JP2004336911A - 電源供給制御回路及びそれを用いた生体情報記録装置 - Google Patents

電源供給制御回路及びそれを用いた生体情報記録装置 Download PDF

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裕規 古賀
Hiroaki Magata
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Abstract

【課題】簡便な構成により、電源を供給する負荷が増加した場合であっても安定した電圧を供給することが可能な電源供給制御回路を提供すること。
【解決手段】常時電源を供給する必要のない回路に電源を供給するラインにスイッチを設け、必要な場合のみ電源を供給する電源供給制御回路において、スイッチを多段接続するとともに、スイッチに並列に接続した抵抗を設ける。スイッチを段階的にオンさせることにより、負荷増大時に発生するラッシュ電流を抑制し、電源電圧の変動を抑制する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源供給制御回路に関し、特に単一電源から複数の電圧を生成、供給する機器に好適に使用可能な電源供給制御回路に関する。
本発明はまた、これら電源供給制御回路を用いる生体情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばホルタ心電計に代表される携帯型生体情報記録機器においては、その電源として専ら電池(一次電池、二次電池)が用いられている。一般に携帯型電気機器は、動作可能時間を延ばすため、できる限り無駄な電力消費を抑制するように設計される。そのため、例えば常時電源を供給すべき回路部分と、必要なときにのみ電源供給を行えばよい回路部分がある場合、それらを切り分け、後者の回路が電源供給不要な状態においては電源を遮断し、不要な待機電力消費を抑制することが行われる。
【0003】
例えば、生体情報記録機器であれば、記録にのみ使用される回路部分には常時電源を供給する必要はない。一方で、機器の制御を行うCPU等に対しては常時電源を供給しなくてはならない。
【0004】
図3は、このような電源制御を行う電源供給制御回路の構成例を示す図である。図において、電源10は、例えば直列に接続された乾電池から構成される直流電源である。電源供給制御回路100は、電源10に接続され、2つの電源電圧V1、V2を生成する。図3においては、2つの直流/直流変換器(DC/DCコンバータ)11及び12によって、電源10の電圧V0とは異なる電圧V1、V2を発生する場合の構成を示している。V1、V2の電圧は、それぞれ図示しない回路へ接続され、それら回路の動作を可能にする。
【0005】
図3において、DC/DCコンバータ12の出力側にはスイッチ1(13)が接続されている。スイッチ1(13)はスイッチ制御部20からの制御信号S1によってオン、オフするスイッチである。従って、使用時にのみ電源供給を行えばよい回路(選択的動作回路)は電圧V2の供給ラインに、常時電源供給の必要な回路(常時動作回路)は電圧V1の供給ラインにそれぞれ接続しておき、選択動作回路の使用時にのみスイッチ1(13)をONするよう、常時動作回路であるスイッチ制御部20により制御することで、消費電力の低減を実現できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような電源供給制御回路を用いた場合、例えば電池容量が低下している場合や、選択的動作回路の負荷が大きい場合には、以下のような問題があった。
【0007】
すなわち、スイッチ1(13)がオフの場合、DC/DCコンバータ11の負荷により電池は消耗し、電池電圧は徐々に降下するものの、その変動は緩やかであり、ほぼ安定した状態にある。しかしながら、スイッチ1(13)がONした瞬間に流れるラッシュ電流の影響により、電池電流が許容量を越す場合が発生し、電池電圧が一時的に低下する。DC/DCコンバータ11により、この電圧低下が電圧V1に与える影響は多少抑制されるが、それでも電池が消耗している場合や、選択的動作回路の負荷が大きい場合などにおいては、電圧V1が常時動作回路の動作保証最低電圧を下回る場合がある。そして、このような場合、常時動作回路の動作が不安定になったり、あるいは誤動作する虞がある。あるいは、このような電圧低下時の誤動作を防止するために設けられたリセット回路が設けられている場合には、常時動作回路がリセットされてしまう場合があった。
