JP2004336255A - データ処理装置、ビデオデータの編集方法及び編集プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パーソナルコンピュータ11にインストールされているDV編集プログラムは、DVカメラ12に装着されているDVテープ15からビデオデータを、IEEE1394ケーブルを介してハードディスク14に取り込む機能を有している。DV編集プログラムは、この取り込みを行う際には、DVテープ15に記録されている全てのビデオデータを最初から最後まで読み出しながらシーンの区切り位置を検出し、当該区切り位置に基づきシーン毎にファイル分割してビデオデータをハードディスクに保存する。そして、ハードディスクに書きこんだファイルを参照して、各シーンの先頭及び最後のフレーム画像及びDVテープ15上のアドレスを記述したシーンリストを生成する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば磁気テープ等のシーケンシャルアクセスがされる記録媒体に記録されているビデオデータを編集するデータ処理装置、ビデオデータの編集方法及び編集プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭用のカメラ一体型デジタルビデオテープレコーダ(以下、DVカメラともいう。)により撮影されたビデオデータを、パーソナルコンピュータを用いてデジタルビデオテープ(以下、DVテープともいう。)からハードディスクに読み出し、パーソナルコンピュータ上で編集を行ったのち、再度DVテープに書き戻すというビデオデータの取り込み/書き出しソフトウェアプログラムが提案されている(非特許文献1参照。なお、このようなソフトウェアのことを、以下「DV編集プログラム」という。)。
【0003】
このようなDV編集プログラムでは、ビデオデータの取り込みを行う前に、まず、シーンリスト情報と呼ばれる情報を生成する。シーンリスト情報は、DVテープ内に記録されている複数のシーンやカット(以下、シーンやカットのことをシーンとして統一して表現する。)に関する情報を、シーン毎にリストにして管理したものである。シーンリスト情報には、例えば、そのシーンの先頭フレーム画像や末尾フレーム画像、そのシーンのDVテープ上における記録位置等が記述されている。
【0004】
このようなシーンリスト情報は、編集を希望するシーンを直接テープ内の画像内容を確認せずに認識したり、編集を希望するシーンのみをハードディスクに読み込んだりする場合に、ユーザ及びパーソナルコンピュータのインデックス情報となる。特に、テープ状記録媒体の場合、データストリームに対してシーケンシャルアクセスされるので、ストレスなく編集処理を行うためには、予めこのようなシーンリストを作成しておくことが非常に重要になる。
【0005】
一般にシーンリスト情報の生成は、次のように行われる。
【0006】
まず、DVテープの先頭から終端まで(又は終端から先頭まで)の全領域をスキャンし、スキャンしながらシーンの区切れを検出し、その区切れ位置におけるフレーム画像及びトラック番号等を記憶する。DVテープの場合、通常、録画操作を開始したフレーム位置(又はトラック位置)には録画開始フラグが記録されているので、この録画開始フラグを検出すればシーンの先頭の区切れを検出することができる。また、DVテープの場合、通常、録画終了後には、無記録の余白部分が形成されるので、その余白部分を検出すればシーンの終端の区切れを検出することができる。そして、DVテープの全記録領域のスキャンを終了すると、シーンの先頭位置とシーンの末尾位置との組み合わせに基づきシーンリスト情報を作成する。
【0007】
【非特許文献1】
「DVgate(ディーブイゲート)」商品説明、[online]、ソニードライブホームページ、[2003年5月2日検索]、インターネット <URL : http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/Software_01q1/DVgate/index.html>
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、DVテープに記録されているビデオデータをハードディスクに転送して編集する場合、シーンリスト情報を作成した後に、再度DVテープを再生してビデオデータの読み出しを行わなければならない。
【0009】
そのため、DVテープ全体にわたって編集を行う場合には、編集作業が開始できるまでに、DVテープに記録されている実時間の2倍以上の時間が費やされてしまっている。
【0010】
本発明は、このような実状に鑑みて提案されたものであり、シーケンシャルアクセス記録媒体に記録されているビデオデータをランダムアクセス記録媒体に取り込んだ後に編集作業を行う際に、ランダムアクセス記録媒体への取り込みが完了するまでの時間を短縮したデータ処理装置、ビデオデータの編集方法及び編集プログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るデータ処理装置は、シーケンシャルアクセス記録媒体に対してビデオデータの記録再生を行うビデオ記録再生機器が接続され、上記シーケンシャルアクセス記録媒体に記録されているビデオデータをランダムアクセス記録媒体に取り込む取り込み処理、及び、ランダムアクセス記録媒体に取り込まれているビデオデータを上記シーケンシャルアクセス記録媒体に書き込む書き戻し処理を行うデータ処理装置であって、上記シーケンシャルアクセス記録媒体の記録