JP2004341079A - 表示楽譜演奏用区間指定装置及び表示楽譜指定区間演奏装置 - Google Patents

表示楽譜演奏用区間指定装置及び表示楽譜指定区間演奏装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004341079A
JP2004341079A JP2003135284A JP2003135284A JP2004341079A JP 2004341079 A JP2004341079 A JP 2004341079A JP 2003135284 A JP2003135284 A JP 2003135284A JP 2003135284 A JP2003135284 A JP 2003135284A JP 2004341079 A JP2004341079 A JP 2004341079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
score
musical score
click
range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003135284A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4176545B2 (ja
Inventor
Seiji Okamoto
誠司 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2003135284A priority Critical patent/JP4176545B2/ja
Publication of JP2004341079A publication Critical patent/JP2004341079A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4176545B2 publication Critical patent/JP4176545B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Music (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】大まかな指定操作小節単位での演奏区間の指定ができ、また細かな指定操作拍子単位での演奏区間の指定ができるという優れた効果を奏する表示楽譜指定区間演奏装置を提供する。
【解決手段】データ記憶手段1と、楽譜を表示する楽譜表示手段2と、該楽譜表示手段2上の表示楽譜を指定した時に楽譜上の位置を特定する位置指定手段3と、その指定開始位置から指定終了位置までの位置指定に係る速度を検出する速度検出手段4と、小節乃至拍子の指定開始位置及び指定終了位置を特定して上記楽譜範囲区切データ記憶領域132に記憶させる範囲区切データ生成手段5と、楽譜範囲区切データ内の楽譜データに基づき楽音を発生させる楽音生成手段6とを有している。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示された楽譜の演奏用区間を指定する装置並びに表示された楽譜の指定された区間を演奏する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子楽器で楽譜表示のできる機能を有するものやパソコン上の楽譜表示装置の中には、自動演奏のためや、模範となる演奏に対してユーザの演奏練習のため、或いはその採点を行うなどのために、表示された楽譜全体を装置側に自動演奏させるだけではなく、ユーザの指定範囲を演奏させる機能を備えたものがある。
【0003】
例えば、楽譜表示部に表示された楽譜上でユーザが特定の小節を指定し、その範囲の楽譜の演奏を行わせる構成などが開示されている(後述する特許文献1参照)。
【0004】
このような従来技術の構成では、例えば図14のような楽譜表示が表示手段に表示されていた場合、表示画面上のカーソルとマウスなどのポインティングデバイスにより、図15に示すように、任意の演奏開始位置と演奏終了位置が指定され、それらを演奏区間情報として、図16に示すように、演奏データと共にその情報[S(n)は演奏開始位置を示すデータ及びE(n)は演奏停止位置を示すデータ]がデータ格納手段に格納される。
【0005】
従って、上記ポインティングデバイスでの位置指定以外でも、上記演奏区間情報のデータ内容を変更することによって、演奏開始位置と演奏終了位置が指定できることになる。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−56756(請求項4参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上の従来技術構成では、演奏開始位置と演奏終了位置の指定について、小節単位で行っているが、拍子単位で行う場合も考えられる。
【0008】
上記ポインティングデバイスが使用されてその位置決めが行われる場合、小節に関する演奏開始位置の指定と演奏終了位置の指定は、ポインティングデバイスを任意の小節の上で指定すれば良いので、大まかな指定操作でも指定を行うことができることになる。その場合操作性は良くなるが、拍子単位のような細かい演奏区間の指定は難しくなる。
【0009】
すなわち、特定の音符などの上で指定するような、拍子単位の演奏区間の細かい指定を行おうとしても、上述のような小節単位での指定がそのまま実行された場合、その音符の属する小節が全て指定されてしまい、そのような細かな指定はできないことになる。
【0010】
反対に特定の音符などの上で指定するような、拍子単位の演奏区間の細かい指定ができる構成では、常に指定された特定の音符などそのものが指定の対象となり、小節単位のような演奏区間の大まかな指定は困難になる。
【0011】
またその指定のために神経を使い、逆にポインティングデバイスの操作性は悪くなる。特に操作性に関しては、ポインティングデバイスは、楽譜上の拍子単位のような細かい指定をするためには、ある程度熟練を要し、神経を使う作業となるなど、ユーザインターフェースの面では、必ずしも適切なものではなかった。
【0012】
本発明は、以上のような問題に鑑み創案されたもので、ポインティングデバイスなどのユーザインターフェースに関する適切な改良を行うことで、大まかな指定操作又は簡単な指定操作で小節単位での演奏区間の指定ができ、また細やかな指定操作又は同じく単純な指定操作で拍子単位での演奏区間の指定もできる表示楽譜演奏用区間指定装置及び表示楽譜指定区間演奏装置を提供せんとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そのため本発明に係る表示楽譜演奏用区間指定装置の構成は、
少なくとも音符データ・記号データ及び楽譜表示に必要なデータを含む楽譜データと、開始小節位置・終了小節位置・開始拍子位置・終了拍子位置の範囲区切データを含む楽譜範囲区切データとを記憶するデータ記憶手段と、
与えられた楽譜データを基に楽譜を表示する楽譜表示手段と、
該楽譜表示手段上の任意の位置を指定し、その指定時の楽譜上の位置を特定する位置指定手段と、
該位置指定手段により指定された指定開始位置から指定終了位置までの位置指定に係る速度を検出する速度検出手段と、
該速度検出手段による検出速度が任意の速度より速い場合に、その指定に係る開始位置及び終了位置が開始小節位置及び終了小節位置として上記データ記憶手段に記憶させると共に、同じく速度検出手段による検出速度が上記の任意の速度より遅い場合に、その指定に係る開始位置及び終了位置が開始拍子位置及び終了拍子位置として上記データ記憶手段に記憶させる範囲区切データ生成手段と、
上記データ記憶手段に記憶された楽譜範囲区切データ内の楽譜データを演奏用データにして出力する演奏データ出力手段と
を有することを基本的特徴としている。
【0014】
