JP2002329116A

JP2002329116A - 情報表示携帯端末システム

Info

Publication number: JP2002329116A
Application number: JP2001129813A
Authority: JP
Inventors: Yuji Wada; 田祐司和
Original assignee: Victor Company of Japan Ltd
Current assignee: Victor Company of Japan Ltd
Priority date: 2001-04-26
Filing date: 2001-04-26
Publication date: 2002-11-15

Abstract

(57)【要約】【課題】情報表示携帯端末の表示画面における広告情
報の題名又はアイコンの表示優先順位の決定の仕方につ
いて、多くの広告主が納得し得る基準を採用したシステ
ムを提供すること。【解決手段】情報・広告サーバ１の表示優先順位決定
手段９は、情報提供元端末５，６から提示されてきた広
告掲載料の金額におうじて表示優先順位を決定する。題
名表示個所指定手段１０は、この決定した優先順位に基
づきメニュー画面上における登録広告データの題名又は
アイコンの表示個所を指定する。表示優先順位通知手段
１１は、決定した表示優先順位を情報提供元端末５，６
に通知する。この順位に不満がある広告主は、広告掲載
料を再提示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やPDA（P
ersonal Digital Assistant）及びＰＣなどの情報表示
携帯端末に各種の情報や広告についての表示データを提
供する情報表示携帯端末システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近時のディジタル技術の進歩、及び携帯
の利便性に基づく人気とが相まって、最近は携帯電話や
PDAなどの情報表示携帯端末が急速に普及してきてい
る。これらの情報表示携帯端末は公衆電話回線を介して
他の端末と通信することが可能であり、公衆電話回線を
介して得られる情報（例えば、メール情報）やユーザ個
人のスケジュール情報などを画面に表示できるようにな
っている。また、近時はインターネットやパソコン通信
等のネットワークも急速に普及してきており、情報表示
携帯端末はこれらのネットワークから取得した種々の情
報についても画面に表示することができるようになって
いる。

【０００３】情報表示携帯端末の持ち主であるユーザが
これらの情報の内容を画面に表示する場合、通常は、メ
ニュー画面に表れるこれらの情報についての題名部分を
クリック（又は、タップ）操作して行うようになってい
る。但し、情報表示携帯端末の表示画面は小さなもので
あるため、情報数が多い場合には１つの画面中に全ての
題名を表示することができない場合がしばしばある。通
常このような場合は、１つの画面中にいくつかの題名
と、「その他」と書かれた１つのアイコンとが表示され
るようになっており、このアイコンをユーザがクリック
すると、その画面に入りきらなかった題名が別の画面と
して表示されるようになっている。したがって、ユーザ
は全ての情報の題名を検索することができ、所望の情報
の内容を画面に表示させることができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、近時のイン
ターネットの急速な普及に伴って、所謂ビジネスモデル
市場も急成長してきており、インターネットなどの各種
ネットワークでは多くの広告情報が飛び交っている。そ
して、情報表示携帯端末には、当然のことながら、これ
らの広告情報も表示されることになる。

【０００５】しかし、上述したように、情報表示携帯端
末の表示画面は小さなものであるために表示し得る題名
数は限られており、更に、情報表示携帯端末ではユーザ
の個人情報についての題名を優先してメニュー画面に表
示させるようにしているので、多くの広告情報の題名は
メニュー画面中には表示されず、ユーザが「その他」の
アイコンをクリックしたときに初めてその広告情報の存
在が知られることになる。

【０００６】したがって、ユーザが「その他」のアイコ
ンをクリック操作しない場合には、広告主が折角作成し
た広告情報も日の目を見ないことになる。つまり、情報
表示携帯端末の表示画面においては、アプリケーション
起動時の最初の表示画面であるメニュー画面中に広告情
報の題名が表示されるか否かは広告効果に大きな差異を
もたらすことになる。更に、メニュー画面中に題名が表
示される広告情報であっても、第１位の順位として表示
された場合と第２位の順位として表示された場合とで
は、その広告内容を実際にユーザに見て貰う確率は大き
く異なっている。同様に、「その他」のアイコンのクリ
ック操作により別画面でしか題名が表示されない広告情
報についても、順位が高いものと低いものとの間では、
その広告内容を実際にユーザに見て貰う確率は大きく異
なっている。

