JP2004333675A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着装置101の熱が両面搬送ガイド20aを昇温させて画像形成部3のトナー劣化につながり画像形成不良の原因になる恐れがあった。
【解決手段】転写後のシートをエアー吸引ファン6によって搬送ベルト5上に吸引して搬送する構成において、エアー吸引ファン6の排気エアーを定着装置101と両面搬送ガイド20aとの間に導くためのダクトDを設けることにより、排気エアーによって定着装置101の熱が両面搬送ガイド20aに伝わるのを遮断する。
【選択図】 図1
【解決手段】転写後のシートをエアー吸引ファン6によって搬送ベルト5上に吸引して搬送する構成において、エアー吸引ファン6の排気エアーを定着装置101と両面搬送ガイド20aとの間に導くためのダクトDを設けることにより、排気エアーによって定着装置101の熱が両面搬送ガイド20aに伝わるのを遮断する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートに画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
シートに画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では、現像器を備え、感光ドラムなどの像担持体の上に現像されるトナー像を、シート材または中間転写体などの転写材に転写して画像を形成する転写方式が広く採用されている。
【0003】
トナー像の転写されたシート材は、エアー吸引されながら搬送ベルト上を搬送されて、定着装置の内部の定着ローラ対に搬送される。シート材のトナー像は定着ローラ対によって定着されてシート材に画像が形成され、画像が形成されたシート材は機外に排出される。
【0004】
また、シート材の両面に画像形成を行う画像形成装置では、定着装置を通過したシート材を表裏反転し、再びタイミングを図り、画像形成部へと導くための両面搬送装置を備えている。
【0005】
ところで、搬送ベルト内にはエアー吸引をするためのエアー吸引ファンが備えられている。エアー吸引ファンからの排気エアーで、一面目の画像形成が終了したシート材の冷却をする構成がある。両面搬送装置には一面目の画像形成を終了したシート材を一時的にストックする中間トレイを備え、ストックされたシート材にエアー吸引ファンの排気エアーを吹き付けて冷却するものである(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−146309号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の技術では、定着装置の直下に配置されている両面搬送装置は、定着装置からの熱の影響を受け易い構成である。特に、従来の構成では、中間トレイにストックされるシート材の冷却に重点が置かれ、両面搬送ガイドが定着装置からの熱によって昇温してしまい、両面搬送装置全体が昇温する恐れがあった。
【0008】
両面搬送ガイドが定着装置からの熱によって昇温していると、一面目の画像形成が終了したシートが両面搬送ガイドの熱によって搬送中に十分に冷却されず、二回面の画像形成のときにシートによって画像形成部を昇温させてしまうことになる。それにより、画像形成部のトナー周りの温度が上昇して、トナー劣化、トナー癒着などが発生して画像形成に悪影響を与える。
【0009】
また、従来の構成で、前側板と奥側板に挟まれる枠体内に両面搬送装置がある場合は、エアー吸引ファンの排気エアーが前側板や奥側板に沿って画像形成部に流れて、前記のような画像形成不良の原因になる恐れがある。
【0010】
本発明では、定着装置の熱により両面搬送ガイドが昇温することによる上記の課題を解決するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シートにトナーを転写する転写手段と、前記転写手段によって転写されたトナーをシートに定着する定着手段とを有し、シートに画像を形成する画像形成手段と、シートをエアーで吸引するエアー吸引手段を有し、前記画像形成手段によって画像が形成されるシートを搬送するシート搬送手段と、前記画像形成手段によって画像を形成されたシートを案内するシートガイドと、前記エアー吸引手段からの排気エアーを、前記定着手段と前記シートガイドとの間に導くダクトと、を備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明する。
【0013】
図1は本発明に係る画像形成装置100の構成を説明するための前方から見た断面図、図2は図1の長手方向(図1の断面図における紙面と垂直な方向)の配置を説明するための上視図、図3は本発明のダクトDの概略構成を示す斜視図である。なお、図1乃至図3において同一の部材には同一の符号を付した。
【0014】
まず、図1を用いて画像形成装置100の概略構成について説明する。
【0015】
画像形成装置100の下方にはシートを積載するための給紙カセット110が設けられている。
