JP2004332534A - 全方向ボーリングマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】掘削具を支持するマストが所望の位置及び向きに配置決めするシステムを備えたボーリングマシンを提供する。
【解決手段】位置決めシステムは、変形可能な平行四辺形部44と、平行四辺形部と支持部との間のメカニカル・リンク46と、平行四辺形部の第1の辺68に対し相対的に自身の軸回りに回転するように取り付けられたシャフトであって、前記辺との間の角度が一定であるシャフトと、平行四辺形部の角頂をリンク・システム46に対し相対的に不動に保持すること、及び平行四辺形部44の第1の辺を前記不動の角頂72回りに回転させることを同時に行う制御手段と、回転可能に取り付けられたシャフトに平行四辺形部の面内で並進運動を行わせる手段と、ロータリーシャフトの一端とマストとの間のメカニカル・リンク・システム40と、を含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、広範囲の方向に孔を掘削するための全方向ボーリングマシン(ドリリングマシン)に関する。
ドリルパイプ・ストリングス(drillpipe strings)を有するボーリングマシンにより地面に実質的に鉛直な深い孔を掘削できることが知られている。広範囲のいろいろな方向に孔を掘削することも、また、孔を掘削すべき構造物の壁部の掘削開始位置に近づくことが困難である孔を掘削することも可能である。
本発明は、第2のタイプのボーリングマシンに関するものである。図1には、この第2のタイプのボーリングマシンの主な構成要素が示されている。
添付図1は、通常、クローラートラック(履帯)12を備えているボーリングマシンのボディ、すなわち支持部10を示す。ガイドマスト14を位置決めするための位置決めシステムがボディ10に据え付けられている。図1では、位置決めシステム全体に符号16が付されている。よく知られているように、マスト14は、(不図示の)掘削具のための案内滑り面としての役割を果たす。掘削具は、ドリルパイプを介してボーリングマシンのロータリーヘッド18により回転駆動及び並進駆動される。マスト14の作用端には、一般に二重ブレーキ20が備えられている。二重ブレーキ20は、掘削具を回転駆動するために、既に使用中のドリルパイプがドリルパイプストリンクの新しいドリルパイプを収容することを可能にする。
このようなボーリングマシンにおいて、極めて重要な要素は、掘削マストが孔を掘削するために必要とするあらゆる位置に届くことができるように、また、そのような掘削のために必要なあらゆる方向に向くことができるように、マスト14を位置決めするための位置決めシステム16を構成することである。
ガイドマストを位置決めし、掘削具がいろいろな向きや位置をとることを可能にする位置決めシステムが非常に多く存在している。位置決めシステムが複雑なほど掘削具が向ける向きが増えるが、ユーザが位置決めシステムを操作する時間も複雑さも増えることがわかる。逆に、位置決めシステムがあまりにも限定的なものであると、掘削具、つまりマストが所定の望ましい位置を簡単にとることを可能にできなくなる。例えば、図2は、公知のボーリングマシンにおいて掘削マスト14が取ることのできる位置Iを示している。この位置では、ボーリングマシンが配置された面23の下に形成された土手又は堤防22に孔を掘削することはできない。符号IIが付された一点鎖線は、掘削マストがとることができることが必要不可欠であると思われる向きを示している。
添付図3は、トンネル26を補強するために掘削しなければならない孔24の例を示している。トンネル26は、孔24の中に適当につなぎ材を入れることで補強される。
このようなボーリングマシンの経済性において決定的な要素は、正確な向きと位置を保証しつつ、可能な限り速く一連の孔を掘削するために掘削マストを適所に配置することができるということである。特に、位置決めシステム16の種々の可動部は、マストを最終的な(目的の)向きに向けるために必要な種々の動きをできなければならない。マストを適所に配置すること、そしてそれ故に位置決めシステムを制御することは、位置決めシステムの部材の一つを動かすことが、位置決めシステムの「上流側」にある部材を動かすことで既に達成された位置決めを変えてしまうことになる場合にさらに困難になる。このような状況では、多くの時間を要し、ボーリングマシン、特に位置決めシステムの制御に関する高度の専門知識を必要とする一連の位置合わせ(接近)によってのみ最終的な(目的の)位置が得られる。
