JP2004338730A - 物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】販売促進用展示用として使用でき、搬送中にはかさばらずに、裁置台としての使用時には機能的で、安価に製造できる裁置台を提供すること。
【解決手段】柔軟な素材の発泡体もしくは内部に気体を充填可能な被膜によって形成された裁置部に固定部もしくは滑動防止部を設けた構成であり、搬送時や保管時には体積を減少できると同時に緩衝材の役割を果たし、使用時や陳列時には体積を増して本来の形状及び機能を復帰可能とした物品裁置台、及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体を供する。前記裁置部に刃の保護部を設けたカミソリ用物品裁置台、歯ブラシの柄を立てて裁置する歯ブラシ用物品裁置台、工具を立てて裁置する工具用物品裁置台、化粧品容器の位置を安定させる化粧品用物品裁置台、飲料用液体容器を固定部で包む飲料用液体容器用裁置台及び前記各裁置物と物品裁置台の包装体を供する。
【選択図】 図8
【解決手段】柔軟な素材の発泡体もしくは内部に気体を充填可能な被膜によって形成された裁置部に固定部もしくは滑動防止部を設けた構成であり、搬送時や保管時には体積を減少できると同時に緩衝材の役割を果たし、使用時や陳列時には体積を増して本来の形状及び機能を復帰可能とした物品裁置台、及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体を供する。前記裁置部に刃の保護部を設けたカミソリ用物品裁置台、歯ブラシの柄を立てて裁置する歯ブラシ用物品裁置台、工具を立てて裁置する工具用物品裁置台、化粧品容器の位置を安定させる化粧品用物品裁置台、飲料用液体容器を固定部で包む飲料用液体容器用裁置台及び前記各裁置物と物品裁置台の包装体を供する。
【選択図】 図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は物品裁置台及び裁置対象物と共に梱包した物品裁置台の梱包体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、様々な物品の裁置台としては硬質のものが使われ、柔軟で変形可能な素材は使われてこなかった。
又、販売促進用展示の裁置台は特定のものに対する裁置台であることが多く、販売後無駄になることから販売対象物品の収納ケースが展示用裁置台を兼ねる構造のものが考案、発明されてきた。
【0003】
【特許文献】特開2001−2132
特開2001−2132はトラベルケースと展示スタンドの組み合わせにかかるものであって、品物を収容するキャビティーを有するベースと、ふたと、前記ふたを前記ベースから開け放すことができる手段と、を有し、前記ふたは閉鎖位置と展示位置にあるとき、トラベルケースは中に含まれる物品の展示スタンドを提供することを特徴とする品物を収納及び展示するためのトラベルケースと展示スタンドの組み合わせ、であって、移送中あるいは格納中に体積を減じることはできず、耐衝撃性についても言及されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
販売促進用展示用として使用でき、搬送中や販売促進用展示物として使用していない状体での陳列中には体積を減じてかさばることがなく緩衝材としての役割を果たし、日常に於ける裁置台としての使用時には機能的で安定しており、見た目にも安定感と高級感があり、安価に製造できる裁置台を提供すること。
【0005】
【課題を解決するための手段】
柔軟な素材の発泡体もしくは内部に気体を充填可能な被膜によって形成された裁置部に固定部もしくは滑動防止部を設けた構成であり、搬送時や保管時には押しつぶすか空気を抜くことで体積を減少できると同時に緩衝材の役割を果たし、使用時や陳列時には圧力から解放するか空気を注入することで体積を増して本来の形状及び機能を復帰可能とした物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体を供する。
【0006】
前記柔軟な素材の発泡体が合成樹脂製の連続気泡発泡体であって、前記連続気泡発泡体の周囲に否透水性の被膜を形成し、当該被膜の一部を切り欠いて被膜の欠損部を形成し、押しつぶす際及び形状の復帰に当たっては当該被膜の欠損部より空気を流出入させ、使用中は前記被膜が水のしみ込むことを防げるようにした物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体を供する。
【0007】
体積の少なくとも50%以上が内部に気体を充填可能な被膜によって形成された気体袋であって、気体の注入口と当該注入口の閉鎖手段を有する物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体を供する。
【0008】
前記裁置部に刃の保護部を設けた構成であるカミソリ用物品裁置台及びカミソリと共に包装した物品裁置台の包装体を供する。
【0009】
前記固定部を前記裁置部に設けた歯ブラシの柄を立てて裁置するための歯ブラシ固定手段とする歯ブラシ用物品裁置台及び歯ブラシと共に包装した物品裁置台の包装体を供する。
【0010】
前記固定部を前記裁置部に設けた工具を立てて裁置するための工具固定手段とする請求項1と2と3のいずれかに記載した工具用物品裁置台及び工具と共に包装した物品裁置台の包装体を供する。
【0011】
前記、固定部もしくは滑動防止部を前記裁置部に設けた化粧品容器を位置を安定させるための凹凸もしくは化粧品容器を差し込んでおくための差し込み穴とした化粧品用物品裁置台及び化粧品共に包装した物品裁置台の包装体を供する。
【0012】