上記構成と次の請求項2の構成は、後述する請求項3〜請求項5の表示楽譜指定区間演奏装置の構成とは異なり、単に演奏区間の範囲指定を行う装置として最低限必要な構成だけを規定したものである(外部や他の構成に演奏データを出力する演奏データ出力手段の構成を備えているだけで、請求項3〜請求項5に示されるような楽音生成手段は備えていない)。
【0015】
上記請求項1の構成では、上記範囲区切データ生成手段によって、速度検出手段による検出速度が任意の速度より速い場合には、その指定に係る開始位置及び終了位置が開始小節位置及び終了小節位置として上記データ記憶手段に記憶させ、また該検出速度が上記の任意の速度より遅い場合には、その指定に係る開始位置及び終了位置が開始拍子位置及び終了拍子位置として上記データ記憶手段に記憶させており、演奏データ出力手段により、上記データ記憶手段に記憶された楽譜範囲区切データ内の楽譜データを演奏用データにして出力することになる。従って、(位置指定手段により指定された指定開始位置から指定終了位置までの)位置指定に係る速度が速度検出手段により検出されるだけで、該検出速度が速くなる大まかな指定操作では、小節単位での演奏区間の指定ができ、また上記検出速度が遅くなる細かな指定操作で拍子単位での演奏区間の指定ができるようになる。
【0016】
また請求項2の構成は、上記請求項1の構成のように、検出速度の違いから、小節単位での演奏区間の指定と拍子単位での演奏区間の指定とを判別するという構成ではなく、単なるクリックかダブルクリックかといったクリック操作がどの種類のものかによって、或いは2以上のクリックボタンがあって、どのボタンがクリックされたかによって、小節単位での演奏区間の指定と拍子単位での演奏区間の指定とを判別するというものである。
【0017】
すなわち請求項2の表示楽譜演奏用区間指定装置の構成は、
少なくとも音符データ・記号データ及び楽譜表示に必要なデータを含む楽譜データと、開始小節位置・終了小節位置・開始拍子位置・終了拍子位置の範囲区切データを含む楽譜範囲区切データとを記憶するデータ記憶手段と、
与えられた楽譜データを基に楽譜を表示する楽譜表示手段と、
2種以上のクリック操作を判別する手段を備えているか、又は2以上のクリックボタンを備えており、上記楽譜表示手段上の任意の位置を指定し、その指定時の楽譜上の位置を特定する位置指定手段と、
該位置指定手段によるクリック操作がどの種類のものか又はどのクリックボタンかを検出するクリック検出手段と、
該クリック検出手段により検出された特定の種類のクリック操作乃至特定のクリックボタンのクリック操作が指定開始から指定終了までの範囲指定を伴う場合に、その範囲指定に係る開始位置及び終了位置が開始小節位置及び終了小節位置として上記データ記憶手段に記憶させると共に、同じくクリック検出手段により検出された上記種類とは別のクリック操作乃至上記とは別のクリックボタンのクリック操作が楽譜上でなされた場合に、そのクリック操作順の夫々の位置が開始拍子位置及び終了拍子位置として上記データ記憶手段に記憶させる範囲区切データ生成手段と、
上記データ記憶手段に記憶された楽譜範囲区切データ内の楽譜データを演奏用データにして出力する演奏データ出力手段と
を有することを特徴としている。
【0018】
以上の構成では、クリック検出手段により検出された特定の種類のクリック操作乃至特定のクリックボタンのクリック操作が指定開始から指定終了までの範囲指定を伴う場合に、上記範囲区切データ生成手段によって、その範囲指定に係る開始位置及び終了位置が開始小節位置及び終了小節位置として上記データ記憶手段に記憶させ、また該クリック検出手段により検出された上記種類とは別のクリック操作乃至上記とは別のクリックボタンのクリック操作が楽譜上でなされた場合に、上記範囲区切データ生成手段によって、そのクリック操作順の夫々の位置が開始拍子位置及び終了拍子位置として上記データ記憶手段に記憶させており、演奏データ出力手段により、上記データ記憶手段に記憶された楽譜範囲区切データ内の楽譜データを演奏用データにして出力することになる。従って、単なるクリックかダブルクリックかといったクリック操作がどの種類のものかによって、或いは2以上のクリックボタンがあって、どのボタンがクリックされたかによって、小節単位での演奏区間の指定ができたり、また拍子単位での演奏区間の指定ができるようになる。
【0019】
上述のように、請求項3〜請求項5の構成では、演奏データ出力手段ではなく、さらに楽音生成手段を備えていて、電子楽器などの演奏装置までが実現できる構成である。
【0020】
そのうち請求項3に係る表示楽譜指定区間演奏装置の構成は、請求項1の構成で演奏データ出力手段の代わりに、楽音生成手段を備える構成が規定されている。
【0021】
すなわち、請求項3の構成は、
少なくとも音符データ・記号データ及び楽譜表示に必要なデータを含む楽譜データと、開始小節位置・終了小節位置・開始拍子位置・終了拍子位置の範囲区切データを含む楽譜範囲区切データとを記憶するデータ記憶手段と、
与えられた楽譜データを基に楽譜を表示する楽譜表示手段と、
該楽譜表示手段上の任意の位置を指定し、その指定時の楽譜上の位置を特定する位置指定手段と、
該位置指定手段により指定された指定開始位置から指定終了位置までの位置指定に係る速度を検出する速度検出手段と、
該速度検出手段による検出速度が任意の速度より速い場合に、その指定に係る開始位置及び終了位置が開始小節位置及び終了小節位置として上記データ記憶手段に記憶させると共に、同じく速度検出手段による検出速度が上記の任意の速度より遅い場合に、その指定に係る開始位置及び終了位置が開始拍子位置及び終了拍子位置として上記データ記憶手段に記憶させる範囲区切データ生成手段と、
上記データ記憶手段に記憶された楽譜範囲区切データ内の楽譜データに基づき楽音を発生させる楽音生成手段と
を有することを特徴としている。
【0022】
また請求項4の構成は、上記請求項3を前提構成とし、上記楽譜表示手段が、タッチパネルで構成されていて、位置指定手段の構成と兼ねられている場合、該タッチパネル上に表示された楽譜に、最初のタッチがなされた際、範囲区切データ生成手段における位置指定は開始拍子位置とみなし設定され、その後速度検出手段による検出速度が任意の速度より速い場合に、最初に開始拍子位置とみなされた位置が開始小節位置に変更され、指定終了位置が終了小節位置として上記データ記憶手段に記憶されることを特徴としている。
【0023】
これは、電子楽器などに備えられるタッチパネルでは、楽譜などの様々な表示を行う(楽譜)表示手段としての役割を行いながら、同時に上記ポインティングデバイスなどの位置指定手段の役割を兼ねており、その場合、パネルへの最初のタッチでは、カーソルとマウスなどからなる通常のポインティングデバイスとは異なり、カーソルに相当するものの位置移動なのか、マウスなどのクリック操作に相当するものなのか分からないため、とりあえす最初のタッチは、範囲区切データ生成手段における位置指定を開始拍子位置とみなすことにし、その後のタッチ部分の移動があった際に、その移動速度を検出しながら、タッチオフされた時点での位置(指定終了位置)で、該検出速度の違いから、小節単位での演奏区間の指定と拍子単位での演奏区間の指定とを判別するようにしたものである。
【0024】
さらに請求項5に係る表示楽譜指定区間演奏装置の構成は、請求項2の構成で演奏データ出力手段の代わりに、楽音生成手段を備える構成が規定されている。
【0025】
すなわち、請求項5の構成は、
少なくとも音符データ・記号データ及び楽譜表示に必要なデータを含む楽譜データと、開始小節位置・終了小節位置・開始拍子位置・終了拍子位置の範囲区切データを含む楽譜範囲区切データとを記憶するデータ記憶手段と、
与えられた楽譜データを基に楽譜を表示する楽譜表示手段と、
2種以上のクリック操作を判別する手段を備えているか、又は2以上のクリックボタンを備えており、上記楽譜表示手段上の任意の位置を指定し、その指定時の楽譜上の位置を特定する位置指定手段と、
該位置指定手段によるクリック操作がどの種類のものか又はどのクリックボタンかを検出するクリック検出手段と、