(発明の開示)
本発明の目的は、図1に示したタイプのボーリングマシンであって、特に図2及び3に示した条件の下で孔を掘削でき、かつ、そのマスト位置決めシステムがその前に行った調整を変えてしまうことのない簡単な一連の調整を行えるボーリングマシンを提供することである。
この目的を達成するために、本発明によれば、ボーリングマシンは支持部、掘削具を支持するためのマスト、及びマストが所望の位置および所望の向きに配置されるように支持部に対し相対的にマストの位置決めを行う位置決めシステムを備え、前記位置決めシステムが、
変形可能な平行四辺形部の形態を有する構造部と、
前記平行四辺形部を前記支持部に連結するための第2のメカニカル・リンク・システムと、
平行四辺形部の一辺に対し相対的に自身の軸回りに回転するように取り付けられたロータリーシャフトであって、前記平行四辺形部の面内にとどまるように拘束されており、前記辺との間の角度が一定であるロータリーシャフトと、
平行四辺形部の角頂を前記メカニカル・リンク・システムに対し相対的に不動に保持すること、及び前記ロータリーシャフトが設けられた平行四辺形部の辺を前記不動な角頂回りに回転させることを同時に行う第1の制御手段と、
第1の制御手段から独立しており、前記ロータリーシャフトに平行四辺形部の面内で並進運動を行わせる第2の制御手段と、
平行四辺形部の面への長手方向軸の投影が前記シャフトと一定の角度を形成するように前記ロータリーシャフトの一端を前記マストに連結する第1のメカニカル・リンク・システムと、
を含むことを特徴とする。
この単純化された実施形態では、ボーリングマシンの支持部の位置及び向きを適切に選択し、平行四辺形部の辺の位置を調整することにより、つまり、第1の制御手段を用いて、掘削具を案内するためのマストを鉛直面内で所望の向きに向け、次に、この向きを変えることなく、第2の制御手段を用いて、マストの作動している先端を地表の孔を掘削すべき位置に対向させるようにマストを移動させること、又はこの二つの操作を反対に行うことが可能であることが分かるだろう。
ボーリングマシンの位置決めシステムの制御がずっと簡単であることは明らかである。
第1の実施形態において、ボーリングマシンは、前記ロータリーシャフトが平行四辺形部の一辺に取り付けられており、前記第1の制御手段が前記第2のメカニカル・リンク・システムに連結された水平軸と、前記水平軸回りに平行四辺形部の全体を回転させる手段と、を含み、前記第2の制御手段が平行四辺形部の前記ロータリーシャフトと関連する辺の向きを不動に保つ手段と、前記ロータリーシャフトが設けられた辺に連結されている平行四辺形部の辺の向きを変更する手段と、を含むことを特徴とする。
この第1の実施形態では、平行四辺形部全体をその角頂の一つの回りに回転させることにより、掘削マストの向きを合わせることができる。いったん所望の向きが得られると、別個の制御手段を用いた制御により平行四辺形部を変形させ、孔を掘削すべき地表の位置に掘削マストを対向させる。
第2の実施形態において、ボーリングマシンは、前記第1の制御手段が、ロータリーシャフトと関連する辺に連結された平行四辺形部の辺を第2のメカニカル・リンク・システムに対して相対的に不動に保持する手段と、不動の辺に平行な平行四辺形部の辺を並進運動させる手段と、を含み、前記第2の手段が、ロータリーシャフトがその上に取り付けられている固定部、ロータリーシャフトに関連する平行四辺形部の辺に対し固定部を平行に保持し、かつ、ロータリーシャフトと関連する辺に相対的に固定部を動かす手段、及びロータリーシャフトと関連する辺に連結された平行四辺形部の辺を同時に回転させる手段を含むことを特徴とする。
第2の実施形態において、ロータリーシャフトは、ロータリーシャフトに関連する平行四辺形部の辺に対し平行を維持するように拘束された固定部上に取り付けられている。マストを特定の方向に向けるために、ロータリーシャフトに関連する辺に連結されている平行四辺形部の辺が不動に保たれる一方で、これに平行である平行四辺形部の辺が平行に動かされる。この結果、固定部は回転する。マストの端部を孔が掘削されるべき地表の位置に対向するように配置するために、固定部は平行に動かされる。
好ましい実施形態では、第1のメカニカル・リンク・システムが回転軸を構成する手段を有し、前記マストは前記ロータリーシャフトに対して相対的に、前記マストの長手方向軸に平行な回転軸回りに回転することができる。
ガイドマストの長さに平行な軸回りにマストを回転させられるということが、操縦者が絶えず見られる位置に掘削具を移動することを可能にし、ひいては、操縦の安全性を改善を可能にする。
