JP2004338137A - 材料加工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被加工物10の表面に別部材12の裏面を密着させ、別部材12の表面側よりパターン状の除去加工を開始し、被加工物10の表面より所定深さまでパターン状の除去加工を行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は材料加工方法に係り、特に、脆性材料を所望の形状に加工する除去加工を行い、その際に生じるチッピング等の欠陥を少なくするのに好適な材料加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、オプトロニクス技術等の進展に伴い、ガラス等の脆性材料(硬脆材料ともいう)に精密加工を施した部材の需要が増えつつある。このような部材をオプトロニクス技術等に光学部品として使用する場合、光の散乱を避ける必要があり、光の波長以下、具体的には0.1μm以下の加工精度を要求される場合が多くなっている。
【0003】
このような例として、たとえば、光導波路型デバイスが挙げられる。このような光導波路型デバイスは、LiNbO3 (ニオブ酸リチウム)等の単結晶に溝加工を施すことにより形成される。図12は、このような光導波路型デバイスDの所望の溝形状を示す概念図である。同図に示される溝D1の幅又は土手D2の幅は、たとえば10μm前後となる。
【0004】
このような精度レベルの加工には、たとえば、モールド型を使用した転写加工等は使用できず、従来より、適用できる加工方法としては、ダイシング加工、研削加工が提案されている(特許文献1参照。)。また、機械加工以外の微細加工方法として、フォトリソグラフィー、レーザ加工等も考えられる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−250949号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の材料加工方法では、品質面(加工精度、欠陥のないこと)とコスト面(加工速度、装置コスト)との両方を満足させることが困難であるのが現状である。
【0007】
すなわち、ダイシング加工、研削加工等によって溝を形成する場合、図13に示されるように、加工した溝D1の両測のエッジ部分(いわゆる、土手D2のへり)にチッピングD3を生じることが避けられない。通常、ダイシングブレード、研削砥石の表面に固定されている(埋め込まれている)砥粒の突き出し量は砥粒粒径の約1/3程度であり、加工された被加工物に生じるチッピングのサイズ及び微細クラック(潜傷とも称される)の深さは砥粒粒径の約1/5〜1/3程度であることが経験的に確認されている。
【0008】
この場合、たとえば、砥粒番手が#数千番のダイヤモンドブレードを使用したとすれば、チッピングのサイズはμmレベルとなり、光導波路型デバイスとした際に光の散乱を避けられず、品質不良となってしまう。
【0009】
一方、チッピングや微細クラックを抑えるべく、砥粒サイズの小さい高番手のブレードを使用することも可能ではあるが、この場合砥粒サイズの微小化に伴い加工速度が極端に低下し、また、研削焼けの発生頻度も増加することが予想され、工業的な生産には不適となる。
【0010】
また、機械加工以外の微細加工方法として、フォトリソグラフィーの適用は可能ではある。ところが、ガラス等の脆性材料のエッチングは、たとえばフッ酸系のウェットエッチングを採用した場合、等方性のエッチングとなり、アンダーカット(サイドエッチ)が避けられない。また、半導体プロセスに採用されるドライエッチングを採用した場合、エッチングレートが極端に低く、工業的な生産には不適となる。
【0011】
機械加工以外の他の微細加工方法として、レーザ加工も適用は可能ではあるが、加工速度が極端に低く、工業的な生産には不適となる。
【0012】
他の微細加工方法として、アブレイシブウオータージェット加工も検討の余地があるが、これに使用されるノズルの内周が、加工して行くに従い、使用する遊離砥粒、たとえばダイヤモンド砥粒によって磨耗し、形状精度の維持が困難である。また、ノズルが微細な砥粒(たとえば、#10000以上)により目詰まりを生じ易く、これにより連続した加工が維持しにくいという問題点もある。
