JP2004333090A - 可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法および回収処理装置 - Google Patents

可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法および回収処理装置 Download PDF

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健二 高市
Hiroshi Tsujita
博志 辻田
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Abstract

【課題】冷凍サイクルに可燃性冷媒を用いた冷凍装置および冷却貯蔵庫をリサイクルプラントでリサイクル処理する冷却貯蔵庫の回収処理方法に関し、適切に冷媒を回収し処理できる回収処理方法を提供することを目的とする。
【解決手段】冷媒回収処理工程3と、冷凍機油回収処理工程4と、圧縮機取り外し工程5と、破砕処理工程6とよりなり、破砕処理工程6は、冷媒回収処理工程3、冷凍機油回収処理工程4、圧縮機取り外し工程5の後に行うとともに、冷媒回収処理工程3における冷媒回収処理装置8は、冷媒吸引手段9と吸引装置10と冷凍機油分離装置11と大気放出手段12とよりなるものであり、不安全な環境が生じず、安全にリサイクル処理できる。また、回収した冷媒中に冷凍機油が混在しないので、大気放出しても環境に害のない可燃性冷媒の処理ができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍サイクルに可燃性冷媒を用いた冷凍装置および冷却貯蔵庫をリサイクルプラントでリサイクル処理する冷却貯蔵庫の回収処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、冷凍庫、冷蔵庫や冷凍冷蔵庫等の冷凍装置および冷却貯蔵庫の冷媒には物性が安定し、扱いやすい観点から指定フロン系のCFC冷媒が用いられていた。この指定フロン系の冷媒は、物性が安定し扱いやすい反面オゾン層を破壊するといわれ、地球環境に悪影響を与える観点から、1995年末には日本ではその製造が全面禁止となっている。その代わりに使用された代替フロン系冷媒であるHFC系冷媒はオゾン層の破壊は全くないが地球の温暖化を促進する性質があるといわれており、その使用は環境面から必ずしも好ましいものとはいえない。そこで近年、炭化水素系冷媒などのような自然系冷媒が使用されるようになった。この炭化水素系冷媒は可燃性であるので、万が一冷凍サイクルから漏洩した場合、速やかに回収して発火を防ぐ必要がある。従来の冷媒回収方法としては、冷媒をそのまま封じ込める冷媒回収容器が接続されており、運転終了時に冷媒を回収したり、最適冷媒量に対応して余剰冷媒を回収したりしていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、容器の中に吸着剤を充填したものとしては、冷凍サイクル中に含まれる冷媒以外の物質をゼオライト等で除去していた(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
また、その回収された冷媒の処理方法としては、揮発性有機物質(VOC)の処理装置のような直接燃焼もしくは触媒燃焼して浄化する手法が知られていた(例えば、特許文献3参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−164437号公報
【特許文献2】
特開平9−292168号公報
【特許文献3】
特開2001−4127号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の回収処理方法では可燃性冷媒の漏洩が発生したときには、安全が確保しにくい。また、冷凍機油中に溶解している可燃性冷媒が保管されている間に冷凍機油中から徐々に放出され容器やリサイクル現場の冷媒の濃度が可燃域に知らないうちに達してしまうなどの問題があった。従来技術で述べたもののうち第1番目の冷媒をそのまま封じ込める方法では、回収時に漏洩が発生した場合、漏洩を抑えることができない。また、2番目の吸着剤を充填した容器を接続した方法では、初期の混入物を除去するのみで冷媒自体を吸着する能力はない。3番目の燃焼法では冷凍機油のミストが混入した場合には直接燃焼法では可燃物の負荷変動が大きく適切な燃焼が継続できない。さらに、触媒燃焼法では冷凍機油のミストが混入すると触媒が汚染されその機能を発揮できなくなるため、同じく適切な燃焼が継続できず、冷媒を浄化放出できなくなる可能性があった。
【0007】
そこで本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑み、冷凍サイクルに可燃性冷媒を用いた廃棄冷凍装置および冷却貯蔵庫をリサイクルプラントでリサイクル処理する場合に、適切に冷媒を回収し処理できる回収処理手法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次接続してなる冷凍サイクルに可燃性冷媒を用いた冷凍装置および冷却貯蔵庫をリサイクルプラントでリサイクル処理するものにおいて、前記冷却貯蔵庫の冷凍サイクル内の冷媒を回収し処理する冷媒回収処理工程と、前記冷凍サイクル内の冷凍機油を回収処理する冷凍機油回収処理工程と、前記冷凍サイクルの圧縮機を取り外す圧縮機取り外し工程と、圧縮機を取り外した冷却貯蔵庫を破砕する破砕処理工程とよりなり、前記破砕処理工程は、前記冷媒回収処理工程、前記冷凍機油回収処理工程、前記圧縮機取り外し工程後に行うとともに、冷媒回収処理工程における冷媒回収処理装置は、冷媒吸引手段と吸引装置と冷凍機油分離装置と大気放出手段とよりなるものであり、冷凍サイクル内の可燃性冷媒を確実に回収処理した後に破砕処理工程を行うことで不安全な環境が生じず、可燃性冷媒を用いた冷凍装置および冷却貯蔵庫をリサイクルプラントで安全にリサイクル処理できる。また、回収した冷媒中に冷凍機油が混在することがないので、大気放出手段により大気放出しても環境に害のない可燃性冷媒の処理ができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次接続してなる冷凍サイクルに可燃性冷媒を用いた冷凍装置および冷却貯蔵庫をリサイクルプラントでリサイクル処理するものにおいて、前記冷却貯蔵庫の冷凍サイクル内の冷媒を回収し処理する冷媒回収処理工程と、前記冷凍サイクル内の冷凍機油を回収処理する冷凍機油回収処理工程と、前記冷凍サイクルの圧縮機を取り外す圧縮機取り外し工程と、圧縮機を取り外した冷却貯蔵庫を破砕する破砕処理工程とよりなり、前記破砕処理工程は、前記冷媒回収処理工程、前記冷凍機油回収処理工程、前記圧縮機取り外し工程後に行うとともに、冷媒回収処理工程における冷媒回収処理装置は、冷媒吸引手段と吸引装置と冷凍機油分離装置と燃焼処理手段とよりなるものであり、冷媒の燃焼処理により安全な処理が可能となる。