【0008】
図4は、このようなスイッチ1(13)オン時の電圧低下を説明する波形図である。図中、S1はスイッチ1(13)に入力されるオン/オフ制御信号、V0は電池端子電圧、V1はDC/DCコンバータ11の出力電圧であり、一番下の波形I0は電池端子の電流の変化を示す波形である。
【0009】
スイッチ1(13)がオンすると、電池端子にラッシュ電流が発生し、同時に電池端子電圧V0が低下する。上述のように、DC/DCコンバータ11が介在することにより、電池端子電圧V0の変化が直接V1の変化となるわけではないが、DC/DCコンバータ11の出力電圧がスパイク状に変動していることがわかる。変動時の最低電圧は、電池端子電圧V0及び選択的動作回路の負荷に依存する部分が大きい。そして、電池が消耗していてもともと電池端子電圧V0が低下している場合や、選択的動作回路の負荷が大きい際には、変動時の最低電圧が常時動作回路の動作保証電圧を下回る可能性が高くなる。その結果、上述したように常時動作回路の動作に悪影響を及ぼしたり、リセット回路による回路リセットが発生する可能性も増加する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その主な目的は、簡便な構成により、電源を供給する負荷が増加した場合であっても安定した電圧を供給することが可能な電源供給制御回路を提供することにある。
【0011】
すなわち、本発明の要旨は、選択的に電源供給を行う第1の電源供給系統と、常時電源供給を行う第2の電源供給系統を含む、複数系統の負荷を単一電源で駆動するための電源供給制御回路であって、第1の電源供給系統に設けられた複数のスイッチと、複数のスイッチのうち、電源に最も近いスイッチを除くスイッチに対して並列に接続された電流制限回路と、複数のスイッチを、電源に最も近いスイッチから順に、時間差をもってオンする制御回路とを有することを特徴とする電源供給制御回路に存する。
また、本発明の別の要旨は、本発明の電源供給制御回路を用いた生体情報記録装置に存する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明をその好適な実施形態に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電源供給制御回路の構成例を示す回路図であり、図3と同じ構成要素には同じ参照数字を付してある。両図を比較すると明らかなように、本実施形態に係る電源供給制御回路110は、スイッチ1(13)の後段にもう一つのスイッチ2(14)が設けられるとともに、スイッチ2(14)に並列に抵抗Rs(15)が接続されている。
【0013】
また、2つのコンパレータ16、18と、その間に接続された遅延回路17は、2つのスイッチ13、14を所定の時間差でオンさせるための時間調整回路を構成する。遅延回路17は例えば図に示すようなCR直列回路であり、その時定数によって遅延時間を調整する。
【0014】
本実施形態においても、図3に示した電源供給制御回路と同様、電池10の端子電圧V0から、所定の直流電圧V1及びV2を得るためのDC/DCコンバータ11、12が設けられているが、V1及びV2の少なくとも一方がV0と同じでよい場合には、DC/DCコンバータ11、12の対応する少なくとも一方は必要ない。
【0015】
図1に示す電源供給制御回路を用いる電子機器おいても、図3を参照して説明したように、常時動作回路は電圧V1の供給ラインに、選択的動作回路は電圧V2の供給ラインにそれぞれ接続される。そして、選択的動作回路が使用されない状態では、スイッチ1(13)及びスイッチ2(14)の両方をオフとし、電源供給をカットすることで消費電力の低減を実現している。
【0016】
図1において、スイッチのオン/オフ制御信号S1はスイッチ制御部20が発生する。スイッチ制御部20は常時動作回路であり、例えば電子機器が有するボタンやキーなどのユーザインタフェースからの入力有無や、タイマ割り込み等、選択的動作回路の動作開始及び終了のトリガとなる事象を監視しており、トリガを検出すると、その内容に応じてスイッチをオン又はオフすべくオン/オフ制御信号S1を発生する。
