JP2004333340A - 触覚センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】多数の感圧素子を有しているにもかかわらず配線形成部を幅狭にできる触覚センサを提供すること。
【解決手段】印加側端子30とこれからの配線群40で接続された行電極70とが印刷形成されて成るベースフィルム1と、レシーブ側端子31とこれからの配線群41で接続された列電極71とが印刷形成されて成るベースフィルム2とを具備し、前記行・列電極70,71相互間に感圧インク層94,95を介在される態様で両ベースフィルム1,2を一体化して感圧部7a〜7cを形成しており、両ベースフィルム1,2のうち少なくとも一方の配線群40の一部について、センサ厚み方向に複数段に配列してある。
【選択図】 図3
【解決手段】印加側端子30とこれからの配線群40で接続された行電極70とが印刷形成されて成るベースフィルム1と、レシーブ側端子31とこれからの配線群41で接続された列電極71とが印刷形成されて成るベースフィルム2とを具備し、前記行・列電極70,71相互間に感圧インク層94,95を介在される態様で両ベースフィルム1,2を一体化して感圧部7a〜7cを形成しており、両ベースフィルム1,2のうち少なくとも一方の配線群40の一部について、センサ厚み方向に複数段に配列してある。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シ−ト状の触覚センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の触覚センサは、1枚のフィルムに多くの感圧素子を持つ構造となっており、この感圧素子に連結した電極配線の数は、感圧素子の点数の増加と共に増加するため、必然的にその配線形成部が幅広になっていた(例えば特許文献1がある。)。
【0003】
前記幅広の配線形成部はセンサシートを、咬合センサや舌圧センサとして使用する場合においては口腔内に装着する際に邪魔になると共に顎や舌の動きを妨げており、また、ロボットハンドのセンサとして使用する場合においては把持制御の邪魔になっていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−118635号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は、多数の感圧素子を有しているにもかかわらず配線形成部を幅狭にできる触覚センサを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(請求項1記載の発明)
この発明の触覚センサは、印加側端子とこれからの配線群で接続された行電極とが印刷形成されて成るベースフィルムと、レシーブ側端子とこれからの配線群で接続された列電極とが印刷形成されて成るベースフィルムとを具備し、前記行・列電極相互間に感圧インク層を介在される態様で両ベースフィルムを一体化して感圧部を形成しており、両ベースフィルムのうち少なくとも一方の配線群の一部について、センサ厚み方向に複数段に配列してある。
【0007】
(請求項2記載の発明)
この発明の触覚センサは、上記請求項1記載の発明に関し、センサ厚み方向に複数段に配列された各段の配線群相互間には絶縁層を介在せてあり、各段の配線群は絶縁層に形成したスルーホールを介して所定の段に導いてある。
【0008】
(請求項3記載の発明)
この発明の触覚センサは、上記請求項2記載の発明に関し、センサ厚み方向の配線群の配列は、上下二段である。
【0009】
なお、この発明の触覚センサは、以下の発明の実施の形態の欄で説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態の触覚センサを図面を参照しつつ説明する。
〔実施形態1〕
図1はこの発明の実施形態のロボットハンド用触覚センサSの平面図であり、図2は前記ロボットハンド用触覚センサSをロボットハンドRHに取り付けた状態を示す斜視図である。
【0011】
(このロボットハンド用触覚センサSの基本的構成について)
このロボットハンド用触覚センサSは、図1、図3、図4に示すように、二枚のベースフィルム1,2を使用したセンサ構成要素SX,SYを接着一体化して厚みを200μm程度としたフィルム型センサである。
