JP2004341733A - 印刷装置、印刷方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】処理できない圧縮方式で印刷データが符号化されていた場合、無駄な印刷(排紙)を未然に防止できる印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷データを受信した際、印刷データのイメージデータ部分の圧縮方式を判断し、処理不可能な圧縮方式の場合、印刷しないでこの印刷データを破棄する(S16)。その際、印刷が取り消されたことを示すキャンセル通知パケットを通知先に送信し(S19)、さらにそのエラーログを保存する(S17)。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信媒体を介して接続された情報処理装置から送信される印刷データを受信して印刷する印刷装置、印刷方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワーク上のホストコンピュータから印刷開始要求を受け付け、印刷用のポートを生成し、そのポートをホストコンピュータに応答した後、印刷用のポートに投入された印刷データを受信して印刷する印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなネットワーク印刷に関する技術は、OA機器の標準化仕様であるBmLinksやUPnP(Universal Plug&Play)等に採用されている。
【0003】
前述したホストコンピュータからの印刷開始要求では、印刷データのフォーマット(document−format)を指定することが可能である。印刷装置は、その後に受信する印刷データのフォーマットを予め認識し、そのフォーマットが処理可能である場合、印刷開始要求に対する正常な応答を返す一方、処理不可能なフォーマットである場合、エラー応答を返すことが可能である。通常、ホストコンピュータから指定されるデータフォーマットとして、TIFF(Tag Image File Format)が使用されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−333958号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の印刷装置では、以下に掲げる問題があり、その改善が要望されていた。すなわち、ホストコンピュータからの印刷開始要求時、データフォーマットにTIFF形式が指定されても、この時点ではそのデータに含まれるイメージデータの圧縮方式は不明である。
【0006】
したがって、印刷装置は印刷開始要求の応答として正常な応答を返したにもかかわらず、処理不可能なイメージデータを受信するおそれがあり、このような場合、処理不可能なイメージデータに基づいて印刷処理を行うと、正常な印刷が行えず、無駄に紙を消費してしまっていた。また、ユーザは印刷装置の設置場所まで行かなければ、その状況を知ることができなかった。
【0007】
そこで、本発明は、印刷開始要求に対する正常な応答を返す一方で、処理できない圧縮方式で印刷データが符号化されていた場合、無駄な印刷(排紙)を未然に防止するとともに、ユーザが印刷装置の設置場所まで行く前に状況を把握できるようにする印刷装置、印刷方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の印刷装置は、情報処理装置から送信される印刷データに基づいて印刷をする印刷装置において、前記情報処理装置からの印刷要求に対して応答を送信する応答手段と、前記応答手段により応答が送信された後、前記情報処理装置からの印刷データを受信する受信手段と、前記受信手段により印刷データが受信された後、当該印刷データが処理不可能であると判断された場合、当該印刷データの処理をキャンセルするキャンセル手段と、前記キャンセル手段により印刷データの処理がキャンセルされる場合、キャンセルされたことを示すキャンセル通知を送信する通知手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の印刷装置は、情報処理装置から送信される印刷データを受信して印刷する印刷装置において、印刷データを伸長する伸長手段と、前記印刷データの圧縮方式を判定する圧縮方式判定手段と、該判定された圧縮方式を基に、前記印刷データが前記伸長手段によって伸長可能であるか否かを判定する伸長可否判定手段と、前記印刷データを伸長できない場合、該印刷データを印刷することなく破棄する破棄手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
本発明の印刷方法は、ネットワークを介して接続された情報処理装置から送信される印刷データを受信して印刷する印刷方法において、前記情報処理装置からの印刷要求に対して応答を送信する応答ステップと、前記応答ステップで応答が送信された後、前記情報処理装置からの印刷データを受信する受信ステップと、前記受信ステップで印刷データが受信された後、当該印刷データが処理不可能であると判断された場合、当該印刷データの処理をキャンセルするキャンセルステップと、前記キャンセルステップで印刷データの処理がキャンセルされる場合、キャンセルされたことを示すキャンセル通知を送信する通知ステップとを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の印刷方法は、ネットワークを介して接続された情報処理装置から送信される印刷データを受信して印刷する印刷方法において、印刷データを伸長する伸長ステップと、前記印刷データの圧縮方式を判定する圧縮方式判定ステップと、該判定された圧縮方式を基に、前記印刷データが前記伸長手段によって伸長可能であるか否かを判定する伸長可否判定ステップと、前記印刷データを伸長できない場合、該印刷データを印刷することなく破棄する破棄ステップとを備えたことを特徴とする。
