JP4893643B2 - 検出方法および検出装置 - Google Patents

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Description

この発明は検出方法および検出装置に関し、特に、画像データから埋込まれたデータを検出する検出方法および検出装置に関する。
文字等の原稿画像の背景に地紋パターンとして著作権者を示すデータ等が埋込まれた画像から、埋め込まれたデータを検出する技術が知られている。
埋め込まれたデータを検出する技術として、たとえば、特開2000−59610号公報(以下、特許文献1)は、スキャンして得られた画像データを所定サイズの矩形に分割して埋込まれているビットデータを抽出し、抽出されたビット列が埋込時に付加された矩形位置判定用のビット条件を満たす場合にそのビット列をデコード結果の候補とし、候補が複数の場合にはビットごとに多数決論理を行なってより信頼性の高い方のビット値をデコード結果として採用する技術を開示している。
また、本願出願人が先に出願して公開されている特開2007−96503号公報(以下、特許文献2)は、処理速度を高速化するために、スキャンして得られた画像データを複数ブロックに分割してブロックから局所データを取出し、所定ブロック数ごとに情報を正しく読出せるかを判定して、正しく読出せると判定された場合に情報を読出す技術を開示している。
特開2000−59610号公報 特開2007−96503号公報
しかしながら、これら特許文献1,2に開示されている技術は1枚の原稿から当該原稿に埋込まれた1種類のデータを検出することを想定した技術であり、1枚の原稿に複数種類のデータが埋込まれている場合や、2枚以上の複数の原稿であって、各原稿に異なるデータが埋込まれている場合にあっては、検出結果に各データが混在し、埋込まれたデータを正しく検出することができないという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、複数種類のデータが埋込まれた画像データから埋込まれたデータを検出することのできる検出方法および検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、検出方法は固有の識別情報を含む埋込データが分割された状態で複数のブロックに埋込まれた画像データから埋込データを検出する埋込データの検出方法であって、画像データからブロックを特定する特定ステップと、ブロックから識別情報を検出する検出ステップと、ブロックから埋込データを分割した分割データを抽出する抽出ステップと、検出ステップにおいて検出された識別情報ごとに、抽出ステップで抽出された分割データの抽出回数をその値ごとにカウントする第1のカウントステップと、第1のカウントステップによる抽出回数に基づいて識別情報で識別される埋込データを復元する復元ステップとを備える。
好ましくは、検出方法は、検出ステップにおいてブロックから識別情報が検出されなかった場合に、抽出ステップで抽出された分割データの抽出回数を、識別情報と対応させることなくカウントする第2のカウントステップをさらに備える。
より好ましくは、識別情報は分割されたデータから算出される情報であって、特定ステップは、画像データのうち第1の範囲を走査してブロックを特定し、復元ステップにおいて、特定ステップにおいて第1の範囲が走査された段階で、第1のカウントステップによる抽出回数に基づいて第1の埋込データが復元された場合、識別情報が検出されなかったブロックから検出された分割されたデータから、第1の埋込データを識別する識別情報が算出されるとき、第2のカウントステップでカウントした抽出回数をクリアするステップをさらに備える。
好ましくは、特定ステップは、画像データのうち第1の範囲を走査してブロックを特定し、特定ステップにおいて第1の範囲が走査された段階で、第1のカウントステップでカウントされた、検出ステップにおいて検出された識別情報ごとの抽出ステップで抽出された分割データの抽出回数が所定回数以下の場合、第1のカウントステップでカウントされた、検出ステップにおいて検出された識別情報ごとの前記抽出ステップで抽出された分割データの抽出回数をクリアするステップをさらに備える。
好ましくは、特定ステップは、画像データのうち第1の範囲を走査してブロックを特定し、復元ステップにおいて、特定ステップにおいて第1の範囲が走査された段階で第1のカウントステップによる抽出回数に基づいて第1の埋込データが復元された場合、第1のカウントステップで第1の埋込データを識別する識別情報ごとにカウントされた抽出ステップで抽出された分割データの抽出回数をクリアするステップをさらに備える。
好ましくは、特定ステップは、画像データのうち第1の範囲を走査してブロックを特定し、復元ステップにおいて、特定ステップにおいて第1の範囲が走査された段階で第1のカウントステップによる抽出回数に基づいて第1の埋込データが復元された場合、第1のカウントステップは、検出ステップで第1の範囲より後の第2の範囲から特定されたブロックより第1の埋込データを識別する識別情報が検出されても、抽出ステップで当該ブロックから抽出された分割されたデータの抽出回数をカウントしない。
好ましくは、検出方法は、復元ステップにおいて、第1のカウントステップによる抽出回数に基づいて埋込データが復元された場合、識別情報が検出されなかったブロックから検出された分割されたデータから、埋込データを識別する識別情報が算出されるとき、第2のカウントステップで識別情報と対応させることなくカウントした、識別情報が検出されなかったブロックから検出された分割されたデータについての抽出回数をクリアするステップをさらに備える。
好ましくは、復元ステップにおいて、第1のカウントステップによる抽出回数に基づいて埋込データが復元された場合、第1のカウントステップは、検出ステップでブロックより埋込データを識別する識別情報が検出されても、抽出ステップで当該ブロックから抽出された分割されたデータの抽出回数をカウントしない。
本発明の他の局面に従うと、検出装置は、埋込データが分割されて埋込まれたスキャンデータ固有の識別情報を含む埋込データが分割された状態で複数のブロックに埋込まれた画像データを取得する取得手段と、画像データからブロックを特定する特定手段と、ブロックから識別情報を検出する検出手段と、上記ブロックから埋込データを分割した分割データを抽出する抽出手段と、検出手段で検出された識別情報ごとに、抽出手段で抽出された分割データの抽出回数をその値ごとにカウントするカウント手段と、カウント手段での抽出回数に基づいて識別情報で識別される埋込データを復元する復元手段とを備える。
本発明によると、複数種類の埋込データが埋込まれた画像データから当該複数種類の埋込データを検出することができる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
本実施の形態においては、本発明にかかる検出装置、および検出装置での処理対象とされる画像データを形成する画像形成装置がパーソナルコンピュータ(以下、PC)において実現されるものとして説明する。
本発明にかかる検出装置を説明する前提として、検出装置での処理対象とされる画像データの形成および画像データの形成を行なう画像形成装置について説明する。
図1は、上記画像形成装置として機能する、本実施の形態にかかるPC1およびその周辺機器の構成概念の具体例を示す図である。図1を参照して、PC1は、操作入力手段であるマウス11およびキーボード12と、画像出力手段であるモニタ13およびプリンタ15と、画像読込手段であるスキャナ16と、記憶手段の1つである外部記憶装置14とに接続されている。PC1は、その内部に入出力インタフェース(I/F)100を含んで、接続されたこれら周辺機器と情報の受け渡しを行なう。さらにPC1はその内部に演算手段であるCPU(Central Processing Unit)101と、記憶手段の1つである記憶装置102とを含んで構成される。記憶装置102には画像処理ソフトが記憶されており、CPU101が画像処理ソフトを読出して実行することによって、PC1が上記画像形成装置として機能する。