【0013】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、材料、特に脆性材料を所望の形状に加工する除去加工において、品質面(加工精度、チッピング等の欠陥のないこと)とコスト面(加工速度、装置コスト)との両方を満足させることができる材料加工方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、被加工物の表面に別部材の裏面を密着させ、前記別部材の表面側よりパターン状の除去加工を開始し、前記被加工物の表面より所定深さまでパターン状の除去加工を行うことを特徴とする材料加工方法を提供する。
【0015】
本発明によれば、被加工物の表面に別部材を密着させ、別部材の表面側よりパターン状の除去加工を行う。この際、被加工物の表面に別部材が密着しているので、チッピング等の欠陥が生じにくい。これにより、品質面(加工精度、チッピング等の欠陥のないこと)とコスト面(加工速度、装置コスト)との両方を満足させることができる材料加工が行える。
【0016】
被加工物の表面に別部材の裏面を密着させる方法としては、後述する表面活性化常温接合が最も好ましいが、それ以外の各種方法も採用できる。たとえば、磁力をオフ状態にした磁気チャックの上に被加工物を配し、その後、鉄系の別部材を被加工物の表面に配する。そして、磁力をオン状態にすることにより、被加工物が磁気チャックと別部材とでサンドイッチされ、別部材と密着する。この状態で別部材側からパターン状の除去加工を行うことにより、チッピング等の欠陥が生じにくい加工が行える。
【0017】
なお、同様な手法として、従来より、ダミー部材を被加工物の裏面にワックス等で接着し、これにより、ツールの抜け側のチッピングを抑制する方法が公知である。しかし、この手法は、被加工物とダミー部材との接着、加工後の剥離等、工程が複雑になる上、ワックス等の剥離後の洗浄をも要し、生産性の点では問題が多い。
【0018】
パターン状の除去加工としては、ダイシング、マスクを使用したサンドブラスト加工、超音波加工等の公知の各種加工方法が採用できる。
【0019】
本発明において、前記被加工物の加工後に、前記被加工物の表面より前記別部材を除去することが好ましい。このようにすれば、本発明の有利な効果が発揮できるからである。
【0020】
また、本発明は、被加工物の表面に別部材の裏面を密着させ、該別部材の表面に他の被加工物の裏面を密着させる順で被加工物と別部材との積層を交互に行い、複数枚の被加工物と複数枚の別部材との積層体を形成し、前記積層体の表面側よりパターン状の除去加工を開始し、前記積層体の表面より所定深さまでパターン状の除去加工を行うことを特徴とする材料加工方法を提供する。
【0021】
本発明によれば、複数枚の被加工物と複数枚の別部材とを使用し、被加工物と別部材との積層を交互に行った積層体を形成し、この積層体の表面より所定深さまでパターン状の除去加工を行う。これにより、1回の除去加工で複数枚の被加工物の除去加工が行え、生産性が向上する。
【0022】
また、本発明は、被加工物の表面に別部材の裏面を密着させ、該別部材の表面に他の被加工物の裏面を密着させる順で被加工物と別部材との積層を交互に行い、複数枚の被加工物と複数枚の別部材との積層体を形成し、前記積層体の側面側より平面状の除去加工を行うことを特徴とする材料加工方法を提供する。
【0023】
本発明によれば、複数枚の被加工物と複数枚の別部材とを使用し、被加工物と別部材との積層を交互に行った積層体を形成し、この積層体の側面側より平面状の除去加工を行う。これにより、被加工物の線状部材と別部材の線状部材とが交互に並んで密着した平板状の部材が得られる。このような平板状の部材は、表面にチッピング等の欠陥が生じにくく、光導波路型デバイス等に好適に使用できる。
【0024】
ここで、平面状の除去加工とは、ワークの加工後の面を平坦面に加工する除去加工を指し、平面研削盤等による研削加工、研磨機によるラップ加工、ポリッシュ加工が代表的な加工法である。
【0025】
また、本発明において、表面活性化常温接合により前記被加工物と前記別部材とを密着させることが好ましい。このように、表面活性化常温接合を行えば、強固な結合力が容易に得られ、本発明の有利な効果が発揮できるからである。
【0026】
なお、表面活性化接合(Surface Activated Bonding:SAB )とは、物質の表面を覆っている酸化膜等の不活性な層を取り除いて、活性にした表面同士を合せることによって、原子レベルの強固な結合を得る手法であり、表面活性化常温接合とは、これを常温で行う手法である。
【0027】
この技術は、加熱によるストレスのない接合が特徴である。また、半田等の接着層を必要としないので、各種分野への応用が期待されている。この表面活性化プロセスは真空中で行われるのが一般的であるが、対象材料や目的によっては、接合は大気圧中でも可能である。