【0017】
図1においては、スイッチ制御部20を電源供給制御回路に特有の構成として記載しているが、これは機能上の表現に過ぎず、実際には例えば図1に示す電源供給制御回路を用いる電子機器の制御を司るCPU(図示せず)や、他のロジック回路等が、スイッチ制御部20としても機能する構成であっても良い。
【0018】
オン/オフ制御信号S1は、例えばハイレベル又はローレベルのロジック信号である。また、コンパレータ16及び18に供給される閾値電圧VTHはロジック信号のハイレベル、ローレベルの間の所定の電圧であり、例えば電圧V1から図示しない電圧分割回路によって生成されている。
【0019】
以下、本実施形態に係る電源供給制御回路の動作について説明する。
上述したように、電圧V1は常時供給される電圧であり、例えば電子機器が待機状態、スリープ状態等にある場合にも供給され続けている。このような電圧供給の必要な常時動作回路としては、スイッチ制御部20を初め、例えば装置全体の動作を監視/制御するCPU等の制御回路や、メモリ等のバックアップ回路をはじめ、例えば携帯電話などの通信機器において、待ち受け時に動作している回路等が挙げられる。
【0020】
一方、電圧V2の供給を受ける選択的動作回路としては、生体情報、音声、画像等各種情報の記録/再生装置において、情報記録時や情報再生時にのみ用いられる回路や、音声通信機器等における音声符号化/復号化回路等が挙げられる。
【0021】
まず、電圧V2の供給を行わない状態、すなわち選択的動作回路が動作しない状態においては、スイッチのオン/オフ制御信号S1は閾値電圧VTHより低い電圧を有するローレベルである。従ってコンパレータ16及び18の出力電圧もローレベルで、スイッチ1(13)及びスイッチ2(14)のいずれもオフ状態を維持し、電圧V2の供給は行われない。一方で、DC/DCコンバータ11からは電圧V1が供給される。
【0022】
例えば、生体記録装置においてユーザがボタンを押下することにより記録開始が指示された場合など、選択的動作回路の動作が必要となった場合、スイッチ制御部20は、指示の内容を判別し、対応するレベルを有するオン/オフ制御信号S1を発生する。
【0023】
ここで、選択的動作回路の動作開始のトリガが検出されたとすると、スイッチ制御部20はスイッチをオンし、選択的動作回路に電圧V2を供給するため、ハイレベルを有するオン/オフ制御信号S1を発生する。コンパレータ16に入力される閾値電圧VTHはハイレベルのオン/オフ制御信号よりも低い電圧であるから、コンパレータ16の出力電圧はハイレベルとなり、スイッチ1(13)はオンする。
【0024】
これにより、DC/DCコンバータ12の出力がスイッチ1(13)の出力に現れるが、遅延回路17がコンパレータ16の出力とコンパレータ18の入力との間に存在するため、この時点ではコンパレータ18の+入力端子の電圧はローレベルである。そのため、スイッチ1(13)はオンとなるが、スイッチ2(14)は依然としてオフの状態にある。しかし、スイッチ2(14)に並列接続された抵抗15を通じ、DC/DCコンバータ12の出力電圧は徐々に選択的動作回路に対して供給され始める。このように、選択的動作回路に対する電圧供給開始時には、抵抗Rs(15)を介して徐々に電圧供給が行われるため、ラッシュ電流が大幅に抑制され、電池端子電圧V0の変動並びに常時動作回路への供給電圧V1の変動も抑制される。
【0025】
遅延回路17による遅延時間が経過すると、コンパレータ18の+入力端子にコンパレータ16の出力であるハイレベルの電圧が供給され、コンパレータ18の出力電圧がハイレベルになる。これにより、スイッチ2(14)がオンとなり、DC/DCコンバータ12の出力電圧は、実質的に抵抗Rs(15)を経由せず、スイッチ2(14)の出力から供給されるようになる。そして、選択的動作回路への供給電圧がV2となり、選択的動作回路が、制御回路の指示に基づいて動作を開始する。
【0026】
このように、本実施形態に係る電源供給制御回路においては、選択的動作回路への供給電圧経路にスイッチを多段接続し、出力端から最も遠くに位置する1段目のスイッチから所定の時間ずらして順次オンするとともに、2段目以降のスイッチには抵抗を並列接続した構成を有する。この構成により、(n−1)段目(nは2以上の整数)のスイッチがオンしてから、所定の時間が経過するまでの間は出力電圧がn段目のスイッチに並列接続された抵抗を介して出力されるため、ラッシュ電流の量が抑制され、電池電流の変動が抑制される。これにより、常時動作回路への供給電圧変動が抑制される。