前記、固定部を裁置面の周縁に立設し、飲料用液体容器を包むように配された筒状体とする飲料用液体容器用裁置台及び飲料用液体容器と共に包装した物品裁置台の包装体を供する。
【0013】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態について図を用いて説明する。
図1は実施例1の斜視図であって、裁置部1と裁置部1上に立設された固定部2である筒状体21の中に裁置物3を裁置した状態を示している。
【0014】
図2は実施例1の一部断面を含む斜視図である。裁置台の全体は柔軟な素材の発泡体4よって形成され、裁置面11の周縁に固定部2である筒状体21を立設した構成であり、搬送時や保管時には押しつぶすか空気を抜くことで体積を減少できると同時に緩衝材の役割を果たし、使用時や陳列時には圧力から解放することで体積を増して本来の形状に復帰して、裁置台としての機能を発揮する。
【0015】
図3は実施例2であるカミソリ用物品裁置台の一部断面を有する斜視図である。前記柔軟な素材の発泡体4が合成樹脂製の連続気泡発泡体41であって、前記連続気泡発泡体41の周囲に否透水性の被膜42を形成し、当該被膜42の一部を切り欠いて被膜の欠損部421を形成し、押しつぶす際及び形状の復帰に当たっては当該被膜の欠損部421より空気を流出入させ、使用中は前記被膜42が水のしみ込むことを防げるようにしたものである。本実施例はカミソリ用物品裁置台であって、水がしみこむことを防ぐ目的で前記被膜42を形成しているが、他の用途用であっても表面の汚れを防いだり、造形的意味合いにおいて高級感を持たせることができるなど、当該被膜42の形成は有効である。
【0016】
図4は実施例2であるカミソリ用物品裁置台の裏面5を示す斜視図であって、図3を裏返したものである。前記被膜の欠損部421を被うように当該被膜の欠損部421を塞ぐための閉鎖手段422を配したものである。移送中や保管中は裁置台の全体を押しつぶして体積を減少させておき、使用する際に圧力から解放して前記被膜の欠損部被膜の421から空気を流入させて裁置台全体の形状を復帰させ、後に閉鎖手段422によって前記被膜の欠損部421を塞ぐことで、水がしみこむことが防げ、形状も安定する。
【0017】
図5は実施例3の裏面5を示す斜視図である。図Aは裁置台の裏面5に設置手段6である吸盤61を配したものであって、実施上の具体策として吸着や粘着あるいは係止手段等の設置手段を有する物品裁置台を提示するものである。本実施例はカミソリ用物品裁置台であって、タイル製の棚など滑りやすい浴室内にあって、位置の安定を確保するために吸盤61を設けたものである。
【0018】
設置手段6を吸盤61とした場合、タイルの床などにおける滑り止めの他、壁に吸着して設置することも可能である。また、図Bのように壁などに設けた釘状のものに係止して用いるために係止部62を配したもの、C図のように壁などに張り付けて用いるための粘着手段63を配したもののほか、磁力によってはりつける等の設置手段6が有効である。
【0019】
図6は実施例3に用いる吸盤61の一例を示す斜視図である。実施上の具体策として吸盤61の背面に粘着面611を形成し、図4に於ける閉鎖手段422を兼ねる構成である吸盤61を配してある物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体を提示するものである。吸盤61は背の低いラッパ状であって、吸着面612の背面の周縁に粘着面611を形成する。前記背面の中央のから周縁に向かって山状の補強部613を形成することが望ましいが一般的な吸盤の形状であっても効果は発揮できる。
【0020】
図7は実施例4の一部断面を含む斜視図であり、内部に気体を充填可能な被膜71によって形成された気体袋7による物品裁置台の例である。気体の注入口72と当該注入口の閉鎖手段73を有し、気体袋7内部の気体を排出することで体積を減じ、気体を注入することで体積を増すと当時に本来の裁置台としての形状及び機能を復帰させる。本実施例では裁置部1及び固定部2の総てを気体袋7によって形成しているが、裁置部1のみを平板状のものに置き換えることや、固定部2を裁置物を係止するための鉤状体に置き換えるなど、目的により、様々に変形可能である。
【0021】
図8は実施例5の斜視図であり、前記裁置部1に刃の保護部12を設けた構成であるカミソリ用物品裁置台の例である。裁置部1にカミソリ31を載せ、カミソリの首312を固定部2によって挟持させる。裁置台の全体が柔軟素材によって形成されているため、誤ってカミソリの刃311をぶつけても刃を痛める危険性が少ない。裁置部1が柔軟であって、手の動きに会わせ変形することから、カミソリの柄313を持つ時に手に取りやすい。
【0022】
図9は実施例6の斜視図であり、前記裁置部1に多数の突起物201を設けて滑動防止部20とし、刃の保護部12を設けた構成であるカミソリ用物品裁置台の例である。カミソリの柄313が突起物201の中に埋もれるように置かれて滑動することを防止するものであるが、当該突起物201は発泡体4や気体を充填可能な被膜で構成されるため、カミソリの柄313を手に取る場合、突起物が変形し、手に取りやすい。
【0023】
図10は実施例7の一部断面を含む斜視図であり、裁置台の全体を気体を充填可能な被膜71で構成したカミソリ用物品裁置台の例である。気体注入口72や閉鎖手段73を有する点以外、固定部2や刃の保護部12の構成等、実施例5と同様であり、実施例6とも同じ形状に製造可能である。使用中の機能も前記2の実施例と大きく変わるものではない。
【0024】
