JP2004340904A - グローブバッグ - Google Patents

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JP2004340904A
JP2004340904A JP2003141041A JP2003141041A JP2004340904A JP 2004340904 A JP2004340904 A JP 2004340904A JP 2003141041 A JP2003141041 A JP 2003141041A JP 2003141041 A JP2003141041 A JP 2003141041A JP 2004340904 A JP2004340904 A JP 2004340904A
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bag
glove
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JP2003141041A
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Kazumi Yoshioka
和三 吉岡
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IHI Corp
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IHI Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】危険物質を取り扱う作業空間が負圧状態となる場合でも、潰れることがないグローブバッグを提供する。
【解決手段】外側に突起する複数の突起部を有し、作業対象物を収容するバッグ本体と、該バッグ本体内部に突出して設けられ前記作業対象物に対する所定の作業を行うグローブと、前記バッグ本体を包囲し、前記複数の突起部を支持して前記バッグ本体が潰れるのを防止する枠体とを備える。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は危険物質を取り扱う際に用いられるグローブバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】
大気中で不安定な固体、紛体、放射性物質、極めて毒性の強い物質及び空気中の酸素と反応して爆発する物質等の危険物質を取り扱う際にグローブボックスやグローブバッグが用いられる。このグローブボックスの一利用形態として、上記のような危険物質を乾燥雰囲気中又は不活性雰囲気中で取り扱うものがあり、この形態では、作業空間をその外部と気密状に区画する本体ボックス内を真空にした後、ドライエアー又は窒素、アルゴン、ヘリウムなどの不活性ガスを充満させて乾燥雰囲気あるいは不活性雰囲気を本体ボックス内に形成するようにしている。なお、このようなグローブボックスは、例えば下記特許文献1等に開示されている。
【0003】
また、グローブボックスの他の利用形態として、図9に示すような、紛体の危険物質を取り扱うものがある。この図に示すグローブボックス20は、ボックス本体21と、該ボックス本体21に設けられたグローブポート22と、該グローブポート22に取り付けられたゴム製グローブ23とを備えており、このグローブ23に手を挿入して危険物質である紛体24に手が直接接触しないようにグローブ23を介してボックス本体21内で作業を行うようになっている。ボックス本体21内には、紛体24を投入する投入口25が設けられており、ボックス本体21内でチューブ26を開封した後に、紛体24を投入口25に投入する。投入口25に投入された紛体24は、図示しない紛体容器に収容される。この紛体容器内は、その内部で紛体が飛散しないように若干負圧状態となっており、このため、これに接続されるボックス本体21内の作業空間も若干負圧状態となる。
【0004】
このようなグローブボックスは、作業対象物を異なる物質に変更するときは、汚染防止等のためグローブボックス本体内の洗浄や殺菌作業が必要となる。また、グローブボックスは固定された装置であるため、作業対象物の投入後もそのスペースを確保しなければならず、他の操作の邪魔になることがある。
【0005】
一方、グローブバッグを使用して危険物質の投入ができれば、使用したバッグは使い捨てとなるのでグローブボックスのような洗浄や殺菌作業が不要となり面倒が少ない。また、危険物質の投入後は投入口から取外してしまうので、他の操作の邪魔にならない。そして、異なる危険物質を投入するときは新たなバッグを使用すればよい。
【0006】
【特許文献1】
昭57−118400
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、粉体の危険物質を取り扱う際は、作業空間が負圧状態となるため、上述したグローブバッグではそれ自体が潰れてしまい、取扱作業に支障をきたし使用することができないという問題があった。
