JP2004340545A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開閉扉に設置され、上方に開口部を有する貯蔵室ケースと、前記貯蔵室ケース内に着脱自在に設置され、前記貯蔵室ケース内で巾方向あるいは奥行き方向に摺動自在でかつ上方に開口部を有する小物収納ケースと、を備え、前記小物収納ケースは、摺動方向の対向する2つの側壁面のうち、一方の側壁面高さを他方の側壁面高さより低いものとし、かつ前記摺動方向の側壁全長を前記貯蔵室ケースの奥行き方向寸法あるいは巾方向寸法と略同等とした。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は引き出し扉を有する貯蔵室内にケースが配された冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10に従来の冷蔵庫の冷蔵庫ケースの斜視図を示し、図11に別の冷蔵庫における冷蔵庫ケースの斜視図を示す。図10に示す冷蔵庫の場合は、冷蔵庫ケース26内には仕切り板27が存在する。仕切り板27は冷蔵庫ケース26内に設けられたリブ28によってその位置が移動しないように固定される。また、仕切り板27の固定にはリブの代わりに溝が用いられる場合があるが、仕切り板27の設置位置が限定されることは同様である。また、図11に示す冷蔵庫の場合は、仕切り板29は冷蔵庫ケース26内にて任意にその位置を冷蔵庫ケース26の巾方向にて摺動可能である。(たとえば特許文献1参照)
【0003】
また、図12に従来の冷蔵庫の野菜室ケースの斜視図を示す。本例においては野菜室ケース22に仕切り部30を介してベルト31が壁面係止部32に接続されており、仕切り部30を左右に摺動することによって野菜ケース22内がベルト31により食品収納空間を任意に変更可能である。(たとえば特許文献2参照)
【0004】
また、図13に従来の冷蔵庫の野菜ケース内に収容される小物収納ケースを示す。本例において小物収納ケースは互いに摺動可能なケース前部33とケース後部34にて構成され、その前後長さを調節することにより小物収納ケースの前後長さを調節できる。(たとえば特許文献3参照)
【0005】
【特許文献1】
特開平8−303942号公報
【特許文献2】
特開2003−035489号公報
【特許文献3】
特開平10−355667号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
チルド室や切替室や冷凍室などは肉、魚、アイスクリームをはじめとし、ご飯や市販の冷凍食品の冷凍保存に使用され、それらの食品を長期間保存することも多い。また、肉やご飯等の冷凍保存の際には1回の使用量を想定し小分け収納することが多く、袋入りの冷凍食品等は使用するたびにその大きさは小さくなっていき、使用頻度によってその大きさはまちまちである。当然のことながらパックのままの肉や魚、箱入り冷凍食品等比較的大きな食品も存在し、冷凍保存される食品の大きさ、形状は多種多様である。これら食品の収納に対してユーザーからの、食品の整理が容易に行うことができる冷凍室ケースの要望は非常に多いものである。また野菜室においても、収納される食品はキャベツ等の大物野菜を初めとしてジャガイモ、にんじんやネギ等の長物などその大きさ、種類は多岐にわたるものである。
【0007】
しかしながら、図9に示す従来の冷蔵庫においては、冷凍室ケースは上下2段構成となっているものの、そのケース内部に別収納容器もしくは仕切り板などは存在せず、冷凍室ケース内の食品の整理は困難なものであった。特に小さな食品、例えば小分けして冷凍保存される肉やご飯、あるいは半分程度使用された袋入りの冷凍食品などは、大きな食品の間に挟まるまたは影になることにより見落とされる可能性があり、それにより必要な食品が冷凍室内に保存されているにも関わらず、同様の食品を再度購入してしまい、さらに冷凍室内の整理を困難にする場合があった。
【0008】
