JP2004338338A - アダプタ、印刷装置、印刷用コンピュータプログラム、印刷用コンピュータシステムおよび印刷方法 - Google Patents

アダプタ、印刷装置、印刷用コンピュータプログラム、印刷用コンピュータシステムおよび印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体のタイプの選択ミスを防止することが可能なアダプタ、印刷装置を提供すること。
【解決手段】記録媒体100のタイプに対応する嵌合部83を有し、ディスクトレイの窪み部に嵌め込まれた状態で、嵌合部83に記録媒体100が嵌め込まれるアダプタ80であり、嵌合部83に嵌め込まれる記録媒体100のタイプに関する情報が記録されている情報記録部84を有している。また、嵌合部83は、外観が円盤形状の本体部81に設けられていて、嵌合部83は記録媒体100のタイプに対応した嵌め込みを可能としている。また、本体部81には、径方向外方に向かって延伸する位置決め突起82が連接されている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アダプタ、印刷装置、印刷用コンピュータプログラムおよび印刷用コンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット式の印刷装置においては、近年、CD−R(Compact Disk−Recordable)等の記録媒体にも印刷可能なタイプが存在する。このタイプの印刷装置は、記録媒体の情報記録面と反対側の面(印刷面;一般にレーベル面という。)に印刷する。レーベル面には、白色等の部材が塗布されていて、この面には任意の図形および文字の印刷が可能である。
【0003】
このレーベル面に対して印刷を実行する場合、ディスクトレイが用いられる。ディスクトレイには、直径が12cmのサイズの記録媒体を嵌め込むための窪み部が設けられている。また、記録媒体のサイズが、直径12cmのサイズよりも小さい場合、記録媒体のサイズに対応するアダプタを窪み部に嵌め込み、その後にアダプタの嵌合部に対して記録媒体を嵌め込む必要がある。
【0004】
また、特許文献1(特開平3−292175号公報)には、記録用紙(印刷対象物)のサイズを、記録用紙サイズ設定手段で入力し、入力された記録用紙のサイズと、印刷フォーマットデータにより指定のサイズとを比較し、この比較によってサイズが不一致となる場合に、警報を発する構成が開示されている。
【0005】
さらに、特許文献2(特開2002−127520)には、CD−R等の光ディスクに直接印刷を行うインクジェット式印刷装置に関して、光ディスクが有する厚みによって、乱反射が生じた場合でも、正確に用紙送りにおける位置決めを行うことができる構成が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平3−292175号公報(特許請求の範囲、第7図等参照)
【特許文献2】
特開2002−127520号公報(段落番号0013等参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、CD−R等の記録媒体には、直径が12cmのサイズのみならず、直径が8cmのサイズ等、種々のサイズがある。また、形状およびサイズが名刺型である記録媒体、形状が樽型である記録媒体等もある。そのため、記録媒体に印刷する場合には、印刷装置に接続されるコンピュータ側のドライバソフトにおいて、適切なサイズ、形状の記録媒体が選択されている必要がある。しかしながら、ユーザの選択ミス、あるいは不注意等の理由で、誤った形状またはサイズの記録媒体が選択された状態で印刷を実行すると、記録媒体が無駄になるという問題が生じる。
【0008】
また、同じ形状またはサイズの記録媒体に印刷する場合であって、レーベル面における印刷範囲が異なる場合もある。しかし、現状では、記録媒体の形状またはサイズの選択ができるに留まり、当該印刷範囲の詳細な設定ができない場合が多い。
【0009】
また、特許文献1には、印刷対象物が記録用紙の場合のサイズ不一致に関する構成について開示されている。この特許文献1においては、記録用紙の幅は側板のスライドによって検出され、記録用紙の長さは記録用紙長さ設定器で設定される。そのため、レーベル面印刷の場合のように、一定幅のディスクトレイに種々のサイズおよび形状の記録媒体が載置される場合には、側板をスライドさせてもディスクトレイの幅が検出されるのみで、記録媒体のサイズおよび形状を検出できないという問題がある。
【0010】
また、特許文献2記載の構成には、乱反射が生じた場合でも、正確に用紙送りにおける位置決めができる構成が、開示されている。しかしながら、ディスクトレイに搭載されている記録媒体のサイズおよび形状を一切検出することができず、選択が誤ったサイズ、または形状の記録媒体に印刷するという、印刷ミスは防げない。
【0011】
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、記録媒体のタイプの選択ミスを防止することが可能なアダプタ、印刷装置、印刷用コンピュータプログラムおよび印刷用コンピュータシステムを提供しよう、とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、特定の記録媒体のタイプに対応する嵌合部を有し、ディスクトレイの窪み部に嵌め込まれた状態で、嵌合部に記録媒体を嵌め込むためのアダプタにおいて、嵌合部に嵌め込まれる記録媒体のタイプに関する情報が記録され、外部の取得手段によって、当該情報が読み取られる情報記録部を有するものである。
【0013】
このため、情報記録部に記録されている、特定の記録媒体のタイプに関する情報を読み取ることで、嵌合部に嵌め込まれる記録媒体のタイプを認識可能となる。そして、印刷装置が記録媒体のタイプに関する情報を得ることで、該記録媒体の印刷面に対して、適切な印刷を実行させることが可能となる。
【0014】
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、嵌合部は、窪み部のうち円形凹部に嵌め込まれると共に、外観が円盤形状である本体部に設けられていて、該嵌合部は、大円盤メディア以外の特定の記録媒体のタイプに対応した嵌め込みを可能としていて、本体部には、窪み部の位置決め凹部に嵌め込まれると共に、該本体部から径方向外方に向かって延伸する位置決め突起が連接しているものである。
【0015】
このため、アダプタをディスクトレイに嵌め込む場合、本体部が円形凹部に嵌め込まれると共に、位置決め突起が位置決め凹部に嵌め込まれる。この位置決め凹部への位置決め突起の嵌め込みによって、アダプタの窪み部の内部における回転が防止される。それにより、アダプタの回転により情報記録部がずれるのを防止でき、アダプタにおける情報記録部の位置を定位置とすることができる。
【0016】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、情報記録部は、該情報記録部以外の他の部分と、外観上区別可能なマーキングとしたものである。このようにすると、マーキングが他の部分と簡単に区別できる。また、マーキングの存在によって、アダプタのタイプ(対応する記録媒体のタイプ)を判別可能となる。また、情報記録部が簡単な構成で済む。
【0017】
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、マーキングは、該マーキング以外の部分と着色が異なる塗布部を有するものである。このように、マーキングが塗布部を有する場合、着色によってマーキングを形成可能となり、該マーキングが一層簡単な構成となる。
【0018】
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、塗布部は、リング状であり、このリング状の塗布部の個数によって、嵌合部に嵌め込まれる記録媒体のタイプが認識されるものである。このようにすると、光学センサが印刷装置の主走査方向、および副走査方向のいずれの方向に移動した場合でも、記録媒体のタイプを該光学センサによって認識することが可能となる。
【0019】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、マーキングは、パンチ部から構成されるものである。このようにした場合も、マーキングを簡単に形成可能となる。また、マーキングが一層簡単な構成となる。
【0020】
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、マーキングは、バーコードから構成されるものである。このようにすると、マーキングに記録媒体のタイプに関する様々な情報をもたせることができる。
【0021】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、嵌合部は、小円盤メディア、名刺型メディア、および樽型メディアの少なくとも1つに対応しているものである。このように、アダプタは、各タイプの記録媒体のいずれか1つに対応している。そのため、各タイプの記録媒体のディスクトレイ上への載置を、良好にガイドすることができる。
【0022】
