JP2004335886A - トランス集合体、それを用いた電力変換装置及び太陽光発電装置 - Google Patents

トランス集合体、それを用いた電力変換装置及び太陽光発電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004335886A
JP2004335886A JP2003132158A JP2003132158A JP2004335886A JP 2004335886 A JP2004335886 A JP 2004335886A JP 2003132158 A JP2003132158 A JP 2003132158A JP 2003132158 A JP2003132158 A JP 2003132158A JP 2004335886 A JP2004335886 A JP 2004335886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transformer
terminals
transformers
primary coil
transformer assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003132158A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumitaka Toyomura
文隆 豊村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2003132158A priority Critical patent/JP2004335886A/ja
Priority to AU2004201798A priority patent/AU2004201798A1/en
Priority to US10/835,009 priority patent/US7078997B2/en
Priority to EP04010787A priority patent/EP1475809A3/en
Priority to KR1020040032466A priority patent/KR20040096783A/ko
Priority to CNA2004100421420A priority patent/CN1551256A/zh
Publication of JP2004335886A publication Critical patent/JP2004335886A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F30/00Fixed transformers not covered by group H01F19/00
    • H01F30/06Fixed transformers not covered by group H01F19/00 characterised by the structure
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core
    • H01F17/045Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with core of cylindric geometry and coil wound along its longitudinal axis, i.e. rod or drum core
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/29Terminals; Tapping arrangements for signal inductances
    • H01F27/292Surface mounted devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F5/00Coils
    • H01F5/04Arrangements of electric connections to coils, e.g. leads
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/34Parallel operation in networks using both storage and other dc sources, e.g. providing buffering
    • H02J7/35Parallel operation in networks using both storage and other dc sources, e.g. providing buffering with light sensitive cells

Abstract

【課題】複数のトランスを用いたトランス集合体、またそれを用いた電力変換装置の薄型化、簡単な高昇圧化、高効率化が望まれている。
【解決手段】巻芯に1次コイルと2次コイルを巻回したトランスを複数用いて構成されるトランス集合体であって、前記1次コイルの一の端子と他の端子とが前記巻芯を隔てて対向して配列され、前記2次コイルの一の端子と他の端子とが前記巻芯を隔てて対向して配列され、前記1次コイルの一の端子と他の端子とを結ぶ線と、前記2次コイルの一の端子と他の端子とを結ぶ線が交わるように前記各コイルと前記各端子とが配置されたトランスを、前記1次コイルの端子の導出方向にN個、前記2次コイルの端子の導出方向にM個並べて配列することにより構成される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は高昇圧、低背形のトランスを複数台接続したトランス集合体、それを用いた電力変換装置、並びに、発電装置に関し、例えば、太陽電池によって発電された電力の変換装置に用いるトランス集合体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境問題への取り組みなどから、太陽電池または燃料電池で発電した直流電力を電力変換装置により交流電力に変換して、家庭内の負荷(以下、本願明細書では単に「負荷」と呼ぶ)や商用電力系統(以下本願明細書では単に「系統」と呼ぶ)への供給する、あるいは、所定の直流電圧に変換して直流負荷の駆動に利用する、といった試みが実施されている。
【0003】
上記の場合に利用される電力変換装置のほとんどは、太陽電池の出力電圧を所定電圧まで昇圧する機能を有し、昇圧後の電力は直流負荷に使用されるか、あるいは直流−交流変換装置に入力され、交流に変換された後、系統に接続される。
【0004】
この場合、太陽電池自体を直列化して太陽電池の出力電圧を所定電圧まで高める方法もあるが、太陽電池の直列化には作業工程が多くコスト高となることに加え、太陽光発電装置の非発電領域が多くなる、さらには部分影の影響が大きいなどの欠点がある。
【0005】
そこで太陽電池の直列数を極力少なくし、太陽電池の出力電圧を高昇圧することにより、高電圧小電流の出力電力を取り出す太陽光発電装置が開発された(例えば、非特許文献1を参照。)。
【0006】
このような太陽光発電装置では、太陽電池は一枚あたり1V前後の低電圧しか出力できないため、直流−直流変換装置としてはかなりの高昇圧のものが必要であり、内部には高昇圧トランスが必要となる。
【0007】
上述のような高昇圧の直流−直流変換装置の回路方式の一例として従来からプッシュプル回路が用いられる。
【0008】
上記のように低電圧から高電圧を発生させる例として、複数のトランスを用い、各1次コイルを並列接続とし、各2次コイルを直列接続し高昇圧を実現するトランス集合体を用いたインバータ装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。また、これに似たトランス集合体を具現化する構成も提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開平5−308779号公報
