JP2004340313A - バケット平行移動機能を有する多連方向切換弁 - Google Patents

バケット平行移動機能を有する多連方向切換弁 Download PDF

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Abstract

【課題】バケット平行移動機能を適切に解除することができ操作性に優れた多連方向切換弁を提供する。
【解決手段】バケット平行移動機能を有する多連方向切換弁1において、合流通路27から分岐してアンロード通路22もしくはタンク通路24に接続する分岐通路28を設け、分岐通路28を遮断または連通する切換弁29を設け、切換弁29を連通状態に切り換えることにより、ブームシリンダ11のロッド側室11bからブーム用方向切換弁25を介して合流通路27に圧送された圧油を分岐通路28から流し、バケットシリンダ12のヘッド側室12aへの供給を止める。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブームシリンダに圧油を供給しブームを動作させたときに、バケットシリンダにブームシリンダからの戻り圧油を供給することにより、バケットを平行に保持するバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建設車両等に用いられる多連方向切換弁において、ブームシリンダに圧油を供給しブームを動作させたときに、バケットシリンダにブームシリンダからの戻り圧油を供給することにより、バケットを平行に保持するバケット平行移動機能を有するものが知られている(例えば、特許文献1、2を参照)。下記特許文献1に記載の作業用油圧回路は、リフトアーム(ブーム)上昇時に第2シリンダ(ブームシリンダ)の第2室(ロッド側室)から流出する圧油を第1シリンダ(バケットシリンダ)の第1室(ヘッド側室)に供給し、リフトアーム下降時に第2シリンダの第1室から流出する圧油を第1シリンダの第2室に供給し、このときにバケットが地表に対して一定の角度を保つようにしたバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁である。また、下記特許文献2に記載の自動水平制御油圧装置も、同様に、バケット平行移動機能を有する多連方向切換弁である。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−252857号公報(第5頁、第4図、第5図)
【特許文献2】
特開平10−219730号公報(第4−5頁、第1−3図)
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の油圧回路では、バケット平行移動機能を適切に解除する機能が設けられていない。このため、例えば、掘削作業において、ブームを下げるとともにバケットをダンプ(前傾)させたときに、バケット平行移動機構はバケットをそのすくい方向(後傾方向)に動かすため、操縦者が意図している操作量に比べてバケットをダンプする速度が遅くなったり、適切に作動しないおそれがあった。このように、特許文献1に記載の油圧回路では、ブームとバケットとを同時に作動させたときに、操作性が悪くなるという問題があった。
【0005】
一方、特許文献2においては、バケット平行移動機能を解除する手段として、逆止弁をソレノイドバルブに変更する例が記載されており、これにより、バケット平行移動機能を解除したいときは、ソレノイドバルブを作動させ、ブームシリンダの戻り油を当該バルブを介してタンクに流すようにしている。しかし、ブームシリンダの戻り油をバルブを介してタンクに流すため、バルブで流路が絞られて圧力が発生し易く、バケットシリンダに油が流れてしまうおそれがあり、バケット平行移動機能を十分に解除することができないという問題があった。
【0006】
また、特許文献1に記載の油圧回路の場合、ブーム用方向切換弁と分流機構とバケット用方向切換弁とが同一平面上に順番に配置されるため、多連方向切換弁としての形状が長手方向に延びてしまい、設置スペースの確保に苦慮するという問題があった。