また、他の発明は、印刷面を有する記録媒体を送りガイド部材に載置し、この送りガイド部材に記録媒体が載置された状態で、記録媒体に印刷情報を印刷する印刷装置において、送りガイド部材に設けられている記録媒体のタイプに関する情報を記録している情報記録部と、情報記録部に記録されている記録媒体のタイプに関する情報を取得する取得手段と、取得手段で取得された記録媒体のタイプに関する情報と、印刷面に印刷する印刷情報とに基づいて、記録媒体の印刷面に対して印刷を実行する印刷手段と、を具備するものである。
【0023】
このため、情報記録部に記録されている、記録媒体のタイプに関する情報を取得手段が取得することで、送りガイド部材が対応している記録媒体のタイプを判別可能となる。そして、取得された記録媒体のタイプに関する情報と、印刷面に印刷する印刷情報とに基づいて、印刷手段を作動させれば、記録媒体のタイプに応じた適切な印刷を実行させることができる。
【0024】
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、取得手段によって取得された記録媒体のタイプに関する情報は、送信手段によって外部に接続されたコンピュータに送信され、コンピュータから送信される印刷情報は、受信手段によって受信されると共に、印刷手段は、受信手段によって受信された印刷情報に基づいて、記録媒体の印刷面に対して印刷が実行されるものである。
【0025】
このため、取得手段によって取得された記録媒体のタイプに関する情報は、送信手段によりコンピュータ側に送信される。それにより、コンピュータ側では、記録媒体のタイプに応じた、適切な印刷情報を作成することができる。また、コンピュータ側で作成された印刷情報は、印刷手段で受信される。そして、コンピュータ側で作成された印刷情報に基づいて、印刷手段を作動させれば、記録媒体のタイプに応じた適切な印刷を実行させることができる。
【0026】
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、印刷面に印刷する印刷情報が、印刷情報作成手段によって作成されると共に、印刷手段は、取得手段で取得された記録媒体のタイプに関する情報と、印刷情報作成手段によって作成された印刷情報とに基づいて、記録媒体の印刷面に対して印刷を実行するものである。
【0027】
このため、印刷面に印刷する印刷情報は、印刷情報作成手段によって作成される。そして、取得手段で取得された記録媒体のタイプに関する情報と、印刷情報作成手段で作成された印刷情報とに基づいて、印刷手段を作動させれば、記録媒体のタイプに応じた適切な印刷を実行させることができる。すなわち、例えば、コンピュータと接続されていない、スタンドアローン状態にある印刷装置においても、印刷面に対して適切な印刷を行うことができる。
【0028】
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、送りガイド部材は、窪み部を有し、この窪み部が円形凹部およびこの円形凹部から径方向外方に向かって延伸する位置決め凹部を具備するディスクトレイと、上述の各発明に係るアダプタと、を有するものである。
【0029】
このようにすることで、アダプタをディスクトレイに嵌め込む場合、本体部が円形凹部に嵌め込まれると共に、位置決め突起が位置決め凹部に嵌め込まれる。この位置決め凹部への位置決め突起の嵌め込みによって、ディスクトレイに対するアダプタの窪み部の内部における回転が防止される。
【0030】
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、円形凹部は、その外径が記録媒体のうち大円盤メディアに対応していて、この大円盤メディアに印刷を行う場合には、アダプタを用いないで該大円盤メディアを円形凹部に嵌め込むと共に、該大円盤メディアより小さく、かつ該大円盤メディア以外のタイプの記録媒体に印刷を行う場合には、該記録媒体のタイプに対応しているアダプタを窪み部に嵌め込み、この窪み部への嵌め込みの後に適切なタイプの記録媒体を、該嵌合部に嵌め込むものである。
【0031】
このようにすると、大円盤メディアに対して印刷を行う場合には、アダプタを用いずに簡単に円形凹部に嵌め込める。それにより、現状では大円盤メディアが最も多く用いられていることから、ユーザ側にとっての利便性は向上する。また、大円盤メディア以外の記録媒体に対して印刷を行う場合には、アダプタをディスクトレイの窪み部に嵌め込み、その後にアダプタの嵌合部に、対応する記録媒体を嵌め込む。この場合も、対応するアダプタの嵌め込みだけで、ディスクトレイの窪み部における記録媒体の位置の固定が行える。
【0032】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、記録媒体のタイプに関する情報は、アダプタの他の部分と区別可能なマーキングであると共に、取得手段は、このマーキングを読み取り可能な光学センサとしたものである。
【0033】
このようにすると、マーキングが他の部分と簡単に区別できる。また、マーキングの存在によって、アダプタのタイプ(対応する記録媒体のタイプ)を判別可能となる。また、情報記録部が簡単な構成で済む。さらに、取得手段としての光学センサは、マーキングを他の部分と区別可能となる。
【0034】
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、塗布部の個数によって、嵌合部に嵌め込まれる記録媒体のタイプが認識されるものである。このようにすると、嵌め込まれる記録媒体のタイプの認識が単純となる。また、ユーザが塗布部の個数を数えることもでき、ユーザの視認によっても嵌め込まれる記録媒体のタイプを認識することができる。
【0035】
さらに、他の発明は、印刷面を有する記録媒体を送りガイド部材に載置した状態で、記録媒体に印刷情報を印刷させるための処理を、印刷装置に対して実行させる印刷用コンピュータプログラムにおいて、送りガイド部材に記録されている記録媒体のタイプに関する情報を取得する取得手段、取得手段で取得された記録媒体のタイプに関する情報と、印刷面に印刷する印刷情報とに基づいて、記録媒体の印刷面に対して印刷を実行する印刷手段、として機能させるものである。
【0036】
このため、このコンピュータプログラムは、夫々取得手段、および印刷手段として機能する。それにより、記録媒体のタイプに関する情報を取得手段が取得する動作を行え、送りガイド部材が対応している記録媒体のタイプを判別可能となる。また、印刷手段は、取得手段で取得された記録媒体のタイプに関する情報と、印刷面に印刷する印刷情報に基づいて、記録媒体のタイプに応じた適切な印刷を行うことが可能となる。
【0037】
さらに、他の発明は、印刷面を有する記録媒体を送りガイド部材に載置した状態で、記録媒体に印刷情報を印刷する印刷装置と、印刷装置に接続されているコンピュータとを有する印刷用コンピュータシステムにおいて、印刷装置を、送りガイド部材に記録されている記録媒体のタイプに関する情報を取得する取得手段、取得手段によって取得された記録媒体のタイプに関する情報を、コンピュータに送信する送信手段、コンピュータから送信される記録媒体の印刷に関する印刷情報を受信する受信手段、受信手段で受信した印刷情報に応じて、記録媒体の印刷面に対して印刷を実行する印刷手段、として機能させ、コンピュータを、送信手段から送信されてきた記録媒体のタイプに関する情報を受信する第2の受信手段、第2の受信手段で受信した記録媒体のタイプに関する情報と、記録媒体のタイプに関する設定情報とが一致するか否かを判別する判別手段、印刷面に印刷する印刷情報を作成する印刷情報作成手段、印刷情報作成手段で作成された印刷情報を、送信手段に送信する第2の送信手段、として機能させるものである。
【0038】
このように、印刷装置は、夫々取得手段、送信手段、受信手段、および印刷手段として機能する。それにより、記録媒体のタイプに関する情報を取得手段が取得する動作を行え、送りガイド部材が対応している記録媒体のタイプを判別可能となる。また、送信手段は、取得された記録媒体のタイプに関する情報をコンピュータ側に送信する動作を行える。
【0039】
そして、コンピュータ側では、当該記録媒体のタイプに関する情報を、第2の受信手段で受信する。また、判別手段では、記録媒体のタイプに関する情報と、記録媒体のタイプに関する設定情報とが一致するか否かが判別される。そして、この判別結果に基づいて、印刷情報作成手段では、記録媒体のタイプに応じた、印刷面に印刷する適切な印刷情報を作成する。そして、この印刷情報が、第2の送信手段によって送信され、印刷装置側の受信手段は、コンピュータ側で設定された印刷情報を受信する動作を行える。そして、印刷手段は、受信された印刷情報に基づいて、記録媒体のタイプに応じた適切な印刷を行うことが可能となる。
【0040】
また、他の発明は、印刷面を有する記録媒体を送りガイド部材に載置した状態で、記録媒体に印刷情報を印刷させるための処理を、印刷装置に対して実行させる印刷方法において、送りガイド部材に記録されている記録媒体のタイプに関する情報を取得する取得ステップと、取得手段で取得された記録媒体のタイプに関する情報と、印刷面に印刷する印刷情報とに基づいて、記録媒体の印刷面に対して印刷を実行する印刷ステップと、を具備するものである。
【0041】