【０００７】このように、情報表示携帯端末の表示画面
において、広告情報の題名の表示優先順位は広告効果に
大きな影響をもたらすことになるが、従来の情報表示携
帯端末システムでは、この表示優先順位についてそれほ
ど深刻に考えられておらず、単に、広告申込みの先着順
あるいは広告サービス管理会社等の特定の基準に従って
安易に決定されていた。そのため、表示優先順位の低い
広告主は少なからず不満を抱いていたのが実情であっ
た。

【０００８】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、多くの広告主が納得し得る合理的な基準により広
告情報の題名についての表示優先順位を決定することが
可能な情報表示携帯端末システムを提供することを目的
としている。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項１記載の発明は、情報表示携帯端
末及び情報提供元端末が通信網を介して情報・広告サー
バに接続されており、情報・広告サーバは情報提供元端
末から送られてくる広告データを登録し、情報表示携帯
端末は情報・広告サーバにアクセスして登録広告データ
を自己の画面に表示させることが可能な情報表示携帯端
末システムにおいて、前記情報・広告サーバは、広告デ
ータを送ってきた前記情報提供元端末が複数ある場合
に、前記各情報提供元端末が提示した広告掲載料に基づ
き前記各登録広告データの表示優先順位を決定する表示
優先順位決定手段と、前記表示優先順位決定手段が決定
した表示優先順位に基づき、前記情報表示携帯端末のメ
ニュー画面上における各登録広告データの題名又はアイ
コンの表示個所を指定する題名表示個所指定手段と、前
記表示優先順位決定手段が決定した表示優先順位を、広
告データを送ってきた前記情報提供元端末に通知する表
示優先順位通知手段と、を備えたことを特徴とする。

【００１０】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、前記表示優先順位決定手段は、前記広告掲
載料の再提示を行った情報提供元端末が有る場合に、再
度新たな表示優先順位を決定するものである、ことを特
徴とする。

【００１１】請求項３記載の発明は、請求項１又は２記
載の発明において、前記情報・広告サーバは、前記各広
告データの題名又はアイコンの表示色を広告データの種
類に応じて指定する題名表示色指定手段を、備えたこと
を特徴とする。

【００１２】請求項４記載の発明は、請求項１乃至３の
いずれかに記載の発明において、前記情報・広告サーバ
は、前記情報提供元端末から広告掲載料が定額の広告デ
ータの申込みを受け付ける定額広告データ受付手段を備
えており、前記表示優先順位決定手段は、前記定額広告
データ受付手段が受け付けた広告データについては、所
定の基準に基づき表示優先順位を決定するものである、
ことを特徴とする。

【００１３】請求項５記載の発明は、請求項１乃至４の
いずれかに記載の発明において、前記情報表示携帯端末
は、前記表示優先順位決定手段が決定した表示優先順
位、及び前記題名表示個所指定手段が指定した表示個所
を、ユーザが指定して趣味嗜好に基づき変更する趣味嗜
好フィルタ手段を有するものである、ことを特徴とす
る。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づき説明する。図１は、本発明の実施形態に係る情報表
示携帯端末システムの概略構成図である。この図におい
て、情報・広告サーバ１（本実施形態では広告サービス
管理会社が所有しているものとする）は、情報表示携帯
端末としてのPDA２，４と公衆電話回線を介して接続さ
れており、広告データを含む種々の表示データをこれら
PDA２，４側に送信するようになっている。ここで、PDA
２はホームサーバとして機能するゲートウェイ３を介し
て情報・広告サーバ１に接続されている。このゲートウ
ェイ３は、ユーザの自宅に設置されているものであり、
自宅に居るユーザは、情報・広告サーバ１からゲートウ
ェイ３に送信され蓄積された情報をPDA２の画面に表示
させることができる。これに対し、PDA４の方はゲート
ウェイ３が接続されていないが、これは現在ユーザがPD
A４を携帯して外出中である状態を示している。したが
って、PDA４を携帯して外出しているユーザが、このPDA
４を公衆電話回線に接続していない状態では、情報・広
告サーバ１からPDA４に対して情報を送信できないこと
になる。

【００１５】情報・広告サーバ１は、また、公衆電話回
線を介して企業広告主や個人広告主が所有している情報
提供元端末（通常は、パーソナル・コンピュータ）５，
６に接続されている。そして、PDA２，４の画面に広告
表示させることを希望する広告主は、情報提供元端末
５，６から自己の作成した広告データを情報・広告サー
バ１にアップロードできるようになっている。情報・広
告サーバ１では、この広告データを登録後にPDA２，４
側へ送信し、その後に情報提供元端末５，６に対する課
金を行うようになっている。なお、本発明における「広
告データ」とは、企業が各種商品や各種サービスについ
て営利を目的として紹介を行う通常の広告データの他
に、個人が第三者に対して送る営利的又は非営利的なメ
ッセージや論文等も広く含むものとする。

【００１６】情報・広告サーバ１は、更に、インターネ
ット７上のWebサーバ８にも接続されており、種々の情
報を検索する機能や、この検索結果に基づき種々の情報
を作成する機能も有している。そして、情報・広告サー
バ１は、広告データの他に、このようにインターネット
７上から取得した各種の情報をPDA２，４に表示させる
ことができるようになっている。

【００１７】情報・広告サーバ１は、表示優先順位決定
手段９、題名表示個所指定手段１０、表示優先順位通知
手段１１、題名表示色指定手段１２、及び定額広告デー
タ受付手段１３を含んで構成されている。表示優先順位
決定手段９は、情報提供元端末５，６が広告データをア
ップロードする際に提示してきた広告掲載料の大小に応
じて、各広告データの題名の表示優先順位を決定する手
段である。つまり、本発明では、広告情報の題名の表示
優先順位を決定する際に用いる合理的な基準として、広
告主が自ら提示してきた広告掲載料を採用している。こ
れは、一種の「競り」の原理に基づくものであり、価格
競争を基本原理とする流通市場では、最も多くの広告主
が納得すると考えられる基準である。

【００１８】題名表示個所指定手段１０は、表示優先順
位決定手段９が決定した表示優先順位に基づき、PDA
２，４のメニュー画面上における登録広告データの題名
又はアイコンの表示個所を指定する手段である。表示優
先順位通知手段１１は、広告データをアップロードした
情報提供元端末５，６側に表示優先順位決定手段９が決
定した表示優先順位を通知する手段である。なお、本明
細書における「メニュー画面」とは、広告データを含む
各種の情報について、その詳しい内容が表示されている
画面ではなく、題名又はアイコンのみが表示されている
表示画面を指しており、必ずしもアプリケーションソフ
ト上で命名されているメニュー画面とは一致するもので
はない。

【００１９】題名表示色指定手段１２は、情報の種類に
応じてPDA２，４のメニュー画面に表示される題名又は
アイコンの色を指定する手段である。例えば、ユーザの
個人情報、インターネット７からの取得情報、広告主か
らの広告情報毎に異なる色を指定し、更に、広告情報に
ついても、企業広告主からの広告情報と個人広告主から
の広告情報とで異なる色を指定することができるように
なっている。定額広告データ受付手段１３は、広告掲載
料を予め定められた一定額として広告主が広告依頼を申
し込んできた広告データの受付を行う手段である。つま
り、通常、広告主は広告情報の題名等の高い表示優先順
位を取得することを欲するため、自己の経済事情を勘案
してある程度高い広告掲載料を提示しようとするが、広
告主の中には高い表示優先順位を取得することよりも広
告掲載料をできるだけ低く抑えることを希望する者もい
る。定額広告データ受付手段１３は、このような広告主
の存在を考慮して設けたものである。

【００２０】図２は、PDA２の外観形状及び表示画面の
具体例を示した説明図である。PDA２は、電源ボタン１
４、決定ボタン１５、及び十字キー１６を有している。
ユーザは、電源ボタン１４を押して電源を入れ、表示さ
れた複数の情報のうち詳しい内容を表示させたい情報の
位置まで十字キー１６を用いてカーソル又はフォーカス
を移動させた後、決定ボタン１５を押してその情報の選
択を行ってその詳しい内容を表示させることができる。
なお、図示を省略してあるが、このPDA２は入力用ペン
も備えており、この入力用ペンで詳しい内容を表示させ
たい情報の位置をタップすることにより、その情報の選
択を行うこともできるようになっている。

【００２１】図２の表示画面は、２００１年１月第４週
のカレンダにおけるスケジュールを表示したものであ
る。この図に示すように、各曜日の欄にはユーザの個人
情報（ユーザ自身が書き込んだ出張や会議の予定に関す
る情報）やリコメンド情報（ＣＤ発売日や各種イベント
等に関する情報）についての題名が２段にわたって表示
されており、２段目の右側寄りにはその他の情報の存在
を示すアイコンが表示されている。なお、表示画面上部
左側に「Ｃ」と書かれているボタンは、図示されたよう
なカレンダに対する設定，終了などのアプリケーション
メニューを表示させるためのボタンであり、右側に
「×」が書かれているボタンは、このカレンダの表示を
終了させるためのボタンである。また、左向き矢印は２
００１年１月第４週以前のカレンダを表示させるための
ボタンであり、右向き矢印は２００１年１月第４週以後
のカレンダを表示させるためのボタンである。

【００２２】各題名の下側にはアンダーラインが付され
ているが、これはこの題名が表示されている部分がクリ
ッカブルであることを示しており、ユーザはこの部分を
クリックすることにより、その題名に係る情報の詳しい
内容を表示させることができる。

【００２３】図２の画面の表示は表示優先順位決定手段
９の決定、定額広告データ受付手段１３の受付に基づき
行われたものであり、各曜日の欄の第１段目に表示され
た題名の広告は、第２段目に表示された題名の広告より
も優先順位の高い広告である。例えば、２３日及び２５
日の欄では、ユーザ個人の会議に関するスケジュール情
報の題名が第１段目に表示され、ゲームやＣＤの発売日
に関する情報が第２段目に表示されているが、これは情
報の性質から言って当然のことである。なお、２２日及
び２８日の欄の第２段目には、右側に「その他」のアイ
コンが表示されているにもかかわらず、第２段目には情
報の題名が表示されていないが、これは第２段目に表示
する情報が広告データ以外はなく、その広告データも定
額広告データ受付手段１３が受け付けたのものばかりだ
からである。

【００２４】図２では、図示の都合上、識別可能な状態
で示すことはできないが、実際には各情報の題名やアイ
コンは、題名表示色指定手段１２の指定に基づいて色分
け指定がなされている。例えば、２２日、２３日、２５
日の各第１段目の個人情報の題名はユーザの注意が喚起
されやすい赤色で表示され、その他のリコメンド情報の
題名は黒色で表示されている。

【００２５】図３は、例えば、図２の２６日の欄の第２
段目に表示されている題名「歌手Ｃ握手会渋谷１０
９」の部分をクリックした場合に表示される画面の説明
図である。この画面に示されているように、歌手Ｃの握
手会に参加するために必要な詳しい情報が表示されてお
り、さらに、アンダーラインが付されている部分をクリ
ックすれば、歌手Ｃについてその他の情報を取得するこ
とができるようになっている。

【００２６】次に、本実施形態における広告データの表
示優先順位の決定の仕方を図４乃至図６の表示画面例を
参照しつつ具体的に説明する。この例では、広告サービ
ス管理会社の情報・広告サーバ１に対して広告データの
表示についての申込みを行う広告主がＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄの
４名であり、そのうちＡ，Ｂ，Ｃが企業広告主であり、
Ｄが個人広告主であるものとする。

【００２７】現在の日付は２００１年○○月××日と
し、第１の段階では、未だPDA２，４に表示すべき情報
は何もない。

【００２８】第２の段階では、情報・広告サーバ１が
インターネット７上のWebサーバ８から情報を収集し、
この収集した情報に基づき、PDA２，４に表示すべき情
報１，２を作成する。但し、このように情報・広告サー
バ１が自身の機能により作成した情報の表示優先順位
は、登録された広告データが存在する場合には、常にこ
の登録広告データよりも下位にランクされるようになっ
ている。

【００２９】第３の段階では、Ａ社が情報３の広告表
示につき広告掲載料１００００円を提示し、情報・広告
サーバ１はこの情報３を登録広告データとして登録す
る。そして、Ａ社には表示優先順位が第１位であること
を通知する。

【００３０】第４の段階では、個人Ｄが情報５の広告
表示につき広告掲載料５０００円を提示し、情報・広告
サーバ１はこの情報５を登録広告データとして登録す
る。そして、個人Ｄには表示優先順位が第２位であるこ
とを通知する。

【００３１】第５の段階では、Ｂ社が情報４の広告表
示につき広告掲載料１５０００円を提示し、情報・広告
サーバ１はこの情報３を登録広告データとして登録す
る。そして、Ｂ社には表示優先順位が第１位であること
を通知すると共に、Ａ社には表示優先順位が第２位に下
がったこと、個人Ｄには表示優先順位が第３位に下がっ
たことをそれぞれ通知する。

【００３２】第６の段階では、Ａ社が一旦登録広告デ
ータとして登録された情報３の広告表示につき広告掲載
料２５０００円を再提示し、情報・広告サーバ１はこの
情報３の登録を再度行う。そして、Ａ社には表示優先順
位が第１位に上がったことを通知すると共に、Ｂ社には
表示優先順位が第２位に下がったことを通知する。

【００３３】第７の段階では、Ｃ社が情報６の広告表
示につき広告掲載料１５０００円を提示し、情報・広告
サーバ１はこの情報６を登録広告データとして登録す
る。この広告掲載料は既に登録されているＢ社の情報４
と同額であるが、先着者であるＢ社の方を優遇すること
とし、Ｂ社の表示優先順位第２位の地位をそのまま維持
することにする。したがって、Ｃ社には表示優先順位が
第３位であることを通知すると共に、個人Ｄには表示優
先順位が第４位に下がったことを通知する。

【００３４】図４は、上記の最後の第７の段階における
表示画面例を示すものであり、２００１年○○月××日
の欄における第１段目には「情報３」が表示され、第２
段目には「情報４」が表示されている。そして、情報６
については、その題名が左側のアイコンに付されてい
る。

【００３５】個人Ｄの情報５、及び情報・広告サーバ１
が作成した情報１，２は右側の「その他の」アイコンを
クリックすることにより画面に表示させることができ
る。図５は、このクリックにより表示される画面であ
り、上記のように決定された表示優先順位に従って、上
から順に情報５、情報１、情報２が表示されている。

【００３６】また、各PDAには、各情報の表示優先順位
が変更する毎に、その変更した優先順位に対応した位置
に各情報の題名が表示されることになる。例えば、図６
は、上記の第４の段階の終了時点における表示画面例で
あり、２００１年○○月××日の欄における第１段目に
は、その時点での表示優先順位が第１位である「情報
３」が表示され、第２段目には第２位である「情報５」
が表示されている。そして、第３位の情報１について
は、その題名が左側のアイコンに付されており、第４位
の情報２については右側の「その他の」アイコンをクリ
ックすれば表示されるようになっている。

【００３７】次に、図１の情報・広告サーバ１の一般的
な動作を図７のフローチャートに基づき説明する。情報
・広告サーバ１は、まず、インターネット７上のWebサ
ーバ８に対して情報収集を行い、収集した情報に基づき
PDA２，４に表示すべき情報を作成する（ステップ
１）。次いで、情報提供元端末５，６及びその他図示を
省略してある他の端末から広告表示の依頼についての新
規の申込みが有るか否かにつき判別を行い（ステップ
２）、申込みが有る場合には、更に、広告主から広告掲
載料の提示が有ったか否かについての判別を行う（ステ
ップ３）。

【００３８】ステップ３で広告掲載料の提示が有った場
合、表示優先順位決定手段９は、この新規の広告の広告
掲載料と登録済み広告データの広告掲載料との比較に基
づき、これらの広告データをソートしてその表示優先順
位を決定し、更にその新規の広告データを登録する（ス
テップ４）。一方、ステップ３で広告掲載料の提示が無
かった場合、表示優先順位決定手段９は、この新規の広
告データの表示優先順位を広告データ中の中での最下位
として、この新規の広告データの登録を行う（ステップ
５）。但し、ステップ１で情報・広告サーバ１が作成し
た情報の表示優先順位よりも上位にランクするものとす
る。

【００３９】ステップ４又はステップ５で表示優先順位
決定手段９が新規の広告データの表示優先順位を決定
し、その登録を行った後、題名表示個所指定手段１０は
この新規の広告データの題名又はアイコンについて、PD
Aのメニュー画面上における表示個所を指定する（ステ
ップ６）。

【００４０】次いで、表示優先順位通知手段１１は、こ
の新規の広告データの広告主に対して表示優先順位決定
手段９が決定した表示優先順位を通知する（ステップ
７）。表示優先順位通知手段１１は、更に、登録済み広
告データに表示優先順位の変動が有ったか否かを判別し
（ステップ８）、有る場合にはその変動後の表示優先順
位を登録済み広告データの広告主に通知する（ステップ
９）。

【００４１】表示優先順位通知手段１１が登録済み広告
データの広告主に順位を通知した後、あるいは登録済み
広告データの広告主に順位変動がなかった場合、情報・
広告サーバ１は、登録した情報及び広告データをPDA
２，４側へ送信する（ステップ１０）。これにより、例
えば図４に示したように、各情報の題名又はアイコンが
表示優先順位に従って、PDA２，PDA４の画面に表示され
る。なお、ステップ２において、新規の広告申込みが無
い場合には、PDA２，４の画面に表示されるのは、ステ
ップ１で情報・広告サーバ１が作成した情報のみとな
る。

【００４２】この後、表示優先順位決定手段９は、登録
済み広告データの広告主から広告掲載料の再提示がある
か否かを判別しており（ステップ１１）、再提示が有っ
た場合にはステップ４の表示優先順位の決定を再度やり
直す。また、再提示が無ければ、ステップ２に戻って新
規の広告申込みが来るのを待機することになる。

【００４３】上述したように、図１の情報表示携帯端末
システムでは、広告主が提示してきた広告掲載料に基づ
きメニュー画面上における広告データの題名又はアイコ
ンの表示優先順位が決定され、広告主の意思又は広告意
欲が順位の結果として反映されるようになっている。し
たがって、多くの広告主がその表示優先順位の決定結果
に納得すると考えられる。また、広告主は、一旦決定さ
れた表示優先順位の結果に不満が有る場合には、広告掲
載料の再提示を行う機会が与えられているので、より高
い順位を獲得することも可能である。

【００４４】ここで、前述したように、広告主の中には
高い表示優先順位を取得することよりも広告掲載料をで
きるだけ低く抑えることを希望する者もおり、このよう
な広告主の存在を考慮して定額広告データ受付手段１３
が設けられている。すなわち、このような広告主は、広
告掲載料が予め定められた一定額となっている広告申込
みを行うことができる。

【００４５】但し、このような広告主の広告データは、
高い広告掲載料を支払う広告主の広告データと同等に取
り扱うわけにはいかず、必ず「その他の」アイコンのグ
ループに組み入れられることになる。更に、「その他
の」アイコンのグループの中には、広告掲載料が第２段
目に表示される広告データと余り変わらないものが含ま
れていることもあり、これらとも同等に取り扱うわけに
はいかない。したがって、この定額の広告データは、例
えば「定額コーナー」のようなタイトルが付されたアイ
コンのグループに組み入れられ、PDA２，４のユーザ
は、最初のメニュー画面で「その他の」アイコンをクリ
ックして「定額コーナー」のアイコンを含んだ第２のメ
ニュー画面を表示させ、更にこの第２のメニュー画面で
「定額コーナー」のアイコンをクリックして、この定額
の広告データの題名を表示させるようにする。つまり、
定額の広告データについては、ユーザは最低２回のクリ
ック操作をしなければその題名を画面に表示できないこ
とになる。なお、定額の広告データが複数有る場合に、
実際に広告データを見たユーザの数が多いものほどそれ
らの中での優先順位が高くなるように、登録後の状況変
化に応じて順位を調整するようにしてもよい。

【００４６】ところで、情報表示携帯端末の中にはユー
ザの趣味嗜好に応じて画面に表示する情報をある程度取
捨選択したり、表示する順番を変えたりする機能すなわ
ち趣味嗜好フィルタリング（Favorite Filtering）機能
を有するものがある。このようなフィルタリング機能を
有するPDA２，４を用いることにより、画面に表示され
る広告データの題名やアイコンの表示優先順位をユーザ
側である程度調整することが可能である。

【００４７】例えば、Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄの４名が広告主と
なった場合の前述の具体的な説明では、最終的な表示優
先順位は、「情報３、情報４、情報６、情報５、情報
１、情報２」であった。この結果に対して、個人から発
信された情報に強い関心を持つユーザが上記のフィルタ
リング機能をかけたとすると、フィルタリング後の表示
優先順位は、「情報５、情報３、情報４、情報６、情報
１、情報２」となる。あるいは、Ａ社の情報を拒んでい
るユーザであれば、その表示優先順位は、「情報４、情
報６、情報５、情報１、情報２、情報３」となる。

【００４８】また、Ａ社の情報を余り必要としないユー
ザの場合には、その表示優先順位は、「情報４、情報
６、情報３、情報５、情報１、情報２、」となり、Ａ社
の情報を拒んでいるユーザの場合に比べて情報３の順位
が少し下がるだけである。このように、柔軟に優先順位
を下げるためには、何らかのパラメータを用いる必要が
ある。例えば、広告主が提示した広告掲載料により最初
の重み値を与え、この重み値からユーザの趣味嗜好情報
に決まる値を加減することにより、優先順位を柔軟に変
更することができる。

【００４９】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、広告主
が提示してきた広告掲載料に基づきメニュー画面上にお
ける広告データの題名又はアイコンの表示優先順位を決
定し、広告主の意思又は広告意欲が順位の結果として反
映されるようにしているので、多くの広告主がその表示
優先順位の決定結果に納得するシステムを実現すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態に係る情報表示携帯端末シス
テムの概略構成図。

【図２】図１におけるPDA２の外観形状及び表示画面の
具体例を示した説明図。

【図３】図２の表示画面中の特定部分をクリックした場
合に表示される画面についての説明図。

【図４】本発明の実施形態における広告データの表示優
先順位を決定する際の表示画面例を示す説明図。

【図５】本発明の実施形態における広告データの表示優
先順位を決定する際の表示画面例を示す説明図。

【図６】本発明の実施形態における広告データの表示優
先順位を決定する際の表示画面例を示す説明図。

【図７】図１の情報・広告サーバ１の一般的な動作説明
するためのフローチャート。

【符号の説明】

１情報・広告サーバ２ PDA ３ゲートウェイ４ PDA ５情報提供元端末６情報提供元端末７インターネット８ Webサーバ９表示優先順位決定手段１０題名表示個所指定手段１１表示優先順位通知手段１２題名表示色指定手段１３定額広告データ受付手段１４電源ボタン１５決定ボタン１６十字キー

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０６Ｆ 15/00 ３１０Ｇ０６Ｆ 15/00 ３１０Ｒ 17/30 １１０ 17/30 １１０Ｇ１７０１７０ＺＦターム(参考） 5B075 KK07 KK13 KK33 KK38 ND20 ND23 PP03 PP13 PP30 PQ02 PR08 UU40 5B085 BA07 BC01 BE07 CA02 CA04 CA07 5E501 AA04 AB03 AC06 BA03 EA05 EA11 EB05 FA04 FA22 FB28 FB43

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】情報表示携帯端末及び情報提供元端末が通
信網を介して情報・広告サーバに接続されており、情報
・広告サーバは情報提供元端末から送られてくる広告デ
ータを登録し、情報表示携帯端末は情報・広告サーバに
アクセスして登録広告データを自己の画面に表示させる
ことが可能な情報表示携帯端末システムにおいて、前記情報・広告サーバは、広告データを送ってきた前記情報提供元端末が複数ある
場合に、前記各情報提供元端末が提示した広告掲載料に
基づき前記各登録広告データの表示優先順位を決定する
表示優先順位決定手段と、前記表示優先順位決定手段が決定した表示優先順位に基
づき、前記情報表示携帯端末のメニュー画面上における
前記各登録広告データの題名又はアイコンの表示個所を
指定する題名表示個所指定手段と、前記表示優先順位決定手段が決定した表示優先順位を、
広告データを送ってきた前記情報提供元端末に通知する
表示優先順位通知手段と、を備えたことを特徴とする情報表示携帯端末システム。
【請求項２】前記表示優先順位決定手段は、前記広告掲
載料の再提示を行った情報提供元端末が有る場合に、再
度新たな表示優先順位を決定するものである、ことを特徴とする請求項１記載の情報表示携帯端末シス
テム。
【請求項３】前記情報・広告サーバは、前記各広告データの題名又はアイコンの表示色を広告デ
ータの種類に応じて指定する題名表示色指定手段を、備えたことを特徴とする請求項１又は２記載の情報表示
携帯端末システム。
【請求項４】前記情報・広告サーバは、前記情報提供元端末から広告掲載料が定額の広告データ
の申込みを受け付ける定額広告データ受付手段を備えて
おり、前記表示優先順位決定手段は、前記定額広告データ受付
手段が受け付けた広告データについては、所定の基準に
基づき表示優先順位を決定するものである、ことを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の情
報表示携帯端末システム。
【請求項５】前記情報表示携帯端末は、前記表示優先順
位決定手段が決定した表示優先順位、及び前記題名表示
個所指定手段が指定した表示個所を、ユーザが指定して
趣味嗜好に基づき変更する趣味嗜好フィルタ手段を有す
るものである、ことを特徴とする請求項１乃至４のいずれかに記載の情
報表示携帯端末システム。