【0028】
また、本発明において、前記被加工物と前記別部材との密着する面の表面粗さがRyで10nm未満であることが好ましい。このように、密着する面の表面が平滑であれば、密着状態が良好となるからである。特に、表面活性化接合では、この効果が得られる。
【0029】
また、本発明において、前記被加工物及び/又は前記別部材が脆性材料であることが好ましい。このように、切削加工が行えない脆性材料の加工に、本発明の特徴が発揮できるからである。ここで「脆性材料」とは、特定原子間の凝集力として定義される材料の理想的破壊強度σ0 (単位:N/m2 )と、微視レベルでのせん断分離に対する理想的滑り強度τ0 (単位:N/m2 )との比、σ0 /τ0 が1未満である材料、すなわち、塑性変形を起こさない材料をいう。
【0030】
また、本発明において、前記被加工物及び/又は前記別部材がニオブ酸リチウムであることが好ましい。このように、ニオブ酸リチウムの単結晶に溝加工を施すことにより形成される光導波路型デバイスの加工において、本発明の有利な特徴が発揮できるからである。
【0031】
また、本発明において、前記パターン状の除去加工がレーザ加熱とダイシングとの複合加工であることが好ましい。パターン状の除去加工にはダイシングが好ましく採用できるが、更にこのようなレーザ加熱との複合加工が行われれば加工時の応力緩和に好ましく作用し、チッピング等の欠陥が生じにくいからである。
【0032】
また、本発明において、前記パターン状の除去加工後に加工箇所にダミー部材を注入し、該ダミー部材の硬化後に平面状の除去加工を行うことが好ましい。このように、加工箇所にダミー部材を注入した後に研削、研磨等の平面状の除去加工を行えば、一旦生じたチッピング等の欠陥を除去できるからである。
【0033】
また、本発明において、前記被加工物の表面より前記別部材を除去する方法がドライエッチング又はアルカリ性溶液若しくは酸性溶液を使用したウェットエッチングであることが好ましい。このようなエッチングを採用することにより、別部材の除去が選択的に行えるからである。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係る材料加工方法の好ましい実施の形態について詳説する。図1は、本発明の材料加工方法の第1の実施態様の概要を示す断面図である。
【0035】
図1(a)に示されるように、接合面が所定の表面粗さに加工された被加工物10と別部材12とを対向させ、表面活性化常温接合により被加工物10の表面に別部材12の裏面を密着させる(図1(b))。表面活性化常温接合は、図2に示される装置により、図3に示されるフローでなされる。
【0036】
図2において、表面活性化常温接合装置14は、真空チャンバ16とこの真空チャンバ16内に配される試料台と、高速原子ビーム源30と試料加圧手段とより構成される。
【0037】
真空チャンバ16には、排気用配管18が接続され、排気用配管18に設けられるバルブ20、図示しない真空ポンプ等で高真空排気系を構成する。この高真空排気系は、真空チャンバ16内の到達真空度を約10−5Paまで排気できることが好ましい。また、真空チャンバ16には、リーク用の給気用配管22が設けられている。
【0038】
真空チャンバ16内に配される試料台としては、真空チャンバ16内の下部に固定される被加工物用試料台24と、真空チャンバ16内の上部に貫通して設けられたシリンダシャフト26の下端に固定される別部材用試料台28(図3参照)とより構成される。
【0039】
真空チャンバ16内に配される高速原子ビーム源30、30は、高速原子ビーム(たとえば、Ar高速原子ビーム)をそれぞれ被加工物10と別部材12とに照射するべく設けられ、真空チャンバ16の側壁に固定されている。
【0040】
試料加圧手段としては、図示しない油圧プレス等の加圧装置のシリンダシャフト26により被加工物10と別部材12とを密着させる構成が採用される。試料加圧手段による加圧力は試料に1〜10MPaの圧を加えられることが好ましい。
【0041】
図3(a)において、被加工物用試料台24の上面に被加工物10が、別部材用試料台28の下面に別部材12がそれぞれ固定され、被加工物10と別部材12とは所定間隔をおいて対向している。この状態で真空チャンバ16内が排気され、所定の真空度におかれる。
【0042】
図3(b)において、高速原子ビーム源30、30よりAr高速原子ビームをそれぞれ被加工物10と別部材12とに照射し、被加工物10及び別部材12の表面の汚染層を取り除き、これらの表面を活性化している。
【0043】