【0008】
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、危険物質を取り扱う作業空間が負圧状態となる場合でも、潰れることがないグローブバッグを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、外側に突出する複数の突起部を有し、作業対象物を収容するバッグ本体と、該バッグ本体内部に突出して設けられ前記作業対象物に対する所定の作業を行うグローブと、前記バッグ本体を包囲し、前記複数の突起部を支持して前記バッグ本体が潰れるのを防止する枠体とを備える、ことを特徴とするグローブバッグが提供される。
【0010】
このような構成を採用することにより、作業対象物の投入先が負圧であるためにバッグ本体内が負圧状態となる場合でも、該バッグ本体に設けられた突起部を外側から支持する枠体を備えているので、バッグ本体が潰れるのを防止することができ、作業対象物の取扱作業に支障をきたすことがない。
【0011】
また、前記バッグ本体と前記枠体とは着脱自在に構成されることが好ましい。このように構成することにより、作業終了後は、枠体からバッグ本体を取り外し、バッグ本体は使い捨てる一方、枠体は新たなバッグ本体を装着して再利用することが可能となり経済的である。
【0012】
また、前記枠体は前記複数の突起部に対応する複数の凹部を有し、前記突起部は前記凹部に引っ掛かる形状をなす引掛け部を有することが好ましい。このように構成することにより、枠体における突起部の支持を簡単な構造で、かつ、確実に行ってバッグ本体の潰れを確実に防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明に係るグローブバッグに用いるバッグ本体1である。バッグ本体1はその内部が視認できるような素材からなり、ほぼ円筒形をなす胴体部を有している。胴体部側部の両側には内部に突出するビニール製のグローブ2が設けられている。このグローブ2は、バッグ本体内部に収容される作業対象物に所定の作業を行うためのものであり、作業者の手と腕を挿入した際に5本の指を自由に動かせるように手袋の形状となっている。また、バッグ本体1には外側に突出する突起部3が複数設けられている。この突起部の外方端(頭部)には後述する枠体の凹部5に引っ掛かる形状をなす引掛け部を有しており、この引掛け部により枠体に固定支持される。
【0015】
図2は、本発明に係るグローブバッグに用いる枠体4である。枠体4には鉄やアルミニウムなどの金属製又は樹脂製の材料を用いることができる。この枠体は、バッグ本体1を包囲できる大きさであり、全体的に円筒形をなしており、周方向に延びる複数のリング状の周方向フレーム4aとこの周方向フレーム4aに交差して軸方向に延びる複数の軸方向フレーム4bとから成る。また、枠体の周方向フレーム4aにはバッグ本体1に設けられた突起部3に対応するように切り欠いた凹部5が複数設けられている。
【0016】
なお、枠体4は、図2に示すような周方向フレーム4aと軸方向フレーム4bとから構成されるものに限定されるものではなく、バッグ本体1の形状や寸法に合わせて適宜最適な構成とすることができる。
【0017】
図3は、上述した枠体4にバッグ本体1を装着した状態のグローブバッグ10の全体構成を示すものである。この図に示すように、バッグ本体1の外側に設けられた突起部3が枠体4に設けられた凹部5に引っ掛かるように、枠体4にバッグ本体1を装着する。このように、突起部3と凹部5とは固着されておらず、単に引っ掛かっているだけであるので、バッグ本体1を枠体4から脱着することが可能となっている。
【0018】
なお、本実施形態のグローブバッグ10は、バッグ本体1の頂部(図3で上部)を支持する突起部及びこれに対応する枠体のフレームを備えていないが、バックグ本体の形状等により頂部の潰れが大きく作業対象物の取扱作業に支障をきたすようであれば、適宜そのような突起部及びこれに対応する枠体のフレームを設けると良い。また、バッグ本体1の突起部3を支持する手段としては、上述した構成のほか、例えば、突起部を紐等を通すことができる構造とし、突起部と枠体4のフレームとを紐等により固定するような構成としても良い。
【0019】
図4〜図8は、本発明のグローブバッグ10を使用して粉体の危険物質を取り扱う場合の一例を説明するものである。
【0020】
まず、図4に示すように、チューブ13に入った作業対象物となる粉体6を、チューブ13を開封するためのハサミ7とともにバッグ本体1に入れる。このとき、バッグ本体1は端部が閉じられていない。
【0021】
