JP2004340593A - 重量センサおよび計量装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る重量センサ30は、荷重伝達部42の固着位置42a〜42dが、それぞれ一対のバー31c,31dの何れかと略同一水平面内に配置されている。このため、自由端部31bに対して鉛直方向以外の方向に加わる荷重も、主として一対のバー31c,31dの何れかに沿った方向に与えられることになる。一方、自由端部31bは、一対のバー31c,31dの何れかに沿った方向に与えられる荷重に対しては、当該バーが抵抗となり、比較的高い剛性を有する。したがって、当該荷重が加わった場合にも、自由端部31bにおける歪曲の発生を抑制することができるため、重量センサ30における計量誤差の発生を抑制することができる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被計量物を搬送しながらその重量を計量する計量装置や、計量皿上に載置された被計量物の重量を計量する電子天びん等に使用される重量センサ、および当該重量センサを備えた計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7には、従来より計量装置や電子天びん等に使用される重量センサの例を示している。図7に示す重量センサ100は、固定端部110と、荷重に応じて変位する自由端部120と、固定端部110と自由端部120とを上下平行に連結する複数のバー130,140とで構成されるロバーバル機構を有している。重量センサ100はまた、荷重伝達部150と、自由端部120の変位を検出する検出手段160とを備えている。荷重伝達部150は、ねじ等の固着手段170によって自由端部120に固着され、被計量物Mから鉛直上下方向に受ける荷重を自由端部120へ伝達することができる。
【0003】
重量センサ100において、被計量物Mから荷重伝達部150へ荷重が与えられると、荷重伝達部150は自由端部120へ荷重を伝達し、自由端部120が荷重方向へ変位する。検出手段160は、自由端部120の変位を検出し、検出結果を重量に換算して計量結果として出力する。
【0004】
このような従来の重量センサの構成については、例えば、特許文献1および特許文献2に開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特公昭58−57694号公報
【特許文献2】
特開2001−91374号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような重量センサ100においては、被計量物Mからの荷重を受けたとき、理想的には荷重伝達部150には自由端部120の本来の変位方向(鉛直方向)にのみ荷重が加わり、図8(a)に示すように、バー130,140は平行関係を保ちつつ、自由端部120も固定端部110との平行関係を保ちつつ、変位する。
【0007】
ところが、例えば被計量物Mが偏った位置に載置されている等の理由により荷重伝達部150に鉛直方向以外の方向に荷重が加わっている場合、荷重伝達部150は、固着手段170が設けられている固着位置等から自由端部120に対して意図しない方向の応力を与えることになる。このような応力は、図8(b),(c)に誇張して示すように、自由端部120を歪曲させるような力として作用し、その結果、荷重伝達部150が傾いてしまうとともに、バー130,140の平行関係も崩れてしまうこととなる。図8(b),(c)では荷重伝達部150には歪曲が生じていない場合について示しているが、荷重伝達部150と自由端部120とが一体的に歪曲する場合もあり得る。これらとき検出手段160から出力される計量結果は不正確なものとなり、重量センサ100は計量誤差(偏置誤差)を生じることとなる。
【0008】
このような計量誤差を低減するための1つの方法として、自由端部120の厚み寸法(荷重伝達部150との並び方向の寸法)Lを所定値以上に設計し、自由端部120の剛性を高める方法が、従来より実施されている。また、このような計量誤差を低減するための他の方法として、自由端部120に切り欠き部を形成し、切り欠き部によって理想変位方向以外の方向に加わる荷重を吸収する方法が、特許文献2に開示されている。
【0009】