このため、この印刷方法では、記録媒体のタイプに関する情報を取得ステップで取得することができ、送りガイド部材が対応している記録媒体のタイプを判別可能となる。また、印刷ステップでは、取得ステップで取得された記録媒体のタイプに関する情報と、印刷面に印刷する印刷情報に基づいて、記録媒体のタイプに応じた適切な印刷を行うことが可能となる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図1から図16に基づいて説明する。まず、印刷用コンピュータシステム10およびその構成要素たる印刷装置20の概要について、図1を参照しつつ説明する。図1は、印刷装置の一例であるインクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」と略記する)20を備えた印刷用コンピュータシステム10の概略構成図である。
【0043】
図1に示すように、印刷用コンピュータシステム10を構成するプリンタ20は、紙送りモータ21によってディスクトレイ70を搬送する副走査送り機構と、キャリッジモータ22によってキャリッジ31を紙送りローラ23の軸方向に往復動作させる主走査送り機構とを有している。ここで、副走査送り機構によるディスクトレイ70の送り方向を副走査方向といい、主走査送り機構によるキャリッジ31の移動方向を主走査方向という。
【0044】
また、プリンタ20は、キャリッジ31に搭載され、印刷用ヘッド32を備えた印刷ヘッドユニット30と、この印刷ヘッドユニット30を駆動してインクの吐出およびドット形成を制御するヘッド駆動機構(不図示)と、これらの紙送りモータ21、キャリッジモータ22、印刷ヘッドユニット30および操作パネル40との信号の送受信を司る制御回路50とを備えている。
【0045】
また、キャリッジ31には、印刷ヘッドユニット30以外に、7色のカートリッジ33〜39を搭載している。7色のカートリッジ33〜39は、それぞれDY(ダークイエロー)用カートリッジ33、LM(ライトマゼンタ)用カートリッジ34、LC(ライトシアン)用カートリッジ35、K(ブラック)用カートリッジ36、C(シアン)用カートリッジ37、M(マゼンタ)用カートリッジ38、Y(イエロー)用カートリッジ39である。しかしながら、カートリッジ33〜39は、7色に限られるものではなく、4色等、他の種類のものであっても良い。
【0046】
印刷手段の一部、取得手段の一部、送信手段の一部、および受信手段の一部である制御回路50は、コネクタ61を介してコンピュータ110に接続されている。同じく、第2の受信手段、判別手段、印刷情報作成手段、第2の送信手段の一部であるコンピュータ110は、プリンタ20用のドライバーを搭載し、入力装置であるキーボード、あるいはマウス等の操作によるユーザの指令を受け付ける。また、コンピュータ110は、プリンタ20における種々の情報を表示装置の画面表示によりに提示するユーザインターフェイスを構成している。
【0047】
ディスクトレイ70を搬送する副走査送り機構は、紙送りモータ21の回転を紙送りローラ23と用紙搬送ローラ(図示せず)とに伝達するギヤトレイン(図示せず)を備える。
【0048】
また、キャリッジ31を往復動させる主走査送り機構は、紙送りローラ23の軸と並行に架設されキャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸24と、キャリッジモータ22との間に無端の駆動ベルト25を張設するプーリ26と、後述するアダプタ80のタイプおよび記録媒体100のタイプを検出するための光学センサ27とを備えている。
【0049】
なお、以下の説明では、記録媒体100のタイプは、該記録媒体100の形状、サイズ、および印刷範囲といった要素により特定される概念であり、例えばCD−R、DVD−Rといった記録媒体100の種類を問わない概念である。例えば、2枚の記録媒体100において、これらの形状が同じでも、これらのサイズが異なると、これら2枚の記録媒体100のタイプは異なる。また、例えば、2枚の記録媒体100において、これらの形状およびサイズが同じでも、これらの印刷範囲が異なると、これら2枚の記録媒体100のタイプは異なる。
【0050】
取得手段の一部である光学センサ27は、印刷用紙または記録媒体100に対して光を投射するための光源(例えば、LED(Light Emitting Diode))と、印刷用紙または記録媒体100によって反射されてきた光を電気信号に変換するための検出部(例えば、フォトダイオード)によって構成されている。
【0051】
図2は、プリンタ20を用いて印刷する際に使用されるディスクトレイ70を示す図である。この図2に示すように、送りガイド部材の一部であるディスクトレイ70は、全体の平面形状が略矩形となっている。このディスクトレイ70は、薄型の板状部材(例えばプラスチックの薄板部材、ボール紙部材等)の本体部71を有していて、プリンタ20の内部の搬送路(不図示)における搬送性に優れている。
【0052】
このディスクトレイ70は、後述する大円盤メディア100aまたは後述するアダプタ80を嵌め込むための、窪み部72を有している。この窪み部72は、円形凹部73と位置決め凹部74とから構成されている。これらのうち、円形凹部73は、窪み部72の主要部分であり、大円盤メディア100aまたは後述するアダプタ80の本体部81の嵌め込みが可能である。この円形凹部73は、大円盤メディア100aまたはアダプタ80の本体部を円形凹部73に嵌め込んだ場合にずれないように、該大円盤メディア100aと略一致した外径を有している。
【0053】
また、円形凹部73の外周縁部から、窪み部72を構成する位置決め凹部74が延伸している。この位置決め凹部74には、後述するアダプタ80の位置決め突起82が嵌め込まれる。それによって、後述するアダプタ80は、ディスクトレイ70に対して回転方向に向かって移動できない。
【0054】
なお、本実施の形態では、ディスクトレイ70は、2つの位置決め凹部74を有している。また、2つの位置決め凹部74の配置は、円形凹部73の径方向の中心を挟んで、対称となる位置(角度が180度離れた位置)に設けられている。しかしながら、位置決め凹部74の個数および配置は、アダプタ80の全ての位置決め突起82を該位置決め凹部74に良好に嵌め込むことができるものであれば、どのようなものでも良い。
【0055】
図3〜図5は、ディスクトレイ70に嵌め込まれる、送りガイド部材の一部としてのアダプタ80を示す平面図である。これら図3〜図5に示すアダプタ80は、外観が円盤状の本体部81と、この本体部81から外径側に突出している位置決め突起82と、を有している。また、本体部81の中には、記録媒体100を嵌め込む嵌合部83が設けられている。この嵌合部83は、本体部81を貫通する部分であっても良く、本体部81の上面から窪んだ部分であっても良い。また、位置決め突起82は、ディスクトレイ70の位置決め凹部74に嵌め込まれる部分である。そのため、位置決め突起82は、位置決め凹部74に対応した形状と配置を有している。
【0056】
アダプタ80のうち、本体部81は、円形凹部73と略一致した外径を有している。すなわち、円形凹部73にアダプタ80が嵌め込まれた場合には、この本体部81がその径方向にずれ難くなっている。このため、円形凹部73の外径は、大円盤メディア100aの外径と略一致している。
【0057】
なお、図2に示すように、ディスクトレイ70は、略半円形状の位置決め凹部74を有している。このため、図3〜図5に示すアダプタ80は、略半円形状の位置決め突起82を有している。また、アダプタ80の本体部81を、円形凹部73の外径と一致させ、位置決め突起82を位置決め凹部74に
つっかえさせる構成を採用しても良い、このような構成を採用した場合も、アダプタ80がディスクトレイ70に対してずれ難くなる。
【0058】
図3〜図5に例示されているように、アダプタ80には、何種類ものタイプが存在する。いずれのタイプのアダプタ80も、後述する大円盤メディア100a以外のタイプの記録媒体100の印刷時に、用いられる。本実施の形態では、アダプタ80のタイプには、図3に示すような小円盤メディア100bを嵌め込んで固定するタイプのアダプタ80aと、図4に示す名刺型メディア100cを嵌め込んで固定するタイプのアダプタ80bと、図5に示す樽型メディア100dを嵌め込んで固定するタイプのアダプタ80cとがある。しかしながら、記録媒体100の形状に対応するものであれば、アダプタ80はこれらに限られるものではない。
【0059】
なお、本実施の形態では、アダプタ80a,80b,80cを総称するときは、単にアダプタ80として、説明する。
【0060】
各アダプタ80には、情報記録部としてのマーキング84が設けられている。マーキング84は、アダプタ80の種類に応じて、異なっている。その例としては、図3〜図6に示すように、小円盤メディア100bを嵌め込むためのアダプタ80aでは、細長い矩形の塗布部85が1つ(図3、図6(a)参照)、名刺型メディア100cを嵌め込むためのアダプタ80bでは該塗布部85が2つ(図4、図6(b)参照)、樽型メディア100dを嵌め込むためのアダプタ80cでは該塗布部85が3つ(図5、図6(c)参照)、主走査方向に並べられたものがある。また、塗布部85は、例えば黒等の暗色系の色を有するディスクトレイ70に対して、例えば白等の明色系の色を有している。
【0061】
しかしながら、マーキング84の形状、塗布部85等の配置個数および配置間隔は、これらに限られない。例えば、細長い矩形の塗布部85を、副走査方向に並べても良い。また、塗布部85の色は、白等の明色系には限られず、例えばディスクトレイ70が明色系の色(白等)を備えているときには、黒等の暗色系にするのが好ましい。