フォーマットのビデオデータを上記ビデオ記録再生機器との間で送受信するとともに、制御データを上記ビデオ記録再生機器と送受信するインタフェース手段と、上記シーケンシャルアクセス記録媒体から上記インタフェース手段を介して読み出されたビデオデータを格納するランダムアクセス記録媒体と、上記取り込み処理及び上記書き戻し処理時における上記ビデオ記録再生機器に対する動作制御を上記インタフェース手段を介して行うとともに、上記ランダムアクセス記録媒体に対するデータの書き込み及び読み出し制御を行う制御手段とを備え、上記制御手段は、上記シーケンシャルアクセス記録媒体に記録されているビデオデータを読み出すとともに当該ビデオデータのシーンの区切り位置を検出し、読み出した上記ビデオデータを上記区切り位置に基づきシーン単位に分割して上記ランダムアクセス記録媒体に記録し、上記シーンの区切り位置の情報に基づき、シーンの識別情報及びシーンの上記シーケンシャルアクセス記録媒体上における記録位置が記述されたシーンリストを生成する。
【0012】
本発明に係るビデオデータの編集方法は、シーケンシャルアクセス記録媒体に記録されているビデオデータをランダムアクセス記録媒体に取り込む取り込み処理、及び、ランダムアクセス記録媒体に取り込まれているビデオデータを上記シーケンシャルアクセス記録媒体に書き込む書き戻し処理を行うシーケンシャルアクセス記録媒体に記録されたビデオデータの編集方法であって、上記シーケンシャルアクセス記録媒体に記録されているビデオデータを読み出すとともに当該ビデオデータのシーンの区切り位置を検出し、読み出した上記ビデオデータを上記区切り位置に基づきシーン単位に分割して上記ランダムアクセス記録媒体に記録し、上記シーンの区切り位置の情報に基づき、シーンの識別情報及びシーンの上記シーケンシャルアクセス記録媒体上における記録位置が記述されたシーンリストを生成する。
【0013】
本発明に係るビデオデータの編集プログラムは、シーケンシャルアクセス記録媒体に記録されているビデオデータをランダムアクセス記録媒体に取り込む取り込み処理、及び、ランダムアクセス記録媒体に取り込まれているビデオデータを上記シーケンシャルアクセス記録媒体に書き込む書き戻し処理を行うシーケンシャルアクセス記録媒体に記録されたビデオデータの編集プログラムであって、シーケンシャルアクセス記録媒体に対してビデオデータの記録再生を行うビデオ記録再生機器が接続され、上記シーケンシャルアクセス記録媒体の記録フォーマットのビデオデータを上記ビデオ記録再生装置との間で送受信するとともに、制御データを上記ビデオ記録再生装置との間で送受信するインタフェース部と、上記シーケンシャルアクセス記録媒体から上記デジタルインタフェースを介して取り込まれたビデオデータを格納するランダムアクセス記録媒体とを備えたビデオデータの編集プログラムの動作プログラムであり、上記シーケンシャルアクセス記録媒体に記録されているビデオデータを読み出すとともに当該ビデオデータのシーンの区切り位置を検出し、読み出した上記ビデオデータを上記区切り位置に基づきシーン単位に分割して上記ランダムアクセス記録媒体に記録し、上記シーンの区切り位置の情報に基づき、シーンの識別情報及びシーンの上記シーケンシャルアクセス記録媒体上における記録位置が記述されたシーンリストを生成する。
【0014】
以上のような構成の本発明に係るデータ処理装置、ビデオデータの編集方法及び編集プログラムでは、シーケンシャルアクセス記録媒体に記録されているビデオデータを読み出しながらシーンの区切り位置を検出し、当該区切り位置に基づき少なくともシーン単位に分割したビデオデータをランダムアクセス記録媒体に記録し、シーンの区切り位置の情報に基づきシーンの識別情報及びシーンのシーケンシャルアクセス記録媒体上における記録位置が記述されたシーンリストを生成する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態として、本発明が適用されたDVテープ編集システムについて説明をする。
【0016】
本発明の実施の形態のDVテープ編集システム1は、図1及び図2に示すように、アプリケーションソフトウェアとしてDV編集プログラム10が動作するコンピュータ11と、DVカメラ12と、コンピュータ11とDVカメラ12とを接続するIEEE1394ケーブル(i.LINK(商標))13とを備えている。
【0017】
コンピュータ11は、例えば、本体部、モニタ、マウス及びキーボード等から構成される。コンピュータ11の本体部内は、CPUボード等の演算処理手段の他に、各種の情報を格納するランダムアクセスが可能な磁気記憶媒体であるハードディスク14を備えている。このようなコンピュータ11は、オペレーションシステムに基づき各種の演算処理や制御動作をするとともに、さらに、そのオペレーションシステム上で管理されるアプリケーションソフトウェアプログラムに基づき演算処理や制御動作もする。具体的にこのコンピュータ11には、オペレーションシステム上で管理されるアプリケーションソフトウェアとして、DV編集プログラム10がインストールされている。
【0018】
DVカメラ12は、ビデオ撮影機能、ビデオ撮影で得られたビデオデータをリアルタイムでモニタに表示する機能、ビデオ撮影で得られたビデオデータ及びオーディオデータをメディアへ録画する機能並びにメディアに録画されているビデオデータ及びオーディオデータをモニタに再生する機能等を有したカメラ一体型デジタルビデオテープレコーダである。DVカメラ12が使用するメディアは、HDデジタルVCR協議会で標準化された方式(DV方式)に対応したデジタルビデオテープ(DVテープ)15である。DVテープ15は、シーケンシャルアクセスされる記録メディアである磁気テープが、カセット内に収納されて構成されたテープカセット装置である。DVカメラ12は、DVテープ15が本体内部に装着され、装着されたDVテープ15に対してデジタルビデオデータ及びデジタルオーディオデータ(デジタルAVデータ)の記録及び再生を行う。