しかしながら、上述した前者の方法では自由端部120自体の重量が増加するため、また、後者の方法では自由端部120において切り欠き部が新たなばね要素となるため、何れの方法においても自由端部120の固有振動数が低下する。自由端部120の固有振動数が低下した場合、検出手段160の検出結果から自由端部120の変位信号を取り出すために使用するローパスフィルタも、カットオフ周波数の低いものを使用せざるを得ないため、所望の信号を得るために要するローパスフィルタのフィルタリング時間が長くなり、重量センサ100の計量速度が低下することとなる。
【0010】
また、上述した前者の方法では、自由端部120の寸法とともに重量センサ100全体の寸法を増大させることにもなる。
【0011】
本発明は、これらの課題に鑑みてなされたものであり、計量速度の低下や寸法の増大を伴うことなく、自由端部に鉛直方向以外の方向に荷重が加わった場合にも計量誤差の発生を抑制することができる重量センサ、および当該重量センサを備えた計量装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、固定端部と、荷重に応じて変位する自由端部と、前記固定端部と前記自由端部とを連結し平行に配置されている複数のバーとで構成されるロバーバル機構を有する重量センサであって、前記自由端部に1以上の固着位置において固着され、被計量物からの上下方向の荷重を前記自由端部へ伝達する荷重伝達部と、前記自由端部の変位を検出する検出手段と、を備え、前記1以上の固着位置は、それぞれ前記複数のバーのうちの何れか1つのバーと略同一水平面内に配置したことを特徴とする。
【0013】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の重量センサであって、前記バーは、前記固定端部および前記自由端部との前記連結位置のそれぞれにおいて、その上面と下面とが溝状に凹んで形成されたノッチ部を有し、前記ノッチ部は、前記複数のバーのそれぞれについて複数形成されているとともに、前記固着位置は、前記バーのそれぞれが有する前記ノッチ部の厚み中心を結ぶ水平面上に配置したことを特徴とする。
【0014】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の重量センサであって、前記バーは、前記固定端部および前記自由端部との前記連結位置のそれぞれにおいて、厚み方向に形成された貫通孔を挟んで複数のノッチ部を有し、前記固着位置は、前記バーのそれぞれが有する複数の前記ノッチ部のうち前記バーの幅方向に対して同位置にある2箇所のノッチ部の幅中心を結んだ直線上に配置したことを特徴とする。
【0015】
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の重量センサであって、前記固着位置において、前記荷重伝達部と前記自由端部との少なくとも一方には、他方と接する凸部を有することを特徴とする。
【0016】
請求項5に係る発明は、被計量物を搬送しながらその重量を計量する計量装置であって、水平配置された搬送面上において被計量物を搬送する搬送手段と、前記搬送手段を駆動させる駆動手段と、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の重量センサと、を備えることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0018】
<1.計量装置1の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る計量装置1の機構部分の構成図である。計量装置1は、被計量物Mを搬送しながらその重量を計量する装置であり、主として被計量物Mを搬送する搬送手段10と、搬送手段10を駆動させる駆動手段20と、重量センサ30と、支持ブラケット41とを備えている。
【0019】
搬送手段10は、コンベアフレーム11の両側に位置する一対の駆動ローラ12および従動ローラ13の間に、無端状の平ベルト14が巻き掛けられた構成となっている。コンベアフレーム11の上面は水平な搬送面11aとなっており、駆動手段20からの駆動力を受けて駆動ローラ12が回転すると、従動ローラ13も回転しつつ平ベルト14は搬送面11aに沿って進行し、それに伴い被計量物Mは略水平方向に搬送される。
【0020】
駆動手段20は、搬送手段の下方に配置され、モータボックス21の内部にモータ(図示省略)を備えた構成となっている。
【0021】