【0062】
なお、塗布部85の色は、色相、彩度、明度のうち少なくとも1つが、アダプタ80のうち塗布部85以外の部分の色と異なっていて、光学センサ27で区別できる色であれば良い。また、塗布部85の光沢度および透明度は、アダプタ80のうちの塗布部85以外の部分の光沢度および透明度と異なるようにしても良い。
【0063】
また、アダプタ80のタイプごとに、塗布部85の色を相違させても良い。この場合には、塗布部85の色の相違によって、記録媒体100のタイプを区別することができる。
【0064】
また、マーキング84は、後述する図7に示すようなリング状の塗布部86から構成されていても良い。その場合には、キャリッジ31の光学センサ27が主走査方向、および副走査方向のいずれの方向に移動した場合でも、該マーキング84を読み取ることができる。なお、マーキング84がリング状の塗布部86から構成されている場合、その塗布部86の個数によって、アダプタ80のタイプ(記録媒体100のタイプ)を判別するように構成しても良い。
【0065】
なお、図7(a)には、リング状の塗布部86が1つ設けられているマーキング84(小円盤メディア100bに対応させている)、図7(b)には、リング状の塗布部86が2つ設けられているマーキング84(名刺型メディア100cに対応させている)、図7(c)には、リング状の塗布部86が3つ設けられているマーキング84(樽型メディア100dに対応させている)が、夫々例示されている。
【0066】
また、リング状の塗布部86は、小径および大径のどちらに形成されていても良い。リング状の塗布部86は、小径の場合には、例えば本体部81の隅部にのみ存在する状態となる。また、リング状の塗布部86は大径の場合には、本体部81の嵌合部83を囲むように存在する。また、リング状の塗布部86の一部をカットして、半円状としたり、所定の長さの円弧状としても良い。
【0067】
また、図8に示すように、マーキング84は、バーコード87から構成されていても良い。その場合、マーキング84は、嵌め込まれる記録媒体100のタイプに関する情報、位置決め突起82に対する嵌合部の位置(角度)情報、およびアダプタ80の種類/製造元に関する情報等、種々の情報を有する状態にすることができる。なお、バーコード87は、主走査方向に配置しても良く、副走査方向に配置しても良い。また、バーコード87は、嵌合部83を囲むような、リング状としても良い。
【0068】
また、図9に示すように、マーキング84は、アダプタ80に打刻された、またはアダプタ80をくり抜いたパンチ部88から構成されていても良い。この場合にも、該パンチ部88の個数および配置により、該アダプタ80の種類を判別可能となる。
【0069】
なお、図9(a)には、パンチ部88が1つ設けられているマーキング84(小円盤メディア100bに対応させている)、図9(b)には、パンチ部88が2つ設けられているマーキング84(名刺型メディア100cに対応させている)、図9(c)には、パンチ部88が3つ設けられているマーキング84(樽型メディア100dに対応させている)が、夫々例示されている。
【0070】
また、マーキング84は、文字89(図10参照)および図形90(図11参照)から構成されていても良い。この場合、文字89および図形90の個数、形態にアダプタ80の種類を対応させておく。すると、文字89および図形90の個数、形態に応じて、該アダプタ80の種類を判別可能となる。
【0071】
なお、図10(a)には、「A」の文字89が1つ設けられているマーキング84(小円盤メディア100bに対応させている)、図10(b)には、「A」の文字89が2つ設けられているマーキング84(名刺型メディア100cに対応させている)、図10(c)には、「A」の文字89が3つ設けられているマーキング84(樽型メディア100dに対応させている)が、夫々例示されている。
【0072】
また、図11(a)には、円形の図形90からなるマーキング84(小円盤メディア100bに対応させている)、図11(b)には、三角形の図形90からなるマーキング84(名刺型メディア100cに対応させている)、図11(c)には、四角形の図形90からなるマーキング84(樽型メディア100dに対応させている)が、夫々例示されている。
【0073】
また、図12に示すように、マーキング84は、アダプタ80に貼り付けられたシール91から構成されていても良い。その場合には、シール91の貼り付けといった簡単な作業で、マーキング84を形成することができる。なお、マーキング84がシール91から構成されている場合、シール91が有する色、図形、文字等によって、記録媒体100のタイプを区別できるようにしても良い。また、シール91自体の長さ、形状、貼付個数、および貼付間隔等によって、記録媒体100のタイプを区別できるようにしても良い。
【0074】
なお、図12(a)には、短い長さのシール91からなるマーキング84(小円盤メディア100bに対応させている)、図12(b)には、中間の長さのシール91からなるマーキング84(名刺型メディア100cに対応させている)、図12(c)には、長い長さのシール91からなるマーキング84(樽型メディア100dに対応させている)が、夫々例示されている。
【0075】
また、マーキング84は、ディスクトレイ70にアダプタ80が取り付けられた状態において、ディスクトレイ70の副走査方向のうち、該ディスクトレイ70の搬入側に位置しているのが好ましい。該マーキング84の光学センサ27による認識時間の短縮が図れるためである。
【0076】
また、マーキング84は、円盤状の本体部81の径方向中心から、半径4cm以上(好ましくは、半径5cm以上)離間した部分に存在する方が良い。かかる位置にマーキング84が存在する場合、マーキング84が設けられている位置を固定化することができる。すなわち、上述の半径4cm以内の範囲内にマーキング84を設ける場合、嵌合部83のタイプ(記録媒体100のタイプ)によっては、マーキング84が嵌合部83に差し掛かってしまうケースがある。しかしながら、上述の半径4cm以上離間した部分にマーキング84を設ける場合には、嵌合部83(アダプタ80)のタイプによらずに、マーキング84が存在する位置を固定化することができる。
【0077】
図13は、記録媒体100のうち、大円盤メディア100aの詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、大円盤メディア100aは、白色等の部材が塗布されると共に、印刷が為される印刷面としてのレーベル面101、図示せぬメディア再生及び/又は記録装置に装着された場合に、チャック部が圧着される透明部102、およびメディア再生及び/又は記録装置の回転軸(不図示)が挿入される中心孔103を有している。なお、レーベル面101は、インクの浸透を受容する受容層によって構成され、受容層の下には情報を光学的に記録するための記録層が形成されている。
【0078】
また、図3に示す小円盤メディア100b、図4に示す名刺型メディア100cおよび図5に示す樽型メディア100dの構成も、図13に示す大円盤メディア100aと同様の構成である。しかしながら、図13に示す大円盤メディア100aの直径は、一般には12cmであるのに対して、小円盤メディア100bの直径は、一般には8cmである。
【0079】
また、図4に示す名刺型メディア100cは、略矩形の形状を有し、名刺のサイズとほぼ同じサイズを有している。さらに、図5に示す樽型メディア100dは、略樽型の形状を有している。この樽型メディア100dは、名刺型メディア100cの長手と同じサイズの直径の円弧からなる円弧縁部103aと、名刺型メディア100cの短手と同じサイズの直径の直線からなる直線縁部103bとを有している。しかしながら、樽型メディア100dの中には、円弧縁部103aのサイズが8cmの小円盤メディア100bと同じ程度のものがある。そのサイズは名刺型メディア100cの長手と同じサイズには限定されない。また、名刺型メディア100cのサイズも、上述のように名刺に対応したサイズに限定されない。
【0080】
なお、本実施の形態では、記録媒体100a,100b,100c,100dを総称するときは、単に記録媒体100として、説明する。
【0081】
また、図3〜図5および図13に示す記録媒体100としては、印刷が為されるレーベル面101を有するものであれば、どのようなものでも良い。代表的なものとしては、例えばCD−R(Compact Disk−Recordable)、CD−RW(Compact Disk−ReWritable)、DVD−R(Digital Versatile Disk−Recordable)、DVD−RW(Digital Versatile Disk−ReWritable)、DVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)等といった光ディスクがある。
【0082】
また、記録媒体100としては、印刷が為されるレーベル面101を有すると共に、アダプタ80を用いることができれば、光ディスク以外の他の形式の記録媒体100であっても良い。その例としては、テレホンカード、イオカード(登録商標)等の磁気カード、MO等の光磁気ディスク等が挙げられる。
【0083】