【0010】
【特許文献2】
特開平8−107028号公報
【0011】
【非特許文献1】
マルクス・ヴェスト(Markus Wuest)、ピーター・トグヴァイラー(Peter Toggweiler)、ジョン・リアッシュ(Jon Riatsch):単一セル変換システム(SINGLE CELL CONVERSION SYSTEM)(SCCS),第1回WCPEC(First WCPEC),ハワイ(Hawaii),Dec.5−9,p.813−815,1994
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように、太陽電池に接続して利用する直流−直流変換装置は太陽電池発電電力の送電損失低減のために太陽電池の直近に配置することが好ましく、その形状は太陽電池の薄型形状にあわせて、極力薄型にすることが要求される。
【0013】
特にその構成部品であるトランスは、直流−直流変換装置の厚みに大きく影響を与える部品であり、厚みを低減することが望まれるが、従来のトランスの構成では厚みを低減することは困難である。
【0014】
また、図5に従来用いられるプリント基板に搭載するためのピン端子502を有するプッシュプルトランス501を示す。このトランスでは、1次コイル504、505を巻芯に巻回し終えた後、ピン端子503の方向へ引き出し、端部をピン端子503の各端子501a〜dと接続することによって出力端子を形成している。
【0015】
ここで、低電圧大電流の太陽電池を電源として使用する場合は、トランスの1次コイルには大電流が流れるため1次コイルとしては平角銅線、厚銅箔などを使用することが好ましいが、これらを用いて上記の従来のトランスのように巻回し終えた後、ピン端子の方向へ引き出し出力端子を形成することは非常に困難である。
【0016】
また、図6に上記従来のトランスをプリント基板上で並列接続(a)或いは直列接続(b)する例を示す。
【0017】
ここで、図6中601〜604はトランス、605〜608はプッシュプル回路の入力端子、609はスルーホールを示し、トランスのピン端子あるいは入力端子を繋げる実線で囲まれる部分はプリント基板表面のランド、破線で囲まれる部分はプリント基板裏面のランドを表している。
【0018】
また、図16、図17にそれぞれのトランスと入力端子との接続回路の概略図を示す。
【0019】
尚、ここでは簡単のために図6において図16、17に記載されている端子601c、602d、604c、604dに接続されるスイッチング素子1601、1602、1701、1702は省略している。
【0020】
上記のように図6に示すようにトランスをプリント基板上で直列接続あるいは並列接続する場合は入力端子605〜608を各端子に接続する場合には端子間を結ぶ導体が基板上で交差することになるため、導体間をスルーホール607などで基板裏面に引き回すことによって接続する必要があり配線抵抗が非常に大きくなり効率の低下を招く。また、トランスの端子間を接続する配線パターンによりプリント基板が大型化する。
【0021】
ここで、個々のトランスの一次コイルとピン端子の接続位置を変更しても同様の問題が発生する。
【0022】
そこで本発明は、上述の問題を個々にまたはまとめて解決するトランスを用いたトランス集合体を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するための本発明は、巻芯に1次コイルと2次コイルを巻回したトランスを複数用いて構成されるトランス集合体であって、前記1次コイルの一の端子と他の端子とが前記巻芯を隔てて対向して配列され、前記2次コイルの一の端子と他の端子とが前記巻芯を隔てて対向して配列され、前記1次コイルの一の端子と他の端子とを結ぶ線と、前記2次コイルの一の端子と他の端子とを結ぶ線が交わるように前記各コイルと前記各端子とが配置されたトランスを、前記1次コイルの端子の導出方向にN個、前記2次コイルの端子の導出方向にM個並べて配列することにより構成されることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係るトランス集合体を図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
[構成]
図1は実施形態のトランス集合体101を示す図である。本集合体は同一構成であるトランス102と103を2次コイルの導出方向にランド108を介して接続することにより構成される。ここで、トランス102、103はプッシュプル回路用トランスであり、図2にその回路図を示す。
【0026】
また、104〜107は1次コイル、102a〜102d、103a〜103dは1次コイルのそれぞれの端子、102e、102f、103e、103fは2次コイルのそれぞれの端子を示す。また、図3にトランス102の詳細図、図4にその分解図を示す。
【0027】
ここで上記図1、図3、図4を参照して、本実施形態で用いられるトランスの構成を作成方法を交えて述べる。
【0028】
2次コイルはまずボビン303と一体成型される端子102eに接続され所望の高電圧が出力されるよう所定回数ボビンに巻回されたあと、ボビンを隔てて対向する側に設けられている端子102fに接続される。
【0029】
そして、1次コイル104はその両端の端子102aと102cを結ぶ線が前記2次コイルの両側端子102eと102fとを結ぶ線と交わるように、2次コイルが巻回されたボビン上に数回巻回される。
【0030】
また、もう一方の1次コイル105も同様に前記104と重ならないように1次コイル104に並んでボビンに巻回される。ここで1次コイル104と105はボビンに対する巻回方向が互いに異なるように巻きつけられる。さらに、コア301とコア302をボビンの中孔401に挿入し、突きあてテープ巻きで固定することによりトランス102を構成する。このとき1次コイルとコア間の絶縁のために絶縁フィルム、絶縁紙などを介在させてもよい。
【0031】
以上のように作成したトランス102、103を図1のように2個並べてプリント基板上で各々の2次コイル102fと103eをプリント基板上に設けられたランド上で接続することによりトランス集合体を構成する。
【0032】
本実施形態ではトランス同士の接続をプリント基板上で行った場合を説明したが、端子同士を直接接続しトランス集合体を作成することも可能である。また、上記トランスの端子同士を直接接続したトランス集合体をエポキシ樹脂などで封止してトランス集合体を一つの素子のように使用することも可能である。またこのとき、トランスの端子とスイッチング素子、ダイオードなどの半導体素子やベアチップなどを配線し、封止してもよい。
【0033】
また、本実施形態では、トランスを2次コイル端子の導出方向に2つ並べたトランス集合体について述べたが、トランスの配置はこれに限られることなく、トランスを1次コイル端子の導出方向に2つ並べたトランス集合体あるいはトランスを1次コイル端子の導出方向に2つと2次コイル端子の導出方向に2つ並べてトランス集合体を構成しても良いのは言うまでもない。
【0034】
これらについては後述の各実施形態において詳しく述べる。ここで、2次コイルの導出方向を図15のように同じ側に導出し、ランド1508により端子1502fと1503fを接続することによりトランス集合体1501を構成することも考えられるが、2次コイルの端子間の電圧差が大きくなれば相応の空間距離が必要となり、それに応じて個々のトランスを大きくする必要があることから、2次コイルの端子はコアを隔てて対向して設けることが好ましい。
【0035】
上記のようなトランスを用いたトランス集合体を使用することにより、以下のような作用効果が期待できる。
【0036】