【0012】
このセンサSは、図1に示すように、端子部3と、前記端子部3から延びる集合配線群4と、前記集合配線群4から分岐して形成された親指・人差指・中指・薬指・小指用配線群5a,5b,5c,5d,5e及び掌用配線群6(本件発明の配線群に相当する)と、各指用配線群5a,5b,5c,5d,5eにそれぞれ接続された感圧部7a,7b,7cと、前記掌用配線群6に接続された感圧部8とから構成されている。
【0013】
なお、この実施形態のロボットハンド用触覚センサSでは、親指用配線群5aと接続された感圧部についても他の指と同様の関節を有するものとして製作されている。
【0014】
(ベースフィルム1,2の構成について)
ベースフィルム1,2は、ポリエステル樹脂その他の樹脂により構成されており、数十μmのものが使用されている。
【0015】
(端子部3の構成について)
端子部3は、図1に示すように、このロボットハンド用触覚センサSの端部に、44個の円形状の印加側端子30を、53個の円形状のレシーブ側端子31を、それぞれ集合配置してある。
【0016】
(集合配線群4の構成について)
集合配線群4は、図1に示すように、印加側端子30と接続された44本の印加側集合配線群40と、レシーブ側端子31と接続された53本のレシーブ側集合配線群41とから構成され、平面視でL字状に形成されている。上記した印加側集合配線群40及びレシーブ側集合配線群41はそれぞれ絶縁層で被覆してあり、ベースフィルム1,2が一体化されたときにおいて、これら集合配線群40、41相互は絶縁状態になっている。
【0017】
(親指・人差指・中指・薬指・小指用配線群部5a,5b,5c,5d,5e及び掌用配線群部6の構成について)
親指・人差指・中指・薬指・小指用配線群部5a,5b,5c,5d,5e及び掌用配線群部6は図1に示すように、上記した如く感圧部7a,7b,7c、8に接続されるものであるが、具体的な構成については以下の(このロボットハンド用触覚センサSの製造について)の欄で説明する。
【0018】
(感圧部7a,7b,7c,8の構成について)
感圧部7aは指先と第1関節相互間、感圧部7bは指の第1・第2関節相互間、感圧部7cは指の第2・第3関節相互間の圧力分布を、感圧部8は掌の圧力分布を、それぞれ検出するためのものである。
【0019】
感圧部7aは、図3や図4に示すように、感圧インク94を被覆形成した3本の行電極70と、感圧インク95を被覆形成した7本の列電極71とから成り、行電極70と列電極71との交差点(3×7=21個)が感圧素子として機能し、行電極70を順次走査していくことで、圧力の分布が検知できるようになっている。
【0020】
また、感圧部7bは、図3や図4に示すように、4本の行電極70と7本の列電極71により(感圧素子数が28個)、感圧部7cは11本の行電極70と7本の列電極71により(感圧素子数が77個)、感圧部8は25本の行電極70と17本の列電極71により(感圧素子数が約370個)、それぞれ構成してある。なお、感圧部7b,7c,8においても上記感圧部7aの行電極と列電極の数及び感圧素子の数は相違するが、基本的には全く同じようにして圧力の分布が検知できる。
【0021】
(このロボットハンド用触覚センサSの製造について)
このロボットハンド用触覚センサSは以下のように製造される。なお、親指・人差指・中指・薬指・小指用配線群5a,5b,5c,5d,5e及び掌用配線群6については、代表として親指用配線群5aのみを説明する。
【0022】
「センサの構成要素SXの製作」
▲1▼.図1や図3に示すように、ベースフィルム1の一方面に、印加側端子30、印加側集合配線群40、根元側配線群50と先端側配線群51から成る親指用配線群5a及び行電極70を形成すべく銀ペースト等をスクリーン印刷をする。
【0023】
この状態では、感圧部7a,7b用の行電極70と先端側配線群51が、感圧部7c用の行電極70(2本除く)と根元側配線群50と印加側集合配線群40と印加側端子30が、それぞれ接続状態になっている。先端側配線群51は根元側配線群50、印加側集合配線群40及び印加側端子30とは接続状態になっていない。
【0024】
