JP2004341633A - 広告印刷システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】印刷手段(複写機またはプリンタ10)は、当該印刷手段を使用してオーバーラップ印刷を行った使用者を識別する符合を送信する使用者識別符合送信機能を備えると共に、広告サーバー(30)から広告用データをダウンロードしてオーバーラップ印刷をした印刷量に基づく数値を、使用者識別符合と共に広告サーバーに送信し、広告サーバーは、使用者識別符合に対応した使用者毎に、印刷量に基づく数値を加算し、記憶しておく。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、広告印刷システムに関し、例えば、イントラネットを構築した職場等において、社員等がプリンタや複写機を使用する場合に、広告付き印刷を実施し、消耗品のコストを広告掲載料で補うようにした広告印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、一般ユーザがデジタルカメラ(デジカメ)で撮影した画像を、自宅に設置したパーソナルコンピュータ(パソコン)およびカラープリンタを介してカラー写真を出力(プリント)することがある。また、カラー原稿を、コンビニエンスストア(コンビニ)に設置された複写機により、カラーコピーする場合がある。
かかるプリントやコピーを行う場合には、カラー用印画紙やトナーやインク等の消耗品の金額が大きく、一般ユーザの金銭的負担も大きい。
【0003】
そこで、ユーザの負担を軽減させるべく、プリントやコピーを行う際に、出力した紙面の一部に広告を載せ、プリントやコピーに要する金額を、減額あるいは無料にしようという提案がある(例えば、特許文献1(第一の従来技術)、特許文献2(第二の従来技術)参照。)。
また、広告のみをプリントさせ、これに要する消耗品費用を、広告主が負担するようにした提案もある(例えば、特許文献3(第三の従来技術)参照。)。
【0004】
ところが、ユーザが印刷したい本来の画像の一部に、小さな広告を印刷したとしても、その広告から得られる収入は僅かなものであると考えられる。例えば、大きな画面(画像)の中に小さな広告を嵌め込み、広告収入を得る具体例として、インターネットのバナー広告がある。このバナー広告の相場は、安いものでは1000万PV(ページビュー)で600万円程度である。広告主にしてみれば1回表示して0.6円程度のコストである。
【0005】
バナー広告がこの程度の低額であるから、印刷物への広告の掲載料金もあまり高くすることはできないと考えられる。従って、この程度の掲載料金でプリントやコピーの料金を減額しても、ユーザに喜んで貰えるとは思えない。
【0006】
また、第三の従来技術においては、ユーザは広告だけを印刷するので、ユーザがプリントしようとする本来の画像と広告とがオーバーラップすることが無い。従って、本来の画像のプリントやコピーを行い、その料金を減額あるいは無料にしようという意図からは外れる。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−112005号公報(第2頁、第4図)
【特許文献2】
特開2002−091739号公報(第3頁)
【特許文献3】
特開2001−347729号公報(第3頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述のように、例えばコンビニのユーザが1枚50円のカラーコピーをした場合に、オーバーラップ印刷をしても1円程度(0.6円を四捨五入して1円とする)の減額では、コンビニユーザのメリットは、殆ど無い。従って、特許文献1と特許文献2の従来技術は、コンビニ等のビジネス面には不向きといえる。
【0009】
即ち、前記従来技術のビジネス上の問題点は、プリントやコピーの消耗品代に要する印刷原価だけでなく、コンビニに設置された複写機のように、機器の減価償却や維持費(電気代等)を優先して確保し、残りを一般の個人ユーザに還元しているために、個人ユーザに十分に金銭的還元がされていないことにある。
【0010】
一方、観点を代えて、ある程度の大きさの企業等では社内システムとしてイントラネットを構築し、プリンタや複写機をイントラネットに接続し、プリンタや複写機を共用している場合が多い。この場合は、広告付き印刷の1回当りの還元金は小額であっても(例えば、カラーコピー1枚に付き、0.6円の還元)、プリンタ等の使用者毎に還元金を加算して管理し易く、また、前記社内の或る部門全体の還元金をトータルすれば大きなものとなるものと考えられる。
【0011】