また、回収した冷媒中に冷凍機油が混在することがないので、燃焼処理手段による可燃性冷媒の処理時に複雑な燃焼制御や吸着分離などの工程をなくすことができる。また、燃焼処理による熱エネルギーを有効利用することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次接続してなる冷凍サイクルに可燃性冷媒を用いた冷凍装置および冷却貯蔵庫をリサイクルプラントでリサイクル処理するものにおいて、前記冷却貯蔵庫の冷凍サイクル内の冷媒を回収し処理する冷媒回収処理工程と、前記冷凍サイクル内の冷凍機油を回収処理する冷凍機油回収処理工程と、前記冷凍サイクルの圧縮機を取り外す圧縮機取り外し工程と、圧縮機を取り外した冷却貯蔵庫を破砕する破砕処理工程とよりなり、前記破砕処理工程は、前記冷媒回収処理工程、前記冷凍機油回収処理工程、前記圧縮機取り外し工程後に行うとともに、冷媒回収処理工程における冷媒回収処理装置は、冷媒吸引手段と吸引装置と冷凍機油分離装置と容器回収手段とよりなるものであり、容器回収手段により回収した冷媒中に冷凍機油が混在することがないので、回収冷媒の再利用が可能となる。また、容器に回収することで有効利用、たとえば燃料として利用でき、リサイクル率が向上する。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、冷媒回収処理工程における冷媒吸引手段を複数で行うものであり、冷媒回収の効率が高まり、回収時間の短縮化が図れる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、冷媒回収処理工程における冷媒吸引手段は圧縮機に穴あけして行うものであり、冷凍サイクル内の冷媒と冷凍機油を同時に回収でき、回収処理の効率が高まる。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、穴あけは機密性の穴あけ装置を用いるものであり、回収時における冷媒漏れを防止できる。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の発明において、冷媒回収処理工程における吸引装置は真空ポンプを用いるものであり、すばやく確実に冷媒を回収できる。
【0015】
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の発明において、冷媒回収処理工程における吸引装置はエジェクタを用いるものであり、冷凍サイクル内の圧力が低下してもエジェクタのアスピレーション効果により冷媒の回収効率が高まる。
【0016】
請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の発明において、冷媒回収処理工程における冷凍機油分離装置はトラップ構造を有するものであり、比較的簡素な構造で冷媒回収時に含まれる冷凍機油の分離が可能となる。
【0017】
請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の発明において、冷媒回収処理工程における冷凍機油分離装置はフィルター構造を有するものであり、冷媒回収時に含まれる冷凍機油の分離がフィルターにより確実に行われる。
【0018】
請求項11に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の発明において、冷媒回収処理工程における冷凍機油分離装置は加熱手段を有するものであり、冷媒回収時に含まれる冷凍機油の分離が加熱手段により確実に行われる。
【0019】
請求項12に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、冷媒回収処理工程における燃焼処理手段は冷媒濃縮工程を経てから行うものであり、回収した可燃性冷媒が高濃度となるため、可燃性冷媒の燃焼処理時に複雑な燃焼制御を行わずに済み、また余分な助燃性成分を加える必要もない。
【0020】
請求項13に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、冷媒回収処理工程における燃焼処理手段は触媒を用いて行うものであり、回収した可燃性冷媒を触媒の作用により低温度で燃焼させることができるため、可燃性冷媒の燃焼処理時に余分な助燃性成分を加える必要がなくなる。
【0021】
請求項14に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程における冷凍機油回収処理装置は、冷凍機油吸引手段と冷媒分離手段とよりなるものであり、冷凍機油回収時に冷凍機油に溶け込んでいる可燃性冷媒を確実に分離でき、処理工程における安全性が高まる。
【0022】
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程における冷凍機油吸引手段は、圧縮機に穴あけして行うものであり、冷凍機油回収効率が高まる。
【0023】
請求項16に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程における冷媒分離手段は、加熱手段とするものであり、冷凍機油中に溶解している可燃性冷媒を温度を上げることで気化を促進させ、ほぼ完全に分離除去することができ、冷凍機油中に溶解している可燃性冷媒が保管されている間に冷凍機油中から徐々に放出され容器やリサイクル現場の冷媒の濃度が可燃域に知らないうちに達してしまうことがなく安全性が高まる。
【0024】
請求項17に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程における冷媒分離手段は、減圧手段とするものであり、冷凍機油中に溶解している可燃性冷媒を真空引きにより冷媒を蒸発分離するので、ほぼ完全に分離除去することができ、冷凍機油中に溶解している可燃性冷媒が保管されている間に冷凍機油中から徐々に放出され容器やリサイクル現場の冷媒の濃度が可燃域に知らないうちに達してしまうことがなく安全性が高まる。
【0025】
請求項18に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程における冷媒分離手段は、振動手段とするものであり、冷凍機油中に溶解している可燃性冷媒を振動により機械的に分離させ、ほぼ完全に分離除去することができ、冷凍機油中に溶解している可燃性冷媒が保管されている間に冷凍機油中から徐々に放出され容器やリサイクル現場の冷媒の濃度が可燃域に知らないうちに達してしまうことがなく安全性が高まる。