【0012】
本発明のプログラムは、印刷装置内のコンピュータによって実行され、ネットワークを介して接続された情報処理装置から送信される印刷データを受信して印刷するためのプログラムであって、前記情報処理装置からの印刷要求に対して応答を送信する応答手順と、前記応答手順で応答が送信された後、前記情報処理装置からの印刷データを受信する受信手順と、前記受信手順で印刷データが受信された後、当該印刷データが処理不可能であると判断された場合、当該印刷データの処理をキャンセルするキャンセル手順と、前記キャンセル手順で印刷データの処理がキャンセルされる場合、キャンセルされたことを示すキャンセル通知を送信する通知手順とを備えることを特徴とする。
【0013】
本発明のプログラムは、印刷装置内のコンピュータによって実行され、ネットワークを介して接続された情報処理装置から送信される印刷データを受信して印刷するためのプログラムであって、印刷データを伸長する伸長手順と、前記印刷データの圧縮方式を判定する圧縮方式判定手順と、該判定された圧縮方式を基に、前記印刷データが前記伸長手段によって伸長可能であるか否かを判定する伸長可否判定手順と、前記印刷データを伸長できない場合、該印刷データを印刷することなく破棄する破棄手順とを備えたことを特徴とする。
【発明の実施の形態】
本発明の印刷装置、印刷方法及びプログラムの実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態の印刷装置は、利用者に印刷サービスを提供する印刷システムに適用される。
【0014】
(印刷装置のハードウェア構成)
図1は実施の形態における印刷装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図において、100は印刷装置であり、プリンタ制御本体120、プリンタ部110およびオペレーションパネル109から主に構成される。この印刷装置100はネットワーク111を介してホストコンピュータ300に接続されている。
【0015】
プリンタ制御本体120内のCPU101は、制御プログラムを実行し、印刷装置全体を制御する。ROM(リードオンリメモリ)102には、ブートプログラムや固定パラメータ等が格納されている。RAM(ランダムアクセスメモリ)103は、CPU101が印刷装置全体を制御する際、データを一時的に格納する場合などに使用される。HDD(ハードディスクドライブ)108は、印刷データの格納など様々なデータの格納に使用される。
【0016】
プリンタI/F制御部104はプリンタ部110を制御する。NVRAM(不揮発性メモリ)105には、印刷装置の各種設定値が保存される。パネル制御部106は、オペレーションパネル109を制御し、各種情報を表示したり、使用者からの指示を入力する。ネットワークI/F制御部107は、LAN111を介したデータの送受信を制御する。システムバス112には、CPU101、ROM102、RAM103、HDD108、プリンタI/F制御部104、NVRAM105、パネル制御部106、ネットワークI/F制御部107が接続され、CPU101からの制御信号や各部間のデータ信号が送受信される。
【0017】
(印刷装置のソフトウェア構成)
図2は印刷装置100のソフトウェア構成を示すブロック図である。プリンタ制御部201は、プリンタI/F制御部104を制御するプログラムモジュールであり、プリンタ部110に画像データを送信したり、排紙位置を制御する等の処理を行う。画像印刷制御部202は、受信した印刷データをプリンタ部110で印刷可能なデータに変換する他、印刷部数や両面印刷の制御等、印刷に関する様々な制御を行うプログラムモジュールである。
【0018】
ネットワーク通信ドライバ207は、ネットワークI/F制御部107を制御するプログラムモジュールであり、ネットワーク111に対するデータの送受信を制御する。TCP/IPプロトコル制御部206は、TCP/IPプロトコルを制御するプログラムモジュールであり、ネットワーク通信ドライバ207を使用し、TCP/IPプロトコルに則ったデータの送受信制御を行う。
【0019】
HTTPサーバ制御部205は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)と称されるプロトコルの全般を制御するプログラムモジュールであり、クライアント装置(ホストコンピュータ300)から受信したHTTPリクエストパケットを解析して適切な処理を行い、データをSOAP制御部204や画像印刷制御部202等の上位アプリケーションに渡すと共に、上位アプリケーションの指示にしたがってHTTPレスポンスパケットをクライアント装置300に返送する制御を行う。
【0020】
SOAP制御部204は、SOAP(Simple Object Access Protocol)と呼ばれるプロトコルを制御するプログラムモジュールであり、クライアント装置から受信したXML(eXtensible Markup Language)形式のデータをXMLパーサ203を使用して解析し、画像印刷制御部204内の適切なプログラムモジュールを呼び出したり、クライアント装置に返すべきデータをXMLデータに変換し、HTTPサーバ制御部205を介してクライアント装置に返信する制御を行う。XMLパーサ203は、XML形式のデータを入力とし、解析結果を出力するプログラムモジュールである。
