JP2004338710A - 携帯折り畳み自転車並びに該自転車に装着するバスケットキャリヤ。 - Google Patents

携帯折り畳み自転車並びに該自転車に装着するバスケットキャリヤ。 Download PDF

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Abstract

【課題】 折り畳み自転車の前後の車輪を連結するフレーム構造を変え、更に、変えたフレームに車輪を装着して固定する方法を変え、折り畳んで、高さ、奥行、幅をコンパクト化にして容易に携帯可能とする。
【解決の手段】 後輪の車輪1と、フロントギヤ2を板状フレームカバーとする後輪用フレームカバー4とフロントギヤフレームカバー16でサンドウィッチ式にはさみ込み覆い、前輪の車輪1も同様に前輪用フレームカバー3ではさみ込み覆い、車輪1と一体化となった各フレームカバー3、4を連結メインフレーム5で連結し、サドル6とハンドル7を取付けて連結メインフレーム5の部分に折れ部8を設け、折り畳み手段とする携帯折り畳み自転車。
【選択図】 図1

Description

本発明は、どこにでも持ち運び容易な、手軽い携帯型折り畳み自転車に関するものである。
従来の自転車においては、前後の車輪をパイプ状フレームで連結するのが主であった。
パイプ状フレームを利用して強度を補っているためフレームで車輪を覆うための厚みも必要で奥行を薄くするためには限界があり問題があった。
そのため折り畳んでも重く、高さ、奥行、幅とも全体的にコンパクト化が困難で手軽に持ち運びできず携帯するには無理があった。
また、パイプ状フレームを利用せず、板状フレームとみられる本体板の間の空間に前後の車輪を格納されるものもある。(例えば、特許文献1参照)
そして板状フレームとする板金フレーム構造としたもので、従来の自転車の立パイプ、上下パイプ、後輪クォーク部、チェインステーを一体化したフレームを自転車の低位置に配置するものがあった。(例えば、特許文献2参照)
実開平6−79697号公報 実全昭48−110846号公報
解決しようとする問題点は、車輪に接続しているパイプ状フレーム構造が障害となっている点で、パイプ状フレームを利用せず、新構造とするフレームをどのような構造で車輪の奥行を薄くコンパクト化するかが課題である。
板状板金フレーム使用時においても、前車輪用と後車輪用をそれぞれ分離して車輪の中央軸止め部分まで板状フレームで覆う必要がある。
従来のような折り畳めるペダルにおいても、ただ折り曲げて畳む状態のみでは、全体的本体を薄くすることはできず、またサドルの収納においても同様である。そしてフロントギヤに電動装置を取付けた場合、連結メインフレームの収納配置に問題があった。
本発明は、フレームの構造を変え、そしてそのフレームに取付けた車輪を薄型化にし、折り畳んで軽く、手軽に持ち運んで容易に携帯可能にすることを目的としている。
そして、折り畳み自転車で買い物等の荷物を載せる際、バスケットキャリヤをどの位置に取付けるかが問題となっていた。
前車輪をサンドウィッチ式にした板状のパネルとするフレームカバーで固定車輪軸方向へ延ばして両面をはさみ込んで車輪の外周囲にそって覆い、後車輪とフロントギヤの両方においても同様に、固定車輪軸方向へ延ばしてフレームカバーで両面をはさみ込んで車輪とフロントギヤの外周囲にそって覆い、前後の車輪で路面に位置する部分を露出させ、他は全体的に板状フレームカバーで覆う構造手段とする。
それぞれ分離されてフレームカバーで覆われた前後の車輪を連結メインフレームで連結し、後車輪用フレームカバー部分にサドル取付けパイプを接続してサドルを取付け、また前車輪用フレームカバー部分に連結メインフレームを介してハンドル取付けパイプを接続し、それにハンドルを取付け、連結メインフレームに折れ部を設けて折り畳み手段とする。
車輪をフレームカバーと共に組み合わせて奥行を薄くする手段として、フレームカバー内にはさみ込まれた車輪は、中芯部を固定車輪軸とし、その周囲に回転輪を接続してスポーク、リム、タイヤ等で一体化構造とする。
フレームカバー内に車輪を固定する場合は、カバー面から固定部材とする皿頭付きボルトや平状フランジ付き頭ボルト等で数ヶ所固定車輪軸に軸止めし、フレームカバーのカバー面からボルト頭を露出させないようにフラット状として車輪をフレームカバー内に装着し、車輪とフレームカバーの奥行厚みを薄くすることを可能とする。
回転輪は通称ハブと称する部分である。
ペダルを収納する手段として、フロントギヤに取付けたギヤクランクのペダル方向端部に貫通孔を設けて、その貫通孔にクランク回転棒を貫通させて装着し、クランク軸棒にペダルを取付け、貫通孔にクランク回転棒を貫通移動させ、ペダルと共にギヤクランクの内側である奥部に移動収納手段とする。
サドルを伸縮収納する手段として、後輪用フレームカバーとフロントギヤフレームカバーの中間背面部分が、サドルを縮めた時収納しやすいように凹部背面に形成する。
尚、サンドウィッチ式フレームカバーの構造は、車輪及びフロントギヤの上面とする背面は、形状にそってふさがれており、下面は車輪、フロントギヤを挿入するためオープン形状とされ、逆U形状とされている。
