JP2004337919A - 積層金型 - Google Patents

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Shintaro Aihara
新太郎 粟飯原
Hiroyuki Yoshihara
博之 吉原
Toshihiro Matsumoto
利広 松本
Hideki Naito
英樹 内藤
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

【課題】鋼板を所定形状にする切断作業が容易で且つ一部に別材質の鋼板を必要としない積層金型を提供する。
【解決手段】鋼板7、8をプレス加工方向Aに直交する方向Bで積層するため、鋼板7、8はプレス加工面5、6を形成する側の一辺だけを所定形状で切断するだけで済み、鋼板7、8の切断作業が容易である。また、鋼板7、8の端面でプレス加工面5、6を形成するため強度が高く、全て同材質の鋼板7、8で良い。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プレス加工用の積層金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
プレス加工用の金型を形成する場合に、その製造の容易性から、複数の鋼板を積層して金型を形成する積層金型が知られている。この種の積層金型は、加工容易な薄板鋼板の周縁をレーザー加工で所定形状に切断したり、或いは鋼板の内部をくり抜き加工したりして、それぞれ別々の形状をした複数の鋼板を用意し、それらの鋼板をプレス加工方向に積層して金型を形成していた。鋼板の形状が連続的に変化することにより、所定の凹凸形状を有するプレス加工面が形成される。そして、その金型をプレス成形機にセットし、その金型のプレス加工面を被加工材に対して押圧することにより、被加工材にベンド加工、ジョッグル加工、ビード加工等を施すことができる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−178061号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の構造にあっては、金型における凹凸状のプレス加工面を形成するために、鋼板の周縁を所定形状に切断したり、或いは鋼板の内部をくり抜き加工したりする必要があるため、鋼板の切断作業が面倒である。また、金型を形成する鋼板のうち、プレス加工面を形成する最表層(下型の場合は最上層)の鋼板が特に高負荷で被加工材に接触するため、その最表層の鋼板の耐久性が、他の鋼板に比べて劣る。従って、金型全体の耐久性を高めるために、プレス加工面を形成する最表部の鋼板を他の鋼板よりも高強度にする必要があり、別の材質の鋼板を用意しなければならない分だけ、コストの面で不利である。
【0005】
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、鋼板を所定形状にする切断作業が容易で且つ別材質の鋼板を一部に必要としない積層金型を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明にあっては、複数の鋼板を積層して形成したプレス加工用の積層金型であって、前記鋼板は一辺が所定形状に切断され、該鋼板をプレス加工方向とは直交する方向に積層し、連続した鋼板の切断面でプレス加工面を形成することを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明にあっては、鋼板の一辺が炭酸ガスレーザー加工により切断されたものであることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明にあっては、積層された複数の鋼板により形成される側面が積層方向に沿って溶接されていることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明にあっては、積層される鋼板が全て同一形状であることを特徴とする。
【0010】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、鋼板をプレス加工方向に直交する方向で積層するため、鋼板はプレス加工面を形成する側の一辺だけを所定形状で切断するだけで済み、鋼板の切断作業が容易である。また、鋼板の端面(切断面)でプレス加工面を形成するため、プレス加工面の強度が高い。従って、従来のように一部に高強度の鋼板を用いる必要がなく、全て同材質の鋼板で良いため、コストの面でも有利である。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、炭酸ガスレーザー加工により、鋼板の切断面が熱硬化するため、切断後に特別な表面硬化処理を施さなくても、高強度のプレス加工面が得られる。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、積層された複数の鋼板により形成される側面を積層方向に沿って溶接したため、より強固な積層金型が得られる。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、鋼板を同一形状で切断するため、切断作業が容易である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0015】