▲2▼.図1や図3に示すように、印加側端子30、印加側集合配線群40、及び親指用配線群5aを覆うように、アクリル系樹脂その他より成る絶縁層90をベースフィルム1の一方面に印刷形成する。
【0025】
この状態において、印加側集合配線群40の分岐点付近の絶縁層90部分にスルーホールh1が、感圧部7c用の行電極70近傍の絶縁層90部分にスルーホールh2が、それぞれ形成される。
【0026】
他方、行電極70を各別に覆うように感圧インク層94を印刷形成する。
【0027】
▲3▼.図1や図3に示すように、絶縁層90上にスルーホールh1とスルーホールh2とが接続されるように根元側配線群52を印刷形成する。
【0028】
この状態において、スルーホールh1を介して印加側端子30と接続された絶縁層90の下側にある(二点鎖線で示す)印加側集合配線群40と根元側配線群52とが接続状態になり、また、スルーホールh2及び端子50a,51aを介して根元側配線群52と2本の行電極70及び先端側配線群51とが接続状態になっている。つまり、印加側端子30→印加側集合配線群40→スルーホールh1→根元側配線群52→スルーホールh2→(端子51a→先端側配線群51の経路で感圧部7a,7b用の行電極70に、他方、端子50aの経路で感圧部7c用の行電極70に)接続されている。
【0029】
そして、このセンサの構成要素SXでは、印加側集合配線群40の分岐点付近から感圧部7c近傍までの間では、根元側配線群50と根元側配線群52とがセンサ厚み方向に上下二段で配列された状態となっている(図3参照)。
【0030】
「センサの構成要素SYの製作」
▲1▼.図1や図4に示すように、ベースフィルム2の一方面に、レシーブ側端子31、レシーブ側集合配線群41、端子54a,54c及び接続子54bを有する先端側配線群54、並びに端子55a及び接続子55bを有する根元側配線群55を形成すべく銀ペースト等をスクリーン印刷をする。
【0031】
▲2▼.図1や図4に示すように、レシーブ側端子31、レシーブ側集合配線群41、先端側配線群54、根元側配線群55を覆うように、アクリル系樹脂、その他より成る絶縁層91をベースフィルム2の一方面に印刷形成する。
【0032】
この状態において、絶縁層90にはスルーホールh3,h4,h5,h6,h7が形成される。
【0033】
▲3▼.感圧部7a,7b,7c用の列電極71、及びスルーホールh6とスルーホールh7とが接続されるように中間配線群56を銀ペースト等をスクリーン印刷をする。
【0034】
この状態において、スルーホールh7と接続点54b、及びスルーホールh6と接続点55bを介して、先端側配線群54と中間配線群56と根元側配線群55は接続状態になっている。また、スルーホールh3と端子55aとが、スルーホールh4と端子54cとが、スルーホールh5と端子54aとが、それぞれ接続状態となっている。
【0035】
(このロボットハンド用触覚センサSのロボットハンドRHへの貼り付け)
このロボットハンド用触覚センサSをロボットハンドRHに貼り付ける場合、先ず、ロボットハンドRHの掌に感圧部8を貼り付けた後、掌用配線群6を曲げて他のセンサ部分の裏側面をハンドの甲側に移動させ、続いて感圧部7a,7b,7cを各指に巻き付けて貼り付ける。この状態においては、感圧部7a,7b相互間、及び感圧部7b,7c相互間の指用配線群5a,5b,5c,5d,5e部分は湾曲した状態になる(図2参照)。
【0036】
このロボットハンド用触覚センサSを上記の如く貼り付けたロボットハンドRHによると、各感圧部7a,7b,7c,8による圧力検知により、人間の手と同じように、物体の形状や硬さを認識させ、把持力を自立的にコントロールすることが可能になる。
【0037】
(このロボットハンド用触覚センサSの優れた点について)
このロボットハンド用触覚センサSでは、上述した如く印加側集合配線群40の分岐点付近から感圧部7c近傍までの間では、根元側配線群50と根元側配線群52とがセンサ厚み方向に上下二段で配列された状態となっている。つまり、感圧素子が約1000個あるにもかかわらず、親指・人差指・中指・薬指・小指用配線群5a,5b,5c,5d,5eの根元部の幅が、本件発明の手段を用いていない従来のものと比較して半分程度なっている。このことは、掌用配線群6においても同様である。つまり、親指・人差指・中指・薬指・小指用配線群5a,5b,5c,5d,5eの根元部や掌用配線群6についての配線形成部が幅狭になっている。