そして、連結メインフレームを折り畳んだ場合、折れ部の部分と接続する接続端部フレーム部分をフロントギヤの下部とする周囲底面部に反って電動装置に支障ないように躱して配置し、一方の接続端部フレームの部分を前輪の上面方向に向けて延ばし接続する手段とする。
そして、バスケットキャリヤの底面には自転車の背面にそって装着凹面溝を形成し、折り畳んだ状態の自転車の背面にバスケットキャリヤを乗せ、そのまま路面を転がせるようにしてショッピング等店内をカート式として利用することが可能である手段とした。
また、買い物後、バスケットキャリヤは自転車の背面から取り外して後輪部分にけん引接続し、運搬兼用手段とする。
本発明の携帯折り畳み自転車は、板状フレームカバー構造とすることにより、軽く、高さ、奥行、幅共全体的にコンパクト化となり手軽に車内等に持ち込み可能となるため非常に便利である。
また、板状フレームカバーで車輪やフロントギヤを覆っているため泥よけ不要となり、チェーンにズボンの裾を巻き込まれる心配がなくなる。
更にフレームカバー内に組み込まれた車輪を、フレームカバーと共に固定車輪軸に皿頭ボルトや平状のフランジ付き頭ボルト等を使用することによって厚みを薄くして製作することができる。また、ペダルの収納においても移動式収納であるためギヤクランク面から突出せず収納できる。
サドルにおいても縮めて収納しやすいようにサドル収納凹面背面形状であるため、高さ全体がコンパクト化となる。
また折り畳んだ状態として路面にタイヤを置きハンドルを持って転がしができるため、ハンディーキャリー式応用も可能で便利である。
そして、連結メインフレームの折り畳み時、フレームが電動モーターの下になるので電動装置に邪魔にならないように畳むことができる。
従来のパイプ状フレーム構造から本発明の板状フレームカバー構造にすることで折り畳んでも容易に、高さ、奥行、幅共小さくすることが可能となり、しかも軽量化で携帯することが実現できた。
そして、買い物をするにおいても、バスケットキャリヤを折り畳み自転車背面に装着して転がし、カート式にも利用でき、また、買い物後も後輪に接続してけん引可能とするため重い荷物を容易に運ぶことができ便利である。
図1は本発明の折り畳む前の側面図であって、後輪用車輪1と、フロントギヤ2を後輪用フレームカバー4とフロントギヤフレームカバー16でサンドウィッチ式にはさみ覆い、装着する。
前輪用車輪1も同様、前輪用フレームカバー3でサンドウィッチ式にはさみ込む。前後の車輪1を装着したそれぞれのフレームカバー3、4、16をウェーブ状パイプの連結メインフレーム5で連結して、連結メインフレーム5の一部分に折れ部8を設けて折り畳み構造とし、折れ部8の部分を蝶番構造とする。場合によっては蝶番でない構造でも用を成すものである。
連結メインフレーム5はウェーブ状とし、折り畳み時、電動モーターを装着した場合、邪魔にならない形状とされ、乗る時も容易である。
連結メインフレーム5を折り畳んだ時、折れ部8の部分と接する接続端部フレーム35の部分をフロントギヤ2の底面部36の周囲に反って配置し、一方の接続端部フレーム37の部分を前車輪1の上面方向に向けて接続する。
後輪用フレームカバー4とフロントギヤフレームカバー16との背面中間に三段伸縮サドルパイプを装着してサドル6を取付け、また、サドル6を縮めて収納しやすくするために凹面17を設けた形状とする。
前輪の車輪1と前輪用フレームカバー3には、連結メインフレーム5を介してハンドル7を取付けている。
前後のフレームカバー3、4には必要に応じて補強板フレームカバー21をサンドウィッチ式に挟み込んで補強を補っても良く、その補強板フレームカバー21は、前、後輪用フレームカバー3、4の内部か外部面に装着する方法とする。
フレームカバー3,4の材質はアルミ、ステンレス、スチール、樹脂製等多種多様に利用可能であるが最軽量化とする材質が最も良い。
図2は、実施例1の平断面図で、蝶番で連結メインフレーム5の折れ部8から前車輪を折り畳んだ状態を示したものである。
後輪用フレームカバー4には車輪とフロントギヤ2を内蔵し、前輪用フレームカバー3にも車輪を内蔵してそれぞれ装着し、連結メインフレーム5で連結されている。
接続端部フレーム35は、電動モーター19の下部方向に配置されている。そして、サドルパイプと蝶番との間には補強するための補強パイプ38で連結され、電動モーター19の下方向に配設されている。
フロントギヤ2に接続されているギヤグランク12には、ペダル15が取付けられ、移動収納時、ギヤクランク12の奥部側に収納されるためギヤクランク12の面から露出しなくなる。
また、ギヤ26の増によってギヤ26を装着する部分のみ、ギヤ収納突起部39を突設させることも可能とした。
図3は実施例1の前輪用フレームカバー3に装着された前車輪の固着方法を示すA−A断面図で、前輪用フレームカバー3内に装着された前車輪の固定車輪軸9をカバー面10から、皿付き頭ボルトやまたは平状のフランジ付き頭ボルトである固定部材11で両面から挿入し軸止めする。
カバー面10から固定部材11の頭が突出しないように、皿頭のボルトや平状のフランジ付き頭ボルトを利用することによりカバー面10がフラット状となるため、厚みを薄く製作することが可能となる。
平状のフランジ付き頭ボルトを利用する場合は、フランジの厚みは1mm〜3mm位が良い。
上記のフラット状とは、固定部材11がカバー面10より突出させない方法が最も良く、仮に若干突出させるにおいても、せいぜい10mm以内とすることが好ましい。
