JP2004334011A - レンズホルダユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】レーザ加工機のレンズ装着に際し、着脱操作によるレンズの位置ずれを解消すると共に確固に保持する構成とし、取り外しを要する部品を無くし、更に工具を用いる必要のないワンタッチ着脱可能なレンズホルダユニットの提供。
【解決手段】レーザ加工機に用いるレンズ1を保持するレンズホルダ2を備えるレンズホルダユニットであって、レンズ1を固定するレンズホルダ2と、該レンズホルダ2と一体化され、且つ加工機の加工ヘッド本体外周面3の開口と係合/合致すると共に、その外周面形状が加工ヘッド本体外周面3の形状と合致する蓋部材4と、該蓋部材4の所定の穴部4aに挿着し、レンズ位置を加工ヘッド本体に対して位置決め保持可能な装着用部材Spとを有し、該装着用部材Spを介し、加工ヘッド本体に対してワンタッチ操作で着脱自在としたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】レーザ加工機に用いるレンズ1を保持するレンズホルダ2を備えるレンズホルダユニットであって、レンズ1を固定するレンズホルダ2と、該レンズホルダ2と一体化され、且つ加工機の加工ヘッド本体外周面3の開口と係合/合致すると共に、その外周面形状が加工ヘッド本体外周面3の形状と合致する蓋部材4と、該蓋部材4の所定の穴部4aに挿着し、レンズ位置を加工ヘッド本体に対して位置決め保持可能な装着用部材Spとを有し、該装着用部材Spを介し、加工ヘッド本体に対してワンタッチ操作で着脱自在としたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ加工機に用いるレンズホルダユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、従来のレンズホルダユニットは、レンズホルダと一体に形成された蓋部を本体に嵌め込みネジを締めて固定するのが通例である。
【0003】
先行技術としては、1)アシストガスの加工ヘッド内での、ガスが残留し易い無駄な空隙を遮断し、アシストガスの切り替えが短時間で実施出来、且つレンズの振動発生を防止し、精度の向上と共に、作業の効率化を図ることが出来る加工ヘッドのレンズ装着機構として、加工ヘッドに装着する集光レンズと、前記加工ヘッドと集光レンズを螺着接続する下端周縁部鍔付き円筒状接続部材とで形成される加工ヘッド内側、且つ下端周縁部鍔付き円筒状接続部材の外側に形成される円筒状空隙領域を減少、且つ遮断、閉塞させるための補助部材を前記下端周縁部鍔付き円筒状接続部材の外側に外嵌して設けたことを特徴とする発明が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、2)レーザ加工装置の接続ヘッドを、部品の交換をして速やかにかつ確実に所望の加工作業に適合させるために、接続ヘッドの交換用レンズホルダを保持する少なくとも二つのマガジン位置に接続ヘッドの切削ノズルを捕らえ保持する収容装置を更に設け、レンズホルダと切削ノズルを同じマガジン位置で、接続ヘッドに対し取り外しおよび取り付けでき、収容装置は切削ノズルと回転方向において係合しており、またその周囲を囲うようにして収容しているという提案が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−129678号公報
【特許文献2】
特開2002−160085号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら上述の従来例において、図4に示すものは、ネジが外れた場合ネジおよび関連部品を紛失する虞があり、またネジが緩んだ状態で時間が経過した時に加工域にネジ等が落下し不都合な状況を惹き起す可能性がある。
【0007】
