JP2004336219A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ビット値「1」を記号「/」、「0」を記号「\」で表すパターン画像から、同期コード部で区画されて埋め込まれた二次元デジタルコードを精度よく取り出す。
【解決手段】参照パターンと同期パターンとの相関に基づいて、二次元デジタルコードの境界を定める同期コード部50を検出する場合に、相関の有無を判定する閾値THを変えて、二次元デジタルコードの復号を行う。すなわち、閾値THを第1の値TH1として、二次元デジタルコードを特定し、このコードに対して復号が成功した場合には、その際に得られた二次元デジタルコードを採用する。一方、値TH1で復号が失敗した場合には、TH1より高い閾値TH2を設定して、二次元デジタルコードを特定して復号を試みる。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記号配列によってデジタルデータが表現される画像から当該デジタルデータを抽出する画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムに関し、特に画像内に設けられる記録データの区画の特定に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータ等のディジタル技術の発展に伴い、種々の形態でデータの授受が行われるようになっている。例えば、記録媒体の一つである紙媒体にデータに基づいて生成される画像を固定し、当該画像をスキャナ等によって光学的に読み取って、データに復号するという技術もある。
【0003】
こうした技術の例として具体的に、特許文献1に示すようなものがある。この特許文献1に示した例は、複写偽造防止用の情報を、スラッシュ(「/」)や、逆スラッシュ(「\」)といった記号を二次元に配列した画像(以下、パターン画像と呼ぶ)として表し、これをドキュメントの背景として印字するものである。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−346032号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
こうしたデータの授受方法では、記録媒体からの画像の読み込み等、画像の扱いに関連して、授受したいデータ(記録対象データ)を内包する画像領域(記憶データ領域)の位置を画定するための技術が要求される。そこで、このデータに係る画像領域の位置を画定するための同期用の記号配列を用い、当該同期用記号配列のパターンを認識し、認識した同期用のパターンに基づいて画定される記録データ領域内の画像から、記録対象データを復号することが考えられる。
【0006】
例えば上述の特許文献1に示した例の場合、ビット値の「1」又は「0」のいずれか一方のみからなる同期データを同期用記号配列(同期パターン)として画像内に表す。このようにすると、同期データを記録した領域では、スラッシュ又は逆スラッシュが連続することとなって区別され、一方で、その色や濃度といった性状は、データの画像部分と略均一となるので、ドキュメントの背景としたり、複写牽制パターンを埋め込む際のカモフラージュパターンとするのにも好適となる。
【0007】
しかしながら、このように同期データと、通常のデータとを同じ記号(スラッシュや逆スラッシュ等)や類似の記号で表現する場合、同期データと、データの実体部分(処理の対象となったデータ)とを区別できなくなる場合がある。例えば記憶データ領域に表されるデータ内に、「1」又は「0」のビットが連続するデータが多く含まれると、その部分に対応する画像として、スラッシュや逆スラッシュが連続して現れる画像が生成されてしまう。こうした場合、当該部分が同期データに対応する画像と判断され得る。特に記録対象データの量が記録データ領域のサイズより小さい場合、記録データ領域内に空きデータ領域が生じ、この空きデータ領域は「0」を表すデータが充填されていた。この「0」を表すデータは一般に同一ビット値の連続(例えばバイトデータであれば“0000000”や“11111111”)で表されるため、上述の不都合が生じやすい。一方、複写牽制パターンには潜像画像が埋め込まれたり、文書画像が重畳されたりして、同期データの一部が欠けてしまうことも起こり得る。さらに複写牽制パターンには、その他の画像ノイズが含まれ得るため、これによっても同期データが不完全なものとなり得る。
【0008】
以上のような様々な要因によって、本来、同期データでないものが同期データとして検知されたり、同期データであるのに検知されないといった現象が起こり、その結果、誤った位置の画像パターンが処理対象データとして復号されてしまうという不都合が生じる。
【0009】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、復号の開始位置を正しく特定できる画像処理装置等を提供することをその目的の一つとする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明に係る画像処理装置は、ビット値に対応する記号を含む複数種類の記号が配列され、当該配列内に記録対象データを格納する記録データ領域と、所定の参照パターンに対し所定の相関関係を有する同期パターンが配され前記記録データ領域を画定する同期領域とを含むパターン画像を画像記録媒体から読み取って前記記録対象データを抽出するものであって、前記相関関係に応じた相関量とその閾値とを用いて、前記同期パターンを探索し、前記同期領域の位置を検知して、当該位置に基づいて前記記録データ領域を特定する同期手段と、特定された前記記録データ領域内の記号配列に基づいて前記記録対象データを抽出するデータ抽出手段と、前記抽出された記録対象データの有効性を判定する判定手段と、を有し、前記同期手段は、前記有効性が否定された場合に、前記閾値を調整して前記同期パターンを探索し直し、改めて前記記録データ領域を特定することを特徴とする。同期パターンは基本的には、記録データ領域には現れにくい記号配列であって、記録データ領域から識別される目印となり得るものであり、その配列は一次元でも二次元でもよい。参照パターンは、画像内の各所と対比され、それが同期パターンであるか否かの判断に用いられるものであり、同期パターンと同一のパターンの他、例えば、同期パターンとはビット値が反転されたパターンなども参照パターンとして用いることができる。同期手段は、パターン画像の各部分と参照パターンとを対比し、それらの間に相関関係があるか否かを判断する。その相関関係に応じた相関量は、参照パターンと対比されるパターンとの対応位置の記号一つずつの一致・不一致に基づくものの他、例えば、同期パターンが記号の並びによって所定の図形を形成するものであるような場合には、その図形とのパターンマッチングを考慮したものでもよい。