【0021】
(印刷要求処理)
図3は印刷サービスの利用者によって操作されるホストコンピュータ300から印刷が要求される際、印刷装置の動作処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、印刷装置100内のハードディスクドライブ(HDD)108に記憶されており、CPU101によって実行される。
【0022】
クライアント装置(ホストコンピュータ300)から、印刷要求ジョブ(Create Job)パケットが印刷装置100に送信されると、印刷装置100は、印刷要求ジョブ(Create Job)に記述されたXMLデータを解析する(ステップS1)。図4は印刷要求ジョブ(Create Job)パケットを示す図である。この印刷要求ジョブ(Create Job)の詳細については後述する。ステップS1の解析結果にエラーがあるか否かを判定する(ステップS2)。解析結果にエラーがない場合、印刷データ受信用のポートを生成する(ステップS3)。
【0023】
そして、印刷要求ジョブ(Create Job)パケットに対するレスポンスのXMLデータを作成する(ステップS4)。このとき、印刷データ受信用に作成したポートのURIを<data−sink−uri>タグの値として設定する。図5はCreate Jobパケットに対するレスポンスデータを示す図である。このレスポンスデータの詳細については後述する。図5のXMLデータには、印刷データ受信用に作成されたポートのURI(http://192.168.1.4/job0003)が埋め込まれている。
【0024】
Create Jobパケットに対するレスポンスデータの作成が終了すると、そのレスポンスデータを通信プロトコルであるSOAPを用いて、利用者のクライアント装置300に送信する(ステップS5)。この後、印刷サービスの利用者によって操作されるクライアント装置(ホストコンピュータ)300は、図5の<data−sink−uri>タグで指定されたURIを基に、送信先(データ受信領域)を特定し、特定された送信先に対し、通信プロトコルであるHTTPのPOSTメソッドを用いて、印刷データを送信する。
【0025】
図6は通信プロトコルであるHTTPのPOSTメソッドによる印刷データ転送パケットを示す図である。この印刷データ転送パケットの詳細については後述する。印刷装置100は、印刷用のポートに到着したデータを受信してそのデータ受信領域に一旦記憶すると(ステップS6)、印刷に適した処理を施しながらプリンタ部110で印刷する。この印刷処理の詳細については後述する。本実施形態では、印刷データはTIFF形式で送信される。また、TIFF形式で送信される印刷データの圧縮方式として、白黒の場合、MH符号化方式が採用され、カラーの場合、JPEG符号化方式が採用されている。尚、これらの圧縮方式に限定されず、他の圧縮方式を採用してもよいことは勿論である。
【0026】
ステップS6における印刷データの受信が正常に終了すると、印刷装置100は、HTTPレスポンス(プリントデータ受信レスポンス)パケットをクライアント装置300に送信し(ステップS7)、印刷用のポートを削除(クローズ)して印刷動作を終了する。図7はHTTPレスポンス(プリントデータ受信レスポンス)データを示す図である。このプリントデータ受信レスポンスについても後述する。
【0027】
一方、ステップS2で、印刷要求ジョブ(Create Job)に記述されたXMLデータにエラーがあると判定された場合、エラーレスポンスデータを作成し(ステップS8)、ステップS5でエラーレスポンスデータを送信する。図8はエラーレスポンスデータを示す図である。このエラーレスポンスデータの詳細についても後述する。ステップS5で、エラーレスポンスがクライアント装置300に送信されると、クライアント装置300は印刷データを送信しなくなる。
【0028】
(印刷リクエスト)
印刷要求ジョブ(Create Job)パケットは図4に示す通りである。この印刷要求ジョブ(Create Job)パケットは、HTTP上のSOAPを用いてクライアント装置300から印刷装置100に送信される、XML形式で記述されたパケットデータであり、印刷装置100に対してジョブ(印刷)の開始を指示するコマンドを有する。
【0029】
Create Jobパケットデータには、要求元のユーザ名(<requesting−user−name>タグ)やジョブの処理に関する指示(<job−instruction>タグ)等の情報が記述されている。また、<job−instruction>タグには、印刷部数を設定する<copies>タグ、両面印刷を設定する<sides>タグ、印刷の仕上げを設定する<finishing>タグ等が含まれており、印刷装置100は、これらのタグに設定された値に基づき、ジョブの処理を行う。
【0030】
また、印刷ジョブのデータ形式を示す<document−format>タブもここに含まれる。図4では、image/tiffという値が埋め込まれており、この値は、印刷ジョブのデータ形式がTIFF(Tag Image File Format)であることを示している。ここで、留意すべき点は、データ形式がTIFFであることは判断できるが、TIFF形式のデータの中に含まれる実際のイメージデータの圧縮方式がこの時点では判断できないことである。
【0031】
