JP2004331209A - 包装容器 - Google Patents

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JP2004331209A
JP2004331209A JP2003133448A JP2003133448A JP2004331209A JP 2004331209 A JP2004331209 A JP 2004331209A JP 2003133448 A JP2003133448 A JP 2003133448A JP 2003133448 A JP2003133448 A JP 2003133448A JP 2004331209 A JP2004331209 A JP 2004331209A
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Daisuke Sagawa
大輔 佐川
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Nihon Tetra Pak KK
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Abstract

【課題】飲みかけでも蓋のできる再封機能(開閉装置)を持つと共に、再封機能を包装容器の素材と同じにして、廃棄する際に分別を必要としない環境に優しい液体飲料用の包装容器を提供する。
【解決手段】ホルダー23はタブ押え部24と固着部25から構成されている。ホルダー23のタブ押え部24は稜線30を除く3方向でタブ20の閉止部21を保持している。ホルダー23の固着部25は、閉止部21を囲むようにして頂壁4に固着される。タブ20の固定部22を指で保持して、側壁5に垂直に引き出すと、タブ20がホルダー23から離脱する。包装容器1を廃棄する場合には、タブ20をホルダー23に挿入することによって、注出口7を閉じることができるので、残液が飛び出さない。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体飲料を充填した紙基材からなる包装容器を使用した後、ゴミ箱に捨てる際に、残液が飛び出してゴミ箱や周辺を汚してしまうことがなく、環境に優しい包装容器の注出口部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、牛乳、清涼飲料等の液体飲料は、一般に、紙基材から成るブリック型、多面体型、屋根型等の包装容器に収容されて販売される。頂壁に注出口部としてのストローホールやプルタブ或いはスクリューキャップやリキャップが形成され、飲用時にはストローホールを包装容器に取り付けたストローを突き刺すことにより液体飲料を吸い出して飲用したり、プルタブを引き剥がして注出口から飲用したり、或いはスクリューキャップを開封して液体飲料を飲用するようになっている。
【0003】
図8は従来の包装容器の斜視図である。図8(A)は包装容器にストローが装着されている場合であって、包装容器本体2の頂壁4にストローホール33が形成され、包装容器本体2の側壁5にストロー15が袋に収納されて固着されている。消費者が液体飲料を注出する場合には、ストロー15をストローホール33に挿入して液体飲料を飲用する。また、図示しないプルタブの場合には、図示しないプルタブを引き剥がして注出口を開封して直接液体飲料を飲用したり、ストローを使用して飲用する。図8(B)は包装容器本体2の頂壁4にスクリューキャップ88が装着されている場合であって、消費者が液体飲料を注出する場合には、スクリューキャップ88を開封して液体飲料を注出する。
【0004】
尚、従来の紙基材からなる包装容器に関する注出口に関しては、例えば特許文献1或いは2の公報にその内容が開示されている。特許文献1には、包装容器の包材頂壁に設けられたストローホールにストローを突き刺して、ストローホール部を開封し、液体飲料を飲用する内容が述べられている。特許文献2には、液体用紙容器に提供される口栓(キャップ)が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−80038号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2000−118527号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来、紙基材からなる包装容器においては、ストローホールやプルタブ或いはスクリューキャップやリキャップ等を開封する事により、液体飲料を飲む。しかしながら、ストローホールやプルタブにおいては、飲みかけの場合には、蓋がなく再封出来ないので、使用勝手が悪いという問題があった。
