JP2004332350A - ブラインド装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】人感センサの検知信号により、電動ブラインドを昇降あるいはスラット(羽)を回転させることで、侵入者のみならず周辺の人に対しても視覚的な情報を発することで侵入者の撃退を狙う、防犯効果の高いブラインド装置を提供する。
【解決手段】室内に人が入ったことを感知して人感信号を出力する人感センサ1と、人感センサと接続され、人感信号が入力されるとブラインドの昇降、またはスラット(羽)の回転の少なくともいずれかの動作をする電動ブラインド2とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】室内に人が入ったことを感知して人感信号を出力する人感センサ1と、人感センサと接続され、人感信号が入力されるとブラインドの昇降、またはスラット(羽)の回転の少なくともいずれかの動作をする電動ブラインド2とを備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭、ビル等の建造物の防犯に使用される、各種の人感センサの出力信号により、電動ブラインドを連係制御するブラインド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の電動ブラインドを用いたブラインド装置は、図4に示すようなもの(例えば、特許文献1参照)が見られる。温度、日射量、防犯等の各種のセンサ41と、電動ブラインド42と、電動ブラインド間の連動制御を行うコントローラ43と、コントローラ43と通信線44を介して接続される管理センタ45とからなる。
【0003】
上記構成において、その動作を説明すると、室内に侵入者が現れた場合、センサ41の検知信号が電動ブラインド42を経由してコントローラ43に送られる。コントローラ43は、その検知信号を解析し、センサ41の緊急信号と判断した場合は、通信線44を介して管理センタ45に緊急信号として通知する。
【0004】
上記構成のブラインド装置では、センサ41が侵入者を検知し、その信号は管理センタ45へ通報されるというシステムであり、侵入者およびその周辺の人に対しては、何も警報を発しておらず、防犯効果があまり高いとはいえないものであった。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−119272号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、侵入者のみならず周辺の人に対しても視覚的な情報を発することにより、侵入者の撃退を狙う防犯効果の高いブラインド装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1記載のブラインド装置は、室内への侵入者を感知して人感信号を出力する人感センサと、前記人感センサと接続され、前記人感信号が入力されると動作をする電動ブラインドとを備えたものである。この手段により、電動ブラインドは人感センサの検知した侵入者の人感信号を取り込んで動作し、この動作により侵入者および周辺の人に対し視覚的な情報による警報を発して防犯効果を高めるものである。
【0008】
請求項2記載のブラインド装置は、室内への侵入者を感知して人感信号を出力する人感センサと、前記人感センサと接続する電灯と、前記人感センサと接続する電動ブラインドとを備え、前記人感信号が入力されると電灯は点灯し、前記電動ブラインドは動作をするものである。
【0009】
この手段により、電灯と電動ブラインドは人感センサの検知した侵入者の人感信号を取り込んでそれぞれ動作し、この電灯による照明と電動ブラインドの動きにより、侵入者および周辺の人に対し異なる複数の視覚的な情報による警報を発して防犯効果を高めるものである。
【0010】
請求項3記載のブラインド装置は、請求項1または2記載において電動ブラインドは、人感信号が入力されると連続してブラインドを昇降またはスラットを回転させ、あるいは前記の電動ブラインドの動作と電灯を連続点灯させるものである。従って、電動ブラインドの連続昇降またはスラットの連続回転、あるいは連続点灯の電灯との組合わせで侵入者および周辺の人に対しての視覚的情報による警報は、連続行為で目立つことになり、更に防犯効果を高められる。
【0011】