先行技術1)の例は、加工ヘッド内のアシストガスの残留を減らし、ガスの切り替え時間を短縮し、精度の向上と作業の効率化を目的としたものであり、2)の例は、接続ヘッドへの加工ノズル(切削ノズル)の交換を速やかに実施するために、交換用加工ノズルの収容装置を複数設け、レンズホルダと加工ノズルを同じマガジン位置で交換できるようにしたものであり、本発明の目的/構成とは異なるものである。
【0008】
本発明は、上述の状況に鑑みて成されたもので、レーザ加工機のレンズ装着に際し、着脱操作によるレンズの位置ずれを解消すると共に確固に保持する構成とし、取り外しを要する部品を無くし、更に工具を用いる必要のないワンタッチ着脱可能なレンズホルダユニットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0010】
(1)レーザ加工機に用いるレンズを保持するレンズホルダを備えるレンズホルダユニットであって、レンズを固定するレンズホルダと、該レンズホルダと一体化され、且つ加工機の加工ヘッド本体外周面の開口と係合/合致すると共に、その外周面形状が加工ヘッド本体外周面の形状と合致する蓋部材と、該蓋部材の所定の穴部に挿着し、レンズ位置を加工ヘッド本体に対して位置決め保持可能な装着用部材とを有し、該装着用部材を介し、加工ヘッド本体に対してワンタッチ操作で着脱自在としたレンズホルダユニット。
【0011】
(2)前項(1)に記載のレンズホルダユニットにおいて、前記装着用部材は、指で摘んで回せる摘み部材と、中空胴体内に雌ネジ部を有し且つ加工機の加工ヘッド本体の溝部に係合する当接押圧部を有する係合部材と、該係合部材の雌ネジ部と螺合可能な筒状雄ネジ部材と、ブッシュ部材と、これらを貫通して組み合わせる心棒部材とから成り、前記蓋部材の所定の穴部、ブッシュ部材、係合部材の中空胴体内の雌ネジ部と螺合する筒状雄ネジ部材、摘み部材の順に前記心棒部材を嵌通/挿着し、心棒部材、筒状雄ネジ部材及び摘み部材とをピン部材で接続し、前記摘み部材を回したときに従動する筒状雄ネジ部材の回動作用により前記係合部材が軸方向に移動して位置決め保持可能な構成とし、加工ヘッド本体に対して着脱自在としたレンズホルダユニット。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るレンズホルダユニットの実施の形態を説明する。
【0013】
図1は、本発明に係るレンズホルダユニットの外観斜視図、図2は、装着用部材の詳細を示す説明図、(a)は、側面図、(b)は、A−A矢視図、図3(a)は、本発明に係るレンズホルダユニットを装着する本体側の装着部位を示す斜視図、(b)は、装着部材の分解斜視図、図4は、レンズホルダを本体に装着した場合の従来例を示す説明図である。
【0014】
実施例について、以下図面を参照して説明する。
【0015】
レーザ加工機に用いるレンズ1を保持するレンズホルダ2を備えるレンズホルダユニットであって、レンズ1を固定するレンズホルダ2と、該レンズホルダ2と一体化され、且つ加工機の加工ヘッド本体外周面3の開口と係合/合致すると共に、その外周面形状が加工ヘッド本体外周面3の形状と合致する蓋部材4と、該蓋部材4の所定の穴部4aに挿着し、レンズ位置を加工ヘッド本体に対して位置決め保持可能な装着用部材Spとを有し、該装着用部材Spを介し、加工ヘッド本体に対してワンタッチ操作で着脱自在の構成としてある。
【0016】
前記装着用部材Spは、指で摘んで回せる摘み部材5と、中空胴体内に雌ネジ部6aを有し且つ加工機の加工ヘッド本体の溝部11に係合する当接押圧部6bを有する係合部材6と、該係合部材6の雌ネジ部6aと螺合可能な筒状雄ネジ部材7と、ブッシュ部材8と、これらを貫通して組み合わせる心棒部材9とから成り、前記蓋部材4の所定の穴部4a、ブッシュ部材8、係合部材6の中空胴体内の雌ネジ部6aと螺合する筒状雄ネジ部材7、摘み部材5の順に前記心棒部材9を嵌通/挿着し、心棒部材9、筒状雄ネジ部材7及び摘み部材5をピン部材5bで接続し、前記摘み部材5を回したときに従動する筒状雄ネジ部材7の回動作用により前記係合部材6が軸方向(図2(a)の矢印Y方向)に移動して位置決め保持可能な構成とし、加工ヘッド本体に対してワンタッチ操作で着脱自在としたことを特徴とする。