好ましくは、前記第1のメカニカル・リンク・システムは、マストの長手方向軸が実質的に一定に維持されるように、マストがロータリーシャフトに対し相対的に並進するよう案内する案内手段をも含む。マストを並進運動させることが可能ということが、マストの作動端部を掘削すべき地表に近づけることを可能にする。
好ましくは、ボーリングマシンは支持部と平行四辺形部との間に第2のメカニカル・リンク・システムをさらに備える。前記第2のメカニカル・リンク・システムは、支持部に対して自身の軸回りに回転するように取り付けられた鉛直シャフトを含み、変形可能な平行四辺形部を形成する構造部の前記回転軸は、前記鉛直シャフトとともに回転するように拘束されている。
この特定の実施形態では、マスト位置決めシステムの上記した部材に対する他の設定を変えることなく、例えば、ガイドマスト全体を同じ鉛直軸回りに回転させることが可能であることが分かるであろう。
本発明の他の特徴及び利点は、非限定的な例として与えられた本発明の実施形態に関する下記の記載を読むことにより明らかになるであろう。記載は、添付図面に言及する。
添付した図4は、位置決めシステム30の可動支持部に対し相対的にマスト14を位置決めするための位置決めシステム30の可動部分を簡略化して示している。
位置決めシステムは、まず、マスト14に取り付けられた第1のメカニカル・リンク・システム40を備え、それから、ロータリーシャフト42を形成する組立部、変形可能な平行四辺形部44を形成する機械的組立部、そして最後に支持部10に据え付けられた第2のメカニカル・リンク・システム46を備えている。
第2のメカニカル・リンク・システム46は、まず、並進運動を行わせるための手段48を備える。手段48は、本質的に、支持部10の長さ方向に直交するガイドレール50からなり、往復部(キャリッジ)52を並進運動するように案内することができる。第2のメカニカル・リンク・システム46は、往復部52に固定された鉛直ピン56を構成要素とする回転手段54をも含む。鉛直ピン56には、形状が円柱である鉛直部分58が回転可能に取り付けられている。部分58には、その上端部58aにおいて径方向に延びるアーム60が設けられている。アーム60は、前記部分と共に回転するように拘束されている。
図4に示され、その原理を説明している実施形態では、変形可能な平行四辺形部44が2つの同一長さのバー62及び64によって構成される2つの長辺と、2つの短辺とを有する。2つの短辺は、それぞれ、一対の平行なアーム66と一対の平行なアーム68とによって構成される。一対の平行なアーム66と一対の平行なアーム68もまた同一長さである。この第1の実施形態において、平行四辺形部44の全体は、実質的に、アーム60の端部に対し相対的に固定された水平軸70の回りに回転するように取り付けられている。変形可能な平行四辺形部44は、水平軸70の回りに回転するように取り付けられた部分72をも含む。アーム66の上端部は、軸70の回りに回転するように取り付けられた円形部分74によって構成される。バー64の他端と、第2のバー62の端部は、平行四辺形部の短辺を形成するアーム66及び68の対応する端部に対し相対的に回転するように取り付けられている。
以下により詳細に説明するように、本実施形態では、第1の制御部材が円柱72、そしてそれ故に平行四辺形部44の全体を軸70回りに回転可能にし、第2の制御部材が平行四辺形部を変形可能にする。
好ましくは、平行四辺形部44はアーム66の下端部に配置された水平軸71回りに回転するように取り付けられる。
図4に示す簡単化された実施形態では、平行四辺形部44の第2の短辺を形成するアーム68が水平クロスバー76によって互いに連結されている。前記クロスバー76には、アーム68によって画定される面に対して直交する第1のシャフト78が取り付けられている。支持システム80が前記第1のシャフト78に取り付けられており、シャフト78と一直線に並べられたロータリーシャフト82が次に前記支持システムに取り付けられている。したがって、ロータリーシャフト82の先端82aをロータリーシャフト自体の軸回りに回転駆動することが可能である。
