JP2004338423A - 高意匠オレフィンモール及びその製造方法 - Google Patents

高意匠オレフィンモール及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高意匠オレフィンモール及びその製造方法を提供する。
【解決手段】自動車用外装モールであって、オレフィン系樹脂により、前記モールの基材部と意匠部とが同時押出成形により、一体的に成形され、車室外側に位置する前記意匠部の塗装面に塗装が施されていることを特徴とする。モール10は、心材11と、基材部12と、塗装面15を有する意匠部13と、塗装部14とを備えて構成され、モール10の意匠部13にコストの高い原料着色を施す必要がなくなり、さらに、意匠部13に、自動車のボディ色と同等の意匠(色味)を有する塗装を行うことができるため、色合わせが容易になる。また、塗装部14と基材部12とが直接接触しないように、基材部12と塗装面15との間に、金属箔を挿入することにより、ブリードを抑制し、高い意匠性を有するモール10を安価で提供できるようになる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用外装モールに係り、特に、リサイクルに好適であり、かつ、廃棄の際の環境汚染を防止するために、非PVC系材料であるオレフィン系樹脂を用い、車体塗装色と同等の意匠を持たせることが可能な高意匠オレフィンモール及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用外装モール(以下、「モール」と称する)には、ルーフモール、ドアモール、ウィンドモールなどがあり、これらには、従来、PVC(PolyVinyl Chloride)系材料が用いられてきた。前記PVC系材料は、塗装の密着性が高く、自動車のボディと同色で塗装して製品を製造することが比較的容易であるため、広く使われてきた。図5は、前記PVC系材料を用いて製造された従来のモールを模式的に示す断面図である。図5において、前記従来のモール50は、金属製又は熱可塑性樹脂であるPP(Polypropylene)製の心材51と、硬質PVCからなる基材部52と、軟質PVCからなる内側部材56と、軟質PVCからなり塗装面55を有する意匠部53と、を備えて構成されている。基材部52と、意匠部53と、内側部材56とは、同時押出成形され、成形後、塗装面55に所望の塗料を塗布し、塗装部54を形成して製品となる。
【0003】
しかし、近年では、廃棄物による環境汚染防止の観点から、前記PVC系材料の使用を削減する動きが起こりつつある。そのため、前記PVC系材料の代替材料として、例えば、各種のオレフィン系樹脂が使用されてきている。前記オレフィン系樹脂は、リサイクルが容易で、かつ、内外装系部品のモノマテリアル化に対応できる材料として、その適用が次第に拡大してきている。なお、前記オレフィン系熱可塑性樹脂は、既に工業的規模で生産されており、種々の組成のものが市販されている(例えば、非特許文献1参照)。また、前記オレフィン系樹脂を用いて、自動車用各種モールを成形する方法も提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−010418号公報(第2−7頁)
【特許文献2】
特開2000−117808号公報(第2−6頁)
【非特許文献1】
化学工業日報社編、「プラスチック成形材料商取引便覧」、2001年版、化学工業日報社、2001年3月、p.1−861
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、前記オレフィン系樹脂は、極性が小さいために、塗料との密着性が低く、PVCの代替材料として使用されているオレフィン系樹脂、例えば、オレフィン系熱可塑性エラストマーであるTPO(Thermoplastic Polyolefine)、又はオレフィン系熱可塑性樹脂であるPPの場合、原料着色により自動車のボディ色に近い意匠(色味)を出すのが普通である。図6は、前記PVCの代替材料を用いたモールを模式的に示す断面図である。図6において、前記PVCの代替材料を用いたモール60は、金属製の心材61と、前記TPO(又は前記PP)からなる基材部62と、意匠部として原料着色されたTPO(又は前記PP)からなる原料着色部63と、を備えて構成されている。
【0006】
しかしながら、この場合には、
(1)原料着色部63の色合わせを行っても、自動車のボディと同じ意匠(色味)にはならない、
(2)原料着色部63の経時変化による変退色の傾向が自動車のボディ塗装とは異なる、
(3)原料着色部63に対し、自動車の車体側のボディ色と同じ種類の原料着色材を揃えると、材料費が非常に高くなる、
という問題点があった。
【0007】
そのため、前記オレフィン系熱可塑性エラストマーあるいは前記オレフィン系熱可塑性樹脂に、自動車のボディ色と同等の意匠(色味)を必要とする場合には、どうしても、塗装を行う必要があり、この場合には、プライマー等を用いて、塗装との密着性を上げることが必要となる。しかしながら、この方法では、プライマーの塗布工程を追加する必要があり、コストアップ及び設備レイアウト上の制約が生ずることになる。
【0008】
