JP2004330708A - 機能設定装置、画像形成装置、機能設定方法およびプログラム - Google Patents

機能設定装置、画像形成装置、機能設定方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】機能設定のための構成の複雑化を抑制し、かつ設定操作を容易とする。
【解決手段】画像形成装置100は、情報記録媒体120に記録された機能設定のための情報である識別情報を読み取る読取部110を有している。読取部110によって複数の情報記録媒体120から識別情報が読み取られた場合、制御部112は、機能特定用テーブル113を参照し、これらの識別情報に対応する機能を特定する。そして、特定した複数の機能を組み合わせた複写動作等が画像形成部114によって実行されるよう設定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の機能が実行できる装置等において、ユーザが実現したい機能を設定する機能設定装置、画像形成装置、機能設定方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機などの画像形成装置においては、ユーザは、モノクロ印刷またはカラー印刷かの設定、拡大または縮小、印刷部数などの複数の機能設定を行って複写動作を行う。また、ファクシミリ装置においても、画像の鮮明さを設定した上で送信先を設定してファクシミリ送信動作を実行するようになっている。
【0003】
このように画像形成装置や、その他の多機能を含む動作を実行する装置などでは、ユーザは複数の機能を設定した上でこれらの機能を含む動作が実行されるようになっている。従来、このような複数の機能設定は、ユーザが操作パネル上に設けられたボタンなどを操作したり、タッチパネルを操作したりするといったことにより行われていた。
【0004】
しかしながら、近年の複写機などは、多数の機能設定が可能となっており、これらの機能を操作パネル上に設けられたボタン等で設定する構成では多数のボタンを用意する必要があり、操作パネルのスペースの増加や構成の複雑化を招くとともに、操作も煩雑である。また、タッチパネルなどのGUI(Graphical User Interface)を利用した場合であっても、多数の機能を設定するには多くの操作が必要となってしまう。
【0005】
このような操作の煩雑さ等を抑制するため、予め設定すべき機能に関する情報を記録したICカードなどの情報記録媒体を用い、機能実行装置がこれに記録された機能に関する情報を読み取離、読み取った機能に関する情報にしたがった動作を実行するといった方法を採用することが考えられる。
【0006】
このような方法を採用する技術として、相手通信端末の通信モードデータを格納した無線メモリラベルを用い、ファクシミリ装置がかかる無線メモリラベルから通信モードデータを読み出し、そのデータにしたがって動作する技術が提案されている(特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−196777号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように無線メモリラベルに記録された情報にしたがって動作するファクシミリ装置では、設定可能な機能が多数になると、その各々に対応する無線メモリラベルを用意する必要があり、必要となる構成が増加してしまうとともに多くの無線メモリラベルの中からユーザが所望する無線メモリラベルを探さなくてはならず、操作が煩雑となってしまうこともある。
【0009】
例えば、相手先のファクシミリ番号とその通信速度に関するデータとを記録した無線メモリラベルを用意する場合、通信相手が10個、設定できる通信速度が3種類であった場合には、すべての設定に対応するためには10×3=30個の無線メモリラベルを用意しなくてはならない。
【0010】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、機能設定のための構成の複雑化を抑制し、かつ設定操作を容易とすることができる機能設定装置、画像形成装置、機能設定方法およびプログラムを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体に記録されている当該機能情報を読み取る読取手段と、複数の前記情報記録媒体から前記読取手段によって読み取られた各々の機能情報によって特定される機能を組み合わせた動作が実行されるよう設定する設定手段とを具備することを特徴とする機能設定装置である。
【0012】
請求項1にかかる発明によれば、複数の情報記録媒体から機能設定に関する機能情報が読み取られ、読み取られた各々の機能情報によって特定される機能を組み合わせた動作が実行されるよう設定される。
【0013】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明の構成において、前記情報記録媒体は、非接触で記録された情報を読み取ることができる媒体であり、前記読取手段は、前記情報記録媒体に記録されている前記機能情報を非接触で読み取ることを特徴とする。
【0014】
請求項2にかかる発明によれば、複数の情報記録媒体から非接触で読み取った機能情報によって特定される機能を組み合わせた動作が実行されるよう設定される。
【0015】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1にかかる発明の構成において、前記読取手段は、前記情報記録媒体に記録されている機能情報を読み取る複数の読取部を有していることを特徴とする。
【0016】
請求項3にかかる発明によれば、複数の読取部によって複数の情報記録媒体から機能情報を読み取ることができる。
【0017】
また、請求項4にかかる発明は、請求項1ないし3のいずれかにかかる発明の構成において、前記情報記録媒体に記録された機能情報を読み取ることができる位置で前記情報記録媒体を保持する保持手段をさらに具備し、前記設定手段は、前記情報記録媒体に記録された前記機能情報が前記読取手段によって読み取ることができる間当該機能情報によって特定される機能が実行されるよう設定することを特徴とする。
【0018】
請求項4にかかる発明によれば、保持手段などにより情報記録媒体がそれに記録されている機能情報を読取手段によって読み取ることができる位置にある場合にはその機能情報によって特定される機能を含む動作が実行される。
【0019】
また、請求項5にかかる発明は、請求項1ないし3のいずれかにかかる発明の構成において、前記設定手段は、前記読取手段によって前記情報記録媒体に記録されている機能情報が読み取られた場合において、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されているときには当該機能が実行されないよう設定する一方で、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されていないときには当該機能が実行されるよう設定することを特徴とする。
【0020】
請求項5にかかる発明によれば、情報記録媒体から読み取られた機能情報によって特定される機能がすでに設定されているときには当該機能設定が解除され、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されていない場合にはその機能が実行されるよう設定される。
【0021】
また、請求項6にかかる発明は、請求項5にかかる発明の構成において、前記設定手段は、一定期間内に前記読取手段によって同一の前記機能情報が複数回読み取られた場合に最後に読み取った機能情報のみを読み取られた情報として扱うことを特徴とする。
【0022】
請求項6にかかる発明によれば、一定期間内に同一の機能情報が複数回読み取られた場合、最後に読み取られた機能情報のみが有効として扱われ、機能設定に利用される。
【0023】
また、請求項7にかかる発明は、請求項1ないし3のいずれかにかかる発明の構成において、前記情報記録媒体には複数の機能設定に関する機能情報が記録されており、前記設定手段は、前記読取手段によって前記情報記録媒体が読み取られた場合において、読み取られた機能情報に示される複数の機能のうちのいずれかの機能が設定されているときには当該設定されている機能を含む動作が実行されないよう設定するとともに前記複数の機能の中から当該設定されている機能と異なる機能を選択し、選択した機能を含む動作が実行されるよう設定することを特徴とする。
【0024】
請求項7にかかる発明によれば、情報記録媒体から複数の機能設定に関する機能情報が読み取られた場合に、複数の機能情報のいずれかによって特定される機能が実行されるよう設定されていたときにはその設定が解除され、当該複数の機能情報の中の他の機能情報によって特定される機能を含む動作が行われるよう設定される。
【0025】
また、請求項8にかかる発明は、請求項1ないし7のいずれかにかかる発明の構成において、前記情報記録媒体に記録される機能情報には、当該媒体を識別するための識別情報が含まれており、前記識別情報と機能を示す情報とを対応つけて記憶した機能特定用テーブルをさらに具備し、前記設定手段は、前記機能特定用テーブルを参照し、前記読取手段によって読み取られた前記識別情報に対応する機能を特定することを特徴とする。
【0026】
請求項8にかかる発明によれば、情報記録媒体からその識別情報が読み取られると、機能特定用テーブルを参照することでその識別情報に対応する機能が特定され、機能設定に利用される。
【0027】
また、請求項9にかかる発明は、請求項8にかかる発明の構成において、ユーザの指示にしたがって前記機能特定用テーブルに前記識別情報、機能を示す情報または両者を記録するテーブル記録手段をさらに具備することを特徴とする。
【0028】
請求項9にかかる発明によれば、ユーザの指示があった場合には、その指示にしたがって機能特定用テーブルにおける識別情報、機能を示す情報または両者が記録される。
【0029】
また、請求項10にかかる発明は、機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体に記録されている当該機能情報を読み取る読取手段と、前記情報記録媒体から前記読取手段によって読み取られた機能情報によって特定される機能を含む動作が実行されるよう設定する手段であって、前記読取手段によって前記情報記録媒体に記録されている機能情報が読み取られた場合において、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されているときには当該機能が実行されないよう設定する一方で、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されていないときには当該機能が実行されるよう設定する設定手段とを具備することを特徴とする機能設定装置である。
【0030】
請求項10にかかる発明によれば、情報記録媒体から読み取られた機能情報によって特定される機能がすでに実行すべき機能として設定されているときには当該機能設定が解除され、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されていない場合にはその機能が実行されるよう設定される。
【0031】