【0026】
請求項19に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程における冷凍サイクル内の残留冷凍機油の回収率を高めるために、冷凍サイクル内を気体でブローする気体ブロー手段を有するものであり、圧縮機中の冷凍機油を風速により除去できるため、圧縮機内に残存する冷凍機油が減り、保管されている間に冷凍機油中から徐々に放出され容器の冷媒の濃度が可燃域に知らないうちに達してしまうことがなく安全性が高まる。
【0027】
請求項20に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程における冷凍サイクル内の残留冷凍機油の回収率を高めるために、冷凍サイクル内を液体で置換する液体置換手段を有するものであり、圧縮機中の冷凍機油を液置換により除去できるため、保管されている間に冷凍機油中から徐々に放出され容器の冷媒の濃度が可燃域に知らないうちに達してしまうことがなく安全性が高まる。
【0028】
請求項21に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程における冷凍サイクル内の残留冷凍機油の回収率を高めるために、冷凍サイクル内に液体を充填し溶出させる液体溶出手段を有するものであり、圧縮機中の冷凍機油を液に溶解抽出、洗浄により除去できるため、保管されている間に冷凍機油中から徐々に放出され容器の冷媒の濃度が可燃域に知らないうちに達してしまうことがなく安全性が高まる。
【0029】
請求項22に記載の発明は、請求項1から請求項21のいずれか一項に記載の発明において、冷媒回収処理工程と冷凍機油回収処理工程を同時に行うものであり、回収処理工数の低減、回収処理装置の小型化が可能となる。また、一体化することで回収処理効率が高まるとともに、人為的ミスが生じる機会も減り安全な回収処理が行える。
【0030】
請求項23に記載の発明は、請求項1から請求項21のいずれか一項に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程は、圧縮機取り外し工程後に行うものであり、圧縮機を自由な角度に設定できるため、圧縮機内の冷凍機油を効率的に確実に回収できる。
【0031】
請求項24に記載の発明は、請求項1から請求項23のいずれか一項に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法を用いた回収処理装置であり、可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理を効率よく確実に安全に行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0033】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理の工程概略図、図2は、同実施の形態の回収処理方法のフローチャート、図3は、同実施の形態の回収処理方法の冷媒回収処理工程の冷媒回収処理装置の概要図、図4は、同実施の形態の回収処理方法の冷媒回収処理工程の冷媒回収処理装置の真空発生装置であるエジェクタの断面概略図、図5は、同実施の形態の回収処理方法の冷媒回収処理工程の冷媒回収処理装置の構成図、図6は同実施の形態の回収処理方法の冷凍機油回収処理工程の冷凍機油回収処理装置の概要図、図7は、同実施の形態の回収処理方法の冷凍機油回収処理工程の冷凍機油回収処理装置の構成図である。
【0034】
図において、1は冷却貯蔵庫で、圧縮機2および、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次接続してなる冷凍サイクル内には可燃性自然冷媒であるイソブタンが封入されている。使用済みとなった冷却貯蔵庫1はリサイクル処理するために、リサイクルプラントに搬入される。搬入された冷却貯蔵庫1は冷媒回収処理工程3で冷凍サイクル内の冷媒を回収し処理され、次に冷凍機油回収処理工程4で冷凍サイクル内の冷凍機油を回収処理する。その後、圧縮機取り外し工程5で冷凍サイクルの圧縮機2を取り外し、次に破砕処理工程6で圧縮機2を取り外した冷却貯蔵庫1を破砕処理する。その後、分別・廃棄物処理工程7で、鉄、非鉄、プラスチック、発泡断熱材等に選別される。
【0035】
そして、冷媒回収処理工程3における冷媒回収処理装置8は図3に示すように、冷媒吸引手段9と吸引装置10と冷凍機油分離装置11と大気放出手段12とよりなる。冷媒吸引手段9は、たとえばピアシングバルブ等の回収冶具を介して冷凍サイクルの配管からホースで吸引するもので、吸引装置10であるである真空ポンプに接続している。また、吸引装置10として図4に示すような真空発生装置であるエジェクタ13を用いてもよい。エジェクタ13はエジェクタ吸入部(A)と動作媒体入口部(B)とエジェクタ出口部(C)とを有している。
【0036】
また、図5に示すように、回収冶具である冷媒吸引手段9と吸引装置10である真空ポンプとの間には冷凍機油分離装置11を配置し、入口配管14と出口配管15を上部に設けたトラップ構造としている。そして、大気放出手段12は冷媒回収処理装置8の処理工程の最終部に配置し、炭化水素からなる可燃性自然冷媒を大気放出する。
【0037】
また、冷凍機油分離装置11内の出口配管15の経路中に不織布やガラス繊維等からなるオイルフィルター16を設けている。また、冷凍機油分離装置11にはヒータ等の加熱手段17を設けている。なお、加熱手段17は可燃性自然冷媒の着火温度以下とし、冷媒と直接接しないように冷凍機油分離装置11の外部に設けることが望ましい。
【0038】
また、冷凍機油分離装置11の下部にはバルブ18を介して回収器19を有し、吸引装置10の上流部にはドライヤ20を配している。なお、エジェクタ13を回収冶具である冷媒吸引手段9と吸引装置10である真空ポンプとの間に介設してもよい。その場合、冷媒吸引手段9の経路に分岐部に流路を切り替える切替バルブ21を設け、分岐部の一方をエジェクタ13のエジェクタ吸入部(A)に接続し、エジェクタ出口部(C)は合流部22に接続する。そして、動作媒体入口部(B)には大気放出する冷媒の一部を分岐管23を介して流す。分岐管23には制御バルブ24を設け、流量を制御する。
【0039】
吸引装置10である真空ポンプの上流には圧力センサ(図示せず)を設け、前期圧力センサが所定圧力、たとえば大気圧以下を検知すると、切替バルブ21をエジェクタ13側に流すとともに、制御バルブ24を開とし分岐管23内の圧力を0.3〜0.4MPa程度に制御する。
【0040】