請求項4記載のブラインド装置は、請求項1または2記載において電動ブラインドは、人感信号が入力されると間欠的にブラインドを昇降またはスラットを回転させ、あるいは前記の電動ブラインドの動作と電灯を間欠的に点灯させるものである。従って、電動ブラインドの間欠昇降またはスラットの間欠回転、あるいは間欠点灯の電灯との組合わせで侵入者および周辺の人に対しての視覚的情報による警報は、間欠行為で目立つことになり、更に防犯効果を高められる。
【0012】
請求項5記載のブラインド装置は、請求項1から4のいずれかの記載において、信号の通信手段として電灯線を用いたものである。従って、ブラインド装置の施工は既存の電灯線を使用して容易に行えるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の目的は各請求項に記載した構成を実施の形態の要部とすることにより達成できるので、以下には各請求項に対応する一実施例についての詳細を、図1〜図3を参照して説明し、本発明の実施の形態についての説明とする。
【0014】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるブラインド装置のブロック図である。図1において、1は侵入者を検知しやすい一般家庭、ビル等の建造物(図示せず)の場所に設置した各種の複数の人感センサで、2は建造物の窓際に設置し、通常は使用者がスイッチの操作で上下に昇降させて使用する既存のスラット(図示せず)を有する電動ブラインドである。3は通信線4を介して人感センサ1、電動ブラインド2と電気的に接続して建造物内に設置し、マイクロコンピュータを主体とした制御手段としてのコントローラで、使用者がスイッチ(図示せず)の操作で電動ブラインド2を昇降させる信号を出力する以外に、人感センサ1の侵入者を検知した信号を解析し、人感信号としての緊急信号と判断した場合は、信号を出力して電動ブラインド2を連続して動作させるとともに、通信線4を介して管理センタ5に通報するものである。なお、電動ブラインド2の動作としては、ブラインドの上下の昇降、またはスラット(羽)の回転等を含むものである。
【0015】
上記構成において、以下動作を説明する。建造物内に侵入者が現れた場合、これを検知した人感センサ1はその検知信号を、電動ブラインド2を経由して通信線4によりコントローラ3に送信する。コントローラ3は、その信号を解析し、人感センサ1の緊急信号と判断した場合は、通信線4を介して管理センタ5に緊急信号として通知する。
【0016】
一方、コントローラ3は判断した緊急信号に基き、電動ブラインド2に対して例えば、ブラインドを連続して昇降させる信号を送信する。この昇降信号を受信した電動ブラインド2は、ブラインドを連続して昇降させる動きをする。従って、この電動ブラインド2の連続的な動きによる視覚的な情報により、侵入者のみならず建造物に住む人も含めた周辺の人に対しても警報を発し、侵入者への警戒と侵入者の撃退を狙う等の防犯効果を高めることができる。
【0017】
以上のように本実施の形態によれば、侵入者が現れた場合に、管理センタに通報するだけでなく、電動ブラインドを動作させ、侵入者のみならず周辺の人に対しても視覚的な情報を発することで、より防犯効果を高くすることができる。
【0018】
また、電動ブラインドの動作は、人感信号が入力されると連続したブラインドの昇降による動きなので、電動ブラインドの動作による侵入者および周辺の人に対しての視覚的な情報による警報は、連続したブラインドの昇降で目立つことになり、更に防犯効果を高められる。
【0019】
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2におけるブラインド装置のブロック図である。本実施の形態は、侵入者の人感信号により電動ブラインドを動作させるだけでなく、建造物に既設の電灯も点灯させるように構成した点において実施の形態1の発明と異なり、それ以外の同様の構成並びに作用効果を奏するところには同一の符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0020】
図2において、6は建造物に既設の電灯としての室内灯で、使用者による通常の点滅およびコントローラ32から緊急信号に基き動作するスイッチ7を介して通信線4に接続している。このスイッチ7は、室内灯6の中に一体に設けてもよいものである。コントローラ32は、通信線4を介して電動ブラインド2とスイッチ7を介して室内灯6に電気的に接続し、人感センサ1からの侵入者の検知信号を解析して緊急信号を電動ブラインド2と室内灯6に出力し、電動ブラインド2を連続動作させ、同時に室内灯6を連続点灯させる。
