JP2004338524A - ワイパー制御方法、およびワイパー制御装置 - Google Patents

ワイパー制御方法、およびワイパー制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】走行シーンに従って、ワイパーの払拭状態を判定するための払拭判定条件をアクティブに調整するワイパー制御方法、およびワイパー制御装置を提供する。
【解決手段】走行,停止等の車輛状態情報と、降雨状況等の走行環境情報とから総合的な状況判断を行って走行シーンを判定する。判定された走行シーンにしたがって、ワイパーの払拭状態を判定するための払拭判定条件を調整する。このような払拭判定条件には、検知面に付着した雨滴の検出感度,降雨レベルと払拭レベルとの対応関係などが含まれる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイパー制御方法、およびワイパー制御装置に関し、特に、走行シーンに従って、ワイパーの払拭状態を判定するための払拭判定条件をアクティブに調整するワイパー制御方法、およびワイパー制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、雨滴検出センサの出力に基づいてワイパーの払拭動作を制御するワイパー制御装置においては、降雨量を段階的にレベル分けし、それぞれの降雨レベルに対して特定の間欠時間を固定的に対応させるように設定されている。そして、降雨レベルの変化に従って間欠時間を変化させている。一方、特定の降雨量に対して適切な払拭頻度とみなされる頻度は、個々のドライバーの感覚に依存するところが大きく、一義的に決定するのが困難である。このような背景により、いわゆる感度ボリウム調整という技術が用いられている。
【0003】
特許文献1に記載の発明においては、図1に示すように、降雨レベルに対応して7段階の間欠時間のステップが設けられている。加えて、それぞれのステップには、3つのモードに対応して3種類の間欠時間が設定されている。この発明においては、いわゆる感度調整ボリウムの設定位置に基づいて、3つのモードの中から実際の間欠時間を選択することになる。このような調整は、例えばドライバーがボリウムを高く設定した場合には、同一ステップの中から短い間欠時間を選択することによって実現される。これにより、例えば同一の降雨状態であっても、間欠時間が短くなり、ドライバーにとっては検出感度が高くなったのと同等となる。
【0004】
このように、一定の降雨量に対する適切な払拭頻度の決定に、個々人の感覚の相違という要素を加味することは、ワイパーの動作を人間感覚にマッチさせるという点で有用なものである。しかしながら、本発明者等の検証により、以下のことが分かった。
【0005】
すなわち、同一の運転者であっても、走行シーンに応じて要求するボリウム感度が異なる場合があるということである。理解を容易にするために、走行シーンとして、トンネルの進入/脱出時を例にして具体的に説明する。仮に、車輛は一定速度で走行しており、トンネルの前後ではある程度大きな粒径の雨が連続的に降っており、トンネル内では降雨ゼロであるとする。
【0006】
トンネル進入前に同じ状況の降雨の中を長時間走行していた場合、ドライバーは当該降雨状況に慣れている。したがって、低いボリウム感度を好むドライバーであれば感度調整ボリウムを低感度に設定していると考えられる。次に、トンネル内では降雨がないので、無用な払拭が煩わしく感じられる。特に低いボリウム感度を好むドライバーの感覚からすれば、無用な払拭が煩わしい。一方、トンネル内では、前方車両からの巻き上げ水による微小水滴がウィンドシールドに付着して視界を悪くする現象が起こるが、このような微小な巻き上げ水については、ある程度低いボリウム感度で払拭する必要がある。次に、トンネル脱出時においては、視界の急激な悪化に対して迅速に払拭を行いたいと望むケースが多い。したがって、たとえトンネル前後の降雨量が同一であっても、トンネル脱出時にはより高いボリウム感度が望まれる。
【0007】
このように、たとえ同一のドライバーであっても、走行シーンに応じて必要なボリウム感度が異なることが分かった。逆にいえば、同じ感度にボリウム設定されており、同一のドライバーが評価する場合であっても、走行シーンによっては鈍過ぎるように感じられたり、敏感過ぎるように感じられたりする可能性がある。したがって、感度調整ボリウムによる感度調整のみでは、ドライバーの感覚に合わない状態が発生してしまう。また、次の状況を予測しつつ、感度ボリウムを調整することは、ドライバーにとって煩わしいことである。
【0008】
また、他の従来技術としては、雨滴の動的な付着を検出する方法(特許文献2)、受光素子出力信号のゆらぎを評価する方法(特許文献3)が本発明者等によって提示されている。また、雨滴を検出する方法の従来例として、基準値との比較により雨滴を検出する方法(いわゆる閾値法)(例えば、特許文献4)、受光素子出力の積算値により雨滴を検出する方法(いわゆる積分法)(例えば、特許文献1)が開示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平4−349053号公報
【特許文献2】
特開2001−180447号公報
【特許文献3】
特開2002−277386号公報
【特許文献4】
特開昭61−37560号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、同一のドライバーであっても、走行シーンに応じて、適切な払拭状態に対する感覚が変動し得るという知見に基づくものである。本発明は、走行シーンに従って、ワイパーの払拭状態を判定するための払拭判定条件をアクティブに調整し、ドライバーの感覚にマッチした払拭状態を実現するワイパー制御方法、およびワイパー制御装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、車輛状態および走行環境を総合的に判断し、その場面に応じた適切な払拭判定条件を設定するようにした。ここで、払拭判定条件とは、検知面に付着した雨滴に対して、一定の払拭状態を判定するための条件である。このような払拭判定条件には、検知面に付着した雨滴の検出感度,降雨レベルと払拭レベルとの対応関係などが含まれる。
【0012】
次に、本発明において、それぞれの走行シーンは、車輛状態情報と走行環境情報とから判定される。車輛状態情報は停止,走行,加速,減速等を含み、走行環境情報は降雨,晴れ,明暗,トンネルなどの降雨遮蔽物内等を含む。本発明においては、ある時点での走行シーンは、それまでの経過に基づいて判定される。例えば、ある時点で停止している場合には、それまでの経過においても停止していたのか、あるいはそれまでの経過において走行から減速して停止したのかということに基づいて、走行シーンが判定される。