また、従来公知の発明では、オレフィン系樹脂を用いたモールの成形法に重点が置かれていたが、意匠部への塗装に関しては充分な配慮がなされていなかった(特許文献1及び2参照)。つまり、図6において、意匠部である原料着色部63の代わりに、原料を着色していない前記オレフィン系熱可塑性エラストマー、あるいは前記オレフィン系熱可塑性樹脂を使用して塗装を施す場合、基材部62に含まれるオイル分等が経時変化して、塗装面に滲み出てくる(以下、「ブリード」と称する)ことにより、前記塗装面と前記基材部との密着力の低下及び前記塗装に白化・変色が発生することがあった。
【0009】
そこで、本発明は、前記事情に鑑み、自動車用外装モールに係り、特に、リサイクルに好適であり、かつ、廃棄の際の環境汚染を防止するために好適な非PVC系材料であるオレフィン系樹脂を用い、容易に車体塗装色と同等の意匠を持たせることが可能な高意匠オレフィンモール及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【発明を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、まず請求項1に記載の高意匠オレフィンモールは、自動車用外装モールであって、オレフィン系樹脂により、前記モールの基材部と意匠部とが同時押出成形により、一体的に成形され、車室外側に位置する前記意匠部の塗装面に塗装が施されていることを特徴とする。
【0011】
このようにすることにより、前記モールの意匠部にコストの高い原料着色を施す必要がなくなる。さらに、前記モールの意匠部に、自動車のボディ色と同等の意匠(色味)を有する塗装を行うことができるため、色合わせが容易になる。特に、この場合には、プライマー等を用いて、塗装との密着性を上げる必要がなくなり、高い意匠性を有する前記モールを安価で提供できるようになる。
【0012】
請求項2に記載の高意匠オレフィンモールは、請求項1に記載の高意匠オレフィンモールにおいて、前記基材部と前記塗装面との間に金属箔が挿入されていることを特徴とする。
【0013】
このようにすることにより、前記基材部に含まれるオイル分等が、経時変化して、塗装面に滲み出てくるブリード現象を、間に挿入された金属箔が抑止する。これにより、前記塗装面と前記基材部との密着力の低下及び前記塗装部に白化・変色が発生するのが防止されるので、耐久性のよい前記モールを提供することができる。
【0014】
また、前記塗装をクリア塗装とすることにより、メタリックな外観の前記モールを提供することが可能になり、前記外観のバリエーションを豊富にすることができる。
【0015】
請求項3に記載の高意匠オレフィンモールの製造方法は、自動車用外装モールの製造方法であって、オレフィン系樹脂により、前記モールの基材部と意匠部とを同時押出成形により、一体的に成形し、車室外側に位置する前記意匠部の塗装面に塗装を施すことを特徴とする。
【0016】
このようにすることにより、前記基材部と前記意匠部とを同時押出成形することができるため、図5に示す従来のモールのように前記基材部と前記内側部材とを別個に製造することが不要になり、製造コストを低減できる。
【0017】
請求項4に記載の高意匠オレフィンモールの製造方法は、請求項3に記載の高意匠オレフィンモールの製造方法において、前記基材部と前記塗装面との間に、金属箔を挿入することを特徴とする。
【0018】
このようにすることにより、前記金属箔は、前記意匠部の中に挿入されるため、前記金属箔の密着性を高めるための加熱等の追加処理が不要となり、さらに、従来技術では難しかった前記ブリード現象を抑制する前記モールを簡便に製造する製造方法を提供できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0020】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る塗装との密着性を向上させてプライマー処理不要を目的とするモールを模式的に示す断面図である。図1に示すように、モール10は、心材11と、基材部12と、塗装面15を有する意匠部13と、塗装部14とを備えて構成される。以下において、意匠部13及び塗装部14の製造方法及びそれらを備えた前記モールの製造方法について詳細に説明する。
【0021】
まず、押出成形機(図示せず)の押出口金部に、図1に示す断面形状を有する長尺の心材11及び前記基材部用のオレフィン系樹脂を供給し、押出成形により基材部12と心材11とを共に押出し、その直後に、接着用のオレフィン系樹脂を供給して、意匠部13を押出し、基材部12と意匠部13とを一体的に成形しモール部材とする。押出成形終了後、押出成形された前記モール部材を冷却し、乾燥する。そして、塗装面15に、所望の塗装を施し、80℃〜120℃程度で硬化・乾燥させ、塗装部14を形成する。図1に示すように、モール10において、基材部12と意匠部13とが一体化しており、意匠部13の上に前記硬化・乾燥した塗装部14が形成されている。
【0022】
図2は、図1の構成のモール10が取り付けられた車体を模式的に示す斜視図である。図2に示すように、前記した構成のモールは、車体20の、ウィンドモール21、ドアモール22及びルーフモール23として装着されている。モール10の塗装部14には、ボディに使用する塗料を同じものを使用できたため、色合わせが容易であった。