図11は実施例5で示したカミソリ用物品裁置台にカミソリ31を載せた状体のまま、物品裁置台を圧縮して体積を減じ、圧縮包装手段81内に閉じこめた包装体8の斜視図である。圧縮されていることからかさばらずに移送陳列でき、裁置台が柔軟素材により形成されていることから圧縮されていても緩衝材の役割を果たし、乱雑に扱って裁置物を傷つけることがない。展示時や使用時には圧縮から解放して、つまり、圧縮包装手段が真空包装であった場合には通気することで、圧縮から解放し形状を復元させる。物品裁置台が気体を充填可能な被膜71で構成されたものであっても内部の気体を抜くことで同様の効果が得られる。この場合には圧縮の必要がない。
【0025】
図12は実施例8の斜視図であり、前記裁置部1に固定部2として歯ブラシ32の差し込み穴322を設けた構成である歯ブラシ用物品裁置台の例である。ここでは実施上の具体策として、前記固定部2を裁置部1に設けた歯ブラシの柄321を立てて裁置するための差し込み穴322とし、差し込み穴322の底部に水切り手段323を設けた構成である請求項1と2と3のいずれかに記載した歯ブラシ用物品裁置台を提示する。前記差し込み穴322は、歯ブラシの柄321を中空にし裁置部1に突起物を形成して、前記中空部と突起物とを嵌合させて裁置することに置きかえ可能なものとする。
【0026】
家庭内における複数の歯ブラシの保管方法として、裁置台を設けて前記歯ブラシを立てて保管することが考えられるが、使用の経過と共に裁置台に汚れが集積し易い。裁置台は歯ブラシを立てるという機能上の制約から凹凸のある形状を採らざるを得ず、面倒な掃除を必要としていた。柔軟素材による発泡体もしくは内部に気体を充填可能な被膜によって形成された気体袋によって物品裁置台を形成した場合には費用が安く済むため、使い捨てにでき衛生的と言える。
【0027】
図13は実施例9の斜視図であり、電動歯ブラシセットに付随して裁置台を設けた例である。電動歯ブラシセットは少なくとも電力供給部324と電力伝達部325とモーター部326と歯ブラシ32によって構成され、裁置台は電力供給部324か電力伝達部325の周辺に取り付け可能とする。本実施例では固定部2を裁置部1に設けた突起物327とし、歯ブラシの柄321を中空にして、当該中空部と突起物327とを嵌合させ、歯ブラシ32を立てて裁置する。
【0028】
図14は実施例8に於ける図12で示した歯ブラシ用物品裁置台と歯ブラシ32をセットにし、圧縮包装手段81内に圧縮包装した包装体の斜視図である。裁置台ごと交換できることから衛生的に使用できる。移送陳列に場所を取らない。
【0029】
図15は実施例10の斜視図であり、工具用物品裁置台の例である。ここでは実施のための具体的方策として、前記固定部2を、前記裁置部1に設けた工具33を立てて裁置するための差し込み穴、もしくは、前記裁置部1に工具33を挿入して保管するための溝331の拡幅部332とし、当該拡幅部332は前記溝331に工具を立てて裁置し易くするために当該溝331の一部を拡幅した構成(含む導入用の広口部)である工具用物品裁置台を提示する。前記差し込み穴もしくは溝の拡幅部332を裁置台1に工具33を立てておくための支持部を設けることに置き換え可能とする。工具33は扱い易いように立てておくことができ、裁置台1が柔軟素材であることから当該溝の拡幅部332(含む導入用の広口部)に工具33を無造作に差し込むことが可能となる。
【0030】
図16は実施例10に於ける図15で示した工具用物品裁置台と工具33をセットにして圧縮包装手段81内に圧縮包装した包装体の斜視図である。工具33は裁置台の溝331に挿入され、裁置台ごと圧縮包装されていることから裁置台が緩衝材となり、工具を傷つけることがなく、工具と工具がぶつかって騒音を出すこともない。荷造りも容易となる。
【0031】
図17は実施例11の斜視図であり、化粧品用物品裁置台の例である。前記、固定部2もしくは滑動防止部20を前記裁置部1に設けた化粧品容器34を差し込んでおくための差し込み穴341もしくは化粧品容器34を位置を安定させるための凹凸342とする。裁置台上に整理して置けることから使い勝手がよくなり、発泡体4を使用することから安い費用でボリューム感を出すことができ、表面の加飾によって高級感を演出しやすい。
【0032】
図18は実施例11に於ける図17で示した化粧品用物品裁置台と化粧品容器34をセットにして圧縮包装手段81内に圧縮包装した包装体の斜視図である。化粧品容器34は裁置台ごと圧縮包装されていることから裁置台が緩衝材となり、化粧品容器34を傷つけることがなく、化粧品容器と化粧品容器がぶつかって騒音を出すこともない。荷造りも容易となる。
【0033】
図19は実施例12の斜視図であり、飲料用液体容器用物品裁置台の例である。前記固定部2は裁置面11の周縁に立設し、飲料用液体容器を裁置した場合に飲料用液体容器を包むように配されている。
【0034】
図20は実施例12に於ける図19で示した飲料用液体容器用物品裁置台に飲料用液体容器35を裁置したまま圧縮包装手段81によって圧縮包装した包装体の一部断面を含む斜視図である。圧縮包装手段81を破棄することで、固定部2である筒状体は厚みを増して図19に示した使用時の形状に復帰する。使用時の形状に復帰した物品裁置台は固定部2が発泡体4であるため、断熱効果を発揮して加熱あるいは冷却した飲料用液体の温度が外気に触れて変化することを妨げ、加熱あるいは冷却の効果を持続させる。当該実施例の他、図7に示す内部に気体を充填可能な被膜71によって形成された気体袋7による物品裁置台においても同様の効果が得られる。
【0035】
【発明の効果】
本発明は柔軟な素材の発泡体もしくは内部に気体を充填可能な被膜によって形成された裁置部に固定部もしくは滑動防止部を設けた構成であり、搬送時や保管時には押しつぶすか空気を抜くことで体積を減少できると同時に緩衝材の役割を果たし、使用時や陳列時には圧力から解放するか空気を注入することで体積を増して本来の形状及び機能を復帰可能とした物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体であるため次の効果を奏する。