さらに、<job−instruction>タグには、オプションとして、<notification−instruction>タグを含めることも可能である。この<notification−instruction>タグには、ジョブに関する通知情報が記述される。図4では、通知情報として、通知先を設定する<notification−recipient>タグ、および通知条件を設定する<event>タグが記述されている。印刷装置100は、これらのタグに設定された値に基づいてイベント送信処理を行う。
【0032】
(印刷レスポンス)
印刷要求ジョブ(Create Job)パケットに対するレスポンス(応答)パケットデータは図5に示す通りである。このレスポンス(Create Job応答)パケットデータは、印刷要求が受け付けられた成功時のものであり、印刷要求ジョブ(Create Job)パケットと同様、XML形式で記述され、HTTP上のSOAPを用いて送信される。Create Job応答パケットデータには、Create Jobのコマンドに対する結果コード(<result−code>タグ)、作成されたジョブの識別子(<job−id>タグ)、印刷用ポートのURI(<data−sink−uri>タグ)等の情報が含まれている。図5には、前述したように、印刷用のポートのURIとして、「http://192.168.1.4/job0003」が記述されている。
【0033】
(プリントデータ送信)
ステップS6で受信される印刷データ転送パケットは図6に示す通りである。ここでは、HTTPのPOSTメソッドを利用し、HTTPのボディ部として、プリントデータが送信される。
【0034】
(プリントデータ受信レスポンス)
ステップS7で返信されるプリントデータ受信レスポンスデータは図7に示す通りである。この受信レスポンスデータには、印刷データを受信し終わって接続(コネクション)を閉じることが示されている。
【0035】
(印刷レスポンス)
印刷リクエストに対してエラーが発生した場合、ステップS8で作成されるエラーを示す応答パケットデータ(エラーレスポンスデータ)は図8に示す通りである。この応答パケットデータ(エラーレスポンスデータ)も、印刷要求ジョブ(Create Job)パケットと同様、XML形式で記述され、HTTP上のSOAPを用いて送信される。この応答パケットデータは、SOAP1.1で定義された、SOAPのエラーを返すフォーマットに準じている。ここでは、エラーの理由は、「conflicting−attributes」であることが、<result−code>タグの値として設定されている。
【0036】
(印刷処理)
図9は印刷データを受信して印刷する際の印刷装置の動作処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、前述したように、印刷装置100内のハードディスクドライブ(HDD)108に記憶されており、CPU101によって実行される。ここで、本実施形態の印刷装置100は、印刷データの圧縮方式がMH符号化方式である場合、処理可能であるが、他の圧縮方式である場合、処理できないものとする。
【0037】
まず、ホストコンピュータ300からのHTTP POSTメソッドにより受信した印刷データの圧縮方式を解析する(ステップS11)。本実施形態では、受信した印刷データはTIFF形式のデータ構造を有する。ここで、TIFF形式のデータ構造について示す。
【0038】
図10は印刷データに用いられるTIFF形式のデータ構造を示す図である。図では、2ページ分のデータが例示されている。TIFF Headerフィールドには、バイトオーダ、バージョン番号、最初のIFD(イメージファイルディレクトリ)へのポインタが含まれる。以下に続くデータは、ページ毎にIFD、Image Dataの各フィールド順になっている。IFDフィールドの先頭には、IFD Entry Countが設けられており、このIFD Entry Countには、次に続くIFD Entryの数が格納されている。Entry Countの次には、実際のIFD Entryとそれが指し示すLong Valueが設けられている。1つのEntryは、12バイトからなる、タグ名(2バイト)、タイプ(2バイト)、値の数(4バイト)、値(4バイト以内)あるいはLong Valueフィールドへのオフセット(4バイト)で構成される。Long Valueフィールドの次には、Image Dataフィールドが設けられており、ここには、実際のイメージデータが格納されている。
【0039】
図11は図10の符号Bで示される部分から抜き出したIFD Entryフィールドを示す図である。図示するように、様々なIFD Entryが存在するが、これらのIFD Entryの中で、Compressionフィールドが印刷データの圧縮方式を表している。Compression=3の場合、MH符号化方式あるいはMR符号化方式を表し、さらにT4Optionsフィールド=0または4の場合、印刷データの圧縮方式はMH符号化方式であると判断できる。図12は図11と同様のIFD Entryフィールドを示す図である。この場合、Compressionフィールドが「7」という値になっているので、印刷データはJPEG符号化方式であると判断できる。
【0040】
このように、ステップS11でデータ圧縮方式を解析する場合、印刷データ中のIFD Entryフィールドを参照する。そして、前述したように、IFDEntryフィールドには、Compression、T4OptionsというEntryが存在するので、前述したように、Compression=3、かつT4Options=0の場合、次に続くImage Dataの圧縮方式がMH符号化方式であると判断できる。