【0008】
さらに、消費者が液体飲料が残ったままの包装容器を捨てる際には、ストローホールやプルタブの場合には注出口がそのまま開封しているために、ゴミ箱の中で、残った液体飲料が飛び散り、周囲の環境が阻害されるという問題が発生していた。
【0009】
スクリューキャップやリキャップがプラスチック製の場合には、廃棄の際に、スクリューキャップやリキャップを紙容器とは分別して捨てる必要があるという問題が発生していた。
【0010】
また、キャップ式の包装容器は、キャップを閉じる事により残った液体飲料が飛び散り周囲の環境が阻害される事を防止できるが、キャップそのもののコストが高いということと、キャップが紙容器から突出しているので、梱包時や運搬時に損傷したり、容積効率の悪いという問題があった。
【0011】
本発明は、上記従来の包装容器の問題点を解決して、液体飲料を充填した紙基材からなる包装容器を、容易に開封できるとともに、飲みかけの場合に再封出来る包装容器を提供することを目的とする。
【0012】
また、残液がある状態でゴミ箱に捨てても、残液が飛び出さず、ゴミ箱や周辺を汚すことなく、環境美化に悪影響を及ぼさない包装容器を提供することを目的とする。
【0013】
さらに、再封機能(開閉装置)を包装容器の素材と同じにして、廃棄する際に分別を必要としない包装容器を提供することを目的とする。
【0014】
そして、キャップ式のように容器から突出せず、梱包時や運搬時に損傷したり容積効率の悪さが問題にならず、コストの安い包装容器を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の特徴は、液体飲料が充填された紙基材からなる包装容器であって、包装容器は紙基材の表裏面に樹脂層を積層した包材で形成されると共に、包装容器の頂壁に注出口を樹脂層で覆ってなる注出口部が配設され、注出口部に注出口部を開閉する開閉装置が包装容器と同じ構成の包材で形成されるとともに、開閉装置の開閉可能なタブが注出口部と固着されている。
【0016】
この包装容器であれば、注出口部に注出口部を開閉する開閉装置が設けられているので、飲みかけの場合に再封することが出来る。
【0017】
また、注出口を開封して内溶液を飲用した後、液体飲料が残ったままの包装容器を消費者が捨てる際には、開閉装置を閉めて包装容器を棄却する事が出来るので、ゴミ箱の中で、残った液体飲料が飛び散り、周囲の環境が阻害されるようなことが無くなり、環境に優しくなる。
【0018】
さらに開閉装置が包装容器と同じ構成の包材で形成されているので、廃棄する際に分別を必要としない。
【0019】
この包装容器であれば、包装容器を製造する際の包材そのものを開閉装置に使用する事が出来るので、開閉装置を別途製作する必要が無いのでコストが安く製作できる。
【0020】
また、開閉装置が包装容器からあまり突出しないので、梱包時や運搬時に損傷したり容積効率が悪いという問題がなくなる。
【0021】
さらに、開閉可能なタブが注出口部と固着されている為に、タブをスライドして固着部から離反させると同時に、自動的に注出口を覆っている樹脂層が破かれて注出口が開封される。
【0022】
この包装容器であれば、1回の操作で、タブの閉止部をスライドして固着部から離反させて注出口部を開放すると同時に、自動的に注出口を覆っている樹脂層が破かれて注出口が開封される。従って、注出口の開封操作が容易にできるので、素早く飲用する事が出来る。
【0023】
本発明の第2の特徴は、開閉装置が、注出口部をスライド移動により開閉可能なタブと、注出口部の周囲に固着されて容器本体との間にタブをスライド自在に保持するホルダーからなる包装容器である。
【0024】
さらに、タブが注出口部を閉止する閉止部と、注出口部を閉止した状態で、容器本体に固定される固定部とからなり、ホルダーが、容器本体との間で、タブの閉止部をスライド可能に挟持するタブ押え部と、注出口部の周囲に固着する固着部とからなる包装容器である。
【0025】
この包装容器であれば、ホルダーが、容器本体との間で、タブの閉止部をスライド可能に挟持する開閉装置であるので、容易に開閉出来ると共に、開閉装置が紙容器からあまり突出しないので、梱包時や運搬時に損傷したり容積効率が悪いという問題がなくなる。
【0026】
本発明の第3の特徴は、液体飲料が充填される紙基材からなる包装容器において、包装容器は紙基材の表裏面に樹脂層を積層した包材で形成されると共に、包装容器の頂壁に注出口を樹脂層で覆ってなる注出口部が配設され、注出口部に注出口部を開閉する開閉装置が包装容器と同じ構成の包材で形成されるが、開閉装置のタブが注出口部と固着されていない。
【0027】