重量センサ30は、搬送手段10の下方であり駆動手段20の上方となる位置に配置され、不動床面に固定された筐体50の内部に収容されている。重量センサ30は、主として、荷重に応じて歪曲する起歪体301と、荷重を検出する検出手段302と、荷重伝達部42とを備えている。検出手段302は、筐体50の室内の床の一部上に固定されており、起歪体301はその片端が検出手段302と連結された構成となっている。起歪体301は検出手段302との連結側が固定端部31aとなっている一方、その他端側が自由端部31bとなっている(図2参照)。荷重伝達部42は、筐体50のオーバハング部分の床面に水平に形成された開口部52に非接触で挿通されており、その上部側は起歪体301の自由端部31bに、また下部側は駆動手段20のモータボックス21にそれぞれ固定されている。具体的には、荷重伝達部42の上半部421は略L字形状をなしており、その屈曲内側面が自由端部31bの端面と複数の部位で連結されている(図2参照)。また、荷重伝達部42の下半部422は円柱形状をなしており、その底面がモータボックス21の上面と固着されている。したがって、搬送手段10から支持ブラケット41を介して駆動手段20に至るまでの結合体を搬送機構部CMと呼んだとき、被計量物Mと搬送機構部CMとの合計重量に応じてモータボックス21に下向きに加えられた荷重は、荷重伝達部42によって起歪体301の自由端部31bへ伝達されることになる。ただし、被計量物Mが搬送面11a上に載置されていないときに搬送機構部CMが荷重伝達部42に与える重量負荷、すなわち風袋重量に応じて各部が調整されており、起歪体301に付加的に生じる重量負荷は、実質的に被計量物Mの重量を反映したものである。
【0022】
また、筐体50下面の開口部52の縁部(口唇部)と荷重伝達部42の下半部422の外周面との隙間には、ダイヤフラム51が挟み込まれており、これらの隙間を塞ぐことによって、筐体50の内部空間と外部とを気密に遮断している。このダイヤフラム51は可撓性であって、モータボックス21から起歪体301への荷重の伝達には影響を及ぼさない。重量センサ30のその他の詳細については、後述する。
【0023】
支持ブラケット41は、図1において仮想線で示した略逆三角形の板状の部材であり、コンベアフレーム11、筐体50、およびモータボックス21を挟んで計量装置1の側方(図1では紙面手前側と奥側)に対をなして配置されている。一対の支持ブラケット41のそれぞれは、コンベアフレーム11およびモータボックス21に固着されており、コンベアフレーム11に与えられた荷重をモータボックス21へ伝達する機能を果たす。
【0024】
また、図示は省略したが、一対の支持ブラケット41の内側には、駆動手段20のモータから搬送手段10の駆動ローラ12へ駆動力を伝達するためのベルト等から構成される無端の駆動伝達機構が配置されている。
【0025】
このような計量装置1の搬送手段10上に被計量物Mが搬送されると、コンベアフレーム11の搬送面11aは、平ベルト14を介して被計量物Mから鉛直方向の荷重を受ける。被計量物Mから搬送面11aに受けた鉛直方向の当該荷重は、コンベアフレーム11、支持ブラケット41、モータボックス21、荷重伝達部42を介して重量センサ30の自由端部31bに伝達する。
【0026】
<2.重量センサ30の構成>
図2は、重量センサ30の詳細を示す側面図であり、図3はそれらを上方から見たときの平面図である。図2、図3を参照しつつ、重量センサ30の詳細について、以下に説明する。
【0027】
重量センサ30は、上述したように、主として、荷重に応じて歪曲する起歪体301と、荷重を検出する検出手段302と、荷重伝達部42とを備えている。
【0028】
起歪体301は、固定端部31aと、荷重に応じて鉛直上下方向に変位する自由端部31bとを上下に平行な一対のバー31c,31dで連結させたいわゆるロバーバル機構31を備えている。また、起歪体301は、水平に延びた基礎レバー32aと、この基礎レバー32aを略水平方向に延長する方向に設けた延長レバー32bとを固着して構成されるてこ機構32も備えている。本実施形態においては、ロバーバル機構31の全体と、てこ機構32の基礎レバー32aとは、一枚の平板状の母材をくり抜くことによって形成されている。
【0029】
図2および図3に示すように、上下方向に隔離してほぼ平行配置された一対の水平バー31c,31dには、それぞれの両端すなわち、
▲1▼固定端部31aとの連結境界、および
▲2▼自由端部31bとの連結境界、