図3(c)において、Ar高速原子ビームの照射後に、シリンダシャフト26が下降していき、被加工物10と別部材12とが所定圧で密着されている。この後、真空チャンバ16内がリークされ、真空チャンバ16が開けられて密着後の試料が取り出される。
【0044】
この表面活性化常温接合は、他の接合方法と比較して以下の長所を有している。
1)除去加工によるチッピング等の欠陥を生じるエッジ部の全てを別部材12で強固に補強できる。
2)到達真空度、加圧力等を制御することにより試料同士の密着力をコントロールできるので、除去加工後に被加工物10から別部材12を外すこともでき、除去加工後に被加工物10と別部材12とが密着した状態のまま製品化することもできる。
3)常温で被加工物10と別部材12とが密着されるため、両者の熱膨張係数を合せる必要がない。
4)適切な別部材12を選択することにより、被加工物10と別部材12との界面に所望の屈折率段差を形成できる。
【0045】
図1に戻って、表面活性化常温接合の後に、同図(c)に示されるように、別部材12の表面に対して平面状の除去加工を行い、別部材12の厚さを適正化する。この平面状の除去加工は、別部材12の除去量が僅少な場合にはポリッシュ加工のみで足り、別部材12の除去量が多い場合には研削加工、ラップ加工、ポリッシュ加工等を組み合わせて行えばよい。
【0046】
次いで、図1(d)に示されるように、別部材12の表面に他の被加工物10を表面活性化常温接合により密着させる。この工程は、既述の図2及び図3により説明したフローと同一であることより、説明を省略する。
【0047】
次いで、図1(e)に示されるように、他の被加工物10の表面に対して平面状の除去加工を行い、他の被加工物10の厚さを適正化する。この工程は、既述の図1(c)により説明したフローと同一である
次いで、図1(f)及び図4に示されるように、他の被加工物10の表面よりパターン状の除去加工を開始し、被加工物10の表面より所定深さまでパターン状の除去加工を行う。この例では、パターン状の除去加工としてダイシングが採用されている。
【0048】
図4に示されるダイシング装置40において、試料すなわち、被加工物10と別部材12と他の被加工物10とを密着させた積層物が試料テーブル42上に固定され、試料テーブル42が回転するダイシングブレード44に対して矢印の方向に移動することによりダイシングがなされる。このダイシング装置40においては、マルチブレードによる複数の溝加工が同時になされている。
【0049】
次いで、図1(g)に示されるように、積層物(試料)より他の被加工物10が除去され、最終形態の試料となる。
【0050】
なお、図1のフローにおいて、製品仕様によっては、(e)の工程を省略したり、(g)の工程を省略して3層構成のままの試料とすることもできる。
【0051】
次に、本発明の材料加工方法の第2の実施態様について、図5に示される断面図により説明する。同図(a)において、被加工物10の表面に別部材12の裏面を密着させ、この別部材12の表面に他の被加工物10の裏面を密着させる順で被加工物10と別部材12との積層を交互に行い、複数枚の被加工物10、10…と複数枚の別部材12、12…との積層体を形成する。この密着も表面活性化常温接合により行うことが好ましい。
【0052】
この表面活性化常温接合による工程は、既述の図2及び図3により説明したフローと同一に行える。但し、この場合部材を密着させる毎に真空チャンバ16を大気開放して、次に密着させる試料(被加工物10又は別部材12)をセットしなければならない。
【0053】
上記煩雑な工程を避けるため、真空チャンバ16内に試料ロード手段を設け、真空チャンバ16を大気開放せずに、順次次に密着させる試料を試料供給台(被加工物用試料台24又は別部材用試料台28)に供給する構成も採用できる。
【0054】
複数枚の被加工物10、10…と複数枚の別部材12、12…とが密着した積層体を形成した後、図5(b)に示されるように、積層体の表面側よりパターン状の除去加工を開始し、積層体の表面より所定深さまでパターン状の除去加工が行われる。この除去加工は、図4に示されるダイシング装置40により行われるのが好ましい。
【0055】
以上に説明した本発明の材料加工方法の第2の実施態様によれば、1回の除去加工で複数枚の被加工物等の除去加工が行え、導波路アレイ50、50…が複数同時に製造できる。
【0056】