得られた対比対象となるパターンと参照パターンとの相関量は閾値と比較される。閾値は、対比されているパターンが同期パターンであるか否かを判定する基準値である。以下の説明では、相関量はその値が大きいほど相関が高いことを示すものであるとするが、逆の傾向を有するもの、すなわち値が小さいほど相関が低くなる相関量を用いることもできる。さて、同期手段は、相関量が閾値を超える場合、対比されているパターンが同期パターンであると判断し、一方、閾値を下回る場合、同期手段は対比されているパターンが同期パターンではないと判断する。同期領域を構成する特徴的パターンである同期パターンが検出されると、それに対応して同期領域の位置が検知され、ひいては同期領域との間の予め定められた位置関係に基づいて、記録データ領域の位置が特定される。この特定された記録データ領域からデータ抽出手段が記録対象データを抽出し、判定手段がその記録対象データの有効性を判定する。例えば、記録対象データが誤り訂正符号化されたものであれば、判定手段は、付加されたチェックビットに基づいて、抽出された記録対象データの正誤を判定する。また、例えば、パターン画像内に同じ内容の記録対象データを格納する複数の記録データ領域が配置される場合には、判定手段は、それら記録データ領域から抽出された複数の記録対象データを用い統計的に有効性を判断する。例えば、同じ内容を有するものとして抽出された複数の記録対象データの分散が大きくなった場合には、少なくともいずれかの記録対象データが誤ったものであることが伺われ、その場合には、有効性を否定する判断を行い得る。有効性を否定する結果は、同期パターンの誤検出によって記録データ領域の特定が正しく行われなかったことにより生じた可能性がある。そこで、同期手段は、有効性が否定された場合に、上述の相関量に関する閾値を調整して、同期パターンを探索し直す。例えば、閾値を引き上げることによって、同期パターンでないものを誤って同期パターンとして検出することが少なくなり、正しく記録データ領域が特定されることとなって、記録対象データの有効性を肯定する結果が得られる可能性がある。一方、閾値を引き下げた場合には、同期パターンでないものを誤って検出する可能性が高まり得る一方で、同期パターンであるのに同期パターンでないとされていたものが救済され、正しく特定された記録データ領域の数が増加したり、統計精度が向上する可能性もある。その結果、例えば、上述のような同じ内容を有する複数の記録対象データの統計に基づいて有効性を判断する場合には、分散が小さくなり有効性を肯定する結果が得られることを期待できる。このように本発明では、相関量の閾値を調整することによって、同期パターンの検出に影響を及ぼし、有効な記録対象データを得ることができる。
【0011】
本発明の好適な態様は、前記同期パターンが、第1のビット値を表す単一種類の記号の一次元配列であり、前記同期手段が、前記相関量として、前記同期パターンに応じた形状の比較対象領域に含まれる記号に占める前記第1のビット値を表す記号の比率を求める相関評価手段を有する画像処理装置である。
【0012】
他の本発明に係る画像処理装置においては、互いに異なるビット値を表す一対の前記記号が、前記パターン画像を所定角度回転すると、互いに一致するものであり、前記同期パターンが、第1のビット値を表す単一種類の記号の一次元配列であって、当該一次元配列は互いに前記所定角度だけ異なる複数の方向に沿って前記パターン画像上に配置され、前記同期手段が、前記同期パターンに応じた形状の比較対象領域に含まれる記号のうち、第1のビット値を表す記号であると検知されるものの比率及び、第2のビット値を表す記号であると検知されるものの比率をそれぞれ前記相関量として求める相関評価手段を有し、これら2つの相関量に基づいて前記記録データ領域を特定することを特徴とする。ここで、所定角度は、パターン画像を構成する記号の二次元配列内において、記号がいかなる方向に沿って一次元的に並ぶかに応じて、様々な値を取りうる。すなわち、当該記号の一次元的な並びが形成される複数の方向がなす角度が前記所定角度となり得、その角度は90°に限られず、例えばその他、60°、45°などであり得る。本発明は、第1のビット値を表す記号と第2のビット値を表す記号との間に、当該所定角度の回転に対する対象性が存在する場合に関するものであり、この場合、読み取り機械は、画像記録媒体の一つの配向に対しては同期パターンを第1のビット値(例えば「1」)が一次元的に並んだものと認識し、他の配向に対しては第2のビット値(例えば「0」)が一次元的に並んだものと認識する。本発明によれば、第1のビット値と第2のビット値との双方に関して相関値を求め、それらに基づいて記録データ領域を特定するので、画像記録媒体の向きによらずに同期パターンを正しく検出することが可能となる。
【0013】
本発明に係る画像処理方法は、ビット値に対応する記号を含む複数種類の記号が配列され、当該配列内に記録対象データを格納する記録データ領域と、所定の参照パターンに対し所定の相関関係を有する同期パターンが配され前記記録データ領域を画定する同期領域とを含むパターン画像を画像記録媒体から読み取って前記記録対象データを抽出するものであって、前記相関関係に応じた相関量とその閾値とを用いて、前記同期パターンを探索し、前記同期領域の位置を検知して、当該位置に基づいて前記記録データ領域を特定する同期ステップと、特定された前記記録データ領域内の記号配列に基づいて前記記録対象データを抽出するデータ抽出ステップと、前記抽出された記録対象データの有効性を判定する判定ステップと、を有し、前記同期ステップが、前記有効性が否定された場合に、前記閾値を調整して前記同期パターンを探索し直し、改めて前記記録データ領域を特定することを特徴とする。
【0014】
本発明に係る画像処理プログラムは、ビット値に対応する記号を含む複数種類の記号が配列され、当該配列内に記録対象データを格納する記録データ領域と、所定の参照パターンに対し所定の相関関係を有する同期パターンが配され前記記録データ領域を画定する同期領域とを含むパターン画像を画像記録媒体から読み取って前記記録対象データを抽出する手段としてコンピュータを機能させるものであって、前記相関関係に応じた相関量とその閾値とを用いて、前記同期パターンを探索し、前記同期領域の位置を検知して、当該位置に基づいて前記記録データ領域を特定する同期手段、特定された前記記録データ領域内の記号配列に基づいて前記記録対象データを抽出するデータ抽出手段、及び前記抽出された記録対象データの有効性を判定する判定手段、を実現し、さらに前記同期手段が、前記有効性が否定された場合に、前記閾値を調整して前記同期パターンを探索し直し、改めて前記記録データ領域を特定すること、を特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理システムの模式図である。本システムは図1に示すように、パーソナルコンピュータで構成されたクライアント装置1と、プリント機能及びコピー機能を持った複合機2とがインターネット等のネットワーク3に接続されて構成されている。