のそれぞれにおいて、その上面と下面とが溝状に凹んだ絞り部(隘路部分)が形成されており、その絞り部には更に、バー31c,31dの厚み方向(鉛直方向)に貫通孔31eが形成されている。本明細書においては、バー31c,31dのこの絞り部のうち、貫通孔31eを挟んで複数に分けられた部分のそれぞれを「ノッチ部」と称することとする。
【0030】
すなわち、上下一対のバー31c,31dのうち上方に位置するバー31cは、固定端部31aとの連結境界に貫通孔31eを挟んで2つのノッチ部31f,31gを有するとともに、自由端部31bとの連結境界に貫通孔31eを挟んで2つのノッチ部31h,31iを有する(図3参照)。また同様に、一対のバー31c,31dのうち下方に位置するバー31dも、固定端部31aとの連結境界に貫通孔31eを挟んで2つのノッチ部31j,31kを有するとともに、自由端部31bとの連結境界に貫通孔31eを挟んで2つのノッチ部31l,31mを有する。本実施形態におけるロバーバル機構31は、このようなノッチ部31f〜31mを介することにより、一対のバー31c,31dと固定端部31aとが、あるいは、一対のバー31c,31dと自由端部31bとが、弾性をもって歪曲可能な構成となっている。また、貫通孔31eが形成されているのは、各ノッチ部31f〜31mの幅方向(水平面内において起歪体301と検出手段302との並び方向と垂直な方向。以下同じ。)の寸法を小さくすることにより、ノッチ部31f〜31mにおいて良好な弾性を得るためである。
【0031】
てこ機構32の中で、力点側の一端32cと支点32dとは基礎レバー32aに属する。延長レバー32bは、図3に示すように、その基端部が二股に分岐して基礎レバー32aの両端部に固着されており、てこ機構32の作用点側は主として延長レバー32aに属する。そして、力点側の一端32cはロバーバル機構31の自由端部31bと、支点32dは固定端部31aと、それぞれ連結されている。また、てこ機構32の作用点側は、検出手段302の上方まで延びており、作用点側の下面には後述する検出手段302のフォースコイル34aが固着されているとともに、その先端部には後述する変位検出部33の検出対象となる被検出端32eが固着されている。
【0032】
起歪体301はまた、検出手段302との連結境界に略板状のブラケット35を備えている。ブラケット35はその片面側が起歪体301の固定端部31aの端面にねじ等によって固着されており、他面側が後述する検出手段302のヨーク部34cの端面に連結されている。
【0033】
検出手段302は、被検出端32eの変位を検出する変位検出部33と、てこ機構32の作用点側の下面に固着されたフォースコイル34aと、静磁場を形成する永久磁石34bと、ヨーク部34cとを備えている。フォースコイル34aは、永久磁石34bとヨーク部34cとにより作られる静磁場中に位置するように配置され、変位検出部33から得られる検出結果に応じて、てこ機構32を力学的平衡状態とする機能を果たす。また、変位検出部33は、ヨーク部34cに接続されており、検出対象位置に上述の被検出端32eが位置するように配置される。
【0034】
次に、荷重伝達部42と自由端部31bとの固着形態の詳細について、以下に説明する。上述したように、荷重伝達部42の上半部421は略L字形状をなしており、その屈曲内側面が自由端部31bの端面と複数の部位で連結されている。より具体的には、荷重伝達部42の屈曲内側面は、4箇所の固着位置42a〜42d(図2,図3では一点鎖線で示している。)においてねじにより自由端部31bの端面と固着されている。4箇所の固着位置42a〜42dのうち上方の2箇所の固着位置42a,42bは、起歪体301のバー31cと略同一水平面内に配置されており、下方の2箇所の固着位置42c,42dは、バー31dと略同一水平面内に配置されている。より厳密には、固着位置42a,42bは、ノッチ部31f〜31iの厚み中心を結ぶ水平面内に配置されており、固着位置42c,42dは、ノッチ部31j〜31mの厚み中心を結ぶ水平面内に配置されている(図2参照)。以上のような配置条件の下で、更に、固着位置42aはノッチ部31fおよびノッチ部31hのそれぞれの幅方向の寸法中心を結ぶ直線上に配置されており、固着位置42bはノッチ部31gおよびノッチ部31iのそれぞれの幅方向の寸法中心を結ぶ直線上に配置されている(図3参照)。同様に、固着位置42cはノッチ部31jおよびノッチ部31lのそれぞれの幅方向の寸法中心を結ぶ直線上に配置されており、固着位置42dはノッチ部31kおよびノッチ部31mのそれぞれの幅方向の寸法中心を結ぶ直線上に配置されている。また、荷重伝達部42の屈曲内側面には、固着位置42a〜42dに合わせて凸部42e,42fが形成されている。本実施形態においては、荷重伝達部42の屈曲内側面に上下に一対の凸部42e,42fが形成されており、固着位置42a,42bは凸部42eに属し、固着位置42c,42dは凸部42fに属する。したがって、本実施形態における荷重伝達部42と自由端部31bとの固着形態においては、凸部42e,42fの端面のみが自由端部31bの端面と接していることになる。