また、図10に示す従来の冷蔵庫においては、冷蔵庫ケース内に区画壁が存在するために食品整理性は若干向上するが設置位置は固定されているために汎用性に乏しいものであり、前述のような多種多様の大きさ、形状を有する冷凍食品を全て整理することは、困難であった。また、冷蔵庫ケースに設けられた仕切り板の固定リブもしくは溝部分に汚れがたまりやすく清掃性に問題があった。
【0009】
また、図11や図12に示す冷蔵庫においては、仕切り板や仕切り部を摺動可能としているため、図10に示す冷蔵庫よりは汎用性が向上し、整理しやすくなっている。しかしながら、ケース内部を左右に区画可能としただけであり、小物食品の整理が困難であった。例えば現在の冷蔵庫は400Lクラスが主流であり、その冷凍室ケースの巾はおおよそ560mm程度である。仮にこのケースを中央にて左右に区画した場合、小分けした肉や小さなジャガイモ、アイスクリーム等にはその収納スペースは大きすぎるものであった。
【0010】
また、それら小さな食品用に収納スペースを設けたのでは残りの収納スペースは仕切り壁がない場合と大差のないものとなってしまい、仕切りの役割を果たさなくなってしまっていた。また、図12に示す冷蔵庫の野菜室ケースでは、部品点数が多く、構造が複雑でコストアップになり、さらに、構造が複雑なため清掃性が悪かった。
【0011】
また、図13に示す冷蔵庫においては、互いに摺動可能なケース前部とケース後部により長さ調節が可能であり小物収納ケースとしては有効だが、食品負荷により不意に長さが変わってしまう恐れがあり、仕切り機能としては問題があった。
【0012】
また、小物収納ケースを仕切り壁として使用する場合、左右壁面高さを深くした場合には、小物収納ケースの左右壁面高さが等しく深いために、中の小さな食品を取り出しにくくなっていた。また、2つの部品の摺動部分が汚れやすく、2つの部品を組み合わせた構造のためコストアップとなっていた。
【0013】
本発明は、冷蔵庫ケース内食品の取り出し性および清掃性を損なうことなく、安価な仕切り部材を備えた冷凍室ケースや野菜室ケースなどの貯蔵ケースを有する冷蔵庫を提供することを目的とする。また、ユーザーの食生活に応じた食品収納容器兼仕切り壁を備えた貯蔵ケースの提供により、食品を整理しやすく、食品収納性を向上することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷蔵庫は、開閉扉に設置され、上方に開口部を有する貯蔵室ケースと、貯蔵室ケース内に着脱自在に設置され、貯蔵室ケース内で巾方向あるいは奥行き方向に摺動自在でかつ上方に開口部を有する小物収納ケースと、を備え、小物収納ケースは、摺動方向の対向する2つの側壁面のうち、一方の側壁面高さを他方の側壁面高さより高いものとし、かつ摺動方向の側壁全長を前記貯蔵室ケースの奥行き方向寸法あるいは巾方向寸法と略同等としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1に本発明の実施の形態1を表す冷蔵庫の側面図を、図2に本発明の実施の形態1を表す冷蔵庫の冷凍室側面図を、図3に冷凍室ケース及び小物収納ケースの斜視図を、図4に小物収納ケースの斜視図を示す。図において、1は冷蔵庫最上段に配された冷蔵室扉18を有する冷蔵室、2は冷蔵室1の下部に配された引き出し扉を有する製氷室、3は製氷室2の横に配され、設定温度の切り替えが可能な引き出し式の切替室扉19を有する切替室、4は製氷室2と切替室3の下部に配された引き出し式の野菜室扉20を有する野菜室、5は冷蔵庫最下段に配された引き出し式の冷凍室扉21を有する冷凍室である。
【0016】
冷凍室5内には冷凍室ケース(上)6と冷凍室ケース(下)7が設けられており、冷凍室ケース(下)7は冷凍室扉21の開閉と同時に引き出すことが可能である。また、冷凍室ケース(上)6は冷凍室ケース(下)7の上部にて前後にスライドすることが可能である。なお、製氷室2は切替室3と並列に配置されている。また、本実施の形態の冷蔵庫の冷蔵室1、製氷室2、切替室3、野菜室4、冷凍室5は、それぞれ冷蔵庫内箱25内に設けられた断熱壁にて区画され独立した扉を有している。