また、冷凍機油回収処理工程4における冷凍機油回収処理装置25は、図6、図7に示すように、冷凍機油吸引手段26と吸引装置27と冷媒分離手段28とよりなる。冷凍機油吸引手段26は機密性の穴あけ装置29を有し、圧縮機2の下部に機密性を維持しながら穴を開けて接続し、圧縮機2の内部と連通する。冷媒分離手段28は、冷凍機油吸引手段26と吸引装置27である真空ポンプとの間に設け、ヒータ等の加熱手段30を有する。また、冷媒分離手段28の下部には冷凍機油回収器31が接続され、溜まった冷凍機油は適宜回収処理される。吸引装置27である真空ポンプの上流にはドライヤ32が設けられ、ドライヤ32で水分、異物が除去され、真空ポンプから吐出される冷媒は前述の冷媒回収処理装置8に接続している。なお、冷媒分離手段28内は吸引装置27である真空ポンプの動作により減圧され、減圧作用により回収した冷凍機油から冷媒を分離するものである。さらに、冷媒分離手段28に振動手段を付加してもよい。振動手段としてはモーター加振機や永久磁石加振機などがある。
【0041】
また、冷凍機油回収処理工程4における冷凍サイクル内の残留冷凍機油の回収率を高めるために、冷凍サイクル内を気体でブローする気体ブロー手段を有している。具体的には、圧縮機2内に残存する冷凍機油を確実に取り除くため、空気や窒素のような気体を1MPa前後の高圧とし、圧縮機2の接続配管部より内部に圧送する。
【0042】
また、冷凍機油回収処理工程4における冷凍サイクル内の残留冷凍機油の回収率を高めるために、冷凍サイクル内に液体を充填し溶出させる液体溶出手段を設けてもよい。具体的には、圧縮機2内に残存する冷凍機油を確実に取り除くため、冷凍機油と相溶性のある溶剤を圧縮機2の接続配管部より内部に流し込み冷凍機油を外部に抽出する。
【0043】
また、冷凍機油回収処理工程4における冷凍サイクル内の残留冷凍機油の回収率を高めるために、冷凍サイクル内を液体で置換する液体置換手段を設けてもよい。
【0044】
上記構成により、破砕処理工程6は、冷媒回収処理工程3、冷凍機油回収処理工程4、圧縮機取り外し工程5の後に行うので、冷凍サイクル内の可燃性冷媒を確実に回収処理した後に破砕処理工程6を行うことで不安全な環境が生じず、可燃性冷媒を用いた冷凍装置および冷却貯蔵庫1をリサイクルプラントで安全にリサイクル処理できる。
【0045】
また、冷媒回収処理工程3における冷媒回収処理装置8は、冷媒吸引手段9と吸引装置10と冷凍機油分離装置11と大気放出手段12とよりなるので、冷凍機油分離装置11で回収した冷媒中の冷凍機油を確実に分離、除去することで、大気放出手段12により大気放出しても環境に害のない可燃性自然冷媒である炭化水素の安全な処理ができる。また、大気放出手段12は複雑な構造を伴わず処理装置のコスト低減に寄与する。
【0046】
また、冷媒回収処理工程3における冷媒回収処理装置8の吸引装置10には真空ポンプを用いているので、吸引能力を高めることができる。特に回収初期の冷凍サイクル内の圧力が比較的高いときの回収能力が高まる。
【0047】
また、冷媒回収処理工程3における冷媒回収処理装置8の吸引装置として、真空発生装置であるエジェクタ13を用いているので、冷媒回収が進み冷凍サイクル内の圧力が低下してもエジェク13のアスピレーション効果により冷媒の回収効率が高まり、回収時間の短縮が図れるとともに、冷凍サイクル内の残留冷媒を確実に除去でき、リサイクルプラントの安全性が高まる。
【0048】
特に、本実施の形態のように、吸引装置10に真空ポンプとエジェクタ13を組み合わせて構成することで、真空ポンプの吸い込み側に設けた圧力センサが所定圧力(たとえば大気圧)以上のときは真空ポンプのみで吸引する。そして、圧力センサが所定圧力(たとえば大気圧)以下になると切替バルブ21をエジェクタ13側に流すとともに、制御バルブ24を開とし分岐管23内の圧力を0.3〜0.4MPa程度に制御しエジェクタ13の動作媒体入口部(B)に冷媒の一部を流し、アスピレーション効果により冷媒を回収する。したがって、回収初期から回収終了にいたるまで、短時間で確実に冷凍サイクル内の冷媒を回収処理できる。
【0049】
また、冷媒回収処理工程3における冷凍機油分離装置11は、入口配管14と出口配管15を上部に設けたトラップ構造としているので、比較的簡素な構造で冷媒回収時に含まれる冷凍機油の分離が可能となる。
【0050】
また、冷媒回収処理工程3における冷凍機油分離装置11内の出口配管15の経路中に不織布やガラス繊維等からなるオイルフィルター16を設けているので、冷媒回収時に含まれる冷凍機油の分離、除去がオイルフィルター16により確実に行われる。
【0051】
また、冷凍機油分離装置11にはヒータ等の加熱手段17を設けているので、冷凍機油分離装置11内に溜まった冷凍機油が加熱され、冷凍機油中に溶解している可燃性冷媒を温度を上げることで気化を促進させ、ほぼ完全に分離除去することができる。
【0052】
また、冷凍機油回収処理工程4における冷凍機油回収処理装置25は、冷凍機油吸引手段26と吸引装置27と冷媒分離手段28とよりなるので、冷凍機油回収時に冷凍機油に溶け込んでいる可燃性冷媒を確実に分離でき、処理工程における安全性が高まる。
【0053】
さらに、冷凍機油吸引手段26は機密性の穴あけ装置29を有し、圧縮機2の下部に機密性を維持しながら穴を開けて接続し、圧縮機2の内部と連通するので、圧縮機2の下部に溜まった冷凍機油を効率的に回収できる。
【0054】
また、冷凍機油回収処理工程4における冷媒分離手段28はヒータ等の加熱手段30を備えており、冷凍機油中に溶解している可燃性冷媒を温度を上げることで気化を促進させ、ほぼ完全に分離除去することができ、冷凍機油中に溶解している可燃性冷媒が保管されている間に冷凍機油中から徐々に放出され容器やリサイクル現場の冷媒の濃度が可燃域に知らないうちに達してしまうことがなく安全性が高まる。
【0055】
また、冷凍機油回収処理工程4における冷媒分離手段28は振動手段とすることで、冷凍機油中に溶解している可燃性冷媒を振動により機械的に分離させ、ほぼ完全に分離除去することができる。なお、振動手段は冷媒分離手段28に直接設けてもよいし、圧縮機2を振動手段により振動させてもよい。
【0056】
また、冷凍機油回収処理工程4における冷凍機油回収処理装置25は、冷凍機油吸引手段26と吸引装置27としての真空ポンプの動作により冷媒分離手段28内は減圧され、減圧作用により回収した冷凍機油から冷媒を分離するもので、ほぼ完全に回収した冷凍機油から冷媒を分離除去することができる。
【0057】