【0035】
このような重量センサ30において、荷重伝達部42に被計量物Mからの鉛直方向の荷重が加わると、その荷重は起歪体301の自由端部31bに伝達され、自由端部31bにおいても理想的には鉛直方向の荷重が加わることになる。そして、その荷重は更に、てこ機構32の力点側の一端32cに伝達され、てこ機構32を傾動させる力として作用する。一方、てこ機構32の作用点側では、被検出端32eの変位を変位検出部33が検知すると、変位検出部33は、検出結果を図示しないフィードバック回路に与える。フィードバック回路は、得られた検出結果に応じて、フォースコイル34aに与える電流値を制御し、永久磁石34bとヨーク部34cとにより作られる静磁場中においてフォースコイル34aに変位と逆方向の電磁力(ローレンツ力)を発生させててこ機構32を力学的平衡状態とする。そして、このときフォースコイル34aに与えた電流値を抵抗を介して電圧信号として取り出し、重量に換算して計量結果として出力する。
【0036】
ところで現実には、自由端部31bに対して、鉛直方向以外の方向にも荷重が加わっており、当該荷重の大きさが変動する場合がある。例えば、図1に示した計量装置1においては、被計量物Mや搬送手段10,支持ブラケット41等の重量によって荷重伝達部42を介して自由端部31bには、固着位置42a,42bまたは固着位置42c,42dを中心とした回転方向の荷重が加わっていることになる。また、当該荷重の大きさは、搬送面11a上の被計量物Mの位置によって変動する。
【0037】
このように自由端部31bに対して鉛直方向以外の方向に荷重が加わることによって、またその荷重が変動することによって、自由端部31bに歪曲等が発生すると、検出手段302から出力される計量結果は不正確なものとなり、重量センサ30は計量誤差(偏置誤差)を生じることとなる。しかし、本発明に係る重量センサ30においては、固着位置42a〜42dのそれぞれが、一対のバー31c,31dの何れかと略同一水平面内に配置されているため、自由端部31bに対して鉛直方向以外の方向に加わる荷重も、主として一対のバー31c,31dの何れかに沿った方向に与えられることになる。一方、自由端部31bは、一対のバー31c,31dの何れかに沿った方向に与えられる荷重に対しては、当該バーが抵抗となり、比較的高い剛性を有する。したがって、当該荷重が加わった場合にも、自由端部31bを歪曲させるような応力を抑制でき、自由端部31bにおける歪曲の発生を抑制することができるため、重量センサ30における計量誤差の発生を抑制することができる。
【0038】
なお、本発明に係る重量センサ30では、自由端部31bの厚み寸法を大きくして自由端部の重量を増加させる必要がなく、また、自由端部31bに切り欠き部を形成する必要もない。このため、自由端部31bの固有振動数は低下せず、計量速度の低下を伴うことがない。また、自由端部31bの寸法を増大させる必要がないため、重量センサ30全体の寸法の増大を伴うこともない。
【0039】
また、固着位置42a〜42dのそれぞれは、一対のバー31c,31dの中でも特に、ノッチ部31f〜31iのそれぞれの厚み中心を結ぶ水平面内、またはノッチ部31j〜31mのそれぞれの厚み中心を結ぶ水平面内に配置されている。このため、自由端部31bに対して鉛直方向以外の方向に加わる荷重を、より精密に、一対のバー31c,31dのいずれかに沿った方向に与えることができる。したがって、このような荷重が加わった場合にも、自由端部31bにおける歪曲の発生をより好適に抑制することができる。
【0040】