【0017】
8は冷凍室ケース(下)7内に設置された上方に開口部を有し、冷凍室ケース(下)7から着脱自在な小物収納ケースである。小物収納ケース8は冷凍室ケース(下)7内にてその幅方向に任意に設置位置を変更することが可能である。また、各貯蔵室(冷蔵室や冷凍室や野菜室など)の扉は、パッキン24にて外部とシールされており、冷気が外部に漏れないように構成されている。
【0018】
本実施の形態において、小物収納ケース8の幅方向の内寸法は60mm以上(好ましくは余裕をみて62mm以上)としている。これはご飯1膳や肉100gを冷凍保存する際の厚みが約20mm程度であること、市販されるご飯冷凍用容器の厚みのほとんどが60mmより小さいことなどにより、これら食品を1列〜3列程度に並べて整然と収納することが可能となる。また、これ以上の厚みもしくは幅を持つ食品であれば別途ケースに入れることなく単独で立てることが可能なためである
【0019】
また、小物収納ケース8の側面壁は幅方向(左右)の高さを違えており、本実施の形態では、一方(右)の側面壁を他方(左)の側面壁よりも低くしており、一方(左)の側面壁の高さをh1、他方(右)の側面壁の高さをh2、貯蔵室ケースである冷凍室ケースの高さをH1としたとき、H1≧h1>h2、(h1/H1)≧2/3、(h2/H1)≧1/3としている。この理由は、一方の側壁面を低く設定することにより、小物収納ケース8内に収納された高さの低い食品も無理なく取り出すことを可能とするためのものである。
【0020】
本実施の形態では、たとえば、一方(左)の側面壁の高さh1を140mm、他方(右)の側面壁の高さh2を90mmとしている。ここで、低い方の側壁面高さは、小物食品の収納性と取り出し安さより30mm以上100mm以下であることが望ましい。
【0021】
また、高さの高い食品に挙げられる箱入り冷凍食品や箱入りアイスクリームの多くでもその高さは150mm以下であり、小物収納ケース8の側面壁高さは、この150mmの半分以上の高さである75mm以上であれば倒れることなく保存することが可能となることより、低い方の側面壁の高さは75mm以上あれば良い。さらに、貯蔵ケースである冷凍室ケース内に高さの高い食品を収納した場合も倒れることはない。本小物収納ケース8は冷凍室ケース(下)7内にて側面側が仕切り壁の役割をも果たすように考えられているために高さの高い方の側面壁側の収納スペースに高さの高い食品類を収納すれば良い。ここで、側面壁はその高低の関係が左右逆となっていても構わない。なお、本実施例における冷凍室ケース(下)7の壁面高さH1は190mmと浅めとしており、これは冷凍室ケースが上下2段構成のためであり、この高さに限定されるものではない。
【0022】
また、小物収納ケース8の横断面形状(冷蔵庫に対して横方向の断面)は冷凍室ケース(下)7内面側の横断面形状に沿う形状としており、小物収納ケース8の横断面形状が冷凍室ケース(下)7内面側の底面及び前後壁面に沿うような形状のため、小物収納ケース8は冷凍室ケース(下)7内面側の底面及び前後壁面にて保持される。これにより、小物収納ケース8が倒れることがなく安定感を保つことが可能となる。また、小物収納ケース8の横断面形状はその寸法を、冷凍室ケース(下)7内面側の前後壁面とは少なくとも2mm以上の隙間を保つようにされている。この隙間により、小物収納ケース8を冷凍室ケース(下)7内にて抵抗無く左右に移動させることが可能になる。
【0023】
また、本実施の形態においては、小物収納ケース8の横断面形状は冷凍室ケース(下)7内面側の断面形状に沿う形状としているため、小物収納ケース8の移動方向が左右方向(冷蔵庫の横方向)に限定され、小物収納ケース8は冷凍室ケース(下)7との嵌合形状を特別に設けることなく安定して設置することが可能となる。また、形状が簡略化できるため清掃性に優れ、型費の削減及び成形が容易なことによるコストの削減を実現することができる。
【0024】
実施の形態2.