この包装容器であれば、注出口を覆っている樹脂層とタブの固着が困難な場合や固着そのものが不要な場合でも適用できる。
この包装容器であれば、注出口部に注出口部を開閉する開閉装置が設けられているので、飲みかけの場合に再封することが出来る。
【0028】
また、注出口を開封して内溶液を飲用した後、液体飲料が残ったままの包装容器を消費者が捨てる際には、開閉装置を閉めて包装容器を棄却する事が出来るので、ゴミ箱の中で、残った液体飲料が飛び散り、周囲の環境が阻害されるような問題が発生しない。
【0029】
さらに包装容器を製造する際の包材そのものを開閉装置に使用する事が出来るので、廃棄する際に分別を必要としない。開閉装置を別途製作する必要が無いのでコストが安く製作できる。
【0030】
また、開閉装置が包装容器からあまり突出しないので、梱包時や運搬時に損傷したり容積効率が悪いという問題が発生しない。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0032】
図1〜図3は本発明の第1の実施形態における包装容器の注出口部に対する開閉装置の構造を示す図である。まずその構成を説明する。
【0033】
図1において、包装容器1は液体飲料を収容するブリック型の包装容器本体2と頂壁4に形成された注出口部6を開閉する開閉装置3から構成されている。そして開閉装置3は包装容器本体2の頂壁3および側壁5に跨って形成されている。
【0034】
包装容器本体2は紙基材からなる包材を成形することによって形成される。そのために、包材にあらかじめ図示されない折り目が形成され、図示されない折り目に沿って包材を折り曲げることによって原型容器が形成される。続いて、原型容器に所定の成形加工が施され、最終形状の包装容器本体2が形成される。図2に示すように、包材は、可撓(とう)性を有する積層体から成り、紙基材9、紙基材9の表面に被覆されたポリエチレン樹脂等の熱可塑性樹脂から成る外層10及び内層11を備える。尚、場合により紙基材9と内層11の間にはガスバリヤ性を有する図示されないバリヤ層が挿入される。
【0035】
注出口部6は、包材が例えば略15mm×10mmの楕円形に切り抜かれて注出口7が形成されると共に、内層11の裏面側からは、熱可塑性樹脂からなるインナーフィルムパッチ8が注出口7を覆って内層11に溶着される。従って注出口7はインナーフィルムパッチ8で密封されるので、包装容器本体2は密封されて液体飲料が漏れない構造になっている。
【0036】
開閉装置3の包材は、包装容器本体2の包材と同じ構成であり、紙基材9の表面に被覆されたポリエチレン樹脂等の熱可塑性樹脂から成る外層10及び内層11を備える。タブ20の大きさは略25mm×25mmで、閉止部21と固定部22から構成される連続した矩形形状である。閉止部21は注出口7を覆うとともに、インナーフィルムパッチ8に溶着される。さらにタブ20は頂壁4と側壁5が交わる稜線30に沿って折れ曲がり、稜線30から略5mm延在させて側壁5に固定部22として固着される。(尚、開封時に指で持ち上げて固定部22が側壁5から剥離できる程度に固着される。)
開閉装置3のホルダー23はタブ押え部24と固着部25から構成される連続した略「コの字」形状である。ホルダー23のタブ押え部24は、閉止部21の稜線30部を除く3辺を、略3mmオーバーラップして、「コの字」形状に囲むようにして閉止部21を頂壁4上で保持している。この時、タブ押え部24は閉止部21をスライド可能に挟持される。ホルダー23の固着部25は閉止部21の稜線30を除く3辺に沿って、閉止部21を囲むように略5mm幅の「コの字」形状で頂壁4に固着され、さらに、固着部25は稜線30に沿って折れ曲がり、略5mm幅を保ちながら、稜線30から略5mm延在させて側壁5に固着される。なお、開閉装置3の固定部22と固着部25は熱溶着或いは接着材を用いて固着される。
【0037】
次に、作用を説明する。
【0038】
注出口部6を開封するときは図4(a)に示すように、固定部22を指で持ち上げて側壁5から剥離させる。次に、図4(b)に示すように、固定部22を指で保持して、側壁5に垂直に引き出す。そして、図4(c)に示すように、タブ20がホルダー23から離脱する。
【0039】
このとき、インナーフィルムパッチ8はタブ20の閉止部21に溶着されているので、タブ20がホルダー23から離脱すると、自動的にインナーフィルムパッチ8が引き破られて、注出口部6が開封されて注出口7が露出する。
【0040】
このようにして露出した注出口7から、注出口7に口を宛って液体飲料を直接飲用したり、ストローで飲用したり、或いは他の容器に注ぎ出すことができる。その後、包装容器1を廃棄する場合には、逆にタブ20をホルダー23に挿入することによって、注出口7を閉じることができる。