また、本実施形態においては、ノッチ部31f〜31mを、ロバーバル機構31における外周側を凹ませて形成しているとともに、固着位置42a〜42dのそれぞれを、ノッチ部31f〜31mのそれぞれの厚み中心を結ぶ水平面内に配置している。このため、自由端部31bにおいて、その外周から固着位置42a〜42dまでの距離を長くとることができる。これにより、自由端部31bにおけるねじ孔の形成が容易となり、ねじ孔の形成による自由端部31bの剛性低下を防止することができる。したがって、荷重伝達部42と自由端部31bとの固着をより確実に行うことができ、より正確な計量を行うことが可能となる。
【0041】
また、本実施形態のように貫通孔31eが形成されている場合には、自由端部31bは、貫通孔31eの方向(水平方向)への歪曲に対する剛性は低くなっている。したがって、荷重がバー31cあるいは31dに沿った方向に与えられていても、当該荷重が貫通孔31eの方向へ加わっている場合には、自由端部31bに歪曲が発生する可能性がある。本実施形態では、固着位置42a〜42dのそれぞれは、上述したように、ノッチ部31f〜31mうちの所定のノッチ部の幅中心を結ぶ直線上に配置されているため、当該荷重は、ノッチ部31f〜31mの何れかに沿った方向にのみ与えられることになり、貫通孔31eの方向へ与えられることがなくなる。したがって、自由端部31bにおける貫通孔31eの方向への歪曲の発生も抑制することができる。
【0042】
また、固着位置42a〜42dがこのような配置条件の下で配置されていても、荷重伝達部42の屈曲内側面または自由端部31bの端面の表面加工精度が低い場合などには、固着位置42a〜42d以外の意図しない位置において荷重伝達部42と自由端部31bとが荷重伝達可能な状態で密着している場合がある。このような場合には、意図しない位置から意図しない方向へ荷重が伝達される可能性が生じる。本実施形態では、荷重伝達部42の屈曲内側面には、固着位置42a〜42dに合わせて凸部42e,42fが形成されており、凸部42e,42fの端面のみで自由端部31bの端面と接するようにしている。このため、意図した位置への力伝達が可能となり、固着位置42a〜42d以外の位置から荷重が伝達することを抑制することができる。
【0043】
<3.変形例>
以上、本発明の主たる一実施形態について説明したが、本発明は上述の例に限定されるものではない。
【0044】
例えば、上述の実施形態では、荷重伝達部42と自由端部31bとの固着位置は4箇所である場合について説明したが、設計により、1〜3箇所でもよく、また5箇所以上であってもよい。
【0045】
また、上述の実施形態では、ロバーバル機構31は上下に平行な一対のバー31c,31dを備える場合について説明したが、上下に平行な3つ以上のバーを備える形態であってもよい。この場合、荷重伝達部42と自由端部31bとの固着位置は、3つ以上のバーのうちの何れかと略同一水平面内に配置されればよい。すなわち、固着位置のそれぞれが、複数のバーのうちの何れか1つのバーと略同一水平面内に配置されればよい。
【0046】
また、上述の実施形態では、図2,図3に示すように、貫通孔31eは一対のバー31c,31dのそれぞれについて2つずつ形成される場合について説明したが、本発明における貫通孔31eの形成個数はこれに限定されるものではない。例えば、図4に示すように、一対のバー31c,31dのそれぞれに対して貫通孔31eが4つずつ形成される形態であってもよい。この形態では、1つのバーについて6つのノッチ部31n〜31sが形成される。すなわち、幅方向に並んだ2つの貫通孔31eに対して一方の側に2つのノッチ部31n,31qと、幅方向に並んだ2つの貫通孔31eの間に形成される2つmpノッチ部31o,31rと、幅方向に並んだ2つの貫通孔31eに対して他方の側に形成される2つのノッチ部31p,31sとが形成される。そして、この場合、荷重伝達部42と自由端部31bとの固着位置は、2つのノッチ部31n,31qの幅方向の寸法中心を結ぶ直線上の位置42g、2つのノッチ部31o,31rの幅方向の寸法中心を結ぶ直線上の位置42h、2つのノッチ部31p,31sの幅方向の寸法中心を結ぶ直線上の位置42iのいずれかに配置されればよい。すなわち、複数のバーのそれぞれが有する複数のノッチ部のうち、バーの幅方向に対して同位置にある2箇所のノッチ部の幅方向の寸法中心を結んだ直線上に、固着位置が配置されればよい。
【0047】