【0017】
心棒部材9は、図3に示すように、心棒部材9の先端にはピン部材5bを嵌入可能にピン穴9aを有し、後端には掛止部としての頭部9bを備えている。
【0018】
蓋部材4には、図1〜3に示すように、凹陥部10が設けられ、当接押圧部6bが突設形成される係合部材6を本体に着脱する際に、回動する範囲を本体表面よりも出っ張らないように構成してある。
【0019】
装着用部材Spは、例えば、図3(b)に示すように、蓋部材4の上下縁部に対向して配設され、本体外周面3の所定の開口部上下縁部に刻設された溝部11、11に嵌入して係合部材6を構成する当接押圧部6bが摘み部材5の回動作用により溝側壁部11aに圧接して、確固に保持状態を維持し、着脱時に生じ易い位置ずれを防止する構成となっている。
【0020】
装着用部材Spの動作を以下に説明する。
【0021】
所定のレンズ1をセットし、装着用部材Spを組み付けたレンズホルダユニットを加工機の加工ヘッド本体外周面3の開口部に蓋部材4の四隅が合うように嵌入する。この時、装着用部材Spを構成する係合部材6は当接押圧部6bが横に倒れた位置に在り(図2(b)の二点鎖線で示す)、未だレンズホルダユニットは、加工ヘッド本体に固定されていない。次いで係合部材6を図中右に回して当接押圧部6bを本体に刻設された溝部11内に差し込ませ、次に摘み部5を図面に直交する向こう側に回すことによって、係合部材6が軸方向(図2(a)、Y方向)において図中右方向に移動し、この動作に伴って当接押圧部6bが溝部11内の溝側壁部11aに当接して押圧した状態となり、レンズ1を所定の位置に確固に位置決め保持出来る。この時の摘み部5の操作は従来のネジ止めのように回す必要はなく、略ワンタッチの感覚で回すだけで良く、作業性は格段に向上している。レンズ交換等の際は、摘み部5をワンタッチ感覚で逆方向に回せば当接押圧部6bは溝側壁部11aから離間するので、係合部材6を装着するときとは逆方向に回して当接押圧部6bを横に倒し(図2(b)中の二点鎖線)、簡単に外せる状態とすることが出来る。装着用部材Spの数だけこの操作を行えば良い。本実施例では、蓋部材4の上下二箇所に装着用部材Spを設けた場合を示した。
【0022】
更に説明すれば、レンズホルダユニットの着脱操作の際に、従来のようにネジ部材を取り外す必要はなく、本発明においては、外さなければならない部品は一切無くすことが出来る。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、レーザ加工機のレンズ装着に際し、着脱操作によるレンズの位置ずれを解消すると共に確固に保持する構成とし、取り外しを要する部品を無くし、更に工具を用いる必要のないワンタッチ着脱可能なレンズホルダユニットを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズホルダユニットの外観斜視図
【図2】装着用部材の詳細を示す説明図、(a)側面図、(b)A−A矢視図
【図3】(a)本発明に係るレンズホルダユニットを装着する加工ヘッド本体側の装着部位を示す斜視図、(b)装着部材の分解斜視図
【図4】レンズホルダを本体に装着した場合の従来例を示す説明図
【符号の説明】
1 レンズ
2 レンズホルダ
3 本体外周面
4 蓋部材
4a 穴部
5 摘み部材
5a ピン孔
5b ピン部材
6 係合部材
6a 雌ネジ部
6b 当接押圧部
6c 段付き部
7 筒状雄ネジ部
7a ピン孔
8 ブッシュ部材
9 心棒部材
9a ピン孔
9b 頭部
10 凹陥部