【0016】
本システムは、不正なコピー等を抑制し機密を確保するなどのためにコピー牽制パターンの印刷を可能としたものである。コピー牽制パターンは、機密確保対象となる画像の背景として印刷され、本システムは、このコピー牽制パターンをパターン画像で構成してプリントし、コピー機能の利用時には、そのパターン画像に表されたデジタルデータを読み取って、例えばコピーの制御や管理の処理に供する。
【0017】
図2は、本システムによってプリント出力され、またコピー機能において読み取られる画像を示す模式図である。この画像は、例えば用紙などの記録媒体上に形成されて固定される。図2(A)には本システムによってプリント出力されたコピー牽制パターンの全体が例示されている。なお、実際には、このコピー牽制パターン上に文書画像が合成されてプリント出力されるが、ここでは、コピー牽制パターンに関する説明がしやすいように、文書画像は文字や図形を一切含まない文書画像であった場合(したがって、単にコピー牽制パターンのみを印刷したのと同じ結果となっている)を例として示している。図2(A)において、文字「COPY」の領域が複写機で複写すると浮かび上がる潜像部であり、その周囲の領域が背景部である。この図では、「COPY」の文字が識別できるように示されているが、実際には潜像部の「COPY」の文字は、周辺の画像(カモフラージュ・パターン)と、肉眼上は濃度差を見分けられず、識別が困難になるよう形成されている。
【0018】
図2(C)は図2(A)の四角で囲んだ領域を拡大した画像であり、背景部はスラッシュ(「/」)及び逆スラッシュ(「\」)として表されるパターンが配列されて構成され、潜像部には、それらとは異なる第3のパターンが配列される。図3は、これら背景部、潜像部に配置される3つのパターンに対応するドットパターンであり、図3(A)に示すパターン0が逆スラッシュ、図3(B)に示すパターン1がスラッシュ、そして図3(C)に示すパターン2が潜像部を構成するパターンである。
【0019】
これらパターン0〜2の形状は互いに異なるが、各パターンを構成する黒色画素の数がおおむね同じであり、パターンの配列に依らずプリント出力された場合の濃度が同じになるように構成されている。なお、実際にはプリンタ特性により画素数が同じでもパターンにより濃度が多少異なるため、プリント出力後の濃度が正確に一致するように、各パターンを構成する黒色画素の数及びパターン形状が設定されている。それゆえ、記録媒体上にプリント出力した際の潜像文字の内外の平均濃度(単位面積当たりの黒色画素面積)は同一となり、人間の目にはコピー牽制パターンが全面均一のグレイ背景に見え、上述したようにオリジナルのコピー牽制パターンにおいては肉眼で「COPY」の文字が識別し難くなる。
【0020】
さて、背景部に配置されるパターン0及びパターン1は図3(A)及び(B)に示すようにドットが直線状に並んだパターンであり、複写機で複写された場合にパターンが再現される特性を有している。これに対し、潜像部の内部に配置されるパターン2は図3(C)に示すように孤立ドットがランダムに配置されたパターンであり、複写機で複写された場合にパターンが再現されにくい特性を有している。このため、図2(A)に示す画像を複写機で複写すると、背景部は高濃度で複写され、潜像部の内部は画像が抜けて、図2(B)に示すように、複写物においては白抜きの「COPY」の文字が浮かび上がる。
【0021】
以上のように、本システムでプリント出力した印刷物は、複写機で複写すると潜像として埋め込まれていた文字等の画像が浮かび上がることになるので、不正に複写する行為に対して心理的な抑制となると共に、浮かび上がった文字等によりオリジナルと複写物とを区別することが可能になる。
【0022】
また、コピー牽制パターンの背景部は、互いに識別可能なパターン0及びパターン1をビット値「0」、「1」に対応付けてデジタルデータを表したパターン画像とされる。背景部を構成するパターン0及びパターン1は複写後においても再現されるため、そのパターン画像に埋め込まれた情報は、複写物からも復号することができる。例えば、このパターン画像には、オリジナル文書を印刷したプリンタのIPアドレス等の情報を埋め込むことができ、それら情報を復号することでプリントの流出経路を特定する処理などに供することができるようになる。
【0023】
図1に示す本発明に係る画像処理システムにおいて、クライアント装置1からの指示により文書データの印刷を行う場合には、クライアント装置1に内蔵されたプリンタドライバによって、文書データがPDL(Page Description Language)で記述された文書データ(PDLデータ)に変換され、このPDLデータがネットワーク3を介して複合機2へ送信される。複合機2は、受信したPDLデータに基づき、機密文書か否かを判定し、機密文書であると判定した場合には、PDLデータに対し、後述する加工を施すとともに、PDLデータをラスタ画像データに変換し、プリント出力を行う。
【0024】
次に、図1で示した複合機2の内部構成について説明する。図4は、複合機の内部構成を示す概略の機能ブロック図である。複合機2は、ネットワーク3に対するネットワークインターフェース(ネットワークI/F)10、複合機2全体の制御を行う制御部12、ユーザへの情報表示及びキー入力等を行うコントロールパネル14、原稿を読み取って画像データを取得する画像読み取り部16、読み取った画像データに対する所定の画像処理及び制御部12の制御に基づく画像データ生成を行う画像処理装置18、及び画像処理装置18から出力された画像データを印刷用紙等の画像記録媒体に印刷出力する画像形成部20を備える。
【0025】
ネットワークI/F10は、ネットワーク3を通してクライアント装置1からPDLデータの受信を行うと共に、その他のネットワーク接続機器との通信を行う。このPDLデータのヘッダー部には、プリントジョブを送信したコンピュータのIPアドレス、プリントジョブを送信したユーザ名、プリントする文書ファイル名、プリントする文書のタイムスタンプが付加情報として付加されている。さらに、PDLデータのヘッダー部には、コピー牽制パターンの設定情報が付加されている。
【0026】
ここで、コピー牽制パターンの設定情報は、潜像文字として埋め込む文字列を含んでいる。このコピー牽制パターンの設定情報は、複写を抑制する必要がある機密文書等にだけ付加されているので、コピー牽制パターンが抽出された場合には、この文書は機密文書等であると判定される。
【0027】