【0023】
ここで、図1に示すモール10を構成する材料について、詳細に説明する。まず、心材11は、モールとして自動車に容易に取り付けるために、適度の弾性を有して所定の形状を保つことが好ましく、具体的には、ステンレス製パイプ、アルミニウム等の金属又はPP等の熱可塑性樹脂で構成されることが望ましい。
【0024】
また、基材部12及び意匠部13を構成するオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等の単独組成又はそれらを適宜ブレンドしたものが使用できるが、特に、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)を用いることが好ましい。なお、基材部12及び意匠部13を構成するオレフィン系樹脂は、必ずしも同一材料でなくても良い。前記TPOは、ハードセグメントとしてポリプロピレン、ソフトセグメントとしてエチレンプロピレンゴムからなり、単に機械的に混練ブレンドしたタイプ、あるいはソフトセグメントのみを有機過酸化物で架橋したタイプ等が使用可能である(例えば、非特許文献1参照)。本発明に係る自動車用外装モールを具現するためには、意匠部13に対して、特に、接着性の高いTPOを使用することが好ましく、例えば、アドバンスト・エラストマー・システムズ社製のTPOで、商品番号8211−55B100、8291−65TB、8291−80TB及び8291−85TL等が好適に用いられるが、これらにだけ限定されものではない。
【0025】
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に係るブリード防止を目的とするモールを模式的に示す断面図である。図3に示すように、モール30は、心材31と、基材部32と、塗装面37を有する意匠部35と、塗装部36とを備えて構成される。意匠部35は、接着層33で金属箔34を挟持して構成され、基材部32と塗装部36とが直接接触しない構成としてある。以下において、意匠部35及び塗装部36の製造方法及びそれらを備えた前記モールの製造方法について詳細に説明する。
【0026】
まず、押出成形機(図示せず)の押出口金部に、図3に示す断面形状を有する長尺の心材31及び前記基材部用のオレフィン系樹脂を供給し、押出成形により基材部32と心材31とを共に押出す。その直後に、オレフィン系樹脂からなる接着層33と、接着層33の中間に配置されるようにブリード防止のための金属箔34とを供給して、図3に示すように、金属箔34が接着層33の中間に挟まれるようにして、接着層33と金属箔34とを共押出しし、意匠部35を押出成形し、モール部材とする。押出成形終了後、押出成形された前記モール部材を冷却し、乾燥する。そして、前記モール部材の塗装面37に、所望の塗装を施し、80℃〜120℃程度で硬化・乾燥させる。図3に示すように、前記オレフィン系樹脂からなる接着層33で金属箔34を中間に挟持した構成の意匠部35と、基材部32とが一体化しており、意匠部35の上に前記硬化・乾燥した塗装部36が形成されている。
【0027】
ここで、心材31、基材部32及び接着層33は、前記した第1の実施形態と同じ材料を用いることができる。なお、基材部32及び接着層33を構成するオレフィン系樹脂は、必ずしも同一材料でなくても良い。また、金属箔34は、接着層33との密着性が良好で、かつ、基材部32に含まれるオイル分を塗料層に透過させない材料を用いることが好ましく、種々の金属箔を使用することができるが、アルミ箔等が低コストのため、好適に用いられる。接着層33と金属箔34との密着性をさらに向上させるために、金属箔表面に表面処理として例えば金属酸化物薄膜をコートしたものも、適宜使用可能である。
【0028】
このようにして製造されたモール30は、図2に示す車体20のウィンドモール21、ドアモール22及びルーフモール23に取り付けられる。モール30は、基材部32に含まれるオイル分等が、経時変化して、塗装面に滲み出てくるブリード現象を抑止されているため、塗装面37での密着力の低下及び塗装部36に白化・変色が発生することがなく、耐久性のよいものであった。
【0029】
(第3の実施形態)
図4は、第3の実施形態に係るブリード防止及びメタリックな金属光沢の外観を付与することを目的とするモールを模式的に示す断面図である。図4に示すように、モール40は、心材41と、基材部42と、塗装面47を有する意匠部45と、塗装部46とを備えて構成される。そして、意匠部45は、接着層43と金属箔44とを備えて構成され、金属箔44の表面が塗装面47となっている。以下において、意匠部45及び塗装部46の製造方法及びそれらを備えたモール40の製造方法について詳細に説明する。
【0030】
まず、押出成形機(図示せず)の押出口金部に、図4に示す断面形状を有する長尺の心材41及び前記基材部用のオレフィン系樹脂を供給し、押出成形により図4に示す基材部42を押出成形する。その直後に、接着用のオレフィン系樹脂からなる接着層43と、接着層43の上に密着して配置されるように、ブリード防止及び金属光沢付与のための金属箔44とを供給して、図4に示すように、金属箔44が接着層43の上を覆いながら設置されるようにして、接着層43と金属箔44とを共押出しし、意匠部45を押出成形する。押出成形終了後、押出成形されたモール部材を冷却し、乾燥する。そして、モール40の塗装面47に、クリア塗装を施し、80℃〜120℃程度で硬化・乾燥させる。図4に示すように、前記オレフィン系樹脂からなり、金属箔44をその上に設置した意匠部45が、基材部42上に形成され、塗装面47側には、金属箔面が露出しており、その上に、前記硬化・乾燥したクリア塗装による塗装部46が形成されている。