図14は、印刷用コンピュータシステム10中の制御回路50を中心としたプリンタ20の構成を示すブロック図である。この図14に示すように、制御回路50は、CPU(Central Processing Unit)51、プログラマブルROM(P−ROM(Read Only Memory))52、RAM(Random Access Memory)53、文字のドットマトリクスを記憶したキャラクタジェネレータ(CG(Character Generator))54、およびEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)55を備えた算術論理演算回路である。
【0084】
この制御回路50は、さらに、外部のモータ等とのインタフェース(I/F(Interface))であるI/F専用回路60と、このI/F専用回路60に接続され印刷ヘッドユニット30を駆動してインクを吐出させるヘッド駆動回路62と、紙送りモータ21およびキャリッジモータ22を駆動するモータ駆動回路63とを備えている。
【0085】
I/F専用回路60は、パラレルインタフェース回路を内蔵しており、コネクタ61を介してコンピュータ110から供給される印刷信号PSを受け取ることができる。また、制御回路50には、信号線であるバス64が設けられている。バス64は、CPU51、P−ROM52、RAM53、CG54、EEPROM55、I/F専用回路60を相互に接続し、これらの間でデータの授受を可能とする信号線である。
【0086】
次に、コンピュータ110の構成について、図15を参照しつつ説明する。
【0087】
図15に示すように、コンピュータ110は、CPU111、ROM112、RAM113、HDD(Hard Disk Drive)114、ビデオ回路115、I/F116、バス117、表示装置118、入力装置119および外部記憶装置120によって構成されている。
【0088】
ここで、CPU111は、ROM112およびHDD114に格納されているプログラムに従って各種演算処理を実行するとともに、装置の各部を制御する制御部である。
【0089】
ROM112は、CPU111が実行する基本的なプログラムやデータを格納しているメモリである。RAM113は、CPU111が実行途中のプログラムあるいは、演算途中のデータ等を一時的に格納するメモリである。
【0090】
HDD114は、CPU111からの要求に応じて、記録媒体100であるハードディスクに記録されているデータあるいはプログラムを読み出すとともに、CPU111の演算処理の結果として発生したデータを前述したハードディスクに記録する記録装置である。
【0091】
ビデオ回路115は、CPU111から供給された描画命令に応じて描画処理を実行し、得られた画像データを映像信号に変換して表示装置118に出力する回路である。I/F116は、入力装置119および外部記憶装置120から出力された信号の表現形式を適宜変換するとともに、プリンタ20に対して印刷信号PSを出力する回路である。
【0092】
バス117は、CPU111、ROM112、RAM113、HDD114、ビデオ回路115およびI/F116を相互に接続し、これらの間でデータの授受を可能とする信号線である。
【0093】
表示装置118は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)モニタあるいはCRT(Cathode Ray Tube)モニタによって構成され、ビデオ回路115から出力された映像信号に応じた画像を表示する装置である。取得手段の一部である入力装置119は、例えば、キーボードあるいはマウスによって構成されており、ユーザの操作に応じた信号を生成して、これをI/F116に供給する装置である。
【0094】
外部記憶装置120は、例えば、CD−ROM(Compact Disk−ROM)ドライブユニット、MO(Magneto Optic)ドライブユニット、FDD(Flexible Disk Drive)ユニットによって構成され、CD−ROMディスク、MOディスク、FDに記録されているデータあるいはプログラムを読み出して、これをCPU111に供給する装置である。また、外部記憶装置120がMOドライブユニットおよびFDDユニットである場合には、CPU111から供給されたデータは、MOディスクまたはFDに記録される。
【0095】
次に、以上の実施の形態の動作について、図16に示すフローチャートを参照して説明する。
【0096】
記録媒体100に所定の情報(例えば、画像情報、テキスト情報等)を印刷する場合、ユーザは、コンピュータ110の入力装置119を操作して、印刷する情報を生成するためのアプリケーションプログラムを起動させる。その結果、コンピュータ110では、CPU111がHDD114に格納されている所定のアプリケーションプログラムを起動する。そして、ユーザは、起動されたアプリケーションプログラムを用いて、記録媒体100のレーベル面101に印刷しようとする画像情報やテキスト情報を生成する。
【0097】
印刷しようとする情報が完成した場合には、まず、記録媒体100をディスクトレイ70に対して固定する。ここで、記録媒体100が大円盤メディア100aの場合には、この大円盤メディア100aはディスクトレイ70に直接嵌入される。また、記録媒体100が大円盤メディア100a以外のタイプ(小円盤メディア100b、名刺型メディア100c、樽型メディア100d等)である場合には、まずアダプタ80をディスクトレイ70の窪み部72に嵌め込む。この嵌め込みにおいては、マーキング84が、ディスクトレイ70において適切な配置となるように注意して、位置決め突起82を位置決め凹部74に嵌め込む。
【0098】
次に、アダプタ80(嵌合部83)に対応するタイプの記録媒体100が、嵌合部83に嵌め込まれる。この嵌合部83への嵌め込みにより、大円盤メディア100a以外のタイプ(小円盤メディア100b、名刺型メディア100c、樽型メディア100d等)の記録媒体100が、アダプタ80を介してディスクトレイ70に載置される。この結果、記録媒体100は、ディスクトレイ70に対して、ずれない状態におかれる。
【0099】
この後に、ユーザはディスクトレイ70を把持し、プリンタ20の前面または背面からこのディスクトレイ70を挿入する。そして、アプリケーションプログラムの印刷コマンドを実行することにより、印刷が開始される。
【0100】
印刷コマンドが実行されると、CPU111は、HDD114に格納されているプリンタ20用のドライバソフト(以下、「ドライバソフト」と称する)に対して印刷指令を供給する。ドライバソフトは、CPU111から供給された印刷指令を受け付け、記録媒体100に対する印刷指令がなされていることを認知する。以後、図16に示すフローチャートに示す処理が実行される。
【0101】
図16は、印刷用コンピュータシステム10において記録媒体100に情報を印刷する際に実行される処理の一例を説明するフローチャートである。この図16に示すフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
【0102】
ステップS10:制御回路50のCPU51は、紙送りモータ21を駆動して紙送りローラ23を回転させ、ディスクトレイ70を装置内部へ吸引する。
【0103】
ステップS11:CPU51は、紙送りローラ23をさらに回転させ、ディスクトレイ70を所定の位置まで移動させる。具体的には、CPU51は、紙送りモータ21を駆動し、ディスクトレイ70を所定量だけ移動させ、副走査方向においてマーキング84があると想定される位置が、光学センサ27の直下に来るようにする。
【0104】
ステップS12:CPU51は、キャリッジ31を所定の位置まで移動させる。具体的には、CPU51は、キャリッジモータ22を駆動し、キャリッジ31の光学センサ29を、主走査方向においてマーキング84があると想定される位置まで移動させる。
【0105】
ステップS13:CPU51は、キャリッジモータ22を駆動して、光学センサ27によりマーキング84があると想定される範囲を走査して、マーキング84の読み取りを試みる(取得ステップの一部に対応)。
【0106】
ステップS14:CPU51は、マーキング84の読み取りに成功したか否かを判定する(取得ステップの一部に対応)。その結果、マーキング84を読み取ることができなかった場合には、CPU51は、記録媒体100が大円盤メディア100aであると判断し、ステップS16を実行する。また、マーキング84を読み取ることができた場合には、CPU51は、ステップS15を実行する。
【0107】
なお、マーキング84を読み取ることができないときは、読み取りエラーのケースも考えられる。そのため、記録媒体100が大円盤メディア100aであると判断される場合、例えば表示装置118に、記録媒体100が大円盤メディア100aである旨の確認メッセージを表示させるようにするのが好ましい。
【0108】
ステップS15:CPU51は、読み取られたマーキング84に基づいて、アダプタ80のタイプ(記録媒体100のタイプ)を判断する(取得ステップの一部に対応)。ここで、P−ROM52には、予めマーキング84の種類に対応したマーキング情報が記憶されている。また、P−ROM52には、マーキング情報に基づいて、読み取られたマーキング84の種類を判断するための判断プログラムが記憶されている。そのため、読み取ったマーキング84の種類を判断する際には、これらマーキング情報、および判断プログラムがP−ROM52から引き出され、RAM53に一時的に記憶される。