制御部12は、ネットワークI/F10で受信したPDLデータを格納するメモリ(図示省略)を有し、このメモリに格納されたPDLデータをチェックし、付加情報及びコピー牽制パターン設定情報が付加されているかを調べる。制御部12はコピー牽制パターン設定情報が付加されている場合には、複合機2の動作モードをコピー牽制パターン合成プリントモードに設定する。また、制御部12は付加情報並びにコピー牽制パターン設定情報に含まれている潜像文字列情報を取り出して、画像処理装置18へ設定する。
【0028】
一方、制御部12は、コピー牽制パターン設定情報が付加されていない場合には、複合機2の動作モードを通常プリントモードに設定する。この通常プリントモードでは、以下で説明するコピー牽制パターンの生成と合成処理は行われない。
【0029】
画像処理装置18は、ページバッファ30、画像処理部32、デジタルコード復号処理部34、画像生成部36、セレクタ38を含んで構成される。
【0030】
画像生成部36は上述した通常プリントモードでは、制御部12からPDLデータを受け取り、それに応じた文書画像データを生成し、この文書画像データをセレクタ38を介して画像形成部20へ出力する。また画像生成部36は、コピー牽制パターン合成プリントモードでは、文書画像データを生成するだけでなく、制御部12からPDLデータの付加情報及び潜像文字列情報を受け取り、それらを用いてコピー牽制パターンを生成する。そして、画像生成部36はコピー牽制パターンと文書画像とを合成した画像データを生成し、これをセレクタ38を介して画像形成部20へ出力する。例えば、付加情報はコピー牽制パターンの背景部を構成するパターン画像に埋め込まれる。
【0031】
さて複合機2は、入力されたPDLデータに基づく上述した2つのプリントモードの他、画像読み取り部16から画像データを読み取って複写する動作モードであるコピーモードを有している。コピーモードでは、画像読み取り部16が用紙等の記録媒体上に形成された文書画像を読み取って、画像データを生成し、この画像データがページバッファ30に格納される。例えば、画像読み取り部16はスキャナ等であり、ページバッファ30は半導体素子等のメモリで構成される。
【0032】
ページバッファ30に格納された読み取り画像は、画像処理部32及びデジタルコード復号処理部34で利用される。画像処理部32は、読み取られた画像に対し、ユーザの指示に従って、又はセットされた印刷用紙の種別等に応じて、倍率変換、回転操作、コントラスト調整等の処理を行い、当該処理を施された画像データがセレクタ38を介して画像形成部20へ出力され得る。
【0033】
デジタルコード復号処理部34は、ページバッファ30から得た読み取り画像内に、上述したコピー牽制パターンの背景部のパターン画像を検知し、そのパターン画像に埋め込まれたデジタルデータを復号する。復号されたデジタルデータは制御部12に渡される。例えば、デジタルコード復号処理部34は、コピー牽制パターンの背景部のパターン画像から上述したPDLデータの付加情報を抽出して、制御部12へ出力する。制御部12は、このPDLデータの付加情報に基づいて、例えば、その複合機2にて複写禁止の文書が読み込まれたことや、付加情報自体を、ネットワークI/F10及びネットワーク3を介して管理者に通知したり、当該複合機2の動作を制御する。
【0034】
セレクタ38は2つのプリントモードにおいては、画像生成部36から出力される画像データを画像形成部20へ通過させ、一方、コピーモードにおいては、画像処理部32から出力される画像データを画像形成部20へ通過させる。
【0035】
さて、上述したようにコピー牽制パターンはパターン画像で構成され、背景部にデジタルデータが埋め込まれる。図5は、このコピー牽制パターンの構造を説明するための図であり、コピー牽制パターンの構成単位となる二次元デジタルコードの一例を示す模式図である。二次元デジタルコードは、パターン0又はパターン1を直交座標に従って行列状に配列して構成され、さらに複数の二次元デジタルコードが行列状に配列されてコピー牽制パターン全体の画像を構成する。
【0036】
各二次元デジタルコードは、画像の中での当該二次元デジタルコードの位置特定を可能とするための、所定の同期パターンを含んで構成される同期コード部50と、後述するアドレス情報を含むアドレスコード部52と、付加情報等のデジタルデータを含むデジタルデータ部54とを含んでいる。
【0037】
同期コード部50に含まれる同期パターンは同じビット値(例えば「1」)を表すパターン(パターン「1」)を連続させた画像であり、パターン1が行方向(図5において水平方向)又は列方向(図5において垂直方向)に一列に並んだものである。二次元デジタルコードに記録されるデータ領域(アドレスコード部52及びデジタルデータ部54)をこの同期パターンで囲んで画定することにより、当該記録データ領域(又は当該二次元デジタルコード)の境界を検知し、画像中の各二次元デジタルコードから記録データ領域(又は二次元デジタルコード)を個別に取り出すことが可能となる。
【0038】
アドレスコード部52に保持されるアドレス情報は、画像中に複数配列された二次元デジタルコードを識別する情報であり、異なる二次元デジタルコード別に定められる。ここで、画像中には記録データ内容が異なる複数種類の二次元デジタルコードを含み得る一方、記録データ内容が同じである二次元デジタルコードを複数個、一つの画像内に配列することも行われ得る。このような同種の二次元デジタルコードを複数個配置する冗長な記録は、コピー牽制パターン上に重ねて印刷される文書画像による遮蔽や画像ノイズの影響を回避するために有効である。この場合には、同種の二次元デジタルコードには同一のアドレスを付すことができる。例えば、アドレス情報は識別番号であり、アドレスコード部52には2進数で表された当該番号が格納される。例えば、二次元デジタルコードに埋め込まれる記録データは6個の部分データに分割され、各部分データに応じた6つの二次元デジタルコードが生成される。この場合は、それぞれの部分データに応じた二次元デジタルコードに互いに異なるアドレス情報を付することになる。6つ程度の場合、アドレス情報の表現には4ビットあれば十分であり、アドレスコード部52は例えば図5に示すように2行2列の4ビット領域で構成され、この4ビットのアドレスコード部52が記録データ領域の四隅にそれぞれ配置される。アドレスコード部52を記録データ領域の四隅に配置することで、画像に含まれる文字や図形などが上から形成されてアドレスコード部52の少なくとも一部が掩蔽され、又は誤って読み取られるような場合に他のアドレスコード部52でそれを補って訂正することが可能となる。ちなみに、図5に示す例では、2進数表記でのアドレス情報「0101」がアドレスコード部52に格納されている。
【0039】
デジタルデータ部54は、二次元デジタルコードのうち同期コード部50とアドレスコード部52とを除く部分であり、上述した付加情報等の格納すべき情報は、1つのデジタルデータ部54に格納できる情報量に応じて複数のレコードに分割され得る。例えば6つの二次元デジタルコードが設けられ、それぞれのデジタルデータ部54に異なるレコードが格納される。なお、図5では、説明のため、デジタルデータ部54を全てビット値「0」のパターン(パターン0)で描いているが、実際には格納される情報に応じてパターン0とパターン1とが混在した形態となる。
