JP4478591B2 - 拡幅掘削装置及び杭坑拡幅方法 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明は、回転体に取り付けられて用いられ、場所打ちコンクリート杭の杭坑を拡幅するための拡幅掘削装置であって、屈伸自在に連結される上ビットと下ビットとからなるとともに、前記上ビット又は前記下ビットの少なくとも何れか一方が少なくとも二つに分割され、かつ、隣接する分割ビット間が切換機構を介して屈伸可能な状態と伸長した状態に固定された状態とに切り換え可能に連結される掘削ビットと、該掘削ビットの前記上ビット又は前記下ビットの何れか一方を押圧することにより、前記上ビットと前記下ビットとを所定の角度に屈曲させるアクチュエータとを備え、前記アクチュエータと前記上ビット又は前記下ビットとの間が回動可能な状態と固定された状態とに切り換え可能に連結され、前記上ビットと前記下ビットを屈曲させた状態で前記回転体と共に回転させることにより、その屈曲角度に応じた角度で杭坑の内壁面を拡幅掘削することを特徴とする。
また、アクチュエータと上ビット又は下ビットとの間を回動可能な状態に連結し、上ビット又は下ビットの分割ビット間を伸長した状態に固定した状態に連結した態様、または、アクチュエータと上ビット又は下ビットとの間を固定し、上ビット又は下ビットの分割ビット間を屈伸可能な状態に連結した態様を選択することができるので、各種の拡幅条件(上部壁面角度、下部壁面角度、拡幅幅)に対応した拡幅掘削を行うことができる。
本発明の拡幅掘削装置によれば、上ビット又は下ビットの隣接する分割ビット間は、切換機構の連結治具及又は固定治具により、相対的に屈伸可能な状態又は伸長した状態に固定された状態に連結されることになる。
本発明の杭坑拡幅方法によれば、杭坑内の拡幅部掘削位置まで拡幅掘削装置を下降させ、回転体を回転させながら、アクチュエータによって上ビットと下ビットとの屈曲角度を増加させていくことにより、拡幅掘削部の内壁面が所定の角度で拡幅掘削されることになる。
従って、掘削ビットの上ビット及び下ビットによって拡幅掘削される部分の傾斜角度の調整範囲を広くとることができるので、設計の自由度を広げることができ、適用可能な杭の範囲を広くとることができ、各種の構造物等の杭坑の拡幅掘削作業に適用することができる。また、拡幅掘削部分の傾斜角度を変更する場合に、その角度に対応した部品に取り替える必要がないので、作業効率を大幅に高めることができるとともに、設備費を削減することもできる。
また、上ビット又は下ビットの少なくとも何れか一方は、少なくとも二つに分割され、隣接する分割ビット間が切換機構によって屈伸可能な状態と伸長した状態に固定された状態とに切り換え可能に連結されているので、上ビット又は下ビットの隣接する分割ビット間を屈伸可能な状態、又は伸長した状態に固定された状態に切り換えることにより、上ビットと下ビットとの屈曲角度を更に広範囲に調整することができ、設計の自由度を更に高めることができる。
図1〜図6には、本発明による拡幅掘削装置の一実施の形態が示されていて、図1は拡幅掘削装置の全体を示す正面図、図2は図1の内部構造を示す説明図、図3は図2のA−A線断面図、図4〜図6は図2の部分拡大図である。
第1スライド用治具38及び第2スライド用治具39をそれぞれ上フレーム8及び中フレーム10に沿ってスライドさせることにより、一対のアクチュエータ35、35の間隔が調整され、両掘削ビット16の上端間の間隔が調整される。
(1) 上部壁面;15〜25°、下部壁面;45°の節部の拡幅掘削、
拡幅幅;300〜500mm
この条件の拡幅掘削を行うには、図7(a)(b)に示すように、第2スライド用治具39と上ビット17との間を第1ピン18(又は第2ピン19)のみによって回動自在に連結し、上ビット17の第1上ビット23と第2上ビット24との間を固定治具32によって固定した状態とする。
この場合、上壁面は鉛直線に対しての傾きが約15〜25°、下壁面は鉛直線に対しての傾きが約45°になるまで拡幅掘削される。また、両アクチュエータ35、35の間隔を調整することにより、拡幅幅を300〜500mmの範囲内で調整できる。
拡幅幅300〜500mm
この条件の拡幅掘削を行うには、図9(a)に示すように、第2スライド用治具39と上ビット17との間を第1ピン18及び第2ピン19によって連結して、第2スライド用治具39と上ビット17との間を固定状態とするとともに、上ビット17の第1上ビット23と第2上ビット24との間から固定治具32を取り外し、上ビット17の第1上ビット23と第2ビット24との間を連結治具26によって回動自在に連結した状態とする。
3 ケリーバ 4 ケーシング
5 周壁 6 窓
7 下蓋 8 上フレーム
9 下フレーム 10 中フレーム
11 案内ガイド 12 バケット
13 案内ガイド 15 掘削手段
16 掘削ビット 17 上ビット
18 第1ピン 19 第2ピン
20 下ビット 21 ピン
22 掘削刃 23 第1上ビット
24 第2上ビット 25 切換機構
26 連結治具 27 第1連結部
28 溝部 29 第2連結部
30 突部 31 連結ピン
32 固定治具 33 固定板
34 ボルト 35 アクチュエータ
36 シリンダ 37 ロッド
38 第1スライド用治具 39 第2スライド用治具
40 ピン 41 屈曲角度制限治具
45 ボルト
Claims (3)
- 回転体に取り付けられて用いられ、場所打ちコンクリート杭の杭坑を拡幅するための拡幅掘削装置であって、
屈伸自在に連結される上ビットと下ビットとからなるとともに、前記上ビット又は前記下ビットの少なくとも何れか一方が少なくとも二つに分割され、かつ、隣接する分割ビット間が切換機構を介して屈伸可能な状態と伸長した状態に固定された状態とに切り換え可能に連結される掘削ビットと、
該掘削ビットの前記上ビット又は前記下ビットの何れか一方を押圧することにより、前記上ビットと前記下ビットとを所定の角度に屈曲させるアクチュエータとを備え、
前記アクチュエータと前記上ビット又は前記下ビットとの間が回動可能な状態と固定された状態とに切り換え可能に連結され、前記上ビットと前記下ビットを屈曲させた状態で前記回転体と共に回転させることにより、その屈曲角度に応じた角度で杭坑の内壁面を拡幅掘削することを特徴とする拡幅掘削装置。 - 前記切換機構は、前記一方の分割ビットと前記他方の分割ビットとを相対的に屈伸可能に連結する連結治具と、前記一方の分割ビットと前記他方の分割ビットとを伸長した状態に固定する固定治具とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の拡幅掘削装置。
- 請求項1又は2に記載の拡幅掘削装置を用いて場所打ちコンクリート杭の杭坑を拡幅するための杭坑拡幅方法であって、
前記拡幅掘削装置を前記回転体に取り付け、前記杭坑内の拡幅部掘削位置まで前記拡幅掘削装置を降下させ、前記回転体を回転させながら、前記アクチュエータによって前記上ビットと前記下ビットとの屈曲角度を増加させていくことにより、拡幅掘削を行うことを特徴とする杭坑拡幅方法。
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