第1のメカニカル・リンク・システム40は、ロータリーシャフト82の先端82aに取り付けられている。第1のメカニカル・リンク・システムは、第1の組立部84を含む。第1の組立部84は、マストの長手方向軸に平行な回転軸を規定している。組立部84は、マストの長手方向軸に平行なピン88回りに回転するように取り付けられた円柱部分86で構成することができる。円柱86は、ロータリーシャフト82の先端82aに固定されている。第1のメカニカル・リンク・システムは、好ましくは、マストの長手方向軸に沿った並進運動を行わせるための組立部90をも含む。この組立部は、マストに固定されたヨーク又は往復台92の形態の部品によって構成され、ピン88に平行であり且つ2つのアーム96及び98でピン88に連結されているガイドバー94上で自由に並進運動するように取り付けられていてもよい。
図5は、平行四辺形部44を制御するための二つの制御部材に適した実施形態の簡略図である。この実施形態では、第1の油圧制御式アクチュエータ100がそのボディ100aを短辺66に固定しており、また、そのロッド100bの先端を長辺64に固定している。アクチュエータ100が「停止状態」にある場合、アクチュエータ100は平行四辺形部44の長辺と短辺とを相対的に固定された位置に維持する。
アクチュエータ100が作動されると、アクチュエータ100は平行四辺形部の長辺と短辺の間の角度を変更可能にする。本実施形態において、第2の制御部材は第2の油圧アクチュエータ102である。第2の油圧アクチュエータのボディ102aは鉛直シャフト58に固定されており、第2のアクチュエータのロッド102bの先端は短辺66及び長辺62の間のヒンジに固定されている。
第1のアクチュエータ100が停止状態にある場合、第2のアクチュエータ102を作動させることは、平行四辺形部44全体の水平軸70回りの回転を可能にする。鉛直方向に相対的な回転角度は、−70度から+110度の範囲とすることができる。アクチュエータ102が「停止状態」にある場合、短辺66は不動であり、アクチュエータ100を作動させると短辺68が並進運動を行う。換言すると、アクチュエータ102は鉛直面内でのマスト14の向きを設定可能にする。第二段階において、アクチュエータ100はマストを平行に、つまりマストの向きを変えずに動かし、地表の孔を掘削すべき位置にマストを合わせることを可能にする。この操作は逆の順番で行うこともできる。
もちろん、平行四辺形部全体の回転と、長辺および短辺により形成される角度と、を独立して制御できること(このことは、長辺と短辺の絶対位置が独立に制御されることを意味する)を条件として、平行四辺形部の他の制御モードを利用することもできる。
図6は、本発明の第2の好ましい実施形態を示す。
図6は、往復台52付きの支持部10、図4の鉛直シャフト58と同一に機能し、アーム60に相当する拡張部60’を備えた鉛直回転部分58’、及びマスト14を示している。図6は、特に、符号44’を付された変形可能な平行四辺形部及びその制御部材の好ましい実施形態を示す。
平行四辺形部44’の長辺は、二つのアクチュエータ110及び112のボディ110a及び112aにより構成されている。
ボディ110aの第1の端部は、拡張部60’により支持されている(図4の軸70に対応する)水平軸70’の回りを回転するように取り付けられている。平行四辺形部44’の第1の短辺は、アーム114で構成されている。アーム114の第1の端部114aは軸70’回りに回転するように取り付けられており、かつ、歯付き扇形状部116に固定されている。第2のアクチュエータのボディ112aの第1の端部は、アーム114の端部114bにヒンジ結合されている。平行四辺形部の第2の短辺は、一対のバー118で構成されている。各バーの一方の端部118aは、アクチュエータボディ110aの第2の端部の近傍にヒンジ結合されている。また、各バーの第2の端部118bは、アクチュエータボディ112aの第2の端部の近傍にヒンジ結合されている。アクチュエータロッド110a及び112bの自由端は、固定部120にヒンジ結合されている。固定部120は、回転可能なリンクシステム122に固定されている。リンクシステム122は、図4のロータリーシステム78,80,82と同じに機能する。
なお、2つのアクチュエータ110及び112は、それらのそれぞれのロッドが同じ長さだけ伸び、その結果、固定部120がバー118に対して平行のままでいるように制御される。歯付き扇形状部116は、回転部分58’に取り付けられたモータ−ギアボックス装置112で回転させることができる。最後に、平行四辺形部44’を制御するための制御システムは、一対のロッド124をも含む。各ロッドの第1の端部124aは、アクチュエータ110のロッドの端部がヒンジ結合されているのと同一の軸において固定部120にヒンジ結合されている。また、各ロッドの第2の端部124bは、ピン126にヒンジ結合されている。ピン126は、回転部分58’により支持されており、かつ、軸70’から相対的に中心がずらされている。このために、固定部120の位置124aは、軸126から一定距離を維持するように拘束される。
