駆動トランジスタPTR1がオンする方向に制御される。その結果、出力電圧VOUTの電圧が高くなる。
一方、演算増幅回路OPCでは、入力電圧VINPが出力電圧VOUTより低い場合、上述のように差動増幅器110の出力ノードNDDの電圧が上がるので、P型駆動トランジスタPTR1がオフする方向に制御される。その結果、出力電圧VOUTの電圧が低くなる。以上のような動作の結果、演算増幅回路OPCでは、入力電圧VINPと出力電圧VOUTとがほぼ同電位となる平衡状態に移行していく。
なお本実施形態における演算増幅回路100は、図8の構成に限定されるものではない。例えば図8において、第1の電源として低電位側電源電圧VSSを供給する電源、第2の電源として高電位側電源電圧VDDを供給する電源、第1導電型としてN型、第2導電型としてP型を考えると、次のように構成される。
図12に、本実施形態における演算増幅回路の他の構成例の回路図を示す。
この場合、出力回路120は、第1の電源側に設けられる差動増幅器110の出力ノードの電圧に基づいてそのゲート電極が制御されるN型駆動トランジスタNTR2と、N型駆動トランジスタNTR2と直列に第2の電源側に設けられるP型駆動トランジスタPTR2とを含む。
図12に示す演算増幅回路の差動増幅器110は、カレントミラー回路CM10と、差動対DIF10と、電流源CS10とを含む。カレントミラー回路CM10は、そのソースに低電位側電源電圧VSSが供給されるN型トランジスタNTR40、NTR41を含む。N型トランジスタNTR40のゲート電極とN型トランジスタNTR41のゲート電極とが接続される。N型トランジスタNTR41のゲート電極とドレインとが接続される。
差動対DIF10は、P型トランジスタNTR40、PTR41を含む。P型トランジスタPTR40のソースとP型トランジスタPTR41のソースとが接続される。P型トランジスタPTR40のドレインは、N型トランジスタNTR40のドレインに接続される。P型トランジスタPTR41のドレインは、N型トランジスタNTR41のドレインに接続される。電流源CS10の一端には高電位側電源電圧VDDが供給され、電流源10の他端はP型トランジスタPTR40、PTR41のソースに接続される。
このような差動増幅器110では、P型トランジスタPTR40のゲート電極に入力電圧VINPが供給され、P型トランジスタPTR41のゲート電極に入力電圧VINMが供給される。そして、N型トランジスタNTR40のドレインとP型トランジスタPTR40のドレインとが接続される接続ノードが、差動増幅器110の出力ノードNDDとなる。この出力ノードが、出力回路120のN型駆動トランジスタNTR2のゲート電極に接続される。
電圧変化調整回路130は、そのドレインに電流が供給されダイオード接続された電流源トランジスタCTR10と、その一端に電流源トランジスタCTR10のゲート電極が接続され、その他端にキャパシタCCPの一端及びP型駆動トランジスタPTR2のゲート電極が接続される抵抗回路RPとを含む。電圧変化調整回路130は、更に、電流源トランジスタCTR10のドレインに接続され、定電流を発生させる電流源CS20を含むことができる。
このような図12に示す構成の演算増幅回路100の動作は、図8に示す演算増幅回路100の動作と同様であるため説明を省略する。
3. 電子機器
図13に、本実施形態における電子機器の構成例のブロック図を示す。ここでは、電子機器として、携帯電話機の構成例のブロック図を示す。図13において、図1又は図2と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
携帯電話機900は、カメラモジュール910を含む。カメラモジュール910は、CCDカメラを含み、CCDカメラで撮像した画像のデータを、YUVフォーマットでコントローラ540に供給する。
携帯電話機900は、表示パネル512を含む。表示パネル512は、データ線駆動回路520及び走査線駆動回路530によって駆動される。表示パネル512は、複数の走査線、複数のデータ線、複数の画素を含む。
コントローラ540は、データ線駆動回路520及び走査線駆動回路530に接続され、データ線駆動回路520に対してRGBフォーマットの画像データを供給する。
電源回路542は、データ線駆動回路520及び走査線駆動回路530に接続され、各駆動回路に対して、駆動用の電源電圧を供給する。また表示パネル512の対向電極VCOMに、対向電極電圧を供給する。
ホスト940は、コントローラ540に接続される。ホスト940は、コントローラ540を制御する。またホスト940は、アンテナ960を介して受信された階調データを、変復調部950で復調した後、コントローラ540に供給できる。コントローラ540は、この画像データに基づき、データ線駆動回路520及び走査線駆動回路530により表示パネル512に表示させる。
ホスト940は、カメラモジュール910で生成された画像データを変復調部950で変調した後、アンテナ960を介して他の通信装置への送信を指示できる。
ホスト940は、操作入力部970からの操作情報に基づいて階調データの送受信処理、カメラモジュール910の撮像、表示パネル512の表示処理を行う。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、本発明は上述の液晶表示パネルの駆動に適用されるものに限らず、エレクトロクミネッセンス、プラズマディスプレイ装置の駆動に適用可能である。