【0040】
図6は画像生成部36の構成を示すブロック図である。画像生成部36は、プリントデータ入力部80、文書画像生成部82、文書画像バッファ84、付加情報抽出部86、潜像生成部88、付加情報分割部90、付加情報符号化部92、パターン画像生成部94、パターン画像格納部96、及び画像合成部98を含んで構成される。
【0041】
プリントデータ入力部80に、付加情報が付加された機密文書等のPDLデータが入力されると、文書画像生成部82は文書画像データを生成する。生成された文書画像データは文書画像バッファ84に一時格納される。付加情報抽出部86は、潜像文字列とコード化情報からなる付加情報を抽出する。潜像生成部88は、潜像文字列から潜像文字画像データを生成する。
【0042】
付加情報分割部90は、コード化された付加情報を、1つの二次元デジタルコードのデジタルデータ部54に格納可能なサイズの断片に分割する。付加情報符号化部92は分割により得られた複数の断片をそれぞれ誤り訂正符号化し、潜像文字画像データを参照して、コード画像を生成する。なお、コード画像は、プリントされる具体的な画像ではなく、3つのコード値「0」「1」「2」で構成される二次元配列を仮想的に画像と捉えたものである。このコード画像は、それぞれデジタルデータのビット値に対応するコード「0」「1」の二次元配列をベースとしつつ、潜像文字の位置がコード「2」で置き換えられたものである。付加情報符号化部92の処理内容については後述する。パターン画像格納部96は、上述し、また図3に示したパターン0〜2のドットパターンを格納している。コード画像のコード値「0」「1」「2」はそれぞれこれらパターン0,1,2を示す。パターン画像生成部94は、このパターン画像格納部96に格納されたパターンを参照して、コード画像に対応してパターン0〜2が配列されたパターン画像を生成する。
【0043】
画像合成部98は、文書画像データとパターン画像を重畳合成し、この合成された画像が画像生成部36から出力される。画像形成部20は画像生成部36からの出力を受けて、パターン画像が合成された文書画像データをプリント出力する。このようにして、文書画像の背景画像にデジタルデータと潜像文字部が埋め込まれた文書画像が生成される。
【0044】
図7はデジタルコード復号処理部34の構成を示すブロック図である。デジタルコード復号処理部34は、画像整形部60、パターン検出部62、デジタル情報検出部64、デジタル情報登録部66、アドレス判定部68、デジタルデータ復号部70、及び付加情報復号部72を含んで構成される。画像整形部60は次段のパターン検出部62にて文書画像からパターン画像を取り出しやすくするために、画像読み取り部16にて読み取った文書画像に対して2値化処理や画像の傾き補正処理、ノイズ除去処理などを行う。2値化処理はグレースケールで入力された文書画像を浮動2値化等の処理により2値画像へ変換する。画像の傾き補正処理は、画像読み取り時等で発生する画像の傾きを補正する。文書画像には文字やグラフィックなどの文書構成物を多く含み、これらはパターン画像を抽出する際にはノイズ成分となる。ノイズ除去処理は、読み取った画像からデジタルコードのパターン(パターン0及び1)のサイズより大きい画像構成物、又はデジタルコードのパターンより小さい画像構成物を除去する。ノイズ除去処理によって、文書画像に含まれる文字やグラフィック等の文書構成物が除去され、パターン画像を構成する記号パターンの検出を容易とすることができる。
【0045】
パターン検出部62はパターン0(「\」)とパターン1(「/」)を使用して、文書画像に含まれる複数のパターンを検出する。パターン検出部62により検出されたビットパターンは、その位置とパターンの種類(0,1,又は不明のいずれか)の情報からなるコード画像として次のデジタル情報検出部64へ渡される。
【0046】
デジタル情報検出部64はパターン検出部62から得たコード画像から二次元デジタルコードを検出し、さらに各二次元デジタルコードからデジタルデータ部54のデジタルデータ及びアドレスコード部52に格納されるアドレスコードを抽出する。抽出されたアドレスコード部52の情報はアドレス判定部68へ渡される。一方、抽出されたデジタルデータ部54のデジタルデータはデジタル情報登録部66へ渡される。
【0047】
二次元デジタルコードの検出は、まず、パターン検出部62にて検出されたパターン画像中に同期パターンを探索する。同期パターンは、上述したようにビット値が全て「1」(記号「/」に対応)の画像に設定していることに基づいて探索される。基本的には、同期コード部50の位置は、読み取られたパターン画像のうち、ほとんどのビットの値が「1」である行及び列として特定することができる。一方、ここで、画像読み取り部16に画像記録媒体が90°回転した向きにセットされると、ビット値「1」を表すパターン1の画像は「\」(すなわちパターン0)と読み取られ、逆にビット値「0」を表すパターン0の画像は「/」(すなわちパターン1)と読み取られることになる。そのため、同期パターンはビット値が全て「0」の画像となっている可能性があり、読み取られたパターン画像のうちビット値「0」の比率が高い行及び列も同期コード部50の位置の候補となり得る。デジタル情報検出部64は例えば、ビット値が全て「1」の行又は列と全て「0」の行又は列のいずれか多い方を同期コード部50と判断し、その位置に基づいて二次元デジタルコードを検出する。
【0048】
デジタル情報検出部64は、検出した二次元デジタルコードのうち同期コード部50を除いた残りの部分の四隅の4ビットをアドレスコード部52と判断し、その部分に含まれるデジタルデータをアドレス判定部68へ渡す。アドレス判定部68は、アドレスコード部52から渡されたデジタルデータに基づいて当該二次元デジタルコードのアドレスを識別し、これをデジタル情報登録部66へ渡す。なお、アドレス判定部68は、一つの二次元デジタルコードに含まれる4つのアドレスコード部52の内容を比較し、それら全てのアドレス情報が一致しない場合には、多数決等の方法で確からしいアドレスを定めることができる。またアドレスコード部52の情報だけではアドレスを定めることができない場合には、アドレス判定部68は当該二次元デジタルコードのデジタルデータ部54の内容と、デジタル情報登録部66に二次元デジタルコードの種類別に既に登録されているデジタルデータ部54の内容とを対比して、その一致度に基づいて確からしいアドレスを推定するように構成することができる。
【0049】