【0007】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、バケット平行移動機能を適切に解除することができ操作性に優れ、また、長手方向の形状を短くすることができる、バケット平行移動機能を有する多連方向切換弁を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1に記載のバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁は、油圧源に接続されるポンプポートと、前記ポンプポートに接続されるアンロード通路と、タンクに接続されるタンクポートと、前記タンクポートに接続されるタンク通路と、前記アンロード通路に接続され前記ポンプポートからブームシリンダへの圧油の供給を制御するブーム用方向切換弁と、前記アンロード通路に接続され前記ポンプポートからバケットシリンダへの圧油の供給を制御するバケット用方向切換弁と、前記ブームシリンダのロッド側室からブーム用方向切換弁を介してその戻り圧油の一部もしくは全部をバケットシリンダのヘッド側室に供給する合流通路と、を備え、前記ブームシリンダのヘッド側室に圧油を供給しブームを上昇させたときに、前記バケットシリンダのヘッド側室に前記ブームシリンダのロッド側室からの戻り圧油を供給することにより、バケットを平行に保持し、前記ブーム用方向切換弁は中立時に前記ブームシリンダと前記合流通路とを遮断するように形成したバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁において、前記合流通路から分岐して前記アンロード通路もしくは前記タンク通路に接続する分岐通路を設け、前記分岐通路を遮断または連通する切換弁を設け、前記切換弁を連通状態に切り換えることにより、前記ブームシリンダのロッド側室から前記ブーム用方向切換弁を介して前記合流通路に圧送された圧油を前記分岐通路から流し、前記バケットシリンダのヘッド側室への供給を止めることを特徴とする。
【0009】
この構成によると、合流通路から分岐する分岐通路を介してアンロード通路又はタンク通路に圧油を戻すことができ分岐通路に圧力が発生することを抑制できる。そして、分岐通路に設けられた切換弁によって、ブームシリンダのロッド側室からバケットシリンダのヘッド側室への流れを止め、バケット平行移動機能を適切に解除することができる。
【0010】
請求項2に記載のバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁は、油圧源に接続されるポンプポートと、前記ポンプポートに接続されるアンロード通路と、タンクに接続されるタンクポートと、前記タンクポートに接続されるタンク通路と、前記アンロード通路に接続され前記ポンプポートからブームシリンダへの圧油の供給を制御するブーム用方向切換弁と、前記アンロード通路に接続され前記ポンプポートからバケットシリンダへの圧油の供給を制御するバケット用方向切換弁と、前記ブームシリンダのヘッド側室からブーム用方向切換弁を介してその戻り圧油の一部もしくは全部を前記バケットシリンダのロッド側室に供給する第2合流通路と、を備え、前記ブームシリンダのロッド側室に圧油を供給しブームを下降させたときに、前記バケットシリンダのロッド側室に前記ブームシリンダのヘッド側室からの戻り圧油を供給することにより、バケットを平行に保持し、前記ブーム用方向切換弁は中立時に前記ブームシリンダと前記第2合流通路とを遮断するように形成したバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁において、前記第2合流通路から分岐して前記アンロード通路もしくは前記タンク通路に接続する第2分岐通路を設け、前記第2分岐通路を遮断または連通する第2切換弁を設け、前記第2切換弁を連通状態に切り換えることにより、前記ブームシリンダのヘッド側室から前記ブーム用方向切換弁を介して前記第2合流通路に圧送された圧油を前記第2分岐通路から流し、前記バケットシリンダのロッド側室への供給を止めることを特徴とする。
【0011】
この構成によると、第2合流通路から分岐する第2分岐通路を介してアンロード通路又はタンク通路に圧油を戻すことができ第2分岐通路に圧力が発生することを抑制できる。そして、分岐通路に設けられた切換弁によって、ブームシリンダのロッド側室からバケットシリンダのヘッド側室への流れを止め、バケット平行移動機能を適切に解除することができる。
【0012】
請求項3に記載のバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁は、油圧源に接続されるポンプポートと、前記ポンプポートに接続されるアンロード通路と、タンクに接続されるタンクポートと、前記タンクポートに接続されるタンク通路と、前記アンロード通路に接続され前記ポンプポートからブームシリンダへの圧油の供給を制御するブーム用方向切換弁と、前記アンロード通路に接続され前記ポンプポートからバケットシリンダへの圧油の供給を制御するバケット用方向切換弁と、前記ブームシリンダのロッド側室から前記ブーム用方向切換弁を介してその戻り圧油の一部もしくは全部を前記バケットシリンダのヘッド側室に供給する合流通路と、を備え、前記ブームシリンダのヘッド側室に圧油を供給しブームを上昇させたときに、前記バケットシリンダのヘッド側室に前記ブームシリンダのロッド側室からの戻り圧油を供給することにより、バケットを平行に保持し、前記ブーム用方向切換弁は中立時に前記ブームシリンダと前記合流通路とを遮断するとともに、前記ブームシリンダのヘッド側室と前記ブームシリンダのロッド側室とを前記タンク通路に接続するフロート位置を備えたバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁において、前記ブーム用方向切換弁は、前記フロート位置のときに前記ブームシリンダのヘッド側室と前記合流通路とを遮断することを特徴とする。