次に、本発明の材料加工方法の第3の実施態様について、図6に示される断面図により説明する。同図(a)において、被加工物10の表面に別部材12の裏面を密着させ、この別部材12の表面に他の被加工物10の裏面を密着させる順で被加工物10と別部材12との積層を交互に行い、複数枚の被加工物10、10…と複数枚の別部材12、12…との積層体を形成する。この密着も表面活性化常温接合により行うことが好ましい。以上の工程は、図5(a)に示される第2の実施態様と同様であることより、詳細については説明を省略する。
【0057】
次いで、図6(b)に示されるように、積層体を90度回転させ、積層体の一側面をダミープレート52上に固定する。ダミープレート52は、研削盤のワークテーブに固定できたり、研磨機のキャリヤ内に配置できる形状のものが使用される。積層体の一側面をダミープレート52上に固定する方法としては、ワックスによる固定、紫外線硬化樹脂による固定等の公知の各種方法が採用できる。
【0058】
次いで、図6(c)に示されるように、積層体の他側面側より平面状の除去加工を行う。この平面状の除去加工は、除去量が僅少な場合にはポリッシュ加工のみで足り、除去量が多い場合には研削加工、ラップ加工、ポリッシュ加工等を組み合わせて行えばよい。
【0059】
本発明の材料加工方法の第1、第の実施態様で採用されているダイシングに代えて、本実施態様で平面状の除去加工を採用する利点としては、被加工物の寸法(厚さ)を測定しながら加工を行うことが容易であり、高い加工精度のものが容易に得られることである。また、一度にウエハレベルの加工が可能であり、ダイシングと比べて加工能率の向上が図れる。
【0060】
一般的に、ダイシングでは、かなり高精度に温度制御がなされた状態であっても、加工機械の熱膨張等の影響で、0.1μmレベルの精度誤差は避け難い。このため、加工機械のスケールのみでワークの寸法精度を保証することが困難であり、加工後のワークの寸法を測定して、これを加工機械にフィードバックする対処法が精度を確保する上で必要であった。しかし、ダイシングでは、オンラインのワークの寸法測定が困難であり、精度を確保するのに各種の工夫、習熟を要していた。
【0061】
これに対し、既述のように、本実施態様で採用する平面状の除去加工は、高い加工精度のものが容易に得られる利点がある。
【0062】
以上に説明した本発明の材料加工方法の第3の実施態様によれば、1回の除去加工で複数枚の被加工物等の除去加工が行え、導波路アレイ50、50…が複数同時に製造できる。
【0063】
次に、本発明の材料加工方法の第4の実施態様について、図7に示される斜視図により説明する。同図において、パターン状の除去加工がレーザ加熱とダイシングとの複合加工となっている。同図に示されるダイシング装置40としては、図4に示されるものと同様のものが使用されている。
【0064】
図4に示されるダイシング装置40において、試料すなわち、被加工物10と別部材12とを密着させた積層物が試料テーブル42上に固定され、試料テーブル42が回転するダイシングブレード44に対して矢印の方向に移動することによりダイシングがなさている。また、ダイシング予定箇所にレーザ光60が照射され、レーザ加熱がなされている。
【0065】
このような加工方法を採用することにより、ダイシング予定箇所にレーザ光60が照射され、加熱、収縮による被加工物10又は別部材12内のストレスに沿ってダイシングなされる。その結果、加工時の被加工物10又は別部材12内部の応力が緩和され、レーザ光60が照射された領域以外の箇所のチッピング等の欠陥が生じにくくなる。
【0066】
次に、本発明の材料加工方法の第5の実施態様について、図8に示される断面図により説明する。同図(a)において、被加工物10が準備され、同図(b)において、被加工物10のダイシングがなされる。なお、ダイシングの詳細については、図4に従って説明済みであることより省略する。なお、本実施態様において、ダイシング以外のパターン状の除去加工を採用することもできる。
【0067】
図8(b)に示される被加工物10のダイシングにおいて、被加工物10の表面には別部材12が密着していないので、チッピング等の欠陥を生じやすい。
【0068】
次いで、図8(c)に示されるように、パターン状の除去加工後に加工箇所にダミー部材54が注入される。ダミー部材54としては、ワックス、レジスト、各種樹脂材等が使用できる。図示の態様では、加工箇所に注入されたダミー部材54があふれ出て、被加工物10の表面を覆った状態にある。
【0069】
次いで、図8(d)に示されるように、ダミー部材54の硬化後に平面状の除去加工(研削加工、研磨加工等)を行うこれにより、被加工物10の表面から所定厚さ分が除去される。この際、チッピング等の欠陥も同時に除去される。
【0070】