【0021】
上記構成において、以下動作を説明する。建造物内に侵入者が現れた場合、これを検知した人感センサ1はその検知信号を、電動ブラインド2を経由して通信線4によりコントローラ32に送信する。コントローラ32は、その信号を解析し、人感センサ1の緊急信号と判断した場合は、通信線4を介して管理センタ5に緊急信号として通知する。
【0022】
一方、コントローラ32は判断した緊急信号に基き、電動ブラインド2に対して例えば、ブラインドの連続した昇降を行わせる信号を送信すると同時に、室内灯6のスイッチ7に連続点灯の信号をそれぞれ送信する。この昇降信号を受信した電動ブラインド2は、例えばブラインドを連続して昇降させる動きをするとともに、室内灯6もスイッチ7の動作により連続点灯して周囲を照明する。
【0023】
従って、この電動ブラインド2におけるブラインドの連続的な昇降の動きと、室内灯6の連続点灯による視覚的な情報により、侵入者のみならず建造物に住む人も含めた周辺の人に対しても警報を発し、侵入者への警戒と侵入者の撃退を狙う等の防犯効果を高めることができる。
【0024】
特に夜間の場合は、電動ブラインド2の動作にあわせて、室内灯6の室内から室外へ漏れる光量に大きな変化が生じ、周辺の人への視覚的な情報量は大きくなるとともに、侵入者に対しても、室内の光量が増えることになり、より効果的な警報を発する。
【0025】
以上のように本実施の形態によれば、侵入者が現れた場合に、管理センタに通報するだけでなく、電動ブラインドの動作と室内灯を点灯させることで、侵入者のみならず周辺の人に対しても異なる複数の視覚的な情報を発することで、より防犯効果を高くすることができる。
【0026】
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3におけるブラインド装置のブロック図である。本実施の形態は、防犯セキュリティの信号の通信手段として、建造物に既設の電灯線を利用した構成において実施の形態1および2の発明と異なり、それ以外の同様の構成並びに作用効果を奏するところには同一の符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0027】
図3において、本実施の形態におけるブラインド装置は、多数の部屋で構成されるビル等の建造物に施工する例であり、人感センサ、電動ブラインド、コントローラ、室内灯は全て複数個を備え、管理する部屋群毎にコントローラを中心に分かれているものである。1a、1bは図1および図2に示すのものと同じ人感センサで、2a、2bは同じく電動ブラインドで、33a、33bは同じくコントローラで、4は通信線で、5は管理センタで、6a、6bは図2に示すスイッチ7を一体に内蔵した室内灯で、8は電灯線である。そして、人感センサ1a、電動ブラインド2a、室内灯6aは電灯線8を介してコントローラ33aに、人感センサ1b、電動ブラインド2b、室内灯6bは電灯線8を介してコントローラ33bにそれぞれ接続されている。
【0028】
上記構成において、以下動作を説明する。建造物内の何処かに侵入者が現れた場合これを検知した、いずれかの人感センサ1aはその検知信号を、電灯線8を介してコントローラ33aに送信する。コントローラ33aは、その信号を解析し、人感センサ1aの緊急信号と判断した場合は、通信線4を介して管理センタ5に緊急信号として通知する。
【0029】
一方、コントローラ33aは判断した緊急信号に基き、電灯線8を介して電動ブラインド2a、コントローラ33bを介し電動ブラインド2bに対して例えば、ブラインドの連続した昇降信号を送信すると同時に、室内灯6a、6bに点灯信号をそれぞれ送信する。この昇降信号を受信した電動ブラインド2a、2bは、ブラインドを連続して昇降させる動きをするとともに、室内灯6a、6bも連続点灯して周囲を照明する。
【0030】
従って、複数の人感センサ1a、1bのうち、いずれかの人感センサが侵入者を検知すると、複数の電動ブラインド2a、2bの連続的な動きと、複数の室内灯6a、6bの連続点灯による視覚的な情報により、侵入者のみならず建造物の全体およびその周辺の人に対しても警報を発し、建物全体における侵入者への警戒と侵入者の撃退を狙う等の防犯効果を高めることができる。
【0031】
以上のように本実施の形態によれば、防犯信号の通信手段に電灯線を用いることにより、防犯システムに人感センサや室内灯等の機器を増設する場合でも、新たに通信線を増設する必要もなく、また離れた場所への信号の受け渡しが容易となり、防犯システムとしての防犯効果をより高めることができるとともに、ビル等に施工する防犯システムとして顕著に有益である。