【0013】
例えば、車輛状態情報からは、一定の定速走行から減速したという走行シーン,一定の定速走行から急減速して停止したという走行シーン,停止状態から加速したという走行シーンなどが判定される。一方、走行環境情報からは、一定の降雨状態からトンネルに進入したという走行シーン,一定の降雨状態または晴れ状態が所定期間継続したという走行シーン,明るい状態から暗くなったという走行シーンなどが判定される。
【0014】
このような走行シーンの判定は、例えば、ある時点でのステータス(車輛状態および走行環境状態)を識別し、当該時点より後の時点において、特定のイベントが発生したことを検出することによって実現することができる。例えば、ある時点で車輛状態が定速走行であり、走行環境状態が一定の降雨である場合に、その後に車輛が減速したというイベントを検出することにより、一定の降雨状態で車輛が定速走行から減速したという走行シーンを判定することができる。
【0015】
【実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態の理解を容易にするために、図1を利用して従来の感度調整ボリウムによる制御方法を説明する。従来の感度調整ボリウムによる制御方法においては、例えば降雨状態が特定の小雨の場合に、間欠時間のステップを7と設定する。この特定の小雨とステップ7との関係は以後固定となる。つまり、降雨状態が小雨と判定された場合には、常にステップ7の間欠時間が選択される。そして、ドライバーの感度ボリウム設定に従って、ステップ7に含まれる3つのモードの間欠時間の中から実際の間欠時間が選択される。
【0016】
本発明においては、払拭判定条件としてこのようなモードを用いてもよい。具体的には、走行シーンに応じて、これら複数のモードの中から適切なモードを選択するようにしてもよい。
【0017】
また、本発明においては、降雨状態のレベルと、間欠時間のステップ(払拭状態)との関係を1対1に固定するのではなく、動的に変動させるようにしてもよい。つまり、降雨状態のそれぞれのレベルと払拭状態のそれぞれのレベルとの対応関係を払拭判定条件として用い、走行シーンに応じてこれら双方の対応関係を変動させてもよい。
【0018】
本発明の方法を、図2を用いて具体的に説明する。図2には、テーブル1と、テーブル2とが含まれる。テーブル1には降雨レベルが段階的に定義されている。テーブル2には払拭状態が払拭待機時間と払拭速度とによって複数の段階的な払拭レベルに区分されて定義されている。なお、払拭待機時間はゼロ(すなわち待機時間なし)も含む。
【0019】
図2に、払拭状態の定義例を示す。払拭状態は、例えば図2に示すように、払拭待機時間が長くなれば間欠時間が長くなり、払拭待機時間が無限大(∞)となれば停止状態となる。一方、払拭待機時間が短くなれば間欠時間が短くなり、払拭待機時間がゼロになれば連続払拭となる。そして、連続払拭の中でも、払拭速度によって高速連続払拭と低速連続払拭とに分けられる。このように払拭待機時間と払拭速度とを組み合わせることにより、ワイパーの様々な払拭動作を制御することができる。
【0020】
本発明の第1の実施の形態は、テーブル1の降雨レベルのそれぞれの項目と、テーブル2の払拭レベルのそれぞれの項目とを動的に関連付けるものである。例えば、ある走行シーンでは降雨レベルnからn−5を高速連続払拭に割当て、他の走行シーンでは降雨レベルnからn−8を高速連続払拭に割当てる。このように、高速連続払拭に割当てられる降雨レベルの下限を下げることにより、所定の降雨レベルについて払拭レベルを上げることができる。
【0021】
動的関連付けの具体的な方法は、車速情報,感度調整ボリウム情報,検知面への雨滴の付着状態変化情報,オートライト情報,タイマー等のその他制御情報,その他車両情報に基づいて総合的な状況判断を行って走行シーンを判定し、判定した走行シーンに従って、降雨レベルの項目と払拭レベルの項目との対応関係を動的に決定する。
【0022】
なお、このように降雨レベルの項目と払拭レベルの項目との対応関係を変化させる払拭判定条件の調整方法においては、払拭レベルを上げるまたは高くするとは、特定の降雨レベルに関連付けられる払拭レベルをより上位(待機時間がより短い、もしくは払拭速度が速い)にすることである。反対に、払拭レベルを下げるまたは低くするとは、特定の降雨レベルに関連付けられる払拭レベルをより下位(待機時間がより長い、もしくは払拭速度が遅い)にすることである。
【0023】
次に、本発明の第1の実施の形態をより具体的に説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態に係るワイパー制御装置の構成をレイヤ構造で説明するブロック図である。図3において、本発明の第1の実施の形態に係るワイパー制御装置は、4つの層(Layer)の構成によって表すことができ、それぞれの層間にて、例えばSAP(サービス・アクセス・ポイント)のような共通インターフェースを介してデータまたは信号が通信されている。
【0024】
第1層にレインセンサ物理層90と、車輛制御コンピュータまたはワイパーモータ100とが含まれ、第2層に雨滴情報検出部22と、車輛情報検出部24と、インターフェース26とが含まれ、第3層に降雨レベル生成部32が含まれ、第4層に払拭状態制御部42と、ワイパー駆動信号生成部48とが含まれる。なお、これらの各部は、ソフトウェアによって実現することができる。
【0025】
レインセンサ物理層90は、光学機構と回路とによって構成され、例えば、発光素子からの光を検知面で反射させ、反射光を受光素子で受光する方式の光学機構と、受光素子出力を処理するフィルタ回路,増幅回路,A/Dコンバータ等の回路とで構成される。このようなレインセンサの例は、特許文献2および特許文献3に開示されている。
【0026】
光学機構を説明する。例えばLED等の発光素子から発せられた光は、プリズムガラス等を通じて、水滴の検出を行うべき透明性基板であるガラス基板(ウィンドシールドガラス)に導かれる。導かれた光は、検知面にて全反射し、前記プリズムガラスを通じて、例えばフォトダイオード等の受光素子に入射する。このような光学機構は、例えば水滴等の付着のない状態で、受光素子には最大の出力が発生するように配置構成されている。このとき、検知面に水滴等の付着があると、受光素子の出力は低下する。なお、このような検知面は、ワイパーの払拭動作範囲内に配置される。
【0027】
車輛制御コンピュータまたはワイパーモータ100は、本発明のワイパー制御装置に接続されるものであり、本発明の実施態様に従って適宜選択可能である。車輛制御コンピュータが接続される場合には、車輛制御コンピュータを介してワイパーモータが制御される。ワイパーモータが接続される場合には、ワイパーモータが直接制御される。
