JPH04273605A - 負帰還増幅器 - Google Patents

負帰還増幅器

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JPH04273605A
JPH04273605A JP3034352A JP3435291A JPH04273605A JP H04273605 A JPH04273605 A JP H04273605A JP 3034352 A JP3034352 A JP 3034352A JP 3435291 A JP3435291 A JP 3435291A JP H04273605 A JPH04273605 A JP H04273605A
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Takeshi Ito
健 伊藤
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/30Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor
    • H03F3/3066Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor the collectors of complementary power transistors being connected to the output

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  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負帰還回路に係り、特
にオシロスコープ用CRTの垂直偏向板あるいは水平偏
向板の如き容量性負荷を駆動する負帰還回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の容量性負荷の駆動用増幅器
の一例を示す回路図である。すなわち入力端子INへ与
えられる差動信号を増幅して、出力端子OUTから差動
信号として出力する平衡増幅器を構成し、入力端子IN
へ与えられた信号は、入力段NPNトランジスタQ1 
(Q2 )のベースへ印加される。そしてこのトランジ
スタQ1 (Q2 )のコレクタは出力段のNPNトラ
ンジスタQ3 (Q4 )のベースに接続する。なおR
1 ,R2 は入力抵抗、R3 ,R4 ,R5 はエ
ミッタ抵抗である。そして出力段のNPNトランジスタ
Q3 (Q4 )のベース・コレクタ間に帰還抵抗R6
 (R7 )を介装し、またエミッタを電源+Vb に
接続し、さらにコレクタをPNPトランジスタQ5 (
Q6 )のコレクタおよび出力端子OUTに接続してい
る。そしてこのPNPトトンジスタQ5 (Q6 )の
エミッタをエミッタ抵抗R8 (R9 )を介して電源
+Vc に接続し、ベースと電源+Vc および基準電
位との間に、それぞれバイアス抵抗R10,R11(R
12,R13)を介装している。さらに、上記NPNト
ランジスタQ3 (Q4 )とPNPトランジスタQ5
 (Q6 )の各ベース間にそれぞれコンデンサC1 
(C2 )を介装し、各エミッタ間にそれぞれコンデン
サC3 (C4 )を介装している。
【0003】このような回路構成において、たとえばト
ランジスタQ1 のベースに正方向のパルスが印加され
たとすると、それによってコンデンサC1 を介してト
ランジスタQ5 は導通する方向へベース電流が与えら
れてオンし、トランジスタQ3 はオフする。そして、
出力端子OUTに接続された負荷へ該トランジスタQ5
 を介して先ずコンデンサC3 から充電電荷が流れ、
この後、抵抗R8 を介して電源+Vc からの電流が
流れ込みコンデンサC3 も充電される。
【0004】また、トランジスタQ1 のベースに負方
向のパルスが印加されると、トランジスタQ3 は導通
する方向へベース電流が与えられオンし、トランジスタ
Q5 はオフする。したがって負荷からトランジスタQ
3 を介して電流が流れ出し、電源+Vb へ流れ込む
【0005】また、トランジスタQ2 ,Q4 ,Q6
からなる回路では上述の説明と全く逆に出力端子OUT
から電流の流れ出し、流れ込みがなされる。
【0006】しかしながらこのような回路構成では、一
般にトランジスタQ3 ,Q5 のドライブが不足し易
く、特にトランジスタQ3 のオン動作が遅れがちにな
る。そしてこのスピードアップを図るためには抵抗R8
 の値を十分小さくしてトランジスタQ3 ,Q5 の
アイドリング電流を増加し、帰還抵抗R6 の値を小さ
くする必要がある。したがって、出力段のトランジスタ
Q3 〜Q6としてコレクタ損失の大きなものを用いな
ければならない。
【0007】このために、図2に示す回路図のように、