【0013】
この構成によると、バケットを接地させた状態でバケットをダンプさせたい場合に、この接地状態でブーム用方向切換弁をフロート位置に切り換えてバケットをダンプさせることで、ブームシリンダのヘッド側室からバケットシリンダのロッド側室に油が供給されることがないため、ブームを持ち上げながらスムーズにバケットをダンプすることができる。また、特許文献2の分流弁をシリーズ回路に適用し、上記と同様の操作を行った場合、ブームシリンダのヘッド側室からバケットシリンダのロッド側室に油が供給され、リリーフ弁(アンロード弁47)から油を逃がしながら作動するため、ハンチングすることがあった。しかし、本発明の構成によると、かかるハンチングを防止できる。
【0014】
請求項4に記載のバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁は、弁本体に、油圧源に接続されるポンプポートと、前記ポンプポートに接続されるアンロード通路と、タンクに接続されるタンクポートと、前記タンクポートに接続されるタンク通路と、前記アンロード通路に接続され前記ポンプポートからブームシリンダへの圧油の供給を制御するブーム用方向切換弁と、前記アンロード通路に接続され前記ポンプポートからバケットシリンダへの圧油の供給を制御するバケット用方向切換弁と、前記ブームシリンダのヘッド側室から前記ブーム用方向切換弁を介してその戻り圧油の一部を前記バケットシリンダのロッド側室に供給する合流通路と、残りの戻り圧油を前記アンロード通路もしくは前記タンク通路に流すバイパス通路と、前記合流通路に設けられた合流用絞りと前記バイパス通路に設けられた絞りとを有する分流機構と、前記ブームシリンダのロッド側室から前記ブーム用方向切換弁を介してその戻り圧油の一部を前記バケットシリンダのヘッド側室に供給する第2合流通路と、残りの戻り圧油を前記アンロード通路もしくは前記タンク通路に流す第2バイパス通路と、前記第2合流通路に設けられた第2合流用絞りと前記第2バイパス通路に設けられた第2絞りとを有する第2分流機構と、を備え、前記ブームシリンダのヘッド側室に圧油を供給しブームを上昇させたときに、前記バケットシリンダのヘッド側室に前記ブームシリンダのロッド側室からの戻り圧油を供給し、前記ブームシリンダのロッド側室に圧油を供給しブームを下降させたときには、前記バケットシリンダのロッド側室に前記ブームシリンダのヘッド側室からの戻り圧油を供給することにより、バケットを平行に保持するバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁において、前記合流用絞りと前記絞りとのどちらか一方を可変絞りにするとともに、前記第2合流用絞りと前記第2絞りとのどちらか一方を可変絞りとし、前記ブーム用方向切換弁と前記バケット用方向切換弁とを同一の第1平面に配置し、前記第1平面と直交する第2平面に前記ブーム用方向切換弁と前記可変絞りとを配置したことを特徴とするバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁。
【0015】
この構成によると、バケット平行移動機能を有する多連方向切換弁において、ブーム用方向切換弁とバケット用方向切換弁と並列に可変絞りを配置することで、多連方向切換弁の長手方向の形状を短くすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁1(以下、「多連方向切換弁1」という)を例示した油圧回路図である。多連方向切換弁1は、ローダ等の建設機械に適用され、このローダ(図示せず)には、ブーム(例えば、ローダの前部に起倒自在に取り付けられる)、バケット(例えば、ブームの先端部に取り付けられる)等の油圧作動部が設けられる。ブーム(図示せず)は、ブームシリンダ11によって作動され、ヘッド側室11aに圧油が供給されることで上昇し、ロッド側室11bに圧油が供給されることで下降する。バケット(図示せず)は、バケットシリンダ12によって作動され、ヘッド側室12aに圧油が供給されることでダンプ(前傾方向)し、ロッド側室12bに圧油が供給されることですくい方向(後傾方向)に動作する。
【0017】