11 溝部
11a 溝側壁部
Sp 装着用部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ加工機に用いるレンズホルダユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、従来のレンズホルダユニットは、レンズホルダと一体に形成された蓋部を本体に嵌め込みネジを締めて固定するのが通例である。
【0003】
先行技術としては、1)アシストガスの加工ヘッド内での、ガスが残留し易い無駄な空隙を遮断し、アシストガスの切り替えが短時間で実施出来、且つレンズの振動発生を防止し、精度の向上と共に、作業の効率化を図ることが出来る加工ヘッドのレンズ装着機構として、加工ヘッドに装着する集光レンズと、前記加工ヘッドと集光レンズを螺着接続する下端周縁部鍔付き円筒状接続部材とで形成される加工ヘッド内側、且つ下端周縁部鍔付き円筒状接続部材の外側に形成される円筒状空隙領域を減少、且つ遮断、閉塞させるための補助部材を前記下端周縁部鍔付き円筒状接続部材の外側に外嵌して設けたことを特徴とする発明が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、2)レーザ加工装置の接続ヘッドを、部品の交換をして速やかにかつ確実に所望の加工作業に適合させるために、接続ヘッドの交換用レンズホルダを保持する少なくとも二つのマガジン位置に接続ヘッドの切削ノズルを捕らえ保持する収容装置を更に設け、レンズホルダと切削ノズルを同じマガジン位置で、接続ヘッドに対し取り外しおよび取り付けでき、収容装置は切削ノズルと回転方向において係合しており、またその周囲を囲うようにして収容しているという提案が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−129678号公報
【特許文献2】
特開2002−160085号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら上述の従来例において、図4に示すものは、ネジが外れた場合ネジおよび関連部品を紛失する虞があり、またネジが緩んだ状態で時間が経過した時に加工域にネジ等が落下し不都合な状況を惹き起す可能性がある。
【0007】
先行技術1)の例は、加工ヘッド内のアシストガスの残留を減らし、ガスの切り替え時間を短縮し、精度の向上と作業の効率化を目的としたものであり、2)の例は、接続ヘッドへの加工ノズル(切削ノズル)の交換を速やかに実施するために、交換用加工ノズルの収容装置を複数設け、レンズホルダと加工ノズルを同じマガジン位置で交換できるようにしたものであり、本発明の目的/構成とは異なるものである。
【0008】
本発明は、上述の状況に鑑みて成されたもので、レーザ加工機のレンズ装着に際し、着脱操作によるレンズの位置ずれを解消すると共に確固に保持する構成とし、取り外しを要する部品を無くし、更に工具を用いる必要のないワンタッチ着脱可能なレンズホルダユニットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0010】
(1)レーザ加工機に用いるレンズを保持するレンズホルダを備えるレンズホルダユニットであって、レンズを固定するレンズホルダと、該レンズホルダと一体化され、且つ加工機の加工ヘッド本体外周面の開口と係合/合致すると共に、その外周面形状が加工ヘッド本体外周面の形状と合致する蓋部材と、該蓋部材の所定の穴部に挿着し、レンズ位置を加工ヘッド本体に対して位置決め保持可能な装着用部材とを有し、該装着用部材を介し、加工ヘッド本体に対してワンタッチ操作で着脱自在としたレンズホルダユニット。
【0011】