1次コイルと2次コイルの端子導出方向を交差させ、コアを隔てて対向して端子を設けるようにしたため、平角銅線など巻回方向以外に加工することが困難な低抵抗導体を使用した、高効率、高昇圧の薄型のトランスを作成することができる。
【0037】
かつ、上記トランスを複数個配列し、対応する端子同士を接続することにより簡単に高昇圧のトランス集合体を構成でき、各端子間は基板上のスルーホールなどを使用せず、最短距離で同一のランド上などで接続することができるため、トランス集合体を用いた電力変換装置の効率を向上することができる。
【0038】
かつ、上記トランス集合体は全て同一構成のトランスを使用することができるため個々のトランスの管理の手間を省くことができる。
【0039】
さらに、ここで用いられる1次コイル、2次コイルを構成する巻線、コア、巻芯として用いられるボビンについて詳細に説明を行う。
【0040】
[巻線]
次に本発明で用いられる巻線について詳細に説明する。本発明で用いられる巻線について特に限定はなく、トランスの使用条件、作成条件にあった耐熱性、可撓性、耐油性、はんだ付け性、絶縁耐久性などを用いるものであれば使用することができる。
【0041】
具体的にはJIS C 3202「エナメル線」に挙げられているような1種油性エナメル銅線、2種油性エナメル銅線、0種ホルマール銅線、1種ホルマール銅線、2種ホルマール銅線、0種ホルマールアルミニウム線、1種ホルマールアルミニウム線、ホルマール平角銅線、0種ポリエステル銅線、1種ポリエステル銅線、2種ポリエステル銅線、1種ポリウレタン銅線、2種ポリウレタン銅線、3種ポリウレタン銅線、0種融着性ポリウレタン銅線、1種融着性ポリウレタン銅線、2種融着性ポリウレタン銅線、0種ポリエステルイミド銅線、1種ポリエステルイミド銅線または2種ポリエステルイミド銅線が使用できる。
【0042】
さらに、本発明の1次コイルとしては、大電流を流した時に低損失であり、スペース効率が高いことなどから平角銅線を使用することが好ましい。平角銅線としては、あらかじめ絶縁皮膜を有したものを使用してもよいが、加工製、寸法安定性などを考慮すると、裸銅線あるいはすずめっき銅線なども用いることができる。
【0043】
また、1次コイルとしては上記「エナメル線」であげた線材を複数本より合わせた線(リッツ線)を用いて、表皮効果による損失を低減することも好ましい。また、他の1次コイルの例としては上記「エナメル線」を複数本平行して一体化した多本平行エナメル線なども使用することができる。
【0044】
さらに、3層の絶縁被覆を有する線材を使用することにより、1次コイルと2次コイル間の絶縁用層間テープ巻などが省略でき、トランス作成の手間が省けるとともに、よりトランスが小型化できる。また、巻芯としてボビンを用いずに2次コイルを空芯コイルとして作成し、トランスを小型化することもできる。
【0045】
[ボビン]
本発明で用いられるボビンに限定はないが、その貫通孔および全体の形状は四角、楕円、円など、挿入する磁気コアの断面形状に応じて決定される。そして、ボビンの材料としては、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、フェノールあるいはエポキシなどの樹脂が用いられ、必要に応じてガラス充填グレードが用いられる。
【0046】
また、融着タイプの巻線を使用することにより、2次コイルにてコアを挿入する貫通孔を構成し、ボビンを省略したトランスを作成することができる。
【0047】
[コア]
本発明で用いられるコアに限定はないが使用温度や、所望の形状を形成し易いなどから、Mn−Zn系やNi−Zn系のフェライトコアが好ましく、なかでも透磁率、飽和磁束密度の大きいコアが好ましい。
【0048】
そして、ボビンの貫通孔に差し込まれる主磁脚と2次コイル、1次コイルの周りに配置される側磁脚、並びに主磁脚と側磁脚とを結ぶ橋絡部を有する形状が好ましい。例えば、JIS C 2514「E形フェライト磁心」に記載されているEE形、EI形、EER形、EIR形などの形状、あるいは、JIS C 2516「ポット形フェライト磁心」に記載されているRM形、EP形などの形状を用いることができる。また、TDK株式会社製のフェライトコア、EEM形、LP形、EPC形などの形状も適宜用いることができる。
【0049】
以上の構成に基づき、本発明の実施の一例としての実施形態を以下において説明する。
【0050】
【第1の実施形態】
本実施形態においては本発明におけるトランス集合体とそれを用いた電力変換装置および太陽光発電装置について説明を行う。
【0051】
図8は本実施形態の1次コイルの出力端子の導出方向に1個、2次コイルの出力端子の導出方向に2個、すなわちN=1、M=2のトランス集合体を説明する図で、各トランス102、103の1次コイルの巻数は3ターン、二次巻線は225ターンで高昇圧トランスを構成する。このように本実施形態においては、1次コイル同士は並列接続されている。
【0052】
以下に、このトランスの具体的な作成法を順を追って説明する。
【0053】
本実施形態では、コアとして日立フェライト電子株式会社のEE12−17.7−3形コアを使用する。まず、図3に本実施形態で使用するトランスの詳細図を示す。
【0054】
該コアに適応するボビン303に直径0.1mmの1種ポリウレタン電線(1UEW)の一端を片方の端子部102eに半田付けし、該電線をボビン303の巻胴部に多層で整列に225回巻きつけた後、該電線の他端をもう片方の端子102fに半田付けして、2次コイル304を構成する。
【0055】
また、図4に示すように1次コイル104、105としては幅1mm×厚さ0.7mmの平角導線を用いて長方形状に前記2次コイル上にそれぞれ巻回方向を変えて巻線加工を行い、1次コイルを作成した。
【0056】
それからコア301、302をボビン303の貫通孔の両側からそれぞれ挿入し、コアの側面を基材55μm、粘着剤25μmの日東電工株式会社製のポリエステル粘着テープNo.31Cにより二重に貼り付け固定することによりトランス102と103を作成した。
【0057】
ここで、1次コイルはコアの外形より3mm突出して先端を半田処理することにより、端子102a〜d、103a〜dを構成する。続いて上記トランスは図8に示すような電力変換装置の回路基板801に配置される。
【0058】
該基板には上記トランスを落とし込むための孔部802、803が予め設けられており、トランス102、103は該孔部に落とし込まれ配列される。
【0059】
ここで、端子102a、102bと端子103a、103bはランド804上に配置され、端子102c、102d、103c、103dはそれぞれ接続されるMOSFET805a〜805dが配置されるランド807〜810上に配置される。
【0060】
また、端子102e、103fはランド811および813上にそれぞれ配置され、端子102fと103eはランド812上に配置される。ここで上記ランド部分と端子をそれぞれ半田付けすることにより本実施形態のトランス集合体101を構成する。
【0061】
それによってトランス102、103の端子102c、102d、103c、103dはそれぞれ別個の日立製作所製MOSFET HAT2164H 805a〜dに接続される。また、端子102e、103fは不図示の配線パターンによりダイオードブリッジ806に接続される。
【0062】
ここで、図7を用いて、上記説明したトランス集合体101を用いた電力変換装置702と、該装置に太陽電池703、負荷704を接続した太陽光発電装置701の概略回路図を示し、電力変換装置702の動作の概要を説明する。
【0063】
まず、太陽電池703から電力変換装置702の入力端子へ入力される直流電力は、キャパシタ705によって平滑化され、トランス集合体101を介してMOSFETなどのスイッチング素子805へ供給される。そして、スイッチング素子805を交互にオン/オフすることで直流電力を交流電力に変換する。
【0064】