【0016】
給紙カセット110に積載されたシートに画像を形成する画像形成部3は、画像情報を不図示の画像処理装置を介して処理、制御された電気信号により明滅する露光装置30を備えている。感光ドラム1の周辺には、感光ドラム1を帯電させるための帯電器2、感光ドラム1上の静電潜像を可視化するためにトナーを感光ドラム1に供給するための現像部4、トナー像をシートに転写するための本発明の転写手段である転写ベルト50、感光ドラム1上における転写ベルト50に転写されずに残ったトナーを除去するためのクリーニング装置11などが配置されている。転写ベルト50の周辺には、シートに転写されずに残ったトナー象を除去するためのベルトクリーナ13が配置されている。
【0017】
画像形成装置100の現像部4は、イエロ、シアン、マゼンダ、ブラックのトナーを保持し回転中心4Sを中心に回転可能に設けられている現像器4Y、4C、4M、およびブラックのトナーを保持する現像器4Kを備えている。
【0018】
画像形成部3のシート搬送方向の下流側には、本発明のシート搬送手段である定着前搬送装置9及び本発明の定着手段である定着装置101が夫々設けられている。
【0019】
定着前搬送装置9は、搬送ベルト5と、搬送ベルト5を回転するためのベルトローラ140と、本発明のエアー吸引手段であるエアー吸引ファン6と、エアー吸引ファン6からの排気エアーを排出するための排出口6cと、を備えている。エアー吸引ファン6は搬送ベルト5上のシートを搬送ベルト5に吸引する。エアー吸引ファン6からの排気エアーが、定着装置101とシートの裏面に画像形成するためにシートを搬送する後述の両面搬送部133との間に流れるようにダクトD(流路)が設けられている。ダクトDの構成については後に詳述する。
【0020】
定着装置101は、定着ローラ対101Rおよび定着ローラ101Rを覆う定着装置カバー101Kを有している。定着ローラ対101Rの内部にはヒーター101a、101bが設けられている。定着ローラ対101Rはシートを挟持して、定着ローラ対101R間の圧力と、ヒーター101a、101bの熱とによってシートの転写ベルト50によって転写されたトナーをシートの表面に定着する。不図示の温度検知手段(サーミスタ)により定着ローラ101Rの温度が検知され、定着ローラ対101Rの表面温度が目標温度に保たれるようにヒーター101a、101bが点灯制御される。
【0021】
定着装置カバー101Kには断熱性の高い部材が用いられている。一般的に、定着ローラ対101Rの表面温度は150℃から200℃程度で用いられるために、定着装置101の近傍に配置されている装置が、高温となった定着装置101の温度の影響を受けないようにするためである。
【0022】
なお、定着装置101と画像形成部3によって本発明の画像形成手段が構成されている。
【0023】
定着装置101のシート搬送方向の下流側には、定着装置101から排出されたシートを画像形成装置100から排紙するための排紙部131が設けられている。排紙部131には、定着装置101から排紙されたシートを搬送する定着後搬送ローラ120、排紙搬送路121を形成する排紙搬送ガイド121aおよび排紙ローラ122を有する。
【0024】
また、画像形成装置の側面に沿って、シートを反転するための反転部132が設けられている。反転部132は、正逆転可能な反転排紙ローラ123と反転搬送路124を形成する反転搬送ガイド124aを有する。
【0025】
定着装置101および画像形成部3の下方には、片面に画像が形成されたシートの裏面に画像形成するように画像形成部3にシートを再度搬送するための両面搬送部133が設けられている。両面搬送部133は、両面搬送ローラ128a、128b、128c、128d、128eおよび両面搬送路20を形成する両面搬送ガイド20aより構成されている。両面搬送部133の下方には両面搬送部133に搬送するシートを反転するための両面反転部134が設けられており、両面反転部134は、正逆転可能な両面反転ローラ140と両面反転路141を形成する両面反転ガイド141aを有している。
【0026】
次に画像形成装置100によってシートに画像を形成する動作を説明する。
【0027】
帯電器2により帯電された感光ドラム1上に、露光装置30によって静電潜像が形成される。静電潜像は各色の現像部に保持されたトナーによってトナー像が形成され、一次転写ロール10で転写ベルト50上にトナー像が転写される。
【0028】
カラーの画像をシートに形成する際は、イエロ、シアン、マゼンダ、ブラックのトナーを夫々転写ベルト50に転写するために上記の動作を四回繰り返す。即ち、感光ドラム1の静電潜像が形成されるごとにロータリー内の現像器4Y、4C、4Mが現像ポジション(図1における現像器4cの位置)に回転移動(公転)して現像し、順に転写ベルト50にトナー像を形成する。イエロ、シアン、マゼンダのトナーが現像、転写された後、ブラックの現像器4kに保持されたトナーが現像、転写され、転写ベルト50に4色分の重ね合わさられたトナー像が形成される。
【0029】