【0028】
雨滴情報検出部22は、レインセンサの受光素子出力信号に基づいて、雨滴に関する様々な情報を検出して出力する。情報としては、雨滴の付着という事象、付着した雨滴のゆらぎ、所定時間当たりの信号レベルの変位量などである。
【0029】
車輛情報検出部24は、車輛側で制御される様々な情報を検出して出力する。車輛情報としては、ワイパーの動作区間を示すオートストップ信号,車速情報,ワイパースイッチの位置情報,オートライト情報,感度ボリウムの設定位置情報,ライトスイッチの位置情報等である。
【0030】
インターフェース26は、上位層(第4層)からのワイパー駆動信号を、車輛制御コンピュータまたはワイパーモータそれぞれに適合する形式の信号に変換して出力する。
【0031】
降雨レベル生成部32は、雨滴情報検出部22の出力に基づいて、現在の降雨レベルを判定し、降雨レベルを生成する。具体的には、図2のテーブル1に定義された降雨レベルのどのレベルに該当するか決定する。なお、後述するように、降雨レベルは、確立された基準降雨レベルと暫定的な暫定降雨レベルとを設けるようにするとよい。
【0032】
払拭状態制御部42は、車速情報,降雨レベル情報,オートライト情報,タイマー等の制御情報を用いて走行シーンを判定し、判定した走行シーンに応じて降雨レベルと払拭レベルとの対応関係を調整する。例えば、払拭状態制御部42は、降雨レベル生成部32によって生成された降雨レベル、車輛情報検出部24によって検出された車速情報,オートライト情報などから走行シーンを判定し、判定した走行シーンにしたがって、所定の降雨レベルをどの払拭レベルに割当てるか決定する。また、感度ボリウムが設定されている場合には、必要に応じて感度ボリウムを考慮して降雨レベルと払拭レベルとの対応関係を調整する。このように、払拭状態制御部42は、走行シーン判定機能と、対応関係調整機能とを備える。
【0033】
ワイパー駆動信号生成部48は、払拭状態制御部42によって設定された降雨レベルおよび払拭レベルの対応関係と、降雨レベル生成部32によって生成された降雨レベルとに基づいて図2のテーブル2の項目のような払拭状態を決定し、所定の払拭待機時間かつ所定の払拭速度のワイパー駆動信号を出力する。ワイパー駆動信号は、インターフェース26を介して車輛制御コンピュータまたはワイパーモータ100へ出力される。
【0034】
(降雨レベルの生成)
次に、降雨レベルの生成について説明する。降雨のレベルは、雨滴情報検出部22によって検出される雨滴情報に基づいて決定することができる。
【0035】
降雨レベルの生成に用いられる雨滴情報の検出方法について説明する。雨滴情報の検出方法としては、本発明者等によって開示された、雨滴の動的な付着を検出する方法(特許文献2)を用いることができる。この方法は、受光素子の信号から遅れ信号を生成し、受光素子の信号と遅れ信号の差分を求め、差分が発生したとき、検知面に水滴の衝突があったと判断するものである。あるいは、受光素子の信号の1次遅れ信号を生成し、1次遅れ信号から2次遅れ信号を生成し、1次遅れ信号と2次遅れ信号の差分を求め、差分が発生したとき、検知面に水滴の衝突があったと判断するものである。この方法により、雨滴等の動的な付着そのものを捕らえることができる。
【0036】
したがって、雨滴情報検出部22は、検知面へ雨滴が衝突した事象を検出し、雨滴の付着として出力する。
【0037】
降雨レベル生成部32は、このような雨滴の付着情報に基づいて降雨のレベルを決定し、現在の降雨レベルを生成してもよい。例えば、所定時間当たりの付着個数に基づいて降雨レベルを段階的に定義し、降雨レベル生成部32は、所定時間当たりの付着個数に従って降雨レベルを決定してもよい。具体的には、所定時間当たりの付着個数が多ければ降雨レベルが高くなり、付着個数が少なければ降雨レベルを低くしてもよい。このように、雨滴の付着情報に基づいて、降雨状態を詳細にレベル分けして定義することができる。
【0038】
また、降雨レベルの決定には、付着した雨滴のゆらぎを用いてもよい。本発明者等によって開示された特許文献3には、検知面上に付着した雨滴を通して得た受光素子の信号の動的なゆらぎによって間接的に付着物の動的なゆらぎを検出することができ、さらに、その信号のゆらぎの変化パターンによって雨滴の大きさ、雨滴の当たり方を判断する方法が開示されている。このように、雨滴のゆらぎの情報によって雨滴の大きさ等を推定することができるので、この雨滴のゆらぎの情報を雨滴の付着と組み合わせることにより、降雨状態をさらに詳細にレベル分けすることができる。
【0039】
上記判断に用いる信号のゆらぎの変化パターンを、上記信号のゆらぎの時間の変化パターンとすることができ、信号のゆらぎの長さによって間接的に付着物のゆらぎの長さを検出することができる。例えば、付着物を雨滴とすると、その物性として雨滴が大きいほどゆらぎが長く持続するので、検出したゆらぎの長さから雨滴の大きさを推定することができる。
【0040】
また、上記判断に用いる信号のゆらぎの変化パターンを、上記信号のゆらぎの大きさの変化パターンとすることができ、信号のゆらぎの大きさによって間接的に付着物のゆらぎの大きさを検出することができる。例えば、付着物を雨滴とすると、その物性として雨滴が大きいほどゆらぎが大きいので、検出したゆらぎの大きさから雨滴の大きさを推定することができる。なお、ゆらぎの大きさを表すパラメータとしては、ゆらぎ内の増減の変化回数,増加の変化量,変化の増減の方向が含まれる。
【0041】
したがって、雨滴情報検出部22は、信号のゆらぎの変化パターンを検出して出力する。具体的には、信号のゆらぎの長さ,信号のゆらぎ内の増減の変化回数,増加の変化量,変化の増減の方向などを出力する。
【0042】
降雨レベル生成部32は、このようにして雨滴情報検出部22が検出した、雨滴の付着と信号のゆらぎの変化パターンとから、降雨状態をより詳細に判定するようにしてもよい。
【0043】
例えば、信号のゆらぎの大きさの変化パターンと信号のゆらぎの長さの変化パターンとを含む信号のゆらぎの変化の諸特性と雨滴の大きさとの対応関係を実験的に求めておき、これをテーブルとしてメモリに記憶しておく。そして、降雨レベル生成部32は、このテーブルに基づいて、検出された信号のゆらぎの変化パターンから雨滴の大きさを判断するようにしてもよい。
【0044】
そして、降雨レベル生成部32は、所定時間当たりに検出された雨滴の付着個数と、付着した雨滴の大きさとから降雨レベルを判定し、現在の降雨レベルを生成するようにしてもよい。
【0045】