本実施の形態では、実施の形態1で説明した冷蔵庫の貯蔵室ケース内に配置される小物収納ケースの他の実施例について説明する。図5に本発明の実施の形態2を表す冷蔵庫の回転防止リブ形状を有する小物収納ケースの斜視図を示す。図において、図1〜図4と同等部分は同一の符号を付して説明は省略する。図において、9は小物収納ケースであり、10は小物収納ケース9の前部に設けられたリブ形状で、11は小物収納ケース9の後部に設けられたリブ形状である。リブ10、11は小物収納ケース9の底部より摺動方向に突出しており、小物収納ケース9が摺動方向に転倒するのを防止している。また、このリブ10、11は、それぞれ小物収納ケース9の底面部と一体で設けても良いし、別体で設けても良い。
【0025】
図6に本発明の実施の形態2を表す小物収納ケース9及び冷凍室ケース(下)7の上面図を示す。また、図7に本発明の実施の形態2を示す小物収納ケース9及び冷凍室ケース(下)7の正面図を示す。図において、図1〜図5と同等部分は同一の符号を付して説明は省略する。図において、矢印12、13は、ユーザーが小物収納ケース9の前面もしくは後面を持って摺動させて移動させる際に発生し得る横方向(左右方向)への回転軌跡である。小物収納ケース9の前後壁と貯蔵室ケースの前後壁との間には、摺動しやすいように隙間が設けられているため、横方向へ摺動させる際に前面及び後面に設けられ、小物収納ケースの前面あるいは後面より摺動方向へ突出したリブ10b、11bにより小物収納ケース9が摺動時に横方向(左右方向)への回転により斜めになることを防止され、傾いたりすることなく容易に摺動することが可能となる。
【0026】
また、矢印14、15は小物収納ケース9を摺動する際に発生し得る上下方向への回転軌跡である。小物収納ケース9の底面部に設けられ、小物収納ケース9の底面より摺動方向へ突出したリブ10a、11aは小物収納ケース9の摺動時の摺動方向への倒れや食品による過度の負荷がかかった際の倒れを防止することができる。
【0027】
実施の形態3.
本実施の形態では、実施の形態1、2で説明した冷蔵庫の貯蔵室ケース内に配置される小物収納ケースの他の実施例について説明する。図8に本発明の実施の形態3を表す冷蔵庫の貯蔵室ケース用小物収納ケースの斜視図を示す。図において、図1〜図7と同等部分は同一の符号を付して説明は省略する。図において、16は強度向上用のフランジ形状を有する小物収納ケースであり、フランジ17が小物収納ケース16の上端開口部端の横方向(摺動方向)側の側壁に摺動方向に突出するように設けられている。これにより小物収納ケース16の側壁の強度を向上し倒れを防止できる。
【0028】
実施の形態4.