【0041】
このように注出口部に開閉装置が設けられているので、液体飲料が残ったままの包装容器を消費者が捨てる際には、開閉装置を閉めて包装容器を棄却する事が出来るので、ゴミ箱の中で、残った液体飲料が飛び散り、周囲の環境が阻害されるような問題が発生しない。
【0042】
さらに開閉装置が包装容器と同じ構成の包材で形成されているので、包装容器を製造する際の包材そのものを使用出来るので、別途製作する必要が無いのでコストが安く製作できる。
【0043】
また、開閉装置が包装容器からあまり突出しないので、梱包時や運搬時に損傷したり容積効率が悪いという問題がなくなる。
【0044】
さらに、注出口部と開閉可能なタブが固着されている為に、タブをスライドして固着部から離反させると同時に、自動的に注出口を覆っている樹脂層が破かれて注出口が開封されるので、1回の操作で、自動的に注出口が開封される。従って、注出口の開封操作が容易にできるので、素早く飲用する事が出来る。
【0045】
図5は本発明の第2の実施形態における包装容器の注出口部に対する開閉装置の構造を示す図である。まず構成を説明する。
【0046】
第2の実施形態は包装容器を開封した際に、タブ20が包装容器本体2の側壁5に固着したまま留まっている例であり、他の構成は第1の実施形態と略同様である。
【0047】
タブ20は頂壁4と側壁5が交わる稜線30に沿って折れ曲がるとともに固定部22が側壁5に固着される。この時、固定部22と稜線30との間に側壁5に固着しない部分26を設け、その長さを閉止部21の長さに合わせて略20mmにする。
【0048】
次に、作用を説明する。
【0049】
液体飲料が充填された包装容器1を開封するには、閉止部21に指を宛がって、側壁5に垂直に引き出す。この時タブ20がホルダー23から離脱しても、固定部22が側壁5に固着されているので、タブ20は包装容器本体2に固着したまま留まっている。さらに、閉止部21は内折されて側壁5に沿って保持される。その後、包装容器1を廃棄する場合には、逆にタブ20をホルダー23に挿入することによって、注出口7を閉じることができる。
【0050】
このように、ホルダーが、容器本体との間で、タブの閉止部をスライド可能に挟持する開閉装置であるので、容易に開閉出来ると共に、開閉装置が紙容器からあまり突出しないので、梱包時や運搬時に損傷したり容積効率が悪いという問題がなくなる。
【0051】
また、注出口部を開封した状態で、タブが容器本体に固着したまま留まっており、容器からタブが離反してしまう事がないので、確実に注出口を閉めて棄却する事が出来る。
【0052】
図6は本発明の第3の実施形態における包装容器の注出口部に対する開閉装置の構造を示す図である。
【0053】
第3の実施形態は包装容器を開封した際に、タブ20が包装容器本体2の頂壁4に固着したまま留まっている例である。構成を説明すると、開閉装置3は、図2で説明した開閉装置3において、側壁5部分を省いて頂壁4上の部分だけで構成される開閉装置である。他の構成は第1の実施形態と略同様である。
【0054】
次に、作用を説明する。
【0055】
液体飲料が充填された包装容器を開封するには、閉止部21(タブ20)を指で押して、頂壁4の内側方向にスライドさせ注出口部6を開封する。この時図示しない方法で、閉止部21(タブ20)がホルダー23に保持される。その後、包装容器1を廃棄する場合には、逆にタブ20をホルダー23に挿入することに
よって、注出口7を閉じることができる。
【0056】
このように、開閉装置3及びタブ20が側壁5から突出しない構成なので、梱包時や運搬時に損傷したり容積効率が悪いという問題がなくなる。
【0057】
また、タブが注出口部を開封した状態で、タブが容器本体に固着したまま留まっており、容器からタブが離反しない為、確実に注出口を閉めて棄却する事が出来る。
【0058】
図7は本発明の第4の実施形態における包装容器の注出口部に対する開閉装置の断面構造を示す図である。まず、構成を説明する。
【0059】
第4の実施形態は包装容器の注出口部77を開封した際に、同時に注出口77が開封されない例である。(タブ20は包装容器本体2の注出口66と固着していない。)他の構成は第3の実施形態と略同様である。
【0060】
包装容器本体2の包材は、可撓(とう)性を有する積層体から成り、注出口部66は、図に示すように紙基材9を例えば直径6mmの円形に切り抜いて注出口77が形成されると共に、紙基材9の表面に被覆されたポリエチレン樹脂等の熱可塑性樹脂から成る外層10及び内層11を備える。尚、場合により紙基材9と内層11の間にはガスバリヤ性を有する図示されないバリヤ層が挿入される。