【0019】
IEEE1394ケーブル13は、コンピュータ11とDVカメラ12との間のデータの送受信を行うための伝送ケーブルである。コンピュータ11及びDVカメラ12は、それぞれIEEE1394規格に定められた接続端子及びインタフェース回路16,17を備えており、IEEE1394ケーブル13を介して、IEEE1394規格で定められたプロトコルに従いデータの送受信を行う。
【0020】
なお、DV方式では、IEEE1394規格で定められたインタフェース上で、DVテープ上に記録されているデジタルAVデータを転送する転送方式を定めている。DVテープ編集システム1では、この方式に従ってデジタルAVデータを転送することにより、DVテープ15に記録されているデジタルAVデータをコンピュータ11に取り込んだり、コンピュータ11上で作成されたデジタルAVデータをDVテープ15に書き込んだりする。さらに、DV方式では、IEEE1394規格で定められたインタフェースを用いてコンピュータからDVカメラの動作を遠隔操作する制御データを規定している。DVテープ編集システム1では、この方式に従って制御データを転送することにより、コンピュータ11からDVカメラ12の記録動作、再生動作等々の制御を行う。
【0021】
つぎに、コンピュータ11のアプリケーションソフトウェアであるDV編集プログラム10について説明をする。
【0022】
DV編集プログラム10は、DVテープ15に記録されたデジタルAVデータをコンピュータ11のハードディスク14に転送し、そのデジタルAVデータをハードディスク14上で編集を行ったのち再度DVテープ15に書き戻すという、デジタルAVデータの取り込み/書き出しソフトウェアプログラムである。
【0023】
図3にDV編集プログラム10のメイン画面を示し、このメイン画面の表示内容に従って、DV編集プログラム10の具体的な機能について説明する。
【0024】
DV編集プログラム10は、DVテープ15に記録されているデジタルAVデータの再生を行う再生機能を有している。再生されたビデオデータはメイン画面の画像表示領域21に表示され、再生されたオーディオデータはコンピュータ11内のスピーカから出力される。また、デジタルAVデータの再生時には、ビデオデータの出力とともに、DVテープ15に記録されている録画日時22、タイムコード23もビデオデータの各フレームに同期させて表示する。
【0025】
また、DV編集プログラム10は、DVテープ15の再生を行うとともに、操作ボタン群24を操作することによって、再生停止、スロー順方向再生、スロー逆方向再生、コマ送り順方向再生、コマ送り逆方向再生、一時停止等のDVテープ15及びDVカメラ12に対する制御を行う機能を有している。
【0026】
また、DV編集プログラム10は、DVテープ15のシーンリスト情報の作成、並びに、作成されたシーンリスト情報の表示を行う機能を有している。シーンリスト情報は、図4に示すように、メイン画面のシーンリスト表示領域25に表示される。
【0027】
シーンリスト情報は、DVテープ内に記録されている複数のシーンやカットに関する情報をシーン毎に管理している。シーンリスト情報は複数のレコードから構成され、1つのレコードはDVテープに記録されている1つのシーンに対応している。
【0028】
シーンリスト情報の各レコードには、図4に示すように、そのシーンのシーン番号31、そのシーンの先頭フレームのサムネイル画像32、そのシーンの先頭トラックのタイトルタイムコード33、そのシーンの記録時間34、そのシーンの記録容量35、そのシーンの末尾トラックのタイトルタイムコード36、そのシーンの末尾フレームのサムネイル画像37が記述されている。
【0029】
シーン番号31は、シーン毎にユニークに付けられた番号である。シーン番号31は、例えばDVテープの一番先頭に位置するシーンの値を“001”とし、その後順番に値がインクリメントする。先頭フレームのサムネイル画像32は、そのシーンの最初のフレームの小型の画像である。
【0030】
先頭トラックのタイトルタイムコード33は、そのシーンが記録されている領域の先頭トラックのタイムコードである。タイトルタイムコードは、録画を開始したトラックからカウントされるトラック番号であり、未記録領域から録画を開始すると必ず0から始まる。
【0031】
記録時間34は、そのシーンの再生時間である。記録容量35は、そのシーンのデータ容量である。末尾トラックのタイトルタイムコード36は、そのシーンが記録されているDVテープ15上の末尾のトラックのタイムコードである。末尾フレームのサムネイル画像37は、そのシーンの最後のフレームの小型の画像である。
【0032】
なお、シーンリスト情報は、DV編集プログラム10がアクセス可能なコンピュータ11のハードディスク14上の所定のフォルダ内に格納される。また、シーンリスト情報は、後述する一括キャプチャ機能を実行するか、スキャンボタン26を操作するスキャン処理を行うことにより、DVテープ15から必要な情報が取得されて作成される。
【0033】