【0036】
圧縮して体積を減じることで、搬送中や販売促進用展示物として使用していない状体での陳列中にはかさばらずに、搬送中には緩衝材としての役割を果たし、搬送の効率を高める裁置台を安価に提供できる。使用時には体積を増してボリューム感と安定感のある形状に復帰できることから表面の加飾によっては高級感のある裁置台が安価に提供できる。
【0037】
前記柔軟な素材の発泡体が合成樹脂製の連続気泡発泡体であって、前記連続気泡発泡体の周囲に否透水性の被膜を形成し、当該被膜の一部を切り欠いて被膜の欠損部を形成し、押しつぶす際及び形状の復帰に当たっては当該被膜の欠損部より空気を流出入させ、使用中は前記被膜が水のしみ込むことを防げるようにした物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体であるため次の効果を奏する。
【0038】
水がしみこむことを防げることから、浴室内等に於ける使用で、汚れの付着や細菌の繁殖を抑える効果を生じる。
【0039】
体積の少なくとも50%以上が内部に気体を充填可能な被膜によって形成された気体袋であって、気体の注入口と当該注入口の閉鎖手段を有する物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体であるため次の効果を奏する。
【0040】
空気を抜いて体積を減じることで搬送中や販売促進用展示物として使用していない状体での陳列中にはかさばらずに、搬送の効率を高める裁置台を安価に提供できる。
【0041】
前記裁置部に刃の保護部を設けた構成であるカミソリ用物品裁置台及びカミソリと共に包装した物品裁置台の包装体であるため次の効果を奏する。
【0042】
販売促進用の裁置台として優れている他、刃をぶつけても刃を傷つける危険の少ないカミソリ用物品裁置台が提供できる。
【0043】
前記固定部を前記裁置部に設けた歯ブラシの柄を立てて裁置するための歯ブラシ固定手段とする歯ブラシ用物品裁置台及び歯ブラシと共に包装した物品裁置台の包装体であるため次の効果を奏する。
【0044】
販売促進用の裁置台として優れている他、裁置台ごと交換することで衛生的な歯ブラシセットが提供できる。
【0045】
前記固定部を前記裁置部に設けた工具を立てて裁置するための工具固定手段とする工具用物品裁置台及び工具と共に包装した物品裁置台の包装体であるため次の効果を奏する。
【0046】
販売促進用の裁置台として優れている他、工具を使い易い状態に立てておけることから使い勝手のよい工具用物品裁置台が提供できる。
【0047】
前記、固定部もしくは滑動防止部を前記裁置部に設けた化粧品容器を位置を安定させるための凹凸もしくは化粧品容器を差し込んでおくための差し込み穴とした化粧品用物品裁置台及び化粧品共に包装した物品裁置台の包装体であるため次の効果を奏する。
【0048】
販売促進用の裁置台として優れている他、化粧品を使い易い状態に配置しておけることから使い勝手のよい化粧品用物品裁置台が提供できる。
【0049】
前記、固定部を裁置面の周縁に立設し、飲料用液体容器を包むように配された筒状体とする飲料用液体容器用裁置台及び飲料用液体容器と共に包装した物品裁置台の包装体であるため次の効果を奏する。
【0050】
裁置部及び固定部が断熱作用を有し、加熱あるいは冷却の効果を持続させることのできる飲料用液体容器用物品裁置台が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の斜視図である。
【図2】実施例1の一部断面を含む斜視図である。
【図3】実施例2の一部断面を有する斜視図である。
【図4】実施例2の裏面を示す斜視図である。
【図5】実施例3の裏面5を示す斜視図である。
【図6】実施例3に用いる吸盤61の一例を示す斜視図である。
【図7】実施例4の一部断面を含む斜視図である。
【図8】実施例5の斜視図である。
【図9】実施例6の斜視図である。
【図10】実施例7の一部断面を含む斜視図である。
【図11】物品裁置台にカミソリを載せた状体の包装体の斜視図である。
【図12】実施例8の斜視図である。
【図13】実施例9の斜視図である。
【図14】物品裁置台と歯ブラシをセットにした包装体の斜視図である。
【図15】実施例10の斜視図である。
【図16】物品裁置台と工具をセットにした包装体の斜視図である。
【図17】実施例11の斜視図である。
【図18】物品裁置台と化粧品容器をセットした包装体の斜視図である。
【図19】実施例12の斜視図である。
【図20】物品裁置台に飲料用液体容器を裁置したまま圧縮包装した包装体の一部断面を含む斜視図である。
【符号の説明】
1 裁置部
11 裁置面
12 刃の保護部
2 固定部
20 滑動防止部
201 突起物
21 筒状体
3 裁置物
31 カミソリ
311 カミソリの刃
312 カミソリの首
313 カミソリの柄
32 歯ブラシ
321 歯ブラシの柄
322 差し込み穴
323 水切り手段
324 電力供給部
325 電力伝達部
326 モーター部
327 突起物
33 工具
331 溝
332 溝の拡幅部
34 化粧品容器
341 差し込み穴
342 位置を安定させるための凹凸
35 飲料用液体容器
4 発泡体
41 連続気泡発泡体
42 被膜
421 被膜の欠損部
422 被膜欠損部の閉鎖手段
5 裏面
6 設置手段
61 吸盤
611 粘着面
612 吸着面
613 補強部
62 係止部
63 粘着手段
7 気体袋
71 気体を充填可能な被膜
72 気体の注入口
73 注入口の閉鎖手段
8 包装体
81 圧縮包装手段
【発明の属する技術分野】
本発明は物品裁置台及び裁置対象物と共に梱包した物品裁置台の梱包体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、様々な物品の裁置台としては硬質のものが使われ、柔軟で変形可能な素材は使われてこなかった。