該クリック検出手段により検出された特定の種類のクリック操作乃至特定のクリックボタンのクリック操作が指定開始から指定終了までの範囲指定を伴う場合に、その範囲指定に係る開始位置及び終了位置が開始小節位置及び終了小節位置として上記データ記憶手段に記憶させると共に、同じくクリック検出手段により検出された上記種類とは別のクリック操作乃至上記とは別のクリックボタンのクリック操作が楽譜上でなされた場合に、そのクリック操作順の夫々の位置が開始拍子位置及び終了拍子位置として上記データ記憶手段に記憶させる範囲区切データ生成手段と、
上記データ記憶手段に記憶された楽譜範囲区切データ内の楽譜データに基づき楽音を発生させる楽音生成手段と
を有することを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0027】
(実施例1)
図1は、本発明に係る表示楽譜指定区間演奏装置構成が組み込まれた(範囲区切演奏モードを備えた自動演奏モードのある)電子ピアノ100の本体外観を示す平面図である。
【0028】
同図に示されるように、電子ピアノ100の鍵盤部150の上傾斜面に各スイッチやスライドボリュームなどのほかタッチパネル140がセットされている。
【0029】
図2は、上記電子ピアノ100の基本回路を示す説明図である。同図に示すように、上記電子ピアノ100は、システムバス101上に、CPU(Central Processing Unit)110、ROM(Read Only Memory)120、RAM(Random Access Memory)130、本楽器の様々な制御状態や(自動演奏モード、本構成では特に範囲区切演奏モードのために表示される)楽譜を示すためのパネル表示を制御するパネル表示制御回路142とスキャンすることでパネル上の表示部に対するタッチを感知するパネルスキャン回路141とを介して接続される表示構成及び本出願で言うポインティングデバイス構成を兼ねるタッチパネル140、鍵盤スキャン回路151を介して接続された鍵盤部150、楽音発生回路160、外部入出力用のMIDIインターフェース170とが、各接続されており、該システムバス101を通じてこれらのデバイスに各種命令やデータの受け渡しがなされる。また上記楽音発生回路160の出力側には、出力された楽音をアナログに変換するD/A変換回路161と、それを増幅する増幅器及び外部に発音せしめるスピーカなどのサウンドシステム162が電気的に接続されている。
【0030】
上記CPU110は、ROM120上の後述するプログラムメモリ121に記憶されている制御プログラムに従って、本実施例構成に係る電子楽器の各部を制御すると共に、同じくプログラムメモリに記憶されていて本実施例構成で達せられるべき範囲区切演奏モードを含む自動演奏モード用のアプリケーションプログラムを実行し、必要に応じて、RAM130を作業領域として使用し、さらにROM120に記憶された種々の固定データを使用しながらデータ処理を行う構成である。
【0031】
上記ROM120内には、本電子ピアノ100の制御用プログラム及び本実施例構成で達せられるべき範囲区切演奏モードを含む自動演奏モード用のアプリケーションプログラムが格納されたプログラムメモリ121と、後述する上記自動演奏モード用の及びタッチパネル140上に表示されるべき譜面表示用の演奏データとしての楽譜データが格納される楽譜データメモリ122とが少なくとも備えられ、その他CPU110が使用する種々の固定データが記憶されている。
【0032】
上記RAM130は、本電子ピアノ100におけるステータス情報を記憶したり、CPU110の作業領域として使用されるものである。さらに後述するように、本構成のモード選択で選択可能な自動演奏モード中範囲区切演奏モードが選択された場合に、上記楽譜データメモリ122から選択された楽譜データがRAM130上の楽譜データ記憶領域131に複製され、さらに該データ記憶領域に楽譜範囲区切データ記憶領域132が生成される。尚、本電子楽器を制御するための各種レジスタやフラグ等は、RAM130に定義されており、このRAM130は、CPU110により、システムバス101を介してアクセスされる。
【0033】
上記タッチパネル140は、パネル表示制御回路142に制御されて、各種スイッチやモード選択のためのスイッチなどが2次元画面構成として表示される。また上記モード選択で自動演奏モード(範囲区切演奏モードを含む)が選択された場合に、さらに上記CPU110が自動演奏すべき楽譜データの候補を楽譜データメモリ122から読み出して表示する。この表示に対し候補が選択された場合には、その楽譜データを読み出して上記画面上に楽譜の状態で表示する。加えてこのタッチパネル140とシステムバス101の間に介在する前記パネルスキャン回路141は、上記タッチパネル140上に表示された各スイッチやタッチパネル140のセット/リセット状態を調べ、ON状態になっているパネルスイッチデータを検出してCPU110に送出すると共に、上記範囲区切演奏モードが選択されている時は、表示された楽譜上の各小節や各拍子の上でタッチオン・オフを感知し、同じくCPU110に送出することになる。
【0034】
上記鍵盤部150は、本電子ピアノ100の鍵盤で構成されており、複数の鍵盤と、これらの押鍵や離鍵に連動して開閉し、押鍵による音高が検出される鍵盤スイッチからなる。またこれらの鍵盤には、押鍵時の鍵盤移動方向に設定された2点間スイッチからなる押鍵の際の押鍵速度を関知するタッチセンサ(図示なし)が設けられている。この鍵盤部150及びタッチセンサと上記システムバス101の間に介在する鍵盤スキャン回路151は、鍵盤スイッチの状態を調べ、そのON/OFFを示す信号からON又はOFF情報とその鍵盤ナンバーを出力すると共に、上記タッチセンサの検出信号から打鍵強さのデータを生成するものである。このON/OFF情報及び鍵盤ナンバー、タッチデータは、押鍵情報として、システムバス101を介してCPU110に送られる。
【0035】
上記楽音発生回路160は、波形メモリ(図示なし)及び波形データ読み出し回路(図示なし)が備えられていて、自動演奏すべき楽譜データや上記鍵盤部150からの押鍵データがCPU110により送られてきた場合に、該CPU110からの指示される読み出しアドレスに従って、波形メモリに格納された波形データの読み出しを行い(上記アドレスからの読み出しを行う)ながら、上記楽譜データに従った楽音を発生させる構成である。出力された楽音データは、D/A変換回路161によりアナログ信号に変換され、さらにサウンドシステム162を構成する増幅器とスピーカにより、増幅されて楽音として外部に出力される。
【0036】
上記MIDIインターフェース170は、これを介して外部との機器の間で、本電子ピアノ100及び外部機器で使用される制御信号及び楽譜データなどの転送を行うインターフェースである。
【0037】
図3は、上記電子ピアノ100で自動演奏モードが選択され、さらに範囲区切演奏モードが選択された場合に、該電子ピアノ100上に構成される本発明に係る表示楽譜指定区間演奏装置の機能構成を示す機能ブロック図である。
【0038】
上述のように、タッチパネル140上で上記範囲区切演奏モードが選択された場合、上記楽譜データメモリ122から選択された楽譜データがRAM130上の楽譜データ記憶領域131に複製され、さらに該データ記憶領域に楽譜範囲区切データ記憶領域132が生成され、図3に示すデータ記憶手段1が構成される。
【0039】
上記表示楽譜指定区間演奏装置の機能構成は、そのようなデータ記憶手段1と、楽譜を表示する楽譜表示手段2と、該楽譜表示手段2上の表示楽譜を指定した時に楽譜上の位置を特定する位置指定手段3と、その指定開始位置から指定終了位置までの位置指定に係る速度を検出する速度検出手段4と、小節乃至拍子の指定開始位置及び指定終了位置を特定して上記楽譜範囲区切データ記憶領域132に記憶させる範囲区切データ生成手段5と、楽譜範囲区切データ内の楽譜データに基づき楽音を発生させる楽音生成手段6とを有している。