また、冷凍機油回収処理工程4における冷凍サイクル内の残留冷凍機油の回収率を高めるために、冷凍サイクル内を気体でブローする気体ブロー手段を有しているので、圧縮機2内の壁面や機械部やモータ部に付着した冷凍機油を風速により除去できるため、残存する冷凍機油中に存在する可燃性冷媒が少量となり、保管されている間に冷凍機油中から徐々に放出され容器の冷媒の濃度が可燃域に知らないうちに達してしまうことがなく安全性が高まる。
【0058】
また、冷凍機油回収処理工程4における冷凍サイクル内の残留冷凍機油の回収率を高めるために、冷凍サイクル内に液体を充填し溶出させる液体溶出手段を設けているので、圧縮機中の冷凍機油を液に溶解抽出、洗浄により除去できるため、保管されている間に冷凍機油中から徐々に放出され容器の冷媒の濃度が可燃域に知らないうちに達してしまうことがなく安全性が高まる。
【0059】
また、冷凍機油回収処理工程4における冷凍サイクル内の残留冷凍機油の回収率を高めるために、冷凍サイクル内を液体で置換する液体置換手段を設けているので、圧縮機中の冷凍機油を液置換により除去できるため、保管されている間に冷凍機油中から徐々に放出され容器の冷媒の濃度が可燃域に知らないうちに達してしまうことがなく安全性が高まる。
【0060】
なお、本実施の形態における冷媒吸引手段9は、たとえば冷凍サイクルの高圧側である凝縮器の配管と低圧側である圧縮機への戻り配管の複数箇所に設けてもよい。この場合、さらに冷媒回収の効率が高まり、回収時間の短縮化、可燃性冷媒の除去率向上により安全性が高まる。
【0061】
また、本実施の形態における冷媒吸引手段9は、たとえば圧縮機2に穴あけし、前記穴あけは機密性の穴あけ装置を用いてもよい。この場合、回収時における冷媒漏れを防止しながら、冷凍サイクル内の冷媒と冷凍機油を同時に回収でき、回収処理の効率が高まる。
【0062】
また、本実施の形態では、圧縮機取り外し工程5を、冷凍機油回収処理工程4の後に行うもので説明したが、冷凍機油回収処理工程4を、圧縮機取り外し工程5の後に行ってもよい。この場合、冷凍機油回収処理工程4において、圧縮機2を自由な角度に設定できるため、圧縮機2内の冷凍機油を効率的に確実に回収でき、回収効率が高まる。
【0063】
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2による可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理工程における冷媒回収処理工程の冷媒回収処理装置の概要図、図9は、同実施の形態の回収処理方法の冷媒回収処理工程の冷媒回収処理装置の構成図である。なお、実施の形態1と同一構成部分については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0064】
図8、9において、冷媒回収処理工程3における冷媒回収処理装置33は、冷媒吸引手段9と吸引装置10と冷凍機油分離装置11と燃焼処理手段34とよりなる。前記燃焼処理手段34の内部には白金やパラジウム等の触媒37を有している。また、回収した冷媒は凝縮器35および凝縮用ファン36からなる冷媒濃縮工程を経てから燃焼処理手段34に入り、回収した可燃性自然冷媒は燃焼処理される。
【0065】
上記構成により、冷媒回収処理工程3において回収された可燃性自然冷媒は燃焼処理手段34で燃焼処理されるので安全な処理が可能となる。このとき冷凍機油分離装置11により冷凍サイクル内の冷凍機油は分離されているので、燃焼処理手段34による可燃性冷媒の処理時に複雑な燃焼制御や吸着分離などの工程をなくすことができる。
【0066】
また、冷媒回収処理工程3における燃焼処理手段34は凝縮器35および凝縮用ファン36からなる冷媒濃縮工程を経てから行うので、回収した可燃性冷媒が高濃度となり、可燃性冷媒の燃焼処理時に複雑な燃焼制御を行わずに済み、また余分な助燃性成分を加える必要もない。したがって安全に、効率的に回収冷媒の処理が可能となる。
【0067】
また、燃焼処理手段34の内部には白金やパラジウム等の触媒37を有しているので、回収した可燃性冷媒を触媒の作用により低温度で燃焼させることができるため、可燃性冷媒の燃焼処理時に余分な助燃性成分を加える必要がなくなる。
【0068】
(実施の形態3)
図10は、本発明の実施の形態3による可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理工程における冷媒回収処理工程の冷媒回収処理装置の概要図、図11は、同実施の形態の回収処理方法の冷媒回収処理工程の冷媒回収処理装置の構成図である。なお、実施の形態1または2と同一構成部分については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0069】
図10,11において、冷媒回収処理工程3における冷媒回収処理装置38は、冷媒吸引手段9と吸引装置10と冷凍機油分離装置11と容器回収手段39とよりなる。
【0070】
上記構成により、冷媒回収処理工程3において回収された可燃性自然冷媒は容器回収手段39で回収されるので、回収冷媒の再利用が可能となる。また、容器に回収することで有効利用、たとえば燃料として利用でき、リサイクル率が向上する。
【0071】
(実施の形態4)
図12は、本発明の実施の形態4による可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法における冷媒回収処理工程と冷凍機油回収処理工程を同時に行う冷媒・冷凍機油回収処理装置の構成図である。なお、実施の形態1または2と同一構成部分については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0072】
図12において、冷媒・冷凍機油回収処理装置40は、冷媒回収処理工程3と冷凍機油回収処理工程4を同時に行うように、冷媒回収処理装置33と冷凍機油回収処理装置25を一体に構成したものである。つまり、冷却貯蔵庫1から冷媒吸引手段9と冷凍機油吸引手段26を並列に接続し、吸引装置としての真空ポンプあるいはエジェクタ13を兼用化している。
【0073】
上記構成により、冷却貯蔵庫1から冷媒吸引手段9と冷凍機油吸引手段26を並列に接続し、吸引装置としての真空ポンプあるいはエジェクタ13を兼用化しているので、回収処理工数の低減、回収処理装置の小型化が可能となる。また、一体化することで回収処理効率が高まるとともに、人為的ミスが生じる機会も減り安全な回収処理が行える。
【0074】