次いで、図8(e)に示されるように、加工箇所に注入されたダミー部材54が除去され、被加工物10にチッピング等の欠陥のない溝が得られる。
【0071】
なお、ダミー部材54として被加工物10と異なる屈折率の材料を使用し、これを積極的に利用する態様も採用できる。たとえば、図8(d)に示される状態で、導波路アレイ50の製品とする。また、図8(d)に示される状態に、更にダミー部材54を塗布、硬化させ、3方をダミー部材54で囲まれた導波路とする態様も採用できる。
【0072】
次に、本発明の材料加工方法の第6の実施態様について、図9に示される断面図により説明する。これは、第5の実施態様の変形例である。同図(a)において、被加工物10のダイシングがなされる。これは、図8(b)と同一の状態である。
【0073】
次いで、図9(b)に示されるように、パターン状の除去加工後に加工箇所にダミー部材54が注入される。これは、図8(c)と同一の状態である。
【0074】
次いで、図9(c)に示されるように、ダミー部材54の層の表面に接着剤56を塗布し、別部材12を接着する。
【0075】
次いで、図9(d)に示されるように、被加工物10の裏面側より平面状の除去加工を始め、ダミー部材54が注入された溝部と貫通するまでこの除去加工を行う。
【0076】
最後に、被加工物10の裏面側にダミー部材54を塗布、形成する。これにより、4方をダミー部材54で囲まれた導波路50が得られる。
【0077】
次に、本発明の材料加工方法の第7の実施態様について、図10に示されるブロック図により説明する。この実施態様は、本発明の材料加工方法を使用した導波路の製造工程を説明するものである。
【0078】
本実施態様において、被加工物10としてはタンタル酸リチウムが使用され、別部材12としてはニオブ酸リチウム(以下、LNと略称する)が使用される。ニオブ酸リチウムとタンタル酸リチウムとは屈折率に差があり、導波路を伝播する光が両者の接合部を透過して散乱するのを防ぐ効果が得られる。
【0079】
本実施態様においては、図2に示されるバッチ式の表面活性化常温接合装置14と異なり、インライン方式の表面活性化常温接合装置70が使用される。表面活性化常温接合装置70には、連続通過式の真空チャンバが採用されており、試料は、前室72、照射ゾーン74、圧着ゾーン76、後室78の順で自動搬送され、表面活性化常温接合が連続でなされる。公知の各種真空装置と同様に、前室72及び後室78は、試料の投入及び試料の取り出しに伴う表面活性化常温接合装置70の真空度の低下を最小限とするために設けられている。
【0080】
表面活性化常温接合装置70の下流には研削装置80及び研磨装置82が設けられており、また、表面活性化常温接合装置70の下流の別系統にはダイシング装置84と洗浄装置(図示略)が設けられている。
【0081】
これらの装置を使用した本実施態様において、試料の断面形状は、図1に示される第1の実施態様と同様となる。
【0082】
被加工物10としてのタンタル酸リチウムと別部材12としてのLNとはウエハ状で供給される。被加工物10と別部材12は、表面活性化常温接合装置70に投入される前に、粗洗浄(超音波洗浄、アルカリ洗剤洗浄、エッチングによる洗浄等)が施され、乾燥後に前室72に投入される。
【0083】
前室72より照射ゾーン74に自動で移載された被加工物10と別部材12には、照射ゾーン74が所定の真空度になった後、高速原子ビームが照射される。これにより、被加工物10及び別部材12の表面の汚染層が取り除かれ、これらの表面が活性化される。
【0084】
高速原子ビームの照射後に、照射ゾーン74から圧着ゾーン76に自動で移載された被加工物10と別部材12とは、必要に応じて、オリフラの位置合せ又はパターンの位置合せが行われる。
【0085】
その後、被加工物10と別部材12とは重ね合わされた状態で圧着される(図1(b)参照)。圧着ゾーン76における圧着手段には、図2に示されるプレス方式、ニップロール等によるロール方式等の各種圧着手段が採用できる。この場合、ニップロール等によるロール方式を採用するときは、加える線圧は1〜100kPaの範囲が好ましく採用できる。この際、ゴム等の可撓性の材質のものを介して圧着させることにより、平坦度の許容値が広がる。
【0086】
なお、プレス方式、ロール方式のいずれによる圧着においても、被加工物10及び別部材12の材質、板厚、結晶構造等により最適値を選択することが好ましい。
【0087】
圧着ゾーン76で密着された試料(被加工物10及び別部材12)は、後室78を経て自動で取り出される。
【0088】