【0040】
上記データ記憶手段1は、上述のように、範囲区切演奏モードが選択された場合、上記楽譜データメモリ122から選択された楽譜データがRAM130上の楽譜データ記憶領域131に複製され、そのデータ記憶領域に従属するように楽譜範囲区切データ記憶領域132が生成されることで成り立つ構成であり、従って、後述する図5に示すような、少なくとも音符データ・記号データ及び楽譜表示に必要なデータを含む楽譜データと、開始小節位置・終了小節位置・開始拍子位置・終了拍子位置の範囲区切データを含む楽譜範囲区切データとを記憶している。
【0041】
上記楽譜表示手段2は、選択された楽譜データを上記楽譜データ記憶領域131から読み出して該楽譜を表示する構成であり、CPU110・パネル表示制御回路142及びタッチパネル140で構成される。
【0042】
上記位置指定手段3は、該楽譜表示手段2のタッチパネル140上に表示される楽譜の任意の位置をユーザがタッチして指定して該タッチパネル140がそれを感知し、その指定時の該楽譜上の位置を特定する構成であり、同じくCPU110・パネルスキャン回路141及びタッチパネル140で構成される。
【0043】
上記速度検出手段4は、該位置指定手段3により指定された指定開始位置から指定終了位置までの位置指定に係る速度を検出する構成であり、クロック発生回路(図示なし)及びそのクロックをカウントする上記CPU110で構成される。
【0044】
上記範囲区切データ生成手段5は、該速度検出手段4による検出速度が後述する速度閾値設定手段50で設定される速度の閾値より速い場合に、その指定に係る開始位置及び終了位置が開始小節位置及び終了小節位置として上記データ記憶手段1上の楽譜範囲区切データ記憶領域132に記憶させると共に、同じく速度検出手段4による検出速度が上記の設定速度より遅い場合に、その指定に係る開始位置及び終了位置が開始拍子位置及び終了拍子位置として上記楽譜範囲区切データ記憶領域132に記憶させる構成であり、上記CPU110で構成される。尚、上記速度閾値設定手段50は、範囲区切演奏モードが選択された場合に、図4に示すように、タッチパネル140上に速度閾値設定画面が表示され、それに対してユーザが設定した値がパネルスキャン回路141で検出されてCPU110を介してRAM130上に記憶されることで構成される。
【0045】
上記楽音生成手段6は、データ記憶手段1の楽譜データ記憶領域131に記憶された楽譜データと、同じく楽譜範囲区切データ記憶領域132に記憶された楽譜範囲区切データに基づき、楽音を発生させる構成であり、CPU110・楽音発生回路160・D/A変換回路161及びサウンドシステム162で構成される。
【0046】
図5は、上述のように、上記楽譜データメモリ122から選択された楽譜データがRAM130上の楽譜データ記憶領域131に複製され、そのデータ記憶領域に従属するように楽譜範囲区切データ記憶領域132が生成されることで成り立つ、範囲区切演奏モードが選択された場合の楽譜データ及び楽譜範囲区切データのデータ構造を示している。
【0047】
同図に示すように、楽譜ヘッダに続く楽譜データは、最初に音符を構成する拍子情報であるか或いは小節の区切などのバーを示す記号など情報であるかを区別するために示す拍子・記号情報、その音符や記号の種類を示す種類情報、これらの五線譜上での位置を示す位置情報(音符データ・記号データ及び楽譜表示に必要なデータがこれらの情報で特定される)で構成され、また範囲区切ヘッダに続く楽譜範囲区切データは、開始小節位置情報・終了小節位置情報・開始拍子位置情報・終了拍子位置情報で構成されている。
【0048】
次に本実施例に係る電子ピアノ100のメインルーチンのフローチャートについて説明する。
【0049】
図6に上記電子ピアノ100のメインルーチンのフローチャートが示されている。まず電源を入れると、CPU110、RAM130、各スキャン回路141及び151や、パネル表示制御回路142及び楽音発生回路160の波形データ読み出し部などが初期化される(ステップS101)。その後、パネルイベント処理(ステップS102)、鍵盤イベント処理(ステップS103)、自動演奏処理(ステップS104)、その他の処理(ステップS105)が繰り返される。該パネルイベント処理及び自動演奏処理については後述する。
【0050】
図7は、図6のステップS102に示されたパネルイベント処理のフローチャートである。
【0051】
同図に示されるパネルイベント処理では、最初に種々の表示がなされるが、その中にモード選択画面があり、自動演奏モード中の範囲区切演奏モードも表示され、これらのモードが選択される場合に必要な楽譜データの選択表示も一緒に表示される(ステップS201)。
【0052】
ここでユーザは、タッチパネル140上の表示をタッチし、モード選択と楽譜データの選択を行うが、上記CPU110により、楽譜データの選択があったか否かがチェックされる(ステップS202)。その選択がない場合(ステップS202;N)、上記ステップS201に復帰する。
【0053】
反対に楽譜データの選択があった場合(ステップS202;Y)、上記モード選択表示で範囲区切演奏モードが選択されたか否かがチェックされる(ステップS203)。該モードが選択されていない場合(ステップS203;N)、その他のモード処理(楽譜選択があり範囲区切演奏モードが選択されていないので、通常は自動演奏モード)が行われる(ステップS216)。
【0054】
逆に範囲区切演奏モードが選択された場合(ステップS203;Y)、該モードで演奏すべき楽譜が表示される(ステップS204)。
【0055】
そしてタッチパネル140上の表示された楽譜の上で、ユーザによるタッチがあったか(タッチオンがあったか)否かがチェックされる(ステップS205)。該タッチオンがなければ(ステップS205;N)、このチェックを繰り返す。
【0056】
反対にタッチオンがあれば(ステップS205;Y)、タッチパネル140に表示された楽譜におけるタッチオン時の位置が取得される(ステップS206)。
【0057】
任意の位置で上記タッチパネル140からユーザが指を離すタッチオフになるまで、その移動軌跡の間の移動速度が速度検出手段4により検出される(ステップS207)。
【0058】
そして上記タッチパネル140からユーザが指を離すタッチオフになったか否かがチェックされ(ステップS208)、タッチオフになっていなければ(ステップS208;N)、上記ステップS207に復帰する。
【0059】
反対にタッチオフがあれば(ステップS208;Y)、タッチパネル140に表示された楽譜におけるタッチオフ時の位置が取得される(ステップS209)。
【0060】
そして速度閾値設定手段50により設定されRAM130上に格納されている速度閾値と検出された移動速度が、上記範囲区切データ生成手段5により比較され、該移動速度が速度閾値以上か否かがチェックされる(ステップS210)。
【0061】
上記移動速度が速度閾値以上であれば(ステップS210;Y)、上記タッチオン・タッチオフされた時に位置する各小節位置が取得され(ステップS211)、上記範囲区切データ生成手段5により上記楽譜範囲区切データ記憶領域132へ開始小節位置情報及び終了小節位置情報として記憶せしめられる(ステップS212)。
【0062】
反対に上記移動速度が速度閾値以上でなければ(ステップS210;N)、上記タッチオン・タッチオフされた時に位置する各拍子位置が取得され(ステップS213)、上記範囲区切データ生成手段5により上記楽譜範囲区切データ記憶領域132へ開始拍子位置情報及び終了拍子位置情報として記憶せしめられる(ステップS214)。
【0063】
上記ステップS212又はステップS214の処理が終了した後、再度タッチオンがあるか否かがチェックされる(ステップS215)。再度タッチオンがあれば(ステップS215;Y)、上記ステップS206に復帰して以上の処理を繰り返す。反対に再度タッチオンがなければ(ステップS215;N)、パネルイベント処理は終了し、メインルーチンに戻る。