さらに、雨滴情報の検出方法としては、特許文献4に開示された基準値との比較により雨滴を検出する方法(いわゆる閾値法)、特許文献1に開示された受光素子出力の積算値により雨滴を検出する方法(いわゆる積分法)を用いることもできる。そして、降雨レベル生成部32は、これらの方法で検出された雨滴情報に基づいて降雨レベルを決定することができる。
【0046】
(暫定降雨レベル)
次に、降雨レベル生成部32は、確立された基準降雨レベルと、暫定的な暫定降雨レベルとを生成する。暫定的な降雨レベルは、降雨状況の変化に迅速に応答して決定される。すなわち、雨滴情報検出部22からの検出情報が変化した場合には、それに対応して暫定降雨レベルを変更する。一方、確立された基準降雨レベルは、比較的長い判定期間にしたがって決定されるものである。
【0047】
暫定的な降雨レベルと確立された降雨レベルとの制御方法の例を説明する。降雨レベル生成部32は、雨滴情報検出部22からの検出情報が変化した場合には、それに対応して暫定降雨レベルを決定する。そして、タイマを用いて暫定降雨レベルが所定期間維持されるか判断する。暫定降雨レベルが所定期間維持された場合には、基準降雨レベルを当該維持された暫定降雨レベルによって更新する。一方、暫定降雨レベルが所定期間維持されず一時的なものであった場合には、基準降雨レベルは変更されず、元のまま維持される。
【0048】
(払拭状態制御部)
次に、払拭状態制御部42について説明する。図4は、払拭状態制御部の構成を説明するブロック図であり、図5および6は、シーン判定の方法を説明する概念図であり、図7は、動的リンクの方法を説明する概念図である。
【0049】
図4に示すように、払拭状態制御部42は、シーン分解部44と、リンク部46とを有する。シーン分解部44は、降雨レベル生成部32によって生成された降雨レベル、車輛情報検出部24によって検出された車速情報,オートライト情報などから走行シーンを判定し、判定した走行シーンにしたがって、所定の降雨レベルと所定の払拭レベルとの対応関係を調整する。このような調整の一例として、図2に示すようなテーブル1(降雨レベル)とテーブル2(払拭状態)とをリンクするリンクパターンを決定し、決定したリンクパターンを識別する識別情報としてIDを出力する。
【0050】
そして、リンク部46は、複数のリンクパターンの中から、シーン分解部44によって出力された識別情報に基づいて特定のリンクパターンを選択し、当該選択したリンクパターンによって降雨レベルの項目と払拭レベルの項目とをリンクさせる。
【0051】
(シーン分解部)
次に、シーン分解部について説明する。図5に示すように、シーン分解部44は、ステータス管理部441と、エンティティスケジューラ442と、パターンテーブル管理部444と、パターンスケジューラ446とを含む。
【0052】
ステータス管理部441は、現在の車輛の状態と現在の走行環境の状態とから構成されるステータスを管理する。具体的には、現在の車輛の状態(停止,走行,加速,減速等)を車速情報から判断する。また、現在の走行環境の状態を降雨レベル、オートライト情報などから判断する。走行環境の状態は、例えば、降雨状態(晴れ状態,雨状態),明暗状態などである。この降雨状態は、降雨レベルから判断される。また、明暗状態は、例えばオートライト情報,ライトスイッチの位置情報から判断される。
【0053】
そして、ステータス管理部441は、決定した現在の車輛の状態、現在の走行環境の状態を基準として、図6に示すようなステータス情報テーブルから現在のステータスを選択する。図6のテーブルには、異なるステータスがそれぞれのアドレスに設定されており、それぞれのアドレスには、エンティティ情報とパターンテーブル情報とがリンクされている。したがって、ステータス管理部441は、車輛の状態と走行環境との組合せにしたがって、1つのアドレスを選択する。そして、ステータスが変更した場合には、変更後のステータスのアドレスを選択する。
【0054】
次に、エンティティスケジューラ442は、複数のエンティティの中から、ステータス管理部441によって決定されたステータスにリンクされたエンティティ443のみを起動させる。図6に示すようにそれぞれのステータスのアドレスには、固有のエンティティ情報がリンクされているので、現在のステータスにリンクしたエンティティ443のみを識別して起動させる。具体的にはエンティティ情報に含まれるエンティティIDにより、指定された1または複数のエンティティを識別して起動させる。
【0055】
次に、パターンテーブル管理部444は、複数のパターンテーブルの中から、ステータス管理部441によって決定されたステータスにリンクされたパターンテーブル445を選択して設定する。図6に示すようにそれぞれのステータスのアドレスには、固有のパターンテーブル情報がリンクされているので、現在のステータスにリンクしたパターンテーブル445のみを識別して監視対象として設定する。具体的にはパターンテーブル情報に含まれるパターンテーブルIDにより、指定された1または複数のパターンテーブルを識別して選択する。
【0056】
エンティティは、検出すべきイベントの数に合わせて複数設けるとよい。そして、それぞれのエンティティが固有のイベントを監視するとよい。例えば、加速検出エンティティは、車輛の加速というイベントを検出する。また、晴れ状態検出エンティティは、雨がやんで晴れになったというイベントを検出する。トンネル進入検出エンティティは、車輛がトンネルに進入したというイベントを検出する。そして、ステータスに応じて、エンティティスケジューラ442によって複数のエンティティの中から特定のエンティティのみが起動されることになる。起動されたエンティティ443に含まれるそれぞれのエンティティは、所定のイベントの発生を検出し、検出したイベントを、設定されたパターンテーブル445に登録する機能を有する。
【0057】
このようなイベントの検出は、暫定降雨レベル情報,車速情報,オートライト情報などから検出することができる。また、エンティティは、タイマを有しており、特定の状況(例えば降雨の停止)が所定期間継続したイベント,速度等が所定期間の間に所定量変化したイベントなど、時間の概念を含んで成立するイベントを検出することもできる。
【0058】
パターンテーブルは、それぞれが固有のリンクパターンに対応しており、リンクパターンの数と同数設けられる。それぞれのパターンテーブルは、判定すべき走行シーンに対応したイベント登録ブロックのパターンを有しており、特定のパターンテーブルのイベント登録ブロックが全て埋まることによって特定の走行シーンが検出される。このようなパターンテーブルは検出すべき走行シーンに応じて複数設けられるとよい。そして、複数のパターンテーブルの中から、パターンテーブル管理部444によって所定のパターンテーブルが選択され、監視対象として設定される。
【0059】