デジタル情報登録部66は、デジタル情報検出部64からデジタルデータ部54に対応するデジタルデータを入力され、これをアドレス判定部68にて判定されたアドレス毎に登録する。なお、この登録処理においては、同じ種類の複数の二次元デジタルコードからそれぞれ得られる複数のデジタルデータ部54のデジタルデータを補完的に用いたり、統計処理することによって、文字画像等によって欠損した情報を訂正する処理が施される。
【0050】
パターン画像内に検知される全ての二次元デジタルコードに対し、アドレス判定部68によるアドレス判定とデジタル情報登録部66によるデジタルデータ登録処理が完了すると、デジタルデータ復号部70は、デジタル情報登録部66に登録されているデジタルコードを復号する。デジタルデータの復号はBCH符号やRS符号などの誤り訂正符号の復号や、暗号化データに対する復号を含む。デジタルデータ復号部70からは、二次元デジタルコードの各種類毎に、復号されたデジタルデータが得られる。付加情報復号部72は、これら複数の復号されたデジタルデータを、アドレス情報に従って連結し、分割されて画像に埋め込まれていた付加情報等のデジタルデータを再構築する。
【0051】
さて、本発明の主たる特徴は、複合機2のコピー機能に関する。さらに言えば、デジタルコード復号処理部34において、パターン画像であるコピー牽制パターン内に同期コード部50を検出し、二次元デジタルコードを特定する処理に関するものである。以下、この特徴に関して詳しく説明する。
【0052】
図8は、文書画像から二次元デジタルコードを抽出し復号するデジタルコード復号処理の大きな流れを示すフロー図である。デジタルコード復号処理が開始されると、まず、同期コード部50を検出する際の判定の閾値とされる同期コード判定閾値THに第1の値TH1を設定して、デジタルコード復号処理が実行される(S110)。その結果、復号に成功すれば(S115)、処理が終了されるが、復号に失敗した場合には(S115)、同期コード判定閾値THを第2の値TH2に変更して改めてデジタルコード復号処理が実行される(S120)。ここで復号に成功すれば(S125)、処理は終了される。一方、この閾値TH2でも復号に失敗した場合には(S125)、所定のエラー処理S130が実行された後、デジタルコード復号処理が終了する。
【0053】
図9は、閾値TH1とTH2とに対してそれぞれ実行されるデジタルコード復号処理S110、S120の内容を説明する処理フロー図である。本実施の形態では、文書画像データを所定の大きさに分割してデジタルコード復号処理部34に読み込む方式としており、以下、その読み込む単位をタイルと称する。このように文書画像データを分割してタイル単位で読み込むのは、一度に全ての文書画像データを読み込むと処理に時間がかかるためである。また、タイルの大きさは、図5に示したような一つの二次元デジタルコード全体が内包される大きさとするのが好ましい。この点では、タイルの縦横それぞれのサイズが、二次元デジタルコードの縦横それぞれのサイズの2倍以上であれば、タイルの位置にかかわらず、少なくとも1つの二次元デジタルコードが内包される。また、付加情報が分割され複数の二次元デジタルコードに格納される場合には、それら全部の種類の二次元デジタルコードがタイルに内包されるように、タイルの大きさを定めることも処理高速化の上で都合がよい。
【0054】
デジタルコード復号処理部34は以上のような点に基づいて画像のタイル化サイズの計算を行う(S150)。そして、このサイズに応じた画像データがタイルとしてページバッファ30から読み込まれる(S155)。画像整形部60は、読み込んだタイル画像に対し、既に述べたように画像整形処理を行う(S160)。また画像の傾きを補正するデスキュー処理も行われる。
【0055】
パターン検出部62は、整形された画像に対し、ビット値「0」「1」を表現するコードパターン検出処理を行う(S165)。このパターン検出処理S165では、上述のパターン0とパターン1とを使用して、整形画像に対してパターンマッチング処理を行い、検出されたパターン0,1の位置とその種類の情報からなるコード画像が生成される。生成されたコード画像は、デジタル情報検出部64に渡される。
【0056】
デジタル情報検出部64は、デジタル情報検出処理を行う(S170)。この処理では、上述の同期コード判定閾値THを用いて、入力されたコード画像から同期パターンが探索され、二次元デジタルコードが特定される。そして、その二次元デジタルコード内のアドレスコード部52に格納されたアドレス情報、デジタルデータ部54に格納されたデジタルデータが抽出される。この処理S170については後に詳述する。
【0057】
処理S170にてアドレス情報を検出できた場合には(S175)、そのアドレス情報及びデジタルデータはデジタル情報登録部66のリスト1に登録される(S180)。一方、処理S175にてアドレス情報を検出できなかった場合には(S175)、検出されたデジタルデータは、アドレス未確定デジタルデータとしてデジタル情報登録部66のリスト2に登録される(S185)。
【0058】
ここで、既に述べたように付加情報を分割してデジタルデータ部54に格納する際には、誤り訂正符号化処理が行われている。デジタルデータ復号部70は、リスト1に登録された誤り訂正符号化されているデジタルデータを読み出して復号処理を施す(S190)。デジタルデータ復号部70が、読み込んだタイル画像で全アドレスについてのデジタルデータの復号を終了すると(S195)、付加情報復号部72にて、それら複数のデジタルデータを用い、それらに分割して格納されていた付加情報等のデジタルデータを再構築する付加情報復号処理が行われる(S200)。デジタルコード復号処理部34は、この復号されたデジタルデータを制御部12に渡し、処理を終了する。
【0059】
一方、読み込んだタイル画像では全アドレスについてのデジタルデータの復号が完了しなかった場合には(S195)、新たなタイル画像を読み込んで(S155)、上述した処理S160〜S195を繰り返す。この反復は、途中のタイル画像で全アドレスについてのデジタルデータの復号が完了するか(S195)、又はタイル画像の読み込みが画像終端まで達するか(S205)のいずれかまで続けられる。
【0060】
途中のタイル画像で全アドレスについてのデジタルデータが得られた場合には上述した処理S200が行われ、処理が終了する。これに対し、タイル画像を画像終端まで読み込んでも全てのアドレスのデジタルデータを得られなかった場合には、デジタル情報登録部66のリスト2に登録されているアドレス未確定デジタルデータを用いて、足りないアドレスのデジタルデータの獲得を試みる補足処理を行う。
【0061】
この補足処理では、リスト2からアドレス未確定デジタルデータを1個ずつ取り出して(S210)、以下の処理が行われる。リスト2から取り出したアドレス未確定デジタルデータは、アドレス情報が検出できているリスト1に登録されている全てのデジタルデータと比較される(S215)。なお、この比較は、画像ノイズの影響により、ビット値が「0」,「1」のいずれか不明であった未検出ビットを除いて行われる。