【0041】
この後、印刷データが処理可能であるか否かを判別する(ステップS12)。印刷データの圧縮方式がMH符号化方式であると判別された場合、処理可能であるので、印刷処理を行う(ステップS13)。この印刷処理では、符号化された印刷データを伸長処理して印刷する。さらに、履歴テーブルに印刷成功の履歴を保存し(ステップS14)、HTTP POSTに対するレスポンスをホストコンピュータ300に送信し(ステップS15)、本処理を終了する。図13は印刷装置100における印刷データ処理の履歴が保存される履歴テーブルを示す図である。この履歴テーブルには、印刷装置100が印刷データを処理した結果、正常に印刷されたかあるいはキャンセルされたか等の履歴を保存することが可能である。ここに保存された履歴は、印刷装置100のオペレーションパネル109や履歴プリントにより確認することができる。
【0042】
一方、ステップS11で受信した印刷データがJPEG符号化方式で符号化されたデータであると解析された場合、ステップS12で処理不可能であると判別される。この場合、印刷データの処理をキャンセルするべく、ホストコンピュータ300から送信されてくる全ての印刷データを破棄する処理を行い(ステップS16)、図13の履歴テーブルに印刷キャンセルの履歴を保存する(ステップS17)。さらに、ステップS15と同様、HTTP POSTに対するレスポンスをホストコンピュータ300に送信し(ステップS18)、キャンセル通知パケットを通知先に送信し(ステップS19)、本処理を終了する。図14はキャンセル通知パケットデータを示す図である。図には、印刷装置100で印刷データがキャンセルされた場合、ホストコンピュータ300に向けて送信されるキャンセル通知パケットデータの一例が示されている。このパケットデータはXML形式で記述され、SOAPプロトコルを用いて送信される。また、このパケットの通知先は、図4の<notification−recipient>タグ中に示されたURIとなる。図中、<trigger−event>タグの値としてjob−canceledが示されており、このパケットがキャンセル通知であることを示している。
【0043】
このように、印刷装置100が処理できない圧縮方式で印刷データが符号化されていた場合、その印刷データを破棄することにより、無駄な印刷(排紙)を未然に防止できる。また、破棄された印刷データの履歴を残し、さらにキャンセル通知(イベント通知)を通知先に送信することが可能である。
【0044】
(イベント通知処理)
図15はイベント通知処理の流れを示す図である。このイベント通知処理は、図9のステップS19で実行されるものであり、このイベント通知処理を行うイベント処理部は、分割されたイベント解析処理部1503およびイベント送信処理部1504から構成される。イベント解析処理部1503は、イベント管理テーブル1505を参照し、受信したイベントを送信するべきか否かを判断する。また、イベント送信処理部1504は、送信すべきイベントを通知先に送信する処理を行う。メッセージキュー1501は印刷装置100内部で発生する様々なイベントをイベント解析処理部1503に渡すためのキューである。メッセージキュー1502はイベント解析処理部1503からイベント送信処理部1504に渡すためのキューである。
【0045】
図16はイベント管理テーブル1505を示す図である。このイベント管理テーブルでは、例えば、JOB IDが「0002」という値を持つ印刷データに対し、JOB_COMPLETEDあるいはJOB_CANCELEDというイベントが発生した場合、通知先のURLである「http://192.168.1.5/event」に向けてイベントを送信しなければならないことを意味している。送信すべきイベントは、「イベント種別」に示されており、その値はイベント種別フラグの各値の論理和となっている。
【0046】
図17はイベント解析処理部1503の動作処理手順を示すフローチャートである。イベント解析処理部1503は、メッセージキュー1501から印刷装置100内部で発生した様々なイベントを受信する(ステップS21)。受信したイベントの内容を解析し(ステップS22)、イベント管理テーブル1505と照合する(ステップS23)。
【0047】
照合の結果、通知先へ通知すべきイベントであるか否かを判断する(ステップS24)。例えば、メッセージキュー1501から受信したイベントの内容が、JOB ID=0003、イベント種別:0x0008(JOB_CANCELED)であった場合、イベント管理テーブル1505を参照した結果、通知先であるURL「http://192.168.1.6/event」に送信すべきイベントであると判断する。
【0048】
送信すべきイベントであると判断された場合、JOB ID、イベント種別、通知先URL、購読者等の情報をメッセージキュー1502に送信し(ステップS25)、ステップS21の処理に戻る。一方、ステップS24で送信すべきイベントではないと判断された場合、そのイベントを破棄し(ステップS26)、ステップS21の処理に戻る。そして、イベント解析処理部1503は、このような処理を繰り返す。
【0049】