パターンテーブル管理部444によって設定されたパターンテーブル445は、イベントを登録するための1または複数のイベント登録ブロックを有している。そして、任意のブロックにマスクをかけることによって様々な固有のパターンが設定されている。または、固有のイベントのみを登録するように、それぞれのイベント登録ブロックに特定のイベントを識別するIDなどの識別情報を付加することにより、固有のパターンを設定してもよい。
【0060】
このようにして起動されたエンティティと、監視対象として設定されたパターンテーブルとの動作を説明する。図5に示すように、特定のエンティティが自身のイベントを検出した場合、そのイベントがパターンテーブルに登録されることになる。この際、エンティティがイベントを登録できるのは、当該イベントに割当てられたイベント登録ブロックのみである。したがって、あるイベントは全てのパターンテーブルに登録されることもあり、1つのパターンテーブルのみに登録されることもある。
【0061】
次に、パターンスケジューラ446は、設定されたパターンテーブルを監視し、全てのイベント登録ブロックにイベントが登録されたパターンテーブルを検出し、当該検出したパターンテーブルに付されたIDを出力する。このIDは、リンクテーブルを識別する情報である。なお、パターンスケジューラ446と、上述したパターンテーブル管理部444とを合体させ、1つのパターンスケジューラに双方の機能を持たせるように構成してもよい。
【0062】
次に、リンク部46は、図7に示すように、パターンスケジューラ446によって出力されたIDに基づいて特定のリンクパターンを選択し、当該選択したリンクパターンによって降雨レベルの項目と払拭状態の項目とをリンクさせる。図7に示すように、それぞれのリンクパターンには異なる対応関係のパターンが設定されており、走行シーンに合わせて適切なリンクパターンを選択することにより、適切な対応関係の調整を行うことができる。
【0063】
上記の説明においては、エンティティスケジューラ442を設け、現在のステータスに対して必要なエンティティのみを起動させる構成とした。しかしながら、パターンテーブルのイベント登録ブロックが特定のイベントのみを受け付ける構成とすれば、全てのエンティティを同時に作動させる構成としてもよい。したがって、エンティティスケジューラ442を省略する構成としてもよい。
【0064】
しかしながら、エンティティスケジューラ442を設けることにより、同時に作動するエンティティの数を制限しつつ、同様の制御を実現することができる。これは、監視すべきイベントはステータスに応じて変化するものであり、必ずしも全てのエンティティを作動させなくてもよいためである。例えば、ステータスが走行状態の場合、停止というイベントを検出する必要があるが、停止から発進したというイベントを検出するエンティティは必要ない。また、ステータスが晴れ状態の場合、検出すべきイベントは、雨の降り出し,霧の付着,晴れの継続等であり、降雨が停止するというイベントを検出するエンティティを作動させておく必要がない。
【0065】
このように、エンティティスケジューラ442を設けることにより、同時に作動するエンティティの数を減らすことができ、処理に必要なリソースを低減することが可能となる。
【0066】
(第1の実施の形態の動作)
次に、本発明の第1の実施の形態の動作について図8を参照して説明する。ここで、図8は、第1の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。まず、ステップ202において、ステータス管理部441は、現在のステータスを決定してステータス情報テーブルの該当するアドレスを選択する。例えば、降雨レベルが変更した場合には、基準降雨レベルによってこれを判断するとよい。というのは、自然界の降雨は変化するものであり、一時的な変化に追従してステータスを変更すると、ワイパーの挙動が不安定になるからである。したがって、例えば基準降雨レベルが晴れから一定の降雨レベルに変わった段階で、ステータスを変更させる。
【0067】
次に、ステップ204において、エンティティスケジューラ442は、ステータス管理部441によって選択されたステータス情報テーブルのアドレスにリンクされたエンティティ情報を受け取り、指定されたエンティティを識別して起動させる。
【0068】
これと並行して、ステップ206において、パターンテーブル管理部444は、ステータス管理部441によって選択されたステータス情報テーブルのアドレスにリンクされたパターンテーブル情報を受け取り、指定されたパターンテーブルを選択して監視対象として設定する。
【0069】
次に、ステップ208において、起動されているエンティティが自身のイベントを検出し、検出したイベントをパターンテーブルに登録する。イベントを登録する際には、当該イベントが割当てられたイベント登録ブロックのみを対象とする。このようなイベントの検出および検出したイベントの登録は、エンティティが複数ある場合には、それぞれのエンティティ単位で行われる。
【0070】
次に、ステップ210において、パターンスケジューラ446は、全てのイベント登録ブロックにイベントが登録されたパターンテーブルを検出する。そして、ステップ212において、検出したパターンテーブルに割当てられたIDを出力する。
【0071】
そして、ステップ214において、リンク部46は、パターンスケジューラ446によって出力されたIDに基づいて、複数のリンクパターンの中から指定されたリンクパターンを選択し、当該選択したリンクパターンによって降雨レベルのテーブルと払拭状態のテーブルとをリンクさせる。
【0072】
次に、ステップ216において、ワイパー駆動信号生成部48は、降雨レベル生成部32によって生成された暫定降雨レベルを、図7に示すような降雨レベルテーブルに当てはめ、当該降雨レベルに関連付けられた特定の払拭レベルを選択してワイパーの払拭状態を決定し、所定の払拭待機時間かつ所定の払拭速度のワイパー駆動信号を出力する。
【0073】
このように、本発明の実施の形態によれば、特定のイベントの発生によって現在の走行シーンを判定し、判定された走行シーンに対応したリンクパターンを選択することができる。また、このようなリンクパターンを用いて降雨レベルの項目と払拭状態の項目とを関連付けることにより、特定の走行シーンに応じた払拭判定条件を設定することができる。
【0074】
(適用例)
次に、本発明の実施の形態を、様々な適用例を用いて具体的に説明する。
【0075】
(トンネル進入時)
一定以上の降雨がある状況でトンネルに進入した場合、トンネル内では、前方車両のまきあげによる細かい雨滴については、ある程度低い払拭レベルで払拭する。一方、トンネル脱出時の急激な視界の悪化に対しては高い払拭レベルで払拭を行う必要がある。したがって、トンネル内では脱出時に備えて、一定以上の雨量に対しては、急速に払拭頻度が上がるようにする必要がある。