【0032】
なお、上記実施の形態ではコントローラが緊急信号を受信した場合、電動ブラインドに対し、ブラインドを連続して昇降させる昇降信号を出しているが、スラット(羽)を連続して回転させる回転信号、または前記の両信号を組合わせてブラインドとスラットの両方に出しても、本実施の形態と同様の作用効果を期待できるものである。
【0033】
また、上記実施の形態のブラインド装置では、管理センタへの通報は通信線による有線としたが、有線、無線のどちらであってもよい。
【0034】
さらに、上記実施の形態ではコントローラが緊急信号を受信した場合、電動ブラインドに対し、ブラインドを連続して昇降させる昇降信号を出しているが、ブラインドを間欠的に昇降させる昇降信号、またはスラット(羽)を間欠的に回転させる回転信号、またはブラインドとスラットを動作させるのに前記の間欠的な昇降信号と回転信号を組合わせて出しても、本実施の形態と同様の作用効果を期待できるものである。
【0035】
さらに、上記実施の形態のブラインド装置では、コントローラを別個に通信線または電灯線に接続しているが、電動ブラインドと一体に組み込んでもよいものである。
【0036】
さらに、上記実施の形態のブラインド装置では、室内灯を緊急信号により連続点灯させているが、間欠的に点灯、または連続点灯と間欠的点灯を組合わせて点灯させても良いものである。
【0037】
【発明の効果】
以上のように本発明のブラインド装置によれば、人感センサの出力信号により、電動ブラインドを動作させ、侵入者のみならず周辺の人に対しても視覚的な情報を発することで侵入者の撃退を狙う、より高い防犯効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるブラインド装置を示すブロック図
【図2】同実施の形態2におけるブラインド装置を示すブロック図
【図3】同実施の形態3におけるブラインド装置を示すブロック図
【図4】従来のブラインド装置を示すブロック図
【符号の説明】
1、1a、1b 人感センサ
2、2a、2b 電動ブラインド
6、6a、6b 室内灯
8 電灯線
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭、ビル等の建造物の防犯に使用される、各種の人感センサの出力信号により、電動ブラインドを連係制御するブラインド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の電動ブラインドを用いたブラインド装置は、図4に示すようなもの(例えば、特許文献1参照)が見られる。温度、日射量、防犯等の各種のセンサ41と、電動ブラインド42と、電動ブラインド間の連動制御を行うコントローラ43と、コントローラ43と通信線44を介して接続される管理センタ45とからなる。
【0003】
上記構成において、その動作を説明すると、室内に侵入者が現れた場合、センサ41の検知信号が電動ブラインド42を経由してコントローラ43に送られる。コントローラ43は、その検知信号を解析し、センサ41の緊急信号と判断した場合は、通信線44を介して管理センタ45に緊急信号として通知する。
【0004】
上記構成のブラインド装置では、センサ41が侵入者を検知し、その信号は管理センタ45へ通報されるというシステムであり、侵入者およびその周辺の人に対しては、何も警報を発しておらず、防犯効果があまり高いとはいえないものであった。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−119272号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、侵入者のみならず周辺の人に対しても視覚的な情報を発することにより、侵入者の撃退を狙う防犯効果の高いブラインド装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1記載のブラインド装置は、室内への侵入者を感知して人感信号を出力する人感センサと、前記人感センサと接続され、前記人感信号が入力されると動作をする電動ブラインドとを備えたものである。この手段により、電動ブラインドは人感センサの検知した侵入者の人感信号を取り込んで動作し、この動作により侵入者および周辺の人に対し視覚的な情報による警報を発して防犯効果を高めるものである。
【0008】