また、DV編集プログラム10は、DVテープ15に記録されているデジタルAVデータを読み出してハードディスク14上の所定のフォルダ27に取り込む機能(キャプチャ処理機能)を有している。具体的には、選択した1又は複数のシーンをキャプチャ処理する選択キャプチャ機能と、DVテープ15の全領域を一括してキャプチャ処理する一括キャプチャ機能との2つの機能を有している。
【0034】
選択キャプチャ機能は、既に作成されているシーンリスト情報を参照して、任意の1つ又は複数のシーンを選択し、それら選択したシーンをキャプチャ処理する機能である。DV編集プログラム10は、ユーザにより選択キャプチャボタン28が押されて選択キャプチャ機能が実行された場合には、選択されたシーン毎に、シーンリスト情報に記述されている先頭トラックから末尾トラックまでを自動再生し、自動的に複数のシーンのキャプチャを行う。このようにDV編集プログラム10では、自動的に取り込み開始位置や終了位置を制御するので、例えばユーザがテープ位置等を微調整せずに、選択という行為のみで容易にキャプチャ処理を行うことができる。
【0035】
一括キャプチャ機能は、シーンリスト情報が作成されていなくてもシーン毎のキャプチャ処理が可能となっている。一括キャプチャ機能については、その詳細を後述する。
【0036】
DV編集プログラム10によりキャプチャ処理されたファイルは、例えばオペレーションシステム標準のオーディオビデオ用のファイル形式に変換されて記録される。例えば、マイクロソフト社で提案されたAVIファイルと呼ばれるファイル形式に変換される。AVIファイルを含む一般的なオーディオビデオ用のファイルは、図5に示すように、1つのヘッダ情報と、複数のフレーム情報とから構成されている。ヘッダ情報には、ビデオデータのフレームサイズ、フレーム数、ソースデータの種類等の情報が記述される。フレーム情報は、デジタルAVデータがフレーム単位でパッケージングされている。各フレームには、例えば、ソースデータがDVテープであれば、そのフレームの画像データ、オーディオデータ、タイムコード、DVテープ上での絶対トラック番号、記録日時等が記述されている。
【0037】
なお、絶対トラック番号は、DV方式上で定められたアドレスであり、DVテープ上の記録済みトラックの1つ1つにユニークに付けられる番号である。ただし、まだデジタルAVデータが記録されていない未記録トラックの絶対トラック番号は、その番号が特定の値(0x07FFF(16進数))となっている。
【0038】
また、DV編集プログラム10は、ハードディスク14に記録されている所定のフォーマットのAVファイルを、DVテープ15の所定の位置に書きこむ機能を有している。例えば、DV編集プログラム10は、キャプチャ処理でハードディスク14に書き出され、その後に編集がされたAVIファイルを、DV方式のデータフォーマットに変換して再度DVテープ15に書き戻す機能を有している。
【0039】
以上のような各機能を有するDV編集プログラム10では、シーケンシャルアクセス記録媒体であるDVテープ15に記録されたデジタルAVデータを、ランダムアクセス記録媒体であるコンピュータ11内のハードディスク14に取り込むことができ、さらに、ハードディスク14に取り込んだデジタルAVデータをDVテープ15に書き戻すこともできる。このため、DV編集プログラム10では、例えばユーザによりDVテープ15に録画や撮影がされたデジタルAVデータに対して、キャプションを付加したり画像を加工したりするといった編集作業を、高速アクセスが可能なハードディスク14上で行うことが可能となる。さらに、DV編集プログラム10では、1本のDVテープ15内のデジタルAVデータをシーンリスト情報により管理しているため、上述のキャプチャ処理及び書き戻し処理をシーン単位で行うことが可能となる。
【0040】
つぎに、DV編集プログラム10による一括キャプチャ処理について説明をする。
【0041】
一括キャプチャ処理は、DVテープ15のシーンリスト情報がまだ作成されていない段階で、シーンリスト情報の作成処理とキャプチャ処理とを一括して行う処理である。この一括キャプチャ処理を行うと、DVテープ15内のデジタルAVデータを自動的にシーン毎に分割し、分割した各データをAVIファイルにしてハードディスク14に格納し、それとともにシーンリスト情報を作成する処理である。例えば、メイン画面上の一括キャプチャボタン29を押すことにより、その処理が開始される。
【0042】
図6に、一括キャプチャ処理の処理フローを示し、以下、この処理フローに従い一括キャプチャ処理の説明をする。
【0043】
まず、DV編集プログラム10は、DVテープ15の先頭位置から再生を開始する再生命令をDVカメラ12に発行して、DVテープ15を先頭から再生する。そして、DV編集プログラム10は、再生データから有効なデータが記録されているフレームが検出されたか否かを判断する(ステップS1)。有効なデータが記録されているフレームが検出されたか否かは、例えば絶対トラック番号が無効な値から有効な値になったタイミングや、最初に録画開始フラグ(詳細後述)を検出したタイミング等を判断すればよい。有効なフレームが検出されない場合には、このステップS1で処理を待機し、有効なフレームが検出されると次のステップS2に進む。
【0044】
ステップS2において、DV編集プログラム10は、ステップS1で検出された有効なフレームから、キャプチャ処理(ハードディスク14へのデジタルAVデータの書き込み及びAVIファイル化処理)を開始する。また、このステップS2において、DV編集プログラム10は、キャプチャ処理を行いながらファイル分割処理も行う。
【0045】