また、請求項11にかかる発明は、複数の機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体に記録されている当該機能情報を読み取る読取手段と、前記情報記録媒体から前記読取手段によって読み取られた機能情報によって特定される機能を含む動作が実行されるよう設定する手段であって、前記読取手段によって前記情報記録媒体に記録されている機能情報が読み取られた場合において、読み取られた機能情報に示される複数の機能のうちのいずれかの機能が設定されているときには当該設定されている機能を含む動作が実行されないよう設定するとともに前記複数の機能の中から当該設定されている機能と異なる機能を選択し、選択した機能含む動作が実行されるよう設定する設定手段とを具備することを特徴とする機能設定装置である。
【0032】
請求項11にかかる発明によれば、情報記録媒体から複数の機能設定に関する機能情報が読み取られた場合に、複数の機能情報のいずれかによって特定される機能が実行されるよう設定されていたときにはその設定が解除され、当該複数の機能情報の中の他の機能情報によって特定される機能を含む動作が行われるよう設定される。
【0033】
また、請求項12にかかる発明は、請求項1ないし11のいずれかにかかる発明の構成において、前記設定手段による設定内容をユーザに通知する通知手段をさらに具備することを特徴とする。
【0034】
請求項12にかかる発明によれば、情報記録媒体から読み取った機能情報に基づいて設定手段によって機能設定がなされた場合にその設定内容がユーザに通知される。
【0035】
また、請求項13にかかる発明は、画像形成動作、画像形成に関連する動作または両者を実行する動作手段と、機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体に記録されている当該機能情報を読み取る読取手段と、複数の前記情報記録媒体から前記読取手段によって読み取られた各々の機能情報によって特定される機能を組み合わせた動作が前記動作手段に実行されるよう設定する設定手段とを具備することを特徴とする画像形成装置である。
【0036】
請求項13にかかる発明によれば、複数の情報記録媒体から機能設定に関する機能情報が読み取られ、読み取られた各々の機能情報によって特定される機能を組み合わせた画像形成や画像形成に関連する動作が実行されるよう設定される。
【0037】
また、請求項14にかかる発明は、画像形成動作、画像形成に関連する動作または両者を実行する動作手段と、機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体に記録されている当該機能情報を読み取る読取手段と、前記情報記録媒体から前記読取手段によって読み取られた機能情報によって特定される機能を含む動作が前記動作手段に実行されるよう設定する手段であって、前記読取手段によって前記情報記録媒体に記録されている機能情報が読み取られた場合において、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されているときには当該機能が実行されないよう設定する一方で、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されていないときには当該機能が実行されるよう設定する設定手段とを具備することを特徴とする画像形成装置である。
【0038】
請求項14にかかる発明によれば、情報記録媒体から読み取られた機能情報によって特定される機能がすでに実行すべき機能として設定されているときには当該機能設定が解除され、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されていない場合にはその機能を含む画像形成動作や画像形成に関連する動作が実行されるよう設定される。
【0039】
また、請求項15にかかる発明は、画像形成動作、画像形成に関連する動作または両者を実行する動作手段と、複数の機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体に記録されている当該機能情報を読み取る読取手段と、前記情報記録媒体から前記読取手段によって読み取られた機能情報によって特定される機能を含む動作が前記動作手段に実行されるよう設定する手段であって、前記読取手段によって前記情報記録媒体に記録されている機能情報が読み取られた場合において、読み取られた機能情報に示される複数の機能のうちのいずれかの機能が設定されているときには当該設定されている機能を含む動作が実行されないよう設定するとともに前記複数の機能の中から当該設定されている機能と異なる機能を選択し、選択した機能を含む動作が実行されるよう設定する設定手段とを具備することを特徴とする画像形成装置である。
【0040】
請求項15にかかる発明によれば、情報記録媒体から複数の機能設定に関する機能情報が読み取られた場合に、複数の機能情報のいずれかによって特定される機能が実行されるよう設定されていたときにはその設定が解除され、当該複数の機能情報の中の他の機能情報によって特定される機能を含む画像形成動作や画像形成に関連する動作が行われるよう設定される。
【0041】
また、請求項16にかかる発明は、機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体の複数から、各々の前記情報記録媒体に記録されている機能情報を読み取る読取ステップと、前記読取ステップで読み取られた各々の機能情報によって特定される機能を組み合わせた動作が実行されるよう設定する設定ステップとを具備することを特徴とする機能設定方法である。
【0042】
請求項16にかかる発明によれば、複数の情報記録媒体から機能設定に関する機能情報が読み取られ、読み取られた各々の機能情報によって特定される機能を組み合わせた動作が実行されるよう設定される。
【0043】
また、請求項17にかかる発明は、機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体から機能情報を読み取る読取ステップと、前記読取ステップで読み取られた機能情報によって特定される機能を含む動作が実行されるよう設定するステップであって、前記読取ステップで前記情報記録媒体に記録されている機能情報が読み取られた場合において、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されているときには当該機能が実行されないよう設定する一方で、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されていないときには当該機能が実行されるよう設定する設定ステップとを具備することを特徴とする機能設定方法である。
【0044】
請求項17にかかる発明によれば、情報記録媒体から読み取られた機能情報によって特定される機能がすでに実行すべき機能として設定されているときには当該機能設定が解除され、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されていない場合にはその機能が実行されるよう設定される。
【0045】
また、請求項18にかかる発明は、複数の機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体に記録されている当該機能情報を読み取る読取ステップと、前記情報記録媒体から前記読取ステップによって読み取られた機能情報によって特定される機能を含む動作が実行されるよう設定する手段であって、前記読取ステップによって前記情報記録媒体に記録されている機能情報が読み取られた場合において、読み取られた機能情報に示される複数の機能のうちのいずれかの機能が設定されているときには当該設定されている機能を含む動作が実行されないよう設定するとともに前記複数の機能の中から当該設定されている機能と異なる機能を選択し、選択した機能を含む動作が実行されるよう設定する設定ステップとを具備することを特徴とする機能設定方法である。
【0046】
請求項18にかかる発明によれば、情報記録媒体から複数の機能設定に関する機能情報が読み取られた場合に、複数の機能情報のいずれかによって特定される機能が実行されるよう設定されていたときにはその設定が解除され、当該複数の機能情報の中の他の機能情報によって特定される機能を含む動作が行われるよう設定される。
【0047】
また、請求項19にかかる発明は、コンピュータを、機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体の複数から読み取られた各々の機能情報を取得する取得手段、前記取得手段によって取得された複数の機能情報によって特定される機能を組み合わせた動作が実行されるよう設定する設定手段として機能させることを特徴とするプログラムである。
【0048】
請求項19にかかるプログラムをコンピュータに読み取らせることで、複数の情報記録媒体から機能設定に関する機能情報が読み取られ、読み取られた各々の機能情報によって特定される機能を組み合わせた動作が実行されるよう設定される。
【0049】
また、請求項20にかかる発明は、コンピュータを、機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体から読み取られた機能情報を取得する取得手段、前記取得手段によって取得された機能情報によって特定される機能を含む動作が実行されるよう設定するステップであって、前記取得手段によって前記情報記録媒体に記録されている機能情報が取得された場合において、取得された機能情報によって特定される機能が設定されているときには当該機能が実行されないよう設定する一方で、取得された機能情報によって特定される機能が設定されていないときには当該機能が実行されるよう設定する設定手段として機能させることを特徴とするプログラムである。
【0050】
請求項20にかかるプログラムをコンピュータに読み取らせることで、情報記録媒体から読み取られた機能情報によって特定される機能がすでに実行すべき機能として設定されているときには当該機能設定が解除され、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されていない場合にはその機能が実行されるよう設定される。
【0051】
また、請求項21にかかる発明は、コンピュータを、複数の機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体から読み取られた機能情報を取得する取得手段、前記取得手段によって取得された機能情報によって特定される機能を含む動作が実行されるよう設定する手段であって、前記取得手段によって前記情報記録媒体に記録されている機能情報が取得された場合において、取得された機能情報に示される複数の機能のうちのいずれかの機能が設定されているときには当該設定されている機能を含む動作が実行されないよう設定するとともに前記複数の機能の中から当該設定されている機能と異なる機能を選択し、選択した機能を含む動作が実行されるよう設定する設定手段として機能させることを特徴とするプログラムである。
【0052】
請求項21にかかるプログラムをコンピュータに読み取らせることで、情報記録媒体から複数の機能設定に関する機能情報が読み取られた場合に、複数の機能情報のいずれかによって特定される機能が実行されるよう設定されていたときにはその設定が解除され、当該複数の機能情報の中の他の機能情報によって特定される機能を含む動作が行われるよう設定される。