なお、上記画像形成装置を実現する装置はPCに限定されず、その他の装置であってもよい。その他の装置として代表的な装置は、たとえばMFP(Multi Function Peripheral)などである画像形成装置が挙げられる。図2は、他の例として上記画像形成装置がMFPで実現されるとした場合の、上記画像形成装置として機能するMFP2の構成概念の具体例を示す図である。図2を参照して、MFP2は、操作入力手段である操作パネル部21と、画像読込手段であるスキャナ部22と、画像出力手段であるプリンタ部23とを含んで構成される。さらにMFP2はその内部に画像処理部201を含んで構成される。画像処理部201が処理を実行することによって、MFP2が上記画像形成装置として機能する。
図3は、本実施の形態にかかるPC1のハードウェア構成およびその機能の具体例を示すブロック図である。図3を参照して、PC1は、先述のように、その内部に入出力I/F100と、CPU101と、記憶装置102とを含んで構成される。
入出力I/F100は、マウス11およびキーボード12と接続されて、マウス11および/またはキーボード12から入力されるユーザ指示を受取る。また、モニタ13と接続されて、モニタ13に対して表示用の画像データを渡す。また、スキャナ16と接続されて、スキャナ16でスキャンされて得られたスキャン画像(スキャンデータ)を受取る。また、プリンタ15に接続されて、プリンタ15に対してプリント用の画像データを渡す。
記憶装置102は、先述の画像処理ソフトとオペレーションソフトとを記憶する。これらソフトウェアの少なくとも一部が、外部記憶装置14に記憶されていてもよい。CPU101はその内部にメモリを含み、記憶装置102から読出したソフトウェアを内部のメモリに展開しつつ実行する。その際、入出力I/F100を介して入力されたデータを用いたり、処理によって生成されたデータを入出力I/F100を介して他の装置に出力したりする。
CPU101が記憶装置102に記憶される画像処理ソフトを実行することで実現される画像形成装置は、スキャナ16で原稿画像を読取って得られる画像データや、PC1内のアプリケーションソフトウェアなどの実行によって作成される画像データ(たとえば文書作成ソフトウェアの実行によって作成される文書データ)などの画像データに対して入力されたデータを所定のドットパターンで構成される地紋パターンの透かし画像として埋込む。また、そのようにして生成された画像をスキャンして得られる画像データから地紋パターンを抽出し、埋込まれた元のデータを復元する。
以降の説明において、地紋パターンが埋込まれる前の画像のことを「原稿画像」と称する。原稿画像に埋込む情報を示すデータを「埋込データ」と称する。埋込データから生成され、原稿画像と合成されるべき透かし画像を構成するデータを「透かし(画像)データ」と称する。埋込データは透かしデータを構成するドットで表わされる地紋パターンとして原稿画像に対して埋込まれる。透かし画像を構成するドットのうち、埋込データを表現するために用いられるドットを「情報ドット」と称する。情報ドットによって構成されるパターンであって、埋込データと対応関係のあるものを「情報パターン」と称する。
図4は、埋込データを原稿画像に埋込む際の、PC1の機能構成の具体例を示すブロック図である。図4に示される各機能は、主に、CPU101が記憶装置102に記憶される画像処理ソフトを実行することでCPU101に構成される機能である。また、図2に示されたハードウェア構成を用いて実現されてもよい。
図4を参照して、PC1の上記機能は、原稿画像データ入力部301、埋込データ入力部303、演算部304、生成部307、記憶部309、および合成処理部311を含んで構成される。
原稿画像データ入力部301は入出力I/F100に接続され、スキャナ16において原稿画像がスキャンされて入出力I/F100を介して入力される原稿画像データを受け付ける。または、原稿画像データ入力部301には図示しないPC1内のアプリケーションソフトウェアなどの実行手段が含まれ、上記アプリケーションソフトウェアなどの実行によって作成される画像データを取得する。原稿画像データ入力部301はさらに合成処理部311に接続され、入力された原稿画像データを合成処理部311に対して出力する。
埋込データ入力部303は入出力I/F100に接続され、マウス11やキーボード12などが操作されることで入力されて入出力I/F100を介して入力される埋込データを受け付ける。埋込データ入力部303はさらに生成部307に接続され、入力された埋込データを生成部307に対して出力する。記憶部309は、埋込データと情報パターンとの対応関係を記憶している。生成部307は記憶部309に接続されて、上記対応関係に従って入力された埋込データから情報パターンを特定する。そして、特定した情報パターンに従って、後述する規定された各位置に対して情報ドットを配置するか否かを決定する。また、その他の規定位置に対しても、ドットを配置するか否かを決定する。生成部307はさらに合成処理部311に接続されて、規定位置についてのドットの有無で構成される透かしデータを合成処理部311に対して出力する。合成処理部311は入出力I/F100に接続され、原稿画像データ入力部301から入力された原稿画像データと生成部307から入力された透かしデータとを合成するための処理、つまり情報パターンを原稿画像に埋込む処理を実行し、得られた画像データを入出力I/F100に対して出力する。
図5は、PC1において埋込データを原稿画像に埋込む処理の具体例を示すフローチャートである。図5のフローチャートは、CPU101が記憶装置102に記憶される画像処理ソフトを実行することによって実現される。
図5を参照して、初めに、PC1の原稿画像データ入力部301が、スキャナ16で原稿画像がスキャンされて得られた原稿画像データの入力を入出力I/F100を介して受け付ける(ステップS101)。または、図示しないPC1内のアプリケーションソフトウェアなどの実行によって作成される画像データを取得する。次に、埋込データ入力部303は、マウス11やキーボード12などから入出力I/F100を介して埋込データの入力を受け付ける(ステップS103)。
次に、生成部307は、ステップS103で入力された埋込データを変換して透かしデータを生成するための処理を行ない(ステップS105)、合成処理部311が、ステップS101で入力された原稿画像データとステップS105で生成された透かしデータとを合成してプリント対象の画像データを生成する(ステップS107)。生成された画像データは入出力I/F100を介してプリンタ15に印刷制御信号と共に送信され、プリンタ15においてプリントされる(ステップS109)。
上記ステップS105の処理は、図6のフローチャートを参照して、はじめに生成部307がステップS103で入力された埋込データを所定サイズに分割し(ステップS201)、分割された各データを用いて、ステップS103で入力された埋込データに対する識別情報を作成する(ステップS202)。生成部307はエリアごとにパターンを特定し(ステップS205)、特定されたパターンに従って規定された画素位置についてドットの有無を決定する(ステップS207)。ステップS207で決定される、画素位置ごとのドットの有無によって透かし画像データが構成される。
以上の処理によって、原稿画像に対して入力された埋込データが透かし画像として埋込まれた画像がプリントされる。
次に、上記ステップS105での、埋込データを変換して透かしデータを生成するための処理について具体例を挙げて詳細に説明する。