ステップS2におけるキャプチャ&ファイル分割処理として、DV編集プログラム10は、具体的には図7に示すステップS11〜ステップS16の処理を行う。
【0046】
まず、ステップS11において、DV編集プログラム10はファイル化処理を開始する。すなわち、ハードディスク14へのデジタルAVデータの書き込み処理及びその書き込んだデータのファイル化処理を開始する。
【0047】
続いて、ステップS12〜ステップS15の処理を、1フレーム単位毎に繰り返し行う。
【0048】
ステップS12において、DV編集プログラム10は、DVテープ15が終端まで再生されたか否かを判断する。DVテープ15が終端まで再生されれば、ステップS16でキャプチャ処理を終了し、ステップS2のキャプチャ&ファイル分割処理を抜ける。
【0049】
ステップS12でDVテープ15が終端まで再生されていない場合には、次にステップS13において、DV編集プログラム10は、終了条件に合致したか否かを判断する。終了条件は、これ以降再生しても有効なビデオデータが記録されていない、と判断するための条件であり、例えば、無効なデータが一定時間再生され続けたか否かといった条件である。終了条件に合致した場合には、ステップS16でキャプチャ処理を終了し、ステップS2のキャプチャ&ファイル分割処理を抜ける。
【0050】
ステップS13で終了条件に合致してない場合には、次にステップS14において、DV編集プログラム10は、現在再生中のフレームがシーンの切れ目のフレームであるか、又は、現在記録中のファイルが一定の容量に達したか否かを判断する。
【0051】
現在再生中のフレームがシーンの切れ目のフレームである、又は、現在記録中のファイルが一定の容量に達した場合には、ステップS15において、DV編集プログラム10は、その時点でファイル分割処理を行う。すなわち、ステップS15において、DV編集プログラム10は、現在記録中のファイルをそのフレームで閉じて終了し、次のフレームから新たなファイルにデジタルAVデータを書き込む処理を行う。連続入力されるデータストリームを複数のファイルに分割しながらハードディスクに記録するための機構としては、例えばRAMなどにストリームをバッファリングして処理を遅延させながらハードディスクに記録したり、又は、図8に示すように奇数フレームを記憶するメモリ41と偶数フレームを記憶するメモリ42と2つの出力ポート43,44を設けて適宜出力ファイルを切り換えるようにしたりしてもよい。
【0052】
なお、ステップS14の判断処理及びステップS15の分割処理については詳細を後述する。
【0053】
DV編集プログラム10は、ステップS15のファイル分割処理を終了した場合、又は、現在再生中のフレームがシーンの切れ目のフレームでもなく且つ現在記録中のファイルが一定の容量にも達していない場合には、ステップS12に戻り次のフレームに対する判断処理を行う。
【0054】
以上のようなステップS2での処理を終えると、続いて、ステップS3において、DV編集プログラム10は、ステップS15で作成される各ファイルのファイル名から、DVテープ15内に記録されているシーン数を特定する。続いて、DV編集プログラム10は、各シーンのファイル内から、シーンリスト情報を生成するために必要な情報を抽出する。例えば、各シーンの先頭フレーム及び末尾フレームの画像、シーンの先頭及び末尾トラックの絶対トラック番号等を抽出する。
【0055】
そして、DV編集プログラム10は、抽出した各情報から、シーンリスト情報を生成し、当該一括キャプチャ処理を終了する。
【0056】
つぎに、ステップS14でのシーンの切れ目のトラックであるか否かを判断する判断条件及びステップS15でのファイル分割処理について説明する。
【0057】
DV編集プログラム10では、シーンの切れ目として、シーンの開始トラック又はシーンの終了トラックを検出する。
【0058】
シーンの開始トラックの位置は、図9に示すように、そのトラックに録画開始フラグが記録されているか否かを検出することによって判断することができる。ただし、直前のトラックにも録画開始フラグが記録されていれば、後のトラックはシーンの開始トラックとはならない。
【0059】
DV方式では、DVカメラやDVレコーダの録画操作が開始されたのちの所定トラック分に、録画開始フラグと呼ばれるフラグを記録することが規定されている。そのため、録画開始フラグが記録されているトラックがシーンの開始トラックとなる。DV編集プログラム10は、以上の条件に合致するトラックを検出することによって、シーンの開始トラックを特定する。
【0060】
シーンの終了トラックの位置は、図10に示すように、DVテープの未記録領域(余白部分)を検出することにより判断することができる。つまり、通常、録画終了後には無記録の余白部分が形成されるので、その余白部分を検出すればよい。なお、未記録領域であるか否かは、絶対トラック番号が未記録領域を表す固定であるか否かを判断すればよい。つまり、DV編集プログラム10は、未記録領域を表す絶対トラック番号を検出した場合、その直前に有効な絶対トラック番号が記録されているトラックがあれば、そのトラックをシーンの終了トラックとする。
【0061】
なお、以前に記録されている記録済みの領域に新たに上書きをした場合、録画開始フラグが記録されたトラックの直前のトラックに、有効な値の絶対トラック番号が記録された状態となる。そのため、上書きの場合、空白部分が無い状態でシーンの切り換えが行われたこととなる。この場合には、図11に示すように、録画開始フラグが記録されたトラックの直前のトラックを、シーンの終了トラックの位置とする。従って、DV編集プログラム10は、録画開始フラグが検出されたシーンの開始トラックを特定した場合には、その直前が空白部分でなければ、その直前のトラックをシーンの終了トラックとする。