【0064】
図8は、図6のステップS104に示された自動演奏処理のフローチャートである。
【0065】
同図に示される自動演奏処理では、最初に範囲区切演奏モードか否かがチェックされる(ステップS301)。
【0066】
ここで範囲区切演奏モードでなければ(ステップS301;N)、その他の自動演奏モード(範囲区切指定をしない通常の自動演奏モードなど)として処理がなされる(ステップS309)。
【0067】
反対に範囲区切演奏モードであれば(ステップS301;Y)、データ記憶手段1の楽譜データ記憶領域131及び楽譜範囲区切データ記憶領域132から楽譜データ及び楽譜範囲区切データの読み出しが行われる(ステップS302)。
【0068】
そして上記楽譜範囲区切データから開始小節位置情報及び終了小節位置情報があるか否かがチェックされ(ステップS303)、それらの情報がなければ(ステップS303;N)、ステップS305に移行する。
【0069】
反対にそれらの情報があれば(ステップS303;Y)、該開始小節位置情報及び終了小節位置情報が自動演奏すべき楽譜範囲区切データとしてセットされる(ステップS304)。
【0070】
次に同じく楽譜範囲区切データから開始拍子位置情報及び終了拍子位置情報があるか否かがチェックされ(ステップS305)、それらの情報がなければ(ステップS305;N)、ステップS307に移行する。
【0071】
反対にそれらの情報があれば(ステップS305;Y)、該開始拍子位置情報及び終了拍子位置情報が同じく自動演奏すべき楽譜範囲区切データとしてセットされる(ステップS306)。
【0072】
そして楽譜範囲区切データとして、(開始小節位置情報及び終了小節位置情報)及び/又は(開始拍子位置情報及び終了拍子位置情報)(これらの情報の一方でも良いし又は両方の情報でも良い)が自動演奏すべき範囲のデータ(範囲区切データ)として楽音生成手段6にセットされ(ステップS307)、該楽音生成手段6により範囲区切データで範囲限定された楽譜データの演奏が行われる(ステップS308)。
【0073】
以上の本実施例構成によれば、上記範囲区切データ生成手段5によって、速度検出手段4による検出移動速度が速度閾値設定手段50で設定された閾値速度より速いことが検出されれば、その指定に係る開始位置と終了位置が、開始小節位置及び終了小節位置として上記データ記憶手段1の楽譜範囲区切データ記憶領域132に記憶され、また該検出移動速度が上記の閾値速度より遅いことが検出された場合、その指定に係る開始位置と終了位置が、開始拍子位置及び終了拍子位置として上記楽譜範囲区切データ記憶領域132に記憶されて、楽音生成手段6により、上記楽譜範囲区切データ記憶領域132に記憶された楽譜範囲区切データに基づいて、その範囲内の楽譜データが楽譜データ記憶領域131から自動演奏用のデータとして読み出され、出力されることになる。従って、位置指定手段3により指定された指定開始位置から指定終了位置までの位置指定に係る移動速度が速度検出手段4により検出されるだけで、検出移動速度が速くなる大まかな指定操作では、小節単位での演奏区間の指定ができ、また該検出移動速度が遅くなる細かな指定操作で拍子単位での演奏区間の指定ができるようになる。
【0074】
従って本電子ピアノ100では、ユーザの演奏練習のために模範演奏として指定した範囲を演奏させたり、或いは指定範囲のユーザ演奏のの採点を行うなどのために、表示された楽譜のうちユーザが指定する範囲を演奏させることができるようになる。その際、上述のように、大まかな指定操作で小節単位での演奏区間の指定ができ、また細かな指定操作で拍子単位での演奏区間の指定ができるため、小節や拍子に関して演奏すべき楽譜の範囲の区切についてユーザの操作性は格段に高くなる。
【0075】
(実施例2)
図9は、本発明の請求項5に係る表示楽譜指定区間演奏装置構成が組み込まれた(範囲区切演奏モードを備えた自動演奏モードのある)電子ピアノ100の本体外観を示す平面図である。
【0076】
同図に示されるように、電子ピアノ100の鍵盤部150の上傾斜面に各スイッチやスライドボリュームなどのほかタッチパネル140がセットされているのは、上記実施例1の場合と同じである。しかし、後述する本実施例構成で位置指定手段3は、上記実施例のタッチパネル140・パネルスキャン回路14及びCPU110ではなく、ポインティングデバイスを構成するホイール180・左ボタン181・右ボタン182・ホイールスキャン回路183及びCPU110であり、また請求項5で新たに規定するクリック検出手段7の構成は、この左ボタン181や右ボタン182でのクリック操作を検出するホイールスキャン回路183及びCPU110で構成される。該ホイール180・左ボタン181・右ボタン182は、電子ピアノ100の鍵盤部150の右側に装備されている。
【0077】
図10は、上記電子ピアノ100の基本回路を示す説明図である。本回路も基本的に上記実施例1同様な構成を有しているが、後述する位置指定手段3及びクリック検出手段7が、ポインティングデバイスとしてのホイール180・左ボタン181・右ボタン182・ホイールスキャン回路183(及びCPU110も含む)で構成されており、該ホイール180・左ボタン181・右ボタン182がホイールスキャン回路183を介して、システムバス101に接続されている。それ以外の構成は、実施例1と異なることはないので、同一構成には実施例1の構成と同一番号で示し、その詳細については説明を省略する。
【0078】
図11は、上記電子ピアノ100で自動演奏モードが選択され、さらに範囲区切演奏モードが選択された場合に、該電子ピアノ100上に構成される本発明に係る表示楽譜指定区間演奏装置の機能構成を示す機能ブロック図である。
【0079】
上記実施例1と同様に、タッチパネル140上で上記範囲区切演奏モードが選択された場合、上記楽譜データメモリ122から選択された楽譜データがRAM130上の楽譜データ記憶領域131に複製され、さらに該データ記憶領域に楽譜範囲区切データ記憶領域132が生成され、上記図3に示すようなデータ記憶手段1が構成される。
【0080】
上記表示楽譜指定区間演奏装置の機能構成は、そのようなデータ記憶手段1と、楽譜を表示する楽譜表示手段2と、該楽譜表示手段2上の表示楽譜を指定した時に楽譜上の位置を特定する位置指定手段3と、クリック操作がどのクリックボタンかを検出するクリック検出手段7と、小節乃至拍子の指定開始位置及び指定終了位置を特定して上記楽譜範囲区切データ記憶領域132に記憶させる範囲区切データ生成手段5と、楽譜範囲区切データ内の楽譜データに基づき楽音を発生させる楽音生成手段6とを有している。
【0081】
上記構成のうち、データ記憶手段1と、楽譜表示手段2と、楽音生成手段6の各構成は、実施例1の構成と同じなのでその詳細な説明は省略する。
【0082】
ここで上記位置指定手段3の構成は、上記楽譜表示手段2上の任意の位置を指定し、その指定時の楽譜上の位置を特定する構成であり、上述のように、ポインティングデバイスを構成するホイール180・左ボタン181・右ボタン182・ホイールスキャン回路183及びCPU110(さらにはタッチパネル140上に表示されるカーソルを含む)で構成されている。尚、本実施例構成では、左ボタン181・右ボタン182という2種のボタンの違いでクリック操作の違いを判別しているが、どのボタンがクリックされたかに関わらずクリック操作の種類の違い(例えばシングルクリックかダブルクリックかのクリック操作の種類の違い)などをホイールスキャン回路183で判別することによりクリック操作の違いを判別するようにしても良い。
【0083】
また上記クリック検出手段7の構成は、上記位置指定手段3によるクリック操作がどのクリックボタンかを検出する構成であり、上述のように、左ボタン181・右ボタン182のクリック操作を検出するホイールスキャン回路183及びCPU110で構成されている。
【0084】