【0053】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる機能設定装置、画像形成装置、機能設定方法およびプログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0054】
A.第1実施形態
A−1.全体構成
図1は、本発明の第1実施形態にかかる機能設定方法を実施することができる画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、画像形成装置100は、読取部110と、操作部111と、制御部112と、機能特定用テーブル113と、画像形成部114と、フィニッシャー115とを備えている。
【0055】
読取部110は、当該画像形成装置100と分離された情報記録媒体120に記録されている機能情報を読み取り、読み取った機能情報を制御部112に出力する。本実施形態では、情報記録媒体120に記録されている機能情報としてその媒体を他の情報記録媒体120と識別するための識別情報が記録されており、読取部110は当該識別情報を読み取って制御部112に出力する。なお、読取部110および情報記録媒体120の詳細については後述する。
【0056】
操作部111は、ユーザに対して種々の情報を表示する表示パネル、ユーザが種々の指示等を入力するためのボタンなどのインターフェースを有している。操作部111は、ユーザによって当該ボタン等が操作されるとその操作内容に応じた操作データを制御部112に出力する。また、制御部112から供給される表示内容を示すデータにしたがった情報等を表示パネルに表示させる。
【0057】
画像形成部114は、図示せぬ給紙トレイなどに収容された用紙等に画像を形成するためのものであり、本実施形態における画像形成部114は電子写真方式の画像形成を行うための構成要素を有しているが、他の方式で画像形成を行うものであってもよい。
【0058】
また、当該画像形成部114は、図示せぬコンタクトガラス上に載置された原稿や自動原稿送り装置によって搬送される原稿を読み取るスキャナ部を有しており、かかるスキャナ部が読み取った原稿画像に基づいた画像を用紙に形成する、つまり複写動作を行うことができるようになっている。
【0059】
また、画像形成部114は、このような画像形成動作を行う際に、制御部112によって設定された1または複数の機能を含む画像形成動作を実行する。すなわち、制御部112によって拡大/縮小といった変倍設定がなされている場合にはその変倍設定にしたがった画像形成動作を行い、複数部出力するように設定されている場合には設定部数分の複写動作を行うといったように種々の設定内容にしたがった画像形成動作を行う。
【0060】
フィニッシャー115は、上記のように画像形成部114によって画像が形成された用紙等をソートしたり、ステープル処理を行ったりする。かかるフィニッシャー115も、制御部112によって設定された1または複数の機能を含むフィニッシャー動作を実行する。すなわち、制御部112によってソートすべき設定がなされている場合には画像形成済み用紙をソートして出力し、用紙の中央を綴じて出力すべきよう設定されている場合には複数の画像形成済み用紙の中央を綴じるといったステープル処理を行うのである。
【0061】
以上のようにこの画像形成装置100では、画像形成部114やフィニッシャー115が制御部112による設定内容にしたがった動作を行うようになっているので、ユーザは操作部111の操作ボタン等を適宜操作することで、画像形成動作に関する指示(複写開始指示、出力枚数、拡大/縮小、モノクロ/カラー印刷、フィニッシャーによる処理内容など)を入力指定すると、制御部112は、当該入力指定にしたがった動作(複写動作など)が行われるよう設定し、これによりユーザが指定した動作が画像形成部114やフィニッシャー115によって行われる。
【0062】
また、制御部112は、上記のように操作部111を介して入力されたユーザの指示にしたがった動作が行われるよう画像形成部114やフィニッシャー115などの装置各部を制御するとともに、読取部110から供給される機能情報、つまり情報記録媒体120の識別情報にしたがって画像形成部114やフィニッシャー115などの動作実行部を制御する。
【0063】
制御部112は、読取部110から供給される識別情報に基づいて画像形成部114やフィニッシャー115に実行させる動作に含める機能を設定する際に、機能特定用テーブル113を参照する。
【0064】
機能特定用テーブル113には、識別情報と機能に関する情報とが対応つけて記憶されている。図示の例では、識別情報「01」に対応つけて、機能に関する情報「カラー印刷」が記憶されており、識別情報「02」に対応つけて、機能に関する情報「モノクロ印刷」が記憶されている。なお、この他にも識別情報に対応つけて、出力部数、変倍率、フィニッシャーによる処理内容など、当該画像形成装置100で実現できる種々の機能に関する情報を対応つけることができる。この場合、図示の例にように1つの識別情報に対して1つの機能に関する情報を対応つけるようにしてもよいが、1つの識別情報に複数の機能に関する情報を対応つけるようにしてもよい。
【0065】
制御部112は、このようなデータが記録された機能特定用テーブルを参照し、読取部110から供給された識別情報に対応する機能を特定し、これを画像形成部114やフィニッシャー115に行わせる動作内容として設定する。すなわち、制御部112は、画像形成部114による画像形成動作や、画像形成に関連する動作(本実施形態では、フィニッシャー動作)についての動作内容を設定するのである。例えば、識別情報「01」が供給された場合にはこれに対応する機能が「カラー印刷」であると特定し、画像形成部114によってカラー印刷が行われるよう設定するのである。
【0066】
なお、制御部112によって行われる機能設定処理についての詳細は後述する。また、制御部112は、ユーザの指示にしたがって上記のように機能特定の際に参照する機能特定用テーブル113の記録内容を変更等するが、かかる処理についての詳細も後述する。
【0067】
A−2.読取部および情報記録媒体
次に、本実施形態における上記読取部110および当該読取部110によって読み取られる機能情報を記録した情報記録媒体120について図2および図3を参照しながら説明する。
【0068】
同図に示すように、読取部110は、電源部150と、送信・受信制御部151と、アンテナ部152と、スイッチ153とを有している。読取部110では、スイッチ153がオンとされた場合に電源部150からアンテナ部152に電力が供給される。アンテナ部152は、コイルおよびコンデンサが並列接続された共振回路によって構成されており、上記のように電力が供給されることで電磁波を発信する。
【0069】
送信・受信制御部151は、スイッチ153のオン/オフを設定する制御を行う。すなわち、情報記録媒体120に記録された情報を読み取る場合にはスイッチ153をオンとするのである。また、送信・受信制御部151は、情報記録媒体120に記録されている機能情報が読み取られた場合にかかる機能情報を制御部112(図1参照)に出力する。
【0070】
情報記録媒体120は、アンテナ部160と、電源161と、制御部162と、メモリ163とを有している。アンテナ部160はコイルとコンデンサとを並列接続した回路である。電源161は、上記のように読取部110のアンテナ部152から発信される電磁波による電磁誘導で電力を得て充電し、かかる電力によって制御部162が駆動されてメモリ163に記憶されている情報を読み出してアンテナ部160を介して送信する制御を行う。
【0071】
メモリ163には、上述したように機能情報として当該情報記録媒体120を一意に特定するための識別情報が記憶されている。
【0072】
上記構成の下、読取部110による情報記録媒体120に記録された情報の読み取り動作は以下のような手順で行われる。
【0073】
まず、送信・受信制御部151によってスイッチ153がオンとされ、アンテナ部152に電力が供給される。これによりアンテナ部152から電磁波が発信される。
【0074】
読取部110の近傍に情報記録媒体120がある場合、上記電磁波による電磁誘導で当該情報記録媒体120の電源161に電力が供給され、これにより制御部162が駆動されてメモリ163から機能情報が読み出されて読取部110に送信される。
【0075】
このように情報記録媒体120から送信された機能情報である識別情報はアンテナ部152によって受信されて送信・受信制御部151に供給される。かかる受信信号は送信・受信制御部151によってデジタル信号への変換、エラーチェック等の処理がなされた後、識別情報を示す信号が制御部112(図1参照)に出力される。
【0076】
以上のようにして画像形成装置100の読取部110の近傍に情報記録媒体120がある場合には、読取部110によって当該情報記録媒体120のメモリ163に記録されている識別情報が読み出され、制御部112に供給される。すなわち、本実施形態における読取部110は、情報記録媒体120に記録されている機能情報である識別情報を非接触で読み取るのである。
【0077】
また、本実施形態では、情報記録媒体120から情報を読み取る読取部110として、非接触で読み取りを行うことができるとともに、アンチコリジョン技術を実装した構成のものを用いている。したがって、複数の情報記録媒体120が同時に読取部110の近傍にかざされた場合であっても、これらの情報記録媒体120の各々に記録されている情報をほぼ同時読み取ることができる。
【0078】
次に、図3を参照しながら読取部110と情報記録媒体120の外観について説明する。同図に示すように、本実施形態における情報記録媒体120は、矩形カード形状の媒体であり、カード形状の基材部121を有している。かかる基材部121の内部に上記アンテナ部160(図2参照)などの構成要素が配置されている。当該基材部121の面部121aには、その情報記録媒体120によって設定される機能を表示する機能表示欄121bが設けられている。
【0079】
本実施形態では、この機能表示欄121bにユーザが当該情報記録媒体120によって設定される機能名などを記述できるようになっており、図示の例では「カラー印刷」、「A3をA4に縮小」といった機能が記述されている。このようにその情報記録媒体120によって設定できる機能名を機能表示欄121bに記述しておくことで、複数の情報記録媒体120が用意されている場合であっても、ユーザはそれらの中から所望の機能に応じた情報記録媒体120を容易に取得することができる。
【0080】
また、本実施形態における読取部110は、画像形成装置100の上方側に設けられている。図3に示すように、画像形成装置100の筐体上面部100aには、読取部110が情報記録媒体120に記録された情報をより確実に読み取ることができる範囲を示す媒体掲示領域101が表示されており、その媒体掲示領域101内に「ここにカードを近づけてください」といったメッセージが記述されている。読取部110のアンテナ部152はこのような媒体掲示領域101の裏面側、つまり筐体内部側に配置されており、媒体掲示領域101近傍に情報記録媒体120が当該上面部100aに略平行な状態でかざされた場合に情報記録媒体120に記録されている情報を非接触で読み取ることができるようになっている。
【0081】