【0062】
また、以前データが記録されている記録済みの領域に新たに上書きをした場合、図12に示すように、そのシーンの日時情報と、その上書きシーンの直後に記録されているシーン(つまり、上書きされるシーン)の日時情報を比較すると、再生方向に対して日時が後戻りする。従って、DV編集プログラム10は、日付情報を検出して、トラックの前後で日付情報が後戻りした位置を検出し、その位置の前トラックがシーンの終了位置を示すトラックとし、その位置の後のトラックがシーンの開始位置を示すトラックとする。
【0063】
以上のようにDV編集プログラム10では、シーンの開始トラックと終了トラックとを特定することができる。
【0064】
そして、ステップS15のファイル分割処理では、開始トラックからシーンの終了トラックまでの間に再生されるデジタルAVデータを、1つのシーンとして取り扱ってファイルを形成する。具体的には、開始トラックからデジタルAVデータのファイル化を開始し、終了トラックでデジタルAVデータのファイル化を終了する処理を行う。
【0065】
さらに、ステップS15のファイル分割処理では、図13に示すように、1つのファイルが一定のサイズ以上とならないように、1つのシーンがその一定のサイズを超えるときには、1つのシーンを複数のファイルに分割する。
【0066】
また、さらに、ステップS15のファイル分割処理では、ファイルの名称を参照することによって、そのファイルに記録されているシーンのシーン番号と、そのファイルのそのシーン内における位置(シーン内における再生順番)とを特定できるように、ファイル名称を付けている。例えば、図13に示すように、ファイル名を6桁の十進数で表し、上位3桁をシーン番号とし、下位3桁をそのシーン内における順番を表すような規則でファイル名を付ける。このようにファイル名を付けることによって、ステップS3でシーンの先頭フレーム及びシーンの末尾フレームが記録されているファイルを特定することが可能となる。
【0067】
以上のように本発明の実施の形態のDVテープ編集システム1では、シーンリスト情報の作成処理とキャプチャ処理とを一括して行う一括キャプチャ処理を行う。このため、DVテープ編集システム1では、シーンリスト情報を作成してからキャプチャを行うといったように、2回のテープ再生を行わなくても済む。従って、DVテープ編集システム1では、ハードディスク14へデジタルAVデータを取り込み、編集処理を開始するまでの時間を短縮することができる。
【0068】
なお、デジタルのビデオデータを記録する方式はDV方式に限らず他の方式も提案されているが、本発明はDV方式に限らず適用することも可能である。また、本実施の形態のDVテープ編集システム1では、DVテープを記録再生する機器としてカメラ装置を適用した例を示しているが、本発明はカメラ装置に限らず、いわゆる据え置き型のDVテープレコーダに適用してもよい。
【0069】
また、コンピュータ11とDVカメラ12との間はIEEE1394方式のインタフェースでデータ転送する例を示したが、本発明は、IEEE1394方式に限らず、コンピュータ11側からDVカメラ12を制御し且つDVテープ15の再生データをコンピュータ11に転送できるインタフェースであれば、どのようなインタフェースを用いても良い。
【0070】
【発明の効果】
本発明に係るデータ処理装置、ビデオデータの編集方法及び編集プログラムでは、シーケンシャルアクセス記録媒体に記録されているビデオデータを読み出しながらシーンの区切り位置を検出し、当該区切り位置に基づき少なくともシーン単位に分割したビデオデータをランダムアクセス記録媒体に記録し、シーンの区切り位置の情報に基づきシーンの識別情報及びシーンのシーケンシャルアクセス記録媒体上における記録位置が記述されたシーンリストを生成する。
【0071】
このため本発明に係るデータ処理装置、ビデオデータの編集方法及び編集プログラムでは、シーケンシャルアクセス記録媒体に記録されているビデオデータをランダムアクセス記録媒体に取り込んだ後に編集作業を行う際に、ランダムアクセス記録媒体への取り込みが完了するまでの時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のDVテープ編集システムの外観斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態のDVテープ編集システムのブロック構成図である。
【図3】DV編集プログラムのメイン画面を示す図である。
【図4】シーンリスト情報が表示された状態の上記メイン画面を示す図である。
【図5】一般的なAVファイルの構成を示す図である。
【図6】一括キャプチャ処理の処理フローを示す図である。
【図7】上記一括キャプチャ処理内のキャプチャ&ファイル分割処理の処理フローを示す図である。
【図8】ファイル分割するための機構の一例を示す図である。
【図9】シーンの開始位置について説明をするための図である。
【図10】シーンの終了位置について説明をするための図である。
【図11】上書きした場合のシーンの開始位置について説明をするための図である。
【図12】上書きした場合のシーンの数量位置について説明をするための図である。
【図13】ファイルを容量で分割した場合について説明するための図である。
【符号の説明】
1 DVテープ編集システム、10 DV編集プログラム、11 コンピュータ、12 DVカメラ、13 IEEE1394ケーブル、14 ハードディスク、15 DVテープ