本発明は、これら問題を解決するためになされたものであり、例えば、イントラネットを構築した職場等において、社員等がプリンタや複写機を使用する場合に、広告付き印刷を実施し、消耗品のコストを広告掲載料で補うようにした広告印刷システムの提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載の発明は、広告をオーバーラップ印刷する広告印刷システムであって、オーバーラップ印刷を行う印刷手段(図1の複写機またはプリンタ10)と、オーバーランプ印刷を行うためのデータを広告用データとして予め登録しておき、送信の要求をしてきた印刷手段に対して広告用データを配信する広告サーバー(30)と、印刷手段と広告サーバーとが接続されたネットワーク(60)とを備えてなり、印刷手段は、当該印刷手段を使用してオーバーラップ印刷を行った使用者を識別する符合を送信する使用者識別符合送信機能(図2のコントローラ12,インターフェース14)を備えると共に、広告サーバーから広告用データをダウンロードしてオーバーラップ印刷をした印刷量に基づく数値を、使用者識別符合と共に広告サーバーに送信し、広告サーバーは、使用者識別符合に対応した使用者毎に、印刷量に基づく数値を加算し、記憶しておく構成としてある。
【0013】
広告印刷システムをこのような構成とすれば、広告サーバーでは、印刷手段を使用した使用者毎に使用実績(印刷量に基づく数値)を加算し、記憶しておくので、使用者は一回印刷する際に得る広告の単価は低くても(例えば、1円)、この低い単価を加算することにより、相当の金額となる。この相当の金額になった段階で、例えば、トナー等の消耗品の代金に充当する。
【0014】
また、請求項2記載の発明は、広告サーバーには、配信予定の広告の単価と配信予定数とが登録され(図7参照)、広告単価の高い広告から順に配信予定数まで配信し、且つ同一単価の広告を配信する場合には、同一広告を連続して配信しないようにした構成としてある。
【0015】
広告印刷システムをこのような構成とすれば、広告サーバー30には、広告単価と配信予定数(件数)(図7参照)とが登録され、広告単価の高い順に(この場合は、広告単価が2.0円から)、広告が配信され、複写機またはプリンタ10でオーバーラップ印刷される。このオーバーラップ印刷する際に、同一広告(例えば、図6の「コピー機は○○○○○」)を、連続して配信しないようにしてある。連続配信したのでは、同一使用者が同一広告を連続して受け取ることになり、広告の効果を期待できないからである。
【0016】
また、請求項3記載の発明は、広告サーバーは、カラー印刷用とモノクロ印刷用の広告を区別して登録する構成としてある。
広告印刷システムをこのような構成とすれば、例えば、図7に示すように、広告をオーバーラップ印刷する際に、カラー印刷用とモノクロ印刷用とを区別してあるので、広告主は、自分のイメージに合ったオーバーラップ印刷をすることができる。
【0017】
また、請求項4記載の発明は、印刷手段はトナーを充填したトナーユニット(図2のトナーコンテナ11)を備え、該トナーユニットは1枚のオーバーラップ印刷をする際に要する単価情報を記憶する単価情報記憶手段(非接触型ICチップ11a)を備え、該単価情報以上の広告代を広告サーバーに対して要求する構成としてある。
【0018】
広告印刷システムをこのような構成とすれば、例えば、トナーユニットの1個の代金が12000円であり、A4の標準印刷で20000枚印刷可能な場合には1枚当りの単価は0.6円となる。この0.6円より高い代金(例えば、1円)を広告サーバーに要求するので、印刷手段は実際にかかる代金より高い金額を、広告主から得ることができる。従って、消耗品代をオーバーラップ印刷の広告代で補うことができる。
【0019】
また、請求項5記載の発明は、印刷手段は、プリンタ,複写機,マルチファンクションペリフェラルのうち何れか一又は二以上である構成としてある。
広告印刷システムをこのような構成とすれば、プリンタ,複写機,マルチファンクションペリフェラル(複合機)を使用する場合に、消耗品代をオーバーラップ印刷の広告代で補うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる広告印刷システムの好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明にかかる広告印刷システムの構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本実施形態の全体構成を示すシステム構成図である。
同図に示すように、広告印刷システムKPは、ユーザの複写機またはプリンタ10と、イントラネット20と、広告サーバー30と、広告主の端末40と、ゲートウェイ50A,50Bと、インターネット60とを備えてなる。
【0021】
ここで、複写機またはプリンタ(以下、「複写機等」と記す。)10は、或る企業の企業内に構築されたイントラネット20およびゲートウェイ50Aを介して、インターネット60に接続されている。