【0038】
したがって、このロボットハンド用触覚センサSを用いると、指を開く動きや曲げる動き等の複雑な動きが円滑に行える。
【0039】
〔実施形態2〕
図5はこの発明の実施形態の咬合用触覚センサS1の平面図である。
(この咬合用触覚センサS1の基本的構成について)
この咬合用触覚センサS1は、図5に示すように、端子部3Aと、前記端子部3Aから延びる配線群5Aと、前記配線群5Aと接続された感圧部7Aとから構成されて成るもので、上記実施形態と同様にベースフィルム1,2を使用したセンサ構成要素を接着一体化して厚みを200μm程度としたフィルム型センサである。ここで、この咬合用触覚センサS1では、図5に示すように、感圧部7Aの近傍の一定範囲のみ幅狭にしてある。口腔内に装着する際に邪魔にならず且つ顎や舌の動きの妨げにならないようにするためである。
【0040】
配線群5Aは、図6に示すように、ベースフィルム1に印刷形成された配線群57の半数を絶縁層92のスル−ホ−ルh8を介して当該絶縁層92の上面に導くようにしている。ベースフィルム2側の配線群も同様である。
【0041】
端子部3A及び感圧部7Aは、実施形態1の端子部3及び感圧部7aと同様にして形成される。
【0042】
なお、この実施形態2では、一体化された、センサ構成要素を有するベースフィルム1,2相互間に絶縁層が形成されている。
【0043】
〔その他〕
上記実施形態1では、ベースフィルム1の根元側配線群50と根元側配線群52をセンサ厚み方向に上下二段で配列しているが、この手段をベースフィルム2側に施すようにしてもよい。また、ベースフィルム1,2に前記手段を施すことができるが、この場合、ベースフィルム1,2のうちの最内面側に絶縁層を形成する必要性がある。
【0044】
また、上記実施形態2では、両ベースフィルム1,2の配線群5Aの一部について、それぞれセンサ厚み方向に上下二段に配列しているが、この手段をベースフィルム1,2の一方のみに施すようにしてもよい。
【0045】
更に、上記実施形態1、2では、配線群をセンサ厚み方向に上下二段で配列しているが、これに限定されることなく、センサ厚み方向に複数段に配列してもよい。この場合、センサ厚み方向に複数段に配列された各段の配線群相互間には絶縁層を介在せてあり、各段の配線群は絶縁層に形成したスルーホールを介して所定の段に導くようにする。これにより配線形成部は更に幅狭になる。
【0046】
そして、この発明は、舌圧センサ(複数個の感圧素子から成る感圧部の長さ方向を舌の長さ方向に合わせて複数列設けたタイプのセンサ)に施すことができる。
【0047】
【発明の効果】
この発明は以下に示すような効果を奏する。
【0048】
発明の実施の形態の欄に記載した内容から明らかなように、多数の感圧部を有しているにもかかわらず配線形成部が幅狭である触覚センサを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態のロボットハンド用触覚センサの平面図。
【図2】前記ロボットハンド用触覚センサをロボットハンドに取り付けた状態を示す斜視図。
【図3】前記ロボットハンド用触覚センサを構成する、一方のベースフィルムに形成された印加側のセンサ構成要素の説明図。
【図4】前記ロボットハンド用触覚センサを構成する、他方のベースフィルムに形成されたレーシーブ側のセンサ構成要素の説明図。
【図5】この発明の実施形態の咬合用触覚センサの平面図。
【図6】前記咬合用触覚センサの配線群の説明図。
【符号の説明】
S ロボットハンド用触覚センサ
S1 咬合用触覚センサ
RH ロボットハンド
h1 スルーホール
h2 スルーホール
h3 スルーホール
h4 スルーホール
h5 スルーホール
h6 スルーホール
h7 スルーホール
h8 スルーホール
1 ベースフィルム
2 ベースフィルム
3 端子部
3A 端子部
4 集合配線群
30 印加側端子
31 レシーブ側端子
40 印加側集合配線群
41 レシーブ側集合配線群
5a 親指用配線群
5b 人差指用配線群
5c 中指用配線群
5d 薬指配線群
5e 小指用配線群
5A 配線群
6 掌用配線群
7a 感圧部
7b 感圧部