出力段のアイドリング電流を増加することなく、十分な
ドライブを行えるようにした回路が考えられている。す
なわち、入力段トランジスタQ1 (Q2 )のコレク
タをPNPトランジスタQ7 (Q8 )のベースに接
続するとともに、該トランジスタQ7 (Q8 )のコ
レクタを基準電位に接続し、エミッタをトランジスタQ
3 (Q4 )のベースと、抵抗R14(R15)を介
してNPNトランジスタQ9 (Q10)のエミッタに
接続する。そして、このトランジスタQ9 (Q10)
のコレクタを電源+Vd に接続し、またベースを抵抗
R6 (R7 )を介して出力端子OUTに接続する。 そしてトランジスタQ7 (Q8 )およびトランジス
タQ9 (Q10)の各ベース間に一定の電位差を与え
るようにツェナーダイオードD1 (D2 )を介装し
ている。
【0008】このようにすれば、入力段のトランジスタ
Q1 (Q2 )と出力段のトランジスタQ3 ,Q5
 (Q4 ,Q6 )との間にコンプリメンタリ接続し
たトランジスタQ7 ,Q9 (Q8 ,Q10)から
なる増幅段を介在させているので十分に出力段を駆動す
ることができる。
【0009】しかしながらこのような回路構成では入力
段トランジスタQ1 ,Q2 に十分なアイドリング電
流が流れず、高域周波数を十分に増幅できないために、
高域周波数特性が劣化していた。また、出力段に流れる
アイドリング電流がエミッタ抵抗R8 ,R9 で決定
されるため、出力端に接続された容量性負荷に流れる電
流の高域周波数における増加に追従できず、出力電圧が
低下してしまう問題があった。また、大振幅出力時には
、出力段トランジスタQ3 ,Q4 の消費電力が出力
信号により変化し、温度変化を生じるため、エミッタ・
ベース間電圧VBEが変化してしまい、出力信号にサグ
および前タレ等の波形歪を発生させていた。さらに、大
振幅出力時には、出力段トランジスタQ3 ,Q4 お
よびQ5 ,Q6 が飽和し、著しく高速応答特性を劣
化させていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な従来技術の欠点である大きなアイドリング電流を減少
させつつ、高域周波数特性の劣化と出力電圧の低下を改
善する。さらに、オシロスコープ等の波形観測器のCR
T駆動増幅器等に適するように、サグおよび前タレ等の
波形歪の原因である低域周波数特性を改善するものであ
る。また、大振幅出力時の応答速度を改善した帰還増幅
器を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は下記の手段を具備している。
【0012】1)入力段に入力信号を加えるエミッタ接
地型第1トランジスタと該第1トランジスタにコレクタ
電流(アイドリング電流)を流すベース接地型第2トラ
ンジスタを備え、十分なアイドリング電流を流し、該第
2トランジスタのエミッタに出力段の出力端から帰還回
路を接続し、該帰還回路に該出力段NPNトランジスタ
の飽和防止用にリミッタ・ダイオードを並列に設ける。 なお、出力段の出力端と入力端間に他のリミッタ・ダイ
オードを設けても良い。
【0013】2)出力段PNPトランジスタのベースに
入力段の出力信号を供給するための交流結合コンデンサ
と、該PNPトランジスタのエミッタに接続されたスピ
ードアップコンデンサとの間に、該PNPトランジスタ
のベース電流により該交流結合コンデンサ中にチャージ
される電荷をディスチャージするディスチャージ回路を
備える。
【0014】3)出力段PNPトランジスタの飽和を防
止するため、該PNPトランジスタのコレクタ電圧がベ
ース電圧より高くならないように、該PNPトランジス
タのコレクタからベースバイアス回路に電流が流れるよ
うにリミッタ・ダイオードを備える。
【0015】4)出力段NPNおよびPNPトランジス
タを十分に駆動するため、入力段の出力信号を電流増幅
するバッファアンプを備える。
【0016】
【作用】本発明によれば、上記1)によって、入力段エ
ミッタ接地型第1トランジスタに十分にアイドリング電
流が流せるため、十分に高域周波数が増幅でき、出力信
号も大きな電流で出力できる。すなわち、帰還抵抗を十
分小さい値にした時と等価にできる。
【0017】また、該入力段の出力信号が電流モードで
あるため、出力段NPNトランジスタのベース・エミッ
タ間電圧VBEの変化の影響を受けない。このため、サ
グおよび前タレ等の波形歪が発生しなくなる。
【0018】上記2)により、交流結合コンデンサにデ
ィスチャージ回路が追加されるため、出力段NPNトラ
ンジスタのベース電流が十分に流せる。すなわち、ベー
ス電流が大量に必要な高域周波数の大振幅時にも、十分
にベース電流を駆動でき、高域周波数時の出力電圧の低
下を改善できる。
【0019】上記1)のリミッタ・ダイオードによって