図18はイベント送信処理部1504の動作処理手順を示すフローチャートである。イベント送信処理部1504は、メッセージキュー1502から送信すべきイベント情報を受信する(ステップS31)。受信したイベント情報から通知先URLを取得し、その通知先に接続を試みる(ステップS32)。ステップS32におけるイベント通知先への接続が成功したか、あるいはタイムアウトで失敗したかを判別する(ステップS33)。ステップS32における通知先への接続がタイムアウトにより失敗した場合、イベントを通知することができないので、ステップS31の処理に戻り、次のイベントを待つ。
【0050】
一方、ステップS32における通知先への接続が成功した場合、図14に示すようなイベント通知パケットを送信する(ステップS34)。イベント通知パケットの送信が完了すると、通知先との接続を切断し(ステップS35)、ステップS31の処理に戻る。そして、イベント送信処理部1504は、このような処理を繰り返す。
【0051】
このように、イベント送信処理部1504は、通知先への接続処理において、通知先が存在しない、あるいはネットワーク不通などの要因で、通知先に接続できない場合、接続タイムアウトが発生するまでは処理が停止することになるので、一連の処理に時間がかかる場合がある。
【0052】
しかし、イベント処理部は、イベント解析処理部1503とイベント送信処理部1504とに分割されており、これらが独立に並行して動作することで、イベント解析処理部1503では、不必要なイベントを順次破棄することが可能である。したがって、イベント送信処理部1504の処理に時間がかかる場合であっても、メッセージキュー1502にメッセージが溢れることを軽減でき、印刷装置100内で発生するイベントの取りこぼしを防止できる。
【0053】
このように、本実施形態の印刷装置によれば、印刷装置が処理できない圧縮方式で符号化された印刷データを破棄し、無駄な印刷(排紙)を未然に防ぐことができる。また、破棄された印刷データの履歴を残し、印刷がキャンセルされた旨をユーザに知らせるためのキャンセル通知を行うことができる。したがって、ユーザはわざわざ印刷装置の場所まで行かなくても、印刷が取り消されたことを知ることができる。
【0054】
さらに、キャンセル通知などを行う印刷装置のイベント処理部では、イベント送信処理に時間を要する場合であっても、印刷装置内で発生する後続のイベントの取りこぼしを防ぐことが可能となり、イベント受信者に確実にイベント(キャンセル通知など)を送信できる。また、イベント処理部が1つである場合、イベント解析処理とイベント送信処理が同時に実行できないので、印刷装置内部で多数のイベントを保存するためのメモリが必要であったが、本実施形態では、そのようなメモリの消費量を削減できる。
【0055】
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
【0056】
例えば、ホストコンピュータから送信される印刷データを受信するデータ受信領域として、印刷装置内の特定の記憶領域をポート番号で指定してもよいし、印刷装置が読み出し可能な別体の装置をポート番号で指定してもよい。
【0057】
また、本発明の目的は、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0058】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0059】
又、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0060】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0061】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0062】
本発明の実施形態を以下に列挙する。
【0063】
[実施態様1] 通信媒体を介して接続された情報処理装置から送信される印刷データを受信して印刷する印刷装置において、印刷データを伸長する伸長手段と、前記印刷データの圧縮方式を判定する圧縮方式判定手段と、該判定された圧縮方式を基に、前記印刷データが前記伸長手段によって伸長可能であるか否かを判定する伸長可否判定手段と、前記印刷データを伸長できない場合、該印刷データを印刷することなく破棄する破棄手段とを備えたことを特徴とする印刷装置。
【0064】
[実施態様2] 前記通信媒体であるネットワークを介して前記情報処理装置から送信される印刷開始要求を受信する印刷開始要求受信手段と、前記印刷開始要求を受信した後、印刷データを受信する領域のアドレスを前記情報処理装置に応答する印刷開始応答手段と、前記情報処理装置から送信された印刷データを前記アドレスで示される領域から取得する取得手段とを備えたことを特徴とする実施態様1記載の印刷装置。
【0065】
[実施態様3] 印刷履歴を保存する印刷履歴保存手段を備え、前記印刷データを印刷することなく破棄する場合、前記印刷履歴保存手段は、エラー履歴を保存することを特徴とする実施態様1記載の印刷装置。
【0066】
[実施態様4] 前記印刷データを印刷することなく破棄する場合、前記情報処理装置にその旨を通知する通知手段を備えたことを特徴とする実施態様1記載の印刷装置。
【0067】
[実施態様5] 前記通知手段は、前記印刷装置の内部で発生する複数のイベントの中から、前記情報処理装置に通知するイベントを選択するイベント選択手段と、該選択されたイベントを前記情報処理装置に順次送信するイベント送信手段とを備え、前記イベント送信手段が前記選択されたイベントを前記情報処理装置に送信している間、前記イベント選択手段は前記印刷装置の内部で発生するイベントの選択を並行して実行することを特徴とする実施態様4記載の印刷装置。