トランス集合体101に入力される交流電力は、トランス集合体701の変圧比(本実施形態では3:450)に応じて昇圧され、ダイオードブリッジ406によって整流されて直流電力に変換される。
【0065】
さらに、直流電力は、キャパシタ706によって平滑化された後、負荷704へ供給される。なお、負荷704へ供給される直流電力の脈流分やノイズ分の仕様によっては、ダイオードブリッジ806とキャパシタ706との間にフィルタ用のインダクタを設けたり、インダクタおよびキャパシタの双方を省略する場合もある。
【0066】
次に、制御回路818の動作について説明する。図7に示す制御回路818は、制御用電源部707、基準波生成部708およびドライバ709から構成される。電力変換装置702の入力電圧が制御用電源部707が起動する電圧に達すると、制御用電源部707から基準波生成部708およびドライバ709に電力が供給される。
【0067】
基準波生成部708は、予め設定された周波数の基準矩形波を生成し、基準矩形波をドライバ709へ供給する。ドライバ709は、基準矩形波に基づき、スイッチング素子805を交互にオン/オフするゲートドライブ信号S1およびS2を生成し、ゲートドライブ信号S1およびS2をスイッチング素子805のゲートへ供給し、スイッチング素子のオン/オフ動作を行う。
【0068】
ここで使用する太陽電池703は、ソーラシミュレータを使用して、1sunの照射強度において、最適動作電圧1V、最適動作電流10Aで動作するもので、適当に負荷を調整することにより電力変換装置からは150V、61mAの出力を得ることができた。 このように、第1の実施形態のトランス集合体の構造によれば、1次コイルの両端子と2次コイルの両端子をコアを挟んで有するトランスを横方向に並べ、それらを接続することにより、高効率で薄型の高昇圧トランス集合体を構成でき、これを用いた高効率で薄型の高昇圧電力変換装置を提供できる。
【第2の実施形態】
以下、第2の実施形態で用いるトランス集合体を説明するが、上述の第1の実施形態と略同様の構成については、その詳細説明を省略する。
【0069】
図9は実施形態2の1次コイルの出力端子の導出方向に2個、2次コイルの出力端子の導出方向に1個、すなわちN=2、M=1のトランス集合体901の概略図である。ここで、各トランス902、903の各1次コイルの巻数は2ターン、二次巻線は225ターンで高昇圧トランスを構成する。このように本実施形態においては、1次コイル同士は直列接続されている。
【0070】
本実施形態で使用するトランス902、903は1次コイルの巻数以外は第1の実施形態で説明したものと同じであるため説明を省略する。
【0071】
ここで各々のトランスは図11に示すような電力変換装置の回路基板1101に配置される。該基板には上記トランスを落とし込むための孔部1102、1103が予め設けられており、トランス902、903は該孔部に落とし込まれ配列される。
【0072】
ここで、トランス902および903は全く同じ構成であるが前記孔部に落とし込まれる際にトランス903をトランス902に対して180度反転して、端子902c、902dと端子903d、903cが向かい合うように落とし込まれる。
【0073】
また、ここで、端子902a、902bはランド1104上に配置され、端子903a、903bはそれぞれ接続されるMOSFET1105a〜bが配置されるランド1113、1112上に配置される。
【0074】
また、端子902cと903d、端子902dと903cはそれぞれランド1107、1108上に配置され、端子903e、902fはランド1109上に配置され、端子902e、902fはそれぞれランド1111、1110上に配置される。ここで上記ランド部分と端子をそれぞれ半田付けすることにより巻回方向の異なる1次コイル同士を直列接続された本実施形態のトランス集合体を構成する。
【0075】
そしてトランス903の端子903a、903bはそれぞれ別個の日立製作所製MOSFET HAT2164H 1105a〜bに接続される。また、端子902e、903fは不図示の配線パターンによりダイオードブリッジ1106に接続される。
【0076】
そして、図10のような図11に示した回路基板を用いて作成されるトランス集合体901を用いた電力変換装置1002と、該装置に太陽電池1003、負荷1004を接続した太陽光発電装置1001を作成した。
【0077】
ここで回路の詳細な動作については第1の実施形態で用いた電力変換装置とほぼ同じであるため説明を省略する。
【0078】
また、本実施形態において太陽電池1003は、pin構造を3層積層した構造の太陽電池を使用した。この太陽電池は第1の実施形態で用いられた太陽電池に比べ1枚当たりの出力電圧が大きい、つまりは電力変換装置の入力電圧が大きくなる。
【0079】
しかし、本実施形態のトランス集合体においてはトランスの1次コイル同士が直列接続されているため、ひとつのトランスの1次コイルにかかる電圧は入力電圧の約1/2となり、コアの使用磁束密度を減らすことができるため第1の実施形態に比べて巻数を2/3に減らすことができコア損失を減らすことができる。
【0080】
上記の太陽電池はソーラシミュレータを使用して、1sunの照射強度において、最適動作電圧1.4V、最適動作電流10Aで動作し、適当に負荷を調整することによりトランス集合体の昇圧比に応じて昇圧され、電力変換装置からは157V、87mAの出力を得ることができた。
【0081】
このように、第2の実施形態のトランス集合体の構造によれば、コアを挟んで1次コイルの両端子と2次コイルの両端子を有するトランスを1次コイルの端子の導出方向に並べ、トランス間で向かいあう巻回方向の異なる1次コイル同士をランド1107、1108上で接続し、2次コイル同士をランド1109で接続することにより、高効率で薄型の高昇圧トランス集合体を構成でき、これを用いた高効率で薄型の高昇圧電力変換装置を提供できる。
【0082】
【第3の実施形態】
以下、第3の実施形態で用いるトランス集合体を説明するが、第1の実施形態あるいは第2の実施形態と略同様の構成については、その詳細説明を省略する。
【0083】
図12は本実施形態の1次コイルの出力端子の導出方向に2個、2次コイルの出力端子の導出方向に2個、すなわちN=2、M=2のトランス集合体1201の概略図である。ここで、各トランス1202、1203、1204、1205の各1次コイルの巻数は2ターン、二次巻線は225ターンで高昇圧トランスを構成する。
【0084】
本実施形態で使用するトランス1202〜1205は第1の実施形態で説明したものと同じであるため説明を省略する。
【0085】
ここで各々のトランスは図13に示すような電力変換装置の回路基板1301に配置される。該基板には上記トランスを落とし込むための孔部1302〜1305が予め設けられており、トランス1202〜1205は該孔部に落とし込まれ配列される。
【0086】
ここで、トランス1202〜1205は全く同じ構成であるが前記孔部に落とし込まれる際にトランス1204をトランス1202に対して180度反転して、端子1202c、1202dと端子1204d、1204cが向かい合うように落とし込まれ、トランス1205をトランス1203に対して180度反転して、端子1203c、1203dと端子1205d、1205cが向かい合うように落とし込まれる。
【0087】
ここで、端子1202a、1202b、1203a、1203bはランド1306上に配置され、端子1204b、1204a、1205b、1205aはそれぞれ接続されるMOSFET1307a〜dが配置されるランド1309〜1312上に配置される。
【0088】
また、端子1202cと1204d、端子1202dと1204c、端子1203cと1205d、端子1203dと1205cはそれぞれランド1313〜1316上に配置される。
【0089】