【0027】
本実施形態において、遅延回路17による遅延時間と、スイッチ1(13)がオンしてから、遅延時間が経過してスイッチ2(14)がオンするまでに電圧供給を行うための抵抗Rs(15)の値は、電圧V2の供給ラインに接続される選択的動作回路の負荷の大きさ、電圧V2の大きさ及び電源10の許容電流量に応じて適宜定める。
【0028】
すなわち、選択的動作回路の負荷に対して抵抗Rs(15)の値が小さすぎると、スイッチ1(13)がオンした際に発生するラッシュ電流が大きくなり、許容量を超える電池電流が発生してしまう。また、逆に選択的動作回路の負荷に対して抵抗Rs(15)の値が大きすぎると、スイッチ1(13)がオンした際には問題がないが、スイッチ2(14)がオンした際に、やはり同様の問題が発生しうる。
【0029】
また、遅延時間が短すぎ、抵抗Rs(15)を介した供給電圧が安定する前にスイッチ2(14)がオンしてしまうと、やはりラッシュ電流の抑制効果が小さくなる。一方、遅延時間が長すぎると、選択的動作回路の動作開始指示から、実際の動作開始までのタイムラグが大きくなる。
【0030】
従って、抵抗Rs(15)の大きさは、電池電流が許容値を超えない範囲で供給電圧が最も早く安定する大きさとし、遅延回路17による遅延時間は抵抗Rs(15)を介した供給電圧が安定するのに必要な時間に近づけることが理想的である。スイッチが3段以上多段接続される場合には、隣接する2段のスイッチにおいて同様の条件が満たされるようにすればよい。なお、多段接続の段数は特に制限されないが、段数が多くなると電源供給制御回路の規模が大きくなり、機器の小型化を阻害する虞があるほか、電源供給制御回路自体の消費電力増加が無視できなくなるため、必要以上に段数を多くすることは好ましくない。
【0031】
図2は、本実施形態における電源供給制御回路を用いた際の電圧V0、V1、V2の変動を示す波形図である。
電圧V1供給中に、オン/オフ制御信号S1がハイレベルとなり、スイッチ1(13)がオンとなると、電圧V2が上昇を開始し、電池端子電圧V0に若干の変動が生じるが、電圧V1には影響が現れていない。抵抗Rs(15)を介して供給される電圧V2が安定した時点(すなわち、選択的動作回路での電流消費が安定した時点)で、遅延回路17からハイレベルの信号がコンパレータ18へ印加され、スイッチ2(14)がオンする。スイッチ2(14)がオンになると、電圧V2が再び上昇し、選択的動作回路で発生したラッシュ電流により電池端子電圧V0に変動が生じる。しかし、その変動量及び変動時間は短く、電圧V1には影響していないことがわかる。そして、電圧V2はDC/DCコンバータ12の出力電圧に等しいに達して安定し、選択的動作回路の動作が開始される。
【0032】
なお、選択的動作回路の動作停止トリガとなる事象が検出された場合、スイッチ制御部20はオン/オフ制御信号S1をローレベルにする。これにより、直ちにスイッチ1(13)がオフし、電圧V2の供給は遮断される。
【0033】
以上説明したように、本実施形態によれば、選択的動作回路については必要な場合のみ電源を供給することにより、選択的動作回路の非動作時における消費電力を低減することが可能であることに加え、選択的動作回路への電源供給開始時における電池電流の変動を簡便な回路により抑制することにより、単一電源で駆動する負荷の増加時においても、安定した電圧供給が可能となる。
【0034】
電池のように使用とともに電圧が低下する電源を用いる場合、新しい電池であれば問題にならない電池電流の変動が、消耗した電池では重大な電圧変動の原因となりうる。本実施形態による電源供給制御回路では、負荷増加時の電池電流の変動を抑制するため、電池が消耗した状態であっても重大な電圧変動を引き起こしにくくなる。その結果、従来の電源供給制御回路を用いた場合には、機器の動作が保証できなくなるような電源電圧(すなわち、電池電圧)であっても、機器を正常に使用できることになる。これにより、より電池を有効に使用することが可能となり、電池による機器の使用可能時間を延ばすことができる。