始めに、上記ステップS201において、図7に示されるように、ステップS103で入力された埋込データは110ビットが1単位であり、5ビットごとに22分割されるものとする。生成部307は、図7の下欄に示されるように、5ビットごとに22分割されたデータを加算し、演算結果のうちの下位10ビットについて、さらに上位5ビットおよび下位5ビットに分割し、各々を上記ステップS103で入力された埋込データの識別情報とする。図7に示される例では、5ビットごとに22分割されたデータを加算して演算結果として「0101001101」が得られ、その下位10ビットである「0101001101」について上位5ビット「01010」と下位5ビット「01101」とが識別情報とされる。ステップS202の演算部304で識別情報を得るための演算はこの方法には限定されない。たとえば、予め規定された所定の演算式に分割されたデータを代入する演算によって識別情報を得るようにしてもよい。所定の演算式としては、たとえば、CRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査)生成多項式と呼ばれる、シフトや排他的論理和(EXOR)などを組み合わせた演算式などが挙げられる。さらには、分割されたデータを用いた演算に限定されず、たとえば、ステップS103での入力順に規定のデータ(たとえば0から順の数字)を割当てるなどの方法で識別情報を得るようにしてもよい。
上記ステップS203で生成部307は、上記ステップS201で分割された埋込データおよび上記ステップS202で得られた識別情報の両情報を埋込データとして、図8に示されるように、画像データを構成するエリアごとに、分割された埋込データを参照し、それと対応するドットのパターンを特定する。詳しくは、図8に示されるように各エリアが配置されることで1つのブロックが構成され、そのブロックが繰り返されることで画像データが構成されている。図8に示されるように1つのブロックは、縦5エリア、横5エリアの計25エリア群で構成されるものとする。1つのブロックの中央に位置するエリアは、位置決め用パターンとしての特殊パターンを配置するためのエリアと規定されているものとする。その他の24のエリア群に対して、規定順に、24分割された埋込データに対応するドットのパターンを配置すると規定されているものとする。なお、特殊パターンを配置するためのエリアは1つのブロックの中央に位置するエリアに限定されず、いずれの位置のエリアであってもよい。以降の説明において、所定のサイズであって、繰り返されることで画像データを構成する、図8に示されたサイズのデータを「ブロック」と称し、縦横計25のデータで1つのブロックを構成する各データを「エリア」と称する。
図9は、1つのエリアにおけるドット位置の構成の具体例を説明する図である。図9においては、原稿画像データの解像度を600dpiとし、エリアのサイズが縦横48画素であるものとする。また、ここでは、1つの丸ドットは、形状が縦横3画素の矩形(正方形)で表わされるものとする。
本実施の形態においては、1つのエリア内の、中央の縦横3画素の位置、最上3画素でなる辺の横方向に中央の縦横3画素の位置、および最左3画素でなる辺の縦方向に中央の縦横3画素の位置を、位置決めドット位置とする。図9の例では、エリアの左端から右に25画素〜27画素および上端から下に25画素〜27画素で表わされる位置、左端から右に25画素〜27画素および上端から下に1画素〜3画素で表わされる位置、ならびに左端から右に1画素〜3画素および上端から下に25画素〜27画素で表わされる位置が位置決めドット位置に該当する。これら位置決めドット位置は形状の丸ドットである位置決めドットを配置する位置である。位置決めドットは、1つのエリアの位置を確定し、埋込データを埋込むための基準位置とするための丸ドットであり、各エリアにおいては、位置決めドット位置に必ず配置されるものとする。または、特殊パターンを配置するためのエリア以外の各エリアにおいて位置決めドット位置に必ず配置されるようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、1つのエリア内の、中央の縦横3画素の位置を中央としエリアの1辺の長さの半分の長さを1辺とする正方形を置き、中央位置から上下左右等距離に離れた正方形各辺の中央の縦横3画素の位置、および正方形各頂点に該当する縦横3画素の位置を、情報ドット位置とする。図9の例では、エリアの左端から右に13画素〜15画素および上端から下に25画素〜27画素で表わされる位置、左端から右に37画素〜39画素および上端から下に25画素〜27画素で表わされる位置、左端から右に25画素〜27画素および上端から下に13画素〜15画素で表わされる位置、左端から右に25画素〜27画素および上端から下に37画素〜39画素で表わされる位置、左端から右に13画素〜15画素および上端から下に37画素〜39画素で表わされる位置、左端から右に13画素〜15画素および上端から下に13画素〜15画素で表わされる位置、左端から右に37画素〜39画素および上端から下に13画素〜15画素で表わされる位置、ならびに左端から右に37画素〜39画素および上端から下に37画素〜39画素で表わされる位置に該当する。これら情報ドット位置は、後述する埋込データに対応した情報パターンを構成する、丸ドットである情報ドットを配置するための位置である。なお、以降の説明のため、情報ドット位置を、図9に示されるように、上記正方形の左下頂点の位置から左回りに各頂点の位置を各々a,b,c,d位置とする。また、上記正方形の左辺中央の位置から左回りに各辺の中央の位置を各々e,f,g,h位置とする。
なお、上述の位置決めドット位置、および情報ドット位置の具体的な位置は図9に示された位置には限定されない。位置決めドット位置は、1つのエリアの位置を確定し得る位置であれば他の位置であってもよい。また、情報ドット位置も他の位置であってもよいし、他の位置を含んでもよい。
また、丸ドットの形状も上述の縦横3画素の矩形(正方形)には限定されない。さらに丸ドットの形状は「丸」にも限定されない。
図10は、記憶部309に記憶されている、埋込データおよび識別情報と情報パターンとの対応関係の具体例を示す図である。エリアに対して図9に示されるように情報ドット位置が規定されている場合、記憶部309は、分割された埋込データまたは識別情報ごとに情報パターン、つまり情報ドット位置のうちの情報ドットを実際に配置する位置を記憶する。図10に示される例では、情報パターンは、情報ドット位置であるa位置〜h位置の各位置について「0」をドットあり,「1」をドットなしとして情報ドットの有無を規定する8ビット値で構成されるものとしている。さらに、図10に示される例では、情報ドット位置であるa位置〜h位置のうちの3箇所のみを情報ドットを配置するものとして、32通りの情報パターンが定義されている。また、上記32通りの情報パターンとは異なるパターンとして、特殊パターンについても同様に定義されている。
上記ステップS205で生成部307は、図10に示された記憶部309に記憶されている対応関係を参照して、各エリアについて、配置された(分割された)埋込データおよび識別情報に対応した情報パターンを特定する。そして、上記ステップS207で、情報ドット位置であるa位置〜h位置の各位置について情報ドットの有無を決定する。つまり、情報ドットありと規定されている情報ドット位置に情報ドットである丸ドットを配置することを決定する。なお、対象であるエリアがブロック中の特殊パターンの位置である場合には、図10に特殊パターンとして規定されている位置に丸ドットを配置することを決定する。
たとえば、対象とするエリアに分割された埋込データ「10」が配置された場合、生成部307は、上記ステップS205で、図10の対応関係に基づいて、情報ドット位置であるa位置〜h位置のうち、a,f,h位置について情報ドットあり、その他の位置には情報ドットなし、と情報パターンを特定し、上記ステップS207で、a,f,h位置について丸ドットを配置することを決定する。また、位置決めドット位置には位置決めドットである丸ドットを配置することを決定する。つまり、上記ステップS205で、対象とするエリアに分割された埋込データ「10」が配置された場合には図11に示される情報パターンが決定され、埋込データ「10」が透かしデータに変換される。