さらに上記範囲区切データ生成手段5の構成は、上記クリック検出手段7により検出された特定のクリックボタン(右ボタン182)のクリック操作が指定開始から指定終了までの範囲指定を伴う場合に、その指定に係る開始位置と終了位置が、開始小節位置及び終了小節位置として上記データ記憶手段1の楽譜範囲区切データ記憶領域132に記憶させると共に、同じくクリック検出手段7により検出された上記ボタンとは別のクリックボタン(左ボタン181)のクリック操作が楽譜上でなされた場合に、そのクリック操作順の夫々の位置が開始拍子位置及び終了拍子位置として上記データ記憶手段1の楽譜範囲区切データ記憶領域132に記憶させる構成である。該構成は、上記CPU110で構成される。
【0085】
本構成でも、範囲区切演奏モードが選択された場合、上記楽譜データメモリ122から選択された楽譜データがRAM130上の楽譜データ記憶領域131に複製され、さらに該データ記憶領域に楽譜範囲区切データ記憶領域132が生成され、上記図5と同様なデータ構造を有する楽譜データ及び楽譜範囲区切データが、データ記憶手段1(RAM130)に作成されることになる。
【0086】
図12は、本実施例に係る電子ピアノ100のメインルーチンのフローチャートが示されている。
【0087】
まず電源を入れると、図6の場合と同様、CPU110、RAM130、各スキャン回路141及び151や、パネル表示制御回路142及び楽音発生回路160の波形データ読み出し部などが初期化される(ステップS401)。その後、パネルイベント処理(ステップS402)、ホイールスキャン処理(ステップS403)、鍵盤イベント処理(ステップS404)、自動演奏処理(ステップS405)、その他の処理(ステップS406)が繰り返される。該ホイールスキャン処理については後述する(自動演奏処理は、上記図8の場合と同じなのでその詳細な説明は省略する)。
【0088】
図13は、図12のステップS403に示されたホイールスキャン処理のフローチャートである。
【0089】
同図に示されるホイールスキャン処理では、最初の右ボタン182のクリック回数を格納しておくレジスタが0にセットされる(ステップS501)。そしてホイール180によるタッチパネル140上に表示されるカーソルの移動位置が、ホイールスキャン回路183により検出される(ステップS502)。その後いずれかのボタンのクリックがあるか否かが同じくホイールスキャン回路183によりチェックされる(ステップS503)。
【0090】
いずれかのボタンのクリックがなければ(ステップS503;N)、上記ステップS502に復帰し、以上の処理を繰り返す。
【0091】
反対にいずれかのボタンのクリックがあれば(ステップS503;Y)、次にそのクリックボタンが左ボタン181であるか否かがチェックされる(ステップS504)。
【0092】
左ボタン181のクリックであれば(ステップS504;Y)、タッチパネル140に表示された楽譜におけるカーソル位置のクリック時の位置が取得される(ステップS505)。
【0093】
上記タッチパネル140上に表示されるカーソルの移動位置を検出し、任意の位置まで移動して、そこで該左ボタン181からユーザが指を離すクリックオフになったか否かが同じくホイールスキャン回路183によりチェックされる(ステップS506)。そのクリックオフが検出されるまで該ステップS506の処理が繰り返される(ステップS506;N)。
【0094】
そしてユーザが左ボタン181から指を離すクリックオフになった場合(ステップS506;Y)、タッチパネル140に表示された楽譜におけるクリックオフ時の位置が取得される(ステップS507)。
【0095】
さらに、上記クリック時及びクリックオフされた時に位置する各小節位置が取得され(ステップS508)、上記範囲区切データ生成手段5により上記楽譜範囲区切データ記憶領域132へ開始小節位置情報及び終了小節位置情報として記憶せしめられる(ステップS509)。
【0096】
上記ステップS504でクリックされたボタンが右ボタン182である場合(ステップS504;N)、タッチパネル140に表示された楽譜におけるカーソル位置のクリック時の位置が取得される(ステップS510)。
【0097】
そして右ボタン182のクリック回数がインクリメントされる(ステップS511)。さらに該右ボタン182のクリック回数が2回以上になったか否かがCPU110によりチェックされる(ステップS512)。右ボタン182のクリック回数が2回以上になっていなければ(ステップS512;N)、上記ステップS503に復帰する。
【0098】
反対に右ボタン182のクリック回数が2回以上になっていれば(ステップS512;Y)、該右ボタン182のクリック時のタッチパネル140に表示された楽譜における位置が取得される(ステップS513)。
【0099】
さらに、上記1回目クリック時及び2回目のクリック時に位置する各拍子位置が取得され(ステップS514)、上記範囲区切データ生成手段5により上記楽譜範囲区切データ記憶領域132へ開始拍子位置情報及び終了拍子位置情報として記憶せしめられる(ステップS515)。その後右ボタン182のクリック回数が0にリセットされる(ステップS516)。
【0100】
上記ステップS509又はステップS516の処理が終了した後、再度クリックがあるか否かがチェックされる(ステップS517)。再度クリックがあれば(ステップS517;Y)、上記ステップS502に復帰して以上の処理を繰り返す。反対に再度クリックがなければ(ステップS517;N)、ホイールスキャン処理は終了し、メインルーチンに戻る。
【0101】
上述のように、図12のステップS405における自動演奏処理については、図8に示されるものと同じなので、説明は省略する。
【0102】
以上の本実施例構成によれば、上記範囲区切データ生成手段5によって、クリック検出手段7により検出された左ボタン181のクリック操作が指定開始から指定終了までの範囲指定を伴う場合に、その範囲指定に係る開始位置及び終了位置が開始小節位置及び終了小節位置として上記データ記憶手段1の楽譜範囲区切データ記憶領域132に記憶され、同じくクリック検出手段7により検出された右ボタン182のクリック操作が楽譜上でなされた場合に、そのクリック操作順の夫々の位置が開始拍子位置及び終了拍子位置として上記楽譜範囲区切データ記憶領域132に記憶される。そして楽音生成手段6により、上記楽譜範囲区切データ記憶領域132に記憶された楽譜範囲区切データに基づいて、その範囲内の楽譜データが楽譜データ記憶領域131から自動演奏用のデータとして読み出され、出力されることになる。従って、クリック検出手段7により検出される左ボタン181のクリックによる指定開始位置からクリックオフの指定終了位置までの範囲が検出されるだけで、小節単位での演奏区間の指定ができ、また該クリック検出手段7により検出される右ボタン182のクリックによる指定開始位置から同じく右ボタン182の2回目のクリックによる指定終了位置までの範囲が検出されるだけで、拍子単位での演奏区間の指定ができるようになる。
【0103】
従って本電子ピアノ100では、ユーザの演奏練習のために模範演奏として指定した範囲を演奏させたり、或いは指定範囲のユーザ演奏の採点を行うなどのために、表示された楽譜のうちユーザが指定する範囲を演奏させることができるようになる。その際、上述のように、左ボタン181のクリック・オフ操作で小節単位での演奏区間の指定ができ、また右ボタン182の1回及び2回のクリック操作で拍子単位での演奏区間の指定ができるため、小節や拍子に関して演奏すべき楽譜の範囲の区切についてユーザの操作性は格段に高くなる。
【0104】
尚、本発明の表示楽譜演奏用区間指定装置及び表示楽譜指定区間演奏装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、パソコンなどに請求項1や請求項2のような表示楽譜演奏用区間指定装置用のプログラムが読み込まれて、楽音生成手段6の構成がなく、単に外部や他の構成に演奏データを出力する演奏データ出力手段の構成を備えるだけの構成としても良いことは言うまでもない。