【0061】
従って注出口77は外層10及び内層11が回り込んで溶着されるので、紙容器本体2は密封されて液体飲料が漏れない構造になっている。
【0062】
次に、作用を説明する。
【0063】
この第4の実施形態では、注出口部66の外層10はタブ20の閉止部21に固着されない。
【0064】
従って、タブ20がホルダー23から離脱する際に、注出口部66の外層10はタブ20の閉止部21に溶着されていないので、注出口部66が自動的に開封されることはない。図示しないストローを使用して注出口部66を開封することにより注出口77から液体飲料を飲用する。その後、包装容器1を廃棄する場合には、逆にタブ20をホルダー23に挿入することによって、注出口77を閉じることができる。
【0065】
このように、注出口部に開閉装置が設けられているので、液体飲料が残ったままの包装容器を消費者が捨てる際には、開閉装置を閉めて包装容器を棄却する事が出来るので、ゴミ箱の中で、残った液体飲料が飛び散り、周囲の環境が阻害されるようなことが生じない。
【0066】
さらに開閉装置が包装容器と同じ構成の包材で形成されているので、開閉装置を別途製作する必要が無いのでコストが安く製作できる。
【0067】
また、開閉装置が包装容器からあまり突出しないので、梱包時や運搬時に損傷したり容積効率が悪いという問題がなくなる。
【0068】
なお、本発明は第1〜4の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。例えば、第3の実施形態の開閉装置3は稜線30を除く3辺の略「コの字」形状であるが、逆に、稜線30の対辺を除く3辺の略「コの字」形状でも良い。また、第4の実施形態では、図示しないストローを使用して注出口部66を開封(開封)することにより注出口77から液体飲料を飲用する説明をしたが、注出口部66が図示しないプルタブによって覆われて、さらにタブ20で覆われていてもよい。
【0069】
この場合、飲用者は、タブ20をホルダー23から離脱して注出口部66を露出させ、注出口部66から図示しないプルタブを引き剥がすことにより、開封させられた注出口77に唇を当て、液体食品を直接飲用することができる。さらに、第4の実施形態の特徴である、「注出口部66の外層10はタブ20の閉止部21に固着されない」という特徴は第1〜3の実施形態の構成でも適用できる。
【0070】
注出口部6は、略楕円形状や円形形状以外に、長円形、矩形、略楕円形等々色んな形状が考えられる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第1の特徴は、注出口部の開閉装置が包装容器と同じ構成の包材で形成されるとともに、開閉装置のタブが注出口部と固着されていることを特徴とする包装容器包装容器である。
【0072】
注出口部に開閉装置が設けられているので、飲みかけの場合に再封することができる。
【0073】
さらに、液体飲料が残ったままの包装容器を消費者が捨てる際には、開閉装置を閉めて包装容器を棄却する事が出来るので、ゴミ箱の中で、残った液体飲料が飛び散り、周囲の環境が阻害されるようなことが生じない。
【0074】
また、開閉装置が包装容器と同じ構成の包材で形成されているので、廃棄する際に分別を必要としないので、環境に優しい包装容器ができる。包装容器を製造する際の包材そのものを開閉装置に使用する事が出来るので、コストが安く製作できる。
【0075】
また、開閉装置が包装容器からあまり突出しないので、梱包時や運搬時に損傷したり容積効率が悪いという問題がなくなる。
【0076】
さらに、注出口部とタブが固着されている為に、タブをスライドして固着部から離反させると同時に、自動的に注出口を覆っている樹脂層が破かれて注出口が開封されるので、1回の操作で、タブをスライドして開放すると同時に、自動的に注出口を覆っている樹脂層が破かれて、注出口の開封操作が容易にできるので、素早く飲用する事が出来る。
【0077】
本発明の第2の特徴は、開閉装置が、注出口部をスライド移動により開閉可能なタブと、容器本体との間にタブをスライド自在に保持するホルダーからなる。タブが閉止部と固定部とからなり、ホルダーが、容器本体との間で、タブの閉止部をスライド可能に挟持するタブ押え部と、固着部とからなる。
【0078】
従って、容易に開閉出来ると共に、開閉装置が紙容器からあまり突出しないので、梱包時や運搬時に損傷したり容積効率が悪いという問題がなくなる。
【0079】
本発明の第3の特徴は、包装容器は紙基材の表裏面に樹脂層を積層した包材で形成されると共に、包装容器の頂壁に注出口部が配設され、注出口部に開閉装置が包装容器と同じ構成の包材で形成されるが、開閉装置のタブが注出口部と固着されていない。