次に、転写ベルト50上のトナー像は二次転写ロール12により、給紙カセット110から給紙され給紙搬送ローラ105、106、107、108、109によって搬送されたシートの上にトナー像が転写される。
【0030】
なお、感光ドラム1上の一次転写残トナーはドラムクリーナ11によって除去され、転写ベルト50上の二次転写残トナーはベルトクリーナ13によって除去される。
【0031】
トナー像が転写されたシートは、エアー吸引ファン6により搬送ベルト5に吸引されながら搬送されて定着ローラ対101Rに搬送される。そして定着ローラ対101Rによってトナーがシートに定着される。
【0032】
トナーが定着されたシートを、画像形成面を上にして排紙する場合には、定着後搬送ローラ120によって排紙搬送路121を通過して排紙ローラ122にシートが搬送され、排紙ローラ122によって排紙される。
【0033】
画像形成面を下にしてシートを排紙する場合には、シートは反転部132によって反転された後排紙される。即ち、定着後搬送ローラ120によって反転搬送路124にシートが導かれ、その後、反転搬送ローラ125が逆回転することによって排紙ローラ122へ搬送されて排紙される。
【0034】
片面に画像形成されたシートの裏面に画像形成する際には、シートは両面反転部134へ導かれて反転された後、両面搬送部133によって再度画像形成部3に搬送される。即ち反転搬送路124を通過して両面反転路140へ搬送された後、両面反転ローラ140が逆回転することによって両面搬送路20にシートは搬送される。そして両面搬送路20を形成している本発明のシートガイドである両面搬送ガイド20aによって案内されて再度画像形成部3に搬送される。
【0035】
ところで、本実施の形態では、搬送ベルト5にシートを吸引するためのエアー吸引ファン6からの排気エアーが、定着装置101と両面搬送部133との間に流れるようにダクトDが設けられている。ダクトDは、定着装置101の直下に設けられている上部壁7b、定着前搬送装置9の下方に設けられている側部壁7a、上部壁7bと側部壁7aとに略垂直に図2に示すように立設されている前部壁7c及び後部壁7d、そして両面搬送部133の両面搬送ガイド20aの一部によって形成されている。エアー吸引ファン6からの排気エアーは、ダクトDによって、図1の矢印Aの方向、即ち定着装置101と両面搬送ガイド20aとの間に導かれる。両面搬送ガイド20aもエアー吸引ファン6の排気エアーを流すためのダクトDの一部を構成しているので、定着装置101の近傍に位置している両面搬送ガイド20aにもエアー吸引ファン6からの排気エアーが吹き当たる。
【0036】
定着装置101の下方の近傍に設けられた上部壁7bは、定着装置101からの熱が両面搬送ガイド20aに伝わるのを遮断している。上部壁7bは定着装置101の定着装置カバーの下面で構成してもよい。
【0037】
図2の長手方向(シートの搬送方向と垂直な方向)の配置を示す上視図及び図3の斜視図から分かるように、エアー吸引ファン6a、6bから排出された排気エアーは、前部壁7c、後部壁7dによって挟まれた領域を図2及び図3の左方に流れる。なお、図2に示すように搬送ベルト5は長手方向に2つ並設(5a、5b)されており、それぞれの搬送ベルト5a、5bにシートを吸引するためのエアー吸引ファン6も同様に長手方向に2つ並設(6a、6b)されている。
【0038】
図1及び図3に示す側部壁7aの壁面は、エアー吸引ファン6から排出された排気エアーの画像形成部3側への流れを規制しているために、排気エアーは画像形成部3の方向(図1及び図3の右方)に流れない。即ち、図2に示すように前部壁7c、後部壁7dを略平行に立設して前部壁7cと後部壁7dとの間に排気エアーを流し、側部壁7bによって画像形成部3へ排気エアーが流れないようにすると共に、定着装置101と両面搬送路20との間の空間に排気エアーを導いている。
【0039】
図3に示すように定着装置101の下部には前部壁7cが設けられていない。よって、定着装置101の下部に導かれた排気エアーは、図3の矢印Fのように、長手方向(図1の断面図では紙面と垂直な方向)の装置本体前方に流れ、その後矢印Eのように定着装置101の前方を上昇する。図3では前部壁7c側のみの排気エアーの流れを示したが、後部壁7d側に関しても同様であって定着装置101の下部には後部壁7dはないので、ダクトDによって定着装置101の下方に導かれた排気エアーは、長手方向の装置本体後方に流れた後、定着装置101の後方を上昇するようにも流れる。
【0040】
このようにエアー吸引ファン6からの排気エアーが、ダクトDによって定着装置101と両面搬送ガイド20aとの間に導かれるために、定着装置101からの熱が両面搬送ガイド20aに伝わるのを遮断する効果がある。よって一面目の画像形成が終了したシートが熱の影響を受けずに搬送中に十分に冷却されるため、二回面の画像形成のときにシートが画像形成部3を昇温させてしまうことがなくなる。それにより、画像形成部3のトナー周りの温度が上昇して、トナー劣化、トナー癒着などが発生して画像の形成に悪影響を与えることを防止できる。
【0041】