広告サーバー30はインターネット60に接続され、広告主から申し込みのあった広告の保存と配信、また配信結果のカウント、および広告主に対する広告費の請求データの管理を行う。
【0022】
端末40は広告主のPC(パーソナルコンピュータ)であり、ゲートウェイ50Bを介してインターネット60に接続されている。
なお、ゲートウェイ50A,50Bの存在は本発明の要旨に直接関係しないので、以後の説明では、ゲートウェイ50A,50Bを省略して説明をする。
【0023】
また、複写機等10は、図2に示すように、トナーコンテナ11と、読取部12と、コントローラ13と、インターフェース14と、プリントエンジン15とを備える。
【0024】
トナーコンテナ11は、複写機等10で使用するトナーが充填された消耗品であり、複写機等10のランニングコストの面から見ると、プリント用紙以外のランニングコストの中心となる。
トナーコンテナ11には、例えば、標準印刷で20000枚の印刷可能なトナーが充填され、売値は12000円なので、用紙1枚当りのコストは0.6円である。このコスト情報(1枚当り0.6円)は、トナーコンテナ11に埋め込まれた非接触型ICチップ11aに書き込まれている。
【0025】
読取部12は、非接触型ICチップ11aに書き込まれた情報(データ)を読み取り、該情報はコントローラ13の処理に使用される。
コントローラ13は、インターフェース14を介して、ホストマシン70に接続されている。ホストマシン70は、複写機等10が「プリンタ」の場合は、文字データ(印刷用データ)を送信してくるPC(パソコン)が好適例であり、複写機等10が「複写機」の場合は、画像データを送信してくるスキャナの好適例である。
【0026】
ホストマシン70からの印刷用データは、インターフェース14を介してコントローラ13からプリントエンジン15に送られ、プリントエンジン15にて印刷される。
また、コントローラ13は、インターフェース14,インターネット60を介して、広告サーバー30へ接続されている。
【0027】
次に、広告印刷を行う際のデータのやり取りについて、図3を参照して説明する。図3は本実施形態の動作手順図である。
なお、この図3に示す動作手順図は、ホストマシン70がPC(パソコン)であり、このPCからの印刷用データに基づき印刷を行う場合について示したものである。
【0028】
同図に示すように、ホストマシン70から広告付きの印刷要求(オーバーラップ印刷要求)が出される(広告印刷要求、ステップS1)。この印刷要求は、図4に示したプリンタドライバにおける「広告付き印刷のページ」への設定により行う。
【0029】
即ち、図4に示すように、使用者はホストマシン70に表示された「広告付き印刷のページ」画面の中から、先ず「広告付き印刷を行う」をチェックし、更に「全頁分の広告がある場合のみ印刷する」をチェックする。これは「印刷対象の全頁に渡って広告が存在する場合のみに印刷する」ことを意味する。
【0030】
かかる条件を付した理由は、広告付き印刷を実施することにより、「消耗品であるトナー代金を補助する」という前提があるので、広告サーバー30に、十分な補助金が期待できる広告量が保持されていることが必要条件となる。
【0031】
次いで、必要条件を確認するために、コントローラ13は、非接触型ICチップ11aから、そのトナーコンテナ11の標準ページ単価(例えば、用紙1枚当りのコストは0.6円)を読み出す(ページ単価データ要求、ページ単価データ回答、ステップS2,ステップS3)。
【0032】
続いて、コントローラ13は、広告サーバー30に対して広告の在庫を確認する(広告データ要求、ステップS4)。広告サーバー30のインターネット上のアドレスは、図4に示したように、プリンタドライバにて設定可能になっており、この設定したアドレスがステップS1の広告要求と同時に、ホストマシン70からコントローラ13に伝えられている。
【0033】
広告サーバー30に要求する内容は、広告の単価が最も高いものから順に、必要ページ数分(広告付き印刷をするページ数分)、且つトナーコンテナ11の標準ページ単価以上(0.6円以上)であるという条件で、広告データを取得する。
【0034】
必要ページ数分等の条件を満たす広告が存在する場合には、広告サーバー30は、広告データをコントローラ13に送付する(ステップS5)。
コントローラ13は、ホストマシン70に対して、広告付き印刷が可能である旨の応答を返す(広告印刷可否回答、ステップS6)。
【0035】
すると、ホストマシン70は、印刷命令と印刷用データをコントローラ13に送付する(印刷命令、ステップS7)。この印刷命令の受信にもとづき、コントローラ13は、印刷用データを、図5に示すように、用紙Aの有効印字エリアBの原点Оを中心に、95%程度に縮小し、第1の余白Cおよび第2の余白Dに、広告をオーバーラップ印刷する。