【0080】
従って、注出口を覆っている樹脂層とタブの固着が困難な場合や固着そのものが不要な場合でも幅広く適用できる。
注出口部に開閉装置が設けられているので、飲みかけの場合に再封することができる。
【0081】
さらに、注出口部に開閉装置が設けられているので、液体飲料が残ったままの包装容器を消費者が捨てる際には、開閉装置を閉めて包装容器を棄却する事が出来るので、ゴミ箱の中で、残った液体飲料が飛び散り、周囲の環境が阻害されるようなことが生じない。
【0082】
また、開閉装置が包装容器と同じ構成の包材で形成されているので、廃棄する際に分別を必要としないので、環境に優しい包装容器ができる。包装容器を製造する際の包材そのものを開閉装置に使用する事が出来るので、コストが安く製作できる。
【0083】
また、開閉装置が包装容器からあまり突出しないので、梱包時や運搬時に損傷したり容積効率が悪いという問題がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態における包装容器の初期状態を示す斜視図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施形態における包装容器の注出口部に対する開閉装置の断面図である。
【図3】図3は本発明の第1の実施形態における包装容器の注出口部に対する開閉装置の斜視図である。
【図4】図4は本発明の第1の実施形態における包装容器で、開閉装置のタブを開く手順を示す図である。
【図5】図5は本発明の第2の実施形態における包装容器で、開閉装置のタブが開いた状態でタブが包装容器の側壁に固定されて留まることを示す斜視図である。
【図6】図6は本発明の第3の実施形態における包装容器で、開閉装置のタブが開いた状態でタブが包装容器の頂壁に保持されて留まることを示す斜視図である。
【図7】図7は本発明の第4の実施形態における包装容器の注出口部に対する開閉装置の断面図である。
【図8】図8は従来の包装容器の注出口部の斜視図である。
【符号の説明】
1 包装容器
2 包装容器本体
3 開閉装置
4 頂壁
5 側壁
6 注出口部
7 注出口
8 インナーフィルムパッチ
9 紙基材
10 外面樹脂
11 内面樹脂
15 ストロー
20 タブ
21 閉止部
22 固定部
23 ホルダー
24 タブ押え部
25 固着部
26 固着しない部分
30 稜線
66 注出口部
77 ストローホール(注出口)
88 スクリューキャップ

Claims (4)

  1. 液体飲料が充填される紙基材からなる包装容器において、前記包装容器は紙基材の表裏面に樹脂層を積層した包材で形成されると共に、前記包装容器の頂壁に注出口を樹脂層で覆ってなる注出口部が配設され、前記注出口部に前記注出口部を開閉する開閉装置が前記包装容器と同じ構成の包材で形成されるとともに、前記開閉装置の開閉可能なタブが前記注出口部と固着されていることを特徴とする包装容器。
  2. 請求項1記載の包装容器であって、前記開閉装置が、前記注出口部をスライド移動により開閉可能な前記タブと、前記注出口部の周囲に固着されて前記容器本体との間に前記タブをスライド自在に保持するホルダーからなることを特徴とする包装容器。
  3. 請求項2記載の包装容器であって、前記タブが前記注出口部を閉止する閉止部と、前記注出口部を閉止した状態で、前記容器本体に固定される固定部とからなり、
    前記ホルダーが、前記容器本体との間で、前記タブの閉止部をスライド可能に挟持するタブ押え部と、前記注出口部の周囲に固着する固着部とからなることを特徴とする包装容器。
  4. 液体飲料が充填される紙基材からなる包装容器において、前記包装容器は紙基材の表裏面に樹脂層を積層した包材で形成されると共に、前記包装容器の頂壁に注出口を樹脂層で覆ってなる注出口部が配設され、前記注出口部に前記注出口部を開閉する開閉装置が前記包装容器と同じ構成の包材で形成され、
    前記開閉装置が、前記注出口部をスライド移動により開閉可能なタブと、前記注出口部の周囲に固着されて前記容器本体との間に前記タブをスライド自在に保持するホルダーからなるとともに、
    前記タブが前記注出口部を閉止する閉止部と、前記注出口部を閉止した状態で、前記容器本体に固定される固定部とからなり、
    前記ホルダーが、前記容器本体との間で、前記タブの閉止部をスライド可能に挟持するタブ押え部と、前記注出口部の周囲に固着する固着部とからなり、
    前記開閉装置の開閉可能なタブが前記注出口部と固着されないことを特徴とする包装容器。
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