又、販売促進用展示の裁置台は特定のものに対する裁置台であることが多く、販売後無駄になることから販売対象物品の収納ケースが展示用裁置台を兼ねる構造のものが考案、発明されてきた。
【0003】
【特許文献】特開2001−2132
特開2001−2132はトラベルケースと展示スタンドの組み合わせにかかるものであって、品物を収容するキャビティーを有するベースと、ふたと、前記ふたを前記ベースから開け放すことができる手段と、を有し、前記ふたは閉鎖位置と展示位置にあるとき、トラベルケースは中に含まれる物品の展示スタンドを提供することを特徴とする品物を収納及び展示するためのトラベルケースと展示スタンドの組み合わせ、であって、移送中あるいは格納中に体積を減じることはできず、耐衝撃性についても言及されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
販売促進用展示用として使用でき、搬送中や販売促進用展示物として使用していない状体での陳列中には体積を減じてかさばることがなく緩衝材としての役割を果たし、日常に於ける裁置台としての使用時には機能的で安定しており、見た目にも安定感と高級感があり、安価に製造できる裁置台を提供すること。
【0005】
【課題を解決するための手段】
柔軟な素材の発泡体もしくは内部に気体を充填可能な被膜によって形成された裁置部に固定部もしくは滑動防止部を設けた構成であり、搬送時や保管時には押しつぶすか空気を抜くことで体積を減少できると同時に緩衝材の役割を果たし、使用時や陳列時には圧力から解放するか空気を注入することで体積を増して本来の形状及び機能を復帰可能とした物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体を供する。
【0006】
前記柔軟な素材の発泡体が合成樹脂製の連続気泡発泡体であって、前記連続気泡発泡体の周囲に否透水性の被膜を形成し、当該被膜の一部を切り欠いて被膜の欠損部を形成し、押しつぶす際及び形状の復帰に当たっては当該被膜の欠損部より空気を流出入させ、使用中は前記被膜が水のしみ込むことを防げるようにした物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体を供する。
【0007】
体積の少なくとも50%以上が内部に気体を充填可能な被膜によって形成された気体袋であって、気体の注入口と当該注入口の閉鎖手段を有する物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体を供する。
【0008】
前記裁置部に刃の保護部を設けた構成であるカミソリ用物品裁置台及びカミソリと共に包装した物品裁置台の包装体を供する。
【0009】
前記固定部を前記裁置部に設けた歯ブラシの柄を立てて裁置するための歯ブラシ固定手段とする歯ブラシ用物品裁置台及び歯ブラシと共に包装した物品裁置台の包装体を供する。
【0010】
前記固定部を前記裁置部に設けた工具を立てて裁置するための工具固定手段とする請求項1と2と3のいずれかに記載した工具用物品裁置台及び工具と共に包装した物品裁置台の包装体を供する。
【0011】
前記、固定部もしくは滑動防止部を前記裁置部に設けた化粧品容器を位置を安定させるための凹凸もしくは化粧品容器を差し込んでおくための差し込み穴とした化粧品用物品裁置台及び化粧品共に包装した物品裁置台の包装体を供する。
【0012】
前記、固定部を裁置面の周縁に立設し、飲料用液体容器を包むように配された筒状体とする飲料用液体容器用裁置台及び飲料用液体容器と共に包装した物品裁置台の包装体を供する。
【0013】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態について図を用いて説明する。
図1は実施例1の斜視図であって、裁置部1と裁置部1上に立設された固定部2である筒状体21の中に裁置物3を裁置した状態を示している。
【0014】
図2は実施例1の一部断面を含む斜視図である。裁置台の全体は柔軟な素材の発泡体4よって形成され、裁置面11の周縁に固定部2である筒状体21を立設した構成であり、搬送時や保管時には押しつぶすか空気を抜くことで体積を減少できると同時に緩衝材の役割を果たし、使用時や陳列時には圧力から解放することで体積を増して本来の形状に復帰して、裁置台としての機能を発揮する。
【0015】
図3は実施例2であるカミソリ用物品裁置台の一部断面を有する斜視図である。前記柔軟な素材の発泡体4が合成樹脂製の連続気泡発泡体41であって、前記連続気泡発泡体41の周囲に否透水性の被膜42を形成し、当該被膜42の一部を切り欠いて被膜の欠損部421を形成し、押しつぶす際及び形状の復帰に当たっては当該被膜の欠損部421より空気を流出入させ、使用中は前記被膜42が水のしみ込むことを防げるようにしたものである。本実施例はカミソリ用物品裁置台であって、水がしみこむことを防ぐ目的で前記被膜42を形成しているが、他の用途用であっても表面の汚れを防いだり、造形的意味合いにおいて高級感を持たせることができるなど、当該被膜42の形成は有効である。
【0016】
図4は実施例2であるカミソリ用物品裁置台の裏面5を示す斜視図であって、図3を裏返したものである。前記被膜の欠損部421を被うように当該被膜の欠損部421を塞ぐための閉鎖手段422を配したものである。移送中や保管中は裁置台の全体を押しつぶして体積を減少させておき、使用する際に圧力から解放して前記被膜の欠損部被膜の421から空気を流入させて裁置台全体の形状を復帰させ、後に閉鎖手段422によって前記被膜の欠損部421を塞ぐことで、水がしみこむことが防げ、形状も安定する。
【0017】