【0062】
比較の結果、所定の閾値αを超える一致率を有するデジタルデータがリスト1内に存在した場合(S220)、その一致率を超えるデジタルデータが全て抽出される。そして、それらのうち最も一致率が高いもののアドレスを現在処理対象としているアドレス未確定デジタルデータのアドレスとする。
【0063】
ここで、一致率の閾値αは大きいほど検出精度が向上するが、あまり大きくしすぎる(例えば100%など)と、画像ノイズの影響によってアドレス情報を復元できない場合があるため、90%程度に設定するのがよい。なお、リスト1に閾値αより大きな一致率のデジタルデータが存在しない場合は、ステップS210に戻って、新たなアドレス未確定デジタルデータをリスト2から取り出し、これに対して上述のリスト1のデジタルデータとの比較処理を開始する。
【0064】
ステップS220にて、アドレス未確定デジタルデータのアドレスを判定できた場合には、そのアドレス未確定デジタルデータのビット値と、上記最高値で一致したリスト1のデジタルデータのビット値とを合成する(S225)。ここでのデジタルデータの合成方法は、リスト1に登録されているデジタルデータの未検出ビットを補うように合成してもよいし、各タイル処理でデジタルデータの各ビット値が「0」又は「1」と判定された数をカウントし、その多数決によってビット値を定めるような場合においては、合成するアドレス未確定デジタルデータのビット値をカウンタに加算するようにしてもよい。
【0065】
このような合成によって得られたデジタルデータに対し、処理S190と同様の復号処理が施される(S230)。現在対象としているアドレス未確定デジタルデータに対する処理によって、全アドレスについてのデジタルデータの復号を終了すると(S235)、上述した処理S200が行われ、処理が終了する。
【0066】
一方、現在対象としているアドレス未確定デジタルデータに対する処理によって、まだ全アドレスについてのデジタルデータの復号が終わっていない場合には、ステップS210に戻って、新たなアドレス未確定デジタルデータをリスト2から取り出し、これに対して上述の処理S215〜S235を反復する。この反復は、途中のアドレス未確定デジタルデータで全アドレスについてのデジタルデータの復号が完了するか(S235)、又はリスト2に登録された全てのアドレス未確定デジタルデータについて上述の処理が完了するか(S240)のいずれかまで続けられる。
【0067】
リスト2の全てのアドレス未確定デジタルデータについて処理を行っても、全アドレスのデジタルデータの復号が完了しなかった場合は、復号失敗とされる(S245)。図8を用いて説明したように、同期コード判定閾値に対する第1の設定値TH1に対する復号が失敗した場合には(S115)、第2の設定値TH2を用いて、上述の処理150〜S240が繰り返される(S120)。一方、TH2に対する処理で復号が失敗した場合には(S125)、エラー処理S130が実行される。
【0068】
図10は、デジタル情報検出処理S170を説明するフロー図である。この処理S170では、上述したようにタイル画像中に二次元デジタルコードが特定され、デジタルデータ部54に格納されるデジタルコードが取り出される。ここで同期コード部50は、ビット値「1」が行方向、又は列方向に連続した同期パターンからなる。そこで、デジタルコード復号処理部34は、ビット値「1」の一次元配列を参照パターンとして、タイル画像に対応するコード画像内の各行、各列をこの参照パターンと対比する。そして、参照パターンと相関を有する行、列を同期パターンと判断して、その部分を同期コード部50の位置として記憶する。
【0069】
ここでは具体的には、行又は列中に含まれるビットのうち参照パターンと値が一致するものの割合を参照パターンとの相関量として、相関の有無を判断する。上述した閾値THは、この相関の判定に用いられる。すなわち、デジタルコード復号処理部34はコード配列の各行、各列のビット値「1」の比率R1を求め、R1>THとなる行、列を同期コード部50が位置する行、列として記憶する。また同期コード部50が位置するものとして検知された行、列の数n1をカウントする(S300)。ここで例えば、TH1は、0.95に設定され、TH2はTH1より引き上げられて、0.99に設定することができる。
【0070】
また、ビット値「1」を表すパターン1は90゜回転させるとビット値「0」を表すパターン0に一致するため、画像読み取り部16で読み取る画像の方向によっては、同期パターンがビット値「0」の一次元配列として認識される場合がある。これに対応して、デジタルコード復号処理部34は、コード配列の各行、各列のビット値「0」の比率R0を求め、R0>THとなる行、列を90゜回転した同期コード部50が位置する行、列として記憶すると共に、その行、列の数n0をカウントする(S305)。
【0071】
そして、n0よりn1が大きければ、画像の向きは、同期コード部50がビット値「1」で表される方向であると判断し(S310)、処理S300で同期コード部50の位置として記憶された行、列を参照して、二次元デジタルコードを特定する。さらにデジタルコード復号処理部34は、その二次元デジタルコードから同期コード部50を除いた内側領域のコード画像を切り出す(S315)。
【0072】
一方、n0がn1以上であれば、画像の向きは、同期コード部50がビット値「0」で表される90゜回転した方向であると判断し(S310)、処理S305で同期コード部50の位置として記憶された行、列を参照して、二次元デジタルコードを特定する。さらにデジタルコード復号処理部34は、その二次元デジタルコードから同期コード部50を除いた内側領域のコード画像を切り出す(S320)。この場合にはデジタルコード復号処理部34は処理S320で切り出された内部領域のコード画像を90゜回転し、さらにビット値を反転させて、処理S315で得られるコード画像と向きを揃える(S325)。
【0073】
デジタルコード復号処理部34は、処理S315,S325で取り出されたコード画像内に所定のビット配置で格納されているアドレス情報及びデジタルデータ部54のデジタルコードを検出し(S330)、デジタル情報検出処理S170を終了する。
【0074】
以上のデジタルコード復号処理部34での処理によって、画像記録媒体の画像読み取り部16への配置が縦方向であるか横方向であるかにかかわらず、コピー牽制パターンに埋め込まれた二次元デジタルデータを精度よく検出し、埋め込まれたデジタルデータを正しく復号することが容易となる。
【0075】
上記デジタルコード復号処理部34における各処理は、画像処理プログラムによって実行される。画像処理プログラムは、ハードウェアと協働し、ハードウェアと一体となって画像処理を行う。ハードウェアは、図示は省略するが、CPUと、ROMやRAM等の内部記憶装置と、FDD、HDD、CD−ROMドライブ等の外部記憶装置とを備えたコンピュータその他によって構成することができる。