また、定着前搬送装置9に設けられているエアー吸引ファン6の排気エアーを、定着装置101からの熱が両面搬送ガイド20aに伝わるのを遮断するように利用しているために、熱の遮断のためにファンなどの別個の装置を設ける必要がないので小型で安価な画像形成装置を提供できる。
【0042】
また、定着装置101の近傍に位置している両面搬送ガイド20aにエアー吸引ファン6からの排気エアーが吹き当たるために排気エアーによって両面搬送ガイド20aが冷却される。
【0043】
画像形成部3に排気エアーを流さないようにダクトDを形成することで、画像形成部3の近傍に飛散しているトナーを不必要に撒き散らすことを防止している。エアー吸引ファン6の排気エアーは、定着装置101の近傍のエアーを吸入しているので、室温(機外温度)に比べると温度が高い傾向にある。実験例では、室温30℃に対して50〜60℃であった。(連続コピー状態での温度の例)このような高温のエアーを画像形成部3に流すと、トナー劣化、トナー融着などのトラブルが発生する恐れがある。図2に示すように前部壁7c、後部壁7dを略平行に立設することによって、排気エアーが前側板90、奥側板91に沿って画像形成部3に流れ込むことを防止している。また定着装置101の近傍の下に室温よりも高いエアーを流すことで、定着装置101からの熱を奪う作用が軽減され、消費エネルギーを低減する。
【0044】
図2に示すように前部壁7c、後部壁7dを略平行に立設し、排気エアーを前部壁7cと後部壁7との間に流し、長手方向に排気エアーが流れないようにすることによって、前側板90、奥側板91に沿って画像形成部3に排気エアーが流れ込むことを防止している。エアー吸引ファン6からの排気エアーを画像形成部3に流れないようにダクトDを形成することで、画像形成部3の近傍に飛散しているトナーを不必要に撒き散らしたり、画像形成部3のトナー劣化、トナー融着などのトナー関係のトラブルを無くす効果がある。
【0045】
また、両面搬送ガイド20aにエアー通気の開口を設けることで、シートの冷却効果を向上させることができるのは言うまでもない。
【0046】
その他の実施の形態として、図1の画像形成装置100を90度回転(時計回り)させて搬送ベルト5が略垂直になるような画像形成装置においても上述の実施の形態の場合と同様な効果があることは言うまでもない。
【0047】
また、上記の実施の形態では、画像形成されたシートの裏面に画像を形成するために再度画像形成部に搬送するための両面搬送路の上方に定着装置が設けられ、両面搬送路の下方にシートを反転するための両面反転路が設けられている例を示した。しかしながら本発明はこれに限定されるものではなく、両面搬送路の上方に両面反転路が設けられ、両面反転路の上方に定着装置が設けられる装置構成においても適用することができ、この場合定着装置と両面反転路との間にエアー吸引ファンからの排気エアーを導くようにダクトを設けることにより、定着装置からの熱が反転搬送路に伝わるのを遮断する効果を得ることができる。
【0048】
また、両面に画像を形成するためにシートを搬送する両面搬送路にシートを収納するトレイを設け、シートをトレイ内に収納してから再度給紙する構成であってもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、エアー吸引ファンから排出された排気エアーによって定着装置からの熱が両面搬送ガイドに伝わるのを遮断する。よって一面目の画像形成が終了したシートが両面搬送ガイドに案内されて搬送されている間に十分に冷却されるので、二回面の画像形成のときにシートが画像形成部3を昇温させ、画像形成部3のトナー周りの温度が上昇して、トナー劣化、トナー癒着が発生する等の画像形成への悪影響を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の構成を説明する断面図。
【図2】図1の長手方向の配置を説明するための上視図。
【図3】本発明のダクトの構成を示す斜視図。
【符号の説明】
3 画像形成部
5 搬送ベルト
6 エアー吸引ファン
9 定着前搬送装置
20a 両面搬送ガイド
101 定着装置
D ダクト
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートに画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
シートに画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では、現像器を備え、感光ドラムなどの像担持体の上に現像されるトナー像を、シート材または中間転写体などの転写材に転写して画像を形成する転写方式が広く採用されている。
【0003】
トナー像の転写されたシート材は、エアー吸引されながら搬送ベルト上を搬送されて、定着装置の内部の定着ローラ対に搬送される。シート材のトナー像は定着ローラ対によって定着されてシート材に画像が形成され、画像が形成されたシート材は機外に排出される。
【0004】
また、シート材の両面に画像形成を行う画像形成装置では、定着装置を通過したシート材を表裏反転し、再びタイミングを図り、画像形成部へと導くための両面搬送装置を備えている。