固定部材11は六角穴付き皿頭ボルトや平状のフランジ付き頭ボルトが適材であるが、構造によってはナット軸止め工法でも可能である。
軸止めされた固定車輪軸9の外周囲には、タイヤ、リム、スポーク等が一体化となって回転する回転輪25が取付けられている。
図4は実施例1の後輪用フレームカバー4に装着された後車輪の固着方法を示す一部分拡大平断面図で、後輪用フレームカバー4内に装着された後車輪用固定車輪軸9のギヤ26方向とする片側一方を、固定ボルト軸27を突出させてナット28で固定し、他一方裏側面を皿付き頭ボルトの固定部材11で複数に固定車輪軸9を固定する。
片面のみ固定ボルト軸27を突設してもギヤクランクの突設厚みがあるため、奥行寸法が増えるという支障がない。
一方片側面のカバー面10をフラット状にすることにより、折り畳み時に前車輪用フレームカバー3が同様のカバー面10同士と接触し、密着可能となるため奥行厚みを薄くすることが可能となる。
尚、固定ボルト軸27を用いない場合は、両面を皿付き頭ボルト等の固定部材11で軸止めしても良い。固定軸9の軸止め方法は、図3で示した中央一点軸止め方法や、図4のように固定部材11で両面から複数に軸止めすることが可能で、用途に合わせて選択すれば良い。
そして、ギヤ26を増やす方法として、ギヤを装着するカバー面部分のみ、ギヤ収納突起部39を部分的に突起させることも可能である。
図5は、ペダル15をギヤクランク12に装着した状態を示す正面図で、ギヤクランク12の端部に貫通孔13を設け、その貫通孔13にクランク回転棒14を挿入させてペダル15を取付け、ペダル15を踏むことにより、クランク回転棒14と連動してギヤクランク12を回転させる方法とする。
図6は、上記のギヤクランク12にペダル15を装着した使用状態を示す右側面図で、ペダル裏面32にギヤクランク12の先端通り溝29とクランク回転棒14をはさみ込み係合させる回転棒溝30を手前から奥行方向へ形成し、また、ペダル15の片端部のみに楕円孔溝31を設けた。
ペダル15を踏むことによってギャップを設けた回転棒溝30と係合されたクランク回転棒14とが摺動されてギヤクランク12を可動させるものである。
図7は上記のペダル15を回転裏返しさせて移動収納させた状態を示す右側面図である。
ペダル15を裏返しさせるとペダル裏面32が上向きとなりペダル踏込み面33が下向きになって楕円孔溝31位置も変わり、ギヤクランク12の先端通り溝29が上となるため、貫通孔13(図5参照)からクランク回転棒14が貫通し、ペダル15を移動収納させることが可能となる。
図8は、上記のペダル15の収納状態を示した正面図である。
裏返し状態のペダル15は、ギヤクランク12の貫通孔13にそってクランク回転棒14と共にギヤクランク12の内側に移動収納され、各ストッパー34で位置決めして収納される。
上記説明した板状フレームカバーによるサンドウィッチ式構造及び、ペダルの移動収納方法によって、前輪に覆ったフレームカバーの厚みが50mm前後で、後輪にフロントギャと共に覆ったフレームカバーの厚みが80mm前後となり、これら折り畳んだ状態を奥行とする寸法が130mm前後となるため、今までにない画期的な超薄型コンパクトの携帯折り畳みが可能となる。
図9は、折り畳み状態の自転車背面に、バスケットキャリヤを装着した斜視図である。
自転車背面にバスケットキャリヤ40を乗せ、バスケットキャリヤの底面を背面にそって装着凹面溝41を形成して結合させ、接続バンド42で固定する。
バスケットキャリヤ40には、キャスター車43と、折り畳める取手44を取付けている。
このような状態でショッピング用カート式として利用する。
図10は、バスケットキャリヤの一部分を自転車背面に乗せ、キャスター車を利用してけん引した状態を示す側面図である。
買い物後、折り畳み時の自転車の背面から外して装着凹面溝41を後輪部分に連結接続し、接続バンド42でけん引して運搬用として利用する。
「脱・クルマ」生活の実現のために、持ち運びが容易で、例えば電車等に手軽に持ち込め、降車後駅構内を出てすぐ使えるという新しい乗り物手段が可能となった。
は、本発明の側面図である。 は、本発明の折り畳んだ状態を示す平断面図である。 は、前輪用フレームカバー内に車輪を装着したA−A断面図である。 は、後輪用フレームカバー内に車輪を装着した部分的平断面図である。 は、ペダルの装着状態を示す正面図である。 は、ペダルの装着状態を示す右側面図である。 は、ペダルの移動収納状態を示す右側面図である。 は、ペダルの移動収納状態を示す正面図である。 は、折り畳み時バスケットキャリヤを乗せた斜視図である。 は、バスケットキャリヤを接続けん引した側面図である。
符号の説明
2. フロントギヤ
3. 前輪用フレームカバー
4. 後輪用フレームカバー
5. 連結メインフレーム
8. 折れ部
9. 固定車輪軸
10.カバー面
11.固定部材
12.ギヤクランク
13.貫通孔
14.クランク回転棒
16.フロントギヤフレームカバー
17.凹面
19.電動モーター
21.補強板フレームカバー
25.回転輪
26.ギヤ
31.楕円孔溝
34.ストッパー
35.接続端部フレーム
36.底面部
37.接続端部フレーム
38.補強パイプ
40.バスケットキャリヤ
41.凹面溝
44.取手