【0031】
ここで、心材41、基材部42、接着層43及び金属箔44は、前記した第2の実施形態と同じ材料を用いることができるので、詳細な説明は省略する。
【0032】
このようにして製造されたモール40は、本実施の形態では、図2に示す車体20のウィンドモール21、ドアモール22及びルーフモール23に取り付けられる。モール40は、基材部42に含まれるオイル分等が、経時変化して、塗装面に滲み出てくるブリード現象を抑止され、塗装部46にクリア塗装が施されているため、メタリックな外観を有する耐久性の優れたものであった。
【0033】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。例えば、本発明の実施の形態では、主として押出成形の方法により自動車用外装モールを製造することについて記載したが、成形方法は、射出成形法、圧縮成形法、真空成形法、粉末成形法、注形法等の種々の成形方法を用いることができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明に係る高意匠オレフィンモール及びその製造方法は、以下に示すように優れた効果を奏する。
【0035】
まず請求項1に係る高意匠オレフィンモールによれば、モールの意匠部にコストの高い原料着色を施す必要がなくなり、さらに、モールの意匠部に、自動車のボディ色と同等の意匠(色味)を有する塗装を行うことができるため、色合わせが容易になるという優れた効果が認められる。また、プライマー等を用いて、塗装との密着性を上げる必要がなくなり、モールの意匠性を高くする効果が現れる。
【0036】
請求項2に記載の高意匠オレフィンモールによれば、基材部に含まれるオイル分等が、経時変化して、塗装面に滲み出てくるブリード現象が抑止され、塗装面と基材部との密着力の低下及び塗装部に白化・変色が発生することを防止できるので、優れた耐久性を発揮できるという効果が現れる。
【0037】
請求項3に記載の高意匠オレフィンモールの製造方法によれば、モールの基材部と意匠部とを同時押出成形することができるため、従来の技術のようにモールの構成部材を分割して製造する工程が不要になり、製造コストを低減できるという効果が生まれる。
【0038】
請求項4に記載の高意匠オレフィンモールの製造方法によれば、金属箔が、意匠部の中に挿入されるため、従来技術では難しかったブリード現象を抑制する前記モールを簡便に製造できるという効果が現れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る第1の実施形態に係る塗装との密着性を向上させてプライマー処理不要を目的とするモールを模式的に示す断面図である。
【図2】図1の構成のモールが取り付けられた車体を模式的に示す斜視図である。
【図3】本実施の形態に係る第2の実施形態に係るブリード防止を目的とするモールを模式的に示す断面図である。
【図4】本実施の形態に係る第3の実施形態に係るブリード防止及びメタリックな金属光沢の外観を付与することを目的とするモールを模式的に示す断面図である。
【図5】PVC系材料を用いて製造された従来のモールを模式的に示す断面図である。
【図6】PVCの代替材料を用いたモールを模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
10…………モール
11…………心材
12…………基材部
13…………意匠部
14…………塗装部
15…………塗装面
34、44…金属箔

Claims (4)

  1. 自動車用外装モールであって、
    オレフィン系樹脂により、前記モールの基材部と意匠部とが同時押出成形により、一体的に成形され、
    車室外側に位置する前記意匠部の塗装面に塗装が施されていることを特徴とする高意匠オレフィンモール。
  2. 前記基材部と前記塗装面との間に金属箔が挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の高意匠オレフィンモール。
  3. 自動車用外装モールの製造方法であって、
    オレフィン系樹脂により、前記モールの基材部と意匠部とを同時押出成形により、一体的に成形し、
    車室外側に位置する前記意匠部の塗装面に塗装を施すことを特徴とする高意匠オレフィンモールの製造方法。
  4. 前記基材部と前記塗装面との間に金属箔を挿入することを特徴とする請求項3に記載の高意匠オレフィンモールの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008149976A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Inoac Corp ルーフモールとその製造方法

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