また、上述の実施形態では、荷重伝達部42には上下に一対の凸部42e,42fを形成する場合について説明したが、図5に示すように、固着位置42aおよび固着位置42bのそれぞれに合わせて、別個の凸部42j,42kを形成してもよい。同様に、固着位置42cおよび固着位置42dのそれぞれに合わせて、別個の凸部を形成してもよい。こうすることにより、荷重伝達部42の凸部端面の加工精度が低い場合にも、自由端部31bに対して貫通孔31eの方向へ荷重が加わることを抑制することができる。したがって、自由端部31bにおける貫通孔31eの方向への歪曲の発生をより好適に抑制することができる。
【0048】
また、上述の実施形態では、荷重伝達部42に凸部42e,42fが形成される場合について説明したが、図6に示すように、自由端部31bの端面に凸部42l,42mが形成されていても同様の効果を得ることができる。あるいは、荷重伝達部42と自由端部31bとの双方に凸部が形成されていてその凸部同士が接する形態であってもよい。すなわち、荷重伝達部42と自由端部31bとの固着位置において、荷重伝達部42と自由端部31bとの少なくとも一方に他方と接する凸部が形成されていればよい。
【0049】
また、ノッチ部は、ロバーバル機構における内周側より外周側の方が深く凹んで形成されていてもよい。すなわち、バー31cに形成される4つのノッチ部31f〜31iが、その下面側より上面側の方が深く凹んで形成されるとともに、バー31dに形成される4つのノッチ部31j〜31mがその上面側より下面側の方が深く凹んで形成されていてもよい。このようにすれば、自由端部31bにおいて、その外周から固着位置42a〜42dまでの距離をより長くとることができるため、ねじ孔の形成による自由端部31bの剛性低下を更に防止することができる。したがって、荷重伝達部42と自由端部31bとの固着をより確実に行うことができ、より正確な計量を行うことが可能となる。
【0050】
また、上述の実施形態では、ロバーバル機構31の全体と、てこ機構32のうち基礎レバー32aとは、1枚の平板上の母材をくり抜くことによって形成されている場合について説明したが、複数の部材を連結させて構成する形態であってもよい。
【0051】
その他、計量装置1や重量センサ30の各部の形状については、種々の設計変更が可能である。
【0052】
また、本発明に係る重量センサ30は、被計量物Mを搬送しながらその重量を計量する計量装置1のような計量装置のみならず、計量皿上に載置された被計量物の重量を計量する電子天びんや、その他の種々の計量装置に適用可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、請求項1から請求項5に記載の発明によれば、荷重伝達部と自由端部との固着位置が、それぞれ複数のバーのうちの何れか1つのバーと略同一水平面上に配置されているため、自由端部に対して鉛直方向以外の方向に荷重が加わった場合にも、当該荷重は、主としてバーに沿った方向の応力として自由端部に作用する。一方、自由端部は、バーに沿った方向に与えられる荷重に対しては、バーが抵抗となり、比較的高い剛性を有する。したがって、当該荷重が加わった場合にも、自由端部を歪曲させるような応力を抑制でき、自由端部における歪曲の発生を抑制することができるため、計量誤差の発生を抑制することができる。
【0054】
なお、本発明によれば、自由端部の厚み寸法を大きくして自由端部の重量を増加させる必要がなく、また、自由端部に切り欠き部を形成する必要もない。このため、自由端部の固有振動数は低下せず、計量速度の低下を伴うことがない。また、自由端部の寸法を増大させる必要がないため、重量センサ全体の寸法の増大を伴うこともない。
【0055】
特に、請求項2に記載の発明によれば、荷重伝達部と自由端部との固着位置が、バーの中でも特にノッチ部の厚み中心を結ぶ水平面上に配置されているため、自由端部に対して鉛直方向以外の方向に加わる荷重を、より精密にバーに沿った方向に与えることができる。したがって、自由端部を歪曲させるような応力をより好適に抑制することができ、自由端部における歪曲の発生を更に抑制することができる。よって、重量センサの計量誤差の発生を更に抑制することができる。
【0056】
また、上面と下面とが凹んで形成されたノッチ部の厚み中心を結ぶ水平面内に、固着位置を配置したことにより、自由端部において、その外周から固着位置までの距離を長くとることができる。これにより、自由端部におけるねじ孔の形成が容易となり、ねじ孔の形成による自由端部の剛性低下を防止することができる。したがって、荷重伝達部と自由端部との固着をより確実に行うことができ、より正確な計量を行うことが可能となる。
【0057】