上記ステップS205,207において、生成部307はこの処理をすべてのエリアに対して実行し、埋込データとして配置された分割された埋込データおよび識別情報を透かしデータに変換する。上記ステップS103で図7に示された埋込データが入力された場合、上記ステップS105で変換されて得られる透かしデータからは、図12に示される透かし画像が表現される。そして、上記ステップS107で合成処理部311において原稿画像データと透かしデータとが合成され、ステップS109では、図13に示されるような画像がプリントされる。上記ステップS107では、上記ステップS105で生成された透かしデータをプリント対象の用紙サイズ全体に繰り返し配置して原稿画像と合成する。
ここで、図7に示された埋込データ(以降、埋込データ1と称する)から得られた図12に示された透かし画像が表現される透かし画像データが埋込まれた画像のプリント物を、プリント1と称する。さらに、図14に示された埋込データ(以降、埋込データ2と称する)についても同様の処理が行なわれて得られる透かし画像データが埋込まれた画像のプリント物を、プリント2と称する。
図15は、PC1が本発明にかかる検出装置であって、上述のようにして埋込データが原稿画像に埋込まれてプリントされた画像(以下、地紋付加画像と称する)から埋込データを抽出して復元する際の、PC1の機能構成の具体例を示すブロック図である。図15に示される各機能は、主に、CPU101が記憶装置102に記憶される画像処理ソフトを実行することでCPU101に構成される機能である。また、図2に示されたハードウェア構成を用いて実現されてもよい。
図15を参照して、PC1の上記機能は、スキャンデータ入力部401、パターン抽出部403、特定部405、記憶部406、カウント処理部407、カウンタ409、データ復元部411、判断部413、および出力部415を含んで構成される。
スキャンデータ入力部401は入出力I/F100に接続されて、スキャナ16において地紋付加画像がスキャンされて入出力I/F100を介して入力される画像データを受け付ける。スキャンデータ入力部401はさらにパターン抽出部403に接続されて、入力された画像データをパターン抽出部403に対して出力する。
パターン抽出部403は入力された画像データから丸ドットを抽出する。パターン抽出部403は予めエリア中の位置決めドット位置の位置を記憶しておき、抽出された丸ドットから位置決めドットを抽出し、それに基づいて情報パターンを抽出する。さらに、パターン抽出部403は予め特殊パターンを記憶しておき、抽出された情報パターンの中から特殊パターンを特定し、ブロックを特定する。パターン抽出部403はさらに予め特殊パターンに対する各情報パターンの位置関係、つまり1ブロック中のエリアの位置関係を記憶しておき、抽出された各情報パターンの順を特定する。パターン抽出部403はさらに特定部405に接続されて、抽出された情報パターンを示す情報と、その情報パターンが埋込まれているエリアのブロック中の位置を示す情報とを特定部405に対して出力する。
記憶部406は先述の記憶部309と同様に、図10に示されたような埋込データと情報パターンとの対応関係を記憶している。特定部405はさらに記憶部406およびカウント処理部407に接続されて、パターン抽出部403から入力された情報パターンに基づいて記憶部406に記憶されている対応関係を参照して、エリアごとに配置されている(分割された)埋込データおよび識別情報を特定し、カウント処理部407に入力する。
カウンタ409は、処理対象の画像データについて、エリアごとに情報パターンより特定された(分割された)埋込データおよび識別情報などを記憶する。カウント処理部407はカウンタ409に接続されて、特定部405から入力された情報に基づいて、エリアごとに配置されている(分割された)埋込データおよび識別情報などの情報をカウンタ409に格納する。データ復元部411はカウンタ409に接続されて、エリアごとにカウンタ409のカウント値の最も高い(分割された)埋込データを特定し、エリアのブロック中の位置に基づいてそれらを結合することで、埋込データを復元する。データ復元部411はさらに判断部413および出力部415に接続されて、復元して得られた埋込データを判断部413および出力部415に対して出力する。
判断部413はデータ復元部411、カウンタ409、および出力部415に接続されて、カウント値に基づいてデータ復元部411で復元された埋込データとを比較することで検出の成否を判断し、その結果を出力部415に対して出力する。出力部415は入出力I/F100に接続されて、データ復元部411から入力された復元して得られた埋込データを、判断部413での判断結果に応じて出力する。
図16は、PC1において、地紋付加画像をスキャンして得られた画像データから埋込データを抽出して復元する処理の具体例を示すフローチャートである。図16のフローチャートは、CPU101が記憶装置102に記憶される画像処理ソフトを実行することによって実現される。
本実施の形態では、複数種類の埋込データが埋込まれた地紋付加画像をスキャンして得られる画像データの例として、各々1種類の埋込データが埋込まれた異なる2枚の地紋付加画像を図示しないスキャナ16の原稿台に並べて載せてスキャンして得られる画像データを処理対象とするものとする。
図16を参照して、初めに、PC1のスキャンデータ入力部401が、スキャナ16で図17のように原稿台に並べて載せられた地紋付加画像がスキャンされて得られた画像データであるスキャンデータの入力を入出力I/F100を介して受け付ける(ステップS301)。先述のプリント1とプリント2とが図示しないスキャナ16の原稿台に並べて載せてスキャンされた場合、スキャナ16では図17に示されるようなスキャン画像が得られ、ステップS301では図17のスキャン画像を表わすスキャンデータが入力される。
次に、パターン抽出部403は、ステップS301で入力されたスキャンデータから図18に示されるような丸ドットを抽出し、情報パターンを抽出する(ステップS303)。ここでの丸ドットの抽出方法は本発明において特定の方法に限定されないが、1つの具体例として、以下のような方法を採用することができる。すなわち、先述のように、地紋付加画像が600dpiの解像度で印刷されており、丸ドットが縦横3画素の矩形(正方形)で表わされている場合、スキャナ16では解像度200dpiでスキャンするものとする。このようにすることで、丸ドットがスキャンデータ中では縦横1画素の矩形(正方形)で表わされる。従って、図12に示された透かし画像がこのようにスキャンされると、図17のスキャン画像の一部から図18に示されるように丸ドットが抽出される。
なお、上記ステップS301で入力された画像データにおいて原稿が傾いている場合には、ステップS303において傾き補正を行なうことが好ましい。本発明において傾き補正の方法は特定の方法に限定されないが、1つの具体例として、本願出願人が先に出願して公開されている特開2006−222878号公報において開示されている、以下のような方法を採用することができる。すなわち、上記ステップS301で入力された画像データを、地紋付加画像において等間隔に配置されたドットのうち、複数の傾きのそれぞれに対応する、ドットを検出する複数のフィルタの各々で処理を行ない、一致度を算出する。そして、一致度が最も高いものを傾き角度として、その傾き角度を0とするような補正を行なう。
ステップS303で図18に示されるように画像データから丸ドットが抽出された場合、パターン抽出部403は、その中から、図18に示されるように、エリア中央の位置決めドット(図18中の実線の丸印)を検出する。
位置決めドットの検出方法もまた、本発明において特定の方法に限定されないが、1つの具体例として、本願出願人が先に出願して公開されている特開2006−324909号公報において開示されている、以下のような方法を採用することができる。すなわち、予めエリア中の位置決めドット位置を規定したフィルタを用いて、その位置の丸ドットを検出することで位置決めドットを検出し、各エリアを特定することができる。
そして、パターン抽出部403は、各エリア中央の位置決めドット位置に基づいて情報ドット位置を特定して情報ドットを検出し、情報パターンを抽出する。そして、図18において点線の丸印で示されるように、抽出された情報パターン中に特殊パターンを検出すると、対応するエリアをブロックの中央位置と判断し、縦5エリア、横5エリアで規定されるブロックを特定する。