次に、図5に示すように、粉体6入りチューブ13とハサミ7の入ったバッグ本体1の一端を結束して閉じ、他端にフェルール付短管8をリング状のバンド9により固定して取り付けた後、バッグ本体1を枠体4に装着する(なお、本図及び以下の図面において、バッグ本体1を枠体4に装着した状態で記載していないが、以下の説明においてはバッグ本体1は枠体4に装着されているものとする。)。次に、このフェルール付短管8を紛体容器11の投入口12に取り付ける。
【0022】
次に、図6に示すように、バッグ本体1内の紛体6入りチューブ13をハサミ7で開封し、投入口12とフェルール付短管8の間の弁を開いて紛体6を紛体容器11に投入する。このとき、紛体容器11内は紛体6が内部で飛散しないように若干の負圧状態となっているため、投入口12に接続されたバッグ本体1内は同様に負圧状態となるが、枠体6がバッグ本体1をこれに設けられた突起部3を介して潰れないように支持しているので、作業対象物(紛体6)の取扱に全く支障はない。
【0023】
その後、図7に示すように、投入口12とフェルール付短管8の間の弁を閉じバッグ本体1の投入口12側を結束して切断するが、このとき、フェルール付短管8に取り付けられた方のバッグ本体1の一部内にハサミ7を残し、フェルール付短管8も紛体容器11に取り付けたままにしておく。切断されたグローブ2の付いた方のバッグ本体1は枠体4から取り外して廃棄する。すなわち、バッグ本体1は使い捨てとなるのでバッグ本体1の洗浄・殺菌作業は不要である。一方、枠体4は新たなバッグ本体1を装着して再利用することが可能となり経済的である。
【0024】
新たな紛体6を投入する場合は、図8の様に行う。すなわち、まず、紛体6入りチューブ13を収容して一端部を結束したバッグ本体1を、前回の投入作業の際に残しておいたハサミ7入りのバッグ本体1の一部の上から被せてフェルール付短管8に取り付ける。次に、このハサミ7入りのバッグ本体1の一部をフェルール付短管8から取り外す。その後は上述したのと同様の手順で作業対象物(紛体)を紛体容器に投入する。作業対象物が複数種類ある場合には、この作業を繰り返し行えば良い。
【0025】
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得ることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のグローブバッグによれば、以下のような優れた効果を享受できる。
(1)作業対象物を取り扱う作業空間が負圧状態となる場合でもバッグ本体が潰れることはなく、取扱作業に全く支障がない。
(2)作業終了後は、枠体からバッグ本体を取り外し、バッグ本体は使い捨てる一方、枠体は新たなバッグ本体を装着して再利用することが可能となり経済的である。
(3)枠体における突起部の支持を簡単な構造で、かつ、確実に行ってバッグ本体の潰れを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグローブバッグのバッグ本体である
【図2】本発明に係るグローブバッグの枠体である。
【図3】本発明に係るグローグバッグの全体構成図である。
【図4】本発明に係るグローブバッグによる作業対象物の取扱いを説明する図である。
【図5】本発明に係るグローブバッグによる作業対象物の取扱いを説明する図である。
【図6】本発明に係るグローブバッグによる作業対象物の取扱いを説明する図である。
【図7】本発明に係るグローブバッグによる作業対象物の取扱いを説明する図である。
【図8】本発明に係るグローブバッグによる作業対象物の取扱いを説明する図である。
【図9】グローブボックスの全体構成図である。
【符号の説明】
1 バッグ本体
2 グローブ
3 突起部
4 枠体
4a 周方向フレーム
4b 軸方向フレーム
5 凹部
6 作業対象物(紛体)
7 ハサミ
8 フェルール付短管
9 バンド
10 グローブバッグ
11 紛体容器
12 投入口
13 チューブ

Claims (3)

  1. 外側に突起する複数の突起部を有し、作業対象物を収容するバッグ本体と、
    該バッグ本体内部に突出して設けられ前記作業対象物に対する所定の作業を行うグローブと、
    前記バッグ本体を包囲し、前記複数の突起部を支持して前記バッグ本体が潰れるのを防止する枠体とを備える、ことを特徴とするグローブバッグ。
  2. 前記バッグ本体と前記枠体とは着脱自在に構成される、ことを特徴とする請求項1記載のグローブバッグ。
  3. 前記枠体は前記複数の突起部に対応する複数の凹部を有し、前記突起部は前記凹部に引っ掛かる形状をなす引掛け部を有する、ことを特徴とする請求項1又は2記載のグローブバッグ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009047668A (ja) * 2007-08-23 2009-03-05 Japan Atomic Energy Agency 放射化された金属材料及び放射性ガスを含む密閉容器の切断・開封装置

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