【0035】
【他の実施形態】
なお、上述の実施形態においては、時間をずらしてスイッチをオンするための遅延回路17として、CR直列回路を用いた例を示したが、信号の遅延が可能な任意の構成を採用することが可能である。
【0036】
また、時間をずらしてスイッチに対して制御信号を印加できさえすれば、遅延回路17を用いなくても良い。例えば、スイッチ制御部20が所定の時間差で各スイッチに直接オン/オフ制御信号を供給するような構成であっても良い。
【0037】
また、上述の実施形態においては、単一電源で駆動する負荷(回路)を、常時電源供給の必要な負荷と、必要なときだけ電源供給の必要な負荷の2つに分けて電源を供給する場合の構成についてのみ説明した。しかしながら、本発明は3系統以上の電圧を供給する電源供給制御回路においても適用可能であることは言うまでもない。この場合、2系統以上について上述の多段スイッチ構成を適用することが可能である。
【0038】
さらに、上述の実施形態においては、一方の電源供給ラインについてのみ多段スイッチ構成を採用した場合について説明したが、例えば全ての電源供給ラインについて多段スイッチ構成を採用しても良い。これは、本発明の電源供給制御回路において、電源供給ラインに常時電源供給が必要なラインを含まなくても良いこと、並びに常時電源供給が必要なラインに対しても多段スイッチ構成を採用しうることを意味する。
【0039】
なお、本発明に係る電源供給制御回路は、電池のように電圧が経時的に低下したり、負荷の変動に弱い電源を用いる装置、特にホルタ心電計や睡眠時無呼吸症候群検査装置等の携帯型生体情報記録装置や、PDA、携帯電話、デジタルカメラといった携帯型の電子機器に対して有効であるが、他の装置に対しても適用可能であることは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡便な構成により、電源を供給する負荷が増加した場合であっても安定した電圧を供給することが可能になる。従って、電池のように電圧が低下していく電源を用いた機器において、電池が消耗してきた状態で負荷を増加させた場合であっても、機器を安定して動作させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電源供給制御回路の構成例を示す回路図である。
【図2】本発明の実施形態に係る電源供給制御回路の動作時の電圧変化を示す波形図である。
【図3】従来の電源供給制御回路の構成例を示す回路図である。
【図4】従来の電源供給制御回路の動作時の電圧変化を示す波形図である。

Claims (6)

  1. 選択的に電源供給を行う第1の電源供給系統と、常時電源供給を行う第2の電源供給系統を含む、複数系統の負荷を単一電源で駆動するための電源供給制御回路であって、
    前記第1の電源供給系統に設けられた複数のスイッチと、
    前記複数のスイッチのうち、前記電源に最も近いスイッチを除くスイッチに対して並列に接続された電流制限回路と、
    前記複数のスイッチを、前記電源に最も近い前記スイッチから順に、時間差をもってオンする制御回路とを有することを特徴とする電源供給制御回路。
  2. 前記電流制限回路が所定の値を有する抵抗であり、前記所定の値が、当該電流制限回路に対応する前記スイッチに隣接し、前記電源に近いスイッチがオンになった際に発生するラッシュ電流が前記電源の許容電流未満となるように定められることを特徴とする請求項1記載の電源供給制御回路。
  3. 前記制御回路が、前記第2の電源供給系統の負荷として前記電源により駆動されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電源供給制御回路。
  4. 前記電源が電池であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電源供給制御回路。
  5. 請求項1乃至請求項4記載の電源供給制御回路を用いた生体情報記録装置。
  6. 装置全体の制御を行う回路を前記第2の電源供給系統に、生体情報の記録時にのみ用いられる回路を前記第1の電源供給系統に接続したことを特徴とする請求項5記載の生体情報記録装置。
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