A−3.動作
次に、上記構成の画像形成装置100において上記情報記録媒体120を用いて機能設定を行うための動作について説明する。上述したように当該画像形成装置100において1または複数の機能を設定して複写動作等を行う場合には、ユーザは操作部111を適宜操作して機能設定を入力する方法と、情報記録媒体120を用いて機能設定を行う方法とがあり、以下、情報記録媒体120を用いて機能設定を行う場合の動作について図4を参照しながら説明する。
【0082】
同図に示すように、当該画像形成装置100に電源が投入されると、制御部112は読取部110によって情報記録媒体120から識別情報が読み取られたか否かを判別する(ステップSa1)。
【0083】
そして、ユーザによって情報記録媒体120が読取部110近傍に掲示され、情報記録媒体120に記録された識別情報が読み取られた場合(ステップSa1の判別「Yes」)、制御部112は機能特定用テーブル113を参照して読み取られた識別情報に対応する機能を特定し、特定した機能を実現すべき機能として設定する(ステップSa2)。機能特定用テーブル113に図1に示すような内容が記憶されている場合において、識別情報「01」が読み取られたときには当該識別情報「01」に対応する機能「カラー印刷」が特定され、当該機能「カラー印刷」が実行すべき機能として設定される。なお、このように設定を行った場合には、制御部112が表示パネルに設定した機能名を表示させたりすることでユーザに設定内容を通知するようにしてもよい。
【0084】
以上のように特定した機能を設定した後、または識別情報が読み取られなかった場合(ステップSa1の判別「No」)、制御部112は動作をスタートさせるべきであるか否かを判別する(ステップSa3)。つまり、ユーザから操作部111を介して複写などの動作を実行すべき旨の指示があったか否か、もしくはタイマー動作等が設定されている場合にはそのタイミングになったか否かなどを判別する。
【0085】
ここで、動作をスタートすべきタイミングである場合には制御部112は、その時点でスタートすべき動作について設定されている機能を含む動作が行われるよう装置各部を制御し、当該動作を実行させる(ステップSa4)。したがって、上記のように情報記録媒体120から読み取った識別情報に基づく機能設定がなされている場合にはその設定された機能を含む動作が実現されるよう装置各部が制御されるのである。
【0086】
なお、このように動作を実行させる際に、ユーザから特別な機能設定がなされていない場合にはデフォルト設定機能を含む動作を行うよう装置各部を制御する。例えば、複写動作であれば、モノクロ印刷、等倍、1部、フィニッシャー処理なし、といったデフォルト設定にしたがった動作が行われるよう制御される。
【0087】
一方、動作をスタートすべきタイミングでない場合には(ステップSa3の判別「No」)、制御部112はステップSa1に処理を戻し、読取部110によって識別情報が読み取られたか否かを判別する。すなわち、制御部112は、動作をスタートすべきタイミングとなるまで識別情報が読み取られているかを監視し、読み取られた場合には当該読み取られた識別情報に対応する機能を実現すべき機能に設定するのである。
【0088】
上述したように本実施形態では、読取部110が非接触読み取りを行う構成であり、同時に複数の情報記録媒体120が掲示された場合には、それらの情報記録媒体120の各々に記録されている識別情報をほぼ同時に読み取ることができる。したがって、ユーザが複数の情報記録媒体120を媒体掲示領域101近傍に同時にかざした場合には、これらの情報記録媒体120の各々に記録された識別情報が読み取られ、これらの識別情報に対応する機能を含む動作が実行されるよう設定される。
【0089】
例えば、ユーザが複写動作の開始指示をする前に、「カラー印刷」機能を設定するための情報記録媒体120と、「A3をA4に縮小」機能を設定するための情報記録媒体120といったように2つの機能を設定するために情報記録媒体120を媒体掲示領域101(図3参照)近傍に掲示した場合、これらの2つの機能が実現すべき機能として設定されることになる。そして、ユーザが複写動作開始指示を行った場合には、「カラー印刷」機能と「A3をA4に縮小」機能といった2つの機能を含む複写動作が実行される。
【0090】
また、複写動作開始指示を行う前に、上記2つの情報記録媒体120に加えて他の機能(例えば、画質指定、複写部数、ソートの有無、ステープル処理の位置など)を設定するための情報記録媒体120の1または複数を掲示した場合には、掲示した情報記録媒体120に記録される識別情報が読み出され、これに対応する機能が設定される。そして、複写動作開始指示がなされた場合には、これらの設定された機能を含む複写動作が実行される。
【0091】
以上のように設定された機能を含む動作が行われると、制御部112は設定された機能をクリアした後(ステップSa5)、制御部112はステップSa1に処理を戻し、以降上記と同様の処理を繰り返す。
【0092】
以上のように本実施形態では、情報記録媒体120のメモリ163には機能を設定するための情報として識別情報が記録されており、具体的にどのような機能を設定すべきかといった情報は記録されていない。このため、制御部112は、識別情報と機能に関する情報とが対応つけて記憶されている機能特定用テーブルを参照することで制御部112が上記識別情報に基づいて機能を特定するようにしている。
【0093】
すなわち、本実施形態では、情報記録媒体120に特定の機能を設定するための情報が記録されているのではなく、当該情報記録媒体120を購入等したユーザがその情報記録媒体120を用いて設定することができる機能を割り当てることができるようになっている。以下、このような割り当てを行う場合の動作について図5を参照しながら説明する。
【0094】
同図に示すように、情報記録媒体120への割り当てを行う旨のユーザ指示が操作部111を介して供給されると、制御部112は、操作部111の表示パネルに「機能を割り当てる情報記録媒体(カード)を媒体掲示領域に近づけてください」といった趣旨のメッセージを表示させ(ステップSb1)、ユーザに情報記録媒体120の掲示を促す。
【0095】
そして、制御部112は、読取部110によって情報記録媒体120から識別情報が読み取られたか否かを判別する(ステップSb2)。上記のメッセージに促されてユーザが掲示した情報記録媒体120から識別情報が読み取られた場合には、制御部112は、機能特定用テーブル113に読み取られた識別情報を記憶させる(ステップSb3)。ここで、読み取られた識別情報が、すでに機能特定用テーブル113に記録されている識別情報である場合には、新たな記録は行わない。
【0096】
そして、制御部112は、その情報記録媒体120に割り当てる機能を選択することを促すための表示画面等を表示パネルに表示させる(ステップSb4)。なお、ユーザに対して機能選択を促す場合や、上記のようにカードを近づけることを促す場合には上記のように表示パネルを利用する方法を用いることができるが、その方法はこれに限定されるわけではなく、例えば音声によりユーザに通知等するようにしてもよい。
【0097】
このように機能選択を促すと、制御部112はユーザから当該情報記録媒体120に割り当てる機能の選択があったか否かを判別する(ステップSb5)。そして、ユーザから操作部111を介して設定する機能の選択情報が供給された場合、制御部112は上記のように機能特定用テーブル113に記録した識別情報に対応つけて選択された機能に関する情報を記録させる(ステップSb6)。なお、読み取られた識別情報がすでに記録済みのものであった場合には、当該記録済みの識別情報に対応つけられていた機能に関する情報を消去し、当該識別情報に対応つけて新たに選択された機能に関する情報を記録するといった機能特定用テーブル113の書き換えが行われる。すなわち、本実施形態において制御部112は、機能特定用テーブル113に識別情報やこれに対応する機能に関する情報を記録する手段として機能している。
【0098】
このようにして機能特定用テーブル113に識別情報とこれに対応する機能に関する情報が記録され、以降当該識別情報を記録した情報記録媒体120が読取部110の近傍に掲示された場合には、上記のようにユーザが自ら選択して割り当てた機能を含む動作が実現されるよう設定されることになる。なお、このような割り当て処理が終了した後、ユーザが割り当てが済んだ情報記録媒体120の機能表示欄121bに自ら選択して割り当てた機能を記述するようにすれば、その情報記録媒体120がどのような機能を設定するためのものであるかを容易に理解できるようになる。
【0099】
以上説明したように本実施形態では、ユーザが画像形成装置100の読取部110近傍に自己が所望する機能を設定するための情報記録媒体120を掲示すれば、その機能を含む動作が実行されるよう設定することができる。したがって、多機能を実現することが可能な画像形成装置である場合であっても、その機能選択のための操作が簡易とすることができる。
【0100】
すなわち、従来の多機能を備えた画像形成装置などでは、機能選択のために複数のボタン操作を行わなくてはならなかったり、GUIを利用する場合であっても複数階層のメニュー画面を経て選択に到るといったように操作量が多くなってしまうことがあった。これに対し、本実施形態では、所望する機能に対応する情報記録媒体120を選んで読取部110近傍にかざすといった簡易な操作で機能を選択することができる。
【0101】
また、本実施形態では、複数の機能を設定する場合においては、複数の機能の各々に対応する情報記録媒体120を掲示するといった操作を行えば、これらの機能を設定することができ、これらの複数の機能を含んだ動作(複写動作など)を実行させることができる。したがって、複数の機能を選択する場合であっても、機能設定のための操作が簡易となる。
【0102】
また、本実施形態では、複数の機能の各々に対応する情報記録媒体120、つまり複数の情報記録媒体120を掲示するといった操作を行うことで、これらの情報記録媒体によって設定される機能を含む1つの動作、例えば複写動作を実行させることができる。例えば、カラー印刷、高画質、A3をA4に縮小、2部出力といった4つの機能設定を実現する複写動作を行わせる場合、本実施形態にかかる画像形成装置によれば、ユーザはカラー印刷設定用の情報記録媒体120、高画質設定用の情報記録媒体120、A3をA4に縮小設定用の情報記録媒体120および2部出力設定用情報記録媒体120といった4つの情報記録媒体120を用い、これらを読取部110近傍にかざせばよいのである。
【0103】
これに対し、1つの情報記録媒体120から読み取った情報による機能設定を行う構成を採用した場合、上記4つの機能を含む複写動作を行わせるためには、その情報記録媒体120に上記4つの機能を設定するための情報を記録させておく必要がある。もちろん、この場合1つの情報記録媒体120を掲示すれば設定がなされるので、設定のための操作は容易であるが、以下のような問題が生じる。
【0104】