【0076】
また、画像処理方法は、画像処理プログラムとして、FD,HD,CD−ROM等の記憶媒体に記録されており、それぞれが対応する外部記憶装置に装着され、実行時に読み出されてRAMにロードされる。なお、画像処理プログラムが記憶される記憶媒体は、ROM等の半導体メモリでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理システムの模式図である。
【図2】本システムによってプリント出力され、またコピー機能において読み取られる画像を示す模式図である。
【図3】コピー牽制パターンの背景部、潜像部に配置される3つのパターンに対応するドットパターンである。
【図4】複合機の内部構成を示す概略の機能ブロック図である。
【図5】コピー牽制パターンの構成単位となる二次元デジタルコードの一例を示す模式図である。
【図6】画像生成部の構成を示すブロック図である。
【図7】デジタルコード復号処理部の構成を示すブロック図である。
【図8】文書画像から二次元デジタルコードを抽出し復号するデジタルコード復号処理の大きな流れを示すフロー図である。
【図9】デジタルコード復号処理S110、S120の内容を説明する処理フロー図である。
【図10】デジタル情報検出処理S170を説明するフロー図である。
【符号の説明】
1 クライアント装置、2 複合機、3 ネットワーク、10 ネットワークI/F、12 制御部、14 コントロールパネル、16 画像読み取り部、18 画像処理装置、20 画像形成部、30 ページバッファ、32 画像処理部、34 デジタルコード復号処理部、36 画像生成部、38 セレクタ、50 同期コード部、52 アドレスコード部、54 デジタルデータ部、60 画像整形部、62 パターン検出部、64 デジタル情報検出部、66 デジタル情報登録部、68 アドレス判定部、70 デジタルデータ復号部、72 付加情報復号部、80 プリントデータ入力部、82 文書画像生成部、84 文書画像バッファ、86 付加情報抽出部、88 潜像生成部、90 付加情報分割部、92 付加情報符号化部、94 パターン画像生成部、96 パターン画像格納部、98 画像合成部。

Claims (5)

  1. ビット値に対応する記号を含む複数種類の記号が配列され、当該配列内に記録対象データを格納する記録データ領域と、所定の参照パターンに対し所定の相関関係を有する同期パターンが配され前記記録データ領域を画定する同期領域とを含むパターン画像を画像記録媒体から読み取って前記記録対象データを抽出する画像処理装置であって、
    前記相関関係に応じた相関量とその閾値とを用いて、前記同期パターンを探索し、前記同期領域の位置を検知して、当該位置に基づいて前記記録データ領域を特定する同期手段と、
    特定された前記記録データ領域内の記号配列に基づいて前記記録対象データを抽出するデータ抽出手段と、
    前記抽出された記録対象データの有効性を判定する判定手段と、
    を有し、
    前記同期手段は、
    前記有効性が否定された場合に、前記閾値を調整して前記同期パターンを探索し直し、改めて前記記録データ領域を特定すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記同期パターンは、第1のビット値を表す単一種類の記号の一次元配列であり、
    前記同期手段は、前記相関量として、前記同期パターンに応じた形状の比較対象領域に含まれる記号に占める前記第1のビット値を表す記号の比率を求める相関評価手段を有すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1記載の画像処理装置において、
    互いに異なるビット値を表す一対の前記記号は、前記パターン画像を所定角度回転すると、互いに一致するものであり、
    前記同期パターンは、第1のビット値を表す単一種類の記号の一次元配列であって、当該一次元配列は互いに前記所定角度だけ異なる複数の方向に沿って前記パターン画像上に配置され、
    前記同期手段は、
    前記同期パターンに応じた形状の比較対象領域に含まれる記号のうち、第1のビット値を表す記号であると検知されるものの比率及び、第2のビット値を表す記号であると検知されるものの比率をそれぞれ前記相関量として求める相関評価手段を有し、これら2つの相関量に基づいて前記記録データ領域を特定すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  4. ビット値に対応する記号を含む複数種類の記号が配列され、当該配列内に記録対象データを格納する記録データ領域と、所定の参照パターンに対し所定の相関関係を有する同期パターンが配され前記記録データ領域を画定する同期領域とを含むパターン画像を画像記録媒体から読み取って前記記録対象データを抽出する画像処理方法であって、
    前記相関関係に応じた相関量とその閾値とを用いて、前記同期パターンを探索し、前記同期領域の位置を検知して、当該位置に基づいて前記記録データ領域を特定する同期ステップと、
    特定された前記記録データ領域内の記号配列に基づいて前記記録対象データを抽出するデータ抽出ステップと、
    前記抽出された記録対象データの有効性を判定する判定ステップと、
    を有し、
    前記同期ステップは、
    前記有効性が否定された場合に、前記閾値を調整して前記同期パターンを探索し直し、改めて前記記録データ領域を特定すること、
    を特徴とする画像処理方法。
  5. ビット値に対応する記号を含む複数種類の記号が配列され、当該配列内に記録対象データを格納する記録データ領域と、所定の参照パターンに対し所定の相関関係を有する同期パターンが配され前記記録データ領域を画定する同期領域とを含むパターン画像を画像記録媒体から読み取って前記記録対象データを抽出する手段としてコンピュータを機能させる画像処理プログラムであって、
    前記相関関係に応じた相関量とその閾値とを用いて、前記同期パターンを探索し、前記同期領域の位置を検知して、当該位置に基づいて前記記録データ領域を特定する同期手段、
    特定された前記記録データ領域内の記号配列に基づいて前記記録対象データを抽出するデータ抽出手段、及び、
    前記抽出された記録対象データの有効性を判定する判定手段、
    を実現し、
    さらに前記同期手段は、
    前記有効性が否定された場合に、前記閾値を調整して前記同期パターンを探索し直し、改めて前記記録データ領域を特定すること、
    を特徴とする画像処理プログラム。
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