7c 感圧部
7A 感圧部
8 感圧部
90 絶縁層
94 感圧インク層
95 感圧インク層
【発明の属する技術分野】
この発明は、シ−ト状の触覚センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の触覚センサは、1枚のフィルムに多くの感圧素子を持つ構造となっており、この感圧素子に連結した電極配線の数は、感圧素子の点数の増加と共に増加するため、必然的にその配線形成部が幅広になっていた(例えば特許文献1がある。)。
【0003】
前記幅広の配線形成部はセンサシートを、咬合センサや舌圧センサとして使用する場合においては口腔内に装着する際に邪魔になると共に顎や舌の動きを妨げており、また、ロボットハンドのセンサとして使用する場合においては把持制御の邪魔になっていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−118635号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は、多数の感圧素子を有しているにもかかわらず配線形成部を幅狭にできる触覚センサを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(請求項1記載の発明)
この発明の触覚センサは、印加側端子とこれからの配線群で接続された行電極とが印刷形成されて成るベースフィルムと、レシーブ側端子とこれからの配線群で接続された列電極とが印刷形成されて成るベースフィルムとを具備し、前記行・列電極相互間に感圧インク層を介在される態様で両ベースフィルムを一体化して感圧部を形成しており、両ベースフィルムのうち少なくとも一方の配線群の一部について、センサ厚み方向に複数段に配列してある。
【0007】
(請求項2記載の発明)
この発明の触覚センサは、上記請求項1記載の発明に関し、センサ厚み方向に複数段に配列された各段の配線群相互間には絶縁層を介在せてあり、各段の配線群は絶縁層に形成したスルーホールを介して所定の段に導いてある。
【0008】
(請求項3記載の発明)
この発明の触覚センサは、上記請求項2記載の発明に関し、センサ厚み方向の配線群の配列は、上下二段である。
【0009】
なお、この発明の触覚センサは、以下の発明の実施の形態の欄で説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態の触覚センサを図面を参照しつつ説明する。
〔実施形態1〕
図1はこの発明の実施形態のロボットハンド用触覚センサSの平面図であり、図2は前記ロボットハンド用触覚センサSをロボットハンドRHに取り付けた状態を示す斜視図である。
【0011】
(このロボットハンド用触覚センサSの基本的構成について)
このロボットハンド用触覚センサSは、図1、図3、図4に示すように、二枚のベースフィルム1,2を使用したセンサ構成要素SX,SYを接着一体化して厚みを200μm程度としたフィルム型センサである。
【0012】
このセンサSは、図1に示すように、端子部3と、前記端子部3から延びる集合配線群4と、前記集合配線群4から分岐して形成された親指・人差指・中指・薬指・小指用配線群5a,5b,5c,5d,5e及び掌用配線群6(本件発明の配線群に相当する)と、各指用配線群5a,5b,5c,5d,5eにそれぞれ接続された感圧部7a,7b,7cと、前記掌用配線群6に接続された感圧部8とから構成されている。
【0013】
なお、この実施形態のロボットハンド用触覚センサSでは、親指用配線群5aと接続された感圧部についても他の指と同様の関節を有するものとして製作されている。
【0014】
(ベースフィルム1,2の構成について)
ベースフィルム1,2は、ポリエステル樹脂その他の樹脂により構成されており、数十μmのものが使用されている。
【0015】
(端子部3の構成について)
端子部3は、図1に示すように、このロボットハンド用触覚センサSの端部に、44個の円形状の印加側端子30を、53個の円形状のレシーブ側端子31を、それぞれ集合配置してある。
【0016】
(集合配線群4の構成について)