例えば、カラー印刷、高画質、A3をA4に縮小、5部出力といった複写動作を行わせるためには、これらの4つの機能を設定するための情報を記録した情報記録媒体120を用意する必要があり、カラー印刷、通常画質、A3をA4に縮小、2部出力といった複写動作を行わせるためにも新たな情報記録媒体120を用意する必要がある。すなわち、多機能を実現する画像形成装置によって実現できるすべての機能の組み合わせについて当該情報記録媒体を利用した設定を可能とする場合には、これらのすべての組み合わせに対応する情報記録媒体を作成しなくてはならず、その組み合わせの数が多くなればなるほど多くの情報記録媒体を作成しなくてはならなくなる。このように多くの情報記録媒体を作成することによりコストが増加するとともに、多くの情報記録媒体の中からユーザが所望する情報記録媒体を見つけることが困難となってしまう場合もある。
【0105】
これに対して本実施形態では、1つの動作に対する機能設定を行うために、単機能または複数機能を設定するための情報記録媒体120を複数掲示すれば、これらの情報記録媒体120に対応する機能を組み合わせた1つの動作を実現するための設定がなされる。したがって、当該画像形成装置100で実現できる機能の組み合わせではなく、1つ1つの機能ごとに情報記録媒体120を作成しておけば、これらの情報記録媒体120を組み合わせ利用することで、当該画像形成装置100で実現できるすべての機能の組み合わせについての設定操作を行うことができる。したがって、実現できる機能の組み合わせが膨大な画像形成装置であっても、上記のように膨大な数の情報記録媒体120を用意する必要がなくコストの増加を抑制することができるとともに、所望の情報記録媒体120を見つけ出すことが困難となってしまうことを抑制できる。
【0106】
すなわち、本実施形態では、複数の情報記録媒体120から読み取った情報にについてそれぞれ個別に平行処理を行うというものではなく、これらの読み取った情報から特定される機能を組み合わせて1つの動作が実現されるような設定処理を行っているのであり、このような設定処理を行うことで上記のような効果が得られるのである。
【0107】
また、上記のように本実施形態では、複数の情報記録媒体120を掲示して複数の機能の組み合わせを設定するようになっているが、非接触読み取りが可能な読取部110を採用しているので、これらの情報記録媒体120を同時に把持して読取部110近傍にかざすことで設定が可能となる。したがって、1つの情報記録媒体120を用いて設定を行う場合と同様に簡易な操作で複数の機能の組み合わせを設定することができる。
【0108】
また、本実施形態では、記録されている識別情報が異なる情報記録媒体120を複数用意すれば、各々の情報記録媒体120に対してユーザが所望する機能を割り当てることができる。したがって、ユーザがよく利用する機能について情報記録媒体120に割り当てることができ、また情報記録媒体120で設定できるようにした機能であっても、その後使用頻度が少なくなった場合にはその情報記録媒体120に他の機能を割り当てるように機能特定用テーブル113の内容を書き換えるといったことも可能となる。また、カラー印刷と高画質といった機能の組み合わせの利用頻度が高い場合には、1つの情報記録媒体120にこれら2つの機能を対応させ、1つの情報記録媒体120を掲示することでカラー印刷および高画質といった2つの機能を設定できるようにしてもよい。このように複数の機能の組み合わせであっても利用頻度が高いものについては1つの情報記録媒体120を掲示することで複数の機能を設定できるように割り当てることもできる。
【0109】
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態にかかる機能設定方法を実施できる画像形成装置について説明する。図6に示すように、第2実施形態における画像形成装置200は、第1実施形態における画像形成装置100の構成(図1参照)に加え、機能設定状態テーブル201を有している。なお、第2実施形態において、第1実施形態と共通する構成要素には同一の符号をつけてその説明を省略する。
【0110】
機能設定状態テーブル201は、カラー印刷、モノクロ印刷、縮小、拡大、出力部数、画質、フィニッシャーの処理内容などの種々の機能の設定状態を記録するものであり、各機能について現在設定されているか否かを示す情報を記録している。図示の例では、「○」が現在設定されていることを示しており、「×」が現在設定されていないことを示している。したがって、この例では「カラー印刷」は現在設定されており、「モノクロ印刷」は現在設定されていない状態となっている。
【0111】
また、第2実施形態における画像形成装置200は、上記機能設定状態テーブル201を有する点で上記第1実施形態と相違する他、第1実施形態とは制御部112による機能設定処理内容が相違しており、以下、図7を参照しながら第2実施形態において、情報記録媒体120を利用して機能設定を行う場合の動作について説明する。
【0112】
同図に示すように、画像形成装置200に電源が投入されると、制御部112は読取部110によって情報記録媒体120から識別情報が読み取られたか否かを判別する(ステップSc1)。
【0113】
そして、ユーザによって情報記録媒体120が読取部110近傍に掲示され、情報記録媒体120に記録された識別情報が読み取られた場合(ステップSc1の判別「Yes」)、制御部112は機能特定用テーブル113を参照して読み取られた識別情報に対応する機能を特定する(ステップSc2)。
【0114】
以上のように機能を特定すると、制御部112は、機能設定状態テーブル201を参照し、特定した機能について現在設定中であるか否かを判別する(ステップSc3)。図6に示す設定がなされる時に特定された機能が「カラー印刷」であれば、現在設定中の機能であると判別され、特定された機能が「モノクロ印刷」であれば現在設定されていない機能であると判別される。
【0115】
ここで、特定した機能が現在設定中の機能であれば、その機能の設定を解除するため機能設定状態テーブル201の当該機能についての状態を「○」から「×」に書き換える(ステップSc4)。一方、特定した機能が現在設定されていない機能であれば、その機能を設定するために機能設定状態テーブル201の当該機能についての状態を「×」から「○」に書き換える(ステップSc5)。
【0116】
このように特定した機能についての設定または設定解除を行った後、制御部112は新たに当該機能を設定したこと、または当該機能の設定を解除したことをユーザに通知するための処理、例えば表示パネルに変更後の設定状態を表示させたり、変更後の設定状態を伝えるメッセージを音声で発生させる等の処理を行う(ステップSc6)。
【0117】
この後、制御部112はステップSc1に処理を戻し、以降同様の処理を繰り返す。したがって、ユーザが複数の情報記録媒体120を読取部110の近傍に掲示した場合には、各々の情報記録媒体120に対応する機能についての設定状態を変更することができる(設定中→解除、または設定なし→設定)。
【0118】
このような機能設定が行われた後、ユーザが操作部111を介して複写動作等の開始指示を入力すると、制御部112はその動作開始指示があった時点での機能設定状態テーブル201を参照し、設定中となっている機能を含む動作が実現されるよう装置各部を制御する。
【0119】
以上説明したように第2実施形態では、ユーザが画像形成装置200の読取部110近傍に設定内容の変更を希望する機能に関する情報記録媒体120を掲示すれば、その機能についての現在の設定状態を変更することができる。すなわち、情報記録媒体120を掲示するといった簡易な操作で、画像形成装置200において設定できる種々の機能について設定有無の指示を行うことができる。
【0120】
また、本実施形態では、情報記録媒体120を利用した設定状態が一度複写動作等が行われた後も継続され、操作部111を操作する、または情報記録媒体120を掲示するといった設定変更操作を行わなければ、その後の複写動作の際にも設定内容が反映される。したがって、複写動作等を行う毎に機能設定を行う必要がなくなる。
【0121】
また、本実施形態では、上記のように情報記録媒体120を掲示して設定を変更した後、その設定状態を維持するために情報記録媒体120を読取部110近傍に配置した状態を継続する必要がないため、読取部110近傍に情報記録媒体120を保持するための機構等を設ける必要がなく、構成の簡易にすることができ、また装置の小型化に資することになる。
【0122】
なお、上記第2実施形態において、同時に設定できない機能については、情報記録媒体120を掲示することである機能の設定状態が変更された場合に、これと同時設定できない機能についての設定状態を自動的に変更するようにしてもよい。例えば、カラー印刷とモノクロ印刷といった機能は同時に設定することができないので、情報記録媒体120を読み取ることでカラー印刷機能が設定された場合には自動的にモノクロ印刷の設定を解除するといったように機能設定状態テーブルを書き換えるようにしてもよい。
【0123】
また、上記のように情報記録媒体120を掲示することで、その情報記録媒体120に対応する機能の設定状態を切り替える場合には、ユーザが1回だけ情報記録媒体120を掲示したつもりなのに、複数回情報が読み取られてしまうチャタリングが生じるおそれがある。チャタリングが生じた場合、ある機能が設定されている状態においてユーザが情報記録媒体120を掲示することでその設定を解除したと思っていた場合であっても、2回情報が読み取られて再度その機能が設定されてしまうといった不具合が生じる。
【0124】
このようなチャタリングに起因する不具合を防止するため、制御部112が、一定時間内に同一の識別情報が複数回読み取られた場合には、最後に読み取られた識別情報のみを有効として扱い、上記のように設定状態の変更処理を行うようにすればよい。
【0125】
C.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態にかかる機能設定方法を実施できる画像形成装置について説明する。図8に示すように、第3実施形態における画像形成装置300は、第1実施形態における画像形成装置100の構成(図1参照)とほぼ同様であるが、機能特定用テーブル113に1つの識別情報に対応付けて複数の同時設定できない機能に関する情報が記憶されている点で第1実施形態と相違している。なお、第3実施形態において、第1実施形態と共通する構成要素には同一の符号をつけてその説明を省略する。
【0126】
図8に示すように、第3実施形態における機能特定用テーブル113には、1つの識別情報に対応つけて同時設定できない複数の機能に関する情報(機能群という)が対応つけられている。図示の例では、識別情報「01」に同時設定できない「カラー印刷」と「モノクロ印刷」が対応つけられており、識別情報「02」に同時設定できない「A3をA4に縮小」、「A3をB4に縮小」、「縮小率50%」‥‥など縮小率の異なる複数の縮小機能に関する情報が対応つけられており、識別情報「03」に同時設定できない「高画質」と「通常画質」といった2つの機能に関する情報が対応つけられている。
【0127】
また、第3実施形態における機能特定用テーブルには、1つの識別情報に対応つけられる機能群に含まれる各機能について現在の設定状態が記録されている。なお、図では現在設定中の機能に「○」を現在設定されていない機能に「×」を付して設定状態を表している。上記のように1つの識別情報に対応つけられる機能は同時設定不可能なものであるから、1つの識別情報に対応つけられた機能群のうちの1つの機能のみが設定中(「○」)となり、他の機能については設定されていないこととなる。
【0128】