【0036】
例えば、縦長のポートレートでは、図6(A)に示すように、第1の余白Cの領域に広告印刷を行い、横長のランドスケープ(風景)では、図6(B)に示すように、第2の余白Dの領域に広告印刷を行う。なお、原点の位置および縮小レートは、一例である。
【0037】
このようにすれば、ユーザは、印刷原稿と広告とが重なることが無いので満足し、また、広告主は、広告の向きが画像の向きと一致するので、ユーザが画像を見た際には、広告も同時に違和感無く見えるので、満足できる。
【0038】
例えば、A4用紙の第1の余白Cの大きさは、A4用紙に5mmのふちをとって有効印字エリアBとすれば、有効印字エリアBのサイズは200×287(mm)である。95%の縮小をかければ、第1の余白Cは200×14.35(mm)というエリアを確保できる。この場合は、印刷用データは5%しか小さくなっていないので、通常のドキュメントであれば実用上の問題は無い。
【0039】
印刷が終了した場合には、コントローラ13はホストマシン70から伝えられているポイントID(ポイント加算用のユーザ固有のID)を広告サーバー30に送る(印刷完了通知、ステップS8)。広告サーバー30はステップS5で送信した広告データの単価とページ数の積和を、そのユーザ固有のIDのポイントとして加算していく。
【0040】
そして、ユーザはポイント数が貯まった場合に、そのポイント数に応じてトナー等の消耗品を交換できるようにすれば、広告印刷によって消耗品にかかる費用を無料あるいは軽減することが可能となる。
【0041】
次に、広告主が「広告を出す場合の方法」を、図7を参照しつつ説明する。図7は、広告主の申し込み画面である。
広告主は端末40を広告サーバー30に接続し、図7に示す「広告申し込み画面」を取得する。なお、広告サーバー30の設置者と広告主との間では、予め所定の契約を完了しているものとし、契約完了後、設置者から広告主に、クライアントID(広告主ID)とパスワードが与えられる。そして、広告主は、広告主IDとパスワードを入力して「広告申し込み画面」を取得する。
【0042】
図7は新規にモノクロ用の広告を出す場合であり,画面下段には申し込み済みの広告の一覧が価格ごとに表示されている。最低単価は1円と決められているので、1円のところには100件、延べ100万ページ分の広告が申し込まれていることが分かる。しかし、単価の高い広告から順に印刷されるというルールなので、直ぐに広告を出したければ、もっと高い単価で申し込めばよい。
【0043】
配信数(配布数)と必要に応じて期間を指定し、広告をテキストかバナー広告のようなイメージで登録する。
この条件での広告代が下段に表示され、「申し込む」ボタンをクリックすれば、登録完了となる。
【0044】
この広告データは、広告サーバー30から配信されるが、最高単価帯の広告から順次配信される。順次というのは、例えば、最高単価帯に50件の広告があれば、その50件から1件ずつという意味である。同じ広告をたくさん連続して流しても、一般的には効果が薄いであろうし、特定のユーザだけに広告が偏って配信されるのも好ましくない。
【0045】
従って、このようにシャッフルして配信されるようにする。ここに、シャッフルとは、例えば、50件の内、1回目は広告A、2回目は広告B、3回目は広告Cというように、広告内容を切り換えて配信することをいう。
【0046】
逆に、連続して同じ広告を出したい場合には、最高値をつけて広告申し込みを行うことにより、独占的に広告を出すことができる。
配信数を完了するか、期間が過ぎるか、あるいは継続中でも月末というようなタイミングで、配信数×広告単価をクライアントに請求するようにする。
【0047】
ところで、広告主から徴収するのは配信数×広告単価であるが、ユーザにポイントとして与えるのは広告単価でなくてもよい。
例えば、標準ページ単価が0.6円のプリントに対して、広告単価との差額の50%をポイントとして還元してもよい。
この場合、2円の広告を印刷した場合のポイントは、
(2−0.6)/2+0.6=1.3
となる。この1.3ポイントがユーザに加算され、0.7ポイント分は広告サーバーの運用原資に当てることが出来る。
【0048】
なお、本実施形態では使用者毎の複写機等の使用実績を加算するようにしたが、例えば、或る部門(一つの課や一つの部等)毎に加算するようにしてもよい。
【0049】
また、家電製品の量販店等で採用しているポイントカードを用いることにより、コンビニ等に設置した複写機等を個々の使用者が使用した実績を加算しておき、或る程度加算されたら、使用者に還元するようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、広告サーバーが、印刷手段を使用した使用者毎に使用実績を加算し、記憶しておくため、使用者は一回印刷する際の単価は低くても、この低い単価を加算することにより、相当の金額となる。この相当の金額になった段階で、例えば、トナー等の消耗品の代金に充当することができる。