請求項2記載のブラインド装置は、室内への侵入者を感知して人感信号を出力する人感センサと、前記人感センサと接続する電灯と、前記人感センサと接続する電動ブラインドとを備え、前記人感信号が入力されると電灯は点灯し、前記電動ブラインドは動作をするものである。
【0009】
この手段により、電灯と電動ブラインドは人感センサの検知した侵入者の人感信号を取り込んでそれぞれ動作し、この電灯による照明と電動ブラインドの動きにより、侵入者および周辺の人に対し異なる複数の視覚的な情報による警報を発して防犯効果を高めるものである。
【0010】
請求項3記載のブラインド装置は、請求項1または2記載において電動ブラインドは、人感信号が入力されると連続してブラインドを昇降またはスラットを回転させ、あるいは前記の電動ブラインドの動作と電灯を連続点灯させるものである。従って、電動ブラインドの連続昇降またはスラットの連続回転、あるいは連続点灯の電灯との組合わせで侵入者および周辺の人に対しての視覚的情報による警報は、連続行為で目立つことになり、更に防犯効果を高められる。
【0011】
請求項4記載のブラインド装置は、請求項1または2記載において電動ブラインドは、人感信号が入力されると間欠的にブラインドを昇降またはスラットを回転させ、あるいは前記の電動ブラインドの動作と電灯を間欠的に点灯させるものである。従って、電動ブラインドの間欠昇降またはスラットの間欠回転、あるいは間欠点灯の電灯との組合わせで侵入者および周辺の人に対しての視覚的情報による警報は、間欠行為で目立つことになり、更に防犯効果を高められる。
【0012】
請求項5記載のブラインド装置は、請求項1から4のいずれかの記載において、信号の通信手段として電灯線を用いたものである。従って、ブラインド装置の施工は既存の電灯線を使用して容易に行えるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の目的は各請求項に記載した構成を実施の形態の要部とすることにより達成できるので、以下には各請求項に対応する一実施例についての詳細を、図1〜図3を参照して説明し、本発明の実施の形態についての説明とする。
【0014】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるブラインド装置のブロック図である。図1において、1は侵入者を検知しやすい一般家庭、ビル等の建造物(図示せず)の場所に設置した各種の複数の人感センサで、2は建造物の窓際に設置し、通常は使用者がスイッチの操作で上下に昇降させて使用する既存のスラット(図示せず)を有する電動ブラインドである。3は通信線4を介して人感センサ1、電動ブラインド2と電気的に接続して建造物内に設置し、マイクロコンピュータを主体とした制御手段としてのコントローラで、使用者がスイッチ(図示せず)の操作で電動ブラインド2を昇降させる信号を出力する以外に、人感センサ1の侵入者を検知した信号を解析し、人感信号としての緊急信号と判断した場合は、信号を出力して電動ブラインド2を連続して動作させるとともに、通信線4を介して管理センタ5に通報するものである。なお、電動ブラインド2の動作としては、ブラインドの上下の昇降、またはスラット(羽)の回転等を含むものである。
【0015】
上記構成において、以下動作を説明する。建造物内に侵入者が現れた場合、これを検知した人感センサ1はその検知信号を、電動ブラインド2を経由して通信線4によりコントローラ3に送信する。コントローラ3は、その信号を解析し、人感センサ1の緊急信号と判断した場合は、通信線4を介して管理センタ5に緊急信号として通知する。
【0016】
一方、コントローラ3は判断した緊急信号に基き、電動ブラインド2に対して例えば、ブラインドを連続して昇降させる信号を送信する。この昇降信号を受信した電動ブラインド2は、ブラインドを連続して昇降させる動きをする。従って、この電動ブラインド2の連続的な動きによる視覚的な情報により、侵入者のみならず建造物に住む人も含めた周辺の人に対しても警報を発し、侵入者への警戒と侵入者の撃退を狙う等の防犯効果を高めることができる。
【0017】
以上のように本実施の形態によれば、侵入者が現れた場合に、管理センタに通報するだけでなく、電動ブラインドを動作させ、侵入者のみならず周辺の人に対しても視覚的な情報を発することで、より防犯効果を高くすることができる。
【0018】