多連方向切換弁1は、図1に示すように、ブームシリンダ11、バケットシリンダ12、ポンプ13、タンク14と接続されており、ポンプポート21、アンロード通路22、タンクポート23、タンク通路24、ブーム用方向切換弁25、バケット用方向切換弁26、を備えている。ポンプポート21は、油圧源であるポンプ13と接続されており、ポンプポート21には、アンロード通路22が接続されている。タンクポート23は、タンク14に接続されており、タンクポート23には、タンク通路24が接続されている。なお、アンロード通路22の最下流側にもポート27が設けられ、タンク14と接続している。
【0018】
ブーム用方向切換弁25は、アンロード通路22に接続されており、ポンプポート21からブームシリンダ11への圧油の供給を制御する。バケット用方向切換弁26も、アンロード通路22に接続されており、ポンプポート21からバケットシリンダ12への圧油の供給を制御する。ブーム用方向切換弁25とバケット用方向切換弁26とは、アンロード通路22により直列に接続されている。
【0019】
また、多連方向切換弁1は、合流通路27、分岐通路28、切換弁29、バイパス通路30、分流機構31、第2合流通路32、第2分岐通路33、第2切換弁34、第2バイパス通路35、第2分流機構36、を備えている。
【0020】
合流通路27は、ブームシリンダ11のロッド側室11bからブーム用方向切換弁25を介してその戻り圧油の一部(全部であってもよい)をバケットシリンダ12のヘッド側室12aに供給するようになっている。バイパス通路30は、合流通路27から分岐しており、ブームシリンダ11のロッド側室11bからの戻り圧油のうちバケットシリンダ12のヘッド側室12aに供給されない残りの戻り圧油をアンロード通路22に流すようになっている(タンク通路24に流してもよい)。
【0021】
分流機構31は、ブームシリンダ11のロッド側室11bからの戻り圧油を合流通路27への流れとバイパス通路30への流れとに分流する。分流機構31は、合流通路27に設けられた合流用絞り37と、バイパス通路30に設けられた絞り38と、分流弁31aとを有している。分流機構31では、分流弁31aが合流用絞り37と絞り38との下流側圧力差を所定値に調節している。これにより、合流通路27側の流れとバイパス通路30側の流れとの流量比が所定の値(例えば、94:6)になる。。合流用絞り37と絞り38とのうちの一方である合流用絞り37は可変絞りとなっている(合流用絞り37でなく、絞り38が可変絞りであってもよい)。
【0022】
分岐通路28は、バイパス通路30の上流側で合流通路27から分岐し、アンロード通路22に接続している(タンク通路24に接続してもよい)。切換弁29は、レベリング動作位置39aでは分岐通路28を遮断し、レベリング解除位置39bでは分岐通路28を連通状態とする。
【0023】
第2合流通路32は、ブームシリンダ11のヘッド側室11aからブーム用方向切換弁25を介してその戻り圧油の一部(全部であってもよい)をバケットシリンダ12のロッド側室12bに供給するようになっている。第2バイパス通路35は、第2合流通路32から分岐しており、ブームシリンダ11のヘッド側室11aからの戻り圧油のうちバケットシリンダ12のロッド側室12bに供給されない残りの戻り圧油をアンロード通路22に流すようになっている(タンク通路24に流してもよい)。
【0024】
第2分流機構36は、ブームシリンダ11のヘッド側室11aからの戻り圧油を第2合流通路32への流れと第2バイパス通路35への流れとに分流する。第2分流機構36は、第2合流通路32に設けられた第2合流用絞り40と、第2バイパス通路35に設けられた第2絞り41と、第2分流弁36aとを有している。第2分流機構36では、第2分流弁36aが第2合流用絞り40と第2絞り41との下流側圧力差を所定値に調節している。これにより、第2合流通路32の流れと第2バイパス通路35の流れとの流量比が所定の値(例えば、56:44)、になる。。第2合流用絞り40と第2絞り41とのうちの一方である第2合流用絞り40は可変絞りとなっている(第2合流用絞り40でなく、第2絞り41が可変絞りであってもよい)。
【0025】
第2分岐通路33は、第2バイパス通路35の上流側で第2合流通路32から分岐し、アンロード通路22に接続している(タンク通路24に接続してもよい)。第2切換弁34は、切換弁29と一体に形成されており、レベリング動作位置39aでは第2分岐通路33を遮断し、レベリング解除位置39bでは第2分岐通路33を連通状態とする。なお、多連方向切換弁1には、所定個所に逆止弁42a〜42dとリリーフ弁43a・43b及びアンロード弁43c・44dが設けられ、回路内での圧油の流れを規制している。
【0026】