【0105】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1、請求項3及び請求項4記載の表示楽譜演奏用区間指定装置及び表示楽譜指定区間演奏装置によれば、大まかな指定操作小節単位での演奏区間の指定ができ、また細かな指定操作拍子単位での演奏区間の指定ができるという優れた効果を奏することが可能となる。
【0106】
また請求項2及び請求項5記載の表示楽譜演奏用区間指定装置及び表示楽譜指定区間演奏装置によれば、特定のボタンのクリック操作乃至特定の種類のクリック操作で小節単位での演奏区間の指定ができ、また他のボタンのクリック操作乃至上記種類とは別のクリック操作で拍子単位での演奏区間の指定ができることになり、これらの演奏区間の範囲指定がこれまで以上に簡単にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示楽譜指定区間演奏装置構成が組み込まれた電子ピアノ100の本体外観を示す平面図である。
【図2】上記電子ピアノ100の基本回路を示す説明図である。
【図3】範囲区切演奏モードが選択された場合に、該電子ピアノ100上に構成される本発明に係る表示楽譜指定区間演奏装置の機能構成を示す機能ブロック図である。
【図4】速度閾値設定手段50によりタッチパネル140上に表示される速度閾値設定画面の表示状態を示す画面説明図である。
【図5】範囲区切演奏モードが選択された場合の楽譜データ及び楽譜範囲区切データのデータ構造を示す説明図である。
【図6】上記電子ピアノ100のメインルーチンのフローチャートである。
【図7】図6のステップS102に示されたパネルイベント処理のフローチャートである。
【図8】図6のステップS104に示された自動演奏処理のフローチャートである。
【図9】請求項5に係る表示楽譜指定区間演奏装置構成が組み込まれた電子ピアノ100の本体外観を示す平面図である。
【図10】上記電子ピアノ100の基本回路を示す説明図である。
【図11】範囲区切演奏モードが選択された場合に、該電子ピアノ100上に構成される本発明に係る表示楽譜指定区間演奏装置の機能構成を示す機能ブロック図である。
【図12】本実施例に係る電子ピアノ100のメインルーチンのフローチャートである。
【図13】図12のステップS403に示されたホイールスキャン処理のフローチャートである。
【図14】表示手段に楽譜表示が表示された例を示す説明図である。
【図15】従来技術の構成により、楽譜の表示画面上で任意の演奏開始位置と演奏終了位置が指定され、それらを演奏区間情報として表示した状態を示す説明図である。
【図16】上記従来構成で、データ格納手段に演奏開始位置を示すデータ及び演奏停止位置を示すデータが格納された状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 データ記憶手段
2 楽譜表示手段
3 位置指定手段
4 速度検出手段
5 範囲区切データ生成手段
6 楽音生成手段
7 クリック検出手段
50 速度閾値設定手段
100 電子ピアノ
101 システムバス
110 CPU
120 ROM
121 プログラムメモリ
122 楽譜データメモリ
130 RAM
131 楽譜データ記憶領域
132 楽譜範囲区切データ記憶領域
140 タッチパネル
141 パネルスキャン回路
142 パネル表示制御回路
150 鍵盤部
151 鍵盤スキャン回路
160 楽音発生回路
161 D/A変換回路
162 サウンドシステム
170 MIDIインターフェース
180 ホイール
181 左ボタン
182 右ボタン
183 ホイールスキャン回路

Claims (5)

  1. 少なくとも音符データ・記号データ及び楽譜表示に必要なデータを含む楽譜データと、開始小節位置・終了小節位置・開始拍子位置・終了拍子位置の範囲区切データを含む楽譜範囲区切データとを記憶するデータ記憶手段と、
    与えられた楽譜データを基に楽譜を表示する楽譜表示手段と、
    該楽譜表示手段上の任意の位置を指定し、その指定時の楽譜上の位置を特定する位置指定手段と、
    該位置指定手段により指定された指定開始位置から指定終了位置までの位置指定に係る速度を検出する速度検出手段と、
    該速度検出手段による検出速度が任意の速度より速い場合に、その指定に係る開始位置及び終了位置が開始小節位置及び終了小節位置として上記データ記憶手段に記憶させると共に、同じく速度検出手段による検出速度が上記の任意の速度より遅い場合に、その指定に係る開始位置及び終了位置が開始拍子位置及び終了拍子位置として上記データ記憶手段に記憶させる範囲区切データ生成手段と、
    上記データ記憶手段に記憶された楽譜範囲区切データ内の楽譜データを演奏用データにして出力する演奏データ出力手段と
    を有することを特徴とする表示楽譜演奏用区間指定装置。
  2. 少なくとも音符データ・記号データ及び楽譜表示に必要なデータを含む楽譜データと、開始小節位置・終了小節位置・開始拍子位置・終了拍子位置の範囲区切データを含む楽譜範囲区切データとを記憶するデータ記憶手段と、
    与えられた楽譜データを基に楽譜を表示する楽譜表示手段と、
    2種以上のクリック操作を判別する手段を備えているか、又は2以上のクリックボタンを備えており、上記楽譜表示手段上の任意の位置を指定し、その指定時の楽譜上の位置を特定する位置指定手段と、
    該位置指定手段によるクリック操作がどの種類のものか又はどのクリックボタンかを検出するクリック検出手段と、
    該クリック検出手段により検出された特定の種類のクリック操作乃至特定のクリックボタンのクリック操作が指定開始から指定終了までの範囲指定を伴う場合に、その範囲指定に係る開始位置及び終了位置が開始小節位置及び終了小節位置として上記データ記憶手段に記憶させると共に、同じくクリック検出手段により検出された上記種類とは別のクリック操作乃至上記とは別のクリックボタンのクリック操作が楽譜上でなされた場合に、そのクリック操作順の夫々の位置が開始拍子位置及び終了拍子位置として上記データ記憶手段に記憶させる範囲区切データ生成手段と、
    上記データ記憶手段に記憶された楽譜範囲区切データ内の楽譜データを演奏用データにして出力する演奏データ出力手段と
    を有することを特徴とする表示楽譜演奏用区間指定装置。
  3. 少なくとも音符データ・記号データ及び楽譜表示に必要なデータを含む楽譜データと、開始小節位置・終了小節位置・開始拍子位置・終了拍子位置の範囲区切データを含む楽譜範囲区切データとを記憶するデータ記憶手段と、
    与えられた楽譜データを基に楽譜を表示する楽譜表示手段と、
    該楽譜表示手段上の任意の位置を指定し、その指定時の楽譜上の位置を特定する位置指定手段と、
    該位置指定手段により指定された指定開始位置から指定終了位置までの位置指定に係る速度を検出する速度検出手段と、
    該速度検出手段による検出速度が任意の速度より速い場合に、その指定に係る開始位置及び終了位置が開始小節位置及び終了小節位置として上記データ記憶手段に記憶させると共に、同じく速度検出手段による検出速度が上記の任意の速度より遅い場合に、その指定に係る開始位置及び終了位置が開始拍子位置及び終了拍子位置として上記データ記憶手段に記憶させる範囲区切データ生成手段と、
    上記データ記憶手段に記憶された楽譜範囲区切データ内の楽譜データに基づき楽音を発生させる楽音生成手段と
    を有することを特徴とする表示楽譜指定区間演奏装置。
  4. 上記楽譜表示手段が、タッチパネルで構成されていて、位置指定手段の構成と兼ねられている場合、該タッチパネル上に表示された楽譜に、最初のタッチがなされた際、範囲区切データ生成手段における位置指定は開始拍子位置とみなし設定され、その後速度検出手段による検出速度が任意の速度より速い場合に、最初に開始拍子位置とみなされた位置が開始小節位置に変更され、指定終了位置が終了小節位置として上記データ記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項3記載の表示楽譜指定区間演奏装置。