さらに、端子1203fと1205eはランド1317上に配置され、端子1205fと1204e、端子1203eと1202fはそれぞれランド1318、1319上に配置され、端子1202eはランド1325上に、端子1204fはランド1326上に配置される。
【0090】
ここで上記ランド部分と端子をそれぞれ半田付けすることにより本実施形態のトランス集合体を構成する。そしてトランス1204、1205の端子1204b、1204a、1205b、1205aはそれぞれ別個の日立製作所製MOSFET HAT2164H 1307a〜dに接続される。
【0091】
また、端子1202e、1204fはダイオードブリッジ1308に接続される。そして、図14のような図13に示した回路基板を用いて作成されるトランス集合体1301を用いた電力変換装置1402と、該装置に太陽電池1403、負荷1404を接続した太陽光発電装置1401を作成した。
【0092】
ここで回路の詳細な動作については第1の実施形態で用いた電力変換装置とほぼ同じであるため説明を省略する。また、本実施形態において太陽電池1403は実施形態2で用いたものと同様のものを用い、ソーラシミュレータを使用して、1sunの照射強度において、最適動作電圧1.4V、最適動作電流10Aで動作し、適当に負荷を調整することによりトランス集合体の昇圧比に応じて昇圧され、電力変換装置からは315V、43mAの出力を得ることができた。
【0093】
このように、第3の実施形態のトランス集合体の構造によれば、コアを挟んで1次コイルの両端子と2次コイルの両端子を有するトランスを1次コイルの端子の導出方向と2次コイルの端子の導出方向に二つずつ並べ、1次コイルの端子の導出方向に配列されたトランス1202と1204、1203と1205間で向かいあう巻回方向の異なる1次コイル同士をランド1313〜1316上で接続し、2次コイルの端子の導出方向に配列されたトランス1202と1203、1204と1205間で2次コイル同士をランド1318、1319上で接続することにより、高効率で薄型の高昇圧トランス集合体を構成でき、これを用いた高効率で薄型の高昇圧電力変換装置を提供できる。
【0094】
[その他の実施形態]
以上に説明した本発明の実施形態においては、電力変換装置におけるプッシュプル回路に用いられるトランスについて述べたが、本発明のトランスおよびトランス集合体はもちろん他の回路方式にも適用しうるものである。
【0095】
また、本実施形態では太陽光発電装置を一台で抵抗負荷につなげたものについて述べたが、同様の太陽光発電装置を複数台並列に接続し系統連系インバータを接続し、太陽電池から出力された直流電力を交流電力に変換して系統に連系するシステムも構成できる。
【0096】
以上説明したように、上記かく実施形態に対応する本発明によれば、容易に高昇圧の低背トランスと、1次コイルと2次コイルの端子導出方向を交差させ、コアを隔てて対向して端子を設けるようにしたため、平角銅線など巻回方向以外に加工することが困難な低抵抗導体を使用した、高効率、高昇圧の薄型のトランスを作成することができる。
【0097】
また、上記トランスを複数個配列し、対応する端子同士を接続することにより簡単に高昇圧のトランス集合体をでき、各端子間は基板上のスルーホールなどを使用せず、最短距離で同一のランドなどで接続することができるため、トランス集合体を用いた高昇圧な電力変換装置の効率を向上することができる。
【0098】
さらに、上記トランス集合体は全て同一構成のトランスを使用することができるため個々のトランスの管理の手間を省くことができる。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、トランスの厚みを低減すると同時に、トランスの端子間の接続における配線抵抗による効率の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に対応するトランス集合体の構成の一例を示す図である。
【図2】プッシュプルトランスの構成を示す回路図である。
【図3】本発明の実施形態に対応するトランスの構成の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に対応するトランスを分解した場合の一例を示す図である。
【図5】従来のプッシュプルトランスの概略図である。
【図6】従来のプッシュプルトランスの接続図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に対応する太陽光発電装置の一例を示す回路図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に対応する電力変換装置実装基板の一例を示す部品配置図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に対応するトランス集合体の一例を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に対応する太陽光発電装置の一例を示す回路図である。
【図11】本発明の第2の実施形態に対応する電力変換装置実装基板の一例を示す部品配置図である。
【図12】本発明の第3の実施形態に対応するトランス集合体の一例を示す図である。
【図13】本発明の第3の実施形態に対応する電力変換装置実装基板の一例を示す部品配置図である。
【図14】本発明の第3の実施形態に対応する太陽光発電装置の一例を示す回路図である。
【図15】複数トランスの接続の例を示す図である。
【図16】トランスの並列接続の例を示す図である。
【図17】トランスの直列接続の例を示す図である。
【符号の説明】
101・・・トランス集合体
102・・・トランス
103・・・トランス
104、105、106、107・・・1次コイル
108・・・ランド
301、302・・・コア
303・・・ボビン
304・・・2次巻線
401・・・貫通孔
501・・・プッシュプルトランス
502・・・ボビン
503・・・ピン端子
504・・・第一の1次コイル
505・・・第二の1次コイル
601〜604・・・プッシュプルトランス
605〜608・・・入力端子
609・・・スルーホール
701・・・太陽光発電装置
702・・・電力変換装置
703・・・太陽電池
704・・・負荷
705、706・・・コンデンサ
707・・・制御電源部
708・・・波形生成部
709・・・ドライバ
801・・・プリント基板
802、803・・・孔部
804、807〜813・・・ランド
805・・・MOSFET
806・・・整流ダイオードブリッジ
814、815・・・入力端子
816、817・・・出力端子
818・・・制御回路
901・・・トランス集合体
902、903・・・トランス
904、905、906、907・・・1次コイル
1001・・・太陽光発電装置
1002・・・電力変換装置
1003・・・太陽電池
1004・・・負荷
1101・・・プリント基板
1102、1103・・・孔部
1104、1107〜1113・・・ランド
1105・・・MOSFET
1106・・・整流ダイオードブリッジ
1114、1115・・・入力端子
1116、1117・・・出力端子
1118・・・制御回路
1201・・・トランス集合体
1202、1203、1204、1205・・・トランス
1206、1207、1208、1209、1210、1211、1212、1213・・・1次コイル
1301・・・プリント基板
1302〜1305・・・孔部
1306、1309〜1319、1325、1326・・・ランド
1307・・・MOSFET
1308・・・整流ダイオードブリッジ
1320・・・制御回路
1321、1322・・・入力端子
1323、1324・・・出力端子
1401・・・太陽光発電装置
1402・・・電力変換装置
1403・・・太陽電池
1404・・・負荷
1501・・・トランス集合体
1502・・・トランス
1503・・・トランス
1504、1505、1506、1507・・・1次コイル