この実施形態では、上型1と下型2とから成るプレス成形型を例に説明する。上型1は上側のダイセット3に固定され、下型2は下側のダイセット4に固定されている。上型1の下面には、凸状のプレス加工面5が形成され、下型2の上面には、相応する凹状のプレス加工面6が形成されている。
【0016】
上型1と下型2とは、ダイセット3、4を介して図示せぬプレス成形機に組み込まれ、上型1を下型2に対して垂直方向(プレス加工方向)Aへ移動させることにより、上型1と下型2との間で、図示せぬ被加工材をプレス加工面5、6に相応した形状にプレス成形することができる。
【0017】
次に、上型1と下型2との製造方法を説明する。上型1と下型2とは、垂直方向(プレス加工方向)Aに直交する水平方向(積層方向)Bに、それぞれ複数の鋼板7、8を積層することにより形成される。鋼板7、8は厚さ1.6〜2.0mm程度の熱間圧延製で、上型1は下辺がプレス加工面5に相応する所定形状で切断され、下型2は上辺がプレス加工面6に相応する形状で切断されている。
【0018】
鋼板7、8の切断は炭酸ガスレーザー加工により行われる。炭酸ガスレーザー加工による切断面7a、8a(図2参照)は熱硬化のために強度が高まる。従って、切断面7a、8aに対して特別な表面硬化処理を行う必要がない。上型1及び下型2を形成する鋼板7、8は、上型1及び下型2においてそれぞれ同一形状で、各鋼板7、8には一対のガイド孔9、10がそれぞれ形成されている。
【0019】
このガイド孔9、10をガイドピン11、12に通すことにより、各鋼板7、8の切断面7a、8aが精度良く連続してプレス加工面5、6を形成する。ガイドピン11、12の両端は雌ネジ部になっており、そこに両側からボルト13、14を締結することにより、ガイドピン11、12に通して積層した鋼板7、8が密接状態で一体化される。
【0020】
次に、積層された複数の鋼板7、8により形成される側面に、それぞれ積層方向Bに沿ってライン状の溶接部15、16を設ける。この溶接はティグ(TIG)溶接により行われる。このような溶接部15、16を設けることにより、密接状態で積層された鋼板7、8がより一層強固に固められた状態となり、最終的な上型1及び下型2となる。
【0021】
溶接された上型1の上面及び下型2の下面に、それぞれ雌ねじ状の固定穴17、18が形成され、図5に示すように、この部分にダイセット3、4から挿入されたボルト19、20を締結することで、上型1及び下型2と、各ダイセット3、4とが固定される。
【0022】
このように製造された上型1及び下型2は、鋼板7、8の端面(切断面7a、8a)でプレス加工面5、6を形成するため、プレス加工面5、6の強度が高い。従って、従来のように一部に高強度の鋼板を用いる必要がなく、全て同材質の鋼板7、8で良いため、コストの面でも有利である。
【0023】
また、鋼板7、8をプレス加工方向Aに直交する方向Bで積層する構造のため、鋼板7、8はプレス加工面5、6を形成する側の一辺だけを所定形状で切断するだけで済み、鋼板7、8の切断作業が容易である。更に、この実施形態では、同一形状の鋼板7、8を積層する構造のため、炭酸ガスレーザー加工においてセットする条件は、上型1及び下型2においてはそれぞれ同じであり、多数の鋼板7、8を連続的に短時間でレーザー加工でき、切断作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る上型と下型から構成されるプレス成形型を示す斜視図。
【図2】図1の上型と下型とを構成する鋼板を積層する状態を示す分解斜視図。
【図3】図2の積層した鋼板の側面に溶接部を形成した状態を示す斜視図。
【図4】図1のプレス成形型を示す側面図。
【図5】図1のプレス成形型を示す一部断面の正面図。
【符号の説明】
1 上型
2 下型
3、4 ダイセット
5、6 プレス加工面
7、8 鋼板
7a、8a 切断面
9、10 ガイド孔
11、12 ガイドピン
15、16 溶接部
A 垂直(プレス加工方向)
B 水平(積層方向)

Claims (4)

  1. 複数の鋼板を積層して形成したプレス加工用の積層金型であって、
    前記鋼板は一辺が所定形状に切断され、該鋼板をプレス加工方向とは直交する方向に積層し、連続した鋼板の切断面でプレス加工面を形成することを特徴とする積層金型。
  2. 請求項1記載の積層金型であって、
    鋼板の一辺が炭酸ガスレーザー加工により切断されたものであることを特徴とする積層金型。
  3. 請求項1又は請求項2記載の積層金型であって、
    積層された複数の鋼板により形成される側面が積層方向に沿って溶接されていることを特徴とする積層金型。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層金型であって、
    積層される鋼板が全て同一形状であることを特徴とする積層金型。
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