表面活性化常温接合装置70における加工において、被加工物10と別部材12との密着力は被加工物10、別部材12の表面粗さ及び被加工物10、別部材12の平坦度によって大きく影響を受ける。被加工物10及び別部材12に必要とされるこれらの値は、被加工物10及び別部材12の材質、サイズにより異なるが、4インチ(外径が約100mm)サイズのLNのウエハの場合、表面粗さがRyで100nm未満、平坦度が100μm未満であることが好ましく、Ryで1nm未満、平坦度が1μm未満であることがより好ましい。
【0089】
表面活性化常温接合装置70の後室78より取り出された試料は、研削装置80及び研磨装置82に送られ、研削加工及び研磨加工がなされる。一般的に、ウエハの板厚は、ハンドリング等による破損を防止する等の理由により、4インチ(外径が約100mm)サイズで0.4mm程度が要求される。一方、導波路は、光ファイバの径にもよるが、1辺が10μm程度のリッジ状の凸状の断面形状が要求されることが多い。そのために、研削加工及び研磨加工によって、ウエハの板厚を調整する必要がある(図1(c)参照)。
【0090】
この際、通常の研削加工により表面粗さをRyで10nm未満にすることは困難であることより、研削加工の後に研磨加工を採用している。このような遊離砥粒と研磨パッドを使用した研磨加工によれば、LNを10μm程度の厚さに、表面粗さをRyで1nm未満に加工できる。
【0091】
研削装置80及び研磨装置82により加工された試料は再度表面活性化常温接合装置70に投入され、別部材12としてのLNの表面に他の被加工物10としてのタンタル酸リチウムが密着される(図1(d)参照)。
【0092】
3層構造となった試料はダイシング装置84に送られ、ダイシングがなされる(図1(f)参照)。このように、厚さ10μmのLNの両面にはタンタル酸リチウムが密着されており、ダイシング時のチッピング等の欠陥が生じにくい。この後、ダイシングによりチップ形状に分割され、製品形態とされる。
【0093】
なお、タンタル酸リチウムの代わりにSiを使用し、ダイシングの後にSiのみをKOHによるウェットエッチングにより除去することも可能である。ウェットエッチングの条件としては、たとえば、KOHとH2 Oとを重量比で1対2とし、液温を80±10°Cに管理したエッチャントを使用する。これにより、Siのエッチングレートは1μm/分前後となり、溝加工されたLNのみが残留する。表面活性化接合でのSiの平坦度及び表面粗さはLNに準じる。
【0094】
以上、本発明に係る材料加工方法及び加工装置の実施形態の例について説明したが、本発明は上記実施形態の例に限定されるものではなく、各種の態様が採り得る。
【0095】
たとえば、被加工物10の表面に別部材12の裏面を密着させる方法としては、表面活性化常温接合が最も好ましいが、それ以外の各種方法も採用できる。たとえば、既述したように、磁気チャックの上に被加工物を配し、その後、鉄系の別部材を被加工物の表面に配し、被加工物を磁気チャックと別部材とでサンドイッチする方法である。
【0096】
また、被加工物10と別部材12とを機械的に密着させる構成、たとえば、メカニカルクランプ(トグルクランプ等)を使用した方法も採用できる。これらの方法を使用し、別部材側からパターン状の除去加工を行うことにより、チッピング等の欠陥が生じにくい加工が行える。
【0097】
また、ダイシングの際には、通常のダイシングブレードに代えてブレードの先端部にR面取りを施した変形ダイシングブレードを使用することもできる。図11は、変形ダイシングブレード45による加工状態を示す断面図である。図11(a)に示される被加工物10に同図(b)に示されるように変形ダイシングブレード45でダイシングすると、同図(c)に示されるような断面形状が得られえる。このような加工では、従来のダイシングに比べてチッピング等の欠陥が生じにくい。
【0098】
なお、この場合、図11(c)に示されるように土手の上端が断面R形状となっているが、たとえば被加工物10を光導波路型デバイスに使用した際の性能劣化は生じさせない。すなわち、図13に示されるエッジ部分にチッピングD3が存在すると、通光させた際にこの部分で乱反射を生じ、伝播光が減衰するとともに、ノイズを発生させることとなるが、土手D2の上端が断面R形状であっても滑らかな表面であれば、光は全反射し、伝播光の減衰、ノイズの発生は低減される。
【0099】