1508・・・ランド
1601、1602、1701、1702・・・スイッチング素子

Claims (11)

  1. 巻芯に1次コイルと2次コイルを巻回したトランスを複数用いて構成されるトランス集合体であって、
    前記1次コイルの一の端子と他の端子とが前記巻芯を隔てて対向して配列され、前記2次コイルの一の端子と他の端子とが前記巻芯を隔てて対向して配列され、前記1次コイルの一の端子と他の端子とを結ぶ線と、前記2次コイルの一の端子と他の端子とを結ぶ線が交わるように前記各コイルと前記各端子とが配置されたトランスを、前記1次コイルの端子の導出方向にN個、前記2次コイルの端子の導出方向にM個並べて配列することにより構成されることを特徴とするトランス集合体。
  2. 前記複数のトランスが、ほぼ同一の構成を有することを特徴とする請求項1に記載のトランス集合体。
  3. 前記1次コイルの巻心への巻回方向が前記1次コイルの端子の導出方向とほぼ同一であることを特徴とする請求項1又は2に記載のトランス集合体。
  4. 前記複数のトランスが前記1次コイルの端子の導出方向に配列される場合に、前記配列され隣り合う各トランス間では、前記1次コイルの巻回方向が反対の1次コイル同士が接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のトランス集合体。
  5. 前記接続において各端子はプリント基板上のランドを介して接続されることを特徴とする請求項4に記載のトランス集合体。
  6. 前記トランスがプッシュプルトランスであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のトランス集合体。
  7. 前記トランスは少なくとも2つの1次コイルを有し、前記1次コイルの前記トランスの前記巻芯への巻回方向が互いに異なることを特徴とする請求項6記載のトランス集合体。
  8. 前記複数のトランスが前記1次コイルの端子の導出方向に配列される場合に、前記トランスが1個おきに180度反転して配列されることを特徴とする請求項6に記載のトランス集合体。
  9. 前記1次コイル及び2次コイルの各端子が同一面上に形成され、前記トランスがプリント基板上に形成された孔部に落とし込まれ、該端子がそれぞれプリント基板上のランドに接続されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のトランス集合体。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載のトランス集合体を用いる電力変換装置。
  11. 請求項10に記載の電力変換装置と太陽電池を用いる太陽光発電装置。
JP2003132158A 2003-05-09 2003-05-09 トランス集合体、それを用いた電力変換装置及び太陽光発電装置 Withdrawn JP2004335886A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003132158A JP2004335886A (ja) 2003-05-09 2003-05-09 トランス集合体、それを用いた電力変換装置及び太陽光発電装置
AU2004201798A AU2004201798A1 (en) 2003-05-09 2004-04-29 Transformer Assembly and Power Conversion Apparatus and Solar Power Generation Apparatus Using the Same
US10/835,009 US7078997B2 (en) 2003-05-09 2004-04-30 Transformer assembly, and power conversion apparatus and solar power generation apparatus using the same
EP04010787A EP1475809A3 (en) 2003-05-09 2004-05-06 Transformer assembly, and power conversion apparatus and solar power generation apparatus using the same
KR1020040032466A KR20040096783A (ko) 2003-05-09 2004-05-08 트랜스포머 집합체, 그것을 이용한 전력 변환장치 및태양광발전장치
CNA2004100421420A CN1551256A (zh) 2003-05-09 2004-05-09 变压器集合体、使用它的电力变换装置和太阳能发电装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003132158A JP2004335886A (ja) 2003-05-09 2003-05-09 トランス集合体、それを用いた電力変換装置及び太陽光発電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004335886A true JP2004335886A (ja) 2004-11-25

Family

ID=32985684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003132158A Withdrawn JP2004335886A (ja) 2003-05-09 2003-05-09 トランス集合体、それを用いた電力変換装置及び太陽光発電装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7078997B2 (ja)
EP (1) EP1475809A3 (ja)
JP (1) JP2004335886A (ja)
KR (1) KR20040096783A (ja)
CN (1) CN1551256A (ja)
AU (1) AU2004201798A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009095120A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Sanyo Denki Co Ltd 電力変換器
JP2011067026A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Toyota Motor Corp 電力変換器
JP2015130540A (ja) * 2015-04-13 2015-07-16 東邦亜鉛株式会社 環状コイル
JP2016001992A (ja) * 2010-01-23 2016-01-07 ソーラーワット リミテッド 発電のための太陽光システム
WO2019073650A1 (ja) * 2017-10-12 2019-04-18 三菱電機株式会社 変圧器および電力変換装置
JP2020156133A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 Tdk株式会社 電源装置および医療システム
JP7451469B2 (ja) 2021-09-17 2024-03-18 矢崎総業株式会社 結合インダクタ

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6271067B1 (en) * 1998-02-27 2001-08-07 Micron Technology, Inc. Methods of forming field effect transistors and field effect transistor circuitry