次に、多連方向切換弁1の作動について説明する。まず、ブーム用方向切換弁25は、フロート位置44a、下降位置44b、中立位置44c、上昇位置44dの4つの位置に切り換え可能になっている。中立位置44cでは、アンロード通路22を連通させ、合流通路27及び第2合流通路32とブームシリンダ11とを遮断する。上昇位置44dでは、ポンプ13からの圧油をブームシリンダ11のヘッド側室11aに供給し、ロッド側室11bを合流通路27に連通させる。これにより、ブームシリンダ11のヘッド側室11aに圧油を供給しブームを上昇させたときに、バケットシリンダ12のヘッド側室12aにブームシリンダ11のロッド側室11bからの戻り圧油を供給し、バケットが平行に保持されることになる。
【0027】
このブーム上昇時のバケット平行移動機能は、分岐通路28が遮断された状態、即ち、切換弁29がレベリング動作位置39aである場合(「レベリング有」側に切換時)に作動される。一方、切換弁29がレベリング解除位置39b(「レベリング無」側)に切り換えられると、分岐通路28がアンロード通路22と連通状態となり、ブームシリンダ11のロッド側室11bからブーム用方向切換弁25を介して合流通路27に圧送された圧油が分岐通路28から流されてバケットシリンダ12のヘッド側室11aへの供給が止められる。即ち、バケット平行移動機能が解除される。
【0028】
このように、合流通路27から分岐してアンロード通路22に圧油が戻されるため、合流通路27に圧油が流れることなく、平行移動機能を解除できる。なお、図1では、分流機構31の上流側から分岐通路28が分岐しているが、下流側から分岐するものであってもよい。また、切換弁29は、分岐通路28の下流に設けられているが、分岐通路28の最上流の分岐位置に設けられているものであってもよく、この場合、レベリング解除位置39bに切り換えるとともに合流通路27を閉じるように構成してもよい。また、平行移動機能解除時に、合流通路27の圧力を低圧(アンロード通路22の圧力相当)に維持できるため、合流通路27の逆止弁42b(特許文献2では、逆止弁45が対応)のばね力を高く設定する必要がない。従って、合流通路27での圧力損失を低減できる。
【0029】
ブーム用方向切換弁25が下降位置44bに切り換えられると、ポンプ13からの圧油をブームシリンダ11のロッド側室11bに供給し、ヘッド側室11aを第2合流通路32に連通させる。これにより、ブームシリンダ11のロッド側室11bに圧油を供給しブームを下降させたときに、バケットシリンダ12のロッド側室12bにブームシリンダ11のヘッド側室11aからの戻り圧油を供給し、バケットが平行に保持されることになる。
【0030】
このブーム下降時のバケット平行移動機能は、第2分岐通路33が遮断された状態、即ち、第2切換弁34がレベリング動作位置39aである場合に作動される。一方、第2切換弁34がレベリング解除位置39bに切り換えられると、第2分岐通路33がアンロード通路22と連通状態となり、ブームシリンダ11のヘッド側室11aからブーム用方向切換弁25を介して第2合流通路33に圧送された圧油が第2分岐通路33から流されてバケットシリンダ12のロッド側室12bへの供給が止められる。即ち、バケット平行移動機能が解除される。
【0031】
このように、第2合流通路32から分岐してアンロード通路22に圧油が戻されるため、第2合流通路32に圧油が流れることなく、平行移動機能を解除できる。なお、図1では、第2分流機構36の上流側から第2分岐通路33が分岐しているが、下流側から分岐するものであってもよい。また、第2切換弁34は、第2分岐通路33の下流に設けられているが、第2分岐通路33の最上流の分岐位置に設けられているものであってもよく、この場合、レベリング解除位置39bに切り換えるとともに第2合流通路32を閉じるように構成してもよい。また、ブーム下降時はブームの自重が作用するため、ブームシリンダ11のヘッド側室11aからの戻り圧油を絞るメータアウト制御を行うことがある。このような場合でも、第2合流通路32がブーム用方向切換弁25を介して接続されるため、第2合流通路32に圧力が発生し難く、適切に平行移動機能を解除できる。
【0032】
ブーム用方向切換弁25がフロート位置44aに切り換えられると、アンロード通路22を連通させ、ブームシリンダ11のヘッド側室11aとロッド側室11bとをタンク通路24に接続させる。そして、ブームシリンダ11のヘッド側室11aと合流通路27とを遮断した状態とする。これにより、バケットを接地させた状態でバケットをダンプさせたい場合に、この接地状態でフロート位置44aに切り換えてバケットをダンプさせることで、ブームシリンダ11のヘッド側室11aからバケットシリンダ12のロッド側室に油が供給されることがないため、ブームを持ち上げながらスムーズにバケットをダンプすることができる。よって、例えば、バケット接地状態でブームを少し持ち上げながらバケットをダンプさせて地ならし等の作業を容易に行うことができる。