また、被加工物10及び別部材12の材質として、本実施態様以外の他の組み合わせも各種採用できる。たとえば、被加工物10としてコングルエントのLNを、別部材12としてストイキオのLNを組み合わせる態様、被加工物10としてプロトン交換されて屈折率が制御されたLNを、別部材12としてプロトン交換されていないLNを組み合わせる態様等が採用できる。基本的に、被加工物10に対して熱膨張係数が同等で、かつ屈折率が被加工物10より低い別部材12であれば、各種材料が選択可能である。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、被加工物の表面に別部材を密着させ、別部材の表面側よりパターン状の除去加工を行う。この際、被加工物の表面に別部材が密着しているので、チッピング等の欠陥が生じにくい。これにより、品質面(加工精度、チッピング等の欠陥のないこと)とコスト面(加工速度、装置コスト)との両方を満足させることができる材料加工が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の材料加工方法の第1の実施態様の概要を示す断面図
【図2】表面活性化常温接合装置の概要を示す断面図
【図3】表面活性化常温接合の工程を示す断面図
【図4】ダイシングの概要を示す斜視図
【図5】本発明の材料加工方法の第2の実施態様の概要を示す断面図
【図6】本発明の材料加工方法の第3の実施態様の概要を示す断面図
【図7】本発明の材料加工方法の第4の実施態様の概要を示す斜視図
【図8】本発明の材料加工方法の第5の実施態様の概要を示す断面図
【図9】本発明の材料加工方法の第6の実施態様の概要を示す断面図
【図10】本発明の材料加工方法の第7の実施態様の概要を示すブロック図
【図11】変形ダイシングブレードによる加工状態を示す断面図
【図12】所望の溝形状を示す概念図
【図13】従来の加工法による溝形状を示す概念図
【符号の説明】
10…被加工物、12…別部材、14…表面活性化常温接合装置、16…真空チャンバ、18…排気用配管、20…バルブ、22…給気用配管、24…被加工物用試料台、26…シリンダシャフト、28…別部材用試料台、30…高速原子ビーム源、40…ダイシング装置、42…試料テーブル、44…ダイシングブレード
Claims (14)
- 被加工物の表面に別部材の裏面を密着させ、
前記別部材の表面側よりパターン状の除去加工を開始し、前記被加工物の表面より所定深さまでパターン状の除去加工を行うことを特徴とする材料加工方法。 - 前記被加工物の加工後に、前記被加工物の表面より前記別部材を除去する請求項1に記載の材料加工方法。
- 被加工物の表面に別部材の裏面を密着させ、該別部材の表面に他の被加工物の裏面を密着させる順で被加工物と別部材との積層を交互に行い、複数枚の被加工物と複数枚の別部材との積層体を形成し、
前記積層体の表面側よりパターン状の除去加工を開始し、前記積層体の表面より所定深さまでパターン状の除去加工を行うことを特徴とする材料加工方法。 - 被加工物の表面に別部材の裏面を密着させ、該別部材の表面に他の被加工物の裏面を密着させる順で被加工物と別部材との積層を交互に行い、複数枚の被加工物と複数枚の別部材との積層体を形成し、
前記積層体の側面側より平面状の除去加工を行うことを特徴とする材料加工方法。 - 表面活性化接合により前記被加工物と前記別部材とを密着させる請求項1〜4のいずれか1項に記載の材料加工方法。
- 常温で表面活性化接合を行う請求項5に記載の材料加工方法。
- 前記被加工物と前記別部材との密着する面の表面粗さがRyで10nm未満である請求項1〜6のいずれか1項に記載の材料加工方法。
- 前記被加工物及び/又は前記別部材が脆性材料である請求項1〜7のいずれか1項に記載の材料加工方法。
- 前記被加工物及び/又は前記別部材がニオブ酸リチウムである請求項1〜8のいずれか1項に記載の材料加工方法。
- 前記パターン状の除去加工がレーザ加熱とダイシングとの複合加工である請求項1、2、3、5、6、7、8又は9のいずれか1項に記載の材料加工方法。
- 前記パターン状の除去加工後に加工箇所にダミー部材を注入し、該ダミー部材の硬化後に平面状の除去加工を行う請求項1、2、3、5、6、7、8、9又は10のいずれか1項に記載の材料加工方法。
- 前記被加工物の表面より前記別部材を除去する方法がドライエッチングである請求項2、5、6、7、8、9、10又は11のいずれか1項に記載の材料加工方法。
- 前記被加工物の表面より前記別部材を除去する方法がアルカリ性溶液又は酸性溶液を使用したウェットエッチングである請求項2、5、6、7、8、9、10又は11のいずれか1項に記載の材料加工方法。
- 前記別部材がSiであり、前記アルカリ性溶液がKOHである請求項13に記載の材料加工方法。
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