【0068】
[実施態様6] 情報処理装置と、ネットワークを介して接続された前記情報処理装置から送信される印刷データを受信して印刷する印刷装置とを備えた印刷システムにおいて、前記印刷装置は、前記情報処理装置から送信される印刷開始要求を受信する印刷開始要求受信手段と、前記印刷開始要求を受信した後、印刷データを受信する領域のアドレスを前記情報処理装置に応答する印刷開始応答手段と、前記情報処理装置から送信された印刷データを前記アドレスで示される領域から取得する取得手段と、印刷データを伸長する伸長手段と、前記取得した印刷データの圧縮方式を判定する圧縮方式判定手段と、該判定された圧縮方式を基に、前記印刷データが前記伸長手段によって伸長可能であるか否かを判定する伸長可否判定手段と、前記印刷データを伸長できない場合、前記印刷データを印刷することなく破棄する破棄手段とを備え、前記情報処理装置は、前記印刷開始要求を前記印刷装置に送信する印刷開始要求送信手段と、前記印刷データを受信する領域のアドレスを受信するアドレス受信手段と、前記アドレスで示される領域に前記印刷データを送信する印刷データ送信手段とを備えたことを特徴とする印刷システム。
【0069】
[実施態様7] ネットワークを介して接続された情報処理装置から送信される印刷データを受信して印刷する印刷方法において、前記情報処理装置から送信される印刷開始要求を受信する印刷開始要求受信ステップと、前記印刷開始要求を受信した後、印刷データを受信する領域のアドレスを前記情報処理装置に応答する印刷開始応答ステップと、前記情報処理装置から送信された印刷データを前記アドレスで示される領域から取得する取得ステップと、印刷データを伸長する伸長ステップと、前記印刷データの圧縮方式を判定する圧縮方式判定ステップと、該判定された圧縮方式を基に、前記印刷データが前記伸長ステップで伸長可能であるか否かを判定する伸長可否判定ステップと、前記印刷データを伸長できない場合、該印刷データを印刷することなく破棄する破棄ステップとを有することを特徴とする印刷方法。
【0070】
[実施態様8] 印刷装置内のコンピュータによって実行され、ネットワークを介して接続された情報処理装置から送信される印刷データを受信して印刷するためのプログラムであって、前記情報処理装置から送信される印刷開始要求を受信する印刷開始要求受信手順と、前記印刷開始要求を受信した後、印刷データを受信する領域のアドレスを前記情報処理装置に応答する印刷開始応答手順と、
前記情報処理装置から送信された印刷データを前記アドレスで示される領域から取得する取得手順と、印刷データを伸長する伸長手順と、前記印刷データの圧縮方式を判定する圧縮方式判定手順と、該判定された圧縮方式を基に、前記印刷データが前記伸長手順で伸長可能であるか否かを判定する伸長可否判定手順と、前記印刷データを伸長できない場合、該印刷データを印刷することなく破棄する破棄手順とを含むことを特徴とするプログラム。
【0071】
[実施態様9] 実施態様8記載のプログラムを格納する記憶媒体。
【0072】
【発明の効果】
本発明によれば、印刷開始要求に対する正常な応答を返す一方で、処理できない圧縮方式で印刷データが符号化されていた場合、無駄な印刷(排紙)を未然に防止するとともに、ユーザが印刷装置の設置場所まで行く前に状況を把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における印刷装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】印刷装置100のソフトウェア構成を示すブロック図である。
【図3】印刷サービスの利用者によって操作されるホストコンピュータ300から印刷が要求される際、印刷装置の動作処理手順を示すフローチャートである。
【図4】印刷要求ジョブ(Create Job)パケットを示す図である。
【図5】Create Jobパケットに対するレスポンスデータを示す図である。
【図6】通信プロトコルであるHTTPのPOSTメソッドによる印刷データ転送パケットを示す図である。
【図7】HTTPレスポンス(プリントデータ受信レスポンス)データを示す図である。
【図8】エラーレスポンスデータを示す図である。
【図9】印刷データを受信して印刷する際の印刷装置の動作処理手順を示すフローチャートである。
【図10】印刷データに用いられるTIFF形式のデータ構造を示す図である。
【図11】図10の符号Bで示される部分から抜き出したIFD Entryフィールドを示す図である。
【図12】図11と同様のIFD Entryフィールドを示す図である。
【図13】印刷装置100における印刷データ処理の履歴が保存される履歴テーブルを示す図である。
【図14】キャンセル通知パケットデータを示す図である。
【図15】イベント通知処理の流れを示す図である。
【図16】イベント管理テーブル1505を示す図である。
【図17】イベント解析処理部1503の動作処理手順を示すフローチャートである。
【図18】イベント送信処理部1504の動作処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 印刷装置
101 CPU
110 プリンタ部
111 ネットワーク
120 プリンタ制御本体
201 プリンタ制御部
204 SOAP制御部
205 HTTPサーバ制御部
300 ホストコンピュータ(クライアント装置)
1503 イベント解析部
1504 イベント送信部

Claims (9)

  1. 情報処理装置から送信される印刷データに基づいて印刷をする印刷装置において、