次に、特定部405およびカウント処理部407は、ステップS303で特定されたブロックごとに、カウンタ409を用いてカウント処理を行なう(ステップS305)。ここで、本実施の形態において、カウンタ409の構成について説明する。図19は、カウンタ409の構成の具体例を示す図である。図19を参照して、本実施の形態において、カウンタ409は、エリアから検出される識別情報を格納するための領域、当該カウンタに対してカウント値を書込んだ回数を格納するための領域、および当該カウンタに対してカウント値の書込みを行なったことを示す入力済みフラグを格納する領域を含む、分類用の領域501と、エリアごとに抽出された情報パターンで特定される(分割された)埋込データに対応したカウント値を格納するヒストグラムメモリである領域503とを含んで構成される。図19に示されるカウンタの例は、上記ステップS305のカウント処理が行なわれる前の、初期状態のカウンタであって、すべての領域のカウント値が初期値0である状態を示している。なお、カウンタの構成は図19に示されたような構成に限定されず、その他の構成であってもよい。たとえば、上記入力済みフラグは、領域501に格納されている識別情報が(初期値ではなく)識別情報を表わしているデータであるか否かを判断する際に用いられるため、他の方法でその判断が可能である場合には、入力済みフラグは格納されない構成であってもよい。具体的には、識別番号が初期値(図19の例では「0000000000」)以外のデータを割当てるとされている場合には、入力済みフラグは格納されない構成とすることができる。
上記ステップS305では、具体的に、図20に示される処理が行なわれる。図20を参照して、始めに、特定部405は、ステップS303で特定されたブロックから抽出された情報パターンより、識別情報と、(分割された)埋込データに対応した情報パターンとを特定する(ステップS401)。そして、カウンタ409に含まれる図19に示されるカウンタに格納されているカウント値を参照して、領域501にステップS401で特定された識別情報が格納されており、かつ領域501の入力済みフラグがONであるカウンタが存在するか否かを判断する(ステップS403)。その結果、ステップS401で該当するカウンタが存在する場合、つまり、ステップS401で特定された識別情報に対応したカウンタがある場合(ステップS403でYES)、カウント処理部407は、該当するカウンタの領域501の格納回数を示すカウント値を1インクリメントする(ステップS409)。さらに、領域503の、抽出された情報パターン(に対応した(分割された)埋込データ)に対応したカウント値を、1インクリメントする(ステップS411)。
一方、カウンタ409にステップS401で特定された識別情報が格納されており、かつ領域501の入力済みフラグがONであるカウンタが存在しない場合(ステップS403でNO)、つまり、当該識別情報が特定されるブロックに対するカウント処理が初めて行なわれる場合、カウント処理部407は、図19の初期状態であるカウンタの領域501にステップS401で特定された識別情報を格納し、さらに領域501の入力済みフラグをONする(ステップS405,S407)。その後、上記ステップS409,S411の処理を行なう。
カウント処理部407は、上述のステップS401〜S411の処理をすべてのブロックに対して行なうと(ステップS413でYES)、カウント処理を終了する。
図20で表わされた上記ステップS305のカウント処理が、ステップS301で入力されたスキャンデータから特定されたすべてのブロックに対して行なわれることで、抽出された情報パターンに対応した埋込データのカウント値が、識別情報に分類されてカウンタ409に格納される。
図12に示されたような透かし画像を表わすブロックは地紋付加画像全体に繰返し埋込まれているものであるが、原稿画像によっては情報ドット位置に原稿中のドットが重なるなどして、配置された情報ドットが検出されなかったり、原稿中のドットが情報ドットとして検出されたりする場合がある。上記ステップS305では、そのような場合であっても、各エリアについて情報ドット位置から検出された丸ドットに基づいて抽出された情報ドットに対応したカウンタ409のカウント値を順次インクリメントする。そこで、先述のように誤検出された情報ドットに基づいた抽出結果を除外するため、対象のスキャンデータに含まれるすべてのブロックについて上記処理が行なわれた後、データ復元部411は、エリアごとにカウンタ409のカウント値の最も高い埋込データをそのエリアに埋込まれた(分割された)埋込データと特定する。そして、ブロックごとに、規定されているエリアの位置関係に基づいて最もカウント値の大きい埋込データを順次連結して、ブロックごとに埋込データを復元する(ステップS307)。たとえば、図17のスキャン画像を表わすスキャンデータに含まれるすべてのブロックについて上記処理が行なわれた後に、図21に示される第1カウンタのカウント値、および図22に示される第2カウンタのカウント値が得られたとする。上記ステップS307でデータ復元部411は、第1カウンタのカウント値(図21)について、「3パターン目」とされている図8において最上段左から3番目のエリアについては、データ2が2回検出され、データ30が9863回検出されたことが示されている。この場合、データ30が最もカウント値が大きいため(図21中の丸印)、当該ブロックの当該エリアに配置された埋込データはデータ30であると特定する。同様に、第1カウンタのカウント値(図21)について、「4パターン目」とされている最上段左から4番目のエリアについても、当該エリアに配置された埋込データはデータ5、第2カウンタのカウント値(図22)について、「2パターン目」とされている最上段左から2番目のエリアについても、当該エリアに配置された埋込データはデータ0であると特定する。
以上の処理によって、地紋付加画像がスキャンされて得られたスキャンデータから、プリント1に埋込まれた埋込データ1とプリント2に埋込まれた埋込データ2とが検出される。なお、上記ステップS307の処理の後に復元された埋込データが出力されてもよいが(ステップS311)、好ましくは、判断部413において、ステップS307での検出の成否が判断され(ステップS309)、その結果に応じて出力される。
具体的には、ステップS309で判断部413は、ステップS307で検出された(分割された)埋込データを用いて識別情報を生成する演算を行ない、演算で得られた値とカウンタの領域501に格納されている識別情報とを比較し、これらが一致するか否かをによって検出の成否を判断する。ここでの演算は、PC1が埋込データを原稿画像に埋込む画像形成装置として機能する際の、演算部304での演算と同様の、つまり埋込データを埋込む際の識別情報を作成する演算と同様である。これらが一致する場合、判断部413はステップS307での検出が成功と判断する。一致しない場合には、判断部413はステップS307での検出が不成功と判断する。また、検出の成否の他の判断としては、カウンタの領域501に格納されているカウント値を書込んだ回数を参照して、この回数が所定回数以下である場合には、検出不成功と判断する。たとえばスキャン画像上のノイズや原稿画像の影響などによって識別情報が正しく検出されず、埋込まれた埋込データの識別情報とは異なる識別情報が読取られたとしても、同一の識別情報が複数回検出される確率はかなり低いと考えられる。そのため、回数が所定回数(たとえば1)以下である場合に検出不成功と判断することで、誤って検出された識別情報についてのカウント値を考慮からはずすことができる。
出力部415は、ステップS307での検出が成功と判断された場合(ステップS309でYES)に埋込データを出力し(ステップS311)、不成功と判断された場合(ステップS309でNO)に出力しないようにすることができる。また、不成功と判断された場合には、エラー表示や、再処理などが行なわれてもよい。