US7612283B2 (en) * 2002-07-09 2009-11-03 Canon Kabushiki Kaisha Solar power generation apparatus and its manufacturing method
JP2004335885A (ja) 2003-05-09 2004-11-25 Canon Inc 電子部品およびその製造方法
JP2008277485A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Fuji Electric Device Technology Co Ltd トランスユニットおよび電力変換装置
TW200814105A (en) * 2007-10-25 2008-03-16 Greatchip Technology Co Ltd Manufacture adjustable leakage inductance transformer
US20100321141A1 (en) * 2007-10-25 2010-12-23 Chen Hong-Fei Transformer
US20100090789A1 (en) * 2008-10-14 2010-04-15 Middle Atlantic Products, Inc. Method, system and transformer for mitigating harmonics
TWM371291U (en) * 2009-03-03 2009-12-21 Delta Electronics Inc Transformer assembly
JP5445789B2 (ja) * 2009-06-03 2014-03-19 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
US8779882B2 (en) * 2009-09-30 2014-07-15 Astec International Limited Center tapped transformers for isolated power converters
CN102194380A (zh) * 2010-01-20 2011-09-21 三星电机株式会社 平板显示装置以及用于其的共模滤波器
US9980396B1 (en) * 2011-01-18 2018-05-22 Universal Lighting Technologies, Inc. Low profile magnetic component apparatus and methods
CN102158062A (zh) * 2011-05-20 2011-08-17 北京国电四维清洁能源技术有限公司 光伏并网逆变器
CN102638113B (zh) * 2012-04-11 2014-08-27 华中科技大学 一种磁耦合谐振装置
US20130293331A1 (en) * 2012-05-03 2013-11-07 Control Techniques Ltd Component for clamping choke to chassis
US9478351B2 (en) * 2013-05-24 2016-10-25 Keithley Instruments, Inc. Isolation transformer for use in isolated DC-to-DC switching power supply
EP3046621B1 (en) * 2013-09-16 2021-05-26 The Board of Trustees of the Leland Stanford Junior University Multi-element coupler for generation of electromagnetic energy
DE202015009475U1 (de) * 2015-01-28 2017-10-26 ASD Automatic Storage Device GmbH Gleichstromwandlersystem
CN108880610B (zh) * 2018-07-19 2023-11-10 深圳振华富电子有限公司 低损耗网络信息传输装置
DE102018218042A1 (de) * 2018-10-22 2020-04-23 Würth Elektronik eiSos Gmbh & Co. KG Kern für induktives Bauelement und induktives Bauelement
JP7251377B2 (ja) * 2019-07-19 2023-04-04 スミダコーポレーション株式会社 磁気結合型リアクトル装置

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4112481A (en) 1977-05-05 1978-09-05 Wescom, Inc. Miniature multi-impedance transformer module
US4665357A (en) * 1984-04-23 1987-05-12 Edward Herbert Flat matrix transformer
US4814735A (en) * 1985-06-10 1989-03-21 Williamson Windings Inc. Magnetic core multiple tap or windings devices
DE3536799A1 (de) 1985-10-16 1987-04-16 Bosch Gmbh Robert Hf-breitbanduebertragerschaltung
JPH03500948A (ja) 1988-04-28 1991-02-28 エフエムティーティー インコーポレーテッド 高絶縁層分離マトリックス変圧器
US4845606A (en) * 1988-04-29 1989-07-04 Fmtt, Inc. High frequency matrix transformer
US5093646A (en) 1988-04-29 1992-03-03 Fmtt, Inc. High frequency matrix transformer
JP2547442B2 (ja) 1988-11-08 1996-10-23 株式会社新興製作所 連続用紙の折りたたみ機構
JPH0648651B2 (ja) 1990-12-12 1994-06-22 木嶋無線株式会社 電気巻線部品
JPH0729752A (ja) 1993-07-09 1995-01-31 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関用点火コイル
US5589006A (en) 1993-11-30 1996-12-31 Canon Kabushiki Kaisha Solar battery module and passive solar system using same
GB2291736A (en) 1994-07-16 1996-01-31 Hohner M Ltd Transducer
US5805431A (en) 1996-01-17 1998-09-08 Synergy Microwave Corporation Surface Mountable transformer
JPH10270734A (ja) 1997-03-27 1998-10-09 Canon Inc 太陽電池モジュール
JPH11150287A (ja) 1997-09-10 1999-06-02 Canon Inc 太陽電池モジュール、太陽電池付き外囲体、太陽電池付き外囲体の設置方法、及び太陽光発電システム
JP3792867B2 (ja) 1997-11-06 2006-07-05 キヤノン株式会社 太陽電池モジュール、太陽電池アレイ及び太陽光発電装置の施工方法