本実施の形態では、実施の形態1〜3で説明した冷蔵庫の貯蔵室ケース内に配置される小物収納ケースの他の実施例について説明する。図9に本発明の実施の形態4を表す冷蔵庫の野菜室ケースの斜視図を示す。図において、図1〜図8と同等部分は同一の符号を付して説明は省略する。
【0029】
図において、23は貯蔵室ケースである野菜室ケース22内に設置された上方に開口部を有し、野菜室ケース22から着脱自在に構成された小物収納ケースである。本実施の形態においては、小物収納ケース23の横(巾)方向の内側寸法を実施の形態1同様に62mmとしている。これによりにんじんやジャガイモ等の比較的小さな野菜を、野菜室ケース22内にて転がることもなく、単独で小物収納ケース23内に収納することが可能となり、かつ小物収納ケース23は貯蔵室ケースである野菜室ケース22内にて仕切り壁としても作用するために、他の野菜などを整然と収納することができる。
【0030】
また、野菜室ケース22の壁面高さをH2、小物収納ケース23の一方の側壁高さをh3、他方の側壁高さをh4とするとき、実施の形態1と同様にH2≧h3>h4、(h3/H2)≧2/3、(h4/H2)≧1/3としている。本実施の形態では、貯蔵室ケースである野菜室ケース22の壁面高さH2を210mm、小物収納ケース23の一方の壁面高さh3を150mm、他方の壁面高さh4を90mmとしている。他方の壁面高さを低くしているために小物収納ケース23内に収納したジャガイモ等の小さな野菜を無理なく取り出すことが可能となる。また、かぼちゃ等の大き目の野菜でもその高さのほとんどが150mm程度なことより、低いほうの壁面高さ(h4=90mm)でも十分に仕切り壁として作用することが可能となる。
【0031】
以上、実施の形態1〜3で説明したように、本発明の冷蔵庫は、開閉扉に設置され、上方に開口部を有する貯蔵室ケースと、貯蔵室ケース内に着脱自在に設置され、貯蔵室ケース内で巾方向あるいは奥行き方向に摺動自在でかつ上方に開口部を有する小物収納ケースと、を備え、小物収納ケースは、摺動方向の対向する2つの側壁面のうち、一方の側壁面高さを他方の側壁面高さより高いものとし、かつ摺動方向の側壁全長を前記貯蔵室ケースの奥行き方向寸法あるいは巾方向寸法と略同等としたので、冷蔵庫の貯蔵室ケース内の食品収納性及び整理性が向上する。
【0032】
また、小物収納ケースを摺動自在とし、食品収納量にあわせて任意に仕切り位置を変更できるので、貯蔵室ケースの仕切り壁としても使用することが可能となり、これにより食品収納性及び小物食品を含めた整理性が向上する。また、単独では冷蔵庫ケース内で転がる可能性のある小さな食品を小物収納ケース内にまとめて収納することが可能となるため、食品収納性及び整理性が向上する。
【0033】
また、小物収納ケースの摺動方向の2つの側壁面のうち、一方を貯蔵室ケースの底面から最高壁面高さの2/3以上とし、他方を最高側壁面高さの1/3以上でかつ、一方の側壁面高さ以下としたので、小物収納ケース内の食品を無理なく取り出すことが可能となる。
【0034】
また、小物収納ケースの摺動方向の巾内寸法を60mm以上としたので、単独では立てて収納することが困難な細長い食品を小物収納ケース内にて立てて収納することが可能となるため、食品収納性及び整理性が向上する。
【0035】
小物収納ケースの底面あるいは前壁面あるいは後壁面の少なくとも1つに摺動方向に突出した転倒防止あるいは回転防止用のリブを設けたので、小物収納ケースの移動時の転倒防止や回転防止、あるいは貯蔵室ケース内の食品の過収納による過度の負荷による転倒防止や回転防止が行える。また、小物収納ケースを安定かつ容易に摺動させることができる。さらに、設置されるケースとの間に特別な嵌合形状を設けることなく安定して設置することが可能となる。また、形状が簡略化できるため清掃性に優れ、型費の削減及び成型が容易なことによるコストの削減が可能となる。
【0036】
また、小物収納ケースの開口上端部近傍に強度向上用のフランジ17を設けたので、小物収納ケース側壁の強度が向上し、小物収納ケースの変形や側壁の倒れを防止することが可能となる。また、小物収納ケースは設置される冷蔵庫の貯蔵室ケースの断面形状に沿う形状とし、少なくとも2mm以上の隙間を持つようにしているため、安定感を保ちながら抵抗なく摺動することが可能となる。さらに、設置されるケースとの間に特別な嵌合形状を設けることなく安定して設置することが可能となる。