本実施の形態にかかるPC1が上述のような埋込データを復元する処理を行なうことで、スキャンデータに複数種類の埋込データが埋込まれている場合であっても複数種類の埋込データの検出を可能とし、検出性能を向上させることができる。また、検出回数も考慮するため、誤検出に基づいた埋込データの復元を防止することができ、検出精度を向上させることができる。
[変形例1]
上記具体例では、ステップS301で入力されたスキャンデータに含まれるすべてのブロックについてステップS305までの処理が行なわれた後にステップS307で埋込データの復元が行なわれているが、副走査方向に所定画素数ごとに上記ステップS303,S305の処理が行なわれて、ステップS307で埋込データの復元が行なわれてもよい。
変形例1にかかる埋込データを抽出して復元する処理を図23のフローチャートに、変形例1にかかるカウント処理を図24のフローチャートに各々示す。図23のフローチャートおよび図24のフローチャートにおいては、各々、図16のフローチャートに示された処理および図20のフローチャートに示された処理と異なる処理について異なるステップ番号が付されている。
図23を参照して、ステップS301では同様にしてスキャンデータが入力される。変形例1においては、パターン抽出部403はステップS301で入力されたスキャンデータのうち、副走査方向に予め規定された単位画素数から丸ドットを抽出し、情報パターンを抽出する(ステップS303’)。その抽出方法については、ステップS303と同様の方法とする。そして、特定部405およびカウント処理部407でカウント処理が実行される(ステップS305’)。カウント処理部407は、上記ステップS303’,S305’で処理された画素数が副走査方向に所定画素数に達したか否かを判断し(ステップS306)、到達するまで上記ステップS303’,S305’の処理を繰返す。そして、到達したと判断されると(ステップS306でYES)、その時点でデータ復元部411は埋込データを復元する(ステップS307)。判断部413は、ステップS307での検出の成否を判断し(ステップS309)、所定画素数に処理が達した時点でステップS307での検出が成功であった場合には(ステップS309でYES)、出力部415は埋込データを出力する(ステップS311)。さらに、カウント処理部407は、カウンタ409のカウント値をクリアする(ステップS313)。また、カウント処理部407は、検出が成功した埋込データを特定する情報(たとえば識別情報)を記憶しておく。所定画素数に処理が達した時点でステップS307での検出が不成功であった場合(ステップS309でNO)、上記ステップS311,S313を行なわない。
上記ステップS303’〜S313はステップS301で入力されたスキャンデータの副走査方向に最終画素に到達するまで繰返されて、最終画素に到達すると(ステップS315でYES)、処理が終了する。
上記ステップS305’のカウント処理については、図24を参照して、ステップS401でステップS303’で特定されたブロックから抽出された情報パターンより識別情報が特定されると、カウント処理部407は、上記ステップS313で記憶した、すでに検出が成功している埋込データを特定する情報を参照して、ステップS401で特定された識別情報で特定される埋込データがすでに検出されているか否かを判断する(ステップS402)。その結果、すでに検出されていると判断されると(ステップS403でYES)、先述したステップS403以降の処理をスキップし、検出されていないと判断された場合に(ステップS402でNO)、先述したステップS403以降の処理を行なう。つまり、変形例1では、先に行なわれた検出処理によってすでに検出された埋込データについてはカウント処理を行なわないようにし、検出されていない埋込データについてのみカウント処理を行なうようにする。
PC1において変形例1にかかる処理が行なわれることで、以下のような場合に、効率的にスキャンデータから埋込データを抽出し復元することができる。なお、ここでは、上記所定画素数を具体的に1000画素であるものとする。所定画素数は予めカウント処理部407に対して設定されていてもよいし、所定の操作によって入力や変更されるものであってもよい。また、具体的な画素数は1000画素に限定されず、ビット数から得られる統計学上のエレメント数であってもよい。
たとえば、上記ステップS301で具体的に図17と同様のスキャン画像を表わすスキャンデータが入力されたものとする。具体的には、図25を参照して、副走査方向にプリント1,プリント2が並べられたスキャンデータが入力されたものとする。このとき、副走査方向に1000画素までのスキャン画像には、プリント1に埋込まれている埋込データ1が埋込まれている。そのため、上記ステップS306で最初に1000画素に到達したときには、続くステップS307で埋込データ1が検出される可能性が高い。また、たとえば原稿の内容や上マージンの影響などで埋込データの検出が不成功であった場合であっても、2回目に1000画素に到達したとき、遅くても3回目に1000画素に到達したときには、埋込データ1が検出されると考えられる。このため、先述のスキャンデータに含まれるすべてのブロックについてステップS305までの処理が行なわれた後に埋込データを復元する場合に比較して、早い段階で1種類目の復元データを復元することができる。また、最初に1000画素に到達したとき、または2回目に1000画素に到達したときに埋込データ1が検出された場合には、以降の処理において埋込データ1を示す識別情報が特定された場合には、カウンタ409をクリアしている。そのため、カウンタ409に割当てる記憶容量を抑えることができる。これは、カウンタ409をハードウェアで実現する場合にはより好適である。さらにその場合、以降の処理において埋込データ1についての検出処理を行なっていない。そのため、ソフトウェア処理の場合には処理を高速化することができる。
なお、上記ステップS305’でのカウント処理において、スキャン画像上のノイズや原稿画像の影響などによって識別情報が正しく検出されない場合もあり、図26に示されるように、カウンタ409に埋込データ1の識別情報とは異なる識別情報についてのカウント値が格納される場合がある。上記ステップS313では、上記ステップS307で復元された埋込データ(埋込データ1)に対応するカウンタをクリアすると共に、図26に示されるように、入力回数が所定数以下のカウンタもクリアすることが好ましい。変形例1では所定画素数(ここでは1000画素)ごとにカウント処理が行なわれるため、埋込データ1の識別情報とは異なる誤った識別情報が読取られたとしても、同じ誤った識別情報が読取られる確率はかなり低いと考えられる。そこで、上記所定数としては1が挙げられる。このようにすることで、カウンタ409に割当てる記憶容量をより抑えることができる。
[変形例2]
本実施の形態では、ブロックの規定位置にあるエリアとして、最下段の右から1番目,2番目のエリアに識別情報が割当てられるとしているが、たとえば図27に示されるようにスキャン画像上のノイズや原稿画像の影響などによって識別情報が割当てられているエリアから情報パターンが特定できない場合も考えられる。上述の処理では、上記ステップS401で識別情報が特定できなかった場合には以降の処理は実行できないため、当該ブロックについて(他のエリアから情報パターンが特定できているとしても)カウント処理は行なわれないものとする。しかしながら、図27に示されたような場合であっても、他のエリアから特定される情報パターンを用いてカウント処理が行なわれてもよい。
変形例2にかかるカウンタ409は、図19に示された第1の構成のカウンタに加えて、図28に示される第2の構成のカウンタを含む。図28を参照して、変形例2にかかるカウンタ409に含まれる第2の構成のカウンタは、先に説明した第1の構成のカウンタに含まれる領域503と同様の領域であって、抽出された情報パターンで特定される(分割された)埋込データに対応したカウント値を格納するヒストグラムメモリである領域503’と、抽出情報パターンで特定される識別情報に対応したカウント値を格納するヒストグラムメモリである領域505とを含んで構成される。つまり、第2の構成には先述の領域501である、エリアから検出される識別情報を格納するための領域、当該カウンタに対してカウント値を書込んだ回数を格納するための領域、および当該カウンタに対してカウント値の書込みを行なったことを示す入力済みフラグを格納する領域を含む分類用の領域が含まれない。従って、第2の構成のカウンタは、ブロックごとに識別情報に応じて分類することなくカウント値を格納するために用いることができる。