【0109】
次に、CPU51は、判断プログラムに基づいて、読み取られたマーキング84が、いずれのマーキング情報に対応するかを判断(選択)する。それにより、アダプタ80のタイプ(記録媒体100のタイプ)が判断される。
【0110】
なお、読み取られたマーキング84が、バーコード87である場合には、CPU51は、バーコード87を読み取ったバーコード情報のパリティを計算し(例えば、全ての情報をビット単位で加算し)、当該パリティと、バーコード87に対応したマーキング情報に格納されているパリティとを比較し、これらが一致するか否かにより、読み取りに成功したか否かを判定する。その結果、読み取りに成功した場合にはステップS16に進み、それ以外の場合にはステップS13に戻って同様の処理を繰り返す(図示省略)。
【0111】
ステップS16:CPU51は、ステップS14およびステップS15において判断された記録媒体100のタイプに関する情報を、コンピュータ110に送信する。コンピュータ110側では、送信されてきた記録媒体100のタイプに関する情報を、RAM113に一時的に記憶させる。
【0112】
ステップS17:CPU111は、RAM113に記憶されている記録媒体100のタイプに関する情報を、ドライバソフトに提供する。
【0113】
ステップS18:CPU111は、ドライバソフトに供給された記録媒体100のタイプに関する情報に基づいて、ドライバソフトにおいて現在選択されている記録媒体100のタイプと、光学センサによる読み取り結果から判断された記録媒体100のタイプとが符合するか否かを、判断する。
【0114】
ステップS19:ステップS18の判断において、現在選択されている記録媒体100のタイプと、光学センサ27による読み取り結果から判断された記録媒体100のタイプとが符合しない場合には、コンピュータ110は、その表示装置118にサイズ不一致のエラーメッセージを表示させる。一方、符合する場合には、次のステップS20に進む。
【0115】
なお、CPU111は、タイプ不一致の場合にエラーメッセージを表示装置118に表示させずに、ドライバソフトで現在選択されている記録媒体100のタイプを、自動的に修正するようにしても良い。このような自動修正を行う場合には、該自動修正を行った旨を告げるメッセージを、表示装置118に表示させるようにするのが好ましい。
【0116】
ステップS20:CPU111は、アプリケーションプログラムによって作成された記録情報を、ドライバソフトに供給する。ドライバソフトでは、予め設定された設定値に応じて、例えば、RGBからMCYKへの変換が行われるとともに、上述の記録情報が各色のインクの吐出量を示す情報(印刷情報という。)に変換される。
【0117】
ステップS21:CPU111は、ステップS20において作成された印刷情報を、プリンタ20側に送信する。
【0118】
ステップS22:CPU51は、ステップS21によって送信されてきた印刷情報を、受信する。そして、制御回路50においては、送信されてきた印刷情報を、RAM53に一時的に記憶させる。
【0119】
ステップS23:プリンタ20は、CPU51が受信した情報に応じて印刷処理を実行する(印刷ステップに対応)。すなわち、CPU51は、マーキング84を読み取った直後の状態にあるキャリッジ31を、例えば、ホームポジション(不図示)に移動させるとともに、ディスクトレイ70を下方向に移動させて記録媒体100の上端部が印刷用ヘッド32の直下に来るようにする。
【0120】
次に、CPU51は、キャリッジモータ22を駆動して、印刷用ヘッド32を記録媒体100のレーベル面101の上端部の右端まで移動させる。次に、ヘッド駆動回路62は、印刷しようとするデータを印刷用ヘッド32に供給し、所定の色のインクを吐出させるとともに、主走査方向にキャリッジ31を移動させつつ、紙送りモータ21によりディスクトレイ70を副走査方向に順次移動させる。このような動作を繰り返すことにより、コンピュータ110から供給された情報をレーベル面101に印刷することができる。
【0121】
このような構成のプリンタ20、アダプタ80および各種プログラムを有する印刷用コンピュータシステム10によれば、マーキング84を読み取ることにより、嵌合部83に嵌め込まれる記録媒体100のタイプを認識可能となる。すなわち、プリンタ20側で記録媒体100のタイプに関する情報を取得することができる。このため、プリンタ20は、記録媒体100のタイプに関する情報を用いて、レーベル面101に対して適切な印刷を実行することが可能となる。
【0122】
また、アダプタ80には、大円盤メディア100a以外の記録媒体100を嵌め込む嵌合部83と、位置決め凹部74に嵌め込まれる位置決め突起82とが設けられている。このため、アダプタ80をディスクトレイ70に嵌め込むと、位置決め突起82が位置決め凹部74に嵌め込まれて、アダプタ80の窪み部72の内部における回転が防止される。それにより、該アダプタ80に存在するマーキング84の回転が規制され、該マーキング84の読み取りを確実に行うことができる。また、アダプタ80の回転防止により、プリンタ20は、記録媒体100に対して適切な印刷を実行することができる。
【0123】
また、アダプタ80の回転防止により、マーキング84の位置を、定位置化することができる。アダプタ80においてマーキング84が存在する位置を定位置化すれば、ディスクトレイ70の送り量を、アダプタ80のタイプによらずに、一定にすることができる。そのため、マーキング84の光学センサ27による走査に際して、ディスクトレイ70の移動量を小さくすることができ、該マーキング84の走査に時間がかからない。そのため、印刷時間の短縮が図ることができる。
【0124】
さらに、本実施の形態では、情報記録部は、アダプタ80の他の部分と区別可能なマーキング84から構成されている。このため、マーキング84がアダプタ80の他の部分と簡単に区別できる。また、情報記録部の構成は、簡単な構成となる。また、マーキング84が存在することによって、アダプタ80のタイプ(対応する記録媒体100のタイプ)が簡単に判別可能となる。
【0125】
なお、アダプタ80を記録媒体100を製造するメーカの専用品とする場合には、マーキング84が、記録媒体100の印刷のための最適な情報(例えば、ホワイトバランス情報、乾燥速度情報、LUT(ルックアップテーブル)情報等)を有する構成にすることができる。この場合、記録媒体100には、最適な状態で印刷させることができる。
【0126】
ここで、LUT情報は、ドライバソフトがRGB(Red, Green, Blue)情報をCMYK(Cyan, Magenta, Yellow, Black)およびそのライト系の情報(Light Magenta, Light Cyan, Dark Yellow)に変換する際に、各インクの色の階調を、インク量(インクの吐出量)に変換する際に参照されるテーブルである。
【0127】
また、マーキング84以外の部分と着色が異なる塗布部85を有する構成としたときは、着色によって塗布部85を形成するだけでマーキング84となる。そのため、簡単にマーキング84を形成することができる。また、マーキング84が簡単な構成となる。
【0128】
さらに、塗布部85の個数によって、アダプタ80および記録媒体100のタイプを認識する構成を採用すると、嵌め込まれる記録媒体100のタイプの認識が単純となる。特に、光学センサ27として、フォトダイオードを用いている場合には、このような塗布部85の個数によるタイプ認識が有効となる。また、ユーザが塗布部85の個数を数えることもでき、ユーザの視認によっても嵌合部83に嵌め込まれる記録媒体100のタイプを認識することができる。
【0129】
また、マーキング84が、リング状の塗布部86から構成されている場合、該塗布部86の個数によって、嵌合部83に嵌め込まれる記録媒体100のタイプが認識される。また、このようにした場合には、光学センサ27がプリンタ20の主走査方向、および副走査方向のいずれの方向に移動した場合でも、マーキング84を読み取ることができる。そのため、走査方向によらずに、記録媒体100のタイプを認識可能となる。
【0130】
さらに、マーキング84がパンチ部88から構成されている場合には、アダプタ80に対する簡単な加工でマーキング84を形成することができる。また、マーキング84が一層簡単な構成となる。さらに、ユーザがパンチ部88を視認することもでき、この視認によっても嵌合部83に嵌め込まれる記録媒体100のタイプを認識することができる。
【0131】
また、マーキング84がバーコード87から構成されている場合には、このマーキング84が、嵌め込まれる記録媒体100のタイプに関する情報、位置決め突起82に対する嵌合部の位置(角度)情報、およびアダプタ80の種類/製造元に関する情報等、種々の情報を記憶させることができる。
【0132】
さらに、嵌合部83は、小円盤メディア100b、名刺型メディア100c、および樽型メディア100dのいずれか1つに対応している。このように、アダプタ80が、いずれか1つのタイプの記録媒体100に対応していると、当該タイプの記録媒体100のみをディスクトレイ70上に載置させることができる。そのため、記録媒体100の載置ミスを防止でき、当該ミスによって記録媒体100が無駄になる、という不具合を解消可能となる。また、いずれか1つの記録媒体100に対応するアダプタ80には、その記録媒体100に対応するマーキング84が施されているので、載置ミスによって記録媒体100が無駄になる、という不具合は確実に防止可能となる。