また、第3実施形態における画像形成装置300は、上記のような内容の機能特定用テーブル113を有する点で上記第1実施形態と相違しているだけではなく、第1実施形態とは制御部112による機能設定処理内容が相違しており、以下、図9を参照しながら第3実施形態において、情報記録媒体120を利用して機能設定を行う場合の動作について説明する。
【0129】
同図に示すように、画像形成装置300に電源が投入されると、制御部112は読取部110によって情報記録媒体120から識別情報が読み取られたか否かを判別する(ステップSd1)。
【0130】
そして、ユーザによって情報記録媒体120が読取部110近傍に掲示され、情報記録媒体120に記録された識別情報が読み取られた場合(ステップSd1の判別「Yes」)、制御部112は機能特定用テーブル113を参照して読み取られた識別情報に対応する機能群を特定する(ステップSd2)。
【0131】
以上のように機能群を特定すると、制御部112は、その機能群に含まれる機能のうち現在設定されている機能についての設定を解除するとともに、その機能群に含まれる他の機能について設定状態とする(ステップSd3)。ここで、他の機能を設定状態とする場合において、制御部112は決められた順序にしたがって他の機能を選択する。例えば、図8に示すように「A3をA4に縮小」、「A3をB4に縮小」、「縮小率50%」‥‥といった機能を含む機能群について現在「A3をA4に縮小」が設定されている場合においては、当該機能群に含まれるこれ以外の機能の中から、現在設定されている機能の右隣に記録されている「A3をB4に縮小」を選択し、現在「A3をB4に縮小」が設定されている場合においては、その右隣にある「縮小率50%」を選択するといった具合である。
【0132】
以上のように設定変更を行うと、制御部112は設定変更内容をユーザに通知するための処理を行う(ステップSd4)。例えば、設定変更内容を音声で通知したりする処理を行ったり、設定変更内容を表示パネルに表示させるといった処理を行う。表示パネルに表示させて通知を行う場合には図10に示すような画面を表示させるようにすればよい。
【0133】
同図に示すようにこの表示画面には、情報記録媒体120を掲示することで選ばれた機能群が表示されており(縮小)、その下方側にこの機能群に含まれる「A3をA4」、「A3をB4」、「50%」、「40%」、「任意」といった機能が上下方向に並んで表示されている。そして、現在設定されている機能について斜線表示されており、どの機能が現在設定中のものであるかを容易に認識できるようになっている。このような画面を表示させることで、ユーザにどのような機能設定変更がなされたかを認識させることができるのである。
【0134】
このように設定変更内容をユーザに通知するための処理を行うと、制御部112はステップSd1に処理を戻し、以降同様の処理を繰り返す。したがって、1つの機能群に3つ以上の機能が含まれている場合であっても、ユーザが同じ情報記録媒体120を複数回掲示することで、その掲示回数に応じて設定される機能を変更することができる。例えば、図10に示すように「A3をB4」に縮小が設定されている場合において、縮小機能群に対応する情報記録媒体120を2回掲示すれば、設定状態を「A3をB4」→「50%」→「40%」と遷移させることができる。
【0135】
このようにして機能設定が行われた後、ユーザが操作部111を介して複写動作等の開始指示を入力すると、制御部112はその動作開始指示があった時点での機能特定用テーブル113を参照し、各機能群について設定中となっている機能を含む動作が実現されるよう装置各部を制御する。
【0136】
以上説明したように第3実施形態では、ユーザが画像形成装置300の読取部110近傍に設定内容の変更を希望する機能群に対応する情報記録媒体120を掲示すれば、その機能群についての現在の設定状態を変更することができる。すなわち、情報記録媒体120を掲示するといった簡易な操作で、画像形成装置300において設定できる種々の機能について設定変更の指示を行うことができる。
【0137】
また、本実施形態では、情報記録媒体120を利用した設定状態が一度複写動作等が行われた後も継続されるので、複写動作等を行う毎に機能設定を行う必要がなくなる。また、本実施形態では、上記のように情報記録媒体120を掲示して設定を変更した後、その設定状態を維持するために情報記録媒体120を読取部110近傍に配置した状態を継続する必要がないため、読取部110近傍に情報記録媒体120を保持するための機構等を設ける必要がない。
【0138】
D.変形例
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような種々の変形が可能である。
【0139】
(変形例1)
上述した第1実施形態では、情報記録媒体120から読み取った識別情報に対応する機能を設定した後、その機能を含む動作が行われると、その設定内容がクリアされるようになっていたが(図4のステップSa5参照)、情報記録媒体120を読取部110によって情報が読取可能な位置で保持する保持手段を設け、かかる保持機構に情報記録媒体120が保持されて読取部110によって当該情報記録媒体120に記録された情報が読み取られている間はその情報記録媒体120に対応する機能の設定を維持するようにしてもよい。
【0140】
例えば、図11に示すような保持手段を設けるようにしてもよい。同図に示すように、この保持手段は、画像形成装置100の上面部100aに形成された凹部350を有している。凹部350は、読取部110が情報記録媒体120に記録された情報を確実に読み取ることができる範囲を他の上面部100aよりも窪ませることで形成されている。読取部110のアンテナ部152はこのような凹部350の裏面側、つまり筐体内部側に配置されており、凹部350内に情報記録媒体120が載置された場合に当該情報記録媒体120に記録されている情報を非接触で読み取ることができるようになっている。また、凹部350は図示のように複数の情報記録媒体120を載置できる大きさとなっており、これにより同時に複数の情報記録媒体120を載置して複数の機能設定を行うことができるようになっている。
【0141】
このような凹部350を設けることで、振動等が生じた場合であっても凹部350に載置された情報記録媒体120がその凹部350外に移動してしまうおそれが低減され、より確実に読取部110が情報を読み取れる位置に情報記録媒体120を保持することができる。
【0142】
このような構成の下、制御部112は、微小時間ごとに読取部110によって識別情報が読み取られたか否かを判別し、識別情報が読み取られた場合にはその識別情報に対応する機能について設定がなされていない場合にはその機能を設定し、すでにその機能が設定済みである場合にはそのままの設定を維持する。一方、上記のように設定された機能に対応する識別情報が一定時間(例えば1秒間)以上継続して読み取られない場合には、その識別情報に対応する機能の設定を解除する。
【0143】
そして、制御部112は、上記第1実施形態と同様、複写動作開始指示などがなされた時点で設定されている機能を含む動作が実行されるよう装置各部を制御する。
【0144】
このようにすることで情報記録媒体120を凹部350内に載置しておくことで、1度複写動作を行った後でもその情報記録媒体120に対応する機能設定状態を維持することができ、複写動作等を行う毎に機能設定を行う必要がなくなる。また、ある機能の設定を解除したい場合には、その機能に対応する情報記録媒体120を凹部350から取り出せばよく、解除のための操作も容易である。さらに、画像形成装置100の上面部100aといったユーザの視界に入りやすい部分に設けられた凹部350に情報記録媒体120が載置されている場合はその情報記録媒体120に対応する機能が設定されている状態であるので、ユーザは凹部350内に載置された情報記録媒体120の機能表示欄121bを参照することで、設定状態確認のための特別な操作等を行うことなく現在の設定状態を容易に知ることができる。
【0145】
なお、情報記録媒体120を読取部110によって読み取り可能な位置に保持する手段としては上記のような凹部350に限らず、他の手段を用いるようにしてもよい。例えば、情報記録媒体120を読取部110によって確実に読み取ることができる状態で狭持する機構であってもよい。
【0146】
(変形例2)
また、上述した各実施形態では、情報記録媒体120としてカード形状のものを利用するようにしていたが(図3参照)、情報記録媒体120の形状はこれに限らない。上記実施形態のように読取部110として非接触読み取りが可能な構成を採用しているので、接触読み取りを行う場合よりも情報記録媒体120の形状の自由度が高いので、情報記録媒体120の形状としては様々な形状を採用することができる。
【0147】
(変形例3)
また、上述した各実施形態では、情報記録媒体120に記録された情報を読み取る読取部110として、電磁誘導を利用して非接触読み取りを行うものを用いるようにしていたが、情報記録媒体120に記録された情報の読み取り方法はこのようなものに限らず、接触読み取りを行うものであってもよいし、他の読み取り方式を利用したものであってもよい。
【0148】
例えば、接触読み取り方式を採用した場合には、上記実施形態における非接触読み取りが可能な読取部110と異なり、ほぼ同時に複数の情報記録媒体120に記録された情報を読み取ることができない。そこで、制御部112は、ある情報記録媒体120に記録された情報が読取部110に読み取られた時点から一定時間(例えば1分間)内に別の情報記録媒体120から情報が読み取られた場合にはこれらの読み取った情報に応じて設定された機能を同一の動作で実現されるようにするといった制御を行うようにすればよい。
【0149】
このようにすれば誤って情報記録媒体120からの情報が読み取られて機能設定が行われてしまった後、解除などの処理が行われずに放置された場合であっても、その後そのことを知らない別の人などが機能設定のために情報記録媒体120を読み取らせたときに前の設定が動作に反映されてしまうことを防止できる。
【0150】
また、情報記録媒体120から情報を読み取るリーダを複数設けるようにし、制御部112がこれらの各リーダによって読み取られた情報に基づいて設定された機能を含む複写動作等を行うようにしてもよい。
【0151】
また、上記実施形態のように非接触で情報を読み取る方法であっても、電磁誘導を利用しない他の方法で情報を読み取るようにしてもよい。例えばバーコードを記述したカード(情報記録媒体)を用い、バーコードリーダが当該バーコードを読み取ることで識別情報などの機能設定のための情報を取得するようにしてもよい。
【0152】
(変形例4)
また、上述した各実施形態では、情報記録媒体120のメモリ163にその媒体を識別するための識別情報が記録されており、これを取得した画像形成装置の制御部112が機能特定用テーブル113を参照することで識別情報から機能を特定するようにしていたが、情報記録媒体120のメモリ163に具体的な機能(カラー印刷、モノクロ印刷など)に関する情報を記録させるようにしてもよい。
【0153】
この場合、機能特定用テーブル113を用いることなく、情報記録媒体120に記録されている具体的な機能に関する情報を取得した制御部112がその情報に示される機能を設定するようにしてもよい。
【0154】
(変形例5)