また、電動ブラインドの動作は、人感信号が入力されると連続したブラインドの昇降による動きなので、電動ブラインドの動作による侵入者および周辺の人に対しての視覚的な情報による警報は、連続したブラインドの昇降で目立つことになり、更に防犯効果を高められる。
【0019】
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2におけるブラインド装置のブロック図である。本実施の形態は、侵入者の人感信号により電動ブラインドを動作させるだけでなく、建造物に既設の電灯も点灯させるように構成した点において実施の形態1の発明と異なり、それ以外の同様の構成並びに作用効果を奏するところには同一の符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0020】
図2において、6は建造物に既設の電灯としての室内灯で、使用者による通常の点滅およびコントローラ32から緊急信号に基き動作するスイッチ7を介して通信線4に接続している。このスイッチ7は、室内灯6の中に一体に設けてもよいものである。コントローラ32は、通信線4を介して電動ブラインド2とスイッチ7を介して室内灯6に電気的に接続し、人感センサ1からの侵入者の検知信号を解析して緊急信号を電動ブラインド2と室内灯6に出力し、電動ブラインド2を連続動作させ、同時に室内灯6を連続点灯させる。
【0021】
上記構成において、以下動作を説明する。建造物内に侵入者が現れた場合、これを検知した人感センサ1はその検知信号を、電動ブラインド2を経由して通信線4によりコントローラ32に送信する。コントローラ32は、その信号を解析し、人感センサ1の緊急信号と判断した場合は、通信線4を介して管理センタ5に緊急信号として通知する。
【0022】
一方、コントローラ32は判断した緊急信号に基き、電動ブラインド2に対して例えば、ブラインドの連続した昇降を行わせる信号を送信すると同時に、室内灯6のスイッチ7に連続点灯の信号をそれぞれ送信する。この昇降信号を受信した電動ブラインド2は、例えばブラインドを連続して昇降させる動きをするとともに、室内灯6もスイッチ7の動作により連続点灯して周囲を照明する。
【0023】
従って、この電動ブラインド2におけるブラインドの連続的な昇降の動きと、室内灯6の連続点灯による視覚的な情報により、侵入者のみならず建造物に住む人も含めた周辺の人に対しても警報を発し、侵入者への警戒と侵入者の撃退を狙う等の防犯効果を高めることができる。
【0024】
特に夜間の場合は、電動ブラインド2の動作にあわせて、室内灯6の室内から室外へ漏れる光量に大きな変化が生じ、周辺の人への視覚的な情報量は大きくなるとともに、侵入者に対しても、室内の光量が増えることになり、より効果的な警報を発する。
【0025】
以上のように本実施の形態によれば、侵入者が現れた場合に、管理センタに通報するだけでなく、電動ブラインドの動作と室内灯を点灯させることで、侵入者のみならず周辺の人に対しても異なる複数の視覚的な情報を発することで、より防犯効果を高くすることができる。
【0026】
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3におけるブラインド装置のブロック図である。本実施の形態は、防犯セキュリティの信号の通信手段として、建造物に既設の電灯線を利用した構成において実施の形態1および2の発明と異なり、それ以外の同様の構成並びに作用効果を奏するところには同一の符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0027】
図3において、本実施の形態におけるブラインド装置は、多数の部屋で構成されるビル等の建造物に施工する例であり、人感センサ、電動ブラインド、コントローラ、室内灯は全て複数個を備え、管理する部屋群毎にコントローラを中心に分かれているものである。1a、1bは図1および図2に示すのものと同じ人感センサで、2a、2bは同じく電動ブラインドで、33a、33bは同じくコントローラで、4は通信線で、5は管理センタで、6a、6bは図2に示すスイッチ7を一体に内蔵した室内灯で、8は電灯線である。そして、人感センサ1a、電動ブラインド2a、室内灯6aは電灯線8を介してコントローラ33aに、人感センサ1b、電動ブラインド2b、室内灯6bは電灯線8を介してコントローラ33bにそれぞれ接続されている。
【0028】
上記構成において、以下動作を説明する。建造物内の何処かに侵入者が現れた場合これを検知した、いずれかの人感センサ1aはその検知信号を、電灯線8を介してコントローラ33aに送信する。コントローラ33aは、その信号を解析し、人感センサ1aの緊急信号と判断した場合は、通信線4を介して管理センタ5に緊急信号として通知する。