【0133】
また、プリンタ20の光学センサ27によって読み取られたマーキング84に基づいて、制御回路50は、アダプタ80のタイプ(記録媒体100のタイプ)を判断している。次に、このアダプタ80のタイプ(記録媒体100のタイプ)に関する情報は、制御回路50を介してコンピュータ110に送信される。それにより、コンピュータ110側では、記録媒体100のタイプに応じた、適切な印刷条件を設定することができる。
【0134】
また、コンピュータ110側で作成された印刷情報は、制御回路50で受信される。そして、この印刷情報に基づいて、プリンタ20を作動させれば、記録媒体100のタイプに応じた適切な印刷を実行させることができる。
【0135】
また、コンピュータ110側では、記録媒体100のタイプに関する情報を、第2の受信手段として機能して受信し、さらに判別手段、印刷情報作成手段、第2の送信手段として機能する。そのため、記録媒体100のタイプに関する情報と、記録媒体100のタイプに関する設定情報とが一致するか否かを判別し、該コンピュータ110における設定情報を、一致しない場合には、適切な設定に修正するか、またはエラーメッセージを表示させることができる。それによって、プリンタ20においては、記録媒体100のタイプの選択ミスによる、誤った印刷が実行されるのを防止可能となる。
【0136】
また、コンピュータ110が印刷情報作成手段として機能することにより、記録媒体100のタイプに応じた適切な印刷情報を作成することが可能となる。
【0137】
また、円形凹部73は、その外径が記録媒体100のうち大円盤メディア100aに対応している。このため、大円盤メディア100aのレーベル面101に印刷を行う場合には、アダプタ80を用いずに印刷させることができる。現状では、大円盤メディア100aが最も多く用いられていることから、ユーザ側にとっての利便性は向上する。
【0138】
さらに、光学センサ27を用いることによって、マーキング84を簡単に認識することができる。特に、マーキング84が存在すると想定される部位を、光学センサ27が走査することにより、該マーキング84を確実に読み取ることができる。
【0139】
また、コンピュータプログラムが、制御回路50において読み込まれることによって、この制御回路50は、光学センサ27を含む取得手段、送信手段、受信手段、および印刷手段として機能する。それにより、マーキング84に記録されている、記録媒体100のタイプに関する情報を、光学センサ27の読み取りによって取得する動作が実現される。このため、記録媒体100のタイプを判別可能となる。
【0140】
また、送信手段は、取得された記録媒体100のタイプに関する情報をコンピュータ110側に送信する動作を行う。それにより、コンピュータ110側では、記録媒体100のタイプに応じた、適切な印刷条件を設定することができる。さらに、受信手段は、コンピュータ110側で作成された印刷情報を受信する動作を行う。印刷手段は、受信された印刷情報に基づいて、記録媒体100のタイプに応じた適切な印刷を行うことが可能である。
【0141】
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形実施可能である。
【0142】
上述の実施の形態においては、マーキング84がアダプタ80に設けられている場合について説明したが、マーキングは、ディスクトレイ70に設けられていても良い。この場合には、上述の実施の形態では設けることができなかった、大円盤メディア100aに対応したマーキングを設けることができる。すなわち、全種類の記録媒体100に対応したマーキングを、ディスクトレイ70に設けることが可能となる。
【0143】
なお、ディスクトレイ70側にマーキングを設ける場合には、該ディスクトレイ70に長孔を形成し、この長孔に、該ディスクトレイ70の他の部分と色彩が異なる、細長い矩形の塗布部を有するスライド部材を、スライド自在な状態で差し込んでおく。そして、このスライド部材のスライド量に応じて、長孔から露出する矩形の塗布部の個数が変化するようにしておく。すると、ユーザが記録媒体100のタイプに応じてスライド部材をスライドさせ、光学センサ27によってこのスライド部材を読み取れば、上述と同様に、記録媒体100のタイプを判別することが可能となる。
【0144】
また、上述の実施の形態以外の情報記録部として、アダプタ80に磁気材質を塗布したマーキングを設け、光学センサ27の代わりに磁気センサを用いても良い。磁気センサを用いる場合には、マーキング84の読み取り方式は、磁気ヘッドと同様の接触式の読み取り方式となる。なお、この場合、磁気センサは、取得手段の一部を構成するものである。このように、取得手段は、光学センサ27に限られない。
【0145】
また、上述の実施の形態におけるアダプタ80において、マーキング84をアダプタ80の表裏両面に設けるようにしても良い。さらに、ディスクトレイ70の円形凹部73の直径を、大円盤メディア100aの外径よりも大きくしても良い。この場合には、円形凹部73に大円盤メディア100aを嵌め込む際にも、アダプタを用いることになる。そして、このアダプタに、大円盤メディア100aに対応したマーキング84を設ければ良い。
【0146】
また、上述の実施の形態では、アダプタ80の嵌合部83は、いずれか1つのタイプの記録媒体100に対応している場合について説明している。しかしながら、嵌合部83は、複数のタイプの記録媒体100に対応していても良い。すなわち、嵌合部83は、タイプの異なる複数の記録媒体100の嵌め込みに、対応する構成となっていても良い。
【0147】
さらに、上述の実施の形態では、プリンタ20が、コンピュータ110に接続されている場合について説明している。しかしながら、プリンタ20は、コンピュータ110と接続されずに、いわゆるスタンドアローンの状態で、印刷を行える構成であっても良い。この場合、上述の実施の形態で述べたような、コンピュータ110側のHDD114に格納されているドライバソフトは、例えば制御回路50のEEROM55に記憶された状態となる。また、プリンタ20の制御回路50は、送信手段の一部、および受信手段の一部としては機能しないが、印刷情報作成手段の一部として機能する。このようにすれば、プリンタ20がスタンドアローン状態でも、記録媒体100に対して、上述のような印刷を行える。
【0148】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、記録媒体のサイズの選択ミスを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るプリンタおよび印刷用コンピュータシステムの概略構成を示す図である。
【図2】図1に示すプリンタでの印刷時に使用されるディスクトレイの形状を示す平面図である。
【図3】図1のプリンタでの印刷時に、図2に示すディスクトレイに嵌め込まれる小円盤メディアに対応したアダプタの形状、および小円盤メディアの形状を示す平面図である。
【図4】図1のプリンタでの印刷時に、図2に示すディスクトレイに嵌め込まれる名刺型メディアに対応したアダプタの形状、および名刺型メディアの形状を示す平面図である。
【図5】図1のプリンタでの印刷時に、図2に示すディスクトレイに嵌め込まれる樽型メディアに対応したアダプタの形状、および樽型メディアの形状を示す平面図である。
【図6】図1のプリンタでの印刷時に、記録媒体のタイプの判別をする際に用いられるマーキングを示す図であり、(a)はマーキングが細長い矩形の1つの塗布部から構成される場合、(b)はマーキングが細長い矩形の2つの塗布部から構成される場合、(c)はマーキングが細長い矩形の3つの塗布部から構成される場合を示す。
【図7】図1のプリンタでの印刷時に、記録媒体のタイプの判別をする際に用いられるマーキングを示す図であり、(a)はマーキングがリング状の1つの塗布部から構成される場合、(b)はマーキングがリング状の2つの塗布部から構成される場合、(c)はマーキングがリング状の3つの塗布部から構成される場合を示す。
【図8】図1のプリンタでの印刷時に、記録媒体のタイプの判別をする際に用いられるマーキングを示す図であり、マーキングがバーコードから構成される場合を示す。
【図9】図1のプリンタでの印刷時に、記録媒体のタイプの判別をする際に用いられるマーキングを示す図であり、(a)はマーキングが1つのパンチ部から構成される場合、(b)はマーキングが2つのパンチ部から構成される場合、(c)はマーキングが3つのパンチ部から構成される場合を示す。
【図10】図1のプリンタでの印刷時に、記録媒体のタイプの判別をする際に用いられるマーキングを示す図であり、(a)はマーキングが1つの「A」の文字から構成される場合、(b)はマーキングが2つの「A」の文字から構成される場合、(c)はマーキングが3つの「A」の文字から構成される場合を示す。
【図11】図1のプリンタでの印刷時に、記録媒体のタイプの判別をする際に用いられるマーキングを示す図であり、(a)はマーキングが円形の図形から構成される場合、(b)はマーキングが三角形の図形から構成される場合、(c)はマーキングが四角形の図形から構成される場合を示す。