【0076】
このケースでは、トンネル進入前のステータスは降雨が所定量以上であり、かつ走行速度一定である。検出すべきイベントは、トンネル進入によって降雨量が急速に減少したというイベント、そして、減少したままの状態が所定時間継続したというイベントである。また、オートライト情報がある場合には、トンネル進入によってオートライトシステムが前照灯(車幅灯を含む)の点灯を判断したというイベントである。
【0077】
したがって、パターンテーブル管理部444は、これらのイベントを登録するイベント登録ブロックを備えたパターンテーブルを選択して設定する。また、エンティティスケジューラ442は、これらのイベントを検出するエンティティを起動させる。そして、起動されたエンティティが自身のイベントを検出してパターンテーブルに登録していき、全てのイベント登録ブロックが登録されたタイミングで、パターンスケジューラ446が当該パターンテーブルに付されたIDを出力する。
【0078】
次に、リンク部46が、出力されたIDに基づいて所定のリンクパターンを選択し、降雨レベルのテーブルと払拭状態のテーブルとをリンクさせる。このケースにおいては、選択されるリンクパターンは、一定レベル以上の降雨に対しては、高い払拭レベルが設定されており、まきあげのような弱い雨に対しては、低い払拭レベルが設定されている。
【0079】
(発進時)
走行環境が一定の降雨状態であり、車輛が停止していた状態から発進し、加速をしていく状況では、ウィンドシールドに当たる雨滴の量が増加するため、これに追従する必要がある。したがって、加速時には、一時的に払拭レベルを上げる必要がある。一方、加速が終了して定速走行に入った場合には、付着量が安定するため、元の払拭レベルに戻す必要がある。
【0080】
このケースでは、発進前のステータスは降雨が所定量以上であり、かつ走行速度がゼロである。検出すべきイベントは、降雨が急変していないというイベント、そして、停止から加速したというイベントである。
【0081】
したがって、パターンテーブル管理部444は、これらのイベントを登録するイベント登録ブロックを備えたパターンテーブルを選択して設定する。また、エンティティスケジューラ442は、これらのイベントを検出するエンティティを起動させる。そして、起動されたエンティティが自身のイベントを検出してパターンテーブルに登録していき、全てのイベント登録ブロックが登録されたタイミングで、パターンスケジューラ446が当該パターンテーブルに付されたIDを出力する。
【0082】
次に、リンク部46が、出力されたIDに基づいて所定のリンクパターンを選択し、降雨レベルのテーブルと払拭状態のテーブルとをリンクさせる。このケースにおいては、選択されるリンクパターンは、全体の降雨レベルに対して、停止時よりも高い払拭レベルが設定されている。
【0083】
次に、同様にして、走行速度が一定の速度に安定したというイベントが検出され、対応関係を元に戻すリンクパターンが選択され、払拭レベルが元に戻る。
【0084】
(減速時)
走行環境が一定の降雨状態であり、車輛が一定の定速で走行していた状態から減速した状況では、設定されていた払拭レベルよりも低い払拭レベルに変更する必要がある。
【0085】
このケースでは、減速前のステータスは降雨が所定量以上であり、かつ走行速度が一定である。検出すべきイベントは、降雨が急変していないというイベント、そして、車速が減速して一定の低速に落ちたというイベントである。
【0086】
したがって、パターンテーブル管理部444は、これらのイベントを登録するイベント登録ブロックを備えたパターンテーブルを選択して設定する。また、エンティティスケジューラ442は、これらのイベントを検出するエンティティを起動させる。そして、起動されたエンティティが自身のイベントを検出してパターンテーブルに登録していき、全てのイベント登録ブロックが登録されたタイミングで、パターンスケジューラ446が当該パターンテーブルに付されたIDを出力する。
【0087】
次に、リンク部46が、出力されたIDに基づいて所定のリンクパターンを選択し、降雨レベルのテーブルと払拭状態のテーブルとをリンクさせる。このケースにおいては、選択されるリンクパターンは、全体の降雨レベルに対して、走行時よりも低い払拭レベルが設定されている。
【0088】
(急加速時)
車輛が急加速をした場合、危険回避のために全体の降雨レベルに対して払拭レベルを例外的に高める必要がある。例えば、払拭状態の高速連続払拭のレベルよりもさらに上位に、危険回避のための緊急払拭状態を設ける。そして、この払拭状態にリンクするようにするとよい。
【0089】
このケースでは、急加速前のステータスは特に問わない。検出すべきイベントは急加速である。危険を回避するために、急加速検出のためのエンティティは常時起動させておくようにしてもよい。そして、急加速用のパターンテーブルも常に設定しておくようにするとよい。
【0090】
そして、急加速のイベントが検出されると、そのイベントの登録のみによって、パターンスケジューラ446が当該パターンテーブルに付されたIDを出力し、全体の降雨レベルが緊急払拭にリンクされる。
【0091】
また、急加速が終了したというイベントを検出して、払拭レベルを元に戻す制御を行う必要がある。したがって、ステータスが急加速の時には、急加速がなくなったというイベントを検出するエンティティを起動し、このイベントの検出によって元の払拭レベルのリンクパターンのIDを出力する。
【0092】
(急減速時)
車輛が急減速をした場合も、危険回避のために全体の降雨レベルに対して払拭レベルを例外的に高める必要がある。例えば、払拭状態の高速連続払拭のレベルよりもさらに上位に、危険回避のための緊急払拭状態を設ける。そして、この払拭状態にリンクするようにするとよい。
【0093】
このケースでは、急減速前のステータスは走行であり、検出すべきイベントは急減速である。危険を回避するために、急減速検出のためのエンティティは、常時起動させておくようにしてもよい。そして、急減速用のパターンテーブルも常に設定しておくようにするとよい。
【0094】
そして、急減速のイベントが検出されると、そのイベントの登録のみによって、パターンスケジューラ446が当該パターンテーブルに付されたIDを出力し、全体の降雨レベルが緊急払拭にリンクされる。
【0095】
また、急減速が終了した場合には、危険回避のために一定時間高い払拭レベルを維持した後に、払拭レベルを元に戻す制御を行う必要がある。したがって、ステータスが急減速の時には、急減速がなくなって一定時間経過したというイベントを検出するエンティティを起動し、このイベントの検出によって元の払拭レベルのリンクパターンのIDを出力する。
【0096】
(晴れ時)