    前記情報処理装置からの印刷要求に対して応答を送信する応答手段と、
    前記応答手段により応答が送信された後、前記情報処理装置からの印刷データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により印刷データが受信された後、当該印刷データが処理不可能であると判断された場合、当該印刷データの処理をキャンセルするキャンセル手段と、
    前記キャンセル手段により印刷データの処理がキャンセルされる場合、キャンセルされたことを示すキャンセル通知を送信する通知手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記受信手段により受信された印刷データを伸張する伸張手段と、
    前記受信手段により受信された印刷データの圧縮方式を判定する圧縮方式判定手段と、
    前記圧縮方式判定手段により判定された圧縮方式を基に、前記受信手段により受信された印刷データが前記伸長手段によって伸長可能であるか否かを判定する伸長可否判定手段とを備え、
    前記キャンセル手段は、前記受信手段により受信された印刷データを伸長できないと前記伸長可否判定手段により判定された場合、当該印刷データの処理をキャンセルすることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 印刷履歴を保存する印刷履歴保存手段を備え、
    前記キャンセル手段により印刷データの処理がキャンセルされた場合、前記印刷履歴保存手段は、エラーを示す履歴を保存することを特徴とする請求項1或いは2に記載の印刷装置。
  4. 前記通知手段は、キャンセルされたことを示すキャンセル通知を、前記印刷要求で指定された通知先に送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 情報処理装置から送信される印刷データを受信して印刷する印刷装置において、
    印刷データを伸長する伸長手段と、
    前記印刷データの圧縮方式を判定する圧縮方式判定手段と、
    該判定された圧縮方式を基に、前記印刷データが前記伸長手段によって伸長可能であるか否かを判定する伸長可否判定手段と、
    前記印刷データを伸長できない場合、該印刷データを印刷することなく破棄する破棄手段とを備えたことを特徴とする印刷装置。
  6. ネットワークを介して接続された情報処理装置から送信される印刷データを受信して印刷する印刷方法において、
    前記情報処理装置からの印刷要求に対して応答を送信する応答ステップと、
    前記応答ステップで応答が送信された後、前記情報処理装置からの印刷データを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで印刷データが受信された後、当該印刷データが処理不可能であると判断された場合、当該印刷データの処理をキャンセルするキャンセルステップと、
    前記キャンセルステップで印刷データの処理がキャンセルされる場合、キャンセルされたことを示すキャンセル通知を送信する通知ステップとを備えることを特徴とする印刷方法。
  7. ネットワークを介して接続された情報処理装置から送信される印刷データを受信して印刷する印刷方法において、
    印刷データを伸長する伸長ステップと、
    前記印刷データの圧縮方式を判定する圧縮方式判定ステップと、
    該判定された圧縮方式を基に、前記印刷データが前記伸長手段によって伸長可能であるか否かを判定する伸長可否判定ステップと、
    前記印刷データを伸長できない場合、該印刷データを印刷することなく破棄する破棄ステップとを備えたことを特徴とする印刷方法。
  8. 印刷装置内のコンピュータによって実行され、ネットワークを介して接続された情報処理装置から送信される印刷データを受信して印刷するためのプログラムであって、
    前記情報処理装置からの印刷要求に対して応答を送信する応答手順と、
    前記応答手順で応答が送信された後、前記情報処理装置からの印刷データを受信する受信手順と、
    前記受信手順で印刷データが受信された後、当該印刷データが処理不可能であると判断された場合、当該印刷データの処理をキャンセルするキャンセル手順と、
    前記キャンセル手順で印刷データの処理がキャンセルされる場合、キャンセルされたことを示すキャンセル通知を送信する通知手順とを備えることを特徴とするプログラム。
  9. 印刷装置内のコンピュータによって実行され、ネットワークを介して接続された情報処理装置から送信される印刷データを受信して印刷するためのプログラムであって、
    印刷データを伸長する伸長手順と、
    前記印刷データの圧縮方式を判定する圧縮方式判定手順と、
    該判定された圧縮方式を基に、前記印刷データが前記伸長手段によって伸長可能であるか否かを判定する伸長可否判定手順と、
    前記印刷データを伸長できない場合、該印刷データを印刷することなく破棄する破棄手順とを備えたことを特徴とするプログラム。
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JP2021041654A (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 キヤノン株式会社 印刷装置、および印刷装置の制御方法ならびにプログラム

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