Claims (21)
- シーケンシャルアクセス記録媒体に対してビデオデータの記録再生を行うビデオ記録再生機器が接続され、上記シーケンシャルアクセス記録媒体に記録されているビデオデータをランダムアクセス記録媒体に取り込む取り込み処理、及び、ランダムアクセス記録媒体に取り込まれているビデオデータを上記シーケンシャルアクセス記録媒体に書き込む書き戻し処理を行うデータ処理装置において、
上記シーケンシャルアクセス記録媒体の記録フォーマットのビデオデータを上記ビデオ記録再生機器との間で送受信するとともに、制御データを上記ビデオ記録再生機器と送受信するインタフェース手段と、
上記シーケンシャルアクセス記録媒体から上記インタフェース手段を介して読み出されたビデオデータを格納するランダムアクセス記録媒体と、
上記取り込み処理及び上記書き戻し処理時における上記ビデオ記録再生機器に対する動作制御を上記インタフェース手段を介して行うとともに、上記ランダムアクセス記録媒体に対するデータの書き込み及び読み出し制御を行う制御手段とを備え、
上記制御手段は、
上記シーケンシャルアクセス記録媒体に記録されているビデオデータを読み出すとともに当該ビデオデータのシーンの区切り位置を検出し、読み出した上記ビデオデータを上記区切り位置に基づきシーン単位に分割して上記ランダムアクセス記録媒体に記録し、
上記シーンの区切り位置の情報に基づき、シーンの識別情報及びシーンの上記シーケンシャルアクセス記録媒体上における記録位置が記述されたシーンリストを生成すること
を特徴とするデータ処理装置。 - 上記シーケンシャルアクセス記憶媒体は、テープ状記録媒体であること
を特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。 - 上記制御手段は、シーン単位で分割されてランダムアクセス記憶媒体に記録したビデオデータから、各シーンの先頭フレームのデータ及び末尾フレームのデータを検出し、
シーンの識別情報として、検出した各シーンの先頭フレームのデータ及び末尾フレームのデータを記述すること
を特徴とする請求項2記載のデータ処理装置。 - 上記テープ状記録媒体に記録されるビデオデータには、実体データとともに、そのビデオデータが記録されているトラック位置を示す絶対トラック番号が含められており、
上記制御手段は、シーケンシャルアクセス記録媒体上における記録位置として、上記ビデオデータに含められている上記絶対トラック番号をシーンリストに記述すること
を特徴とする請求項2記載のデータ処理装置。 - 上記テープ状記録媒体に記録されるビデオデータには、実体データとともに、記録操作を開始したタイミングを示す録画開始フラグが実体データに同期して含められており
上記制御手段は、シーンの開始を示す区切り位置を、上記録画開始フラグが記録されており直前のトラックに録画開始フラグが記録されていないトラック、又は、直前のトラックの日時情報が自己の日時情報よりも未来となっているトラックとすること
を特徴とする請求項2記載のデータ処理装置。 - 上記テープ状記録媒体に記録されるビデオデータには、実体データとともに、そのビデオデータが記録されているトラック位置を示す絶対トラック番号及びそのビデオデータが記録された日時を示す日時情報が含められており、
上記制御手段は、シーンの終了を示す区切り位置を、未記録領域を示した絶対トラック番号が記述されたトラックの直前のトラック、録画開始フラグが記録されているトラックの直前のトラックであって有効な絶対トラック番号が記録されているトラック、又は、直後のトラックの日時情報が自己の日時情報よりも過去となっているトラックとすること
を特徴とする請求項2記載のデータ処理装置。 - 上記制御手段は、上記ビデオデータをシーン毎に分割するとともに、シーン内を所定のデータ量毎のデータに分割すること
を特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。 - シーケンシャルアクセス記録媒体に記録されているビデオデータをランダムアクセス記録媒体に取り込む取り込み処理、及び、ランダムアクセス記録媒体に取り込まれているビデオデータを上記シーケンシャルアクセス記録媒体に書き込む書き戻し処理を行うシーケンシャルアクセス記録媒体に記録されたビデオデータの編集方法において、
上記シーケンシャルアクセス記録媒体に記録されているビデオデータを読み出すとともに当該ビデオデータのシーンの区切り位置を検出し、読み出した上記ビデオデータを上記区切り位置に基づきシーン単位に分割して上記ランダムアクセス記録媒体に記録し、
上記シーンの区切り位置の情報に基づき、シーンの識別情報及びシーンの上記シーケンシャルアクセス記録媒体上における記録位置が記述されたシーンリストを生成すること
を特徴とするビデオデータの編集方法。 - 上記シーケンシャルアクセス記憶媒体は、テープ状記録媒体であること
を特徴とする請求項8記載のビデオデータの編集方法。 - シーン単位で分割されてランダムアクセス記憶媒体に記録したビデオデータから、各シーンの先頭フレームのデータ及び末尾フレームのデータを検出し、
シーンの識別情報として、検出した各シーンの先頭フレームのデータ及び末尾フレームのデータを記述すること
を特徴とする請求項9記載のビデオデータの編集方法。 - 上記テープ状記録媒体に記録されるビデオデータには、実体データとともに、そのビデオデータが記録されているトラック位置を示す絶対トラック番号が含められており、