集合配線群4は、図1に示すように、印加側端子30と接続された44本の印加側集合配線群40と、レシーブ側端子31と接続された53本のレシーブ側集合配線群41とから構成され、平面視でL字状に形成されている。上記した印加側集合配線群40及びレシーブ側集合配線群41はそれぞれ絶縁層で被覆してあり、ベースフィルム1,2が一体化されたときにおいて、これら集合配線群40、41相互は絶縁状態になっている。
【0017】
(親指・人差指・中指・薬指・小指用配線群部5a,5b,5c,5d,5e及び掌用配線群部6の構成について)
親指・人差指・中指・薬指・小指用配線群部5a,5b,5c,5d,5e及び掌用配線群部6は図1に示すように、上記した如く感圧部7a,7b,7c、8に接続されるものであるが、具体的な構成については以下の(このロボットハンド用触覚センサSの製造について)の欄で説明する。
【0018】
(感圧部7a,7b,7c,8の構成について)
感圧部7aは指先と第1関節相互間、感圧部7bは指の第1・第2関節相互間、感圧部7cは指の第2・第3関節相互間の圧力分布を、感圧部8は掌の圧力分布を、それぞれ検出するためのものである。
【0019】
感圧部7aは、図3や図4に示すように、感圧インク94を被覆形成した3本の行電極70と、感圧インク95を被覆形成した7本の列電極71とから成り、行電極70と列電極71との交差点(3×7=21個)が感圧素子として機能し、行電極70を順次走査していくことで、圧力の分布が検知できるようになっている。
【0020】
また、感圧部7bは、図3や図4に示すように、4本の行電極70と7本の列電極71により(感圧素子数が28個)、感圧部7cは11本の行電極70と7本の列電極71により(感圧素子数が77個)、感圧部8は25本の行電極70と17本の列電極71により(感圧素子数が約370個)、それぞれ構成してある。なお、感圧部7b,7c,8においても上記感圧部7aの行電極と列電極の数及び感圧素子の数は相違するが、基本的には全く同じようにして圧力の分布が検知できる。
【0021】
(このロボットハンド用触覚センサSの製造について)
このロボットハンド用触覚センサSは以下のように製造される。なお、親指・人差指・中指・薬指・小指用配線群5a,5b,5c,5d,5e及び掌用配線群6については、代表として親指用配線群5aのみを説明する。
【0022】
「センサの構成要素SXの製作」
▲1▼.図1や図3に示すように、ベースフィルム1の一方面に、印加側端子30、印加側集合配線群40、根元側配線群50と先端側配線群51から成る親指用配線群5a及び行電極70を形成すべく銀ペースト等をスクリーン印刷をする。
【0023】
この状態では、感圧部7a,7b用の行電極70と先端側配線群51が、感圧部7c用の行電極70(2本除く)と根元側配線群50と印加側集合配線群40と印加側端子30が、それぞれ接続状態になっている。先端側配線群51は根元側配線群50、印加側集合配線群40及び印加側端子30とは接続状態になっていない。
【0024】
▲2▼.図1や図3に示すように、印加側端子30、印加側集合配線群40、及び親指用配線群5aを覆うように、アクリル系樹脂その他より成る絶縁層90をベースフィルム1の一方面に印刷形成する。
【0025】
この状態において、印加側集合配線群40の分岐点付近の絶縁層90部分にスルーホールh1が、感圧部7c用の行電極70近傍の絶縁層90部分にスルーホールh2が、それぞれ形成される。
【0026】
他方、行電極70を各別に覆うように感圧インク層94を印刷形成する。
【0027】
▲3▼.図1や図3に示すように、絶縁層90上にスルーホールh1とスルーホールh2とが接続されるように根元側配線群52を印刷形成する。
【0028】
この状態において、スルーホールh1を介して印加側端子30と接続された絶縁層90の下側にある(二点鎖線で示す)印加側集合配線群40と根元側配線群52とが接続状態になり、また、スルーホールh2及び端子50a,51aを介して根元側配線群52と2本の行電極70及び先端側配線群51とが接続状態になっている。つまり、印加側端子30→印加側集合配線群40→スルーホールh1→根元側配線群52→スルーホールh2→(端子51a→先端側配線群51の経路で感圧部7a,7b用の行電極70に、他方、端子50aの経路で感圧部7c用の行電極70に)接続されている。
【0029】
