JP2004332439A - 家具用扉 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】見付け(6)を有する上下横枠(2,3)と見付け(6)を有する左右縦枠(4,5)とをコーナ金具(12)を介して連結する。コーナ金具(12)は押出形材からなる断面長方形のブロック状の本体(13)よりなり、その正面に長手方向へ延在する第1のビス溝(14,14)とその側面に長手方向に延在する第2のビス溝(15)を有す。両ビス溝(14,15)には各枠からのビス(20,24)がねじ込まれる。本体(13)に突条(18,19)を設ける。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗面台、トイレや収納具等のための家具用扉に関する。
【0002】
【従来の技術】
家具用扉の中空の上下枠の端部を中空の左右枠の端部にコーナ金具を用いて連結させ、これら枠に化粧板を組み付けることは知られている。
実開平5−24873号公報や実開平2−130989号公報は、上下枠と左右枠の両端面を約45度の角度に切断し、各枠の向かい合う該端面を当接し、L形のコーナ金具を用いて中空の各枠を結合し、額縁を構成する。使用されるコーナ金具は、上下枠の中空部形状に合致する外形部と左右枠の中空部形状に合致する外形部とを直角に交差させる形状となっている。
【0003】
コーナ金具を金属板をL形に曲げた単純形状としたものが、実開昭62−42682号公報に開示される。
この公報は、上下左右の各枠に金属板からなるコーナ金具を挿入する特別に設計した係止溝を設けることを教示する。
【0004】
これとは別に、特開昭59−210180号公報は、左右枠の側面にブロック状の長方形スペーサをビス止めし、このスペーサを上下枠の中空部に挿入し、ビスを上下枠よりスペーサにねじ込み、左右枠に上下枠を固定させることを教示する。
【0005】
【特許文献1】
実開平5−24873号公報
【特許文献2】
実開平2−130989号公報
【特許文献3】
実開昭62−42682号公報
【特許文献4】
特開昭59−210180号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上下枠と左右枠との対接面を45度(角度)の切断面とし、上下枠の中空部形状に相当する部分と左右枠の中空部形状に相当する部分とからなるL形のブロック即ちコーナ金具は、合成樹脂材の成形品又は金属材の鋳造品で作るが、コスト高であり、取付時にコーナ金具の上下枠への挿入部と左右枠への挿入部の形状が異なるため上下枠の左右枠への組付作業が煩わしい。
【0007】
金属板をL形としたコーナ金具は、前述した不具合の解消は可能であるが、各枠にコーナ金具を受ける係止溝の設置が必要となり、枠の設計を複雑にする。加えて、コーナ金具へのビスねじ込み量が少なく、結合強度に問題を残す。
【0008】
これに対し、ブロック状の長方形スペーサをコーナ金具として用いる例は、上下枠の端面を左右枠の側面に当接させる形であり、左右枠の長手方向に加わる荷重を左右枠からスペーサにねじ込んだビスの剪断力で受けることになり、強度上に問題を残す。
【0009】
それ故に、本発明は前述した従来技術の不具合を解消させることを解決すべき課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述した課題を解決するために、基本的には、長手方向に延在するビス溝を有するI形の形材からなるコーナ金具のビス溝に上下横枠と左右縦枠を介してビスをねじ込み、上下横枠と左右縦枠とを連結させる手段を用いる。
この手段の採用は、コーナ金具をアルミニウム合金材の押出形材により成形できるので製造が容易である。さらに、このコーナ金具は上下横枠と左右縦枠の中空部に挿入され少なくとも3面で中空部内面と接し、各枠に対するガタ付きはない。
【0011】
本発明によれば、中空の上下横枠と、中空の左右縦枠と、上下横枠と左右縦枠とを連結するコーナ金具とを備え、コーナ金具が断面長方形のI形の形材よりなる本体と、本体の正面と外側面に長手方向に沿うビス溝を有し、上下横枠と左右縦枠との中空部にコーナ金具を挿入し、一方のビス溝に上下横枠よりビスをねじ込みかつ他方のビス溝に左右縦枠よりビスをねじ込み、上下横枠と左右縦枠を連結する家具用扉が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3を参照する。家具用扉1は、上下横枠2,3、左右縦枠4,5からなる額縁と、各枠の見付け6にその側縁を収納する好ましくは透明又は乳白色のアクリル板或いはガラス板からなる化粧板7を備える。
上下横枠2,3は同断面形状のものを対称に配し、左右縦枠3,4は同断面形状のものを対称に配する。各枠はアルミニウム合金材の押出形材よりなる。
【0013】
上下横枠2,3は断面日の字状のもので連結壁8により主中空部9を形成する。左右縦枠4,5は、上下横枠2,3の主中空部9の幅寸法と同じ幅寸法を有する中空部10を有す。
右縦枠5にはその上下にヒンジ11を取り付け、洗面台やトイレ用等の収納家具の扉1を開閉自在とさせる。ヒンジ11は市販のものを用いればよい。ヒンジ11の一部は中空部10内に納められ、丸孔を介して残部を外方へ延出させ建屋の木枠(図示なし)に固定させる。
【0014】
図4に示すように、上下横枠2,3と左右縦枠4,5とはコーナ金具12を用いて連結される。