(2)前項(1)に記載のレンズホルダユニットにおいて、前記装着用部材は、指で摘んで回せる摘み部材と、中空胴体内に雌ネジ部を有し且つ加工機の加工ヘッド本体の溝部に係合する当接押圧部を有する係合部材と、該係合部材の雌ネジ部と螺合可能な筒状雄ネジ部材と、ブッシュ部材と、これらを貫通して組み合わせる心棒部材とから成り、前記蓋部材の所定の穴部、ブッシュ部材、係合部材の中空胴体内の雌ネジ部と螺合する筒状雄ネジ部材、摘み部材の順に前記心棒部材を嵌通/挿着し、心棒部材、筒状雄ネジ部材及び摘み部材とをピン部材で接続し、前記摘み部材を回したときに従動する筒状雄ネジ部材の回動作用により前記係合部材が軸方向に移動して位置決め保持可能な構成とし、加工ヘッド本体に対して着脱自在としたレンズホルダユニット。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るレンズホルダユニットの実施の形態を説明する。
【0013】
図1は、本発明に係るレンズホルダユニットの外観斜視図、図2は、装着用部材の詳細を示す説明図、(a)は、側面図、(b)は、A−A矢視図、図3(a)は、本発明に係るレンズホルダユニットを装着する本体側の装着部位を示す斜視図、(b)は、装着部材の分解斜視図、図4は、レンズホルダを本体に装着した場合の従来例を示す説明図である。
【0014】
実施例について、以下図面を参照して説明する。
【0015】
レーザ加工機に用いるレンズ1を保持するレンズホルダ2を備えるレンズホルダユニットであって、レンズ1を固定するレンズホルダ2と、該レンズホルダ2と一体化され、且つ加工機の加工ヘッド本体外周面3の開口と係合/合致すると共に、その外周面形状が加工ヘッド本体外周面3の形状と合致する蓋部材4と、該蓋部材4の所定の穴部4aに挿着し、レンズ位置を加工ヘッド本体に対して位置決め保持可能な装着用部材Spとを有し、該装着用部材Spを介し、加工ヘッド本体に対してワンタッチ操作で着脱自在の構成としてある。
【0016】
前記装着用部材Spは、指で摘んで回せる摘み部材5と、中空胴体内に雌ネジ部6aを有し且つ加工機の加工ヘッド本体の溝部11に係合する当接押圧部6bを有する係合部材6と、該係合部材6の雌ネジ部6aと螺合可能な筒状雄ネジ部材7と、ブッシュ部材8と、これらを貫通して組み合わせる心棒部材9とから成り、前記蓋部材4の所定の穴部4a、ブッシュ部材8、係合部材6の中空胴体内の雌ネジ部6aと螺合する筒状雄ネジ部材7、摘み部材5の順に前記心棒部材9を嵌通/挿着し、心棒部材9、筒状雄ネジ部材7及び摘み部材5をピン部材5bで接続し、前記摘み部材5を回したときに従動する筒状雄ネジ部材7の回動作用により前記係合部材6が軸方向(図2(a)の矢印Y方向)に移動して位置決め保持可能な構成とし、加工ヘッド本体に対してワンタッチ操作で着脱自在としたことを特徴とする。
【0017】
心棒部材9は、図3に示すように、心棒部材9の先端にはピン部材5bを嵌入可能にピン穴9aを有し、後端には掛止部としての頭部9bを備えている。
【0018】
蓋部材4には、図1〜3に示すように、凹陥部10が設けられ、当接押圧部6bが突設形成される係合部材6を本体に着脱する際に、回動する範囲を本体表面よりも出っ張らないように構成してある。
【0019】
装着用部材Spは、例えば、図3(b)に示すように、蓋部材4の上下縁部に対向して配設され、本体外周面3の所定の開口部上下縁部に刻設された溝部11、11に嵌入して係合部材6を構成する当接押圧部6bが摘み部材5の回動作用により溝側壁部11aに圧接して、確固に保持状態を維持し、着脱時に生じ易い位置ずれを防止する構成となっている。
【0020】
装着用部材Spの動作を以下に説明する。
【0021】