【0029】
一方、コントローラ33aは判断した緊急信号に基き、電灯線8を介して電動ブラインド2a、コントローラ33bを介し電動ブラインド2bに対して例えば、ブラインドの連続した昇降信号を送信すると同時に、室内灯6a、6bに点灯信号をそれぞれ送信する。この昇降信号を受信した電動ブラインド2a、2bは、ブラインドを連続して昇降させる動きをするとともに、室内灯6a、6bも連続点灯して周囲を照明する。
【0030】
従って、複数の人感センサ1a、1bのうち、いずれかの人感センサが侵入者を検知すると、複数の電動ブラインド2a、2bの連続的な動きと、複数の室内灯6a、6bの連続点灯による視覚的な情報により、侵入者のみならず建造物の全体およびその周辺の人に対しても警報を発し、建物全体における侵入者への警戒と侵入者の撃退を狙う等の防犯効果を高めることができる。
【0031】
以上のように本実施の形態によれば、防犯信号の通信手段に電灯線を用いることにより、防犯システムに人感センサや室内灯等の機器を増設する場合でも、新たに通信線を増設する必要もなく、また離れた場所への信号の受け渡しが容易となり、防犯システムとしての防犯効果をより高めることができるとともに、ビル等に施工する防犯システムとして顕著に有益である。
【0032】
なお、上記実施の形態ではコントローラが緊急信号を受信した場合、電動ブラインドに対し、ブラインドを連続して昇降させる昇降信号を出しているが、スラット(羽)を連続して回転させる回転信号、または前記の両信号を組合わせてブラインドとスラットの両方に出しても、本実施の形態と同様の作用効果を期待できるものである。
【0033】
また、上記実施の形態のブラインド装置では、管理センタへの通報は通信線による有線としたが、有線、無線のどちらであってもよい。
【0034】
さらに、上記実施の形態ではコントローラが緊急信号を受信した場合、電動ブラインドに対し、ブラインドを連続して昇降させる昇降信号を出しているが、ブラインドを間欠的に昇降させる昇降信号、またはスラット(羽)を間欠的に回転させる回転信号、またはブラインドとスラットを動作させるのに前記の間欠的な昇降信号と回転信号を組合わせて出しても、本実施の形態と同様の作用効果を期待できるものである。
【0035】
さらに、上記実施の形態のブラインド装置では、コントローラを別個に通信線または電灯線に接続しているが、電動ブラインドと一体に組み込んでもよいものである。
【0036】
さらに、上記実施の形態のブラインド装置では、室内灯を緊急信号により連続点灯させているが、間欠的に点灯、または連続点灯と間欠的点灯を組合わせて点灯させても良いものである。
【0037】
【発明の効果】
以上のように本発明のブラインド装置によれば、人感センサの出力信号により、電動ブラインドを動作させ、侵入者のみならず周辺の人に対しても視覚的な情報を発することで侵入者の撃退を狙う、より高い防犯効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるブラインド装置を示すブロック図
【図2】同実施の形態2におけるブラインド装置を示すブロック図
【図3】同実施の形態3におけるブラインド装置を示すブロック図
【図4】従来のブラインド装置を示すブロック図
【符号の説明】
1、1a、1b 人感センサ
2、2a、2b 電動ブラインド
6、6a、6b 室内灯
8 電灯線
Claims (5)
- 室内への侵入者を感知して人感信号を出力する人感センサと、前記人感センサと接続され、前記人感信号が入力されると動作をする電動ブラインドとを備えたブラインド装置。
- 室内への侵入者を感知して人感信号を出力する人感センサと、前記人感センサと接続する電灯と、前記人感センサと接続する電動ブラインドとを備え、前記人感信号が入力されると電灯は点灯し、前記電動ブラインドは動作をするブラインド装置。
- 電動ブラインドは、人感信号が入力されると連続してブラインドを昇降、またはスラットを回転させてなる請求項1または2記載のブラインド装置。
- 電動ブラインドは、人感信号が入力されると間欠的にブラインドを昇降、またはスラットを回転させてなる請求項1または2記載のブラインド装置。
- 信号の通信手段は、電灯線を用いた請求項1から4のいずれかに記載のブラインド装置。
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