、出力段NPNトランジスタの飽和を防止し、上記3)
のリミッタ・ダイオードよって、PNPトランジスタの
飽和を防止する。このため、大振幅出力時でも、両トラ
ンジスタが飽和せずに動作するようになり、高速応答の
劣化を防ぐことができる。
【0020】上記4)のバッファアンプにより、さらに
一段と高域周波数まで十分な出力信号を得ることができ
るようになる。
【0021】
【実施例】次に、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0022】図3は、本発明の帰還増幅器の第1実施例
の構成を示す回路図である。
【0023】この回路は、オシロスコープの垂直軸、あ
るいは水平軸出力段増幅器に適するように、差動入力、
差動出力の平衡型帰還増幅器の構成をとっている。
【0024】図において、Q11およびQ17(Q12
およびQ18)は、入力段である。Q11(Q12)は
、そのベース11(12)に加えられた入力信号を増幅
するエミッタ接地型差動増幅器を構成している。抵抗R
14(R15)は、抵抗R31(R32)からのアイド
リング電流を流すものである。抵抗R13は、帰還抵抗
R16(R17)とともに、本増幅器の利得を決定する
エミッタ抵抗である。利得Aは、次式で与えられる。
【0025】A≒(R16+R17)/R13Q17(
Q18)は、ベース接地型トランジスタであり、抵抗R
31(R32)からのアイドリング電流をトンラジスタ
Q11(Q12)に流すものである。トランジスタQ1
7(Q18)のエミッタには、帰還抵抗R16(R17
)を通して、出力端13(14)から帰還信号が加えら
れている。また、トンラジスタQ17(Q18)のコレ
クタは、エミッタ接地型のトランジスタQ11(Q12
)のコレクタに接続されている。これによって、トラン
ジスタQ11(Q12)のコレクタ電流の変化を入力段
の出力信号として出力し、出力段を駆動する。トランジ
スタQ13およびQ15(Q14およびQ16)は出力
段であり、トランジスタQ13(Q14)は入力段と直
流結合されている。一方、トランジスタQ15(Q16
)は、コンデンサC11(C12)によって、入力段と
交流結合されている。このように、トランジスタQ13
(Q14)は直流から高周波成分までの増幅を行い、ト
ランジスタQ15(Q16)は、交流成分、特に、容量
性負荷に流れる高域周波数成分の増幅を行う。 トランジスタQ13とQ15の両コレクタの共通接続点
である出力端13、およびトランジスタQ14とQ16
の両コレクタの共通接続点である出力端14から、出力
信号が出力され、容量性負荷を駆動する。
【0026】抵抗R20,ダイオードCR15,コンデ
ンサC15,ダイオードCR17,コンデンサC17お
よび抵抗R22(R21,CR16,C16,CR18
,C18およびR23)は、トランジスタQ11(Q1
6)のベースバイアス回路である。また、ダイオードC
R13(CR14)は、交流結合C11(C12)のデ
ィスチャージ回路であり、そのディスチャージ動作電位
は、ダイオードCR15およびコンデンサC15(CR
16およびC16)からなるバイアス回路によって決定
される。
【0027】図3においては、ディスチャージ回路は、
ダイオードCR13(CR14)によって構成した。入
力信号がパルス波の場合はダイオードが適する。しかし
ながら、直線性が要求される入力信号に対しては、抵抗
とダイオードとの並列接続回路、あるいは抵抗のみが適
している。
【0028】PNPトランジスタQ15(Q16)のコ
レクタには、コレクタ電圧がベース電圧より高くなって
、トランジスタQが飽和するのを防止するためのリミッ
タ・ダイオードCR19(CR20)が接続されている
。ダイオードCR17およびコンデンサC17(CR1
8およびC18)は、リミッタ・ダイオードCR19(
CR20)の動作電位を合わせるためのバイアス回路で
ある。NPNトランジスタQ13(Q14)がカットオ
フ、あるいはカットオフに近い状態となり、PNPトラ
ンジスタQ15(Q16)のコレクタ電流の流れる先が
なくなると、トランジスタQ15(Q16)のコレクタ
電圧がベース電圧よりも高くなる。 このとき、コレクタ電流は、リミッタ・ダイオードCR
19(CR20)およびR22(R23)を通して流れ
、トランジスタQ15(Q16)のベース電流を減少し
飽和するのを防止する。
【0029】抵抗R16(R17)およびこれと並列接
続されたダイオードCR11(CR12)は、帰還回路
である。 帰還抵抗R16(R17)は、出力段の出力信号を入力
段の帰還端に帰還し、負帰還増幅器を構成する。ダイオ
ードCR11(CR12)は、出力段NPNトランジス
タQ13(Q14)のコレクタ電圧が、ベース電圧より
低電圧となって飽和するのを防止するためのリミッタ・
ダイオードである。