US6114932A (en) * 1997-12-12 2000-09-05 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Inductive component and inductive component assembly
JP3937654B2 (ja) 1998-06-30 2007-06-27 キヤノン株式会社 太陽電池モジュール、その設置方法、ならびにそれを用いた太陽光発電装置および屋根
US6137392A (en) * 1998-10-05 2000-10-24 Herbert; Edward Transformer for switched mode power supplies and similar applications
JP3829572B2 (ja) 1999-12-15 2006-10-04 松下電工株式会社 トランス及びその製造方法
JP2001345472A (ja) 2000-03-29 2001-12-14 Canon Inc 太陽電池モジュールの検査方法、検査装置及び製造方法、太陽光発電システムの点検方法及び点検装置、並びに絶縁抵抗測定器及び耐電圧試験器
JP2002111038A (ja) 2000-09-29 2002-04-12 Canon Inc 太陽電池モジュールおよびその製造方法、並びに、発電装置
JP2003052185A (ja) 2001-05-30 2003-02-21 Canon Inc 電力変換器およびそれを用いる光起電力素子モジュール並びに発電装置
US6927667B1 (en) 2001-11-01 2005-08-09 Tyco Electronics Power Systems, Inc. Magnetic device having a springable winding
US6734775B2 (en) 2002-04-29 2004-05-11 Yu-Lin Chung Transformer structure
JP2003333861A (ja) 2002-05-10 2003-11-21 Canon Inc 電源装置およびその設計方法、並びに、発電装置
JP2004207700A (ja) 2002-12-11 2004-07-22 Canon Inc 電子部品およびその製造方法
US7091815B2 (en) 2002-12-19 2006-08-15 Canon Kabushiki Kaisha Electrical device, transformer, and inductor, and method of manufacturing electrical device

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009095120A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Sanyo Denki Co Ltd 電力変換器
JP2011067026A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Toyota Motor Corp 電力変換器
JP2016001992A (ja) * 2010-01-23 2016-01-07 ソーラーワット リミテッド 発電のための太陽光システム
JP2015130540A (ja) * 2015-04-13 2015-07-16 東邦亜鉛株式会社 環状コイル
WO2019073650A1 (ja) * 2017-10-12 2019-04-18 三菱電機株式会社 変圧器および電力変換装置
JPWO2019073650A1 (ja) * 2017-10-12 2019-11-14 三菱電機株式会社 変圧器および電力変換装置
US11282625B2 (en) 2017-10-12 2022-03-22 Mitsubishi Electric Corporation Transformer and power converter
JP2020156133A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 Tdk株式会社 電源装置および医療システム
JP7192593B2 (ja) 2019-03-18 2022-12-20 Tdk株式会社 電源装置および医療システム
JP7451469B2 (ja) 2021-09-17 2024-03-18 矢崎総業株式会社 結合インダクタ

Also Published As

Publication number Publication date
US20040222873A1 (en) 2004-11-11
AU2004201798A1 (en) 2004-11-25
EP1475809A3 (en) 2005-04-20
KR20040096783A (ko) 2004-11-17
EP1475809A2 (en) 2004-11-10
US7078997B2 (en) 2006-07-18
CN1551256A (zh) 2004-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004335886A (ja) トランス集合体、それを用いた電力変換装置及び太陽光発電装置
JP4635969B2 (ja) コイル装置、トランスおよびスイッチング電源
US8952776B2 (en) Powder core material coupled inductors and associated methods
US10790080B2 (en) Embedded magnetic component transformer device
US9013259B2 (en) Powder core material coupled inductors and associated methods
EP2756508A1 (en) An integrated magnetics component
JP2013528321A (ja) 改善されたプリント回路基板レイアウトを推進する2相結合インダクタ
WO2016194626A1 (ja) Dc-dcコンバータ、スイッチングic、及びインダクタ装置
JPWO2012108221A1 (ja) 絶縁型スイッチング電源装置
JP2009170804A (ja) 点灯装置
US9847166B2 (en) Embedded magnetic component transformer device
CN115359999A (zh) 变压器模块及功率模块
JP5277747B2 (ja) 燃料電池の電力変換装置
US20210367527A1 (en) Planar converter
CN104051143B (zh) 具有平面初级绕组的变换器
JP5830914B2 (ja) 電源装置ならびにこの電源装置を備える照明器具
CN114613580A (zh) 一种电源适配器
US20110085362A1 (en) Drive unit, for instance for halogen lamps, and corresponding method
JP2008271752A (ja) フルブリッジ回路の配線構造
JP2004335884A (ja) トランス及び該トランスを用いた装置、並びにトランスの製造方法
JP2005312159A (ja) 電力変換器および太陽光発電装置
CN111145987B (zh) 变压器模块及功率模块
US20230187119A1 (en) Embedded magnetic component transformer device
KR100497308B1 (ko) 인쇄회로기판 매립형 인덕터 및 그 제조 방법
JP2003324020A (ja) トランス

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060801