本発明のこの好ましい実施形態は、以下のように作動する。
アクチュエータ110及び112が停止状態にある場合、アクチュエータ110のロッドの先端は、バー124の作用により不動となる。
リンク部120の位置124aは、それ故に不動である。モータ−ギアボックス装置122が作動されると、アーム114の回転によりアクチュエータ112は並進運動する。アクチュエータのロッド112bの端部の動きは固定部120を回転させ、ひいてはマスト14を回転させる。これにより、マストは鉛直面内で適切な向きに向けられる。この向きは、モータ−ギヤボックス装置が再び作動されるまで維持される。
アクチュエータ110及び112が、既に述べたように、それらのロッドが等しい長さ動くように作動されると、固定部120はバー118に対して平行を維持する。アクチュエータのロッドの動き及びバー118の動きの作用のもと、固定部120は、平行四辺形部44の面、すなわち鉛直面内で並進運動を行い、アクチュエータのボディがそれらの端部回りに回転する。回転可能システムの軸の向きは、バー118に対して相対的に不動である。なぜならば、このシステムがリンク部120に搭載されているからである。マスト14自体は、回転可能なシステムの軸と一定の角度を形成する。したがって、マストもまた並進運動を行う。つまり、マストの鉛直面内における向きは維持される。
平行四辺形部44及び平行四辺形部44’の動作については既に説明したので、残っているのは、ボーリングマシンの残り、特にマスト位置決めシステムがどのように動作するかを説明することである。
ロータリーシャフト82又は回転可能なリンクシステム122は、変形可能な平行四辺形部44を含む鉛直面に対してマストを一定の方向に向けることを可能にし、そしてそれにより、種々の動きを組み合わせることにより、ガイドマストが全ての必要な位置に届くこと、及び前記ガイドマストに全ての必要な向きを与えることを可能にする。
第1のメカニカル・リンク・システムは、特別な機能を有する。軸88回りに回転運動するマストは、マストの位置に関係なく、マストに取り付けられたままの掘削具を操作者が絶えず見ることができるようにマストの向きを操作することを可能にする。マストを、その長手方向軸に平行に並進するように案内するガイドシステムは、最終調整時に、マストの作動している端部14aを孔を掘削すべき面に接触させることを可能にする。
第2のメカニカル・リンク・システム46の機能は明確に理解できる。往復部52の動きは、例えば一連の平行な孔を掘削するために、マストの方向を変えることなく、支持部10に対し相対的なマストの横方向位置を合わせることを可能にする。
回転部分58又は58’は、マスト14の全体が鉛直軸回りに回転することを可能にする。
図1は、公知のボーリングマシンの略図である。 図2は、ボーリングマシンをよい条件で利用するために、掘削具を案内するガイドマストがとることができなければならない位置及び向きを示す。 図3は、ボーリングマシンをよい条件で利用するために、掘削具を案内するガイドマストがとることができなければならない位置及び向きを示す。 図4は、マストの位置決めシステムの一連の可動部品の全体を簡略化して示す斜視図である。 図5は、平行四辺形部を制御する制御システムに適した実施形態の略図である。 図6は、変形可能な平行四辺形部及びその制御システムの好ましい実施形態を示す。

Claims (8)

  1. 支持部(10)、掘削具を支持するためのマスト(14)、及び前記マストが所望の位置および所望の向きに配置されるように前記支持部に対し相対的に前記マストの位置決めを行う位置決めシステム(30)を備えたボーリングマシンであって、前記位置決めシステムが、
    変形可能な平行四辺形部(44,46)の形態を有する構造部と、
    前記平行四辺形部を前記支持部に連結するための第2のメカニカル・リンク・システム(46)と、
    前記平行四辺形部の一辺(68,118)に対し相対的に自身の軸回りに回転するように取り付けられたロータリーシャフト(82,122)であって、前記平行四辺形部の面内にとどまるように拘束されており、前記辺(68,118)との間の角度が一定であるロータリーシャフト(82,142)と、
    前記平行四辺形部の角頂(70,70’)を前記メカニカル・リンク・システムに対し相対的に不動に保持すること、及び前記ロータリーシャフトが設けられた前記平行四辺形部の前記辺(68,118)を前記不動な角頂回りに回転させることを同時に行う第1の制御手段と、