【0030】なお、図中、電圧V1 は+12V、V2
 は+100V、−Vは−12V、V3は+8.2V、
V4 は+5Vである。
【0031】次に、本実施例の動作を説明する。
【0032】入力端11に加えられる電圧が下がり、ト
ランジスタQ11のコレクタ電流が減少すると、トラン
ジスタQ13のベース電流が増加する。よって、トラン
ジスタQ13のコレクタ電流が増加し、そのコレクタ電
圧が低下する。トランジスタQ13のコレクタ電圧がト
ランジスタQ17のベース電圧V3 よりも下がると、
リミッタ・ダイオードCR11が導通し、電圧+V1 
からのアイドリング電流がリミッタ・ダイオードCR1
1を通して、トランジスタQ13のコレクタに流入する
。このため、トランジスタQ17に流れるアイドリング
電流が減少し、入力段の出力電流が減少する。この結果
、トランジスタQ13のベース電流が減少し、そのコレ
クタ電流も低下する。すなわち、トランジスタQ13の
飽和が防止される。
【0033】図4は、本実施例の高域周波数における動
作波形を示すものであり、(A)は小振幅時の動作波形
、(B)は大振幅時の動作波形を示すものである。なお
、これらの波形は、図3の上半部の動作波形を示してお
り、W1 はトランジスタQ13のベース電圧波形、W
2 はトランジスタQ13およびQ15のコレクタ電圧
波形、すなわち、出力信号波形、W3 はトランジスタ
Q15のベース電圧波形、W4 はトランジタQ15の
エミッタ電圧波形を示している。図4(B)に示すよう
に、ディスチャージ回路として機能するダイオードCR
13によって、交流結合コンデンサC11がディスチャ
ージされると、コンデンサC11の両端電圧が、トラン
ジスタQ15のベース電圧の振幅分だけ低下する。すな
わち、トランジタQ15のベース電位が低下し、これに
追従して、エミッタ電位も低下する(波形W3 および
W4 参照)。したがって、抵抗R18の両端電圧が増
加し、その分、アイドリング電流が増加し、容量性負荷
に十分な出力電圧を与えることができる(波形W2 参
照)。
【0034】第2実施例 図5は、さらに好適な実施例である。本第2実施例は、
入力段の出力信号を電流増幅するためのバッファアンプ
15を、上述した第1実施例に追加した構成となってい
る。これによって、出力段をさらに十分に駆動し、高速
応答を可能にしている。
【0035】図5において、トランジスタQ21(Q2
2)は、入力段の出力信号を電流増幅するエミッタフォ
ロワ回路であり、NPN接合トランジスタを使用してい
る。 抵抗R26(R27)は、トランジスタQ21(Q22
)のエミッタ電流を流すためのエミッタ抵抗である。
【0036】トランジスタQ19(Q20)は、トラン
ジスタQ21(Q22)の逆相の駆動能力を増強するた
めのエミッタフォロワ回路であり、PNP接合トランジ
タを用いている。抵抗R24(R25)は、トランジス
タQ19(Q20)のエミッタ電流を流すエミッタ抵抗
である。 トランジスタQ19(Q20)のエミッタとトランジス
タQ21(Q22)のエミッタは、交流結合コンデンサ
C19(C20)を介して接続され、両トランジスタの
出力が合成されるようになっている。
【0037】帰還回路のリミッタ・ダイオードCR11
(CR12)は、入力段の出力端と、出力段の出力端1
3(14)との間に接続されている。これは、バッファ
アンプの追加によって利得が上がり、リミッタ動作が不
安定になるのを防止するためである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は入力段に
アイドリング電流兼帰還入力回路のベース接地型トラン
ジスタを付加することにより、帰還抵抗の値として比較
的高い値を選ぶことができる。この結果、出力段のアイ
ドリング電流を減少させることができる。よって、不必
要にコレクタ損失の大きなトランジスタを使用しないで
すむことになる。
【0039】また、出力段NPNトランジスタQ13の
ベース・エミッタ間電圧VBEのドリフトにより発生し
ていたサグおよび前タレ等の波形歪の原因である低域周
波数特性が改善できる。この結果、波形歪の少ない帰還
増幅器を得ることができる。
【0040】さらに、出力段のNPNおよびPNPトラ
ンジスタに、飽和防止用のリミッタをそれぞれ付加して
いるので、大振幅出力時における応答速度の劣化を防い
でいる。
【0041】このため、オシロスコープの垂直軸出力増
幅器はもとより、水平軸(時間軸)出力増幅器およびZ
軸出力増幅器に利用できる。これによって、低消費電力
で周波数特性の優れたオシロスコープが比較的ローコス
トで実現できる。
【0042】なお、応用としては、高品位TVのR,G
,B出力増幅器、ベクトルスコープ、TV波形モニタ等