変形例2では、変形例1と同様に、副走査方向に所定画素数ごとにカウント処理が行なわれるものとする。また、変形例2にかかる埋込データを抽出して復元する処理は、変形例1にかかる処理を表わした図23のフローチャートを用いて説明することができる。図23を再び参照して、ステップS301では同様にしてスキャンデータが入力される。変形例2においても、パターン抽出部403はステップS301で入力されたスキャンデータのうち、副走査方向に予め規定された単位画素数から丸ドットを抽出し、情報パターンを抽出する(ステップS303’)。そして、特定部405およびカウント処理部407でカウント処理が実行される(ステップS305’)。なお、変形例2のカウント処理について、図31を用いて説明する。図31を参照して、カウント処理部407は、第1の構成のカウンタについては、変形例1と同様に、上記ステップS403〜S411の処理を実行する。一方、変形例2においては、上記処理に加えて、第2の構成のカウンタについて、ステップS303’で特定されたブロックから抽出された情報パターンより特定される(分割された)埋込データに対応するカウント値をインクリメントし、カウンタ409に含まれた第2の構成のカウンタの領域503に格納する。また、ステップS303で特定されたブロックから識別情報の配置されたエリアから情報パターンが抽出された場合、その情報パターンから特定されるデータ(識別情報)に対応するカウンタをインクリメントし、カウンタ409に含まれた第2の構成のカウンタの領域505に格納する(ステップS404)。上記ステップS303’,S305’の処理が、画素数が副走査方向に所定画素数に到達するまで繰返される。そして、所定画素数に到達すると(ステップS306でYES)、その時点でデータ復元部411は、第2の構成のカウンタの領域503に格納されたカウント値に基づいて、埋込データを復元する(ステップS307)。さらに、上記ステップS309で判断部413はステップS307での検出の成否を判断する。変形例2では、第2の構成のカウンタの領域505に、上記所定画素数分から抽出された情報パターンによって特定された識別情報に対応するカウント値が格納されている。そこで、判断部413は、データ復元部411での埋込データの復元と同様にカウント値の最も高いデータを識別情報と特定する。また、判断部413は、ステップS307で検出された(分割された)埋込データを用いて識別情報を生成する演算を行ない、演算で得られた値とカウンタの領域505に格納されたカウント値から特定される識別情報とを比較して、これらが一致するか否かによって検出の成否を判断する。ここでの演算は、PC1が埋込データを原稿画像に埋込む画像形成装置として機能する際の、演算部304での演算と同様の、つまり埋込データを埋込む際の識別情報を作成する演算と同様である。これらが一致する場合、判断部413はステップS307での検出が成功と判断する。一致しない場合には、判断部413はステップS307での検出が不成功と判断する。
PC1において変形例2にかかる処理が行なわれることで、図27に示されるように識別上オフの配置されたエリアから情報パターンが特定できない場合であっても、その他のエリアから情報パターンを特定することで埋込データを復元することが可能になり、効率的にスキャンデータから埋込データを抽出し復元することができる。特に、図25に示されたように、副走査方向にプリント1,プリント2が並べられたスキャンデータが入力された場合には、副走査方向に1000画素までのスキャン画像には、プリント1に埋込まれている埋込データ1のみが埋込まれている。そのため、変形例2のように識別情報ごとに分類してカウント値を格納するカウンタの構成でなくても複数種類の埋込データに対するカウント値が混在することがない。つまり、変形例2のカウント処理は、複数種類の埋込データが混在して埋込まれているのではなく、図25に示されたように副走査方向に別個に埋込まれているスキャンデータに対して有効である。
なお、変形例2のカウント処理においては、対象のブロックから識別情報が特定された場合には、識別情報ごとに分類して第1の構成のカウンタにカウント値を格納し、識別情報が特定されない場合には分類せずに第2の構成のカウンタにカウント値を格納するようにしてもよい。この場合、第1のカウントに格納されたカウント値で埋込データが特定された場合には、優先的にそのデータを用いて埋込データを復元してもよい。また、第2のカウントの領域505に格納されたカウント値から識別情報が特定された場合、第1のカウンタの領域501に格納された識別情報と比較し、これらが一致する場合には、いずれかのカウンタのカウント値を用いて埋込みデータを復元するようにしてもよい。
なお、変形例2においても変形例1と同様に1種類の埋込データについて上記ステップS309で検出成功と判断されると、カウント処理部407は、カウンタ409の第1の構成のカウンタおよび第2の構成のカウンタ共に、カウント値をクリアすることが好ましい。
また、上述の具体例では、カウンタ409に第1の構成のカウンタ、または第1の構成のカウンタと第2の構成のカウンタとが含まれるものとしたが、本発明にかかる検出装置において、カウンタの構成は上述の構成に限定されない。たとえば、他の具体例として、図29に示されるように、エリアごとに、識別情報ごとに分類されたカウント値と、分類されないカウント値とを格納する構成としてもよい。また他の具体例として、抽出された情報パターンで特定される(分割された)埋込データに対応するカウント値ではなく、図30に示されたような、先述の、情報ドット位置である位置a〜位置hの各々のドット数のカウント値を格納する構成としてもよい。また、その他の構成であってもよい。そして、カウンタの構成が先述の構成とは異なる構成である場合、カウント処理や検出結果の成否を判断する処理など、カウンタの構成に応じた処理内容とするものとする。
なお、上述の具体例では、PC1またはMFP2において、原稿画像に対して埋込データを透かし画像として埋込む処理、および地紋付加画像をスキャンして得られた画像データから埋込データを抽出して復元する処理の両処理が行なわれるものとしているが、これら両処理は、異なる装置で行なわれてもよい。
さらに、上述の原稿画像に対して埋込データを透かし画像として埋込む処理、および地紋付加画像をスキャンして得られた画像データから埋込データを抽出して復元する処理をコンピュータに実行させるプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、上記プログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)やプリンタドライバの一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSやプリンタドライバと協働して処理が実行される。