【0005】
ところで、搬送ベルト内にはエアー吸引をするためのエアー吸引ファンが備えられている。エアー吸引ファンからの排気エアーで、一面目の画像形成が終了したシート材の冷却をする構成がある。両面搬送装置には一面目の画像形成を終了したシート材を一時的にストックする中間トレイを備え、ストックされたシート材にエアー吸引ファンの排気エアーを吹き付けて冷却するものである(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−146309号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の技術では、定着装置の直下に配置されている両面搬送装置は、定着装置からの熱の影響を受け易い構成である。特に、従来の構成では、中間トレイにストックされるシート材の冷却に重点が置かれ、両面搬送ガイドが定着装置からの熱によって昇温してしまい、両面搬送装置全体が昇温する恐れがあった。
【0008】
両面搬送ガイドが定着装置からの熱によって昇温していると、一面目の画像形成が終了したシートが両面搬送ガイドの熱によって搬送中に十分に冷却されず、二回面の画像形成のときにシートによって画像形成部を昇温させてしまうことになる。それにより、画像形成部のトナー周りの温度が上昇して、トナー劣化、トナー癒着などが発生して画像形成に悪影響を与える。
【0009】
また、従来の構成で、前側板と奥側板に挟まれる枠体内に両面搬送装置がある場合は、エアー吸引ファンの排気エアーが前側板や奥側板に沿って画像形成部に流れて、前記のような画像形成不良の原因になる恐れがある。
【0010】
本発明では、定着装置の熱により両面搬送ガイドが昇温することによる上記の課題を解決するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シートにトナーを転写する転写手段と、前記転写手段によって転写されたトナーをシートに定着する定着手段とを有し、シートに画像を形成する画像形成手段と、シートをエアーで吸引するエアー吸引手段を有し、前記画像形成手段によって画像が形成されるシートを搬送するシート搬送手段と、前記画像形成手段によって画像を形成されたシートを案内するシートガイドと、前記エアー吸引手段からの排気エアーを、前記定着手段と前記シートガイドとの間に導くダクトと、を備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明する。
【0013】
図1は本発明に係る画像形成装置100の構成を説明するための前方から見た断面図、図2は図1の長手方向(図1の断面図における紙面と垂直な方向)の配置を説明するための上視図、図3は本発明のダクトDの概略構成を示す斜視図である。なお、図1乃至図3において同一の部材には同一の符号を付した。
【0014】
まず、図1を用いて画像形成装置100の概略構成について説明する。
【0015】
画像形成装置100の下方にはシートを積載するための給紙カセット110が設けられている。
【0016】
給紙カセット110に積載されたシートに画像を形成する画像形成部3は、画像情報を不図示の画像処理装置を介して処理、制御された電気信号により明滅する露光装置30を備えている。感光ドラム1の周辺には、感光ドラム1を帯電させるための帯電器2、感光ドラム1上の静電潜像を可視化するためにトナーを感光ドラム1に供給するための現像部4、トナー像をシートに転写するための本発明の転写手段である転写ベルト50、感光ドラム1上における転写ベルト50に転写されずに残ったトナーを除去するためのクリーニング装置11などが配置されている。転写ベルト50の周辺には、シートに転写されずに残ったトナー象を除去するためのベルトクリーナ13が配置されている。
【0017】
画像形成装置100の現像部4は、イエロ、シアン、マゼンダ、ブラックのトナーを保持し回転中心4Sを中心に回転可能に設けられている現像器4Y、4C、4M、およびブラックのトナーを保持する現像器4Kを備えている。
【0018】
画像形成部3のシート搬送方向の下流側には、本発明のシート搬送手段である定着前搬送装置9及び本発明の定着手段である定着装置101が夫々設けられている。
【0019】
定着前搬送装置9は、搬送ベルト5と、搬送ベルト5を回転するためのベルトローラ140と、本発明のエアー吸引手段であるエアー吸引ファン6と、エアー吸引ファン6からの排気エアーを排出するための排出口6cと、を備えている。エアー吸引ファン6は搬送ベルト5上のシートを搬送ベルト5に吸引する。エアー吸引ファン6からの排気エアーが、定着装置101とシートの裏面に画像形成するためにシートを搬送する後述の両面搬送部133との間に流れるようにダクトD(流路)が設けられている。ダクトDの構成については後に詳述する。
【0020】