降雨状態から降雨がなくなった場合、ウィンドシールドには様々な水滴が付着する。例えば、電線から落下した水滴が数滴付着するような少量の水滴が一時的に付着するケース、あるいは、対向車輛が水溜りの水をはねあげ、大量の水滴が一時的に付着するケースなどが考えられる。先のケースについては、ある程度低い払拭レベルにする必要がある。一方、後のケースにおいては、高い払拭レベルで払拭する必要がある。
【0097】
このケースでは、晴れる前のステータスは降雨である。そして、検出すべきイベントは、降雨がない状態になって一定時間が経過したというイベントである。この一定時間は、雨がやんだということを保証するため、例えば数分の長い期間を設けるとよい。
【0098】
このケースにおいては、選択されるリンクパターンは、大粒の雨滴が連続して付着するレベルに対しては、高い払拭レベルが設定されており、微小な水滴に対しては、低い払拭レベルが設定されている。
【0099】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。上述した第1の実施の形態は、降雨レベルと払拭レベルとの対応関係を払拭判定条件として制御するものであったが、本発明の第2の実施の形態は、雨滴の検出感度を払拭判定条件として制御するものである。
【0100】
図9は、本発明の第2の実施の形態を説明する概念図である。上述した第1の実施の形態は、テーブル1の降雨レベルのそれぞれの項目と、テーブル2の払拭レベルのそれぞれの項目との対応関係を変動させるものであった。一方、本発明の第2の実施の形態は、図9に示すように、テーブル1の降雨レベルのそれぞれの項目と、テーブル2の払拭レベルのそれぞれの項目との対応関係を固定とし、検知面に付着した雨滴に対する検出感度を調整するものである。
【0101】
本発明者等の考察により、ウィンドシールドに付着した雨滴がドライバーの視界を妨げる程度は、車輛の外部の明るさによって変化することが確認された。具体的には、日中明るい場合には、付着した雨滴が認識され易いので、比較的小粒径の雨滴が短時間で視野を妨げる傾向にある。これに対して夜間暗い場合には、付着した雨滴が認識されにくいので、同様の小粒径の雨滴が視野を妨げるまでにはより長い時間がかかることが確認された。
【0102】
したがって、車輛外部が明るい場合には一定レベル以下の小粒径の雨滴に対する検出感度を上げ、車輛外部が暗い場合には、同様の雨滴に対して検出感度を下げるようにしてもよい。本発明の第2の実施の形態は、このように、走行シーンに応じて、検知面に付着した雨滴に対する検出感度を調整するものである。
【0103】
次に、本発明の第2の実施の形態の構成について、図10を参照して説明する。ここで、図10は、本発明の第2の実施の形態に係るワイパー制御装置の構成をレイヤ構造で説明するブロック図である。図10において、本発明の第2の実施の形態に係るワイパー制御装置は、3つの層(Layer)の構成によって表すことができる。
【0104】
上述した第1の実施の形態に示した構成と同様の構成については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。この第2の実施の形態においては、第3層に降雨レベル生成部32と、感度制御部34と、ワイパー駆動信号生成部48とが含まれ、第4層が存在しない。なお、これらの各部は、ソフトウェアによって実現することができる。
【0105】
感度制御部34は、車速情報,降雨レベル情報,オートライト情報,ライトスイッチ位置情報,タイマー等の制御情報を用いて走行シーンを判定し、判定した走行シーンに応じて付着した雨滴に対する検出感度を制御する。例えば、感度制御部34は、降雨レベル生成部32によって生成された降雨レベル、車輛情報検出部24によって検出された車速情報,オートライト情報,ライトスイッチ位置情報などから走行シーンを判定し、判定した走行シーンにしたがって雨滴の検出感度を調整する。また、感度ボリウムが設定されている場合には、必要に応じて感度ボリウムを考慮して雨滴の検出感度を調整する。このように、感度制御部34は、走行シーン判定機能と、検出感度調整機能とを備える。
【0106】
雨滴の検出感度の調整方法としては、雨滴の付着自体は検出し、当該検出した雨滴に対する評価を変動させるようにしてもよい。具体的には、検出した雨滴に関連付けられる降雨レベルを変化させてもよい。例えば、検出した一定の小粒径の雨滴に対応する降雨レベルを下げるようにしてもよい。
【0107】
検出感度の他の調整方法としては、所定粒径以下の雨滴の付着自体を検出しないようにしてもよい。例えば、雨滴の付着により生じる信号変化に対する閾値を大きくすることにより、この閾値を超えないような信号変化(つまり所定粒径以下の雨滴の付着)を検出しないようにしてもよい。また、発光素子の駆動電流値を下げることによって受光素子の出力信号を小さくし、所定粒径以下の雨滴の付着による信号変化が現れないかまたは微小になるようにしてもよい。発光素子の駆動電流値を下げる場合には、発光素子であるLEDの寿命を長くすることができるために好ましい。というのは、LEDの寿命は、駆動電流の大きさに反比例するからである。
【0108】
降雨レベル生成部32は、このような感度制御部34の制御の後に降雨レベルを生成する。具体的な降雨レベルの生成方法は上述したのと同様である。また、この第2の実施の形態においては、降雨レベルと払拭レベルとの対応関係は固定されているので、ワイパー駆動信号生成部48は、降雨レベル生成部32によって生成された降雨レベルに基づいて、当該降雨レベルに対応する払拭状態を決定し、所定の払拭待機時間かつ所定の払拭速度のワイパー駆動信号を出力する。
【0109】
具体的な制御例を説明する。まず、感度制御部34が走行シーンを判定する。具体的には、車輛外部が明るいステータスにおいて、暗くなったというイベントを検出する。これは、オートライトシステムが前照灯(車幅灯を含む)の点灯を判断したという情報、またはライトスイッチの位置情報から検出できる。外部が暗くなったというこの走行シーンに応じて、感度制御部34は、所定の小粒径の雨滴に対する検出感度を下げる。これは、当該雨滴に関連付ける降雨レベルを下げるようにしてもよく、当該雨滴の付着自体を検出しないようにしてもよい。
【0110】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。上述した第1の実施の形態は、降雨レベルと払拭レベルとの対応関係を払拭判定条件として制御するものであり、第2の実施の形態は、雨滴の検出感度を払拭判定条件として制御するものであった。本発明の第3の実施の形態は、これら双方を払拭判定条件として制御するものである。
【0111】