図5は実施例3の裏面5を示す斜視図である。図Aは裁置台の裏面5に設置手段6である吸盤61を配したものであって、実施上の具体策として吸着や粘着あるいは係止手段等の設置手段を有する物品裁置台を提示するものである。本実施例はカミソリ用物品裁置台であって、タイル製の棚など滑りやすい浴室内にあって、位置の安定を確保するために吸盤61を設けたものである。
【0018】
設置手段6を吸盤61とした場合、タイルの床などにおける滑り止めの他、壁に吸着して設置することも可能である。また、図Bのように壁などに設けた釘状のものに係止して用いるために係止部62を配したもの、C図のように壁などに張り付けて用いるための粘着手段63を配したもののほか、磁力によってはりつける等の設置手段6が有効である。
【0019】
図6は実施例3に用いる吸盤61の一例を示す斜視図である。実施上の具体策として吸盤61の背面に粘着面611を形成し、図4に於ける閉鎖手段422を兼ねる構成である吸盤61を配してある物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体を提示するものである。吸盤61は背の低いラッパ状であって、吸着面612の背面の周縁に粘着面611を形成する。前記背面の中央のから周縁に向かって山状の補強部613を形成することが望ましいが一般的な吸盤の形状であっても効果は発揮できる。
【0020】
図7は実施例4の一部断面を含む斜視図であり、内部に気体を充填可能な被膜71によって形成された気体袋7による物品裁置台の例である。気体の注入口72と当該注入口の閉鎖手段73を有し、気体袋7内部の気体を排出することで体積を減じ、気体を注入することで体積を増すと当時に本来の裁置台としての形状及び機能を復帰させる。本実施例では裁置部1及び固定部2の総てを気体袋7によって形成しているが、裁置部1のみを平板状のものに置き換えることや、固定部2を裁置物を係止するための鉤状体に置き換えるなど、目的により、様々に変形可能である。
【0021】
図8は実施例5の斜視図であり、前記裁置部1に刃の保護部12を設けた構成であるカミソリ用物品裁置台の例である。裁置部1にカミソリ31を載せ、カミソリの首312を固定部2によって挟持させる。裁置台の全体が柔軟素材によって形成されているため、誤ってカミソリの刃311をぶつけても刃を痛める危険性が少ない。裁置部1が柔軟であって、手の動きに会わせ変形することから、カミソリの柄313を持つ時に手に取りやすい。
【0022】
図9は実施例6の斜視図であり、前記裁置部1に多数の突起物201を設けて滑動防止部20とし、刃の保護部12を設けた構成であるカミソリ用物品裁置台の例である。カミソリの柄313が突起物201の中に埋もれるように置かれて滑動することを防止するものであるが、当該突起物201は発泡体4や気体を充填可能な被膜で構成されるため、カミソリの柄313を手に取る場合、突起物が変形し、手に取りやすい。
【0023】
図10は実施例7の一部断面を含む斜視図であり、裁置台の全体を気体を充填可能な被膜71で構成したカミソリ用物品裁置台の例である。気体注入口72や閉鎖手段73を有する点以外、固定部2や刃の保護部12の構成等、実施例5と同様であり、実施例6とも同じ形状に製造可能である。使用中の機能も前記2の実施例と大きく変わるものではない。
【0024】
図11は実施例5で示したカミソリ用物品裁置台にカミソリ31を載せた状体のまま、物品裁置台を圧縮して体積を減じ、圧縮包装手段81内に閉じこめた包装体8の斜視図である。圧縮されていることからかさばらずに移送陳列でき、裁置台が柔軟素材により形成されていることから圧縮されていても緩衝材の役割を果たし、乱雑に扱って裁置物を傷つけることがない。展示時や使用時には圧縮から解放して、つまり、圧縮包装手段が真空包装であった場合には通気することで、圧縮から解放し形状を復元させる。物品裁置台が気体を充填可能な被膜71で構成されたものであっても内部の気体を抜くことで同様の効果が得られる。この場合には圧縮の必要がない。
【0025】
図12は実施例8の斜視図であり、前記裁置部1に固定部2として歯ブラシ32の差し込み穴322を設けた構成である歯ブラシ用物品裁置台の例である。ここでは実施上の具体策として、前記固定部2を裁置部1に設けた歯ブラシの柄321を立てて裁置するための差し込み穴322とし、差し込み穴322の底部に水切り手段323を設けた構成である請求項1と2と3のいずれかに記載した歯ブラシ用物品裁置台を提示する。前記差し込み穴322は、歯ブラシの柄321を中空にし裁置部1に突起物を形成して、前記中空部と突起物とを嵌合させて裁置することに置きかえ可能なものとする。
【0026】
家庭内における複数の歯ブラシの保管方法として、裁置台を設けて前記歯ブラシを立てて保管することが考えられるが、使用の経過と共に裁置台に汚れが集積し易い。裁置台は歯ブラシを立てるという機能上の制約から凹凸のある形状を採らざるを得ず、面倒な掃除を必要としていた。柔軟素材による発泡体もしくは内部に気体を充填可能な被膜によって形成された気体袋によって物品裁置台を形成した場合には費用が安く済むため、使い捨てにでき衛生的と言える。
【0027】
図13は実施例9の斜視図であり、電動歯ブラシセットに付随して裁置台を設けた例である。電動歯ブラシセットは少なくとも電力供給部324と電力伝達部325とモーター部326と歯ブラシ32によって構成され、裁置台は電力供給部324か電力伝達部325の周辺に取り付け可能とする。本実施例では固定部2を裁置部1に設けた突起物327とし、歯ブラシの柄321を中空にして、当該中空部と突起物327とを嵌合させ、歯ブラシ32を立てて裁置する。
【0028】
図14は実施例8に於ける図12で示した歯ブラシ用物品裁置台と歯ブラシ32をセットにし、圧縮包装手段81内に圧縮包装した包装体の斜視図である。裁置台ごと交換できることから衛生的に使用できる。移送陳列に場所を取らない。