Claims (6)

  1. 前車輪(1)を板状の前輪用フレームカバー(3)で、固定車輪軸(9)方向へ両面をはさみ込んで車輪の外周囲にそって覆い、後車輪(1)とフロントギヤ(2)においても、固定車輪軸(9)方向へ板状の後輪用フレームカバー(4)で両面をはさみ込んで車輪とフロントギヤの外周囲にそって覆い、前後の車輪で路面に位置する部分のみ露出させて装着し、それぞれ分離された前記前輪用フレームカバー(3)と前記後輪用フレームカバー(4)を連結メインフレーム(5)で連結し、後輪用フレームカバー(4)部分にサドルパイプを接続してサドル(6)を取付け、前輪用フレームカバー(3)部分には連結メインフレーム(5)を介してハンドルパイプを接続しそれにハンドル(7)を取付け、前記連結メインフレーム(5)の部分に折れ部(8)を設けて折り畳みとすることを特徴とした携帯折り畳み自転車。
  2. 前後の車輪(1)の中心部とする固定車輪軸(9)を前後のフレームカバー(3、4)のカバー面(10)から固定部材(11)で軸止めして回転輪(25)を回転させ前後のフレームカバー(3、4)のカバー面(10)をフラット状として装着手段とする請求項1記載の携帯折り畳み自転車。
  3. 後輪用フレームカバー(4)とフロントギヤフレームカバー(16)の中間部分背面をサドル(6)を収納する凹面(17)を形成した請求項1記載の携帯折り畳み自転車。
  4. フロントギヤ(2)に取付けたギヤクランク(12)の端部に貫通孔(13)を設け、前記貫通孔(13)にクランク回転棒(14)を貫通させて装着し、前記クランク回転棒(14)にペダル(15)を取付けて前記の貫通孔(13)に前記のクランク回転棒(14)を貫通移動させ、ペダル(15)と共にギヤクランク(12)の奥部に移動収納手段とした折り畳み自転車。
  5. 連結メインフレーム(5)を折れ部(8)から折り畳み時、折れ部(8)の部分と接する接続端部フレーム(35)の部分をフロントギヤ(2)の下部とする底面部(36)付近の周囲に反って配置し、一方の接続端部フレーム(37)の部分を前車輪(1)の上面方向に向け延ばして接続することを特徴とした折り畳み自転車。
  6. 折り畳んだ状態の自転車背面に、運搬兼用のバスケットキャリヤ(40)を装着し、路面を転がすカート式にすることを特徴としたバスケットキャリヤ。
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