また、上述した各実施形態では、本発明にかかる機能設定方法およびそれを実現する装置を画像形成装置に搭載した場合について説明していたが、本発明は画像形成装置に限らず、多機能を実現する装置において機能設定を行うことができる情報処理装置などの装置に適用することができる。
【0155】
また、ファクシミリ機能を備えた画像形成装置に本発明を適用することができ、この場合、情報記録媒体120を利用してファクシミリの送信先を設定するといったことが可能となる。したがって、送信先を設定するための情報記録媒体120と、画質などを設定する情報記録媒体120を利用して機能設定を行えば、所望の画質で所望の相手先にファクシミリデータを送信させることができる。
【0156】
この場合、1つの情報記録媒体で画質と送信先との組み合わせを設定できるようにすることも考えられるが、送信先が10個あり、画質が3種類選べるような状況下において、すべての組み合わせの設定を行うためには10×3=30個の情報記録媒体が必要となる。これに対し、本発明のように複数の情報記録媒体120から読み取った情報によって特定される機能を組み合わせて動作できるようにすれば、送信先について設定するための情報記録媒体120を10個、画質設定のための情報記録媒体120を3個、合計13個用意すればすべての組み合わせについての設定を行うことができる。
【0157】
(変形例6)
また、上述した各実施形態および変形例では、制御部112が読取部110が読み取った機能設定のための情報に基づいた機能を含む動作が実行されるよう制御するといった設定手段としての処理を行うようにしていたが、このような処理をコンピュータに実行させるためのプログラムをインターネット、電話網、無線通信網等の通信手段を介してユーザや製造業者等に提供するようにしてもよいし、当該プログラムをCD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録してユーザや製造業者等に提供するようにしてもよい。
【0158】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、設定したい複数の機能の各々に対応する情報記録媒体を利用することで、複数の機能を組み合わせた動作を行わせるための設定を行うことができ、組み合わせた機能を設定するための情報記録媒体を用意するといったように構成の大幅な複雑化を招くことなく、また簡易な操作での設定が可能となるという効果を奏する。
【0159】
また、請求項2にかかる発明によれば、複数の情報記録媒体から非接触で読み取った機能情報によって特定される機能を組み合わせた動作が実行されるよう設定されるので、情報記録媒体を読取手段の近傍にかざすといった簡易な操作での設定が可能となるという効果を奏する。
【0160】
また、請求項3にかかる発明によれば、複数の読取部によって複数の情報記録媒体から機能情報を読み取ることができ、短時間で複数の機能設定が可能となるという効果を奏する。
【0161】
また、請求項4にかかる発明によれば、情報記録媒体がそれに記録されている機能情報を読取手段によって読み取ることができる位置にある場合にはその機能情報によって特定される機能を含む動作が実行され、情報記録媒体をそのような位置においておくことで設定状態を維持することができるとともに、設定状態の確認が容易となるという効果を奏する。
【0162】
また、請求項5にかかる発明によれば、情報記録媒体を利用してその情報記録媒体に対応する機能のオン/オフを設定することができるとともに、オン/オフ切替時のみ情報記録媒体を読取手段に読み取らせればよいので情報記録媒体を保持するための構成等が不要となるという効果を奏する。
【0163】
また、請求項6にかかる発明によれば、一定期間内に同一の機能情報が複数回読み取られた場合、最後に読み取られた機能情報のみが有効として扱われ、機能設定に利用されるので、誤って情報記録媒体に記録された情報が短時間内に複数回読み取られた場合であってもユーザの意図しない設定がなされてしまうことを抑制できるという効果を奏する。
【0164】
また、請求項7にかかる発明によれば、情報記録媒体を利用して複数の機能の中から所望の機能を選んで設定することができるという効果を奏する。
【0165】
また、請求項8にかかる発明によれば、情報記録媒体から読み取られた識別情報に対応する機能が特定されるので、情報記録媒体に具体的な機能設定のための情報を記録させる必要がなく、設定の自由度が高くなるという効果を奏する。
【0166】
また、請求項9にかかる発明によれば、ユーザの指示があった場合には、その指示にしたがって機能特定用テーブルにおける識別情報、機能を示す情報または両者が記録されるので、ユーザは情報記録媒体が設定できる機能を自由に割り当てることができるという効果を奏する。
【0167】
また、請求項10にかかる発明によれば、情報記録媒体を利用してその情報記録媒体に対応する機能のオン/オフを設定することができるとともに、オン/オフ切替時のみ情報記録媒体を読取手段に読み取らせればよいので情報記録媒体を保持するための構成等が不要となるという効果を奏する。
【0168】
また、請求項11にかかる発明によれば、情報記録媒体を利用して複数の機能の中から所望の機能を選んで設定することができるという効果を奏する。
【0169】
また、請求項12にかかる発明によれば、情報記録媒体を利用して機能設定を行った際に、ユーザはその設定内容を知ることができるという効果を奏する。
【0170】
また、請求項13にかかる発明によれば、設定したい複数の機能の各々に対応する情報記録媒体を利用することで、複数の機能を組み合わせた画像形成動作等を行わせるための設定を行うことができ、組み合わせた機能を設定するための情報記録媒体を用意するといったように構成の大幅な複雑化を招くことなく、また簡易な操作での設定が可能となるという効果を奏する。
【0171】
また、請求項14にかかる発明によれば、情報記録媒体を利用してその情報記録媒体に対応する機能のオン/オフを設定することができるとともに、オン/オフ切替時のみ情報記録媒体を読取手段に読み取らせればよいので情報記録媒体を保持するための構成等が不要となるという効果を奏する。
【0172】
また、請求項15にかかる発明によれば、画像形成動作等についての機能設定を行う際に、情報記録媒体を利用して複数の機能の中から所望の機能を選んで設定することができるという効果を奏する。
【0173】
また、請求項16にかかる発明によれば、設定したい複数の機能の各々に対応する情報記録媒体を利用することで、複数の機能を組み合わせた動作を行わせるための設定を行うことができ、組み合わせた機能を設定するための情報記録媒体を用意するといったように構成の大幅な複雑化を招くことなく、また簡易な操作での設定が可能となるという効果を奏する。
【0174】
また、請求項17にかかる発明によれば、情報記録媒体を利用してその情報記録媒体に対応する機能のオン/オフを設定することができるとともに、オン/オフ切替時のみ情報記録媒体を読取手段に読み取らせればよいので情報記録媒体を保持するための構成等が不要となるという効果を奏する。
【0175】
また、請求項18にかかる発明によれば、情報記録媒体を利用して複数の機能の中から所望の機能を選んで設定することができるという効果を奏する。
【0176】
また、請求項19にかかる発明によれば、設定したい複数の機能の各々に対応する情報記録媒体を利用することで、複数の機能を組み合わせた動作を行わせるための設定を行うことができ、組み合わせた機能を設定するための情報記録媒体を用意するといったように構成の大幅な複雑化を招くことなく、また簡易な操作での設定が可能となるという効果を奏する。
【0177】
また、請求項20にかかる発明によれば、情報記録媒体を利用してその情報記録媒体に対応する機能のオン/オフを設定することができるとともに、オン/オフ切替時のみ情報記録媒体を読取手段に読み取らせればよいので情報記録媒体を保持するための構成等が不要となるという効果を奏する。
【0178】
また、請求項21にかかる発明によれば、情報記録媒体を利用して複数の機能の中から所望の機能を選んで設定することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】前記画像形成装置の構成要素である読取部と、読取部によって読み取られる情報を記録した情報記録媒体の構成を示す図である。
【図3】前記読取部と前記情報記録媒体の外観を示す斜視図である。
【図4】前記画像形成装置の制御部による機能設定のための処理手順を示すフローチャートである。
【図5】前記画像形成装置の制御部による機能特定用テーブルの更新処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態にかかる画像形成装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図7】第2実施形態にかかる画像形成装置の制御部による機能設定のための処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3実施形態にかかる画像形成装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図9】第3実施形態にかかる画像形成装置の制御部による機能設定のための処理手順を示すフローチャートである。
【図10】第3実施形態にかかる画像形成装置の制御部による機能設定が行われた際に表示パネルに表示される画面の一例を示す図である。
【図11】本発明の第1実施形態の変形例における画像形成装置の読取部近傍の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
100 画像形成装置
100a 上面部
101 媒体掲示領域
110 読取部
111 操作部
112 制御部
113 機能特定用テーブル
114 画像形成部
115 フィニッシャー
120 情報記録媒体
121 基材部
121b 機能表示欄
150 電源部
151 送信・受信制御部
152 アンテナ部
153 スイッチ
160 アンテナ部
161 電源
162 制御部
163 メモリ
200 画像形成装置
201 機能設定状態テーブル
300 画像形成装置
350 凹部

Claims (21)

  1. 機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体に記録されている当該機能情報を読み取る読取手段と、
    複数の前記情報記録媒体から前記読取手段によって読み取られた各々の機能情報によって特定される機能を組み合わせた動作が実行されるよう設定する設定手段と
    を具備することを特徴とする機能設定装置。
  2. 前記情報記録媒体は、非接触で記録された情報を読み取ることができる媒体であり、前記読取手段は、前記情報記録媒体に記録されている前記機能情報を非接触で読み取る
    ことを特徴とする請求項1に記載の機能設定装置。
  3. 前記読取手段は、前記情報記録媒体に記録されている機能情報を読み取る複数の読取部を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の機能設定装置。
  4. 前記情報記録媒体に記録された機能情報を読み取ることができる位置で前記情報記録媒体を保持する保持手段をさらに具備し、