【図12】図1のプリンタでの印刷時に、記録媒体のタイプの判別をする際に用いられるマーキングを示す図であり、(a)はマーキングが短い長さのシールから構成される場合、(b)はマーキングが中間の長さのシールから構成される場合、(c)はマーキングが長い長さのシールから構成される場合を示す。
【図13】図1のプリンタでの印刷時に、図2に示すディスクトレイに嵌め込まれる大円盤メディアの形状を示す平面図である。
【図14】図1に示す印刷用コンピュータシステム中の制御回路を中心としたプリンタの構成を示すブロック図である。
【図15】図1に示す印刷用コンピュータシステム中のコンピュータの詳細な構成を示すブロック図である。
【図16】図1に示す印刷用コンピュータシステムにおいて記録媒体に情報を印刷する際に実行される処理の一例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10…印刷用コンピュータシステム
20…プリンタ(印刷装置)
27…光学センサ(取得手段の一部)
50…制御回路(印刷手段の一部、取得手段の一部、送信手段の一部、受信手段の一部)
70…ディスクトレイ(送りガイド部材の一部)
71…本体部
72…窪み部
73…円形凹部
74…位置決め凹部
80…アダプタ(送りガイド部材の一部)
81…本体部
82…位置決め突起
83…嵌合部
84…マーキング(情報記録部)
85,86…塗布部(情報記録部の構成要素)
87…バーコード(情報記録部の構成要素)
88…パンチ部(情報記録部の構成要素)
89…文字(情報記録部の構成要素)
90…図形(情報記録部の構成要素)
91…シール(情報記録部の構成要素)
100…記録媒体
100a…大円盤メディア(記録媒体のタイプの1つ)
100b…小円盤メディア(記録媒体のタイプの1つ)
100c…名刺型メディア(記録媒体のタイプの1つ)
100d…樽型メディア(記録媒体のタイプの1つ)
101…レーベル面(印刷面)
110…コンピュータ(第2の受信手段、判別手段、印刷情報作成手段、第2の送信手段の一部)
119…入力装置(取得手段の一部)

Claims (18)

  1. 特定の記録媒体のタイプに対応する嵌合部を有し、ディスクトレイの窪み部に嵌め込まれた状態で、上記嵌合部に上記記録媒体を嵌め込むためのアダプタにおいて、
    上記嵌合部に嵌め込まれる上記記録媒体のタイプに関する情報が記録され、外部の取得手段によって、当該情報が読み取られる情報記録部を有することを特徴とするアダプタ。
  2. 前記嵌合部は、前記窪み部のうち円形凹部に嵌め込まれると共に、外観が円盤形状である本体部に設けられていて、
    該嵌合部は、大円盤メディア以外の前記特定の記録媒体のタイプに対応した嵌め込みを可能としていて、
    上記本体部には、前記窪み部の位置決め凹部に嵌め込まれると共に、該本体部から径方向外方に向かって延伸する位置決め突起が連接していることを特徴とする請求項1記載のアダプタ。
  3. 前記情報記録部は、該情報記録部以外の他の部分と、外観上区別可能なマーキングであることを特徴とする請求項1又は2記載のアダプタ。
  4. 前記マーキングは、該マーキング以外の部分と着色が異なる塗布部を有することを特徴とする請求項3記載のアダプタ。
  5. 前記塗布部は、リング状であり、このリング状の塗布部の個数によって、前記嵌合部に嵌め込まれる前記記録媒体のタイプが認識されることを特徴とする請求項4記載のアダプタ。
  6. 前記マーキングは、パンチ部から構成されていることを特徴とする請求項3記載のアダプタ。
  7. 前記マーキングは、バーコードから構成されていることを特徴とする請求項3記載のアダプタ。
  8. 前記嵌合部は、小円盤メディア、名刺型メディア、および樽型メディアの少なくとも1つに対応していることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のアダプタ。
  9. 印刷面を有する記録媒体を送りガイド部材に載置し、この送りガイド部材に記録媒体が載置された状態で、記録媒体に印刷情報を印刷する印刷装置において、
    上記送りガイド部材に設けられている上記記録媒体のタイプに関する情報を記録している情報記録部と、
    上記情報記録部に記録されている上記記録媒体のタイプに関する情報を取得する取得手段と、
    上記取得手段で取得された上記記録媒体のタイプに関する情報と、上記印刷面に印刷する印刷情報とに基づいて、上記記録媒体の印刷面に対して印刷を実行する印刷手段と、
    を具備することを特徴とする印刷装置。
  10. 前記取得手段によって取得された前記記録媒体のタイプに関する情報は、送信手段によって外部に接続されたコンピュータに送信され、
    前記コンピュータから送信される前記印刷情報は、受信手段によって受信されると共に、
    前記印刷手段は、上記受信手段によって受信された印刷情報に基づいて、前記記録媒体の前記印刷面に対して印刷が実行されることを具備することを特徴とする請求項9記載の印刷装置。
  11. 前記印刷面に印刷する印刷情報が、印刷情報作成手段によって作成されると共に、
    前記印刷手段は、上記取得手段で取得された上記記録媒体のタイプに関する情報と、上記印刷情報作成手段によって作成された上記印刷情報とに基づいて、上記記録媒体の印刷面に対して印刷を実行することを特徴とする請求項9記載の印刷装置。
  12. 前記送りガイド部材は、
    窪み部を有し、この窪み部が円形凹部およびこの円形凹部から径方向外方に向かって延伸する位置決め凹部を具備するディスクトレイと、
    請求項1から8のいずれか1項に記載されているアダプタと、
    を有することを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の印刷装置。
  13. 前記円形凹部は、その外径が前記記録媒体のうち大円盤メディアに対応していて、この大円盤メディアに印刷を行う場合には、前記アダプタを用いないで該大円盤メディアを円形凹部に嵌め込むと共に、
    該大円盤メディアより小さく、かつ該大円盤メディア以外のタイプの前記記録媒体に印刷を行う場合には、該記録媒体のタイプに対応している前記アダプタを前記窪み部に嵌め込み、この窪み部への嵌め込みの後に適切なタイプの前記記録媒体を、該嵌合部に嵌め込むことを特徴とする請求項12記載の印刷装置。
  14. 前記記録媒体のタイプに関する情報は、前記アダプタの他の部分と区別可能なマーキングであると共に、前記取得手段は、このマーキングを読み取り可能な光学センサであることを特徴とする請求項9から13のいずれか1項に記載の印刷装置。
  15. 前記取得手段は、前記塗布部の個数によって、前記嵌合部に嵌め込まれる前記記録媒体のタイプを認識することを特徴とする請求項9から14のいずれか1項に記載の印刷装置。
  16. 印刷面を有する記録媒体を送りガイド部材に載置した状態で、記録媒体に印刷情報を印刷させるための処理を、印刷装置に対して実行させる印刷用コンピュータプログラムにおいて、
    上記送りガイド部材に記録されている上記記録媒体のタイプに関する情報を取得する取得手段、
    上記取得手段で取得された上記記録媒体のタイプに関する情報と、上記印刷面に印刷する印刷情報とに基づいて、上記記録媒体の印刷面に対して印刷を実行する印刷手段、
    として機能させる印刷用コンピュータプログラム。
  17. 印刷面を有する記録媒体を送りガイド部材に載置した状態で、記録媒体に印刷情報を印刷する印刷装置と、上記印刷装置に接続されているコンピュータとを有する印刷用コンピュータシステムにおいて、
    上記印刷装置を、
    上記送りガイド部材に記録されている上記記録媒体のタイプに関する情報を取得する取得手段、
    上記取得手段によって取得された上記記録媒体のタイプに関する情報を、上記コンピュータに送信する送信手段、
    上記コンピュータから送信される上記記録媒体の印刷に関する印刷情報を受信する受信手段、
    上記受信手段で受信した上記印刷情報に応じて、上記記録媒体の印刷面に対して印刷を実行する印刷手段、
    として機能させ、
    上記コンピュータを、
    上記送信手段から送信されてきた上記記録媒体のタイプに関する情報を受信する第2の受信手段、
    上記第2の受信手段で受信した上記記録媒体のタイプに関する情報と、上記記録媒体のタイプに関する設定情報とが一致するか否かを判別する判別手段、
    上記印刷面に印刷する印刷情報を作成する印刷情報作成手段、
    上記印刷情報作成手段で作成された印刷情報を、上記送信手段に送信する第2の送信手段、
    として機能させる印刷用コンピュータシステム。
  18. 印刷面を有する記録媒体を送りガイド部材に載置した状態で、記録媒体に印刷情報を印刷させるための処理を、印刷装置に対して実行させる印刷方法において、
    上記送りガイド部材に記録されている上記記録媒体のタイプに関する情報を取得する取得ステップと、
    上記取得手段で取得された上記記録媒体のタイプに関する情報と、上記印刷面に印刷する印刷情報とに基づいて、上記記録媒体の印刷面に対して印刷を実行する印刷ステップと、
    を具備することを特徴とする印刷方法。
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