そして、このセンサの構成要素SXでは、印加側集合配線群40の分岐点付近から感圧部7c近傍までの間では、根元側配線群50と根元側配線群52とがセンサ厚み方向に上下二段で配列された状態となっている(図3参照)。
【0030】
「センサの構成要素SYの製作」
▲1▼.図1や図4に示すように、ベースフィルム2の一方面に、レシーブ側端子31、レシーブ側集合配線群41、端子54a,54c及び接続子54bを有する先端側配線群54、並びに端子55a及び接続子55bを有する根元側配線群55を形成すべく銀ペースト等をスクリーン印刷をする。
【0031】
▲2▼.図1や図4に示すように、レシーブ側端子31、レシーブ側集合配線群41、先端側配線群54、根元側配線群55を覆うように、アクリル系樹脂、その他より成る絶縁層91をベースフィルム2の一方面に印刷形成する。
【0032】
この状態において、絶縁層90にはスルーホールh3,h4,h5,h6,h7が形成される。
【0033】
▲3▼.感圧部7a,7b,7c用の列電極71、及びスルーホールh6とスルーホールh7とが接続されるように中間配線群56を銀ペースト等をスクリーン印刷をする。
【0034】
この状態において、スルーホールh7と接続点54b、及びスルーホールh6と接続点55bを介して、先端側配線群54と中間配線群56と根元側配線群55は接続状態になっている。また、スルーホールh3と端子55aとが、スルーホールh4と端子54cとが、スルーホールh5と端子54aとが、それぞれ接続状態となっている。
【0035】
(このロボットハンド用触覚センサSのロボットハンドRHへの貼り付け)
このロボットハンド用触覚センサSをロボットハンドRHに貼り付ける場合、先ず、ロボットハンドRHの掌に感圧部8を貼り付けた後、掌用配線群6を曲げて他のセンサ部分の裏側面をハンドの甲側に移動させ、続いて感圧部7a,7b,7cを各指に巻き付けて貼り付ける。この状態においては、感圧部7a,7b相互間、及び感圧部7b,7c相互間の指用配線群5a,5b,5c,5d,5e部分は湾曲した状態になる(図2参照)。
【0036】
このロボットハンド用触覚センサSを上記の如く貼り付けたロボットハンドRHによると、各感圧部7a,7b,7c,8による圧力検知により、人間の手と同じように、物体の形状や硬さを認識させ、把持力を自立的にコントロールすることが可能になる。
【0037】
(このロボットハンド用触覚センサSの優れた点について)
このロボットハンド用触覚センサSでは、上述した如く印加側集合配線群40の分岐点付近から感圧部7c近傍までの間では、根元側配線群50と根元側配線群52とがセンサ厚み方向に上下二段で配列された状態となっている。つまり、感圧素子が約1000個あるにもかかわらず、親指・人差指・中指・薬指・小指用配線群5a,5b,5c,5d,5eの根元部の幅が、本件発明の手段を用いていない従来のものと比較して半分程度なっている。このことは、掌用配線群6においても同様である。つまり、親指・人差指・中指・薬指・小指用配線群5a,5b,5c,5d,5eの根元部や掌用配線群6についての配線形成部が幅狭になっている。
【0038】
したがって、このロボットハンド用触覚センサSを用いると、指を開く動きや曲げる動き等の複雑な動きが円滑に行える。
【0039】
〔実施形態2〕
図5はこの発明の実施形態の咬合用触覚センサS1の平面図である。
(この咬合用触覚センサS1の基本的構成について)
この咬合用触覚センサS1は、図5に示すように、端子部3Aと、前記端子部3Aから延びる配線群5Aと、前記配線群5Aと接続された感圧部7Aとから構成されて成るもので、上記実施形態と同様にベースフィルム1,2を使用したセンサ構成要素を接着一体化して厚みを200μm程度としたフィルム型センサである。ここで、この咬合用触覚センサS1では、図5に示すように、感圧部7Aの近傍の一定範囲のみ幅狭にしてある。口腔内に装着する際に邪魔にならず且つ顎や舌の動きの妨げにならないようにするためである。
【0040】
配線群5Aは、図6に示すように、ベースフィルム1に印刷形成された配線群57の半数を絶縁層92のスル−ホ−ルh8を介して当該絶縁層92の上面に導くようにしている。ベースフィルム2側の配線群も同様である。
【0041】
端子部3A及び感圧部7Aは、実施形態1の端子部3及び感圧部7aと同様にして形成される。