    前記設定手段は、前記情報記録媒体に記録された前記機能情報が前記読取手段によって読み取ることができる間当該機能情報によって特定される機能が実行されるよう設定する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の機能設定装置。
  5. 前記設定手段は、前記読取手段によって前記情報記録媒体に記録されている機能情報が読み取られた場合において、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されているときには当該機能が実行されないよう設定する一方で、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されていないときには当該機能が実行されるよう設定する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の機能設定装置。
  6. 前記設定手段は、一定期間内に前記読取手段によって同一の前記機能情報が複数回読み取られた場合に最後に読み取った機能情報のみを読み取られた情報として扱う
    ことを特徴とする請求項5に記載の機能設定装置。
  7. 前記情報記録媒体には複数の機能設定に関する機能情報が記録されており、
    前記設定手段は、前記読取手段によって前記情報記録媒体が読み取られた場合において、読み取られた機能情報に示される複数の機能のうちのいずれかの機能が設定されているときには当該設定されている機能を含む動作が実行されないよう設定するとともに前記複数の機能の中から当該設定されている機能と異なる機能を選択し、選択した機能を含む動作が実行されるよう設定する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の機能設定装置。
  8. 前記情報記録媒体に記録される機能情報には、当該媒体を識別するための識別情報が含まれており、
    前記識別情報と機能を示す情報とを対応つけて記憶した機能特定用テーブルをさらに具備し、
    前記設定手段は、前記機能特定用テーブルを参照し、前記読取手段によって読み取られた前記識別情報に対応する機能を特定する
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の機能設定装置。
  9. ユーザの指示にしたがって前記機能特定用テーブルに前記識別情報、機能を示す情報または両者を記録するテーブル記録手段をさらに具備する
    ことを特徴とする請求項8に記載の機能設定装置。
  10. 機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体に記録されている当該機能情報を読み取る読取手段と、
    前記情報記録媒体から前記読取手段によって読み取られた機能情報によって特定される機能を含む動作が実行されるよう設定する手段であって、前記読取手段によって前記情報記録媒体に記録されている機能情報が読み取られた場合において、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されているときには当該機能が実行されないよう設定する一方で、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されていないときには当該機能が実行されるよう設定する設定手段と
    を具備することを特徴とする機能設定装置。
  11. 複数の機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体に記録されている当該機能情報を読み取る読取手段と、
    前記情報記録媒体から前記読取手段によって読み取られた機能情報によって特定される機能を含む動作が実行されるよう設定する手段であって、前記読取手段によって前記情報記録媒体に記録されている機能情報が読み取られた場合において、読み取られた機能情報に示される複数の機能のうちのいずれかの機能が設定されているときには当該設定されている機能を含む動作が実行されないよう設定するとともに前記複数の機能の中から当該設定されている機能と異なる機能を選択し、選択した機能を含む動作が実行されるよう設定する設定手段と
    を具備することを特徴とする機能設定装置。
  12. 前記設定手段による設定内容をユーザに通知する通知手段をさらに具備する
    ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の機能設定装置。
  13. 画像形成動作、画像形成に関連する動作または両者を実行する動作手段と、
    機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体に記録されている当該機能情報を読み取る読取手段と、
    複数の前記情報記録媒体から前記読取手段によって読み取られた各々の機能情報によって特定される機能を組み合わせた動作が前記動作手段に実行されるよう設定する設定手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  14. 画像形成動作、画像形成に関連する動作または両者を実行する動作手段と、
    機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体に記録されている当該機能情報を読み取る読取手段と、
    前記情報記録媒体から前記読取手段によって読み取られた機能情報によって特定される機能を含む動作が前記動作手段に実行されるよう設定する手段であって、前記読取手段によって前記情報記録媒体に記録されている機能情報が読み取られた場合において、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されているときには当該機能が実行されないよう設定する一方で、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されていないときには当該機能が実行されるよう設定する設定手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  15. 画像形成動作、画像形成に関連する動作または両者を実行する動作手段と、
    複数の機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体に記録されている当該機能情報を読み取る読取手段と、
    前記情報記録媒体から前記読取手段によって読み取られた機能情報によって特定される機能を含む動作が前記動作手段に実行されるよう設定する手段であって、前記読取手段によって前記情報記録媒体に記録されている機能情報が読み取られた場合において、読み取られた機能情報に示される複数の機能のうちのいずれかの機能が設定されているときには、当該設定されている機能を含む動作が実行されないよう設定するとともに前記複数の機能の中から当該設定されている機能と異なる機能を選択し、選択した機能を含む動作が実行されるよう設定する設定手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  16. 機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体の複数から、各々の前記情報記録媒体に記録されている機能情報を読み取る読取ステップと、
    前記読取ステップで読み取られた各々の機能情報によって特定される機能を組み合わせた動作が実行されるよう設定する設定ステップと
    を具備することを特徴とする機能設定方法。
  17. 機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体から機能情報を読み取る読取ステップと、
    前記読取ステップで読み取られた機能情報によって特定される機能を含む動作が実行されるよう設定するステップであって、前記読取ステップで前記情報記録媒体に記録されている機能情報が読み取られた場合において、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されているときには当該機能が実行されないよう設定する一方で、読み取られた機能情報によって特定される機能が設定されていないときには当該機能が実行されるよう設定する設定ステップと
    を具備することを特徴とする機能設定方法。
  18. 複数の機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体に記録されている当該機能情報を読み取る読取ステップと、
    前記情報記録媒体から前記読取手段によって読み取られた機能情報によって特定される機能を含む動作が実行されるよう設定する手段であって、前記読取手段によって前記情報記録媒体に記録されている機能情報が読み取られた場合において、読み取られた機能情報に示される複数の機能のうちのいずれかの機能が設定されているときには当該設定されている機能を含む動作が実行されないよう設定するとともに前記複数の機能の中から当該設定されている機能と異なる機能を選択し、選択した機能を含む動作が実行されるよう設定する設定ステップと
    を具備することを特徴とする機能設定方法。
  19. コンピュータを、
    機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体の複数から読み取られた各々の機能情報を取得する取得手段、
    前記取得手段によって取得された複数の機能情報によって特定される機能を組み合わせた動作が実行されるよう設定する設定手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  20. コンピュータを、
    機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体から読み取られた機能情報を取得する取得手段、
    前記取得手段によって取得された機能情報によって特定される機能を含む動作が実行されるよう設定するステップであって、前記取得手段によって前記情報記録媒体に記録されている機能情報が取得された場合において、取得された機能情報によって特定される機能が設定されているときには当該機能が実行されないよう設定する一方で、取得された機能情報によって特定される機能が設定されていないときには当該機能が実行されるよう設定する設定手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  21. コンピュータを、
    複数の機能設定に関する機能情報を記録した情報記録媒体から読み取られた機能情報を取得する取得手段、
    前記取得手段によって取得された機能情報によって特定される機能を含む動作が実行されるよう設定する手段であって、前記取得手段によって前記情報記録媒体に記録されている機能情報が取得された場合において、取得された機能情報に示される複数の機能のうちのいずれかの機能が設定されているときには当該設定されている機能を含む動作が実行されないよう設定するとともに前記複数の機能の中から当該設定されている機能と異なる機能を選択し、選択した機能を含む動作が実行されるよう設定する設定手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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