    前記第1の制御手段から独立しており、前記ロータリーシャフト(82,142)に前記平行四辺形部(44,444’)の面内で並進運動を行わせる制御手段と、
    前記平行四辺形部の面への長手方向軸の投影が前記シャフトと一定の角度を形成するように前記ロータリーシャフトの一端(82a)を前記マスト(14)に連結する第1のメカニカル・リンク・システム(40)と、
    を含むことを特徴とするボーリングマシン。
  2. 前記ロータリーシャフト(82)は、前記平行四辺形部(44)の一辺(68)に取り付けられており、
    前記第1の制御手段は、前記第2のメカニカル・リンク・システム(46)に連結された水平軸(70)と、前記水平軸(70)回りに前記平行四辺形部(44)の全体を回転させる手段(102)と、を含み、
    前記第2の制御手段は、前記平行四辺形部の前記ロータリーシャフト(82)と関連する辺(68)の向きを不動に保つ手段(102)と、前記ロータリーシャフトが設けられた前記辺(68)に連結されている前記平行四辺形部の辺(62,64)の向きを変更する手段(100)と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のボーリングマシン。
  3. 前記第1の制御手段は、前記ロータリーシャフト(122)と関連する前記辺(118)に連結された前記平行四辺形部の辺(110a)を前記第2のメカニカル・リンク(46)に対して相対的に不動に保持する手段(124)と、前記不動の辺に平行な前記平行四辺形部の辺(112a)を並進運動させる手段(122)と、を含み、
    前記第2の手段は、前記ロータリーシャフト(122)がその上に取り付けられている固定部(120)と、前記ロータリーシャフトに関連する前記平行四辺形部(44’)の前記辺(118)に対し前記固定部を平行に保持し、かつ、前記ロータリーシャフトと関連する前記辺に相対的に前記固定部(120)を動かす手段(110b、112b)と、前記ロータリーシャフトと関連する前記辺に連結された前記平行四辺形部(44’)の辺(112a、110a)を同時に回転させる手段(110,112,114)と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のボーリングマシン。
  4. 前記第1のメカニカル・リンク・システム(40)は、回転軸を構成する手段(88,96,98)を有し、前記マストは前記ロータリーシャフト(82)に対して相対的に前記回転軸回りに回転することができ、前記回転軸は前記マスト(14)の長手方向軸に平行であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のボーリングマシン。
  5. 前記第1のメカニカル・リンク・システム(40)は、前記マストの長手方向軸が実質的に一定に維持されるように前記マスト(14)が前記シャフト(82)に対し相対的に並進するよう案内する案内手段(90)を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のボーリングマシン。
  6. 平行四辺形部(44,44’)の形態の前記構造部の回転可能に取り付けられた前記角頂(70,70’)を前記支持部(10)に連結するための第2のメカニカル・リンク・システム(46)をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のボーリングマシン。
  7. 前記第2のメカニカル・リンク・システム(46)は、前記支持部(10)に対して相対的に自身の軸(56)回りに回転するように取り付けられた鉛直シャフト(58)を含み、
    変形可能な平行四辺形部(44,44’)を形成する前記構造部の前記回転軸(70,70’)は、前記鉛直シャフト(58)とともに回転するように拘束されていることを特徴とする請求項6に記載のボーリングマシン。
  8. 前記第2のメカニカル・リンク・システム(46)は、前記鉛直シャフト(58)が同じ鉛直面内にとどまるように、前記鉛直シャフトの軸に直交する方向に前記鉛直シャフトが並進するように案内する案内手段(48)をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載のボーリングマシン。
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