  5. 少なくとも音符データ・記号データ及び楽譜表示に必要なデータを含む楽譜データと、開始小節位置・終了小節位置・開始拍子位置・終了拍子位置の範囲区切データを含む楽譜範囲区切データとを記憶するデータ記憶手段と、
    与えられた楽譜データを基に楽譜を表示する楽譜表示手段と、
    2種以上のクリック操作を判別する手段を備えているか、又は2以上のクリックボタンを備えており、上記楽譜表示手段上の任意の位置を指定し、その指定時の楽譜上の位置を特定する位置指定手段と、
    該位置指定手段によるクリック操作がどの種類のものか又はどのクリックボタンかを検出するクリック検出手段と、
    該クリック検出手段により検出された特定の種類のクリック操作乃至特定のクリックボタンのクリック操作が指定開始から指定終了までの範囲指定を伴う場合に、その範囲指定に係る開始位置及び終了位置が開始小節位置及び終了小節位置として上記データ記憶手段に記憶させると共に、同じくクリック検出手段により検出された上記種類とは別のクリック操作乃至上記とは別のクリックボタンのクリック操作が楽譜上でなされた場合に、そのクリック操作順の夫々の位置が開始拍子位置及び終了拍子位置として上記データ記憶手段に記憶させる範囲区切データ生成手段と、
    上記データ記憶手段に記憶された楽譜範囲区切データ内の楽譜データに基づき楽音を発生させる楽音生成手段と
    を有することを特徴とする表示楽譜指定区間演奏装置。
JP2003135284A 2003-05-14 2003-05-14 表示楽譜演奏用区間指定装置及び表示楽譜指定区間演奏装置 Expired - Fee Related JP4176545B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003135284A JP4176545B2 (ja) 2003-05-14 2003-05-14 表示楽譜演奏用区間指定装置及び表示楽譜指定区間演奏装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003135284A JP4176545B2 (ja) 2003-05-14 2003-05-14 表示楽譜演奏用区間指定装置及び表示楽譜指定区間演奏装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004341079A true JP2004341079A (ja) 2004-12-02
JP4176545B2 JP4176545B2 (ja) 2008-11-05

Family

ID=33525580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003135284A Expired - Fee Related JP4176545B2 (ja) 2003-05-14 2003-05-14 表示楽譜演奏用区間指定装置及び表示楽譜指定区間演奏装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4176545B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015146201A1 (ja) * 2014-03-24 2015-10-01 株式会社河合楽器製作所 楽譜表示・演奏プログラム及び楽譜表示・演奏装置
WO2019026262A1 (ja) * 2017-08-03 2019-02-07 ヤマハ株式会社 楽譜表示装置、楽譜表示方法および楽譜表示プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015146201A1 (ja) * 2014-03-24 2015-10-01 株式会社河合楽器製作所 楽譜表示・演奏プログラム及び楽譜表示・演奏装置
JP2015184420A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 株式会社河合楽器製作所 楽譜表示・演奏プログラム及び楽譜表示・演奏装置
US9640161B2 (en) 2014-03-24 2017-05-02 Kawai Musical Instruments Manufacturing Co., Ltd. Musical score displaying and performing program, and musical score displaying and performing device
WO2019026262A1 (ja) * 2017-08-03 2019-02-07 ヤマハ株式会社 楽譜表示装置、楽譜表示方法および楽譜表示プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4176545B2 (ja) 2008-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7435169B2 (en) Music playing apparatus, storage medium storing a music playing control program and music playing control method
JP4557899B2 (ja) サウンド処理プログラムおよびサウンド処理装置
JP6459378B2 (ja) 課題管理装置および課題管理プログラム
US7208670B2 (en) System to enable the use of white keys of musical keyboards for scales
US20180350337A1 (en) Electronic musical instrument with separate pitch and articulation control
JP5549521B2 (ja) 音声合成装置およびプログラム
JP3594777B2 (ja) 電子楽器及び記憶媒体
JPH11296168A (ja) 演奏情報評価装置、演奏情報評価方法及び記録媒体
JP4176545B2 (ja) 表示楽譜演奏用区間指定装置及び表示楽譜指定区間演奏装置
Snyder Snyderphonics Manta Controller, a Novel USB Touch-Controller.
JP2012103575A (ja) 楽音生成装置および楽音生成プログラム
JP6268674B2 (ja) 楽音発生装置、電子楽器、楽音発生方法およびプログラム
JP5935815B2 (ja) 音声合成装置およびプログラム
JP5821170B2 (ja) 電子音楽装置及びプログラム
JP5803705B2 (ja) 電子楽器
JP6149917B2 (ja) 音声合成装置および音声合成方法
JP2013195965A (ja) 携帯情報機器及びプログラム
JP4675731B2 (ja) 楽音発生装置
JP3787642B2 (ja) 演奏指示装置及び演奏指示のプログラムを記録した記録媒体
JP7429936B1 (ja) 鍵盤画面表示プログラム及びそのシステム
JP3227548U (ja) 演奏制御システム、演奏制御装置
JP2638992B2 (ja) 楽譜入力方式
JP2008165098A (ja) 電子楽器
JP3250278B2 (ja) 電子楽器
JP4688177B2 (ja) 演奏独習装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080819

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080820

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees