JP2004341182A - 地図誤り情報取得システムおよび地図誤り情報取得方法 - Google Patents
地図誤り情報取得システムおよび地図誤り情報取得方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】地図情報が誤っていることを連絡する地図誤り情報の収集を促進し、また連絡された地図誤り情報の内容の正確さの調査や確認の工数を削減可能な地図誤り情報取得システムを提供すること。
【解決手段】位置検出装置1に周辺の状況を撮影する画像取得手段4を設け、地図情報に誤りがある場所とその画像データなどの地図誤り情報をセンター装置9に送信する。センター装置9では、地図情報を修正するときに送信された画像データによって地図情報の誤りを確認する。また送信された地図誤り情報に評価値をつけて送信者ごとに評価値を管理して、評価値に応じた特典を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】位置検出装置1に周辺の状況を撮影する画像取得手段4を設け、地図情報に誤りがある場所とその画像データなどの地図誤り情報をセンター装置9に送信する。センター装置9では、地図情報を修正するときに送信された画像データによって地図情報の誤りを確認する。また送信された地図誤り情報に評価値をつけて送信者ごとに評価値を管理して、評価値に応じた特典を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地図情報が実際の状況と異なることを位置検出装置で検出した場合に、その誤った地図情報をセンター装置で収集取得することが可能な地図誤り情報取得システムおよび地図誤り情報取得方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の地図誤り情報取得システムは、現在位置を検出する測位部、地図データベースサイドとの通信を行う送受信部、地図データベースサイドから送信されてきた地図データを記憶する記憶部、ユーザが現在位置の地図データに誤りを発見したときには地図データ修正情報を送受信部から送信するときユーザが操作するスイッチ操作入力部を有する通信ナビゲーション端末と、地図データベース、地図データを通信ナビゲーション端末に配信可能な地図サーバ、通信ナビゲーション端末から受信した地図データ修正情報を保存する修正情報保存メモリを有する地図データベースサイドとを備えていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−213966号公報(第9−10頁、図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の地図誤り情報取得システムでは、地図データ修正情報を生成する際に、地図データの誤りが施設であるのか道路であるのか車線であるのか一方通行であるのかといった具合に、順次、通信ナビゲーション端末から音声で出力される質問に対しユーザが解答しなければならないため、地図データベースサイドへの解答の通知が面倒であり、またわざわざ工数をかけて地図データ修正情報を送信してもユーザに対する見返りなどの利益が少なく、この結果、地図データ修正情報の地図データベースサイドへの収集が促進されにくいという問題があった。
また、上記従来の地図誤り情報取得システムでは、送信されてきた地図データ修正情報を基に地図データベースサイドで地図データを修正する場合に、送信された地図データ修正情報が音声データに限られており、また同じ場所の同じ地図データ修正情報であってもユーザによってその主観や観点、また操作上の動作などが異なることがあるため、地図データを修正する地図データベースサイト側の人が現地に赴いて実際がどうなのかを調査して確認しなければならず、そのための工数が必要となることが多くなるという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、誤っている地図データに関する地図誤り情報を送信したユーザがその送信に応じた利益を得ることができ、かつ地図誤り情報の収集を促進できるようにした地図誤り情報取得システムおよび地図誤り情報取得方法を提供することを第1の目的とする。また、本発明は、入力された地図誤り情報が正確であるか否かの調査や確認の工数をより削減できるようにした地図誤り情報取得システムおよび地図誤り情報取得方法を提供することを第2の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の地図誤り情報取得システムは、移動体に保持される位置検出装置と、地図情報を保持し地図情報の誤りを示す地図誤り情報を収集するセンター装置とを備え、位置検出装置が、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、現在位置を検出する現在位置検出手段と、現在位置周辺の地図情報を表示する表示手段と、現在位置周辺の実際の状況に対して現在位置周辺の地図情報が誤っている場合に少なくとも誤っている地図情報の位置を含む地図誤り情報を生成する地図誤り情報生成手段と、生成された地図誤り情報を出力する地図誤り情報出力手段とを有し、センター装置が、位置検出装置の地図誤り情報出力手段から出力された地図誤り情報が入力される地図誤り情報入力手段と、入力された地図誤り情報に応じて評価値を算出する評価値判定手段と、算出された評価値を位置検出装置ごとに管理する評価値管理手段とを有する構成を有している。
【0006】
この構成により、地図誤りがある場所の位置情報が位置検出装置からセンター装置へ送られ、その送られてきた地図誤り情報に応じた評価値を付して地図誤り情報を送ってきた位置検出装置ごとに評価値を管理するようにしたため、ユーザへ評価値に応じた見返りの利益を与えることなどが可能となり、さらにこれをインセンティブとしてユーザによる地図誤り情報のセンター装置への入力を促進することが可能となる。
【0007】
また、本発明の地図誤り情報取得システムは、評価値が、ユーザの特典を決定するものである構成を有している。
【0008】
この構成により、ユーザから入力された地図誤り情報に応じた評価値をもとにユーザへ特典を与えることが可能となるため、地図誤り情報を送信したユーザに満足を与えることができ、地図誤り情報のセンター装置への地図誤り情報の入力を促進することが可能となる。
【0009】
また、本発明の地図誤り情報取得システムは、センター装置が、評価値判定手段で算出した評価値を位置検出装置へ送信する評価値送信手段を備え、位置検出装置が、センター装置の評価値送信手段から送信された評価値を受信する評価値受信手段と、評価値受信手段で受信した評価値を記憶する評価値記憶手段とを備える構成を有している。
【0010】
この構成により、センター装置側で送られてきた地図誤り情報に応じて付した評価値を地図誤り情報を送ってきた位置検出装置へ送信するようにしたため、ユーザが評価値を容易に知ることができ、これをインセンティブとしてユーザによる地図誤り情報のセンター装置への入力を促進することが可能となる。
【0011】
また、本発明の位置検出装置は、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、現在位置を検出する現在位置検出手段と、現在位置周辺の状況を画像データとして取得する画像取得手段と、現在位置周辺の地図情報と画像データとを比較することにより少なくとも誤っている地図情報の位置と画像データとを含む地図誤り情報を生成する地図誤り情報生成手段と、生成された地図誤り情報を出力する地図誤り情報出力手段とを備えた構成を有している。
【0012】
この構成により、地図誤り情報にその地点周辺の画像データを含めて地図誤り情報のセンター装置へ入力することができるようになるため、地図情報が誤っているとして入力された場所の状況を画像データで確認することが可能となり、センター装置側の人が現地まで赴いて調査して確認するケースが音声での解答による従来技術の場合よりも減少し、調査工数や確認工数の削減が可能となる。
【0013】
また、本発明の位置検出装置は、地図誤り情報生成手段が、地図誤り情報を手動入力可能な手動入力手段を備えた構成を有している。
【0014】
この構成により、ユーザが地図情報に誤りがあることを発見したときに、地図誤りがあった場所の画像と位置情報を位置検出装置に地図誤り情報として入力することができるようになるため、この地図誤り情報を受けたセンター装置側の人間が画像データによって地図情報の誤りの調査や確認の工数を削減することが可能となる。
【0015】
また、本発明の位置検出装置は、地図誤り情報生成手段が、画像データと地図情報とを比較して地図情報の誤りを自動的に検出する誤り自動検出手段を備えた構成を有している。
【0016】
この構成により、位置検出装置が画像データと地図情報とを比較して自動的に地図情報の誤りを判定して地図誤り情報を作成することが可能となる。
【0017】
また、本発明の位置検出装置は、地図誤り情報生成手段が、地図情報が誤っていると検出された区間内において、当該区間内の複数の現在位置からなる軌跡データと動画データとを、または区間内の軌跡データと複数の画像データとを地図誤り情報として生成する構成を有している。
【0018】
この構成により、地図誤り情報が動画と軌跡データもしくは複数の画像データと軌跡データを含むこととなるため、センター装置でより詳しく地図誤り情報を評価することが可能となる。
【0019】
また、本発明の位置検出装置は、地図誤り情報出力手段が、地図誤り情報をセンター装置へ通信によって出力する構成を有している。
【0020】
この構成により、センター装置へより早く地図誤り情報を提供することが可能となる。
【0021】
また、本発明の位置検出装置は、地図誤り情報出力手段が、地図誤り情報を記憶可能であるとともに、位置検出装置から取り外して地図誤り情報を出力することによりセンター装置へ入力可能な記録媒体を有する構成を有している。
【0022】
この構成により、センター装置への地図誤り情報の出力を、通信手段を設けることなく安価に提供することが可能となる。
【0023】
また、本発明のセンター装置は、移動体に保持される位置検出装置から出力された地図誤り情報を入力する地図誤り情報入力手段と、入力された地図誤り情報に応じて評価することにより評価値を算出する評価値判定手段と、算出された評価値を位置検出装置ごとに管理する評価値管理手段とを備えた構成を有している。
【0024】
この構成により、位置検出装置から入力した地図誤り情報を基に各位置検出装置に対しての評価値を算出して管理することが可能となる。
【0025】
また、本発明の地図誤り情報取得方法は、位置検出装置が現在位置を検出し現在位置周辺の実際の状況に対して現在位置周辺の地図情報が誤っている場合に少なくとも誤っている地図情報の位置を含む地図誤り情報を生成した後、地図誤り情報を出力してセンター装置へ入力し、センター装置が位置検出装置から入力された地図誤り情報に応じた評価値を算出し、評価値を位置検出装置ごとに管理する構成を有している。
【0026】
この構成により、地図誤りがある場所の位置情報が位置検出装置からセンター装置へ送られ、その送られてきた地図誤り情報に応じた評価値を付して地図誤り情報を送ってきた位置検出装置ごとに評価値を管理するようにしたため、ユーザへ評価値に応じた見返りの利益を与えることなどが可能となり、さらにこれをインセンティブとしてユーザによる地図誤り情報のセンター装置への入力を促進することが可能となる。
【0027】
また、本発明の地図誤り情報取得方法は、評価値を、地図誤り情報の内容がセンター装置に収集されている状況によって異ならせた値で算出するようにした構成を有している。
【0028】
この構成により、センター装置に収集された地図誤り情報の収集状況に応じて位置検出装置へ付与する評価値を変更することが可能となる。
【0029】
また、本発明の地図誤り情報取得方法は、評価値を、地図誤り情報の内容がセンター装置に最初に入力された地図誤り情報の場合に高く算出するようにした構成を有している。
【0030】
この構成により、センター装置に最初に地図誤り情報を入力した位置検出装置に対して高い評価値を付与することが可能となり、新しい情報を入力したユーザへ高い利益を与えることが可能となる。
【0031】
また、本発明の地図誤り情報取得方法は、評価値を、地図誤り情報の内容がセンター装置に入力された回数が多い程、低い値になるように算出する構成を有している。
【0032】
この構成により、センター装置に地図誤り情報をより早く入力した位置検出装置に対して評価値を高く付与することが可能となり、より新しい情報を入力したユーザほど高い利益を与えることができ、地図誤り情報をより早くセンター装置へ入力するインセンティブを働かせることが可能となる。
【0033】
また、本発明の地図誤り情報取得方法は、評価値管理手段で管理された評価値に応じて、評価値に対応する位置検出装置のユーザに特典が設定される構成を有している。
【0034】
この構成により、センター装置に地図誤り情報を提供した位置検出装置のユーザに利益をもたらすことが可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態の地図誤り情報取得システム100は、移動体に保持され現在位置を把握可能な位置検出装置1と、位置検出装置1から地図誤り情報を取得するセンター装置9とを有している。
位置検出装置1は、地図情報を記憶した地図情報記憶手段2と、現在位置を検出する現在位置検出手段3と、周辺の状況を撮影してその画像を取得する画像取得手段4と、現在位置および現在位置周辺の地図情報を表示する表示手段5と、現在位置および周辺状況の画像から地図情報に誤りがあるか否かを検出して地図情報に誤りがある場合にその誤っている地図情報の位置とその周辺の画像などを地図誤り情報として生成する地図誤り情報生成手段6と、地図誤り情報を記憶する地図誤り情報記憶手段7と、地図誤り情報記憶手段7に記憶された地図誤り情報を出力する地図誤り情報出力手段8とを備えている。
【0036】
一方、センター装置9は、位置検出装置1の地図誤り情報出力手段8から出力された地図誤り情報が入力される地図誤り情報入力手段10と、入力された地図誤り情報の情報内容に応じて評価値を算出する評価値判定手段11と、地図誤り情報を送信してきた各位置検出装置1に当該地図誤り情報を基に評価値判定手段11で算出された評価値を対応させて管理する評価値管理手段12と、地図情報の詳細なデータを記憶している地図データベース記憶手段13と、入力された地図誤り情報や各地点ごとの地図誤り情報の入力回数を収集し記憶する地図誤り情報収集手段14と、地図誤り情報収集手段14に記憶された地図誤り情報を使って地図データベース記憶手段13に記憶された地図情報を修正する地図データベース修正手段15とを備えている。
【0037】
上記各手段を以下、より詳細に説明する。
まず、位置検出装置1から説明する。
地図情報記憶手段2は、道路に関する情報や施設に関する情報などを記憶している。道路に関する情報は、道路を構成する点や線の緯度経度情報、他の道路との交差点接続情報、交差点の名称、道路の幅員や車線数、右左折専用レーン情報、信号機の有無などから構成されている。施設に関する情報は、駐車場の位置、コンビニエンスストアの位置およびその系列種類、ガソリンスタンドの位置およびその系列種類、飲食店の位置およびその系列種類などから構成されている。この地図情報記憶手段2は、たとえば、DVDやCDといった光ディスク、ハードディスク、半導体メモリなどの記憶媒体で構成する。なお、地図情報は、予め地図情報記憶手段2に記憶させておいてもよいし、通信を使ってセンター装置から受信した最新の地図情報を適宜記憶させるようにしてもよい。
【0038】
現在位置検出手段3は、現在位置を検出するものであり、例えばGPS衛星の信号から算出した位置、車速センサ、ジャイロセンサを使って算出した自立位置、および携帯電話やPHS基地局から得た位置などや、あるいはこれらの組み合わせを使って得た現在位置を求めるものである。
【0039】
画像取得手段4は、現在位置検出手段3で得た現在位置周辺の状況を画像データとして収集するものであり、カメラなどで構成され、例えば車両にあっては、車両前方や車両側方の画像を収集する場合、車体の前方部位や側方部位にそれぞれ設置したCCDカメラで構成する。また、画像取得手段4は、広角レンズを使って出来るだけ広い範囲の周辺状況を収集するようにする。また画像取得にあっては、一定時間間隔の連続画像(または動画)を収集するようにしたり、任意の場所で画像を収集するようにしたりする。
【0040】
表示手段5は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどで構成され、現在位置検出手段3で検出された現在位置に基づいて、現在位置周辺の地図情報を地図情報記憶手段2から読み出し、この地図情報と現在位置とを表示するものである。
【0041】
地図誤り情報生成手段6は、現在位置検出手段3で検出された現在位置に基づいて、現在位置周辺の地図情報を地図情報記憶手段2から読み出し、この地図情報と画像取得手段4で取得した画像データとを比較して地図情報に誤りがあるか否かを判定する誤り自動検出手段を有し、地図情報に誤りがあれば、当該場所の画像データと、そのときの現在位置と、さらにどの内容に誤りがあると判定されたかの判定結果とを合わせて地図誤り情報として生成する。
【0042】
なお、上記地図情報の誤りを検出するに際しては、道路の有無、交差点の名称、道幅や車線数の違い、右左折専用レーンの始まり位置、信号機の有無、トンネルの位置、立体交差の上下などの道路に関する誤り、また駐車場、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、飲食店の有無およびその位置や系列種類、線路の踏み切りや鉄橋の位置、歩道橋の位置などの施設に関する誤りなどを検出する。また、地図情報に誤りがあるとされた場所は、現在位置検出手段3で検出された現在位置、または誤りがあるとされた地図上での位置のいずれでもよく、両者とも本発明の「誤っている地図情報の位置」を構成する。
【0043】
地図誤り情報記憶手段7は、地図誤り情報生成手段6で生成された地図誤り情報を、送信してきた位置検出装置1ごとに記憶する。なお、すでに同じ場所、同じ内容の地図誤り情報を記憶している場合は、新しい地図誤り情報を記憶せずその前に記憶された地図誤り情報をそのままに記憶しておくか、または最新の地図誤り情報をすでに記憶していた地図誤り情報に代えて記憶するかのいずれかを行う。
【0044】
地図誤り情報出力手段8は、地図情報を修正するセンター装置9へ地図誤り情報記憶手段7に記憶された地図誤り情報を提供する手段である。なお、上記地図誤り情報を提供するのに通信を用いる場合は、携帯電話やPHSや無線LANなどの無線通信手段またはそれら手段を接続する接続手段を用いる。また、地図誤り情報を提供するのに記録媒体を用いる場合は、SDカードやスマートメディアやマルチメディアカードなどの可搬性に優れた半導体メモリや、CD−RやDVD−RAMなどの記録媒体にデータを記憶させるメディア記録手段を用いる。
【0045】
次に、センター装置9につき説明する。
地図誤り情報入力手段10は、各位置検出装置1の地図誤り情報出力手段8から出力された、地図の誤りがある場所の画像データや位置情報などを含めた地図誤り情報を入力する手段である。この地図誤り情報の入力を通信によって行う場合は、携帯電話やPHSや無線LANなどの無線通信手段またはそれら手段を接続する接続手段を用いる。また、地図誤り情報の入力を記録媒体によって行う場合は、SDカードやスマートメディアやマルチメディアカードなどの可搬性に優れた半導体メモリや、CD−RやDVD−RAMなどの記録媒体から地図誤り情報を読み込むメディア読み込み手段を用いる。
【0046】
評価値判定手段11は、地図誤り情報入力手段10で入力した地図誤り情報に基づき、地図誤り情報を送信したユーザにその送信の見返りを与えるための評価値を算出する手段である。評価値の算出は、例えば、送られてきた地図誤り情報と地図データベース記憶手段13に記憶されている地図情報とを比較して、地図情報が確かに誤っている場合には基本評価値として5点とする。さらに、地図誤り情報収集手段14に対し同じ場所の同じ内容の地図誤り情報がすでに他の位置検出装置1から入力された場合をも含め何回入力されているかの累積入力回数を調べて、記憶されている累積入力回数が少ないほど評価値を高く配点する。
【0047】
すなわち、例えば地図誤り情報収集手段14に記憶されていない累積入力回数が0で初めての地図誤り情報の場合は30点、累積入力回数が1回の場合は15点、累積入力回数が2回の場合は8点、・・・などとして到着評価値を配点する。そして、これらの基本評価値と到着評価値とを合計して、地図誤り情報を入力した各位置検出装置ごとの評価値とする。また評価値判定手段11は、地図誤り情報収集手段14に入力した地図誤り情報の記憶やその累積入力回数の変更をも行うようにしている。
【0048】
評価値管理手段12は、評価値判定手段11で得た評価値を位置検出装置1ごとに記憶して管理している。すなわち、位置検出装置1から入力される地図誤り情報について、評価値判定手段11で算出した評価値を入力してきた位置検出装置1の評価値に加算して、例えば月毎の月間評価値や年毎の年間評価値を管理する。この評価値の管理としては、例えば月毎にその月の月間評価値が上位の位置検出装置1を使用しているユーザ名をインターネット上でランキングとして発表したり、年間評価値によって新しい地図情報をユーザが記録メディアや通信で購入するときにキャッシュバックとして値引きする時などの特典に用いることができる。このように評価値は、ユーザに地図誤り情報を発信するためのインセンティブを与えることができ、地図誤り情報の収集を促進させる道具として利用することが可能となる。
【0049】
地図データベース記憶手段13は、地図情報記憶手段2に記憶された地図情報と同様の地図情報を記憶しており、ハードディスクなどの大規模な容量の書き換え可能媒体で構成されている。地図データベース記憶手段13は、評価値判定手段11が入力した地図誤り情報について地図情報が誤っているかどうかを判定するときに、地図誤り情報に含まれている位置情報からその近辺の地図情報を評価値判定手段11に送る。また、地図データベース修正手段15が地図情報を修正するときに、記憶している地図情報を送り、地図データベース修正手段15で修正された地図情報を受け取って記憶する。また、地図データベース記憶手段13は、位置検出装置1の地図情報記憶手段2が通信を使って地図情報を要求してきたときには、要求された場所の最新の地図情報を要求してきた位置検出装置1に対して送信する。
【0050】
地図誤り情報収集手段14は、センター装置9が今までに入力した地図誤り情報と各地図誤り情報が入力された累積入力回数などを記憶している、ハードディスクやS−RAMなどの記憶媒体で構成してある。評価値判定手段11から、初めての場所や初めての内容についての地図誤り情報がきた場合、その地図誤り情報を記憶するとともに、累積入力回数を1とする。また評価値判定手段11から、すでに記憶されている地図誤り情報がきた場合は、累積入力回数を1回多くする。なお、このときすでに記憶されている地図誤り情報の替わりに新しい地図誤り情報を記憶してもよいし、新しい地図誤り情報を追加して記憶してもよいし、すでに記憶されている地図誤り情報と新しい地図誤り情報を比較してどちらかを選択して記憶するようにしてもよい。
【0051】
地図データベース修正手段15は、地図誤り情報収集手段14に記憶された地図誤り情報を使って、地図データベース記憶手段13に記憶された地図情報を修正する。この修正は、例えば地図誤り情報の中の位置情報からその周辺の地図情報を読み出し、この地図情報と地図誤り情報の中の画像データとから地図誤り情報生成手段6で行った検出方法と同様にして地図情報の誤り部分を検出する。そして、例えば新しい道路が画像データに存在し、地図情報内の道路情報には無い場合は、画像から新しい道路の位置、道幅、車線数、形状などを判断して道路情報に新しい道路の情報を追加する。そして、修正された道路情報を地図データベース記憶手段13に記憶させる。
【0052】
次に、上記実施の形態の位置検出装置1の動作を、図2のフローチャートに基づき説明する。
現在位置検出手段3は、位置検出装置1が組み込まれた移動体の現在の位置を検出する(S201)。表示手段5は、現在位置からその周辺の地図情報を地図情報記憶手段2から読み出し(S202)、地図情報と現在位置とを表示する(S203)。
画像取得手段4は位置検出装置1が組み込まれた移動体の周辺の状況を画像データとして収集する(S204)。
【0053】
地図誤り情報生成手段6は、現在位置周辺の地図情報を地図情報記憶手段2から読み出し、読み出した地図情報と画像データとの比較を行い(S205)、地図情報に誤りがありそうな部分を検出して地図情報に誤りがあったか否かを判定する(S206)。この判定の結果、地図情報に誤りがない場合は最初に戻る。これに対し、地図情報に誤りがあった場合は、地図誤り情報生成手段6で地図誤り情報を生成し、地図誤り情報記憶手段7へ入力する。
【0054】
地図誤り情報記憶手段7は、この地図誤り情報が初めて記憶する地図誤り情報か否かを判断する(S207)。すでに同じ場所の同じ誤り内容の地図誤り情報が記憶されていた場合は、最初に戻る。一方、まだ同じ場所の同じ誤り内容の地図誤り情報が記憶されていない場合は、地図誤り情報を記憶する(S208)。そして地図誤り情報出力手段8は、地図誤り情報を例えばセンター装置9へ通信によって出力する(S209)。そして、最初に戻る。
【0055】
続いて、位置検出装置1の地図誤り情報生成手段6での地図誤りの検出動作を、図3のフローチャートに基づき説明する。
読み出した地図情報と画像データとの比較(S205、図2の同ステップに対応)は、画像取得手段4が収集した画像データから道路に関する部分を画像処理によって抽出する(S301)。また現在位置検出手段3が検出した現在位置と、地図情報記憶手段2から読み出した現在位置周辺の地図情報とから、画像データに該当する部分の地図情報の道路部分を抽出する(S302)。そして、地図情報の道路と、画像データから抽出した道路とを比較して、地図情報に道路が記録されていない、または地図情報にある道路が画像データに無いなどの、地図情報と画像データとの間に道路の違いがあるかないかを判定する(S303)。もし道路の違いがあった場合は、誤り内容として画像データの道路を記憶する(S304)。
【0056】
道路の違いが無かったとき、または誤り内容に道路を記憶した後、画像取得手段4が収集した画像データから施設に関する部分を画像処理によって抽出する(S305)。そして、現在位置検出手段3が検出した現在位置と、地図情報記憶手段2から読み出した現在位置周辺の地図情報から、画像データに該当する部分の地図情報の施設を抽出する(S306)。そして、地図情報の施設と、画像データから抽出した施設を比較して、地図情報に施設が記録されていない、または地図情報に記憶されている施設の名称が異なるなどの施設の違いを判定する(S307)。もし施設の違いがあった場合は、誤り内容として施設を記憶する(S308)。施設の違いが無かったときまたは誤り内容に施設を記憶した後、画像と地図情報を比較する処理(S205)を終了する。
なお、道路や施設の有無の違いを記載しているが、例えば道幅の違いや信号機、トンネルの有無なども判定するようにしてもよい。
【0057】
図4は車両に位置検出装置1を設置した際の画像データや表示手段5に表示されている地図情報のイメージ図である。
図4(a)において、車両400には、画像取得手段4として、前方の画像を取る前方カメラ401と、左側の画像を取る左方カメラ402と、右側の画像を取る右方カメラ403が設けてある。
【0058】
図4(b)は前方カメラ401から取った画像データのイメージ図である。車両が走行している道路404と、その前方に交差点405があり、交差点405には信号機406が設置されている。また交差点405の左手前には店Aの看板407がある。
【0059】
図4(c)は左方カメラ402から取った画像データのイメージ図である。車両が走行している道路404が同図中下方にあり、その先には道路408が延びている。