定着装置101は、定着ローラ対101Rおよび定着ローラ101Rを覆う定着装置カバー101Kを有している。定着ローラ対101Rの内部にはヒーター101a、101bが設けられている。定着ローラ対101Rはシートを挟持して、定着ローラ対101R間の圧力と、ヒーター101a、101bの熱とによってシートの転写ベルト50によって転写されたトナーをシートの表面に定着する。不図示の温度検知手段(サーミスタ)により定着ローラ101Rの温度が検知され、定着ローラ対101Rの表面温度が目標温度に保たれるようにヒーター101a、101bが点灯制御される。
【0021】
定着装置カバー101Kには断熱性の高い部材が用いられている。一般的に、定着ローラ対101Rの表面温度は150℃から200℃程度で用いられるために、定着装置101の近傍に配置されている装置が、高温となった定着装置101の温度の影響を受けないようにするためである。
【0022】
なお、定着装置101と画像形成部3によって本発明の画像形成手段が構成されている。
【0023】
定着装置101のシート搬送方向の下流側には、定着装置101から排出されたシートを画像形成装置100から排紙するための排紙部131が設けられている。排紙部131には、定着装置101から排紙されたシートを搬送する定着後搬送ローラ120、排紙搬送路121を形成する排紙搬送ガイド121aおよび排紙ローラ122を有する。
【0024】
また、画像形成装置の側面に沿って、シートを反転するための反転部132が設けられている。反転部132は、正逆転可能な反転排紙ローラ123と反転搬送路124を形成する反転搬送ガイド124aを有する。
【0025】
定着装置101および画像形成部3の下方には、片面に画像が形成されたシートの裏面に画像形成するように画像形成部3にシートを再度搬送するための両面搬送部133が設けられている。両面搬送部133は、両面搬送ローラ128a、128b、128c、128d、128eおよび両面搬送路20を形成する両面搬送ガイド20aより構成されている。両面搬送部133の下方には両面搬送部133に搬送するシートを反転するための両面反転部134が設けられており、両面反転部134は、正逆転可能な両面反転ローラ140と両面反転路141を形成する両面反転ガイド141aを有している。
【0026】
次に画像形成装置100によってシートに画像を形成する動作を説明する。
【0027】
帯電器2により帯電された感光ドラム1上に、露光装置30によって静電潜像が形成される。静電潜像は各色の現像部に保持されたトナーによってトナー像が形成され、一次転写ロール10で転写ベルト50上にトナー像が転写される。
【0028】
カラーの画像をシートに形成する際は、イエロ、シアン、マゼンダ、ブラックのトナーを夫々転写ベルト50に転写するために上記の動作を四回繰り返す。即ち、感光ドラム1の静電潜像が形成されるごとにロータリー内の現像器4Y、4C、4Mが現像ポジション(図1における現像器4cの位置)に回転移動(公転)して現像し、順に転写ベルト50にトナー像を形成する。イエロ、シアン、マゼンダのトナーが現像、転写された後、ブラックの現像器4kに保持されたトナーが現像、転写され、転写ベルト50に4色分の重ね合わさられたトナー像が形成される。
【0029】
次に、転写ベルト50上のトナー像は二次転写ロール12により、給紙カセット110から給紙され給紙搬送ローラ105、106、107、108、109によって搬送されたシートの上にトナー像が転写される。
【0030】
なお、感光ドラム1上の一次転写残トナーはドラムクリーナ11によって除去され、転写ベルト50上の二次転写残トナーはベルトクリーナ13によって除去される。
【0031】
トナー像が転写されたシートは、エアー吸引ファン6により搬送ベルト5に吸引されながら搬送されて定着ローラ対101Rに搬送される。そして定着ローラ対101Rによってトナーがシートに定着される。
【0032】
トナーが定着されたシートを、画像形成面を上にして排紙する場合には、定着後搬送ローラ120によって排紙搬送路121を通過して排紙ローラ122にシートが搬送され、排紙ローラ122によって排紙される。
【0033】
画像形成面を下にしてシートを排紙する場合には、シートは反転部132によって反転された後排紙される。即ち、定着後搬送ローラ120によって反転搬送路124にシートが導かれ、その後、反転搬送ローラ125が逆回転することによって排紙ローラ122へ搬送されて排紙される。
【0034】
片面に画像形成されたシートの裏面に画像形成する際には、シートは両面反転部134へ導かれて反転された後、両面搬送部133によって再度画像形成部3に搬送される。即ち反転搬送路124を通過して両面反転路140へ搬送された後、両面反転ローラ140が逆回転することによって両面搬送路20にシートは搬送される。そして両面搬送路20を形成している本発明のシートガイドである両面搬送ガイド20aによって案内されて再度画像形成部3に搬送される。
【0035】