【0033】
次に、バケット用方向切換弁26は、すくい位置45a、中立位置45b、ハイダンプ位置45c、ダンプ位置45dの4つの位置に切換可能になっている。すくい位置45aでは、バケットシリンダ12のロッド側室12bをポンプ13に、ヘッド側室12aをタンク通路24に接続し、バケットをすくい方向に作動させる。中立位置45bでは、アンロード通路22のみを連通させる。ハイダンプ位置45cでは、ヘッド側室12a及びロッド側室12bともにポンプ13に接続する。ダンプ位置45dでは、ヘッド側室12aをポンプ13に、ロッド側室12bをタンク通路24に接続し、バケットをダンプさせる。
【0034】
次に、多連方向切換弁1の形状について説明する。図2の平面図に示すように、多連方向切換弁1は略筐体に形成され、その上面側には、バケット用方向切換弁26の各ポート(46a、46b)とブーム用方向切換弁25の各ポート(47a、47b)が設けられている。また、IV線矢視方向の側面からは、ブーム用方向切換弁25、バケット用方向切換弁26、及び他の各弁(42c、43d、29、34、31、36等)の端部が突出している。図2に示すように、ブーム用方向切換弁25及びバケット用方向切換弁26は同一平面上に平行に配置される。また、図2のIII線矢視方向の側面図である図3に示すように、2つの可変絞り(合流用絞り37及び第2合流用絞り40)は、同一直線上に配置される。なお、III線矢視方向の側面からはポンプポート21が開口している。
【0035】
図4はIV線矢視方向の側面図であるが、このIV線矢視方向の側面からは、各弁(26、42c、43d、42b、43c、29、34、31、36、25、40等)の端部が突出している。また、一点鎖線Q及びRは、紙面垂直方向の平面(第1平面Q及び第2平面R)をそれぞれ表しており、第1平面Qと第2平面Rとは互いに直交している。図2〜図4に示すように、ブーム用方向切換弁25とバケット用方向切換弁26とは、同一の第1平面に配置されており、第1平面Qと直交する第2平面Rにブーム用方向切換弁25と可変絞り(37、40)とが配置されている。このように、バケット平行移動機能を有する多連方向切換弁1において、ブーム用方向切換弁25とバケット用方向切換弁26と並列に可変絞り(37、40)を配置することで、多連方向切換弁1の長手方向の形状を短くすることができる。
【0036】
また、小型に形成するためには、ブーム用方向切換弁25とバケット用方向切換弁26の間に分流機構31と第2分流機構36を配置するのが良い。さらに分流機構31と第2分流機構36はブーム用方向切換弁25とバケット用方向切換弁26の間で同一平面上に並列に配置するのが良い。切換弁29および第2切換弁34はブーム用方向切換弁25とバケット用方向切換弁26の間に配置するのが良い。切換弁29・第2切換弁34およびリリーフ弁43a・43bは同一平面上に並列に配置するのがよい。リリーフ弁43aとリリーフ弁43bとは同軸上に配置するのが良い。逆止弁42bとアンロード弁43cとは同軸上に配置するのが良い。逆止弁42cとアンロード弁43dとは同軸上に配置するのが良い。
逆止弁42bとアンロード弁43cおよび逆止弁42cとアンロード弁43dは同一平面上に並列に配置するのがよい。
【0037】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、次のように変更して実施してもよい。
【0038】
(1)図5は、変形例に係る多連方向切換弁2を示す油圧回路図である。図1に示す多連方向切換弁1と同様の要素には、同一の符号を付している。但し、多連方向切換弁2は、▲1▼分流弁31aが無い点、▲2▼分岐通路28が分流機構31の下流に接続される点、▲3▼切換弁29(第2切換弁34)の構成が異なる点、の3つの点で多連方向切換弁1とは異なっている。この多連方向切換弁2においては、切換弁29(第2切換弁34)は、レベリング動作位置39aでは、合流通路27をバケットシリンダ12のヘッド側室12aに接続し、第2分岐通路33を遮断する。また、レベリング解除位置39bでは、合流通路27を分岐通路28を介してアンロード通路22に連通させ、第2分岐通路33をアンロード通路22に連通させる。以上のように多連方向切換弁2を構成しても、多連方向切換弁1と同様に、ブーム上昇動作中及び下降動作中のいずれの場合にも、バケットを平行に保持することができる。そして、切換弁29をレベリング解除位置39bに切り換えることで、合流通路27から直接アンロード通路に圧油を戻すとともに、バケット用切換弁26につながる通路を遮断することができ、ブーム上昇動作時のバケット平行移動機能を適切に解除することができる。なお、ブーム下降動作時の平行移動機能解除は、多連方向切換弁1の場合と同様である。