上下横枠2,3の両端面は、45度(角度)に切断され、左右縦枠4,5の両端面も同様に45度(角度)に切断され、対向する切断面を対接させることで、直角に交差する角部を形成する。
【0015】
図5乃至図7に示すように、コーナ金具12は断面長方形の本体13からなり、本体13は左右縦枠4,5の中空部10に挿入されるブロック形状のものである。
本体13の一方の正面には対の第1のビス溝14,14が形成され、その一方の側面に第2のビス溝15が形成される。
第1のビス溝14,14は、本体13の長手方向に延在する略半円部16と、該略半円部16につづく末広がり部17とからなる。
第2のビス溝15は、本体13の長手方向に延在しかつ側外方に開口する断面コの字状の溝となっている。
【0016】
第1のビス溝14,14が形成される正面とは反対側の正面、言い換えれば背面に対の離間した突条18を、第2の溝15とは反対側の側面に対の離間した突条19を形成する。
【0017】
コーナ金具12は、アルミニウム合金材の押出形材を適当な長さに切断することで製作される。勿論、コーナ金具12を合成樹脂材で成形してもよい。
図5に示すように、上下枠2,3の上下面にビス20を通す作業孔21を穿設する。
【0018】
図4乃至図5を参照して、上下横枠2,3への左右縦枠4,5の結合を説明する。
コーナ金具12の第1のビス溝14,14の略半円部16の中心と上下横枠2,3の連結壁部8のビス孔22(図2参照)の中心とを一致させるよう、コーナ金具12を上下横枠2,3にセットし、ビス20を作業孔21を介してビス孔22より第1のビス溝14,14にねじ込む。これにより、コーナ金具12を上下横枠2,3の両端面に固定させる。その後、作業孔21にはグロメット23を取り付ける。
ビス20は、コーナ金具12のビス溝14の略半円部16の長手方向へとねじ込まれるが、この際、末広がり部17が弾性変形し、ビス20のねじ込みを容易にしかつねじ込み後はビス20を略半円部16に強固に係合させる。
【0019】
上下横枠2,3の両端に固定されたコーナ金具12に左右縦枠4,5の両端を挿入する。次いで、左右縦枠4,5の側壁部のビス孔(図示なし)を介して、ビス24を第2のビス溝15へねじ込む。この際、第2のビス溝15のビス24のねじ込みは、第2のビス溝15の開口部の面取りによりその中心へとビス24が案内されるので、ビス24のねじ込み作業は容易である。
【0020】
上下横枠2,3は、図8に示すように、円弧状とすることもできる。この場合にも、図示例のコーナ金具12を用いることができる。
コーナ金具12の突条18,19は、左右縦枠4,5の中空部10の内面に接し、中空部10内でのコーナ金具12のガタ付きを防止する。
コーナ金具12は額縁の四隅に利用でき、しかも、形材を適当な長さに切断するのみであり、その製造は容易である。同一コーナ金具12を四隅に利用できるので、部品の補給、管理が簡単となる。
【0021】
図示例では、上下横枠2,3にコーナ金具12をビス止めし、左右縦枠4,5の中空部10にコーナ金具12を挿入したが、予め、左右縦枠4,5にコーナ金具12をビス止めし、次いで、上下横枠2,3をコーナ金具12にビス止めしてもよい。
コーナ金具12の主要部を左右縦枠4,5に挿入する代わりに、上下横枠2,3の主中空部9にコーナ金具12の主要部を挿入して、コーナ金具12を支持し、これに左右縦枠4,5を保持してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の扉の正面図である。
【図2】図1の矢視II−IIより見た断面図である。
【図3】図1の矢視III−IIIより見た断面図である。
【図4】コーナ金具の取付状態を示す部分正面図である。
【図5】図4に示す状態の分解斜視図である。
【図6】コーナ金具の斜視図である。
【図7】図6の矢視VII−VIIより見た断面図である。
【図8】上下横枠を円弧状とした例の平面図である。
【符号の説明】
1 扉
2,3,4,5 枠
6 見付け
7 化粧板
9,10 中空部
11 ヒンジ
12 コーナ金具
13 本体
14,15 ビス溝
16 略半円部
18,19 突条
Claims (8)
- 中空の上下横枠と、中空の左右縦枠と、上下横枠と左右縦枠とを連結するコーナ金具とを備え、コーナ金具が断面長方形のI形の形材よりなる本体と、本体の正面と外側面に長手方向に沿うビス溝を有し、上下横枠と左右縦枠との中空部にコーナ金具を挿入し、一方のビス溝に上下横枠よりビスをねじ込みかつ他方のビス溝に左右縦枠よりビスをねじ込み、上下横枠と左右縦枠を連結する家具用扉。
- 中空の上下横枠と中空の左右縦枠が見付けを有し、見付けにその縁が挿入される化粧板を備える請求項1記載の家具用扉。
- 上下横枠の両端面及び左右縦枠の両端面とを斜面として対接させ、コーナ金具の一部が上下横枠の中空部及びその残部が左右縦枠の中空部に位置する請求項1又は2記載の家具用扉。
- ビス溝が外方に開いた入口部を有する請求項3記載の家具用扉。
- コーナ金具の本体の正面のビス溝が複数個離間して形成され、その背面には長手方向に延在する複数個の突条が形成されかつ他方の側面には長手方向に延在する突条が形成されている請求項4記載の家具用扉。
- コーナ金具の本体が左右縦枠の中空部内に挿入されかつ該本体の上下面が上下横枠の内面に当接する請求項1又は2記載の家具用扉。
- 上下横枠が円弧状に形成されている請求項6記載の家具用扉。
- 左右縦枠の一方にヒンジを有する請求項6記載の家具用扉。
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