また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
本実施形態の演算増幅回路を適用した液晶装置のブロック図。 本実施形態の演算増幅回路を適用した液晶装置の他の構成例のブロック図。 本実施形態のデータ線駆動回路の構成例のブロック図。 図1又は図2の走査線駆動回路の構成例のブロック図。 図5(A)、図5(B)は演算増幅回路の説明図。 本実施形態の比較例としてのAB級の演算増幅回路の構成例の回路図。 本実施形態における演算増幅回路の構成の概要を示す図。 図7の演算増幅器の構成例の回路図。 図8の演算増幅回路の動作例の波形図。 図8の演算増幅回路の他の動作例の波形図。 本実施形態における演算増幅回路をボルテージフォロワ接続で構成した場合の構成例の回路図。 本実施形態における演算増幅回路の他の構成例の回路図。 本実施形態における電子機器の構成例のブロック図。
符号の説明
100 演算増幅回路、 110 差動増幅器、 120 出力回路、
130 電圧変化調整回路、 510 液晶装置、 512 表示パネル、
520 データ線駆動回路、 522 シフトレジスタ、
524、526 ラインラッチ、 528 DAC、 529 出力バッファ、
530 走査線駆動回路、 540 コントローラ、 542 電源回路、
CCP キャパシタ、 CM1、CM20 カレントミラー回路、
CS1、CS2、CS10、CS20 電流源、
CTR、CTR10 電流源トランジスタ、 DIF1、DIF10 差動対、
NTR1、NTR2 N型駆動トランジスタ、
NTR10、NTR11、NTR40、NTR41 N型トランジスタ、
OPC〜OPC ボルテージフォロワ接続された演算増幅回路、
PTR1、PTR2 P型駆動トランジスタ、
PTR10、PTR11、PTR40、PTR41 P型トランジスタ、
RP 抵抗回路、 VDD 高電位側電源電圧、 VINM、VINP 入力電圧、
VOUT 出力電圧、 VSS 低電位側電源電圧

Claims (9)

  1. 差動信号の差分値を増幅する差動増幅器と、
    第1の電源側に設けられ前記差動増幅器の出力ノードの電圧に基づいてそのゲート電極が制御される第1導電型の第1の駆動トランジスタと、
    前記第1の駆動トランジスタと直列に第2の電源側に設けられる第2導電型の第2の駆動トランジスタと、
    前記第1の駆動トランジスタのゲート電極と前記第2の駆動トランジスタのゲート電極とを容量結合するためのキャパシタと、
    前記第1の駆動トランジスタのゲート電極の電圧変化に応じて前記第2の駆動トランジスタのゲート電極の電圧が変化するように、前記第1の駆動トランジスタのゲート電極の電圧変化を前記第2の駆動トランジスタのゲート電極の電圧変化として伝達するための電圧変化調整回路とを含むことを特徴とする演算増幅回路。
  2. 請求項1において、
    前記電圧変化調整回路が、
    前記第2の駆動トランジスタのゲート電極の電圧変化が、前記第1の駆動トランジスタのゲート電極の電圧変化より遅くなるように調整することを特徴とする演算増幅回路。
  3. 請求項1又は2において、
    前記電圧変化調整回路が、
    そのドレインに電流が供給されダイオード接続された電流源トランジスタと、
    その一端に前記電流源トランジスタのゲート電極が接続され、その他端に前記キャパシタの一端及び前記第2の駆動トランジスタのゲート電極が接続される抵抗回路とを含むことを特徴とする演算増幅回路。
  4. 請求項3において、
    前記電流源トランジスタのドレインに接続され、定電流を発生させる電流源を含むことを特徴とする演算増幅回路。
  5. 複数の走査線と、複数のデータ線と、各画素が前記複数の走査線の各走査線及び前記複数のデータ線の各データ線により特定される複数の画素とを有する電気光学装置を駆動するための駆動回路であって、
    各データ線ごとに設けられ、請求項1乃至4のいずれか記載の演算増幅回路と、
    各データ線ごとに設けられ、前記演算増幅回路によりインピーダンス変換されるデータ電圧を生成するデータ電圧生成回路とを含み、
    前記演算増幅回路は、
    前記第1及び第2の駆動トランジスタの接続ノードの電圧を各データ線に供給し、
    前記差動信号の一方を前記接続ノードの電圧とすることを特徴とする駆動回路。
  6. 複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    各画素が前記複数の走査線の各走査線及び前記複数のデータ線の各データ線により特定される複数の画素と、
    前記複数のデータ線を駆動するための請求項1乃至4のいずれか記載の駆動回路とを含むことを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項1乃至4のいずれか記載の演算増幅回路を含むことを特徴とする電子機器。
  8. 請求項5記載の駆動回路を含むことを特徴とする電子機器。
  9. 請求項6記載の電気光学装置を含むことを特徴とする電子機器。
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