なお、本実施の形態では冷媒吸引手段9と冷凍機油吸引手段26を並列に接続したもので説明したが、冷媒吸引手段9と冷凍機油吸引手段26を兼用化し単独で構成してもよい。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次接続してなる冷凍サイクルに可燃性冷媒を用いた冷凍装置および冷却貯蔵庫をリサイクルプラントでリサイクル処理するものにおいて、前記冷却貯蔵庫の冷凍サイクル内の冷媒を回収し処理する冷媒回収処理工程と、前記冷凍サイクル内の冷凍機油を回収処理する冷凍機油回収処理工程と、前記冷凍サイクルの圧縮機を取り外す圧縮機取り外し工程と、圧縮機を取り外した冷却貯蔵庫を破砕する破砕処理工程とよりなり、前記破砕処理工程は、前記冷媒回収処理工程、前記冷凍機油回収処理工程、前記圧縮機取り外し工程後に行うとともに、冷媒回収処理工程における冷媒回収処理装置は、冷媒吸引手段と吸引装置と冷凍機油分離装置と大気放出手段とよりなるものであり、不安全な環境が生じず、安全にリサイクル処理できる。また、回収した冷媒中に冷凍機油が混在しないので、大気放出手段により大気放出しても環境に害のない可燃性冷媒の処理ができる。
【0076】
また、請求項2に記載の発明は、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次接続してなる冷凍サイクルに可燃性冷媒を用いた冷凍装置および冷却貯蔵庫をリサイクルプラントでリサイクル処理するものにおいて、前記冷却貯蔵庫の冷凍サイクル内の冷媒を回収し処理する冷媒回収処理工程と、前記冷凍サイクル内の冷凍機油を回収処理する冷凍機油回収処理工程と、前記冷凍サイクルの圧縮機を取り外す圧縮機取り外し工程と、圧縮機を取り外した冷却貯蔵庫を破砕する破砕処理工程とよりなり、前記破砕処理工程は、前記冷媒回収処理工程、前記冷凍機油回収処理工程、前記圧縮機取り外し工程後に行うとともに、冷媒回収処理工程における冷媒回収処理装置は、冷媒吸引手段と吸引装置と冷凍機油分離装置と燃焼処理手段とよりなるものであり、冷媒の燃焼処理により安全な処理が可能となる。また、回収した冷媒中に冷凍機油が混在しないので、燃焼処理手段による可燃性冷媒の処理時に複雑な燃焼制御や吸着分離などの工程をなくすことができる。また、燃焼処理による熱エネルギーを有効利用することができる。
【0077】
また、請求項3に記載の発明は、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次接続してなる冷凍サイクルに可燃性冷媒を用いた冷凍装置および冷却貯蔵庫をリサイクルプラントでリサイクル処理するものにおいて、前記冷却貯蔵庫の冷凍サイクル内の冷媒を回収し処理する冷媒回収処理工程と、前記冷凍サイクル内の冷凍機油を回収処理する冷凍機油回収処理工程と、前記冷凍サイクルの圧縮機を取り外す圧縮機取り外し工程と、圧縮機を取り外した冷却貯蔵庫を破砕する破砕処理工程とよりなり、前記破砕処理工程は、前記冷媒回収処理工程、前記冷凍機油回収処理工程、前記圧縮機取り外し工程後に行うとともに、冷媒回収処理工程における冷媒回収処理装置は、冷媒吸引手段と吸引装置と冷凍機油分離装置と容器回収手段とよりなるものであり、回収冷媒の再利用が可能となる。また、容器に回収することで有効利用、たとえば燃料として利用でき、リサイクル率が向上する。
【0078】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、冷媒回収処理工程における冷媒吸引手段を複数で行うものであり、冷媒回収の効率が高まり、回収時間の短縮化が図れる。
【0079】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、冷媒回収処理工程における冷媒吸引手段は圧縮機に穴あけして行うものであり、冷凍サイクル内の冷媒と冷凍機油を同時に回収でき、回収処理の効率が高まる。
【0080】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、穴あけは機密性の穴あけ装置を用いるものであり、回収時における冷媒漏れを防止できる。
【0081】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の発明において、冷媒回収処理工程における吸引装置は真空ポンプを用いるものであり、すばやく確実に冷媒を回収できる。
【0082】
また、請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の発明において、冷媒回収処理工程における吸引装置はエジェクタを用いるものであり、冷凍サイクル内の圧力が低下してもエジェクタのアスピレーション効果により冷媒の回収効率が高まる。
【0083】
また、請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の発明において、冷媒回収処理工程における冷凍機油分離装置はトラップ構造を有するものであり、比較的簡素な構造で冷媒回収時に含まれる冷凍機油の分離が可能となる。
【0084】
また、請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の発明において、冷媒回収処理工程における冷凍機油分離装置はフィルター構造を有するものであり、冷媒回収時に含まれる冷凍機油の分離がフィルターにより確実に行われる。
【0085】
また、請求項11に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の発明において、冷媒回収処理工程における冷凍機油分離装置は加熱手段を有するものであり、冷媒回収時に含まれる冷凍機油の分離が加熱手段により確実に行われる。
【0086】
また、請求項12に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、冷媒回収処理工程における燃焼処理手段は冷媒濃縮工程を経てから行うものであり、回収した可燃性冷媒が高濃度となるため、可燃性冷媒の燃焼処理時に複雑な燃焼制御を行わずに済み、また余分な助燃性成分を加える必要もない。
【0087】
また、請求項13に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、冷媒回収処理工程における燃焼処理手段は触媒を用いて行うものであり、低温度で燃焼させることができ、燃焼処理時に余分な助燃性成分を加える必要がなくなる。
【0088】
また、請求項14に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程における冷凍機油回収処理装置は、冷凍機油吸引手段と冷媒分離手段とよりなるものであり、冷凍機油回収時に冷凍機油に溶け込んでいる可燃性冷媒を確実に分離でき、回収処理工程における安全性が高まる。
【0089】
また、請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程における冷凍機油吸引手段は、圧縮機に穴あけして行うものであり、冷凍機油回収効率が高まる。