【0051】
また、広告主が直ちにオーバーラップ印刷をしたい場合には広告単価を高く設定することにより、早期のオーバーラップ印刷を実施することができ、同一使用者が同一広告を連続して受け取ることが無いので、広告の効果を高めることができる。
【0052】
さらに、広告をオーバーラップ印刷する際に、カラー印刷用とモノクロ印刷用とを区別してあるので、広告主は、自分のイメージに合ったオーバーラップ印刷をすることができる。
【0053】
しかも、例えば、トナーユニットの1個の代金が12000円であり、A4の標準印刷で20000枚、印刷可能な場合には1枚当りの単価は0.6円となる。この0.6円より高い代金(例えば、1円)を広告サーバーに要求するので、印刷手段は実際にかかる代金より高い金額を、広告主から得ることができる。従って、消耗品代をオーバーラップ印刷の広告代で補うことができる。
【0054】
加えて、プリンタ,複写機,マルチファンクションペリフェラル(複合機)を使用する場合に、消耗品代をオーバーラップ印刷の広告代で補うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる広告印刷システムの構成を示すシステム構成図である。
【図2】複写機またはプリンタの構成を示すブロック図である。
【図3】広告印刷システムにおける構成各部の動作を示す動作手順図である。
【図4】プリンタドライバの「広告付き印刷のページ」の構成例を示す説明図である。
【図5】用紙の有効印字エリアの原点を中心に縮小し、第1の余白および第2の余白を示す図である。
【図6】本来の画像と広告の画像の位置関係を示す図であって、(A)は縦長のポートレートの場合の図、(B)は横長のランドスケープ(風景)の場合の図である。
【図7】広告主が取得する「広告申し込み画面」の構成例を示す図である。
【符号の説明】
KP 広告印刷システム
A 用紙
B 有効印字エリア
C 第1の余白
D 第2の余白
О 原点
10 複写機またはプリンタ
11 トナーコンテナ
11a 非接触型ICチップ
12 読取部
13 コントローラ
14 インターフェース
15 プリントエンジン
20 イントラネット
30 広告サーバー
40 広告主の端末
50A,50B ゲートウェイ
60 インターネット
70 ホストマシン
Claims (5)
- 広告をオーバーラップ印刷する広告印刷システムであって、
前記オーバーラップ印刷を行う印刷手段と、
前記オーバーラップ印刷を行うためのデータを広告用データとして予め登録しておき、送信の要求をしてきた前記印刷手段に対して前記広告用データを配信する広告サーバーと、
前記印刷手段と広告サーバーとが接続されたネットワークとを備えてなり、
前記印刷手段は、当該印刷手段を使用して前記オーバーラップ印刷を行った使用者を識別する符合を送信する使用者識別符合送信機能を備えると共に、前記広告サーバーから前記広告用データをダウンロードして前記オーバーラップ印刷をした印刷量に基づく数値を、前記使用者識別符合と共に前記広告サーバーに送信し、
前記広告サーバーは、前記使用者識別符合に対応した使用者毎に、前記印刷量に基づく数値を加算し、記憶しておく
ことを特徴とする広告印刷システム。 - 前記広告サーバーには、配信予定の広告の単価と配信予定数とが登録され、前記広告単価の高い広告から順に前記配信予定数まで配信し、且つ同一単価の広告を配信する場合には、同一広告を連続して配信しないようにした
ことを特徴とする請求項1記載の広告印刷システム。 - 前記広告サーバーは、カラー印刷用とモノクロ印刷用の広告を区別して登録する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の広告印刷システム。 - 前記印刷手段は、トナーを充填したトナーユニットを備え、
このトナーユニットは、1枚のオーバーラップ印刷をする際に要する単価情報を記憶する単価情報記憶手段を備え、該単価情報以上の広告代を広告サーバーに対して要求する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の広告印刷システム。 - 前記印刷手段は、プリンタ,複写機,マルチファンクションペリフェラルのうち何れか一又は二以上である
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の広告印刷システム。
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