ところで、本実施の形態では、搬送ベルト5にシートを吸引するためのエアー吸引ファン6からの排気エアーが、定着装置101と両面搬送部133との間に流れるようにダクトDが設けられている。ダクトDは、定着装置101の直下に設けられている上部壁7b、定着前搬送装置9の下方に設けられている側部壁7a、上部壁7bと側部壁7aとに略垂直に図2に示すように立設されている前部壁7c及び後部壁7d、そして両面搬送部133の両面搬送ガイド20aの一部によって形成されている。エアー吸引ファン6からの排気エアーは、ダクトDによって、図1の矢印Aの方向、即ち定着装置101と両面搬送ガイド20aとの間に導かれる。両面搬送ガイド20aもエアー吸引ファン6の排気エアーを流すためのダクトDの一部を構成しているので、定着装置101の近傍に位置している両面搬送ガイド20aにもエアー吸引ファン6からの排気エアーが吹き当たる。
【0036】
定着装置101の下方の近傍に設けられた上部壁7bは、定着装置101からの熱が両面搬送ガイド20aに伝わるのを遮断している。上部壁7bは定着装置101の定着装置カバーの下面で構成してもよい。
【0037】
図2の長手方向(シートの搬送方向と垂直な方向)の配置を示す上視図及び図3の斜視図から分かるように、エアー吸引ファン6a、6bから排出された排気エアーは、前部壁7c、後部壁7dによって挟まれた領域を図2及び図3の左方に流れる。なお、図2に示すように搬送ベルト5は長手方向に2つ並設(5a、5b)されており、それぞれの搬送ベルト5a、5bにシートを吸引するためのエアー吸引ファン6も同様に長手方向に2つ並設(6a、6b)されている。
【0038】
図1及び図3に示す側部壁7aの壁面は、エアー吸引ファン6から排出された排気エアーの画像形成部3側への流れを規制しているために、排気エアーは画像形成部3の方向(図1及び図3の右方)に流れない。即ち、図2に示すように前部壁7c、後部壁7dを略平行に立設して前部壁7cと後部壁7dとの間に排気エアーを流し、側部壁7bによって画像形成部3へ排気エアーが流れないようにすると共に、定着装置101と両面搬送路20との間の空間に排気エアーを導いている。
【0039】
図3に示すように定着装置101の下部には前部壁7cが設けられていない。よって、定着装置101の下部に導かれた排気エアーは、図3の矢印Fのように、長手方向(図1の断面図では紙面と垂直な方向)の装置本体前方に流れ、その後矢印Eのように定着装置101の前方を上昇する。図3では前部壁7c側のみの排気エアーの流れを示したが、後部壁7d側に関しても同様であって定着装置101の下部には後部壁7dはないので、ダクトDによって定着装置101の下方に導かれた排気エアーは、長手方向の装置本体後方に流れた後、定着装置101の後方を上昇するようにも流れる。
【0040】
このようにエアー吸引ファン6からの排気エアーが、ダクトDによって定着装置101と両面搬送ガイド20aとの間に導かれるために、定着装置101からの熱が両面搬送ガイド20aに伝わるのを遮断する効果がある。よって一面目の画像形成が終了したシートが熱の影響を受けずに搬送中に十分に冷却されるため、二回面の画像形成のときにシートが画像形成部3を昇温させてしまうことがなくなる。それにより、画像形成部3のトナー周りの温度が上昇して、トナー劣化、トナー癒着などが発生して画像の形成に悪影響を与えることを防止できる。
【0041】
また、定着前搬送装置9に設けられているエアー吸引ファン6の排気エアーを、定着装置101からの熱が両面搬送ガイド20aに伝わるのを遮断するように利用しているために、熱の遮断のためにファンなどの別個の装置を設ける必要がないので小型で安価な画像形成装置を提供できる。
【0042】
また、定着装置101の近傍に位置している両面搬送ガイド20aにエアー吸引ファン6からの排気エアーが吹き当たるために排気エアーによって両面搬送ガイド20aが冷却される。
【0043】
画像形成部3に排気エアーを流さないようにダクトDを形成することで、画像形成部3の近傍に飛散しているトナーを不必要に撒き散らすことを防止している。エアー吸引ファン6の排気エアーは、定着装置101の近傍のエアーを吸入しているので、室温(機外温度)に比べると温度が高い傾向にある。実験例では、室温30℃に対して50〜60℃であった。(連続コピー状態での温度の例)このような高温のエアーを画像形成部3に流すと、トナー劣化、トナー融着などのトラブルが発生する恐れがある。図2に示すように前部壁7c、後部壁7dを略平行に立設することによって、排気エアーが前側板90、奥側板91に沿って画像形成部3に流れ込むことを防止している。また定着装置101の近傍の下に室温よりも高いエアーを流すことで、定着装置101からの熱を奪う作用が軽減され、消費エネルギーを低減する。
【0044】
図2に示すように前部壁7c、後部壁7dを略平行に立設し、排気エアーを前部壁7cと後部壁7との間に流し、長手方向に排気エアーが流れないようにすることによって、前側板90、奥側板91に沿って画像形成部3に排気エアーが流れ込むことを防止している。エアー吸引ファン6からの排気エアーを画像形成部3に流れないようにダクトDを形成することで、画像形成部3の近傍に飛散しているトナーを不必要に撒き散らしたり、画像形成部3のトナー劣化、トナー融着などのトナー関係のトラブルを無くす効果がある。
【0045】