【0090】
また、請求項16に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程における冷媒分離手段は、加熱手段とするものであり、冷凍機油中に溶解している可燃性冷媒が保管されている間に冷凍機油中から徐々に放出され容器やリサイクル現場の冷媒の濃度が可燃域に知らないうちに達してしまうことがなく安全性が高まる。
【0091】
また、請求項17に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程における冷媒分離手段は、減圧手段とするものであり、冷凍機油中に溶解している可燃性冷媒を真空引きにより冷媒を蒸発分離するので、回収処理工程での安全性が高まる。
【0092】
また、請求項18に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程における冷媒分離手段は、振動手段とするものであり、冷凍機油中に溶解している可燃性冷媒を振動により機械的に分離させることで、回収処理工程での安全性が高まる。
【0093】
また、請求項19に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程における冷凍サイクル内の残留冷凍機油の回収率を高めるために、冷凍サイクル内を気体でブローする気体ブロー手段を有するものであり、圧縮機内に残存する冷凍機油が減り、回収処理工程での安全性が高まる。
【0094】
また、請求項20に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程における冷凍サイクル内の残留冷凍機油の回収率を高めるために、冷凍サイクル内を液体で置換する液体置換手段を有するものであり、圧縮機中の冷凍機油を液置換により除去でき、回収処理工程での安全性が高まる。
【0095】
また、請求項21に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程における冷凍サイクル内の残留冷凍機油の回収率を高めるために、冷凍サイクル内に液体を充填し溶出させる液体溶出手段を有するものであり、圧縮機中の冷凍機油を液に溶解抽出、洗浄により除去でき、回収処理工程での安全性が高まる。
【0096】
また、請求項22に記載の発明は、請求項1から請求項21のいずれか一項に記載の発明において、冷媒回収処理工程と冷凍機油回収処理工程を同時に行うものであり、回収処理工数の低減、回収処理装置の小型化が可能となる。また、一体化することで回収処理効率が高まるとともに、人為的ミスが生じる機会も減り安全な回収処理が行える。
【0097】
また、請求項23に記載の発明は、請求項1から請求項21のいずれか一項に記載の発明において、冷凍機油回収処理工程は、圧縮機取り外し工程後に行うものであり、圧縮機を自由な角度に設定できるため、圧縮機内の冷凍機油を効率的に確実に回収できる。
【0098】
また、請求項24に記載の発明は、請求項1から請求項23のいずれか一項に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法を用いた回収処理装置であり、可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理を効率よく確実に安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理の工程概略図
【図2】同実施の形態の回収処理方法のフローチャート
【図3】同実施の形態の回収処理方法の冷媒回収処理工程の冷媒回収処理装置の概要図
【図4】同実施の形態の回収処理方法の冷媒回収処理工程の冷媒回収処理装置の真空発生装置であるエジェクタの断面概略図
【図5】同実施の形態の回収処理方法の冷媒回収処理工程の冷媒回収処理装置の構成図
【図6】同実施の形態の回収処理方法の冷凍機油回収処理工程の冷凍機油回収処理装置の概要図
【図7】同実施の形態の回収処理方法の冷凍機油回収処理工程の冷凍機油回収処理装置の構成図
【図8】本発明の実施の形態2による可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理工程における冷媒回収処理工程の冷媒回収処理装置の概要図
【図9】同実施の形態の回収処理方法の冷媒回収処理工程の冷媒回収処理装置の構成図
【図10】本発明の実施の形態3による可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理工程における冷媒回収処理工程の冷媒回収処理装置の概要図
【図11】同実施の形態の回収処理方法の冷媒回収処理工程の冷媒回収処理装置の構成図
【図12】本発明の実施の形態4による可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法における冷媒回収処理工程と冷凍機油回収処理工程を同時に行う冷媒・冷凍機油回収処理装置の構成図
【符号の説明】
1 冷却貯蔵庫
2 圧縮機
3 冷媒回収処理工程
4 冷凍機油回収処理工程
5 圧縮機取り外し工程
6 破砕処理工程
8、33、38 冷媒回収処理装置
9 冷媒吸引手段
10 吸引装置
11 冷凍機油分離装置
12 大気放出手段
13 エジェクタ
16 オイルフィルター
17 加熱手段
25 冷凍機油回収処理装置
26 冷凍機油吸引手段
27 吸引装置
28 冷媒分離手段
29 穴あけ装置
30 加熱手段
34 燃焼処理手段
35 凝縮器
36 凝縮用ファン
37 触媒
39 容器回収手段
40 冷媒・冷凍機油回収処理装置

Claims (24)

  1. 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次接続してなる冷凍サイクルに可燃性冷媒を用いた冷凍装置および冷却貯蔵庫をリサイクルプラントでリサイクル処理するものにおいて、前記冷却貯蔵庫の冷凍サイクル内の冷媒を回収し処理する冷媒回収処理工程と、前記冷凍サイクル内の冷凍機油を回収処理する冷凍機油回収処理工程と、前記冷凍サイクルの圧縮機を取り外す圧縮機取り外し工程と、圧縮機を取り外した冷却貯蔵庫を破砕する破砕処理工程とよりなり、前記破砕処理工程は、前記冷媒回収処理工程、前記冷凍機油回収処理工程、前記圧縮機取り外し工程後に行うとともに、冷媒回収処理工程における冷媒回収処理装置は、冷媒吸引手段と吸引装置と冷凍機油分離装置と大気放出手段とよりなることを特徴とする可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  2. 