所定のレンズ1をセットし、装着用部材Spを組み付けたレンズホルダユニットを加工機の加工ヘッド本体外周面3の開口部に蓋部材4の四隅が合うように嵌入する。この時、装着用部材Spを構成する係合部材6は当接押圧部6bが横に倒れた位置に在り(図2(b)の二点鎖線で示す)、未だレンズホルダユニットは、加工ヘッド本体に固定されていない。次いで係合部材6を図中右に回して当接押圧部6bを本体に刻設された溝部11内に差し込ませ、次に摘み部5を図面に直交する向こう側に回すことによって、係合部材6が軸方向(図2(a)、Y方向)において図中右方向に移動し、この動作に伴って当接押圧部6bが溝部11内の溝側壁部11aに当接して押圧した状態となり、レンズ1を所定の位置に確固に位置決め保持出来る。この時の摘み部5の操作は従来のネジ止めのように回す必要はなく、略ワンタッチの感覚で回すだけで良く、作業性は格段に向上している。レンズ交換等の際は、摘み部5をワンタッチ感覚で逆方向に回せば当接押圧部6bは溝側壁部11aから離間するので、係合部材6を装着するときとは逆方向に回して当接押圧部6bを横に倒し(図2(b)中の二点鎖線)、簡単に外せる状態とすることが出来る。装着用部材Spの数だけこの操作を行えば良い。本実施例では、蓋部材4の上下二箇所に装着用部材Spを設けた場合を示した。
【0022】
更に説明すれば、レンズホルダユニットの着脱操作の際に、従来のようにネジ部材を取り外す必要はなく、本発明においては、外さなければならない部品は一切無くすことが出来る。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、レーザ加工機のレンズ装着に際し、着脱操作によるレンズの位置ずれを解消すると共に確固に保持する構成とし、取り外しを要する部品を無くし、更に工具を用いる必要のないワンタッチ着脱可能なレンズホルダユニットを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズホルダユニットの外観斜視図
【図2】装着用部材の詳細を示す説明図、(a)側面図、(b)A−A矢視図
【図3】(a)本発明に係るレンズホルダユニットを装着する加工ヘッド本体側の装着部位を示す斜視図、(b)装着部材の分解斜視図
【図4】レンズホルダを本体に装着した場合の従来例を示す説明図
【符号の説明】
1 レンズ
2 レンズホルダ
3 本体外周面
4 蓋部材
4a 穴部
5 摘み部材
5a ピン孔
5b ピン部材
6 係合部材
6a 雌ネジ部
6b 当接押圧部
6c 段付き部
7 筒状雄ネジ部
7a ピン孔
8 ブッシュ部材
9 心棒部材
9a ピン孔
9b 頭部
10 凹陥部
11 溝部
11a 溝側壁部
Sp 装着用部材
Claims (2)
- レーザ加工機に用いるレンズを保持するレンズホルダを備えるレンズホルダユニットであって、レンズを固定するレンズホルダと、該レンズホルダと一体化され、且つ加工機の加工ヘッド本体外周面の開口と係合/合致すると共に、その外周面形状が加工ヘッド本体外周面の形状と合致する蓋部材と、該蓋部材の所定の穴部に挿着し、レンズ位置を加工ヘッド本体に対して位置決め保持可能な装着用部材とを有し、該装着用部材を介し、加工ヘッド本体に対してワンタッチ操作で着脱自在としたことを特徴とするレンズホルダユニット。
- 請求項1に記載のレンズホルダユニットにおいて、前記装着用部材は、指で摘んで回せる摘み部材と、中空胴体内に雌ネジ部を有し且つ加工機の加工ヘッド本体の溝部に係合する当接押圧部を有する係合部材と、該係合部材の雌ネジ部と螺合可能な筒状雄ネジ部材と、ブッシュ部材と、これらを貫通して組み合わせる心棒部材とから成り、前記蓋部材の所定の穴部、ブッシュ部材、係合部材の中空胴体内の雌ネジ部と螺合する筒状雄ネジ部材、摘み部材の順に前記心棒部材を嵌通/挿着し、心棒部材、筒状雄ネジ部材及び摘み部材をピン部材で接続し、前記摘み部材を回したときに従動する筒状雄ネジ部材の回動作用により前記係合部材が軸方向に移動して位置決め保持可能な構成とし、加工ヘッド本体に対してワンタッチ操作で着脱自在としたことを特徴とするレンズホルダユニット。
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