また、上記プログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態にかかるPCおよびその周辺機器の構成概念の具体例を示す図である。 画像形成装置として機能するMFPおよびその周辺機器の構成概念の具体例を示す図である。 本実施の形態にかかるPCのハードウェア構成およびその機能の具体例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるPCの機能構成の具体例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるPCにおいて埋込データを原稿画像に埋込む処理の具体例を示すフローチャートである。 ステップS105での埋込データを変換して透かしデータを生成するための処理の具体例を示すフローチャートである。 埋込データの具体例および埋込データの分割を説明する図である。 埋込データの配置を説明する図である。 1つのエリアにおけるドット位置の構成の具体例を説明する図である。 埋込データと情報パターンとの対応関係の具体例を示す図である。 情報パターンの具体例として埋込データ「10」に対応する情報パターンを示す図である。 透かし画像の具体例として、図7の埋込データが変換されて得られる透かし画像を示す図である。 プリントされる画像の具体例を示す図である。 埋込データの具体例を示す図である。 本実施の形態にかかるPCの機能構成の具体例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるPCにおいて、地紋付加画像をスキャンして得られた画像データから埋込データを抽出して復元する処理の具体例を示すフローチャートである。 スキャン画像の具体例を示す図である。 本実施の形態にかかるPCでの検出結果の具体例として、図12に示された透かし画像で表わされる埋込データが埋込まれた地紋付加画像がスキャンされて得られた画像データから検出された丸ドットを示す図である。 カウンタの構成の具体例を示す図である。 ステップS305でのカウント処理の具体例を示すフローチャートである。 カウンタ409でのカウント値の具体例を示す図である。 カウンタ409でのカウント値の具体例を示す図である。 変形例1にかかる埋込データを抽出して復元する処理を示すフローチャートである。 変形例1にかかるカウント処理を示すフローチャートである。 スキャンデータの具体例を示す図である。 カウンタ409でのカウント値の具体例を示す図である。 スキャンデータの具体例を示す図である。 カウンタの構成の具体例を示す図である。 カウンタの構成の具体例を示す図である。 カウンタの構成の具体例を示す図である。 変形例2にかかるカウント処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 PC、2 MFP、11 マウス、12 キーボード、13 モニタ、14 外部記憶装置、15 プリンタ、16 スキャナ、21 操作パネル部、22 スキャナ部、23 プリンタ部、100 入出力I/F、101 CPU、102 記憶装置、201 画像処理部、301 原稿画像データ入力部、303 埋込データ入力部、304 演算部、307 生成部、309 記憶部、311 合成処理部、401 スキャンデータ入力部、403 パターン抽出部、405 特定部、406 記憶部、407 処理部、409 カウンタ、411 データ復元部、413 判断部、415 出力部、501,503,505 領域。

Claims (9)

  1. 固有の識別情報を含む埋込データが分割された状態で複数のブロックに埋込まれた画像データから前記埋込データを検出する埋込データの検出方法であって、
    前記画像データからブロックを特定する特定ステップと、
    前記ブロックから識別情報を検出する検出ステップと、
    前記ブロックから前記埋込データを分割した分割データを抽出する抽出ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出された識別情報ごとに、前記抽出ステップで抽出された分割データの抽出回数をその値ごとにカウントする第1のカウントステップと、
    前記第1のカウントステップによる抽出回数に基づいて前記識別情報で識別される埋込データを復元する復元ステップとを備える、検出方法。
  2. 前記検出ステップにおいて前記ブロックから識別情報が検出されなかった場合に、前記抽出ステップで抽出された分割データの抽出回数を、識別情報と対応させることなくカウントする第2のカウントステップをさらに備える、請求項1に記載の検出方法。
  3. 前記識別情報は前記分割されたデータから算出される情報であって、
    前記特定ステップは、前記画像データのうち第1の範囲を走査して前記ブロックを特定し、
    前記復元ステップにおいて、前記特定ステップにおいて前記第1の範囲が走査された段階で、前記第1のカウントステップによる抽出回数に基づいて第1の埋込データが復元された場合、前記識別情報が検出されなかったブロックから検出された前記分割されたデータから、前記第1の埋込データを識別する識別情報が算出されるとき、前記第2のカウントステップでカウントした前記抽出回数をクリアするステップをさらに備える、請求項2に記載の検出方法。
  4. 前記特定ステップは、前記画像データのうち第1の範囲を走査して前記ブロックを特定し、
    前記特定ステップにおいて前記第1の範囲が走査された段階で、前記第1のカウントステップでカウントされた、前記検出ステップにおいて検出された識別情報ごとの前記抽出ステップで抽出された分割データの抽出回数が所定回数以下の場合、前記第1のカウントステップでカウントされた、前記検出ステップにおいて検出された識別情報ごとの前記抽出ステップで抽出された分割データの抽出回数をクリアするステップをさらに備える、請求項1に記載の検出方法。
  5. 前記特定ステップは、前記画像データのうち第1の範囲を走査して前記ブロックを特定し、
    前記復元ステップにおいて、前記特定ステップにおいて前記第1の範囲が走査された段階で前記第1のカウントステップによる抽出回数に基づいて第1の埋込データが復元された場合、前記第1のカウントステップで前記第1の埋込データを識別する識別情報ごとにカウントされた前記抽出ステップで抽出された分割データの抽出回数をクリアするステップをさらに備える、請求項1に記載の検出方法。
  6. 前記特定ステップは、前記画像データのうち第1の範囲を走査して前記ブロックを特定し、
    前記復元ステップにおいて、前記特定ステップにおいて前記第1の範囲が走査された段階で前記第1のカウントステップによる抽出回数に基づいて第1の埋込データが復元された場合、前記第1のカウントステップは、前記検出ステップで前記第1の範囲より後の第2の範囲から特定されたブロックより前記第1の埋込データを識別する識別情報が検出されても、前記抽出ステップで当該ブロックから抽出された前記分割されたデータの抽出回数をカウントしない、請求項1に記載の検出方法。
  7. 前記復元ステップにおいて、前記第1のカウントステップによる抽出回数に基づいて前記埋込データが復元された場合、前記識別情報が検出されなかったブロックから検出された前記分割されたデータから、前記埋込データを識別する識別情報が算出されるとき、前記第2のカウントステップで前記識別情報と対応させることなくカウントした、前記識別情報が検出されなかったブロックから検出された前記分割されたデータについての前記抽出回数をクリアするステップをさらに備える、請求項2に記載の検出方法。
  8. 前記復元ステップにおいて、前記第1のカウントステップによる抽出回数に基づいて前記埋込データが復元された場合、前記第1のカウントステップは、前記検出ステップで前記ブロックより前記埋込データを識別する識別情報が検出されても、前記抽出ステップで当該ブロックから抽出された前記分割されたデータの抽出回数をカウントしない、請求項1に記載の検出方法。
  9. 埋込データが分割されて埋込まれたスキャンデータ固有の識別情報を含む埋込データが分割された状態で複数のブロックに埋込まれた画像データを取得する取得手段と、
    前記画像データからブロックを特定する特定手段と、
    前記ブロックから識別情報を検出する検出手段と、
    前記ブロックから前記埋込データを分割した分割データを抽出する抽出手段と、
    前記検出手段で検出された識別情報ごとに、前記抽出手段で抽出された分割データの抽出回数をその値ごとにカウントするカウント手段と、
    前記カウント手段での抽出回数に基づいて前記識別情報で識別される埋込データを復元する復元手段とを備える、検出装置。
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