具体的には、上述した第1の実施の形態は、テーブル1の降雨レベルのそれぞれの項目と、テーブル2の払拭レベルのそれぞれの項目との対応関係を変動させるものであった。一方、第2の実施の形態は、検知面に付着した雨滴に対する検出感度を調整するものであった。本発明の第3の実施の形態においては、これら双方を用いるようにしてもよい。つまり、走行シーンに応じて、検知面に付着した雨滴に対する検出感度を調整し、かつ、走行シーンに応じて、降雨レベルのそれぞれの項目と払拭レベルのそれぞれの項目との対応関係を変動させるようにしてもよい。
【0112】
次に、本発明の第3の実施の形態の構成について図11を用いて説明する。図11は、本発明の第3の実施の形態に係るワイパー制御装置の構成をレイヤ構造で説明するブロック図である。本発明の第3の実施の形態に係るワイパー制御装置は、4つの層(Layer)の構成によって表すことができる。
【0113】
上述した第1および第2の実施の形態に示した構成と同様の構成については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。この第3の実施の形態においては、第3層に降雨レベル生成部32と、感度制御部34とが含まれ、第4層に払拭状態制御部42と、ワイパー駆動信号生成部48とが含まれる。なお、これらの各部の具体的な機能は、上述したのと同様であるので説明を省略する。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、走行シーンを適切に把握して、その場面に応じた適切な払拭判定条件を選定することができる。また、同一のドライバーであっても、シーンの変化の状況に対応して自動的に払拭判定条件を切替えることができ、ドライバーの感覚により適合したワイパー動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のワイパー制御方法を説明する図である。
【図2】本発明のワイパー制御方法を説明する概念図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るワイパー制御装置の構成をレイヤ構造で説明するブロック図である。
【図4】払拭状態制御部の構成を説明するブロック図である。
【図5】シーン判定の方法を説明する概念図である。
【図6】シーン判定の方法を説明する概念図である。
【図7】動的リンクの方法を説明する概念図である。
【図8】第1の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態を説明する概念図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るワイパー制御装置の構成をレイヤ構造で説明するブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係るワイパー制御装置の構成をレイヤ構造で説明するブロック図である。
【符号の説明】
22 雨滴情報検出部
24 車輛情報検出部
26 インターフェース
32 降雨レベル生成部
34 感度制御部
42 払拭状態制御部
44 シーン分解部
46 リンク部
48 ワイパー駆動信号生成部
90 レインセンサ物理層
100 車輛制御コンピュータまたはワイパーモータ
441 ステータス管理部
442 エンティティスケジューラ
443 エンティティ
444 パターンテーブル管理部
445 パターンテーブル
446 パターンスケジューラ

Claims (10)

  1. 発光素子から発せられた光を、車両のウィンドシールドガラスのワイパー払拭領域の一部に設けられた検知面で反射させ、前記反射光を受光素子で受光して前記検知面の状態を検出することにより、前記ワイパーの動作を制御する方法であって、
    (a)車輛状態情報と走行環境情報とから走行シーンを判定するステップと、
    (b)前記判定された走行シーンにしたがって、前記ワイパーの払拭状態を判定するための払拭判定条件を調整するステップと、を含むワイパー制御方法。
  2. 前記ワイパーの払拭判定条件を調整するステップ(b)は、前記検知面に付着した雨滴を検出するための検出感度を調整するステップを含む請求項1に記載のワイパー制御方法。
  3. 前記ワイパーの払拭状態が払拭待機時間と払拭速度とによって複数の段階的な払拭レベルに区分されて定義され、
    前記ワイパーの払拭判定条件を調整するステップ(b)は、降雨状況とそれぞれの払拭レベルとの対応関係を調整するステップを含む、請求項1に記載のワイパー制御方法。
  4. 前記ワイパーの払拭状態が払拭待機時間と払拭速度とによって複数の段階的な払拭レベルに区分されて定義され、
    前記ワイパーの払拭判定条件を調整するステップ(b)は、前記検知面に付着した雨滴を検出するための検出感度を調整するステップと、降雨状況とそれぞれの払拭レベルとの対応関係を調整するステップとを含む、請求項1に記載のワイパー制御方法。
  5. 前記走行シーンを判定するステップ(a)は、
    所定のイベントの発生を検出することによって走行シーンを判定する請求項1〜4のいずれかに記載のワイパー制御方法。
  6. 発光素子から発せられた光を、車両のウィンドシールドガラスのワイパー払拭領域の一部に設けられた検知面で反射させ、前記反射光を受光素子で受光して前記検知面の状態を検出することにより、前記ワイパーの動作を制御する装置であって、
    車輛状態情報と走行環境情報とから走行シーンを判定する走行シーン判定部と、
    前記判定された走行シーンにしたがって、前記ワイパーの払拭状態を判定するための払拭判定条件を調整する払拭判定条件制御部と、を備えるワイパー制御装置。
  7. 前記払拭判定条件制御部は、前記検知面に付着した雨滴を検出するための検出感度を調整する検出感度制御部を有する請求項6に記載のワイパー制御装置。
  8. 前記ワイパーの払拭状態が払拭待機時間と払拭速度とによって複数の段階的な払拭レベルに区分されて定義されており、
    前記払拭判定条件制御部は、降雨状況とそれぞれの払拭レベルとの対応関係を調整する対応関係制御部を有する請求項6に記載のワイパー制御装置。
  9. 前記ワイパーの払拭状態が払拭待機時間と払拭速度とによって複数の段階的な払拭レベルに区分されて定義されており、
    前記払拭判定条件制御部は、前記検知面に付着した雨滴を検出するための検出感度を調整する検出感度制御部と、降雨状況とそれぞれの払拭レベルとの対応関係を調整する対応関係制御部とを有する請求項6に記載のワイパー制御装置。
  10. 前記走行シーン判定部は、
    所定のイベントの発生を検出することによって走行シーンを判定する請求項6〜9のいずれかに記載のワイパー制御装置。
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