また、両面搬送ガイド20aにエアー通気の開口を設けることで、シートの冷却効果を向上させることができるのは言うまでもない。
【0046】
その他の実施の形態として、図1の画像形成装置100を90度回転(時計回り)させて搬送ベルト5が略垂直になるような画像形成装置においても上述の実施の形態の場合と同様な効果があることは言うまでもない。
【0047】
また、上記の実施の形態では、画像形成されたシートの裏面に画像を形成するために再度画像形成部に搬送するための両面搬送路の上方に定着装置が設けられ、両面搬送路の下方にシートを反転するための両面反転路が設けられている例を示した。しかしながら本発明はこれに限定されるものではなく、両面搬送路の上方に両面反転路が設けられ、両面反転路の上方に定着装置が設けられる装置構成においても適用することができ、この場合定着装置と両面反転路との間にエアー吸引ファンからの排気エアーを導くようにダクトを設けることにより、定着装置からの熱が反転搬送路に伝わるのを遮断する効果を得ることができる。
【0048】
また、両面に画像を形成するためにシートを搬送する両面搬送路にシートを収納するトレイを設け、シートをトレイ内に収納してから再度給紙する構成であってもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、エアー吸引ファンから排出された排気エアーによって定着装置からの熱が両面搬送ガイドに伝わるのを遮断する。よって一面目の画像形成が終了したシートが両面搬送ガイドに案内されて搬送されている間に十分に冷却されるので、二回面の画像形成のときにシートが画像形成部3を昇温させ、画像形成部3のトナー周りの温度が上昇して、トナー劣化、トナー癒着が発生する等の画像形成への悪影響を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の構成を説明する断面図。
【図2】図1の長手方向の配置を説明するための上視図。
【図3】本発明のダクトの構成を示す斜視図。
【符号の説明】
3 画像形成部
5 搬送ベルト
6 エアー吸引ファン
9 定着前搬送装置
20a 両面搬送ガイド
101 定着装置
D ダクト
Claims (7)
- シートにトナーを転写する転写手段と、前記転写手段によって転写されたトナーをシートに定着する定着手段とを有し、シートに画像を形成する画像形成手段と、
シートをエアーで吸引するエアー吸引手段を有し、前記画像形成手段によって画像が形成されるシートを搬送するシート搬送手段と、
前記画像形成手段によって画像を形成されたシートを案内するシートガイドと、
前記エアー吸引手段からの排気エアーを、前記定着手段と前記シートガイドとの間に導くダクトと、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成手段によって画像が形成されたシートの裏面に画像を形成するために再度前記画像形成手段へ搬送されるシートを前記シートガイドが案内することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記シートガイドの近傍に前記定着手段を設けることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記ダクトの少なくとも一部を前記シートガイドによって形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記シート搬送手段は、前記転写手段によってトナーが転写されたシートを前記定着手段に搬送するために前記転写手段のシート搬送方向の下流側であって前記定着手段の上流側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記シート搬送手段はシートを搬送するための搬送ベルトを有し、前記エアー吸引手段によって前記搬送ベルト上にシートを吸引してシートを搬送することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記エアー吸引手段からの排気エアーの前記転写手段側への流れを規制するための壁面を前記ダクトが有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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JP2007171659A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2007279449A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Canon Inc | 画像形成装置 |
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- 2003-05-02 JP JP2003127095A patent/JP2004333675A/ja not_active Withdrawn
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