【0039】
(2)図5に示す多連方向切換弁2とは逆に、ブーム上昇動作時用の回路構成(上げ調整側)とブーム下降動作時用の回路構成(下げ調整側)とが入れ替わっているものであってもよい。即ち、▲1▼分流機構31を備えて第2分流機構36が無く、▲2▼分岐通路28を備えて第2分岐通路33が無く、▲3▼レベリング動作位置39aでは分岐通路28を遮断して第2合流通路32をバケットシリンダ12のヘッド側室12aに接続し、▲4▼レベリング解除位置39bでは分岐通路28及び第2合流通路32をアンロード通路22に連通させる、ものであってもよい。
【0040】
(3)ブーム上昇動作時のバケット平行移動機能のみを有するものや、ブーム下降動作時のバケット平行移動機能のみを有するものであってもよい。また、フロート位置が設けられていないものであってもよい。
【0041】
【発明の効果】
請求項1及び2の発明によると、バケット平行移動機能を適切に解除することができ操作性に優れた、バケット平行移動機能を有する多連方向切換弁を提供することができる。
請求項3の発明によると、バケット平行移動機能を適切に解除し、バケット接地状態でもブームを持ち上げながらスムーズにバケットをダンプでき操作性に優れた、バケット平行移動機能を有する多連方向切換弁を提供することができる。請求項4の発明によると、バケット平行移動機能を有する多連方向切換弁の長手方向の形状を短くすることができ、設置スペースを容易に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁を例示した油圧回路図である。
【図2】図1に示す多連方向切換弁の平面図である。
【図3】図2のIII線矢視方向の側面図である。
【図4】図2のIV線矢視方向の側面図である。
【図5】変形例に係るバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1、2 多連方向切換弁
11 ブームシリンダ
11a ヘッド側室
11b ロッド側室
12 バケットシリンダ
12a ヘッド側室
12b ロッド側室
21 ポンプポート
22 アンロード通路
23 タンクポート
24 タンク通路
25 ブーム用方向切換弁
26 バケット用方向切換弁
27 合流通路
28 分岐通路
29 切換弁

Claims (4)

  1. 油圧源に接続されるポンプポートと、前記ポンプポートに接続されるアンロード通路と、タンクに接続されるタンクポートと、前記タンクポートに接続されるタンク通路と、前記アンロード通路に接続され前記ポンプポートからブームシリンダへの圧油の供給を制御するブーム用方向切換弁と、前記アンロード通路に接続され前記ポンプポートからバケットシリンダへの圧油の供給を制御するバケット用方向切換弁と、前記ブームシリンダのロッド側室からブーム用方向切換弁を介してその戻り圧油の一部もしくは全部をバケットシリンダのヘッド側室に供給する合流通路と、を備え、
    前記ブームシリンダのヘッド側室に圧油を供給しブームを上昇させたときに、前記バケットシリンダのヘッド側室に前記ブームシリンダのロッド側室からの戻り圧油を供給することにより、バケットを平行に保持し、
    前記ブーム用方向切換弁は中立時に前記ブームシリンダと前記合流通路とを遮断するように形成したバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁において、
    前記合流通路から分岐して前記アンロード通路もしくは前記タンク通路に接続する分岐通路を設け、前記分岐通路を遮断または連通する切換弁を設け、前記切換弁を連通状態に切り換えることにより、前記ブームシリンダのロッド側室から前記ブーム用方向切換弁を介して前記合流通路に圧送された圧油を前記分岐通路から流し、前記バケットシリンダのヘッド側室への供給を止めることを特徴とするバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁。
  2. 油圧源に接続されるポンプポートと、前記ポンプポートに接続されるアンロード通路と、タンクに接続されるタンクポートと、前記タンクポートに接続されるタンク通路と、前記アンロード通路に接続され前記ポンプポートからブームシリンダへの圧油の供給を制御するブーム用方向切換弁と、前記アンロード通路に接続され前記ポンプポートからバケットシリンダへの圧油の供給を制御するバケット用方向切換弁と、前記ブームシリンダのヘッド側室からブーム用方向切換弁を介してその戻り圧油の一部もしくは全部を前記バケットシリンダのロッド側室に供給する第2合流通路と、を備え、