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次接続してなる冷凍サイクルに可燃性冷媒を用いた冷凍装置および冷却貯蔵庫をリサイクルプラントでリサイクル処理するものにおいて、前記冷却貯蔵庫の冷凍サイクル内の冷媒を回収し処理する冷媒回収処理工程と、前記冷凍サイクル内の冷凍機油を回収処理する冷凍機油回収処理工程と、前記冷凍サイクルの圧縮機を取り外す圧縮機取り外し工程と、圧縮機を取り外した冷却貯蔵庫を破砕する破砕処理工程とよりなり、前記破砕処理工程は、前記冷媒回収処理工程、前記冷凍機油回収処理工程、前記圧縮機取り外し工程後に行うとともに、冷媒回収処理工程における冷媒回収処理装置は、冷媒吸引手段と吸引装置と冷凍機油分離装置と燃焼処理手段とよりなることを特徴とする可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  3. 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を順次接続してなる冷凍サイクルに可燃性冷媒を用いた冷凍装置および冷却貯蔵庫をリサイクルプラントでリサイクル処理するものにおいて、前記冷却貯蔵庫の冷凍サイクル内の冷媒を回収し処理する冷媒回収処理工程と、前記冷凍サイクル内の冷凍機油を回収処理する冷凍機油回収処理工程と、前記冷凍サイクルの圧縮機を取り外す圧縮機取り外し工程と、圧縮機を取り外した冷却貯蔵庫を破砕する破砕処理工程とよりなり、前記破砕処理工程は、前記冷媒回収処理工程、前記冷凍機油回収処理工程、前記圧縮機取り外し工程後に行うとともに、冷媒回収処理工程における冷媒回収処理装置は、冷媒吸引手段と吸引装置と冷凍機油分離装置と容器回収手段とよりなることを特徴とする可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  4. 冷媒回収処理工程における冷媒吸引手段を複数で行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  5. 冷媒回収処理工程における冷媒吸引手段は圧縮機に穴あけして行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  6. 穴あけは機密性の穴あけ装置を用いることを特徴とする請求項5に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  7. 冷媒回収処理工程における吸引装置は真空ポンプを用いることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  8. 冷媒回収処理工程における吸引装置はエジェクタを用いることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  9. 冷媒回収処理工程における冷凍機油分離装置はトラップ構造を有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  10. 冷媒回収処理工程における冷凍機油分離装置はフィルター構造を有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  11. 冷媒回収処理工程における冷凍機油分離装置は加熱手段を有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  12. 冷媒回収処理工程における燃焼処理手段は冷媒濃縮工程を経てから行うことを特徴とする請求項2に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  13. 冷媒回収処理工程における燃焼処理手段は触媒を用いて行うことを特徴とする請求項2に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  14. 冷凍機油回収処理工程における冷凍機油回収処理装置は、冷凍機油吸引手段と冷媒分離手段とよりなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  15. 冷凍機油回収処理工程における冷凍機油吸引手段は、圧縮機に穴あけして行うことを特徴とする請求項14に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  16. 冷凍機油回収処理工程における冷媒分離手段は、加熱手段とすることを特徴とする請求項14に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  17. 冷凍機油回収処理工程における冷媒分離手段は、減圧手段とすることを特徴とする請求項14に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  18. 冷凍機油回収処理工程における冷媒分離手段は、振動手段とすることを特徴とする請求項14に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  19. 冷凍機油回収処理工程における冷凍サイクル内の残留冷凍機油の回収率を高めるために、冷凍サイクル内を気体でブローする気体ブロー手段を有することを特徴とする請求項14に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  20. 冷凍機油回収処理工程における冷凍サイクル内の残留冷凍機油の回収率を高めるために、冷凍サイクル内を液体で置換する液体置換手段を有することを特徴とする請求項14に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  21. 冷凍機油回収処理工程における冷凍サイクル内の残留冷凍機油の回収率を高めるために、冷凍サイクル内に液体を充填し溶出させる液体溶出手段を有することを特徴とする請求項14に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  22. 冷媒回収処理工程と冷凍機油回収処理工程を同時に行うことを特徴とする請求項1から請求項21のいずれか一項に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  23. 冷凍機油回収処理工程は、圧縮機取り外し工程後に行うことを特徴とする請求項1から請求項21のいずれか一項に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法。
  24. 請求項1から請求項21のいずれか一項に記載の可燃性冷媒を用いた冷却貯蔵庫の回収処理方法を用いた回収処理装置。
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