【0029】
図15は実施例10の斜視図であり、工具用物品裁置台の例である。ここでは実施のための具体的方策として、前記固定部2を、前記裁置部1に設けた工具33を立てて裁置するための差し込み穴、もしくは、前記裁置部1に工具33を挿入して保管するための溝331の拡幅部332とし、当該拡幅部332は前記溝331に工具を立てて裁置し易くするために当該溝331の一部を拡幅した構成(含む導入用の広口部)である工具用物品裁置台を提示する。前記差し込み穴もしくは溝の拡幅部332を裁置台1に工具33を立てておくための支持部を設けることに置き換え可能とする。工具33は扱い易いように立てておくことができ、裁置台1が柔軟素材であることから当該溝の拡幅部332(含む導入用の広口部)に工具33を無造作に差し込むことが可能となる。
【0030】
図16は実施例10に於ける図15で示した工具用物品裁置台と工具33をセットにして圧縮包装手段81内に圧縮包装した包装体の斜視図である。工具33は裁置台の溝331に挿入され、裁置台ごと圧縮包装されていることから裁置台が緩衝材となり、工具を傷つけることがなく、工具と工具がぶつかって騒音を出すこともない。荷造りも容易となる。
【0031】
図17は実施例11の斜視図であり、化粧品用物品裁置台の例である。前記、固定部2もしくは滑動防止部20を前記裁置部1に設けた化粧品容器34を差し込んでおくための差し込み穴341もしくは化粧品容器34を位置を安定させるための凹凸342とする。裁置台上に整理して置けることから使い勝手がよくなり、発泡体4を使用することから安い費用でボリューム感を出すことができ、表面の加飾によって高級感を演出しやすい。
【0032】
図18は実施例11に於ける図17で示した化粧品用物品裁置台と化粧品容器34をセットにして圧縮包装手段81内に圧縮包装した包装体の斜視図である。化粧品容器34は裁置台ごと圧縮包装されていることから裁置台が緩衝材となり、化粧品容器34を傷つけることがなく、化粧品容器と化粧品容器がぶつかって騒音を出すこともない。荷造りも容易となる。
【0033】
図19は実施例12の斜視図であり、飲料用液体容器用物品裁置台の例である。前記固定部2は裁置面11の周縁に立設し、飲料用液体容器を裁置した場合に飲料用液体容器を包むように配されている。
【0034】
図20は実施例12に於ける図19で示した飲料用液体容器用物品裁置台に飲料用液体容器35を裁置したまま圧縮包装手段81によって圧縮包装した包装体の一部断面を含む斜視図である。圧縮包装手段81を破棄することで、固定部2である筒状体は厚みを増して図19に示した使用時の形状に復帰する。使用時の形状に復帰した物品裁置台は固定部2が発泡体4であるため、断熱効果を発揮して加熱あるいは冷却した飲料用液体の温度が外気に触れて変化することを妨げ、加熱あるいは冷却の効果を持続させる。当該実施例の他、図7に示す内部に気体を充填可能な被膜71によって形成された気体袋7による物品裁置台においても同様の効果が得られる。
【0035】
【発明の効果】
本発明は柔軟な素材の発泡体もしくは内部に気体を充填可能な被膜によって形成された裁置部に固定部もしくは滑動防止部を設けた構成であり、搬送時や保管時には押しつぶすか空気を抜くことで体積を減少できると同時に緩衝材の役割を果たし、使用時や陳列時には圧力から解放するか空気を注入することで体積を増して本来の形状及び機能を復帰可能とした物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体であるため次の効果を奏する。
【0036】
圧縮して体積を減じることで、搬送中や販売促進用展示物として使用していない状体での陳列中にはかさばらずに、搬送中には緩衝材としての役割を果たし、搬送の効率を高める裁置台を安価に提供できる。使用時には体積を増してボリューム感と安定感のある形状に復帰できることから表面の加飾によっては高級感のある裁置台が安価に提供できる。
【0037】
前記柔軟な素材の発泡体が合成樹脂製の連続気泡発泡体であって、前記連続気泡発泡体の周囲に否透水性の被膜を形成し、当該被膜の一部を切り欠いて被膜の欠損部を形成し、押しつぶす際及び形状の復帰に当たっては当該被膜の欠損部より空気を流出入させ、使用中は前記被膜が水のしみ込むことを防げるようにした物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体であるため次の効果を奏する。
【0038】
水がしみこむことを防げることから、浴室内等に於ける使用で、汚れの付着や細菌の繁殖を抑える効果を生じる。
【0039】
体積の少なくとも50%以上が内部に気体を充填可能な被膜によって形成された気体袋であって、気体の注入口と当該注入口の閉鎖手段を有する物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体であるため次の効果を奏する。
【0040】
空気を抜いて体積を減じることで搬送中や販売促進用展示物として使用していない状体での陳列中にはかさばらずに、搬送の効率を高める裁置台を安価に提供できる。
【0041】
前記裁置部に刃の保護部を設けた構成であるカミソリ用物品裁置台及びカミソリと共に包装した物品裁置台の包装体であるため次の効果を奏する。
【0042】
販売促進用の裁置台として優れている他、刃をぶつけても刃を傷つける危険の少ないカミソリ用物品裁置台が提供できる。
【0043】
前記固定部を前記裁置部に設けた歯ブラシの柄を立てて裁置するための歯ブラシ固定手段とする歯ブラシ用物品裁置台及び歯ブラシと共に包装した物品裁置台の包装体であるため次の効果を奏する。
【0044】
販売促進用の裁置台として優れている他、裁置台ごと交換することで衛生的な歯ブラシセットが提供できる。
【0045】