【0042】
なお、この実施形態2では、一体化された、センサ構成要素を有するベースフィルム1,2相互間に絶縁層が形成されている。
【0043】
〔その他〕
上記実施形態1では、ベースフィルム1の根元側配線群50と根元側配線群52をセンサ厚み方向に上下二段で配列しているが、この手段をベースフィルム2側に施すようにしてもよい。また、ベースフィルム1,2に前記手段を施すことができるが、この場合、ベースフィルム1,2のうちの最内面側に絶縁層を形成する必要性がある。
【0044】
また、上記実施形態2では、両ベースフィルム1,2の配線群5Aの一部について、それぞれセンサ厚み方向に上下二段に配列しているが、この手段をベースフィルム1,2の一方のみに施すようにしてもよい。
【0045】
更に、上記実施形態1、2では、配線群をセンサ厚み方向に上下二段で配列しているが、これに限定されることなく、センサ厚み方向に複数段に配列してもよい。この場合、センサ厚み方向に複数段に配列された各段の配線群相互間には絶縁層を介在せてあり、各段の配線群は絶縁層に形成したスルーホールを介して所定の段に導くようにする。これにより配線形成部は更に幅狭になる。
【0046】
そして、この発明は、舌圧センサ(複数個の感圧素子から成る感圧部の長さ方向を舌の長さ方向に合わせて複数列設けたタイプのセンサ)に施すことができる。
【0047】
【発明の効果】
この発明は以下に示すような効果を奏する。
【0048】
発明の実施の形態の欄に記載した内容から明らかなように、多数の感圧部を有しているにもかかわらず配線形成部が幅狭である触覚センサを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態のロボットハンド用触覚センサの平面図。
【図2】前記ロボットハンド用触覚センサをロボットハンドに取り付けた状態を示す斜視図。
【図3】前記ロボットハンド用触覚センサを構成する、一方のベースフィルムに形成された印加側のセンサ構成要素の説明図。
【図4】前記ロボットハンド用触覚センサを構成する、他方のベースフィルムに形成されたレーシーブ側のセンサ構成要素の説明図。
【図5】この発明の実施形態の咬合用触覚センサの平面図。
【図6】前記咬合用触覚センサの配線群の説明図。
【符号の説明】
S ロボットハンド用触覚センサ
S1 咬合用触覚センサ
RH ロボットハンド
h1 スルーホール
h2 スルーホール
h3 スルーホール
h4 スルーホール
h5 スルーホール
h6 スルーホール
h7 スルーホール
h8 スルーホール
1 ベースフィルム
2 ベースフィルム
3 端子部
3A 端子部
4 集合配線群
30 印加側端子
31 レシーブ側端子
40 印加側集合配線群
41 レシーブ側集合配線群
5a 親指用配線群
5b 人差指用配線群
5c 中指用配線群
5d 薬指配線群
5e 小指用配線群
5A 配線群
6 掌用配線群
7a 感圧部
7b 感圧部
7c 感圧部
7A 感圧部
8 感圧部
90 絶縁層
94 感圧インク層
95 感圧インク層
Claims (3)
- 印加側端子とこれからの配線群で接続された行電極とが印刷形成されて成るベースフィルムと、レシーブ側端子とこれからの配線群で接続された列電極とが印刷形成されて成るベースフィルムとを具備し、前記行・列電極相互間に感圧インク層を介在される態様で両ベースフィルムを一体化して感圧部を形成しており、両ベースフィルムのうち少なくとも一方の配線群の一部について、センサ厚み方向に複数段に配列してあることを特徴とする触覚センサ。
- センサ厚み方向に複数段に配列された各段の配線群相互間には絶縁層を介在せてあり、各段の配線群は絶縁層に形成したスルーホールを介して所定の段に導いてあることを特徴とする請求項1記載の触覚センサ。
- センサ厚み方向の配線群の配列は、上下二段であることを特徴とする請求項2記載の触覚センサ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2003
- 2003-05-08 JP JP2003130804A patent/JP2004333340A/ja active Pending
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