    前記ブームシリンダのロッド側室に圧油を供給しブームを下降させたときに、前記バケットシリンダのロッド側室に前記ブームシリンダのヘッド側室からの戻り圧油を供給することにより、バケットを平行に保持し、
    前記ブーム用方向切換弁は中立時に前記ブームシリンダと前記第2合流通路とを遮断するように形成したバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁において、
    前記第2合流通路から分岐して前記アンロード通路もしくは前記タンク通路に接続する第2分岐通路を設け、前記第2分岐通路を遮断または連通する第2切換弁を設け、前記第2切換弁を連通状態に切り換えることにより、前記ブームシリンダのヘッド側室から前記ブーム用方向切換弁を介して前記第2合流通路に圧送された圧油を前記第2分岐通路から流し、前記バケットシリンダのロッド側室への供給を止めることを特徴とするバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁。
  3. 油圧源に接続されるポンプポートと、前記ポンプポートに接続されるアンロード通路と、タンクに接続されるタンクポートと、前記タンクポートに接続されるタンク通路と、前記アンロード通路に接続され前記ポンプポートからブームシリンダへの圧油の供給を制御するブーム用方向切換弁と、前記アンロード通路に接続され前記ポンプポートからバケットシリンダへの圧油の供給を制御するバケット用方向切換弁と、前記ブームシリンダのロッド側室から前記ブーム用方向切換弁を介してその戻り圧油の一部もしくは全部を前記バケットシリンダのヘッド側室に供給する合流通路と、を備え、
    前記ブームシリンダのヘッド側室に圧油を供給しブームを上昇させたときに、前記バケットシリンダのヘッド側室に前記ブームシリンダのロッド側室からの戻り圧油を供給することにより、バケットを平行に保持し、
    前記ブーム用方向切換弁は中立時に前記ブームシリンダと前記合流通路とを遮断するとともに、前記ブームシリンダのヘッド側室と前記ブームシリンダのロッド側室とを前記タンク通路に接続するフロート位置を備えたバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁において、
    前記ブーム用方向切換弁は、前記フロート位置のときに前記ブームシリンダのヘッド側室と前記合流通路とを遮断することを特徴とするバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁。
  4. 弁本体に、油圧源に接続されるポンプポートと、前記ポンプポートに接続されるアンロード通路と、タンクに接続されるタンクポートと、前記タンクポートに接続されるタンク通路と、前記アンロード通路に接続され前記ポンプポートからブームシリンダへの圧油の供給を制御するブーム用方向切換弁と、前記アンロード通路に接続され前記ポンプポートからバケットシリンダへの圧油の供給を制御するバケット用方向切換弁と、前記ブームシリンダのヘッド側室から前記ブーム用方向切換弁を介してその戻り圧油の一部を前記バケットシリンダのロッド側室に供給する合流通路と、残りの戻り圧油を前記アンロード通路もしくは前記タンク通路に流すバイパス通路と、前記合流通路に設けられた合流用絞りと前記バイパス通路に設けられた絞りとを有する分流機構と、前記ブームシリンダのロッド側室から前記ブーム用方向切換弁を介してその戻り圧油の一部を前記バケットシリンダのヘッド側室に供給する第2合流通路と、残りの戻り圧油を前記アンロード通路もしくは前記タンク通路に流す第2バイパス通路と、前記第2合流通路に設けられた第2合流用絞りと前記第2バイパス通路に設けられた第2絞りとを有する第2分流機構と、を備え、
    前記ブームシリンダのヘッド側室に圧油を供給しブームを上昇させたときに、前記バケットシリンダのヘッド側室に前記ブームシリンダのロッド側室からの戻り圧油を供給し、前記ブームシリンダのロッド側室に圧油を供給しブームを下降させたときには、前記バケットシリンダのロッド側室に前記ブームシリンダのヘッド側室からの戻り圧油を供給することにより、バケットを平行に保持するバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁において、
    前記合流用絞りと前記絞りとのどちらか一方を可変絞りにするとともに、前記第2合流用絞りと前記第2絞りとのどちらか一方を可変絞りとし、
    前記ブーム用方向切換弁と前記バケット用方向切換弁とを同一の第1平面に配置し、前記第1平面と直交する第2平面に前記ブーム用方向切換弁と前記可変絞りとを配置したことを特徴とするバケット平行移動機能を有する多連方向切換弁。
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