の、高速応答が要求される出力増幅器が考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の容量性負荷の駆動用増幅器の一例を示す
回路図である。
【図2】従来の容量性負荷の駆動用増幅器の他の例を示
す回路図である。
【図3】第1実施例の構成を示す回路図である。
【図4】第1実施例の要部の動作を示す波形図である。
【図5】第2実施例の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
11,12  入力端 13,14  出力端 15  バッファアンプ C11,C12  交流結合コンデンサC13,C14
  スピードアップコンデンサCR11,CR12  
リミッタ・ダイオードCR13,CR14  ディスチ
ャージ用ダイオードCR19,CR20  リミッタ・
ダイオードQ11,Q12  エミッタ接地型第1トラ
ンジスタQ13,Q14  出力段NPNトランジスタ
Q15,Q16  出力段PNPトランジスタQ17,
Q18  ベース接地型第2トランジスタR16,R1
7  帰還抵抗

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入力信号が供給される入力端および帰
    還信号が入力される帰還端を有する入力段と、出力端が
    容量性負荷に接続され、上記入力段の出力信号に応じて
    上記容量性負荷を駆動する出力段と、該出力段の出力端
    と前記入力段の帰還端との間に接続された帰還回路とを
    備え、上記入力段は、ベースに前記入力信号が加えられ
    るエミッタ接地型第1トランジスタと、該第1トランジ
    スタにコレクタ電流を流すベース接地型第2トランジス
    タから成り、前記第1および第2トランジスタの各コレ
    クタを共通に接続して前記出力信号を出力する出力端と
    し、かつ該第2トランジスタのエミッタを、前記帰還信
    号が入力される帰還端とし、上記出力段は、一対のPN
    PトランジスタおよびNPNトランジスタの各コレクタ
    を共通に接続して、前記容量性負荷に接続する出力端と
    し、かつ該PNPトランジスタのエミッタに、正極電源
    から抵抗を通してバイアス電流を流すコンプリメンタル
    回路を構成し、前記NPNトランジスタのベースに上記
    入力段の出力信号を直流接続し、前記PNPトランジス
    タのベースに該出力信号を交流接続すると共に、各エミ
    ッタ間にスピードアップ用のコンデンサを接続し、上記
    帰還回路は、帰還抵抗を有することを特徴とする容量性
    負荷の駆動用負帰還増幅器。
  2. 【請求項2】  上記出力段PNPトランジスタのベー
    スに、上記入力段の出力信号を交流接続するコンデンサ
    と、該コンデンサが、前記PNPトランジジスタのベー
    ス電流によりチャージされる電荷を該PNPトランジス
    タのエミッタに接続されたスピードアップコンデンサに
    ディスチャージするディスチャージ回路とを備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の負帰還増幅器。
  3. 【請求項3】  上記出力段PNPトランジスタのコレ
    クタ電圧がベース電圧より高くならないように該PNP
    トランジスタのコレクタからベースバイアス回路に電流
    が流れるようにリミッタ・ダイオードを備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の負帰還増幅器。
  4. 【請求項4】  上記出力段のNPNトランジスタの飽
    和を防止するリミッタ・ダイオードを上記帰還回路に並
    列に接続したことを特徴とする請求項1に記載の負帰還
    増幅器。
  5. 【請求項5】  電流増幅用バッファアンプを上記入力
    段の出力端に備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    負帰還増幅器。
JP3034352A 1991-02-28 1991-02-28 負帰還増幅器 Expired - Lifetime JPH07118618B2 (ja)

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JP3034352A JPH07118618B2 (ja) 1991-02-28 1991-02-28 負帰還増幅器
US07/841,813 US5159286A (en) 1991-02-28 1992-02-26 Negative feedback amplifier for driving capacitive load

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