【0060】
図4(d)は右方カメラ403から取った画像データのイメージ図である。車両が走行している道路404の対向車線409が同図中下方にあり、その先には建物410が建っている。
【0061】
図4(e)は位置検出装置1の表示手段5に表示された現在位置411とその周辺の地図情報である。この表示において、車両が走行している道路404およびその先の交差点405が表示され、交差点405の左手前には店Bの看板にマーク412が表示されている。
【0062】
ここで図4(b)の前方カメラ401の画像データと地図情報から、交差点405において、画像データには信号機406があるが、地図情報には信号機が無い。また交差点405の左手前には画像データには店Aの看板407があるが、地図情報では店Bのマーク412が記憶されており、地図情報の店情報が違っている。また図4(c)の左方カメラ402の画像データと地図情報から、現在位置411において画像データには走行道路404から左側に道路408が存在するが、地図情報には道路が存在しない。
このようにして、画像データと地図情報との情報の比較を行って、地図情報の誤りを検出する。
【0063】
次に、上記実施の形態のセンター装置9の動作を図5のフローチャートに基づき説明する。
地図誤り情報入力手段10は、通信や記録媒体によって位置検出装置1で発見した地図誤り情報を入力する(S501)。そして評価値判定手段11は、入力した地図誤り情報に含まれている現在位置情報を基に、地図データベース記憶手段13から現在位置近辺の地図情報を読み込む(S502)。この読み込んだ地図情報と入力した地図誤り情報から、地図情報に誤りがあるか否かを判定する(S503)。位置検出装置での誤認や地図情報の修正などによって、最新の地図情報に誤りが無い場合は最初に戻り、次の地図誤り情報を入力する。
【0064】
地図情報に誤りがあった場合、評価値判定手段11は、地図誤り情報収集手段14に記憶された地図誤り情報から、入力した地図誤り情報と同一の内容の地図誤り情報がセンター装置9へ今までに入力された回数を調査する(S504)。調査した入力回数から今回入力した地図誤り情報の評価値を算出し(S505)、入力した地図誤り情報の提供者(送信してきた位置検出装置1)に対応した評価値へ、算出した評価値を加算する(S506)。また入力した地図誤り情報を地図誤り情報収集手段14に入力回数の加算および地図誤り情報の記憶を行う(S507)。
【0065】
次に地図誤り情報収集手段14は、同一の内容の地図誤り情報が記憶されている数を調査し、同一内容の地図誤り情報が一定数を超えているか否かを判断する(S508)。一定数を超えていなければ、最初に戻る。一定数を超えていれば、その地図誤り情報を地図データベース修正手段15に渡す。地図データベース修正手段15は、渡された地図誤り情報に基づいて、その現在位置付近の地図情報を地図データベース記憶手段13から読み出すとともに、地図誤り情報に基づいて地図情報を修正し、修正した地図情報を地図データベース記憶手段13に記憶させ(S509)、最初に戻る。
【0066】
以上のように、本発明の実施の形態の地図誤り情報取得システム100は、ユーザから入力された地図誤り情報をセンター装置9で評価して評価値を算出する評価値判定手段11を設けているので、地図誤り情報を送信したユーザが評価値によってキャッシュバックなどの特典サービスを受けることができる。
さらに位置検出装置1に周辺の状況を撮影する画像取得手段4と、現在位置および周辺状況の画像から地図情報に誤りがあるか否かを検出する地図誤り情報生成手段6と、地図誤りがある場所の画像などを出力する地図誤り情報出力手段8とを有しているので、地図情報の誤りを自動で判断できるとともに、センター装置9でも画像データにより地図誤り情報の確認を行うことができ、確認などの工数を削減することができる。
【0067】
なお、本発明の位置検出装置1では、上記実施の形態に代え、以下のような修正や変更を加えてもよい。すなわち、地図誤り情報生成手段6で自動的に地図誤りを検出して判定していたが、ユーザが地図誤りのある場所を見つけて誤り内容とともに手動で入力する手動入力手段を設けるようにしてもよい。
これによって、画像データだけでは判別しにくい地図誤り情報を得ることができる。
また地図誤り情報に含まれる画像データを動画データ、現在位置を現在位置が連続した走行軌跡データとして、地図に誤りがあると判定されている区間を動画データおよび軌跡データとして地図誤り情報を構成してもよい。
これによって、地図誤りがある区間全体の周辺の状況がよりわかり易く、センター装置での地図情報の修正を行いやすくすることができる。
【0068】
また地図情報記憶手段2は通信によって常に最新の地図情報を受信するようにしておき、地図情報を送信するセンター側では地図誤り情報を即座に地図情報に反映して修正するようにしておく。
これによって、地図情報に無い道を走行したときなどに、ユーザが通過した後にすぐに地図情報に反映されていくため、表示手段5で確認することができ、ユーザが未知の場所を開拓していく楽しみを持つことができる。
【0069】
また上記実施の形態ではセンター装置9に評価値を管理する評価値管理手段12を備えた場合について説明したが、本発明は、センター装置9が評価値判定手段11で算出した評価値を通信によって位置検出装置1に送信する評価値送信手段を設け、位置検出装置1に評価値を受信する評価値受信手段と評価値を管理する評価値記憶手段を設けて、位置検出装置1内で受信した評価値を管理するようにしてもよい。この場合も上記同様の効果が得られるとともに、ユーザ側が速やかに自身の評価値を知ることができよりインセンティブを強化することが可能となる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、センター装置にユーザが入力した地図誤り情報に対して評価値を算出する評価値判定手段を設けて評価値での管理を行うことにより、地図誤り情報を送信したユーザが特典などの利益を得ることにより地図誤り情報の収集を促進することが可能な地図誤り情報取得システムおよび地図誤り情報取得方法を提供することができる。
また、位置検出装置に周辺の状況を撮影する画像取得手段を設け、地図情報に誤りがある場所の画像などをセンター装置に送信することにより、センター装置側の人が現地まで赴いて入力された地図誤り情報が正確であるか否かの調査や確認の工数を削減することが可能な地図誤り情報取得システムおよび地図誤り情報取得方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の地図誤り情報取得システムの構成を示すブロック図
【図2】位置検出装置の動作を示すフローチャート
【図3】位置検出装置の地図誤り情報生成手段の動作を示すフローチャート
【図4】位置検出装置の画像データの例を示す図
【図5】センター装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 位置検出装置
2 地図情報記憶手段
3 現在位置検出手段
4 画像取得手段
5 表示手段
6 地図誤り情報生成手段
7 地図誤り情報記憶手段
8 地図誤り情報出力手段
9 センター装置
10 地図誤り情報入力手段
11 評価値判定手段
12 評価値管理手段
13 地図データベース記憶手段
14 地図誤り情報収集手段
15 地図データベース修正手段
100 地図誤り情報取得システム
【発明の属する技術分野】
本発明は、地図情報が実際の状況と異なることを位置検出装置で検出した場合に、その誤った地図情報をセンター装置で収集取得することが可能な地図誤り情報取得システムおよび地図誤り情報取得方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の地図誤り情報取得システムは、現在位置を検出する測位部、地図データベースサイドとの通信を行う送受信部、地図データベースサイドから送信されてきた地図データを記憶する記憶部、ユーザが現在位置の地図データに誤りを発見したときには地図データ修正情報を送受信部から送信するときユーザが操作するスイッチ操作入力部を有する通信ナビゲーション端末と、地図データベース、地図データを通信ナビゲーション端末に配信可能な地図サーバ、通信ナビゲーション端末から受信した地図データ修正情報を保存する修正情報保存メモリを有する地図データベースサイドとを備えていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−213966号公報(第9−10頁、図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の地図誤り情報取得システムでは、地図データ修正情報を生成する際に、地図データの誤りが施設であるのか道路であるのか車線であるのか一方通行であるのかといった具合に、順次、通信ナビゲーション端末から音声で出力される質問に対しユーザが解答しなければならないため、地図データベースサイドへの解答の通知が面倒であり、またわざわざ工数をかけて地図データ修正情報を送信してもユーザに対する見返りなどの利益が少なく、この結果、地図データ修正情報の地図データベースサイドへの収集が促進されにくいという問題があった。