シーケンシャルアクセス記録媒体上における記録位置として、上記ビデオデータに含められている上記絶対トラック番号をシーンリストに記述すること
を特徴とする請求項9記載のビデオデータの編集方法。 - 上記テープ状記録媒体に記録されるビデオデータには、実体データとともに、記録操作を開始したタイミングを示す録画開始フラグが実体データに同期して含められており
シーンの開始を示す区切り位置を、上記録画開始フラグが記録されており直前のトラックに録画開始フラグが記録されていないトラック、又は、直前のトラックの日時情報が自己の日時情報よりも未来となっているトラックとすること
を特徴とする請求項9記載のビデオデータの編集方法。 - 上記テープ状記録媒体に記録されるビデオデータには、実体データとともに、そのビデオデータが記録されているトラック位置を示す絶対トラック番号及びそのビデオデータが記録された日時を示す日時情報が含められており、
シーンの終了を示す区切り位置を、未記録領域を示した絶対トラック番号が記述されたトラックの直前のトラック、録画開始フラグが記録されているトラックの直前のトラックであって有効な絶対トラック番号が記録されているトラック、又は、直後のトラックの日時情報が自己の日時情報よりも過去となっているトラックとすること
を特徴とする請求項9記載のビデオデータの編集方法。 - 上記ビデオデータをシーン毎に分割するとともに、シーン内を所定のデータ量毎のデータに分割すること
を特徴とする請求項8記載のビデオデータの編集方法。 - シーケンシャルアクセス記録媒体に記録されているビデオデータをランダムアクセス記録媒体に取り込む取り込み処理、及び、ランダムアクセス記録媒体に取り込まれているビデオデータを上記シーケンシャルアクセス記録媒体に書き込む書き戻し処理を行うシーケンシャルアクセス記録媒体に記録されたビデオデータの編集プログラムにおいて、
シーケンシャルアクセス記録媒体に対してビデオデータの記録再生を行うビデオ記録再生機器が接続され、上記シーケンシャルアクセス記録媒体の記録フォーマットのビデオデータを上記ビデオ記録再生装置との間で送受信するとともに、制御データを上記ビデオ記録再生装置との間で送受信するインタフェース部と、上記シーケンシャルアクセス記録媒体から上記デジタルインタフェースを介して取り込まれたビデオデータを格納するランダムアクセス記録媒体とを備えたビデオデータの編集プログラムの動作プログラムであり、
上記シーケンシャルアクセス記録媒体に記録されているビデオデータを読み出すとともに当該ビデオデータのシーンの区切り位置を検出し、読み出した上記ビデオデータを上記区切り位置に基づきシーン単位に分割して上記ランダムアクセス記録媒体に記録し、
上記シーンの区切り位置の情報に基づき、シーンの識別情報及びシーンの上記シーケンシャルアクセス記録媒体上における記録位置が記述されたシーンリストを生成すること
を特徴とするビデオデータの編集プログラム。 - 上記シーケンシャルアクセス記憶媒体は、テープ状記録媒体であること
を特徴とする請求項15記載のビデオデータの編集プログラム。 - シーン単位で分割されてランダムアクセス記憶媒体に記録したビデオデータから、各シーンの先頭フレームのデータ及び末尾フレームのデータを検出し、
シーンの識別情報として、検出した各シーンの先頭フレームのデータ及び末尾フレームのデータを記述すること
を特徴とする請求項16記載のビデオデータの編集プログラム。 - 上記テープ状記録媒体に記録されるビデオデータには、実体データとともに、そのビデオデータが記録されているトラック位置を示す絶対トラック番号が含められており、
シーケンシャルアクセス記録媒体上における記録位置として、上記ビデオデータに含められている上記絶対トラック番号をシーンリストに記述すること
を特徴とする請求項16記載のビデオデータの編集プログラム。 - 上記テープ状記録媒体に記録されるビデオデータには、実体データとともに、記録操作を開始したタイミングを示す録画開始フラグが実体データに同期して含められており
シーンの開始を示す区切り位置を、上記録画開始フラグが記録されており直前のトラックに録画開始フラグが記録されていないトラック、又は、直前のトラックの日時情報が自己の日時情報よりも未来となっているトラックとすること
を特徴とする請求項16記載のビデオデータの編集プログラム。 - 上記テープ状記録媒体に記録されるビデオデータには、実体データとともに、そのビデオデータが記録されているトラック位置を示す絶対トラック番号及びそのビデオデータが記録された日時を示す日時情報が含められており、
シーンの終了を示す区切り位置を、未記録領域を示した絶対トラック番号が記述されたトラックの直前のトラック、録画開始フラグが記録されているトラックの直前のトラックであって有効な絶対トラック番号が記録されているトラック、又は、直後のトラックの日時情報が自己の日時情報よりも過去となっているトラックとすること
を特徴とする請求項16記載のビデオデータの編集プログラム。 - 上記ビデオデータをシーン毎に分割するとともに、シーン内を所定のデータ量毎のデータに分割すること
を特徴とする請求項15記載のビデオデータの編集プログラム。
Priority Applications (1)
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- 2003-05-02 JP JP2003127410A patent/JP2004336255A/ja active Pending
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