【0037】
【発明の効果】
本発明の冷蔵庫は、開閉扉に設置され、上方に開口部を有する貯蔵室ケースと、貯蔵室ケース内に着脱自在に設置され、貯蔵室ケース内で巾方向あるいは奥行き方向に摺動自在でかつ上方に開口部を有する小物収納ケースと、を備え、小物収納ケースは、摺動方向の対向する2つの側壁面のうち、一方の側壁面高さを他方の側壁面高さより高いものとし、かつ摺動方向の側壁全長を前記貯蔵室ケースの奥行き方向寸法あるいは巾方向寸法と略同等としたので、冷蔵庫の貯蔵室ケース内の食品収納性及び整理性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を表す冷蔵庫の側面図を示す。
【図2】本発明の実施の形態1を表す冷蔵庫の冷凍室側面図を示す。
【図3】本発明の実施の形態1を表す冷蔵庫の冷凍室ケース及び小物収納ケースの斜視図を示す。
【図4】本発明の実施の形態1を表す冷蔵庫の小物収納ケースの斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態2を表す冷蔵庫の回転防止リブ形状を有する小物収納ケースの斜視図を示す。
【図6】本発明の実施の形態2を表す小物収納ケース及び冷凍室ケース(下)の上面図を示す。
【図7】本発明の実施の形態2を示す小物収納ケース及び冷凍室ケース(下)の正面図を示す。
【図8】本発明の実施の形態3を表す冷蔵庫の貯蔵室ケース用小物収納ケースの斜視図を示す。
【図9】本発明の実施の形態4を表す冷蔵庫の野菜室ケースの斜視図を示す。
【図10】従来の冷蔵庫の冷蔵庫ケースの斜視図である。
【図11】従来の冷蔵庫の冷蔵庫ケースの斜視図である。
【図12】従来の冷蔵庫の野菜室ケースの斜視図である。
【図13】従来の冷蔵庫の小物収納ケースの斜視図である。
【符号の説明】
1 冷蔵室、2 製氷室、3 切替室、4 野菜室、5 冷凍室、6 冷凍室ケース(上)、7 冷凍室ケース(下)、8 小物収納ケース、9 小物収納ケース、10 前部リブ、11 後部リブ、12 回転軌跡、13 回転軌跡、 14 回転軌跡、15 回転軌跡、16 小物収納ケース、17 フランジ、18 冷蔵室扉、19 切替室扉、20 野菜室扉、21 冷凍室扉、22 野菜室ケース、23 小物収納ケース、24 扉パッキン、25 冷蔵庫内箱、26冷蔵庫ケース、27 仕切り板、28 リブ、29 摺動式仕切り板、30 可動仕切り部、31 ベルト、32 ベルト係止部、33 ケース前部、34 ケース後部。
Claims (5)
- 開閉扉に設置され、上方に開口部を有する貯蔵室ケースと、前記貯蔵室ケース内に着脱自在に設置され、前記貯蔵室ケース内で巾方向あるいは奥行き方向に摺動自在でかつ上方に開口部を有する小物収納ケースと、を備え、前記小物収納ケースは、摺動方向の対向する2つの側壁面のうち、一方の側壁面高さを他方の側壁面高さより低いものとし、かつ前記摺動方向の側壁の全長を前記貯蔵室ケースの奥行き方向寸法あるいは巾方向寸法と略同等としたことを特徴とする冷蔵庫。
- 前記小物収納ケースの摺動方向の2つの側壁面のうち、一方を前記貯蔵室ケースの底面から最高壁面高さの2/3以上とし、他方を前記最高側壁面高さの1/3以上でかつ、前記一方の側壁面高さ以下としたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
- 前記小物収納ケースの摺動方向の巾内寸法を60mm以上としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
- 前記小物収納ケースの底面あるいは前壁面あるいは後壁面の少なくとも1つに摺動方向に突出した転倒防止あるいは回転防止用のリブを設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷蔵庫。
- 前記小物収納ケースの開口上端部近傍に強度向上用のフランジを設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
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