前記固定部を前記裁置部に設けた工具を立てて裁置するための工具固定手段とする工具用物品裁置台及び工具と共に包装した物品裁置台の包装体であるため次の効果を奏する。
【0046】
販売促進用の裁置台として優れている他、工具を使い易い状態に立てておけることから使い勝手のよい工具用物品裁置台が提供できる。
【0047】
前記、固定部もしくは滑動防止部を前記裁置部に設けた化粧品容器を位置を安定させるための凹凸もしくは化粧品容器を差し込んでおくための差し込み穴とした化粧品用物品裁置台及び化粧品共に包装した物品裁置台の包装体であるため次の効果を奏する。
【0048】
販売促進用の裁置台として優れている他、化粧品を使い易い状態に配置しておけることから使い勝手のよい化粧品用物品裁置台が提供できる。
【0049】
前記、固定部を裁置面の周縁に立設し、飲料用液体容器を包むように配された筒状体とする飲料用液体容器用裁置台及び飲料用液体容器と共に包装した物品裁置台の包装体であるため次の効果を奏する。
【0050】
裁置部及び固定部が断熱作用を有し、加熱あるいは冷却の効果を持続させることのできる飲料用液体容器用物品裁置台が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の斜視図である。
【図2】実施例1の一部断面を含む斜視図である。
【図3】実施例2の一部断面を有する斜視図である。
【図4】実施例2の裏面を示す斜視図である。
【図5】実施例3の裏面5を示す斜視図である。
【図6】実施例3に用いる吸盤61の一例を示す斜視図である。
【図7】実施例4の一部断面を含む斜視図である。
【図8】実施例5の斜視図である。
【図9】実施例6の斜視図である。
【図10】実施例7の一部断面を含む斜視図である。
【図11】物品裁置台にカミソリを載せた状体の包装体の斜視図である。
【図12】実施例8の斜視図である。
【図13】実施例9の斜視図である。
【図14】物品裁置台と歯ブラシをセットにした包装体の斜視図である。
【図15】実施例10の斜視図である。
【図16】物品裁置台と工具をセットにした包装体の斜視図である。
【図17】実施例11の斜視図である。
【図18】物品裁置台と化粧品容器をセットした包装体の斜視図である。
【図19】実施例12の斜視図である。
【図20】物品裁置台に飲料用液体容器を裁置したまま圧縮包装した包装体の一部断面を含む斜視図である。
【符号の説明】
1 裁置部
11 裁置面
12 刃の保護部
2 固定部
20 滑動防止部
201 突起物
21 筒状体
3 裁置物
31 カミソリ
311 カミソリの刃
312 カミソリの首
313 カミソリの柄
32 歯ブラシ
321 歯ブラシの柄
322 差し込み穴
323 水切り手段
324 電力供給部
325 電力伝達部
326 モーター部
327 突起物
33 工具
331 溝
332 溝の拡幅部
34 化粧品容器
341 差し込み穴
342 位置を安定させるための凹凸
35 飲料用液体容器
4 発泡体
41 連続気泡発泡体
42 被膜
421 被膜の欠損部
422 被膜欠損部の閉鎖手段
5 裏面
6 設置手段
61 吸盤
611 粘着面
612 吸着面
613 補強部
62 係止部
63 粘着手段
7 気体袋
71 気体を充填可能な被膜
72 気体の注入口
73 注入口の閉鎖手段
8 包装体
81 圧縮包装手段
Claims (8)
- 柔軟な素材の発泡体もしくは内部に気体を充填可能な被膜によって形成された裁置部に固定部もしくは滑動防止部を設けた構成であり、搬送時や保管時には押しつぶすか空気を抜くことで体積を減少できると同時に緩衝材の役割を果たし、使用時や陳列時には圧力から解放するか空気を注入することで体積を増して本来の形状及び機能を復帰可能とした物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体。
- 前記柔軟な素材の発泡体が合成樹脂製の連続気泡発泡体であって、前記連続気泡発泡体の周囲に否透水性の被膜を形成し、当該被膜の一部を切り欠いて被膜の欠損部を形成し、押しつぶす際及び形状の復帰に当たっては当該被膜の欠損部より空気を流出入させ、使用中は前記被膜が水のしみ込むことを防げるようにした請求項1に記載した物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体。
- 体積の少なくとも50%以上が内部に気体を充填可能な被膜によって形成された気体袋であって、気体の注入口と当該注入口の閉鎖手段を有する請求項1に記載した物品裁置台及び裁置対象物と共に包装した物品裁置台の包装体。
- 前記裁置部に刃の保護部を設けた構成である請求項1と2と3のいずれかに記載したカミソリ用物品裁置台及びカミソリと共に包装した物品裁置台の包装体。
- 前記固定部を前記裁置部に設けた歯ブラシの柄を立てて裁置するための歯ブラシ固定手段とする請求項1と2と3のいずれかに記載した歯ブラシ用物品裁置台及び歯ブラシと共に包装した物品裁置台の包装体。
- 前記固定部を前記裁置部に設けた工具を立てて裁置するための工具固定手段とする請求項1と2と3のいずれかに記載した工具用物品裁置台及び工具と共に包装した物品裁置台の包装体。
- 前記、固定部もしくは滑動防止部を前記裁置部に設けた化粧品容器を位置を安定させるための凹凸もしくは化粧品容器を差し込んでおくための差し込み穴とした請求項1と2と3のいずれかに記載した化粧品用物品裁置台及び化粧品共に包装した物品裁置台の包装体。
- 前記、固定部を裁置面の周縁に立設し、飲料用液体容器を包むように配された筒状体とする請求項1と2と3のいずれかに記載した飲料用液体容器用裁置台及び飲料用液体容器と共に包装した物品裁置台の包装体
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