特に、請求項3に記載の発明によれば、固着位置は、バーの幅方向に対して同位置にある2箇所のノッチ部の幅中心を結んだ直線上に配置されているため、バーに貫通孔が形成されている場合にも、自由端部に対して鉛直方向以外の方向に加わった荷重は、ノッチ部に沿った方向の応力として自由端部に作用する。したがって、自由端部を貫通孔の方向へ歪曲させる応力を抑制することができ、自由端部における歪曲の発生を更に抑制することができる。よって、重量センサの計量誤差の発生を更に抑制することができる。
【0058】
特に、請求項4に記載の発明によれば、荷重伝達部と自由端部との固着位置に合わせて凸部が形成されており、凸部の端面のみで固着されるため、意図しない位置で荷重伝達部と自由端部とが接触することはない。したがって、意図した位置への力伝達が可能となり、また、荷重伝達部または自由端部の表面加工精度が低い場合にも、固着位置以外の位置から自由端部を歪曲させる応力が伝達することを抑制することができる。よって、重量センサの計量誤差を更に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る計量装置1の機構部分の構成図である。
【図2】重量センサ30の詳細を示す側面図である。
【図3】重量センサ30を上方から見たときの平面図である。
【図4】一対のバー31c,31dのそれぞれに対して貫通孔31eが4つずつ形成される形態を示す図である。
【図5】固着位置42aおよび固着位置42bのそれぞれに合わせて、別個の凸部42j,42kを形成する形態を示す図である。
【図6】自由端部31bの端面に凸部が形成される形態を示す平面図である。
【図7】従来の重量センサ100を示す図である。
【図8】従来の重量センサ100において、被計量物Mからの荷重を受けたときの様子を示す図である。
【符号の説明】
1 計量装置
10 搬送手段
11a 搬送面
20 駆動手段
30 重量センサ
31 ロバーバル機構
31a 固定端部
31b 自由端部
31c,31d バー
31e 貫通孔
31f〜31s ノッチ部
42 荷重伝達部
42a〜42d 固着位置
42e,42f,42j〜42m 凸部
302 検出手段
M 被計量物
Claims (5)
- 固定端部と、荷重に応じて変位する自由端部と、前記固定端部と前記自由端部とを連結し平行に配置されている複数のバーとで構成されるロバーバル機構を有する重量センサであって、
前記自由端部に1以上の固着位置において固着され、被計量物からの上下方向の荷重を前記自由端部へ伝達する荷重伝達部と、
前記自由端部の変位を検出する検出手段と、
を備え、
前記1以上の固着位置は、それぞれ前記複数のバーのうちの何れか1つのバーと略同一水平面内に配置したことを特徴とする重量センサ。 - 請求項1に記載の重量センサであって、
前記バーは、前記固定端部および前記自由端部との前記連結位置のそれぞれにおいて、その上面と下面とが溝状に凹んで形成されたノッチ部を有し、
前記ノッチ部は、前記複数のバーのそれぞれについて複数形成されているとともに、
前記固着位置は、前記バーのそれぞれが有する前記ノッチ部の厚み中心を結ぶ水平面上に配置したことを特徴とする重量センサ。 - 請求項2に記載の重量センサであって、
前記バーは、前記固定端部および前記自由端部との前記連結位置のそれぞれにおいて、厚み方向に形成された貫通孔を挟んで複数のノッチ部を有し、
前記固着位置は、前記バーのそれぞれが有する複数の前記ノッチ部のうち前記バーの幅方向に対して同位置にある2箇所のノッチ部の幅中心を結んだ直線上に配置したことを特徴とする重量センサ。 - 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の重量センサであって、
前記固着位置において、前記荷重伝達部と前記自由端部との少なくとも一方には、他方と接する凸部を有することを特徴とする重量センサ。 - 被計量物を搬送しながらその重量を計量する計量装置であって、
水平配置された搬送面上において被計量物を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段を駆動させる駆動手段と、
請求項1から請求項4までのいずれかに記載の重量センサと、
を備えることを特徴とする計量装置。
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-
2003
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