また、上記従来の地図誤り情報取得システムでは、送信されてきた地図データ修正情報を基に地図データベースサイドで地図データを修正する場合に、送信された地図データ修正情報が音声データに限られており、また同じ場所の同じ地図データ修正情報であってもユーザによってその主観や観点、また操作上の動作などが異なることがあるため、地図データを修正する地図データベースサイト側の人が現地に赴いて実際がどうなのかを調査して確認しなければならず、そのための工数が必要となることが多くなるという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、誤っている地図データに関する地図誤り情報を送信したユーザがその送信に応じた利益を得ることができ、かつ地図誤り情報の収集を促進できるようにした地図誤り情報取得システムおよび地図誤り情報取得方法を提供することを第1の目的とする。また、本発明は、入力された地図誤り情報が正確であるか否かの調査や確認の工数をより削減できるようにした地図誤り情報取得システムおよび地図誤り情報取得方法を提供することを第2の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の地図誤り情報取得システムは、移動体に保持される位置検出装置と、地図情報を保持し地図情報の誤りを示す地図誤り情報を収集するセンター装置とを備え、位置検出装置が、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、現在位置を検出する現在位置検出手段と、現在位置周辺の地図情報を表示する表示手段と、現在位置周辺の実際の状況に対して現在位置周辺の地図情報が誤っている場合に少なくとも誤っている地図情報の位置を含む地図誤り情報を生成する地図誤り情報生成手段と、生成された地図誤り情報を出力する地図誤り情報出力手段とを有し、センター装置が、位置検出装置の地図誤り情報出力手段から出力された地図誤り情報が入力される地図誤り情報入力手段と、入力された地図誤り情報に応じて評価値を算出する評価値判定手段と、算出された評価値を位置検出装置ごとに管理する評価値管理手段とを有する構成を有している。
【0006】
この構成により、地図誤りがある場所の位置情報が位置検出装置からセンター装置へ送られ、その送られてきた地図誤り情報に応じた評価値を付して地図誤り情報を送ってきた位置検出装置ごとに評価値を管理するようにしたため、ユーザへ評価値に応じた見返りの利益を与えることなどが可能となり、さらにこれをインセンティブとしてユーザによる地図誤り情報のセンター装置への入力を促進することが可能となる。
【0007】
また、本発明の地図誤り情報取得システムは、評価値が、ユーザの特典を決定するものである構成を有している。
【0008】
この構成により、ユーザから入力された地図誤り情報に応じた評価値をもとにユーザへ特典を与えることが可能となるため、地図誤り情報を送信したユーザに満足を与えることができ、地図誤り情報のセンター装置への地図誤り情報の入力を促進することが可能となる。
【0009】
また、本発明の地図誤り情報取得システムは、センター装置が、評価値判定手段で算出した評価値を位置検出装置へ送信する評価値送信手段を備え、位置検出装置が、センター装置の評価値送信手段から送信された評価値を受信する評価値受信手段と、評価値受信手段で受信した評価値を記憶する評価値記憶手段とを備える構成を有している。
【0010】
この構成により、センター装置側で送られてきた地図誤り情報に応じて付した評価値を地図誤り情報を送ってきた位置検出装置へ送信するようにしたため、ユーザが評価値を容易に知ることができ、これをインセンティブとしてユーザによる地図誤り情報のセンター装置への入力を促進することが可能となる。
【0011】
また、本発明の位置検出装置は、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、現在位置を検出する現在位置検出手段と、現在位置周辺の状況を画像データとして取得する画像取得手段と、現在位置周辺の地図情報と画像データとを比較することにより少なくとも誤っている地図情報の位置と画像データとを含む地図誤り情報を生成する地図誤り情報生成手段と、生成された地図誤り情報を出力する地図誤り情報出力手段とを備えた構成を有している。
【0012】
この構成により、地図誤り情報にその地点周辺の画像データを含めて地図誤り情報のセンター装置へ入力することができるようになるため、地図情報が誤っているとして入力された場所の状況を画像データで確認することが可能となり、センター装置側の人が現地まで赴いて調査して確認するケースが音声での解答による従来技術の場合よりも減少し、調査工数や確認工数の削減が可能となる。
【0013】
また、本発明の位置検出装置は、地図誤り情報生成手段が、地図誤り情報を手動入力可能な手動入力手段を備えた構成を有している。
【0014】
この構成により、ユーザが地図情報に誤りがあることを発見したときに、地図誤りがあった場所の画像と位置情報を位置検出装置に地図誤り情報として入力することができるようになるため、この地図誤り情報を受けたセンター装置側の人間が画像データによって地図情報の誤りの調査や確認の工数を削減することが可能となる。
【0015】
また、本発明の位置検出装置は、地図誤り情報生成手段が、画像データと地図情報とを比較して地図情報の誤りを自動的に検出する誤り自動検出手段を備えた構成を有している。
【0016】
この構成により、位置検出装置が画像データと地図情報とを比較して自動的に地図情報の誤りを判定して地図誤り情報を作成することが可能となる。
【0017】
また、本発明の位置検出装置は、地図誤り情報生成手段が、地図情報が誤っていると検出された区間内において、当該区間内の複数の現在位置からなる軌跡データと動画データとを、または区間内の軌跡データと複数の画像データとを地図誤り情報として生成する構成を有している。
【0018】
この構成により、地図誤り情報が動画と軌跡データもしくは複数の画像データと軌跡データを含むこととなるため、センター装置でより詳しく地図誤り情報を評価することが可能となる。
【0019】
また、本発明の位置検出装置は、地図誤り情報出力手段が、地図誤り情報をセンター装置へ通信によって出力する構成を有している。
【0020】
この構成により、センター装置へより早く地図誤り情報を提供することが可能となる。
【0021】
また、本発明の位置検出装置は、地図誤り情報出力手段が、地図誤り情報を記憶可能であるとともに、位置検出装置から取り外して地図誤り情報を出力することによりセンター装置へ入力可能な記録媒体を有する構成を有している。
【0022】
この構成により、センター装置への地図誤り情報の出力を、通信手段を設けることなく安価に提供することが可能となる。
【0023】
また、本発明のセンター装置は、移動体に保持される位置検出装置から出力された地図誤り情報を入力する地図誤り情報入力手段と、入力された地図誤り情報に応じて評価することにより評価値を算出する評価値判定手段と、算出された評価値を位置検出装置ごとに管理する評価値管理手段とを備えた構成を有している。
【0024】
この構成により、位置検出装置から入力した地図誤り情報を基に各位置検出装置に対しての評価値を算出して管理することが可能となる。
【0025】
また、本発明の地図誤り情報取得方法は、位置検出装置が現在位置を検出し現在位置周辺の実際の状況に対して現在位置周辺の地図情報が誤っている場合に少なくとも誤っている地図情報の位置を含む地図誤り情報を生成した後、地図誤り情報を出力してセンター装置へ入力し、センター装置が位置検出装置から入力された地図誤り情報に応じた評価値を算出し、評価値を位置検出装置ごとに管理する構成を有している。
【0026】
この構成により、地図誤りがある場所の位置情報が位置検出装置からセンター装置へ送られ、その送られてきた地図誤り情報に応じた評価値を付して地図誤り情報を送ってきた位置検出装置ごとに評価値を管理するようにしたため、ユーザへ評価値に応じた見返りの利益を与えることなどが可能となり、さらにこれをインセンティブとしてユーザによる地図誤り情報のセンター装置への入力を促進することが可能となる。
【0027】
また、本発明の地図誤り情報取得方法は、評価値を、地図誤り情報の内容がセンター装置に収集されている状況によって異ならせた値で算出するようにした構成を有している。
【0028】
この構成により、センター装置に収集された地図誤り情報の収集状況に応じて位置検出装置へ付与する評価値を変更することが可能となる。
【0029】
また、本発明の地図誤り情報取得方法は、評価値を、地図誤り情報の内容がセンター装置に最初に入力された地図誤り情報の場合に高く算出するようにした構成を有している。
【0030】
この構成により、センター装置に最初に地図誤り情報を入力した位置検出装置に対して高い評価値を付与することが可能となり、新しい情報を入力したユーザへ高い利益を与えることが可能となる。
【0031】
また、本発明の地図誤り情報取得方法は、評価値を、地図誤り情報の内容がセンター装置に入力された回数が多い程、低い値になるように算出する構成を有している。
【0032】
この構成により、センター装置に地図誤り情報をより早く入力した位置検出装置に対して評価値を高く付与することが可能となり、より新しい情報を入力したユーザほど高い利益を与えることができ、地図誤り情報をより早くセンター装置へ入力するインセンティブを働かせることが可能となる。
【0033】
また、本発明の地図誤り情報取得方法は、評価値管理手段で管理された評価値に応じて、評価値に対応する位置検出装置のユーザに特典が設定される構成を有している。
【0034】
この構成により、センター装置に地図誤り情報を提供した位置検出装置のユーザに利益をもたらすことが可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態の地図誤り情報取得システム100は、移動体に保持され現在位置を把握可能な位置検出装置1と、位置検出装置1から地図誤り情報を取得するセンター装置9とを有している。
位置検出装置1は、地図情報を記憶した地図情報記憶手段2と、現在位置を検出する現在位置検出手段3と、周辺の状況を撮影してその画像を取得する画像取得手段4と、現在位置および現在位置周辺の地図情報を表示する表示手段5と、現在位置および周辺状況の画像から地図情報に誤りがあるか否かを検出して地図情報に誤りがある場合にその誤っている地図情報の位置とその周辺の画像などを地図誤り情報として生成する地図誤り情報生成手段6と、地図誤り情報を記憶する地図誤り情報記憶手段7と、地図誤り情報記憶手段7に記憶された地図誤り情報を出力する地図誤り情報出力手段8とを備えている。
【0036】
一方、センター装置9は、位置検出装置1の地図誤り情報出力手段8から出力された地図誤り情報が入力される地図誤り情報入力手段10と、入力された地図誤り情報の情報内容に応じて評価値を算出する評価値判定手段11と、地図誤り情報を送信してきた各位置検出装置1に当該地図誤り情報を基に評価値判定手段11で算出された評価値を対応させて管理する評価値管理手段12と、地図情報の詳細なデータを記憶している地図データベース記憶手段13と、入力された地図誤り情報や各地点ごとの地図誤り情報の入力回数を収集し記憶する地図誤り情報収集手段14と、地図誤り情報収集手段14に記憶された地図誤り情報を使って地図データベース記憶手段13に記憶された地図情報を修正する地図データベース修正手段15とを備えている。
【0037】
上記各手段を以下、より詳細に説明する。
まず、位置検出装置1から説明する。
地図情報記憶手段2は、道路に関する情報や施設に関する情報などを記憶している。道路に関する情報は、道路を構成する点や線の緯度経度情報、他の道路との交差点接続情報、交差点の名称、道路の幅員や車線数、右左折専用レーン情報、信号機の有無などから構成されている。施設に関する情報は、駐車場の位置、コンビニエンスストアの位置およびその系列種類、ガソリンスタンドの位置およびその系列種類、飲食店の位置およびその系列種類などから構成されている。この地図情報記憶手段2は、たとえば、DVDやCDといった光ディスク、ハードディスク、半導体メモリなどの記憶媒体で構成する。なお、地図情報は、予め地図情報記憶手段2に記憶させておいてもよいし、通信を使ってセンター装置から受信した最新の地図情報を適宜記憶させるようにしてもよい。
【0038】
現在位置検出手段3は、現在位置を検出するものであり、例えばGPS衛星の信号から算出した位置、車速センサ、ジャイロセンサを使って算出した自立位置、および携帯電話やPHS基地局から得た位置などや、あるいはこれらの組み合わせを使って得た現在位置を求めるものである。
【0039】
画像取得手段4は、現在位置検出手段3で得た現在位置周辺の状況を画像データとして収集するものであり、カメラなどで構成され、例えば車両にあっては、車両前方や車両側方の画像を収集する場合、車体の前方部位や側方部位にそれぞれ設置したCCDカメラで構成する。また、画像取得手段4は、広角レンズを使って出来るだけ広い範囲の周辺状況を収集するようにする。また画像取得にあっては、一定時間間隔の連続画像(または動画)を収集するようにしたり、任意の場所で画像を収集するようにしたりする。
【0040】
表示手段5は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどで構成され、現在位置検出手段3で検出された現在位置に基づいて、現在位置周辺の地図情報を地図情報記憶手段2から読み出し、この地図情報と現在位置とを表示するものである。
【0041】
地図誤り情報生成手段6は、現在位置検出手段3で検出された現在位置に基づいて、現在位置周辺の地図情報を地図情報記憶手段2から読み出し、この地図情報と画像取得手段4で取得した画像データとを比較して地図情報に誤りがあるか否かを判定する誤り自動検出手段を有し、地図情報に誤りがあれば、当該場所の画像データと、そのときの現在位置と、さらにどの内容に誤りがあると判定されたかの判定結果とを合わせて地図誤り情報として生成する。
【0042】
なお、上記地図情報の誤りを検出するに際しては、道路の有無、交差点の名称、道幅や車線数の違い、右左折専用レーンの始まり位置、信号機の有無、トンネルの位置、立体交差の上下などの道路に関する誤り、また駐車場、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、飲食店の有無およびその位置や系列種類、線路の踏み切りや鉄橋の位置、歩道橋の位置などの施設に関する誤りなどを検出する。また、地図情報に誤りがあるとされた場所は、現在位置検出手段3で検出された現在位置、または誤りがあるとされた地図上での位置のいずれでもよく、両者とも本発明の「誤っている地図情報の位置」を構成する。
【0043】
地図誤り情報記憶手段7は、地図誤り情報生成手段6で生成された地図誤り情報を、送信してきた位置検出装置1ごとに記憶する。なお、すでに同じ場所、同じ内容の地図誤り情報を記憶している場合は、新しい地図誤り情報を記憶せずその前に記憶された地図誤り情報をそのままに記憶しておくか、または最新の地図誤り情報をすでに記憶していた地図誤り情報に代えて記憶するかのいずれかを行う。
【0044】
地図誤り情報出力手段8は、地図情報を修正するセンター装置9へ地図誤り情報記憶手段7に記憶された地図誤り情報を提供する手段である。なお、上記地図誤り情報を提供するのに通信を用いる場合は、携帯電話やPHSや無線LANなどの無線通信手段またはそれら手段を接続する接続手段を用いる。また、地図誤り情報を提供するのに記録媒体を用いる場合は、SDカードやスマートメディアやマルチメディアカードなどの可搬性に優れた半導体メモリや、CD−RやDVD−RAMなどの記録媒体にデータを記憶させるメディア記録手段を用いる。
【0045】
次に、センター装置9につき説明する。
地図誤り情報入力手段10は、各位置検出装置1の地図誤り情報出力手段8から出力された、地図の誤りがある場所の画像データや位置情報などを含めた地図誤り情報を入力する手段である。この地図誤り情報の入力を通信によって行う場合は、携帯電話やPHSや無線LANなどの無線通信手段またはそれら手段を接続する接続手段を用いる。また、地図誤り情報の入力を記録媒体によって行う場合は、SDカードやスマートメディアやマルチメディアカードなどの可搬性に優れた半導体メモリや、CD−RやDVD−RAMなどの記録媒体から地図誤り情報を読み込むメディア読み込み手段を用いる。
【0046】
評価値判定手段11は、地図誤り情報入力手段10で入力した地図誤り情報に基づき、地図誤り情報を送信したユーザにその送信の見返りを与えるための評価値を算出する手段である。評価値の算出は、例えば、送られてきた地図誤り情報と地図データベース記憶手段13に記憶されている地図情報とを比較して、地図情報が確かに誤っている場合には基本評価値として5点とする。さらに、地図誤り情報収集手段14に対し同じ場所の同じ内容の地図誤り情報がすでに他の位置検出装置1から入力された場合をも含め何回入力されているかの累積入力回数を調べて、記憶されている累積入力回数が少ないほど評価値を高く配点する。
【0047】
すなわち、例えば地図誤り情報収集手段14に記憶されていない累積入力回数が0で初めての地図誤り情報の場合は30点、累積入力回数が1回の場合は15点、累積入力回数が2回の場合は8点、・・・などとして到着評価値を配点する。そして、これらの基本評価値と到着評価値とを合計して、地図誤り情報を入力した各位置検出装置ごとの評価値とする。また評価値判定手段11は、地図誤り情報収集手段14に入力した地図誤り情報の記憶やその累積入力回数の変更をも行うようにしている。
【0048】
評価値管理手段12は、評価値判定手段11で得た評価値を位置検出装置1ごとに記憶して管理している。すなわち、位置検出装置1から入力される地図誤り情報について、評価値判定手段11で算出した評価値を入力してきた位置検出装置1の評価値に加算して、例えば月毎の月間評価値や年毎の年間評価値を管理する。この評価値の管理としては、例えば月毎にその月の月間評価値が上位の位置検出装置1を使用しているユーザ名をインターネット上でランキングとして発表したり、年間評価値によって新しい地図情報をユーザが記録メディアや通信で購入するときにキャッシュバックとして値引きする時などの特典に用いることができる。このように評価値は、ユーザに地図誤り情報を発信するためのインセンティブを与えることができ、地図誤り情報の収集を促進させる道具として利用することが可能となる。
【0049】
地図データベース記憶手段13は、地図情報記憶手段2に記憶された地図情報と同様の地図情報を記憶しており、ハードディスクなどの大規模な容量の書き換え可能媒体で構成されている。地図データベース記憶手段13は、評価値判定手段11が入力した地図誤り情報について地図情報が誤っているかどうかを判定するときに、地図誤り情報に含まれている位置情報からその近辺の地図情報を評価値判定手段11に送る。また、地図データベース修正手段15が地図情報を修正するときに、記憶している地図情報を送り、地図データベース修正手段15で修正された地図情報を受け取って記憶する。また、地図データベース記憶手段13は、位置検出装置1の地図情報記憶手段2が通信を使って地図情報を要求してきたときには、要求された場所の最新の地図情報を要求してきた位置検出装置1に対して送信する。
【0050】
地図誤り情報収集手段14は、センター装置9が今までに入力した地図誤り情報と各地図誤り情報が入力された累積入力回数などを記憶している、ハードディスクやS−RAMなどの記憶媒体で構成してある。評価値判定手段11から、初めての場所や初めての内容についての地図誤り情報がきた場合、その地図誤り情報を記憶するとともに、累積入力回数を1とする。また評価値判定手段11から、すでに記憶されている地図誤り情報がきた場合は、累積入力回数を1回多くする。なお、このときすでに記憶されている地図誤り情報の替わりに新しい地図誤り情報を記憶してもよいし、新しい地図誤り情報を追加して記憶してもよいし、すでに記憶されている地図誤り情報と新しい地図誤り情報を比較してどちらかを選択して記憶するようにしてもよい。
【0051】
地図データベース修正手段15は、地図誤り情報収集手段14に記憶された地図誤り情報を使って、地図データベース記憶手段13に記憶された地図情報を修正する。この修正は、例えば地図誤り情報の中の位置情報からその周辺の地図情報を読み出し、この地図情報と地図誤り情報の中の画像データとから地図誤り情報生成手段6で行った検出方法と同様にして地図情報の誤り部分を検出する。そして、例えば新しい道路が画像データに存在し、地図情報内の道路情報には無い場合は、画像から新しい道路の位置、道幅、車線数、形状などを判断して道路情報に新しい道路の情報を追加する。そして、修正された道路情報を地図データベース記憶手段13に記憶させる。
【0052】
次に、上記実施の形態の位置検出装置1の動作を、図2のフローチャートに基づき説明する。
現在位置検出手段3は、位置検出装置1が組み込まれた移動体の現在の位置を検出する(S201)。表示手段5は、現在位置からその周辺の地図情報を地図情報記憶手段2から読み出し(S202)、地図情報と現在位置とを表示する(S203)。
画像取得手段4は位置検出装置1が組み込まれた移動体の周辺の状況を画像データとして収集する(S204)。
【0053】
地図誤り情報生成手段6は、現在位置周辺の地図情報を地図情報記憶手段2から読み出し、読み出した地図情報と画像データとの比較を行い(S205)、地図情報に誤りがありそうな部分を検出して地図情報に誤りがあったか否かを判定する(S206)。この判定の結果、地図情報に誤りがない場合は最初に戻る。これに対し、地図情報に誤りがあった場合は、地図誤り情報生成手段6で地図誤り情報を生成し、地図誤り情報記憶手段7へ入力する。
【0054】
地図誤り情報記憶手段7は、この地図誤り情報が初めて記憶する地図誤り情報か否かを判断する(S207)。すでに同じ場所の同じ誤り内容の地図誤り情報が記憶されていた場合は、最初に戻る。一方、まだ同じ場所の同じ誤り内容の地図誤り情報が記憶されていない場合は、地図誤り情報を記憶する(S208)。そして地図誤り情報出力手段8は、地図誤り情報を例えばセンター装置9へ通信によって出力する(S209)。そして、最初に戻る。
【0055】
続いて、位置検出装置1の地図誤り情報生成手段6での地図誤りの検出動作を、図3のフローチャートに基づき説明する。
読み出した地図情報と画像データとの比較(S205、図2の同ステップに対応)は、画像取得手段4が収集した画像データから道路に関する部分を画像処理によって抽出する(S301)。また現在位置検出手段3が検出した現在位置と、地図情報記憶手段2から読み出した現在位置周辺の地図情報とから、画像データに該当する部分の地図情報の道路部分を抽出する(S302)。そして、地図情報の道路と、画像データから抽出した道路とを比較して、地図情報に道路が記録されていない、または地図情報にある道路が画像データに無いなどの、地図情報と画像データとの間に道路の違いがあるかないかを判定する(S303)。もし道路の違いがあった場合は、誤り内容として画像データの道路を記憶する(S304)。
【0056】
道路の違いが無かったとき、または誤り内容に道路を記憶した後、画像取得手段4が収集した画像データから施設に関する部分を画像処理によって抽出する(S305)。そして、現在位置検出手段3が検出した現在位置と、地図情報記憶手段2から読み出した現在位置周辺の地図情報から、画像データに該当する部分の地図情報の施設を抽出する(S306)。そして、地図情報の施設と、画像データから抽出した施設を比較して、地図情報に施設が記録されていない、または地図情報に記憶されている施設の名称が異なるなどの施設の違いを判定する(S307)。もし施設の違いがあった場合は、誤り内容として施設を記憶する(S308)。施設の違いが無かったときまたは誤り内容に施設を記憶した後、画像と地図情報を比較する処理(S205)を終了する。
なお、道路や施設の有無の違いを記載しているが、例えば道幅の違いや信号機、トンネルの有無なども判定するようにしてもよい。
【0057】
図4は車両に位置検出装置1を設置した際の画像データや表示手段5に表示されている地図情報のイメージ図である。
図4(a)において、車両400には、画像取得手段4として、前方の画像を取る前方カメラ401と、左側の画像を取る左方カメラ402と、右側の画像を取る右方カメラ403が設けてある。
【0058】
図4(b)は前方カメラ401から取った画像データのイメージ図である。車両が走行している道路404と、その前方に交差点405があり、交差点405には信号機406が設置されている。また交差点405の左手前には店Aの看板407がある。
【0059】
図4(c)は左方カメラ402から取った画像データのイメージ図である。車両が走行している道路404が同図中下方にあり、その先には道路408が延びている。
【0060】
図4(d)は右方カメラ403から取った画像データのイメージ図である。車両が走行している道路404の対向車線409が同図中下方にあり、その先には建物410が建っている。
【0061】
図4(e)は位置検出装置1の表示手段5に表示された現在位置411とその周辺の地図情報である。この表示において、車両が走行している道路404およびその先の交差点405が表示され、交差点405の左手前には店Bの看板にマーク412が表示されている。
【0062】
ここで図4(b)の前方カメラ401の画像データと地図情報から、交差点405において、画像データには信号機406があるが、地図情報には信号機が無い。また交差点405の左手前には画像データには店Aの看板407があるが、地図情報では店Bのマーク412が記憶されており、地図情報の店情報が違っている。また図4(c)の左方カメラ402の画像データと地図情報から、現在位置411において画像データには走行道路404から左側に道路408が存在するが、地図情報には道路が存在しない。
このようにして、画像データと地図情報との情報の比較を行って、地図情報の誤りを検出する。
【0063】
次に、上記実施の形態のセンター装置9の動作を図5のフローチャートに基づき説明する。
地図誤り情報入力手段10は、通信や記録媒体によって位置検出装置1で発見した地図誤り情報を入力する(S501)。そして評価値判定手段11は、入力した地図誤り情報に含まれている現在位置情報を基に、地図データベース記憶手段13から現在位置近辺の地図情報を読み込む(S502)。この読み込んだ地図情報と入力した地図誤り情報から、地図情報に誤りがあるか否かを判定する(S503)。位置検出装置での誤認や地図情報の修正などによって、最新の地図情報に誤りが無い場合は最初に戻り、次の地図誤り情報を入力する。
【0064】
地図情報に誤りがあった場合、評価値判定手段11は、地図誤り情報収集手段14に記憶された地図誤り情報から、入力した地図誤り情報と同一の内容の地図誤り情報がセンター装置9へ今までに入力された回数を調査する(S504)。調査した入力回数から今回入力した地図誤り情報の評価値を算出し(S505)、入力した地図誤り情報の提供者(送信してきた位置検出装置1)に対応した評価値へ、算出した評価値を加算する(S506)。また入力した地図誤り情報を地図誤り情報収集手段14に入力回数の加算および地図誤り情報の記憶を行う(S507)。
【0065】
次に地図誤り情報収集手段14は、同一の内容の地図誤り情報が記憶されている数を調査し、同一内容の地図誤り情報が一定数を超えているか否かを判断する(S508)。一定数を超えていなければ、最初に戻る。一定数を超えていれば、その地図誤り情報を地図データベース修正手段15に渡す。地図データベース修正手段15は、渡された地図誤り情報に基づいて、その現在位置付近の地図情報を地図データベース記憶手段13から読み出すとともに、地図誤り情報に基づいて地図情報を修正し、修正した地図情報を地図データベース記憶手段13に記憶させ(S509)、最初に戻る。
【0066】
以上のように、本発明の実施の形態の地図誤り情報取得システム100は、ユーザから入力された地図誤り情報をセンター装置9で評価して評価値を算出する評価値判定手段11を設けているので、地図誤り情報を送信したユーザが評価値によってキャッシュバックなどの特典サービスを受けることができる。
さらに位置検出装置1に周辺の状況を撮影する画像取得手段4と、現在位置および周辺状況の画像から地図情報に誤りがあるか否かを検出する地図誤り情報生成手段6と、地図誤りがある場所の画像などを出力する地図誤り情報出力手段8とを有しているので、地図情報の誤りを自動で判断できるとともに、センター装置9でも画像データにより地図誤り情報の確認を行うことができ、確認などの工数を削減することができる。
【0067】
なお、本発明の位置検出装置1では、上記実施の形態に代え、以下のような修正や変更を加えてもよい。すなわち、地図誤り情報生成手段6で自動的に地図誤りを検出して判定していたが、ユーザが地図誤りのある場所を見つけて誤り内容とともに手動で入力する手動入力手段を設けるようにしてもよい。
これによって、画像データだけでは判別しにくい地図誤り情報を得ることができる。
また地図誤り情報に含まれる画像データを動画データ、現在位置を現在位置が連続した走行軌跡データとして、地図に誤りがあると判定されている区間を動画データおよび軌跡データとして地図誤り情報を構成してもよい。
これによって、地図誤りがある区間全体の周辺の状況がよりわかり易く、センター装置での地図情報の修正を行いやすくすることができる。
【0068】
また地図情報記憶手段2は通信によって常に最新の地図情報を受信するようにしておき、地図情報を送信するセンター側では地図誤り情報を即座に地図情報に反映して修正するようにしておく。
これによって、地図情報に無い道を走行したときなどに、ユーザが通過した後にすぐに地図情報に反映されていくため、表示手段5で確認することができ、ユーザが未知の場所を開拓していく楽しみを持つことができる。
【0069】
また上記実施の形態ではセンター装置9に評価値を管理する評価値管理手段12を備えた場合について説明したが、本発明は、センター装置9が評価値判定手段11で算出した評価値を通信によって位置検出装置1に送信する評価値送信手段を設け、位置検出装置1に評価値を受信する評価値受信手段と評価値を管理する評価値記憶手段を設けて、位置検出装置1内で受信した評価値を管理するようにしてもよい。この場合も上記同様の効果が得られるとともに、ユーザ側が速やかに自身の評価値を知ることができよりインセンティブを強化することが可能となる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、センター装置にユーザが入力した地図誤り情報に対して評価値を算出する評価値判定手段を設けて評価値での管理を行うことにより、地図誤り情報を送信したユーザが特典などの利益を得ることにより地図誤り情報の収集を促進することが可能な地図誤り情報取得システムおよび地図誤り情報取得方法を提供することができる。
また、位置検出装置に周辺の状況を撮影する画像取得手段を設け、地図情報に誤りがある場所の画像などをセンター装置に送信することにより、センター装置側の人が現地まで赴いて入力された地図誤り情報が正確であるか否かの調査や確認の工数を削減することが可能な地図誤り情報取得システムおよび地図誤り情報取得方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の地図誤り情報取得システムの構成を示すブロック図
【図2】位置検出装置の動作を示すフローチャート
【図3】位置検出装置の地図誤り情報生成手段の動作を示すフローチャート
【図4】位置検出装置の画像データの例を示す図
【図5】センター装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 位置検出装置
2 地図情報記憶手段
3 現在位置検出手段
4 画像取得手段
5 表示手段
6 地図誤り情報生成手段
7 地図誤り情報記憶手段
8 地図誤り情報出力手段
9 センター装置
10 地図誤り情報入力手段
11 評価値判定手段
12 評価値管理手段
13 地図データベース記憶手段
14 地図誤り情報収集手段
15 地図データベース修正手段
100 地図誤り情報取得システム
Claims (15)
- 移動体に保持される位置検出装置と、
地図情報を保持し前記地図情報の誤りを示す地図誤り情報を収集するセンター装置とを備え、
前記位置検出装置は、前記地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
現在位置を検出する現在位置検出手段と、
前記現在位置周辺の前記地図情報を表示する表示手段と、
前記現在位置周辺の実際の状況に対して前記現在位置周辺の地図情報が誤っている場合に少なくとも前記誤っている地図情報の位置を含む地図誤り情報を生成する地図誤り情報生成手段と、
前記生成された地図誤り情報を出力する地図誤り情報出力手段とを有し、
前記センター装置は、前記位置検出装置の前記地図誤り情報出力手段から出力された前記地図誤り情報が入力される地図誤り情報入力手段と、
前記入力された地図誤り情報に応じて評価値を算出する評価値判定手段と、
前記算出された評価値を前記位置検出装置ごとに管理する評価値管理手段とを有することを特徴とする地図誤り情報取得システム。 - 前記評価値は、ユーザの特典の決定に関係する値であることを特徴とする請求項1に記載の地図誤り情報取得システム。
- 前記センター装置が、前記評価値判定手段で算出した評価値を前記位置検出装置へ送信する評価値送信手段を備え、
前記位置検出装置が、前記センター装置の前記評価値送信手段から送信された前記評価値を受信する評価値受信手段と、
前記評価値受信手段で受信した前記評価値を記憶する評価値記憶手段とを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の地図誤り情報取得システム。 - 地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
現在位置を検出する現在位置検出手段と、
前記現在位置周辺の状況を画像データとして取得する画像取得手段と、
前記現在位置周辺の地図情報と前記画像データとを比較することにより少なくとも前記誤っている地図情報の位置と前記画像データとを含む地図誤り情報を生成する地図誤り情報生成手段と、
前記生成された地図誤り情報を出力する地図誤り情報出力手段とを備えたことを特徴とする位置検出装置。 - 前記地図誤り情報生成手段は、前記地図誤り情報を手動入力可能な手動入力手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の位置検出装置。
- 前記地図誤り情報生成手段は、前記画像データと前記地図情報とを比較して前記地図情報の誤りを自動的に検出する誤り自動検出手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の位置検出装置。
- 前記地図誤り情報生成手段は、前記地図情報が誤っていると検出された区間内において、当該区間内の複数の現在位置からなる軌跡データと動画データとを、または前記区間内の前記軌跡データと複数の画像データとを地図誤り情報として生成することを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の位置検出装置。
- 前記地図誤り情報出力手段は、前記地図誤り情報をセンター装置へ通信によって出力することを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれかに記載の位置検出装置。
- 前記地図誤り情報出力手段は、前記地図誤り情報を記憶可能であるとともに、前記位置検出装置から取り外して前記地図誤り情報を出力することにより前記センター装置へ入力可能な記録媒体を有することを特徴とする請求項4乃至請求項8のいずれかに記載の位置検出装置。
- 移動体に保持される位置検出装置から出力された地図誤り情報を入力する地図誤り情報入力手段と、
前記入力された地図誤り情報に応じて評価することにより評価値を算出する評価値判定手段と、
前記算出された評価値を前記位置検出装置ごとに管理する評価値管理手段とを備えたことを特徴とするセンター装置。 - 位置検出装置が現在位置を検出し前記現在位置周辺の実際の状況に対して前記現在位置周辺の地図情報が誤っている場合に少なくとも前記誤っている地図情報の位置を含む地図誤り情報を生成した後、前記地図誤り情報を出力してセンター装置へ入力し、前記センター装置が前記位置検出装置から入力された前記地図誤り情報に応じた評価値を算出し、前記評価値を前記位置検出装置ごとに管理することを特徴とする地図誤り情報取得方法。
- 前記評価値は、前記地図誤り情報の内容が前記センター装置に収集されている状況によって異ならせた値で算出することを特徴とする請求項11に記載の地図誤り情報取得方法。
- 前記評価値は、前記地図誤り情報の内容が前記センター装置に最初に入力された地図誤り情報の場合に高く算出することを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の地図誤り情報取得方法。
- 前記評価値は、同じ地図誤り情報の内容であって前記センター装置に入力された回数が多い程、低い値になるように算出することを特徴とする請求項11乃至請求項13のいずれかに記載の地図誤り情報取得方法。
- 前記評価値管理手段で管理された前記評価値に応じて、前記評価値に対応する前記位置検出装置のユーザに特典が設定されることを特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれかに記載の地図誤り情報取得方法。
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